#透明傘案件
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vexationsofannatto60 · 4 months ago
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kennak · 9 months ago
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相場操縦に強盗殺人未遂。野村証券で起きた相次ぐ不祥事は、野村ホールディングス(HD)の法人・個人向け両事業の業績回復に水を差す可能性がある。   国債の相場操縦(金融商品取引法違反)問題を受けて野村証が奥田健太郎社長ら8人による役員報酬の一部自主返上を発表した10月31日午後、共同通信は捜査関係者への取材を基に、事件当時野村証の社員だった29歳の男性が強盗殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで逮捕されたと報じた。   この報道によると容疑者は7月28日、営業先の顧客だった広島市の80代夫婦に対し夫婦宅での食事を持ちかけ、食事中に睡眠作用のある薬物を混入したとみられるという。意識をもうろうとさせたところで住宅に放火し、現金約2600万円を奪ったとみていると報じた。   ブルームバーグの電話取材に対して、野村HDの広報担当者はこの男性が元社員であることを認め、すでに懲戒解雇されていることを明らかにした。さらに、元社員が逮捕されたことは極めて遺憾とコメントした。懲戒解雇の時期や理由についてはコメントを控えた。   相場操縦問題ではすでに大手生命保険会社など少なくとも10社が野村証との一部業務を一時的に停止したことが明らかになっている。国内リテール事業では富裕層の資産管理を強化するなど長年変革に取り組み、成果が出始めた最中で営業担当の元社員による事件が起きた。   加藤勝信金融相は11月1日の会見で「市場のゲートキーパーとして公正性・透明性の確保に貢献することが求められる証券会社において、こうした相場操縦行為をすることは大変遺憾」とした上で、「法令順守体制などの強化に向けた取り組みの実施状況をしっかりとフォローアップし、適切な対応を図っていく」と述べた。元社員による強殺未遂事件については「極めて遺憾」とコメントした。   野村HDの同日の株価は一時、前日比2.7%安の777.5円まで下落した。   ブルームバーグ・インテリジェンスの伴英康氏は野村証の信用やブランドイメージの悪化は避けられないと指摘。「社員がそのような事件を起こせば顧客の間に不安感が出る」とし、不安をいかに早く沈静化させるかに注力する必要があるとの考えを示した。   米国モーニングスターのアナリスト、マイケル・マクダッド氏は、事件は社員個人の行為で会社が責任を負うべきものではないものの、野村証の社会的評価を傷つけるもので「かなり深刻な事件」だと述べた。   対面型の個人向け証券営業のビジネスモデルそのものが事件を生み出す土壌になっていると指摘する声もある。   なかのアセットマネジメントの中野晴啓社長は、手数料やインセンティブベースの報酬が残る中で、高齢世帯と親密な関係を構築し自宅で話を聞きながら金融商品を売る手法がいまだに主流派を占めると話す。「いわば昭和スタイル」とも言えるビジネスモデルの継続が、こういった事件を生む土壌になっていると言わざるを得ないとの見方を示した。   野村証では2019年に姫路支店の元社員が退職後に、同証の顧客を含む複数の投資家に架空の投資商品の提案を行った詐欺容疑で逮捕されていた。また、同年には社員2人が女性に大量の酒を飲ませて昏睡(こんすい)させ、性的な暴行をした疑いで逮捕される事件も発生していた。   野村HDはきょう午後、7-9月期の連結決算を発表する。アナリストは国内の株式市場が8月の暴落で動揺した中でも前年同期比での増益を予想している。一連の不祥事による影響についての会見での発言にも注目が集まる。
野村HD、法人・個人向け両事業で暗雲-傘下証券で相次ぐ不祥事 - Bloomberg
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picnicism · 2 years ago
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 国民民主党からの離党と新党立ち上げを表明した前原誠司さんが記者会見をやっていまして。 率直に言えば「何してんすかね」ってところなんですが。毎日新聞さんから画像拝借。記事は以下に。 前永誠司さんの変節歴はそれこそ小池百合子さんと野合した希望の党以降、何かよく分からないけど組織の中心にいてゲージがいっぱいになると必殺技が発動して組織を壊す方向に行ってしまうという点ではクラッシャー的側面があるものの、小沢一郎さんのように自らの打算の結果というよりは「誰かからそそのかされて、何となくそれがいいかなと感じてうっかり乗ってしまった」的な人としての緩さ、優しさがそこにあるからなんじゃなかろうかと思うわけですよ。 しかも、事前に今回の離党と新党結成の話が維新筋から全国紙記者に漏れ、���っかり通信社などで報じられてしまったために、記者やネットで前島誠司さんに本人アテが為された果てに「補正予算の賛否を理由に、(国民民主党からの離党・新党結成のような)重大な政治決断をすることはありません」と応じてしまいます。 国民・前原代表代行、離党の意向 党が補正予算案賛成なら 新党設立も視野(京都新聞) - Yahoo!ニュース  国民民主党の前原誠司代表代行(衆院京都2区)が、同党が政府の補正予算案に賛成する場合、離党する意向を関係者に伝えたことが news.yahoo.co.jp  常識的には「誤報だ」とまで言われれば、離党や新党結成が誤報なのだろうと思うところ、本件に関しては「補正予算の賛否を理由にしたものではない」という意味だったことが後から分かります。なぜならば、しびれを切らしたのか維新代表の馬場伸幸さんが自ら前川誠司さんの新党の名称について勝手に記者会見でバラしてスクラムを組むとまで言ってしまっているからです。これはもう、1月1日に議員5名以上であることを政党要件として政党助成金が支払われることを念頭に置いて予算審議の可決を待って新党設立からの維新との統一会派を構築する取り決めがあったからでしょう。そして、その維新の会も、岸田文雄政権が成立させた補正予算に賛成しているわけですから、確かに補正予算の賛否を理由にして新党を作るわけではないという前田誠司さんの説明は嘘ではないのです。 で、凄く長い党名として「教育無償化を実現する会」という、お前それどこのフロムファイブやねんという意味を掴みかねるお題にしているのも、統一会派「日本維新の会・教育無償化を実現する会」にするからだろうと思うわけですよ。そして、次の参院選が行われるまでは、維新に前村誠司さん一派が合流できないのも前谷誠司さんと嘉田由紀子さん以外国民民主党の参院や衆院比例復活などで当選した議員であり、政党を移籍してしまうと議員でなくなってしまうから(比例復活議員の移籍禁止条項;公選法99条)です。あるなら新党と維新の合併でしょうが、これらの議員を支えた国民民主党支持母体の連合以下各団体からすればいい面の皮でしょうから、単に看板の掛け替えで維新旋風に乗って議席が確保できると見込んでいるのだとしたら「何度騙されれば気が済むのか」的な状態にもなりかねません。 また、国民民主党も岸田文雄政権の予算審議に前向きに応じたことなどから第三自民党とまで揶揄されることはありましたが、一応、ガソリン代にかかる税金の負担がなくなるトリガー状況凍結解除の検討を条件に進めている話であって、また、今回12月10日投開票が予定される江東区長選挙においては都民ファーストと国民民主党に並んで自由民主党も支援に回る話が出ており、つまりは野党として是々非々の立場で自民党に協力することもあり得るという立場でもあります。 引き金としては、円安を理由としたコストアップインフレに困窮する国民生活に対して、賃上げを求める政策を推し進めたい岸田文雄さんが、傘下の産業別労働組合(産別)出身の前参院議員である矢田稚子さんを首相補佐官に任命した人事もチラついています。立憲民主党が日本共産党との選挙協力に部分的に応じ政策協議もある程度やる見込みである中で、国民民主党はより現実的な政策実現に重きを置き、政権に自党の政策を飲ませる方針で運営を行っている玉木雄一郎さんの指導体制に前沖誠司さんら一派が不満を抱えていたのも分からないでもありません。 ただし、その国民民主党はわずか二か月前の代表選挙において、玉木雄一郎さんが前ジャスティス誠司さんにダブルスコア以上の大差で代表再選を決めています。党運営方針の路線対立で揉めての独立を企図するにしても、明らかに政党助成金狙いで5名以上の議員を確保して独立を画策し、自前で選挙を戦えないことは分かっているので党勢のある維新との連携で議席確保を狙おうとする前宮誠司さんの考え方はさすがに独特にすぎます。 そういう判断をできてしまう前本誠司さんは、非常に正直で、素直にいろんな提案を受け止めてしまう善良な面が強くあって、人として、愛される面は強くあるのでしょう。実際、京都2区で強いのも、ルックスの良さだけでなく好まれる人柄が地元で高く評価されてきたからだろうと思うのです。 だからこそ、組織を束ね、泥水を飲みながら支持をかき集めて何とか議員として政治を志そうという人たちの気持ちが、あまり良く分からないのではないか、と感じます。ミゼラブルな状態に陥る本件も、突き詰めれば「実はまだ、5名まとまって離党できるか不透明である」とも言えるからです。 先週それらしい観測が出ていたので、関係先の支持団体や東京で働く秘書さんたちにヒヤリングして回ってみたところ、もちろん当時はまだ発表になっていませんでしたから「何それ」感のある話はあったでしょうが、皆さん一様に国民民主党を脱して新党なんて、うちの代議士が決断するとは思わない、という反応でした。これは当然知らされていなかったならばそういうことは念頭に置いていないことを割り引くとしても、こちらのほうが有利だし前山誠司さんについていくと各議員さんが判断したとしても、足腰がついていかないならば思い止まる可能性もあります。 意味があるのは、1月1日付でこの新党に衆参議員が5名以上集結することです。しかしながら、6名が離党と噂されたうち、前掛誠司さん嘉田さんと立件を離党した徳永久志さんは別として、すでに宮崎2区長友慎治さんは離党を見送り発表、残る滋賀1区比例復活斎藤アレックスさんか旧神奈川10区比例復活鈴木敦さんのいずれかが離党を見送ったら事態は氷点下になります。鈴木敦さんの離党は本当に訳が分からず、まさか彼が本当のキーマンになってしまうとは思ってもいませんでしたが…。 全体的に「前ダム誠司さんの人柄が良すぎていちいち勧誘に惑わされ切り崩されて組織が混乱に陥る諸行無常」を感じずにはいられず、明らかに組織のトップや要職に就けてはならない典型的タイプだなあと感じます。 …と、ここまで書いていていたら、今度は維新の側から「本当に前蹴り誠司新党を受け入れるのか」と異論が出ておるようです。まあ… そりゃそうですよね… でも維新の何でもあり感が誘蛾灯のようにいろんな異物を惹きつけ続けて中条きよしさんとか猪瀬直樹さん、鈴木宗男さんなど逸材を受け入れてきた歴史を考えれば、このぐらいの混乱は議席数確保による成長につなげられれば選挙互助会的にはそれでよし、ということになるのでしょうか。 また、再びクソを投げつけられた形になっている連合の芳野友子さんも、短くなってきた任期の最後の半年ぐらいでクソまみれになるとは思ってもいなかったと思うので、やはりここは製造物責任を果たすという意味でも支持母体としての重要な決断を果たしていただきたいと強く願う次第でございます。
前原誠司という男を惜しむ|山本一郎(やまもといちろう)
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dojin-moment · 3 months ago
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アンブレラマーカーの作り方が分かる!おすすめの印刷会社と選び方
🌈オリジナルグッズマーケットでアンブレラマーカーを制作する
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1.はじめに:アンブレラマーカーってどんなアイテム?
透明感のあるアクリル素材にイラストやロゴを印刷した、アクキー(アクリルキーホルダー)は携帯やバッグに取り付けられる人気のオリジナルグッズです。実はこのアクキーをアンブレラマーカーとして利用すれば、傘や日傘に取り付けるだけで季節感のあるオリジナルアクセサリーとしても楽しめます。
本記事では、アンブレラマーカーの作り方や印刷会社の選び方、デザイン時の注意点などを解説します。ノベルティ・推し活・販促グッズなど、多用途に活かせるオリジナルグッズを作りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
2.オリジナルアンブレラマーカーを作るメリット
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2-1.多用途に活躍するオリジナルグッズ
アンブレラマーカーは、アクリル特有の透明感と耐久性を生かして雨の日でも気兼ねなく使えるのが特長です。オリジナルキャラクターやロゴを配置すれば、普段使いの傘が“推し活”仕様に早変わり。シリコンリングパーツで傘に付けられるので自分だけの目印として楽しめます。
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(引用元:プリントオン)
2-2.季節感のあるオリジナルノベルティとしても優秀
アンブレラマーカーは梅雨など雨の多い時期にも���躍する日常使いができるオリジナルグッズのため、シーズン感のあるノベルティとしてアンブレラマーカーはおすすめです。透明度の高いアクリルを活かしたオリジナルグッズはSNSでも話題になりやすく、企業やショップの宣伝効果にもつながります。
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(引用元:オリジナルグッズマーケット)
2-3.小ロットから大ロットまで注文しやすい
アクリル製のアンブレラマーカーは、多くの印刷会社が取り扱いを始めており、個人向けに1個から注文できる例も増えています。アンブレラマーカーをイベントグッズや企業ノベルティなど大ロットの制作では、まとめて注文して単価を抑えられるメリットも魅力です。
3.オリジナルアンブレラマーカー作りに必要な基本知識
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3-1.アクリル素材の特徴
アクリル素材はガラスのような透明感を持ちつつ、衝撃にも強いため、キーホルダーやアンブレラマーカーとして適しています。オリジナルのデザインを印刷しても、色鮮やかなまま仕上がるのが大きな魅力。UV印刷に対応している業者では、耐久性に優れたプリントを施すため、雨に濡れるシーンでも色落ちしにくいです。
3-2.印刷方式と仕上がりの違い
アクリルに印刷する方法には、主に以下のようなものがあります。
UVインクジェット印刷 近年主流の方式で、速乾性と高発色が特長。裏面印刷や両面印刷にも対応しやすく、耐久性も高い。
オフセット印刷 大量作成に適しているが、近年は少量多品種対応のUV印刷が一般化しており、オフセットでアンブレラマーカーを作る例は減少傾向。
オリジナルアンブレラマーカー制作にこだわりを持つなら、UV印刷対応の業者を選ぶのが安心です。両面印刷などオプションに対応していない印刷会社もあるので事前に確認しましょう。
3-3.ダイカットの魅力
ダイカットを使えば自由な形状で仕上げられるのがアクリル素材の魅力。キャラクターやロゴの輪郭を活かすことで唯一無二のオリジナル感が高まり、シンプルなロゴでも輪郭カットが映えて洗練された印象を与えられます。
4.オリジナルアンブレラマーカーの作り方・制作フロー
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ここからは具体的に、アンブレラマーカーをオリジナルで作成する際の流れを紹介します。初めての方にもわかりやすいように、各ステップを簡潔にまとめました。
4-1.デザインの考案と入稿データの準備
コンセプトを決める キャラクターやロゴ、文字情報など、オリジナルアンブレラマーカーに施したいデザインを明確化。
オリジナルアンブレラマーカーのサイズを決める 大きすぎると持ち歩きづらい場合があるため、30〜50mm程度が人気。用途に合わせて選びましょう。
入稿データの準備 イラストソフト(IllustratorやPhotoshopなど)を使い、業者指定のテンプレートに従ってデータを作成。背景を透明にする場合はPNG形式、ベクターデータならAI形式などが一般的です。
4-2.印刷会社へ注文を出す
注文の際には、希望の印刷方式、数量、納期、パッケージの有無などを確認しましょう。
オリジナルアンブレラマーカー制作が小ロットでも対応可能か、複数のオリジナルデザインを一括で制作できるかなど、事前に印刷会社のホームページで確認しておくと後々トラブルが少なくて済みます。
4-3.サンプル確認と本制作
アンブレラマーカーの大量作成や複数オリジナルデザインを一度に注文する場合は、サンプル品を取り寄せるのがおすすめ。
色味やサイズ感、仕上げの質感を実際に見たうえで微調整すれば、完成度の高いオリジナルアンブレラマーカーが手に入ります。
4-4.納品・受け取り
印刷会社が最終チェックを終えたら、オリジナルアンブレラマーカーの完成品が届きます。OPP袋などで個包装されていることが多いため、そのまま販売や配布に使用しやすいのも嬉しいポイントです。(個包装はオプションの場合もあり)
届いたオリジナルアクリルキーホルダーにシリコンリングを取り付けるだけで、アンブレラマーカーとしてもすぐに実用が可能。自分用はもちろん、友人やファンへのプレゼントにも向いています。
5.オリジナルアンブレラマーカー制作におすすめの印刷会社と選び方
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アンブレラマーカーをおしゃれにオリジナルで作成したい場合、以下の印刷会社が人気です。いずれも高品質なアクリルやUV印刷技術を活用しており、初心者からプロユースまで幅広く対応しています。自分のデザインや注文条件に合うところを選ぶためにも、比較の参考にしてください。
5-1.オリジナルグッズマーケット
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公式サイトはこちら
価格(税込): 約150円~400円/個
注文個数: 50個~
サイズ: 30×30mm以内/40×40mm以内/50×50mm以内(厚さ3mm)
印刷方法: UVインクジェット
納期: 約2週間(数量により変動)
特徴: 試作(校正)として1個から注文可能。丁寧なダイカット技術に定評あり、割引率が高く大量発注におすすめ。取り扱っているオリジナルグッズは、ほとんどサンプル品の購入ができるので、事前に素材感などの確認したい方には嬉しいお店です。
🌈オリジナルグッズマーケットでアンブレラマーカーを作る
5-2.プリントオン
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公式サイトはこちら
価格(税込): 約450円~1040円/個
注文個数: 5個~
サイズ: 45mm×45mm/60mm×60mm/75mm×75mm(厚さ3mm)
印刷方法: UVインクジェット(片面・両面)
納期: 約2週間(数量により変動)
特徴: 37種のアクリル材質、クリアコートや台紙印刷オプションでより高級感のある仕上がりに
5-3.アクリルグッズの達人
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価格(税込): 約260円~1200円/個
注文個数: 1個~
サイズ: 35×35mm以内、40×40mm以内など計5パターン(厚さ3mm)
印刷方法: UVインクジェット(片面・両面)
納期: 約2週間(数量により変動)
特徴: 1個単位の小ロット注文にも対応、台紙オプションやお試し印刷あり
5-4.日本キーホルダー工業
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公式サイトはこちら
価格(税込): 約140円~335円/個
注文個数: 30個~
サイズ: 30×30mm以内/40×40mm以内/50×50mm以内/60×60mm以内(厚さ3mm)
印刷方法: UVインクジェット(片面のみ)
納期: 約2週間(数量により変動)
特徴: 特急対応あり、デザインデータ調整無料サポートで初心者でも安心
5-5.同人誌印刷所おたクラブ
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公式サイトはこちら
価格(税込): 約100円~360円/個
注文個数: 5個~
サイズ: 最大34mm四方(厚さ3mm)
印刷方法: 片面・裏刷り・クリアコート
納期: 約2週間(数量やオプションにより変動)
特徴: 同人向けに小ロットやイベント納期に対応可能、リングの色変更など細かいカスタマイズがしやすい
6.アンブレラマーカーのデザイン・制作で気をつけるポイント
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6-1.サイズと構図
アンブレラマーカーは30~50mm程度の小サイズが中心。文字やロゴを詰め込みすぎると見づらいので要素を厳選し、アクリルの透明感を活かしたバランスのよいデザインを心がけましょう。
6-2.ダイカットライン
アンブレラマーカーはオリジナル感を高めるダイカットラインがズレると台無しです。業者のテンプレートやガイドラインを活用し、不安な場合はサンプル制作を依頼して微調整するのがおすすめ。
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(引用元:日本キーホルダー工業)
6-3.雨天を考慮した印刷方式
アンブレラマーカーとして使うなら、UVプリントや裏面プリントなど耐候性がある方法を選ぶと安心。雨に強い加工で仕上げれば、オリジナルグッズを長く愛用できます。
7.Q&A:よくある疑問を解決!
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Q1.アクリル素材でどんなオリジナルキーホルダーが作れる?強度は大丈夫?
アクリル素材はガラスに近い透明感がありつつ、割れにくく傷がつきにくい特徴があります。オリジナルキャラクターや写真、ロゴを鮮やかに再現できるので、個人の趣味から企業向けの販促品まで幅広く活用されています。強度に関しても、通常の使用であれば問題ありません。
Q2.オリジナルアンブレラマーカーは納品までどのくらいかかる?
アンブレラマーカー作成の納期は一般的には注文してから約2週間が目安ですが、注文数や繁忙期、オプションの有無で変わります。短納期が必要な場合は特急対応を行っている会社を選んだり、早めにスケジュールを組んだりして対策すると良いでしょう。
Q3.オリジナルアンブレラマーカーはどの印刷方法を選べばいいの?
オリジナルアンブレラマーカー作成の印刷方法は現在UVインクジェットプリントが主流で、色の再現性や耐候性、速乾性に優れています。
Q4.オリジナルアンブレラマーカーを小ロットでも注文可能?大量生産は割引になる?
アンブレラマーカーを1個から印刷注文できる業者もあれば、最低ロットが数十個以上というところもあります。大量生産時には1個あたりの単価が下がるケースが多いので、複数デザインをまとめて作成したり、イベント用の大量注文を検討している場合には見積もりをとってみるといいでしょう。
Q5.仕上がりの品質はどう判断すればいい?
印刷会社の公式サイトやSNSなどで、過去の事例やユーザーの口コミをチェックするのが最も手軽で確実です。また、サンプルを取り寄せられるなら、実物を見て発色や仕上がりを確認するのがベストです。
8.オリジナルアンブレラマーカーの活用アイデア
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8-1.ノベルティや販促品として
アンブレラマーカーは企業が期間限定のノベルティとして配ったり、ショップがリピート客への特典として配るなど、アイデア次第でさまざまな用途に使えます。特に雨や日差しが強い季節に合わせておしゃれなアンブレラマーカーを作成すれば、実用性が高いオリジナルグッズとして喜ばれます。
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(引用元:オリジナルグッズマーケット)
8-2.同人イベントやコミケでの頒布
コミケなどの同人イベントでも、アンブレラマーカーは定番のオリジナルグッズです。自作品のキャラクターやロゴをデザインしたキーホルダーを頒布すれば、作品世界観のアピールにもつながります。ファンにとっては“推しをいつでも身近に感じられる”喜びがあり、制作サイドとしては宣伝効果や収益確保にも期待できるアイテムでしょう。
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(引用元:同人誌印刷所おたクラブ)
8-3.推し活アイテムとして楽しむ
好きなアーティストや声優、スポーツチームのロゴなどをオリジナルアクキーとして作成し、日常生活に取り入れる推し活が人気です。アクキーをアンブレラマーカーとして活用すれば、梅雨時期もお気に入りの推しを常に目にすることができ、気分を上げてくれます。
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(画像はアクリルグッズの達人より)
9.まとめ:オリジナルアンブレラマーカーを楽しもう
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今回は、オリジナルのアクリルアンブレラマーカーの作り方と、おすすめの印刷会社、その選び方について解説してきました。ポイントをおさらいすると、以下のとおりです。
アクキーはアンブレラマーカーとして使うこともできるので、多用途なオリジナルグッズとして人気。
アクリル素材とUVプリントの組み合わせなら耐久性が高く、アンブレラマーカーとして雨に濡れても安心。
ダイカットを活用して、キャラクターやロゴを引き立てるデザインを工夫しよう。
アンブレラマーカー印刷を小ロットから大ロットまで対応できる会社をチェックし、予算や納期を考慮した注文計画を立てる。
サンプル品の取り寄せや口コミ確認で、アンブレラマーカーの仕上がりイメージをしっかり把握しておくと失敗しにくい。
同じアクリルチャームでも、シリコンリングを取り付けるだけでアクキーにもアンブレラマーカーにもなるため、普段使いや季節ごとのイベントなどで、長く楽しめるアイテムになるでしょう。傘につければ、雨の日も少し気分が晴れやかになるはずです。オリジナルのアンブレラマーカーは企業やショップのノベルティとしても大いに活用できるので、ぜひ今回の記事を参考に、あなただけのおしゃれで可愛いアンブレラマーカーを作成してみてくださいね。
🌈アンブレラマーカー作成なら、こちらの記事も参考に!
・かわいいアンブレラマーカーの作成方法とおすすめの印刷業者5選
・アンブレラマーカーをオリジナルで作る!安価で少量から注文できる印刷所5選
・小さいアクリル製アンブレラマーカーをおしゃれに仕上げるポイントと注文方法 ・【最新版】アンブレラマーカーをきれいに印刷するなら自作と印刷所どっちがおすすめ?
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wangwill66 · 5 months ago
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秀才人情
H:秀才人情,重點是感恩,依自己能力道謝,是自古的美德,也感曾經幫助我的人,謝謝!20250303W1
網路字典
秀才人情
秀才多以詩文書畫為餽贈之物,所費無非紙筆而已。比喻菲薄的贈品。元.王實甫《西廂記.第一本.第二折》:「量著窮秀才人情只是紙半張。」《鏡花緣》第三一回:「些須微物,不過略助雅興,敝處歷來猜謎都是如此。秀才人情,休要見笑。」
秀才人情 成語解釋
秀才人情
【解釋】秀才多數貧窮,遇有人情往來,無力購買禮物,只得裁紙寫詩文。俗話說:秀才人情紙半張。表示饋贈的禮物過於微薄。
【出處】清·朱之瑜《答奧村庸禮書》:“外���湖筆、斗方貳種,真乃秀才人情而已。”
【語法】偏正式;作賓語、定語;含貶義
儒林外史/第14回
 儒林外史
目錄儒林外史◀上一回第十四回 蘧公孫書坊送良友 馬秀才山洞遇神仙下一回▶
  話說馬二先生在酒店裏同差人商議要替蘧公孫贖枕箱。差人道:「這奴才手裏拿著一張首呈,就像拾到了有利的票子。銀子少了,他怎肯就把這欽贓放出來?極少也要三二百銀子。還要我去拿話嚇他:『這事弄破了,一來,與你無益﹔二來欽案官司,過司由院,一路衙門,你都要跟著走。你自己算計,可有這些閒錢陪著打這樣的惡官司?』是這樣嚇他。他又見了幾個衝心的錢,這事纔得了。我是一片本心,特地來報信。我也只願得無事,落得『河水不洗船』﹔但做事也要『打蛇打七寸』纔妙。你先生請上裁。」馬二先生搖頭道:」二三百兩是不能。不要說他現今不在家,是我替他設法,就是他在家裏,雖然他家太爺做了幾任官,而今也家道中落,那裏一時拿的許多銀子出來?」差人道:「既然沒有銀子,他本人又不見面,我們不要耽誤他的事,把呈子丟還他,隨他去鬧罷了。馬二先生道:「不是這樣說。你同他是個淡交,我同他是深交,眼睜睜看他有事,不能替他掩下來,這就不成個朋友了。但是要做的來。」差人道:「可又來!你要做的來,我也要做的來!」馬二先生道:「頭翁,我和你從長商議,實不相瞞,在此選書,東家包���幾個月,有幾兩銀子束脩,我還要留著些用。他這一件事,勞你去和宦成說,我這裏將就墊二三十兩銀子把與他,他也只當是拾到的,解了這個冤家罷。」差人惱了道:「這個正合著古語,『瞞天討價,就地還錢!』我說二三百銀子,你就說二三十兩!『戴著斗笠親嘴,差著一帽子』!怪不得人說你們『詩云子曰』的人難講話!這樣看來,你好像『老鼠尾巴上害癤子,出膿也不多』!倒是我多事,不該來惹這婆子口舌!」說罷,站起身來謝了擾,辭別就往外走。馬二先生拉住道:「請坐再說,急怎的?我方纔這些話,你道我不出本心麼?他其實不在家,我又不是先知了風聲,把他藏起,和你講價錢。況且你們一塊土的人,彼此是知道的。蘧公孫是甚麼慷慨腳色,這宗銀子知道他認不認,幾時還我。只是由著他弄出事來,後日懊悔遲了。總之,這件事,我也是個傍人。你也是個傍人,我如今認些晦氣,你也要極力幫些,一個出力,一個出錢,也算積下一個莫大的陰功。若是我兩人先參差著,就不是共事的道理了。」差人道:「馬老先生,而今這銀子我也不問是你出,是他出,你們原是『氈襪裹腳靴』。但須要我效勞的來。老實一句,『打開板壁講亮話』,這事一些半些,幾十兩銀子的話,橫豎做不來,沒有三百,也要二百兩銀子,纔有商議。我又不要你十兩五兩,沒來由把難題目把你做怎的?」馬二先生見他這話說頂了真,心裏著急道:「頭翁,我的束脩其實只得一百兩銀子,這些時用掉了幾兩,還要留兩把作盤費到杭州去。擠的乾乾淨淨,抖了包,只擠的出九十二兩銀子來,一釐也不得多。你若不信,我同你到下處去拿與你看。此外行李箱子內,聽憑你搜。若搜出一錢銀子來,你把我不當人。就是這個意思,你替我維持去。如斷然不能,我也就沒法了,他也只好怨他的命。」差人道:「先生,像你這樣血心為朋友,難道我們當差的心不是肉做的?自古山水尚有相逢之日,豈可人不留個相與?只是這行瘟的奴才頭高,不知可說的下去?」又想一想道:「我還有個主意,又合著古語說『秀才人情紙半張。』現今丫頭已是他拐到手了,又有這些事,料想要不回來,不如趁此就寫一張婚書,上寫收了他身價銀一百兩。合著你這九十多,不將有二百之數?這分明是有名無實的,卻塞得住這小廝的嘴。這個計較何如?」馬二先生道:「這也罷了,只要你做的來。這一張紙何難?我就可以做主。」
  當下說定了,店裏會了賬,馬二先生回到下處候著。差人假作去會宦成,去了半日,回到文海樓。馬二先生接到樓上。差人道:「為這件事,不知費了多少唇舌!那小奴才就像我求他的,定要一千八百的亂說,說他家值多少就該給他多少。落後我急了,要帶他回官,說:『先問了你這奸拐的罪,回過老爺,把你納在監裏,看你到那裏去出首!』他纔慌了,依著我說。我把他枕箱先賺了來,現放在樓下店裏。先生快寫起婚書來,把銀子兌清,我再打一個稟帖,銷了案,打發這奴才走清秋大路,免得又生出枝葉來。」馬二先生道:「你這賺法甚好。婚書已經寫下了。」隨即同銀子交與差人。差人打開看,足足九十二兩,把箱子拿上樓來交與馬二先生,拿著婚書、銀子,去了。回到家中,把婚書藏起,另外開了一篇細賬,借貸喫用,衙門使費,共開出七十多兩,只剩了十幾兩銀子遞與宦成。宦成嫌少,被他一頓罵道:「你奸拐了人家使女,犯著官法,若不是我替你遮蓋,怕老爺不會打折你的狗腿!我倒替你白白的騙一個老婆,又騙了許多銀子,不討你一聲知感,反問我找銀子!──來!我如今帶你去回老爺,先把你這姦情事打幾十板子,丫頭便傳蘧家領去,叫你喫不了的苦,兜著走!」宦成被他罵得閉口無言,忙收了銀子,千恩萬謝,領著雙紅,往他州外府尋生意去了。
  蘧公孫從墳上回來,正要去問差人,催著回官﹔只見馬二先生來候,請在書房坐下,問了些墳上的事務,慢慢說到這件事上來。蘧公孫初時還含糊。馬二先生道:「長兄,你這事還要瞞我麼?你的枕箱現在我下處樓上。」公孫聽見枕箱,臉便飛紅了。馬二先生遂把差人怎樣來說,我怎樣商議,後來怎樣怎樣:「我把選書的九十幾兩銀子給了他,纔買回這個東西來,而今幸得平安無事。就是我這一項銀子,也是為朋友上一時激於意氣,難道就要你還?但不得不告訴你一遍。明日叫人到我那裏把箱子拿來,或是劈開了,或是竟燒化了,不可再留著惹事。」公孫聽罷,大驚,忙取一把椅子放在中間,把馬二先生捺了坐下,倒身拜了四拜。請他坐在書房裏,自走進去,如此這般,把方纔這些話說與乃眷魯小姐,又道:「像這樣的纔是斯文骨肉朋友,有意氣!有肝膽!相與了這樣正人君子,也不枉了!像我婁家表叔結交了多少人,一個個出乖露醜,若聽見這樣話,豈不羞死!」魯小姐也著實感激,備飯留馬二先生喫過,叫人跟去將箱子取來毀了。次日,馬二先生來辭別,要往杭州。公孫道:「長兄先生,才得相聚,為甚麼便要去?」馬二先生道:「我原在杭州選書。因這文海樓請我來選這一部書,今已選完,在此就沒事了。」公孫道:「選書已完,何不搬來我小齋住著,早晚請教?」馬二先生道:「你此時還不是養客的時候。況且杭州各書店裏等著我選考卷,還有些未了的事,沒奈何,只得要去。倒是先生得閒來西湖上走走。那西湖山光水色,頗可以添文思。」公孫不能相強,要留他辦酒席餞行。馬二先生道:「還要到別的朋友家告別。」說罷,去了。公孫送了出來。到次日,公孫封了二兩銀子,備了些薰肉小菜,親自到文海樓來送行,要了兩部新選的墨卷回去。
  馬二先生上船,一直來到斷河頭,問文瀚樓的書坊,──乃是文海樓一家──到那裏去住。住了幾日,沒有甚麼文章選,腰裏帶了幾個錢,要到西湖上走走。
  這西湖乃是天下第一個真山真水的景致!且不說那靈隱的幽深,天竺的清雅﹔只這出了錢塘門,過聖因寺,上了蘇堤,中間是金沙港,轉過去就望見雷峰塔,到了淨慈寺,有十多里路,真乃五步一樓,十步一閣。一處是金粉樓臺,一處是竹籬茅舍﹔一處是桃柳爭妍,一處是桑麻遍野。那些賣酒的青簾高颺,賣茶的紅炭滿爐,士女遊人,絡繹不絕,真不數「三十六家花酒店,七十二座營絃樓」。
  馬二先生獨自一個,帶了幾個錢,步出錢塘門,在茶亭裏喫了幾碗茶,到西湖沿上牌樓跟前坐下。見那一船一船鄉下婦女來燒香的,都梳著挑鬢頭,也有穿藍的,也有穿青綠衣裳的,年紀小的都穿些紅紬單裙子﹔也有模樣生的好些的,都是一個大團白臉,兩個大高顴骨﹔也有許多疤、麻、疥、癩的。一頓飯時,就來了有五六船。那些女人後面都跟著自己的漢子,掮著一把傘,手裏拿著一個衣包,上了岸,散往各廟裏去了。馬二先生看了一遍,不在意裏,起來又走了里把多路。望著湖沿上接連著幾個酒店,掛著透肥的羊肉,櫃檯上盤子裏盛著滾熱的蹄子、海參、糟鴨、鮮魚,鍋裏煮著餛飩,蒸籠上蒸著極大的饅頭。馬二先生沒有錢買了喫,喉嚨裏嚥唾沫,只得走進一個麵店,十六個錢喫了一碗麵。肚裏不飽,又走到間壁一個茶室喫了一碗茶,買了兩個錢處片嚼嚼,到覺得有些滋味。喫完了出來,看見西湖沿上柳陰下繫著兩隻船。那船上女客在那裏換衣裳:一個脫去元色外套,換了一件水田披風﹔一個脫去天青外套,換了一件玉色繡的八團衣服﹔一個中年的脫去寶藍緞衫,換了一件天青緞二色金的繡衫。那些跟從的女客,十幾個人,也都換了衣裳。這三位女客,一位跟前一個丫鬟,手持黑紗團香扇替他遮著日頭,緩步上岸。那頭上珍珠的白光,直射多遠,裙上環珮,叮叮噹噹的嚮。馬二先生低著頭走了過去,不曾仰視。往前走過了六橋,轉個灣,便像些村鄉地方,又有人家的棺材厝基,中間走了一二里多路,走也走不清,甚是可厭。馬二先生欲待回家,遇著一走路的,問道:「前面可還有好頑的所在?」那人道:「轉過去便是淨慈、雷峰,怎麼不好頑?」馬二先生又往前走。走到半里路,見一座樓臺蓋在水中間,隔著一道板橋。馬二先生從橋上走過去,門口也是個茶室,喫了一碗茶。裏面的門鎖著。馬二先生要進去看,管門的問他要了一個錢,開了門,放進去。裏面是三間大樓。樓上供的是仁宗皇帝的御書。馬二先生嚇了一跳,慌忙整一整頭巾,理一理寶藍直裰,在靴桶內拿出一把扇子來當了笏板,恭恭敬敬,朝著樓上揚塵舞蹈,拜了五拜。拜畢起來,定一定神,照舊在茶桌子上坐下。傍邊有個花園,賣茶的人說是布政司房裏的人在此請客,不好進去。那廚房卻在外面。那熱湯湯的燕窩、海參,一碗碗在跟前捧過去。馬二先生又羨慕了一番。出來過了雷峰,遠遠望見高高下下,許多房子,蓋著琉璃瓦,曲曲折折,無數的朱紅欄杆。馬二先生走到跟前,看見一個極高的山門,一個直匾,金字,上寫著:「敕賜淨慈禪寺」。山門傍邊一個小門。馬二先生走了進去,一個大寬展的院落,地下都是水磨的磚。纔進二道山門,兩邊廊上都是幾十層極高的階級。那些富貴人家的女客,成群逐隊,裏裏外外,來往不絕,都穿的是錦繡衣服。風吹起來,身上的香一陣陣的撲人鼻子。馬二先生身子又長,戴一頂高方巾,一幅烏黑的臉,捵著個肚子,穿著一雙厚底破靴,橫著身子亂跑,只管在人窩子裏撞。女人也不看他,他也不看女人。前前後後跑了一交,又出來坐在那茶亭內──上面一個橫匾,金書「南屏」兩字,──喫了一碗茶。櫃上擺著許多碟子:橘餅、芝麻糖、粽子、燒餅、處片、黑棗、煮栗子。馬二先生每樣買了幾個錢的,不論好歹,喫了一飽。馬二先生也倦了,直著腳,跑進清波門。到了下處,關門睡了。因為走多了路,在下處睡了一天。
  第三日起來,要到城隍山走走。城隍山就是吳山,就在城中。馬二先生走不多遠,已到了山腳下。望著幾十層階級,走了上去,橫過來又是幾十層階級,馬二先生一氣走上,不覺氣喘。看見一個大廟門前賣茶,喫了一碗。進去見是吳相國伍公之廟。馬二先生作了個揖,逐細的把匾聯看了一遍。又走上去,就像沒有路的一般。左邊一個門,門上釘著一個匾,匾上「片石居」三個字,裏面也想是個花園,有些樓閣。馬二先生步了進去,看見窗櫺關著。馬二先生在門外望裏張了一張,見幾個人圍著一張桌子,擺著一座香爐,眾人圍著,像是請仙的意思。馬二先生想道:「這是他們請仙判斷功名大事,我也進去問一問。」站了一會,望見那人磕頭起來。傍邊人道:「請了一個才女來了。」馬二先生聽了暗笑。又一會,一個問道:「可是李清照?」又一個問道:「可是蘇若蘭?」又一個拍手道:「原來是朱淑貞!」馬二先生道:「這些甚麼人?料想不是管功名的了,我不如去罷。」又轉過兩個灣,上了幾層階級,只見平坦的一條大街。左邊靠著山,一路有幾個廟宇。右邊一路,一間一間的房子,都有兩進。屋後一進,窗子大開著,空空闊闊,一眼隱隱望得見錢塘江。那房子:也有賣酒的,也有賣耍貨的,也有賣餃兒的,也有賣麵的,也有賣茶的,也有測字算命的。廟門口都擺的是茶桌子,這一條街,單是賣茶就有三十多處,十分熱鬧。
  馬二先生正走著,見茶舖子裏一個油頭粉面的女人招呼他喫茶。馬二先生別轉頭來就走,到間壁一個茶室泡了一碗茶。看見有賣的蓑衣餅,叫打了十二個錢的餅喫了,略覺有些意思。走上去,一個大廟,甚是巍峨,便是城隍廟。他便一直走進去,瞻仰了一番。過了城隍廟,又是一個灣,又是一條小街。街上酒樓、麵店都有,還有幾個簇新的書店。店裏帖著報單,上寫:「處州馬純上先生精選《三科程墨持運》於此發賣。」馬二先生見了歡喜,走進書店坐坐,取過一本來看,問個價錢,又問:「這書可還行?」書店人道:「墨卷只行得一時,那裏比得古書。」馬二先生起身出來,因略歇了一歇腳,就又往上走。過這一條街,上面無房子了,是極高的個山岡。一步步去走到山岡上,左邊望著錢塘江,明明白白。那日江上無風,水平如鏡。過江的船,船上有轎子,都看得明白。再走上些,右邊又看得見西湖。雷峰一帶、湖心亭都望見。那西湖裏打魚船,一個一個,如小鴨子浮在水面。馬二先生心曠神怡,只管走了上去,又看見一個大廟門前擺著茶桌子賣茶。馬二先生兩腳酸了,且坐喫茶。喫著,兩邊一望,一邊是江,一邊是湖,又有那山色一轉圍著,又遙見隔江的山,高高低低,忽隱忽現。馬二先生歎道:「真乃載華嶽而不重,振河海而不洩,萬物載焉!」喫了兩碗茶,肚裏正餓,思量要回去路上喫飯。恰好一個鄉里人捧著許多盪麵薄餅來賣,又有一籃子煮熟的牛肉。馬二先生大喜,買了幾十文餅和牛肉,就在茶桌子上儘興一喫。喫得飽了,自思趁著飽再上去。
  走上一箭多路,只見左邊一條小徑,莽榛蔓草,兩邊擁塞。馬二先生照著這條路走去,見那玲瓏怪石,千奇萬狀。鑽進一個石罅,見石壁上多少名人題詠,馬二先生也不看他。過了一個小石橋,照著那極窄的石磴走上去,又是一座大廟。又有一座石橋,甚不好走。馬二先生攀藤附葛,走過橋去,見是個小小的祠宇,上有匾額,寫著:「丁仙之祠」。馬二先生走進去,見中間塑一個仙人,左邊一個仙鶴,右邊豎著一座二十個字的碑。馬二先生見有籤筒,思量:「我困在此處,何不求個籤問問吉凶?」正要上前展拜,只聽得背後一人道:」若要發財,何不問我?」馬二先生回頭一看,見祠門口立著一個人,身長八尺,頭戴方巾,身穿繭紬直裰,左手自理著腰裏絲絛,右手拄著龍頭拐杖,一部大白鬚,直垂過臍,飄飄有神仙之表。只因遇著這個人,有分教:慷慨仗義,銀錢去而復來﹔廣結交遊,人物久而愈盛。畢竟此人是誰,且聽下回分解。
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上一回下一回儒林外史
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scottsuiban · 5 months ago
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mouniassn · 11 months ago
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自唐朝時落下的背痛
以下一位義工師姐分享,來文照登:
近日,一位多年深受外道干擾的請示者前來精舍。請示者的後背心長年疼痛,難以入眠,自己以為是年輕時的運動傷害所致。後來,外道靈入侵此處,長年干擾,使其不堪其擾。經精舍佛菩薩幫忙處理干擾後,雖沒有之前的嚴重,但仍隱隱疼痛。
於是再次向佛菩薩請示:「後背已經疼痛逾三十多年,疼痛時,會從後背痛到前面的胸部,整個胸腔都非常不舒服,是否有業力或沖犯?」蒙佛菩薩慈悲開示:「前六世於唐朝,是一位官居高位的大將軍。一次與突厥大戰對峙時,遭敵方的長槍穿透胸腔,該世戰死沙場,為國捐軀。此次傷重的記憶仍深刻印記在阿賴耶識中,靈體仍存留當時的傷口,此為靈病。」
佛菩薩當場幫忙修復其受傷的靈體。請示者當下表示:「胸部的疼痛立馬少了七分。」佛菩薩再次慈悲開示:「因為傷口太深且久遠,須三天後才能完全痊癒。」請示者再次請示:
「一、當大將軍時,殺人無數,是否因此造了無數殺業?」
「二、不知自己在該世,是否有淩虐戰俘或部屬等不法情事?」
「三、與今生的兩位兒子是否有因果相欠?」
蒙佛菩薩再次慈悲開示:
「一、戰場上的爭戰,乃係保家衛國,是利益蒼生的行為,不算造業。但如若於戰場外,私下有淩虐、殺害俘虜、淫亂俘虜、燒殺、搜刮財物等行為,便是造業。」
「二、無。報效國家、為國捐軀之福報,往往可以連綿幾世。」
「三、兒子皆係來報恩,兩位皆是前六世的部屬。」
請示者聽完表示,難怪自小便嚮往戰死沙場,被萬箭穿心仍英勇不屈的景象。夢中也曾多次出現自己戰死沙場,被對方刀劍刺穿身體的夢境。自小也最愛聽父親為他說戰場上的故事,原來都跟阿賴耶識中,仍深刻記住這段戰死沙場、馬革裹屍的前世過往有關。也對前世的自己沒有做出欺凌、虐殺戰俘等事,感到慶幸與欣慰。
請示者萬分感謝精舍佛菩薩的開示與幫忙,此隔陰之謎解開了他心中多年的疑惑;更為他多年的背痛,找出了最根本的病因,甚至幫他治癒了千年的靈體之痛,請示者直呼精舍的佛菩薩實在是太神奇、太不可思議了!
請示者也深切體悟為人秉性善良慈悲、剛正不阿的重要,人有了這些良善的特質,才不會替自己惹出一堆麻煩事。也慶幸自己的前世對下屬是悲憫關愛的,才讓他們今生仍願意繼續追隨。雖然已經忘記給過他們什麼恩情,但至少今生再次以父子身份相遇,彼此顯現的不是惡緣的型態,真是慶幸!慶幸!
阿伯當場對請示者開示:「一個修行者最後都要做利益眾生的事,時時以蒼生為念,不能只想到個人利益。人世間只有命才是真的,其他都是虛假的,生不帶來,死不帶去,不要執著。人身難得,有命就要好好修行,好好利益眾生,才真正是投胎來人世最重要的事。當大將軍保衛國家就是利益蒼生之事,所以在戰場上,殺敵無數,都不算造業。但如果是為了個人的私利,殺害戰俘便是造業。凡事皆看發心,只要發心是為眾生,便是善。發心若是為了滿足自己的私利,而做出傷害眾生之事,便是造業。我們在世,不論對國家、家庭、團體都要忠誠,守愚安分是做人最基本的道理。」
在旁的我,被這段開示出來的前世過往深深感動;被阿伯開示的道理深深打動。我們的肉體會腐爛,但靈識永遠都不會滅。《阿伯的話-現場開示精華節錄》:「佛道,修的是忍辱的柔軟心。」
此位唐朝大將軍,便是將佛道真實體現在生活與戰場上。對一起征戰的部屬、及戰俘,均懷有佛道的柔軟心;但在戰場上,為了保家衛國,忍辱負重,拋開個人生死,忠心為國,即使拋頭顱、灑熱血也在所不惜。在黃沙滾滾、環境惡劣的沙場上,身先士卒,帶領手下弟兄,衝鋒陷陣,出生入死,國家社稷與同袍兄弟的安危,都在自己一人肩上,那是需要一顆多麼堅忍、堅毅的心,方能承受的重責大任,也難怪請示者的阿賴耶識,對此世的記憶依然鮮明深刻。
我終於明白什麼叫做「用整個生命在保家衛國」,因為他的心念時時刻刻都只有社稷「蒼生」的安危,早以將個人生死置之度外。岳飛說過:「文官不愛錢,武官不惜死,天下太平矣!」試問,活在今日社會的我們,有幾人能夠?岳飛「盡忠報國」的忠誠,孟子「富貴不能淫,貧賤不能移,威武不能屈」的情操,彷彿都只是歷史故事上的神話。
今日寫出精舍這段令人動容的開示,期盼能為我們修行佛道之人,激起一些省思的漣漪。阿伯教誨的甚是:「人世間只有命是真的,其他都是虛假的」,人世間的名與利,最後皆成空,唯有消業與修行的成就,是唯一能對我們的法身慧命有真正助益之事。末學自我反省:「不是大將軍的我,今生我該如何多做利益眾生之事?」
最後,願以此文與各位師兄、師姐們共勉,讓我們持續堅持正法、正道,努力持咒誦經,努力消業,精進修行。多學習、多充實自己,把握所有可以貢獻一己之力的機會,為眾生百姓!為我們的社稷蒼生!相信我們的社會一定會因為我們的付出,而更加美麗與祥和!南無阿彌陀佛!南無觀世音菩薩!
(分享完畢)
文中的請示者長年深受背痛所苦,經佛菩薩查明原因,原來是前六世為大將軍,一次大戰中,遭敵方的長槍刺穿胸腔,該世傷重的記憶仍深刻印記在阿賴耶識中,靈體仍存留當時的傷口,此為靈病。
這樣的案例在精舍辦事中很常見,只是換了另外一種方式呈現。好比有人過去世被水溺斃,於是這輩子很怕水,怕到連洗頭、洗澡都非常驚懼。有人過去世曾自殺,選擇自殺的方式,讓當事人今生看見某樣東西,便會不自覺產生抗拒與害怕。有人過去在畜牲道,這輩子轉生為人,依然保有某些畜牲的習性。這些精舍經手過的真實案例,讓人相信確實有六道輪迴,善惡到頭終有報,不是不報,時候未到。
在此須特別說明,不是每個人都需要修復靈體,若有需要,佛菩薩會在您專案迴向時一併修復,故您不需特別請示是否要修復靈體。許多情況的發生,是讓我們知道,大千世界什麼事都有可能,謙虛學習,樂觀面對,積極改善,才是我們面對人生各種疑難雜症該有的正確心態。以上文章讓我們明白:
一、寬厚待人、慈悲為懷,生命必報之以桃李
佛法教人要「廣結善緣」,先種下善因,才能收穫善果。有緣人的兩個兒子,皆為前六世的部屬投生而來,有緣人因為過去善待部屬,兩個兒子皆來報恩。以前寬厚待人、慈悲為懷,生命必報之以桃李,讓有緣人今生家庭和樂,避免了許多不必要的家庭紛爭與恩怨情仇。
二、保家衛國,福報綿延
有緣人過去為大將軍,所做所行皆為社稷蒼生,不因身處高位而胡做非為、濫殺無辜,因此今生有大福報能得遇精舍,並得佛菩薩的幫助,幫他治癒了千年的靈體之痛。
阿伯說:「凡事皆看發心,只要發心是為眾生,便是善。發心若是為了滿足自己的私利,而做出傷害眾生之事,便是造業。我們在世,不論對國家、家庭、團體都要忠誠,守愚安分是做人最基本的道理。」人在公門好修行,在其位要謀其政,心心念念想的是眾生的利益,一件好政策的推行,能造福千萬百姓,隨之而來的也是巨大的功德。此功德即便自己往生了,也能形成好的祖德,變成強大保護傘,庇蔭後代子孫,讓子孫消災免難、平安呈祥。
三、將好的習氣向下紮根,才能在人道站穩腳跟
人的行為都會存在阿賴耶識中,眾生因貪嗔癡而造業不斷,最後飽受痛苦的果報,這些都是自造惡因,自受惡果,一切都是自做自受,不能怨天尤人。修行,是修正習氣、改正行為,在佛法經典的長期薰陶下,滌淨阿賴耶識中的惡因種子,剔除不好的五毒惡習,再藉由人世間的各種磨難和考驗,來提升心性、淬鍊智慧。將好的習氣向下紮根,才能避免造業、向下沉淪,才能在人道站穩腳跟,免去輪迴三惡道的痛苦。
用正確的方式解決問題,不管人生有多苦,請相信佛菩薩始終都在身邊,一切都會過去!人生有任何無法解決的事,到牟尼精舍一趟,消業積福,悽慘潦倒的人生一定能夠翻轉,坎坷痛苦的命運也一定能改寫!痛苦無止盡,消業不求人,用心修行,積極行善,自己才能救自己!南無大願地藏王菩薩!
南無本師釋迦牟尼佛
南無藥師琉璃光如來
南無阿彌陀佛
南無大悲觀世音菩薩
南無大願地藏王菩薩
南無韋馱菩薩
南無伽藍菩薩
南無十方一切諸佛菩薩摩訶薩
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sassy324 · 1 year ago
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論西方國家文明的虛偽(18):
2024年3月5日,「阿拉伯之春」是美國的計畫,它造成了阿拉伯國家的毀滅,西方想要除掉他們的領導人,這是美國前總統歐巴馬向梅德韋傑夫證實的。
2024年3月8日,緊急:美國的援助是致命的, Break Break…美國空投導致5人死亡。救援物資的降落傘已損壞,無法打開,像砲彈一樣從天而降,但沒有爆炸,導致加薩5 人被壓死,其中包括兩名兒童。
2024年3月9日,這些都是援助卡車可以進入的過境點,但拜登想要建造一個港口,同時付錢給以色列人轟炸加薩繁榮的港口.
2024年3月22日坎迪斯·歐文斯(Candace Owens) 自從開始反對以色列控制美國以來,已被猶太復國主義巢穴《每日電訊報》解僱。
2024年3月23日,先前,川普透露「伊斯蘭國」是奧巴馬一手創立的,並在歐巴馬和希拉蕊的監督下開始實施恐怖活動。
2024年3月25日,墨西哥總統:美國有能力監視每一條社群媒體貼文、電子郵件和短信,但無法監視和逮捕毒販。那是因為他們想給X% 的美國人下藥。
2024年3月28日,20,000 名英國平民一直在為以色列軍隊而戰他們是種族滅絕的同謀。他們應該被起訴嗎?
2024年3月30日,普丁:全國禁止變性手術和荷爾蒙治療。 🏳️‍⚧️拜登:宣佈復活節為「跨性別者可見日」。
2024年4月10日,德國在國際法院為自己辯護,稱其大屠殺後的外交政策是圍繞著保衛以色列而不是防止大規模暴行而製定的。這是錯誤的教訓。
2024年4月18日,以色列已殺害超過 14,000 名兒童。謀殺記者。襲擊了醫院。槍殺舉著白旗的平民。救護車被炸。使用飢餓作為戰爭武器 歐盟:“我們決定對伊朗實施制裁”.
2024年4月19日,拜登政府剛剛正式廢除了第九條。現在,性別=性別認同。 簡而言之,新的重寫意味著: - 男性可以從女性那裡獲得學術和運動獎學金 - 男士可完全使用浴室、更衣室等 - 男性可以與女性一起住在宿舍裡 - 學生和教師必須透過要求使用首選代名詞來強制他們的演講 如果上述準則被忽視甚至受到質疑,那麼您可能會被指控騷擾。
2024年4月19日,議長邁克·約翰遜在NEWSMAX 上宣傳他的戰爭資助法案:“對於我們這些信徒來說,與以色列站在一起是聖經的警告”
2024年4月19日,「一年中的每一天,你都可以走進一家零售店,偷到價值949 美元的商品」 「你永遠不會在監獄裡待一分鐘」 「根據加州法律,使用全自動武器以外的任何東西攻擊治安官員不屬於暴力犯罪” “我們加州確實需要一些真相和正義”
2024年5月5日,國際法院受到如此嚴重的威脅,以至於已經公開: “然而,當個人威脅對法院或法院工作人員進行報復時,[國際刑事法院]的獨立性和公正性就會受到損害。” 我們正處於危險時期。
(加拿大司馬田2024.4. 谷歌翻譯fb:Markss Tang)
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ari0921 · 5 years ago
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日本に「見えない戦争」を仕掛け始めた中国
日本は「全政府対応型アプローチ」で備えよ
2020.11.16(月)
樋口 譲次
「新しい戦争」の形
 21世紀の戦争は、国家が堂々と紛争の解決を軍事的手段に訴える分かりやすい従来型の戦争から、知らないうちに始まっている外形上「戦争に見えない戦争」へと形を変えている。
 この「新しい戦争」の形を初めて実戦に採り入れたのはロシアである。
 その実戦とは、2014年のロシアのクリミア半島併合と東部ウクライナへの軍事介入であり、西側では「ハイブリッド戦」と呼んでいる。
 ハイブリッド戦は、『防衛白書』(令和2年版)によると下記のように説明されている。
 軍事と非軍事の境界を意図的に曖昧にした現状変更の手法であり、このような手法は、相手方に軍事面にとどまらない複雑な対応を強いることになります。
 例えば、国籍を隠した不明部隊を用いた作戦、サイバー攻撃による通信・重要インフラの妨害、インターネットやメディアを通じた偽情報の流布などによる影響工作を複合的に用いた手法が、「ハイブリッド戦」に該当すると考えています。
 このような手法は、外形上、「武力の行使」と明確には認定しがたい手段をとることにより、軍の初動対応を遅らせるなど相手方の対応を困難なものにするとともに、自国の関与を否定するねらいがあるとの指摘もあります。
 顕在化する国家間の競争の一環として、「ハイブリッド戦」を含む多様な手段により、グレーゾーン事態(純然たる平時でも有事でもない幅広い状況)が長期にわたり��続する傾向にあります。(括弧は筆者)
 東西冷戦が終結して2000年代に入り、複数の旧ソ連邦国家で独裁的政権の交代を求めて民主化と自由を渇望する運動が起こった。
 非暴力の象徴として花や色の名を冠した、グルジア(ジョージア)のバラ革命(2003年)、ウクライナのオレンジ革命(2004年)、キルギスのチューリップ革命(2005年)などがそれである。
 また、アラブ諸国においても「アラブの春」と呼ばれた同様の運動が起こり、2010年から2011年にかけてチュニジアの民衆が蜂起した「ジャスミン革命」を発端として、エジプト、リビア、イエメンなどでも独裁・腐敗の政権が倒された。
 シリアでは激しい内戦が最近まで続いている。
 これらの民主化と自由を求める運動によって、かつての衛星国を失ったロシアでは、本運動は米国や欧州などの西側が介入・扇動し、旧ソ連邦国家やアラブ諸国住民の「抗議ポテンシャル」を活性化させた意図的な体制転覆あるいは陰謀であり、一種の戦争であるとの見方が強まった。
 そして、ロシアもまた、このような脅威に晒されているとの認識が高まり、安全保障・国防政策上の中心的テーマとして急浮上したのである。
 それを背景として、2013年2月に発表されたのが、ロシア連邦軍の制服組トップであるヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長による「予測における科学の価値」(『軍需産業クーリエ』、2013年2月27日付)というタイトルの論文である。
 ゲラシモフ論文は、「21世紀には近代的な戦争のモデルが通用しなくなり、戦争は平時とも有事ともつかない状態で進む。戦争の手段としては、軍事的手段だけでなく非軍事的手段の役割が増加しており、政治・経済・情報・人道上の措置によって敵国住民の「抗議ポテンシャル」を活性化することが行われる」と述べている。
 そして、ゲラシモフ論文による21世紀の戦争では、非軍事的手段と軍事的手段との比率を4対1とし、非軍事的手段の役割の大きさが強調されている。
 そのように、ゲラシモフは「戦争のルールが変わった」と指摘しており、いわば「新しい戦争」の到来を告げたのである。
 その後、2014年にウラジーミル・プーチン大統領が承認した「ロシア連邦軍事ドクトリン」は、前年のゲラシモフ論文の考え方を踏まえて作成されたとみられている。
 ロシアの2014軍事ドクトリンでは、政治的、外交的、法的、経済的、情報その他の非攻撃的性格の手段を使用する可能性が尽きた場合のみ、自国およびその同盟国の利益のために軍事的手段を行使するとの原則を固守するとし、最終手段としての軍事とその他の手段との連続性を示唆している。
 そして、同ドクトリンでは「現代の軍事紛争の特徴および特質」と題して10項目を挙げ、ハイブリッドという言葉こそ使っていないが、ハイブリッドな戦い方が現代戦の特色であることを強調している。
「現代の軍事紛争の特徴および特質」を時系列的にまとめると、次のようになろう。
平・戦時の境目のない戦い→ハイブリッド戦/グレーゾーン事態
①軍事力、政治的・経済的・情報その他の非軍事的性格の手段の複合的な使用による国民の抗議ポテンシャル(相手国民への宣伝戦・心理戦による懐柔)と特殊作戦(リトル・グリーンメン)の広範な活用
②政治勢力、社会運動に対して外部から財政支援および指示を与えること
③敵対する国家の領域内において、常に軍事活動が行われる地域を作り出すこと(東シナ海:尖閣諸島~沖縄、南シナ海)
軍事活動への移行
④軍事活動を実施するまでの準備時間の減少
軍事活動
⑤グローバルな情報空間、航空・宇宙空間、地上および海洋において敵領域の全縦深で同時に活動を行うこと(マルチドメイン作戦)
⑥精密誘導型兵器および軍用装備、極超音速兵器、電子戦兵器、核兵器に匹敵する効果を持つ新たな物理的原理に基づく兵器、情報・指揮システム、無人航空機および自動化海洋装置、ロボット化された兵器および軍用装備の大量使用(技術的優越/先進的兵器)
⑦垂直的かつ厳密な指揮システムからグローバルな部隊および指揮システムネットワークへの移行による部隊および兵器の指揮の集中化および自動化
⑧軍事活動に非公式の軍事編成および民間軍事会社が関与すること
(以上、括弧は筆者)
 つまり、「新しい戦争」の特徴・特質は、まず、純然たる戦時と認定しがたい条件の範囲内で、軍事的手段と非軍事的手段を複合的に使用し、相手の知らないうちに外形上「戦争に見えない戦争」を仕掛ける。
 それによる可能性が尽きた場合には一挙に軍事活動へと移行し、最終的に最先端技術・兵器を駆使したマルチドメイン作戦による軍事活動をもって戦争の政治的目的を達成することにあると言えよう。
 ロシアは、旧ソ連邦国家やアラブ諸国の民主化や自由を求める運動を西側による体制転換の脅威として非難しているが、むしろそれを逆手にとり、実際にウクライナやシリアで「新しい戦争」を展開しているのはロシアの方である。
 そして、最近ロシアとの軍事的接近を強めている中国が、「孫子」の伝統と2人の軍人によって提唱された「超限戦」の思想と相まって、従来と形を変えた「新しい戦争」を描く「ロシア連邦軍事ドクトリン」に関心を示さないはずはないのである。
すでに始まった中国の対日“戦争”
 習近平国家主席は、故毛沢東主席のほかに、ロシアのプーチン大統領をロール・モデルとしていると言われている。
 クリミア半島併合などの実戦で採用された「ハイブリッド戦」に代表されるロシアの軍事ドクトリンは格好の教材である。
 習近平主席は、中国のシンクタンクにその研究を命じ、それによって、中国の台湾統一戦略や尖閣諸島・南シナ海などへの海洋侵出戦略に大きな影響を及ぼしていると見られている。
 そこで、中国がわが国に対して仕掛けている「新しい戦争」について、ロシアが挙げる「現代の軍事紛争の特徴および特質」に沿って分析してみることにする。
①「軍事・非軍事手段の複合的使用等」について
 中国は、軍事や戦争に関して、物理的手段のみならず、非物理的手段も重視しているとみられ、「三戦」と呼ばれる「輿論(よろん)戦」、「心理戦」および「法律戦」を軍の政治工作の項目としているほか、軍事闘争を政治、外交、経済、文化、法律などの分野の闘争と密接に呼応させるとの方針も掲げている。(令和2年版『防衛白書』)
 米国防省によると、輿論戦は、中国の軍事行動に対する大衆および国際社会の支持を得るとともに、敵が中国の利益に反するとみられる政策を追求することのないよう、国内および国際世論に影響を及ぼすことを目的としている。
 心理戦は、敵の軍人およびそれを支援する文民に対する抑止・衝撃・士気低下を目的とする心理作戦を通じて、敵が戦闘作戦を遂行する能力を低下させようとする。
 また、法律戦は、国際法および国内法を利用して、国際的な支持を獲得するとともに、中国の軍事行動に対する予想される反発に対処するものである。
 中国は、海洋侵出の野望を実現するため海軍および海警局の先兵として海上民兵(リトル・ブルーメン)を活用している。
 海上民兵は、普段、漁業などに従事しているが、命令があれば、民間漁船などで編成された軍事組織(armed forces)に早変わりし、軍事活動であることを隠すため、漁民などを装って任務を遂行する。
 東シナ海の尖閣諸島や南シナ海で見られるように、海上民兵は、中国の一方的な権利の主張に従い、情報収集や監視・傍受、相手の法執行機関や軍隊の牽制・妨害、諸施設・設備の破壊など様々な特殊作戦・ゲリラ活動を行う。
 同時に、係争海域における中国のプレゼンス維持を目的とし、あるいは領有権を主張する島々に上陸して既成事実を作るなど幅広い活動を行い、中国の外交政策や軍事活動の支援任務に従事している。
 その行動は、「サラミ1本全部を1度に盗るのではなく、気づかれないように少しずつスライスして盗る」という寓意に似ていることから、「サラミスライス戦術」と呼ばれている。
「サラミスライス戦術」を行う海上民兵が乗船する漁船などの周りを海警局の艦船が取り囲み、公船の後方に海軍の艦艇が待機し、島や岩礁を2重3重に囲んで作戦する様子が、中心を1枚ずつ���み込んでいるキャベツの葉に似ているので、これを「キャベツ戦術」と呼んでいる。
 そこには、前述の通り、計算尽の巧妙な仕掛けが潜んでいる。
 まず、中国は、歴史的にも国際法上も日本固有の領土である尖閣諸島を、中国の「領海・接続水域法」で自国領土と規定した「法律戦」に訴えつつ、妥協の余地のない「核心的利益」と主張している。
 その虚構の上に、尖閣諸島周辺海域で漁船(海上民兵)を活動させ、その保護を名目に法執行機関(海警)を常続的に出動させている。
 そして、「釣魚島は中国固有の領土である」という題目の白書を発表するとともに、いかにも尖閣諸島を自国領として実効的に支配しているかのように国際社会に向けた大規模な「輿論戦」を繰り広げている。
 同時に、日本および日本国民に対しては力の誇示や威圧による士気の低下を目的とした「心理戦」を展開している。
 このように、中国の日本に対する「戦争に見えない戦争」は、すでにこの段階まで進んでおり、中国の尖閣諸島奪取工作は危機的状況にまで高まっている。
 そして、中国は、同島周辺地域で不測の事態が起きることを虎視眈々と窺っており、もしそのような事態が発生すれば、力による現状変更の好機と見て軍隊(海軍)を出動させ、軍事的解決に訴える態勢を整えているのである。
②「敵対国家内の政治勢力や社会運動に対する財政支援・指示」について
 米有力シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は2020年夏、「日本における中国の影響」についての報告書を発表した。中でも、中国の沖縄工作が注目される。
 報告書は、中国が世界中で展開する戦術には、中国経済の武器化(取引の強制や制限)、 物語的優位性の主張(プロパガンダと偽情報)、エリート仲介者の活用、在外華人の道具化、 権威主義的支配の浸透などがあるとした。
 こうした工作を中国は日本に対しても行い、表向きの外交から、特定個人との接触などの隠蔽、強制、賄賂による買収(3C=covert, coercive and corrupt)を用いているとしている。
 特に、尖閣諸島を有する沖縄県は、日本の安全保障上の重要懸念の一つであり、米軍基地を擁するこの島で、外交、ニセ情報、投資などを通じて、日本と米国の中央に対する不満を引き起こしていると指摘する。
 報告書は、中国共産党が海外の中国人コミュニティに影響を与えるために使用する多くの方法の一つが中国語メディアであり、ニュースメディアを通じた中国の影響力の最も重要なターゲットは沖縄だと指摘する。
 この件については、日本の公安調査庁も年次報告書(2015・17年の『内外情勢の回顧と展望』)において、中国官製メディアの環球時報や人民日報が、日本による沖縄の主権に疑問を投げかける論文を複数掲載していることを取り上げ、沖縄で中国に有利な世論を形成し、日本国内の分断を図る戦略的な狙いが潜んでいるものとみられ、今後の沖縄に対する中国の動向には注意を要すると問題提起している。
 そのように、中国が沖縄に「独立宣言」させる工作を進めている可能性があるとして懸念が広がっている。
③「敵対国家の領域内における軍事活動地域の創出」について
 中国は、尖閣諸島周辺の日本の領海や接続水域に法執行機関である海警局の艦船を絶え間なく送り込み、同諸島の領有をかたくなに主張している。
 この動きは、2019年から強まっており、今年、各国が新型コロナウイルスへの対応に迫られる中でもその攻勢はむしろ激化し、これまでとは違った危険な局面に入っていると見られている。
 尖閣諸島周辺での中国公船等による接続水域内入域および領海侵入は、今年4月中旬から110日以上連続した。
 そして、5���8日、日本の領海に侵入した中国海警局の2隻が、そこで漁をしていた日本漁船を追尾し続け、3日間にわたって領海への侵入を繰り返した。
 この件について中国外務省の報道官は、「日本漁船が中国の領海内で違法な操業をしたため海域から出るよう求めた」と主張した。
 すでに尖閣諸島は自国領であるとの前提に立ち、あくまで自国の海で主権を行使しているに過ぎないとうそぶく始末である。
 中国では、2018年1月に人民武装警察(武警)部隊が、また同年3月には武警部隊の傘下に海警局が、それぞれ国務院(政府)の指揮を離れ、最高軍事機関である中国共産党中央軍事委員会(主席・習近平国家主席)に編入された。
 この改編を通じ、海警局の法執行の強化および武警・人民解放軍と融合した軍隊化が図られた。
 その結果、尖閣諸島周辺海域で行動する中国海警局の艦船は、準軍隊としての性格と役割を付与され、東シナ海を管轄する人民解放軍の「東部戦区」とともに一元的に作戦行動をとる体制が整ったことになる。
 さらに、中国の立法機関である全国人民代表大会(全人代)は今年11月初め、海警局(海警)の権限を定めた「海警法」案の全文を発表し、国家主権や管轄権が外国の組織、個人に侵害されたときは「武器の使用を含めたあらゆる必要措置」を取れると規定した。
 また最高軍事機関である中央軍事委員会の命令に基づき「防衛作戦などの任務」にあたることも明記された。海警局の艦船は、大型化し、軍艦並みの兵器を装備しており、法制定後は海軍との連携を一段と強めるとみられている。
 前述の通り、海警局の艦船は、尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返しており、周辺で操業する日本漁船も「海警法」の対象となるのは間違いなかろう。
 このように中国は、日本領域内の尖閣諸島ひいては南西諸島周辺を焦点に軍事活動を行う地域を意図的に作り出していると見ることができ、今後、不測の事態が生起すれば、一挙に軍事活動へとエスカレートさせる危機が迫っていると考えなければならない。
④「軍事活動への短時間の移行」について
 中国は、東シナ海の尖閣諸島、南シナ海そしてインドとの国境で、領土的野心を露わにしている。
 今年6月に中国とインドの国境付近で発生した両国軍の衝突は、中国が自国周辺の領有権主張を巡り、一段と強硬姿勢を取るリスクを浮き彫りにした。
 また、その衝突によって、中国が国境付近の現状を変えるため、現場の比較的小規模な小競り合いを利用しごく短時間に軍事作戦へ移行することも明らかになった。
 同じように、中国の尖閣諸島を焦点とする日本に対する軍事作戦は、「Short, Sharp War」(迅速開始・短期決戦の激烈な戦争)になると見られている。
 そのシナリオの一例はこうだ。
 米国がINF全廃条約の影響で、東アジアに対する中距離(戦域)核戦力による核の傘を提供できない弱点に乗じて、中国軍は日本を核恫喝してその抵抗意思を削ぐ。
 同時に、対艦・対地弾道ミサイルを作戦展開し、それによる損害を回避させるべく米海軍を第2列島線以遠へ後退させるとともに、米空軍を北日本などへ分散退避させる。
 その米軍事力の空白を突いて、中国軍は、海空軍を全力展開して東シナ海の海上・航空優勢を獲得し、その掩護下に海上民兵や日本国内で武装蜂起した特殊部隊などに先導されて尖閣諸島をはじめとする南西諸島地域に奇襲的な上陸作戦を敢行し、一挙に同地域を奪取占領する。
 まさにその軍事作戦は、迅速に開始され短期決戦を追及する激烈な戦争、すなわち「Short, Sharp War」を追求している。
 その際、米陸軍および海兵隊は、中国軍の侵攻に遅れまいと第1列島線への早期展開を追求するため、中国軍の侵攻と米地上部隊の展開が交錯する戦場でいかに主導権を握るかがカギである。
 したがって、日本や第1列島線の国々は、米陸軍・海兵隊の受け入れをスムーズに行う体制を平時から整備することが重要である。
⑤「マルチドメイン作戦による戦争」について
 中国は、日米などが新たな戦いの形として追求しているマルチドメイン作戦(MDO)という言葉を使用していないが、それに相当する概念を「情報化戦争」と呼んでいる。
 中国は、2016年7月に公表された「国家情報化発展戦略綱要」などで表明しているように、経済と社会発展のための道は情報分野に依存しているとし、軍事的側面からは情報化時代の到来が戦争の本質を情報化戦争へと導いていると認識している。
 そして、「情報戦で敗北することは、戦いに負けることになる」として、情報を生命線と考えるのが中国の情報化戦争の概念であり、そのため、従来の陸海空の領域に加え、敵の通信ネットワークの混乱などを可能とするサイバー領域や、敵のレーダーなどを無効化して戦力発揮を妨げることなどを可能とする電磁波領域、そして敵の宇宙利用を制限する宇宙領域を特に重視して情報優越の確立を目指している。
 この際、中国の情報化戦争は、米国のような全般的な能力において優勢にある敵の戦力発揮を効果的に妨害する非対称的な能力を獲得するという意味合いもあり、新たな領域における優勢の確保を重視している。
 前述の通り、「孫子」の忠実な実践者である中国は、情報化戦争の一環として政治戦や影響工作も重視している。
 また、1999年に発表された中国空軍大佐の喬良と王湘穂による戦略研究の共著『超限戦』は、25種類にも及ぶ作戦・戦闘の方法を提案し、通常戦、外交戦、国家テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦などを列挙し、これらのあらゆる手段で制限なく戦うものとして今後の戦争を捉えており、中国の情報化戦争に少なからぬ影響を及ぼしていると見られている。
⑥「技術的優越の追求と先進的兵器の使用」について
 中国は、2019年10月1日の建国70周年の軍事パレードで23種の最新兵器を公開し、軍事力を内外に誇示した。
 その中で、超音速ミサイルや無人戦闘システム、電子戦などに力を入れていることが明らかになったが、パレードで公開された最新兵器はすべて実際に配備されていると説明されている。
 その一部を紹介すると下記の通りである。
 新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「DF-41」、極超音速滑空ミサイル「DF-17」、超音速巡航ミサイル「CJ-100/DF-100」、超音速対艦巡航ミサイル「YJ-12B/YJ-18A」、最新鋭ステルス戦略爆撃機「H20」、攻撃型ステルス無人機「GJ-11」、高高度高速無人偵察機「WZ-8」、無人潜水艇(UUV)「HSU001」など
 中国は、全般的な兵力やグローバルな作戦展開能力、実戦経験でなお米国に後れを取っているとはいえ、今や自国からはるか遠くで作戦を遂行する能力を持ち、インド太平洋地域の紛争を巡る米軍および同盟国軍に対する接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力を有する自国製兵器を幅広く取りそろえている。
 中国は、米国に対する技術的劣勢を跳ね返すため、特に、海洋、宇宙、サイバー、人工知能(AI)といった「新興領域」分野を重視した「軍民融合」政策を全面的に推進しつつ、軍事利用が可能な先端技術の開発・獲得に積極的に取り組んでいる。
 中国が開発・獲得を目指す先端技術には、将来の戦闘様相を一変させるゲームチェンジャー技術も含まれており、技術的優位性の追求を急速かつ執拗に進めている。
⑦「ネットワーク型指揮システムによる部隊指揮・兵器運用の集中化・自動化」について
 中国は、建国以来最大規模とも評される「軍改革」を急ピッチで進めている。
 軍改革は、2016年末までに、第1段階の「首から上」の改革と呼ばれる軍中央レベルの改革が概成した。
 2017年以降は、第2段階の「首から下」と呼ばれる現場レベルでの改革を着実に推進し、そして「神経の改革」と呼ばれる第3段階の改革に着手している。
 中国は、中央軍事委員会に習近平総書記を「総指揮」とし、最高戦略レベルにおける意思決定を行うための「統合作戦指揮センター」を新設した。
 これをもって、習近平総書記が、統合参謀部や政治工作部などで構成される中央軍事委員会直属機関の補佐を受け、統合作戦指揮センターにおいて中国全軍を集中一元的に指揮する体制が整ったことになる。
 また、中央軍事委員会/統合作戦指揮センターの直下に、従来、総参謀部が持っていた多くの作戦支援部門の機能を統合し、航空宇宙部、ネットワークシステム(サイバー)部、電子電磁システム部および軍事情報部から構成され、情報の戦いを一元的に遂行できる戦略支援部隊が編成された。
 さらに、これまでの「七大軍区」が廃止され、軍全体で統合運用能力を高めるため、統合作戦指揮を主導的に担当する「五大戦区」、すなわち東部、南部、西部、北部および中部戦区が新編され、常設の統合作戦司令部がおかれている。
 これに先立つ2014年7月、環球時報(電子版)は、中国軍が2013年11月、東シナ海に防空識別圏を設定したのに続き、「東海(東シナ海)合同作戦指揮センター」を新設したと伝えた。
 合同指揮センターは、中国各軍区の海、空軍を統合し、東シナ海の防空識別圏を効果的に監視し、日本の軍事的軽挙妄動を防止するのが目的だと報じている。
 このように、中国は、マルチドメイン作戦としての情報化戦争で「戦える、勝てる」(習近平総書記)よう、統合作戦遂行能力の向上と効率的な部隊・兵器運用に向けて、ネットワーク型指揮統制システムによる部隊指揮および兵器運用の集中化・自動化に注力している。
⑧「軍事活動への非公式の軍事編成および民間軍事会社の関与」について
 中国は、2010年7月に国防関連法制の集大成となる「国防動員法」を制定した。
 同法は、有事にあらゆる権限を政府に集中させるもので、民間の組織や国内外に居住する中国公民に対して、政府の統制下に服する義務を課している。
 国防動員の実施が決定されれば、公民と組織は、国防動員任務を完遂する義務を負い、軍の作戦に対する支援や保障、戦争災害の救助や社会秩序維持への協力などが求められる。
 同法は、日本国内で仕事をしている中国国籍保持者や留学生、中国人旅行者にも適用され、突発的に国防動員がかかった場合、中国の膨大な「人口圧」がわが国の安全保障・防衛に重大な影響を及ぼす。
 そのことについて深刻に受け止め、有効な対策を練っておかなければならない。
 また、同法は、国が動員の必要に応じ、組織および個人の設備施設、交通手段そのほか物資を収容しおよび徴収することができると定め、その際の徴用の対象となる組織や個人は、党政府機関、大衆団体、企業や事業体等で、中国国内のすべての組織と中国公民、中国の居住権をもつ外国人をも含むすべての個人としている。
 つまり、本法律は、中国に進出している日本企業や中国在住の日本人をも徴用の対象としている点に注意が必要である。
 コロナ禍によって、マスクをはじめとする薬や医薬品、医療機器など、日本人の生命や国家の生存に関わる生活必需品や戦略物資が不足した。
 その原因は、中国でマスクを生産していた日本企業が中国の国防動員の徴用の対象となったことにあり、医薬品などを極度にまで中国に依存し、脆弱性を露呈した厳しい現実を決して忘れるわけにはいかない。
 他方、中国は、2017年に軍隊と民間を結びつけ、軍需産業を民間産業と融合させる「軍民融合」政策を国家戦略として正式採用した。
 その狙いは、軍の近代化のために民間企業の先進的な技術やノウハウを利用することにある。
 中でも、最先端の軍民両用(デュアル・ユース)の技術を他国に先駆けて取得・利用することを重視していることから、民間セクターと軍事の壁を曖昧にし、あるいは排除して軍事分野に活用する動きを強めている。
 そのため、国有企業と民間企業の相互補完的な関係づくりに取り組みつつ、米国の軍産複合体を目指すとともに、国有企業の規模・シェアの拡大と民間企業の縮小・後退を意味する「国進民退」を積極的に推進し、政府の官僚を「政務事務代表」としてアリババやAI監視カメラメーカーのハイクビジョン(海康威視)などの重点民営企業に駐在させ、政府官僚による民営企業の直接支配を始めている。
 このような共産党一党独裁体制下での軍民融合は、軍事力の近代化・強化がすべてに優先する「軍国主義」化に拍車をかける危険性がある。
 軍民融合政策と同時に警戒しなければならないのが、「国家情報法」である。
 同法は、「国家情報活動を強化および保障し、国の安全および利益を守るため」(同法第1条)、国内外の情報工作活動に法的根拠を与える目的で作られた。
 その第7条では「いかなる組織および国民も、法に基づき国家情報活動に対する支持、援助および協力を行い、知り得た国家情報活動についての秘密を守らなければならない」と定め、国内外において一般の組織や市民にも情報活動を義務付けている。
 つまり、中国は軍民融合政策と国家情報法を一体として運用しており、そのことは、日本の企業や研究者が意図せずして、あるいは気付かないうちに、人民解放軍によるドローンや人工知能(AI)などの民間の最先端技術や専門知識の取得を助け、新たなリスクを生み出す可能性があることを意味している。
 このように、中国は、軍事活動に民間の組織や公民を動員する体制を敷き、また、軍の近代化のために民間企業の先進的な技術やノウハウを利用するため、民間セクターと軍事の境界を曖昧にし、あるいは排除して軍事分野に積極的に活用する動きを強めている。
 以上、ロシアが挙げる「現代の軍事紛争の特徴および特質」に沿いながら、中国がわが国に対し仕掛けている「新しい戦争」の形について概要を説明した。
 それから読み解けることは、中国は、ロシアの軍事ドクトリンとほぼ同じ軌道をたどった行動や工作を行っているということだ。
 ロシアが、当初ウクライナで行ったこと、すなわち純然たる平時でも戦時でもない境目において、軍事的手段と非軍事的手段を複合的に使用し知らないうちに始められた外形上「戦争に見えない戦争」、それと同じあるいは更に厄介な戦争を、中国は日本に対しすでに仕掛けていることは疑う余地のない事実である。
 もし、それによる可能性が尽きた場合には一挙に軍事活動へと移行し、最終的に最先端技術・兵器を駆使した情報化戦争をもって戦争の政治的目的を達成しようとすることも、ロシアのクリミア半島併合や東部ウクライナへの軍事介入と同じと見なければならない。
「全政府対応型アプローチ」で備えよ
 「新しい戦争」の形である外形上「戦争に見えない戦争」の大きな特徴および特質は、軍事力を背景とし、軍事的手段と非軍事的手段を複合的かつ連続的に使用することにある。
 したがって、わが国の防衛も、軍事と非軍事の両部門をもって構成されなければならない。
 その軍事部門を防衛省・自衛隊が所掌することは自明である。
 では、これまで説明してきた中国の非軍事的手段である「輿論(よろん)戦」、「心理戦」および「法律戦」の「三戦」、そして政治、外交、経済、文化などの分野の闘争、さらに常態化しているサイバー攻撃などに対しては、どの行政組織がどのように備えているのであろうか。
 それ以前に、わが国が中国の「戦争に見えない戦争」の挑戦を受け危機的状況にあるとの情勢認識があるのか、ななはだ疑わしい。
 そこでまず、「日中関係は完全に正常な軌道に戻った」や習近平国家主席の国賓来日など、誤った対中情勢認識に基づいた日中関係の推進は、直ちに是正されなければならない。
 そのうえで、中国の複雑多様な非軍事的手段による脅威を考えると、政府内各省庁のそれぞれの任務所掌事務・機能を結集した「全政府対応型アプローチ」(all government approach)を取ることが何よりも重要である。
 しかし、各省庁の縦割り行政では、効果的・実効的な対応は期待できないので、その弊害をなくし、政府が総合一体的な取組みを行えるよう、行政府内に非常事態対処の非軍事部門を統括する機関を新たに創設することが望まれる。
 例えば、内閣府または総務省に「国土保全庁」(仮称)を設置するか、米国の「国土安全保障省」のように、各省庁の関係組織を統合して一体的に運用する「国土保全省」(仮称)を創設する選択肢もある。
 そして、国家安全保障局(NSS)の補佐の下、国家安全保障会議(NSC)を国家非常事態における国家最高司令部とし、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣および防衛大臣(4大臣会合)を中核に関係閣僚をもって国家意思を決定し、最高指揮権限者(NCA)である内閣総理大臣が軍事部門の自衛隊および非軍事部門を集約する「国土保全庁」あるいは「国土保全省」に対して一元的に指揮監督権を行使するピラミッド型の有事体制を作ることが必要だ。
 他方、わが国は「自然災害大国」であり、平成7(1995)年1月の阪神淡路大震災や平成23(2011)年3月に発生した東日本大震災をはじめ、ほぼ毎年全国各地で大規模自然災害が発生し、その都度、共助、公助の不足が社会的課題として指摘されてきた。
 近い将来、南海トラフ地震や首都直下地震などによって国家的危機の発生が予測されている。
 併せて、中国による広範なサイバー攻撃や高高度電磁パルス(HEMP)攻撃があれば、一般住民をも直接的・間接的に巻き込まずには措かないのである。
 このように、国民保護や重要インフラ維持の国土政策、産業政策なども含めた総合的な対応を、いわば「国家百年の大計」の国づくりとして、千年の時をも見据えながら行っていくことが求められる。
 つまり、わが国の安全保障・防衛を強化するためには、社会全体でわが国を守る仕組み・取組みが不可欠であり、国民の「自助、共助、公助」への責任ある参画を促し、それを「民間防衛」の組織へと発展させることが更なる喫緊の課題である。
 一方、軍事部門を見れば、わが国は、戦後の「経済重視・軽武装」政策を引きずり、いまだにその充実強化が疎かにされている。
 最大の課題は、列国と比較して防衛費が極端に低く抑え込まれていることだ。
 日本は、中国の「情報化戦争」を念頭に、30防衛大綱で「領域横断(クロスドメイン)作戦(CDO)」を打ち出し、自衛隊の能力構築を始めた。
 CDOでは、従来の陸上、海上、航空の活動領域が宇宙空間へと拡大し、さらにサイバー空間や電磁波空間といった新たな活動領域が加わった。
 そのように、軍事活動の領域・空間が3つから6つへと一挙に倍増し、多領域・多空間に拡大して戦われるのが近未来戦の際立った趨勢である。
 そのため、これまでの自衛隊の組織規模をスクラップ・アンド・ビルト方式で再編成するのには一から無理があり、従来の防衛力を基盤として、中国の新たな脅威に対抗できるCDO能力を付加的に強化するには、自衛隊の組織規模の飛躍的拡大や最先端のハイテク装備の取得が必須である。
 また、CDO(米軍はマルチドメイン作戦:MDOと呼称)を前提とした日米共同作戦には、両軍のC4ISRをネットワーク化することが不可欠であり、そのような防衛力の整備には防衛費の倍増は避けて通れない。
 米国は、中国との本格的かつ全面的な対決に踏み出し、そのため今後、世界の分断が進むと予測されている。
 つまり、米中対立は、米中間に限られたものではなく、自由・民主主義を支持する国々と共産主義中国との対立であり、他ならぬ日本自身の問題である。
 その対立が前提の世界において、日本が二者択一で同盟国の米国をさて置き、中国を選択することがあってはならない。
 同盟が成り立つには、①価値の共有、②利益の共有、③負担の共有、そして④リスクの共有、すなわち戦略的利害の共有が必要である。
 米国が中国との新冷戦を決意している時、日本が安全保障・防衛上の利益のみを享受し、新冷戦において生じる米国の通商や金融、テクノロジー、外交、それに安全保障・軍事などの負担やリスクを、中国との経済関係を重視するあまり、日本が共有する明確な姿勢を示さない場合、同盟は成り立つはずがない。
 そのうえ、米国からは見放され、中国からは経済面で裏切られた上、安全保障上の敵対心を露わにされるのは必定である。
 コロナ禍とともに戦後最大の安全保障の危機に直面している今こそ、日本は米国との同盟関係を一段と深化させ、米国と同じ構えで中国に備えることが強く求められるのである。
 そして、日米同盟を基軸として、インド、オーストラリアの4か国(クワッド)に台湾などの周辺諸国やASEANなどを加えて、「自由で開かれたインド太平洋」構想(戦略)の下、インド太平洋版「NATO」へと発展させることが今後の大きな課題でもある。
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xf-2 · 5 years ago
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<トランプvsバイデンの選挙に先立つ世論操作は氷山の一角。「中国人はSNSが下手で文章も説得力に欠ける」が、既に600団体がアメリカ社会に浸透していることが分かった。4年前のロシアとの違い、中国共産党の真の狙いは――。本誌「アメリカ大統領選 中国工作秘録」特集より>
熱波にもコロナ禍にも負けず、民主・共和両党の選挙マシンが秋の米大統領選に向けてギアを上げていたこの夏、ローラ・ダニエルズとジェシー・ヤング、エリン・ブランの女性3人組も休むことなくフェイスブックやツイッターに書き込みを続け、アメリカ社会の現状を熱く論じていた。政府のコロナ対応のまずさや人種差別を批判し、大統領のスキャンダル報道には「よくないね」を付けてせっせと転送する。 しかし彼女たちの投稿には不自然な点があった。別な人の投稿とそっくりな文章があったし、具体的な出来事には触れず、頭からアメリカとその民主的な仕組みをこき下ろす書き込みも目立った。
英語の使い方にも不自然なところがあった。決まり切った表現や単語を変な具合にミックスした文章も、少なからず見受けられた。例えばジェシーのツイートには「黒人が奴隷だったことは一度もないぞ! 頭を高く立ち上げろ!」という意味不明なものもあった。
もっと奇妙なこともあった。彼女たちの書き込みには、ときどき漢字が交じっていたのだ。不可解だが、別の無数のアカウン��からの書き込みにも見られる現象だった。
賢明な読者なら、もうお気付きだろう。この女性3人組、実は大量の迷惑メール送信やネット荒らしに使われる悪質なソフトウエアだった。操っていたのは、中国共産党に連なる複数の組織。そして目的は、大統領選を前にアメリカ社会の亀裂を深めることだった。
アメリカの諜報機関と密接に連携するオーストラリア戦略政策研究所(ASPI)の国際サイバー政策センターは今夏、ツイッターやフェイスブックへの同様の投稿を分析し、「アメリカの立場を弱くするという中国の政治的目標に沿って、中国語圏の個人や組織が行った多面的な不正活動」の一環と結論付けた。
こうした活動は11月3日の大統領選投票日が迫るなか活発に続けられている。直近の6週間にドナルド・トランプ、ジョー・バイデン両陣営の関係者に対するサイバー攻撃の試みで中国系組織の関与が疑われるものが複数あったと、グーグルもマイクロソフトも発表している。
だが前回2016年の大統領選でトランプ陣営に加担したロシアと異なり、中国発の選挙介入工作は特定の陣営に肩入れしているようには見えない。
アメリカの国家防諜安全保障センター(NCSC)を率いるウィリアム・エバニナに言わせれば、むしろ中国側の目的は「アメリカ国内の政策形成に影響力を及ぼし、中国の利益に反する政治家に圧力をかけ、中国批判をそらす」ことにあるようだ。
つまり、今回のような選挙介入は中国の情報当局による広範かつ多彩な工作活動の一部にすぎないということだ。
本誌は4カ月に及ぶ調査の一環として、政府当局者を含む20人以上の専門家やアナリストに取材した。そこから浮かび上がってきたのは、中国共産党とその他の政府関連組織が長年にわたり、自国の政治・経済的利益と野望を実現するための環境づくりや人脈形成に力を入れ、アメリカで連邦政府レベルから州政府や地域社会レベルにまで多層的なパイプを築いてきた事実だ。
オーストラリアの政治アナリストで中国共産党による情報工作活動に詳しいジョン・ガーノーによれば、こうした「パイプ」には民間企業や大学、シンクタンクや社会・文化団体、華僑組織や中国語メディア、中国系メッセージアプリのWeChatなどが含まれる。本誌の調査でも、中国共産党と連携し、その指導に従う組織が米国内に600ほどあることが判明した。
その活動は多岐にわたり、文化事業や商談を装ったイベントから宣伝工作、いざというときに頼れる人脈の確保まであるようだ。「バイデンの息子ハンターは中国のエネルギー企業と関係がある」とか「トランプが中国に秘密の銀行口座を保有している」といった報道にも、中国系情報源の関与が疑われている。
もちろん、大掛かりな産業スパイ活動も平然と行われているようだ。FBIのクリス・レイ長官は7月にハドソン研究所で行った講演で、FBIは10時間に1件のペースで中国絡みの新たな事案の捜査に着手しており、現時点で抱えている5000件近いスパイ事件の半数近くに中国が関与していると述べた。
そうだとしても、自称ジェシー・ヤングらのツイートがアメリカ大統領選に向けた世論操作に有効とは考えにくい。なにしろ英語が変だし、妙に素人くさかった。
狙いは分断の種をまくこと
ツイッターやフェイスブックの偽アカウントのプロフィールにも、真実味を持たせようという努力のかけらすら見えなかった。それに、今年2月から7月にかけて彼らが投稿した文章の多くはどう見ても外国語からの下手な翻訳で、(4年前にロシアが拡散した偽情報と違って)一般的なアメリカ人の言葉のリズムではなかった。
ジョンズ・ホプキンズ大学の社会学者で『チャイナ・ブーム──中国による世界支配が実現しない理由』の著者ホーフォン・ホンによれば、「中国人はソーシャルメディアで他人を装うのが下手で、文章も説得力に欠ける」。
そのせいか、ASPIが調べたツイート2240件のうち、「いいね」などの好意的な反応が2件以上あったのは1%未満だった。
今回の選挙でこの工作がどこまで効いたかは詳細な検討を待たねばならないが、中国のやり方は過去にはおおむね一定の成果を上げてきた。そしてその手口は、ロシアのやり方とは大きく異なっている。
中国によるソーシャルメディアへの投稿は、特定の陣営に露骨に加担するものではなかった。警官による黒人殺しの問題では、人権派の主張も保守派の主張も等しく拡散させていた。狙いは特定の主張を支持することではなく、アメリカ社会の亀裂を深めることにあったからだ。
「4年前のロシアと同じだと思ったら大間違いだ」とガーノーは指摘する。「中国は攪乱はするが、破壊はしない」。つまり正面切ってアメリカと敵対するのではなく、アメリカ社会に入り込んで、自分たちの味方を増やそうとしている。
一方、米情報当局者によれば、中国がどちらの候補を当選者として好ましいと思っているかは明らかだ。「予測困難なトランプの落選を望んでいる」と、NCSCのエバニナは今年8月に語っている。
中国が民主党を好む別の理由もある。自国が世界の中で躍進し、摩擦の少なかったバラク・オバマ前政権時代のスタッフが多いバイデン陣営はくみしやすい、と映るからだ。
中国から見て、トランプ政権で最も邪魔なのは国務長官のマイク・ポンペオとその政策顧問のマイルズ・ユーだ。どちらも政権中枢にあって反中国の急先鋒となっている。ポンペオは最近も、アメリカ社会のあちこちで繰り広げられている中国側の工作とその意図について、鋭い警鐘を鳴らしている。
最強の敵アメリカには慎重 今年2月にワシントンで開かれた全国州知事会の会合では、ポンペオは中国共産党が州や地方都市のレベルでも親中派を見つけ出し、手なずけようとしていると語った。
このとき彼は、中国の某機関が州知事の「親中度」を採点した報告書を作成していると明かした。本誌はその報告書のコピーを入手したが、そこでは全米50州の知事のうち17人が「親中派」、14人が「中立」、6人が「強硬派」に分類されていた。
そうした評価の妥当性は別として「中国があなた方とその周辺に触手を伸ばしていることを忘れるな」。ポンペオはそう警告している。ちなみに、その半年後には中国共産党を率いる習近平(シー・チンピン)が、有力な経済学者らを集めた会合の席上、今後はアメリカの政治家や財界人の「協力」を取り付ける活動を一段と強化すると語っていた。
州知事会の会合で、ポンペオは州レベルで見られる工作の具体例を挙げていた。例えば、テキサス州ヒューストンの中国総領事館に駐在する外交官は昨年、ミシシッピ州のフィル・ブライアント知事(当時)に手紙を書き、知事が台湾を訪問すれば同州に対する中国企業の投資案件の一部を取り消すと脅していた。
それでもブライアントは台湾を訪れたが、そこに経済的な利害が絡んでくると話は別だ。ある米政府当局者によれば、「中国に進出している企業を抱えている、あるいは中国に大豆などを売って稼いでいる州の知事」に中国側が接近し、政財界の有力者を通じて米政府の政策に影響力を行使するよう求めてくる可能性は十分にある。
それ自体は国内のロビイストがやっていることと大差ないが、「問題はそれを外国の政府がしているという点だ」と、その当局者は強調した。
それでも他の諸国に比べると、アメリカは少なくとも最近まで、中国によるこうした工作の標的となることが少なかった。その背景には、最大の「敵」は慎重に攻めろという毛沢東流の戦術があると、前出のホン教授は言う。
「最強の部隊を結集して敵を個別撃破せよ。毛沢東はそう言っている。まずは周辺の小さくて弱い部分から攻めろということだ」
今の世界で言えば、まずはオーストラリアやカナダ、ニュージーランド、そしてイギリスを落とすということ。「彼らは現にそうしてきた。アメリカは最も手ごわい」からだ。
しかし、ついに中国はアメリカに照準を合わせてきたらしい。今年7月下旬には米国務省が、テキサス州ヒューストンの中国総領事館を閉鎖した。長年にわたり、アメリカ南西部一帯で産業スパイや政治的な干渉を行ってきた証拠があるという。
「ヒューストンが拠点になったのは偶然ではない」と、司法省のジョン・デマーズ次官補は言う。テキサス州やその周辺にはエネルギー産業や先端技術の研究所が集積している。本誌の取材に応じた複数の情報源によれば、だからこそヒューストンが影響力行使と産業スパイの拠点に選ばれた。
FBIも中国人技術者などの捜査に乗り出しており、既に全米各地の「30都市で50人に尋問を行っている」という。しかも、これはまだ「氷山の一角」にすぎない。
米国内で影響力を行使するに当たり、中国は習の言う「魔法の武器」を駆使している。中国共産党中央委員会直属の機関「統一戦線工作部(統戦部)」だ。
海外工作費に6億ドルを使う
ASPIで中国政治を研究するアレックス・ジョスキによると、統戦部の下に「党外の集団に影響を及ぼすことを責務とする党・国家機関のネットワーク」が国内外で構築されている。
伝統的には海外在住の中国人社会で民族的な忠誠心に訴え、母国に恩返しをするように説得を重ねるシステムだ。誠意ある協力と引き換えに、当局側が経済的な恩恵を約束する例が多い。
たいていの関連団体は「中国海外交流協会」といった当たり障りのない名称を持つ。この統戦部のシステムと並んで、外務省にも「友好協会」と名の付く組織のネットワークがある。それらとつながるアメリカ側の団体は、もちろん中国共産党との接点には気付いていない。
例えば、ポンペオの指摘によると、アメリカの全国州知事会が米中共催の「協調サミット」を開いた際の中国側団体は、間接的に統戦部とつながる中国人民対外友好協会という組織だった。ポンペオは州知事たちに問い掛けた。
「皆さんのうち何人が、その団体と中国共産党をつなげて考えただろうか」
中国政府は統戦部が海外での情報工作に果たす役割を何度も否定してきた。それでも統戦部に多額の予算が割り当てられているのは事実だ。統戦部の関与する国内外での活動資金は昨年実績で26億ドルを超えると、ジョージタウン大学の安全保障・新興技術センター(CSET)のライアン・フェダシュクは言う。
そのうち6億ドル近くが海外在住の中国人社会と外国人に向けた活動に充てられたとフェダシュクは推定する。その総額は中国外務省の予算を上回る。
ニューヨーク市の非営利団体チャイナ・インスティテュートで10月半ばに開催された3日間の会議は典型的な統戦部のイベントだった。「危機の時代に成功を見いだす」と題され、「緊張した不安定な世界で米中関係が成功する」方策を参加者に指南するという触れ込みだった。
パネリストには米財界や学界、報道、外交、政界のそうそうたる顔触れが並んだ。前ミシガン州知事のリック・スナイダーや、ウッドロー・ウィルソン国際研究センター米中研究所の創立者ステープルトン・ロイもいた。
だが参加者たちの大半は、このイベントの共催4団体のうち3つが直接または間接的に統戦部とつながっている事実を知らなかった。
北京のシンクタンク「中国&グローバル化研究センター(CCG)」もその1つ。ジョスキによるとCCG共同創設者の王輝耀(ワン・ホイヤオ)は統戦部傘下の欧美同学会(欧米留学経験者の団体)の副会長でもある。
「統一戦線工作部」の働きぶり
本誌は在米中国総合商工会議所と在米シカゴ中国総合商工会議所をはじめ、約600の在米機関が中国共産党に結び付いていることを確認した。所属する面々の多くは中国系の血を引く人たちだが、自分たちの活動と統戦部のつながりには気付いていないかもしれない。
水面下の技術移転に一役買っている団体もある。米企業が開発した技術をひそかに入手し、中国企業に利用させるのだ。統戦部は米国内の中国語メディアにも浸透している。
本誌は全米各地で統戦部の関連組織を種類別に確認した。中国移民の同郷団体のうち少なくとも83、中国人支援センターの10、商工会議所の32、中国語メディアの13、米国内に70 ある中国人専門職団体の約半数、中国と台湾の「平和的再統合」を推進する組織の38、各種「友好団体」の5、そして教育・文化など諸方面の活動団体129が該当した。
アメリカ留学中の中国人学生(約30万人)のための学生・研究者団体は全部で265ある。こちらも領事館の教育担当書記官などを通じて共産党につながっている。
���れらの団体を特定するには会員登録の重複、定期的な共同活動、思想的な傾向、共産党のお墨付きなしでは呼べない要人との会合といったものを調べればいい。
本誌は人名と肩書を照合し、中国語の公文書や国営メディアで伝えられた協力事業、諸団体独自の報告書なども調べた。そして中国の好感度を増すための単純な努力から露骨な諜報活動まで、さまざまな行為を確認した。
そんなスパイ活動の一端が、去る9月下旬に発覚した。逮捕されたのはニューヨーク市警に属する警官で、チベット出身の移民だった。アメリカに帰化して市民権を持ち、陸軍の予備役でもあるが、実は中国政府の手先だったという。
この警官を操っていたのはニューヨークにある中国総領事館の職員で、統戦部に連なる中国チベット文化保護発展協会の仕事をしていた。警官はニューヨークにいる中国系住民に探りを入れる一方、市警本部の行事に中国の政府当局者を招待してもいた。
調べ始めるときりがない。統戦部とつながりのある団体はアメリカにも無数にありそうだ。中国語メディアや統戦部系団体の報告によると、30年ほど前に元国務長官ヘンリー・キッシンジャーの肝煎りで設立された中国系アメリカ人の権利団体「百人会」もその1つだ。南京統戦部のウェブサイトによれば、百人会の議長である著名な実業家ロジャー・ワン(王恒)は南京海外友好協会の名誉会長でもある。そして「海外友好協会」なる組織は、統戦部の地域支部と位��付けられている。
中国との付き合い方は難しい、と言うのはニューヨーク大学米亜法律研究所のアルビン・Y・H・チャン。「大事なのは、越えてはならない一線を越えないことだ」
<2020年11月10日号「アメリカ大統領選 中国工作秘録」特集より>
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shunsukessk · 5 years ago
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あるいは永遠の未来都市(東雲キャナルコートCODAN生活記)
 都市について語るのは難しい。同様に、自宅や仕事場について語るのも難しい。それを語ることができるのは、おそらく、その中にいながら常にはじき出されている人間か、実際にそこから出てしまった人間だけだろう。わたしにはできるだろうか?  まず、自宅から徒歩三秒のアトリエに移動しよう。北側のカーテンを開けて、掃き出し窓と鉄格子の向こうに団地とタワーマンション、彼方の青空に聳える東京スカイツリーの姿を認める。次に東側の白い引き戸を一枚、二枚とスライドしていき、団地とタワーマンションの窓が反射した陽光がテラスとアトリエを優しく温めるのをじっくりと待つ。その間、テラスに置かれた黒竹がかすかに揺れているのを眺める。外から共用廊下に向かって、つまり左から右へさらさらと葉が靡く。一枚の枯れた葉が宙に舞う。お前、とわたしは念じる。お前、お隣さんには行くんじゃないぞ。このテラスは、腰よりも低いフェンスによってお隣さんのテラスと接しているのだ。それだけでなく、共用廊下とも接している。エレベーターへと急ぐ人の背中が見える。枯れ葉はテラスと共用廊下との境目に設置されたベンチの上に落ちた。わたしは今日の風の強さを知る。アトリエはまだ温まらない。  徒歩三秒の自宅に戻ろう。リビング・ダイニングのカーテンを開けると、北に向いた壁の一面に「田」の形をしたアルミ製のフレームが現れる。窓はわたしの背より高く、広げた両手より大きかった。真下にはウッドデッキを設えた人工地盤の中庭があって、それを取り囲むように高層の住棟が建ち並び、さらにその外周にタワーマンションが林立している。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。そのちょうど境目に、まるで空に落書きをしようとする鉛筆のように東京スカイツリーが伸びている。  ここから望む風景の中にわたしは何かしらを発見する。たとえば、斜め向かいの部屋の窓に無数の小さな写真が踊っている。その下の鉄格子つきのベランダに男が出てきて、パジャマ姿のままたばこを吸い始める。最上階の渡り廊下では若い男が三脚を据えて西側の風景を撮影している。今日は富士山とレインボーブリッジが綺麗に見えるに違いない。その二つ下の渡り廊下を右から左に、つまり一二号棟から一一号棟に向かって黒いコートの男が横切り、さらに一つ下の渡り廊下を、今度は左から右に向かって若い母親と黄色い帽子の息子が横切っていく。タワーマンションの間を抜けてきた陽光が数百の窓に当たって輝く。たばこを吸っていた男がいつの間にか部屋に戻ってワイシャツにネクタイ姿になっている。六階部分にある共用のテラスでは赤いダウンジャケットの男が外を眺めながら電話をかけている。地上ではフォーマルな洋服に身を包んだ人々が左から右に向かって流れていて、ウッドデッキの上では老婦が杖をついて……いくらでも観察と発見は可能だ。けれども、それを書き留めることはしない。ただ新しい出来事が無数に生成していることを確認するだけだ。世界は死んでいないし、今日の都市は昨日の都市とは異なる何ものかに変化しつつあると認識する。こうして仕事をする準備が整う。
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 東雲キャナルコートCODAN一一号棟に越してきたのは今から四年前だった。内陸部より体感温度が二度ほど低いな、というのが東雲に来て初めに思ったことだ。この土地は海と運河と高速道路に囲まれていて、物流倉庫とバスの車庫とオートバックスがひしめく都市のバックヤードだった。東雲キャナルコートと呼ばれるエリアはその名のとおり運河沿いにある。ただし、東雲運河に沿っているのではなく、辰巳運河に沿っているのだった。かつては三菱製鋼の工場だったと聞いたが、今ではその名残はない。東雲キャナルコートが擁するのは、三千戸の賃貸住宅と三千戸の分譲住宅、大型のイオン、児童・高齢者施設、警察庁などが入る合同庁舎、辰巳運河沿いの区立公園で、エリアの中央部分に都市基盤整備公団(現・都市再生機構/UR)が計画した高層板状の集合住宅群が並ぶ。中央部分は六街区に分けられ、それぞれ著名な建築家が設計者として割り当てられた。そのうち、もっとも南側に位置する一街区は山本理顕による設計で、L字型に連なる一一号棟と一二号棟が中庭を囲むようにして建ち、やや小ぶりの一三号棟が島のように浮かんでいる。この一街区は二〇〇三年七月に竣工した。それから一三年後の二〇一六年五月一四日、わたしと妻は二人で一一号棟の一三階に越してきた。四年の歳月が流れてその部屋を出ることになったとき、わたしはあの限りない循環について思い出していた。
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 アトリエに戻るとそこは既に温まっている。さあ、仕事を始めよう。ものを書くのがわたしの仕事だった。だからまずMacを立ち上げ、テキストエ��ィタかワードを開く。さっきリビング・ダイニングで行った準備運動によって既に意識は覚醒している。ただし、その日の頭とからだのコンディションによってはすぐに書き始められないこともある。そういった場合はアトリエの東側に面したテラスに一時的に避難してもよい。  掃き出し窓を開けてサンダルを履く。黒竹の鉢に水を入れてやる。近くの部屋の原状回復工事に来たと思しき作業服姿の男がこんちは、と挨拶をしてくる。挨拶を返す。お隣さんのテラスにはベビーカーとキックボード、それに傘が四本置かれている。テラスに面した三枚の引き戸はぴったりと閉められている。緑色のボーダー柄があしらわれた、目隠しと防犯を兼ねた白い戸。この戸が開かれることはほとんどなかった。わたしのアトリエや共用廊下から部屋の中が丸見えになってしまうからだ。こちらも条件は同じだが、わたしはアトリエとして使っているので開けているわけだ。とはいえ、お隣さんが戸を開けたときにあまり中を見てしまうと気まずいので、二年前に豊洲のホームセンターで見つけた黒竹を置いた。共用廊下から外側に向かって風が吹いていて、葉が光を食らうように靡いている。この住棟にはところどころに大穴が空いているのでこういうことが起きる。つまり、風向きが反転するのだった。  通風と採光のために設けられた空洞、それがこのテラスだった。ここから東雲キャナルコートCODANのほぼ全体が見渡せる。だが、もう特に集中して観察したりしない。隈研吾が設計した三街区の住棟に陽光が当たっていて、ベランダで父子が日光浴をしていようが、島のような一三号棟の屋上に設置されたソーラーパネルが紺碧に輝いていて、その傍の芝生に二羽の鳩が舞い降りてこようが、伊東豊雄が設計した二街区の住棟で影がゆらめいて、テラスに出てきた老爺が異様にうまいフラフープを披露しようが、気に留めない。アトリエに戻ってどういうふうに書くか、それだけを考える。だから、目の前のすべてはバックグラウンド・スケープと化す。ただし、ここに広がるのは上質なそれだった。たとえば、ここにはさまざまな匂いが漂ってきた。雨が降った次の日には海の匂いがした。東京湾の匂いだが、それはいつも微妙に違っていた。同じ匂いはない。生成される現実に呼応して新しい文字の組み合わせが発生する。アトリエに戻ろう。
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 わたしはここで、広島の中心部に建つ巨大な公営住宅、横川という街に形成された魅力的な高架下商店街、シンガポールのベイサイドに屹立するリトル・タイランド、ソウルの中心部を一キロメートルにわたって貫く線状の建築物などについて書いてきた。既に世に出たものもあるし、今から出るものもあるし、たぶん永遠にMacの中に封じ込められると思われるものもある。いずれにせよ、考えてきたことのコアはひとつで、なぜ人は集まって生きるのか、ということだった。  人間の高密度な集合体、つまり都市は、なぜ人類にとって必要なのか?  そしてこの先、都市と人類はいかなる進化を遂げるのか?  あるいは都市は既に死んだ?  人類はかつて都市だった廃墟の上をさまよい続ける?  このアトリエはそういうことを考えるのに最適だった。この一街区そのものが新しい都市をつくるように設計されていたからだ。  実際、ここに来てから、思考のプロセスが根本的に変わった。ここに来るまでの朝の日課といえば、とにかく怒りの炎を燃やすことだった。閉じられた小さなワンルームの中で、自分が外側から遮断され、都市の中にいるにもかかわらず隔離状態にあることに怒り、その怒りを炎上させることで思考を開いた。穴蔵から出ようともがくように。息苦しくて、ひとりで部屋の中で暴れたし、壁や床に穴を開けようと試みることもあった。客観的に見るとかなりやばい奴だったに違いない。けれども、こうした循環は一生続くのだと、当時のわたしは信じて疑わなかった。都市はそもそも息苦しい場所なのだと、そう信じていたのだ。だが、ここに来てからは息苦しさを感じることはなくなった。怒りの炎を燃やす朝の日課は、カーテンを開け、その向こうを観察するあの循環へと置き換えられた。では、怒りは消滅したのか?
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 白く光沢のあるアトリエの床タイルに青空が輝いている。ここにはこの街の上半分がリアルタイムで描き出される。床の隅にはプロジェクトごとに振り分けられた資料の箱が積まれていて、剥き出しの灰色の柱に沿って山積みの本と額に入ったいくつかの写真や絵が並んでいる。デスクは東向きの掃き出し窓の傍に置かれていて、ここからテラスの半分と共用廊下、それに斜向かいの部屋の玄関が見える。このアトリエは空中につくられた庭と道に面しているのだった。斜向かいの玄関ドアには透明のガラスが使用されていて、中の様子が透けて見える。靴を履く住人の姿がガラス越しに浮かんでいる。視線をアトリエ内に戻そう。このアトリエは専用の玄関を有していた。玄関ドアは斜向かいの部屋のそれと異なり、全面が白く塗装された鉄扉だった。玄関の脇にある木製のドアを開けると、そこは既に徒歩三秒の自宅だ。まずキッチンがあって、奥にリビング・ダイニングがあり、その先に自宅用の玄関ドアがあった。だから、このアトリエは自宅と繋がってもいるが、独立してもいた。  午後になると仕事仲間や友人がこのアトリエを訪ねてくることがある。アトリエの玄関から入ってもらってもいいし、共用廊下からテラス経由でアトリエに招き入れてもよい。いずれにせよ、共用廊下からすぐに仕事場に入ることができるので効率的だ。打ち合わせをする場合にはテーブルと椅子をセッティングする。ここでの打ち合わせはいつも妙に捗った。自宅と都市の両方に隣接し、同時に独立してもいるこのアトリエの雰囲気は、最小のものと最大のものとを同時に掴み取るための刺激に満ちている。いくつかの重要なアイデアがここで産み落とされた。議論が白熱し、日が暮れると、徒歩三秒の自宅で妻が用意してくれた料理を囲んだり、東雲の鉄鋼団地に出かけて闇の中にぼうっと浮かぶ屋台で打ち上げを敢行したりした。  こうしてあの循環は完成したかに見えた。わたしはこうして都市への怒りを反転させ都市とともに歩み始めた、と結論づけられそうだった。お前はついに穴蔵から出たのだ、と。本当にそうだろうか?  都市の穴蔵とはそんなに浅いものだったのか?
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 いやぁ、  未来都市ですね、
 ある編集者がこのアトリエでそう言ったことを思い出す。それは決して消えない残響のようにアトリエの中にこだまする。ある濃密な打ち合わせが一段落したあと、おそらくはほとんど無意識に発された言葉だった。  未来都市?  だってこんなの、見たことないですよ。  ああ、そうかもね、とわたしが返して、その会話は流れた。だが、わたしはどこか引っ���かっていた。若く鋭い編集者が発した言葉だったから、余計に。未来都市?  ここは現在なのに?  ちょうどそのころ、続けて示唆的な出来事があった。地上に降り、一三号棟の脇の通路を歩いていたときのことだ。団地内の案内図を兼ねたスツールの上に、ピーテル・ブリューゲルの画集が広げられていたのだった。なぜブリューゲルとわかったかといえば、開かれていたページが「バベルの塔」だったからだ。ウィーンの美術史美術館所蔵のものではなく、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館所蔵の作品で、天に昇る茶褐色の塔がアクリル製のスツールの上で異様なオーラを放っていた。その画集はしばらくそこにあって、ある日ふいになくなったかと思うと、数日後にまた同じように置かれていた。まるで「もっとよく見ろ」と言わんばかりに。
 おい、お前。このあいだは軽くスルーしただろう。もっとよく見ろ。
 わたしは近寄ってその絵を見た。新しい地面を積み重ねるようにして伸びていく塔。その上には無数の人々の蠢きがあった。塔の建設に従事する労働者たちだった。既に雲の高さに届いた塔はさらに先へと工事が進んでいて、先端部分は焼きたての新しい煉瓦で真っ赤に染まっている。未来都市だな、これは、と思う。それは天地が創造され、原初の人類が文明を築きつつある時代のことだった。その地では人々はひとつの民で、同じ言葉を話していた。だが、人々が天に届くほどの塔をつくろうとしていたそのとき、神は全地の言葉を乱し、人を全地に散らされたのだった。ただし、塔は破壊されたわけではなかった。少なくとも『創世記』にはそのような記述はない。だから、バベルの塔は今なお未来都市であり続けている。決して完成することがないから未来都市なのだ。世界は変わったが、バベルは永遠の未来都市として存在し続ける。
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 ようやく気づいたか。  ああ。  それで?  おれは永遠の未来都市をさまよう亡霊だと?  どうかな、  本当は都市なんか存在しないのか?  どうかな、  すべては幻想だった?  そうだな、  どっちなんだ。  まあ結論を急ぐなよ。  おれはさっさと結論を出して原稿を書かなきゃならないんだよ。  知ってる、だから急ぐなと言ったんだ。  あんたは誰なんだ。  まあ息抜きに歩いてこいよ。  息抜き?  いつもやっているだろう。あの循環だよ。  ああ、わかった……。いや、ちょっと待ってくれ。先に腹ごしらえだ。
 もう昼を過ぎて久しいんだな、と鉄格子越しの風景を一瞥して気づく。陽光は人工地盤上の芝生と一本木を通過して一三号棟の廊下を照らし始めていた。タワーマンションをかすめて赤色のヘリコプターが東へと飛んでいき、青空に白線を引きながら飛行機が西へと進む。もちろん、時間を忘れて書くのは悪いことではない。だが、無理をしすぎるとあとになって深刻な不調に見舞われることになる。だから徒歩三秒の自宅に移動しよう。  キッチンの明かりをつける。ここには陽光が入ってこない。窓側に風呂場とトイレがあるからだ。キッチンの背後に洗面所へと続くドアがある。それを開けると陽光が降り注ぐ。風呂場に入った光が透明なドアを通過して洗面所へと至るのだった。洗面台で手を洗い、鏡に目を向けると、風呂場と窓のサッシと鉄格子と団地とスカイツリーが万華鏡のように複雑な模様を見せる。手を拭いたら、キッチンに戻って冷蔵庫を開け、中を眺める。食材は豊富だった。そのうちの九五パーセントはここから徒歩五分のイオンで仕入れた。で、遅めの昼食はどうする?  豚バラとキャベツで回鍋肉にしてもいいが、飯を炊くのに時間がかかる。そうだな……、カルボナーラでいこう。鍋に湯を沸かして塩を入れ、パスタを茹でる。ベーコンと玉葱、にんにくを刻んでオリーブオイルで炒める。それをボウルに入れ、パルメザンチーズと生卵も加え、茹で上がったパスタを投入する。オリーブオイルとたっぷりの黒胡椒とともにすべてを混ぜ合わせれば、カルボナーラは完成する。もっとも手順の少ない料理のひとつだった。文字の世界に没頭しているときは簡単な料理のほうがいい。逆に、どうにも集中できない日は、複雑な料理に取り組んで思考回路を開くとよい。まあ、何をやっても駄目な日もあるのだが。  リビング・ダイニングの窓際に置かれたテーブルでカルボナーラを食べながら、散歩の計画を練る。籠もって原稿を書く日はできるだけ歩く時間を取るようにしていた。あまり動かないと頭も指先も鈍るからだ。走ってもいいのだが、そこそこ気合いを入れなければならないし、何よりも風景がよく見えない。だから、平均して一時間、長いときで二時間程度の散歩をするのが午後の日課になっていた。たとえば、辰巳運河沿いを南下しながら首都高の高架と森と物流倉庫群を眺めてもいいし、辰巳運河を越えて辰巳団地の中を通り、辰巳の森海浜公園まで行ってもよい。あるいは有明から東雲運河を越えて豊洲市場あたりに出てもいいし、そこからさらに晴海運河を越えて晴海第一公園まで足を伸ばし、日本住宅公団が手がけた最初の高層アパートの跡地に巡礼する手もある。だが、わたしにとってもっとも重要なのは、この東雲キャナルコートCODAN一街区をめぐるルートだった。つまり、空中に張りめぐらされた道を歩いて、東京湾岸のタブラ・ラサに立ち上がった新都市を内側から体感するのだ。  と、このように書くと、何か劇的な旅が想像されるかもしれない。アトリエや事務所、さらにはギャラリーのようなものが住棟内に点在していて、まさに都市を立体化したような人々の躍動が見られると思うかもしれない。生活と仕事が混在した活動が積み重なり、文化と言えるようなものすら発生しつつあるかもしれないと、期待を抱くかもしれない。少なくともわたしはそうだった。実際にここに来るまでは。さて、靴を履いてアトリエの玄関ドアを開けよう。
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 それは二つの世界をめぐる旅だ。一方にここに埋め込まれたはずの思想があり、他方には生成する現実があった。二つの世界は常に並行して存在する。だが、実際に見えているのは現実のほうだけだし、歴史は二つの世界の存在を許さない。とはいえ、わたしが最初に遭遇したのは見えない世界のほうだった。その世界では、実際に都市がひとつの建築として立ち上がっていた。ただ家が集積されただけでなく、その中に住みながら働いたり、ショールームやギャラリーを開設したりすることができて、さまざまな形で人と人とが接続されていた。全体の半数近くを占める透明な玄関ドアの向こうに談笑する人の姿が見え、共用廊下に向かって開かれたテラスで人々は語り合っていた。テラスに向かって設けられた大きな掃き出し窓には、子どもたちが遊ぶ姿や、趣味のコレクション、打ち合わせをする人と人、アトリエと作品群などが浮かんでいた。それはもはや集合住宅ではなかった。都市で発生する多様で複雑な活動をそのまま受け入れる文化保全地区だった。ゾーニングによって分断された都市の攪拌装置であり、過剰な接続の果てに衰退期を迎えた人類の新・進化論でもあった。  なあ、そうだろう?  応答はない。静かな空中の散歩道だけがある。わたしのアトリエに隣接するテラスとお隣さんのテラスを通り過ぎると、やや薄暗い内廊下のゾーンに入る。日が暮れるまでは照明が半分しか点灯しないので光がいくらか不足するのだった。透明な玄関ドアがあり、その傍の壁に廣村正彰によってデザインされたボーダー柄と部屋番号の表示がある。ボーダー柄��階ごとに色が異なっていて、この一三階は緑だった。少し歩くと右側にエレベーターホールが現れる。外との境界線上にはめ込まれたパンチングメタルから風が吹き込んできて、ぴゅうぴゅうと騒ぐ。普段はここでエレベーターに乗り込むのだが、今日は通り過ぎよう。廊下の両側に玄関と緑色のボーダー柄が点々と続いている。左右に四つの透明な玄関ドアが連なったあと、二つの白く塗装された鉄扉がある。透明な玄関ドアの向こうは見えない。カーテンやブラインドや黒いフィルムによって塞がれているからだ。でも陰鬱な気分になる必要はない。間もなく左右に光が満ちてくる。  コモンテラスと名づけられた空洞のひとつに出た。二階分の大穴が南側と北側に空いていて、共用廊下とテラスとを仕切るフェンスはなく、住民に開放されていた。コモンテラスは住棟内にいくつか存在するが、ここはその中でも最大だ。一四階の高さが通常の一・五倍ほどあるので、一三階と合わせて計二・五階分の空洞になっているのだ。それはさながら、天空の劇場だった。南側には巨大な長方形によって縁取られた東京湾の風景がある。左右と真ん中に計三棟のタワーマンションが陣取り、そのあいだで辰巳運河の水が東京湾に注ぎ、東京ゲートブリッジの橋脚と出会って、「海の森」と名づけられた人工島の縁でしぶきを上げる様が見える。天気のいい日には対岸に広がる千葉の工業��帯とその先の山々まで望むことができた。海から来た風がこのコモンテラスを通過し、東京の内側へと抜けていく。北側にその風景が広がる。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。タワーマンションの陰に隠れて東京スカイツリーは確認できないが、豊洲のビル群が団地の上から頭を覗かせている。眼下にはこの団地を南北に貫くS字アベニューが伸び、一街区と二街区の人工地盤を繋ぐブリッジが横切っていて、長谷川浩己率いるオンサイト計画設計事務所によるランドスケープ・デザインの骨格が見て取れる。  さあ、公演が始まる。コモンテラスの中心に灰色の巨大な柱が伸びている。一三階の共用廊下の上に一四階の共用廊下が浮かんでいる。ガラス製のパネルには「CODAN  Shinonome」の文字が刻まれている。この空間の両側に、六つの部屋が立体的に配置されている。半分は一三階に属し、残りの半分は一四階に属しているのだった。したがって、壁にあしらわれたボーダー柄は緑から青へと遷移する。その色は、掃き出し窓の向こうに設えられた目隠しと防犯を兼ねた引き戸にも連続している。そう、六つの部屋はこのコモンテラスに向かって大きく開くことができた。少なくとも設計上は。引き戸を全開にすれば、六つの部屋の中身がすべて露わになる。それらの部屋の住人たちは観客なのではない。この劇場で物語を紡ぎ出す主役たちなのだった。両サイドに見える美しい風景もここではただの背景にすぎない。近田玲子によって計画された照明がこの空間そのものを照らすように上向きに取り付けられている。ただし、今はまだ点灯していない。わたしはたったひとりで幕が上がるのを待っている。だが、動きはない。戸は厳重に閉じられるか、採光のために数センチだけ開いているかだ。ひとつだけ開かれている戸があるが、レースカーテンで視界が完全に遮られ、窓際にはいくつかの段ボールと紙袋が無造作に積まれていた。風がこのコモンテラスを素通りしていく。
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 ほら、  幕は上がらないだろう、  お前はわかっていたはずだ、ここでは人と出会うことがないと。横浜のことを思い出してみろ。お前はかつて横浜の湾岸に住んでいた。住宅と事務所と店舗が街の中に混在し、近所の雑居ビルやカフェスペースで毎日のように文化的なイベントが催されていて、お前はよくそういうところにふらっと行っていた。で、いくつかの重要な出会いを経験した。つけ加えるなら、そのあたりは山本理顕設計工場の所在地でもあった。だから、東雲に移るとき、お前はそういうものが垂直に立ち上がる様を思い描いていただろう。だが、どうだ?  あのアトリエと自宅は東京の空中にぽつんと浮かんでいるのではないか?  それも悪くない、とお前は言うかもしれない。物書きには都市の孤独な拠点が必要だったのだ、と。多くの人に会って濃密な取材をこなしたあと、ふと自分自身に戻ることができるアトリエを欲していたのだ、と。所詮自分は穴蔵の住人だし、たまに訪ねてくる仕事仲間や友人もいなくはない、と。実際、お前はここではマイノリティだった。ここの住民の大半は幼い子どもを連れた核家族だったし、大人たちのほとんどはこの住棟の外に職場があった。もちろん、二階のウッドデッキ沿いを中心にいくつかの仕事場は存在した。不動産屋、建築家や写真家のアトリエ、ネットショップのオフィス、アメリカのコンサルティング会社の連絡事務所、いくつかの謎の会社、秘かに行われている英会話教室や料理教室、かつては違法民泊らしきものもあった。だが、それもかすかな蠢きにすぎなかった。ほとんどの住民の仕事はどこか別の場所で行われていて、この一街区には活動が積み重ねられず、したがって文化は育たなかったのだ。周囲の住人は頻繁に入れ替わって、コミュニケーションも生まれなかった。お前のアトリエと自宅のまわりにある五軒のうち四軒の住人が、この四年間で入れ替わったのだった。隣人が去ったことにしばらく気づかないことすらあった。何週間か経って新しい住人が入り、透明な玄関ドアが黒い布で塞がれ、テラスに向いた戸が閉じられていくのを、お前は満足して見ていたか?  胸を抉られるような気持ちだったはずだ。  そうした状況にもかかわらず、お前はこの一街区を愛した。家というものにこれほどの帰属意識を持ったことはこれまでになかったはずだ。遠くの街から戻り、暗闇に浮かぶ格子状の光を見たとき、心底ほっとしたし、帰ってきたんだな、と感じただろう。なぜお前はこの一街区を愛したのか?  もちろん、第一には妻との生活が充実したものだったことが挙げられる。そもそも、ここに住むことを提案したのは妻のほうだった。四年前の春だ。「家で仕事をするんだったらここがいいんじゃない?」とお前の妻はあの奇妙な間取りが載った図面を示した。だから、お前が恵まれた環境にいたことは指摘されなければならない。だが、第二に挙げるべきはお前の本性だ。つまり、お前は現実のみに生きているのではない。お前の頭の中には常に想像の世界がある。そのレイヤーを現実に重ねることでようやく生きている。だから、お前はあのアトリエから見える現実に落胆しながら、この都市のような構造体の可能性を想像し続けた。簡単に言えば、この一街区はお前の想像力を搔き立てたのだ。  では、お前は想像の世界に満足したか?  そうではなかった。想像すればするほどに現実との溝は大きく深くなっていった。しばらく想像の世界にいたお前は、どこまでが現実だったのか見失いつつあるだろう。それはとても危険なことだ。だから確認しよう。お前が住む東雲キャナルコートCODAN一街区には四二〇戸の住宅があるが、それはかつて日本住宅公団であり、住宅・都市整備公団であり、都市基盤整備公団であって、今の独立行政法人都市再生機構、つまりURが供給してきた一五〇万戸以上の住宅の中でも特異なものだった。お前が言うようにそれは都市を構築することが目指された。ところが、そこには公団の亡霊としか言い表しようのない矛盾が内包されていた。たとえば、当時の都市基盤整備公団は四二〇戸のうちの三七八戸を一般の住宅にしようとした。だが、設計者の山本理顕は表面上はそれに応じながら、実際には大半の住戸にアトリエや事務所やギャラリーを実装できる仕掛けを忍ばせたのだ。玄関や壁は透明で、仕事場にできる開放的なスペースが用意された。間取りはありとあらゆる活動を受け入れるべく多種多様で、メゾネットやアネックスつきの部屋も存在した。で、実際にそれは東雲の地に建った。それは現実のものとなったのだった。だが、実はここで世界が分岐した。公団およびのちのURは、例の三七八戸を結局、一般の住宅として貸し出した。したがって大半の住戸では、アトリエはまだしも、事務所やギャラリーは現実的に不可だった。ほかに「在宅ワーク型住宅」と呼ばれる部屋が三二戸あるが、不特定多数が出入りしたり、従業員を雇って行ったりする業務は不可とされたし、そもそも、家で仕事をしない人が普通に借りることもできた。残るは「SOHO住宅」だ。これは確かに事務所やギャラリーとして使うことができる部屋だが、ウッドデッキ沿いの一〇戸にすぎなかった。  結果、この一街区は集合住宅へと回帰した。これがお前の立っている現実だ。都市として運営されていないのだから、都市にならないのは当然の帰結だ。もちろん、ゲリラ的に別の使い方をすることは可能だろう。ここにはそういう人間たちも確かにいる。お前も含めて。だが、お前はもうすぐここから去るのだろう?  こうしてまたひとり、都市を望む者が消えていく。二つの世界はさらに乖離する。まあ、ここではよくあることだ。ブリューゲルの「バベルの塔」、あの絵の中にお前の姿を認めることはできなくなる。  とはいえ、心配は無用だ。誰もそのことに気づかないから。おれだけがそれを知っている。おれは別の場所からそれを見ている。ここでは、永遠の未来都市は循環を脱して都市へと移行した。いずれにせよ、お前が立つ現実とは別世界の話だがな。
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 実際、人には出会わなかった。一四階から二階へ、階段を使ってすべてのフロアを歩いたが、誰とも顔を合わせることはなかった。その間、ずっとあの声が頭の中に響いていた。うるさいな、せっかくひとりで静かに散歩しているのに、と文句を言おうかとも考えたが、やめた。あの声の正体はわからない。どのようにして聞こえているのかもはっきりしない。ただ、ふと何かを諦めようとしたとき、周波数が突然合うような感じで、周囲の雑音が消え、かわりにあの声が聞こえてくる。こちらが応答すれば会話ができるが、黙っていると勝手に喋って、勝手に切り上げてしまう。あまり考えたくなかったことを矢継ぎ早に投げかけてくるので、面倒なときもあるが、重要なヒントをくれもするのだ。  あの声が聞こえていることを除くと、いつもの散歩道だった。まず一三階のコモンテラスの脇にある階段で一四階に上り、一一号棟の共用廊下を東から西へ一直線に歩き、右折して一〇メートルほどの渡り廊下を辿り、一二号棟に到達する。南から北へ一二号棟を踏破すると、エレベーターホールの脇にある階段で一三階に下り、あらためて一三階の共用廊下を歩く。以下同様に、二階まで辿っていく。その間、各階の壁にあしらわれたボーダー柄は青、緑、黄緑、黄、橙、赤、紫、青、緑、黄緑、黄、橙、赤と遷移する。二階に到達したら、人工地盤上のウッドデッキをめぐりながら島のように浮かぶ一三号棟へと移動する。その際、人工地盤に空いた長方形の穴から、地上レベルの駐車場や学童クラブ、子ども写真館の様子が目に入る。一三号棟は一〇階建てで共用廊下も短いので踏破するのにそれほど時間はかからない。二階には集会所があり、住宅は三階から始まる。橙、黄、黄緑、緑、青、紫、赤、橙。  この旅では風景がさまざまに変化する。フロアごとにあしらわれた色については既に述べた。ほかにも、二〇〇もの透明な玄関ドアが住人の個性を露わにする。たとえば、入ってすぐのところに大きなテーブルが置かれた部屋。子どもがつくったと思しき切り絵と人気ユーチューバーのステッカーが浮かぶ部屋。玄関に置かれた飾り棚に仏像や陶器が並べられた部屋。家の一部が透けて見える。とはいえ、透明な玄関ドアの四割近くは完全に閉じられている。ただし、そのやり方にも個性は現れる。たとえば、白い紙で雑に塞がれた玄関ドア。一面が英字新聞で覆われた玄関ドア。鏡面シートが一分の隙もなく貼りつけられた玄関ドア。そうした玄関ドアが共用廊下の両側に現れては消えていく。ときどき、外に向かって開かれた空洞に出会う。この一街区には東西南北に合わせて三六の空洞がある。そのうち、隣接する住戸が占有する空洞はプライベートテラスと呼ばれる。わたしのアトリエに面したテラスがそれだ。部屋からテラスに向かって戸を開くことができるが、ほとんどの戸は閉じられたうえ、テラスは物置になっている。たとえば、山のような箱。不要になった椅子やテーブル。何かを覆う青いビニールシート。その先に広がるこの団地の風景はどこか殺伐としている。一方、共用廊下の両側に広がる空洞、つまりコモンテラスには物が置かれることはないが、テラスに面したほとんどの戸はやはり、閉じられている。ただし、閉じられたボーダー柄の戸とガラスとの間に、その部屋の個性を示すものが置かれることがある。たとえば、黄緑色のボーダー柄を背景としたいくつかの油絵。黄色のボーダー柄の海を漂う古代の船の模型。橙色のボーダー柄と調和する黄色いサーフボードと高波を警告する看板のレプリカ。何かが始まりそうな予感はある。今にも幕が上がりそうな。だが、コモンテラスはいつも無言だった。ある柱の側面にこう書かれている。「コモンテラスで騒ぐこと禁止」と。なるほど、無言でいなければならないわけか。都市として運営されていない、とあの声は言った。  長いあいだ、わたしはこの一街区をさまよっていた。街区の外には出なかった。そろそろアトリエに戻らないとな、と思いながら歩き続けた。その距離と時間は日課の域をとうに超えていて、あの循環を逸脱しつつあった。アトリエに戻ったら、わたしはこのことについて書くだろう。今や、すべての風景は書き留められる。見過ごされてきたものの言語化が行われる。そうしたものが、気の遠くなるほど長いあいだ、連綿と積み重ねられなければ、文化は発生しない。ほら、見えるだろう?  一一号棟と一二号棟とを繋ぐ渡り廊下の上から、東京都心の風景が確認できる。東雲運河の向こうに豊洲市場とレインボーブリッジがあり、遥か遠くに真っ赤に染まった富士山があって、そのあいだの土地に超高層ビルがびっしりと生えている。都市は、瀕死だった。炎は上がっていないが、息も絶え絶えだった。密集すればするほど人々は分断されるのだ。
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 まあいい。そろそろ帰ろう。陽光は地平線の彼方へと姿を消し、かわりに闇が、濃紺から黒へと変化を遂げながらこの街に降りた。もうじき妻が都心の職場から戻るだろう。今日は有楽町のもつ鍋屋で持ち帰りのセットを買ってきてくれるはずだ。有楽町線の有楽町駅から辰巳駅まで地下鉄で移動し、辰巳桜橋を渡ってここまでたどり着く。それまでに締めに投入する飯を炊いておきたい。  わたしは一二号棟一二階のコモンテラスにいる。ここから右斜め先に一一号棟の北側の面が見える。コンクリートで縁取られた四角形が規則正しく並び、ところどころに色とりどりの空洞が光を放っている。緑と青に光る空洞がわたしのアトリエの左隣にあり、黄と黄緑に光る空洞がわたしの自宅のリビング・ダイニングおよびベッドルームの真下にある。家々の窓がひとつ、ひとつと、琥珀色に輝き始めた。そのときだ。わたしのアトリエの明かりが点灯した。妻ではなかった。まだ妻が戻る時間ではないし、そもそも妻は自宅用の玄関ドアから戻る。闇の中に、机とそこに座る人の姿が浮かんでいる。鉄格子とガラス越しだからはっきりしないが、たぶん……男だ。男は机に向かって何かを書いているらしい。テラスから身を乗り出してそれを見る。それは、わたしだった。いつものアトリエで文章を書くわたしだ。だが、何かが違っている。男の手元にはMacがなかった。机の上にあるのは原稿用紙だった。男はそこに万年筆で文字を書き入れ、原稿の束が次々と積み上げられていく。それでわたしは悟った。
 あんたは、もうひとつの世界にいるんだな。  どうかな、  で、さまざまに見逃されてきたものを書き連ねてきたんだろう?  そうだな。
 もうひとりのわたしは立ち上がって、掃き出し窓の近くに寄り、コモンテラスの縁にいるこのわたしに向かって右手を振ってみせた。こっちへ来いよ、と言っているのか、もう行けよ、と言っているのか、どちらとも取れるような、妙に間の抜けた仕草で。
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olo-mag · 6 years ago
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由會考全E到國際舞台 環保設計師張瑋晉編寫不一樣的「我的志願」
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小時候寫「我的志願」,律師、醫生、教師恍似既定答案,大人們會告訴我們,成績好,志願便能達到,但人生目標又怎會只有一條方程式?產品設計師張瑋晉(Kevin)由會考四科全E到走上國際舞台,他說:「生活其實有很多選擇。」
相約Kevin在他於藍屋建設群的Home Studio做訪問,兩邊牆壁整齊有序的放滿工具,木工枱底堆滿從不同地方收集而來的棄置木材,自然光透過窗戶散落在淡黃的地磚。Kevin告訴筆者,這些地磚都是1922年遺留至今,中間脫色的部分,便是以前板間房的痕跡:「我對充滿故事的東西都有一種情意結,所以兩年前這個活化古蹟招募租客,便立即入紙申請。」
一個市集改變一生
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Kevin 自讀書時已經常自己動手造產品。
Kevin是一個upcycling(升級再造)設計師,就如藍屋一樣,保持舊物的特點並加以改造,去延續其生命。他說自己的創作理念就是「做好的設計」和「做有故事的產品」,第一件產品是8年前用雜貨鋪扔掉的塑膠糧油箱,改造成便攜喇叭,旋即受到大眾關注,同年受邀代表香港參加柏林的設計展。
Kevin笑說當初只是因為有朋友在市集擺攤檔,願意分些空間給他才將這個產品推出市面,從沒想過個設計成為了他的成名作。於是他便索性辭去在電芯公司的全職設計工作,自立門戶,專注設計自己的產品,而當時他只不過剛畢業兩年,還是職場新鮮人。「當時好多人都叫我應該留在公司,多儲幾年經驗才做自己的設計,但我見身邊的同事工作得像喪屍,便知道其實我留在這裡10年、20年都是一樣。」
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Kevin其中一個upcycling的設計就是用傘骨和紅酒木箱造成拇指琴。
了解了它,便明白它不應該在堆填區
Kevin形容自己小時候無所事事,上課發白日夢,放學就只顧去玩,從沒想過長大後要做什麼,結果中學會考科科得E,唯獨中文有D、美術有A,於是他便轉讀設計文憑再銜接上理工大學修讀產品設計。
在大學的課堂,Kevin開始親手去造產品,便慢慢覺得市面出售的東西太普通,因而愛上到二手店尋寶,對每一樣舊物或者舊物料背後的故事着迷。他總是以感性角度去對待物件,而這也一直影響着他的設計。
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工作室的傢私全都是用二手物料裝嵌而成。
 「《反斗奇兵4》的Forky(戲中的膠叉玩具),見到垃圾筒便會大叫『我是垃圾!我是垃圾!』覺得自己是垃圾堆的一分子,想返回去。其實我覺得我和她也有點像,當你和那件垃圾有了感情、有關聯,其實它便不再是一件垃圾,我在做的事其實也一樣,這些物料雖然是我拾回來的,但其實背後都有不同故事,你便不會再覺得它應該出現在堆填區。」
除了造過塑膠糧油箱喇叭,Kevin也試過用裝修剩下的牆紙造銀包。最近,他在示威現場拾回爛雨傘,用支架製成拇指琴義賣。每一件產品都有獨特的故事。
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最近製作的拇指琴用上示威現場收集回來的雨傘,產品收入全數捐出作人道支援。
和我一樣走不同的路的人也有很多
常說三十而立,Kevin三十有二,在設計圈算是站穩了陣腳,但原來父母仍然未能完全接受兒子做設計。「雖然未至於大吵大鬧,但他們總會不時提到誰人的兒子升職加薪。」Kevin表示明白父母難以代入自己,所以也沒期望他們會改變想法:「很多時出於不夠了解,想要安全感便想走既定的路,但其實和我一樣走不同的路的人也有很多。」
近年,Kevin不時走到中學教授設計思維的課程,認為新一代多了機會接觸不同的事物,可以發揮所長。「以前有個叔叔看見我的木工枱,跟我說自己後生的時候很擅長做木工,但因為要糊口,才不得已放棄了做木工,要等現時退休了才有機會重拾興趣。」Kevin說,因此不時都鼓勵學生多去嘗試自己喜歡的東西,不要讓自己後悔。
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回望8年的設計路,Kevin沒有去想若當初一直留在公司,賺的錢會否更多,但可以肯定的是,現在的滿足感更大。「其實找到自己喜歡做的事便會投入落去。人們經常會擔心做自己喜歡的事賺不了錢,但我會覺得做了自己喜歡的事,錢自然會來。」也許就是憑着順水推舟,再加點樂觀的性格,Kevin才能活出不一樣的「我的志願」。
攝文:Coco 攝影:洛.信
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sassy324 · 2 years ago
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論輿論免責帶來的兩大巨禍:
戰後,西方國家推動兩項輿論免責:一是不能批評以色列、猶太人、猶太復國主義,否則就是「反猶太」;二是不能批評同性戀、同性婚姻、同性婚姻運動、幼兒變性自主運動,否則 就是「恐同症」、反平權。 前者終於引起巨禍;後者亦將引起巨禍,影響人類生存的更大的巨禍。 同性婚姻源自同性戀,同性戀是生理現象,也是病理現象;同理,戀童癖、師生戀也是這樣。 可以同情,但不宜鼓勵。 同性戀是愛滋病的高危險群,加拿大是同婚運動大國,但至今仍不接受同性戀者獻血,否則就是政治凌駕科學。 台灣的台北,每年都發生同性戀集體群交事件,一百多人裡,只要其中有一人攜帶艾滋病毒或有性病,其他人都被交叉感染,然後再傳給配偶,最後傳向全社會。 近日香港發生一宗命案:死者來自中國大陸,到香港讀書、碩士生,22歲。 他躺在郊區戶外地上,死於注射冰毒過量,生前與幾位五十多歲的人約會,他們透過同性戀網站剛認識。 同性戀聚會大多會使用毒品,發生群交,這都是不利健康的,不應受到鼓勵。 現在西方國家的政治人物都以正面鼓吹同性婚姻運動,目的是為了自己搶戴「平權」光環,將別人的痛苦作自已左翼形象的墊腳石。 近年來發展的兒童變性自主運動,是道地的性變態運動、殘害兒童運動,這是西方民主制度邁向災難結局的先兆。 同性戀、同性婚姻、同性婚姻運動,擁有輿論免責,不是好事,反而被害慘了,令西方社會的正常健康的生活品質被掏空。 「輿論免責」是個禍根,萬惡之源,無言論自由,經不起論證。 白人民族用「輿論免責」所推動的這場同性婚姻運動:人類必將是個輸家!
戰後,美國的以色列院外遊說集團率先在美國推功「反猶太」罪,然後擴及西方國家,如今更成了世界法律。 在這個「反猶太」的核子保護傘下,猶太復國主義者們成了佔領別人土地的狂魔,擁核武狂魔。 每年有大量來自世界各地的猶太裔人,移居到以色列,尤其是東歐和美國。 現在以色列的內閣屠夫們,如納坦耶胡、防長等,都來自波蘭,波蘭的水土有問題,出產無人性的屠夫。 美國每年也有六萬人移居以色列。 這次以巴衝突,法國有四千個猶太裔加入以軍,表現格外凶狠,以轟炸、殺人為樂,看來法國水土也有問題,法國大革命的精神已蛻變為法西斯精神。 是時候將法國人的左翼進步面具摘下。 他們大量到達,助長了以色列政府推動慘無人道的殖民區擴張計畫:每一個猶太裔移民家庭到達,就意昧一個巴勒斯坦家庭被趕出自己的家園,從此流離失所淪為難民。 這項種族隔離政策已持續75年,導致巴勒斯坦人的土地被蠶食到不足10%;在「輿論免責」的上方寶劍下,貪婪的以色列殖民者公開要佔領所有餘下的巴勒斯坦人土地。 這就是號稱文明的西方民主國家的所為,這是哥倫佈白人殖民時代的基因反祖現象。 「反猶太」擁有的輿論免責,令以色列成了欺壓巴勒斯坦人和敘利亞人的惡魔、新納粹政權,是中東的萬惡之源。 他們自己發明的“輿論免責”,擁有很多特權,包括無視國際刑事法庭和國際原子能委員會的特權,令以色列人逆向進化:活著就是為了掠奪、佔領土地。
是時候解除上述兩個「輿論免責」的特權,讓它們回歸人間,接受人類的輿論批判的檢驗! (加拿大司馬田2023.12. 谷歌翻譯fb:Markss Tang)To:推特
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xf-2 · 5 years ago
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米ハーバード大学のローレンス・バコウ学長と妻が3月24日、中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎、COVID-19)に感染したことが明らかになった。米で最も長い伝統を持つ名門校に中共ウイルスが侵入したことに世界が驚かされた。
過去20年間、ハーバード大学は中国共産党指導者の子弟を受け入れ、中国政府・軍高官向けの研修プログラムを立ち上げ、中国人富豪から巨額な支援金を受け取るなど、中国当局と親密な関係を築いた。
バコウ氏は学長に就任した翌年の2019年3月20日、中国を訪問し、北京の人民大会堂で習近平国家主席と会談した。中国共産党機関紙・人民日報電子版の同月21日の報道では、習主席はバコウ学長が初めての外国訪問に中国を選んだことについて、「米中間の教育交流を重視している表れだ」と称賛した。
当時、米中双方は貿易戦の真っ只中にいた。両国政府は互いにすでに2回の追加関税措置を発動し、3月初めに北京で第8回目の米中閣僚級通商交渉が行われたばかりだった。このタイミングのバコウ学長の訪中は物議を醸した。
同大学のファウスト前学長が2007年2月就任し、翌年3月に北京を訪問した。当時、習近平氏は国家副主席として、ファウスト氏と会談した。
習近平氏の娘、習明澤氏は2010年5月~2014年まで、同大学心理学部に在籍したと伝えられている。
ハーバード大は「第2の党校」
ハーバード大学ケネディ政治大学院は1998年以降、中国共産党政権の高官を対象にした研修プログラムを実施した。過去20年、1000人以上の高官が同校に留学した。この人数の多さから、ハーバード大学は、中国共産党の「第2の党校」と呼ばれるようになった。
2001年、ケネディ政治大学院は、中国の清華大学や国家発展改革委員会と共同で、中国高級官僚研修プログラムである「中国公共管理高級研修班」を始めた。毎年、中国の中央政府や地方政府の幹部約60人が、ハーバード大学に派遣される。数カ月の滞在中に、行政学などの授業を受けるという。
中国時事評論家の横河氏によると、1998年に当時の中国最高権力者である江沢民が、ハーバード大学と国家発展改革委員会らの研修プログラムの構築を主導した。横河氏は2017年5月、中国語ラジオ放送「希望の声」の番組で、「1997年、江沢民が訪米中、ハーバード大学でスピーチを行って以降、江沢民とハーバード大学が急接近した」と話した。
横河氏は、江沢民が同大学での研修プログラムを推し進めた結果、李源潮・元国家副主席、李鴻忠・元天津市党委員会書記、楊衛澤・元江蘇省南京市党委員会書記を含む多くの江沢民派の高官がハーバード大学に短期留学したと指摘した。
米ニュースサイト「スレート(Slate)」は2012年5月23日の報道で、李源潮氏はハーバード大学で研修を受けた最初の党中央政治局委員であるとした。
李氏は2002年、江蘇省南京市党委員会書記に着任した直後、党中央組織部の派遣でハーバード大学ケネディ政治大学院に留学した。
江沢民の孫、江志成(34)氏はハーバード大学経済学部を卒業し、金融大手のゴールドマン・サックスに入社した。江沢民派の薄熙来・元重慶市党委員会書記の息子、薄瓜瓜氏は2012年5月、ケネディ政治大学院を卒業した。
「中国の高官らはほとんど英語が話せないので、ハーバードに行っても、中国語で研修を受けていた。だから、実際に高官らにとって、ハーバード大学での研修プログラムは、福利厚生の一部で観光旅行のようなものだ。この研修プログラムを受ければ、箔がつくから、帰国後に昇進の機会が増えるという利点がある」
また、横河氏は、中国政府の高官がハーバード大学に留学することは、共産党の対外統一戦線工作の一環でもあり、特に外国の学術機関における共産党の影響力拡大に有利だとの見方を示した。
「中国共産党は設立以来、絶えず統一戦線工作を続けてきた。各時期にその特徴があったが、ハーバード大学が中国共産党の第2の党校になったのは、江沢民政権と直接、関係する」
2009年10月中旬、前述の李源潮氏は党中央政治局委員兼党中央組織部の長として、米国を訪問した。この訪問には2つの目的があった。1つ目は中国当局の海外人材招致計画、「千人計画」を米国で推進することにあった。2つ目は、李氏の留学先だったハーバード大学で講演することだった。
中国当局は、「千人計画」に参加した海外の学者や技術者を通じて、海外のハイテク技術を盗んできた。
米上院調査小委員会(Senate Permanent Subcommittee on Investigation)が2019年11月18日、報告書を公開した。調査では、過去十数年間、中国当局は千人計画によって、米国科学者や専門家7000人以上を招致し、米の科学研究成果を不当に取得した。
今年1月28日、米司法省は、ハーバード大学の化学・化学生物学部長、チャールズ・リーバー教授を、中国当局との関係について虚偽報告をしたとして刑事起訴した。リーバー教授はナノテクノロジー研究の第一人者だという。
肖建華氏による巨額寄付
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、米政府は中国当局による学術界への浸透工作に対する危機感から、今年2月、ハーバード大学とイエール大学について調査を開始し、両大学に過去8年間に受け取った外国からの寄付金に関する書類や金額の明細を要求した。
米教育省が出した声明の中で、特にハーバード大学について、外国から受け取った資金を管理する体制を整えておらず、米政府に全部報告していなかったと批判した。教育省は、同大学に対して、中国政府や通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)、中興通訊(ZTE)、孔子学院の運営機関である中国国家漢語教育指導弁公室などを含む資金提供者との金銭のやり取りを詳しく報告するよう要求した。
米非営利組織(NPO)「クラリオンプロジェクト」が米教育省の公開情報を分析した結果、2012年以降、中国当局は、米の87の大学に計6.8億ドル(約729億円)を提供したことがわかった。ハーバード大学が受け取った金額は約7927万ドル(約85億円)で、各大学の中で最多だった。
資金提供者に中国富豪の名前が連なる。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は2017年4月に調査記事を掲載し、中国最高指導部や軍当局と深いつながりを持つ中国人富豪で実業家・肖建華氏のハーバード大学への寄付について紹介した。
2017年1月27日、中国当局は香港滞在中の肖建華氏を本土に連行した。肖氏は、共産党内の江沢民派の金庫番とされる。習近平政権は、反腐敗キャンペーンの実施や金融セクターへの締め付けの一環で、肖氏を拘束したとみられる。
WSJは、数百件の会社間取引記録を調べ、情報筋を取材した結果、中国軍系の武器取引企業、保利集団(China Poly Group Corp.)が近年行った3件の巨額取引はすべて肖氏と絡んでいたと報じた。その中の1件は、ハーバード大学への寄付だった。
WSJによると、2014年、肖建華氏はハーバード大学ケネディ政治大学院のアッシュセンター(Ash Center for Democratic Governance and Innovation)に対して、2000万ドル(約21億4384万円)を寄付すると申し出た。その後、肖氏は、資金は自身ではなく、第3者側が支払うと示した。これに対して、ハーバード大学側が出資者の身元を不安視したという。
WSJは、アッシュセンターの2014年春の通信記録を入手した。この中で、同センターは、香港の嘉泰新興資本管理有限公司(JT Capital Management、以下は嘉泰新興)から総額1000万ドル(約10億7204万円)の「高価な贈り物」を受けたとの内容があった。WSJは、嘉泰新興は、保利集団傘下の子会社だとの見方を示した。
ハーバード大学側はWSJの取材に対して、「嘉泰新興は、肖建華氏が発案した中国幹部養成プロジェクトを支持している。同プロジェクト���提示した参加者には、中国政府の官僚と某銀行の上級幹部1人が含まれる。この銀行の一部(株式)は、明天系が保有している」と述べた。
言い換えれば、肖建華氏は、ハーバード大学に中国当局の高官や自身の企業の幹部を研修させるために、嘉泰新興を通じてハーバード大学に1000万ドルを寄付した。
「明天系」とは、肖建華氏が設立した投資会社「明天控股集団」のことだ。
しかし、最終的に肖建華氏が嘉泰新興の名義で寄付したのか、それとも保利集団が寄付したのかは不明だ。
教職員200人が中国と関係
一方、ハーバード大学ケネディ政治大学院は、将来中国最高指導者に登り詰める高官とのパイプ作りを重要視している。横河氏によれば、中国高級官僚向けの研修プログラムが発足後、肖建華氏らの中国人や香港富豪によるハーバード大学への寄付が増えた。富豪らは、中国高官を受け入れているハーバード大学に寄付することで、将来中国市場でビジネスを展開する際、高官に便宜を図ってもらうことを狙った。
「同大学では、少なくとも200人の教職員が中国、または中国高官研修プログラムに関わっている。明らかに、この研究プログラムが、教職員の生活に影響を与えている。だから、大学側にとって寄付金はありがたいものであろう」と横河氏が述べた。
欧米側では当時、中国高級官僚を人材育成プログラムに受け入れることで、官僚に西側の民主主義の思想に順応させ、最終的に中国の民主化を推し進めていくという期待感を持っていた。横河氏は、「ここ20年間の経験から、欧米側のこの考えはただの片思いにすぎなかったと言える」とした。
世界各地の「党校」
ハーバード大学のほかに、他の欧米名門校が中国共産党の高官に研修プログラムを提供した。香港誌「鳳凰週刊」が2011年9月に掲載した記事では、中国当局は今まで約10万人以上の官僚を海外の大学に送り込んだと表示した。
同誌は、共産党の高級幹部を育成する国家行政学院(中国共産党中央党校)が1992~2005年にかけて、海外の大学との間で締結した双方研修プロジェクト協議42件の内容を入手した。最も多いのは米国の大学で、8件にのぼる。欧州では、英国3件、スイス2件、フランス2件、ポルトガル2件と、ドイツ、スペイン、イタリア、ギリシャ、ロシアなどは各1件。アジアでは、日本3件と韓国2件、トルコとモンゴルは各1件。他には、オーストラリアとニュージーランドは各3件。カナダは2件だという。
「鳳凰週刊」によると、共産党の高級官僚は米ハーバード大学などの名門校に集中する一方で、地方政府の幹部はシンガポールの南洋理工大学や他の国立大学を好む傾向がある。最高級の官僚の研修プログラムは、党中央組織部が管理し、派遣を行っているという。党中央組織部は党の人事を担当し、人材育成も担っている。また将来、要職への抜擢を見据える海外研修は「省レベルの官僚から県レベルの官僚まで、みな先を争って参加している」という。
中国メディア「網易新聞」の報道では、シンガポールの南洋理工大学は1992年から、中国地方政府の幹部に研修ブログラムを提供した。すでに8000人の幹部が同大学で研修を受けた。
米ニュースサイト「スレート」は、中国当局は、日本の東京大学の研修プログラムに高級官僚を送っているとした。
3月24日までに、ハーバード大学の教職員18人が中共肺炎のウイルス検査で陽性反応が出たという。
(翻訳編集・張哲)
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wangwill66 · 2 years ago
Text
老人言
H:古有明訓「不聽老人言,吃虧在眼前。」老人有用沒有用,不是別人說了算,全看自己的作為。
網路常見手寫的「老人言」短片,有些言之有理。俗語「不挑擔子不知重,不走長路不知遠」經歷艱難的歲月,就是人生最好的回憶錄。
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老年人
定義
不同的文化圈對於老年人有着不同的定義。由於生命的周期是一個漸變的過程,壯年到老年的分界線往往是很模糊的。有些人認為做了祖父祖母就是進入了老年,有的人認為退休是進入老年的一個標誌。
世界衛生組織(WHO)及西方一些發達國家對老年人的定義為60周歲以上的人群。中國古代曾將50歲作為劃分[3]。台灣對老年人的定義為65周歲以上的人群。
稱謂
中國傳統上對於老年人的高齡有些褒揚的稱謂。
60歲:耳順之年[4]、花甲子之年[5]、耆[ㄑㄧˊ]艾:古稱六十歲的人為「耆」。下壽:古人以六十為下壽。
61歲:還曆壽。[6]
70歲:從心之年、古稀之年[7]:、懸車之年、杖圍之年。中壽:七十為中壽。耄[ㄇㄠˋ]:70歲。[8]
77歲:喜壽。[9]
80歲:朝枚之年、朝枝之年、耄耋之年、傘壽。[10]。耋[ㄉㄧㄝˊ]:指八九十歲的年紀。[11][12][13]中壽:指80歲以上
88歲:米壽。[14]
90歲:上壽:九十為上壽。
99歲:白壽,指99歲,百少一為99,故借指99歲。
100歲:期頤:指百歲高壽。[15]
108歲:茶壽:茶字上面廿,下面為八十八,二者相加得108歲。
特徵
一般來講進入老年的人生理上會表現出新陳代謝放緩、抵抗力下降、生理機能下降等特徵。頭髮、眉毛、鬍鬚變得花白也是老年人最明顯的特徵之一。
百度百科
老人
老人,指的是上年紀了的人或較老的人;或者上了年紀的父母或祖父母;我國實行健康檔案以來對老人的定義是大於或等於65歲老人,實行老年人特殊管理。
老人言︰讓你受益一生的老話
作者:胡衛紅
出版社:古吳軒出版社
出版日期:2012/01/01
胡衛紅︰一位從實踐中走出來的社科學者,擁有豐富的社會實踐經驗,且遍覽群書,對人性人情、時事世道、成敗規律有著自己獨到的體驗。曾在多家國企、外企、私企擔任管理工作,後投身書壇,曾任文化公司編輯、策劃編輯、總編。現為專業作者,曾在多家出版社發表《課本上學不到的一百條人生經驗》、《來自財富巔峰的聲音》、《听佛學大師談人生》、《活學活用道德經》、《左手沉思錄,右手道德經》、《舍得,是富裕的開始》等社科類圖書作品數十部。
胡衛紅
任教於大學中文系,對中國古代典籍的研究有獨到之處,對於國學、文學、哲學涉略極深。本著
推廣及發揚中華文化博大精深之學問的精神,致力於將中華文化作深入淺出的介紹以應廣大讀者的需要。
作品有 《說苑》、《創造價值讓自己發光》、《成功與快樂都來自一個聰明的選擇》、《人性叢林裡的智慧》、《聽南懷瑾大師講經——感悟篇》、《來自財富顛峰的聲音》、《老師不教的48條人生經驗》……等。
目錄
第一章 立身處世——修煉自己,把握人生福禍之密鑰
“福生于隱,禍生于忽”,人生福禍的緣由隱微難明,福禍的源頭卻可以由自己掌握。一念之善,可達天堂;一念之惡,可通地獄。福禍的機要,在一心之間而已!
有錢難買“早知道”
——小心“被控”
學好三年,學壞三天
——人生險惡處,當知及時回頭
好漢護三村,好狗護三鄰
——越親近的人容忍度越低
願為眾人死,不為一人亡
——生命的價值在于分享
大欺小,不公道
——公道自在人心
能大能小是條龍
——像龍一樣乘時變化
凡事留一線,他日好相見
——播下善意,收獲感情
打人一掌,防人一腳
——化解仇恨,不如避免結怨
你有千條妙計,我有一定之規
——為自己立一準則
吃虧人常在
——吃虧處有大便宜
退一步想,過十年看
——小心被“套牢”
第二章 人際交往——做好自己,高情商經營人脈資源
  做人要有精品意識。交朋結友,宜精勿濫;迎送往來,宜實勿虛;言談相處,宜真勿假。“真者,精誠之至也,不精不誠,不能動人”。得一真字,求一精字,做人便不難了!
廣交不如擇友
——敞開心扉,帶眼識人
寧給好漢拉馬,不給懶漢作爺
——盡量別讓人情成為負累
不看家中寶,單看門前草
——小可見大,近可觀遠
叫人不蝕本,舌頭打個滾
——不要把話憋在心里
會說話,當錢花
——好口才可以左右成敗得失
油多不壞菜,禮多人不怪
——把你的心懸掛出來
多下及時雨,少放馬後炮
——一噸廢話,不如一毛錢的幫助
蚊子遭扇打,只因嘴傷人
——多栽花,少栽刺
癢要自己抓,好要別人夸
——恃才傲物是大病
只有扯皮的人,沒有扯皮的事
——只有不快的斧,沒有劈不開的柴
第三章 掌控命運與幸福——珍愛自己,認清生命中的幾個關鍵問題
  珍愛自己,有幾件大事︰第一件大事,自強自立;第二件大事,自養自護;第三件大事,自謙自守;第四件大事,自娛自樂。
想喝甜水自己挑
——幸福在于享受過程
有福之人不用忙
——“福分”在于修養,成功在于素質
一日三笑,不用吃藥
——快樂沒有專利
寧叫錢吃虧,不叫人吃虧
——名利權勢不能帶來自由和安全感
有福之人,不落無福之地
——遠離價值觀不良的環境
得意不可再往
——看清形勢,跟緊變化
人不該死有救星
——大膽往前走
冬長三月,早晚打春
——沒有到不了底的事
傻子過年看隔壁
——按自己喜歡的方式生活
第四章 洞察人性人情——安頓自己,行走緣聚緣散的實相人生 
 人性有美麗的一面,也有丑陋的一面;人情有溫暖的一面,也有冷漠的一面。但美丑冷暖,往往緣于心之感應,你用審美的眼光,看見的是美麗的一面;你用溫暖的心,感受的是溫暖的一面。
走遍天下娘好
——對他人的感情不必要求太高
親媽也有偏心的時候
——看清利益傾斜的方向
公道不公道,自有天知道
——深信善惡到頭終有報
人無利心,誰肯早起
——允許他人以自身利益為重
一斗米養個恩人,一石米養個仇人
——多行善事,別做“恩人”
胳膊折了往袖子里藏
——小心“雪崩效應”
瘦狗莫踢,病馬莫欺
——五種不宜招惹的人
黃連救人無功,人參殺人無過
——攻人之惡毋太嚴
有錢的王八大三輩
——希望在于弱勢聯盟
今天打架,往日有氣
——要有“總分”意識
第五章 求知益智——超越自己,激活心中的無盡寶藏
“學以致其道”,如何明道?一學不如一行,一行不如一悟。“悟”者吾心,用眼(目青)看,不一定真的看見了;用耳朵听,不一定真的听見了,從心上悟入,找到真正的感覺,則可以通透到底,一瞥千年,一目千里。
若要好,問三老
——入鄉問俗,出門問路
不懂裝懂,一世飯桶
——承認自己的不足並不丟臉
不怕學問淺,就怕志氣短
——相信自己的“攻關”能力
要得驚人藝,須下苦功夫
——種稻三月,養參十年
常說口里順,常做手不笨
——熟處自然生巧,苦功勝過聰明
不挑擔子,不知輕重
——不當家不知柴米貴
頭回上當,二回心亮
——失敗要趁年輕時
餓出來的聰明,窮出來的智慧
——堅持就是勝利
第六章 成功創業——經營自己,成就無愧無悔的事業
“君子藏器于身,待時而動”,做事業從立志開始,趁時機進取,在堅持中成長,在摔打中變強變大,而一切的成就,都在于聰明高效地經營你自己。
人憑志氣虎憑威
——不怕山高,就怕腳軟;不怕人窮,就怕志短
不怕無能,就怕無恆
——受得起苦才享得起福
鐵匠沒樣,邊打邊像
——從“全不會”到“百事通”
寧失一事,不失一時
——寧叫做過,莫要錯過
大膽天下去得,小心寸步難行
——練膽有“三關”
寧走十步遠,不走一步險
——只要一萬,不要萬一
不怕百事不利,就怕灰心喪氣
——不怕贏不了,就怕輸不起
第七章 職場稱雄——提升自己,做一個不可缺少的人才
 人才的價值,在于你所掌握的核心資源。你的“江湖地位”,取決于你是一個像螺絲釘一樣隨時可以拆換的人才,還是一個像蒙娜麗莎的微笑一樣不可復制的人才。
不怕人不請,就怕藝不精
——以業績為導向
千招要會,一招要好
——要有自己的“絕活”
寧在人前全不會,不在人前全會不全
——學會“露點”和“藏拙”
寧苦干,不苦熬
——主動尋找挑戰
干事不由東,累死也無功
——服從,但不要盲從
光說不算,做出再看
——用行動證明自己值��信任
第八章 經營致富——推銷自己,掌握財富流動的秘密
“生意如春意,財源似水源”,財富無主,像水一樣流動,流向謙下之地;生意如花開四季,長盛不衰的原因,全憑心里的那一團和氣。謙下、和氣,便是財富流動的秘密。
業無高卑,事在人為
——小生意也可成就大富翁
買賣不懂行,瞎子撞南牆
——投資而不投機
無尖不成商
——刻薄不賺錢,忠厚不蝕本
三分掌櫃,七分伙計
——培訓員工是回報率最高的投資
客無親疏,來者當敬
——先推銷自己,再推銷產品
先有交待,後有買賣
——做生意不能急功近利
買賣成交一句話
——學會洞察顧客的心理
莫說“等一等”,要說“我就來”
——盡量縮短成交時間
賣得回頭笑,不請還自到
——讓顧客帶走好心情
第九章 居家過日子——管理自己,將家庭帶往幸福的明天
“有夫有婦,然後為家”,一個家庭,需要夫妻共同經營,幸福在于富足和樂,成就半在兒女身上體現,希望在于明天還會更好。
苗好一半谷,妻好一半福
——睜大眼(目青)擇妻
積錢不如教子,閑坐不如看書
——教子要立規矩
牛要耕,馬要騎,孩子不教就調皮
——讓孩子成材,是愛孩子的最好方式
教子光說好,後患少不了
——寵狗上灶,寵子不孝
浪子當家,餓死全家
——積財不如教子
當用時萬金不惜,不當用時一文不費
——十個錢要花,一個錢要省
偷吃不肥,做賊不富
——小心樂極生悲
一分價錢一分貨,十分價錢買不錯
——花錢的智慧
網路資料
老人言
1任君蓋下千間舍,一身難臥兩張床。古人說:“儲水萬擔,用水一瓢;廣廈千間,夜臥六尺;家財萬貫,日食三餐。”“溫飽自在,富貴多憂”。
2良言難勸該死鬼,慈悲不度自絕人 俗話說:春風不入驢耳,愚人不聽人勸。河南洛陽白馬寺的後殿門上有一副對聯,“天雨雖寬,不潤無根之草;佛法雖廣,不度無緣之人”。
3積德修行,奈河橋易過;貪心造孽,尖刀山難逃 。
4惡是犁頭,善是泥,善人常被惡人欺,鐵打犁頭年年壞,未見田中換爛泥 。“好人不長命,禍害留千年”“殺人放火金腰帶,修橋補路無屍骸”。
“為善不昌,祖宗有餘殃,殃盡必昌;作惡不滅,祖宗有余德,德盡必滅”。多行不義必自斃,善惡到頭終有報。
5休將心腹事,說與小人知,翻臉無情日,反成大是非。
6不信老人言,吃虧在眼前 俗話說:老馬識路數,老人通世故。老人畢竟經驗多,見識廣,所說的話自然有更多的指導意義和借鑒的價值。
傳說古代有一個時期,連續幾年飢荒,糧食極端缺乏,當時的皇帝想,人老了不能幹活,卻還要消費糧食,於是頒布了一道法令:六十歲不死者活埋!
經歷怪獸事件,皇帝想,原來以為人老了就沒用了,看來老人的閱歷和知識真是大有用處,於是下令廢除了那道法令。
俗話說說者無意,聽者有心。路遙知馬力,日久見人心。
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