#選挙うぐいす嬢
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シェイクスピア『リチャード三世』
4月23日はシェイクスピアの記念日です。没日は23日、誕生日は明確にはわからないんですが洗礼日が26日なので恐らくこのへんの日付っぽいということでまとめてシェイクスピアデーとなっております。
今年はリチャード三世のポスター風イメージを描きました。
シェイクスピア戯曲は400年以上前に作られた古い芝居の台本です。とはいえ現代でシェイクスピアものをやるとき、シェイクスピア時代の上演の再現を目指す場合を除き、基本的には現代の価値観、現代の人の好み、上演する今、私たちに合わせた演出で行います。
例えば、『ジュリアス・シーザー』のシーザー役をアメリカの大統領選挙風の舞台で明らかにトランプ大統領を想起させるファッションで演出をしたり、『リア王』を家庭の問題として痴呆老人の妄言と徘徊、姉妹間の親の世話の押し付け合いとしたりもしますし、ミュージカルや映画で有名な『ウェスト・サイド・ストーリー』は『ロミオとジュリエット』の翻案で、最近また新しく映画が作られましたし、アラブ圏の演出家が中東を舞台にして自分たちのための物語として『ハムレット』や『リチャード三世』を上演したりもしています。日本だと黒澤明の映画が一番触れやすいと思いますが、戦国時代とか日本の歴史劇風にやったりしますね。少し前の流行りで、直接ではない作品になりますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『鎌倉殿の13人』も物語構造、エピソードや人物造形などがシェイクスピア戯曲の影響下にある作品として有名です。シェイクスピア戯曲または演劇に直接触れたことがなくても、シェイクスピア戯曲を参照して作られた作品は巷にあふれていますので、そうとは知らずどこかで見たことがあるかもしれません。
エンタメコンテンツでは流行パターンの作品が膨大に創られるというのがありますが、(ここ十年ぐらいの潮流だと、ゲーム・ファンタジー世界観/異世界転生/悪役令嬢ものあたりでしょうか)シェイクスピア戯曲もいわゆる「型」のようなもので、シェイクスピアものをやる、というのは、「あのお話の型でバリエーションを作っている」という読み取り方もできます。
上演芸術の古典と呼ばれるものは基本的に「皆様ご存じの! あのお話をやります!」という構造です。題材は神話だったり歴史だったり、多くの人が読んでいる文芸だったり、同時代のセンセーショナルな出来事だったりしますが、「皆の共通認識になっているもの」を「目の前でやってみせる」からウケるのだ、という構造だと私は思っています。
日本だと歌舞伎・能楽・文楽(浄瑠璃)は漫画やアニメ、ゲームなどのエンタメコンテンツを上演にかけることがありますが、これは「皆の共通認識」になっている物語が漫画・アニメ・ゲームに比重があるからで、上演をやる意義、芸能の何を見せるのかの軸が「生きている人間の芝居や踊り」というところにあるならば、台本に「流行りのモノ」をもってきてやるのは何の不思議もないわけです。
シェイクスピア戯曲・演劇も、歴史や神話などの元ネタがあるものを芝居という形にまとめてやってみせていた芸能で、シェイクスピア自身が無から何かを創造していたわけではありません。芝居が面白くなるように、歴史的な時系列も地理関係も改変しまくっていますし、何百年も前の歴史上の人物も戯曲上のなんらかの性格を持ったキャラクターとして描かれます。これは、歴史から題材をとってきてはいても、上演される時代の人々にウケるための創作であり、歴史上の人物の実像とは一致しないものです。たとえなんらかの記録が多少のこっていたところで、何百年も前に死んだ人の言葉遣いや身振りや性格や実際に心の中に思っていたことなんて十全にわかりようがないので創作するしか方法がない。立ち上がるキャラクターはう��くいったとしても「説得力のある虚像」です。「生き生きした人物像」という芝居のファンタジーを観客は見て説得されているのです。描かれるのがファンタジー・虚像であっても、これを観ている体験は現実であり、ここを明確に区切って考えるには訓練が必要です。
シェイクスピア戯曲『リチャード三世』について。
シェイクスピアの「リチャード三世」は非道な悪役です。身体障害を持って生まれ、母親から愛されず、自分のような見た目の者が女から愛されることはないと世界を呪い、欲しいものは誰も逆らえない権力であり、親族を殺しまくって王位につくも統治能力がなく、戦場でめみじめに殺される男の話です。
こう書きだしてみると加虐性のあるろくでもない男ですが、「リチャード三世」はシェイクスピア戯曲のうちでも人気タイトルのひとつで、魅力的な悪役として描かれることが多いです。実際、王位につくまでの、手段を選ばず他者をだまし、陥れ、殺していく様は「面白い話」として機能します。これは暴力の達成の話、且つ上昇の話だからです。
リチャードが権力の頂点にたったとき、仲間はおらず、信頼もなく、孤独です。王になったらもう地位上昇の高揚もありません。殺してきた者たちの亡霊を夢で見て「絶望して死ね」と呪われ、戦場で馬を失い、殺されます。
歴史上のリチャード三世がどんな人物であったかの歴史解釈とは別に、シェイクスピアのキャラクターとしてのリチャード三世は影響力があり、「リチャード三世」といえばまずシェイクスピアのリチャード三世を思いうかべるひとのほうが多い状態と言ってもいいでしょう。(歴史にもシェイクスピアにも興味がなければ「誰? 何?」って感じだとは思いますが)
日本でいうところの織田信長みたいなものでしょうか。歴史解釈的にどうかというより歴史題材コンテンツのキャラクターイメージが強いというか。これは、良いとか悪いとか言いたいわけではありません。コンテンツが流行ると影響力があるなあ、という話です。良い効果がある場合もあるだろうし、悪い効果がある場合も普通にあるでしょう。状況や条件次第なので。
前半で「皆の共通認識」という言葉を使いましたが、一人一人がなんらかの神話・歴史・物語を深く知っている必要はなく、「よく知らんけどなんかそういうのらしいね」ぐらいでも「共通認識」として機能します。
シェイクスピア戯曲のエンタメ虚像とは別に、15世紀イングランドにリチャード三世は実在したわけですが、2012年に英国レスター市でリチャード三世の遺骨が発掘され話題になり、エンタメ虚像じゃないリチャード三世の印象もまた広まったのではないかと思います。このリチャード三世の遺骨発掘の経緯は映画にもなっています。
リチャード三世の歴史準拠の再評価は昔からありましたが、2012年の発掘があったことで色々な調査が進んで、新たな解釈、そこからまた別の、シェイクスピアのものではない、フィクションのリチャード三世像も生まれるのだろうなと思います。
遺骨発掘シーンの再現を盛り込む演出が入った『リチャード三世』の公演もあったりしましたし、シェイクスピアのリチャード三世上演のほうにも、ヴィジュアルやキャラクターイメージの変化はそれなりにありそうな気はします。
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シェイクスピア戯曲を読んだり上演を見ていて、「よくわからないんだよな……」と思っているのが権力欲で、全く共感がないまま面白いと思って読んだり観たりしています。登場人物に、その判断力があってなんで権力構造には従順でボンクラになるんだ? 的な感想を持ってしまうというか。いや、権力構造の上位者になりたいという欲求はありふれてあるものだということはわかるんですが。
ダンスを見る趣味のスタンスから考えると、欲がなんであれ感情/行為/動作のアップダウンがある=動的になるのでそこを面白いと思っているんじゃないかなあと思うんですが、自分のことだがよくわからない。人なり出来事なりが動いてる状態・動きを発生させる構造、現象に面白さ・愉しみがある、のだと思うんだけど。
ちょっと話はズレますが、『リチャード三世』で言えばリチャードがアンを口説き落とすシーン、成功していると感じた上演をあんまり観たことがないです。緊張感があり印象的だという感覚はあれど、アンが憎しみと嫌悪を持ったまま口説き落とされるって、そのように表現できてると感じたことほぼないんですがあれ、難しくないですか? ものすごく難しくないですか? あり得なくはないだろうがそうとう難しくない? 感情が、字面ではわかっても腑に落ちないというか。
物語創作のセオリーで「これは私の物語だ」と思わせることが必要と言われたりしますが、共感が発生しない、私ごとにはならないことでも全然面白いが? と思っていて、面白さってなんなんだろうとずっと疑問です。
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Famitsu 916 Persona 3 part pictures and transcription.




期待の新作特搜隊
期待の新作TOP30にランクインしたソフトの最新情報を特捜隊が徹底調查!
2006年も半分を過ぎようとしている今日このごろ。我らが特捜隊は、今週も読者が期待を寄せるビッグタイトルを総力取材!厳選された新作情報を見逃したら、話題に乗り遅れちゃうぞ!!
今週のラインアップ 期待の新作TOP30は44ページ
ペルソナ3 254ページ
うたわれるもの 散りゆく者への子守唄 258ページ
メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット 260ページ
ファイナルファンタジーⅢ 262ページ
その他の期待作 266ページ
本作の概要はここでCHECK!
人気RPG、『ペルソナ』シリーズの最新作。これまでのシリーズとは異なる世界設定、異なる登場人物による、新たな物語が描かれるのだ。主人公を始めとした"ペルソナ"を召喚する能力を持つ仲間たちが、人間の精神を喰らう"シャドウ"と戦うことになるぞ。こうしたシャドウとの戦いは、午前0時になると訪れる"影時間"に行われる。一般の人間には、その存在を認識することすらできない闇の時間が、人類の存亡を懸けた戦いの舞台となる!!
主人公
私立月光館学園に転入してきた17歳の少年。学園寮への入寮当日にシャドウ襲撃事件に巻き込まれ、その際にペルソナ召喚能力を覚醒。シャドウ討伐部隊、"特別課外活動部"のリーダーとなる。メンバーの中で唯一、複数のぺルソナを自由につけ替える力を持っている。
初期ペルソナ
オルフェウス
P3
Persona3
ペルソナ3
またもや新たな登場人物が判明!でも、なんか怪しい感じ⋯⋯?
ケータイで購入
プレイステーション2
PS2
DVD-ROM
アトラス 7月13日発売予定 7140円[税込]
ドラマ RPG 要67キロバイト
ディレクター:橋野桂、キャラクターデザイン&アートディレクション:副島成記
期待の新作TOP30 ランキングデータ
今週の順位
3位
初登場4月7日号
15位
最高順位6月30日増刊号
1位
"影時間"に行動する者が⋯⋯!?
主人公ら、ペルソナ召喚能力を持つ者たちは、影時間に自由に行動することができる。それ以外の人間は、影時間に迷い込むとシャドウに精神を喰われてしまうのだ。しかし、そんな影時間に行動する、主人公たち以外の人間がいることが判明したぞ!彼らは3人組。いったい何者なのだろうか⋯⋯!?
↑影時間に入り込んでも精神を喰われないのは、主人公たちだけではなかった。彼らはシャドウに襲われないのだろうか⋯⋯?
仲間になることが判明しているペルソナ使い
たけ ば
岳羽ゆかり
声:豊口めぐみ
主人公のクラスメイトで、同じ寮に住んでいる女の子。性格は勝ち気で、明るく前向き。ぺルソナ召喚能力には覚醒したばかりだ。月光館学園に入学したのは、ある事情によるらしいが?
初期ペルソナ イオ
い おり じゅん ぺい
伊織順北
声:鳥海浩輔
主人公のクラスメイト。転校生である主人公にまっさきに話しかけてきた、明るくお調子者の少年だ。主人公の転校直後に影時間への適性=ペルソナ召喚能力を見出され、仲間に加わる。
初期ペルソナ ヘルメス
はみだし情報
シリーズのクロスレビューは何点?
PS 女神岡聞録 ペルソナ
9887
謎の3人組⋯⋯彼らの目的とは!?
ネットで話題になっている、復讐代行サイト。そこに依頼を書き込むと、復讐がなされるという噂が流れている。この復讐代行屋の正体は、シャドウに精神を喰われることもなく平然と影時間を闊歩する3人組だった。どうやら、影時間に復讐を行っているらしい。彼らがこんなことをしているのは、なぜなのだろうか?
不気味な気配⋯⋯
タカヤ
声:神奈延年
グループのリーダーらしき男。この界隈では有名な、"不気味"で、"イッている"集団をまとめている。ほかのふたりと比べて、不気味さは際立っている。その言動から、何か狂信的な思想を持っているようにも感じられるが、詳細は不明だ。
←↑荒垣と話す3人組。特別課外活動部のことを気にしているようだ。荒垣と彼らの関係性が気になるが、詳細はいまのところ不明。
荒垣と知り合い?
←復讐の代行屋⋯⋯。いかにも危なそうなヤツらだ。
ジン
声:小野坂昌也
タカヤのそばに、いつもつき添っている関西弁の男。情報収集や分析を行う、リーダーのサポート役的な立場らしい。その手に持っているのは手榴弾なのだろうか⋯⋯?何にしろ、危ない人物であることは確か。
チドリ
声:沢城みゆき
タカヤが率いる集団に、つねについて歩いている女の子。不気味な集団の中で、どのような役割を果たしているのかは不明。また、なぜ集団に身を置くのかも謎に包まれている。ゴスロリテイストの服装に、行動とのギャップを感じる。
主人公にとって彼らは敵か味方か⋯⋯?
きり じょう み つる
桐条美鶴
声:田中理恵
月光館学園の経営母体でもある大企業、桐条グループの令嬢で、局等部の生徒会長。幼少時のある事故を契機に、ペルソナ召喚能力に目覚めた。主人公を特別課外活動部に勧誘した張本人。
初期ペルソナ
ペンテシレア
さな だ あき ひこ
真田明彦
声:緑川 光
月光館学園高等部3年生で、ボクシング部主将。ストイックな性格で、シャドウとの戦いも強くなるためのトレーニング的な感覚で行っている。明彦が力を求めるようになった理由とは?
初期ペルソナ
ポリデュークス
さまざまなシステムが一挙に判明!!
ダンジョン探索や戦闘に関するシステムについて、これまで明らかにされていなかった部分が一挙に判明!さっそく、これの要素について紹介していこう。どうやら探索、戦闘の両面で計画性を持った行動が求められるようだ。事前に戦略をしっかり立てよう!
パーティーを編成して突入!
ダンジョン"タルタロス"の探索に入るまえに、パーティーメンバーを編成する。探索に挑めるのは、主人公を含め最大4人。出現する敵の属性や、仲間が持っているスキルなどをよく考えて編成しよう。
会話して
編成に加えるかを選択
誰を連れて行く?
←攻撃、回復という区別だけではなく、所持ペルソナの属性も考慮したパーティー編成を心がけよう。
ダンジョンを手分けして探索
ダンジョン内で"散開"コマンドを選択すると、パーティーが個別行動に移る。主人公以外の仲間は、自動で探索を行ってくれるぞ。ダンジョンの全体像を把握したり、宝箱を捜す際に便利なコマンドだ。
ダンジョン内部を各自単独で探索!
"散開"を指示
宝箱も見つけてくれる
←宝箱を発見したら、各自回収してくれるぞ。散開をうまく使えば探索��楽に!
散開中でも戦闘はアリ!
↑→散開中の戦闘は、それぞれ単独で戦うことになるぞ。強敵に注意すること!
探索を終えたら"集合"!
←↑"集合"を指示すれば、散開中の仲間が主人公のもとに戻ってくる。
やま ぎし ふう か
山岸風花
声:能登麻美子
引っ込み思案で、自分を卑下してしまう傾向がある女の子。戦いには参加せず、情報支援に特化した立場で特別課外活動部に参加する。機械いじりが得意だが、料理にも興味があるようだ。
初期ペルソナ
ルキア
あま だ けん
天田 乾
声:緒方恵美
月光館学園初等科所属。2年まえに事故で母親を失い、親戚からの学費援助のみで寮住まいをしている。初等科5年生という若さながらペルソナ召喚能力を持ち、特別課外活動部に加わる。
初期ペルソナ ネメシス
ピンチのときは"救護要請"
破間中に戦闘になることもある。この場合、当然ながら主人公はひとりで敵と戦うことになるわけだ。もし苦戦を強いられそうなら、迷わず"救援要請"を指示しよう。歌会していた仲間が、続々と駆けつけてくれるぞ。ひとりで無理せず、緊急時には仲間の助けを求めるのも勇気だ。
→危ないと思ったら、迷わず放後要請を出すべき。あとは仲間がやってくるまで、なんとか持ちこたえろ!
仲間が続々と集まってくる
↑←頼れる仲間が集結したら、いざ反撃。目にモノ見せてくれる!
パーティーが全員集合!!
ペルソナが成長していく!
主人公たちだけではなく、ベルソナも敵との戦いで経験値を積み、レベルアップしていく。レベルが上がるとパラメーターが上昇するほか、新たなスキルも覚えるのだ。覚えるスキルの上限まで育てるのもあり。ぺルソナ合体・育成ともに自由度高し!!
これが合図
→こうして地道にペルソナを強化していけば、ペルソナ合体の際に、より強力なぺルソナが生み出せるぞ。
ペルソナのレベルアップ!!
新たなスキルを覚えることも!
←↑新しいスキルを修得!さっそく戦闘で使い、効果のほどを確認してみよう。
所持ペルソナの組み合わせによって発動する"ミックスレイド"
主人公は、複数のペルソナを所持できる。このとき、特定の組み合わせのペルソナがいれば"ミックスレイド"が発動。強力な魔法で戦況を有利にしてくれるのだ!
ミックスレイド発動!
↑ジャックフロストとジャックランタンで発動。ほかにはどんな組み合わせが?
なんだかスゴそう!
→一��して迫力溢れる演出に!ジャックブラザーズが本気になった!?
組み合わせごとに異なる演出が入る
←"ジャックブラザーズ"という組み合わせらしい。漫才コンビのような演出で心も癒される。
そして主人公がスキルをくり出す!その威力は⋯⋯!?
コロマル
声: ? ? ?
以前は神社の神主に飼われていたが、主人を事故で失って以来野良犬として暮らしていた。ペルソナ召喚能力を覚醒させてからは、特別課外活動部の一員としてともに戦うことになる。
初期ペルソナ
ケルベロス
アイギス
声:坂本真綾
シャドウ制圧用として開発された兵器。ペルソナ召喚能力を実装するため、"自我”を与えられている。従順実直で、命令には忠実に従う。戦術面以外の知識は、あまり持ち合わせていない。
初期
ペルソナ
パラディオン
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裏金問題で揺れる自民党が、公明党の協力を得て政治資金規正法を改正した。残念ながら改正とは名ばかり。「政治にはカネがかかる」という前提を放置したままでは、何の解決にもならない。永田町で25年以上の経験を積んできた議員秘書が、その実態について余すところなく語った。 ◆ ◆ ◆ 政治資金パーティー券の公開限度��や政策活動費等々、抜本的な政治改革が求められているが、そもそも「裏金」を撲滅する方法があるのだろうか。おそらく、どんな厳しい法律を作っても「裏金」は存在するだろうし、それが表に出てくるのは「内部告発」がある時だけだろう。 薗浦健太郎議員の関連政治団体が、政治資金パーティーで得た収入を政治資金収支報告書に過少記載した問題も、東京地検特捜部の捜査開始後、薗浦氏が政治団体の会計責任者を務めていた公設第1秘書に、通帳に記載された収支のメモ書きを消去するよう求めたとされ、秘書はその際のやり取りを録音して特捜部に渡している。秘書との信頼関係が無い。 今回の裏金事件発覚の具体的捜査が始まったきっかけは、池田佳隆議員と元秘書とのトラブル。その件の捜査を皮切りに清和政策研究会の裏金事件に発展した。 政治団体の収支報告書に外部監査が入っても、パーティー券の販売数を知っているのは秘書か議員本人だけで、実態を確認することは出来ない。監査人は会計責任者(大体が議員秘書)から渡された領収書や資料と銀行の残高を確認するだけだ。 国会では代表者(政治家)と会計責任者とを「いわゆる連座制」にするべきだなどと騒いでいるが、「会計責任者」という制度自体を廃止すればよいのであって、議員(または候補者)が全ての責任をもって自分の名前で提出すればそれで済む。 政治資金処理��政治家にとってはイロハのイ。責任の所在が明確になり、違��があった場合の捜査もやりやすい。もっと言えば、信頼できない秘書しか雇えないような議員は辞めてしまえばいい。 改正後の政治資金規正法での収支報告関係の罰則も相変わらず甘い。最高刑で「5年以下の禁固又は100万円以下の罰金・公民権停止」というだけで、今回の清和政策研究会会計責任者も100万円の罰金程度で幕引きされる見込みだ。被告人の松本事務局長にとっては痛くもかゆくもないだろう。 「裏金を数年間机の中に保管していた」などと証言して、過失を装うかのような修正申告が数多く出されているが、これも雑所得の申告漏れと判断して追徴課税すればよいのであって、国税の捜査は怠慢だともといえる。無申告加算税の税率は15~20%であり、民間企業なら厳格に徴収される。 エコノミストで一橋大学名誉教授の野口悠紀雄氏も「政治資金であれば記載する必要があるのだから、『記載しなくてよい』という��は、『政治資金ではない』という意味だと解釈せざるを得ない。相続税法第21条の3の3は、《宗教、慈善、学術その他公益を目的とする事業を行う者で政令で定めるものが贈与により取得した財産で当該公益を目的とする事業の用に供することが確実なもの》が非課税としている。後になって領収書を出してきて、『公益を目的とする事業の用に供した』といっても駄目だろう。したがって、キックバック裏金収入は課税所得だと考えられる。だから、税務申告する必要があると考えられる」 と述べている。 もし国税の捜査がやりにくいのならば再度、政治資金規正法を修正して、1年を超える「記入漏れ」があれば「雑所得」として認定し申告漏れとして追徴課税すればいい。 ドタバタの末決定した「パーティー券購入者」の公開基準を「5万円」とすることにも、たいした意味があるとは思えない。 元閣僚の某議員などは、2ヶ月ごとに朝食会を開いて多額の収入を得ているが、購入者の多くは1~2枚しか買わないので何の支障もないし、「朝食会」や「昼食会」と称するパーティーを年に数回行えば公開基準などあってないようなものだ。一方で、パーティー券購入者公表のあり方も見直さなければならない点がある。 現在の収支報告書では、購入者の「氏名・住所・職業」が記載されているが、公表の段階で住所の番地や部屋番号まで公表している現状には問題もある。例えば、女性実業家がストーカー被害に遭ったりする例も発生している。プライバシーの点は考慮しなければならない。 政治資金パーティーを巡る裏金事件を発端とする「政治と金カネ」について、昨年末から多くの新聞記者やテレビ局から政治資金についての問い合わせが続いている。その中でも、「何故政治にカネがかかるのか」を問われることが多い。 選挙活動と政治活動の二つに分けて考えてみる。 ①選挙にカネがかかる 選挙にかかる費用は、選挙の種類や地域・選挙区の規模などによって大きく異なり、一般的な市議会議員選挙の費用は200万円~800万円。参議院選挙では6,000万円以上とも言われている。何にカネがかかるのか。立候補するに当たって供託金という制度があり、衆参の比例代表で600万円、衆参選挙区や知事選挙で300万円、市区議会選挙で30万円などと定められている。一定の得票数を満たすことができれば返却され、規定の得票数に達しなかった場合は没収される。 選挙ハガキ(法定ハガキ)や選挙ポスター、選挙ビラ、看板などの印刷代は公費負担があり、供託金を没収されなければ無料で作ることが出来るのでカネはかからない。候補者本人が支出しなければならないのは、選挙運動に携わる事務員や労務者への報酬だ。 選挙運動に関する事務をするために雇用した人や、葉書の宛���書きや発送作業、看板類の運搬作業、自動車の運転、ポスター貼りなど、単純な労務の報酬を支払わなければならない。意外と思うかもしれないが、選挙運動員として、直接「有権者に支持を訴える人」はもちろん、「選挙事務所の幹部」などには報酬・アルバイト料を支払うことは違法とされている(実際に守られているのはレアケースであるが……)。 選挙で最もおカネがかかるのは、「ポスター張り」と「ビラへの証紙張り」である。衆議院の小選挙区では、およそ600カ所あるいはそれ以上の掲示板にポスターを貼ることとなるが、一日で張ろうとすると相当な人数が必要となる。東京都の知事選や参議院選挙となれば、およそ14,000カ所の掲示板に貼ることとなるので、400人以上必要となる。組織を持たない候補者は業者に委託してポスターを貼っているが、高額であり厳密には違反となるケースも少なくない。 選挙に使うビラの証紙張りも、参議院比例代表では25万枚、衆議院小選挙区でも10万枚以上張らなければならないなど人件費がかかる。ボランティアにもお願いするが、とても追いつく数ではない。 昨年から何度も記者の人たちに、選挙にカネをかけないためには「ポスター掲示板の廃止」と「ビラの証紙廃止」が必要だと説明してきたが、どのメディアも書かないし、テレビ局からの撮影があっても放送では全てカットされてきた。 候補者の主張は全戸配布されている広報を見れば分かるし、ネットでいくらでも調べることが出来る。どうしてもポスターを見たいのなら、投票所に指定された場所にポスター一覧を置けばいい。税金で莫大な額を払ってポスター掲示板を設置する必要など全くない。(うがった見方をすれば、選挙管理委員会と看板設置会社が結託でもしているんじゃないだろうか?) 選挙ビラも、選挙管理委員会が認定した印刷会社に枚数を管理させて制作すれば証紙張りの必要は無い。 そんな矢先、東京都知事選挙で24人を擁立した政治団体「NHKから国民を守る党」が、ポスター掲示場の枠を事実上「販売」していることがわかった。1口2万5千円を「寄付」すると、都内約1万4千カ所のポスター掲示場のうち1カ所を選び、候補者枠に自ら作成したポスターを貼る権利が与えられ、候補者とは関係のない人物やイラスト、裸の女性写真やQRコードで風俗への勧誘なども張られる事態となった。「掲示板ジャック」は、供託金を没収されても掲示板を全部売れば収入が大きく上回り、ポスターを貼る様子を動画投稿するなど、選挙をビジネスとして利益を得ようとする狙いがある。たしかに公選法の規定では選挙ポスターは虚偽内容でない限り自由で、チェックするための仕組みはない。 公職選挙法にはカネに関わる問題が数多く放置されたままとなっており、他にもメスを入れなければならないことがたくさんある。同法の規定では、事務員・車上運動員についての支給上限額(事務員一日1万円・車上運動員一日1万5千円)が定められているが実態にそぐわなくなってきている。 選挙期間中の朝8時から夜の8時まで運動すると、各地域の最低時給を下回ることになる。プロのウグイス嬢が一日1万5千円で働くわけがない。事務員・車上運動員の弁当も一食1,000円、一日3,000円以内と定められているが、住宅地郊外を回っていると、ファミリーレストランでも税込み1,000円以内の食事は難しい。 法令遵守しようとすればボランティアを募ることとなるが、そんなことが出来るのは大きな組織を持った候補者か宗教団体しかない。 このように公職選挙法は現実を無視した多くの問題を抱えているにもかかわらず、改正しようという声が全く聞かれてこなかったのは、国会の怠慢と言わざるをえない。この点も裏金を生じさせた一因となっている。 ②政治活動にカネがかかる いつ本会議があって、いつ委員会があるという国会日程を把握し、調整し、国会議員のスケジュールを管理する秘書がいなければ、国会議員は仕事ができない。議員会館で最低でも1~2人は必要となる。国会議員には国が給料を負担する「公設秘書」が3人いるが、3人だけでやりくりしている事務所はほとんどない(ごく希にはいるが)。 大抵の議員は地元の要望回り、陳情回りなどの活動をする秘書が必要になり、地元秘書や事務員など4~5人以上は置くことになる。私設秘書に社会保険料や交通費も払うと、だいたい30万円× 5人で150万円。その他事務所費や通信費が毎月必要経費としてかかる。 政治活動にはポスターや、活動報告のチラシなどが必要で、移動する人たちのガソリン代も馬鹿に出来ない。地元での新年会や忘年会など、数多くの会合に呼ばれれば参加し、参加費も払う。地元の方が亡くなられた際には香典を持参するし、出席できない場合は弔電を送るなどの経費もかかる。 なぜ多額の経費がかかるのかといえば、その政治家が次の選挙で当選したいからで、次の選挙を考えなければカネはかからないが、そんな政治家は落選してしまうだろう。 以上の政治活動を行うためには政党助成金の1,000万円と、月額100万円支給される「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)だけでは足りず、パーティーを開いて政治資金を集める必要が出てくるというわけだ。 多くの議員からは「他党の候補が地元活動に力を入れる中、自分だけやめたら落選してしまう」といった声が聞かれるが、こうした地元活動を求め、評価する有権者の意識も改めたい。 改正政治資金規正法は、政治資金パーティー券購入者の公開基準額を「5万円超」に引き下げるなど自民党が提出した法案を一部修正して成立したが、世論調査でもはっきりしたように、中途半端な法改正は国民の政治不信をさらに高めている。
現役国会議員秘書の本音|法改正でも「裏金問題」は解決しない | HUNTER(ハンター)
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バイト
変なバイトたくさんしてきたから裏話を交えながらお話ししちゃうよ内緒だよ🤭
居酒屋ホール
一旦ね あんま言うことないし
ギャルが働いてること多いから黒髪ツインテで働くと何しても許されるよ
時給が高いほど当たり前に求められる接客のレベルも高い
五反田で時給1500円の時は月一ミーティング、月一テスト、季���ものメニューの暗記、日本酒の説明丸暗記など様々
稲田堤時給1080円はスマホいじれるし酒も飲めるし客とダベれる
バーテン(アシスタント)
私が働いてたのはエンジョイ系のバーで、ダーツとかカラオケとかポーカー台とかあるとこ
でも銀座だったからかなり大変!1発目から銀座で働く人がそもそもいなかったからハードルも上がってた(他の夜の街から出世で銀座に上がるのが普通)
ギャラ飲みに巻き込まれたり3時にラーメン食べに行かされたりマジック覚えさせられたりしたけど、基本氷削って在庫管理してた
私はカラオケでかなりの人気を博し、歌い込まれたももクロとT.M.Revolutionを銀座中に響かせる日々を送っていました
同期にEXPGでコーチもしているプロのダンサーがいて、その人はよくチューチュートレインを踊らされていた
もう1人いる同期は空手のオリンピック強化選手で、よく脱がされてた
筋肉自慢���浅黒い銀座おじさんと白い歯を光らせながらよく酒を飲んでいた 山賊
一回だけ六本木の姉妹店行かされた時に犯罪レベルのセクハラに遭って辞めた
ビールの売り子
疲れる〜〜神宮だったから段差の高さバラバラでガチ大変だった
売り子は飲料メーカーごとの採用で、私はサッポロだったからヱビスと黒ラベルを担当してたよ
同じメーカーの女の子をよく見ると、顔が似てるから採用した人の好みがわかりやすい!ぜひ見てみてくださいな
ヱビスが1番泡が立ちやすかったから移動すればするほど泡になって、売れるビールが減ってよく怒られた(酷い)
もちろん給料は噂通りの歩合制
基本給+歩合給!
売り子だけで生計を立てる人は球場の掛け持ちをしてるベテランばかりなのも特徴!
巫女
高校時代の年末年始に!
お金の話を絶対にしてはいけないのでその辺大変だった〜
初穂料って言うのダルくてはっほりょーって言ってたわ全然
年末年始は交通安全お守りが1番売れる!なぜなら会社の社用車全台につける人が多いから!商売繁盛は一つでいいからね〜
あとあの薄っぺらい和服で極寒を過ごせるわけがなく、半分死んだ状態で接客をすることになる
お笑いライブスタッフ
まぁ一応ね、これもね、
まずリハ!まじで短い!��者が来次第きっかけ聞いてそのままリハの繰り返し
グループLINEとかないからカンで道具終わったかな〜と思いながら明転する
あとスタッフ少ないから全然同時仕事とかある
バティオスで受付音照スライドを一人でやった時、できるんだって思ってしまった
あとは撮影!
なるべく邪魔にならないように〜と思いながら撮る
私はスタッフ歴よりお笑いファン歴の方が長いのでファンが欲しい写真は全把握🫴してるからこの辺は楽勝
普通にライブ写真って撮影の中でもかなり難易度が高いのでめっちゃ大変!舞台の光しかないから全然写真撮れないんだよね〜でもお金をもらってるのでしっかり撮りましょう…(はい…)
ウグイス嬢
これね!選挙カーのウグイス嬢ですわ
知り合いが選挙出るから声出るしやってや、とのことで声をかけられまして、やることに
私は一度も思ったことないけどよく声を褒められる事が多い うれしい☺️
他の候補者とすれ違う時に音量を徐々に下げて黙る→候補者が応援挨拶をする→こちらも応援挨拶をする→お互いの声が被らない辺りでまた喋る とか
住宅地では静かにとか、公園の近くではフレンドリーにとか、いろいろありますわ
かなりレアなんだけど、党車にも乗りまして…
この党車ってのは、各党の代表車なんすね
今回私は自民党車に乗って、財務省副大臣とウグイスかましたのマジアツかった!!!!!!!!
ほいで自民党車だから候補者の話はあまりしちゃいけないとかいろいろある
なんかその後国会インターン誘われたりした!行けばよかったな普通に
あとお手伝いした候補者は無事2位で当選!おめでと〜
ガルバ内勤
調布のガルバで内勤してました!バーテンアシスタントの経験がかなり生きて、特に苦はなかった!場末のガルバともなるとかなりビジュアル面は不安定で、バライティに富んだメンツが揃っていました!!
41歳のベテランガルバ嬢!3XLを着こなすガルバ嬢!湘南から通うガルバ嬢!などなど…
41歳は本当に28にしか見えなくてすごかった!!!あとベテランってだけあって本当に酒に強かった!!!!!!
とはいえ華金には女の子が足りない事が多くて、バタバタと倒れた女の子の代わりに内勤が接客する事が多々あり、それは大変だった(ドリンク代はしっかりもらえた)
月に一回来店するおじいちゃんがいるんだけど、この人がすごい!!!!!!!!!
まず金持ち!そして優しい!ほんで清潔感がある!世のおじいちゃん全員この人にしてほしい!
まじで店全員が好きな客だった!
一晩で最低40万使ってくれるし、その場にいる全員にドリンク入れてくれる!この客が来ると店のグループLINEは大騒ぎで、この客に会うためだけに���勤する女の子も多数
たまーに神客がいるけど基本どうやって普段生きてるかわからないゴミみたいな人しか来ません
金持ちアピールしといてドリンク一杯すら出さない人もいるし、45分間一言も喋らないってこっちの反応を楽しむ人もいるし、勝ち確の口喧嘩をするために来る人もいる
日本は終わりです
パチンコ屋ホール
これ今本腰のやつですわいね
死ぬほどキツいけどその分高時給なので許します
普通に賭け事だから頭おかしい人多いね!まず!
浮浪者とか来るし 金も盗むし トイレットペーパーも盗む
最近はホース盗まれたからわざわざホースを袋に入れてから物置に入れて、使う時に設置するという手間までつくってくれる
毎日40個ぐらい灰皿洗わなきゃいけないのもヤバい 極寒の野外で!!!!!
あとパチ屋も年増ギャルが多いから私みたいな地味黒髪女は珍しがられる
パチスロについて何も知らないからいまだに仕事について行けていないが、パチンコのエラーなら大体直せるようになってきた!!
パチ屋誤解あるあるを解いていくわ↓
台制御しません!!!できないし!!当たってるからこの辺で止めさせよ〜とかない!!!みんなでインカムですごいねいいねって言ってます
客を見てコソコソインカムで話してません!!!まじで当たってるのうらやましいだけ!!!
リモコンで操作なんぞしてない!!!!非稼働時間を見てるだけです!!!!そんなに怒んないでよ!!!!
このくらいしかなかった
【共通して言える事】
女子大生が接客業をすると避けては通れないこと、それが無料キャバクラ化なのですが
本当にずっと無給で汚いおじさんと喋らされて最悪でしかない!!!!汚いし臭いし金払わないもんだって!!!!!!!!
たまーーにおじさんじゃないから内心嬉しいだろと言わんばかりで話しかけてくる20代男も普通にキモいのでやめてほしい
これ言うと、接客含めての時給だろ!と言われますが他のバイトは全く話しかけられなくて私だけが搾取されてる状態なのに???と思う
まぁこれを利用してわざとギャルが多い界隈で黒髪接客をして許されを被ろうとしてるので私も私で悪いっす そう言う事でいいっす
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2024/10/26
ホテル泊 じぶんの事務所の選挙カーの音で起きる これは迷惑だよ 9:00に事務所、張り付きで意外とあまりやることがなくて最終日これで良いのかなあとおもう 事務所の段ボールをひたすら潰し、苦情の電話を取り、メディアの電話を取り、ややこしいおじさんの対応をし、動画を編集したりして比較的落ち着いていた 置いてあったおにぎり、300キロカロリー爆弾を2つも食べ、誰かの食べ残しの弁当を食べ、お菓子をもしゃもしゃ食べて、あーあとおもう
選挙の神(いつもあかるい体育会系秘書)からの号令がかかり、豊洲交差点に陣取り合戦をしにいく 相手陣営がのぼりを下げるのをみてお疲れ様です、というと「どんどん置いちゃってください」といいひとだった 敵とは言えお疲れ様ですと思う 最終日だし ビラ配りがぜんぜん上手くいかない 有名議員の告知がないとむずかしい スイッチを入れるまで時間がかかってしまった
途中でビバホーム前まで移動し、人がごった返す中で配りまくる 「あなたはビラ配り担当だから」と腕章をもらって配りまくる すんごい人 警備が厳重すぎる ものものしい雰囲気で大変なことになっていた 本人のことをツンケン言っていた友人が必死にビラ配りをしていて胸にくるものがあった トイレにいき、でてくると、ギの先生がおばあちゃんたちにリストバンドをしており、すごい動員力だ、とおもう
動画撮影担当を任され、聴衆の中に紛れ込んでいたらそっちじゃないびといわれ満員電車バリの人混みを必死に抜けて前列にはいる 途中でせんしゃがきてマイクアナウンスがはいり、盛り上がってきた シンプルにでかい音って大事だな、熱気を出すのに…SPや警察にスタッフです!といったらすぐに通してもらった 全然ガバガバで心配になってしまう 道を挟んだ向こう側で区長を取っていたが微妙だったので、交通止めされた瞬間に前に行っても!?いいのかな、と遊説リーダーにきき、柵を越えてステージ側にいくめちゃくちゃな聴衆を後ろに感じながらななめまえから撮影した 本人の最後の演説はかなりよかった、とおもった 支部長の演説途中で黒塗りの車が止まり、ボスofボスが登場 ほんまに来た、という感覚 一国のトップであっても、ひとはひとだなあ、とおもいながら動画を撮り続けた 自分は29歳で議員になり、その時に先輩議員から言われたことうんぬんから若い議員が必要、というはなし 演説やっぱりうまいなーとおもった そのあともみくちゃになりながら握手タイムに紛れて上から動画を撮ったり照明をあてたりして訳わかんなくなっていた 遠くから呼ぶ声をきいて、誰か呼んだか〜とニコニ��していた首相 気さくだった
なんとか終り、人が引いていき、のぼりやビラを片付ける お尻に入れていた携帯がなくなっていることに気づき、あーもう仕方ないやと思っていたら秘書が後ろで持って立っていた ありがとね
帰り、最後の最後宣伝車にのれた ウグイス嬢のお姉さんは、一個前の遊説場所で泣きながら話したらしい 場の盛り上がりを作る遊説車のしゃべりはさすがだとおもった 運転手は「もう江東区は���りたくない、あきた」と嘆いていた 古株の秘書は沿道にむかって手を振りながら、あーあもう最後ですね、と言っていた 後ろでわちゃわちゃと終わった終わったといって楽しく帰った わたしはさっきの演説の動画を編集していて、このときはあまり焦っていなかった
事務所に帰って、編集を続ける 意外と長くて終わらず焦る ピザを注文して、食べますか?といわれ、ちょっとごめん今じゃないと言う 音が聞こえないので隣のスペースに移動してなんとかした 終わりそうにないので一部は動画のプロに任せる 本人に送ると電話がかかってきて、これはダメ、普通考えたらここ編集するでしょ?などと10分前に言われる これとあれを1本にまとめろなど無理な要求を言われ、頑張って翻訳してくれるLINE担当 あれはむり、こういうことですか?とやり取りをしてくれた もうわたしは話したくなくなってしまい、黙りこくってしまった代わりに会話してくれていた 逆側では、最後の駅頭に行くか行かないかで揉めており、現場にいるひとに体力おばけがキレていた わたしは見切られて、プロお兄さんに頼んで一本は諦めた 3分前くらいにアップを始めてやばいやばい言いながら動画をあげる ボスがあと3本と紙に書いて見せてくるわかってるよ…と変な顔をしてしまう とりあえずあげて静かになった わたしは力が向けて何も言えなくなってしまった 本人が帰ってくるときいてもう話したくないとおもい、早めに出てホテルに帰りたかった タクシー代だすから横浜まで帰りなと言われるも、なんか帰りたくなかった この憂さ晴らしをしないと帰れなかった
本人が帰ってきて、動画無事揚げれて良かったですね!とフォローを入れてくれたが、「〇〇さんのおかげでね」と言っていて本当にもうダメだとおもった 役立たずは切り捨てるという姿勢が終わっている さようなら このままここにいるとどんどん心が荒んでしまうと防衛反応が出て事務机を離れた
顔もみず黙っているとさすがにキレすぎだとおもわれたのか、現場担当が鳥メロ行こうと言い出す いいアイデアだね〜と背中を叩く 本人についていた秘書が急に写真を取ろうと行って、ドアの押しボタンの上にカメラを置いて写真を撮る 彼なりのフォローか 中でボスと本人がでてこないので待たされながら、早く離れたいとおもう 秘書は送り迎えに連行されたので、残りの私たちで鳥メロまで歩く あーあほんと最悪、でも終わった もう終わりだね 瓶ビールをたのむ、メディアお姉はめずらしく生ビールをたのみ、とんでもなくおいしそうに飲んでいた 何が同最悪だったかの答え合わせをみんなでした 途中で体力クイーンがきて、先に帰っちゃったから申し訳なくて…というのをきき、そんなわけないでしょうガハハという 現場での揉め事も、動画での揉め事も さいごに何が嫌だったか言えたのでスッキリ���た 家に帰らなくてよかった みんなで眠くなってきたので帰る 終わったね〜〜とベッドになだれ込んだ 数少ない高校の同級生のストーリーに結婚式の打ち上げなのかカラオケの動画が上がっており、わたしがこの高校が嫌いだった理由が全部詰まっていて顔をしかめてしまった この嫌悪感は何年経っても変わらないのだった
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天の町っていうか、上がってくるの待。なんていうのかな、寒気とかして。こんにちは、タジマみほです。収録している今日は4月11日火曜日です。いや、今挨拶がこんにちはだったと思うんですけど、 子供の幼稚園が始まりまして、日中中毒に変わりました。今までは夜収録するしかなかったんですけどね。
でも今週はすごい。まだね、やっと自由に動けるようになったからっていうのと、あと年度始めだからやっぱちょこちょこ、なんか細かい用事がちょこちこ、ちょこちょこ、その、保護者会だとかクラスの話し合いとか入ってて、そこに私の歯医者とかも入れちゃって、なかなかね、ごたごたしてるんで、大丈夫かなって思ってますけど、
なんか週に、やっぱり週に予定は2個ぐらいまでしてほしいですよね。なんかこういうさ、刺激が少ないことを好む人間としては、4月だからね、仕方ないですね。皆さんもお忙しい日々をお過ごしいかもしれませんね。
今日はですね、この4月、選挙やってますね。東京だと、 この後、2、3日に、その地方選挙、その自治体の差、差とか、議員の人を決める選挙があると思うし、この間、9日は一昨日かで、それはまた地方でね、色々知事選とかあったみたいですけどね、かなり選挙シーズンとなってると思います。それでですね、選挙について。
今私、仮タイトルをときめき選挙シーズンって決めてるので、それとかチャラいタイトルが何かしらついてたと思うんですけど、選挙について喋りたいんですけど、なんか ね、選挙についてっていうとね、誰かがこう発言する時って投票に行こうみたいな啓蒙の一言が多いじゃないですか。それも大事なことだと思うんですけど、 なんか私が言ってもやっぱしょうがないっていうか、その、好きなミュージシャンとかアイドルが言ってるからいいのであって、1階の人間がこうさ、ただの市民が選挙に行こうってコダにそれだけ言ってもしょうがないから、そういう話ではないんですよね。私がしたいのは、
なんかそれ未満の話。単なる選挙の雑談。選挙の思い出。選挙の思い出ありますか皆さん。私は色々とあります。
選挙の思い出とか、そういう雑多な話と、あとはここまで行けたらなっていうのが、選挙に投票に行こう以上の話ですね。以上の話って、でも政治的になんか突っ込んだ話じゃなくて、なんか私が何を考えて投票する先を選んで���かみたいな、 でもなんかあれだけど、差し支えがある感じになってきたら読めますけど、それはなんかそういうね、私の、私なりの選挙の話をさせていただければと思います。なんで、
じゃあね、前置きあんま長くなってもあれなんで、早速行かせていただきます。第26回です。聖なる欲望ラジオ。
私ですね、選挙好きなんですよ。生まれた時から選挙好なんじゃないかっていう、その初期設定、選挙きで生まれてきたんかなっていうと、なんか神が選挙好きって書き込んだんかなていうぐらい、小さい時から選挙好きで、 なんかその1番古い選挙の記憶って、多分5歳くらいなんですけど、なんかじいちゃんが、祖父がですね、 投票立会人をおそらくやったんですよ、投票所に、日曜日にさ、その投票日に行っていると。で、そこに弁当を届けてくれって頼まれたんですよ。
なんか昔、今はさ、5歳の子、1人で街に出さないけど、昔はね、5歳って言ったら、お使いね。その有名なさ、初めてのおつかいっていう絵本でもさ、5歳でお使いに1人でお使い行ってきてって言って出すぐらいだからさ、5歳に弁当持たして、投票所にじいちゃんがいるので、弁当私に行ってって言われても、それでよかったんだと思うんですけど、いや、わかんない。もしかして、ばあちゃんと一緒に行ったかな。
なんか、1人で行ったような気がするんだよなあ。投票所、あんまり遠くないんですよね。そんなとこどこ。って歩いていって、投票所っていうとこに行ったんですよ。あ、それがね、なんかその中の光景がね、うおーっていう感じだったんですよね。
単なる公民館ですよ、その田舎の田舎の公民館ですけど、なんかいつもと違う雰囲気。なんかかでありながらも、なんかちょっと事務事務的な香りがする。私、ちょっと事務的な香り好きなんですよね。なんか、なんだろう。ぎ、行政の香りみたいな、
なんかそういう感じで、なんとも言えないさ、感じられないさ。やっぱ店舗の投票の時って、あれと同じ空気、日常にあるかっていうのはないじゃないですか。そんで、すごい、おお。こ、これいい。ってなったんですよ。
ほんで、じいちゃんに弁当を無事渡し、で、周りの人に偉いねとか言われ、ホクホクして帰って、そんで、またあそこに行きたいよってなったんですよね。んで、また次の多分選挙があった時に、私も行くよって言ったら、もうダメよって言われて、 あれなんですよ、今変わったと思うんですけど、最近多分変わったんですけど、その同伴していい子供の年齢に制限があって、選挙って
未就学だと連れてっていいけど、小学校入っちゃったら連れてっちゃダメだったんですよね、昔、ちょ、多分なんですけど、確かめてから喋ればよかった。この情報間違ってたらすいません。なんか前回もね、間違った情報が多くて、このまま喋っちゃうのはあんまよくないなと。
私の記憶によれば、そういう決まりがあって、結構厳密な決まりで、
でも、なんとなくわかりますよね。小学生になると字が読めちゃうから、その長女としてさ、なんか、人が投票を先を記入してる時にさ、ササさんだって。サキさんってみたいな騒がれたらさ、その名前を読み上げられちゃうと、ちょっとぎゃってなるから、その秘密選挙の原則がやめられるから、多分ダメだったのかなって。でも、なんで良くなったかっていうのは、
でも、あんまりね、その、小学生に���守番させるとかっていうのが、もう世の中的にngになってきたから、連れてくしかないよねっていうことなんでしょうね。昔みたいに、そういう、なんか破天荒な行動を取る子供があんまり減ってそうだからかな。そんなふわっとした理由じゃないかな。とにかく、昔は小学生ダメだったんです。
てか、お前は、その、5歳の時は弁当届けに行かせたけど、もうダメだよって言われて、ぴえって、なんかさ、そうなっちゃってさ、なんかもう、だから次、投票所に入れるのは20歳になってからであるっていう風に言われてショックを受けて、
もう絶対絶対投票所に行きたいと思ったんですよね。あと、選挙の時期になると、これもね、昔の記憶だからさ、今と違うと思うんだけど、 昔の選挙って、大名行列っていうのはなかったですか。私、これね、さっき検索したんだけど、うまく出なかったの。選挙大名行列、選挙運動大名行列とかで検索したけど、 その選挙課が、選挙下ってあるじゃないですか、なんとかなんとかとしとしとしお願いしますみたいなやつ。あるじゃん、なんか。それに、それが1個じゃなくて、なんかさ、そのでっかい看板がついて、その、いわゆる、ウグイス嬢って昔呼ばれてたさ、その
名前を連呼するお姉さんたちが乗ってる車の他に、なんかね、2、3台、2、3台どころかさ、もう自民党になると、もう、すごいすごい数の車が、ぞ、ぞ、ぞぞぞって、なんかついて歩いてた気がするんですよね。
なんか、でも、そういう記憶を証明するものがないから、ちょっと困っちゃうんですけど、なんか、そういう、そのさ、なんかもう、お祭りみたいな感じだったんですよね、選挙会が来るっていうことは。
そんで、選挙会来るとさ、選挙かつって、こうだって、2階に上がって、2階の道路が見える窓に向かって、おわって、手を振ってたんですよ。なんかそうすると振り返してくれるから面白くて。そうやって選挙カーに手を振るっていうことを知ってたんだけど、それを親に見つかって、やめろって。やめろって言ってないよ。なんかね、珍しくね。それは母に怒られたんですよ。
やめてくれって言われて。なんか、なんて言われたんだかな。でも言いたいことはわかって。多分その母は街の中で仕事をしてる人間だから、立場的に
私が誰にも彼にも、本当に誰にも彼にも手を振ってたから、そういうことしてると、なんか気まずいっていうか、立場上まずいんでしょうね。多分ね。その候補者側にしてみれば、あれ。おうちって、うち応援してくれてんのかな。って思うし、 もちろんそう、その、県会議員とかだと、もう、なんかそんなにわかんないと思うけど、ちょ、町議とか、町長選とかだと、もうここは、大体さ、ここは大して普通認識あるから、多分ね、それ、それが非常にまずかったんだろうなと思いますね。
振るな、手を振るなっていう風に言われてはあって、選挙周りのことは色々、なんかこう、子供はつまみ出されることばかり、てんてんて、なんか、それがね、それが余計、私の選挙を焚きつけたんでしょうね。
うん、やっぱ大人っぽさの象徴みたいな感じだったのかな。なんか子供の時って、すごい背伸びして、選挙のポスター、選挙じゃなくて、そのポスターっていつも貼ってあるじゃないですか。議員さんとかのさ、
ポスター貼ってあるけど、それをなんかこう、下校中にすごい読んで、なんとかとなんとかだってとか、どうやって。友達に漢字読めるアピールみたいなのをしたりとか。あと、すごい国会中継。うちの人はすごいさ、いっつ��国会中継見てる人だったんですけど、国会の会期になるとね、 そう、一緒に見て、さ、んで、うん、どいたか。かっこいいってなって問いたか。この時代ですよ。私が小学校の低学年時代って、すごい、あのさ、その、社会党のどいたか、ぶいぶい言わしてた時期だからさ、すごいすごいかっこいいと思って。
なんか、お茶の間とかにも、よく出てたみたいですね。なんか、今さっき、wikipediaを確認したら、テレホンショッキングとかにも出てたって言ってたね。そんな、そこまで、なんていうの。なんか、ミハの番組に出てるとは知らなかったけど、なんかすごい大人気だったんですよね。
それだから、友達とさ、なんか放課後遊ぼうって言って遊んで、何する何するってなってさ。ま、普段は鬼ごっことか、かくれんぼとか、そんなしかしないです。なんかいつも同じだなと思って、
かいさん、国会ごっこしようって言って、私どういったかこれ。みたいな感じで、なんか質問してきて、みたいな、そういう風にしたいとか。でも全然も下がりましたけどね。超も下がったね とか。もうマジでその選挙および政治への憧れが強い子供でしたね。
その新聞に入ってくる打ち出しとかもよく読んでてさ、そんで親に質問とかするんですよね。ねって。共産党は消費税をなくすとか、いいことばっかり書いてるよ。でも、なんで選挙はいつも自民党が勝つの。お父さん、なんで選挙はいつも自民党が勝つの。ってすごいね。聞いてね
さ、今まで喋ったふうに、ああいう感じの人だからさ、なんか、くどくど、くどくどって、なんか、なんか説明してたけど、なんかよくわかんないけど、そんなこと言われても、なんとかなんとかみたいな感じで、なんかよくわかんない返事だけど、一応答えようとはしてくれてた。
選挙の差。こ、選挙とか政治にまつわる家の考えって、きっとそれぞれですよね。
ぶっちゃけ、家でなんとか等に入れるみたいなとこもあるんでしょうね。その決まった指示制度みたいのがあって、あとか、お父さんの職場のあれで、ちょっとなんとか等に入れてくださいねってなってるとか、ぶっちゃけあるんでしょうね、
うちはね。でもそういうのは一切なくて、なんかこう、ぽいアンタッチャブルな感じ。
その、選挙あって、私は選挙の日だとテンション上がっててさ、結局誰に入れたの。誰出たの。って、その子供だからさ、なってんだけど、なんか食卓がそういうのってシーンってなってさ、なんかちょっとそれは。みたいな。それはね、言っちゃダメなのよって、なんか母が言うんですよね。
前も言ったけど、父が向こうですからね、向こう。父と祖父母、母、
微妙なバランス、わかりますね。なんかその政治、政治の話題でもし対立したら、結構なんかめんどくさいっていう感じの家ですよね。やっぱりどこもめんどくさいと思うけど、やっぱ、その、 むむこと、シュートがいい感じで、なんか、そこでね、あれしたら、ちょっと、あれじゃないですか、 そういうので、そういうのあってか、それとも、なんか、やっぱり、そういう、べらべら喋るっていうのがよくないっていう、ちゃんとした教育方針だったのかもしれないですけど、それに関しては、ちょっと、うちでは、
誰に豊かは内緒にするっていうのが原則なんだよっていう風に、母が教えてくれて、その、その、言っちゃダメなわけじゃないですけど、なんか、安易にやっぱ言わない方がいいから、場所と時を選んでいった方がいいから、ちょっと子供になんとかだよたかって喋るのは���っぱよくなかったんですよね。でも、またさ、また、そういうのも1つまた大人のベールなわけよ。
選挙とは。選挙とは、早く選挙に参加したいって思う一方だったんですよね。なんかめっちゃさ、興味ばかりが先走って。なんかこれ、前、選挙が好きみたいな生で書いたことあるんですけど、日記の中に、なんか
そこの統一地方選のラジオ中継の結果を実況してるやつが残ってて、全部捨てちゃったんですけど、ちょっと数年前まで、 高校生の自分が、選挙結果とか選挙の中継、その結果に、結果発表になると、頭角の人のインタビューとかとか、色々特番を聞きながら、もうなく払うようみたいな、なんかそういう、そういうの、すごいカリカリかってね。twitterなき時代に1人でさ、紙に書いた実況とかが残ってて、 もうね、今、本なんなんなんだっていう、なんなんだこの高校生はっていう感じなんですけど。そんなわけで、私は選挙は絶対一生解禁っていう風に決めてたんですよね。
何があっても選挙に行くぞっていうの。それで、20歳が来て、2歳になった時に、多分、1回目は多分なんかと、区議会とかだったかな、豊島区のさ、選挙だったと思うんですよね。
なかなかさ、1人暮らしで、その、知事選とかだったらさ、東京都のアイコンだから、なんか、変な人呼びたくないなとかって思うけど、豊島区、私、この豊島区出身で、豊島という名前をね、いただいて、そのままずっと名乗ってるぐらいだから、 豊島区、重要ちゃ重要なんですけど、なんか、その時、どんぐらい住むかわかんない場所だし、そこで、なかなかね、選挙っていうのもね、誰を選んだらいいか厳しいものだったけど、でも、行きましたね、多分ね、
ちょっと、く、理解じゃなかった、ごめんなさい時とかかもしれないけど。そうやって以来、41歳の今日まで、全ての選挙にね、私は行きました。自分に投票権が来たやつは解禁をね、20年以上守れてるんですよ。
なんかそういう、なんかよくわかんないし、正直あんまどうでもいいかなっていう会とか、どうでもよくはないんですけど、本当はどうでもよくないかもしれないけど、やっぱ一時的に住む場所だなっていうと、この選挙だったりとか。あとね、すごいめんどくさいパターンで、選挙の直前に引っ越しちゃうと、前の住所で投票しなきゃいけないみたいな時あるんですよ。
その新しい住所地での投票権がない。
そういうの、めんどくせえパターンもあったけど、意地になってるからさ、一生解禁って決めたから、多分それも国勢みたいな、本当に自分の生活にすぐ関わるぞっていう感じじゃなかったけど、でも、行きましたね。本当、選挙がね、好きなんですよ。
選挙っていうだけで盛り上がる。だからね、私、今回のね、苦戦もめっちゃ盛り上がってます。正直、1人で選挙かとか、うるさいなっていうこともね、思いますけど、
やっぱさ、その、大人になればなるほど、選挙シーズンのウザさみたいなのね、そうやって、そのベールに包まれたときめきみたいなのは、やっぱり自分が行くようになったら、そう、そんなでもなくなって、その選挙期間の町のウザさとかがさ、際立ってくるっていうのもあるけど、特にさ、赤ちゃんとか育ててると、もう選挙かきみたいな感じですよね。
やっと寝たのに、なんで選挙会来るんだ。みたいな。うちはね、今あんまり大通りに面してないから、そこまででもないけど、やっぱりその、フェリーカーで寝ちゃって、大通りを歩いてる時とか、せっかく寝たのに選挙か。検証もやっぱりあったかな。
でも、���ういうとこもありつつ、選挙か、正直やめてくれってめっちゃ思ってますけど、でも、選挙自体はやっぱりいまだに好きですね。ちょっと、じゃあこの後は、そんな私がどうやって投票してるかっていう話を進めていこうかしら。
じゃあ今回は後半でね。改めまして、こう、投票先を考えるっていうことについて、ちょっとね、喋ろうと努めてみようと思います。やっぱなかなかセンシティブな話ではあると思うので、うまくいかなかったらごめんなさい。
なんかさ、冒頭でも言ったんですけど、選挙の話ってなんか選挙に行こう、投票に行こう、
もやっと。正直ちょっともやっとするのは、でもさ、選挙に行かない人って 入れたらいいかわかんないっていうか、多分その考え方がわかんないから行かないんじゃないかなって。別に選挙行くのめんどくさいなあ、でも行こうって言われたから行こうみたいな感じには簡単になんない人が結構いて、なんか興味がないとかっていうのと違うような気がするって、なんか個人的にはずっと感じてるんですよね。
なんかよくさ、その、高校とか中学校とかさ、なんなん。小学校とかで、なんか選挙に慣れてもらうために模擬模擬投票しましたみたいなさ、このニュースやってる時あるじゃないですか。それはそれで良い取り組みだと思うんですけど、
なんかそうやって、なんかこう、例えば高速とかに関して、なんか候補者aがこう行って見て、候補者bはこう行って見てさ、どっちにしますか。みたいな感じで、それってめっちゃわかり��すいじゃないですか。
だからそれはすぐ決まるし、なんかその模擬投票を通せば、こういう風に投票して、なんかスポンってこの四角い箱にすぽって入れればいいんだなってわかるし、なんなら生徒会選挙とかでもね、うちは経験してきてるから、そこはそんなに引っかかんないと思うんだけど、その後なんで選挙行かない、人選行かないかって言うと、
やっぱなんか投票先がわかんない、もっと言えば、その投票先の考え方がわかんないんじゃないかなってこと思うんですよね。やっぱ、これってなんかすごいさ、 こうやって考えんだよってね。誰か教えてもらった人います。なんか、政治経済の先生とか、その、高校のね、科目のね、今、政治経済ってあんのかな。なんかちょっと怪しい。
うちらの時は、その政治経済っていうのと、現代社会っていうのがあって、どっちかで、その政治分野にかぶってるかなって感じなんすけど、なんか、でもね、もしそれで先生とかに当たってたらさ、結構踏み込んだことを教えてもらえるかなっていう感じもするけど、よっぽど特殊な先生に当たんないと、そういうことは学校では少なくとも教えてもらえないんじゃないですかね。
うん。私はね、なんかこっからこっから、ちょっと怪しくなってくる話が。あ、やあ、なんかこう、私の考え方を今ここで言うつもりはないです。この考え方っていうか、ちゃうちゃうくて、その、投票を先を考える時に、こういったことを考慮しているってことは言いたいけど、なんか思想について、私はこの主義ですってことを今言わないように、なるべく喋ろうとも。
なんかそれそう、やっぱなんか明かすのちょっと、ベラベラ喋るのはちょっと嫌だなっていう、なんか気持ちがありますね。やっぱね。だから、そういうね、政治的な意見の話はしないから、ちょっとそれでドキバキしてる人は安心してください。それはしないから。
うん。なんかさあ、その、無難とか行くけど、その国政選挙、その国の選挙、国回りの選挙だと、その最近や、その投票に行こうっていう啓蒙のすぐ後にさ、 そのポートマッチがあるよとか、候補者にアンケートとったよっていうのが、新聞社とかでさ、やってくれんじゃん。なんかアサヒとかでやってんじゃん。なんかそれは結構大いに参考にしてますね。
それは便利。やっぱりそのアンケート一覧、こういう質問に対してこうですよっていうのさ、
答えてるやつね。ただ、あんまり差が出ないっていうのはあるけど。なんか自分のあれって、多分結構みんなやったことあるんじゃないかなとは思うんですけど、この番組聞いてる方たちは多分選挙に行ってる人が圧倒的多数ではないかなと思うので。
でもなんか私も、なんかこうじゃないことじゃないとあんま言ってもしょうがないんですけど、なんかあれやるとさ、結果なんかの残ってるのが2、3個には絞られて、 あとは自分の選挙区の候補者見てって感じなのかな。でも国政の投票先はどうやって決めてるかっていうと、あんまりその個人じゃなくて、その政党全体での意見ですよね。
なんか、でも、こういうのもさ、やっぱり本当習わないとわかんないよって人いっぱいいると思うのよ。そのサポート、マッチしてみたらってのはそうなんだけど、それあればさ、ある程度までは絞れるけど、なんか微妙な差とかってよくわかんないですよね。きっとね。
そのアンケートに現れない項目とかもあるしね。でも本当に国政選挙に関してはそのくらいかな。なんかあんまりね、さっきみに選挙多選挙みたい言ったけど、生の候補を見に行こうみたいなことは、私は実はしないですね。そのさあ、街頭演説とかに遭遇するようなさ、
繁華街を通るような通勤とかしてればさ、ああ、ダメそが来た。みたいなこと、あると思うけど、やっぱね、こうやって、主婦とか、その、 若い時の専業作家みたいなことしてると、なかなかね、池袋に行くとか、新宿に行くとかが、めったにないから、そんなさ、有名な人が、こう、前舌推しに回ってくる場所ではないですよね。
そうすると、なんか、あんまりね、なんか、そ、そんなんでいいって、選挙楽な人、そんなんでいいん。って感じですけど、そんなんで、いいですよ。なんか、うん、投票できない人って、やっぱりさ、
考えすぎて、ある意味考えすぎてるって意味か、1票を重く感じてるとこもあるかもしんないなと思いますね。なんていうのかな、 間違ったらやだなっていう。本当は間違いなんてものは、選挙にはさ、誰に入れても間違いではないんだけど、 なんか自分の知らないことがたくさんあって、なんかそれを知らないで入れてしまって、なんか、例えば政権交代して、なんかすごいよくわかんない未来に連れていかれたらどうしようって思うとこもあるんじゃないかなって思うんですよ。そういう、本当にさ、本当に政治家が考えてることって正直わかんないからさ、
これちょっと、なんなら編集できるかもしれないぐらいの気持ちで言うんですけど、
ツイート見てんですよ。電気ってかtwiterやってない人いるから、そう、そういう人は除きますけど、政党とかに関係なく全部フォローしてるんですよね。不議会だけね。そうととか国政とか全然やってないけど、 なんか、それで、共産党の議員の人で、入党式に立ち会いましたっていうツイートがあったんですよね。そんで、なんかその入党の時のさ、 何へのリンクが貼ってあったんだったかな。共産党員になるさ、その議員とかじゃなくてさ、当院って言うのがいんじゃんなんか、一体なんなのかわかんないけど、当院って、
なんかね、まだ若い時にさ、秋田駅前で登印長拾ったことあんですよね。
秋田トーラスの前で、それなんかと安の窓��に届けたと思うけど、それが交番まで行ったんだったかなとと、党員上で、共産党のとさ、員ってのはいいんですよ。その入党の中で、なんか共産党員になると なんていうの、なんなだったかな、誓いじゃないけど、こういう方針で、こういう方針であり、であるということですっていうのは、5つぐらいさ、何個か決まってて結構だねえ、そうなの。っていうこと書いてあったんですよね。
この共産主義を目指すってちゃんと書いてあったし、そう、そうなんやって、本当に目指していいんや。っていうのと、あと、財産の 何パーセントかを頭皮として入れてくっていう風に書いてたんですよ。えーっと思って、え。ってなるよね。なんか、マジか。みたいな。でも、そんな大きなパーセンテージじゃなかったです。ちょっとなんか今うろ覚えで、喋ったら悪いなと思って、数字を出してないけど、1桁です。10までいかない数字ではありました。
だから、そんなさ、なんていうの、正直なんか、なんか今、あれって言わないけど、グッズとかをさ、宗教、新興宗教の中で、あるグッズをなんかいい値で買いますみたいなとこよりは全然いいかなっていう。そのパーセンテージが明確に決まってるってことは、逆にこう、お気持ちでいっぱい出してるみたいな感じとは違うから、ある意味親切っていうか、こう、明快であるっていうこともできると思うんですね。
だから、それは別にいいんだけど、いいんだけど、知らなかったなと思って。だから別に票入れるとか言えないとか、そういう話は今してないですよ。大丈夫ですよ、なんか、なんかね、そうやってまださ、選挙ウォッチやってても、知らないことっていっぱいあるなと思って。
だから表を入れてる人も、なんか全てを知ってさ、ここの塔に入れたらこうなってこうなってこうなるだろう、日本より良くなるだろう。確信しているみたいなそんな気持ちではなくって、
なんか今ここが良さそうだからとりあえずやってみるかみたいな感じなんですよ。多分。それか、もうあれですよ、与党支持の人は、自民党支持の人に関しては、今もう自分になんか今のままでいいですっていう 確信ですよね。それなう人はいるかもしれない。なんか今のままっていうのは1番なんていうの。別にその選択も全然いいんだけど、てかその選択がなんか楽に責めてるわけじゃなくて、なんかそういう立場だったら1番考えなくていいよねって思いますね。今が良くって
の。何も変えなくていい。自分の立場はオッケーだし、この国がよりこのままこの方法で高校に行ってほしいって思ってたら、その人はなんかどうしようかなって考えないで、迷わず自民党に入れればいわけですから、楽ですね。だからどうしようかなって思うのってそうじゃない人たちですよね。
だからそうじゃない方がすごい難しい。実際交代してこの党が政権取っちゃったらどうなんだろうってのは、そとるまでわかんないですよね。
でもさ、それで、それで、やべえなって思ったら、その次にまたさ、選挙巡ってくるわけだから、
よっぽどの、なんか変な、独裁政権選挙自体をなくしますみたいなやばい感じじゃないければね、その4年で、さすがにそんなことにはなんないと思うから、やばかったらさ、次止めればいいわけだから、 なんか全てを知って、なんか間違いない、私の考えはこれだ。って、みんな思ってるわけじゃないですよね。投票ね、行ってらっしゃる皆さんね、だからさ、もうちょっと、わと 気持ちで決めていいっていうかさ、間違ってもいいやっていう風な感じだと私は思ってるんですよね。
ただ、なんか、その顔で選ぶとか、なんかこの人名前知ってるしみたいなのはやめてほしいなって思��ますけど、なんかそうじゃなくて、その、政治上の意見で選んでる場合には、なんか間違っても、その人はそういったことは事実だしね、それが後で達成されなかったとか、あと、なんかその裏にはこんな意見が隠れていたとか、そういうことがあってもしょうがないかなっていう気持ちでいますね。
そんなさ、人柄もさ、その候補者の人柄を知るために、絶対演説は聞きに行くとか、説明会に行くみたいな、説明会ゃなくて、なんだっけ、なんかあるよね、いいね。そこまでしなくてもいいんじゃないかなっていう風には思いますね。
そんで、さっき触れたんですけど、それは、今のは国政、国の政治の話として、もう1個、その自治体の選挙がありますよね。今回、区議会、区長、 そういう感じだと思うんですけど、私は、さっきも言ったようにね、区議会に、全てをチェックしてるんですよね、twitterを。それ、なんでやってるかって言うと、前回の選挙の時に、本当に誰に入れていいかよくわかんないけど、私、結構この国長く済むな、ここで子育てをしていくのではないかなと思ったから、 適当に出たくなかったんですよね。なんか間違ってもいいって言いましたけど、でも、その中でも、なんかね、くだとより具体的な話になってくるから、生活なんて言えばいいのかな、
その国政の方が影響力はでかいけど、その区は。でさ、そこで子育てするってなると、急にくると思うんですよ。なんかまともな人を選んだ方が、 なんか子育てしやすくなるかなっていう風に思うから。それで、全員何とはいいやみたいなの決めないで、もう一律でさ、入れてみたんですよね。これ、なんか、あれだったらいいのに、なんか戦艦の方でもうリスト作ってくれたらいいですよね。手作業で入れるのすごい大変だったもん。
だってこれ別にね、作ってもいいでしょ。全然作ってくれよっていう感じ。それで4年間ずっと見てきたんですよ。なんか毎日とかはチェックしなきゃ。私、sns、その、あれですよ、あれじゃないですかじゃなくて、適当に無線でやってる方の話ですけど、それ こう、別に全然毎日見てないし、その人たちの発言を全部見たとか全然ないけど、やっぱこう、時々チェックしてると、やっぱなんか 今回は迷わないなと思いますね。4年間見てると、本当にその、なんていうの、人柄とかじゃなくて、仕事をしてるかしてないかがめちゃくちゃわかりますね。なんていうのかな、やっぱり
言われたことしかやんない人と、その党にさ、大きめの党に属してて、その党としてやんなきゃいけないことがさ、その地域レベルに結構、なんとかのかなんとかのかみたいな、細かく分かれて、特にこう、子育て系との繋がりを持ちたい 場合は、結構そういう子供やその親とのパイプができるような活動してんですけど、ちょっとごめんなさい、ちょっと何をそれっても言って言えないんですけど、そう��うことしてるとこは、その分担を砂糖の中で決めて、その全体で決まったことをやってるっていう感じだけど、なんかもっと細かく動いてる人たちもいいんですよ。
本当に地域の困り事みたいなのをさ、なんかことしたさ、本当になんか助けてレベルのことをさ、なんとかしようとした人たちってやっぱり複数人、3、4人ぐらいいて、 やっぱそう人たちはすごいなと思いますね。区議会って、やっぱのそ、皆さんのとこで、自治体で、その市町村とか置き換えてもらってもいいですけど、そういう自治体の議員さんってめっちゃめっちゃ大変だなと思って、真面目にやったら本当めっちゃ大変って思いましたね。
あと逆にそうやって細かいとこ見てると、なんか自分まで困ったら、もうなんでもいいからこの議員さんの誰かに、なんかその���び
タイミングあった人に泣きつこうって思いましたね。なんかその夫が事故で死んで、もうどうしようも子育てが回りませんとかさ、そんなレベル。でも本当に助けてって言ったら、多分助けてくれ。その区の区役所とかに言ってもしょうがない。議員さんに、その活動してる議員さんに言った方がいい。
そんぐらい。そう思うくらいね、みんなっていうか、その数人の人たちに関しては活動こ負けです。本当すごい。でも、うちの区が恵まれてるのかな。なんかそんな活動してないっていうとこもあるんですかね。
そういう風に、なんかこう、今回の区議会選挙に関しては、結構ね、そうやってずっとウォッチしてきたかさ、積み重ねがあるから、迷わないかなって思います。でも、それをさ、それをみんなやれとは言わないけど、 やっぱさっき最初の方で言ったみたいにさ、若くて一時的に住んでる区だったらさ、正直その時どうやって決めてたかっていう、 なんかこう、選挙か、選挙良くないから、僕は自転車で選挙運動しますよみたいな人に、いいねと思って、こう入れたりとかしてた。なんか、そんなんでもいい、いいですよね。なんかもう、本当さ、選挙はとにかく行かないよりも行った方がいいかな。
またこういうケモにかなんのか、結局最後行こうみたいな。もう本当、何にせよ、間違ってもいいよっていうこと。すごい。私はね、主張したい。おばさんの主張、 選挙の投票先は間違ってもいいね。なんかあんまりさ、そういう、何が正解、間違いが怖いみたいな思いをしててね、 なら、あれですよ、その、自分の利益だけ考えて投票してもいいと思うんだよね。
そのさ、なんかもう、当面さ、面、楽器下げてほしいから、楽器下げる系のとこに入れるとかさ、そんなんでも全然いいと思うんだよね。自分が得するとこに入れる。なんか得するっていうの 大事だからさ。だって、それで入れてる人なんていっぱいいるよ。大人さ、得するからこの生徒にしようっていう人はさ、 なんか私、賃貸にずっと住んでて、その、独身時代に大家さんと一緒に住むってパターンが非常に多かったんですよね。その一緒って、その、同じビルとかにね。そうすると、大家さんちって大体ね、読売新聞でしたね、
与党系なんですよ。だからさ、なんていうの、やっぱりお金のある人って与党指示なんだなって、そん時になんか思いましたね。そうじゃないおさんも多少いたかもしれないけど、大体なんか新聞のごみしてる時にコミディ持ってるみたいなさ、そういう感じでしたね。だから、本当いいいのよ、それで。それの結果がさ、出るだけだから、 もうちょっといやり方ないかなっていうこともさ、思わなくはないけど、そうやってなんか利権と利権をぶつけ合ってね、バチバチしても本当にいいのかなってことも思わなくはないけど、なんか現行の選挙制度ではそうするしかないからね。これでやっていくしかないってのが私の今の考えです。
もうちょっと真面目に考えてる人もいるかもしれない。それじゃダメだよっていう人もいるかもしれないですけど、異論があればどうぞお頼りくださいませ。そんな感じで、今日はね、ここらへんで本店は閉めたいと思います。
もちろんね。4月23日。私いつもね、投票所に当日は行かないですよ。やっぱ子供いると土日に投票所行くっていうのはあんまりね、やりづらいから、もう事実前投票で済ませますけども。選挙残り選挙期間楽しんで前のめりで、間違ってもいいけど、前のめりで選びたいですね。
それでは。ここからはいただいたお便りを紹介したいと思います。以前お便りを読��せていただいた方からのメッセージをね、2ついただいております。続けてお読みさせてもらおうかな。
じゃあ先にミリさんからのお便りお読みします。トシさん、こんにちは。ラジオネームミリです。先日はお便り読んでくださりありがとうございました。手紙が、手紙を出版社宛てに送ったけど、
2年くらい3年前くらい送ったけど、なんかそれがどうも届いていないらしい、みたいな感じの話の方ですね。みいさんね、ファンレターですが、実は大学生の頃に名古屋パルコでのサイン会でお渡ししたお手紙を送っておらず、作家活動されていた期間にちゃんとこまめに感想を送って、好きな気持ちを伝えていればよかったのに。という思いから、今更ながら送ってしまったのでした。聞いてしまったのは気になさらないでください。
名古屋パルコでのサイン会。これめっちゃ懐かしいですね。サイン会なんてこう、すぐ身分でもないんですけど、この時はこう、2011年文芸アネモネの電子版が出た後くらいに、何かこう、話題になるようなことを少しやりたいよねっていうことで、協力してくださる書店さんを探して、 トリコさんの、吉川トリコさんの地元の名古屋でね、させていただいたサイン会の時でしたね。この時来てくださってたんですね。ありがとうございます。いや、懐かしいですね。あの時会った方の中の1人なんですね。
でも本当。でも消えてしまったのはやっぱちょっと気にしますね。ね。本当ごめんなさいでした。
話は変わりますが、トジマさんは何か習い事はされていましたか。私はもうすぐ3歳の娘の習い事をどうしようかなと悩んでいます。ちなみに私自身は子供の頃ある楽器を習っていたのですが、母の指導が厳しすぎて トラウマになっております。そして大人になってからは英会話とヨガの教室に少し通っただけで、特に何もしていません。過去そんな習い事にまつわるお話があれば差し支えなければいいとか聞かれても聞かせてもらえると嬉しいです。ということでした。
ちょっとじゃあ習い事の話にお返事する前に、次のお便り行かせていただきます。
トシさん、こんにちは。第24回でお便りを紹介していただきありがとうございます。本部に書かないと匿名のままでしたね。ワッキーと申します。そうなんですよね。このマシュマロでは、なんか名前欄をね、書き込む欄がないから、匿名サービスっていうので、
そのラジオネームみたいなの、自分で本部に入れ込まないとつけられないっていう仕様になっててすいません。皆さんよろしくお願いします。この24回のお便り、聞いていただいた方はわかると思うんですけど、共感ポイントが多いっていう、プロフィールで結構被る部分があるっていうことに対して、私がゲームが好きとか漫画好きとかなって言ったら、なんかそのね、結構それと違うとこだったみたいで、そこをね、書いて送ってくださいました。
学生時代にあからさまないじめなどを受けたりしたわけじゃないけど、自分で勝手にしたら。と感じて疎外感でいっぱいになったり、優しく接してくれる友人もいるのに、どうせ私なんてあれで付き合ってくれてるんでしょ。とひねくれた考えをしたり。そんな時代があった点なのです。
この辺は私の高校生時代の衛星に底辺女子高生っていう方にこって書いてあるので、気になる方はちょっとぜひ読んでみてください。なんか便乗して宣伝してしまってすみません。ちょっと、つ、辛い思いをされましたね。
なんか、いじめを受けてはないけどね。なんかこう、私も軽いやらせぐらい結構あったけど、なんかそういう暴力的なさかあげとかもされてないし、なか、そういうんでないけどっていうのは思ってるけど、でも、それもね、辛いですよね。本当ね。
すいません。お便り続きます。他にも作品を読みながらあるあるわかると感じたことが色あったと思うのですが、それはまた思い出したらお便りしますね。
多分同世代ある的な評価も多かったのだと思います。トシさんが家出をしたお話があったと思うのですが、郵便局で印鑑が一致しなくてもまあいでしょとお金をおろさせてもらったけとか、本当あの時代だったからだなと懐かしく思いました。私も家出ではないけど、家族が銀行絡みで似たような体験をしたので全然 これもねて編女子高生っていう
エッセからのエピソードですね。私が家出中に銀行、銀行じゃないや、郵便貯金を下ろそうとして印鑑の相違を指摘されて泣きついたら印鑑も変更してもらえたっていう。本当、今の対応としてはもう100パーセントあり得ないけど、おかげでね、私が路上でのたれ死にしなくて済んだから。本当、その件に関しては、その一件のみに関して、ありがとうございますというエピソードですね。
まだちょっと頼り。続きます。
ラジオの中で豊島さんは好きな作家が一回り上くらいが多いとおっしゃってましたね。私はというと、豊島さんの他には大好きな作家さんと三浦シオさん、それから川上弘さんやセ舞子さんなどです。自分より少し上ってところですかね。川上さんは私たち世代よりはそれなりに上になるか。
あとは島本さん。こちらも同世代ですね。年上世代に尊敬と憧れて惹かれる部分と、同世代の人がこんな活躍してる。すごい。と引かれるところがあるんでしょうね。
なんかこの辺、私だけに伝えてくれればなんか読まなくても特に気にされないかなと思ったんですけど、他に好きな作家さんっていうのは。ちょっと気になるトピックなので読ませてもらいました。
シオンさん川上弘美さんそれは確かにこう、ちょっと上世代ですよね。同世代もそうね。年上世代に尊敬とと、同世の人の活躍。私もね、あん時言わなかったけど、同世代も好きですよ、綿矢さん。綿矢さん好きが。私の綿矢さん好きはすごい。しつこく言ってるんだけど。
ちなみにトシマさんへの共感としては、数年前、久しぶりにブログで再会した時には、結婚されてお子さんがいる。しかも旦那さが超いって。羨ましい。と。当時まだ独身で彼氏もいなかった私は指を加えるような気持ちでいました。そんな私も今は良い夫。7カ月になる娘との3人暮らし。私も今、専業主婦とこれまた共通点ができたなと感じています。42歳での公演出産です。
なので、ラジオで子育て話も聞けると嬉しいです。にこまくついてますね。とのことでした。マッキーさんもありがとうございます。マッキーさんも子育て話聞けると嬉しいですとのことだったんですけど、 子育て話、なんていうのかな���子育て全般を喋るのは、やっぱ広いのと、なんかこう、なんかテーマ的に、自分がね、他の聞く人がっていうよりも、私がとっつきづらいなと思って、あんまり喋ってないんですけど、その、テレビなし行く時ぐらいだったと思うんですけど、
なんか個別のね、そういう子供といると生じて、なんか具体的なことに関しては喋ってみようかなって思う時もあります。ミーさんがご提案してくださった習い事の件もね、なんか1回テーマにしようかなって、先週先先週ぐらいまで思ってたんですけどね。ちょっとすいません。結構前にいただいたお便りでお待たせしてしまったんですけど ねえ。でも、なんかその、子供の育て方っていうとこに関わってくると、なんか1人でべらべら喋って、なんかなんか夫の意見が出ないから、 なんかあまりにも私の考えを勝手に喋るのもよくないなと思って。なんか育児漫画が、その、減った件があるじゃないですか。
ちょっといろんなことがあったと思うので、私、今ここで説明して間違ってたら嫌だから説明しないですけど、ある育児エッセで題材インされてたお子さんが、大きくなってから書かれたことに対して、色々まずかったんじゃないかっていうことを、大人になってから非常に傷ついていたっていうことを言って、それでこう、世の育児生が結構エッセイ漫画ががっと減ったりとか、そういうことがあったんですよね。
一時期に比べたらすごい少なくなりましたね。私、待ってるコミックエスト行く人生あるんですけど、続感が出ないですね。読みたいんだけど、やっぱりそういうテーマ設定ではちょっと。って感じになっちゃった。
そういうとこもあって、非常にこう、差し支えない範囲を探るのが大変で。なんか、もしかしたら、なんか、夫とさ、2人で喋ろうってホットキャスト、今んとこないですけど、具体的な予定もないですけど、なった時に、なんか 私もさ、なんか面白いかなと思って、変なとこまで言っちゃうからさ、なんかそういうの、ストッパー的な意味でも、もう1人いてくれる時に、基本はなんか育児のコミット話とかはしたいなと思うんですけど、習い事に関して、ちょっと差し支えない範囲で、今ちょっとだけお話させてください。
すいません、ちょっとなっちゃって。なんかね、本当色々考えちゃって。
習い事、私がやってたいはですね。そうそう、私自身の話に引きつければ、そんなにね、延長案件じゃないから、やってた習い事はないんですよね。もう。ミーさんがヨガと英会話ちょっとやっただけですって書いてあったけど、なんかそれだけでもすげえって私思っちゃいましたね。自分が何も習ったことがないから。
でも、やっぱ東京に出てみると、習い事をやったことがない人ってちょっと珍しいみたいですね。その他のお母さんとかと喋ってみても、 私はその小学校1年生に上がった時に、やっぱり東京の、現代の東京だと、やっぱこの3歳4歳ぐらが習い事デビューとしてメインに考えられる時期だと思うんですけれども、
昔の田舎だと、やっぱ1年生入学と同時になんか始めようかっていう親が大半だったから、そん時にやっぱり家で習い事なんかやんなさいっていう風に言われたんですよね。でも、田舎だから選択肢が基本3つしかなくて、ピアノ、習字、相談だったんですよ。
プラス、頑張って隣町までばなんか送迎バスに乗ってスイミングスに通ってる子が、ちょっとクラスにちょっとだけ、数人だけいるみたいな感じだったんですけど。だから基本は私、そんな泳ぎなんて絶対できないし、 すごい習い事自体、1番それを拒否した理由が、その、放課後のなんらかの子供の人間関係の中に置かれたくなかったんですよね。ピアノは週1だったと思うけど、
習字と相場はもうちょっと多かったんじゃないかな。今はね、なんかこ、いろんな習い事を詰める親が多いから、中2で入る習い事ってそんな多くないと思うんですけど。
なんか昔はね、相談なんてもう週2とか週3とか、普通にありましたよね。だから、その週2とかでさ、放課後、しかも何時間も、さらにさらにね、メンツも変わんないメンツで、ほぼほぼ他の小学校の子増えるだけでさ、ちょっと増えるってだけで、同じメンツで痛くないよ。と思って。
別になんか嫌いなわけじゃないですよ。その同じクラスの子たちのことね。でも、なんか本当、学校で気使って使ってるのに、もうそんなとこで気使いたくないと思って、それをすっごい親に必死で訴えて、私は本当に気を使いたくないんだよ、もう1日使えんだよみたいなこと諦めて熱弁して、 断固拒否したんですよね。そしてそれを自分では正直 何の差しかいもなかったっていう風に感じてるんですよ。だって、選択の中に、私にとっての正解、やっぱりなかったからさ。なんか、自分にとってのですけどね、他の人にとってはあれだけど、自分がやって良かったなってなるだろう選択、その中に
ない。家で、なんか代わりにハワイからピアノ、祖母には修理っていう風に、結局家で言わされたんですけど、外に行く習い事としては、何もしないっていうの。うん、正解だったと思う。でも、なんかやっぱ、 自分の中で、結構自問自答する時があって、もうちょっと大きくなってからね、小学校の中学年とか高学年になってから、なんかああやって習い事を拒否したけど、
私はそうしてやる必要もなかったって、その時点で確信を持ってたけど。じゃあ、自分にとって必要なものがあったとして、絵画教室とかがね。やっぱそん時は、行った方があるなら、行った方が良かったのかなって、なんかすごい感じてた時期で。漫画家になりたかったからね。なんか上達が遅い、 あんまり人より上手じゃないなって思ってたから。なんか、画力の問題がすごいあると思ってたからね。現実には、絵画教室にこの街から通うことはできないけど。
あったとして、私、言ったのかな。なんか、そうじゃなくて、やっぱ私は、なんか習い事に行けないチキンなんじゃないだろうかって。チキンって言葉、その時知らないと思うけど、そういうようなこと。この中で、なんか勝手にさ、誰にも言われてないのに、1人でちょっとももとしてた時期があったんですよね。
なんか基本的に。だから、なんか習えるってすごいなって思うんですよ。だって、絵画教室とか行ったらさ、自分の絵をここ直してここ直してって言われるわけじゃないですか。
なんか今だったら受け入れれるけど、
小学生でなんかそれを受け入れられない気がするって思ってたんですよ。なんかその辺が私の限界なのかなって。なんか、習い事だからしてる人はすごいし、うん、そういう人の指導を受け入れる措置があることってすごいって思う。
でも、だから、だから、ちょっと習っただけでもすごいってさっき言っちゃったんですけど、なんか一方、なんかその反面、なんていうの、それもやっぱ才能の1つで、人から何か習ったことを、なんか素直に受け入れたり、あとは、自分のミッチーのことあんま気が向かない、そんな別に普段興味ないよっていうことも、やってみない。って言われた時に、やるやるって言えることを言えない子って、もう別れてて、
なんか、それはもう、親が今のところはできないのではないかなっていうのも、子供を幼稚園に入れて、他のいろんな子を見て感じることですね。すごくなんか何事にも前向きそうな感じの子もやっぱそういうね。そのお子さんも時にはいらっしゃるうちは正直違う。なんか 私も習い事やっぱ年少の時に何にしようかなって。やっぱちょっと楽になりたいからね。週1週1延長保育的なとこもあるから、うまく使えばね。
なんかいいのないかなって探したんですけど、やっぱりこ子供があんまりね、私に似たのか、あまり指導されるのは好きじゃないタイプだったんで、指導されない先生が絶対に怒んない習い事っていうのを
探してね、入れました。大手の英語教室なんですけど、英語教室の先生は怒んないですよね。ミリさんも書いてらっしゃったけど、その先生が指導が厳しいっていうのは、やっぱついていける人とついていけない子がいるのは当たり前だからさ ね。そこは無理しない方がいいかなって。なんかあんまりトラウマねない方がいいですもんね。私も祖母の習字の指導厳しすぎて、本当トラウマです。もう家で、家でやったのに家がトラウマみたいな感じになっちゃってね。
なんかすいません。なんか本当にお互いに対する返答としては長すぎる。まあね、そんな感じで、ちょっと習い事について喋ってみましたけど、皆さんのお子さん、もうなんかこう、はまる、ぴたっとはまる習い事があるといいですね。見つかるといいですね。そういうのがあったらね、通うといいと思います。やっぱり週1、週1、1時間。でもね、そこ楽になるから。各自的な託な使い方だけど、
そんな感じに、本当、短く、なんかちょっと曖昧な話になって申し訳ないんですけど、マッキーさんもね、育児話っていうことで、なんか、そうね、なんか差し支えないね、さっき言ったような差支えある話題もあるから、差し支えないとこで絵本の話とかね、近々してみたいなって思ってます。子供と接してると、やっぱすごい絵本について なんかうるさくなるっていうか。なんかね、すごい。私、絵本に正直すごいめんどくさい。めんどくさい。絵本読みながら、なんかその辺をね、喋ってみたいなっていう気持ちもありますね。なんかもし喋ったら聞いていただけましたら嬉しいです。みーさん、マッキーさん、改めてお便りありがとうございました。
この番組ではご意見窓口としてマシマのアカウントを解説しております。概要欄にリンクがありますので、こんな話してほしいこんなこと聞きたい。みたいなご要望、あとはもちろんご感想がありましたらお気軽に送ってみてください。匿名サービスですが、ラジオネーム、年齢、ぼかした居住地など書いてもいいよという方は書いてくださると嬉しいです。
じゃあ、それではですね、この番組、最後に曲紹介コーナーを設けてまして、spotifyのミュージックプラストーク機能を利用してテーマにまつわる曲を流しているんですけれども、今回はね、選挙がテーマだったということで、モーニング娘。のhpac
くらいしか浮かばない。そしてそれはね、hoprだからpotifyに音源ないんですよ。なんか理由を私は知らないけど、popの曲って一切potifyにはないんですよね。
サブスクがないのか、itunesとかな、なんていうのは気性だとあるのか、その辺もちょっとね、配信について何かお考えがあるんだろうなと思いつつ、調べたことないんですけども ね。そしてこの曲、私はぱっと浮かんだけど、なんかちょっと調べてみたら、ネット上では有名なんですってね、この曲に。選挙の日って、うちじゃなぜか投票行って外食するんだっていうのがその歌詞の
選挙にまつわるワンフレーズなんですけども、 結構このフレーズ有名なんですね。正直私がこう、選挙マニアだから心に残ってんのかなって思ったんですけど、違う。みんな残ってた。そうなんだっていうのが今回発見でしたね。
theピースってすごいね。その名の通り、非常にふんわりした歌手の子。この時代特有のあんまなんも考えてないなっていう、なんか、なんか考えてないけど楽しく生きてますっていう曲だと思うんですよね。
でもそれはただのふんわり。大丈夫かってさ、心配になるじゃない。心配になるのを占めてるのが、このぎゅっと引き締めてくれてるのがこのワンフレーズだと思うんですよ。
投票行って外食するっていうので、皆さん、どんな家族像思い浮かべましたか。
なんか私はね、他のこの曲の他の歌詞からも総合すると、まず娘は多分2人いますね。兄弟構成は娘2人か3人なんですよ。女の子だけの兄弟で、この子は多分真ん中かその次女2人した次女ですね。そんで、その、
20歳は過ぎてんですよ。その他のとこで実家に帰るみたいな話をしてるから、実家を出てる年なんですね。当時は実家出てても選挙権がない年齢が設定的に時代的にあるんですけども、選挙権もあるぐらいの年齢だと思うんですよ。
でも、自分に選挙権があってもなくても、そのうちではお父さんがすごい、あれですよ、下町っ子かあ、バカバカパのパパみたいな格好してる、なんかわけわかんないこだわりを持った、昔か木のおっさん、なんかすごい、結局は盛んな親父みたいな人がいて、んで、選挙だ選挙だって言ってなか、
みんなを絶対投票に行くんだって家族に言うんですよ。で、娘がね、めんどくさいとか言った時に、うっせえ、会食するぞって言って、みんなで寿司食うぞって言ってずらすみたいな。
なんかそこに、なんか、非常に、なんかこう、フランクな、砕けた仲の良さみたいなのを見るんですよね。ちょっと飛んでるかもしんないけど、想像が飛んでるけど。ただの選挙にうるさい親父かもしんないけど、なんか
選挙に絶対に子供に行かせようとするお父さんって、やっぱいいお父さんだと思うんですよね。てかお父さん、手動とも言ってないけど。なんとなく想像で、あんま良くないかもしれないですけどね。こう、ジェンダーバイアスのかかった想像かもしれないけど。
だからそういう熱くて、なんかこう、あったかい家族に愛されて育った女の子なんじゃないかなって私思ったんですよ。
当時そこまで考えてたかわかんないけど。なんか改めて聞いて、結構ね、この子はなんかこ何も考えてない、ふわふわ生きてそうだけど、愛って育ったから大丈夫なんだっていう、ちょっと楽天的だけど大丈夫なんだっていう感じ。なんかそれがなかったらちょっと不安になる歌だなって思いますね。私���生活上かもしんないけど。
そんなね、想像を色々繰り広げて、今日すごい噛む繰り広げてしまうピースですね。聞いていただけないの残念ですけど、
あれです、面白いインタビュー記事をつんくさんのインタビー記事見つけたので、nhkサイトにそれ貼っときますね。なんかこの曲の誕生秘話みたいなんでこのフレーズを得たのかっていうのが書いてあって、結構ね、楽しいんですよ。
ちょとちょっと言っちゃうけど、この投票行って外食するってのは、やっぱこう、自分の頭から出てきたやつじゃなくて、聞いた話、たまたま耳に入った話だそうです。すごい。やっぱいいよね、そういうのがぱっと言われるのが、なんか創作、創作者としてすごいと、やなつさんなって思いましたね。じゃあ聞いてくださいっていう風に。今日はね、お別れできないんですけども、
最後までこの番組、なんか今日も今日も長かった。聞いてくださってありがとうございました。またお耳に書かれましたら幸いです。じゃあさよなら、もしくはおやすみなさい。失礼します。
議会によくこんなに情報詰め込んでくれるなんて。情報っていうか、こう、タカハシさんもさ、やっぱ短くて結構ふわっとしてるのに、なんか聞くとすごい満足感があるんですよね。
そして3つ目。まだあります。すでに紹介されていましたが、安住慎一郎の日曜天国のメッセージコーナーも休日ドライブで流すことが多いです。リスナーさんの文章力も高く、つい笑い声が漏れてしまいます。
これは他のリスナーさんが紹介してくださった方のpodcastですね。私のおすすめ。じゃなくて。私もあの後ね、この日tpodcastを聞いてますね。
本当になんていうの。あずみさんの話も面白いし、このお便りがさ、すごいレベル高すぎて、もうここで読まれることできるの。っていうぐらい超面白いですよね。もう全国声が集まってんだ。
clovanote.line.me
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THE ポッシボーの改名に際してメンバーに声援を送る
5人組の女性アイドルグループ THE ポッシボーが2015年7月8日に改名するという。グループの新しい名称は「チャオ ベッラ チンクエッティ」。造語も含むイタリア語のこの名称は「きれいなお嬢さん5人」を意味し、6月11日にグループのブログで発表された「THE ポッシボーより大切なお知らせ」によればメンバーが話し合って改名を決めたとされている。
ライトな一ファンとして不遜な物言いをあえてしておきたい。メンバー自身で決めたとはにわかには信じられない。むしろ考えれば考えるほど事務所がそう言わせているのだと勘ぐってしまう。
もちろんメンバーの主体性を低く見積もりたいわけではない。「女の子」だからそんな決断力があるわけないだろうと見くびっているわけでもない。その逆だ。前事務所(TNX)時代に、グループアイドルとしての活動が停滞していた状況下で、メンバーが腹を割って話し合い、クビになる覚悟で事務所にもう一度(グループで)歌をうたいたいと直訴した逸話からしても、むしろメンバー5人のド根性と行動力には敬服している。
それなのになぜメンバーの言うことを額面通りに受け取らず、事務所が言わせていると短絡するのか。それは現事務所のアップフロント(アップフロントクリエイト)が所属アイドルの主体性をほとんど認めず、事務所都合を再優先にして活動方針をゴリ押しする体質を持っていると思われるからだ。
相手はかつてハロマゲドン(ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループやユニットの大改変)でヲタ(ファン)を驚天動地に叩き込んだあのアップフロントグループである。今またアップフロントはハロプロ所属アイドルグループ・ユニットの休止・改変・結成を伴う第二次ハロマゲドンを進行させている。翻弄されるのはいつもアイドルと研修生、そしてそのヲタだ。
第二次ハロマゲドンのうち、以下はメンバーが話し合って決めたこととされている。
・Berryz工房の無期限活動休止 ・スマイレージのアンジュルムへの改名と増員 ・Juice=Juiceのライブハウスツアー220公演
列挙したケースが一様に「メンバーが話し合った」結果だとされる事態そのものが不穏である。判を押したように過程がみな同じという戦慄すべき状況にヲタはなすすべもない。スマイレージがアンジュルムへと改変された事情について自分たちで決めたと報告させられた一期メンバーは、改変が事務所主導によるものであったことをすでに明らかにしている。事象の一致に偶然を見ることはできない。つまりアイドル自身の発意の結果だとするアップフロントの公式報告は、表向きヲタを沈黙させるための雇用者のメソッドなのだ。そこからは、被雇用者としてのアイドルが自らの意志を自らの言葉で語ることを禁じる指揮命令関係が透けて見えてくる。
テンプレどおりの筋書きしか口にすることを許されないアイドル。それは非ハローのアップフロント所属のアイドルにも当てはまる。ポッシボーも例外ではない。
ポッシボーはハロプロエッグから選抜されたグループであるにもかかわらず、ハロー!プロジェクトから NICE GIRL プロジェクト!(以下NGP)に移籍させられたグループだった。それに伴い事務所もTNXに転籍していたものの、今年の4月1日付でまたアップフロント(非ハロー事務所としてのアップフロントクリエイト)に引き戻されている。そうしたプロジェクトやマネジメントの体制変更に際しても、ポッシボーはファンに向かって語るべきことを語る自由を持てずにいる。事務所・レーベル移籍の辞はグループのブログに掲載され、すぐにメンバーそれぞれの個人ブログでも報告されたが、修辞には多少の異同があったにせよ、やはり制限がかけられたような内容だった。
ヲタの間でしばしば語られる旧事務所TNXの解体もしくは縮小の可能性については、社長のつんく♂が癌を患った状況からすればやむをえないことかもしれない。ポッシボーのアップフロントへの移籍も、万が一に備えての「親心」もあってのことかもしれない。しかしNGPの企画者だったはずのつんく♂自身は、もはやポッシボーにかけるべき言葉を失っているようにも見える。なるほど、ポッシボーのトリプルA面のニューシングルのために、1曲分(「Never Never Give UP」)の歌詞を書いてはいる。そこで表現された内容はポッシボーをとりまく環境変化を思いやった激励そのままだ。しかしつんく♂は重要な節目であるにもかかわらず、研修生も含むNGPがどうなったのか、なぜポッシボーがTNXを離れて再びアップフロントに合流することになったのかを率直に語ることはなかった。芸能事務所としてのTNXも同様である。
事務所移籍のことはさておくとしても、グループのアイデンティティに直結するグループ名を変える重大事にあっても同様の事態が進行している。アップフロントはまずポッシボーのグループブログにおいて改名とその理由を示した。ブログでの報告とほとんど同時に、アップフロントクリエイトのウェブサイトでメンバーの意向を受けたという体で「THE ポッシボーに関するお知らせ」を公表してもいる。その数時間後にメンバー個人のブログでそれぞれの報告がなされた。
グループブログでの報告、またそのすぐ後に公表されたメンバー個人ブログでの報告、それらすべてをウソだというつもりはない。そこにメンバーの揺れる思いがまったく示されていないとも思わない。しかし同時にメンバーの心意を公式報告以前の個人ブログに見出さざるをえない。改名発表以前に書かれたメンバーの直近の言葉を読まずにはいられないのだ。環境の変化や制約について語ったものと目される切れ切れの言葉。とあるメンバーが好きだという歌に仮託された心情の吐露。そして、それでも綴られる奮起への決意。リリースイベントでも、カバーを歌うことでメンバーは言外に何かを伝えようとしている。
誰が好き好んで9年も続けてきた活動の証であるグループ名を捨てるものか。捨てるのではない。捨てさせられるのだ。
アイドルヲタ(ファン)とは悲しい存在である。アイドルの一喜一憂を目の前にしてただ喜び、悲しむ。悲しきヲタにできることは、アイドルの自由を奪う人々を呪い、不自由な中にあっても闘うアイドルへ声援を送り、応援し続けることだけである。
負けるな、THE ポッシボー。 負けるな、チャオ ベッラ チンクエッティ。
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■ジーコ(18禁の同人ゲーム)の用語・隠語集ジーコとはジーコとは同人エロゲーの総称である。なぜジーコなのかSFC時代、ジーコサッカーという非常に売れなかったゲームがあった。(後年、本人は関わっていなかったと供述している模様)ジーコサッカーはワゴンの常連と化し極めて安価にカードリッジの入手が可能であったため任天堂非公認ゲームであるSM調教師瞳のカートリッジとして流用されたのはよく知られている。時は流れて陽射しの中のリアルという伝説的な同人ゲームが登場し、18禁のおさわりゲーム、ひいては18禁同人ゲームの代名詞ともなった。そしてネットの掲示板でおすすめの18禁同人ゲームを挙げる際にネタとしてジーコサッカーを挙げる風習と混じり陽射しの中のリアルは陽射しの中のジーコと呼ばれるようになった。そこからあらゆる用語がサッカー用語と置き換えられ、現在に至る。本格的にサッカー用語が使われるようになったのは猫狼娘のエリスとアルテミス(現在はテキスト盗用問題により販売停止)の以下のあらすじコピペがはじめだとする説もある。聖少女に選ばれたジーコは学院長オシムの策略により悪魔アルシンドをその身に宿され、屈強な男たちの住む牢へと投獄される一方ジーコのよきライバルであったペレはオシムの行動に疑問を抱きジーコの居場所を探し始めるが――ジーコ用語一覧FIFA18禁同人ゲーム配信大手のDLSiteのこと。最近はにじよめちゃんでも有名。FIFAランキングというとDLSiteの売り上げランキングのことを指す。もう一つの大手でありDLSiteのライバルのDMMのことはデンマークなどと呼ばれることがある。監督ゲームの製作者、制作グループのこと。個人の製作者から中小エロゲーメーカーまで規模は多彩。選手キャラクターのこと。特に女性キャラクターのことを指すことが多い。練習試合無料体験版のこと。トレーニングと呼ばれることもある。まともなゲームならたいてい体験版がある。(まともじゃないゲームでもある)ジーコ業界では練習試合とCG数がほぼ変わらないような粗悪なゲームもあり、売り逃げとサークル名の変更・サークルの買収を繰り返すヨガチカのような邪悪な監督も存在するため練習試合でそれらを見定める必要がある。フットサルフリーの18禁ゲームのこと。基本的にはジーコ扱いされない。例外的にプリンセスティアーズやVHゲームはジーコ扱いされることがある。なお、多数の派生バリエーションが存在するeraはジーコともフットサルともされず「era」というジャンルであるとされる。ドリブル通常のゲームシーンのこと。エロければよいのかといえばそうではなく、通常のゲームの方もそれなりに重視される。サキュバスラプソディアのようにドリブルの冗長さによって評価を落としてしまうジーコも少なくない。シュート射精、そこから転じてHシーンのこと。Hシーンの場合はシュートシーンなどとすることが多い。フーリガン荒らしや監督のモチベーションを下げる困った人のこと。サポーター作品や監督のファンのこと。発売の延期が続くとサポーターがフーリガンとなることもある。ゲームの隠語例と簡易紹介ペレウル→ハルウルジーコの金字塔の一つ。清純な神官であるユナ選手が身体を駆使して冒険するゲーム。冒険に慣れたユナ選手は金貸しから借りた金を(たとえ返せる状態であっても)絶対に返さず、必ず身体で返す。ビタミンジーコ→びたみんクエストジーコの金字塔の一つであり有料で販売されていたが、現在は無料配布されている。誰かれ構わず孕み場所を選ばず産みまくる主人公のミカミ選手は地母神として有名。お嬢様、汚嬢様→田舎生活サバイバルRPG~そのひぐらし~食った量によってはその場で即脱糞する刃牙以上の超人的な消化力を持つお嬢様が実家までの交通費を稼ぐために田舎で廃品回収や住居侵入、警察署の襲撃などを行うゲーム。GTAにウンコ要素が加わったようなものと考えると良い。お嬢様は最終的に熊を棒で殴り殺す野人となる。ダンジョンジーコ→ダンジョンタウン~遺跡の森と夢魔の薬~東方の全年齢向け同人ゲームを頒布しているコココソフトとは一切関係ない冥魅亭の処女作。選手の地雷率の高さに定評があり、特に引っ込み思案な薬草売りの少女であったコレット選手が邪悪な淫魔となっていく様に恐怖を覚える者も少なくない。ゲームそのものはクリアまでに30~50時間はかかるハクスラゲーである。アペンド版も発売予定。奴隷ジーコ、奴隷→奴隷との生活 -TeachingFeeling-近年最も売れたジーコであると言われる。虐待を受け閉ざしてしまった少女シルヴィの心を(主に撫でまくって)開き、その後は淫魔と化したシルヴィちゃんとひたすら爛れた性活を送り続ける��けのゲームだが、不幸な少女を愛でるというコンセプトが受けたのか爆発的なヒット(14万本以上)となった。現在でも不定期にバージョンアップが行われている。また、サンドイッチを食うと死ぬバグ(修正済み)、イングランド(淫乱度)が際限なく上がってしまう仕様(現在は緩和策あり)などネタにも事欠かない。韓国では違法に配布された挙句違法な児童ポルノゲームとして当局に規制された。プリンセスジーコ→プリンセスサクリファイス~供犠姫フィーナの冒険~、プリンセスティアーズ先頭に「プリンセス」がつくため同じ隠語となってしまっているがそれぞれ別のゲームである。前者はタイトルから「球技姫FIFAの冒険」とも呼ばれる。供犠姫となってしまったフィーナ選手が絶頂しつつ闇王に支配された世界を救うゲーム。戦闘中に犯されることがあるため選んだ職業によっては絶頂(1ターン休み)→体力回復→犯される→絶頂→体力回復という無限ループめいた状態が発生することがあるため少し心配になる。後者はフリーゲームだが、そのリビドーの充満した内容から前述したとおりジーコ扱いされることも少なくない。主人公のエルシー選手は賞金を稼ぐために闘技場に参加しているのだが、シュートシーンで「イヤーッ!ダメーッ!」を連呼するためニンジャである可能性があり専らエルシー=サンと呼ばれる。そのほか隠語隠語 本名芝浦サッカースタジアム 苗床ダンジョンクロニクルジーコとアルシンド エリスとアルテミス蹴球少女ペレ 魔法少女テト追記外に持ち出せば怒られてしまうことは承知していますが、いい加減どこかに残しておかないといよいよ経緯や隠語がわからなくなるものがあったので(特にジーコとアルシンドの本名)増田に書きました。
ジーコ(18禁の同人ゲーム)の用語・隠語集
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NoxRika

桝莉花
朝、目を覚ますと、「もう朝か」とがっかりする。希望に満ちた新しい朝起なんてほとんどなく、その日の嫌な予定をいくつか乗り切る作戦を練ってから布団を出る。
マルクスの「自省録」を友人に借りて読んだ時、初めは偉そうな言いぐさに反感を持ったが、日々の中で些細な共感をするたびに、ちょっとかっこいいんじゃないかなどと思うようになった。嫌な予定を数えるだけだった悪い癖を治すため、そこに書いてあったような方法を自分なりに実践している。半ば寝ぼけているから、朝ごはんを食べている時には、どんな作戦だったかもう思い出せない。
ただ、担任の堀田先生に好意を寄せるようになってからは、今日も先生に会いに行こう、が作戦の大半を占めている気がする。
リビングへ出ると、食卓には朝食が並んでおり、お母さんが出勤姿で椅子に半分くらい腰掛けてテレビを見ていた。
「あ、莉花。見てニュース」
言われた通りにテレビに目を凝らすと、映っていたのはうちの近所だった。
「えー、引き続き、昨日午後五時頃、○○県立第一高等学校で起きました、無差別殺傷事件の速報をお伝えしております」
全国区のよく見知ったアナウンサーの真剣な顔の下に、速報の文字と四名が現在も重体、教師一名を含む三名が死亡とテロップが出た。
「えっ、これって、あの一高?生徒死んじゃったの」
お母さんは眉根を寄せ、大げさに口をへの字にして頷いた。
「中学の時のお友達とか、一高に行った子もいるんじゃないの?」
しばらくテレビの画面を見詰めながら考えを巡らせた。お母さんは「大変大変」とぼやきながら立ち上がり、
「夕飯は冷蔵庫のカレーあっためて食べてね」
と家を出て行った。
中学の時に一緒にいた友だちはいるけれど、知りうる限り、一高に進学した子はいなかった。そうでなくても、今はもうほぼ誰とも連絡は取り合っていないから、連絡したところでどうせ野次馬だと思われる。
地元の中学校に入学して、立派な自尊心となけなしの学力を持って卒業した。友だちは、いつも一緒にいる子が二人くらい居たけれど、それぞれまた高校で「いつも一緒にいる子」を獲得し、筆マメなタイプじゃなかったために、誕生日以外はほぼ連絡しなくなった。誕生日だって、律儀に覚えているわけじゃなくて、相手がSNSに登録してある日付が私の元へ通知としてやってくるから、おめでとう、また機会があれば遊びに行こうよと言ってあげる。
寂しくはない。幼いことに私は、自分自身のことが何よりも理解し難くて、外界から明確な説明を求められないことに、救われていた。友だちだとかは二の次で、ましてやテレビの向こう側で騒がれる実感のない事件になんて構ってられない。
高校で習うことも、私にはその本質が理解できない。私の表面的なものに、名前と回答を求め、点数を与えて去っていく。後にこの毎日が青春と名乗り出るかも、私には分からない。気の早い麦茶の水筒と、台所に置かれた私の分の弁当。白紙の解答用紙に刻まれた、我が名四文字の美しきかな。
学校に着いたのは七時過ぎだった。大学進学率県内トップを常に目標に掲げている我が高校は、体育会系の部活動には熱心じゃない。緩く活動している部活動なら、そろそろ朝練を始めようという時間だ。駐輪場に自転車を停めると、体育館前を通って下駄箱へ向かうのだが、この時間だと、バスケ部の子たちが準備体操をしていることがあり、身を縮こまらせる。今日はカウントの声が聞こえて来ないから、やってないのかな。横目で見ると、女子バスケ部に囲まれて体育館を解錠する嬉しい後ろ姿が見えた。
担任の堀田先生だ。
そういえば、女子バスケ部の副顧問だった��。
背ばっかり高くて、少し頼りない猫背をもっと眺めたかったけれど、違う学年の、派手な練習着の女子たちに甲高い声で茶化されて、それに気だるげな返事をしている先生は、いつもより遠くに感じた。あ、笑ってる。
いつも通りに身を縮こまらせて、足早に玄関へ駆け上がった。
出欠を取るまでまだ一時間半もあり、校内は静まり返っていた。
教室のエアコンを点け、自身の机に座り、今日の英単語テストの勉強道具を机に広げた。イヤホンをして、好きなアイドルのデビュー曲をかける。
校庭には夏季大会を前にした野球部員たちが集まり、朝練にざわつきだす。イヤホンから私にだけ向けられたポップなラブソングを濁すランニングのかけ声を窓の向こう側に、エアコンの稼働音だけが支配する教室。
「おはよー」
コンビニの袋を提げて入って来た風呂蔵まりあは、机の間を縫い縫い私に近寄って来た。
イヤホンを外しておはよう、と返すと、彼女はそのまま私の前の席に座った。片手でくるくるとした前髪をおでこから剥がし、もう片手に握ったファイルで自分を仰ぎながら、馴れ馴れしく私の手元を覗き込んだ。
「早くない?」
「小テストの勉強今からやろうと思って」
「え、やるだけ偉くない?私もう諦めてるよ」
目の前で手を叩いて下品に笑う。
「いや、普通にやっといた方がいいと思うけど」
叩きつけるような返事をした。
手応えのないコミュニケーション。読んでいた分厚い英単語帳を勢いよく窓から放り投げ、そのまま誤魔化すように浮遊する妄想と、バットとボールが描く金属音の放物線。オーライ、オーライの声。空虚な教室の輪郭をなぞり、小さくなって、そのまま消えた。
「いやー、はは」
向こうが答えたのは、聞こえないフリをした。
まりあとは、限りなく失敗に近い、不自然な交友を持ってしまった。中学を卒業し「いつも一緒にいる子」と離れ、高校に一年通っても馴染めず焦った私は、次なる友だちを求め私よりも馴染めずにいたまりあに声をかけた。短期間で無理やり友だちを作った私は、学校へ来ることが苦手な彼女に優しく接することを、施しであり、自分の価値としてしまっていた。その見返りは、彼女のことを無下に扱っても「いつも一緒にいる」ことだなんて勝手に思い込み、機嫌が悪い時には、正義を装った残酷な振る舞いをして、彼女を打ちのめすことで自分を肯定していた。
出会ってからすぐに距離が縮まって、充分な関係性を築き上げる前からその強度を試すための釘を打っているようなものだ。しかし、人を穿って見ることのできない彼女は私を買い被り、友人という関係を保とうと自らを騙し騙し接してくる。それもまた癪に触った。要はお互いコミュニケーションに異常があるのだ。でも、それを異常だとは言われたくない、自分の法律を受け入れて友だちぶっていてほしい。それは全くの押し付けで、そのことに薄々気付きながらも、目を背けていた。
ちょっとキツい物言いで刺されても、気づかないふりするのが、私たちだったよね。あれ、違ったかな。
しかし、もともと小心者な私は、根拠のない仕打ちを突き通す勇気はなく、すぐに襲い来る罪悪感に負け、口を開いた。
「あ、ねえ…ニュース見た?一高の」
「知ってる!やばくない?文化祭で生徒が刃物振り回したってやつだよね?めっちゃかわいそう。びっくりしてすぐに一高の友達にラインしたもん」
「何人か亡くなってるらしいじゃん」
「え、そうなの、笑うんだけど」
「笑えないでしょ」
それが、彼女の口癖なのも知っていた。勘に触る言葉選びと、軽薄な声。最早揚げ足に近かった。
「あー、ごめん。つい」
片手をこめかみに当て、もう片手の掌をみなまで言うなと私に突き出してくる。この一瞬に関しては、友情なんてかけらもない。人間として、見ていられない振る舞いだった。
「ごめん」
また無視した。小さな地獄がふっと湧いて、冷えて固まり心の地盤を作って行く。
ただ、勘違いしないで欲しい。ほとんどはうそのように友だちらしく笑いあうんだから。その時は私も心がきゅっと嬉しくなる。
黙り込んでいると、クラスメイトがばらばらと入って来て教室は一気に騒がしくなり、まりあは自分の席へ帰っていった。ああ全く、心の中にどんな感情があれば、人は冷静だろう。愛情か、友情か。怒りや不機嫌に支配された言動は、本来の自分を失っていると、本当にそうだろうか。この不器用さや葛藤はいつか、「若かったな」なんて、笑い話になるだろうか。
昼休みの教室に彼女の姿は無かった。席にはまだリュックがあって、別の女子グループが彼女の机とその隣の机をつけて使っている。私は自分の席でお弁当を広げかけ、一度動きを止め片手でスマホを取り出し「そっち行ってもいい?」とまりあにメッセージを送った。すぐに「いいよ!」が返ってくる。お弁当をまとめ直して、スマホと英単語帳を小脇に抱えて、教室を出た。
体育館へと続く昇降口の手前に保健室があり、その奥には保健体育科目の準備室がある。私は保健室の入り口の前に足を止めた。昇降口の外へ目をやると、日陰から日向へ、白く世界が分断されて、陽炎の向こう側には、永遠に続く世界があるような予感さえした。夏の湿気の中にもしっかりと運ばれて香る校庭の土埃は、上空の雲と一緒にのったりと動いて、翳っていた私の足元まで陽射しを連れてくる。目の前の保健だよりの、ちょうど色褪せた部分で止まった。毎日、昼間の日の長い時間はここで太陽が止まって、保健室でしか生きられない子たちを、永遠の向こう側から急かすのだ。
かわいそうに、そう思った。彼女も、教室に居られない時は保健体育の準備室に居る。保健室自体にはクラスメイトも来ることがあるから、顔を合わせたくないらしい。準備室のドアを叩くと、間髪入れずに彼女が飛び出てきた。
「ありがとねえ」
「いいよいいよ、もうご飯食べ終わった?」
二人で準備室の中に入ると、保健室と準備室を繋ぐドアから保健医の仁科先生が顔を出した。
「あれ、二人一緒にたべるの?」
「はい」
私はにこやかに応えた。その時に、彼女がどんな顔をしていたかわからない。ただ、息が漏れるように笑った。
先生の顔も優しげに微笑んで私を見た。ウィンクでもしそうな様子で「おしゃべりは小さい声でお願いね」と何度か頷き、ドアが閉まった。準備室の中は埃っぽくて、段ボールと予備の教材の谷に、会議机と理科室の椅子の食卓を設け、そこだけはさっぱりとしている。卓上に置かれたマグカップには、底の方にカフェオレ色の輪が出来ていた。
「これ、先生が淹れてくれたの?」
「そう、あ、飲みたい?貰ってあげよっか」
「…いいよ」
逃げ込んだ場所で彼女が自分の家のように振舞えるのは、彼女自身の長所であり短所だろう。遠慮の感覚が人と違うと言うか、変に気を遣わないというか、悪意だけで言えば、図々しかった。
ただ、その遠慮のなさは、学年のはじめのうちは人懐っこさとして周知され、彼女はそれなりに人気者だった。深くものを考えずに口に出す言葉は、彼女の印象をより独り歩きさせ、クラスメイトは彼女を竹を割ったような性格の持ち主だと勘違いした。
当然、それは長くは続くはずもなく、互いの理解と時間の流れと共に、彼女は遠慮しないのではなく、もともとの尺度が世間とずれている為に、遠慮ができないのだと気付く。根っからの明るさで人と近く接しているのではなく、距離感がただ分からず踏み込んでいるのだと察した。
私は、当時のクラスの雰囲気や彼女の立場の変遷を鮮明に覚えている。彼女のことが苦手だったから、だからよく見ていた。彼女の間違いや周囲との摩擦を教えることはしなかった。
彼女は今朝提げてきたコンビニの袋の口を縛った。明らかに中身のあるコンビニ袋を、ゴミのように足元に置く。違和感はあったけれど、ここは彼女のテリトリーだから、あからさまにデリケートな感情をわざわざ追求することはない。というか、学校にテリトリーなんてそうそう持てるものじゃないのに、心の弱いことを理由に、こんなに立派な砦を得て。下手に自分の癪に触るようなことはしたくなかった。
「あれ、食べ終わっちゃってた?」
「うん。サンドイッチだけだったからさ」
彼女の顔がにわかに青白く見えた。「食べてていいよ」とこちらに手を伸ばし、連続した動作で私の手元の英単語帳を自分の方へ引き寄せた。
「今日何ページから?」
「えーっとね、自動詞のチャプター2だから…」
「あ、じゃあ問題出してあげるね。意味答えてね」
「えー…自信ないわあ」
「はいじゃあ、あ、え、アンシェント」
「はあ?」
お弁当に入っていたミートボールを頬張りながら、彼女に不信の��差しを注ぐ。彼女は片肘をついて私を見た。その視線はぶつかってすぐ彼女が逸らして、代わりに脚をばたばたさせた。欠けたものを象徴するような、子供っぽい動きに、心がきゅっと締め付けられた。
「え、待って、ちょっと、そんなのあった?」
「はい時間切れー。正解はねえ、『遺跡、古代の』」
「嘘ちょっと見せて。それ名詞形容詞じゃない?」
箸を置いて、彼女の手から単語帳をとると、彼女が出題してきたその単語が、今回の小テストの出題範囲ではないことを何度か確認した。
「違うし!しかもアンシェントじゃないよ、エインシェント」
「私エインシェントって言わなかった?」
「アンシェントって言った」
「あー、分かった!もう覚えた!エインシェントね!遺跡遺跡」
「お前が覚えてどうすんの!問題出して!」
「えー、何ページって言った?」
私が目の前に突き返した単語帳を手に取って、彼女が嬉しそうにページをめくる。その挙動を、うっとりと見た。視界に霞む準備室の埃と、彼女への優越感は、いつも視界の隅で自分の立派さを際立つ何かに変わって、私を満足させた。
「午後出ないの?」
私には到底できないことだけど、彼女にはできる。彼女にできることは、きっと難しいことじゃない。それが私をいたく安心させた。
「うん。ごめんね、あの、帰ろうと思って」
私は優しい顔をした。続いていく物語に、ただ次回予告をするような、明日会う時の彼女の顔を思い浮かべた。
「プリント、届けに行こうか。机入れておけばいい?」
私は、確信していた。学校で、このまま続いていく今日こそ、今日の午後の授業、放課後の部活へと続いていく私こそ本当の物語で、途中で離脱する彼女が人生の注釈であると。
「うん。ありがとう。机入れといて。出来ればでいいよ、いつもごめんね」
お弁当を食べ終えて、畳みながら、彼女の青白い顔が、心なしか、いつもより痛ましかった。どうしたのかと聞くことも出来たが、今朝の意地悪が後ろめたくて、なにも聞けなかった。
予鈴が鳴って、私が立ち上がると、彼女がそわそわし始めた。
「つぎ、えいご?」
彼女の言葉が、少しずつ私を捉えて、まどろんでいく。
「うん。教室移動あるし、行くね」
「うん…あのさ、いつもさ、ありがとね」
私は、また優しい顔をした。
「え、なんで。また呼んでなー」
そのまま、準備室を出た。教室に戻ろうと一歩を踏み出した時、背中でドアが開く音がした。彼女が出てきたのだと思って足を止め振り返ると、仁科先生が保健室から顔を出して、微笑んできた。
「時間、ちょっといいかなあ?」
私が頷くと、先生は足早に近寄ってきて、私を階段の方まで連れてきた。準備室や保健室から死角になる。
「あのさあ、彼女、今日どうだった?」
「へ」
余りにも間抜けな声が出た。
「いつもと変わらなさそう?」
なんだその質問。漫画やゲームの質問みたい。
「いつもと変わったところは、特に」
「そっかあ」
少し考えた。きっと、これがゲームなら、彼女が食べずに縛ったコンビニ袋の中身について先生に話すことが正解なんだろう。
まるでスパイみたいだ。中心に彼女がいて、その周りでぐるぐる巡る情勢の、その一部になってしまう。そんなバカな。それでも、そこに一矢報いようなんて思わない。 不正解の一端を担う方が嫌だ。
「あ、でも、ご飯食べる前にしまってたかも」
「ご飯?」
「コンビニの、ご飯…」
言葉にすれば増すドラマティックに、語尾がすぼんだ。
「ご飯食べれてなかった?」
「はい」
辛くもなかったけれど、心の奥底の認めたくない部分がチカチカ光っている。
「そうかあ」
仁科先生は全ての人に平等に振る舞う。その平等がが私まで行き届いたところで、始業の鐘が鳴る。平和で知的で嫌味な響き。
「あ、ごめんね、ありがとう!次の授業の先生にはこちらからも連絡しておくから」
仁科先生はかくりと頭を下げた。「あ、ごめんね、ありがとう!」そうプログラミングされたキャラクターのように。
「いえ」
私は私のストーリーの主人公然とするため、そつのない対応でその場を去った。
こうして過ぎてゆく日々は、良くも悪くもない。教育は私に、どこかの第三者に運命を委ねていいと、優しく語りかける。
彼女の居ない教室で、思いのほか時間は静かに過ぎていった。私はずっと一人だった。
放課後はあっという間にやってきて、人懐っこく私の顔を覗き込んだ。
ふと彼女の席を振り返ると、担任の堀田先生が腰を折り曲げ窮屈そうに空いた席にお知らせのプリントを入れて回っていた。
「学園祭開催についてのお知らせ」右上に保護者各位と記されしっとりとしたお知らせは、いつもカバンの隅に眠る羽目になる。夏が過ぎれば学園祭が来る。その前に野球部が地方大会で強豪校に負ける。そこからは夏期講習、そんなルーティンだ。
堀田先生の腰を折る姿は夏の馬に似ていた。立ち上がって「あの」と近寄ると、節ばった手で体重を支えてこっちを見た。「あ」と声を上げた姿には、どこか爵位すら感じる。
「莉花、今日はありがとうね 」
「え?」
「お昼まりあのところへ行ってくれたでしょ」
心がぎゅっと何かに掴まれて、先生の上下する喉仏を見た。
絞り出したのはまた、情けない声だった。
「はい」
「まりあ、元気そうだった?」
わたしは?
昼も��裏に描いたシナリオを、口の中で反芻する。
「普通でした、割と」
先生は次の言葉を待ちながら、空になったまりあの椅子を引き寄せて腰掛ける。少し嫌だった。目線を合わせるなら、私のことだって、しっかり見てよ。
「でもお昼ご飯、買ってきてたのに、私が行ったら隠しちゃって」
「どういうこと?」
「ご飯食べてないのにご飯食べたって言ってました。あんまりそういうことないかも」
「あ、ほんと」
私を通じて彼女を見ている。
まりあが、先生のことを「堀田ちゃん」と呼んでる姿が目に浮かんだ。私は、そんなことしない。法律の違う世界で、世界一幸せな王国を築いてやる。
「先生」
「私、まりあにプリント届けに行きます」
「ほんと?じゃあお願いしようかな、莉花今日は吹部は?」
「行きます、帰りに寄るので」
「ねえ、莉花さんさ、まりあといつから仲良しなの」
「このクラスになってからですよ」
「そうなんだ、でも二人家近いよね」
「まりあは幼稚園から中学まで大学附属に行ってたと思います。エスカレーターだけど高校までは行かなかったっぽい。私はずっと公立」
「あ、そうかそうか」
耐えられなかった。
頭を軽く下げて教室を出た。
上履きのつま先が、冷たい廊下の床だけを後ろへ後ろへと送る。
私だって、誰かに「どうだった」なんて気にされたい。私も私の居ないところで私のこと心配して欲しい。そんなことばっかりだよ。でもそうでしょ神様、祈るにはおよばないようなくだらないものが、本当は一番欲しいものだったりする。
部活に行きたくない、私も帰りたい。
吹奏楽部のトランペット、「ひみつのアッコちゃん」の出だしが、高らかに飛んできて目の前に立ちふさがる。やっぱり行かなくちゃ、野球部の一回戦が近いから、行って応援曲を練習しなきゃ。ロッカー室でリュックを降ろし楽譜を出そうと中を覗くと、ペンケースが無かった。
教室に戻ると、先生はまりあの椅子に座ったまま、ぼんやりと窓を見ていた。
私の存在しない世界がぽっかりと広がって、寂しいはずなのに、なにを考えてるのか知りたいのに、いまこのままじっとしていたい。自分がドラマの主人公でいられるような、先生以外ピントの合わない私の画面。心臓の音だけが、後から付け足した効果音のように鳴っている。
年齢に合った若さもありながら、当たり障りのない髪型。 短く刈り上げた襟足のせいで、長く見える首。そこに引っかかったUSBの赤いストラップ。薄いブルーのワイシャツ。自分でアイロンしてるのかな。椅子の背もたれと座面の隙間から覗くがっしりとしたベルトに、シャツが吸い込まれている。蛍光灯の消えた教室で、宇宙に漂うような時間。
私だって先生に心配されたい、叱られたい。莉花、スカート短い。
不意に立ち上がってこちらを振り向く先生を確認しても、無駄に抵抗しなかった。
「うわびっくりした。どうしたの」
「あ」
口の中で「忘れ物を…」とこぼしながら、目を合わせないように自分の席のペンケースを取って、教室から逃げた。
背中に刺さる先生の視線が痛い?そんなわけない。
十九時前、部活動の片付けを終えて最後のミーティングをしていると、ポケットに入れていたスマートフォンの通知音がその場に響いた。
先輩は「誰?」とこちらを見た。今日のミーティングは怒りたがらない先輩が担当で、こういう時には正直には言わない、名乗り出ない、が暗黙の了解だったから、私は冷や汗をかきながら黙っていた。
「部活中は携帯は禁止です」
野球部の地方大会の対戦日程の書かれたプリントが隣から回ってきた。配布日が昨年度のままだ。去年のデータを使い回して作ったんだろう。
そういえば、叱られたら連帯責任で、やり過ごせそうなら謝ったりしちゃだめだと知ったのも、一年生の時のちょうどこの時期だった気がする。ただ、この時期じゃ少し遅かったわけだが。みんなはとっくに気付いていて、同じホルンパートの人たちに迷惑をかけてから、人と関わることはこんなにも難しいのかと、痛いほど理解した。
昔、社交には虚偽が必要だと言った人が居たけれど、その人は羅生門ばっかりが教材に取り上げられて、私が本当に知りたい話の続きは教科書に載っていなかった。
「じゃあ、お疲れ様でした。明日も部活あります」
先輩の話は一つも頭に入らないまま、解散となった。
ぼんやりと手元のプリントを眺めながら廊下へ出た。
堀田先生は、プリントを作る時、明朝体だけで作ろうとする。大きさを変えたり、枠で囲ったり、多少の配慮以外はほとんど投げやりにも見える。テストは易しい。教科書の太字から出す。それが好きだった。
カクカクした名前も分からない書体でびっしりと日程の書き揃えられた先輩のプリントは、暮れかかった廊下で非常口誘導灯の緑に照らされ歪んだ。
駐輪場でもたもたしていると、「お疲れ」と声をかけられた。蛍光灯に照らされた顔は、隣の席の飯室さんだった。
ちょっと大人びた子で、すごく仲がいいわけではなくても、飯室さんに声をかけられて嬉しくない子はいないと思う。
「莉花ちゃん部活終わり?」
「うん、飯室さんは」
「学祭の実行委員になっちゃったんだ、あたし。だから会議だったの」
「そっかあ」
「莉花ちゃん、吹部だっけ?すごいね」
「そ、そんなことないよ。それしかやることなくて」
自転車ももまばらになった寂しい駐輪場に、蒸し暑い夕暮れが滞留する。気温や天気や時間なんて些細なことでも左右される私と違って、飯室さんはいつもしっかりしていて、明るい子だ。ほとんど誰に対しても、おおよそ思うけれど、こんな風になりたかったなと思う。私の話を一生懸命聞いて、にこにこしてくれるので、つい話を続けてしまう。
飯室さんとの距離感は、些細なことも素直にすごいと心から言えるし、自分の発言もスムーズに選べる。上質な外交のように、友達と上手に話せているその事実もまた、私を励ます。友だちとの距離感は、これくらいが一番いい。
ただ、そうはいかないのが、私の性格なのも分かっている。いい人ぶって踏み込んだり、自分の価値にしたくて関係を作ったり、なによりも、私にも無条件で踏み込んで欲しいと期待してしまう。近づけばまた、相手の悪いところばかり見えてしまうくせに。はじめにまりあに声をかけた時の顔も、無関心なふりをして残酷な振る舞いをした時の顔も、全部一緒になって煮詰まった鍋のようだ。
また集中力を欠いて、飯室さんの声へ話半分に相づちを打っていると、後ろから急に背中をポン、と叩かれた。私も飯室さんも、軽く叫び声をあげた。
「はーい、お嬢さんたち、下校下校」
振り返ると、世界史の細倉先生が長身を折り曲げて顔を見合わせてきた。私が固まっていると、飯室さんの顔が、みるみる明るくなる。
「細倉センセ!びっくりさせないで」
「こんな暗くなった駐輪場で話し込んでるんだから、どう登場しても驚くだろ。危ないからね、早く帰って」
「ねえ聞いて、あたしさ、堀田ちゃんに無理やり学祭実行委員にされたの」
「いいじゃん、どうせ飯室さん帰宅部でしょ。喜んで堀田先生のお役に立ちなさい」
「なにそれー!てかあたし、帰宅部じゃないし!新体操やってるんですけど」
二人の輝かしいやりとりを、口を半分開けて見ていた。たしかに、細倉先生は人気がある。飯室さんが言うには、若いのに紳士的で振る舞いに下品さがなくて、身長も高くて、顔も悪くなくて、授業では下手にスベらないし、大学も有名私立を出ているし、世界史の中で繰り返される暴力を強く念を押すように否定するし、付き合ったら絶対に大切にしてくれるし幸せにしてくれる、らしい。特に飯室さんは、細倉先生のこととなると早口になる。仲良しグループでも、いつも細倉先生の話をしていると言っていた。
イベントごとでは女子に囲まれているのは事実だ。私も別に嫌いじゃない。それ以上のことはよく知らないけれど、毎年学園祭に奥さんと姪っ子を連れてくると、クラスの女子は阿鼻叫喚する。その光景が個人的にはすごく好きだったりする。あ、あと、剣道で全国大会にも出ているらしい。
私はほとんど言葉を交わしたことがない。世界史の点数もそんなに良くない。
「だから、早く帰れっての。見て、桝さんが呆れてるよ」
「莉花ちゃんはそんな子じゃないから」
何を知っていると言うんだ。別にいいけど。
「もう、桝さんこいつどうにかしてよ」
いつのまにか細倉先生の腕にぶら下がっている飯室さんを見て、なんだか可愛くて思わず笑ってしまった。
「桝さん、笑い事じゃないんだって」
私の名前、覚えてるんだな。
結局、細倉先生は私たちを門まで送ってくれた。
「はい、お気をつけて」
ぷらぷらと手を振りながら下校指導のため駐輪場へ戻っていく先生を、飯室さんは緩んだ顔で見送っていた。飯室さん、彼氏いるのに。でもきっと、それとこれとは違うんだろう。私も、堀田先生のことをこんな感じで誰かに話したいな。ふとまりあの顔が浮かぶけれど、すぐに放課後の堀田先生の声が、まりあ、と呼ぶ。何を考えても嫉妬がつきまとうな。また意味もなく嫌なことを言っちゃいそう。
「ね、やばくない?細倉センセかっこ良すぎじゃない?」
興奮冷めやらぬ飯室さんは、また早口になっている。
「かっこ良かったね、今日の細倉先生。ネクタイなかったから夏バージョンの細倉先生だなと思った」
「はー、もう、なんでもかっこいいよあの人は…。みんなに言おう」
自転車に跨ったまま、仲良しグループに報告をせんとスマートフォンを操作する飯室さんを見て、私もポケットからスマートフォンを出した。そういえば、ミーティング中に鳴った通知の内容を確認してなかった。
画面には、三十分前に届いたまりあからのメッセージが表示されていた。
「莉花ちゃんの名字のマスって、枡で合ってる?」
なんだそりゃ、と思った。
「違うよ。桝だよ」
自分でも収まりの悪い名前だと思った。メッセージはすぐに読まれ、私の送信した「桝だよ」の横に既読マークが付く。
「間違えてた!早く言ってよ」
「ごめんって。今日、プリント渡しに家に行ってもいい?」
これもすぐに既読マークが付いた。少し時間を置いて、
「うん、ありがとう」
と返ってきた。
「家についたら連絡するね」
そう送信して、一生懸命友達と連絡を取り合う飯室さんと軽く挨拶を交わし、自転車をこぎ始めた。
湿気で空気が重い。一漕ぎごとにスカートの裾に不快感がまとわりついてくる。アスファルトは化け物の肌みたいに青信号の点滅を反射し、黄色に変わり、赤くなる。そこへ足をついた。風を切っても爽やかさはないが、止まると今度は溺れそうな心地すらする。頭上を見上げると月はなく、低い雲は湯船に沈んで見るお風呂の蓋のようだった。
やっぱり私も、まりあと、堀田先生の話題で盛り上がりたい。今朝のこと、ちょっと謝りたい。あと、昨日の夜のまりあが好きなアイドルグループが出た音楽番組のことも話し忘れちゃったな。まりあは、堀田先生と細倉先生ならどっちがタイプかな。彼女も変わってるから、やっぱり堀田先生かな。だとしたらこの話題は触れたくないな。でもきっと喋っちゃうだろうな。
新しく整備されたての道を行く。道沿いにはカラオケや量販店が、これでもかというほど広い駐車場と共に建ち並ぶ。
この道は、まっすぐ行けばバイパス道路に繋がるが、脇に逸れるとすぐ新興住宅地に枝分かれする。そこに、まりあの家はある。私が住んでいるのは、まりあの住むさっぱりした住宅街から離れ、大通りに戻って企業の倉庫密集地へと十分くらい漕ぐ団地だ。
一度だけまりあの家に遊びに行ったことがある。イメージと違って、部屋には物が多く、あんなに好きだと言っていたアイドルグループのグッズは全然なかったのに、洋服やらプリントやら、捨てられないものが積み重なっていた。カラーボックスがいくつかあって、中身を見なくても、思い出の品だろうと予想がついた。
まりあには優しくて綺麗なお姉さんがいる。看護師をしているらしく、その日も夜勤明けの昼近くにコンビニのお菓子を買って帰って来てくれた。お母さんのことはよく知らないけれど、まりあにはお父さんが居ない。お姉さんとすごく仲がいいんだといつも自慢げにしている。いいなと思いながら聞いていた。
コンビニの角を曲がると、見覚えのある路地に入った。同じような戸建てが整然と並び、小さな自転車や虫かごが各戸の玄関先に添えられている。風呂蔵の表札を探して何周かうろうろし、ようやくまりあの家を見つけた。以前表札を照らしていた小さなランタンは灯っておらず、スマートフォンのライトで照らして確認した。前に来たときよりも少し古びた気がするけれど、前回から二ヶ月しか経っていないのだから、そんなはずはない。
スマートフォンで、まりあにメッセージを送る。
「家着いた」
既読マークは付かない。
始めのうちは、まあ気がつかないこともあるかと、しばらくサドルに腰掛けスマートフォンをいじっていた。次第に、周囲の住人の目が気になり出して、ひとしきりそわそわした後で、思い切ってインターホンを押した。身を固くして待てども、返事がない。
いよいよ我慢ならなくて、まりあに「家に居ないの?」「ちょっと」と立て続けにメッセージを送る。依然、「家着いた」から読まれる気配がない。一文句送ってやる、と思ったところで、家のドアが勢いよく開いた。
「あ、まりあちゃんの友だち?」
サドルから飛び降り駆け寄ろうとした足が、もつれた。まりあが顔を出すと思い込んでいた暗がりからは、見覚えのない、茶髪の男性が現れた。暗がりで分かりにくいけれど、私と同い年くらいに見える。張り付いたような笑みとサンダルを引きずるようにして一歩、一歩��こちらへ出てくる。緊張と不信感で自転車のハンドルを握る手に力がこもった。
ちょっと、まりあ、どこで何してるの?
男の子は目の前まで来ると肘を郵便受けに軽く引っ掛け、「にこにこ」を貼り付けたまま目を細めて私を見た。
「あ、俺ね、まりあちゃんのお姉さんとお付き合いをさせて頂いている者です。いま風呂蔵家誰も居なくてさ。何か用事かな」
見た目のイメージとは違った、やや低い声だった。街灯にうっすらと照らされた顔は、子供っぽい目の下に少したるみがあって、確かに、第一印象よりは老けて見える、かな。わからない。大学生くらいかな。でも、まりあのお姉さんって、もうすぐ三十歳だって聞いた気がする。
恐怖を消し去れないまま目をいくら凝らしても、判断材料は一向に得られず、声の優しさを信じきるか、とりあえずこの場を後にするか、戸惑う頭で必死に考えた。
「あの、私、まりあと約束してて…」
「えっ?」
男性の顔から笑顔がすとんと落ちた。私の背後に幽霊でも見たのか、不安に強張った表情が一瞬覗き、それを隠すように手が口元を覆った。
「今?会う約束してたの?」
「いや、あの」
彼の不安につられて、私の中の恐怖も思考を圧迫する。言葉につっかえていると、ポケットからメッセージの通知音が響いた。助かった、反射的にスマートフォンを手にとって、「すみません!」と自転車に乗りその場から逃げた。
コンビニの角を曲がり、片足を着くとどっと汗が噴き出してきた。ベタベタの手を一度太ももの布で拭ってから、スマートフォンの画面を点灯した。メッセージはまりあからではなく、
「家に帰っていますか?今から帰ります。母さんから、夕飯はどうするよう聞いていますか」
父さんだった。大きいため息が出た。安堵と苛立ちと落胆と、知っている言葉で言えばその三つが混ざったため息だった。
「今友だちの家にプリント届けに来てる。カレーが冷蔵庫にあるらしい」
乱暴に返事を入力する。
一方で、まりあとのメッセージ画面に未だ返事はない。宙に浮いた自分の言葉を見ていると、またしても不安がじわじわと胸を蝕んでいく。
もしも、さっきのあの男が、殺人鬼だったらどうしよう。まりあのお姉さんも、まりあももう殺されちゃってたら。まりあに、もう二度と会えなかったら。あいつの顔を見たし、顔を見られちゃった。口封じに私も殺されちゃうかも知れない。まりあのスマートフォンから名前を割り出されて、家を突き止められて、私が学校に行ってる間に、家族が先に殺されちゃったら。
冷静になればそんなわけがないと理解出来るのだけれど、じっとりとした空気は、いくら吸っても、吐いても、不安に餌をやるようなものだった。冷たい水を思いっきり飲みたい。
とりあえず家に帰ろう、その前に、今一一〇番しないとまずい?いや、まだなにも決まったわけじゃない。勘違いが一番恥ずかしい。でも、まりあがそれで助かるかも知れない。なにが正解だろう。間違えた方を選んだら、バッドエンドは私に回って来るのかな。なんでだ。
コンビニ店内のうるさいポップが、霞んで見える。心細さで鼻の奥がツンとする。スカートを握って俯いていると、背後から名前を呼ばれた。
「莉花ちゃん?」
聞きたかった声に、弾かれたように振り返った。
「まりあ!」
まりあは制服のまま、手にお財布だけを持って立ち尽くしていた。自分の妄想はくだらないと、頭でわかっていても、一度はまりあが死んだ世界を見てきたような心地でいた。ほとんど反射的に、柄にもなくまりあの手を握った。柔らかくて、すべすべで、ほんのり温かかった。まりあは、口角を大きく上げて、幸せそうに肩を震わせて笑った。
「莉花ちゃん、手汗すごいね」
「あのさあ、結構メッセージ送ったんですけど」
「うそ、ごめん!気づかなかった」
いつもみたいに、なにか一言二言刺してやろうと思ったけれど、何も出てこなかった。この声も、全然悪びれないこの態度も、機嫌の悪い時に見れば、きっと下品で軽薄だなんて私は思うんだろうな。でも今は、あまりにも純粋に幸せそうなまりあの姿に釘付けになるしかなかった。もしかして、私の感情を通さずに見るまりあは、いつもこんなに幸せそうに笑っているのかな。
「本当だ、家に行ってくれたんだね、ごめんね」
「そう言ったじゃん!て言うか、何、あの男の人」
「あ、柏原くんに会った?」
「柏原くんって言うの」
「そう、声が低い茶髪の人。もうずっと付き合ってるお姉ちゃんの彼氏」
「そ、そうなんだ」
やっぱり、言ってることは本当だったんだ。盛り上がっていた様々な妄想が、全部恥ずかしさに変換され込み上げてくる。それを誤魔化すように次の話題を切り出す。
「どこか行ってたの?」
「一回、家を出たの。ちょっとコンビニ行こうと思って。今お財布取りに戻ったんだけど、入れ違っちゃったかも、ごめん」
「普通、私が家行くって言ってるのにコンビニ行く?」
「行きません」
「ちょっとくらい待ってくれる?」
まりあは、
「はあい。先生かよ」
ちょっと口を尖らせて、すぐに手を叩いて笑った。
いくら語気を強めても、仲良しで包みこんで、不躾な返事が返ってくる。それがなによりも嬉しかった。怖がることなく、私と喋ってくれる。欲しかったんだ、見返りとか、自分の価値とかルールとか全部関係なく笑ってくれる友だち。あんなに癪に触ったその笑い方も、今はかわいいと思う。
「先生といえばさ、柏原くんって、堀田ちゃんの同級生なんだよ。すごい仲良しらしい」
「え!」
柏原くんって、さっきの男の人のことだ。堀田先生が三十前後だとして、そんな年齢だったのか。というか、堀田先生の友だちってああいう感じなんだ。ちょっと意外だ。
「大学時代の麻雀仲間なんだって。堀田ちゃん、昔タバコ吸ってたらしいよ、笑えるよね」
「なにその話、めちゃめちゃ聴きたい」
飯室さんが仲良しグループと喋っている時の雰囲気を、自然と自分に重ねながら続きを促すと、まりあは嬉しそうに髪をいじりだした。
「今もよくご飯に行くみたいだよ、写メとかないのって聞いたけど、まだ先生たちが大学生の頃はガラケーだったからそういうのはもう無いって」
「ガラケー!」
私も手を叩いて笑った。
「莉花ちゃん、堀田先生好きだよね。いるよね、堀田派」
「少数派かなあ」
「どうなんだろう。堀田ちゃんが刺さる気持ちは分からなくはないけど、多分、細倉先生派の子のほうが真っ当に育つと思うね」
「わかる。細倉先生好きの子は、ちゃんと大学行って、茶髪で髪巻いてオフショル着てカラコンを入れることが出来る。化粧も出来る。なんならもうしてる」
コンビニのパッキリとした照明に照らされ輝くまりあ。手を口の前にやって、肩を揺らしている。自分の話で笑ってもらえることがこんなに嬉しいのか、と少し感動すらしてしまう。
「今日もムロはるちゃんの細倉愛がすごかったよ」
「ムロはる…?」
まりあが眉をしかめた。
「飯室はるなちゃん、ムロはるちゃん」
本人の前では呼べないけれど、みんながそう呼んでいる呼び方を馴れ馴れしく口にしてみた。ピンときたらしいまりあの「あー、飯室ちゃんとも仲良しなんだ」というぎこちない呟きをBGMに、優越感に浸った。私には友だちが沢山いるけれど、まりあには私しか居ないもんね。
コンビニの駐車場へ窮屈そうに入っていく商品配送のトラックですら、今なら笑える。
「最終的には細倉先生の腕にぶら下がってた」
「なんでそうなるの」
「愛しさあまって、ということなんじゃないかな」
「莉花ちゃんはさ、堀田ちゃんの腕にぶら下がっていいってなったら、する?」
「えー、まずならないよ、そんなことには」
「もしも!もしもだよ」
「想像つかないって」
「んー、じゃあ、腕に抱きつくのは」
「え、ええ」
遠くでコンビニのドアが開閉するたび、店内の放送が漏れてくる。視線を落として想像してみると、自分の心音もよく聞こえた。からかうように拍動するのが、耳の奥にくすぐったい。
細倉先生はともかく、堀田先生はそんなにしっかりしてないから、私なんかが体重を掛けようものなら折れてしまうのではないか。「ちょっと、莉花さん」先生は心にも距離を取りたい時、呼び捨てをやめて「さん」を付けて呼ぶ。先生の性格を見ると、元から下の名前を呼び捨てにすること自体が性に合っていないのだろうとは思うけれど。
そもそも、「先生のことが好き」の好きはそういう好きじゃなくて、憧れだから。でも、そう言うとちょっと物足りない。
「莉花ちゃん」
半分笑いながら呼びかけられた。まりあの顔をみると、なんとも言えない微妙な表情をしていた。引かれたのかな。
「顔赤いよ」
「ちょ、ちょっと!やめてよ」
まりあの肩を軽く叩くと、まりあはさっきよりも大きな声で笑った。よろめきながらひとしきり笑って、今度は私の肩に手を置いた。
「でも、堀田ちゃん、うちのお姉ちゃんのことが好きらしいよ」
「え?なにそれ」
「大学同じなんだって、お姉ちゃんと、柏原くんと、堀田先生。三角関係だって」
返事に迷った。自分の感情が邪魔をして、こういう時に飯室さんみたいな人がどう振る舞うかが想像できない。
本当は、堀田先生に好きな人がいるかどうかなんて、どうでもいいんだけど、そんなこと。それよりも、まりあから、明確に私を傷つけようという意思が伝わってきて、それに驚いた。相手がムキになっても、「そんなつもりなかったのに」でまた指をさして笑えるような、無意識を装った残酷さ。
これ、私がいつもやるやつだ。
そのことに気付いて、考えはますます散らばってしまった。
「そんなの、関係無いよ」
しまった。これだから、重いって思われちゃうんだよ、私は。もっと笑って「え、絶対嘘!許せないんですけど」と言うのが、飯室さん風の返し方なのに。軽やかで上手な会話がしたいのに��動作の鈍いパソコンのように、発言の後に考えが遅れてやってくる。まりあの次の言葉に身構えるので精一杯だった。
「あはは」
まりあは、ただ笑って、そのあとは何も言わなかった。
今までにない空気が支配した。
「私、帰るね」
なるべくまりあの顔を見ないようにして、自転車のストッパーを下ろした。悲鳴のような「ガチャン!」が耳に痛い。
「うん」
まりあは、多分笑っていた。
「また明日ね」
「うん」
漕ぎ出す足は、さっきよりももっと重たい。背中にまりあの視線が刺さる。堀田先生の前から去る時とは違って、今度は、本当に。
遠くで鳴るコンビニの店内放送に見送られ、もう二度と戻れない、夜の海に一人で旅立つような心細さだった。
やっとの思いで家に着くと、二十時半を回っていた。父さんが台所でカレーを温めている。
「おかえり、お前の分も温めてるよ」
自室に戻り、リュックを降ろして、ジャージに着替える。また食卓に戻ってくると、机の上にカレーが二つ並んでいた。
「手、洗った?」
返事の代わりにため息をついて、洗面所に向かう。水で手を洗って、食卓に着く。父さんの座っている席の斜向かいに座り、カレーを手前に引き寄せる。
「態度悪い」
「別に悪くない」
「あっそ」
箸立てからスプーンを選んで、カレーに手をつける。
「いただきますが無いじゃん」
「言った」
「言ってねえよ」
私は立ち上がって、「もういい」とだけ吐き捨て、自室に戻った。
父さんとはずっとこうだ。お母さんには遅い反抗期だな、と笑われているけれど、父さんはいつもつっかかってくる。私が反抗期だって、どうしてわかってくれないんだろう。
まりあの家は、お父さんが居なくて、正直羨ましいと思う。私は、私が家で一人にならないよう、朝はお母さんが居て、お母さんが遅くなる夜は父さんがなるべく早く帰ってくるようにしているらしい。大事にされていることがどうしても恥ずかしくて、次に母親と会える日を楽しみだと言うまりあを前にすると、引け目すら感じる。勝手に反抗期になって、それはを隠して、うちも父親と仲悪いんだよね、と笑って、その話題は終わりにする。
せめて、堀田先生みたいな人だったら良かった。
そう思うと心がチクッとした。あんなに好きな堀田先生のことを考えると、みぞおちに鈍い重みを感じる。先生に会いたくない。それがどうしてそうなのかも考えたくない。多分、まりあが悪いんだろうな。まりあのことを考えると、もっと痛いから。
明日の授業の予習課題と、小テストの勉強もあるけど、今日はどうしてもやりたくない。どうせ朝ちょっと勉強したくらいじゃ小テストも落ちるし、予習もやりながら授業受ければどうにかなる。でも、内職しながらの授業は何倍も疲れるんだよな。
見ないようにしてきた、ズル休みという選択肢が視界に入った。スマートフォンを握りしめたままベッドに寝転がって、SNSを見たり、アイドルのブログをチェックしていると、少しづつ瞼が重くなってくる。
瞼を閉じると、今度は手の中に振動を感じる。まどろみの中で、しばらくその振動を感じ、おもむろに目を開けた。
画面にはまりあの名前が表示されている。はっきりしない視界は、うっすらとブルーライトを透かす瞼で再び遮られた。そうだ、まりあ。
私、まりあに文化祭のプリント渡すの、忘れてた。
目が覚めた。歯を磨くのも、お風呂に入るのも忘れて寝てしまったらしい。リビングを覗くと、カーテンが静かに下がったままうっすらと発光していた。人類が全て滅んでしまったのか。今が何時なのか、まだ夢なのか現実なのか曖昧な世界。不安になって、急いで自分の部屋に戻りベッドの上に放りっぱなしのスマートフォンの画面を点けた。
「あ…」
画面に残る不在着信の「六時間前 まりあ」が、寂しげ浮かんでくる。今の時刻は午前四時、さすがに彼女も寝ている時間だ。すれ違ってしまったなあ、と半分寝ぼけた頭をもたげながらベッドに腰掛ける。髪の毛を触ると、汗でベタついて気持ち悪い。枕カバーも洗濯物に出して、シャワーを浴びて…。ああ、面倒だな。
再びベッドに横になると、この世界の出口が睡魔のネオンサインを掲げ、隙間から心地いい重低音をこぼす。
あそこから出て、今度こそ、きちんとした現実の世界に目を覚まそう。そしてベッドの中で、今日を一日頑張るための作戦を立てて、学校へ行くんだ。いいや、もうそんな力はないや。
嫌になっちゃうな、忙しい時間割と模試と課題と、部活と友達。自律と友愛と、強い正しさを学び立派な大人になっていく。私以外の人間にはなれないのに、こんなに時間をかけて、一体何をしているんだろう。何と戦ってるんだ。本当は怠けようとか、ズルしようとか思ってない。時間さえあれば、きちんと期待に応えたい。あの子は問題ないねと言われて、膝下丈のスカートをつまんで、一礼。
勉強なんて出来なくても、優しい人になりたい。友達に、家族に優しくできる人になりたいよ。わがまま言わない、酷いこともしたくない。でも、自尊心を育ててくれたのもみんなでしょ。私だって、画面の向こう側のなにかになれるって、そう思ってる、うるさいほどの承認欲求をぶちまけて、ブルーライトに照らされた、ほのかに明るい裾をつまんで、仰々しく礼。鳴り止まない拍手と、実体のない喜び。
自分を守らなくちゃ。どこが不正解かはわからないけれど、欲求や衝動に従うことは無謀だと、自分の薄っぺらい心の声に耳を傾けることは愚かだと、誰かに教わった気がする。誰だったかな、マルクスかな。
今の願いは学校を休むこと。同じその口から語られる将来の夢なんて、信用ならない?違うね。そもそも将来の夢なんてなかった。進路希望調査を、笑われない程度に書いて、それで私のお城を築く。悲しみから私を守ってね。
目を開けると目前のスマートフォンは朝の六時を示していた。
「うそだあ」
ベッドから転げるように起き上がると、枕カバーを剥がして、そのまま呆然と立ち尽くす。今からシャワー浴びたら、髪の毛乾かしてご飯食べて、学校に着くのは朝礼の二十分前くらい。予習の課題も小テストの勉強もできない。泣きそうだ。
力なく制服に着替えると、冴えない頭でリュックサックに教科書を詰め込み部屋を出た。肩に背負うと、リュックの中で二段に重ねた教科書が崩れる感触がした。
続く
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2024/10/22
会社からの事務所。いつになったら門仲で飲めるのかしら、事務所についてすぐ醤油鶏という攻めた名前のお弁当を食べて衝撃的な美味しさでたまげた、弁当のために来ているという節もある。アナログすぎる選挙制度をなんとかしたすぎる、などとはなす SNSの画像とツイッター、イン��タを動かす ビラを画像にして見やすくする作業 紙で見るのとスマホで見るのではやはり全然違うので調整したい気持ちがある 張本人は疲れ果てていてめずらしく静かで心配になった やっぱりあまりにも無茶なスケジュールだとおもう いまは現場に行っている人、運転手、ビラ配り、ウグイス嬢、などなどがいちばんたいへんなので、わたしはなにもいえない テレビ局の担当の態度が悪くて参ったというはなしや某事務所の秘書さんがプロすぎるという話で盛り上がる 大物が来たときには、その後ろにパンフを掲げて映像や写真に候補者が映るようにしていたらしい すごすぎる 秘書が届いた弁当をもう一人が来るまで食べるのを待っていて、配慮だ、とおもった
やるやると言っていた画像が作れず、ほかのリサイズやら何やらで終電になってしまった 忙しなくしているとお犬のことを少しお忘れている 駅に入る階段を下る瞬間、急に明るくなるときにパッと思い出す、まだ息をしているかなと 昨日来なかったでしょ!といわれ、犬が元気ないから、ともいえずあゲヘヘとごまかす とりあえず、まだ、ううん、もうこれはどれを 今一番考えるべきかが わかってないのだよね さすがに会社のことはしなくてはならないし、でもこんなにど真ん中で選挙を経験できることもない 健康も大事
まだきょうは元気だ、先週より全然マシだ なにが一票になるかわからないこそ、なんでもやらねばと思う
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あなたにだけは忘れてほしくなかった
アメリカ合衆国、ニューヨーク州、マンハッタン、ニューヨーク市警本部庁舎。 上級職員用のオフィスで資料を眺めていた安藤文彦警視正は顔をしかめた。彼は中年の日系アメリカ人である。頑なに日本名を固持しているのは血族主義の強かった祖父の影響だ。厳格な祖父は孫に米国風の名乗りを許さなかったためである。祖父の信念によって子供時代の文彦はいくばくかの苦労を強いられた。 通常、彼は『ジャック』と呼ばれているが、その由来を知る者は少ない。自らも話したがらなかった。 文彦は暴力を伴う場合の少ない知的犯罪、いわゆるホワイトカラー犯罪を除く、重大犯罪を扱う部署を横断的に統括している。最近、彼を悩ませているのは、ある種の雑音であった。 現在は文彦が犯罪現場へ出る機会はないに等しい。���の主たる業務は外部機関を含む各部署の調整および、統計分析を基として行う未解決事件への再検証の試みであった。文彦の懸念は発見場所も年代も異なる数件の行方不明者の奇妙な類似である。類似といっても文彦の勘働きに過ぎず、共通項目を特定できているわけではなかった。ただ彼は何か得体の知れない事柄が進行している気配のようなものを感じ取っていたのである。 そして、彼にはもうひとつ、プライベートな懸念事項があった。十六才になる姪の安藤ヒナタだ。
その日は朝から快晴、空気は乾いていた。夏も最中の日差しは肌を刺すようだが、日陰に入ると寒いほどである。自宅のダイニングルームでアイスティーを口にしながら安藤ヒナタは決心した。今日という日にすべてをやり遂げ、この世界から逃げ出す。素晴らしい考えだと思い、ヒナタは微笑んだ。 高校という場所は格差社会の縮図であり、マッチョイズムの巣窟でもある。ヒナタは入学早々、この猿山から滑り落ちた。見えない壁が張り巡らされる。彼女はクラスメイトの集う教室の中で完全に孤立した。 原因は何だっただろうか。ヒナタのスクールバッグやスニーカーは他の生徒よりも目立っていたかもしれない。アジア系の容姿は、彼らの目に異質と映ったのかも知れなかった。 夏休みの前日、ヒナタは階段の中途から突き飛ばされる。肩と背中を押され、気が付いた時には一階の踊り場に強か膝を打ちつけていた。 「大丈夫?」 声だけかけて去っていく背中を呆然と見送る。ヒナタは教室に戻り、そのまま帰宅した。 擦過傷と打撲の痕跡が残る膝と掌は、まだ痛む。だが、傷口は赤黒く乾燥して皮膚は修復を開始していた。もともと大した傷ではない。昨夜、伯父夫婦と夕食をともにした際もヒナタは伯母の得意料理であるポークチョップを食べ、三人で和やかに過ごした。 高校でのいざこざを話して何になるだろう。ヒナタは飲み終えたグラスを食洗器に放り込み、自室へ引っ込んだ。
ヒナタの母親はシングルマザーである。出産の苦難に耐え切れず、息を引き取った。子供に恵まれなかった伯父と伯母はヒナタを養子に迎え、経済的な負担をものともせず、彼女を大学に行かせるつもりでいる。それを思うと申し訳ない限りだが、これから続くであろう高校の三年間はヒナタにとって永遠に等しかった。 クローゼットから衣服を抜き出して並べる。死装束だ。慎重に選ぶ必要がある。等身大の鏡の前で次々と試着した。ワンピースの裾に払われ、細々としたものがサイドボードから床に散らばる。悪態を吐きながら拾い集めていたヒナタの手が止まった。横倒しになった木製の箱を掌で包む。母親の僅かな遺品の中からヒナタが選んだオルゴールだった。 最初から壊れていたから、金属の筒の突起が奏でていた曲は見当もつかない。ヒナタはオルゴールの底を外した。数枚の便箋と写真が納まっている。写真には白のワイシャツにスラックス姿の青年と紺色のワンピースを着た母親が映っていた。便箋の筆跡は美しい。『ブライアン・オブライエン』の署名と日付、母親の妊娠の原因が自分にあるのではないかという懸念と母親と子供に対する執着の意思が明確に示されていた。手紙にある日付と母親がヒナタを妊娠していた時期は一致している。 なぜ母は父を斥けたのだろうか。それとも、この男は父ではないのか。ヒナタは苛立ち、写真の青年を睨んだ。 中学へ進み、スマートフォンを与えられたヒナタは男の氏名を検索する。同姓同名の並ぶ中、フェイスブックに該当する人物を見つけた。彼は現在、大学の教職に就い��おり、専門分野は精神病理学とある。多数の論文、著作を世に送り出していた。 ヒナタは図書館の書棚から彼の書籍を片っ端から抜き出す。だが、学術書を読むには基礎教養が必要だ。思想、哲学、近代史、統計を理解するための数学を公共の知の宮殿が彼女に提供する。 ヒナタは支度を終え、バスルームの洗面台にある戸棚を開いた。医薬品のプラスチックケースが乱立している。その中から伯母の抗うつ剤の蓋を掴み、容器を傾けて錠剤を掌に滑り出させた。口へ放り込み、ペットボトルの水を飲み込む。栄養補助剤を抗うつ剤の容器に補充してから戸棚へ戻した。 今日一日、いや数時間でもいい。ヒナタは最高の自分でいたかった。
ロングアイランドの住宅地にブライアン・オブライエンの邸宅は存在していた。富裕層の住居が集中している地域の常であるが、ヒナタは脇を殊更ゆっくりと走行している警察車両をやり過ごす。監視カメラの装備された鉄柵の門の前に佇んだ。 呼び鈴を押そうかと迷っていたヒナタの耳に唸り声が響く。見れば、門を挟んで体長一メータ弱のドーベルマンと対峙していた。今にも飛び掛かってきそうな勢いである。ヒナタは思わず背後へ退いた。 「ケンダル!」 奥から出てきた男の声を聞いた途端、犬は唸るのを止める。スーツを着た男の顔はブライアン・オブライエン、その人だった。 「サインしてください!」 鞄から取り出した彼の著作を抱え、ヒナタは精一杯の声を張り上げる。 「いいけど。これ、父さんの本だよね?」 男は門を開錠し、ヒナタを邸内に招き入れた。
男はキーラン・オブライエン、ブライアンの息子だと名乗った。彼の容姿は写真の青年と似通っている。従って現在、五十がらみのブライアンであるはずがなかった。ヒナタは自らの不明を恥じる。 「すみません」 スペイン人の使用人が運んできた陶磁器のコーヒーカップを持ち上げながらヒナタはキーランに詫びた。 「これを飲んだら帰るから」 広大な居間に知らない男と二人きりで座している事実に気が滅入る。その上、父親のブライアンは留守だと言うのであるから、もうこの家に用はなかった。 「どうして?」 「だって、出かけるところだよね?」 ヒナタはキーランのスーツを訝し気に見やる。 「別にかまわない。どうせ時間通りに来たことなんかないんだ」 キーランは初対面のヒナタを無遠慮に眺めていた。苛立ち始めたヒナタもキーランを見据える。 ヒナタはおよそコンプレックスとは無縁のキーランの容姿と態度から彼のパーソナリティを分析した。まず、彼は他者に対してまったく物怖じしない。これほど自分に自信があれば、他者に無関心であるのが普通だ。にも拘らず、ヒナタに関心を寄せているのは、何故か。 ヒナタは醜い女ではないが、これと取り上げるような魅力を持っているわけでもなかった。では、彼は何を見ているのか。若くて容姿に恵まれた人間が夢中になるもの、それは自分自身だ。おそらくキーランは他者の称賛の念を反射として受け取り、自己を満足させているに違いない。 「私を見ても無駄。本質なんかないから」 瞬きしてキーランは首を傾げた。 「俺に実存主義の講義を?」 「思想はニーチェから入ってるけど、そうじゃなくて事実を言ってる。あなたみたいに自己愛の強いタイプにとって他者は鏡でしかない。覗き込んでも自分が見えるだけ。光の反射があるだけ」 キーランは吹き出す。 「自己愛? そうか。父さんのファンなのを忘れてたよ。俺を精神分析してるのか」 笑いの納まらないキーランの足元へドーベルマンが寄ってくる。 「ケンダル。彼女を覚えるんだ。もう吠えたり、唸ったりすることは許さない」 キーランの指示に従い、ケンダルはヒナタのほうへ近づいてきた。断耳されたドーベルマンの風貌は鋭い。ヒナタは大型犬を間近にして体が強張ってしまった。 「大丈夫。掌の匂いを嗅がせて。きみが苛立つとケンダルも緊張する」 深呼吸してヒナタはケンダルに手を差し出す。ケンダルは礼儀正しくヒナタの掌を嗅いでいた。落ち着いてみれば、大きいだけで犬は犬である。 ヒナタはケンダルの耳の後ろから背中をゆっくりと撫でた。やはりケンダルはおとなしくしている。門前で威嚇していた犬とは思えないほど従順だ。 「これは?」 いつの間にか傍に立っていたキーランがヒナタの手を取る。擦過傷と打撲で変色した掌を見ていた。 「別に」 「こっちは? 誰にやられた?」 キーランは、手を引っ込めたヒナタのワンピースの裾を摘まんで持ち上げる。まるでテーブルクロスでもめくる仕草だ。ヒナタの膝を彩っている緑色の痣と赤黒く凝固した血液の層が露わになる。ヒナタは青褪めた。他人の家の居間に男と二人きりでいるという恐怖に舌が凍りつく。 「もしきみが『仕返ししろ』と命じてくれたら俺は、どんな人間でも這いつくばらせる。生まれてきたことを後悔させる」 キーランの顔に浮かんでいたのは怒りだった。琥珀色の瞳の縁が金色に輝いている。落日の太陽のようだ。息を吸い込む余裕を得たヒナタは掠れた声で言葉を返す。 「『悪事を行われた者は悪事で復讐する』わけ?」 「オーデン? 詩を読むの?」 依然として表情は硬かったが、キーランの顔から怒りは消えていた。 「うん。伯父さんが誕生日にくれた」 キーランはヒナタのすぐ隣に腰を下ろす。しかし、ヒナタは咎めなかった。 「復讐っていけないことだよ。伯父さんは普通の人がそんなことをしなくていいように法律や警察があるんだって言ってた」 W・H・オーデンの『一九三九年九月一日』はナチスドイツによるポーランド侵攻を告発した詩である。他国の争乱と無関心を決め込む周囲の人々に対する憤りをうたったものであり、彼の詩は言葉によるゲルニカだ。 「だが、オーデンは、こうも言ってる。『我々は愛し合うか死ぬかだ』」 呼び出し音が響き、キーランは懐からスマートフォンを取り出す。 「違う。まだ家だけど」 電話の相手に生返事していた。 「それより、余分に席を取れない? 紹介したい人がいるから」 ヒナタはキーランを窺う。 「うん、お願い」 通話を切ったキーランはヒナタに笑いかけた。 「出よう。父さんが待ってる」 戸惑っているヒナタの肩を抱いて立たせる。振り払おうとした時には既にキーランの手は離れていた。
キーラン・オブライエンには様々な特質がある。体格に恵まれた容姿、優れた知性、外科医としての将来を嘱望されていること等々、枚挙に暇がなかった。だが、それらは些末に過ぎない。キーランを形作っている最も重要な性質は彼の殺人衝動だ。 この傾向は幼い頃からキーランの行動に顕著に表れている。小動物の殺害と解剖に始まり、次第に大型動物の狩猟に手を染めるが、それでは彼の欲求は収まらなかった。 対象が人間でなければならなかったからだ。 キーランの傾向にいち早く気付いていたブライアン・オブライエンは彼を教唆した。具体的には犯行対象を『悪』に限定したのである。ブライアンは『善を為せ』とキーランに囁いた。彼の衝動を沈め、社会から悪を排除する。福祉の一環であると説いたのだ。これに従い、彼は日々、使命を果たしてる。人体の生体解剖によって嗜好を満たし、善を為していた。 「どこに行くの?」 ヒナタの質問には答えず、キーランはタクシーの運転手にホテルの名前を告げる。 「行けないよ!」 「どうして?」 ヒナタはお気に入りではあるが、量販店のワンピースを指差した。 「よく似合ってる。綺麗だよ」 高価なスーツにネクタイ、カフスまでつけた優男に言われたくない。話しても無駄だと悟り、ヒナタはキーランを睨むに留めた。考えてみれば、ブライアン・オブライエンへの面会こそ重要課題である。一流ホテルの従業員の悪癖であるところの客を値踏みする流儀について今は不問に付そうと決めた。 「本当にお父さんに似てるよね?」 「俺? でも、血は繋がってない。養子だよ」 キーランの答えにヒナタは目を丸くする。 「嘘だ。そっくりじゃない」 「DNAは違う」 「そんなのネットになかったけど」 ヒナタはスマートフォンを鞄から取り出した。 「公表はしてない」 「じゃあ、なんで話したの?」 「きみと仲良くなりたいから」 開いた口が塞がらない。 「冗談?」 「信じないのか。参ったな。それなら、向こうで父さんに確かめればいい」 キーランはシートに背中を預け、目を閉じた。 「少し眠る。着いたら教えて」 本当に寝息を立てている。ヒナタはスマートフォンに目を落とした。
ヒナタは肩に触れられて目を覚ました。 「着いたよ」 ヒナタの背中に手を当てキーランは彼女を車から連れ出した。フロントを抜け、エレベーターへ乗り込む。レストランに入っても警備が追いかけてこないところを見ると売春婦だとは思われていないようだ。ヒナタは脳内のホテル番付に星をつける。 「女性とは思わなかった。これは、うれしい驚きだ」 テラスを占有していたブライアン・オブライエンは立ち上がってヒナタを迎えた。写真では茶色だった髪は退色し、白髪混じりである。オールバックに整えているだけで染色はしていなかった。三つ揃いのスーツにネクタイ、機械式の腕時計には一財産が注ぎ込まれているだろう。デスクワークが主体���しては硬そうな指に結婚指輪が光っていたが、彼の持ち物とは思えないほど粗雑な造りだ。アッパークラスの体現のような男が配偶者となる相手に贈る品として相応しくない。 「はじめまして」 自分の声に安堵しながらヒナタは席に着いた。 「彼女は父さんのファンなんだ」 ヒナタは慌てて鞄から本を取り出す。 「サインしてください」 本を受け取ったブライアンは微笑んだ。 「喜んで。では、お名前を伺えるかな?」 「安藤ヒナタです」 老眼鏡を懐から抜いたブライアンはヒナタに顔を向ける。 「スペルは?」 答える間もブライアンはヒナタに目を据えたままだ。灰青色の瞳は、それが当然だとでも言うように遠慮がない。血の繋がりがどうであれ、ブライアンとキーランはそっくりだとヒナタは思った。 ようやく本に目を落とし、ブライアンは結婚指輪の嵌った左手で万年筆を滑らせる。 「これでいいかな?」 続いてブライアンは『ヒナタ』と口にした。ヒナタは父親の声が自分の名前を呼んだのだと思う。その事実に打ちのめされた。涙があふれ出し、どうすることもできない。声を上げて泣き出した。だが、それだけではヒナタの気は済まない。二人の前に日頃の鬱憤を洗いざらい吐き出していた。 「かわいそうに。こんなに若い女性が涙を流すほど人生は過酷なのか」 ブライアンは嘆く。驚いたウェイターが近付いてくるのをキーランが手を振って追い払った。ブライアンは席を立ち、ヒナタの背中をさする。イニシャルの縫い取られたリネンのハンカチを差し出した。 「トイレ」 宣言してヒナタはテラスを出ていく。 「おそらくだが、向精神薬の副作用だな」 父親の言葉にキーランは頷いた。 「彼女。大丈夫?」 「服用量による。まあ、あれだけ泣いてトイレだ。ほとんどが体外に排出されているだろう」 「でも、攻撃的で独善的なのは薬のせいじゃない」 ブライアンはテーブルに落ちていたヒナタの髪を払い除ける。 「もちろんだ。彼女の気質だよ。しかし、同じ学校の生徒が気の毒になる。家畜の群れに肉食獣が紛れ込んでみろ。彼らが騒ぐのは当然だ」 呆れた仕草でブライアンは頭を振った。 「ルアンとファンバーを呼びなさい。牧羊犬が必要だ。家畜を黙らせる。だが、友情は必要ない。ヒナタの孤立は、このままでいい。彼女と親しくなりたい」 「わかった。俺は?」 「おまえの出番は、まだだ。キーラン」 キーランは暮れ始めている空に目をやる。 「ここ。誰の紹介?」 「アルバート・ソッチ。デザートが絶品だと言ってた。最近、パテシエが変わったらしい」 「警察委員の? 食事は?」 ブライアンも時計のクリスタルガラスを覗いた。 「何も言ってなかったな」 戻ってきたヒナタの姿を見つけたキーランはウェイターに向かい指示を出す。 「じゃあ、試す必要はないね。デザートだけでいい」 ブライアンは頷いた。
「ハンカチは洗って返すから」 ヒナタとキーランは庁舎の並ぶ官庁街を歩いていた。 「捨てれば? 父さんは気にしない」 面喰ったヒナタはキーランを窺う。ヒナタは自分の失態について思うところがないわけではなかった。ブライアンとキーランに愛想をつかされても文句は言えない。二人の前で吐瀉したも同じだからだ。言い訳はできない。だが、ヒナタは、まだ目的を果たしていないのだ。 ブライアン・オブライエンの実子だと確認できない状態では自死できない。 「それより、これ」 キーランはヒナタの手を取り、掌に鍵を載せた。 「何?」 「家の鍵。父さんも俺もきみのことを家族だと思ってる。いつでも遊びに来ていいよ」 瞬きしているヒナタにキーランは言葉を続ける。 「休暇の間は俺がいるから。もし俺も父さんもいなかったとしてもケンダルが 相手をしてくれる」 「本当? 散歩させてもいい? でも、ケンダルは素気なかったな。私のこと好きじゃないかも」 「俺がいたから遠慮してたんだ。二人きりの時は、もっと親密だ」 ヒナタは吹き出した。 「犬なのに二人?」 「ケンダルも家族だ。俺にとっては」 相変わらずキーランはヒナタを見ている。ヒナタは眉を吊り上げた。 「言ったよね? 何もないって」 「違う。俺はきみを見てる。ヒナタ」 街灯の光がキーランの瞳に映っている。 「だったら、私の味方をしてくれる? さっき家族って言ってたよね?」 「言った」 「でも、あなたはブライアンに逆らえるの? 兄さん」 キーランは驚いた顔になった。 「きみは、まるでガラガラヘビだ」 さきほどの鍵をヒナタはキーランの目の前で振る。 「私が持ってていいの? エデンの園に忍び込もうとしている蛇かもしれない」 「かまわない。だけど、あそこに知恵の実があるかな? もしあるとしたら、きみと食べたい」 「蛇とイブ。一人二役だね」 ヒナタは入り口がゲートになったアパートを指差した。 「ここが私の家。さよならのキスをすべきかな?」 「ヒナタのしたいことを」 二人は互いの体に手を回す。キスを交わした。
官庁街の市警本部庁舎では安藤文彦が部下から報告を受けていた。 「ブライアン・オブライエン?」 クリスティナ・ヨンぺルト・黒田は文彦が警部補として現場指揮を行っていた時分からの部下である。移民だったスペイン人の父親と日系アメリカ人の母親という出自を持っていた。 「警察委員のアルバート・ソッチの推薦だから本部長も乗り気みたい」 文彦はクリスティナの持ってきた資料に目をやる。 「警察委員の肝入りなら従う他ないな」 ブライアン・オブライエン教授の専門は精神病理学であるが、応用心理学、主に犯罪心理学に造詣が深く、いくつかの論文は文彦も読んだ覚えがあった。 「どうせ書類にサインさせるだけだし誰でもかまわない?」 「そういう認識は表に出すな。象牙の塔の住人だ。無暗に彼のプライドを刺激しないでくれ」 クリスティナは肩をすくめる。 「新任されたばかりで本部長は大張り切り。大丈夫。失礼なのは私だけ。他の部下はアッパークラスのハウスワイフよりも上品だから。どんな男でも、その気にさせる」 「クリスティナ」 軽口を咎めた文彦にクリスティナは吹き出した。 「その筆頭があなた、警視正ですよ、ジャック。マナースクールを出たてのお嬢さんみたい。財政の健全化をアピールするために部署の切り捨てを行うのが普通なのに新しくチームを立ち上げさせた。本部長をどうやって口説き落としたの?」 「きみは信じないだろうが、向こうから話があった。私も驚いている。本部長は現場の改革に熱意を持って取り組んでいるんだろう」 「熱意のお陰で予算が下りた。有効活用しないと」 文彦は顔を引き締めた。 「浮かれている場合じゃないぞ。これから、きみには負担をかけることになる。私は現場では、ほとんど動けない。走れないし、射撃も覚束ない」 右足の膝を文彦が叩く。あれ以来、まともに動かない足だ。 「射撃のスコアは基準をクリアしていたようだけど?」 「訓練場と現場は違う。即応できない」 あの時、夜の森の闇の中、懐中電灯の光だけが行く手を照らしていた。何かにぶつかり、懐中電灯を落とした瞬間、右手の動脈を切り裂かれる。痛みに耐え切れず、銃が手から滑り落ちた。正確で緻密なナイフの軌跡、相手はおそらく暗視ゴーグルを使用していたのだろう。流れる血を止めようと文彦は左手で手首を圧迫した。馬乗りになってきた相手のナイフが腹に差し込まれる感触と、その後に襲ってきた苦痛を表す言葉を文彦は知らない。相手はナイフを刺したまま刃の方向を変え、文彦の腹を横に薙いだ。 当時、『切り裂き魔』と呼ばれていた殺人者は、わざわざ文彦を国道まで引きずる。彼の頬を叩いて正気づかせた後、スマートフォンを顔の脇に据えた。画面にメッセージがタイピングされている。 「きみは悪党ではない。間違えた」 俯せに倒れている文彦の頭を右手で押さえつけ、男はスマートフォンを懐に納める。その時、一瞬だけ男の指に光が見えたが、結婚指輪だとわかったのは、ずいぶん経ってからである。道路に文彦を放置して男は姿を消した。 どうして、あの場所は、あんなに暗かったのだろうか。 文彦は事ある毎に思い返した。彼の足に不具合が生じたのは、ひとえに己の過信の結果に他ならない。ジャックと文彦を最初に名付けた妻の気持ちを彼は無にした。世界で最も有名な殺人者の名で夫を呼ぶことで凶悪犯を追跡する文彦に自戒するよう警告したのである。 姪のヒナタに贈った詩集は自分自身への諌言でもあると文彦は思った。法の正義を掲げ、司法を体現してきた彼が復讐に手を染めることは許されない。犯罪者は正式な手続きを以って裁きの場に引きずり出されるべきだ。 「ジャック。あなたは事件を俯瞰して分析していればいい。身長六フィートの制服警官を顎で使う仕事は私がやる。ただひとつだけ言わせて。本部長にはフェンタニルの使用を黙っていたほうがいいと思う。たぶん良い顔はしない」 フェンタニルは、文彦が痛み止めに使用している薬用モルヒネである。 「お帰りなさい、ジャック」 クリスティナが背筋を正して敬礼する。文彦は答礼を返した。
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新人女優コレクション―ぷりぷりとはみ出るようなあそこがキュートすぎる― - 片岡杏奈
CATCHEYE Vol.179 ゴルフウェアでハメハメしよう!~お嬢の秘部にホールインワン!~ : 片岡杏奈 - 無料動画付き(サンプル動画) スタジオ: CATCHEYE 時間: 116分 女優: 片岡杏奈 ゴルフのスゥイングを褒められて上機嫌な「片岡杏奈」ちゃん。自称・レッスンプロの男から指導を受けることに。スゥイングを矯正する振りをして杏奈ちゃんのカラダをまさぐりまくるエロ男。そんな男の口車にのせられてパット矯正ギブスという名のローターを突っ込まれ、挙句の果てに男のイチモツまで突っ込まれてすっかりカラダに火がついちゃったいました。「オ〇ンチンが欲しい」と、ゴルフのレッスンはどうでもよくなっちゃった杏奈ちゃんに、ご要望通りイチモツを提供するレッスンプロ。最後は中にガッツリだされて大満足の杏奈ちゃんでした。エロのスキルアップはしっかり出来たみたいだね!! 新卒枠の就職の面接でなに DVD・DVD販売サイト DVD360 DVD・DVD販売サイト DVD360は年中無休、24時間営業でDVDをオンラインで販売しています。20000タイトルの中からお好きなDVDをお選びください!郵送でよくある【DVDを開けられた】や【明細にDVDと記載された】などの心配が一切ありません。安心してご購入いただけます。
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2022/12/16 鳥類弁護士の事件簿
ずっと気になってたけど英語版しかなくて諦めてたやつ switch版しかも日本語化!ってことでメチャクチャ楽しみにしてた
第一幕 | 猫かぶり
開幕すぐの、隙あらば「鳥」をかけたジョークモリモリの会話劇でこれ好きなやつだ~になった
逆裁リスペクト、とは事前に知ってたけどこの会話のテンポまさしくだ
テキスト表示時のポポポ…て音落ち着く~
そして開始後数分で事件のあらましが分かり、容疑者に会う流れ、テンポ良い~~
カエルが殺されて、容疑者は猫、弁護士は鳥2羽…
モフロワ父「勇敢な猫はかくあるべし」
「夕食の献立について聞いていない!」「きみは脳みそに胃袋が詰まっているのか?」このツッコミ好き
選択肢:正義を信じるよ
スパ「畜生だと思われないよう気を付けた方がいいよ」言われて草
明らかに選択間違えたっぽい
選択肢:親子に1フラン恵んだ
ガブリエル邸のBGMカッコいい~!
ライオン?だとしたら猫、ライオン、カエルの3匹で事業やってたのか
選択肢:弁護士です
ぴょんぴょん跳ねる検事…の後の「とにかく」が「兎に角」てわざわざ漢字表記だったのはあえてかな
キリンのコリーヌさんかわいい
写真撮影時、「針の無い時計」が写る位置をわざわざ男爵が指定したのクソ怪しいな
撮影時の時間が証明できないのがつながるのかなあ
選択肢:態度を和らげる
正解っぽくて嬉しい!コリーヌさんなら白状すると思ってたよ~
選択肢:表(コイン賭け)
選択肢:協力的で助かりました
ここでチクるのが正解だったらしんどいな…
選択肢:現時点では、なんとも…
思いのほか地雷踏んでしまって追い出されて草
選択肢:ノックしてみる、侵入、写真はもってく、正直に答える
スパ君ナイスフォローだった 自ら嘘をついてた場合どうなってたんだろう
もう裁判なの!?何も分からんけど!?って焦ったけど、これも逆裁イズムだ……
ラビントン検事、オドオドしてて検事としては新鮮
でも油断させといて…がありそう
「気のいいボンクラ警官がくるかと思ってたのに正義感バリバリの正統派が出てきちゃったよ」
この気のいい~で真っ先にイトノコ刑事連想しちゃったけど流石に考えすぎかな
フェリシエンヌ嬢はギャエル氏の血を手から滴ら��て~
カトラリーが無かった、血も滴るレアステーキ…
時刻をさした時計が写り込んだ写真…
針の無い時計…
ムジュンに証拠を突き付ける、め~っちゃ逆裁 もはや追及のBGM流れて欲しい
証人に黙らされる検事、なんとなくアウチを思い出す…
この、事件のあらましをバーッと追いつつファルコンが追及するターンめっちゃいい
BGMもかっこいい
「殺人」とか「証人」みたいな「人」前提の単語を丁寧に「殺獣」「証鳥」て置き換えてるの好き
クワーク好きだわ~ 看守がカラスってなんとなく分かる
イエーイ!て喜ぶわけではない、ファルコンの「無罪を証明したのではく、”無罪の可能性が高い ” 、説得力のある説明ができただけ」的なセリフに若干の不安を覚えつつ…
無罪確定!
からの、まさかの再どんでん返し!!!
フェリシエンヌ嬢やってんじゃん!!!!!!!!!!
これはなかなか度肝抜かれた 「逆裁リスペクト」すらを逆手にとったというか
写真は偽装されていたけど、男爵の意図とは違う偽装だった…
「あなたを信じます」ではなくて「正義を信じます」で嬢の反応がイマイチだったのは、選択肢ミスじゃなくてそういうことか…
じゃあ、カトラリーが盗まれてて血濡れのレアステーキを出したのはただの偶然ってこと…!?
確かに、凶器が爪ってなるとライオンも猫も同じ…
クゥ たまらん
タイトルまんまじゃん…(今更)
第二幕 | 狼中の狐
もう、何を信じたらいいんだ…状態で第二幕開始
狼の中の狐 もうこれ狐犯人じゃん(単純)
選択肢:水をかける、次はもっと頑張ろう
とはいったものの、正直分からないよ、が正しい…
ファルコンとしては、やはり前回の裁判は納得できないのか
そりゃ、あれだけ証拠はこれだ!こうだ!つって、無罪のライオンを投獄しちゃったらな…
前回の裁判で負けたらルート変わるとかだったらえぐい
今回の弁護人はスペインの王子
ウ~ン前回のトラウマが…
「引き受けるとも!」「気乗りしないな」の選択肢、今回もあるとなると気になってくるな 断るパターンもあるのか
花売りから買った花を渡した相手が猛毒で即死したと
オオッ ここで張り合い甲斐のありそうな「では、法廷で会おう!」タイプの検事が!鶏だ
ファルコン5回も負けてるのか…
写真家がゴミ拾いの奉仕活動に…
そうか、こいつはどっちにしろ偽証罪なのか
選択肢:5フラン払いましょう
クッ 結果10フランもってかれた…
ショコラ屋さんで、「誰があの包み紙のショコラを買ったのか?」で3人くらい挙げたけど当たらず1日消費してしまった~
狐、花売りの白鳥、殺された本人
「バラのトゲに毒があったとして、そんな即効性あるか?」て話だと途中でショコラの包み紙が落ちていた=ショコラに毒が入れられていた、なのか…
選択肢:古典図書
スペイン君主について教えてもらう
現在の君主はブルボン家の摂政、イザベル2世(フェルデナンド7世の娘)
↑ が逝去した場合は王位は王配のカディス公フランシスコに渡る
(女王の親族にも権利がある)モンテモリン伯カルロス率いるカール派が名乗りを上げている
今のスペインには王子は存在しない!ではフアン王子とは
あ~~ 依頼者のマウジーのプロフィールが「探偵助手」なの気になってたけどフアン=名刺をもらった私立探偵!
わざと捕まった、となると裁判は…
権力者に借金をした娘、「ある男」を殺せば借金は帳消しにしてやると持ち掛けられた、それを聞いた勇敢な騎士(これがヴルプス?)は娘の身代わりになろうとした
ウ~ン?
国王を殺せと命じた権力者…
マウジーに「鳥は無事南に渡れたのか」て伝えてくれ…ということは、「娘」はやっぱり花売りのカトリーヌなのかなあ
まだ会えてない登場人物の枠があってかなり不安 証拠が不足している気がむちゃくちゃする
しかし大切な人のために王子に成りすまして殺人を犯す私立探偵の狐、なんてロマン盛り盛り設定なんだ
開廷!
初っ端から主席判事が前回と違うロムルス判事、しかも妙に裁判を早く終わらせようとしている…
クソ怪しいじゃん!!!絵から察するに彼が狼なのかなあ
「狼中の狐」のタイトル、いまだにまだピンときてないぞ…
ロムルス判事すごいヴォルテックス卿感ある
指以外に傷は一切ない毒による死亡、これはショコラ説濃厚か
ひとまず、「バラに毒が仕込まれていた決定的証拠はない」「でもショコラに毒が含まれていて、それを准尉が食べた証拠もない」
これはショコラ屋さんで指定した人物かなり的外れだったのがジワジワ分かってきた…
王子が南口でニヤニヤしながらバラに粉を擦り付けていたという匂いすぎる証言
ずっとこの証拠何?と思っていた本の1ページがここで!
とはいえトゥーサンが嘘をつく理由もない気がするんだよなあ
証言に嘘はないけど狐じゃなくて白鳥だったと…それはそれで気になる
裁判パート2回のパターンだ!
無事飛び立てたか気にしていたのはゴーティエ・シーニュとニコル・シーニュ
花売りの子の両親!てことは、あの物語の「ある男を殺さなければ両親にツケを払わせる」が実行されることはなかった、というのを伝えたかったのか…
じゃあ結局その権力者が殺したかったのは准尉…?
ショコラ屋さんリベンジ!
根拠はないけど動きの怪しいロムルス判事で聞いてみたらまさかのビンゴ
しかも自作のキャラメル入れたってもうそれじゃん
娘が借金をしている相手ってのがロムルス判事…?
スパ君が毒入りショコラの包み紙を食って倒れた!!君ってやつは…
そしてファルコンは脅迫状のヌシに襲われ、SE的に川に流された…?
セリフのボボボ…音の低さがすごくロムルス判事だった気がするんだけど
トゥーサン命の恩人…
ファルコンが握りしめていた万年筆、このインクが緑ならいよいよ…
でも、このすべての証拠がロムルス判事に繋がる感じで、本当にいいのか…?
ヴルプスは国王を殺すつもりだった?そこにロムルス判事が手をかけて結果准尉を殺す意味…
ココリコ、ロムルス判事の不自然な怪しさにはちゃんと指摘するのいい検事だな…
ココ「オレの職務は起訴することですが、ここにいるのは法廷で正義が執行されるのを見届けるためです」
カッケエ・・・・・・!!
「それ以上口答えすると…」「残念ですな、国王がいらっしゃるというのに」ここの展開気持ち良すぎ
こ、国王ー!!!
とはいえそうか、毒性の証拠は病院送りになったスパロウソン自身だから証明のしようがないのか
スパ君「異議あり!!!」いただきました
この、ギリギリに大逆転の要素(病み上がりの相棒)が駆け込んでくる感じアツい
診断書とシーニュさん連れてきたの有能すぎ
シーニュさん、自分で毒を…って言ってるのはヴルプスを庇ってる?
違う、まだ借金のせいで権力者に脅迫されてる、てことか
そこで両親が無事ウィーンに渡ったことを知らせる乗車券で、ようやく本当の証言が聞ける…!
「もはや狼の爪はわたしに及ばない」ってやっぱり権力者=ロムルス判事ってことか~
告発されてる状況で「これあなたの万年筆ですよね?」て出したら「お~流しても見つからなかったやつだ、礼を言うぞ」的なロムルス判事なんか草
あえてシーニュさんを起訴しないココリコいいやつ過ぎる
ココリコが今にいたるまでのスピンオフがいるよコレ
あっ よかった 今回は判決が正しい…でいいんだよね
ロムルス判事に脅されてシーニュさんが国王暗殺に加担させられていることを知ったヴルプスが、最終手を下したのが自分って流れになるようバラをもって近づき、わざと捕まったって筋書きか~
ウ~ン しかしロムルス判事ここまでずる賢いのであれば、ショコラもシーニュさんに買わせさえしてれば完全犯罪だったのでは
トリカブトもシーニュさんのだしなあ
何はともあれ、相棒が毒で死にかけたり弁護士が襲われたりもう終盤かのような盛り上がりだった
第三幕 | 眠れる都
早速ロムルス判事の言っていた革命が始まってしまった…ような開幕ムービー 七月革命
ストーリー上は過去の話か~
危険な武器商人をココリコと共に調査すると 今のところ裁判にはならなそうな流れ
あちこち言ってお使い祭りなのでメモで整理
R&M探偵事務所
早速フアン王子ことルナールさんが大活躍だな
変装してない姿新鮮!
3日後、早速出没場所を突き詰めてくれた 有能
マウジーかわいい
金曜日にマルムゼ通り 合言葉��須
サルペトリエール病院
スパ君の治療費500→100に割引してもらっても今のところ払えないよ!ヤベー
ひとまずは割引のための取り立て依頼をこなす…
取り立て先に発明のための材料を集めてこいと
わらしべ長者じみてきた
博物館にある銅の壺
展示品を持ち去るのはまずいだろう
まずいかな? いや、まずくない
博物館泥棒になりたくはないかね?
実はあこがれてたんだ!
よろしい、上着に壺を隠したまえ
この流れ大好き
途中のムービー(警部とココリコ)
ファルコンは七月革命の直後に名前を変えている
なんか祖父?が有名な弁護士的なのはチラチラしてる
ファルコンに対するココリコの、普段はバカにしたようなことばかり言うわりにこの、本人(本鳥)のいないとこでしっかりと認めている感じいいねえ
ショコラ・スペシャリテ
キレられる覚悟で割引してもらえませんか~を選んだらホントに無料でくれて草
ランダー氏いい象過ぎるよ
自分に買ってもらえると信じてソワつくスパ君かわいい
箱入りショコラどこかで使えそう
ポン・デ・ザール
釣り糸を拝借しに
ここで早速ショコラが活きた!(釣り餌になるんだ…)
お金を払う展開、一回ゴネた方が得そうだな
大聖堂
合言葉はエタム 思いのほかすんなり手に入ったな~
発明品のくだりはどう絡んでくるんだ。。。?
合言葉まで集めるのにギリ金曜過ぎてしまい、「コレ何か…何か間に合ってない気がする…」と思った途端、行き先が「マルムゼ通り」のみに
「雄鶏がクロックムッシュを撃ったぞ!」という不穏なムービーの後、ココリコから「この手紙が届いたということはオレは反乱勢力に掴まったか死んだか…」というめちゃくちゃ嫌な手紙が届いた
え?これバッドエンドルート入った?
合言葉とか証拠品がまったく活きないまま、マルムゼ通りの血痕を辿って大聖堂の地下へ…
あ~~ 革命家リーダーのボーモー その父を若かりしココリコが有罪に処したと…
少し前に言っていた「有罪にすることが職務」と思っていた時期のココリコ…
ココリコの無罪を晴らす流れには持って行けたけど、「マルムゼ通りの街灯が壊れていた」証拠が明らかに足りてねえ!!
無念…むちゃくちゃバッドエンドくせえ!!!
今のところ考えられるルート分岐は、
2/9までに合言葉を手に入れてマルムゼ通りでクロコ=ムッシュに会う?
ココリコの裁判で無罪を勝ち取る?
あたりかなあ…
反乱勢力の仲間になる、ところで第三幕終了…
第四幕 | C 友愛
レムス修道士とシルヴィス(ロムルス判事)の双子兄弟が黒幕的な感じか
フォンテーヌ、根は悪いヤツじゃなさそうだな…それを言うとボーモーもだけど
怒涛の展開で狼二匹に踊らされていたことまでボーモーさんが気づくも、レムス自害の銃声で憲兵が砲撃開始…
ファルコンとボーモーだけが生死不明のまま、スパ君のヴルプスへの手紙がエピローグに…
なんだこの、完全バッドともハッピーとも言い切れないエンドは…
友愛C スパ君が無事だったのが救い…なのか…?
第四幕 | A 自由
ファルコンが捕まった地下で沈黙を続けると四幕Aに突入
あまりの惨状に絶望したファルコンが「深緑の殺し屋が戻ったと伝えろ」
真っ先に元気にしてるモフロワ嬢の元に向かって(おそらく)殺獣…
これモフロワ有罪ルートだとどうなるんだろう
こんなんデストロイルートじゃん
代わりに、反乱勢力は無事警察に捕縛されたと
スパロウソンが一時的に検事の資格を与えられてボーモー氏の尋問へ
スパ「パリいちばんの検事を目指すよ!!」(集中線)
要所要所でファルコンさんを思い出すスパに涙腺がグッ……
警部とファルコンが決闘のうえ、ファルコンだけはスパのおかげで助かる
ファルコンは深緑の殺し屋ではない、けどスパはそうだと思ったうえで警察には引き渡さないと…
ウ~ン このENDもなかなかジワッと暗くて味わい深い…
二週目 | 小ネタメダル集めとか
(明らかに関係ない)ニシンを追及すると傍聴席に困惑されつつも誠実さを評価されるの草
その流れでわざとミスするために召使の盗みを告発してみたら、男爵は「慈悲の心であえて見逃していた」っていう、結末を知った上ではしんどすぎる情報を得た
アレ?男爵良い人じゃない?って伏線は張ってあったんだ…
第一幕の裁判で負けてみたら、単なるゲームオーバーじゃなくちゃんと話が進んでびっくりした
フェリシエンヌ嬢的には内心「チッ…」て感じなんかな
これで第二幕に進めるってことは、「フェリシエンヌ嬢が有罪で処刑された」世界線で進むんだ…
第二幕でコリーヌのセリフも変わってる これえぐいぞ
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Being a woman is part of my identity and my pride🌹 Skin color is irrelevant to the life of an individual as a person, and from the perspective of space, the earth has no borders. From now on, it's the era of [love]. 女性であることは、私のアイデンティティーの一部であり、生きる誇りである。 人として個人の命には、肌色は無関係であり、宇宙から見れば、地球に国境はありません。 これからは【愛】の時代なのです。 🌻フェイスブック https://t.co/BUN4wJtehB 幸慶美智子ファンページ https://www.facebook.com/uguisujyo 🍀TikTok https://t.co/SKLHRifrIX 🌷Twitter https://twitter.com/uguisujyo_KCCo/status/918305811448791040?t=_DkbG_0GelVd7N2IrGj0QA&s=19 本業の🐥カナリーホームページ https://t.co/W4QhJAw05X 🌸幸慶美智子マスコミ取材歴 https://uguisujyo-canary.com/video.html 1️⃣ NHK札幌さんよりインタビューを番組でご紹介頂きました https://t.co/zCam5EEpSK 2️⃣ TBSさんより取材を頂きました‼️ 🌅 https://t.co/NIj580VzHf 3️⃣選挙遊説ナレーション https://electionannounce.hp.peraichi.com/?_ga=2.46091556.10001518.1664410790-1169781166.1657711915 4️⃣選挙演説アピール講座 https://electionspeech.hp.peraichi.com/?_ga=2.46091556.10001518.1664410790-1169781166.1657711915 5️⃣選挙コーディネーター https://electioncoordinator.hp.peraichi.com/?_ga=2.4672691.10001518.1664410790-1169781166.1657711915 #選挙うぐいす嬢 #日本全国ウグイス嬢OK #遊説 #話し方 #政治 #候補者 #当選 #選挙活動 #司会事務所 #政治家 #選挙ウグイス嬢 #幸慶美智子 https://www.instagram.com/p/CojA1z_y8IQ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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