#酒と花の日々
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kyokocanary777 · 4 months ago
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京都の伏見は酒蔵の町
京都の伏見といえば、伏見稲荷大社が有名ですね。
その一方で、酒蔵の町としてもよく知られていたりします。
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月桂冠に黄桜に、松本酒造に。有名な酒造メーカーが並んでいます。
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↓のページが見やすいです。
去年の秋くらいに仕事で近くに行ったので、少しぶらぶらしてきました。
これは松本酒造。
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桃の滴が有名なのですかね。
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川沿いにあって、春になると菜の花も咲くようで、絵になる景色が見られるかもしれません。
大正時代からある酒造で、正面の佇まいからも歴史が感じられます。
見学もできるようですね。
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ここから少し離れたところに、月桂冠大倉記念館やキザクラカッパカントリーなどもあります。
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そのあたりも行ってきたので、次の記事でも写真を載せていきますね。
ここのブログは、1記事につき10枚までしか写真がアップできな��ので、記事をわけなければいけません。
さて、酒蔵の町・京都伏見は、日本三大酒どころの一つだそうです。
あと二つは、兵庫県の灘、広島県の西条です。
京都の観光地というと、やはり祇園・四条・清水エリアが人気ですが
京都伏見のこの辺りも、もっと観光客が増えてくるのでは?と、勝手に見込んでいます。
最近は、インバウンド観光客向けなのか、日本酒の飲み比べができるお店やお酒の美術館もできているほどですから。
京都四条の錦市場にも、日本酒の飲み比べができるお店があります。人気ですよ。
錦屋台村が人気ですね。
京都伏見の酒蔵の町には、あの寺田屋や十石舟、伏見桃山城もありますし、
もう少し人が入ってきてもいいのになぁと思いながら、散策しておりました。
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春になったら人が増えるのかもしれませんね。
桜が咲く頃の十石舟の風景写真は、Instagramでもよく見かけます。
最近はInstagramでの宣伝効果もすごいみたいで
そこまで有名でなかったはずの長岡京市の光明寺や
同じ伏見区の城南宮などがおしゃれになって参拝者も増えたので驚いています。
城南宮は、昔から知ってたりしますが、
今までと違う参拝者が増えたように感じられますね。
Instagramの影響ですね、きっと。
インスタ映えを意識した写真をよく見かけます。
そういう演出もされているようです。
伏見稲荷は、外国人の参拝者ばかりです。⛩️のキーホルダーもよく売れてますし、狐の小物もあったような気がします。
あと、狐のお面があったような。
伏見稲荷の狐さんもPUMAのロゴみたいでかっこいいです!
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で、伏見稲荷から酒蔵の町の伏見桃山あたりまでは、歩いて行ける距離ではありません。
電車で14分位ですね。歩くと結構遠いです。
行きたい場所によっては、伏見桃山駅よりも中書島駅のほうがいいかもしれませんね。
1つ隣の駅になりますので、もう少し時間がかかります。
京阪本線で移動するのがスムーズではないかと。
ただし問題があって、京阪本線は京都駅からは乗れないので
観光される方は、京都駅から地下鉄東西線で四条駅に出て
人気観光エリアの祇園・四条・清水あたりを観光されてから
徒歩圏内にある京阪本線の祇園四条駅か、三条駅から
伏見稲荷、伏見桃山駅方面へ向かわれると良いのかも。
途中、東福寺もあります。
もう少し便利な移動手段があれば、伏見桃山あたりももっと賑やかになるのかもなぁとか思ったりして。
思ってたよりもちょっと静かなんですよね。
素敵な街だからもったいないなぁ。
秋ぐらいに行ったからだろうか。
もう少し賑やかになってほしいですね。
長々とすいません。色々気になったので調べました。
ですから、こういうのも
前記事で書いたように
Googleのマイマップに
まとめたいわけなのです👓
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koch-snowflake-blog · 1 year ago
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伊織 いおは、日本のグラビアアイドル、コスプレイヤー。ゼロイチファミリア所属。神奈川県出身。 2020年4月から12月まで芸能活動と並行して建築系の会社で働いていた。 ウィキペディア
生年月日: 1998年8月13日 (年齢 25歳)
身長: 151 cm
カップサイズ: J
スリーサイズ: 90 - 55 - 90 cm
デビュー: 2018年 -
モデル内容: 一般、水着
趣味はコスプレ、読書、ゲーム、テラリウム作り。
特技は建設模型作り、アーク溶接、一人で話し続けれる。
好物は犬、美少女、胡麻団子、馬刺し、お酒、梅水晶、もつ鍋、ラーメン。
元々巨乳がコンプレックスであり、高校時代は男装して通学していた。
高校卒業後、大学で建築造形を学んだが建築と無関係の授業に嫌気が差し1年で中退。建築関係の専門学校に入学し直し、卒業後の2020年4月から建築系の会社に就職。グラビアアイドルとして活動しながら会社員になったことについては「グラビアは一生続けられないし、だったら今まで学んできたことを生かした仕事に一度は就いてみたいって思った」と述べている。
尊敬する人物は川崎あや、気になるグラビアアイドルとして未梨一花を挙げている。
母と姉がいる。
座右の銘は、『死ぬこと以外かすり傷』。
  
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chuck-snowbug · 2 months ago
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会津娘(日本酒/純米吟醸 花さくら)、うな重、たっぷり野菜のキムチスープ(自家栽培わけぎのせ)、オクラと納豆とめかぶのネヴァネヴァサラダ、らっきょうミニトマト。
Aizumusume(Japanese Sake) & Unagi Rice Dinner - April 2025
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yutakayagai · 4 months ago
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午後六時前、八坂は正美を送って来た。朝同様、大平が応対したが、何故か二人とも日焼けをしていることが気になった。確かに、海水浴場を散策するには寒くない、寧ろ丁度よい陽気ではあった。そのことに対し、八坂は照れながら言った。
「久しぶりだったから喜んじゃって…。正美君に手を引っ張られるまま海に入っちゃってビショビショになっちゃったンですよ。何故か、替えの下着だけはあったみたいで…。嗚呼、白いブリーフですけど。私もたまたま車の中に部活動の時に穿くビキニがあったので、バスタオルに包まったままコインランドリーへ行き、服は洗濯しました」
「えッ、『ビキニ』!?」
「あ、ハイ。剣道部で顧問をしてます。袴を付けるンで、トランクスじゃ落ち着かないンですよ」
「じゃ、じゃあ、今って…」
「ビキニです」
そう言いながら、八坂はチノパンツのファスナーを下ろしてみせた。「社会の窓」からは、無地の蛍光グリーン色が覗いている。大平は、
「あら、ヤダ! そんな…」
と顔を赤らめた。あまりにサービス精神が旺盛なので、彼はすっかり舞い上がってしまい、
「よ、よかったら、コーヒー、如何ですか!?」
と口走ってしまった。すると、
「あ、そんな…。でも、明日も休みだし、イイですよ」
と、八坂は笑顔で応じた。正美は、何気ない様子で八坂の方を見て、
「じゃあ、またね」
と手を振って階上へ行った。大平はスリッパを揃え、八坂を宿直室に招いた。
夕食を済ませた亮司は、白いV字シャツに水色のセミビキニブリーフという格好で風呂から上がってきた。冷蔵庫に缶チューハイが予め冷やしてあったので一本取り出し、居間のローテーブルにお徳用の「するめソーメン」を開封してくつろぎ始めた。嗚呼、明日で連休も終わりだなと、未だ敷地内で刈払いが済んでいないところがないか頭の中で考えていた。
缶チューハイ、ビールと飲み続け、〆はカップ酒にしようと冷蔵庫まで取りに行った時である。亮司は半分目が座った状態ではあったが、突然、
「もっと虐めて! 打って! 犯して!」
という叫び声が聞こえた。何だ!?と、酔いが回っていたのが引いてしまい、亮司は冷蔵庫を開けっ放しにしたままウッドデッキに出た。
「あん! あん!あん!」
途中、縄の様なもので締め上げる様な���が響く。男の声だがまるで女の様に甲高く、その合間に布を引き裂く様な物音もする。亮司は、
「おいおい、此処って学校の敷地内だよなァ…」
と、昨日不安に思っていたことが的中してしまったと感じた。しかし、いじめならば「もっと虐めて! 打って! 犯して!」なんて訴えないだろう…。オレはゲイだが流石に「凌辱」専ではない、一度縄で締め上げられたが苦痛ばかりでちっとも「勃たな」かった。それでも、ゲイ雑誌『G-MEN』では亀甲状に縛られた男のグラビアが載っているし、あんなことでイッちゃう奴もいるンだよなァ…。そう考えつつ、彼は居間に戻ってカップ酒を開封した。
テレビを付けながら、亮司はカップ酒の二本目も口開け、そのまま寝入ってしまった。
一方、大平は八坂とのおしゃべりに花を咲かせていた。年齡は年上で、色々聞いていく中で今は独り身と知り、彼の心はときめいた。八坂は、オレに好意があるンだなと次第に心許す様になっていた。
嗚呼、当直でなければこのまま最寄りのモーテルに直行しているのに…。そう悔みながら、何とかして八坂をとどめておきたかった。それを察したのか、八坂は聞いた。
「大平先生って、ベッドでは『ネコ』になるの? 『タチ』になるの?」
突然、しかもタメ口で聞かれたので大平はびっくりした。あら、オレと寝たいのかな? 今すぐ押し倒してもイイかな? 彼は若干妄想した。
「う〜ん、どっちもかなァ…」
と彼は答えた。それを聞いた八坂は微笑し、
「一見、『タチ』の様だけどその気になれば『ネコ』になる感じだね。カワイイね」
と、彼は大平の手を握った。この行動にすっかり舞い上がってしまった大平は、
「それって…プロポーズ!?」
と口走った。八坂は言った。
「今度、ドライヴしませんか?」
大平は、久しぶりに心がときめくのを感じた。彼は下半身の所謂「Gスポット」がうずくのを感じ、力んだ。これで、嗚呼、日本では同性婚は認められていないが「ゴールイン」できれば将来は安泰だ。そこまで彼は妄想した。
結局、八坂が帰ったのは午後八時だっはた。すっかり厨房職員も帰ってしまっていたが、大平は当直中であることを完全に忘れていた。それだけ有頂天になっていたのだ。帰り際、八坂は言った。
「久しぶりに愉しかったです。離婚してから淋しくて…。家内とは教育費のことで未だ関わりはあるンですけど。正美君は、まァ、息子の様だから。大平先生とお会いできて良かったです」
「そ、そんな…。オレ、何もやってない…」
「もしお時間があればショートメールお送りします」
そう言って八坂は寮を後にした。暗闇の中に消えていくまで大平は見送り、ようやく施錠をすると彼は急に淋しく感じた。嗚呼、この感情は何なのだろう? 彼は遅めの巡視をすると、そそくさと当直室に戻り布団を敷いた。
明け方、目覚めると大平は異変に気付いた。夢精したのだ。こんなの、中学生以来だと彼は思った。
「いやァ〜ん、男の子になっちゃった!」
それだけ八坂と寝たいのかなと、彼は下着を取り替えながら思った。
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cctrain0722 · 7 months ago
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憧れの山「トムラウシ山」縦走登山へ!~後編~
化雲岳のシンボル?な大きな岩の脇にはエゾルリソウが風に揺れていました。 ここから五色岳分岐まではお花畑の天国… 雪解け具合によってチングルマの花と綿毛が混在し、クモマユキノシタやツガザクラちゃん達の群落で心も身体も癒されっぱなし。最高じゃないか…と思ったのもつかの間、3日間担ぎ続けたことによる疲労がなかなかのものであると実感せざるを得ませんでした。
写真を撮るたびに30kg担いでスクワットをしているようなもの。自分の体力ステータスを知ることができたいい機会になりました。
くたくたになりながら忠別岳避難小屋へと歩みを進めます。 道中ちょっかいをかけてくるようなハイマツに脚や腕が持っていかれながらも、なんとかお昼過ぎには到着。 ついてまずやることは雪渓でビールを冷やすことです(笑) …にしても雪渓が小さいとのこと。このままではヘタしたら8月、9月にはなくなっているんではないか…という量。 それでもキンキンに冷えた雪渓の水は火照った身体をいい感じに冷やして気分爽快!
翌日は強風と雨予報という事もあり、人生初の山小屋泊となりました。かわいい三角屋根がとても好み。 他の登山者も少なく、静かな山小屋。すぐ近くの水場にはエゾコザクラの群落もあり、ロケーションも環境も非常にいいじゃないか…と感心しました。ちょっと隙間風があったりしますが何のその。
ここでなんとお師匠のお友達が登場!かつての大雪山や登山道のこと、雪渓や生き物のことなど話に花が咲きます。 人とのつながりが山での思い出をより一層濃いものにさせていきますね。幸せな気持ちで寝袋に入りました。 夕方からなんだか嫌な風が吹き始め、夜遅くには小屋に響き渡るほどの暴風雨になりました。
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翌朝は一瞬雨が止むタイミングがあるものの、雨風強し。他のパーティは停滞を決めたようです。 我々は来た道を戻って帰るだけ。ギリギリ拾えた電波では下界は天気はいいみたい。 覚悟を決めて雨天行動装備で山小屋を出発します。
朝一の雪渓は固く滑ることは知っていましたが、登山靴単体では本当に歯が立たないこともあることがわかりました。 雪渓を回避し稜線に出たら、おそらく20m/s近くはあるんじゃないかという横風に叩きつけられます… こんなときにハイマツ帯はありがたい!昨日まで厄介だと思っていたハイマツが天国に感じました。
写真を撮ることもなく淡々と下山していきますが、行きで通った”とんでもない木道”に風雨が合わさり、非常にカオスな環境になっていました。 疲労も重なり、人生でこんなに大変な道は歩いたことはないなと再度思い知らされることとなりました。
やっとの思いで沼の原にたどり着くと雨はやみ、昨日歩いたトムラウシ山がちらっとだけ姿を見せてくれました。 ここからのトムラウシ山全容はまたの機会に、と次回への宿題を噛み締めて無事怪我無く下山しました。
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初めての3泊4日縦走登山、初めてのトムラウシ山、初めての岩場-荒廃木道攻略。 この旅で得られた経験値と知識、そして雪渓そうめんやお酒のうまさはかけがえのないものとなりました。
こうして登山にのめり込んでいく…そんな気しかしません(笑) 私の見ていた大雪山はほんのわずかで、また違う時季には別の花畑や風景が広がっています。
私の大好きな写真家星野道夫の言葉。
『人間にとって、きっと二つの大切な自然があるのだろう。一つは日々の暮らしの中で関わる身近な自然である。そして、もう一つは日々の暮らしと関わらない、遙か遠い自然である。が、そこにあると思えるだけで心が豊かになる自然である。それは生きていく上で、一つの力になるような気がするのだ』
今回の山行はその「遠い自然」を感じ、今後のアクティビティに大きな影響を与えると確信しました。
…今年もあとわずか。 今年は無積雪期にバイクで東北へ2度行ったり、MTBで離島を走り回ったりしましたが、一番大きく印象に残っているのはこの山行で間違いありません。 この山行だけは今年のうちに振り返っておきたい!感じたことを言葉で残しておきたい!と思い、いつもより長文な投稿となりました。
結局このあと別の山に登ることになるのですが、それはまた後日。 いつも見てくださりありがとうございます。
----- ・CT 3日目:南沼(0637)-天沼(0857)-化雲岳(1104)-五色岳(1247)-忠別岳避難小屋(1345) 4日目:忠別岳避難小屋(0548)-沼の原(1015)-クチャンベツ登山口(1209) 合計行動距離:56km 獲得標高:2636m (トムラウシ山3泊4日縦走、おわり)
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monthly-ambigram · 4 months ago
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2025-3月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
 
◆今月のお題は「春」です◆
今月は参加者の皆様に「春」のお題でアンビグラムを制作していただいております。沸き立つアイディアの数々をご覧ください。
皆様のコメントがいただけますと幸いです。
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「春の芽吹き」 回転型:peanuts氏
植物が冬を越えて新しい芽を出す。 合体した文字をうまくほぐしながら読んでください。植物のような柔らかな曲線とざらつきが魅力的ですね。
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「バネの季節」 回転型:無限氏
Spring。 文字送りに工夫がありますね。「季」「節」とも横画の省略がありますが違和感がないですね。
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「春/泉/バネ」回転型+交換型:化学氏
Spring三面相。 メリハリのある書体の選択が成功していますね。交換型の利用により読みやすくできていると思います。
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「はなみ」 重畳型:ラティエ氏
お花見の季節ですね。 5倍重畳。ステキな発見です。たしかに、三文字とも走り書きをすればこうなりますね。
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「桜ちらし!」 マトリョーシカ型:kawahar氏
桜を散らす雨や風。 「桜」に見出した♥が散っているのがかわいいです。「!」のために斜めにしていますが、♥にも効いています。
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「花菜」 回転型:うら紙氏
春が旬の京野菜で、寒咲きナタネの蕾を収穫したもの。 分割により読みやすくなっていると思います。躍動感がよいですね。
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「開花予想」 図地反転回転型:douse氏
ソメイヨシノはいつ咲くか。 文字相当部分が太さについてグラデーションになっているのでデザインとして自然ですね。
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「花見」  振動型:lszk氏
春といえば。 30年間以上のアンビグラムキャリアを持つ氏の真骨頂。無回転で2通りの読みが可能な「花」とも「見」とも読める絶妙な韻踏みデザインになっています。無回転アンビグラムの醍醐味はいかに上手く曖昧に描くかということなのですが lszk氏はその妙技を極めています。
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「桜ノ雨/桜の雨」 回転共存型:ちくわああ氏
halyosyさんの楽曲タイトル「桜ノ雨」より。 かわいらしい書体とデザイン。「の」を舞う花びらに模していて楽しいです。
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「桜満開」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
開花から一週間ほどで満開になるといわれます。 「桜」「満」「開」がそれぞれ上下の図地反転鏡像文字になっています。字形に電子味がありData70フォントのようでカッコいいです。
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「春と修羅」 敷詰[回転+鏡像]型:つーさま!氏
宮沢賢治の小説のタイトル。 下にある、きれいに並んだ「春と修羅」の文字図形をそのまま敷詰できるのが驚きです。図形化技術が素晴らしいですね。
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「校長式辞」 回転型:てるだよ氏
卒業式や入学式で。 ストロークだけで行っている図形化の仕方がかわいいです。花弁がよいアクセントになっているデザインですね。
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「別れ」 図地反転型:ヨウヘイ���
卒業の一つの意味。 一目で読めるのはドット表現の力もあると思います。オンオフのバランスが絶妙です。
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「旅立ちの日に」 回転型:螺旋氏
近年の卒業式で歌われることが定番となった合唱曲。 文字の角度が躍っているのが楽しいです。字画の太さに対して点が小さいのがバランスをよくする工夫ですね。
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「獅子の大鎌」 回転型:松茸氏
しし座の頭部に相当する7つの星を繋いだアステリズムのこと。 星座内の星を文字に取り込んでいる工夫があります。書体もおしゃれですね。
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「春日俊彰/若林正恭」 回転共存型:.38氏
お笑いコンビ「オードリー」の二人の名前で。 対応付けを文字密度で比較してみると、二人の名前はなんともぴったりすぎです。「俊/林」のギミックがテクニカルです。
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「はる/HaRu」  振動型:意瞑字査印氏
春です。 無回転で「はる」と「Ha Ru」、どちらにも読めるアンビグラム。似たタイプの文字遊びに[寄せ字]というジャンルがあります。
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「春とヒコーキ」 回転型:超階乗氏
お笑いコンビの名前で。 デザインの一部を文字表現に取り入れた楽しい作品です。袋文字の活用もよいですね。
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「桜散る 木の下風は 寒からで」 回転型:繋氏
紀貫之の短歌より。「空に知られぬ 雪ぞ降りける」と続きます。 踊るような筆致が楽しく、対応付けにも生きています。「風」が隠れたような効果が面白いです。
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「あかるい未来は桜色へ染まって」 回転重畳型:すざく氏
春の色は門出にふさわしい。 文字列生成で。どの文字も読みやすく仕上がっていて見事です。回転重畳型はパズル的な側面が強く、ほかのタイプとは違う魅力があります。
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「庭に咲いた花 別れの日は、 もう一年前。」 敷詰回転型:Jinanbou氏
卒業して一年たって。 文字列生成で。こちらも、どの文字も読みやすくすばらしいです。読みやすい文字で長文アンビグラムを作るには敷詰回転型は有力な手段です。
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「卒業式/入学式」 図地反転鏡像型: いとうさとし氏
春のイベントと言えば。 なんと左右の図地反転鏡像文字で「卒業式」と「入学式」に読めてしまうアンビグラム。一文字一文字の略し方がすばらしいです。
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「従うか抗うか自堕落な風無草滴るはいつかの可惜夜に咲く涙」 回転型:結七氏
ヒプノシスマイク・Fling Posseの楽曲「とりまGet on the floor」の歌詞より。「風無草」が柳の意味で春の季語です。 長い文字列を見事に対応解釈して処理していますね。一文字ずつ見てもステキな顔をしています。
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「ひねもす/のたりのたり」  回転型:lszk氏
与謝蕪村の句「春の海 ひねもすのたりのたり哉」より。 4字/6字の文字数違いも何のその。海面がゆるやかにうねっているような字形に趣きがあります。
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「春空に夢ヲ志せ」 回転型:Σ氏
新たな門出に思うことは。 文字列生成にて。「すずむし」フォント風のかわいらしい文字がとてもよいです。隙間の扱いが巧みですね。文字組もぴったりで素晴らしいデザインです。
 
 
 
 
最後に私の作品を。
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「桃の酒」 回転型:igatoxin
春の季語。 桃の花を浸した酒で、これを桃の節句に飲めば、百病を除き、顔の色艶がよくなるといわれます。
 
 
お題「春」のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は「キッチン」です。調理、包丁、フライパン、皿洗い、揚げ物、換気扇、冷蔵庫、生ごみ、エプロン、厨房、速水もこみち、 など 参加者が自由にキッチンというワードから発想・連想してアンビグラムを作ります。
締切は3/31、発行は4/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル} 9月{日本史}     10月{ヒーロー}     11月{ゲーム}         12月{時事}
2024年 1月{フリー}         2月{レトロ}   3月{うた}         4月{アニメ}   5月{遊園地}      6月{中華}          7月{猫}     8月{夢} 9月{くりかえし}    10月{読書}          11月{運}           12月{時事}
2025年 1月{フリー}  2月{記憶}   3月{春}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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blr-blue · 2 months ago
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 前の記事は、すでに多くのかたが読んでくれたっぽいので、罪悪感が深まる前に早々に非公開にした。お見苦しいものを失礼しました。まあ、たまにはそういうこともある。
 代わりといっては何だが、ささやかな生活とそれに伴う思想について、あれこれ手の動くままに書いてみる。
 音楽を聴くときは基本的にメロディーラインの好みで選んでいるのだが、わたしにしては珍しく歌詞で心を掴まれたアーティストがいる。崎山蒼志だ。
 ちょうど、大学4年生の夏によく聴いていた。院試の時期でメンタルがボロカスになっていたころだ。どれくらいボロカスだったかと言うと、中島みゆきのファイト!を聴いて電車でボロ泣きするくらいには病んでいた(あれの歌詞ってちゃんと聴くと結構エグいよね)。それくらい病んでいたとき、崎山蒼志の曲だけはうまく呼吸に馴染んでくれた。歌詞の美しさに救われていた。ベタだけど五月雨とか天才すぎるでしょ。
 そんな感じで試験直前の夏を崎山蒼志とともに走ってきたわけだけど、院試が終わってから、ぷつり線が切れたように聴かなくなってしまった。
 つい数日前、思い出して久しぶりに聴いてみた。知らない間に新曲がたくさん出ていた。どういう感じだろう、と思い、作業をしながら流して聴いてみる。
 だけど、何かが違っていた。たしかに崎山蒼志なんだけど、ていうか歌詞は相変わらず素晴らしいし、もちろん透き通った声も素敵なんだけど、何かが違う。なんだろう、どうしてだろう、と思い何度も考えて、ひとつの結論に至った。わたしは変声期の崎山蒼志が好きだったのだ。
 五月雨とか、上で共有したファーストアルバムに収録されている曲は、最初期というか、わりと成長期の、声が変わりつつあるさなかの曲だ。良い意味でクセのある声。わたしはそれが好きだった。出しづらそうな声で何かを求めるように歌う彼が好きだったのだ。変声期のアーティストが好きだなんて、変態みたいだ。
 きっと崎山蒼志は一生すきだと思うけど、やっぱり五月雨とファーストアルバムは特別だ。ファーストアルバムに至っては全部の曲が好きだ。強いて言うなら「ソフト」がすき。ああいう文章を書きたいと思う。
 懐古趣味があるので昔読んだ漫画などをしょっちゅう読み返す。そのせいで新しいコンテンツに手を出せないのが問題だけど、まあいいのだ。
 文章から得られるイメージとだいぶ離れているのは自覚しているが、わたしは刃牙シリーズがすきだ。理由は明確。頭を使わずに読めて楽だからだ。
 推しといえるほど恋をしてるわけじゃないが、花山薫がいちばんすき。彼は刃牙との決戦の前日、病気で瀕死状態の母を見舞うために、母が好きなバラの花束を持って帰省するの。花山薫のお母さんは昔バラの香水をよくつけていて、それを思い出した花山薫は、バラの花弁を自慢の握力で強く握りつぶして、そこから一滴だけバラエキス(?)を抽出して、病床の母につけてあげるの。そういう描写がある。
 まずこの時点で恋しちゃうんだけど。ごめん、さっきは「推しといえるほど恋をしてるわけじゃない」と言ったけど、恋してるかも。ハア〜〜マジで花山薫かっこいい。すき。見た目いかついけど、もうそのギャップがいい。漢の中の漢すぎる。そのあとにある、刃牙と朝までウイスキーを飲む場面も好きだわ〜(ちなみにその時点で花山薫は15歳、刃牙は13歳。未成年飲酒にもほどがある)
 ていうか花山薫って名前良すぎるだろ。嫁ぎて〜。
 
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tmdiary · 3 months ago
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2025/03/31
3月31日(月)晴
久しぶりの平日休み。髪を切りに出かける。さっぱりした後は無性にうどんが食べたくなりうどん屋へ。
世阿弥の『風姿花伝』を読了。能楽のことについて書かれているが他の事にも通ずる部分がある。
ラジオの電話人生相談で小学生の息子が財布からお金を取るといった内容と上司が理由なく不機嫌で机をバンバン叩くといった2つ相談をしていた。息子も上司も気を引くためにやっているから愛情不足みたいに相談者は言われててなんだか気の毒だった。小学生の息子は最高で20万盗んだというからそんなレベルではない気がする。
家の片付けを済ませビールをケース買いするため酒屋へ。明日から値上げするせいか人が多い。酒屋もキャンペーンをやっていた。
テレビでフジテレビ問題をやっていたが、こういうのは氷山の一角なんだろうと冷ややかな目で眺める。
トスカの曲を流しながら、scrapboxの整理をする。自分の中で記録しておくために読んだ本や見た映画・ドラマ、買ったものなどをまとめる事にした。ただ日々を過ごして何も記憶なく終わっていくのは無駄になる気がするからきちんと整理しておく事にした。あとは気に入った音楽もどうにか記録しておくように考えたい。
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lupinnewseason · 3 days ago
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【6/26(木)発売】 名場面をプリントした「B.C STOCK」とのコラボレーションTシャツが登場
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6/26(木)、株式会社���イクルーズが運営する「B.C STOCK」より、ルパン三世スペシャルコラボレーションTシャツが発売いたします
懐かしさを感じさせる2Dアニメーションの精緻でレトロな色使いのイラストを贅沢にプリント。
おなじみのキャラクターたちが一同に介した躍動感のあるシーンや、因縁の2人・ルパンと銭形、妖艶な峰不二子など、不朽の名作を象徴するファンにはたまらない名場面を厳選しプリントしたアイテムは要チェック。
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◇発売スケジュール 2025年6月26日(木) B.C STOCK一部店舗&オンラインストアにて発売
◇オンラインストア https://baycrews.jp/item/detail/bcstock/cutsew/25051730000420
◇取扱店舗 B.C STOCK 札幌北広島店 / 仙台店 / 代官山店 / 自由が丘店 / 南町田店 / 多摩南大沢店 / 横浜ベイサイド店 / 平塚店 / 入間店 / 越谷レイクタウン店 /ふかや花園店 / 酒々井店 / 木更津店 / 幕張店 / あみ店 / 那須店 / 佐野店 / 御殿場店 / 軽井沢店 / 北陸小矢部店 / 土岐店 / 門真店 / りんくう店 / 三田店 / 新神戸店 / 長島店 / 滋賀竜王店 / 倉敷店 / 広島店 / 北九州店 / 鳥栖店 / 沖縄店
SHOP LIST:https://baycrews.jp/store/list?shop=0749
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kennak · 4 months ago
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高級売春婦だった芸者を「世界に誇れる日本の文化」とする感覚が分からない。江戸時代から過酷な労働で人間を殺してた佐渡金山を世界遺産にもするし、日本人の感覚は未だに中世なのではと時々思う。
[B! 人権] 「16歳で浴びるほどのお酒を飲まされた」“花街の闇”を暴露した元舞妓(25)が語る、告発後の人生「殺してやる、と脅され…」 | 文春オンライン
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okujirasama · 5 months ago
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こんばんはの日記
12/19 こんばんは。暗くなる少し前の空が、澄んでいてきれい。天使さんが、ふわりと飛んでいきました。お料理がたのしい、冬。
12/25 こんばんは。あたたかな時間をすごしました。しずかなお宿、おいしいごはん、それから、それから。貝殻のひかりを浴びたひとみは、きっと、きらきらしているね。やさしいひとが隣でわらってくれてうれしい。
12/28 こんばんは。たいせつな巾着にぬいぐるみと本をいれておさんぽをしました。ごきげん。からだが冷えて、ごはんがじょうずにたべられないけれど、おうどんはやさしい。
12/31 こんばんは。わたしたちの日々はやわらかなひかり。かなしいことも、うれしいことも、すべてをだきしめているよ。こころに湖がありました。よいいちねんでした。おやすみなさい。
2025
1/1 おはようございます。やさしい日々がありますように。雨になったり、花になったり、湖になったりして、しずかに暮らしていきたいね。
1/2 こんばんは。おきにいりの古墳から、遠くの稜線を眺めていました。風がびゅうびゅうと吹いて、わたしはここにいますと言っているような気がして、からだいっぱいに抱きしめた。少女のこころのまま、へんてこのわたしをやってみたいと思うのです。あなたがいる遠くの野原まで、自分の足で歩いていきたいね。
1/4 こんばんは。きょうは本を読みました。お寿司をたべて、ごきげんな日。おさげをするとなんだかうれしい。朝起きると、よくおふとんからはみだしています。ふしぎ。
1/8 こんばんは。七草粥はやさしくておいしかった。朝のつめたさと七草粥はうれしいので、冬がすき。おやすみなさい。
1/11 こんばんは。やさしいひとと、あたたかなみなさんと、お会いしました。あたたかくておいしいごはん。ぽかぽか。わたしは、蝋燭の火や灯台の灯、なのだそうです。こころの中で、永遠でないほうの火、とおもって、うれしかった。
1/14 こんばんは。おしごとの日。どたばたと、いったりきたりしていたので、これはたいへん、とおもったときは、ちいさなおやつをたべました。よくがんばりました。
1/16 こんばんは。湖のほとりのしずかさをおもう日です。だいじょうぶ。おやすみなさい。
1/16 こんばんは。あした持っていく本のことをかんがえています。カレイドスコープをみるときはいつもひとり。だいじょうぶ。おやすみなさい。
1/17 こんばんは。おしごとの日でした。生活は、いっぽいっぽ。それでも、できることがふえたことに気がつく。夜に日本酒をすこしだけ。
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yoga-onion · 2 years ago
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Legends and myths about trees
Celtic beliefs in trees (23)
Ng for Ngetl (Broom) - October 28th - November 24th
“Entering into dormancy – The Celtic Tree Calendar (Ref), Twelfth Month”
colour: blue; Star: moon; Gemstone: opal; Gender: male; Patron: Mercuris, Morpheus, Bacchus; Symbols: dignity, purity, healing, spiritual protection, soul journey
The common broom is ubiquitous in European wetlands. It grows unmindful from alpine peaks to lowland scrub and wilderness, providing temporary shelter from the wind and rain on rugged, bare ground. Although delicate in looks, its long, straight stems are strong and flexible and will not break in the wind. As its name suggests, it is used to make brooms. The broom has also been valued as a medicinal plant since ancient times. In medieval England, it was used by the royal family as a remedy for after drinking and singing parties and debauchery. The reason was that in November, when it was cold and people spent a lot of time indoors, there was nothing else to do but to be merry and boisterous.
The efficacy of medicinal herbs is corroborated in ancient Celtic literature. The ogham form of the word Ngetl represents from a word panacea, meaning 'physician's power'. The most important constituent of the broom plant is sparteine (an alkaloid). Some people associate the broom plant with witches because large doses of sparteine can cause extreme excitement or hallucinations. It is also said to be the reason why witches are flying astride broomsticks.
Beer is now made from hops, but in the olden days young, supple broom plants were used to flavour the beer and enhance the tipsy mood. Tea made from the yellow flowers was often used as a diuretic. In esoteric rituals, the broom plant is used for purification and prayers for personal safety, and is said to be particularly powerful against poltergeists. It is also said that throwing the branches of the broom plant causes wind, while burning them and burying them in the earth quiets the wind.
The spirits leave their bodies and embark on a journey. Druids (Ref2) and shamans call this 'the journey to the underworld', and the broom plant is a symbol of such a journey. Anyway, with its remarkable healing properties and narcotic-like effects, the broom plant has long been associated with healers, sorcerers, witches and shamans.
For the Celts, the month that the broom plant governs, which marks the end of the year, is a time to store up for the winter, sweep the house clean and hope that miscellaneous thoughts and bad habits will leave the house. In a nutshell, the enithid symbolises the virtue of keeping one's behaviour clean. It also teaches us to pay close attention to the dreams we have while sleeping at night.
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木にまつわる伝説・神話
ケルト人の樹木の信仰 (23)
NはNgetl (エニシダ) - 10月28日~11月24日 
『休止への入り口 〜 ケルトの木の暦(参照)、12番目の月』
色: 青; 星: 月;  宝石: オパール; 性: 男性; 守護神: メルクリス、モルフェウス、バッカス; シンボル: 尊厳、清浄、癒し、精神の保護、魂の旅
普通種のエニシダ(英:ブルーム) はヨーロッパの湿地帯ではどこにでも生えている。高山の山頂から低地の低木林や荒野まで、荒々しいむきだしの大地に雨風をしのぐ仮の宿を提供しながら平然と生育している。見た目は繊細だが、長くまっすぐな茎は丈夫でしなやかで、風で折れることはない。その名が示すように、ほうき(英:ブルーム)の材料として使われる。また、エニシダは古くから薬草としても重宝されてきた。中世のイギリスでは、王族が酒を飲んで歌い騒ぎ、放蕩した後の薬として使っていた。寒さが厳しく室内で過ごす時間の長い11月は浮かれ騒ぐよりほかになかったからだ。
薬草の効能については、古代ケルトの文献にもそれを裏書きする記述が見られる。そもそもオガム表記のNgetlは「医者の力」を意味するパナケア(panacea) を表しす。エニシダの最も重要な成分はスパルテイン(アルカロイド)である。スパルテインを大量に摂取すると、極度の興奮や幻覚を引き起こすことがあるため、エニシダを魔女と結びつける人もいる。また、魔女がほうきにまたがって空を飛ぶのもこのためだと言われている。
現在、ビールはホップから作られているが、昔は若くてしなやかなエニシダがビールの風味付けやほろ酔い気分を高めるために使われていた。黄色い花で入れたお茶は利尿剤としてよく使われた。密教の儀式では、エニシダは浄化や身の安全を祈願するために使われ、特にポルターガイストに対して威力を発揮すると言われている。また、エニシダの枝を投げると風が吹き、燃やして土に埋めると風が静まると言われている。
魂は肉体を離れ、旅に出る。ドルイド(参照2)やシャーマンはこれを「冥界への旅」と呼び、エニシダはそうした旅の象徴である。いずれにせよ、エニシダには驚くべきヒーリング (癒し) 作用と麻薬のような効果があるため、長い間、ヒーラー、魔術師、魔女やシャーマンと縁の深い植物なのだ。
ケルト人にとって1年の締めくくりにあたる、エニシダがつかさどる月は、冬に備えて貯え、家の中を綺麗に掃き清め、雑念や悪習に退場を願う時期に当たる。一言でいえば、エニシダは自分の行動を綺麗に保つことの美徳を象徴している。そして、夜寝ている間に見る夢に細心の注意を払うようにという教えでもある。
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bastei · 6 months ago
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2024
自然界に存在する4つの力と忘れ去られた1つの結末
 あっという間に自分の番になった。前日が終わる頃になってようやく焦り始め、22時くらいからなんだかわからないものをずっと書いていた。日記を書くようになったのは小学生の頃で、世の中や周囲に対する不満だったり、子どもであるが故に受けた些細な理不尽、くだらない遊びや諍いを、たった3行程度書いて先生に提出していた。今となってはその文献は失われてしまった。書いているうちに自分の肉体や思考はどんどん変化していったから、なぜそんなことを書いたのか今となってはわからないし、もちろん再現することもできない。その最後尾が、今書かれている文章になる。今では自分の頭の中にある花瓶のこと、月の裏側は想像することしかできないこと、撃ち尽くされた実弾と薬莢のこと、互いに引かれ合う最も弱い力、忘れ去られた1つの結末、クリスマスを前にしてそんなことを書いている。
 自然界には4つの基本的な力が存在しているらしい。自然界で働く力を作用ごとに整理し、素粒子(基本粒子)に働く力として最終的にまとめられた、強い相互作用、弱い相互作用、電磁気力および重力の4つの力がこの世には存在しているという。このうち、電磁気力の大きさを1とすると、強い相互作用は100、弱い相互作用は1/1000ほどである。そして重力は「10の−38乗」という桁違いに弱い力である。この身体をこの地球の表面に繋ぎ止めている重力が、最も弱い力だということが意外に感じられる。重力が斥力を持たず互いに引かれ合う力だから、地球の質量が膨大で結果として強い力となっているから、などと理由はつけられるかもしれないが、詳しいことはわからない。とにかく私は地球に強く引き留められている。
 遠くにいる友人や、もう二度と会えない人のことを考えるときには重力のようなものを感じることがある。あるいは、それよりももっと弱い力を感じることがある。10のマイナス何乗かわからないが、量子的な結びつきよりも、自身に差し迫った有限性をもとにして肉体に作用する力が存在している。
納屋を建てる
 男は大学を卒業すると、学生時代から付き合っていた女と早くに結婚した。なぜこんなにぼんやりした男に、呆れ返るほど美しい妻がいるのか周囲は不思議思うかもしれない。しかし男にはなんというか優しいところがあり、無駄な行動力があり、時折見せる誠実さのようなものがあり、長い付き合いがある私とすれば自然なことに思われた。
 あるとき、夫婦のうちに身を引き裂かれるような悲しい出来事があり、妻は実家に一時的に帰省することになった。時間を持て余し、あまりに多くのものを失った男が考えたのは納屋を建てることだった。DIYが流行っていた時期で、便利な納屋を庭に建てれば妻も喜ぶだろうという優しさもあって、基礎から打つ徹底ぶり(彼の中では近年稀に見るほどの)を発揮し、目標に向かって前進する無駄な行動力をもって遂に納屋は完成した。
 しばらくして、自宅に戻った妻が完成した納屋を目の当たりにすると、その納屋が触れてはいけない部分に触れてしまったのか、彼女はその場で崩れ落ちて号泣した。元来の納屋が持ち得ない記念碑的な要素がそこにはあったのかもしれない。女性特有の癇癪は止まらず、ほとんど聞く耳も持たず、「なんでなんの相談もなく納屋を建てたのか?」とクリティカルな質問が投げかけられた。「なぜ納屋を建てたのか?」ということはいくつかの要素の積み重なった複合的なものであり、時間が経てば経つほど「なぜ納屋を建てたのか?」ということは本人にもわからなくなっていった。加えて、男は駆けつけた妻の両親にひどく叱責された。「A君、納屋は立てちゃあ、いけないよ。誰にも相談せずに、納屋を、立てちゃあ、いけないよ。」大事なことだから2回いました。妻に隠れて納屋を建ててはいけません。しかし、「なぜ納屋を建ててはいけないか?」ということもおそらく複合的なもので、問いかけるたびに姿を変え、はっきりとした答えは出なかった。夫婦関係は大きく冷え込んだ。納屋のことは「な」の字も話題に上がらなかった。ピンク色の像を想像しないでください、と言われてなかなかできるものではないが、夫婦はそれを実行した。そして男は無駄な行動力で、そこに納屋があったことも悟られないくらい徹底的に納屋を破壊した。基礎は解体され、地面は均された。最終的には男が時折見せる誠実さによって、夫婦関係は修復されていった。
 それから数年が経過し、相談したいことがあって久しぶりに友人へ電話した。妻との諍いが続いており、気のおけない友人の助言を頼りにしたかったのである。ひとしきり事情を説明すると、
「それってつまりさ、納屋を立てちゃあいけなかったってことだよなあ」と彼は警句のように言った。
 村上春樹の短編に「納屋を焼く」というものがある。アフリカ帰りのある男が、主人公に対し、納屋を焼いて廻っていることを告白する話である。
つまり僕がここにいて、僕があそこにいる。僕は東京にいて、僕は同時にチェニスにいる。責めるのが僕であり、ゆるすのが僕です。それ以外に何がありますか?
 と男は言う。終始不穏な手触りのある小説である。
 うろ覚えだが、パントマイムをする女が出てきて「蜜柑剥き」のパントマイムをする。「蜜柑向き」のパントマイムをするコツは
そこに蜜柑があると思いこむんじゃなくて、そこに蜜柑がないことを忘れればいいのよ
 と女が言う。最終的にはモラテリティーとは同時存在のことです、ということらしい。今日も世界中で建てられる納屋と焼かれる納屋のことを考えては仕事が手につかなくなった。
 電話をした次の日には、たまたま出張で来ていた父と数ヶ月ぶりに会った。合流すると自宅周辺にあるバーにいった。行きつけとまではいかないが、落ち着いて話をしたいときにはよく来ている場所かもしれない。壁一面に大量のウイスキーの瓶が並べられており壮観である。メニューには一杯十万円のウイスキーなんてものもあり、それを見た父は店内に響き渡るほどの感嘆の声をあげていた。酒もまわり、納屋を建てたり、焼いたりする男たちが話題となった。
「俺にはよくわからないけれど、納屋ってもんは何かのメタファーを持ちうるものかね」と私は聞いた。
 すると父は「そういえばキリストも納屋で生まれた」とだけ言った。
 酒が回っていたことや、自分の予想を超えた解答のくだらなさも相まって久しぶりに心の底から笑った。そうか、そんな時代から納屋なんてものはあったのか、と思って抱えていた複雑な事象や色々なことがどうでも良くなってきた。2024年前に納屋で生まれた男のことを考えた。納屋を建てもせず、焼きもせず、そこで生まれた男の存在を想って、今日はよく寝られると思った。
成長
 息子の爪を切っているときに、指がとても太くなったなあと思った。一方で自分の爪に縦の線が増えてきて、何かの病気かと思って調べたら「老化」と書かれていたときには悲しくなった。
 最近は「ティッシュってなにでできているの?」とか、「リモコンってなにでできているの?」と手当たり次第に原材料を尋ねるようになり、いわゆる「なぜなぜ期」というものが始まった。日経新聞で読んだ記事(2024年12月10日 なぜなぜ期は思考力向上の好機)では、「なぜなぜ期」子どもの発達面での大きな節目と考えられているらしい。
 4歳ごろは、子どもの発達面での大きな節目と考えられており、思考レベルがぐんと上がる時期。特徴的な例として、2つの物事を混同せずに比べたり、結び付けたりして考えるようになる。物事の因果関係にも興味を持つようになる。  この時期になると、自分の考えと他人の考えは同じではないと分かり、他人の気持ちを理解しようとする姿勢が見られる。さらに過去と現在、未来の時間軸を認識できるようになるので、体験していない「未来」があると分かり、自分の未来にも関心が出てくる。  こうした成長は喜ばしい半面、新たな認識が生まれ不安や恐怖を抱くようになる。特に大きいのが「未知への不安」だ。3〜5歳の時期は死に対する理解が進み、死への不安や恐怖を覚え「自分もいつか死ぬのかな。お父さんお母さんも死んでしまうのかな」と思い巡らす子どもも出てくる。
 ある日寝る前に、「お父さんのおじいちゃんはいるの?」と聞かれた。おじいちゃんは今から8年前に亡くしており、この世にもういないことを伝える。
「死んじゃうと会えないの?どうなるの?」
「死ぬとそうだなあ、俺にもわからないけれど、死んだ人に会うことはできないよ。死ぬと全く動けなくなる、大切なものが失われる、話したり、食べたり、遊んだりと言うこともできない。石のようなものになるんだよ」
「お父さんは死なないの?」
「お父さんもいつかはきっと死ぬよ」
「そうなんだあ」と言って黙っていたので死の概念はまだ理解できず、息子は寝たものと私は思っていた。ところが次第に鼻水を啜る声が聞こえ、うっすらと涙を浮かべていることに気がつく。やはり怖くなったのだと言う。そうして今この瞬間に、息子は死の恐怖とそのざらりとした手触りを実感したのだ。私はその事実に想いを巡らせることになった。
 気を付けたいのが、終始理屈で説明してしまうことだ。子どもが不安や恐怖に根ざした質問をするときは、親に「不安な気持ちを分かってほしい」と思っている。そんなときは「心配しなくても、大丈夫だよ」と、まずは安心させる言葉をかけてあげよう。
 とその記事に書いていたことを思い出した。初めて新聞を読んでいて良かったと思った。
「心配しなくても大丈夫だよ。怖くなったら、お寿司とか、好きな人のことを考えるといいよ」
「そうすると多分寝られると思うよ」と言うとしばらく泣いてはいたけれど、いつの間にか寝ていた。なんだか途方もなく大きくなったものだと思った。そして自分自身も忘れ去られた一つの結末を思い出したことで少しばかりの恐怖を感じたのだが、子どもの成長を目の当たりにすると些細なことのように思われた。
終わりに
 この文章を書いているうちに、そういえば自宅の納屋の扉が老朽化して、風で飛ばされる事態が発生したことを思い出した。部品を注文しているが年明けになるとのことで、修復には時間がかかるものと見ている。私は納屋を直す男である。
 この記事は2024 Advent Calendar 2024の23日目として書かれました。22日目は nagayamaさん、24日目はtomoyayazakiさんです。
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yutakayagai · 9 months ago
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翌日、信也は午前八時に起きた。神輿の宮出しは大抵五時半頃で、恐らく浅草界隈は賑やかだろうなと思った。
結局、裕美は昨夜は帰って来ず、今朝になってラインが来て、仕事場の方で寝ていると入ってきた。香織や大輔も一緒らしく、何処まで飲み歩いていたのかと、信也は内心呆れていた。二十代前半でありながら、二人の中年女の面倒をみている大輔もスゴいなとも思った。
朝食を摂り、シャワーを浴び、腰にバスタオルを巻いて寝室の姿見の前に立つと、信也は着物ハンガーから浴衣を取った。まずはVネックのシャツを着て、それから通販で買った赤い「豆しぼり」の六尺褌を締め始めた。股間に褌の布地を当て、それから腰の部分からねじっていく。一周巻いたら今度は反対側をねじり、腰のあたりで解けない様に締めた。グッと尻の谷間に食い込み、信也は言葉で言い表しにくい感覚に襲われた。
姿見には、最近減量の為に入谷の方までジョギングをしていたからか、若干引っ込んだ腹に六尺褌の豆しぼりが冴える。このヴィジュアルにゲイは「萌える」のかと、信也は思った。トランクスからブリーフに替えてから、彼は所謂「ビキニライン」に生える陰毛を整える様になった。たまにハミ出ているとカッコ悪く感じた。最近は尻の谷間に生える体毛も気にし始めた。自分の外見を気にかけることは愛することにも通ずるのだなと、彼は悟る様になっていた。
信也はズボン下を穿き、浴衣を着付けた。帯は「貝の口」に締めたが、何故か一度で決まった。これでいつ脱ぐことになっても戸惑うことはあるまいと、彼は安堵した。
合財袋を片手に取り、出掛けようとした時、ラインの着信音が聞こえた。携帯を出し確認すると、憲一からだった。玄関のドアを施錠しながら読んだが、
『おはよう。元気? しばらく音沙汰なしだったから淋しかったよォ〜! 今、浅草寺の境内にいるけど、超混雑してて大変! 今、相方待ちだから片手に缶チューハイ持ってマス。早く来て、待ってるわ 』
と文末にはハートマークが付いていた。「音沙汰なし」といっても一昨日、六尺褌が届いたのを写メ付きで送信したばかりだが…。余程、思いが募っているのだろう。彼は、恐らく地下鉄は入口が混み合うだろうと、大した距離でもないので徒歩で浅草へ向かった。
国際通りに出ると、すでに神輿を担ぐ男衆やお囃子を披露する女性や子どもがあちこちに見られた。外国人観光客も、日本独特の文化の一つである祭りに皆関心を持ち、携帯電話で写真や動画を撮っていた。この雰囲気が信也は好きだった。彼が今の稲荷町にマンションを買ったのも、それが理由だった。彼も複合ビル「R」の周辺を散策しつつ、伝法院通りを仲見世方面に歩いて行った。
インバウンドの影響か、伝法院通りも食べ歩きができる飲食店が増え、特定のところでは行列ができるほど繁盛している。一方、ビルの老朽化で昔ながらの喫茶店が一時閉店するなど、変化もみられる。たまにコーヒーを飲みに行っていた「R珈琲店」も、建て替えの為にビルが取り壊されていた。信也は多少淋しさを感じながら、ようやく浅草寺の境内にたどり着いた。早くも神輿を担ぐ男衆や女性の声があちこちで聞こえ、勢いがあった。観光客は一斉に携帯電話を向け、その一部始終を撮影していた。信也は浅草寺の中に入り、まずは浅草観音に日頃の安寧に対し感謝する為、人混みで賽銭を投げる様に入れ、合掌した。お詣りが終わると、彼は浅草神社の方へ行こうと東門に向かった。階段を下りようとしたその時、浴衣姿の男に声をかけられた。憲一だった。彼は、白地に紺色の吉原つなぎをあしらった浴衣を着ていた。なかなか似合っている。
「信ちゃん! 会いたかったァ〜!」
と彼は喜んだ。なかなか男前である。二人は階段を下り、浅草神社へ歩いて行った。
浅草神社は、境内の右側に「一ノ宮」「二ノ宮」「三ノ宮」の神輿が収められているのが、この日は浅草界隈を担がされているので何もなかった。三社様にお詣りをすると二人は藤棚の方へ向かい、空いているベンチに並んで座った。憲一は微かに浴衣の裾をめくってみせた。ズボン下は穿いておらず、真っ白な六尺褌だけが覗く。信也は、
「何も穿かないと裾さばき、悪くないの?」
と聞いた。すると、
「ズボン下なんて穿けないよ〜。こっちの方がエッチでしょ?」
と憲一は言った。三社祭と隅田川花火大会の時しか浴衣は着ないが、ズボン下や肌着は身に付けないとの事。どうせゲイバーのパーティーでは脱ぐんだからと、あっけらかんとしていた。
信也は、憲一の浴衣から覗かせた六尺褌に生唾を飲み、下半身が熱くなるのを感じた。合財袋をのせた股間あたりが隆起し、内腿を力ませた。嗚呼、オレもすっかり「ゲイ」の一人になってしまったと、彼は思いがけない「チラリズム」に興奮してしまった。
憲一は、もう少しで相方が来ると言った。藤棚の下は、巷の食べ歩きの飲食店で買ったのか、観光客がペットボトルのお茶を片手に飲み食いしていた。イチゴの甘く、また台湾風唐揚げの香ばしい、色んな匂いが漂っている。この匂いだけで信也はお腹いっぱいになった。一方、憲一は相方にラインを入れているのか携帯電話の方に目を向けていた。数分後、浅草寺の方から紺色の小千谷縮の単衣を着た男が憲一に手を振って向かってきた。信也はどこかで会ったことがあるなと思ったが、なんと真純だったのだ。真純は信也を見るや、
「嘘ッ、憲ちゃんの知り合いって信ちゃんなの!?」
と驚きの表情を見せた。憲一は、
「えッ、知り合い?」
と聞いた。
まさか、出逢った場所は違えど肉体同士の交流だけでこんなかたちでめぐり逢うとは、信也は「現実は小説より奇なり」と思った。三人は仲見世やその他の界隈を練り歩く神輿を見物しては、憲一と真純は恰幅のよい男衆をさりげなく携帯電話で撮影した。そんな二人に対し、
「それって『盗撮』じゃ…」
と思った。半纏の裾から覗く尻とその谷間に食い込む六尺褌、その褌の柄も多種多様だった。また、神輿を担ぐ合間に談笑する彼らが無防御に内腿を開き、褌だけで隠した股間も、二人には堪らなかった。嗚呼、ゲイがこの時期になると全国各地から集まってくる理由が、これなンだなと信也は思った。
こうして「目の保養」を飽くほど満喫した二人は、
「さて、飲みに行きますか!」
と雷門を抜け、Kバーへ向かって行った。
Kバーは、昼時でもあり満席だったが流石に三人は常連客だったからか、すぐに空いている席を見つけ、食券を買い求めた。デンキブランをカラフェで注文し、賑やかに乾杯した。真純は、何気に信也の太腿に触れ、
「信ちゃん、浴衣似合うね!」
と上機嫌だった。真純の長襦袢から時折、うっすらと胸毛が覗いた。襟止めは使っていないらしかった。やっぱり誂えだろうか? 信也は密かにそう思った。テーブルには、もつ煮込みやミックスピザなどが並んだ。憲一は二杯目からは日本酒を頼み、真純も信也もグラスを傾けた。
店内に六尺褌の男衆も数人来店し始めた。一人、奥さんと思しき女性を連れた中年の男もおり、流石に直接生尻のまま椅子に座るのは憚れると思ったのか手拭いを敷き、腰を下ろした。そんな思慮のある男の様子に憲一は感動し、
「あんなジェントルな男(ひと)と一緒だったら、惚れっちゃうなァ〜」
と言った。真純も、
「まァ、たまにドカッと座る男(ひと)もいるけど、ちょっと幻滅だよね〜」
と共感した。このやり取りに、信也はただベッドの中で戯れればイイ訳ではないンだなァと、二人の共通した意外性を見出した。
そのまま三人は「ホッピー通り」に繰り出した。真純は途中、ショウウィンドウの前で襟の開いた襦袢や長着を整えた。その様子が何気に、信也にはカッコよく思えた。一方、憲一は酔いが回っているのか信也に必要以上に絡み、浴衣の襟も乱れていた。それを見ると真純がさりげなく直し、
「ほらッ、ダメよ! きちんと着こなせてこそ、和装は素敵なのよ!」
と何故か女言葉だった。
こうして三人はホッピー通りでも三軒をはしごし、憲一は呂律が回っていなかった。意外と酒は弱いらしい。一方、真純は主にレモンサワーやウーロンハイなど、アルコール度数が弱いものに途中で切り替えていた。それでも女言葉が直ることはなかった。彼は、
「いッつもそうなの! 憲ちゃん、酒弱いのに場の雰囲気でグイグイ飲んで『へべるけ』になっちゃうのよォ〜。これから『Z』でパーティーなのにどうするンだろ!?」
と言い放った。
信也は、元々酒に飲まれない性質だったので、平然としていた。途中、六区ブロードウェイから外に出たところにあるコンビニでペットボトルの水を買い、憲一に勧めた。三人はそのままゲイバー『Z』を目指した。
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cctrain0722 · 7 months ago
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憧れの山「トムラウシ山」縦走登山へ!~前編~
北海道の山を歩くようになってから、はるか遠くでそびえたつ「トムラウシ山」を知り、そしてその山容に惹かれ憧れるようになりました。
いつか登る日が来るのだろうか…いやはや、トムラウシ山はその姿を見て楽しむのであって、挑む技術も覚悟もまだ不足しているし…
と二の足を踏んでいたところ、
山の師匠から一緒にトムラウシ山で”雪渓”そうめんをしようじゃないか!と声をかけていただいた!
これは行くっきゃないでしょう。
自分自身のレベルを知るため、そしていまだ見たことの無い大雪山の奥座敷を堪能しよう!という事で、山岳MTBで鍛えた身体とこれまでの山経験を全開で発揮して挑む「トムラウシ山3泊4日縦走登山」へ!
今までの登山泊経験は最大でも1泊2日…3泊4日という初めての連泊登山というのもあり、カロリー計算と食糧計画は何日も前から入念に吟味を重ねました。
絶対に欠かすことのできないビールとウイスキー、焼酎に日本酒とおつまみセット、そして撮影機材諸々を含めたら30kgを優に超えました(汗)
ただ、道中水の補給ができるのが救いでしたね。もしこれに行動水も担がなくては…となったら、とんでもありません(笑)
初日は大好きな水鏡トムラウシが楽しめる沼の原を通り、五色岳~化曇平~ヒサゴ沼の野営地へ。およそ17kmの行程です。
天気は曇天、午後から雨予報。沼ノ原は分厚い雲に覆われて折角のトムラウシも見えません…
さらにその先の木道は腐って崩壊し笹は覆いかぶさり、錆びたねじや釘がむき出しでよく滑る。人生でこんなに難しい登山道は初めてでした。
肩と腰に食い込むザック、足元が全く分からない恐怖、踏み抜ける木道で何度こんなつらい修行をしているのか…と思ったことでしょうか。
しかしそんな時に遭遇する初めてみる高山植物たちや大好きなウルップソウでテンション爆上がり!
疲労は消えてなくなります。
白雲岳や緑岳等をあるいて、大雪山のお花をちょっと知ったような気持ちでいましたが、地形や地質の違い?によって全く異なる植生が見られることをあらためて実感しました。
なんて無知だったのだろうと思う半分、もっと大雪山を歩きたい、知りたいという強い気持ちで溢れました。
ヒサゴ沼について、テントの展開が完了したと同時位に本ぶりの雨に。
雪渓で冷やした���ールで乾杯!疲れがどっさり帰ってきて泥のように眠りました。
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二日目も曇り空。しかし段々と回復傾向にある予報。
濡れてより一層重たくなったテントをしまい、トムラウシ山のすぐ近くの野営地南沼へ。
お師匠と話していてよく話題に上がったのは雪渓が非常に少ないこと。普段であれば雪渓に埋もれている場所もしっかり出てきており、今年の異常さに驚いていました。
噂のロックガーデンに差し掛かるころには雲も流れ、遠くの石狩連峰や旭岳が見えてきました。
これは”勝利”の予感しかしない…岩の隙間に落ちないように、そしてルートファインディングを誤らないように集中して登り続けると、目の前に聳え立つトムラウシ山の姿が!!
雪田植物の大お花畑に癒されながら南沼野営地に到着。6.7kmで短めな距離でしたがロックガーデンでの疲労も相まって即座に”給油”しなくてはならない!!(笑)
雪渓で冷やしたビールや日本酒と共に、キリッと��渓で冷やしたそうめんをすするッ!
目の前にはトムラウシ山の山頂!!最高に決まってるじゃありませんか… 写真なんて撮ってる場合ではありません。
2日間かけてここまで来た。雲一つない蒼極まる空とトムラウシ山、そして最高のお酒とそうめん。 涙がでました。 折角なのでササっと山頂へむかい、ぼーっと景色を眺めました。 今まで歩いてきた道や、以前歩いた山々、いつか歩いてみたい山を振り返りながら風の音を聞く。 なんとも幸せな時間でした。
この日は月明かりが強いとわかっていましたが、星景写真撮影や山頂ご来光を堪能するため早めに就寝。
~中編に続く~
・CT
1日目:クチャンベツ登山口(0600)-沼の原(0756)-五色岳(1213)-化雲岳分岐(1327)-ヒサゴ沼野営地(1450)
2日目:ヒサゴ沼(0627)-天沼(0812)-ロックガーデン(0926)-南沼野営地(1125)
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lllusioninthehead · 9 months ago
Note
いつも投稿拝見しています。以前ベストバイを投稿していたと思うのですが、今年度の上半期ベストバイも、もしよければ教えてください。
あー、やりました!
ご質問というかご提案ありがとうございます。
最近買ったものをいくつか思い出してみます。
①ペイズリー柄のシャツ2枚
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キャプテンサンシャインというアパレルブランドを最近買ってます。歳を重ねると(特に男は)服装難しいなぁと感じる日々。落ち着きすぎたくないんですよね。なので、下品でない柄シャツは好きです。喫茶店や飲み屋で視界の端で誰か入ってきたなと思い視線をやる。薄い色のジーンズにシャツを着たその男は注文を終えるとカバーがかかった本を取り出して読み始める。『こういう人ってどんな本読んでるんだろうな』なんて思いながらコーヒーをひとくち飲み彼の生活に思いを馳せる。の彼側になれると素敵だなと思います。のためのシャツです。
②最近読んでる本3冊
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本が積み上がっていく日々。ヤマシタトモコさんは下北沢の本屋さん(Peacockのところ)で、違国日記と出会ってから虜です。最近、インタビュー本が出たので買いました。まだ、未読。
森博嗣さんは昔から読んでる理系ミステリーを主に書く作家さん。の、純文学っぽい文章が好きです。
妙に人に惹きつけられる瞬間というのがある。特に際立った美人でもないのに、話し方なのか所作なのか見た目なのかどうにもむず痒くわからない。でも、会ったあとに悪くないと思う。ただ、会うまでは同じ気持ちになれない。なので、ずっと会っていればこの感覚は失われないのではないかと人間関係を進めてみようと一歩乗り出す。でも、そうした時に限ってもう2度と会えなくなる。
まぁ、そんな感じの本が好きなのです。
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↑これも好きな本で、社会学者の方が書いたものです。社会学ってやつは現代の文化をしっかりと後世に残すというのも仕事なようです。この方は自己破産した中小企業の社長や風俗嬢、会社員、学生、受刑が終わった人とあらゆる人にインタビューしてまとめるのをライフワークにしてるそうなのですが、話の中身や主文よりも何故か頭に残ってしまう情景や言葉があるそうで、それを愛おしく思いまとめた本です。
これって我らがTumblrに残してることだなぁとおもって。面白かったんですよね。
③沖縄で買った月桃茶。
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月桃は南国ならどこにでも映えてる植物だそうですが、その名の通り桃のような甘さと香りがします。抗酸化作用がとてもあるそうで、あと単純に美味しくて飲んでます。母にも買ってあげたのですが、こういうのってすぐに試す人と永遠にタンスの肥やしにする人がいますよね。母は後者で家族ながら気に入らないところです。野菜やフルーツは腐らせるし。いまは関係ないか。
④叙々苑のドレッシングと高カカオチョコ
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叙々苑のドレッシング高いです。チョレギサラダの味です。単純に味が美味しいっていうのもありますが、さらに言えば味が強い。なので、少量で済むんです。なかなか減らないので高いけど結果からすればお得なのでは?と思い常備してます。KALDIにこれの偽物がありますがやはりなんかちょっと違う。
高カカオチョコは健康のために。肌の炎症を抑える作用があります。アレルギー体質なので夏場は特に嫌になるんですよね。95%のこれは友人に食べさせたら『錆を食べてるみたい』と吐き出した代物。美味しくはないけどそこまで言われる筋合いもないと思ってます笑
⑤未解決事件は終わらせないといけないから。
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度々書いてますが、ラジオユーザーです。これは伊集院さんのラジオでオススメしていたゲーム。そう、実はSwitchとかやるんですよね。ただ、メジャーゲームはほぼやってなくて、名前を言ってもわからないようなゲームをやる癖があります。
これはノベルズのようなゲームで殺人事件を追うミステリー。事件関係者の話を聞き、パズルを組み合わせるように意味と意図をくっつけて解決させていく。
らしいのですが、まだ序盤。これから楽しくなるのかな。伊集院さん曰く、1つの出来事をきっかけにすべてが腑に落ちる瞬間があり、それが快感だそう。
⑤喪服(写真なし)
裾上げしてから届くらしいですがまだ未着。楽しみにしてるわけではないですが、クリーニングとか預けてるとむず痒くなる人間なので、頭の片隅にずっとある感じがして(未了のタスクのように)嫌なんです。早く届かないかなと。
⑥NEW BALANCE×AIME LEON DORE RAINIER
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NewBalanceの登山靴です。
登山はしません。
革靴以外も履くかなと思って買った靴2足目。そう言えば1足目もNew Balanceだ。そっちはBB550WT。
紫が好きなのですが、なんだか連れ合いはあまり好きじゃないみたい。私といるときは着ないで履かないでという靴や服が一定数あります。靴は大きめ派。28.5または29センチくらいの靴が1番形よくないですか?
⑦小松製菓 割りまめ醤せんべえ(醤油)
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南部せんべいってあまり好きじゃなかったのです。
味がないし、豆もなんか邪魔くさいし、なぜこれが青森名物なのか…。ちょっと看板に偽りないか?名物?って思ってましたが、これはめちゃくちゃ美味しかった。お土産もらってまた食べたくなってネットでまた買って。甘辛で香ばしい醤油の美味しさが最初にあって、それが薄まってきたときに今度は豆の旨味がググって持ち上がってくる感じです。永遠に食えます。
⑧今年は安いぜ、シャインマスカット
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500円ですよ。祖師ヶ谷大蔵の八百屋やばい。ちゃんと美味しかったし。
⑨大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん
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町田、御徒町、有楽町なんかにあるチェーン店。5000円くらいで食べ放題+ハイボール飲み放題ができます。
ラム肉が生でちゃんと美味しいんですよ。北海道で食べたのと遜色ないくらい(怒れるか?)
タレに入れる薬味が生姜と春菊を混ぜた絶妙な味で。すごく好き。ちゃんと服は臭くなります。
⑩アンメット(ドラマ版)
我が家に杉咲花さんブームを巻き起こした恐ろしい作品。毎日記憶がなくなる脳外科医という皮肉の効いた存在である女医さんが患者や周囲の人と関わりながら生きる意味や記憶の意義や定義を見つけて再生していく。人間ドラマとミステリーと恋愛の配分が絶妙でした。上半期No.1ドラマ。一番好きな花も好きだったよ。
なにかまだまだ忘れてるような…。がこのへんで!
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