#風で織るタオル
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東京7区から出馬した自民党新人の丸川珠代氏が、厳しい戦いを強いられている。参院からの鞍替えで注目を集めながら、旧安倍派で裏金事件に関与。党の公認は得られたものの比例代表との重複はない。埼玉9区で6期目を目指す夫で同党前職の大塚拓氏も裏金で大揺れ。夫婦ともに落選の影が忍び寄る。 16日夜、渋谷区の商店街。政治の道に導いた安倍晋三元首相の妻・昭恵さんと共にマイクを握った丸川氏が「安倍先生がいないことが悲しい」と涙を流し「小選挙区一本です。どうかお助けください」と訴えた。昭恵さんも目元をタオルで拭い「主人のまいた種が丸川さんの中で育っていてくれたら」と安倍系を強調。演説後に2人で抱き合った。 立憲民主党元職の松尾明弘氏と競る展開。戒告処分を受けた裏金事件の影響で、区議の一人は「有権者から“なぜ裏金候補をサポートしているのか”と言われる」とぼやいた。 「タイミングの悪い」(都連関係者)鞍替えもマイナスに作用。参院東京選挙区で当選3回を重ね、直近2回はトップ当選。元アナウンサーという肩書に加え、環境相や五輪相も歴任し、今や都連の顔。しかし、都内全域が選挙区で自民支持団体の票が見込まれる参院選とは異なり、鍵となるのは地元での浸透度だ。 地域の運動会や祭りに積極的に参加するなど、地道なドブ板活動で票の掘り起こしを図ってきたものの、区議は「参院議員の印象が強く、有権者からすれば“自分の選挙区から出る人”という認識が浅い。まだ地元に根付ききっていない」と顔を曇らせた。 安定的な得票数を叩き出してきた大塚氏は現段階では優勢。しかし、立民新人の杉村慎治氏が追う状況で「差は縮まるのでは」との観測が出ている。 戒告処分を受けた際「強い憤りを覚える」と発言し、有権者の間で「言い訳ばかりで信用できない」と広がった反発が沈静化したとは言えない状況。関係者によると、一部首長から苦言を呈されているほか、後援会の組織力低下もささやかれる。 3回連続となった杉村氏との対決。17年に約5万票あった差は、21年は約3万票にまで詰められた。これまでは知名度のある丸川氏の応援が大きな効果を上げていたが、丸川氏陣営は「今回はそんな余裕はない」。大塚氏も応援には入らないという。ライバル陣営は「2人そろえば“裏金夫婦”とやゆされかねない。それを避けているのでは」とほくそ笑んだ。
“裏金夫婦”ピンチ 丸川珠代氏、東京7区に鞍替え出馬 安倍昭恵さん応援も逆風 立民・松尾氏と競る展開(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
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役者紹介の使い方
テキストを出力します。
外公の役者を紹介するぜ!!!
あとこの人がRPGに登場したらこんなの、を偏見で決めるぜ!!!!
※「RPGに登場したら」という偏見です。深い意味も、不快にさせる意図もありません。
■衿君
ムキムキ。なんか前も役者紹介したね。しかも佐藤で。普段のエリちゃんって佐藤みたいな感じなんですかね?
RPG:拳かでっかい剣で戦ってそう。でもPVを無限に待ってくれる優しさもあるから回復役もできそう。チートキャラ
■西峰ケイ
長方形。相変わらずのオモロで幸いです。ツッコミをすることで輝く人材。でもこの人の色んな役見たいよね
RPG:シーフしてそう。得意の短剣とツッコミで鋭く刺してきそう。あとビジュにもこだわってそう。
■舞原まひろ
後輩がいる。この人のがっつり役者が見れてHappyです。あと普通におもろい。ちゃうかの常識人枠では?
RPG:魔法使いか武闘家やってそう。それかウェスタンハット被って銃とか撃ってそう。
■雨々単元気
うーたん。普段からノリノリ。僕を甘やかさないで。演技もどんどん上手なってる \ゎーぃ/ 瀬川役ちょーハマってて👍
RPG:仲間とワイワイ冒険者してそう。それか過去に色々あってやさぐれて飲んだくれてそう。かわいそう。
■箏
新人君。そんなかしこまらなくていいよ。共演できて嬉しい!流石の演技力で、むしろ引っ張ってもらってます
RPG:貴族とかやってそう。めちゃ慈悲深そう。「嗜む程度ですが…」とか言いつつレイピアとか上手そう。
■肆桜逸
ニキ。なんかすごい楽しそう、良かったね!!でもなんやかんやで功労者でもあると思います。ありがとうニキ
RPG:なんかチュートリアルとか教えてくれそう。魔法よりも物理攻撃の方が得意そう。
■緒田舞里
まりネキ。ツッコミ役めっちゃいい!この人の存在で2024が成立してるよね。なんやかんやデカ役こなしてて凄い
RPG:ポーションとか売ってる店で働いてそう。それか酒場の看板娘やってそう。
■ミル鍋
9と3/4番線。セリフ聞き易すぎです、流石。全力でふざけてすぎてる。上司と人外役以外も出来て良かったですね〜
RPG:素手で魔法使ってきそう。バフとデバフが強そう。なんかザ・魔女みたいな格好してそう。
■児
どうも。今公演一番ズルいポジにいる人。ビジュ、キャラ、役の重要度がずるすぎる。あとBGめっちゃいい
RPG:風魔法とか得意そう。なんか金持ちそう。それか吟遊詩人とかしてそう。
■苔丸
カオス理論。大学教授のイデアみたいな表現できるのめちゃいい。苔丸…おまえはちゃうかの柱になれ!
RPG:薬草の研究とかしてそう。あとバッグに全てが入ってそう。なんでも入るバッグの正体
■テキストを入力
誰やねんこいつ
■東愛莉
暇だねー。店長役結構似合ってる。でもあずのキャピポテンシャルも発揮してほしいよね。今後の役も楽しみ!
RPG:味方を応援してバフ配ってそう。それか忍者的な感じになってクナイとか投げてそう。
■紫苑
失礼しま〜す。胡散臭すぎて最高。発声も演技もめちゃくちゃ進化したよね!今度エンゼルフレンチ奢らせてね😭
RPG:やばい薬とかぐつぐつ錬成してそう。部屋散らかってそう。毒とか使って戦ってそう。
■岡崎仁美
カヌレ姉さん。まいこの印象が強いんですけど、そこからこの弥生人っていう落差。いつもお世話になってます。
RPG:宿屋の主人とかしてそう。とりあえず回復役はしてそう。
■錫蘭リーフ
正論パンチ。流石に演技力が高いことよ。てか弥生人やってた事とかある?その道?あと髪型かわいくていいね👍️
RPG:剣も槍も使えそう。傭兵とかしてそう。��族とかもしてそう。
■縦縞コリー
Black Chihuahua。役の振れ幅えぐい。好き勝手できる役を喜んでたのが印象的です。でも主役も楽しみにしてるよ
RPG:辺境にいる強い人とかやってそう。便利な技とか教えてくれそう。
■大良ルナ
えらいら。細かい気配りができるの最高。さらに、この人おもろい。てか僕のこと馬鹿にしてるよね??
RPG:でっかい都の図書館とかで働いてそう。それか、真反対だけど大道芸人とかもやってそう。
■響夜
今日未明。声が良いですよね。今回すごいハマり役だと思います。てか毎回おしゃレベル高いよね。すごい
RPG:個人で新聞記者とかしてそう。それか悪の組織の四天王の一人とかもしてそう。
■アリリ・オルタネイト
OIL。PVの時の殺陣が良すぎて、編集の時一人で大喜びしてました。弥生就活生のオチ役に抜擢されてておもろいです
RPG:世界各地を旅してそう。太刀筋とかも実用的そう。剣の型とか興味なさそう。
■たぴおか太郎
岡太郎。声もキャラもいい👍👍まじでこの人の色んな役見たい。とりあえず言っとこみたいな「おけー!せんきゅー!」がツボ
RPG:ずっと街とかブラブラしてて「何してる人なんだろう…」て思われてそう。
■海泥波波美
明らかな不審者。演出まじでお疲れ様です。PVおそくなってごめんよ。働き過ぎ罪で逮捕されてください。楽しみにしてます。
RPG:めっちゃ武器屋してそう。頭にタオル巻いて、らっしゃい!って言ってそう。
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0721
昨日は財布とスマホを忘れて労働に出かけてしまった。気づいたのは電車の中で、あちゃーとは思ったけどまあでもパスモ(クレカと一体型のやつ)があるからべつに平気だなと思ってすぐあきらめた。待ち合わせの予定とかもなかったし。こういうときに限って何か緊急の連絡が…とはちょっと思ったけど、一月に義父が亡くなったばかりだからしばらくそういうことはあるまいと思った。またそういうことがあるかもとはあんまり考えない。こういうのって性格なのかな。誰からも何も来ないに千円と頭の中で賭けた。 つまりわたしは労働に遅刻しないよう、わざわざ引き返さなくたって平気だと自分に言い聞かせているのだろうかとちょっと思った。そんなに遅刻をおそれているのか。ちょっとくらい遅刻したって気にしない感じの方がいいのになと思う。自分も周囲も。わたしは電車とか待ち合わせとか映画の上映開始時間とか、いつもいろんなことがギリギリで、ギリギリまで仕度ができないタイプなんだから大手を振って遅刻しちゃえばいいのに毎度バタバタ走って大汗をかいている。悪あがき。一生こうやって走っているんだろうかとときどき恥ずかしくなる。
さっき電車に乗り込むとき、ホームと電車のすきまに靴を落としてしまった人がいた。すきまにかかとを引っかけて転んでしまったようで、一瞬迷ったけどわたしも電車を降り、大丈夫ですかと声をかけた。このときはまだ自分が財布とスマホを忘れてきたことに気づいていないのが、なんか昔話の正直者っぽいムーブだな……。人助けってほどのことでもないけど、うっかり者で正直者のなんとか太郎的な。 でもそんなんではないな、昔話の無償の正直さではないな。自分も乗りたい電車に遅れそうでしょっちゅう走っているタイプだから味方したくなったってだけかもしれない。自分ももうずっと前、学生時代、靴をホームのすきまに落としたことがあって、東中野の駅で足を踏み外して体ごと落っこちかけたのを近くにいた人がすぐ引っ張り上げてくれた。そのときは演劇のフライヤーを業者に届けに行く用事でかなり重たい紙袋を持っていた。よく引っ張ってもらえたなと思った。そういう善意の循環……みたいなことを考えるとなんかちょっと気味が悪いような気もする。これはわたしがひねくれているだけかも。 転んだ人は声をかけられてかえって恥ずかしいかもしれないと思って、駅員さんが来るまでなんとなく近くで見守り、駅員さんはすぐ来たので車輌ひとつぶんくらい離れたところに移動した。そして、電車一本くらい見送ったっていいや、多少遅刻してもいいやという判断をした自分に酔っていないか?みたいなことも思った。多少の遅刻は気にならない自分をやりたかったんではないか。なんだか心臓がばくばくし、さっきその人が転んで尻もちをついたとき、プリキュアみたいな絵面と一瞬重なった。スカートが広がった感じと手に握ったままのハンディ扇風機がなんか魔法少女みたいだなと思った。それがうしろめたくて声をかけたのかもしれない……とかも考えた。 なので財布もスマホも忘れてきたと気づいたときちょっとほっとした気持ちもあった。慣れない善意のようなことをしたからそれと釣り合いがとれているような気がした。バチが当たるの逆みたいな。
そういうことを考えていたら電車はすぐ着いて、財布もスマホも持っていないのに水筒と読みかけの本は持って会社に出かけるのなんか優雅だな…と思った。あとタオルと日傘と飴。リュックの中で水筒の氷がカラカラ鳴って、このごろ水筒には冷たいお茶を入れているから、歩くたび遠足の子どもみたいな音がする。 読みかけの本はレアード・ハント『インディアナ、インディアナ』。柴田元幸訳。柴田元幸だから読んでみるというのは武豊が乗るから買っておくみたいな感じ? わかんない。インディアナ〜は難解な小説ではないと思うんだけど、ゆっくり読まないとすぐなんだかよくわからなくなる小説。もうあと少しで読み終わるんだけど、読み落としているところがたくさんある気がして行きつ戻りつ読んでいて、今はもっかい最初からゆっくり読み直している。 「ヴァージルの死ぬ間際にノアはもう緑の印は見つかったかとヴァージルに訊いて見つかったならどこにあるのか教えてくれと頼んだがヴァージルは長いあいだノアの顔を見てそれから眠りに落ちそれから目ざめてノアの顔を見てそれからまた眠りに落ちた。」だいたいこういう感じ。辛抱強く話を聞くみたいな小説で、いつかこういうの書きたいな、書けたらなあと思う。このそれからが3回続くの、自分だと書くのに勇気がいると思うし、書いたとしても書いたぞってあざとさが出てしまう気がする。
お昼は会社の横に来ていたフードトラックでタコスを食べた。パスモで支払えた。白いタコスには鶏肉、ピンクの生地には牛肉の赤ワイン煮込み、黒っぽい生地にはサボテン?を何か和えたやつ。三個入り。キウイのサルサが辛くて美味しかった。スマホを持っていたらぜったい写真を撮っていたなと思った。 並んでいるとき、トラックに据えた鉄板の火が消えてしまったようで店の人が五分くらい格闘していた。しばらくチャッカマンをカチカチやっていたけどたぶんチャッカマンも燃料切れのようで、ぜんぜん火がつかない。ライターでやろうとしてなかなかうまくいかず、昼休みの五分くらいってけっこう長く感じるしかなり人も並んでいたんだけど、その人はまるで焦らず黙々とやっていたのですごいなーと思った。焦りが顔に出ないタイプなだけかもしれないけど。べつに誰にも謝らず、普通に注文を受け普通にタコスを包んでとやっていて、そうだよなあと思った。
労働を終えまっすぐ帰宅したらスマホにはやはり誰からも連絡は来ていなくて、千円勝ったと思った。千円くらい何か食べようと思った。わざわざ夜出かけるのめんどくさいなとは思ったけど、金曜の夜でほんとは寄り道したかったのだから出かけたい気持ちが勝った。 ぶらっと出てみたらいつもより涼しくて、どこまでも散歩できそうな気持ちのいい晩だった。ぶらぶら歩き、なんとなく電車に乗っていた。夜だから上り電車は空いていて、定期圏内の、でもあまり降りる用事がない駅のちょっと歩いたところにある中華料理屋というか定食屋というか、カツカレーが美味しいらしいので前から行ってみたかった。ふだんぜんぜん用事のない、買い物に行くような街でもない、誰も知り合いもいない駅。ここでわたしが何か交通事故とかにあって死んじゃったりしたら、なんであんなところにいたんだろうと家族は不思議に思うんだろうな……とあまり行かない場所に出かけるたび思う。 駅を降りたら書店があったので覗いてみた。雑誌と漫画と学参の棚が大きい、ちょっと広めの店舗の懐かしい感じの書店。気になっている本のリストを頭に浮かべながら物色し、目当てのいくつかは置いていないようだったけど、そういえばしゃしゃさんの本が今日発売日じゃなかったっけと思って探した。『蒼き太陽の詩』。1,2巻は棚に差してあったけど今日発売の3巻はなかった。レジに持って行って、これの3巻もありますかと尋ねたら奥から出してきてくれた。ラスト一冊でしたと教えてくれた。あっ善意と思った。カツカレーを食べながら読んだ。 『蒼き太陽の詩』は、アラビアンファンタジーというのかな、双子の王子が国王の座をめぐって殺し合う……というワクワクハラハラする物語。砂漠の王国が舞台の大長編で、読みやすくてぐいぐい進んだ。『インディアナ、インディアナ』を読んでいたから余計にそう思うのかも。壮麗な織物みたいな物語で、読んでいるとキャラクターたちの声が聞こえてくるし人や周りの風景が目に浮かぶ。生き生きとしている。これアニメになったらいいなーと思った。赤将軍のユングヴィはファイルーズあいさんがいいな……。
カツカレーの店は、客はわたしだけで、店のおじいさんは座敷でテレビを見ていた。テーブルにハイボールのコップとつまみがいくつか並んでいて、わたしが来たのでおじいさんはちょっと慌てたようすで、でもにこやかに注文をとってくれた。すっかりすり減った畳が赤くなっていて、ちょっと緊張した。あまりきれいでない状態に緊張するのもあるし、よそものが入ってきてすみませんみたいな緊張感もある。テーブルはきれいに拭かれていた。揚げたてのカツが大きくて、油と肉汁がジュワッと溢れてきてすごく美味しかった。カレーは濃くて、柔らかくほぐれた牛肉もけっこう大きいしたくさん入っていた。たしかにうまい。がつがつ食べるうちにだんだん体のこわばりがほどけた。 テレビの音がものすごく大きくて閉口したけど、カツを揚げ終えたおじいさんが汗をぬぐいながら夢中で見ているのがなんかよかった。『チコちゃんに叱られる』というやつ?初めて見た。音が大きいから見てしまう。ボーッと生きてるんじゃねえよってこれかと思った。Vtuberっぽい。おじいさんが何度もはははと笑った。どうしてゴルフボールの表面にでこぼこがあるのかというのをとても真剣に見ているので、ひととおり解説が終わるのを待って会計を頼んだ。
家に帰ったら板垣さんがツイッターでスペースをやっていたので、洗い物や洗濯物などを片付けながら聞いた。どうやら同じ大学出身だったことがわかって思わず話しかけてしまった。一日いろいろカラフルでなんか気持ちが興奮していたのか、やけにたくさんしゃべってしまって、恥ずかしくなって寝た。文フリの話とか小説の話。 千葉雅也『エレクトリック』、わたしは父親がエロいのがいいと思った。と言ったんだけど、なんていうの、エロいって言い方はちょっとちがう気もするんだけどエロく書くことのすごさがあってそれをそう受け取りたいというか……。これは『サバービアの憂鬱』で読んだんだったかな、「男性は会社(仕事)に嫁ぐ」というのを思い出したの。大場正明『サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程』。うろおぼえだからちょっとちがうかもだけど、男性が会社(仕事)に対して「嫁」になってしまう、みたいな。父親の人妻的な感じ。そういうエロさ。舞台の宇都宮も郊外(サバービア)だなと思った。そしてそういう小説の、文章自体がヘテロでない感じがあって、すごくよかった。多くの小説の文章が意識的にも無意識的にも備えている、当然の「調べ」みたいなものがあんまりない文章だと思った。
『エレクトリック』の前後で読んでいた、数年前の文藝賞の作品が、なんかこうすごくどヘテロだったのもあってそう思ったんだと思う。ヘテロが悪いわけではもちろんないけどよくもわるくもどヘテロ、ザ・調べという感じで、この作品のどこらへんがわたしは苦手だったのかを語ろうとすると、そこに糸口があるみたいな話。 なんていうの、村上春樹に文句言ってる場合じゃないくらい若い作家の新しい作品がめちゃめちゃ古いジェンダー観で、読んでいて作品の面白さとかすごさはわかるような気はしたんだけど、でもこれをよしとするんだなあ、帯に誰々氏が激賞と書いてあるけどそうなんだ?!みたいな驚きは、やはりあった。ジェンダー観もそうだし、地方や精神障害者への偏見を強化するような感じもあって気になった。「壮大な作品」「圧倒的な熱量」「知識と想像力を駆使し」と帯に書かれていたけど、わたしは読んでいて小ささや狭さの方が目についた。 いやわざとそう書いている、いかにもなステレオタイプをやることに意味がある作品なんだろうとは思った。仕掛けというか。でも意味があるんですよと書くずるさというか……。ステレオタイプをなぞり続けたい、その��うにして書けるものに作家は意味を見出したいし、どうしても興味がある。それってフェチではあるよなあと思うんだけど、ステレオタイプをフェチと指摘されることってあんまりない気がする。 偏見の強化によって生まれる痛み、それを感じない場所に作家は立っていて、痛みを感じる人のこともあまり見えない。いや見えてはいるかもしんないけど、自分の書くこの作品とはさほど関係ないと思っている? それは別の作家、何かそれにふさわしい属性を持った作家がやることであって自分の作品では関係ない。おそらくは無自覚な特権があり、特権って言うと反発したくなると思うけど……みたいなことを思って、うーーんとなった。やつあたりかもしんないけど。作品名出さずに書いてるからなんのこっちゃって感じだと思うけど。 まあ小説ってそんなに読まれないんだろうなと思った。読む人そんなにいないから、これのここってどうなのみたいな話題にのぼることってあんまりない。漫画とはそこがちがう。あとまあわたしが純文学、文芸誌とその賞にそれなりに夢をもっている(もっちゃっている)ふしはあるな…。
そしてこの作品の直後にC・パム・ジャン『その丘が黄金ならば』を読んであーーーこういうのが好きだ〜〜と思って、なんかそういう不満のようなものはふっとんだ。大きい���大きい小説。こういうのがいい。小さい小説がだめなわけではぜんぜんないけど、大きい話を書こうとしたものが狭苦しく感じられるのはやはりつらい。あと長さもよかった。四六版で384ページ。父親が亡くなり子どもたちが埋葬の旅に出る…という筋書きで、本のけっこう前半で埋葬は済んじゃう。その後が長いのがよかった。純文学系の賞はちょっと短いのかもしれない。「自分の書くこの作品とはさほど関係ない」と書いたけど、まあだって短いもんなー。読む人にも書く人にも。この長さの話はもうちょっと掘り下げたい。日記に書きたいことっていろいろあるな。長くなったのでまた今度。

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ブルネイ旅行記2025 - Part 6
3日目が随分長くなってますが、さすがにここで終わりたいw 以前の話はこちらから。
ブルネイ旅行記 Part 1 / ブルネイ旅行記 Part 2 ブルネイ旅行記 Part 3 / ブルネイ旅行記 Part 4 ブルネイ旅行記 Part 5
オールドモスクの見学後は、少し街はずれにある、ブルネイ料理を楽しめるレストランへ。


なかなかに広いビュッフェスタイルのレストランだったのですが、ちょっと気が引けて、全然写真を撮ってません。。。 いや、どこかで書いたんですが、どの料理も食べやすくて美味しいんですよ。 煮込み系のは、大体なんでも口に合いましたね。
上の写真の上の方に小さなボールがありますよね。 この中に、何か白いものが入っているのが分かるでしょうか。 これ、キャッサバの粉にお湯を入れてコネコネしたもの。 イメージとしては、片栗粉とかくず粉とかを熱湯でといたら、ゆるゆるの餅みたいなのができるじゃないですか。 あれですね。 ガイドのReikoさんは「ブルネイのわらび餅みたいなもの」と仰っていました。 分かりやすい(笑)
味は、まぁ、無味無臭みたいな。 元々はブルネイで主食として食べられていたものだそうです。 色々な種類のソースがあって、何やらよく分からなかったので、おすすめのをちょうだい!と言ったら入れてくれたのが、手前の左側の小皿に入っているやつ。
これがね、あかん、ドリアンソースやった。 私、ドリアンそのものは食べたことがあるんです。 めっちゃ臭い、臭くて仕方ないのだけど、味はフルーティーなカスタードクリームみたいで、美味しいの。 でも、このソースは、味より匂いがガッツリきて、あかんかった。 というわけで、無の境地で無味無臭だけをモッチモチ食べましたww
昼食後は、ブルネイ宿泊の一つの目玉と言っても良いでしょう、 The Empire Bruneiへ移動します。
エンパイア・ブルネイは、なんと!世界で2つしかない7つ星ホテルのうちの1つ! まぁ、実際には「7つ星」を認定している「機関」があるわけではないので、周りが?自分が?勝手に言うてる、、、と言ってもよいかも。
とはいえ、つまりは「7つ星」と名乗っても誰もが納得できるだけのサービスを提供しているからこそ、7つ星だと言えるわけです。 ちなみに、もう1つは、かの有名なドバイのブルジュ・アル・アラブですよ。 ドバイの方は、確か全ての部屋がスイート以上で、1泊20万くらいはするっしょ?みたいなお値段だったかと。
ところが!
エンパイア・ブルネイは、ドバイに比べたら、相当リーズナブル! 勿論、部屋によってはウン十万みたいなところもありますが、私のような一般人でも手が出る部屋なら、1泊3万前後。 やー、もう、ネタでもなんでもいいからと割り切って泊ってもいいよね、これ。
一般人の私が宿泊したのは、Lagoonと呼ばれる離れの棟。 うちは両親と一緒の3人だったのですが、3人部屋というのがないので、2人部屋と1人部屋で宿泊と言われていました。 実際に行ってみると、ダブルの部屋とキングサイズベッドが1つの部屋の2部屋で、隣同士のこの部屋は、中に行き来できるドアがありました。 簡単に言えば、ベッドルーム、バスルームが2つずつある、巨大な部屋!みたいな感じでした。






よくない?www
写真を撮り忘れましたが、ミニ冷蔵庫があって、中のドリンクは無料。 当然ミロもあったのが、さすがブルネイ。 お茶やミニスナックも充実してましたよ。
シャンプーリンスや洗面台のアメニティは一式そろってます。 タオルとかスリッパとかはあったけど、バスローブはない。 寝るときの服は、何か持って行った方がよいね。
そして私は発見しました。

机の引き出しを開けたら、メッカの方角を示す矢印! お祈り用のマットまである!

ベッドサイドの引き出しには英語版コーランもありました。
ブルネイ全般言えるのですが、建物内が大概寒い。 長袖で羽織るもの、持っておくことをお勧めしたい。 エンパイア・ブルネイの部屋の冷房もガッシガシに効いていて、寒すぎるんですw
部屋に入ってすぐに、エアコンを切ったのですが、恐らく館内全体を冷やしているんでしょうね。 部屋のエアコンを切っても、十分適正な温度って感じでした。

バルコニーがあって、そこから写真を撮ったのですが、温度差ありすぎてレンズ曇る、の図。 下に蓮の池があります。

バルコニーの扉にあった注意書き。 Reikoさんから「ベッカム猿がいたずらしに来るから、ドアはちゃんと閉めること!」と聞いていました。 これだな。 ベッカム猿というのは、髪型が一時期一世を風靡したベッカムヘアみたいだからとのことw
ホテル周辺一帯がエンパイア・ブルネイのリゾートとなっていて、映画館、スポーツのできる建物、プール、ゴルフコースなどがあります。 ブルネイの中心地からは少し離れているので、観光に行くための拠点ホテルというよりはリゾートを楽しむ系ホテルですね。
せっかくやってきた7つ星ホテルということで、そこら辺、ウロウロしてみました。






リゾート感、あるっしょ?
敷地内、散歩コース?もたくさんあります。


ここにもおるんかい!!ワニ!!!

ちょっと見えにくいですが、宿泊者が楽しめるアクティビティが色々あります。 ここぞとばかりに、私は自転車を借りて走ってみることにしました。

ブルネイでの相棒。 サドルの高さを自分で変えられないところと、タイヤの空気の入りが甘いところ、ブレーキの利きが甘いところ(←あかんやつ!)は、ちょいと不満ではありましたが、ヘルメット貸してもらえたし、まぁ平坦を走る分には大丈夫な感じだったので、良しとしようか。
ブルネイでは殆ど自転車を見ませんでした。 乗る人が少ないようで、明確な走行ルールとかないらしい。。。 1度だけ、本気ロードバイクに乗った人を見かけたのですが、(多分外国人じゃないか?)見かけた場所はなんとハイウェイ。 自転車、ハイウェイを走っても良いのだそうです。 車側も自転車側も怖いだろ・・・。
あまり馴染みのない自転車ということで、若干整備が甘い部分はあるのでしょうが、まさかブルネイで自転車に乗ることができるとは思っていなかったので、リゾート敷地内とはいえ、それなりに楽しく走りました。
いや、実際敷地が広くて、1時間以上乗ったよ。







うん、自分が見て「ここ!ここ!」って思うだけの写真で、人が見ても分からんな。 いずれにせよ、個人的には大満足なサイクリングで、そこら中くまなく走り回ったおかげで、この時点で、リゾート敷地内、大体把握したよねw
各種アクティビティは、宿泊者なら無料で利用できるものもあれば、有料のものもあります。 自転車は、費用がかかるかと思っていて、「おいくらですか?」と聞いたら、「Complimentaryだよ!」と言ってもらいました。 つまり、宿泊者は無料。ラッキー!
プールで泳いでいる人も見かけたし、夕方にはジョギングをしている人がたくさんいました。 水着とか、スポーツウェアとか、お好きな人は持参しておくことがおすすめです!
やれやれ、またもや写真のアップ限界がやってきたので、Part 6はここまで。 でも、それなりに終わりが近づいてきていますな。。。
ブルネイ旅行記2025 Part 7
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たて糸にコットン、よこ糸にリネンの組み合わせたタオルです。同じデザインで、ハンドタオルとバスタオルの2種類を制作しています。どちらもスウェーデンの糸を使用しています。
北欧留学中、友人がお風呂上がりに薄手でクタクタの格好のよい布を部屋に干していました。聞くとその布はバスタオルで、スウェーデンでは一般的だと教えてくれました。タオルといったら厚くてふわふわだと思い込んでいた私は、目を丸くして驚きました。
その後、授業でスウェーデンのタオルを織りました。自作のタオルを使うと、なんとも言えない心地よい質感で、手放せなくなりました。留学から10年が経ちましたが、そのタオルは、いまだに現役です。この先も大事に使い続けると思います。
スウェーデンで出会って以来、もしも作家活動を始めたら、必ず織ろうと決めていたのがタオルです。その使い心地の良さと、経年変化を感じていただけるように、制作を続けています。
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【新潟】越後湯沢温泉「ホテル双葉」
【温泉タオル集め旅】越後湯沢温泉『ホテル双葉』#大久保佳代子 #川村エミコ #ぱーてぃーちゃん信子 群馬&新潟!絶景露天SP 2024/12/14放送 〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢419 #温泉タオル集め旅 詳しく見る↓
ホテル双葉 昭和24年創業 越後湯沢温泉の高台に佇む和風旅館 天風呂からは、眼下に見える越後湯沢の街並みや雄大な自然を一望でき、日頃の疲れを癒すのに最適。 また、四季折々の食材を使った会席料理は、地元の食材の旨みを最大限に引き出し、目でも舌でも楽しめる贅沢なひとときを提供してくれる。 1泊2食付き 1名 24200円〜(湯税別) 住所 〒949-6101 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢419 TEL 025-784-3357 ホテルを予約する! 越後湯沢温泉 水が織りなす越後の宿 双葉 新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢419 楽天トラベル じゃらん JTB 一休 るるぶ
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グラフィックデザイナーの林たけおさんと、型染め作家の創る舎さんが企画・デザインしたオリジナル手ぬぐい「ねこまみれ手ぬぐい」通販ページ作りました。手染め捺染の手ぬぐい。
やんちゃ顔、不機嫌顔の小憎たらしい猫が可愛い柄。
ほどほどに小さいコマの柄もあるので、畳んでも見栄えがするような柄ゆきになっております。広げたら素敵な大柄の手ぬぐいは、畳むと何が何やら?ですが、ねこまみれはどの面を出しても可愛い猫だらけです。
自分で使うのはもちろん、猫好きに贈って吉。汗の季節、首タオルに乾きやすい和晒(岡規格)のギフト、きっと喜ばれますよ。
通販→https://wazakka-kan.jp/mamire/
林さんは青い方が好きみたいですが、私はピンク色の方がいいなと思って見ております。
小さいコマの中の猫達がそれぞれ顔が違いますので、見ていて楽しいです。店頭には実物見本がありますから、広げてみてくださいね。
---- 晒生地の規格について 文>岡>特岡の順で細い番手の糸を使って織られた、目がつんだ滑らかな生地になります。粗いからダメということはなく、手ぬぐい用途なら風合いは好みだと思います。
当店で扱っている気音間の手ぬぐいは特岡、岡の晒生地を使っておりまして、ねこまみれ手ぬぐいは岡。普段意識しないところでしょうから、その違いがどの程度かを見て知るのも面白いと思います。
ぜひ店頭で触れて確認してみてくださいね。
#手ぬぐい#捺染#オリジナル柄#ねこまみれ#猫柄#不機嫌顔の猫#何怒ってるの#猫好きさんと繋がりたい#夏の必需品#インテリア雑貨#和雑貨#江古田#新桜台#商店街#西武池袋線#練馬区#贈り物#プレゼント#ギフト
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2023.12.18mon_kanagawa
パスポート!が必要!!それも10年のやつ!!! と朝飛び起きて思った、 最近のもろもろを全部パスポートの有効期限がきれているせいにしてとにかくシャワーであついやつを浴びる。 本当はお風呂につかりたかったけど、私にはそんな時間はない、 とにかく今日は横浜にいって新たにパスポートを作る、それしかないのだ。 タオルを用意せずにあがってしまったのでびしょびしょのままタオルの干してあるとこに移動して拭いていたら犬が私の足のまわりで回転しながら毛をまきちらしているのでついでに床掃除もする。 それから二軍来季戦力外候補セーターを着て犬の散歩に飛び出る、 また天気がいい、いつもいつも天気だ、週に三日くらい雨でもいいのに、犬はお気に入りのコーギー風味の犬に出会ってご満悦、ふたりで互いの尿のにおいをかぎあったりして楽しんでいる。犬同士が交流している間の飼い主の正しい立ち位置が私にはいまだにわからない。 今日のコーギーの主は顔を真っ白に塗った妙齢の女性で、 「おたくのわんちゃんは、草を食べますか?」と聞かれたので、「はい、食べます」と答えた。そして別れた。 公園には今日もムギちゃんがいなかった。 ムギちゃんは、私の大好きな元気すぎる柴犬で、サッカーがとてもうまい。ムギちゃんのボールさばきに私の心はいつも動かされる。
長めの散歩を終えて急いでパスポート申請の準備をする、 かなり前に同じようなパスポート衝動が湧き上がったときに申請しておいた戸籍謄本を掘り出して有効期限を確認大丈夫、それから免許とか諸々をカバンに詰め込む。そういえばパスポート用の写真もとらないと、と思ってすっぴんはやめてレベル3くらいのメイクを顔に施す。 飯はもういい、とにかく電車に乗る話はそれからだ、と横浜行き特急列車にのってやっと腰をおろした。 Spotifyで最近はじまったTrevor Noahのポッドキャストを聞く。 「同意できない、わけがわからない、理解できないことをもっと話したい、白黒つけるためにコミュニケーションがしたい��けじゃない」 的なことをTrevorさんが冒頭で話していて、すごくいいなあと思った。 岩みたいな見た目のプロレスラー"The Rock" Dwayne Johnsonがゲストで、声がやさしくて耳がありがとうと言ってる。
電車の揺れでうとうとしながら昨夜の飲み会のことを思い出す、 本当は私は、Q氏とふたりだけで飲みたかったのかもしれない。 「私って人より爪が薄いのかもしれない」 とQ氏がつぶやいた話を、私はもっと聞いてたかったのかもしれない。 どうして人より爪が薄いと思うのか、厚くなりたいとか思っているのか、とか、そういう話をしたかったのに、やはり大人数の飲み会では、そういう話は他のもっと派手できらびやかな話に流されていって、きこえなくなってしまう。 私は、足の小指がたぶんひとより丸まっているんだ――そういうことを打ち明けたかった。おもしろくも目新しくもないだれも手を叩いて笑わないそういう話をしたかった。 自分の身体の小さな違和感を聞いてくれるひとがいなくなったら、きっとすごくさみしくなる。 だからお年寄りは病院に通うんだろうか。 自分のからだのことを、だれかに聞いてほしいと思うこと。
横浜から乗り継いで日本大通り駅で降りて、 パスポートセンター まわりのよさそうな写真スタジオを探す。 シルクセンター近くの半地下でパスポート写真3分仕上げ1100円にいったら数人が列をつくっており、私の前は大学生くらいの男の子ふたり。 「前髪大丈夫そ?」「お前今日ビジュ結構いいよ」 と互いを褒め称えながらスマホで自分たちを確認しあっている。 簡素なつくりの写真スタジオでは青いタートルネックをきた小さなお姉さんが撮影からレジから電話番まで一人でやっている。 ワンオペで忙しそうな人をみると胸がきりきりといたんでしまうので、 みないようにして手鏡でせっせと前髪を調整してみる。 テキパキと男の子ふたりの撮影印刷会計が終わる、 男の子たちがダウンジャケットを羽織りながら「まぁこれが現実だよなぁ」と肩を落としていたので不安になる。 と、すぐに私の撮影がはじまってすぐに終わる。 仕上がった写真は証明写真恒例の死んだ魚の目プラス肌のアラをあますことなくとらえた写実主義的な写真に仕上がっており、 会計を終えた私はすぐにgoogle mapをひらき 「kirei 証明写真機」 と入力Search、徒歩7分だなオッケとざっざかイルミネーションの巻きつけられた大通りを歩く。 あんな写真と10年も付き合うなんてゴメンだ、いくらなんでも私はあれよりまだいけてるはずだ、いやもしかして人の目にはあんな風に見えているのかもしれないけどそんなこと私には関係のないことだ、私の目に見える私が私だ。 喉が渇いたことに気がついて自販機でミルクティー半分飲み干す。 それからファミマ脇の証明写真機へカーテンしゃっと背筋壁にベタづけ目ひんむき撮影。補正オプション全追加して金千円也。満足。 証明写真機の中からぬっと外へ躍り出る、ビルの駐車場でKing Gnuの概念みたいな人がタバコを吸っていて目があう。なぜか会釈を交わす。
やっとパスポートセンターの中に足を踏み入れたのはもう午後3時をまわったころだった、 申請書に諸々記入していたら、 私の隣の記載台にいる老夫婦がずっとローマ字の書き方に苦戦している。 「ああ、お前また新しいのもらってこないといけないじゃあないか」 「そんなこといってもねぇ、あなた」 と昭和の白黒映画みたいな喋り方、この夫婦がこれからどこか海の外に旅立とうとしているのだ、それから、ここにいるみんなもどこか遠くにいつか行くのだ、と思った。 書類を揃えて窓口にいく、 「これから海外にいくご予定は?」と聞かれ「ないです」と答える。盛れてる方の証明写真を渡す。
25日以降に取りにきてくださいね、といわれて外にでたら、うっすら灰色と橙色の夕方ムード一歩手前になっていて、山下公園のイルミネーションが中途半端にひかっている。 あと1時間も待てば、きっともっと綺麗にみえる。そう思って帰りの電車に飛びのる。

-プロフィール- みっちぇる 35 神奈川県 これから大工 https://mikinakamura.wixsite.com/work https://www.instagram.com/dosankolondon/
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吸血鬼の友達(前編)
静寂に包まれた深い夜。 ポツリポツリと等間隔で佇む街灯は、どこまでも続く長い道を照らしている。 その道を行く人影がひとつ。 それは少女のものだった。 銀色の髪は上半分を結い、青いリボンで留めている。 青で揃えられた上品な服装とは対照的に、その手には武骨で重たげな鞄が提げられていた。
彼女はため息を吐き、空を見上げた。
「宿場町、通り過ぎたみたい……」
肩を落とす彼女に追い打ちをかけるかのように、冷たい風が吹く。 その風は疲れ切った彼女の身体を容赦なく刺した。 グッと縮こまったその刹那、鼻先に雨粒を感じた。 ハッと青ざめると、やはり思った通りに雨脚がきつくなってきた。 今夜はとことんついていない。
どこか雨を凌げるところはないかと見渡してみる。 ここは農地に囲まれた一本道。 真っ直ぐに進むしか選択肢は無かった。
降りしきる雨で視界が悪くなる中、右前方にオレンジ色の灯りがあることに気が付く。 雨と疲労で重くなる脚に鞭を打ち、彼女は駆け足で向かった。 近づくとわかった。 そこは大きな屋敷だった。 遠くから見えていた灯りは、二階にある一室の窓から漏れているものだった。 彼女は住人に気づかれないよう、石塀の際に生えている大きな木の陰に身を寄せる。 髪も服も、どれも濡れてしまった。 これほど不快なことはない……。 クタクタに疲れ切った彼女は、ため息とともに視線を落とした。
「ん?」
足元に小石が転がってくる。 コロコロ、コロと3つ、4つ。 どれも同じ方向からだ。 小石が転がってくる先に目を遣ると、勢いよく転がる小石が地面を弾き、彼女の額を衝いた。
「痛っ!」
ああ、なんて災難な日なのだろう……。
痛む額に手を当て、再び小石の転がってくる先を見る。 それは遠くから見えていた灯りの灯る一室で、窓辺には女の子がいた。 どうやら慌てた様子だ。 部屋の灯りは残されたまま、女の子の姿が消えた。
ビチャビチャビチャ――
遠くから雨音に混じって足音が近づいて来る。 足音の正体は案の定、窓辺にいた女の子だった。
「ごめんなさいっ!こっちに気づいて欲しかっただけなの。ごめんなさい!」 「平気よ、大丈夫」
その女の子は暗闇を照らす光のようだった。 というのも、髪は白く長く、肌も透き通るほどに白い。 身に纏ったネグリジェも、その上に羽織るケープも、何から何まで白に包まれていたからだ。 幻覚でも見ているかのような不思議な感覚に陥り、気づけば目を奪われていた。
「本当にごめんなさい……。ところであなた、こんな雨の中何してるの?」
宿場町を通り過ぎてしまい、宿を探している事を話した。
「そうなの?それならここへ泊るといいわ!誰もいない離れがあるから丁度いい!」 「いいの?」 「もちろん、さあ上がって」
二人は大きな門をくぐる。 正面にそびえる古めかしくも豪壮な屋敷の脇に、その離れがあった。 木製の重厚な扉を開けると、薄暗い空間が広がっていた。 雨のせいもあってか黴臭さが漂う。
「ずっと誰も使ってないから少し汚れているけど」 「いいえ、ありがとう」
女の子は笑みを浮かべ身体に纏った雨粒を払うと、腰のあたりまである髪を絞った。
「ところであなた名前は?私はケイト」 「アルマよ。よろしくねケイト」 「少し待ってて、必要そうな物を持ってくるから」
ケイトは笑みを浮かべ、弾む足取りで雨の中を進んで行った。 ひと先ずは宿がみつかり、アルマは胸をなでおろした。
しばらくするとケイトはたくさんの品を抱え戻って来た。 それらを手渡すと彼女は風のように去っていった。 アルマは感謝の気持ちでいっぱいだった。 ただ、気になったことがひとつだけあった。 一瞬触れた彼女の手はとても冷たかったのだ。 雨に濡れたせいなのかもしれないが。
次の日の朝。 窓から差し込む光によってアルマは眠りから覚めた。 離れの二階、古びたベッドの上でフカフカの大きな白いタオルに包まれている。 これはケイトが用意してくれたものだ。 彼女にお礼を言わなければ……。
窓の外を見てみると、昨夜の雨が嘘だったかのように空は晴れ渡っている。 昨夜は暗くてわからなかったが、庭の木々を挟んだ先には母屋が見えた。 ケイトはそこにいるのだろう。 窓から目を離そうとしたその時、数名の人物が屋敷への門を潜り入って来るところだった。
「お客さんかな?」
忙しくしていれば悪いと思い、少ししてからケイトのところへ行くことにした。
昼を過ぎた頃、朝に見た数名の人物は帰っていくようだった。 そろそろケイトの元へ行こう。
屋敷から一歩踏み出すと、時間が動き出したかのように爽快な風が優しく吹いた。 足取りも軽やかに辺りを見渡してみる。 庭は広いが、どの木々も手入れをされていない。 しかし、屋敷はやはり立派だった。 階段を数段上がったところが玄関らしい。 大きな扉をノックする。 すると、一人の老婆が現れた。
「はい、どちら様で。何か御用でしょうか」 「私は昨夜、隣に泊めていただいた者です。ケイトさん、いらっしゃいますか?」 老婆は眉をひそめた。 「隣……、そうですか。少しこちらでお待ちいただけますか」 「はい」
5分程すると、先ほどの老婆が再び現れた。 「すみません、今は忙しいようです。夕方ごろでしたら、またこちらにいらしてください」 「そうですか、わかりました」
アルマは離れへ戻ることにした。
爽やかな外の空気を知ったからには、このままではいられない。 埃と黴の臭いを払うため、屋敷の窓をすべて開け放った。 掃除を試みたが、長い年月が積み重ねてきたであろう汚れと屋敷の広さに断念した。 唯一清潔な白いタオルに寝転がった。 高い天井へ向け地図を広げる。
それにしても、どこで迷ったんだろう……。
地図を見つめ、頭の中で考えを巡らせていると、窓の外は夕暮れに染まっていた。 集中するといつもこうだ。 そろそろケイトに会えるだろうか。 アルマは再び母屋へ向かった。
コン、コン、コン――
「はい」
開いた扉の先には、白い服に身を包んだケイトがいた。 ほんの一瞬、表情を曇らせていたように見えたが、気のせいだったようだ。 パアッと明るい笑顔が飛び込んできた。
「アルマ!」 「ケイト、こんばんは」
夕暮れの中に佇むケイトは、アルマの目にはどこか不思議に映った。
「どうしたの?まるで幽霊でも見ているようね」
ケイトはクスクスと笑った。
「ごめんなさい、何だかぼうっとして。ケイト、いま忙しい?」 「ううん、もう平気!ずっとアルマに会いたかったの」 「そうなの?私も、昨日のお礼が言いたくて……泊めてくれてありがとう、ケイト」 「いいからいいから、そうだ!夕食はいかが?」
ケイトはアルマの両手を取り、同意を求める眼差しを向ける。 アルマの手に伝わってくる彼女の冷たい温度は、昨夜の雨の記憶を思い出させた。
「そうね、いただこうかな」 「さあ、入って入って!」
アルマはケイトに押し込まれるようにして屋敷へ上がった。 広々としたエントランスを抜け、薄暗く長い廊下を進んだ先の大広間へと通された。 表からは確認できなかったが、廊下の窓ガラスは所々割れていた。 ケイト曰く、以前に来た嵐の影響で屋敷は被害を受け、未だ修理できていないらしい。
「さあ、ここよ」
ケイトは大きな両開きの扉を開く。 暗い廊下にまで光が溢れ出す。 そこは無数の蝋燭に照らされ暖かい光に包まれていた。 広間の中央には食卓。 壁や床、天井の装飾はどれも豪華絢爛だ。
「すごい豪華ね……」 「私のお気に入りの場所よ、そう言ってもらえて嬉しいわ」
二人が席に着くと、数名の使用人が料理を運んできた。
「さあ、召し上がれ」 「いただきます」
食卓には二人では食べきれない量の料理が並べられた。 アルマは少し驚いた。 ケイトはその様子に心配して尋ねた。
「もしかして、苦手なものがあったりする?」 「いいえ、大丈夫。好き嫌いは特にないから」 「よかった!私も好き嫌いはないわ」
「そういえば、アルマは旅人?どこへ行くの?」 「ええ、すごく遠いところ。山岳地帯を越えた先なんだけど……」 「もしかしてあの山?かなり遠いところよね。それに危険な山だと本で読んだことがあるわ」
それから二人の話題は、共通の趣味だと判明した読書に移った。
「とてもオススメの一冊よ!探しておくわ」 「ありがとう、楽しみにしてるね」
食事を終え、アルマはケイトに見送られ離れへ戻った。
――――――――
それから数日間、アルマは離れに泊めてもらいながら旅に必要な品を買い集めた。 その日々の中で、気が合う二人は交流を深める事となった。 けれど、日中にアルマとケイトが会うことは一度もなかった。 ケイトはいつも来客の対応で忙しいらしい。 そのため、二人が会うのは陽が落ちた後になってからと決まっていた。
この日は二人で夕食を終えた後、初めてケイトの部屋へ通してもらった。 白を基調とした部屋は彼女らしさを醸し出していた。
「いい部屋ね、ケイトらしい」
――?
「アルマ、どうしたの?」 「ううん、何でもないよ」
アルマは違和感を覚えた。 嗅いだことのある香りが鼻をついた気がした。 けれど気にしないことにした。
「忘れてた!お茶を淹れるから待っててね」
ケイトを待つ間、アルマは部屋を見渡した。 ある一角には背の高い棚が並んでいる。 上段には様々な種類の本が詰め込まれていた。 読書好きな彼女らしいスペースだ。 下段には引き出しと、金庫のような扉があった。 その扉は閉め忘れているのか、少しばかり開いていた。 アルマは悪い気もしたが、好奇心から覗いてみることにした。 近づくととてもヒンヤリしていた。 扉の中は薄暗く、目を凝らしてみた。 そこには、この部屋に似つかわしくない大量の血液が収納されていた。
「これは……」
アルマは眩暈がした。
しばらくするとお茶を持ったケイトが戻って来た。
「アルマどうしたの?顔色が悪いけど……」 「うん、ちょっと気分が。ごめん、今日はもう向こうに戻るね」 「そうなの大変、ゆっくり休んで」
アルマは屋敷を後にした。 そして後で気づいた。 あの時の違和感。 それは、彼女から漂う何人もの血の匂いだった。
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女体化・百合傭リの思想まとめ
区切り毎に独立している文言。 女体化・百合の詰め合わせ。 設定や世界観、衣装ごちゃ混ぜ。
---------- にょた百合 生理の時期が来ると気が狂ったように暴れて自分の腹を掻き切るリッパーがみたい。 (じくじくとゆっくり元に戻る) リッパーは生理が重いので傭兵が看病しに行くのだけれど、癇癪起こして裂けた腹抱えて唸るリッパーの肩を撫でて払い除けられる。 ---------- にょた百合 絵のモデルの為にリッパーの部屋に通う様になる傭兵。 すっかり部屋に馴染んでいきそのまた泊まる事も増え、下着姿でリッパーのベッドのシーツに包まって寝たりする。 寝てる傭兵に手を伸ばして、引き締まった肌を指先で撫でていると、突然腕を引かれてベッドに押し倒されるリッパー。 困惑するリッパーの手を取り自分の腹に持っていき、俺のこと切り裂きたくなった?ジャック?と笑う傭兵に、リッパーは現状が読み込めずに何故その名を…となる。 (通り名をジェンにしていたリッパー、本名は女だけれどジャック) ---------- にょた百合 傭兵をモデルにリッパーがキャンパスに描いている時に、絵に集中させていた意識の中でふと視線を感じて顔を上げると、傭兵が愛おしそうな視線を✂へ向けている。 指定と違う表情をしないで下さい、と呆れた様に言うリッパーに、好きだよ。と傭兵は返す。 そして、表情がモデルのそれに戻り、やり場のない気持ちのまままた筆を走らせるリッパー。 画材に触る音や、互いの呼吸音だけが響くアトリエの中を、リッパーは居心地が良くも悪くも感じてしまう。 このにょた百合傭リは、性的な要素のない身体の見せ合いをして欲しい。 傭兵の方は、アトリエでは殆ど服を着てる事がない。(着てても、裸の上に一枚羽織るだけ) リッパーの身体を手でなぞりながら、綺麗だよって言う傭兵がみたい。 ---------- にょた百合 雨に濡れて傭兵の部屋に転がり込む事になる二人。 初めて入る傭兵の部屋は自分の部屋とは違い、飾り気がなくて酒瓶や灰皿が転がっており緊張する。 シャワー浴びる様に促す傭兵に風邪引くかもしれないから貴方が先にどうぞ。と返せば、一緒に入るか?と言われて固まる。 冗談だよ。うちの風呂狭いし。俺は大丈夫だから先に浴びてこい。と手を取られ、そのまま狭いシャワールームに押し込まれる。 シャワーを浴びてる間悶々としてしまうリッパーと、雨に濡れた服を脱ぎながら、後ろから聞こえてくるシャワーの水音に緊張する傭兵。 傭兵の服のサイズは合わないのでタオルやタオルケットで身を包んで服が乾くのを待つのだけれど、普段とは逆で自分の方が心許ない格好で傭兵の部屋の中にいる事にリッパーは意識してしまう。 でも、煙草と酒の臭いが残ったこの部屋の中にいる傭兵も美しく思えて、いろんな傭兵の事を知り描きたくなるリッパー。 ---------- にょた百合 ガールズバーで働く傭兵と、商談でガールズバーに行くことになったリッパーというにょた百合傭リがふと思い付いたメモ。 傭兵はレズと公言しているけれど、彼女がいた事は無い。よく同じ職場のスタッフに告白されては断っている。 リッパーは亜人でパンツスタイルを好むので、周りが勝手に男と思っている。 ----------
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P3 Club Book Akihiko Sanada short story scan and transcription.


真田明彦の難攻不落伝説
某日深夜---ここ、月光館学園巌戸台分寮のと ある一室で、その恐ろしくもおぞましい謀略は、徐々に形を現わそうとしていた。
「許せねえ······絶対に許せねえぜ、真田サン。いや、真田明彦ぉ!」
「じゅ、順平くん。そこまで怒らなくても······」
「甘いわよ、風花!私も順平に同感。食い物の根みが恐ろしいってこと······真田先輩の骨の髄まで思い知らせてやらなきゃ!」
「別に僕は、甘いものがそれほど好きって訳じゃないですが······美味しそうでしたよね。お土産のー日限定100個の特製プリン」
「わん!」
「コロマルさんも、ひとりで10個は食べすぎだと申しているであります」
「トレーニングで疲れてたか何だか知らねえけどよ、フツー全部食うか?俺たち仲間だろ?みんなの分残しとくとか考えるだろ!?」
「あ、あうう。り、リーダー、皆さんを止めなくていいんですか?え?······別にどうでもいい? ううううう······」
あまり恐ろしくもおぞましくもないようだが、ここからが恐ろしい。
「よっし!んじゃ、満場一致で “真田先輩をギッタンギッタンにしてギャフンといわせてグウの根も出なくさせる計画”、略してトリプルGプロジェ クトの発動を宣言します!」
「おーっ!」
この今どきどうよ、というネーミングセンスのなさが恐ろしい。
ともあれ、真田の天然ぶり---というより鈍感さに端を発する、特別課外活動部メンバーの怒りの鉄槌が、真田の頭上に振るわれようとしていた。だが彼らはやがて思い知る。真田明彦の天然もまた、ボクシングの腕前と同じように、超高校級であるということを······。
~フェイズ1 伊織順平&山岸風花~
「オレの武器は······これだ」
そう言って順平が取り出したのは、普通ならスポーツドリンクなどを容れるのに使う、ストローつきの白い円筒形のボトルだった。
「トレーニングで疲れたセンパイに飲ませるための、特製栄養ドリンクって訳だ」
「あんた······敵に塩送ってどうすんのよ?」
ゆかりの言葉に、順平はちっちっちと指を振って、恐るべき事実を公表した。
「これはな 風花の······手作りだ」
「そうなの。頑張って、作ったんだよ」
どよつ。
場の温度が下がり、驚愕のどよめきが走る。
「そ、そんな······順平さん。そこまで酷いことをしなくてもっ······!」
「こ、これは、ワシントン軍縮条約に抵触する可能性すら考えられるであります!」
「きゅ~ん······」
「順平······本気ね······?恐ろしい男······」
この液体がもたらす惨劇の予感に、その場にいた全員の顔が着白と化す。ちなみに、兵器開発もとい調理担当の風花は、皆の評価によって心に深い傷を負い、壁際でしくしく泣いていた。
「お!来たぜ!」
順平の言葉どおり、朝のトレーニング帰りの真田が寮の玄関から姿を現わした。すかさず順平がタオルとボトルを持って歩み寄る。
「センパイ!お疲れさんッス!どうスか?運動あとに特製ドリンクなんて?」
「おお、順平。ありがたいな、ちょうど喉が渇いていたところだ」
「しめしめ······じゃなくて、どーぞ!いい感じに冷えて、飲み頃ッスよ!」
何の疑いもなく、真田は順平からボトルを受け取ると、ストローに口をつけて中の液体を勢いよく吸い込んだ。
ずずずずずずずず!
何だか、嫌な感じに粘度を感じさせる音が響き······そうして、真田が口を開いて叫んだ。
「美味い!これはいけるな!」
「······へ?」
予想を裏切る真田のセリフに、唖然とする順平。そこに、真田の歓声を聞きつけ、何ごとかといった表情で桐条美鶴が現われた。
「どうした、明彦?」
「いやな、順平が作ってくれた特製ドリンクが、なかなか美味だったからな。美鶴も飲むか?」
ごく自然に、真田が美鶴にボトルを手渡し、そしてごく自然に、美鶴もストローを口にくわえる。付き合いが長い上、精神年齢的に成熟しているふたりは、間接キスなど気にはしない。······してくれれば、順平の制止は間に合ったろうし、その後の悲劇も防げたのだが
ずずずずず······。
やや飲みにくそうに、美鶴は頬に力を込めて体を吸い上げ、次の瞬間。
ぶびっ。
表情を変えないまま、美鶴の鼻の穴から腐った沼のような色の液体が噴出した。
「き、 桐条センパイっ!!」
美鶴の顔色が、黄土色から紫色、さらにはオレンジ色から緑色へと目まぐるしく変化する。そして最後は、ぐりんと白目を剥き、棒が倒れるような勢いでばたんと倒れ伏した。
「せ、せんぱぁあああいっ!!」
順平の悲痛な叫びがこだまする。それは、この後に来るはずの、美鶴の報復を予感し
ての、早すぎる断末魔のように聞こえた······。
~フェイズ2 岳羽ゆかり~
「えー、牛丼をプロテイン茶漬けで食べる、真田先輩の味覚を甘く見すぎてました。そこで、食欲以外のアプローチで行きたいと思います」
「順平さんはどうしたでありますか?」
「解凍に、あと半日はかかります。ついでに、風花も部屋にこもってしまい戦力外です」
計画の第1フェイズで、すでに彼らの戦力は激減している。あまつさえ、善意の第三者であるところの美鶴まで巻き込み、もはや失敗は許されない状況へと追いやられていた。
「で、あの······ゆかりさん、今度の作戦は?」
そう言う天田は、ゆかりから目線をチラチラと外して���戻すという、不審な動きを続けていた。し かし、それも無理からぬことだった。
「ズバリ!色気で落とすっ!」
きっぱりと宣言したゆかりの服装は、いわゆるボンデージ風のタイトな超ミニワンピース。服というより、数枚のラバー生地を紐で大雑増に繋ぎました、という感じの露出過多のデザインである。胸元や背中そして左右のサイドから、これかというくらいに眩しく、白い素肌を見せつけている。日ごろ弓道部で鍛えた均整の取れたプロポーションを誇るゆかりが着ると、これが意外と悪くなかった。第二次性徴期が来たかどうか微妙な年頃の天田ですら、頬を赤らめてぼうっとなるほでの色香を放っている。
「これで真田先輩をメロメロにして、さんざんしてあそんだ挙句に捨てるという、自分の非情が恐ろしくなるほどに完璧な作戦よっ!メイクバッチリ、ヘアスタイルもオッケー!」
「胸部の追加装甲も問題なしであります」
「アイギス、ひと言余計! 」
ちなみに、いま彼女らがいる場所は、白昼のポロニアンモールのど真ん中。真田は辰巳東交番の中で、黒沢巡査と話している。出てくるところを狙って、作戦開始という段取りである。
「あ、出てきた出てきた。んじゃ、みんな。行ってくるよーっ!」
何も知らずにやってくる真田を確認し、ゆかりがゆっくりと接近していく。2メートルほど近づいたとき、ついに真田がこちらに気づき、ゆかりと目が合う。すかさず身体をくねらせ、ほどよい弾力を感じさせる太ももを見せつけるように、グラビアアイドル風のポーズを取った。
「······」
つゆつゆつゆ。
······見事に、真田はそれをスルーした。
「んなっ!?」
たとえ色気が多少足りなかったとしても、後輩このゆかりをシカトするとは······。プライドを傷つけられ、ゆかりの中の女の意地が覚醒した。
立ち去ろうとしつつある真田をダッシュで追い抜き、くるりと振り向いて真田の進路を塞ぐように対峙する。さすがに歩みを止める真田。そしてその真田の目の前で、ゆかりは前かがみになり左右の腕でバストをぎゅっと中央に圧迫した。寄せて底上げした胸が、さらに押し付けられて豊かな双丘を形作る。そして---。
「セ•ン•パ•イ (はぁと)」
微動だにしないまま沈黙する真田。手ごたえあり!と、ゆかりが心の中でガッツポーズをしかけたとき、真田がゆかりに話しかけた。
「あー······月光館の生徒か?すまんな、覚えがない。しかし平日は制服着用が定められているはずだぞ?生活指導に見つからないうちに着替えに戻ったほうがいい。それじゃ、な」
つかつかつかつか。
再び見事にスルーし立ち去る真田。取り残されるゆかり。ひゅるりら~と風が吹いた気がした。完敗、というか惨敗、というか勝負にすらなっていなかった。あろうことか、ちょっと髪型を変えて化粧をし、いつもと違う服を着ただけで、真田はゆかりを知人だと認識できなかったのだ。よく年配のオジサンたちが、若い女の子はみんな一緒に見える、などと言うが、それのさらに酷いやつである。予想の斜め上を突っ走る真田の朴念仁ぶりと言えよう。
「せ、せんぱい······会ってからもう半年たつっていうのに······もてあそばれたー!酷いぃぃ!!」
真田の無心ゆえの見事なカウンターアタックで、ゆかりは精神を破壊されかねないほどの敗北感を感じていた。その再起には、まだしばらく時間がかかりそうだった······。
~フェイズ3 アイギス&コロマル~
「ホントに、大丈夫ですか?」
残る戦力となる、天田、アイギス、コロマルの3者が、夕方のランニングをしている真田を遠くから追跡しつつ作戦会議を行なっていた。
「大丈夫であります。私とコロマルさんがいれば、十全と言えるでしょう」
今度の作戦はシンプル。真田にコロマルをけしかけ、ズボンの尻でも破いてトホホな目にあわせてやろうというものだ。
「では、アイギス行きます!」
コロマルの首に結びつけたリードをしっかりと握り、アイギスが走り始める。さすがに運動性能が高いアイギスは、天田が見守る中、どんどんと真田に接近していく。
あと20メートル。10メートル。5メートル。4、3、2、1······あっさり追い抜いた。
「あ······」
見ている天田の額から、汗が一筋垂れる。その間も、アイギスとコロマルは走る走る。どうやら、久々の広い場所が嬉しくてしかたないコロマルが、目的を見失って猛ダッシュしているようだ。念入りにリードを手に絡めていたアイギスは、前に倒れそうになりながら振り解くことも止めることもできずに引っ張られ。
コ��た。
そしてそのまま。
ずるずるずるずるずるずるずる。
1機と1匹が巻き上げる砂煙が、遠く地平線の向こうに夕陽とともに消えていくのを、ただ天田は見つめるだけしかできなかった。
~最終フェイズ 総攻撃~
「正攻法で行きましょう」
各々の理由で叩きのめされ疲れ果てた面々に、天田は溜め息交じりに提案した。だが。
「ダメだ······勝てる気がしねえ······」
「見た目はともかく声ぐらい覚えててよ······」
「ぜっはっぜっはっ (散歩して満足)」
「もはや、ベコベコであります······」
部隊の士気は、嫌が応にも低かった。
ちなみに、前髪が長い現場リーダーは、フェイズ2の頭あたりで、ばったり会ったクラスメイトの友近と、はがくれのラーメンを食べに行ってまだ帰ってきてはいない。ぐだぐだである。
全員が集まった寮のラウンジに、どよんと重く苦しい空気が沈殿する。と、そこに。
「おう、みんな。何だか元気がないようだが、どうした?風邪か?食中毒か?」
攻撃目標 • 真田明彦が現われた。トラウマがかった「ひぃ」という悲鳴を、誰かが上げる。
いったい、どうやって戦えば······どうすれば、勝てるんだ······。この、痛みを感じない (それ以外のものもあまり感じない) バケモノのような人に、どうやって太刀打ちすれば······?いっそ復讐代行サイトにでも依頼を······。
そこにいる全員が、絶望に覆われ心を闇に侵食されかけた、そのときである。
「おう、こら、アキ!」
「ん?どうしたシンジ?」
今日は朝からどこかに出かけていた荒垣真次郎だった。いつの間にか寮に帰ってきていたらしく、二階からドスドスと音を立てて降りてくる。そして、鋭い声がラウンジに響いた。
「てめぇ······昨日美鶴が買ってきた限定プリン、全部食いやがったんだってぇ!?」
「ああ、悪かったな。まぁでも普通のプリンと味は変わらなかったぞ。牛乳と卵と砂糖の味だ。今度コンビニで代わりを買ってきて---」
順平たちが問い詰めたときと同じ。謝っているようで、まったく謝罪の意味をなさない、それどころか被害者の神経を逆なでする、無神経な言葉の羅列。昨日は、この真田の態度にさんざん文句をつけたのだが、“たかがプリン” に目くじらを立てるということが、どうしても真田には理解できず、最後までこちらの怒りが伝わらなかったのだ。荒垣も真田の無反省な態度には怒り心頭に······発してはいなかった。むしろ、またかよ、と呆れたような 顔。そして。
「おい、アキ。ちゃんと謝らねえと······」
何を怒られているのか、わからない風の真田に、荒垣が投げかけた言葉は。
「絶交だぞ」
「ごめんなさい!」
真田のリアクションは、これがまた早かった。
「もう、人の分まで食うんじゃねえぞ」
「あ、ああ、わかった」
「食った分、おめえが買ってこいよ?」
「もちろんだ!」
その様子を見て、呆然となるラウンジの面々。
「あんなんで······良かったんですか?」
「今度から······荒垣先輩に頼もうね」
「その作戦を推奨するで、あります······」
そして、力尽きた後輩たちは、バッタリとソファに倒れこみ、そこからしくしくとやるせない泣き声が漏れ始める。その泣き声は、翌日の朝から行列に並んだ真田が、限定プリンを人数分買ってくるまで続いたのだった。
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🆕item BasShu Cotton Pile Blanket Beige 85×130cm Made in imabari ¥6,380 リビングのソファで冷房避けに使ったり、昼寝するときにちょっとかけたり、大判ビーチタオルとして海に持っていったり。 アウトドア用に車に積んでおいたり。 そんな風に家の中からアウトドアまで、幅広いシーンで気軽につかえるパイル生地のブランケット。 メイドイン今治 愛媛県今治市で70年以上タオル作りをつづけている玉井タオルさんにてバッシュ別注のフワフワ過ぎない程よくコシのある風合いを実現。 さらに家庭での洗濯が気兼ねなくできるよう、高い吸水性と乾きの早さを付加。 さらりとした肌当たりで、家族みんなが安心して使える品質です。 柄は安価なプリントではなく、糸を先に染めてからジャガードで織り上げる「先染め」で表現しています。 生産には手間と時間がかかりますが、そのため洗濯を繰り返しても色が落ちることなく、深みのある発色と心地よい品質で長く使えます。 (BasShuHP引用) @basshu_japan #item #basshu #imabari #blanket #isefornia #isehara #oyama #madeinjapan #今治製タオル #パイルブランケット #ブランケット #日本製 #今治 #イセフォルニア #伊勢原 #雑貨 #学生服 #セレクトショップ #洋品百貨yamatoya #平塚 #秦野 #厚木 #伊勢原ブランド #伊勢原名所 #伊勢原土産 #伊勢原名物 #パイル #タオル #ビーチタオル #インテリア雑貨 (洋品百貨 YAMATOYA) https://www.instagram.com/p/CqPzNfJvOtJ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#item#basshu#imabari#blanket#isefornia#isehara#oyama#madeinjapan#今治製タオル#パイルブランケット#ブランケット#日本製#今治#イセフォルニア#伊勢原#雑貨#学生服#セレクトショップ#洋品百貨yamatoya#平塚#秦野#厚木#伊勢原ブランド#伊勢原名所#伊勢原土産#伊勢原名物#パイル#タオル#ビーチタオル#インテリア雑貨
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昨日も暑い中お越しいただきありがとうございました!帰省の度に来てくださる方やお休み前にとお立ち寄りいただく方まで、お嬉しい時間をいただきました。今週は昨日までのオープンでした。本日11日(木)から17日(水)まで夏休みをいただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
お休みに入りますが・・・入荷のお知らせです。ご縁をいただき初めてご紹介させていただく、長野で手織り作品を作られる佐藤かれんさんの作品が届いています。織物を学ぶためにスウェーデンに留学され、現在は長野県にて「日々の暮らしをちょっぴり特別にする。」をテーマに手織物や刺繍を織り交ぜた作品を制作されています。
以前に見せていただいた際に印象的だった、クッションとハンドタオルを今回はご紹介させていただきます。クッションは表面のスウェーデンのクラッシックな手織りに、裏面にはシンプルなリネンに刺繍が施されていて佐藤さんならではの丁寧な手仕事が光ります。どちらを表にしても楽しませてくれます。
ハンドタオルは2種類。ヘリンボーンの織り模様に藍染した青のラインが爽やかなタイプと、ブロック状の織り模様に赤いラインの配色が素敵なタイプがあります。どちらも洗うごとに柔らかな風合いに変化していくのも楽しみです。私も自宅で一回り小さいサイズを使わせていただいていますがタオルやクロス、ガゴの上の目隠しに色々活躍してくれています。手織りならではの柔らかな風合いを日々の生活にて楽しんでいただ��たいです。ぜひ夏休み明けに手に取ってご覧になってみてくださいね。
今月はお休み多めになるので、常設のものをオンラインショップにてもご覧いただけるように少しずつ掲載していきますので良ければそちらのほうもチェックしてみてくださいね。(なお店舗のお休み中はオンラインショップの配送の準備もお休みしております。ご配送は18日以降になりますので、ご了承よろしくお願いいたします)
まだまだ暑い日が続きますが、皆さま引き続き良い夏をお過ごしくださいませ☆
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買ってよかったお風呂グッズ2021
こちらは以下のアドカレへ向けて書いた記事になります。
mstdn.beer Advent Calendar 2021
https://adventar.org/calendars/6272
みなさんこんにちは。 コロナ禍が落ち着いてきたかと思えばオミクロン株がどうのこうのでまたヤバイぞと言われたかと思えばいやいやオミクロン株は症状軽いっすよと言われ「つまりどうすればいいんだってばよ!」とおもう今日この頃いかがお過ごしでしょうか。
私は若干ゆるくなりつつも相変わらず引きこもりメインで行こうと思っております。よろしくお願いいたします。
そんな引きこもりメインでの生活を続けていく中で思ったのは、「家の普段使いのグッズにお金をかけたほうが毎日が楽しくなるんじゃね?」ということ。 なかなかいい思いつきだと思ったのでいろいろ考え始めたわけです。 外での飲食が減ってお小遣いも余裕あるしね。
「さて、家の中のどこにお金をかけましょうかねえ・・・」 →寝具。。。もう好きなシーツあるしそこそこ良い羽毛布団持ってるな →台所。。。ウッ。。。自炊。。。できてな。。。ウッ。。 →お風呂。。。!あっ!!
お風呂生活充実させればいいじゃん!!!
私は入浴大好きなのですが同時にお風呂に入る準備がめんどくさいという人なので、お風呂グッズがお気に入りのものでそろっていればやる気があがるかなあと思ったわけです。
で結構良いお気に入りグッズがそろってきたので紹介しようと思った、という記事になります(前置きが長い)。
①バスタオル
まずはバスタオル。バスタオルはねえ、使ってるバスタオルに少しでもご不満があれば買いかえるといいと思いましたよ、ほんと。
私が当時のバスタオルに思っていたご不満は以下の通り。 ・洗濯するときに大きくて邪魔 ・部屋干し派なのに乾きにくくて困る ・全身拭いて髪も拭くと最後べっちゃべちゃになる
そこで私のとった対策は以下の通り。 ・バスタオル厚め5枚→小さめ1枚と普通の1枚の計2枚に変更 ・乾きやすいバスタオルを買う ・吸水性の高いバスタオルを買う
最終的に購入したバスタオルはこちらの2点。1枚ずつ。 あくまで私の好みという視点ですが、とても気に入っています。
クムコ 和さらし6重織ガーゼ バスタオル https://cumuco.thebase.in/items/31352375
ヒポポタマス フェイスタオル https://hippopotamus.co.jp/collections/face-towels/products/face-towel
どちらも吸水性と速乾性をウリにしており、カラフル。 しかしながら方向性がぜんっぜん別の2強です。どちらにしようかな~♪って選んで身体拭いています。
クムコはガーゼを6重にしたタオルケットのようなモコモコした感触の代物です。 最初は「タオルケットで濡れた身体拭いてるみたい……」と罪悪感がありました。でも慣れてくると6重ガーゼなだけあってよく水を吸ってくれるわ、モコモコで包まれているような気持ちになるわでヒポポタマスよりも使うようになってしまいました。私の好みでいうとこれだけで良かった可能性すらある。身体をモコモコで拭きたい~~~!という気持ちでお風呂に入る気力が10ポイントくらいアップしました。
一方でヒポポタマスは行儀のよい真面目で品行方正なタオルという感じ。素材が綿と竹(!)で、よく水を吸い、早く乾くという代物。マストドンでおすすめタオルを聞いて回っていたら、某女社長さんが出産祝いだったかで貰って気に入って家中のタオルをヒポポタマスにかえたと教えてくれたので買ってみました。本当に良いものを知っているセレブのいうことを信じれば基本間違いない(確信)。 バスタオルも売ってるのだけど、レビューを見て回ったところ、普通のタオルより少し大きめのフェイスタオルをバスタオルがわりに利用しているという人を見かけたので、「かさばるのが不満だったし、それならこれでいいじゃない」とフェイスタオルを選びました。 フェイスタオルサイズ、髪がロングの時は少々困りました。私は髪の量も多いため、さすがに吸水性がいいといっても吸える量には限界があるぞという感じ。今はボブなので使い勝手が良く、少しずつこちらの使用頻度も増えています。 でも冬は寒いしモコモコしたいからやっぱりクムコ。。クムコかな。クムコは神。
②ボディソープ
わたくし食べ物好きであることはよく知られていますが、香り好きであることはあまり知られておりません。ご飯の香りを楽しみたいのでご飯食べに行くときに香水とかつけないし。そうするとめったに香りをまとうこともないわけで。
でも日常のどこかでいい香りを楽しみたいという願望がありました。 それならお風呂で楽しめばいいじゃない!身体洗ってるときだけいい香りに包まれるって、いいじゃない!そういう気持ちで香りの評判がいいものをかたっぱしから買ってまわり(時には4000円ほどのボディソープも)、最後にたどりついたのはこちらでした。ばんっ! ザ パブリック オーガニック 精油ボディソープ https://thepublic.tokyo/product_category/bodycare/
これねえ。。。お値段と香りの高級感のバランスがねえ。。。。いっちばんヨカッタ。ほんとヨカッタ。マイベスト。これが俺の答え。これが私の終着点。 私は香水にしても人工的な感じのあるもの、キツいものが苦手で、とにかくナチュラルでオーガニック()なものが好きなのですが、その基準でいくとこれはほんっとにほんっとにほんっとにほんっとにちょうどよかった。求めていたものそのものだった。 しかもね、3種類あるみたいなんですよね。公式のこのページだと2つしかないけど、amazonみたらもう1種類あったんですよ。あんまりちゃんと調べてないからなぜだかよくわかんないけど。そりゃもうね、買いましたよ。今お風呂場に3種類全部置いてます(キリッ)。その日で好きな香りを楽しんでいます。 ナチュラルでオーガニックなハーブの香りが好き~という方、騙されたと思って買ってみてくださいよ。騙されませんよ?これが答えですよ。
③石けん
「ボディソープ3種類置いてんのに石けんまであんの!?!?」 と思ったそこのアナタ。明日バナナの皮とか犬のふんを踏む呪いをかけました。足元に気を付けてくださいね。
ハンドメイド石けんを購入することにハマっていたことが一時期ありまして、割とうるさいほうだとおもうんですけど、ビア鯖にいらっしゃるおいもさんって方が石けんを売り始めたというんですよ。
これ。
いつもの石けん https://shop.nohohon-ya.com/items/51884350
お分かりになりますか? 結構良さそうなんですよこれ。 結論を申しますと、結構良かったんですよこれ。
ボディソープってね、ヌルヌルしますでしょ?ヌルヌル。アワアワもするし良いんだけど。 石けんってね、ほどほどいい感じにキュキュッてなるんですよ。わかります?さっぱりするんですよ。それがね。。。。いいんですよ。 そしてこの石けん、キュキュッとするわりに、わりとしっとりというかさっぱりというかなんかいいんですよ。そしてほんのりほんのりいい香りがするんです。ほんのりほんのり。ハンドメイド石けんでめっちゃ香るのってお肌にあんまりよくない感じなんですよ(ふわっふわの知識)。ハンドメイド石けんって香りがうっすいの。そしてわざとらしくないの。なんかね、いい香りがしたんです。ほんのりほんのり。
ボディソープもだいぶ褒めましたけど、この「いつもの石けん」、しばらく石けんにご無沙汰だった私のお風呂生活には黒船来航って感じで、ようやくたどり着いた答えであるザ パブリック オーガニックを差し置いて、しばらくずっと使い続けてたんです。だって、たまにはきゅきゅっとさっぱりとしたいじゃん?汗かいた時とか特にね。
つまり私の風呂には今、ボディソープ3つと石けん1つがあるのです。 全部お気に入りの香りや感触なんだよ?すごくない? 毎日「ワァ~イ、今日はどれにしようかな~」できるんだよ?すごくない?良くない? いつもの石けんが少しずつ小さくなってきているので、また、買おうかなあと思ってます。
おいもさん(ポンと肩に手を置いて)、今後もよろしく。
④お風呂マット
これは2021年に見つけたものじゃないけど、ほんとーーーーーーーーーに気に入ってるので是非知ってほしいから書きます(力説)。
これはもう何度もマストドンで紹介してるので 人によってはもうアホほど見たことあってワカッタワカッタとなっている話です。
これ。
瞬乾ワッフルバスマット https://www.sanbyoshi.shop/shopdetail/000000000085/ もう2度とこのバスマット以外使わないから。 足裏がベチャってしてウエエエってなんないから。一生なんないから。 雑に敷きっぱなしにしててもカラッカラさっぱりだから。マジで。 ただし立体的なワッフル編みという編み方なので、細かいゴミがくぼみに入りやすいという難点があります。まあ風呂上りに使うものだし、そんなに細かいゴミが落ちまくることないと思うけどね。 これは本当に良いので、ぜひぜひ買ってみてください。
⑤ざっくりしたまとめ
実はシャンプーと入浴剤と身体洗うタオルも紹介しようとしてたんですが、③までで思ったより長くなって、どうしても紹介したい④だけ追加してここで終わることにしました。
こうして書いてみると、かなりこだわってるな。今更きづいたわ。
お風呂グッズを見直すことで確実に日々のQOLが上がりました。 私のおすすめグッズに限らず、自分の理想を追い求めて商品を探してみるのもいいかもしれませんよ。
ではでは、良いお年を。
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営業中。花粉の季節、肌触りが優しくて、湿ってもすぐ乾くKONOITOのガーゼマスク入荷してます。使い捨てないライフスタイルの方におすすめしたいひと品。
今ではマスクは顔の半分を全面的に覆うぐらいのサイズになりましたが、マスクがまだそこまで大きくない時に、KONOITOのマスクは覆うサイズを提案してきたメーカー。
発売したての頃は、こんな大きいのは不格好に思われるんじゃなかろうかと心配したことが懐かしい★
ガーゼマスクはウィルスは止められないけれど、花粉の粒の大きさなら止められるので、花粉対策に有用。
KONOITOのガーゼ生地は特別柔らかい綿なので、覆われてほっこりしちゃう肌触り。花粉で肌荒れする方におすすめ。
お風呂で手洗いして翌朝乾いてまたつけて出かけられるので、洗い替え分が少なくていいのもメリット。
つけてる最中、くしゃみ連発や鼻水で湿っぽくなる方も、この乾きの早さは助かるはず。
不織布特有のにおいが気になる方にも、綿の日向のかおりは助けになるはず。
肌に優しいガーゼのマスク
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2021.02 唐松岳

厳冬期の立山連峰。真ん中に剱岳がそびえる。人を寄せ付けない自然の威厳を感じる。
雪山を始めて3シーズン目を迎えたが、唐松岳には過去2回挑戦し、2回とも悪天候のため敗退している因縁の山である。当然今シーズンも挑戦しようとずっと思っていたのだが、なぜか週末は天気が悪くなるばっかりで、ようやく穏やかな日がやってきたのが2月。
夜行バスで白馬八方へ、東京駅の鍛冶屋橋駐車場から出発するのだが、京葉線降りたホームからたった5分でいけた(2番出口使用)。これ地味にすごい、京葉線ホームの唯一といっていい長所だな。八方Infoセンターで準備を整えゴンドラへ向かうと、登山客の数が多すぎ!ゴンドラ営業開始の30分以上前に並んだのだが、チケット購入の列にすでに100人以上並んでおり、しかも半分かそれ以上が登山者。ちなみに自分の後ろは200-300人くらい並んでるおり、スキー・スノボ客のほうが少なく見える。今日は晴天微風なので絶好の登山日和だから、みんな同じように狙ってきたのかも。
【コースタイム】山頂駅(0915)→八方池(0950)→丸山ケルン(1045)→唐松岳頂上山荘(1135)→唐松岳(1155-1220)→唐松岳頂上山荘(1235)→八方池(1325)→山頂駅(1350)

コロナの影響もあり、ゴンドラは定員までのせるのではなくグループ単位で乗せていた。つまり1人グループの場合は1人だけしか乗車しない。このためチケットを買った後にゴンドラに乗るまでまた時間がかかった。さらにリフトを2本乗り継いで登山口のある山頂駅に着いたのは8時の営業開始から1時間以上も経ってしまった。ただしこれは予想しており、余裕をもって計画していたので問題なし。リフトで移動中、左前方に見える五竜岳が厳つくてまたカッコいいんだよな。

山頂駅で準備して出発。ゴンドラ・リフトでかなり標高を上げたはずなのに、全然寒くない。まだ朝なのにも関わらず雪が少し溶けて緩いかも。スキー・スノボにとっては悪い雪質だが、アイゼンはめてるこっちにしても同様によろしくなく、砂の上を歩くように足が安定しない。もっと雪が締まって硬い方が刃がささって登りやすいのだが・・・。厳冬期の北アルプスということで装備をしっかりしてきたのに、結局下着とかなり薄い上着の2枚だけで十分だった、これはもう春山。
しかし登山者多いな、山頂駅で自分と一緒に準備してる登山者だけでも周囲に30人くらいはいるのに、自分の後ろでチケットとか並んでた人もたくさんこの後来るから、今日はいったい何人入山したんだろう。ざっと200-300か、こんなに大勢の人たちがいる雪山は初めて。

お隣は左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、そして北アルプスの女王白馬岳。この白馬三山は一昨年縦走したけど懐かしい。白馬岳は麓の雪渓から山頂の光景やらすべてが素晴らしい山だったな。

遠くまで登山者の列が見える。天気が良く照り返しが非常に強い、そして無風。多くの人は薄着になるという想定をしておらず日焼け止め塗ってないからか、顔を真っ赤に焼いて登ってる。自分は極寒の場合でも日焼け止めは一応塗っている。
ちなみに上の写真からでもゴールの唐松岳が見えている。写真ほぼ中央の岩が露出して黒く見える一番高い峰。

それにしても登山道が広すぎる。これだけ広いとホワイトアウト時には道迷いの危険が高いな。

お隣が八方池(雪の下)、ここまで約30分。その先に見えるちょっとした樹林帯が「下の樺」。樺の木が生えているからそういう名前なのか?

下の樺通過中。前回来た時は腰くらいまで雪に深く沈み、水平ラッセルをしたのを今でも覚えている。あのときはスノーシュー持っていなかったけど、あそこまでふかふかパウダーで深いと装備していても結局沈むる気がする。今回は、前回と積雪量は少なく?また踏み固められており余裕でアイゼンで通過。
その先に見える上り坂、前回はあそこらへんから本格的なラッセルだった。先行していた元気なお爺さんと2人だけでやったのが懐かしい。あの坂を通過するのに30分も経過したんだよな、本来なら5分くらいで通過できるのに。実際に登ると見た目以上に角度きつい。

先程の坂を登りきり、その先の樹林帯が「上の樺」。

上の樺の先にある坂が、これは見た目通りの急な傾斜。前回はこのあたりから後続者が到着し、6人くらいで交代しながらラッセルした場所。通過にやはり30分以上かかったっけ、今回は特に測っていないけど5-10分くらいかな。雪山は登山道のコンディションで時間も体力も数倍必要になるという、とてもわかりやすい例である。てかこの傾斜でラッセルって、改めて見てみると地獄だな。6人いてやっとだ。

しばらくは傾斜がゆるくなる。しかし前方にみえるコブの手前は再び傾斜がキツイ。

登山者が列をなすと傾斜の具合がわかりやすい。ご覧の通り、けっこうある。ここまでの傾斜ランキングだと上の樺の先>この写真>下の樺の先かな。

1時間半で丸山ケルンに到着。前回はここまで来るのに3時間半以上かかり、タイムオーバーで撤退した場所。コンディションがいいとこんなに早く到着できるんだなー。

丸山ケルンから先は未踏の領域。まだいくつか緩急織り交ぜた道が控えているのと、ピークに達したら大きなアップダウンを経て山頂(写真中央やや右の鋭い先鋒)に達する。見た感じまだ遠いな、ここから山頂まで1時間かかった。ここらへんまで来ると山頂に人がいるのも確認できる。

右が山頂。

一つ前の写真の左の峰から来た道を振り返る。奥に見えるのが妙高戸隠連峰。戸隠の方は夏に登ったな。写真中央のが高妻山で、左の雪をかぶっているのが妙高火打かな?

唐松岳頂上山荘に到着。左下に屋根が写っている。ここから視界がひらけ、前方には立山連峰が姿を現す。この景色を早く山頂から見たい!

頂上山荘から山頂までは先程の写真でも見たとおり大きなアップダウン。雪が全然積もっておらず(溶けたのか?)アイゼンの歯が嫌な音を立てる。

登り始めて約2時間半で山頂に到着、やっと頂きを踏めた、冬季3回目の挑戦である。山頂はやや広く30人くらいはいる。2696mは雪山で登った中では最も高い、次点は2020mの上州武尊の剣ヶ峰か?しかしたった2時間半とは・・・3時間半くらい歩いていた感覚なのだが。とにかく全装備10kgは重すぎる!もっと軽量化できないものか、体力を結構消耗する。


なんといってもこの光景でしょう!剱岳を中心とした立山連峰。生物を全く寄せ付ける気配のない凍てついた荘厳の峰々が眼前に広がる。あちらに入山している猛者はどれくらいいるのだろうか。

剱岳アップ

北方はお隣の白馬岳。白馬から唐松岳への縦走も結構大変そうだなぁ、来年あたりやりたいけど。白馬~唐松間は日本3大キレットのひとつ不帰キレットがある。たぶん見えていると思うのだが。どこだかはわからない。

南方、 目の前にはお隣の五竜岳。 自分が立っているのが後立山連峰で、右から写真中央に向かって連なるのが立山連峰。2つの連峰が交わるくらいのところに槍ヶ岳などがある。写真でも一応見えているが・・・(小さすぎてわからないだろう)。

ずっと薄着だったが、山頂はさすがに風が吹きすさびハードシェルを着用、といっても風速5~8メートルくらいか、冬の北アルプスにしてはまだ静穏な方だろう。風はあるが割と過ごしやすいので、冬の山頂では基本休憩しないんだけど、今回は別。この景色を見ながら行動食を頬張る。3回目でようやく登頂できたご褒美。
しかし、今回はあまりにも天気が良すぎてむしろ拍子抜け感はある、せっかく雪山に来たのにその厳しさという醍醐味は何も無かった。20分ほど山頂で休憩し下山。






意外と下山が厄介、とにかく先が延々と続いているのが見えるが、ゴールのリフト乗り場だけは見えないのでしんどい。おまけに重い荷物で来ただけに疲れている。雪が柔らかく歩きづらい。ようやくゴールのリフト山頂駅が見えてきた。

そんなこんなで1時間半くらいで下山完了。行動時間4時間とは短い方だが、体感的には6時間だった、後からタイムを確認してビックリしてる。レベルとしては谷川岳と似ているかな、谷川岳よりかは疲れるけど。登山というか傾斜のあるハイキングという感じ。
なんか知らんがとにかく疲れた。雪が柔くて歩きづらいのと重い荷物、本格的な雪山は今シーズン初めてだったし。帰りは温泉入るつもりでタオルとか用意してきたんだけど、特急あずさの松本発千葉行きという1日1本しか出ていない激レアに乗れそうだったのでパスした、おかげで白馬駅から茂原まで乗り換えたったの2回で帰れ、とても楽ちん。特急あずさの中で3時間半って笑。
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