#lr世界観考察
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塔のくずれたそのあとに
どうもこんにちは。かなり時間が空いてしまったのですが、昨年秋から急に業務が忙しくなってしまいそのまま今年も慌ただしく過ごすうちにこんな時期になっていました。 ちょうど一年前の話になりますが、インドに急遽仕事で行く羽目になり『ナーガプール』へ行けるかもとも思いましたが、聖地と推定しているピンクパレス(=桜宮)のあるジャイプール、あるいは雰囲気のモデルであるタージマハルへは車で片道数時間かかるということで結局断念してしまいました。いや、インドまで行って数時間ぐらいのことを諦めるなという話であるのですが、車に乗るたび道路状況と運転が混沌としすぎており死がちらつく状況でしたので、こんな場所で数時間も車に乗っていられるかと思ったのでした。 誇張もなにもなく道路上の全ての車が残機なしのマリオカートかスタントなしのカーアクション映画かなにかをやっています。とにかく速く目的地に着けば勝ち、時は金なり、時に命は金より軽いというわけです。道路が3車線あれば車が5列並走、1列は逆走です。その中にバイク自転車と歩行者が混然一体となってやってきます。都市部はスピードが出ないのでマシですが郊外になると最悪です。「くお~ぶつかる~ここでアクセル全開インド人を右に」という有名な誤植がありましたが本当にその状況になるのでたまったものではありません。同行者さんもレトロゲームのファンなのでこれを聞いて文字通りのこの状況に苦笑いでしたが……とくに我々のドライバーさんはすさまじく、クラクションを鳴らせば無敵時間だと言わんばかりにアクセルを踏んで電話をするわ後部座席の我々に話しかけてくるわととんでもないお方でした���ですが、運転は抜群に上手いようで、滞在中急ブレーキを踏んだのは牛を轢きそうになったときだけでした。まあそんなわけですが、次の機会があればなんとか聖地巡礼に行きたいと思うものです。もちろん他のドライバーさんにお願いしたいところですが。 さて、インドの話が長くなっているのですがもう少しだけ前置きとして続けます。 出張中、インド人の同僚たちとはカタコト英語で会話していたのですが、その中のひとりと食事のときにふと英語についての話になりました。彼はヒンディーなのでヒンディーの言葉が母語ですが、オフィスで彼らは英語で仕事をしています。彼の上司はシク教徒(ターバンを巻いている人)で違った言葉が母語のため英語がなければまったく言葉が通じず仕事にならないのだそうです。これは想像しやすい例でしたが、同じインドという国でも、北と南では方言というレベルではなく言葉が違い話が通じないそうで、働く以前に大学の授業も英語で受ける必要があるため、インドのオフィスワーカーは英語を話せるのだそうです。そして似たようなことを中国の方からも聞くことがありました。ざっくり中国の人が話すのは中国語だと認識していましたが、広大な中国では北と南だったりでは全然違う言葉を話していて全く通じないので、方言とは別に「標準中国語」を勉強するのだと話していました。とても大変なことです。 そんな話の最中にふとあることに思い至りました。これが今回のお題になります。そういえば、ラスレムをプレイしていてぼんやりと「あんなに広い世界にいろんな国があってなぜどの街に行っても全員同じ言葉を話すのか」というようなことを考えては、大人の事情でしょうしゲームとして成り立たないので、と蓋をしていたのですが、そのことを聞いていると「母語は別にあるものの、仕事にならないから共和議会の参加国の人々はみんな共通語を話している」と考えることができるのではないかと思い立ちました。ということで、システム上の都合制約を無理やり世界観解釈にあてはめるシリーズをやってみようと思います。 考えるにあたり、まず現実世界の「帝国の言語」の事例をあたってみます。主なモチーフになっているローマ帝国も全土ではないにしろ複数の地域でラテン語を使われていたようです。もうひとつのモチーフであろうイスラームの世界についても、ローマ帝国と似た範囲になりますが、モロッコのイスラーム学者がモロッコからメッカ、さらに中央アジアを通ってインドに着きそこでもイスラーム学者の仕事をしていたという記録があります。こういった現実世界の事柄をみると、モロッコやエジプト、その対岸のスペインから中東、ギリシャ、トルコ、インドあたりまで同じ言葉が必要に応じて使えそうだということがわかります。現実の地理情報から本編当てはめをすれば少なくともバアルーク、バルテロッサ、ロイオティア、ナーガプール、ウンデルバルト(の半分)は同じ言語が使えるイメージです。あくまでイメージになりますが結構末端の田舎っぽいバアルークとロイオティア、都会であるナーガプールとバルテロッサと同じ言葉が通じるのはかなり安心なのではないでしょうか。のこりの街にしても、ナーガプールに従うとみられるゴールやさらにすすんだ都会でアカデミーの���部や支部のあるエリュシオンやセラパレス、学術の栄えているメルフィナで(たぶんパグズ達の通っていた学校もここだと考えると)共通語が使えないというのはかなり考えにくいです。もちろんアスラムはセラパレスと他国の緩衝地帯のような感じですから、共通語が使えると考えます。悲しいことに立場が弱い=必要に迫られるということになりますので。 このように実際の世界の事例を借用すると、どの街に訪れても道具を買ったり武器を作ったり傭兵を雇ったりするのには困らなさそうです。ですが、会話のできるキャラのなかで傭兵稼業や商売をしていない、いわゆる共通語を使う必要にせまられていなさそうな存在もわずかながら残っています。商売をしていない子供といえばいいでしょうか。(よく街の入り口あたりに立っていて道案内をしてくれる感じのバルテロッサのパブの娘タイプの色違いモブの少女たちは商売をしているものとします)そもそもメインキャラでありながらラッシュとイリーナ自体がこの商売をしていない子供に入ってしまいます。しかも、へき地に暮らしていて序盤の田舎者描写のこともありかなり怪しい存在です。そこでまずこのふたりについて考えてみようと思います。 前提としてラッシュとイリーナは幼いころにユラム島に引っ越してきています。そして、ユラム島で使用されている言語は明確になっていません。ほかの島民たちも共通語を使っていれば問題はないのですがそこはなんともいえないため、仮にふたりがユラム島民と話すときに現地語を使うにしてもそれに加えて共通語を使える状況というのを考える必要がありそうです。 ここでふたりの家庭、サイクス一家について考えてみます。母親のマリーナはナーガプールで育ち、先代公オズワルドに見いだされ十分な教育を受けて……という設定があります。父親であるジョンについては出身地がはっきりしませんが、フレーバーテキストを拾うかぎり少なくともマリーナと同郷という感じではありません。また、夫妻の働くアカデミーでは様々な地方出身の人材が働いており、確実に職場では共通語を話す環境にあるため、夫妻はふだん共通語で会話をしていると考えられます。そこから、エリュシオンでの業務が多忙でほとんど家を空けているあの夫妻がユラムの現地語をマスターしている可能性と、わざわざユラムの家にいるときは現地語を使うというう可能性を掛け合わせるとない訳ではないでしょうがこれは考えにくく、やはり一家の会話も共通語を使っていると考えた方が自然です。なんなら、面倒くさいのと教育も兼ねてのスパルタ式に家では共通語を使わせているというパターンまであります。なにせ、夫妻は「勝手なひとたち」ということですので。そう考えるとラッシュのディスりの語彙が妙に豊富な理由さえうっすらと説明がついてしまいそうですね……。 というわけで、ラッシュとイリーナについては商売はしていないにしろ、同じく必要に迫られて共通語を使うことができていると考えてもおかしくはなさそうです。 つぎに、他の商売をしていない子供について考えてみます。対象となるモブは全部で6人だったはずです。実はこちらは3パターンに分かれます。セラパレスの伝説を教えてくれる子供、バルテロッサのトウテツに憧れる子供、メルフィナの騎士と乙女の話をする子供の3人については、商業区画にいるため商人の家族である可能性が高く、また知識欲というよりも教える欲があり、共通語を習得しているのは自然なように思えます。次のカテゴリのボルゾンクエストの大きな坊ちゃんとデリアンのイベントで出会うメルフィナの子供ですが、彼らはフレーバーから平民ではなく貴族階級に属し、そのため共通語の教育を受けている可能性が高く、旅人であるラッシュたちと会話するときには共通語を使っていると思われます。 最後の子供なのですが、バアルークでホーワンゲールを見ている子供です。これがなかなかやっかいです。バアルークという街は商売っ気がなく、外からの旅人もほとんど寄り付かない印象です。さらに、この子供は店から離れた村のはずれにいます。しかしながら、この子供には共通語を学ぶ強烈な動機があります。そう、ホーワンゲールです。詳細な事情はわからないものの、ホーワンゲールは神祖皇帝とただならぬ因縁があり、古代世界の中心に居たため共通語でなくとも近い言語が話せるのでしょう。またああいう性格なので共通語以外の言葉を学んだりはしなさそうで、そうなるとあの子供は一心にホーワンゲールと意思疎通したいがために勉強をするというわけです。まあ、勉強したとして意思疎通できる相手ではなさそうですが……。 という訳で、今回もちょっと無茶なシステムまわりのことについて無理やり考えてみた訳ですが、これは結構しっかり現実的な説明がついたかな、と思います。それでは、また何か思いついたときにでも。
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まつろわぬ者の潜む場所
どうもこんにちは。大変に暑い時期でしょうがいかがお過ごしでしょうか、ありがたいことにほどほどに仕事が楽しく忙しくしていたのですが気づかないうちにツイッターが大幅に様変わりしています。知った方のアカウントなども凍結の憂き目に遭っておりますので、わたしもいつそうなるかと思っているのですが、常用していないのでまあそんなものかなと思っております。ここのほうは多分年に1回2回更新するようにしますのでもしよろしければ見ていただけたらと思います。 さて、今回はクローキグ湿原に「しばらく前に行ってきた」話をしようと思います。行ったというのは、過去の投稿と重ねてになりますが、ラスレムのロケーションづくりの法則性というのは、ほとんどの場合において現実世界の特定の場所・モチーフを以ってされている可能性が非常に高く、今回は場所を特定してから「……行けるな」と判断してついに行動にうつしたという形になります。(行けるには行けるのですがタイトル通りの場所になりますので人里に近いわけなんかありませんし、そりゃあクローキグ湿原ですので防水装備が要ります。そういうわけで気軽にはいけない場所だったのですが同行していただいた方には本当に感謝しきりです) まず、場所の特定について。Wikipediaさん曰く、湿原には周囲の土壌から水分が流れ込んで植物が生い茂るフェンと、水分が流れ込まない植物群落のボッグがあるそうです。英語版の名称が”CrookFen”ということで、これについてはフェンで間違いがなさそうですが、手がかりとしてはほとんど使えませんでした。そこから気を取り直して世界遺産や有名な湿地の画像やラムサール条約で守られている場所をずーっと調べていきます。イシマンガリソ、パンタナル……そしてウクライナには腐海なんていうのもあります。こうやって有名な湿原を見ていくと、なんというか湿原というものはあまり綺麗なものではないというか、水が澱んでいるというか、クローキグのような綺麗な湿原はめったにないということがわかります。こういった湿原はたいていが海の近くにあり、腐食の要素として水分が多分にあるのでそれは澱みもします。 それで何が言いたかったかというと、世界の湿原の画像を見れば見るほど、探せば探すほど「これは尾瀬だな」としか思えなくなってきたわけです。尾瀬は山岳地にあり、水の循環が豊富でかつ腐食の要素としての温度が低くきれいな水辺の景観が保たれています。クローキグのほうもヴァッケルの雪解け水や風が流れ込んでいるという説明なので、なるほどあの景観にも説得力があります。ただ、景観だけで場所を特定するには至れないので、名称のほうも読み解いていきます。 名前の読み解きですが、これはもう少しやり方を上手くすればよかったのでしょう、最初の”Fen”が英語だとわかっていたのに”Crook”が英語だと気づけなかったのでだいぶ他言語をしらべるなどして時間がかかってしまいました。途中でしっかり英語だと気づいて調べてみたものの”Crook”は「悪党」「賊」ということでまたしてもなんだそれはとなりまして、それは一度置いてわからないままに景観からの決め打ちで「尾瀬」の語源を調べてみることにしました。植物が生える瀬、生瀬やらいろいろな説がありましたが、そのなかに「悪勢」というものもありました。これは昔の悪党が隠れ住んだみたいなことから言われていたということですが、これがどうやら”Crook”ということでようやく繋がってくれて、やはりあれは尾瀬だということに確証がもてました。 それが3月ぐらいのことだったのですが、国内ということで調べてみますと、そういうイメージは全くなかったのですが尾瀬=登山ということで簡単には行けそうにない(調べるとだいぶ「山をなめるな的な注意書きがありますし実際に行った時も「山をなめるな」的な注意書きが多かったです)のでまあいつか……と思っていたのですが、ありがたいことにフォロワー様とお話するうちに「巡礼行きましょう!」となって実際に7月に行ってきました。(淡々と書いていますが踏ん切りつかなかったので死ぬほどありがたかったです。また、職場の方が結構通っていたそうで「雨具はしっかりね」とアドバイスもらえたのも幸運でした) 実際に使ったルートとしては、多分一番初心者向けなのでしょうが東京集合で夜行バスで尾瀬戸倉に行き、そこからシャトルバスで鳩待峠に行くルートを選択しました。鳩待峠からは山道エリアを下っていきます。山道エリアを越えると湿原エリアにたどりつきます。お花畑をみるには日程調整が必要だったのでしょうが、だいぶクローキグ感があってヴァッケルっぽい山も撮影できたり色々満喫して無事に帰ってくることができました。(ほんとうに普通に登山なので、普段デスクワークが多い身としてはペース配分ミスするとひどいことになりかねなかったのでほどよく楽しんで安全に帰ってこられたのについても同行者様に感謝しきりです) それでは、またなにかを見つけたときに。

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地名考察:エリュシオン
エリュシオンの地名の由来については、もともとパリであるとアタリをつけておりましたが、 他の地名がトルコなどの地域からとられているため、いきなりパリだと断定するのは憚られておりました。 しかし、ようやくこれはパリだと確信するに至りましたので色々と書いて行こうと思います。
まず、地名に関してですが、エリュシオンをざっくりと説明すると、ギリシャ神話の天国になります。
厳密には、勇敢で善い魂のいくところですので、ヴァルハラと天国の間ぐらいのニュアンスでしょうが。 パリの有名なシャンゼリゼ通り及びフランスの首相官邸であるエリゼ宮の名は、このエリュシオンからとられています。 残念ながら誰がどうつけたかは不明ですが、古来から呼ばれていたものでなく、国の政策にてシャンゼリゼと呼びましょうと決めたような感じではあります。
もとのエリュシオンがギリシャのどこかの島で、もう一つがパリ…ということでしばらく悩んでおりましたが、ゲーム内のエリュシオンを見てみましょう。
…さすがにギリシャの島ではなさそうです。
ここで建築物に注目してみたいと思います。 うまく説明するのが難しいのですが、全体的に建物はアスラムとは違い、ゴシック様式をとっています。(議事堂を支える構造体やカクカクどっしりした感じ) もっとはっきりわかるように言うと、「街の色合いが統一されている」のです。
アスラムの街にいってみると、こちらはカラフルです。 ふんわりとした説明になりますが、色とりどりの外壁はビザンティン様式の建築物の特徴になります。
さて、ゴシック様式とビザンティン様式という言葉が出てきましたが、 これが一体何かという解説をしていこうと思います。 いずれも古代ローマ帝国が衰退した後に発達した建築様式になります。
●ゴシック様式 ・ドイツあたりの建築物 ・どっしりカクカク、白い教会、白い聖堂、白い城 ・カトリック(西方教会)を信仰する国のもの →のちにバロック様式、ルネサンス様式等々に派生
●ビザンティン(東ローマ)様式 ・トルコ~ロシアあたりの建築物 ・ドームを作りたがる ・外壁が非常にカラフル ・ギリシャ正教(東方教会)を信仰する国のもの →のちにイスラーム建築に派生
と、一番重要なのは、最後の宗教圏の話で、これが街並みの色合いにも影響を与えています。 カトリックもギリシャ正教もともにキリスト教の宗派ではありますが、もともとユダヤ教・キリスト教・イスラム教とも同じ四文字…のいわゆる神を信仰しており、 この三つのちがいは神から「言葉を預かった」預言者の違いで、さらに預言者の言葉の解釈の違いが宗派の違いになります。 神も預言者も基本的には信仰の対象となりますが、この三つ、アブラハムの宗教と呼ばれるものは原則神の姿を表現してはいけません。 神の姿を表現することは、偶像崇拝と呼ばれて忌避されています。 しかしながら、キリスト教については預言者(キリスト)の姿を絵などで表現したものに関してはセーフという解釈があります。 預言者や聖者たちの姿を表現したものを、イコンと呼び、イコンそのものではなくイコンを通して描かれている存在に祈りをささげます。 もともと、キリスト教が根付いた地域はギリシャやローマの神を信仰していて、これらの土着の宗教では神の像や絵をつくることが祈りや宗教的な行となっていたため、これが受け継がれたものと思われます。 キリスト教の中でもさらに解釈がわかれており、自分が信仰しているわけではないのでいまいちわからないのですが、2Dと3Dだとどちらかというと2Dのほうがセーフという考えだそうで、 壁画限定で発展させたのがギリシャ正教で、像も作ってもよいという解釈をしたのがカトリック(ローマ)にあたります。 ギリシャ正教では2Dでの表現…壁画の彩色が発達し、それがモザイクのイコンとなり、偶像崇拝が禁じられているイスラームに受け継がれてモザイクのアラベスク(幾何学模様)となりました。 そのため、カトリックを信仰する国に比して、ギリシャ正教やイスラーム��信仰する国では壁や建物がカラフルな傾向にあります。
というわけで、エリュシオンはギリシャやトルコあたりではなく、カトリック圏のパリと考えて問題はなさそうです。
また、パリには「門」と「寺院」と「カタコンベ」があります。 チリーモルグは英語版だとカタコンベですので、カタコンブ・ド・パリであると考えるのが正解でしょう。



実際のパリの写真(家族撮)ですが、建物の感じからも、間違いなくパリと言っていいでしょう。
パリの写真も後日アップできたらと思います。
それでは、今回はビザンティンについて少しふれましたので 次回はビザンティンの話から「アラベスクと東ローマのイリーナ」の話ができたらなと思います。
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理想郷の統治者
さて、前回ウンデルバルトがシャンバラである可能性が高いという話をいたしました。 ここからウンデルバルトの主、ワグラムについて考えていこうと思います。 シャンバラは想像上の国で、ヴィシュヌのアヴァターラであるカルキが治めているとされます。 横文字が続きすぎるとコクーンパージ状態になりますので、メガテニスト以外の方々に解説いたしますと、 ヴィシュヌはヒンドゥー教の最高位の神です。 アヴァターラ、というのは変化身で、日本語だと権現に近いかと思います。 神が人々を救う為に変化した仮の姿のような、分身のようなそんな意味合いです。 ここに来る人がわかりやすい表現にすると、エリスのアヴァターラがシルベンになるという感じです。 シェラハとシェリルより、もっともっと別物になっているイメージですね。 話を戻します。ここで、カルキという神は未来に訪れる神でして、正直なところあまり情報がありません。 (真面目なヒンディーなら別でしょうが) ので、ヴィシュヌの線からさぐっていきます。 ヴィシュヌには、無数のアヴァターラがあり、特に主要な10のアヴァターラが信仰されてきました。 マツヤ、ナラシンハ、クリシュナなどがあり、その中で王族という属性はラーマ、ブッダ(ゴータマ)が持っています。 ラーマは神話ラーマーヤナの主人公で、さらわれた妻兼ヒロインのシーターを助ける、古典的なおとぎ話の王子様です。 ただし、パートナーのシーターは物語の中では受動的な役割のキャラクターですので、少しワグラムとは違うような気もします。 次に、ブッダ、厳密には釈迦族のブッダ、ゴータマ個人ですが、こちらは王族という肩書きを捨てています。 自然のなり��きにまかせるべき、という主張の一部が重なるところもありますが、ワグラムが現生人類を見捨てた(と言っていいべきか)のとは間逆の立場をとっています。 ヴィシュヌのアヴァターラでは、ラーマがやや近いかというところで、類似項の調査にうつります。 アヴァターラを持つ神はそれなりにいますが、10もあるというのは特殊なようで、わざわざダシャ(10)・アヴァターラという言葉まであります。 他にダシャアヴァターラを持つ神は、ゾロアスター(ツァラトゥストラ)教のウルスラグナぐらいです。 宗教が変わっていますが、隣あった地域で信じられている宗教では神話が混ざって同じ神を信じることはよくあります。 そもそもヒンドゥー教の神のヴィシュヌのアヴァターラがブッダというのもこういうことだったりします。 (他教の権威を取り込むパターンと対立神話の神を悪魔とするパターンがあります。) それで、ウルスラグナの話ですが、英雄と勝利の神で別名をワフラームといいます。 ワフラーム、限りなく名前に関してはこれです。 どのような神かというと、4枚の翼を持ち、戦場に現れ先に祀った陣営に勝利をもたらし、そのイノシシの姿のアヴァターラは太陽神ミトラを導き共闘する、とあります。 性質に関してはすこし違うような気がします。 一応、太陽神ミトラ(ミスラ、マイトレーヤ)がミトラの語源ではあると考えていますがちょっとピンときません。 次にうつります。 ウルスラグナはイラン・ペルシャ地域で祀られ、サーサーン朝ペルシャの君主にもワフラームという名前の王が何人かいます。 最も歴史に名を残したワフラーム1世は、もともと王子の中でも地位の低い存在でしたが、 ゾロアスター教を優遇し、神官たちの協力をとりつけて君主の位を手に入れました。 (優遇政策の中で、マニ教の教祖・預言者マニを処刑した人間としても知られています。) 権力闘争を、神の力で優位に進める人間の君主…これはなかなかワグラムのイメージに近い存在ではないでしょうか。 今、人間の君主という言葉を使いましたが、ワグラム自体が人間なのか、神(超古代人)なのかという問題もあります。 ただ、フラウマローの塔の石碑から、もともとは一都市の君主で、マリオンとの出会いにより変質した記述があります。 あくまで、ワグラム自体は人間で、異能はありますが神の力を借りていると考えてよいでしょう。 これらから、ワグラムはサーサーン朝ペルシャのワフラームをモチーフにしたキャラクターかと推測します。 …と、いいつつも、話を大幅に戻します。 今までの話は、想像上のシャンバラからの話ですが、シャンバラに繋がる場所、シャンバラとみなされる場所が現実にあります。 それが、いつかお話した、チベットのラサ市にあるポタラ宮になります。 チベットは現在は中国の自治区になっていますが、1959年までは、ダライ・ラマが首長として治めていました。 このダライ・ラマ��統治は、1642年にさかのぼります。 およそ、300年の間にわたり、現実世界のチベットはダライ・ラマひとりが統治し続けていました。 300年も統治し続けるというのは訳のわからない話だと思われますが、ダライ・ラマは観世音菩薩のアヴァターラとされるラマ僧です。 神仏の化身であるラマ僧は死ぬと別の人間に同じ魂をもって生まれ変わります。 すごく乱暴にわかりやすくすると、アバロンの皇帝を想像してもらえるとよいかと思います。 そんな不思議な話があり得るのかということもありますが、チベットではダライ・ラマが亡くなるたびに、ダライ・ラマの生まれ変わりと考えられる子どもを探して国を治めさせてきたという歴史が事実としてあります。 これは、ワグラムが千年ものあいだ生き続けてきたことの説明になりうる話だとも考えます。 細かく、記憶の有無(ラマ僧の転生で引き継がれる事項は記憶と技術の一部で、本当にアバロン皇帝のイメージなのです)などがありますが、モチーフとして「何らかの技術で死なずに生き続けてきた」という可能性に加えて「同じ魂をもって生まれ変わってきた」という可能性もあるのではないかと提唱します。 結びでまた繰り返しますと、ワグラムのキャラクターはサーサーン朝ペルシャ君主ワフラームとダライ・ラマのイメージを混ぜたものである可能性があります。
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地名考察:ウンデルバルト(とジーベンビュール)
前々からウンデルバルトはドイツ語ではないかと思っていましたが、やはりドイツ語であったようで「地下世界」という意味合いだそうです。 地下都市については、現実ではブカレストや、梅田や、カッパドキアのカイマクルなんなんかにありますが、 ブカレストのマンホール都市はあまりにも世紀末すぎますし、梅田みたいにダンジョンじみているわけでもありませんし、 また、カイマクルのあるカッパドキアは別のロケーションの元になっていたりするなど有名どころは共通点が少ないため、現実の地下都市からとったとは考えにくいです。 対して、伝説上の地下都市になりますと、根の国もアースガルズも、色々とありますが基本的には「冥府」「ネクロポリス」の性質をそなえています。 ウンデルバルトはたしかに衰えゆく都市ですが、そこまで死の影が濃い場所ではありません。むしろ、エリュシオンのほうがずっとネクロポリス的側面を持っています。 ただ、伝説上の地下都市のうちのひとつ「シャンバラ」についてはそういった側面がなく、桃源郷や理想郷というものの代名詞となっています。 シャンバラは、チベット地域の伝説の仏教国で、シャングリラ、アガルタとも呼ばれています。 これは、位置的にもアナトリア、アラビア、インドから東にあるヒマラヤ山脈をモチーフにしたと思われるヴァッケルを越えた場所ということで符合します。 そういった訳で、ウンデルバルトはシャンバラをモチーフとしている可能性が高いと思われます。 (トルキスタン諸国を丸々すっ飛ばしてますが、マトモな位置関係がわからない人のほうが私も含めて多数だと思いますので、モチーフとしては使いづらいだろうなとは考えます。) ヒマラヤチベットあたりとはいえ、建築物はおもいきりグレコローマンな様式で、印象としては外観はエフェソスですし、商業区画はイスタンブルのグランドバザールのイメージなのですよね。 ただし、トロイアであることが確定しているロイオティアの時点でデザイン的に仕方ないのでしょうが現実の街の要素とゲーム内の街の要素が合致している感じではありませんので…。 ついでに都市伝説レベルの話になってしまいますが、シャンバラの入り口となる洞窟などの場所は世界に「7つ」あると言われていて…もしかすると、これがジーベンビュールの元になっているのかもしれません。 覇王の眠っていた場所がイコール聖域となるのかいまいちわからないのと、あとはアークがあるから数がおかしいという話もありますが。 次回はこのシャンバラの話から、ワグラムの話をしてみようかなと思います。
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ラッシュという存在について考えてみる
ラッシュは主人公ですが、改めて考えてみるとなかなか彼には謎が多いです。
・なんのために存在していたのか すいません、こちら…シナリオの方が結構ディープなガイナ好きということを存じ上げておりますゆえに、「アンチスパイラル」的なものかなと… ざっくり説明しますと、レムナントによる戦争が激化することにより(現生人類ではなく)星が滅ぶのを防ぐために、しきい値を超えたときにレムナントの強制コントロールをさせるための存在として超古代人に造られた…という感じです。 それで、そういう緊急停止装置みたいなものにはだいたい冗長性を持たすのが常ですから、別系統として覇王を造ったのだろうと思います。
・どこにどんな状態でいたのか ムービーの中で子供時代?のラッシュが出てきていましたね。 その事と、家族がまあまあ普通に���活ができていたであろうことを考えると現生人類同等の成長スピードで設計されていたのでしょう。 ですから、聖域のゆりかごに赤ん坊の姿でいたのでしょう。 冗長性の話になりますが、人類のサイドに紛れて成長するラッシュと全く最初からレムナントとして行動する覇王と、二つの系統をつくるのはまぁ自然な話です。
人類はそれなりに長くエリュシオンに住んでいたでしょうし、聖域の調査もマリーナが全く初めて行ったわけではないと思います。 もしかすると、人類の発展がある一定のしきい値を超えたときにやっと到達できる場所に設置?しておいてその時に備える、ということも考えられます。 もちろん、マリーナがマーシャル(超古代人)だったから見つけられたという可能性もありますが。 ちなみに、妹をあれほど必死で守ろうとするのは、いつもお世話になっているあるお方の考察なのですが、マリーナが強制的に契約更新して妹を守れと命じたから、という説にはとても納得しまして…。 基本的に彼らはつくり主である超古代人には逆らえないのだろうなと考えています。
・いつから自分のことに気づいていたのか 色々な方が言及されていますが、少なくともマリーナに「イリーナが生まれて、母さんは幸せだった?」と聞いた時点ではなにかに気づいていた可能性があります。 ただ、オープニング時点では自分の力についてよくわかっていなかったフシがあったので、マリーナから自分だけ養子、と説明を受けていたのかもしれません、のでやはり拠点等でちょいちょい現れるロエアスや覇王から仄めかされ、ウンデルバルトの覇王が眠っていた場所を見たことで確信、という説も捨てきれませんね。 こんなHPを立ち上げといて非常になさけない限りですが、若干こまかいことを忘れかけてきているのでそろそろ再プレイしたいところです。
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イェーガーの家族構成を勝手に考えてみる
オープニングムービーから登場するイェーガーさん。 彼も結構好きなキャラクターです。 悪役かと思いきや実はいい人、さらに仲間にまでなってくれる...んですが、 そこらへんの仲間になるプロセスが全く説明されないままシナリオボスとして倒した後普通にギルドで雇えてしまうため、 大多数のプレイヤーから「なんで普通に仲間になっとんねん!!」とツッコミが入ったことだろうと思います。
ここら辺があまりに残念なのでピクシブで補完するために小説とかも書いていたのですが…(そのうち移転しますね)。 そもそもそれなりに善人でありながらもレムナント持ちでかなり力のあるはずの彼がエルマイエンに従っていること自体が不自然なのです。 悪人でしたらうまい汁をすするために従うかもしれませんが、そういう訳でもないのです。
ということで、エルマイエンが何らかの理由で、というかロブオーメンを利用するために脅しているのではないかと考えていま���。 御しづらそうなイェーガーでなければならない理由は、前にちらっと触れましたが、レムナントが契約者を選ぶ場合もあるから、だと思います。
さて、脅しの内容ですが、ちょっと無理矢理かもしれませんが、彼の発言から子供には酷いことをしたくないというのが読み取れます。 そんなことを言うのは、彼にも子供がいるからなのかもしれません。 そして…そんな状況で、私がエルマイエンだったら、きっと子供を人質にすると思います。 だからこそ、エルマイエンが倒れた後は自分の心に従ってすんなりと仲間になってくれたのかも?なんて考えたりしています。 そうだとしたら、彼はかなり家族想いのいい奴だと思えませんか。
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地名考察:ナーガプール
お正月にインドの写真をアップしたきり、しばらく間があいてしまいました... というのも、オルティシエに行っておりまして。 こちら(FF15)はキリスト教的な逸話が盛り込まれているとのことですが、私は専門外なので聞き専なのです。 イスラームの世界のことは大好きなのですがそこまで詳しい訳ではないですけれど...
と、一般の皆さまにはピンとこないかもしれませんが、インドのあたりはちょっと前までイスラーム世界の果てでした。 ムガール帝国という国がありまして、有名なタージマハルも、このムガール帝国時代に作られたイスラーム建築です。ドーム屋根の廟にミナレットが立ち並んでおります。 (たまにターバンまいた人と組み合わせたイメージを持っていらっしゃる方がいますが、ターバンの方はシク教徒といいまして、彼らの聖地の黄金寺院はちょっとイメージとは違うかもしれません。)
前置きはさておいて、ナーガというのはインド古語で龍を表し、プルというのは街という意味になります。 インドの一地方、ラージャスタン州には○○プルという街がいくつかあります。 モデルになったのは、ジャイプルかウダイプルだと思うのですが、どちらも雨季と乾季がある気候の関係で人工湖を持っています。ウダイプルのほうが、湖に宮殿があったり、街中に水路があったりしてイメージ的には近いでしょう��。
しかしながら、ジャイプルにはそばにアンベール城という長城がありまして、非常に勇士の城壁のあるロケーションと似通っています。 これらの街はムガール帝国の属国(厳密には違いますがイメージです)の王...ラージャたちがつくった街で、イスラームの影響を強く受けています。 あの世界が、イスタンブルやカイロを含むのであれば同じ文化圏ということにもなりますね。
ラージャたち、ウダイプルの王、ウダイシングはマハーラーナ(武王)と呼ばれる武闘派で、ジャイプルの王のジャイシングは、学問を推奨していました。(ジャイプルには天文台などアカデミックな遺構が多いのです。) という訳で、あまりまとまりませんがどちらの街が特定のモデルかはわからないということですが、ラージャスタン州の街をミックスしたものではないかと考えます。

ラージャスタンの人造湖内の建物です。(家族撮) 龍城のように小舟でしか行けないのでしょう…不便です。
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アンバーマリーチ考(推論)
この話題もたまに出ますが、本編中でワグラムよりも謎の多い人物、セラパレス公クーバインについて考えてみようと思います。
クーバインは、10歳そこそこであの大国を治めています。 歴史上にも少年王という存在は珍しいものではなく、それだけでは特筆すべきところはないのですが、 先代から家に仕えるような寵臣・摂政の存在はうかがえません。 同じように若いダヴィッド自体も侯爵位を継いだときには、エマやトルガルなどの先代からの寵臣が政治をサポートしているはずです。 しかし、クーバインに関しては、本人がほぼ一人で領土を治めているような雰囲気です。 大抵、このような後ろ盾がない幼王が継承すると、操るなり打ち倒したりして権力を得ようと考える人間も出てきます。 バイオレットもその一人です。彼女はそこまで本気ではなかったようですが。 ちなみに、ニールセン男爵には叛意は全くないと思われますが、そこまで忠誠を誓っている訳ではなさそうですし公爵の後ろ盾には男爵ひとりでは明らかに不足でしょう。
そんな状況下で、クーバインは自分自身の決断でバイオレットのような叛意を持つものを処断していきます。 並みの判断力や、胆力ではありません。 それは、アンバーマリーチの力によるものであると考えたほうが自然です。 ここで、アンバーマリーチのもたらす作用として思いつくものは二つあります。
・変身能力(おじいちゃんが若くなっている) ・すごい人工知能(過去記憶、未来予測、意思決定)
変身能力は、フレーバーテキストの中で言及されていますが、自由に変身できるのであればわざわざ10歳前後に変身する理由がありません。20歳から30歳から歳をとらない、というのであれば理解できるのですが。
なので、私個人としては、アンバーマリーチは優れた人工知能ではないかと考えています。では、そんなすごい人工知能を持っていた彼の家族がいない理由について考えてみると、まず、暗殺はされようがありません。であれば、契約の副作用として寿命を、それもゲイボルグよりもえぐいスピードで吸い取っていく可能性が考えられます。仮にアスラム侯爵家が40代ならセラパレス公爵家は30代のイメージです。そのような、主を使い捨てるアンバーマリーチを想定すると、それゆえにコラプスが発生しやすくなると考えられ、 神祖皇帝がアンバーマリーチを見つけたときには、ほぼほぼ生贄にする勢いで、特に忠誠心の高い部下に契約させたのだろうという想像すらついてしまいます。
その代わりに、あの、別大陸との玄関口にもなりそうな立地のよいセラパレスと公爵位を与えられているのではないかと。 場所と役割的には、モデルはイスタンブルの気がしますね。冒頭の目玉みたいな飾りが沢山あるのも、マリーチの目玉が浮かぶ街並みと重なるので。 そして継承するともれなくアンバーマリーチに説得されて自分の意もそこそこにそのまま政治しながら跡継ぎを探すロマサガ2の皇帝みたいな存在になっちゃうんじゃないか(ここまでほぼ妄想)
余談ですが、マリーチという存在は、サガフロンティアから登場しています。元は、摩利支天という仏教系の護法の神さまになります。摩利支天は天部の神さまのうち、日天の眷属で太陽光と戦での勝利を象徴しています。 道教の斗母元君という、寿命を司る神でもあったりします。 マリーチの「目玉がたくさんついたイメージ」は伝承にはなく、せいぜいが三眼で、これはサガ特有の味付けなのですが、十数年が経って創作物のマリーチの設定にフィードバックなされたようで、 林トモアキ氏のラノベ、お・り・が・み、やミスマルカ興国物語に出てくるマリーチというキャラは「目、邪眼の魔人」というモチーフになっていますね。 このマリーチも、全てを見通し、未来を予見するという能力をもっています。そしてヤバいやつ。
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バルテロッサの経済について(推論)
個人的に最も好きな街がバルテロッサなのですが、 説明には砂海方面の玄関口で経済の要衝とあります。 バルテロッサは公領なので、セラパレス、ナーガプール同等で、いわば大都会ですね。 しかしながら、領土は広いでしょうがほぼ砂漠ですのでこう、作物をやるにも、産業をやるにも適していません。
砂漠ただ中の街には必ずオアシスがあり、オアシス都市と呼称されます。 基本的にオアシス都市が栄えるためには、経済的に行き来のある大国間に砂漠広がっており、その間にありオアシスの都市であることが必要と考えます。 シルクロードなどは、中国とヨーロッパを結んだものですが、中国の西側なんかほぼ砂漠なので中継地としてオアシスのある街が栄えたのでした。
さて、バルテロッサはどうでしょうか。 ロイオティアとは交易が盛んなものの、ロイオティア、バアルークがあるぐらいです。 正直なところ、地の利としてはさほどではなく、あそこまで栄えるようには思えません。 よっぽどロイオティアの鉱石のみで世界の鋼が作られているのであれば別ですが、色んなところで色々採掘できてしまいますから、少し難しいですかね。 仮に、主なアクチュエータがレムナントである世の中において、高速で採掘が行えるようなものがあまりなく、 エメス・タグのみが安全な場所を自動で掘り進むみたいな話なら考えられないこともないですが、 ヌモール廃坑やらチリーモルグやらアクアラムなんかのことを考えると「採掘みたいな作業は割と普及してる」ので、この可能性はやはり消えますね。 それに、原則中継地として栄える場合は終点よりは規模が小さくなるはずです。 また現実世界に戻ってヒントを求めてみると、交易面での地の利がさほどないはずなのに栄えている場所があることがわかります。そこには何があるのでしょうか。
1・砂漠、金持ちといえば石油です 2・宗教都市です 3・新大陸開拓の拠点です
1は、アブダビなんかを想定してますが、あの世界では動力としての石油を必要とはしませんし、 ロイオティアや砂海に油田的な何かがある訳でもなさそうです。産業革命も起こってないんで。 しかし、もしかすると、暖房など用として火のエネルギーを持つ石(ホットストーンとしておこう)が存在すれば需要があるかもしれませんが... ちょっとバルテロッサを大都会にするには不十分に思えます。
2は、メッカなのですが、巡礼者が多いことに加えて中心にあるカアバ(聖石)の周囲では争ってはいけないため、 ���人たちの商談には非常に都合がよく、そのためにメッカは物品の一大集積地となりましたが... バルテロッサには、そのような宗教施設はありませんし、めちゃくちゃ争ってます。
3は、エジプトのカイロですね。 元々、ローマ人やらヨーロッパ人が南アフリカを攻略するのに拠点として築いたのが、カイロの街です。 過去、人類はバアルーク方面から来たかもしれませんが、長い時間により文明は北から発生して、グレウス王国ができたりしましたけど、戦争で滅んで南の砂海地域は再び未開になり、その開拓と攻略のために築かれ、発展した街なのかもしれません。人類がアフリカから発生した説とも重なります。
ちなみに、古代の女王と現代の女王というモチーフから、バルテロッサのモチーフはカイロまたはエジプト圏の街ではないかとは疑っています。 (最後に、砂漠には金持ちが住んでると相場が決まってると上記1、2あたりのイメージをごっちゃにして位置関係はあまり考えずに大都会配置した説...いや、なんでもありません)
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地名考察・ロイオティア
パリス、と聞くとだいたい皆さんヒルトン姉妹かイーリアスのパリスを思い浮かべる方のどっちかだと思います。(偏見) そこから王子やら禁じられた恋愛などのワードを入れるとイーリアス一択になりますね。 イーリアスの話をしだすとめちゃくちゃ長くなるのではしょると、 ギリシャ神ミスコンの審査員人間の国の王子パリス、一番よい賄賂を送ると約束したアフロディテを選んだ。 しかし、賄賂の世界一美人の人間女ヘレネはパリスの国の敵対国の王の嫁だった... ミスコンに敗れたヘラ、アテネは敵対国につき、かくして人間の国と神々を巻き込んだ大戦争がはじまる...。みたいな話です。 ヘクトールとかハーキュリーズとかもイーリアスに出てくるキャラクターだったりします。
それで、パリスの話ですが、パリスはトロイア王プリアモスの息子ということです。 答え、拍子抜けするほどあっさりと出てしまいました。 ロイオティアは、トロイアのアナグラムで、王のプリアモスからプリアムの名前がとられたで間違いないですね。

トロイアの遺跡の写真です。(くどいですが私撮影) 街の上に街が積みかさなり、発掘したくてもできないそうで、割と寂しいというか、「田んぼ!畑!!」って感じです。 古代には海沿いにあった街で、地中海貿易で栄えたそうです。 鉱石の採掘で栄えたとされるゲーム内の街と重なる要素はないですね。
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採掘物の識別について(推論)
考察するにあたり、モブキャラからフレーバーテキストまでカバーされている英語wikiを閲覧しているのですが、 色々見ているうちにまた一つ考える余地のあることを見つけました。 鉱物をドリルで採掘するのはいいのですが、あれ、採った瞬間に何が採れたかわかるというのは不思議だなと。 まぁ、現実でも「鉄系統」「金」「銀」「銅」ぐらいならばなんとなくわかるのですが、 あれだけの量の上、○○合金とかいうコンポーネントまであります。 現実の合金であれば、2種類の元素だとしても配合比や生成時の温度によってかなり硬さなどの物性が変化してしまうもので、名称も違ったりしてきます。 但し、フレーバーテキストからはそのような配合比違いの物があるとは読み取れ��せんが。 確実な情報がないので、推論になってしまいますが、パッと考えられる識別法は四つぐらいですかね。
色ツヤが激しく違うため、見れば誰でも簡単にわかる ドリルが不思議な力で識別してくれる ラッシュが実は詳しい 専門知識がいるけど、パグズやトルガルなど、専門知識をちゃんと持つ人間が教えてくれる
上二つはまぁ、そこで終了となります。 三つ目は、彼自身は天才タイプだとは思いますし親御さんの教育?もあってなくはないですが、彼の視力は非常に悪い(断定) 最後のは、詳しい人間しか識別できない場合ですね。 ゲーム内で採掘した鉱物を売りに出したりしますが、 仮にアスラムの客人であるラッシュが悪気がなくても偽物を市場に流すようなことがあれば、 アスラム側の責任問題となってしまいかねない話ですから、そこは四将軍も神経を使うのではないでしょうか。 あれだけ人材がいて、博識なパグズも長生きのトルガルもいますから、流石に何とかなるでしょう。 という訳で、例えラッシュにわからなくても何らかの方法で採掘した時点できっちり判別が行われており、 よくわからないまま採掘物を売ったり武器加工に使ったりはしていないのではないか、というお話でした。
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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
先週ぐらいにコスモスを見に行ってからずっと考えていたことなのですが、 「イリーナの好きな」あの花...一体なんなのでしょうか。 自分の中ではきっとキク科のディモルフォセカだと考えていたのですが、再度葉っぱを見比べてみると、 ディモルフォセカの花は似ていても、葉っぱはわっさりした感じで全然違います。 では、一体何なのだろうか、キク科の花にはちょっと詳しいからすぐわかるだろう、と軽率に探してみようと考えました。
ここで、同定の条件として注目するのは ・花の形 ・葉っぱの形 ・葉っぱのつきかた です。
花の形はキク科によくある形です。 葉っぱの形は、コスモスやキクみたいな七支刀ぽい形じゃなくて、笹型で丸に近い形です。 最後に、葉っぱのつきかたは、ロゼット状で、花の茎には葉っぱはつきません。 これで、しばらく検索してみましたが..(キク科植物多すぎるし結構しんどいなとおもった) みた中で、一番この条件に近いのはミヤコワスレでした。 ただし、ミヤコワスレは花の茎に葉っぱがついています。 というか、キク科の花は花の茎にだいたい葉っぱがついています。 そこで、茎について調べてみたところ、茎に葉っぱがつかない花は存在するけれど、それはユリ科などでキク科にはなさそう、ということが判明しました。
...悲しいことですが、あの花は実在する植物ではなく、ファンタジーフラワーって可能性が高いですね。 もしも、この記事を読んでいて、あの花を現実世界で見かけられた方がいましたら、ご一報下さい
キク科つながりの余談ですが、ハードロックのアーツの「デイジーチェイン」はヒナギクの花輪が語源だそうです。 日本人はシロツメクサでやってることですが、欧米だとヒナギクでやるものだということなんですね、こんな言葉があるくらいですから。
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騎士オフィーリアと森の乙女
もういっこぐらい考察上げとかないといけないですね、という訳ですけども。 某掲示板スレで何度か上がっていたこの話題に触れてみます。 メルフィナの騎士にはつがい?になる森の乙女がいるという設定ですが、 作中での騎士と乙女の描かれ方というのは恋人同士の関係性でした。 しかし、騎士オフィーリアは女性です。 相手は一体...?という話です。
ここで注目したいのが、 ・メルフィナ入り口付近の住民のセリフ 「騎士と乙女は純潔を保って〜」というもの ・ヤーマの騎士ネオとミトラの乙女(名前ど忘れした) です。
住民の言が正しいとすると、何らかの理由で騎士と乙女は「性的接触がもてない」ということが確定します。 もっともらしい理由としては、ラストリーフとの契約条件いうところでしょうか。
さて、ここでネオが出てきます。あとウニベルも入れてもいいかな? 他の街には、異種カップルや夫婦は存在しません。(していたら、調べが足りてませんのですみません。) この街特有の現象です。
これら2点から想像するに、この街は全体的に「どうせ子作りしないんだから(騎士階級の)異種族、 同性愛も問題ないよね」という意識を持つ可能性が高いのではないかと推測します。 それと、さっき少し触れたラストリーフですが、様々な人間が契約しているので、 契約条件として「血統」は必要ないのでしょう。 モンスターの跋扈する世界では、戦災孤児はどうしても出てきます。マリーナもそうですね。 子作りしない騎士カップルが、そういった孤児を育てて家督を継がせることも多いにありえる環境です。
最後に、作中で姿が確認できる乙女はミトラ女性だけです。 よって、騎士オフィーリアのパートナーである乙女はミトラ女性である可能性が高いと思われます。 但し同性愛による絆なのか、強い友情による絆なのかはわかりませんけれど。
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地名考察:ベルシュバルテレ
ベルシュバルテレ、ゲーム内の説明で「美しい馬の地」とありましたが その意味をフランス語に訳したものの組み合わせですね bere→美しい cheval→馬(シュバリエで騎士です) telle→地
では、元ネタは何かといいますと トルコの世界遺産、カッパドキアです。 カッパドキアの語源である「Katpatuk」がペルシャ語で「美しい馬の地」というそうです。 ゲームの背景も、カッパドキアの奇岩に似せてありますね。 (外人さんいわく、エマとのデートイベント終わったら行けるって記載で笑っています) 本当は私が過去に訪れたときの画像も...と思いましたがいい感じの写真がなかった。辛いです。 ゲームと同じく、実際のカッパドキアも非常に高低差が激しい地形です。
この中央アナトリアという場所は、地質が柔らかいために 土壌が削られてキノコの下部分の形になり、火山の噴火で岩が飛んできてこんな形になるそうです。 地質が柔らかいこと、アナトリア地方モチーフで別の場所も考えてみると ホワイトロッキーのほうはパムッカレである可能性があり、 そうなるとアスラムはコンヤ市で、セラパレスはイスタンブルかイズミルなのかな、 などとぼんやり考えています。(セラパレス→イズミル説はアンバーマリーチの話につながります)
余談、蛇足ですが、 カッパドキアのあるカイセリ市はカイザー、ローマ帝国皇帝の進軍からきています。 神皇帝は清朝皇帝(中華系)モデルなのかなと考えていますが、 考えなおす必要があるかも...?
更に追記ですが、後の調査でウンデルバルトはシャンバラである可能性が濃いため、 神皇帝はラマ僧あるいはアヴァターラの線で探っています。

カッパドキア地方、ウチヒサールの鳩の谷(だったと思います)。
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