#���系男子(りけだん)の方程式~おまえを”俺”には渡さない~
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♡ Heroine Otome Game ♡
❥ Misaka Yue [ Rikedan no Houteishiki ]
#Rikedan no Houteishiki#brown hair#pink eyes#Rikedan no Houteishiki Omae o Ore ni wa Watasanai#ricca#Misaka Yue#三坂 結絵#三坂結絵#Heroine Otome Game#perfect heroine#otome heroine#otome#otome game#Official art#cg art#my post#理系男子(りけだん)の方程式~おまえを”俺”には渡さない~
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アブスト 結婚の見込みがない29歳正常独身青年が、ご先祖様に申し訳ないという気持ちから先祖の戸籍を請求した。6市町から31通の戸籍謄本を取り寄せ、Excelにまとめた。戸籍制度の変遷や行政区画の歴史を知ることができ、何故か海外移民の歴史にも繋がり、祖父母との会話のきっかけにもなった。独身の暇つぶしにはもちろん、子供の自由研究にもおすすめである。かわいいあの子と新戸籍編製したい。助けて。 背景・目的 俺が末代だ(誤用)→ ご先祖様に申し訳ないにゃあ → そもそも先祖って具体的に誰やねん → そうだ、戸籍、取ろう ワイ、29歳素人童貞。自分は子孫を残せないかもしれないというぼんやりした不安がいよいよ現実味を帯びてきた今日この頃。親にも祖父母にもご先祖様にも顔向けができぬと思った時、はて自分の先祖ってどんな人たちだったんだらうという疑問が湧いてきた。祖父母に聞いてみても、こんな先祖がいたという話は出てくるがそれが自分にとって何にあたる人なのか(曾祖父?曾祖母?高祖父?)が分からない。墓石や位牌を見てみても名前と戒名と行年が分かるだけ。家系図なんて高尚なものもなし。というわけで、先祖の戸籍、取り寄せてみました。 僕はどこから来たのか、僕は何者か 僕は埼玉生まれ埼玉育ち、岐阜県在住29歳素人童貞工場勤務現場労働限界サラリーマン。父親は次男で地元は山口県、母親は次女で地元は栃木県、そんな2人が地元を捨てて東京の大学で出会い、埼玉で僕が爆誕したってわけ。親の背中を見てすくすく育った僕は当然のように親元を離れ、縁もゆかりもなかった岐阜で働き、親に会うのも年1回、これが因果ってやつです。 How to 戸籍請求(※2023年版) さて、いざ戸籍を請求しようと思っても、やり方もようわからん。こういう時はとりあえずググる。ふむふむ、直系尊属の戸籍なら請求できる、と。まずは自分とか親の戸籍を取って、そこに親の名前と前の戸籍の本籍地が書いてあるから、親、その親、そのまた親って遡っていけばいいわけか。同じ市町村内なら先祖の戸籍をある分だけまとめて請求も出来るんだな。自分の本籍地が父親の実家にあることは以前に住民票取った時にわかってたから、山口県の役所まで行かなきゃいけないのかなと思ってたけど、どうやら郵送でも請求できるらしい。これはありがたいね。で、必要なものは、と……、まず請求書か、これはあとでコンビニでプリントだな(プリンターなんて持っていない限界独身青年)。本人確認書類は免許証でいいな、これも後でコンビニでコピー。返信用封筒と切手は買ってこなきゃ。あとは手数料を、定額小為替?、何だこれ、ていがくしょうかわせって読むのか?郵便局でしか入手できないし、貯金窓口って平日16時までしか空いてないのか、これは面倒だな……。 実際の手続きは市区町村のサイトにやり方書いてあるんで、それを見れば誰でもできます。面倒だったり時間がなかったりする人は司法書士とか行政書士とかに依頼したらやってくれるらしいよ。僕はコミュ障だからそっちの方が面倒なので1人でやった。手続き関連で意味わからんのは定額小為替。読み方もわからんくて、僕は最初郵便局の窓口で「ていがくしょうかわせください」って言って小恥かいた(ていがくこがわせ)。これは要するに戸籍の発行代を、現金は郵送できないから代わりに為替で送るってことなんだけど、小為替の額面にかかわらず1枚の発行に200円の手数料がかかる(2022年までは100円だったらしい)。200円の定額小為替1枚にも200円かかるし、750円の定額小為替5枚で1,000円の手数料だよ⁉ 平日の昼間になんとか時間作ってるのにこんな手数料取られるの、ほんとアホらしい。オンライン決済に対応してくれ。社会人の時間と金を返せー。北方領土も返せー。 まあそんなことは置いといて、戸籍の請求の時に用意しとくと便利なもの挙げときます。①プリンター: これがないと請求書の印刷とか本人確認書類のコピーとかでいちいちコンビニに行かなければいけなくなる。行った。必要項目さえ書いてあれば手書きの書面でもいいらしいんだけど、今時そんな人なかなかいないよね。②角形2号封筒: 請求書発送と返信用として同封する分で結構使う。③A4クリアファイル: 封筒に入れる書類はクリアファイルに入れる、これ社会人の常識ね。え?ギリギリ働けているだけの無能が社会人面してんじゃねえ?いいいいイキってすみません… 戸籍の、種類 戸籍には、3つ種類がありまして、戸籍に除籍に改製原戸籍、この3つなんですが、まあ大雑把に言ってしまえば生きている戸籍と死んだ戸籍と旧版の戸籍って感じです。先祖のことを知りたいのなら、とりあえず全部1通ずつ請求すればオケ。現存している先祖の戸籍は全部手に入れてやるくらいの気持ちでいきましょう。請求理由に家系図作成のためって書いておけば、まとめて請求もできます。 戸籍はこれまで法改正によって6種類の様式が作られていて(明治5年式・明治19年式・明治31年式・大正4年式・昭和23年式・平成6年式)、現在入手可能で最古のものは明治19年式。ここまで遡れれば、だいたい江戸後期生まれの先祖がわかります。そして、さらに遡りたくなります、なるんです。ところが、明治5年式はいわゆる壬申戸籍ってやつで、新平民とか元穢多とかの表記があるらしく、昔の差別ガーって五月蠅かった奴らのせいで見ることができない。これ、完全に国民の知る権利の侵害じゃね?今の法律だと直系尊属の戸籍しか請求できないんだし、見せてくれたって何の問題もないよね。まあそもそも、部落差別がどうとかいう話がまず胡散臭すぎるし(職業差別なんか?地域差別なんか?血統差別なんか?)、そんなもん現代に存在しないやろ���解放同盟とか、差別反対って叫んでる連中が日本を歪めてるって、こんなとこでもわかんだね。みんなも部落探訪、もとい曲輪クエスト(©鳥取ループ)してこ♪ 楽しいよ! この本籍地はどこなんだ? で、戸籍請求して特に不備がなければ、1週間程度で返送されてくる。僕は最初に戸籍をまとめて請求した時、想定よりも枚数が多かったので小為替が足りず、追加で小為替を送ることになった。小為替は多めに用意しとくのがヨシ。 ここからは自分の先祖の戸籍の話。父方の実家は山口県の田舎で、江戸時代からそこに住んでいたと聞いていたので、1回の請求で割と簡単に明治19年式戸籍まで入手することができた。しかし、よく見ると本籍地の表記が現在のものと違っている。もちろん市町村合併が何度かあって〇〇郡〇〇村とかが今と違うのはわかるんだけど、番地が全然違うのだ。今の番地が「〇〇番地」なのに対し、明治19年式では「第△□番屋敷」になっていて数字も違う。調べてみると、現在の本籍地は地番を記載しているが、明治19年式の段階では地番とは別の壬申戸籍編製時に家ごとにつけた屋敷番号というものを載せているらしい、ということが分かった。そしてややこしいのが、地番と屋敷番号は全く対応していないようなのだ。その辺は地域差もあるみたいで、近代化の過渡期って感じのカオスが面白いですね。まあ現代でも住所表記は複雑で統一されてないし、そんなもんか。もしこの明治19年式の期間に先祖が転籍していたら、以前の本籍地が現在でいうどの場所にあったのか、地番と対応していないのでちょっとやそっとじゃわからないらしい。僕も詳しくはないから、知りたい方はググってみてくれ。そう思うと、父方の家が江戸時代からずっとそこにあるというのは、運がよかったのかもしれん。 他にも、高祖母の家系の明治19年式戸籍で、「〇〇郡〇〇浦」という、「町」でも「村」でもない表記のものがあった。町村制は明治22年施行だから、それ以前の藩政時代の表記が残っていたのだろう。これまた過渡期って感じでたまらぬ。こうなると郡制とか府県制とか市制町村制とか、行政区画の歴史についても、わたし、気になります!状態。心の中のえるたそが犬みたいに瞳を輝かせて迫ってくる。やれやれ、僕の頭脳はほうたるだからね、手短にね、やっちゃいましょうかね(Wikiを読む)。 Excelにまとめたよ そんなこんなで、クソ労働により病みそうで病まない少し病んでいる状態になりつつも請求を粛々と進め、とりあえず6市町から31通の戸籍を入手した。ある程度集めたところでExcelにまとめる作業に入り、そちらの作業の方に時間がかかってしまってまだ先祖の戸籍すべては請求できていない。単純に高祖父母の代まででも2^4=16家系あるからね、というのは言い訳ですごめんなさい。今のところ、一番遡れた人が高祖母の祖母にあたる人で文政3年(1820)生まれ、さらにその1代前の両親まで生年月日は不明ながらも名前は判明した。やろうと思えば200年くらい遡れるんやな。 戸籍には生年月日や出生地、婚姻などによる入籍・除籍日、死亡日、死亡地などが載っているので、ひとまずExcelでまとめてみた。眺めてみると、子供が早くに亡くなっていたり、夫と死別して出戻りしていたり、養子を迎えたり、韓国京城で死んでたり樺太真岡で死んでたりアメリカで死んでたり、戸籍から見えてくるものなんてその人の人生のごくごくわずかな部分にすぎないけれど、だからこそいろんな人生があったんだなと想像しちゃう。それに対して僕の人生……。もうずっと静止期、Stationary phase。Log phaseが一瞬すぎたんよ。いや、まだ長すぎるLag phaseの途中って可能性もないことも……ないか。 戸籍から見えてきたこと① 戸籍で父方の方を辿っていくと、長男がずっと(途中養子を挟んでいたが)家を継いでいて、一方母方の方を辿ると四男の四男の長男みたいな感じで家を継ぐという感じではなく、そこは対照的だなという感想をまず持った。自分のアイデンティティはやっぱり父方の方にあるけれど、自分自身の境遇(次男の長男です)を思うと、母方の方にも親近感が湧く。故郷を離れる、離れざるをえない人生というものに。特に母方の方は、一度栃木県を離れて北海道に渡ってからまた栃木に戻ってきており、中には樺太に渡って真岡で死んでいる親族もいて、これはおそらく長男の家系じゃなかったから移住したのだろうと思う。真岡なんて真岡郵便電信局事件でしか知らなかった地名だよ。こんなところで樺太と繋がるとは思わなかった。戸籍だと直系しか辿れないから、祖父母の兄弟とか曾祖父母の兄弟とかの傍系がその後どうなっていったのかまではわからないんだけど、自分自身が親元を離れていて昔の次男三男みたいな生き方をしているので、そっちの方も気になってしまう。それでも、おそらく当時の人たちには生まれ故郷という感覚はあったんだろうなと思ってて、自分なんかはもはや故郷が存在しなくていつか故郷に戻るみたいな感覚が全くないので、故郷が欲しい帰る場所が欲しいと思ってしまうんだけど、これはないものねだりだよね……。強く生きていくしか、ないね……。 戸籍から見えてきたこと② 父方の方は父方の方で、明治末から大正時代にアメリカに渡ってアメリカで死んだ親族が2人もいた。で、調べてみると山口県は全国でも5指に入る移民送出県らしい。有名なのは周防大島(屋代島)からのハワイ移民で、島には日本ハワイ移民資料館もあるよ。行ってみたいね。海外移民の歴史については、詳しくはググればWikiとかも出てくるし(Wikiの「広島県人の移民」の項目は読み応えあった)、興味ある方は調べてみてほしい。実際、父方の実家からは瀬戸内海を挟んで周防大島がよく見える。でかい。一時期周防大島出身の民俗学者・宮本常一の本を読んでいたことがあって、そこに宮本常一の父親が明治27年にフィジーに出稼ぎに行く話が出ていたので、まあ島と本土の違いはあるとは言え、あの辺一帯に外に出ていく気風みたいなものがあったのかなと想像してる。こんな感じで、家系っていう私的なものから歴史に繋がるのも面白いですな。 祖父母に報告です ここまで調べたことを表にまとめて、父方の祖父母に見せてみた。よお調べたのおって言われました。 「この人はアメリカに渡って、稼いだから家を建てちゃるけぇって言っちょったけど、向こうで喧嘩を止めに入って死んじゃったんよ」 「このおばあさんは酒造の娘でのぉ、気位が高い人じゃった」 「このおじいさんは働かん人だったみたいでねぇ、田んぼを売っちゃって大変じゃったんを○○さん(息子)が頑張って立て直したんよ」 (方言ネイティブじゃないのでうろ覚えで書いています) あとは祖父が実は山口ではなく東京で生まれて幼少期は東京で暮らしていたり(当時は東京府東京市)、祖母が京都で生まれていてそれが実は自分が大学時代に下宿していた場所の近くだったり、なんてことも初めて知って、いろいろと話せて楽しかったです。 今後の展望 ① 引き続き戸籍を請求:多分まだ結構取り寄せられる戸籍が残っているので、続けていこうと思う。古い戸籍は廃棄している自治体もあって(実際にもう無いですって3件ほど言われた・昔は除籍後80年経過したら廃棄してもよかったらしい・今は150年)、あれはとても悲しい。1回広島市に請求した時に無いですって言われたので、もしや原爆のせいか⁉と思って調べてみたんだけど、戸籍は疎開させていて無事で、単純に大正3年以前に除籍された戸籍を廃棄してだけでした。貴重な資料なんだし、廃棄せずに何とか残せんかったんかな。 ② 昔の住宅地図を見る:せっかく先祖の本籍地を集めたので、古い住宅地図で本籍地がどういうところだったのかを見てみたい。複写したい。でも住宅地図は図書館でも禁帯出で、地域の図書館とか国会図書館とかの現地に行かないと見ることができないからな……。やるか――住宅地図複写旅――。 ③ 菩提寺に過去帳を見せてもらう:これもいつかやってみたいね。 終わりに 実際にやってみて思ったけど、これ、中学生の自由研究とかにいいんじゃないかな。役所で手続きして、資料集めて、整理して、発表用にまとめる。広げようと思えば家制度とか行政区画とかの歴史にまで広げてレポートにもできる。祖父母との会話のきっかけにもなる。お子さんがいる方、おすすめですよ!もちろん子供をもつ見込みのない独身の暇つぶしとしてもかなり面白いと思う。まあ、休日に何してるの?って���場で聞かれたときに先祖の戸籍集めてまとめてますって答えたらちょっと引かれたけどね。そもそも休日が少なすぎて疲弊して遊びにも行けんのじゃこのクソ会社がコラ。でも一人、この話に食いついてくれた女の子もいたので、あわよくばお近づきになりたいよ。一緒に新戸籍編製しませんか?住宅地図複写デートとかどうですか?もちろんオシャレなカフェとか映画館とか夢の国とかにも行きますから。高いご飯も奢りますから。自分、やれます、やらせてください。使うあてもないのにNISAで順調に積み立てられていく資産、何も積み上らない人生、虚しい。寂しい。一発やるまで死ねるか!!!
正常独身青年、先祖の戸籍を取り寄せる
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--深海人形-- 受け継がれる意志(ハジケ)
※多く、Threadsより引用
※クロスオーバーネタ注意
※全体的に閲覧注意
※雑多にネタをぶち込み
※キャラ崩壊注意
※格言:私の性癖に読者は無関係である。
…。
『Effigy(生体部品)』加工なんてのをやってる時点で、ワイにEXAを批判する権利なんて無ぇよ、畜生(※何れはハマーン様辺りが其れになった系の更なるIfを描きたいです!!!!)!!!!
…Effigy作った開発チームさぁ、本当は、Effigyを、なるべく、アニメ悪魔の桃玉か某侍魂の鶴女中(※萌えの究極体)かID-F87みたいにしたかったってさ(※無理です)。…筆者は最初から無理だと思います(※ぽよ)。
…。
…公式で海腹川背の子孫、横山埜鼓たんが存在する限り、海腹川背は人生の一度だけでも、結婚して、旦那持ちで子持ちでないと話が成立しないのだ(※…少なくとも、一生独身は無理)。
…『○○は××の子孫(※時空超越ネタ込み)』ネタ自体は大変ありきたりだが、安直に入れるべきでは無かったと思う。キャラを深掘りすれば深掘りする程、今回の彼奴等みたいに脳を焼かれる奴が出て来る(※怖ろしいね)。
…世界観とか話作る能力無い��間が、ストーリー性とキャラクター性がやけに強いゲーム作ると大抵悲惨な事になる(※気がする)。
…。
…ロボアニメ(特にリアル系)全般に言えるけど、オート操作と見せ掛けて実はマニュアルなので其の隙に奇襲をするみたいな攻撃も出来る筈なのにな(※…けれど、実際は全然無い)。
…基本的に、ロボアニメで描かれる、ロボ同士の戦闘って、スタイルが鬼滅か聖闘士星矢に近い(※気がしてる)。…HxH、ジョジョみたいな『兵は詭道也(孫子)』の、相手を騙して少しでも出し抜く、知恵を使う戦い方は基本しない(※其う言う方面についての議論もされない)。
…「…此の一連の動作は全てオート操作だ!動作が終了する迄相手は隙だらけだ!!(※確信)」…と相手が思い込んで、ある程度近づいた瞬間に、実は此れ等動作は全部オート動作に見せ掛けたマニュアルで、一気に此方が詰め寄りバッサリ斬る(※…みたいな戦法全然無い)。
…宇宙世紀ガンダム履修してる時と過去拙作(特に異宇宙とボクは許さない辺り)を書いてる時によく思ってた……HxHって皆全編に渡って最高に高度な戦略を張り巡らせて戦ってたんだな……って(※其う考えると星矢は正反対)。
…The Oってどのモビルスーツ、モビルアーマーともパーツの互換性無さそうだけど、どうやって修理用のパーツ調達してんの?…真逆、わざわざ一から作ってんじゃないんだろうね?(※趣味で作ると如何しても其うなる)。
…The Oとエルガイム mk-1は割と対照的だと思う(同じ意見は全く見掛けないけど)。片方は性能重視で量産性も度外視なのに、エルガイムはパーツ一つ一つをデチューンしてでも量産性と整備性を確保したモンな(…其の御陰で、反乱軍はエルガイムを量産してポセイダル軍に優勢を取れる様になった)。
…世間は逆だと考えてるだろうけど、The Oは隠し腕だけ完全マニュアルで動かして居ると思う(※サイコミュ操作万々歳)。
…。
…コウ・ウラキ君にAT・アーマードトルーパーを見せてやりたい、どうせシロッコみたいな感想になる(※如何足掻いても最低の匂い染み付いて む せ る )。
…ポケ戦のバーニィ、ザクに乗るよりATに乗った方が戦果出せたんじゃないか説(※…ATの操縦は凄まじく簡単だし……)。
…。
…ウラキとかガトーとかも泳げると思いますよ。泳げない正規軍人とか有り得ない(※…宇宙賊とかゲリラとか宇宙戦国時代の軍隊なら幾らでも居るだろうけど)。
…宇宙世紀じゃなくこれてアナザーだけど、鉄華団とかはどうしてたんだろうな……??(※あの時に落ち所が悪かったら大打撃被ってたんじゃ……??)。
…。
ワイの歴代ネタ&(男・ショタ)リョナ用サンドバッグ(※或いはトレモの木偶かあすらん並オモチャ)一覧(※此れからの拙作で、昔の奴で復活する奴居るかも)。
…意外と少ない(※…尚、アールじみやが生存する限り無限に増えます)。
ウェイン兄弟(※元祖でありR-9A的存在)
京サマ
NAOYA
漂流者数名
俺だけひょうきん族(※史実の新撰組副長は若かりし頃、非常にひょうきんであった為、検索避け目的でも此の様な渾名で呼んで居た)
死に損ないの猿
無言の不審者
元メトロシティの英雄
某モテモテリア充武神流忍者
某盗賊団の団長
ヒソカス
交渉人(ネゴシエーター)
七瀬ちゃん
ブレア・何とか
せぇこちゃん大好き反則君
ロソ豚
イカサマタマゴ
たまのりピエロ
アナベル・コケコッコー
死因:スイカバー突撃自称一握りの天才
…他に居た様な気がする(※居たら教えて欲しい)。
…。
ジェリド「…嗚呼、…シロッコか……。…彼奴は木星時代から不健康な生活してそうだからな……、…脱いでも……ってぇ、…うわっ……、…貴様?!何故其んなに筋肉質なんだ?!???(※注:ジェリド君はシロッコ君が上半身を脱いだところを見ました)。」
シロッコ「…木星は基本的に娯楽も無くて地獄だ。其れに、暇な時は筋力鍛錬で暇を潰してたからな(※謎のドヤ顔)。」
ジェリド「…何て健康的なんだ……!!(※健康的過ぎだろ!?)。」
…。
…此のシロッコ君は長生きしそう、どこぞのヴェイガン絶対殲滅爺さんみたいに(※絶対嫌な爺さんになるww)。
…。
…新人クリエイターを寄せ集めた練習台、当の監督にZガンダムの踏み台扱いされながら、FSSとZガンダム及び以降のガンダムシリーズの基礎になれたエルガイムは、可也の幸福なアニメかもしれない(※正直ドラグナーよりも幸福だと思う)。
…レイズナーは、何とか再アニメ化して、最後迄当初の構想通りに全てを描き切れないと、何時迄経っても救われないんだろうな(※遠い目)。
…ドラグナー最大の救いはスパロボに出て再評価された事とSEEDシリーズの礎になれた��(※割と救われてる、完全にリアルロボットアニメ史に埋もれなかったのは、最早奇跡に限りなく近い僥倖)。
…ガンダムだけが勝者でエルガイムとレイズナーとダグラムとドラグナーは敗者なんだね(※辛い)。
…本当はドラグナー好きな筈なのに、すぐ「…あんなアニメ凡作レベルじゃんww此れだから、マイヨニキとミン大尉は0083のガトーとシーマに本家越えされたし、ZZより可哀想な扱いなんだわww(※嘲笑)。」…みたいな事言い出すワイ(※最高に面倒くさい)。
…頼む!!!!!!!!!!!!!!エクバのシステムでスパロボさせてくれ!!!!!!!!!!!!陽昇リアルロボットアニメ限定でも良いから!!!!!!!!!!!!!!!(※特にレイズナーとドラグナーを頼む!!!!!!!!!)。
…。
ウラキ「…ガトーを家具の椅子としてうちに置きたいなぁ……(※溜息)。」
モンチッチ「…辞めとけ……(恐怖)。」
ウラキ「…花瓶にもしたいなぁ……(※過激派)。」
モンチッチ「…ええッ……(※後のティターンズドン引き)。」
…。
…館主様かふーけつかガトーをカタリ派の完徳者(※正統派からマニ教と一緒くたにされた奴)か異端審問官(※ほぼ実質悪役)にするって言う計画のネタがありまして(※急なネタ出し)。
…。
…星乃⚪︎ってレーダーシステム無いから、本家と違ってDiscordとかで連携取り合いながらじゃないと上手く共闘出来ないって聞いて、WW2の日本軍思い出した(※日本軍もレーダー無い所為で後半になれば成る程苦戦した)。
…エクバと星⚪︎翼、連邦とジオン以上あるよな基本的な戦力差(※…然も、其のジオン側には、ソーラレイも水泳部も無いと言う……)。
…大高達帝国(※元祖機動兵器群プラモデル文化込み)vs薄っぺらい中華な山寨文化スレスレコンテンツ(※某Kansenゲー似)じゃ、…其りゃぁ、絶望的ですよ(※連邦vsジオン以上に)。
…星⚪︎翼って完全に某艦船擬人化ゲーに対するブルオ⚪︎とかブラ⚪︎ジとかアズ⚪︎ンポジションやん。本家に勝てずに敗北して行くパターンやん(※中華って基本其んなばっかりかも??)。
…と言うか、東方エクバ作ってくれよ(※切実)。
…“幻想のヴァルキューレ?” 知ってる子ですね()。
…。
※以下、クロスオーバー注意
…キリコが聞いたら、普通に祝福すると思います(※…他の二人は、脳を焼かれてたけど)。
「…そうか。男を見つけて家庭を築いたのか。…彼奴らしくも無いが。」
「…俺にも、かつては、幸せにしてやりたい女が居た。」
…。
メモ 此奴等が泳げる理由
キリコ ギルガメス正規軍が���えた
ロジャー 軍警察が教えた
シロッコ 水泳教育の機会が多かった。
坊や(没案) 同上。
後、航空機や宇宙船が海に不時着した時、泳げない故の無駄な事故死を防ぐ為に宇宙船の乗組員は必ず泳げる様に教育されて居る(此れは現実の航空機パイロットや宇宙飛行士も同じ)。
…。
にせウラキ(嶺厳偽装型)
…館主様がウラキに擬態した姿。弁髪の様な後ろ髪を切っており、ウラキと同じ短髪である。余りにも、本人に似て居る為普段は左目に眼帯をしている(※モノアイ)。
ガトーを誘き寄せ、釣る為の『擬似餌(ルアー)』だとよく言われるが、実際、ガトーはよく騙される。声質も違うのに(※…流石、Bガンダム関係の誤報に踊らされたと噂された奴だ。面構えが違う)。
……後、『中国のアレ』とか『中国製ウラキ』とか『中国製のパチモン』言うな(戒め)。
…最後は、ケジメとして、本物にスイカバー突撃され、ド定番変な顔芸しながら戦死(※御約束)。
…と言う訳で、ウラキはZガンダムに乗るかも?(※…但し、乗せる気は無いが)。
…。
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現代に蔓延する上っ面の多様性の背後には、互いに認め合い、尊重するためにはそれぞれがそれぞれに誰かの役に立たなければならないという暗黙の目配せがそこかしこに溢れている。取ってつけたような「弱者救済」というポーズの背後に、どれだけの排他精神が蠢いていることか。高齢者、子ども、障がい者、生活困窮者、クィアをある種の符号に落とし込んでマーケティングに利用するのは、いつだって政治的悪辣の最たるものである。本来は音楽という鐘楼に集いし落伍者たちの解放区として機能していたクラブやライブハウスに於いてさえ、いつしか高い倫理観が求められるようになり、暗黙のドレスコードにより、世にも奇妙な選民思想が根付き始めている。互いに認め合い、互いを支え合うことを前提とした空間に、自分のような人間の居場所がなくなりつつあると感じることが少なくない。音楽が爆音で鳴り響く暗闇のなかには聖職者もいれば犯罪者もいる、心優しき英雄もいれば屑のような悪党もいる、互いの胸のうちに共通するものは何もなく、もちろん自発的な歩み寄りもない。鳴り響く猥雑な音楽だけが両者を辛うじて暗闇の内側にとどめ、足もとの溝を埋めていく。いまの時代、そういう多元的な現場や空間はもはや存在しないのかもしれない。
(『僕のヒーローアカデミア』233話より)

前置きが長くなってしまったが、タラウマラには日々、様々な事情を抱えた「世の人」たちが入れ替わり立ち替わり訪れる。それは決して居心地の良いものではないし、少なくとも当店にとって、彼らは何の役にも立たない。どちらかと言えばこちらのストレスになるだけだ。それでも彼らはやって来る。そういう人たちをこの社会から見えにくくしているのが無自覚なダイバーシティが夢想するユートピアであり、権力者たちが吹聴する「美しい国」の実態なのだと思う。
(世の人①:東淀川を代表するファッショニスタ)

まず最初に紹介したい人物が、自他とも認める東淀川のNo.1ファッショニスタ、清水氏だ。氏の特徴を挙げるとすれば、とにかくオシャレ、ひたすらオシャレ、無慈悲にオシャレ。この人がひとたび領域を展開したら、その術式から逃れる術はなく、世の中で最も役に立たないゴミのような服飾情報を一方的に脳内に流し込まれ、結果、見事に誰もが骨抜きにされる。かつて偶然にもその場に居合わせたWD sounds のオーナーLIL MERCY氏さえも凍りつかせた脅威の人物だ。自身の首元を指して「これは希少なFENDIのネクタイだ」と豪語するので、恐る恐るネクタイ裏のタグを確認すると、なんとブランドロゴではなく素材を示すflannelの文字。どつくぞ。そんな清水氏の母親が昨年亡くなったのだが、ある日、沈鬱な表情でタラウマラを訪れた氏が朴訥と胸中を吐露し始めた(聞いてもいないのに)。ずっと母の介護に身を捧げてきた自分としては、親の死を簡単に受け入れることができず、いまは食事も喉を通らない。母が使っていたベッドの上で呆然と天を仰いで、そのまま朝を迎えることも珍しくない、日に日に自身の身体が痩せ細ってきたことを自覚しており、周囲の者からも心配されている、というような内容をエモーショナルに語る。さすがに気の毒だと思い、親身になって耳を傾けていたのだが、次の瞬間、この男の口から耳を疑うようなセリフが飛び出した。「俺はもともとスタイルが良いのに、これ以上痩せたらモデルと間違えられるんちゃうやろか。ほんでこのベルトもかっこええやろ?」。恐ろしいことに、またしても僕は氏の領域に引きずり込まれていたのだ���その後もお決まりのファッション自慢を嫌というほど聞かされ、全身から血の気が引いていくのを感じた。最愛の母親の死さえも、己のファッショントークの「振り」に使う正真正銘のク◯である。しかも亡くなって間もない、死にたての状況で。
(世の人②:東淀川のジャコメッティ)

次に紹介したいのは、東淀川のジャコメッティ。ある日の営業日、下駄履きのおっさんがタラウマラに訪れ、店内の書棚を一瞥して咆哮した。「ここの本ぜんぶキミらが読んでるんか?やとしたら相当わかってるな!」。僕たちは当店取り扱い書籍はすべて自分たちで読んで、仕入れ、仕入れて、読んでいることを伝えた。するとおっさんの眼は鋭く輝き「キミらは大阪の文化を1ミリ底上げしとるな。大阪で1ミリってことは世界で1ミリってことや!気に入った!儂の家にある本を全部キミらにあげよう、今夜でも我が家に取りに来なさい」と快活に言い放った。その後もジャコメッティやカフカ、折口信夫について興味深い話を聞かせてくれた。おっさんの名は矢嶋博士、淀川とともに生きる彫刻家であり歌人であった。博士から自宅住所と電話番号を書いたメモを受け取り、タラウマラ閉店後にお伺いすることを約束した。博士は帰り際に「もし良かったら、儂の家にある本ぜんぶとキミらのジャコメッティを交換しよう」と言った。僕は何となく話題を逸らして、夜を待った。タラウマラ閉店後に近所のキンキーガールりんちゃんを誘って矢嶋宅へと向かった。ゲトーなアパートのゲトーな階段を上がりゲトーな玄関を開けると、果たしてそこは博士のアトリエ兼寝床であった。三畳一間に所狭しと並べられた謎の彫刻と珍奇植物、藁と見紛う敷布団とヘドロ化したホルモン、呑みさしの酒瓶、そしてあっち系のアダルトコンテンツが視界を過ったことは記憶に留めておこうと思った。博士は「何を突っ立っとんねん、腰おろして寛ぎなさい」と着座することを薦めてくれたので、僕は「どこに?」という言葉をかろうじて飲み込んで、藁のような敷布団に腰を下ろした。ぴったり寄り添うようにりんちゃんの背中がある。博士は1,000冊つくって50冊しか売れていないという自著『淀川。よ』(幻冬舎)を僕たちに1冊ずつプレゼントしてくれた。「芸術家なんて世間様に認められたら負けや。儂はいまの生活で十分幸せやから、死ぬまで作品を作っていくだけや。売れたいなんて思ったことない」という博士の言葉に負け惜しみや諦念は微塵も感じられず、寧ろ清々しい。りんちゃんの興奮が伝わってきた。僕たちは小一時間ほど色んな話をして、席を立った。「階段の上に本を置いてるから全部持っていきや!頑張れよ、若者たち」と言って博士は扉を閉めた。ゲトーなアパートのゲトーな階段の上に大量の書籍が置かれていたが、なんとその8割程度が司馬遼太郎の著作だった。ジャコメッティを交換条件として差し出さなかった自分を心から讃えた。僕たちは自転車のカゴに大量の司馬を積み込んで帰路に着き、その足ですべて「本の森」に寄贈した。
(世の人③:ラッパーの母)

最後はタラウマラの元スタッフであるマリヲ君の実母を紹介する。この方は初来店時に食パンの差入れを持ってきてくれて、淡路商店街で食パンと言えば、当時の人気店「熟成純生 食パン専門店|本多」(2022年9月に閉店)のものに違いないと早合点し「そんな高級なやつ頂いて良いんですか?」と言うと「え?そこのイズミヤで買ったやつよ、え?こっちの方が良かった?」とテヘペロ。��んと僕には廉価食パンを差し出し、ご自身用に高級品を隠し持っていたのだ。2度目の来店時は前回購入してくれたAFTERのTシャツ(画像参照)のコーディネートを見せに来てくれたのだが、タイミング悪くパンク修理の最中だった僕は、店内で少しお待ち頂きたい旨を伝えて作業に注力した。ところがパンク修理を終えて顔を上げると、マリヲ母は嘘のように店内から姿を消していた。それから何度かタラウマラにやって来ては、僕の目を気にしてか、まるでプッシャーマンのような所作で袖の下からマリヲくんに小遣いを渡していたり、連日おばあちゃんの就寝時の写真を送ってきて、マリヲくんが「ばあちゃん元気そうで良かった」と返信すると「おばあちゃんじゃなくて、おばあちゃんが着てるパジャマを見て欲しかった」と返す刀がぴこぴこハンマー。よく見るとパジャマの花柄はすべて微妙に違っていた。そうかと思えば「おばあちゃん、明日あたり死にそうです」と唐突に不安を煽るメッセージを送りつけてきたりもする(因みにおばあちゃんはいまも元気にご存命)。或いは道頓堀川で殺人事件が起きた際には被害者の男性が我が子でないかと執拗に心配していた。報道で被害者はベトナム人男性だと報じられているにも関わらず、だ。

そして、日々の寂寥感を紛らわせるようにSiriというバーチャルアシスタントと夜毎ピロートークを繰り広げていたある時期のマリヲくんが、酔った勢いでSiriに「好きだ!」と告白した瞬間、マリヲ母から「私も!」とLINEメッセージが届いたとき(別の文脈でのやり取りをしていたらしいが、偶然タイミングが重なったようだ)には膝から崩れ落ちた。やはり異能の子は異能、この親にしてこの子あり、ということだろう。
(マリヲ母については息子の著書に詳しい)

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書物礼賛⑤

朱野帰子/キーボードなんて何でもいいと思ってた/自主出版2024
もともとお年玉には手をつけない子供ではあったのですが、その傾向が新卒の頃にあった就職難でさらに強くなってしまいました。エクセルに1円単位で家計簿をつけて節約に励み、年間100万円を貯金する。そんな内部留保をためこむ傾向は、フリーランスになってからさらに強くなりました。数年前に勇気を出して分譲戸建てを買ったのですが、ローンの返済が心配でたまらず深夜に目が覚めることがしばしばあります。
大学も就職も、地方出身の若者にとって東京はイス取りゲーム。幼稚で利己的な考え方をとるよう追いやられる。どこへ行っても不可欠な職、たとえば建設現場で働いているような若者の方が心にゆとりがあって、学歴が低くても考え方がしっかりしている。情報化・都市化が進んで大卒ホワイトカラーが増殖するとその国は滅ぶんじゃないかと思わせる、そんな本です。広告業⇒メーカー⇒兼業作家⇒専業作家となった著者が、頚椎ヘルニアなど体の不調に悩み、長時間使用するパソコンのキーボードを高級品に買い替えるまでのいきさつ、そして同じように高級キーボードを愛用する同業者へのインタビューからなる。文章も装丁も粗悪、これでプロ作家?と疑問を抱かせる、何一つ参考になるところがないゴミ本。
高野文子/ドミトリーともきんす/中央公論新社2014
高1のときふゅーじょんぷろだくと(漫画評論誌)発だったか「田辺のつる」が凄いと聞いて掲載されている漫金超を買ったものです。友人にも読ませた。高2の冬にそれらを収めた高野文子の初単行本『絶対安全剃刀』が出るということで、西武新宿ペペ内の漫画専門店で予約して買いました。今も漫画の最重要書架に。ところが彼女はそこで見せた実験性やバラエティーのほとんどを捨て去り、第2単行本『おともだち』は芝居がかった懐古的な作風の出発点となる。ここでいう「芝居がかった」とは、まるで宝塚歌劇のように漂白された、固定客向けの。あげく消費に浮かれるOLが読者層の雑誌Hanakoに連載された『るきさん』である。
子どもの頃読んだ野口英世の伝記本には、彼の借金や女遊び、科学的な業績の大半が否定されていることは触れられない。ひさしぶりに高野文子の作品を読んで、そういう女こども向け漂白を感じ、私の高校時に異常天才として現れた彼女が、短期間で作風を狭めるに至った世知辛さとその後の人生の長さを思わざるをえない。つまらない漫画ですが、絵の上手さは折り紙付き。ミニマルアートとして。お芝居は要らない。今の私にとって、渡航のための借金を一晩で使い果たしてしまう、似たことを繰り返す、そっち側にしか野口英世の存在意義はないのです。
マーシャル・マクルーハン+クエンティン・フィオーレ/メディアはマッサージである/河出文庫2015・原著1967
「あらゆるメディアは人間のなんらかの心的ないし身体的な能力の拡張である」
「投票や多数決で頭数を数えることは、18世紀的な断片化プロセスの大切な要素であったが、電気の即時的スピードがもたらした環境において、急速に、社会を評価するにあたって厄介で効力のない方法になった」
「現代とは、すべてが同時に生起するようなまったく新しい世界である。時間は止まり、空間は消え去った。われわれは聴覚的空間にもどってきた。原初的な情緒、すなわち、数世紀間の識字文化ゆえに疎遠になってしまった部族的な感情を、ふたたび構造化しはじめている」
「新たな電子的相互依存はグローバル・ヴィレッジの荷姿に世界を作りなおす」
印刷・鉄道・テレビといった発明がいかに人の意識や社会のあり方を変貌させたかを説くメディア論の名著。古代ギリシャの盲目であった詩人ホメロスに代表される話し言葉の文化と、活版印刷発明後の書き言葉の文化を対比させ、音声に頼り記憶や反復が重要であった古代に対し、視覚による情報の固定化・標準化が行われるようになり「大衆」が生まれた、そして20世紀テレビやラジオといった電気メディアが現れ、話し言葉の特性(流動性・即時性・共同体意識の強化)が復活することで、再び大きな変革が起っているとする。現状スマホ・ネット・AIは双方向的な「話し言葉の復権」と時間の支配による孤立化を促し、文明をカタストロフに導くのではないかというような、示唆に富んだ一冊。
谷頭和希/ニセコ化するニッポン/KADOKAWA2025
前々回いわゆるプロ倫を批判する前置きとして「ディズニーランドのハリー・ポッターのアトラクションでトシ(タカアンドトシ)の次男がグッズを買うのに抽選があって3回行列に並んでやっと買えた」と述べましたが、ユニバーサルスタジオジャパンの間違いでした。まあ似たようなものですが、世間的な娯楽に対する無知無関心がさらけ出されてしまった。
非国民の視点=日本人が行列するようなものごとは価値がない。本書によれば東京ディズニーランドは当初富士山麓と浦安が候補地であったが、ウォルト・ディズニーの創業理念を貫くため日本人が神聖視する富士山を避け、「何もない」浦安に造られた。食事の持ち込み禁止、外の風景が見えないようになっているなどカルト的な閉鎖空間であったが、後年になるほど借景を取り入れたディズニーシーもしくはDオタと呼ばれるリピーターを意識した催しなどマーケティング志向が強まりディズニーの創業理念は薄まっていく。これと類似する差別化・ブランディングを図ったヴィレッジヴァンガードは近年凋落し、スターバックスはリピーターにとって特別な場所であり続けているのだという。前者は行ったことない、後者は2~3回行ってみたが広告・新自由主義的な邪悪な空気。
そしてコロナ禍と円安を経て、日本人客や地元住民など眼中にないと思われるニセコのスキーリゾートをはじめ全国いたるところで「選択と集中」「テーマパーク化」に沿った再開発が進み、静かな排除が進んでいる…。著者自身も、このテーマで食っていく、俺のもんだ感を放つ。週刊東洋経済やダイヤモンドの、写真や図表の潤沢な特集記事で見せてくれるのならそっちがベターでしょう。
打越正行/ヤンキーと地元/ちくま文庫2024・原著2019
本土の建設業に従事する日雇い労働者の場合、単純作業がメインになるが、地元の後輩を雇い入れてきた沖組の場合、仕事の割り振り方がそれとは異なる。作業には楽なものからキツいものまである。新参者の後輩は、目の前のことで精一杯で、できる作業も限られているが、何年か働くうちに、できることが増えてくる。ところが、自分にとって楽な作業を優先して行い、全体の作業工程を乱す従業員がいる。女性従業員が言うように、一緒に働いていれば、他の従業員のことを考えて働く者と、自己中心的な働き方をする者とが、それぞれ見えてくる。作業をサボっているわけではないが、働いているようで実際には手を抜いてい ことが、経験者にはわかる。そういう働き方を繰り返す者は、周囲の従業員に負担をかけ続けることになる。このような従業員は、最終的には先輩から桟木で殴られるなどの暴行を受けることがあった。
(セクキャバの従業員の採用や警察対策において)重要なのは、地元の人間が得た(覚醒剤に関与している)京子と加奈の情報を、適切な範囲で、適切な方法で用いるということだ。そこには、持たざる者同士が、貴重な情報を共有しようとする互酬性の論理が働いている。と同時に地元という場には、情報にせよ、人間関係にせよ、適切な範囲と方法でそれを用いることができない人間は見捨てざるを得ないという力学がつねに働いているのであった。
民主党政権当時に同い年のイトコが長男を連れて在特会・桜井の街宣を見物したとかで、以来「ネトウ��の従弟」として旧ブログにたまに登場してもらいましたが。毎年彼が主催する新年会、風邪やコロナが重なって延期になっていたのが2月1日に行われ、2年ぶりに参加。その「長男」、高卒で大手スーパーに勤め、今35歳。昨夏に入籍し、今夏には第一子が生まれるという、その嫁さんも初参加。ローンを組んで一軒家を買い、中野区の実家は妹2人が好きにすればいいともいう。誰もが利用する生活インフラに従事し、ありとあらゆるクレームに対処したり、パートの女たちを管理する側でもあり、職業意識の高さ、それによって磨かれた人間的な器量に感服する思いであった。少女漫画時代の弓月光さんのファンということで私とも少し話が合うのだが、血は争えないけれどもやはり自分には結婚・子育ては無理だったなと納得。従弟は従弟で表具・内装の仕事のかたわら消防団を30年続け、副団長に推されているという。体を使って働き、地元に根付いて生きる彼らの姿に学ぶところの多い一日であった。
本書は以上のような学びに満ちた、人文系学問の本当の役割を再認識させてくれる労作。解体屋、風俗経営者、ヤミ業者として生きる沖縄の20・30代と同じ目線に立つこと。ウシジマくんの描写が図式的で薄っぺらいと思わせるような、人生の臭いやぬくもりが直接伝わってくる濃密な一冊。
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超鬼難ドンガッチャ00「(お、ブログ通りの守護女神候補生が居た)なあ、俺も純粋硬派柱なんだけど水と油の居場所を知ってるか?アイエフなんて雑魚は俺が倒したから今度は敵討に倒しに来いよって伝えてくれ」ユニ「初対面に人に失礼じゃない、女の子相手に本気になる時点でアンタの負けよ」超鬼難「あー。だめだwww そこはあんなカスみたいな奴をいたぶって嬉しいか?😛が模範解答だろ」ユニ「いくわよ?」超鬼難ドンガッチャ00「来いよwww」

ボカボカボカ‼️‼️
失礼をしてボコられた超鬼難ドンガッチャ00はこんな顔🥹をしながら敵を嘲笑った こんなカスみたいな奴をいたぶって嬉しいか?(´;Д;`) と……
ユニ「どんな大喜利がしたいのよ…まあ、なんか憎めないから謝るなら紹介してあげても良いけど…」超鬼難ドンガッチャ00「わかった、表版���想大鉱山の頂点にたって利益をもたらしてやる。なんでもメンチース09と富豪05にとっては初心者向けの龍門らしいからな」
〜別場面〜
ノワール「そういえばウブなむっつりさん達、最近真なる魂族に来ないわねー」ネプテューヌ「別にいいんじゃないかなぁーww 新メンバーの中にはあの子達目当てで入って来た子もいるらしいし水と油が居ないなら活動しなくても別に🙃」ベール「2人に聞きましてよ、冒険に行ってくるみたいですわ」ブラン「…私の国が上品なあの子達のコミュニティを傘下に迎える、異論は認めない」女神達「むーー…」 ばちばちバチ💢
〜ロクな描写もなく潰される秘密結社ゲゼルシャフトの大傘下〜
ゴールドガッチャ「つ、つよいのう。我等が雑魚とでも言える程にここまでやるとは驚きじゃな…」超鬼難ドンガッチャ00「出番と魅力はインフレ物なら反比例すんだよ」ゴールドバズー「でもアニメのサブは古株メインの劣化だろwww いじめられっ子でも香氣04の方が現実にいる時点で偉いんだよ(笑)」超鬼難ドンガッチャ00「偉いか…俺が香氣04に唯一共感できんのは自分をのび太扱いする奴を5秒以内に消えろゴミってブロックする所だな👎。運動音痴って言葉は遠回しに健常者と身障の中間にカテゴライズする最低なクズの言葉だ。頭が悪いは知障に近いって意味だろ(俺も綺麗事は嫌いだからな)」ゴールドバズー「(かっけえ……まじで”””アイツ”””を超えられるかもしれねえ、熱血な純粋硬派柱か👍) 」
超鬼難ドンガッチャ00「俺にも心は読めるぜ?」ゴールドバズー「ビクっ(大丈夫だ、わ、悪口は言ってねえはず…)」超鬼難ドンガッチャ00「表版仮想大鉱山の馬鹿どもには分かんねえか?他の著作存在に寄生するやり方は好きじゃねえ。ここ”””2次創造世界”””如きが我が物顔して作ってるやり方が許せないんだよ 香氣04だけがズルをしてる。みんな作品の限られたページで1から魅力とキャラを作ってんだ。なのに即席だとか薄っぺらいだとか出番の少ねえ奴を馬鹿にして”””””公式世界”””””を軽んじ��奴は許せねえ 悔しかったら俺の次に最強だった純粋硬派柱を誰かの引き立て役にしてみろってんだよなあ」
高級ゴールドキング/バラバズー500F「我々は最初の段階↑でつまづいた。完全武装を重ね多くの犠牲を払いようやく最恐危険種スライム2匹討伐。しかしこのお方ならば、神話に出てくる”””ドラゴン”””とも渡り合えるかも知れないのだよ(ドヤァ)」

⬆︎表版仮想大鉱山と複製電脳軍要塞(下層)を血祭りにあげる。この二拠点からは全世界滅亡レベルと噂されている

御茶ヶ滝「くしゅん🤧!エンパスが発動した…安心して。もう引き立て役になってるから………」
超鬼難ドンガッチャ00「おいおい…集合的無意識が俺に出来たてほやほやの黒歴史ができた知らせを舞い込ませやがる🥵」せっせと働くゴールドバラバズー500「どうしたのかね?💦」超鬼難ドンガッチャ00「(にしても天然記念物か…ラオウ様の方がよっぽど天然記念物だろ。あの黄金比の頂点にたつ男の筋肉体 一途で信念があり色々な意味で空前絶後の真主人公)
このpureegrosburst04のタイトルを務めてるのが霊猫蒼海じゃないのは女性より生命が尊いからなんだよ(赤き真実)」
香氣04(ブログ主)「放っておいて下さい。俺は家族と静かでささやかと合わせた幸福な人生を送るのが大好きなんです ママゴン💖に美味しいものを奢って生きていきます 俺の正体より知る価値は勉強に励む事に、幾らでもありますm(_ _)m」
知球(パワー系池沼)「妖精さんにあだなすくずを殺すコロス‼️�� 高級ゴールドデューク/バズー「ひ、ひいいいい💦 た、助けてくれよ、」知球(キモオタ)「女の子を性的な意味でイジメるのは大好きだけど、羊の妖精さんをいじめる奴は許せないんだよね」ボカボカボカ🌟 ぼわん♨️

知球GrassShining1 チー牛「パルワールドは残酷です。でも僕達には知性があって、壊れた世界を否定できる優しい人間だから 宝魔 端武者としてゴミクズをオタカラに加工するんですだから、卑猥なカスケラの為に愛くるしいパル様を裏切るつもりはありません(黄金の真実)。
高級ゴールドクイーン/ガッチャは真っ二つに両断された。 ポワン♨️
持つべき君に返す為に、さあ香氣04とは別に手に入れたこれを……🌿🀄️」
モコロン「メェー🎵(僕たちのかたきうちして、プレゼントまでくれてありがとう����)」 共有緑知(ヴァストローデ)「お姉さん達は生まれる前から貴方達の味方だよ……ずっと一緒だし、死なないんだからね…(あいつら酷いよ、こんなに可愛い羊の妖精さん達に手を出すなんて)」
人は変わらない
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「Club SLAZY」というオリジナルの舞台があって、みんなに見てほしいと思いながらTwitterで主張してたのですが、長くなり過ぎたのでこちらでまとめます。
基本情報
全部で6本の作品(1つは外伝的扱いだがここではまとめて語ろうと思う)とスペシャルライブというおまけ的な公演がある。ライブと言っているが6作目のその後が描かれており楽曲中心だが実質的に7作目にあたる。
「Club SLAZY」「Club SLAZY the 2nd invitation」「Club SLAZY the 3rd invitation」「Club SLAZY the 4th invitation」「Club SLAZY~Another World~」「Club SLAZY the final invitation」「Club SLAZY Special live」
以下1作目〜6作目と書いていきます。無印が1作目、AWが5作目、finalが6作目です。スペシャルライブはスペシャルライブかSPlive。
他に1作目と2作目の間にあったライブ「LUV SLAZY」、3作目と4作目の間にあったライブ「LUV SLAZY II」という公演がある。スペシャルライブに比べると演じているシーンは少な目でライブが中心。円盤化していないので自分の記憶にたよるしかないけど、少し触れるかも。IIは曲だけプレイボタンで発売されました。
更にスペシャルライブの後にTVドラマにもなっているがキャパオーバーのためこの記事では触れないと思う。
メインスタッフ紹介
脚本・演出 三浦香さん。この世界を創造したまさに神。この作品は三浦さんの脳内のアミューズメントパークに私ら部外者の観客が招待されているのだと思っている。最近テニスの王子様ミュージカルで演出補をしてらっしゃると思ったら最新作ではついに演出・脚本をやることになったとか。熱い。
脚本 伊勢直弘さん。3作目からの参加ですが、3作目で人気が出て4作目でブレイクしたと言われてるこの作品にとってとても大切な人。
振付 當間里美さん。意味が分からないくらいカッコいい振り付けをする人。刀剣乱舞ミュージカルでも振付してます。
作詞作曲 ASUさん。意味が分からないくらいカッコいい曲と歌詞を作る人。この作品の根底を支えてると言っても過言ではない。まあとにかく聴いてください。
私はClub SLAZYのことが大好きだ。しかしCSL(略称)を見てると「ひょわぁぁぁ………すき……」みたいな感じで偏差値が落ちて語彙がなくなり、他の人にプレゼン出来るような冷静な状態ではなくなってしまうんだ。
例えば「クラブスレイジーとは何か?」という根本かつ初心者向けの説明をしようとすると、ゲンドウポーズで「クラブスレイジー……それが一体何なのか、実は未だにさっぱり分からんのです……誰か教えて」って言い出す。それが私だ。
「Club SLAZY」はメンズキャバレーの名前である。店のパフォーマーは全員男性。客は全員女性。招待制で、「ガーネットカード」と呼ばれる赤い封筒に入った招待状がないと行くことが出来ない。
招待状を送る相手は店の支配人が決めている。
招待状を送る基準は「つらくて惨め」「悲しい」状態であること。スレイジーは店のパフォーマンスで女性の心を慰めるのが目的なのだ。
ところでこの店、お代をもらってないのだ。無料なのだ。慈善事業なのだ。
それで「この店のそもそもの存在目的は何?」ってならない? 私はなったね‼️
支配人の他にオーナーがいる。オーナーがあやしい。悲しい女性の涙を集めて何をするつもりなんだ。それとも他に真の目的があるのか? 謎のまま物語は進む。支配人はZs(ジーズ)、オーナーはX(エックス)といいます。
もしかしたらジャンルはファンタジーなのかもしれない……多分ファンタジーだ。異世界の話かもしれない。この作品の世界は大まかにアンダーワールド(私たちのいる現実世界)、Club SLAZYという異空間(招待状がないとたどり着けない、キャストも自由には出入り出来ない、料金も取らずに営業してるこのキャバレーは、異空間なのである)、「トリ」というもう一つの異空間の3つに分かれている。スレイジーやトリは天国や地獄のメタファーなのか? そう単純な話でもない。
Club SLAZYは沢山のパフォーマーがすごい歌とダンスを繰り出しくる。曲も歌も振り付けもすばらしくて、これらだけでも元が取れる。各パフォーマー毎に持ち歌がある。そうでない歌もある。舞台では完璧なパフォーマンスを魅せる彼らは実は舞台裏ではダメダメで、不思議ちゃんで…と変人揃い。
そんな酒浸りだったりナルシストだったり弱気だったり人見知りだったりと、色々ダメな男たちが、日々衝突したりしなかったりしながらダラダラ暮らしてるっぽいです。そういうのを楽しみます。
舞台でソロパフォーマンスが出来るのは上限5人なので、その枠を競い、更に5位の中で順位を競ってもいる。
表向きはそんな風に競争社会を基盤にしたシステムの店になってる。
でも実際はそうじゃないんだなあ。
男社会の闘争を繰り広げてるふりをした女社会の話だなって勝手に思ってる。で、理不尽な父性を象徴するXはどこまでも異物なのだ。
ほら、全然簡単に説明出来てないよこの人‼️
えー……プレゼンしようとすればするほどドツボにハマりますね。ストーリーにとても癖があるので、ノリについていけない人にとっては「何だこりゃ」になるし、好きになった人にとっては「最高ぉぉぉ‼️」となる。見る人を選ぶ作品かもしれない。でもついてこれなかった人も声を揃えて「歌は曲も歌詞もとてもいい。ダンスもいい」ってゆいます。全編オリジナル楽曲なのですが、歌いいんですよー騙されたと思って見てくれ。もしかしたらお話も気にいるかもしれないですし。ぜひー。キャストもいいよ。キャストもいい‼️ 見てくれ‼️(語彙は死んだ)
Club SLAZYには千子村正(ミュ)、燭台切(ステ)、博多(原作の声優さん)ととうらぶ界隈でお馴染みのキャストが揃ってるよ! 真田丸で信之の息子を演じた役者さんもおるので大河ドラマクラスタも見て。「レディ・プレイヤー・ワン」に出たハリウッド俳優もおるんやで。洋画クラスタもついでに見て。
Club SLAZYの登場人物はみんな弱っちい。何だか自分のことのように思えるんだ。特に社会で働き始めたはいいけど、男と同じ扱いはさせてもらえず、理不尽な世の中に悩んでる女性には。本当の気持ちを隠してたり、愛する人と別れたり、有象無象の試練を前にして座り込んでる人たちに、寄り添ってくれるんだ。……って、勝手に思ってるんだけど。私はDVDをヘビロテしてしまっていつのまにかこんな風に考えるようになったんだけど、普通の観客は違うのかもしれない。分からん。Club SLAZYのことを私は何も分からない。
Club SLAZY を好きな人たちは自らを「檻民」と称していた。これは3作目の中で登場人物がClub SLAZYという店を「小さな檻の中」と称したことによる。しかしその後5作目で公式に「386」という通称が登場する。以来私たちは自らを386と呼称している。「みはる」と読みます。
スレイジーは作内で何回か舞台上での早着替えがあるんですが、どれもいいんだよね〜。特に4作目冒頭のOddsさんのが好き❤️ 魔法少女ものの変身シーンに匹敵するエモさだと思っている。
言い忘れてたんだけどこの店ではソロパフォーマンスを許されたトップ5の実力者を「レイジー」と呼称しています。レイジーになるべく頑張っている見習いパフォーマーは「ニュージャック」パフォーマンスをしない店の裏方スタッフは「ミスティック」と呼ばれてます。上下関係はこう。
オーナー・支配人>レイジー>ミスティック>ニュージャック
ゆえあって引退した元レイジーには「キングダム」という呼称あり。と言ってもキングダムの話はあまりない。
レイジーは更に序列があり、高い順にトップエース、セカンドエース、サードスター、フォーススター、ファイブスターという称号があります。なぜ5番手だけフィフススターでないのかは私も知りません。
ニュージャックを経て実力を認められるとレイジーになるような感じだが、ニュージャックにならずいきなりレイジーになる人もいる。確認されている中ではCBがニュージャック経験者。Bloom、DeepとEndはニュージャックを経ていない。また、レイジーになった後も並んで順番に上に上がっていく訳ではなく、順位の変動で逆転するケースもあり、極端な例だとBloomはいきなりセカンドエースになっている。ごぼう抜きである。
登場人物紹介
Act(あくと:大山真志)。歌とダンスが圧巻のナンバーワンパフォーマー、トップエース。お話の中で色々とあって、店を後にした。彼がいなくなった後のトップスターはセカンドエースのBloomが兼任している。別の世界では戦国大名(大泉洋)の正妻(吉田羊)の息子をやっている。
Bloom(ぶるーむ:太田基裕)。レイジーの2番手であるセカンドエースの男。色気と歌唱力で客を魅了するが、舞台裏に戻るとやる気のなさにいつも死にたがってる。おばけになれたらいいな〜とか言ってる。かなり重篤な天然の不思議ちゃん。トップエースに相応しい実力を備えた彼がトップの座を固辞するのは何故か。単に面倒くさいからか。それとも❓ 別の世界ではすぐに脱ごうとする刀剣男士をやっている。
Cool Beans(くーるびーorくーるびーんず:米原幸佑)。サードスター。マジで万年サードスター。彼がレイジーになる前のサードスターはOddsだったが、それ以外の人は作内で一度もサードスターだったことがない。圧倒的3番手。俺様主義で自分大好き。全ての観客が自分のパフォーマンスのあまりのすばらしさに失明すると思っている。「クラブスレイジーのマシンガンナルシスト」と評される彼のパフォーマンスは完全に陽キャラパリピのそれ。その実怖がりで寂しがり屋。周囲の人間の不和に何よりも怯える心優しい意気地なしである。本人は常にトップエースになりたがっているが、「やる気のないやつとは勝負したくない」というポリシーのためBloomとは戦いたがらない。Actには「2番手になってから言え」と相手にしてもらえない。理不尽。それゆえに万年サードスター。そんな彼は全386から愛されてます。私も愛してます。
Deep(でぃーぷ:加藤良輔)。フォーススターつまり4番手のレイジー。勤勉とは程遠く隙あらばさぼりたいと思っている大酒飲み。似たような傾向のあるBloomと仲が良く、ノリが違いすぎるCBのことは苦手らしい。しかしそんな彼にも色々な過去があり、これからも色々起こるのだ(分からん)。
End(遠藤/えんど:井澤勇貴)。恋人に振られた男。彼女が確認もせずゴミ箱に捨てたガーネットカードを手にしたばっかりにClub SLAZYに迷い込んできた狂言回し(1作目のみ。以降は一レイジー)。そのカード多分元カノ宛のやぞ。周囲にボケが多いのでツッコミ役に回らざるを得ない業を背負ってる。いつの間にかSLAZYで働いていて、やる気もそこそこある模様。Deepが彼の教育係になったが、実際にはEndが酔い潰れたDeepを���収する係である。歌と踊りが上手く、すぐに他人のナンバーをカバーしたがる傾向あり。欠番になってたファイブスターに就任。迷い猫を保護したばかりにひどい目にあう。トラブル受難体質。
Fly(ふらい:才川コージ)。レイジーを目指して日々努力するニュージャック。CBが教育係をしていて、何故か彼のことを崇めている。歌担当みたいに出てくるけど実際は筋肉担当(中の人筋肉番組出演履歴あり)。
Graf(ぐらふ:後藤健流)。レイジーを目指して日々頑張っているニュージャック。Flyと同じくCBが教育係。兄弟弟子立場にあるFlyとニコイチ扱いされることが多く、しかしふたりともそのことには不本意なようだ。メガネをしてるけどインテリ系ではなくダンス担当。ダンスが半端ない。まじでダンスを見てくれ。何故か彼もCBのことを崇めている。
Q(きゅー:法月康平)。ミスティックのリーダー。私は多分Q連続体から来たんじゃないかと思いますね(トレッキー向け)。指を鳴らすとあるべきものがあるべき場所へと飛んでいく。Qだよ。めっちゃQだ(詳しくは新スタートレックをご覧ください)。誰に対しても優しいが特にCBに優しい。この人も途中の話で色々あります。物語の最初からいましたみたいな顔をしてるが初登場は2作目。
Zs(じーず:藤原祐規)。店の支配人。現役時代はセカンドエースで、不真面目な勤務態度についてトップエースであるYaにとやかく言われていたっぽい。Yaがいなくなった後トップエースになるように当時の支配人Xに言われるも固辞。セカンドとトップを兼任とか言い出した(実質はトップエース)。その後いつのまにか店の支配人をやる羽目になる。そんな経緯があり、支配人業もあまりまじめにやってる様子がない。そこそこ。爪を隠すタイプの能ある昼行灯系キャラ。ガーネットカードが間違って遠藤の手に渡ったのは明らかにミステイクである。本来男の手には渡らないものなのだ。
Ya(やー:大須賀純)。Zsの好奇心がきっかけで店を去った当時のトップエース。Zsと違って性格は真面目。色々あって店から去り、店に再訪してから色々あってまた店を去った。「愛は幻」はEndでなくYaの持ち歌だと思ってます。別の世界では大阪城で小判を沢山収集する刀剣男士をやっている。大阪城特効ではマジでお世話になってます。
1作目は店に道場破り(?)に来たYa、何か思うところのあったAct、「不思議の国のアリス」のアリスのように店に迷い込んでしまった遠藤の3人が軸になるお話。
King(きんぐ:渡辺大輔)。Zsが現役のレイジーでトップ兼セカンドだった時にフォーススターだった男。Zsが現役を引退した時にZsに実力を認められてトップエースになる。当時のメンバーは伝説と称されていて一時代を築いたっぽいんですが、メンタル弱めなとこが穴になってしまった。突然店から姿を消した。ところが消えた彼を探すものは誰もいなかった。
Odds(おっず:藤田玲)。Zsがトップ兼セカンドの時にサードスターだった男。Zs引退でセカンドエースになった。トップエースになりたがってたが残念ながらKingがトップに選ばれてしまった。しかしセカンドエースをやってるうちに日��り、やっぱセカンドエースがいいなあ‼️ と思いながらやってたのにある日彼のトップエースKingがいなくなり、やる気を失って彼も店を辞めた。Zsさんと違って怠惰ではないが、ちょっと頭のネジが緩いところがある。kawaii。猫アレルギー。別の世界では新撰組の残党を連れてTo the Northしている。
Peeps(ピープス:山下翔央)。ニュージャック。何やら目的があって店にいる模様。
2作目はキングダムであるKingとOddsの元に手書きの招待状届き、2人が店を再訪する話である。2人が店を辞した時のいざこざをちゃんとしたい者がにせのガーネットカードを使い呼び寄せたのだ。
Riddle(りどる:森崎ウィン)とReti(れてぃ:INZ)。ある日突然店にやってきた謎の2人組。店のみんなは彼らを知らないが、彼らは店のみんなのことを知ってる。それどころか昔のことまで知ってる! 一体何者なの⁉️ 2人ともパフォーマンスがかなりエグい。人と話すのが得意ではないという割に明るく人懐こいのがリドル。別の世界では仮想世界の中に隠されたイースターエッグを仲間と探してる(監督・スピルバーグ)。無口でミステリアスなのがレティ。
X(えっくす:石坂勇)。かつての支配人。Zsが支配人になった時に引退。そしてオーナーになった。それまでオーナー誰だったのよ。気になる。Xがオーナー兼支配人だったのかもしれない。現役の時代をちょっと見たいよね。オーナーポジションで店ではパフォーマンスしないけどソロの持ち歌はあり。腹に一物ありそうで何かと不穏なムーブをする。自分で指名した割にZsの怠慢な勤務態度に不満がある模様。
千と千尋みたいな世界観があるっぽくて、「名付け」が特別な意味を持つっぽい。RiddleとRetiは乱入してきた後に居合わせたオーナーXが名前を付けた。ZsやOddsはXが、CBあたりはZsが名付けた。支配人クラスでないと名付けられないような感じ(何もかも推測)。
ふらりとBloomが姿を消したある日、トップもセカンドもいないSLAZYに謎の2人組が現れて…というのが3作目のお話。この回から脚本が2人体制になりました。2人でどのように分業をしてるか分かりませんが、三浦さんの味は残したまま脚本がパワーアップしたというのがもっぱらの評価。
DooBop(どぅーばっぷ:倉貫匡弘)。寄るべない身の上の兄弟の兄。色々あってSLAZYに来てニュージャックになり、Oddsが彼の教育係になる。同じ時期に店に来て同じくOddsが教育係になったCBとは兄弟弟子である。この2人もニュージャックの頃やたら教育係のOddsを崇めていた。どこかで見た構図である。
Jr.(じゅにあ:大森夏向)。寄るべない身の上の兄弟の弟。兄と店に来た後はミスティックになる。というか子供だったのでミスティックに育てられる。名前も彼だけ例外中の例外でミスティックが付けた。別の世界では妹に「鬼いちゃん」と言われるほど怖い兄だったがあえなく戦死(監督・片渕須直)。
8と9(ハチとキュウ)。2人のミスティック。ミスティックは名を持たず、数字で個体分けがされている。数字が若い程責任者としての地位が高い。つまりえらい。8と9はDooBopと一緒にやってきたJr.に名前を付け、彼を育てた。名前がシングルなのでかなりえらいはずである。1番えらいのは「1」な訳だが、メタ的なことをいうと三浦香さんのことではないかと思っている。
4作目はDooBopとJr.が店に来たところから始まり、過去の回想と現在が行き来する(2作目もそうだった)。現在の方の冒頭でキングダムのOddsが支配人Zsに呼び出され、Zsが店にいない間の代理支配人に任命される。Oddsは最初は戸惑うが結局満更でもない様子で引き受ける。Kawaii。私が好きなOddsさん早着替えはここ。Zsさんと違って割とちゃんと支配人の仕事をやろうとする。
V.P.(ぶいぴー:Kimeru)。Actがトップエースになる前、ファイブスターだった時期のセカンドエース。サードスターのCBの扱いがひどい。一方当時のトップエースWillにはとても献身的。だが彼の愛が大切なものをこわしてしまう。このくだりはSLAZY全編を通した中でもかなりの悲劇。
Will(うぃる:東啓介)。V.P.の時代のトップエース。彼には先見の明があるとV.P.は評している。彼も紛れもなく圧倒的実力を持ったトップエースなのだが、セカンドエースの重い愛を受けながら店を引っ張るにはいささか繊細すぎた。色々あって店を去る。別の世界では眼に眼帯をつけた脚が3mある刀剣男士をやっている。
Eyeball(あいぼーる:長倉正明)。メインは5作目だが地味に1作目から登場しているネームドキャラ(その時は松本祐一さんがニュージャックと兼任でやってました)。優しいけど気が弱く、自分勝手なレイジーたちの間で一生懸命場を取り持とうとしてた苦労人。彼も色々あって色々あるのだった(分からん)。1作目で登場と書いたが、姿を変えて4作目にも出ていたということが暴露され、386は5作目でめちゃくちゃ高低差のあるジェットコースター気分を味あわされたのである。恐るべし三浦香。
5作目は1作目で店を去ったActが店を再訪するところから始まる。彼がファイブスターだった過去の時代のエピソードに不穏にXが絡んでくる。余談ながら当時の順位は上から順にWill、V.P.、CoolBeans、Deep、Act。
6作目には新規のキャラクターはいない。Actが居なくなったあと長らく空位であったトップエースに新たにレイジーが指名される。誰が新しいトップエースになるのか? あなたの目でご確認ください。
シャドウ。正確には人の名前ではない。支配人にのみ存在するイマジナリーフレンド的存在。支配人本人以外に彼らを見ているのはQのみである。Qにはなぜ彼らを視認する能力があるのかは分からない。多分Qのミスティックリーダーとしての資質を現しているのだろう(何もかも推測)。ZsのシャドウはGrafの中の人が兼任している。4作目で新任支配人になったOddsにも彼のシャドウが現れる。支配人はレイジーたちに比べると責任を負う立場ゆえ、第2の自分が現れてしまう、という設定らしい。彼らは自分の本体の支配人の味方であるが、実利的に役に立つ存在ではない。だがたまにとても重要なことをする(ときがある)。
以下色々感想や解説。
Club SLAZYという物語の持つエモさについて。Club SLAZYは男同士がクソデカ感情をぶつけ合ってる作品と思わせておいて、デカい感情をそっとしまって好きな人と好きな人の幸せを願ったり、好きな人が悲しまないように誤解されたまますっといなくなったり、居場所が欲しかっただけなのにどうしてこんなことに…とか、過保護な親の干渉から逃れようともがいたりとか、そんなような物語である。ぶつけ合ってる場面もないわけではないが、逆に他の人の幸せのために自分のデカい感情をそっとしまってしまう男の方に涙する。エモい。一方選択を重ねた結果望まない別離を経験する男たちもいる。エモい。
名付けについて追記。Jr.の名付けは例外と言ったが、よく考えるとキングダムのYaに名付けられたEndも例外だった。
衣装について。ステージ衣装は基本形に対しキャラごとにアレンジが入り、かつニュージャックはスタッズ少なめ、レイジー多めという差別化がなされている。シャツの色は黒だが過去の話に出てくるレイジーはベージュ色のシャツを着ている。Xが支配人の時代にレイジーになった人たちはベージュ、Zs時代になってからは黒という分け方っぽい。ミスティックは多少サスペンダーに違いはあるが基本的にみんな同じ服装である。リーダーのQは少し違う服を着ている。
トップエースだけは赤い羽飾りを身につけることを許されている。悲しき女性の涙を貯めると言われてるガーネットという謎のマジックアイテムも持っている。近くに悲しんでる人がいると光る。どういう仕組みなの。謎すぎ。
謎のアイテムといえばZsのステッキである。1作目では先が赤く光るギミックが付いていたが、2作目から光らなくなった。代理支配人になったOddsもステッキを持つが彼のそれは間違いなく武器である。華麗なステッキ捌きに客のハートが撃ち抜かれるのだ。恐るべし代理支配人。
80〜90年代のバラエティ番組の系譜。(執筆中)
繰り返される別離というテーマ。(執筆中)
SLAZY��キャラは自分自身に能動的な人、受動的な人に分けられる。(執筆中)
「セカンドエース」という母性についてあるいはせめぎ合うマチズモとフェニミズム(執筆中)
私のSLAZY履歴。見た順番が少し行き来している。LUV SLAZY IIの後の4作目公演までのテンションが半端なかった。(執筆中)
ありがとうClub SLAZY。4作目の初日を見た時の多幸感が忘れられない(執筆中)
楽曲紹介(執筆中)
「Garnet Star」「あなたは知らない」「Crazy Girl」「魔法のホウキ」「The Ranway Pierrot」「愛は幻」「Circus」「The Midnight parade」「DRUG」「Khorosho!」「The Curtain Song」「Patient of love」「Peeps gospel」「Show Business! 」「Slave March 」「Lonely Boogie」「Marionnette」「FAKE」「The Broken Ferris Wheel」「サヨナラ」「Serenade」「Thema of SLAZY」「A to Z」etc...あかん全然書ききれてないな。もっとある。
この記事を誰よりも伝えたかったあなたへ。個人的な友人への弔意なので読まなくてもいいです(執筆中)
書き途中でーす‼️
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神ノ如キ妹
天才の妹を持つ兄の話。ボツにはしませんが、取り敢えずここまで書いて寝かせます。
俺の妹は化け物だ。あいつは生まれた時から天才だった。話し掛ければ返事をする、文字を教えれば覚えてしまう、パズルを渡せば解いてしまう、―――分娩室に居る時から、あいつの知能は小学生並みだった。
三歳違いの俺は良くあいつと比較されながら育てられた。俺ははっきり言って馬鹿の方だ。周りの子供が字を書き始める頃になっても一向に文字が読めず、三語文でしか会話が出来無い上に、数字が苦手でどうしても数が数えられ無かった。一緒に勉強をする妹が、円周率を使った計算をしている最中(さなか)、俺は仮名の書き方から覚えなければなら無かった。
「お母しゃん、兄しゃんはいつまで『あいうえお』を書いてるの?」
「あの子はあなたとは違って、物覚えが悪いのよ」
「ふぅん、そうなんだ、………」
妹は一歳と半年で、小学校の過程を修了した。
中学校へ入学したのは二歳の頃だった。入学試験は圧倒の全問正解で以て式辞を読み、他の生徒の度肝を抜いた。先生方は、あいつがどこまで未知の問題を解けるか、一度詳しく調べた事があるそうだが、二歳のあいつは、これまでの人類の努力を嘲笑うかの如く、次々に難題を解いて行く。
「白崎さんのお子さんは怪物です。あの子は我々人類とは別種の生き物です。新しい世の中は彼女に依って作られるでしょう」
教師はあいつをそう評した。
二年後、あいつは高校生になった。正確には高等部に転入した。
そして、高校を出て、大学に入ったのは五歳の時だった。それまで中学校の教科書位しか置いて無かったあいつの机の上には、俄に大学のテキストが増えて行き、あいつの勉強した後には訳の分から無い数式が並ぶ様になった。Quantum Mechanics, Group Theory, Group Representation, QFT, Relativity, Differential Geometry, String, AdS/CFT correspondence,………初めて書いた論文は、そう言った物理学に関する物であった。あいつから論文の草稿を手渡された時、俺は俄には信じられ無かった。信じられずに、表紙に印刷された妹の名を見つめて、同じ兄妹なのにどうしてこうも違うのだろうかと思った。
そんな俺の日常は凄惨たる物だった。妹がたった一年で大学を出て、教授職を得て居る中、俺はと言えば未だ小学校の内容に苦心して居る途中で、勉強のために家族旅行にも置いて行かれる始末だった。
―――俺はやっぱり馬鹿だ。掛け算割り算の計算も出来ずに落ちこぼれ、家では会話について行けずに厄介物扱いされる。
馬鹿と言えば未だある。………俺は、妹に恋をしてしまった。
それをはっきりと自覚したのは、あいつが未だ大学に通って居る時だったろうか。あの頃の俺は、小学校の宿題も満足に出来無かったから、見かねたあいつに勉強を教わっていた。
「兄さん、今日は分数の足し算をしましょう。出来たらご褒美がありますよ」
あいつは優しかった。どんなに俺が不出来でも懇切丁寧に教えてくれた。ある時は三角形の面積で躓く俺に、面積とは何かから教えてくれた。ある時は単位を蔑ろにする俺に、単位の重要性を教えてくれた。もう立派な先生だった。五歳とは雖も、俺にはあいつが妹の様には見え無かった。
あいつは化け物だ。五歳で弦理論を理解し、非可換幾何を使ってプランクスケール下の物理に最も貢献した人物。そして、数年後には、地球上のあらゆる生き物を支配する絶対的強者。
妹の様には見えなかった? ―――違う。俺は、あいつが妹である事とか、三歳年下の幼女であるとか、そういう当たり前な事を忘れてしまったのだ。
「あっ、ダメですよ兄さん。これは突き詰めると座標系って何? って言うとっても難しい問題になっちゃいますから、深く考えない事。相対性理論って中学校で習うんでしたよね? その時になったら教えてあげますから、今は取り敢えず受け入れちゃいましょう」―――
同時に、俺は妹に勉強を教えられると欲情するようになった。
「は、はい。分かりました。すると、ここのグラフの読み方はこうで、速さは、………」
と言いながらも、内心では妹が欲しくて堪ら無い。俺は馬鹿だ。妹と目が合うだけでも、馬鹿みたいに恥ずかしくなる。次いで地に足が着かなくなる。あいつの一挙一動が気になって仕様が無くなる。そしてそれを隠そうとして、余計な行動に出てしまう。
「兄さん今日はどうしたんですか? 熱でもおありになっていらっしゃる?」
クスッと笑ったあいつに額に手を当てられると、俺は死にたくなった。そのままズルズルと後ろへ引き下がろうとして、壁に打つかって、さぞ可笑しそうに笑うあいつに、今度はおでこを突(つっつ)き合わされて頭が真っ白になる。―――俺の体は一ミリも言う事を聞いてくれ無い。まともに、あいつの瞳を射抜いてしまう。
「兄さん? お顔が真っ赤ですよ? もしかして、私に興奮していらっしゃるんですか?」
そう言われて、ハッとなる。だが、あいつの髪の毛の匂いを嗅いで居る内に、またしても俺の心は挫けそうになる。
目の前に居るのは確かに妹だ。妹だのに、俺には年上の女性の様に見えて仕様が無い。どうして兄妹なのにこんなになってしまったんだろう。どうして妹だけ異常に頭が良く生まれたんだろう。何かもう訳が分から無くって、俺は泣いた。情け無かった。だけど俺のアレはおっ勃って仕様が無かった。
「兄さんのえっち」
あいつはそう言って、俺の陰部を踏み躙った。
五年後、即ち十歳の時、あいつは学問を追求するのを辞めた。代わりに会社を起こして世の研究者を奨励すると言って、次の週には本当に会社が出来た。
が、当の研究者らは、先ずあいつのした事が理解出来ずに居る。あいつが研究者として活動した五年間で影響を与えた分野は、何も物理学だけでは無い。物理数学化学生物工学社会経済、………凡そこの世にある学問の全てに於いて、あいつは輝かしい業績を残した。
しかし、矢張り数理科学の分野は目覚ましかった。人類が千年掛かって到達出来るレベルを、あいつはたったの五年で超えてしまったのだから。
会社はあっという間に成長して行った。一年も経つ頃には、あいつが世界を支配して居ると言っても過言では無い程の大企業になった。
あいつが指を一本動かすと、国も企業も動く。
俺はせめて妹を守れるようにと、体を鍛え始めた。あいつは応援してくれた。彼女は昔から体だけは細くて脆かったから、代わりに体を鍛えてもらう事に、嬉しさを感じて居る様だった。
俺が抱え上げたりなんかすると、あいつは無邪気に笑って褒めちぎった。
だが、俺は心の内では完全に妹に屈して居た。もう身長は完璧に追い抜かれ、毎日出会う度に、俺はあいつに見下ろされて居る。高い所の物を取るのも、電灯を変えるのも、あいつに取って代わられた。どこへ行っても弟扱いで、あいつが訂正する度に、俺はバツの悪い思いをした。
そんなある日の事だった。
俺は、あいつの秘密を覗いてしまった。
尤も、それは覗こうとして覗いたのでは無かった。その日の夕刻時、あいつの部屋を通り掛かると、ドアが少しだけ開いて居たのだった。俺はそのまま通り過ぎようとして、一旦は目を離したけれども、真っ暗な部屋の中で、一人パソコンの前に向かって居る妹が気になって様子を伺って見た。
―――途端に俺の目はあいつに釘付けになった。
ベッドの上に脱ぎ散らかされた服、聞こえるピチャピチャと水の跳ねる音、そしてあいつの甲高い声、………妹は、パソコンに向かって自慰をして居たのである。
しばらく見惚れて居た。
だが自慰をして居るなら、パソコンにはあいつの好きな物が映し出されて居るのでは? そう思って俺は少し扉を押し開けた。ちょっと中にも入った。
そして後悔した。あいつは、人であった物をおかずに、自慰をして居た。
映し出される画像の数々、それらは全て、切断、又は何かで手足をねじ切られた男である。男だと分かったのは、それがどれも屈強な体つきをして居たからであって、恐らく普通の体つきの人だったら分から無かったはずだ。それくらい、あいつのおかずはグチャグチャになった人間だった。
俺はそれから数日間、悪夢にうなされた。
が、同時に、あの時の妹がどうしても頭から離れ無かった。エロかった。妹のあんな姿が見られるなんて、思いもして無かった。
―――俺もあいつにああしてくれたら、………
何故か、俺はその時こう思ったのであった。
そしてあれから一週間後、俺は妹の部屋に忍び込んだ。目当てはあいつのパソコン、いや、その中にあるあいつの性癖。
パソコンは電源が点いて居た。それどころか、ログインされたままになって居た。あいつがあの時見て居た画像が見つかるまでに、五分と掛から無かった。
ついでに、動画も見つかった。
そこに映し出され���のは、真っ黒にモザイク処理された人物が、人を潰して居る場面、………
大の男達がモザイク処理された人から逃げ回り、絶叫を上げながら殺され、殺される。
不思議と吐き気は催さ無かった。これを見て、妹が自慰をして居るのだと思うと、寧ろ興奮した。
俺はいくつかの動画を見てから、パソコンを閉じた。そして静かに部屋を後にした。
バレる心配なんて無かったはずだ。
翌日、俺はいつも通りあいつに勉強を教えてもらって居た。
「兄さん、今日は証明問題の書き方を勉強しましょう」
初めの方は、普段と何も変わら無かった。しかし、勉強を教えてもらって居る内に、俺はあいつが顔を赤くして居る事に気が付いた。
俺は、
「美希にならいい」
と言った。
あいつは、
「いいの? 兄さん」
と言った。
俺は、その時まで普通のセックスが始まるのだと思って居た。
「では、失礼します」
あいつがそう言うと、俺の体はベッドの中央に投げ飛ばされて居た。俺は座って居たはずだった。あいつも座って居たはずだった。なのに、俺は今度は、宙に浮く感覚を感じて、
「ひっ、」
と言う声を上げた。
「兄さん、兄さんがいけないんですよ? 妹の秘密を覗くなんて、許されません」
―――あいつは知っていた。下を見ると、俺はあいつに脇の下に手を入れられて、それで浮いて居る。
「ふふ、私ね、力も普通の人よりあったの」
―――ちょっと試してみますか?
そう言って、あいつは俺を抱きしめる。たったそれだけで、俺は激痛に藻掻いてしまった。
「どうです? 今のでも、全然力入れて無いんですけど、苦しいでしょ? じゃあ兄さん、まずは手からさよならしましょうか」
と、言うと、あいつは俺の手を握った。そして、そのまま握り潰した。
右手が血の塊となった時、俺は漸く悟ったのである。
―――ああ、あいつには何一つ勝て無かったんだ。
と。
それからあいつは、俺の四肢の一本一本を、ゆっくりと潰して行った。それは、俺があいつの部屋に忍び込んで見た光景と、何一つ変わる事は無かった。ただ、俺の場合、あいつに潰されて喜んで居た様に思える。何故なら、………良くは知らないが。
最終的に、俺は胴体と、それにくっついている頭だけになってしまった。今俺は、あいつにその頭を掴まれて、陰部を擦り付けられて居る。
ああ、骨の折れる音が聞こえる。………
「ふふ、ダメな兄さん。妹に欲情する上に、妹にオナニーの種にされちゃって、―――でも、もう最後なんですね。私、兄さんの事はずっと好きだったのになぁ、………」
声が霞んだ。俺はもうダメだった。最後まであいつの声が聞きたかったが、目も見え無くなった。
あいつの手に力が入った。
頭蓋骨が窪んだ。
あいつの腕に力入った。
胴体が無くなった。
唇に熱いものが触れた。
俺の最後が床に落ちた。
それを悟った時、俺は死―――
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獣―ビースト―
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エミリーライクステニス二万字インタヴュー企画第三回。獣―ビーストー。ステージ上ではダンボールアニマルに身を包み、意味のない言葉を大声で繰り返す。彼の本心とは、果たしてどこにあるのか。そして、この一頭の獣はどのように生まれたのか
ダンボールのヴェールに包まれた素顔にせまる。(聞き手・早���雅之)
次男は責任感がないんですよね
●3人目は獣|ビースト|に話を聞きます。まずは生い立ちを聞かせてください。出身はどこなんだっけ?
「北海道です。札幌の隣の隣くらいの街ですね」
●栄えてるの?
「街は全然栄えてませんよ。北海道は札幌以外栄えてませんからね。空港と自衛隊があるくらいです。一番栄えてるスポットが空港で、街に映画館はないけど空港にはあったり、街にアニメイトはないけど空港にはあったりって感じです」
●じゃあ空港を中心とした街って感じなんだ?
「そう言われるとそうでもない。別に空港には行かないですけどね。みんな札幌に行くので」
●家族構成は?
「今実家に住んでるのは両親と祖母です。あと北海道に兄と弟がいます。三人兄弟の次男です」
●飯田くんと話してて、兄弟の真ん中は変わり者になりがちなんじゃないかという話が出たよ
「やっぱり責任感のなさがそうさせるんでしょうね。やっぱり長男はなんとなく『長男』って目でみられるだろうし、末っ子は甘やかされてなんとなく大事にされますからね。真ん中って気楽ではあると思いますね。何しても大丈夫というか、一番良いポジション。次男は責任感がないんですよね」
●どんな子どもだったの?
「小学生の頃のことを思い出そうと思ったんですけど、あまり思い出せないんですよね。田舎の学校の中では勉強はできたから、勉強については特に困った記憶はないです。病弱ではあったかもしれない。まあそれは今でもですけどね。後はサッカー少年団に入っていて、別に強かったわけではないんですけど、練習が月曜から金曜まで週5であって、土日に試合があったから、あまり遊んだ記憶がないですね。雨が降るとサッカーが休みになるけど、雨が降っているから遊べないという」
●サッカーやってたんだ。そのエピソードだけでスクールカースト上位なんじゃないかって感じがするよね
「サッカーはやってたんですけど小学生の頃は太ってたし足が遅かったんですよ。いくらサッカーをやっていようと足が遅いとカースト最上位には食い込まない。小学校はそういう世界ですから。でも賢かったので、運動ができなくても別ルート扱いされるみたいなところはありましたね。うまいポジションをゲットしていた。みんなからはまあまあ好かれるし、先生からは怒られない。当時から『これ以上やると怒られるな』っていうのを見極めて生きていました。今考えると嫌な子供ですね」
●そこはちょっと今のビーストの片鱗を感じるね。中高でもサッカーやったの?
「飽きたからやりませんでした。2年生から6年生まで週に5日以上サッカーやったら飽きますよね。中学生のときは、一緒にサッカーをやっていた友達が男子ソフトテニス部に入るって言ってたんで一緒に入ったんですけど、最終的には幽霊部員でした。中3のときに小学生の時に全国大会に出てた子達が1年生で入ってきたので、彼らに頑張ってもらったほうが良いだろうと。『頑張ってね!』って応援してました。適材適所って大事だと思うんですよ。3年生だから威張っても良いことないですから。なので僕は友達の寺で毎日遊んでました。」
●寺で(笑)
「ちなみにその寺の子は去年ツイッターにヘイトスピーチをツイートして、個人情報を特定されて叩かれてました」
●寺の子何してんだよ(笑)
「絶対葬式上げてもらいたくないですね(笑)」
●(笑)なんだかんだ楽しく過ごしてたんだね
「エンリケ先輩みたいなくらいエピソードは特にないですね」
●砂食わされたりとかしてないんだ(笑)
「しいていうと小学生のときにサハリンでロシア人の家にホームステイしたんですけど、その時松ぼっくりは食わされました。ロシア人たちが日本語の本を見ながら「タベル!タベル!」と言って袋いっぱいの松ぼっくりを渡してきて食わされたんですけど、まあ、おそらくあれはいじめじゃなくて食文化の違いなので」
●いじめとかではなくね(笑)
「おれに何を食わせる気だ?とたじろぎましたが、文化の違いです」
いくら僕が練習しようと、さんまのからくりテレビに出てた子供のほうが上手いんで、彼らと同じ土俵で戦う必要がないなと思って
●次に音楽との接点について聞きたいんだけど、音楽はいつくらいから自発的にきいてたの?
「いくつくらいでしょうね。最初に買ったCDはKinKi Kidsのアルバムです。そして一番最初に買ったMVはブラビデオ」
●世代的にはおかしくないね(笑)
「あとはラジオをカセットテープに録音して聞いてました。AMじゃなくてFMで音楽が流れてる番組です。北海道にAir―GっていうTOKYO FM系列のラジオ局があって、夜に東京の番組をネットしていたのを聞いてました。確か曜日ごとに、アジカンとか山崎まさよしとかケツメイシとか、あとはガラの悪そうな人が出てました。ガラの悪そうなラジオで育ちましたね」
●誰なんだそれは(笑)
「なんかレゲエの人で���。でも僕の音楽的ルーツみたいなテーマを掘り下げようと思っても、他のメンバーほど特にエピソードがないんですよね。正直そこまで音楽に対して強烈な思い入れがない」
●ボーカル、っていうかわからないけど、ボーカルだから楽器エピソードもないか。楽器ってやるの?
「中学のときテニス部のテニスをしない先輩が『やっぱテニスより音楽だよな』みたいな感じでギターを弾き始めて、今考えるとめちゃくちゃ大学のテニスサークルの先輩みたいですね。それで真似して「じゃあ僕も買います!」ってギターを買いました。質屋に質流れ品のアコースティックギターが売ってたんで、缶の貯金箱崩して。今思うとめちゃくちゃネック反ってましたよ(笑)」
●バンドやってたの?
「高校のときはやってましたね。文化祭とか。でも忍耐力がないから練習したくない」
●根気がない?
「ないですね。あと楽器が上手くなりたいという気持ちにならない。なんか楽器上手くなると、特にかっこよくないけど難しい曲を弾くじゃないですか。そういうのも全然理解できなかった。楽器が上手いのとかっこいいのはイコールじゃないですね」
●なるほどね。良い話っぽく聞こえるね(笑)
「それにいくら僕が練習しようと、さんまのからくりテレビに出てた子供のほうが上手いんで、彼らと同じ土俵で戦う必要がないなと思って」
●あーギターキッズの子たちいたね(笑)
「あいつらめちゃくちゃ上手いじゃないですか。僕がやってもたかが知れてますから」
●ハマってたものとかないの?
「高校生の時ハマってたのはPerfumeですね。めちゃくちゃ好きでした。2008年にツアーでPerfumeが北海道に来たんですけど、その日が模試で行けなかったのでかなり落ち込みましたね。あとPerfumeがフライデーに出たときも落ち込みました」
●それはどういう対象なの?(笑)
「いやなんか、え?えぇ~…?ってなって。『の、のっちって、ストレイテナーと付き合ってんの…?ストレイテナーと…?』って。なんとも形容し難い感情ですね。そのフライデーはのっちが複数人で飲みに行ってる写真が掲載されてたんですが、ストレイテナーは顔出しされてるのに、目に線いれられて隠されるも髪型のシルエットがわかり易すぎる9mmのボーカルがめちゃくちゃおもしろかったんですよね。いやー、それにしてもフライデーは効きました」
●そういえばその後もアイドル好きだったよね?アイドルは最近どうなの?motion(早瀬が勤めていたライブハウス)の昼間のイベントに来てたじゃん
「あれは早瀬さんにばれないようにと思ってコソコソ行ってました」
●いやビースト来たら分かるでしょ(笑)
「すぐにばれましたね。でも最近は全然行ってません。アイドルはやっぱりライブに行けないと楽しくないんですけど、忙しくて行けないんで。あと何年もアイドルを見てて、やっぱアイドルってハッピーエンドが存在しないという結論に達したんですよね。だいたいメンバーに彼氏ができてやめるか、赤字でグループが消滅するか。一世を風靡して解散するでもないし、ライフワークみたいに長く続けるでもないし。それで嫌になって、よくライブに行っていたアイドルネッサンスというグループが解散したのを機にほぼ行かなくなりましたね」
●じゃあ今はもう完全に離れてるんだ
「今はアイドルではなく赤い公園のファンです。バンドキッズなんで。2018年赤い公園のファンデビューです」
●あれ?赤い公園ってアイドルネッサンスの子が入ったんだっけ?
「いや、僕はバンドキッズとしてのファンなので、そこら辺はちょっとよくわかんないです」
大学生って楽することしか考えてないけど、まあまあ学費払ってるんでちゃんと話聞いたほうがいい
●エミリーは大学のサークルで結成したって聞いてるけど、進学はどうやって決めたの?
「僕が入った学部が飯田さんと一緒なんですけど、センター試験だけで入れたので単純に楽だなと思って。北海道から試験受けに行くのも大変だし、センター試験だけなら1月で終わるから楽勝じゃんと思って。めちゃくちゃ頑張らなくても良いところという選択ですね。ただ未だに腑に落ちないのは、メンバー全員同じ大学なんですけど、僕以外のメンバーはもっと頭良い大学を目指してたらしくて、昔エンリケ先輩に『俺らはもっと上を目指してたからお前が一番頭が悪い』みたいなことを言われたんですけど、いやお前ら結局受かってないからな?と」
●(笑)
「目指しただけだからな?」
●確かにね(笑)
「まあでもそんなにめちゃくちゃ大変ではなかったですね。塾とかも行かなかったし。東京の難しい大学だと、北海道の公立高校の授業だけじゃ対策できないんでしょうけど、センター試験なら学校の勉強の範囲を飛び出ないから教科書で乗り切れるんですよ。それに帰宅部で暇だったから普段からもちょっとは勉強してたんですよ。成績良いとちょっと悪い事しても先生に怒られないじゃないですか。学校の先生ってそんな崇高じゃないですからね。成績が良ければ友達と同じことしても僕は怒られない。打算的に勉強してましたね。いまのところ嫌な子供過ぎて高校生までに良いエピソードがないですね」
●ないね(笑)。大学では何勉強してたの
「ざっくりいうと会社についてって感じです。勉強は好きでしたよ。というか友達がいなかったので勉強するしかなかった。友達がいる人は先輩から試験の過去問が回ってくるらしいんですど、友達がいないから自分で頑張るしかない。結果的に良かったですよ。大学生って楽することしか考えてないけど、まあまあ学費払ってるんでちゃんと話聞いたほうがいいじゃないですか」
●急に真面目になった(笑)
「やっぱり根が真面目なんですよね。勉強は好きだったので、その後大学の先生になりたいと思って大学院を受けたんですけど、大学院受験が夏って知らなくて、学部卒業後一年間NHKのあまちゃんを見て勉強するだけの無職生活を送りました。普通受験って冬じゃないですか?なんで大学院だけ夏なんだよ。トラップですよね」
エンリケ王子は口に花火を加えてdoorsみたいな(笑)それ見て入りました
●サークルはどういう経緯で?
「僕が一年のときに、エンリケ先輩が大学構内の道でエミリーライクステニスのライブをやっていたんです。クロアチア人と組んでた時期ですね。最初ドラムセットの前に留学生が座ったと思って、すげえドラムが外国人なのかよ絶対うまいじゃんと思ったらめちゃくちゃ下手だった。普通白人男性すわったらすごいの始まると思うじゃないですか」
●なんとなく上手そうな気はするよね
「そしたらめちゃくちゃヘタで。エンリケ王子は口に花火を加えてdoorsみたいな(笑)それ見て入りました(笑)」
●エンリケにそんな時代が(笑)エンリケがビーストは一人でスタジオに籠ってたって言ってたのは?
「それは一人でテニサー音楽を作ったりしてました」
●テニサー音楽ってジャンルなんなの?(笑)
「バイトしてた居酒屋がすごい店で、普通の居酒屋を出禁になったテニサーばっかりくる店なんですけど、彼らのコールを録音してトラックに乗せるみたいな感じです。すごいんですよ。『な~んで持ってんの?(笑)「』とかそんな生ぬるいもんじゃない。あいつらのコールは腹の底から声出すんですよ。そのコールを録音してビートを載せて、大学の外で流してました」
●ちょっとよくわからないけど結構アバンギャルドな活動をしてたんだね。それは何をしたかったの?
「『お前らは気に留めてないけど、歩いてるお前らの声なんだぞこれは』というのを一人で感じて、誰も気づかないのを楽しんでました。でも本当にあのテニサーの声はみんなに聞いてほしかったんですよね。本当にすごい声。乾杯に際して腹のそこからヴォーって叫び出すんですよ(笑)うちの大学は教育学部があったんで、こいつら居酒屋でこんな声出しているのに学校の先生になるんだなと思うと、その大学時代の一瞬のかがやきを記録しておきたかった。俺はちゃんと覚えておくからな、みたいな」
●結果的にちょっとよくわからないよね(笑)他のメンバーとの関係性はどうだったの?T―DRAGONは同期なんだっけ?
「そうです。僕らは毎日部室にいたから毎日顔を会わせていました。昔ベースをやってた泉さんっていう人とドラゴンが部室でずっと誰かの悪口を言ってるのを見てる」
●エンリケは先輩なんだよね?ビーストが加入する前の3人のエミリーを見ていたときの印象は?
「昔いたベースの女の人に頭につばを吐きかけられてすごい嫌だった。その人がいなくなったあとは、エンリケ先輩が大きい声を出して頑張ってるという印象」
●すごいざっくりしてるな(笑)大きい声出して頑張ってるのはどのバンドにも当てはまるだろ(笑)
「音楽的にどうとかいう感想がぜんぜんわからないんですよ(笑)あとその時はエンリケ先輩がまだ若かったんで、ドラムセットに突っ込んでたんですけど、あれは危ないからやめたほうが良いと思ってました」
●まっとうな意見だな(笑)
「痛そうだし怒られそうですからね」
●その印象でなんで入ったの?きっかけは?
「最初はAt The Drive-Inみたいなバンドをやると言われて、ATDIは高校生のときから好きだったからいいかなと思って。それにその時は今より15kgは痩せてて髪も長くて、僕天然パーマなんで髪が長いともじゃもじゃになるから見た目はATDI感があったんですよ。完全にビジュアル採用ですね。でもATDIだと思って入ったら変なことをやらされるバンドだった」
●入ったら全然違った(笑)
「おかしいなと思いましたね。口車に乗せられた。その時は泉さんっていう先輩がベースで、その人に変なことをやらされ続けた。その人は関西人なんですけど、まあ関西人といっても神戸のあたりなんで、今考えると笑いの本場みたいな空気を出してきたのも意味分かんないんですけど、なんかやると『それおもんないで?』って言ってくるんですよ。関西人って『おもんないで』って本当に言ってくるんだなって思って怖かったです」
●絵に書いたような関西人ね(笑)
「そうです。それでその人にああせいこうせいって言われてやってるうちに恥ずかしいという感情が死んで、今のスタイルに落ち着きました。慣れるというより、恥ずかしいという感情が死んだ」
●最初やめたいなとかはなかったの?嫌ではなかった?
「単体のライブでは嫌なときもあったけどトータルだとそこまで嫌じゃなかったです」
●今は長くやって確率されてきたけど、ビーストのスタイルって最初の頃はお手本もないし、大変そうだよね
「そうなんですよ。『ここは何もしなくて良いから』とか言われて2分間インストが続くみたいなのがありましたしね。何もしなくて良いって言われてもね。どうして良いかわからなくて手持ち無沙汰でした。ステージの真ん中に立たされて何もしなくて良いって言われる人の気持ちが、楽器持ってるお前にわかるの��?と思いました(笑)」
●それはきついよね(笑)難しいパートだよね
「このスタイルも、僕が他のメンバーと違って音楽大好き!みたいなタイプじゃないから成り立つんでしょうね。僕は音楽をやっているという感覚でバンドやってないですから」
●そんな人がいるんだ(笑)
「いや、バンドは確かにやってるんですけど、ダンボールのゾウをかぶって変な動きをする人が『自分、音楽やってるんで』とはなりませんよ(笑)」
バンドのグループラインに「ニューソングのアイデア思いついたんですけど、ガーナに秘宝館を建てる曲にしましょう」って送って、みんなに頑張って考えてもらう(笑)
●ダンボールとかを使うのはどこから出てきた発想なの?
「ゾウの曲ができたとき、当初は身体でゾウを表現してたんですね。例の関西人のベース人に手ぇ振ったらぞうにみえるやろって言われて、わかりましたってこう、片腕をゾウの鼻に見立てて、もう片方の手を丸く曲げて耳み��いにしてゾウっぽい動きをしてたんです。でもそうすると、ゾウっぽい動きをするためには体勢を前かがみにしなきゃいけなくて。イメージつきますか?前かがみになって右腕を鼻みたいに振って、左手が耳。そうするとどうなるかっていうと、まあフロアからみえないですよね(笑)。低いステージで前かがみになってノシノシ歩いてるんで(笑)。それで特に相談するともなく、ある日急にダンボールでゾウを作ってライブに持っていった。あ、今日これ被るんでって言って」
●なんでダンボールだったの?
「ちょうど引っ越したばかりで、家に立派な硬いダンボールがあったっていう、それだけです。金かかんないから」
●それ急に持っていってメンバーの反応はどうだったの?
「いやー、どうだったかな。でもエンリケ先輩は僕がいろいろ作って持っていきまくるのについては、最初ちょっと嫌そうだった気がしますね。俺たちバンドだからね?って。そこまでオモシロに振り切りたくない感じがまだ彼の中にあった」
●それでもまだちょっとかっこいいバンドでありたいみたいな?
「そうですね。まだ全員二十代前半でしたから。ただ僕はもう最初から音楽としてかっこいいのが良いとか、演奏が上手いのが良いとか、そういう発想が全くなかったんですよね。わざわざ金払って見に来てくれる人がいるんだから、面白い気持ちで帰ってもらったほうが絶対良いじゃんと思ってそのまま使い続けました。その後も特に相談するでもなく、作りますんでって感じで勝手に作って増やしていきました(笑)。そのうち次第にダンボールでこれを作るからこういう生物が登場する曲にしましょうみたいな感じになりましたね」
●ダンボール発信の曲があるんだ(笑)
「サメがそうですね。その時ちょうどサメが流行ってたんですよ。深海ザメとか。なんかココリコの田中さんの番組とかでよく深海ザメ取り上げられてて、サメ流行ってるしダンボールで作ります!サメの曲で行きましょう!ってなって。ダンボール以外でも最近曲作る時はそういうテーマの決め方が多いですね。こうこうこういう曲が面白いと思うので、とにかくあとはお願いしますみたいな(笑)」
●曲作るときのアイデアはビーストがだすの?
「みんなで話し合って考えるんですけど、最初のテーマだけ勝手に考えて、じゃお願いしますみたいなのもありますね。音楽自体にはなんのイメージも湧いていないんですけど、とにかくテーマだけ勝手に決める(笑)バンドのグループラインに「ニューソングのアイデア思いついたんですけど、ガーナに秘宝館を建てる曲にしましょう」って送って、みんなに頑張って考えてもらう(笑)」
●変わった作り方だよね。俺がメンバーだったら嫌だわ(笑)
「歌詞とか歌うパートとか寸劇パートみたいなのは僕が考えてるので、そもそも面白いと思うテーマじゃないとすべるんですよね。ギターリフとかから作られても面白い気持ちが浮かばない。いや~かっこいいギターリフかもしれないけど、それどう面白くなるの?って。かっこいい曲を作ることが目的なら、当然かっこいいギターリフから作ってかっこいい歌と歌詞を考えていっても良いんでしょうけど、かっこいいギターリフを面白くしようとしても『いや全然面白くならないぞこの譜割りは』みたいになる。かっこいいフレーズを考えてもボツになるってみんな嘆いてますけど、もうこういうバンドになった以上仕方ないんですよ!」
●譜割り(笑)なるほどね。言葉がはまらないと難しいだろうからね
「もちろん話し合ってテーマ設定という曲も多いですけどね。なので、さあ曲を作ろうという時期になると、スタジオに入っているのに楽器が鳴っている時間より何が面白いのか話し合っている時間の方が圧倒的に長い。3時間中2時間近く大喜利してますね。僕はスタジオに行っても、そういうコーナーだけ参加して、タイトルとかテーマが決まったらあとはやることないからじっとしてる」
●なるほどね。テーマとかネタ先行で曲を作ってるバンドなんだね。ちなみにライブ中は何を考えてるの?
「もう完全にうけてるかうけてないかしか考えてないですね。暴れたり変なことを言いながら客席を観察している。僕は微妙に言っちゃいけないことをいうスタイルなので、今日のお客さんはどのくらい許してくれるかなと言うのを観察してます。あとちょっと難しいっぽいこととか、ニッチな話題をまくしたててもちゃんと笑ってるかなとか。その他は特に何も考えていません。ライブ中に話す小芝居とかも、前は事前に考えてからやったりもしていたんですけど、最近はほぼその場の口からでまかせですね。その場の思いつきでまくし立てているんで、感想で「○○って言ってたところが面白かった」と言われても正直全然覚えてないんですよね(笑)『はい!ありがとうございます!』しか言えない(笑)」
●メンバーの演奏は耳に入ってる?
「それは大まかには聞いてます。音にあわせて話したり音の合間で話したりするので、全体の流れとか、タイミングとか、音量とかは聞いてます。でも演奏を間違ったとかそういうのには全く興味がない。練習よりペースが速くなったとか遅くなったとかも関心がない。ちゃんと始まってちゃんと終われば」
●他のメンバーの意識とかなり分離してるね
「そうなんですよね。なのでバンドっぽい音楽のこだわりみたいなのを聞かれても特に言うことがないんですよね。聞こえやすければいいんですよ」
疲れるのであまり練習に行きたくないです。どうせ練習行ってもやることないんですよね
●平日は何してるの?
「普通に働いてますよ。でも今はコロナでリモートワークになっているのでほぼ家にいます。今日1ヶ月以上ぶりに仕事で電車乗る用があって、電車に乗っただけでちょっと楽しかったです(笑)。僕は神奈川県に住んでるんですけど、いま神奈川県で一番コロナリスクから遠いと感じるくらい本当に外に出てないです」
●そんなに家にいるのか(笑)。仕事とバンドの両立は大変?
「大変ってほど大変には感じてないですけど、平日は活動が無理なのと、メンバーの中で僕だけ住んでいるのが東京じゃないので、都内までの移動がちょっと面倒ですね。あと疲れるのであまり練習に行きたくないです。どうせ練習行ってもやることないんですよね(笑)」
●行きたくないんだ(笑)。でも他の3人が演奏の部分を作ってるときは一応スタジオにいるんだよね?
「まあそれはいたりいなかったりですね」
●いないときもあるんだ(笑)
「ちょこちょこ土日も仕事があるんですよね。それに行っても、ライブの前であればみんなで通して練習しようってなりますけど、そうじゃなかったら3時間スタジオ入ってて出番は25分とかそういうときが多いんですよ。曲作り初め段階とかだと、本当にぽつんと座ってるだけなんですよ(笑)。なのでそういう段階で仕事が入って来ると仕事優先で練習は休みますね。で、ある程度曲ができてきたら行ってダメ出しするみたいな。「いや~、それちょっと面白くないですよね」みたいな。めちゃくちゃ嫌な奴ですよね(笑)」
●何もしてなかったやつが急にダメ出し(笑)
「作ってる途中に聞いて都度言えばいいのに、聞いてないですからね。まあまあ出来上がってから、『いやちょっとその構成は…』みたいな」
●一緒にやってたら腹立つね
「そうですよね。みんな心が広いんですよ」
まあでも、やっぱり延々とポスト・パンクとかやってても全然面白くないですからね
●普段音楽ってきくの?
「最近は家で仕事してるんで、BGMとして辻井伸行さんが弾いてるドビュッシーのやつを聞いてます」
●それはどういう感情で聞いてるの
「僕は岩井俊二チルドレンなので、大学のとき部室でリリィ・シュシュのすべてを3回位みたんですよね。リリィ・シュシュってドビュッシーがBGMなんですよ。そこからドビュッシーのフォロワーになっていったんで」
●ドビュッシーのフォロワー(笑)ボーカルなのに(笑)
「あとはやっぱり赤い公園を聞いてますね。バンドキッズとして」
●聞いている音楽から影響を受けたりするの?
「普通に音楽を聞いても影響を受けようがない芸風ではあるんですけどね(笑)。しいていうと何年か前に友達の家が引っ越したときに、その友達のお母さんが仕事の関係でもらって放置されていたというEARTH WIND & FIREとかのLP盤をたくさんもらってきたんですよ。やっぱ僕は顔が濃いのでこういうところから影響を受けようと思ってもらってきました。影響を受けたというか受けようという能動的なやつです。全然詳しくないんですけど歌い方が楽しそうなんで良いと思います」
●それは最近のエミリーにつながる部分があるね
「そうですね。あれは飯田さんがそういうベースを弾けるというのもあるんですけど、ああいいう歌い方でみんなで歌ったら楽しいじゃないですか。なので曲作りながら、ここでファンクを歌いましょうということにして。それでファンクとかヒップホップとかそういうのが導入されて行きました。やっぱみんなで歌うのは楽しいですよね。バンドを初めた当初からは、もともとエンリケ先輩が曲作ってたんですけど、エンリケ先輩はファンクとかヒップホップとかはもともとそんなに聞いてないからそういう要素が入った曲はなかったんですね。飯田さんが入って幅が広がったのは良かったと思います。まあでも、やっぱり延々とポスト・パンクとかやってても全然面白くないですからね」
●厳しい(笑)
「面白くあることを重視するとってことですよ(笑)そういう視点だとずっと聞いてても面白いプログレとかないじゃないですか」
●まあね
「なので組み合わせて飽きないようにしている。全然そういう流れじゃないのにヒップホップとかファンクを急にやり始めると面白い。それでやってます」
昔ライブのあとにメンバーと話してたら、『あ、ボーカルの人も喋れるんですか!』って言われて(笑)喋れるんですかってなんだよって(笑)
●このバンドの印象はビーストの目線から見ると変わってきている?
「どうでしょうね。自分でやってることだから、だんだん変わってきたという感じなのでわかりにくいですね。初期から比べると間違いなく変わってはいますけど。ここが明らかに変わったとか、いつから変わったとかについてはあまり実感がないですね。個人的に変わったことと言えば、昔のほうがライブで疲れてました(笑)。手持ち無沙汰さや無策を暴れてごまかしてた。これについては腰がヘルニアになったのできつくなりました(笑)。あとあまり暴れすぎると本当に危ない人だと思われるので。
●そういうふうに思われたくないって気持ちはあるんだ(笑)
「昔ライブのあとにメンバーと話してたら、『あ、ボーカルの人も喋れるんですか!』って言われて(笑)喋れるんですかってなんだよって(笑)」
●素でああいう人だと思われてたんだ(笑)
「そう思われたらそれはそれで面白いんですけどね(笑)でも素でやばい人だと思われると期待に答えないとみたいな気持ちになっちゃって。根がエンターテイナーなので。そうすると生活が崩壊する」
●でも音楽性は別として、今まで他のメンバーの話も聞いてきたけど共通していることは、全員サークルの先輩が醸し出すような「ロックな感じ」みたいなのに触れたときに「ださい」と感じることだよね(笑)
「まあそれはそうでしょうね。(笑)そうじゃないとこんなバンド我慢ならない(笑)やらないとかじゃなくて我慢ならないですよ(笑)そういう意味ではよくこのバンドをやろうと思う人が集まりましたよね。募集したって集まらないですよ」
面白いのほうが『狙い通り』って感じがする。でしょ?って。
●じゃあバンドをやってなかったら何してたと思う?
「たぶんYou Tubeに一人で変な動画を上げたりしてたかもしれないですね。俺の音楽で世の中を変えてやるんだ!みたいな気持ちはゼロなんですけど、自分発で何かをやって「おもしろいね」って言われるのは好きなんですよ。とにかく色んな人におもしろいねって言われたい(笑)」
●おもしろが重要なんだ
「かっこいいより面白いがいいんですよね。面白いのほうが『狙い通り』って感じがする。でしょ?って。なのでYou Tubeに変な動画を上げて面白がられて喜び、リアルの知人には陰口を叩かれる生活をしていたかもしれないですね」
●かつてテニサー音楽を作っていた経歴を考えるとありえるね
「そうですね。それでテニサー音楽をYou Tubeにアップして炎上して怒られる。テニサー音楽って今考えると本当にすげえ陰湿ですね(笑)陰湿なやつだな。根が陰湿なんですよね」
今後は完全に『みんなのうた』に舵をきるしかないかもしれない
●今後挑戦したいことって何かある?
「これが難しいんですよ。いままでは、不謹慎だけどギリギリ許してもらえるかなというレベルのところを狙っていたんですけど、コロナもあって世の中が停滞してくると不謹慎なこと言えなくなるんで」
●超えちゃいけないライン変わってきてるよね
「ラインは完全に変わってきてるんですよ。僕が今一番悩んでるところです。世の中の暗いムードの中でブラックジョークっぽいことをやるのってかなり難しい。今までも狙いすまして、ここまでならギリギリ怒られないラインを探ってたんですけど。今もうそのラインが見えないんで。今後は完全に『みんなのうた』に舵をきるしかないかもしれない」
●なるほどね(笑)
「マハラジャの歌うたうしかない。知ってます?ラジャ、ラジャ、マハラジャーみたいな。(笑)。あの歌すごい好きなんですよ(笑)。あれはみんなのうたなんで、差別的な歌なんかでは決してないじゃないじゃないですか。でも『インドの子供がなりたいものは、ラジャ、ラジャ、マハラジャー』って大人が全力で歌ってたらおもしろくないですか?(笑)そういう怒られないし不謹慎でもないおもしろコンテンツを模索する日々です」
●難しいね
「今ビーストは岐路にたたされてます。はやくブラックジョークで笑っても良い日々に戻って欲しい。今僕の平和を希求する気持ちが、平和への祈りがすごいです。ビーストかダライ・ラマかって感じです。」
●ダライ・ラマ級(笑)ちなみに今後ダンボールで作りたいものはある?
「それも最近考えてて、これはメンバーには言ったんですけど、名古屋の方でオードリーが変な一般人を呼んで話すだけの番組があるんですけど、それにゾウを持っていって、次ダンボールで何を作ったらいいかわからないという相談をしようと思ってます」
●なにそれ(笑)
「バンドの話は一切せずに、ダンボールで次つくるものが思いつかないという相談をする」
●やばい趣味の人だ(笑)
「ちなみに早瀬さんは何がいいと思いますか」
●動物じゃないものとか
「なるほど。新幹線とか…飛行機とかいいかもしれないですね。武漢チャーター便とか」
●だめでしょそれ(笑)
「そうですよ!こういうのやっちゃいけない世の中なんですよ今は。まあでも無機物を作るのを課題として考えておきます」
●でも今まで話を聞いてきたけど、その奇抜な発想はどこから生まれたのかが全然わからなかったね
「僕も不思議なんですよ。すごい普通の家庭で育ったし。めちゃくちゃ真面目に暮らしてるし」
●根が真面目ではあるよね。発想だけが急に突飛なのは何なんだろう
「何なんでしょうね。やっぱり小1から遊戯王の漫画読んでたからですかね。あれカードゲーム漫画って印象の人が多いでしょうけど初期の遊戯王はすごかったんですよ。手の甲に札束乗っけてナイフで刺して、ギリギリまで刺して金を多くゲットした方の勝ちみたいな」
●なんだよそれ(笑)
「それで負けると木の葉が札束に見える呪いをかけられる。そういう漫画なんです遊戯王は。あれで人格が形成されたのかもしれない」
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Review of "The Riot"

さて、本日は何の日でしょうか。そうです、THE RAMPAGEの2ndアルバム「THE RIOT」の発売日です。RIOTというのは訳すると暴動という意味を持ちますが、"THAT'S A RIOT"とすると"面白い、盛り上がる"という意味にもなり、その二つのダブルミーニングを込めて今回のアルバムのタイトルに決めました。
結構前に、Tumblrで書く事が無いなと悩んでいた時。THE RAMPAGEの全ての楽曲の紹介というかレビューというか、そういうのを書こうかなっていうアイデアを思い浮かんだ事が有りました。何人かから読みたいとかやってみなよとか後押しを貰ったんすけど、結局それは俺の不精が祟って実現せずに終わって。今回アルバム発売というタイミングでそれをふと思い出して、時間も有るし今作の楽曲だけでも書いてみようと思い立った訳です。予想以上に大変で諦め掛けたんすけど、どうにか形に出来たので自己満足で載せたいと思います。でも折角書くのに普通の宣伝ツイートのような内容だけじゃつまらないし、俺らしさや俺が存在する意味も出ないと思ったので。今回は、公式や本家の目線と、俺自身の目線、フォロワーさんなどの目線、この三つの面からの紹介をします。なので俺自身の目線はもう私情出まくりです。多分読めば「此奴はこの曲をゴリ推ししてるな」とか「この曲はあんまり好きじゃないんだろうな…」とか色んな事が見え見えな気しかしません(笑)なので本家らしさを求める方はofficial sideだけを、俺自身の好みも知ってみたいよって方はown sideも、他の人の意見も聞いてみたいよって方はfollower's sideも併せて。折角ならアルバムを聴きながら読んで貰えたらと思います。それでは行きますよ。(そして何よりこの度企画に協力して下さった方々、時間も限られてる中で本当に有難うございました。そして何より、普段から俺らの楽曲を聴いて下さってる事に心から感謝です。これからも末永く、THE RAMPAGEを宜しくお願いします。)
01. THROW YA FIST
◇official side
初のアリーナツアーのタイトルにもなった楽曲。"THROW YA FIST IN THE AIR"は訳すると"天に拳を上げろ"という意味で、ライブでは俺達もファンの方もそこに居る全員でTHE RAMPAGEの象徴でもある拳を掲げます。因みにその部分の掛け声は、パフォーマー含む16人全員が集まりスタジオで収録。ツアーに対する意気込みの詰まった熱い楽曲となりました。
◆own side
初っ端から掛け声パートでかっ飛ばしてるので、この曲は最初から思い切りぶち上がる。初めて聴いた時からライブ一曲目はこれで決まりだなと思わずには居られませんでした。オススメは、Cメロ前の少し静まる間奏のパフォーマーダンスからの、ボーカルソロ回しからの、大サビまでの上がってくあの流れ。「Let it go, Let it go 拳上げて」はバチバチに気合入ってるんで、注目して聴いてやって下さい(笑)
◎follower's side
やっぱりこの曲を聴いて思い浮かぶのはアリーナツアー。YouTubeにも映像があがっていますが、オープニングから花道で16人一列になって拳を掲げる光景はかなりのインパクトです。あと忘れないで欲しいのは「Throw ya fist in the air」の部分。ボーカルだけじゃなく、16人全員の声が入っています。だからって訳じゃないけどすごく気合いの入る曲。これを聴いて通勤も通学も拳掲げて乗り切りましょう。(written by 藤原樹)
Throw Ya Fistはですね、みなさんあれなんじゃないですか?聞いた瞬間あのLIVEがこうブワッと蘇ってくるんじゃないですか?拳を掲げろという意味があるだけあってむちゃくちゃ曲頭から気合の入った仕上がりになってますよね!ボーカルだけじゃなく、パフォーマー含め全員でRECしたのもいい思い出です(笑)ぜひDVDにもしっかり収録されてるLIVEと合わせて楽しんでいただきたいのでね、ご購入前って方はぜひDVD付きの方で!なんてね!(written by RIKU)
02. Move the World
◇official side
このアルバムの表題となってる楽曲。"Move the World"というタイトルには「自らの手で世界を変える」「先を求めて世界を移り渡る」という二つの意味が込められていて、今迄の軌跡と未来への決意が感じられる作品に仕上がりました。振り付けも四人体制で行い、レゲエベースという事で"Fandango"と"LA FIESTA"もモチーフにされています。そんなダンスも合わせてご覧下さい。
◆own side
この曲はTHE RAMPAGEの楽曲にはあまり多くない、音サビの楽曲。つまり、あくまでボーカルがメインでは無いと思っていて。パフォーマーのダンスや今迄の軌跡が詰まったMVに、歌で意味を添えるのが俺らの役割だと思うんすよね。なので是非MVを観ながら聴いて欲しいです。このチーム分けエモいなとか、この振付やMV懐かしいなとか、色んな楽しみ方が出来ると思います。
◎follower's side
俺が注目してほしいこの曲のアピールポイントは、冠詞に 「a」 をひとつも使っていない、英語表現。「どこにたどり着けるのかまだわからない」 とは言えども、迷いや不安はない。見つけたい道も、動かしたい世界も、既に本人たちの中に答えが出ていると言外に伝えてくる姿勢の頼もしさ。英語と日本語の使い分け、そして細かい言葉選びがあまりにも堪能で、感嘆せざるを得ない一曲。是非、よくよくよく歌詞を追って聴いてほしい。何度も聞いて、噛み砕いて、自分なりの解釈を見つけてほしい。意図的に解釈に幅を持たせた表現が故に、きっとこの歌はあらゆる人に響くと思います。 (written by 佐藤大樹)
Move the Worldの面白いところはボーカルの歌割りが変わるだけでガラッと印象の違った曲になるところだと僕は思ってます。一見音サビというかパフォーマーメインともとれるかもしれないけど聞き込めば聴き込むほどいろんな表情が見えてくるんですよ。何度かテレビで歌わせてますがどうぞ長い目で見るならぬ長い耳で聞いてやってください、どんどん変わって聞こえますよ!(written by RIKU)
03. DOWN BY LOW
◇official side
アニメ「FAIRY TAIL」の主題歌としても起用して頂いた楽曲。アニメの世界観を反映させた、仲間や家族を大事に想うというメッセージ性が強く歌詞に表れています。アニメ主題歌らしくポップでキャッチーなノリの良いメロディーラインにもラップが融合されていたりと、THE RAMPAGEにとって新しい音楽性を生み出せた一曲にもなっています。
◆own side
ポップで聴いた瞬間から思わず身体が動いてしまうような楽曲。ライブではサビで皆んなで手を振るんですけど、やっぱりなと納得でした。メロディーラインの合間に、メロディアスなラップらしくないラップが綺麗に組み込まれているのが新しくて好きです。そして何より、こういう楽曲をパフォーマンスしている時のメンバーが楽しそうで良い。その場に居る全員が笑顔になれる一曲です。
◎follower's side
軽快なサウンド、爽やかで前向きな歌詞の中に響くボーカルのクールなラップパート。どこをどう切り取っても魅力的なメロディしか無く、壱馬・陸・北人それぞれのパートが絡み合うラスサビのメロディが気持ち良い。ライブになるとサビ部分にファンのみんなとの一体感も生まれるような演出もあって、イントロの一音が鳴った瞬間から無条件で心が高まる。(written by 岩田剛典)
DOWN BY LAWは僕個人的に一番好きな応援歌なんですよね。【僕らならどんな期待値も超えていくto the top】っていう歌詞の部分がむちゃくちゃ好きです!なんかこうファンの方も同じ風に思ってくれるところなんじゃないかなと。歌っている僕らが言うとこじゃないっすね(笑)テンポよく聞けるしキャッチーな感じでもあるんで聴きやすいと思います!(written by RIKU)
04. SUMMER DAYS
◇official side
イメージキャラクターを務めさせて頂いてる"ICE BOX"のCMにも起用して頂いている楽曲。疾走感があってキャッチーなトラックの爽やかさに対して、力強い歌詞の熱さ。その二つが織り成す、まさに「これぞ夏ソング」という仕上がりになっています。伸びやかなボーカルワークにも注目頂けたらと。ライブでも盛り上がる事間違いナシな一曲です。
◆own side
この曲を流した瞬間に「夏が来た!」とテンションが上がりますよね。きっと真冬に聴いても思わず体温が上がる、はず。この王道なキラキラな爽やかさが俺は結構好きです。野外フェスでやったら最高な感じ。因みに此処だけの話、これは誰に合う曲だなーという印象を持つ事があるのですが、この曲はダントツで"リクさん曲"です。高音で伸びやかで熱さのある彼の声が一番映えますね。
◎follower's side
SUMMER DAYSの好きなところはサビ前の北ちゃんと壱馬のI Believeの発音の良さ(笑)良くない?共感してくれた方はぜひ教えて!いつか夏のライブとかフェスなんかに参加させてもらったらぜひやりたい夏らしい曲だよね、水鉄砲持ってさ、お客さんにかけたりしながら一緒に楽しみたいです!参加希望の方もお待ちしてます!(笑) (written by RIKU)
05. WELCOME 2 PARADISE
◇official side
グループにとって新境地と言える"ゆるさ"がテーマとなっている楽曲。浮遊感はありつつも、THE RAMPAGEらしいヒップホップテイストは残されている、ベストなトラックに仕上がったのではないかと。SUMMER DAYSとはベクトルの違う夏ソングとなっています。韓国のリゾート施設"パラダイスシティ"にてラグジュアリーな非日常感のある雰囲気での撮影で、ドレスアップしたメンバーの新たな一面も見れるMVにも注目です。
◆own side
今年、フォロワーさんから「この曲が好き」との声を最も貰った楽曲だと思います。因みに俺も個人的に凄え好き。THE RAMPAGEの表現の幅を間違い無く広げてくれた一曲かなと。2番サビでの横並びでのパフォーマンスがお気に入りで、抜け感のあるジャケットを用いたダンスもキャッチーで可愛いですよね。是非この曲を聴いて"解けない魔法"に掛かって下さい。…そこのフレーズはやっぱり一押しポイントです(笑)
◎follower's side
ワタクシ、中島裕翔が選ぶ、THE RAMPAGE's BEST SONG of "THE RIOT"はもう圧倒的にコレでした。「WELCOME 2 PARADISE」です。通称W2P。この曲で一気にTHE RAMPAGEにどハマりした入門曲。元々低音域でリズムを取るようなEDM系の曲が好きなんですが、重低音とフィンガースナップで始まるAメロと、それに乗せて奏でられる壱馬ちゃんのカッコいいボーカル。最高でしかなかった。俺のツボをまとめて鷲掴みされました。イントロのラップも当たり前にカッコいいですしね。そこからまた激しい転調もなく、聴き心地抜群のサウンドに乗せた清涼感溢れる陸くんの歌声と、甘く柔らかな北ちゃんの歌声も最高で。あとね、MVもランペのみんなが楽しそうでめちゃくちゃ好きだし、振りもこれ絶対踊って楽しいだろー!っていう複雑過ぎず、単調過ぎないダンスで見てても楽しいです。個人的に2番のサビの振り付けが1番好き。ランペのみんなが横一列に並んで踊るのがまた可愛らしいなぁと思いながらMVを鬼リピしてました。一時期。サマーソングといえばズバ抜けて明るいアイドルソングが定番というか、思い浮かべがちかもしれないんですけど、俺の中ではもうW2Pです。真っ青な空に浮かぶ綿飴みたいな入道雲というワクワクするような景色を見ると、絶対に聞きたくなるのがこの曲。是非聞いてください。聞かないと貴方の人生、9割損します。(written by 中島裕翔)
こちらのWELCOME 2 PARADISEはちょっと大人な雰囲気の夏曲ですね。MVで海外に行かせていただき、かなり派手に撮影して陣くんの鼻の下が伸びっぱなしだったこと…皆さんも忘れてないですよね…(笑)雰囲気たっぷりなこの曲なのでぜひ夏だけじゃなくこれからの季節もパーティーシーンで活躍できる一曲だと思ってるのでどうぞ!(written by RIKU)
06. All day
◇official side
今回のアルバムで一番好きだと某インタビューで自身が答えた楽曲。繊細かつ軽快なトラックに、洋楽として聴き込めるクオリティーを追求したボーカルワークを乗せました。Nobodyに続いての挑戦である全編英語詞の本作。幼い頃から英会話を習って来たのを最大限に生かし、発音に関しては自信しかないです。高音、中音、低音とスリーボーカルがそれぞれの持ち味を最大限に引き出してます。
◆own side
初めてこの曲を聴いた時から、何と無く俺は水を連想させられるんすよね。川の流れのような、静かに波寄せる海のような、炭酸飲料の表面に浮かんで来る泡のような。この表現が共感を貰えるかは分かりませんが、兎に角それくらい耳馴染みが良くて聴き心地が良い。そんな柔らかさが売りです。Nobodyと同じようなパート振りですし製作陣も一緒ですが、表と裏のような異なる魅力を持つ洋楽を楽しんで貰えると思います。
◎follower's side
これはまだ曲の流れを完璧に覚える程聴き込んではいないんだけど、個人的な意見として「You got 〜」から始まる一番最初の壱馬のパート、そこを聴いた瞬間にマジでコイツ天才なんじゃね?って思いました。表現が子供すぎるけど(笑)聴き進めるうちに、ああ、やっぱり逸材って存在するんだなあと。Nobodyもそうだけど、英語歌詞をただ単語の発音と音程だけ覚えて歌うんじゃなくて、完璧に「歌」を自分のものにして歌ってるのが聴いてて衝撃を受けた。(written by 岩田剛典)
洋楽好きな方はきっと好きになるメロディライン。運転中に聴きたくなる一曲です。(written by 窪田正孝)
僕らの2つ目の全英詞楽曲。爽やかなメロディが心地いい1曲。英語の意味がわかるとなお聴き入ってしまう楽曲じゃないかなと。簡単に言うと愛する人への想いを謳った歌詞。もうひとつの英詞楽曲とはまた雰囲気の違った曲で、ボーカル達の色んな表情が見れると思います。(written by 長���川慎)
全編英語歌詞の第2弾としてやらせてもらってるのがこのAll dayですね。この曲個人的にむちゃくちゃ思い入れが強い!片思いの曲ではあるんだけどかなりストレートな表現が多くて好きなんだよね。好きな子はやっぱり特別に見えるのなんて当たり前だしさ、君しかいない、君だけを想いすぎてる…なんて事を爽やかに歌い上げてます(笑) (written by RIKU)
曲調からまずツボです。曲頭から30秒のちょっと明るいポップ音からのビート音がたまりません。そこからの最後の高音がもう…言葉失うやつです。そこにきて、歌詞が、幸せいっぱいですね。こんなに想われて幸せいっぱいになる人が沢山いればな、なんて思えちゃう曲です。以上です。(written by K)
07. Nobody
◇official side
THE RAMPAGEにとって初の全編英語詞の大人っぽい楽曲。メロディーと歌詞共にとてもセクシーで、R&B調のラブソングとなってます。総じてとても攻めた挑戦とも言える楽曲。All dayと同じく英語は得意分野なので、自分の強みを最大限に活かさせて貰いました。楽曲に合った流れるような艶っぽいダンスも、普段のエネルギッシュなパフォーマンスとのギャップが有ってオススメです。
◆own side
最初の一音目だけで、ああこの曲はオシャレだなって確信出来る。個人的にグループ楽曲の中でも五本指に入るくらい好きです。自分で言うのは大変烏滸がましい事だと重々承知の上ですし、批判も幾らでも受け付けますが、この曲は俺の曲だなと。勝手に思ってます、はい。2番のAメロから長いパートを一人で歌わせて貰ってるんすけど、最大級に格好付けてるのでライブでパフォーマンスを見て欲しいです。是非。
◎follower's side
好きな所は歌詞で言うとBaby give me your love,you know I can't get enough.の部分。どれだけあっても足りないくらい君が好きーみたいな感じじゃん?和訳は合ってるか不明(おい)やけど、自分が今恋愛してる身としては凄い気持ちが分かるなーって。トータルで見ちゃうとめちゃくちゃエロい曲だけど、相手のことを一途に想うのってめちゃくちゃ素敵なんやなって思えた曲。(written by 片寄涼太)
Nobodyは初めて全編英語歌詞の曲としてやらせてもらった曲でね、まー…大人ですよ!かなりセクシー(笑)でも曲が出来上がった時、パフォーマーのみんながめちゃくちゃ褒めてくれて、早く踊りたいだとかうちのボーカルたちは天才なんてことをSNSとかにあげてくれてたりして、なんかRAMPAGEっていいなって思いました。(written by RIKU)
08. So Good
◇official side
グループに今迄無かったジャンル、ブラックミュージックの楽曲。都会的なムードを纏ったスロウジャムで、極上のラブソングとなってます。特別な人への想いを綴った歌詞を、語り掛けるように歌わせて貰いました。飾り気の無いミニマルなトラックだからこそ映える、経験を積んだ今だからこそ出せるスリーボーカルのコーラスワーク。間違い無く、今作の中でもボーカルの自信作に仕上がってます。
◆own side
一回聴いただけで衝撃を受けたのは、Nobodyに続いて二度目でした。いや、それを超えたかもしれない。こんな歌い方が出来るのか、こんな綺麗なコーラスワークを織り成せるのか、とボーカル勢の表現の幅の広がりに感服。THE RAMPAGEとしてではなく1アーティストとしてなら、知らない人にオススメを聞かれたら何の迷いも無くこの楽曲を提示します。それくらいに好き。鬼リピしてるので皆さんも是非。
◎follower's side
一番好きかもしれないです。すごく踊ってみたい曲。ブラック要素のあるものはこれまでにもありましたが、こんなにしっとりした曲は初めて。最初に聴いた時の印象は大人になったRAMPAGEのちょっとセクシーな曲。でもよくよく歌詞を見ていると相手のことが好きでたまらない、初々しさを感じる曲。この年代だから表現できる色気に男性も女性もキュンとして欲しいです。(written by 藤原樹)
凄く好き。何だろうなぁ、三人の甘い声がとにかくいい感じに合わさっていて聴いていて心地良いし、何より歌詞が凄く情熱的で良いなって思った。いい意味でランペっぽくないと言うか、また違った雰囲気が素敵だなって思った一曲!(written by 志尊淳)
So Goodは初めてかな?王道R&Bでね、まさにって感じの曲。個人的に好きなジャンルなのでこれはもう気合い入れてRECしましたね。かなり心地のいいサウンドになってますからね、気持ちを落ち着かせたい時とかぜひ目を閉じて僕らの歌声に癒されてください、癒します!(written by RIKU)
09. One More Kiss
◇official side
DHCさんとのコラボでリップクリームのCMにも起用して頂いた楽曲。大人っぽくセクシーなミッドバラードで、現在進行形の恋愛をテーマにしたラブソングになってます。今迄に磨いて来た表現力を最大限に詰め込んで、情感たっぷりに歌い上げさせて貰いました。これも今迄のTHE RAMPAGEには無かった曲調で、良い意味でイメージを崩せたのではないかと思ってます。
◆own side
CMで披露させて頂いたあんなクサい台詞にも負けないくらいの、王道ラブソング。そりゃそうですよ、タイトルだって「もう一度キス」なんてベタな感じなんですから。切なくて、触れたくて、伝えたくて。そんな不器用な男の真っ直ぐな愛情が歌詞に其の儘詰め込まれているので、きっと聴いたらドキドキして貰えるんじゃねえかなって思ってます。一口齧るだけで、もっともっと欲しくなる。はず。
◎follower's side
まっすぐでどこか切ない恋する気持ちを謳った歌詞を、バラードらしくないアップテンポな曲調で、でも心に染みるような自慢のうちのボーカルたちの声に乗せて届ける1曲。数ある僕らの楽曲の中でもお気に入りの楽曲です。(written by 長谷川慎)
One More Kissは好きな方多いんじゃないですか!歌詞がいいのはおそらく皆さん分かってらっしゃると思うので俺の好きなポイントはBメロの流れるようにボーカルの人パートが切り替わっていくところです(笑)あの感じなんか良くない?ねえ!(笑) (written by RIKU)
10. SWAG & PRIDE
◇official side
主演を務めさせて頂いた"HiGH & LOW THE WORST"の主題歌として起用して頂いた楽曲。重厚なサウンドに、映画の世界観を盛り込んだ頂に向けて駆け上がる覚悟を綴った歌詞を刻み込むように力強く歌ってます。作品に携わらせて頂いたメンバーも多い為、MVも含めて特に気合を感じて頂ける一曲になっているかと。辻と芝マンが考えた、ハイロー感満載の男らしい振付も要チェック。
◆own side
映画を観て下さった方は、この曲を聴いた瞬間に色んな場面が蘇って来ますよね。俺はもうフラッシュバックしまくり。俺演じる楓士雄が歌の傍らで「行くぞテメェら!」って叫んでるのもきっと聞こえて来るはずです。ハイローの曲という印象が強過ぎて、ふとタイトル何だっけ?ってなりがち。それくらい映画にも勢いを与え、映画によって更に彩って貰えた、そんな一曲かなと。
◎follower's side
やっぱ贔屓目ありありなのは承知で言いますが「SWAG&PRIDE」は外せない!曲はもちろんだけど、MVにもカッコ良さが詰め込まれていて。メンバーそれぞれみんな表現力が豊かで凄くカッコいいけど、俺的には特に壱馬の色んな表情が一気に見れるMVな気がして凄くお気に入りです。映画とも凄くリンクしていて、こう聴けば聴くほど胸が熱くなると言いますか。推しに推しまくりたい一曲!(written by 志尊淳)
THE RAMPAGEってどんなグループ?って訊かれたらまずはこの曲を聴いてみて、って薦めたい一曲です。映画版のHiGH&LOWシリーズはEXILE TRIBEさんのイメージがあったので、どういう切り口で世界観に食い込んでくるんだろうと思っていたんですけど、この曲は作品にぴったり合っているなぁと感じました。サビの部分の壱馬くんが物凄く格好良い。(written by 窪田正孝)
SWAG&PRIDEは俺の相棒たちの映画の主題歌にもなってましたね!RAMPAGEらしくこうゴリゴリに踊る力強い曲に仕上がってます。MVでは俺がほとんど服着てないみたいなこと言われてましたがちゃんと着てますので安心して見てみてください(笑) (written by RIKU)
11. FIRED UP
◇official side
SWAG & PRIDEと同じく、"HiGH&LOW THE WORST"の挿入歌として起用して頂いた楽曲。過去のレパートリーには無かった、THE RAMPAGE流儀のゴリゴリのロックチューンです。これまた映画の世界観を上手く落とし込んだ攻撃的なトラックとリリックが格好良過ぎる。聴くだけでボルテージを最高潮に上げて、貴方の心にも火を付ける事間違いナシです。
◆own side
言いたい事は一曲前と同じ。聴き出した途端に、きっと頭の中で漢達がテッペン目指して拳で暴れ回り出しますよね。そして聴き終わる頃には燃え上がって、貴方も戦いたくなってるはず。それはそうと、少し余談挟むと。聴き始めた頃、この曲とSWAG & PRIDEが混ざって仕方無かったんすけど、共感者居ません?俺だけかな。それ程きっと何方もハイローの世界観の色濃い楽曲なんだなって解釈です。兎にも角にも、行くぞテメェら!
◎follower's side
FIRED UPは映画の挿入歌なんだけどね、これがまたいっちばんかっこいいところで流れるんだよね!もう映画館でうおーって言いたくなるくらいいいタイミング!2人が映画で頑張ってる分、俺も歌声で後押しできたらな、なんて思いもありますんでライブで披露させてもらった時はつい力が入っちゃいました(笑)まあ次回作はね、リンダマンとして僕リクも出演を…夢見てますので(笑)オファーお待ちしてます!(written by RIKU)
12. Starlight
◇official side
ドラマ"ゆうべはお楽しみでしたね"の主題歌に起用して頂いた楽曲。星空をテーマに淡い思い出を歌った、冬にぴったりの王道なラブソングになってます。グループとしては2作目のオリジナルバラードです。JAY'EDさんが手掛けて下さった歌詞が切ないメロディーに乗っかって、聴いている方を冬ならではの独特な情緒的な世界に引き込んでくれます。貴方もきっと夜空を見上げたくなるはず。
◆own side
カラオケに行くと、必ずと言って良い程この曲をリクエストされがち。フォロワーさんからも好評の一曲。バラード大好き人間の俺にとっても大好物です。そしてこれはまさに"北人曲"ですね。彼の透き通った甘い声が最も映える、本人も大好きな曲みたいです。俺のオススメの部分は、ラストの大サビ。個人的に転調に滅法弱いので、メロディーラインにあっという間に感情を誘われる。実は歌ってる時もこの部分で毎回涙腺やられそうになります。っていう、此処だけの秘密の話を添えて。
◎follower's side
「星のないこの街の空のように、心も淀んでしまうのかな」この歌詞に一目惚れして好きになった『Starlight』もちろん胸打たれたのは歌詞だけじゃなく、耳と心へ届けてくれた歌声とメロディがあったからで。特に歌うのなんか他の誰かではダメ、彼達じゃないと。この曲は皆がいろんな恋愛をしてきた中で密かに持っている恋情に綺麗な色付けしてくれるようなものだと思っていて。最初のメロディが流れた瞬間からこの曲の雰囲気とか世界に引き込まれるし、どの季節の夜にも合うと思います。だから太陽ほど明るくない恋の感情に浸りたい夜や、ふと淋しくなったらこの曲に寄り添ってもらってみてください。きっとどこかあたたかい月明かりが聴いた方の心にまで届くはずです。(written by 今市隆二)
切ないけど綺麗な情景が目に浮かぶような歌詞とゆっくりで優しい曲調で、聴きやすい曲だし切なくて胸がぎゅっとはなるけど本当に素敵な曲だと思う。それにボーカル3人の声が上手くマッチしていてさらにこの曲の魅力を引き立てていて最高の一曲です。(written by 町田啓太)
StarlightってあのStarlight?これはもう壱馬にオススメされてから俺の大好きな一曲になって、何か曲聴こうってなった時は必ず聴いている一曲だよ。本当に大好きな曲。これもボーカル三人の甘い声が堪らなく良くて本当に気持ちが良い。曲調ととにかく好き!ドストライク!(written by 志尊淳)
Starlightの好きなところは北ちゃんの声だね(笑)サビ終わりのとこの【今も1人探してるStarlight】の最後のらーぃって感じでちょっと上がるのがいいの!もう、そこがね!(笑)曲自体はかなり切ないから僕たちもかなり心を込めて歌い上げてますから!思い切り切ない気持ちになって聴いてください。(written by RIKU)
13. Seasons
◇official side
繊細かつ壮大な王道バラード楽曲です。グループ結成から5年間の軌跡、何時も共に夢を追い掛け切磋琢磨し合えるメンバーやサポートして下さるファンの皆様への感謝、そして未来へ進み続ける決意を綴った歌詞を情感たっぷりに歌い上げました。このアルバムの中でも大事なラストソングになっていて、俺らが抱える感情全てが詰まっています。THE RAMPAGEが今一番届けたい、そんな一曲です。
◆own side
THE RAMPAGEとして活動して来て五年。この曲の詞をなぞって貰えれば、俺らがどんな感情で歩んで来たか、どんな感情をメンバーやファンの方々という愛する存在に届けたいか、全てを解って頂けると思います。日記のようなラブレターのような、そんな一曲です。オススメの部分、探しましたが選べませんでした。この曲に関しては聴いて全てを受け取って欲しい。どうかこれからも、ずっと一緒に。
◎follower's side
Seasonsは特別な曲ですね。言うなれば僕らRAMPAGEから応援してくれる全ての方に宛てた最初のラブレターです。ぜひ歌詞を読んでいただいて、それから曲を聴いてもらえたら。決して自分たちの力だけでは到底ここに来れなかったこと、今までもこれからも皆さんがいてくれるから僕らが前を向いて、夢を見れること。そんなことが伝わればいいなと想います。(written by RIKU)
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ロングテールな心理障害としての軽度自己愛過剰性
書き途中でドラフト保存しようとしたらポストされてしまい数十リブログされてしまって元記事消しても漂ってるやつ消えてくれないので上書き的に仕方ないから書いてく。
あ、これはタンブラーのいいところでもあるとは思う。こういうところ(適当にドラフトに近いものをタンブルログ的に書いているものが許される)がなかったら僕は文章をネットで書き続けることはなかったと思う。昔も書いてたけど、僕は一応、文章をがっつり書いていく(ブログ)とかやると、3ヶ月くらいで1000とか2000くらいの購読者、フォロワーは付いてきたので、そういう存在なんだろなという数値の記録はあるが、やっぱり影響力の形として知名度性みたいなものを避けたいと思ってきた。クリエイティブな人たちとの交流や彼らに影響を与える(与えられる)ことに加え、「領域を超えた人たちの届くくらい」の影響力が欲しい。でそれは数千から1万くらいの創造的な人たちがフォローしてくださったり、批判や意見をくれることはありがたいと思っていた。
さらに関係ないけどアップルのキーボードやっぱダメだね。もともと長くHHKBとかリアルフォースずっと使っていて、マックの薄いキーボードはここ十年くらいデスクトップでも使っていたけど打鍵のノリが全く違くて戻したら脳と文章直結感パなくてこないだ見たくバーかけて行っちゃった。
さて自己心理学のことだ。ここに書くことは基本的にはエビデンスベースのことをよく踏まえていると思い、それに考察や個人の観察を加えたことだ。
先述したが、僕は心理学との出会いは早く、早熟でもあったので、14、5歳くらいにはフロイトやユングやアドラーといった古典的な心理学は読んだ。大学では認知科学もやった。僕は数学、理系の人に主軸を置き、プログラマーとしての科学への信念を元に、つまり「神経、脳、人工知能、そのほかあらゆる知能的な振る舞いは唯物論的に機械として捉えることができる。計算不可能性と観察不可能性と、論理による推測が範囲でしか行えないことは、因果関係のネットワーク的性質に全て由来し、ファジーなもの、人間の直感なども「機械的に記述でき、振る舞いはファジー」でいいという結論である。自身もこの計算可能性の限界まで、できる限り論理というもの、因果関係というもの、すなわち宇宙というの基本原理の最終形式を記述しきり、神だかなんだか知らんがそういうものに許される限り明晰にやっちまえばいいと思ってる。そして心理というものが極めて高い自動性を持つこと、エビデンスベース心理学が人の感情、幸福、不幸、そしてその「ネットワーク差分演算をすれば、その人の認知の歪み、心理的なバグ」が見えちゃうってところ前できてるってとこに興奮しまくってる。僕のモチベーションは実のところ皆さんの幸福にはあまりなく、宇宙の解明と創造性の解明みたいなところ��ある。のだがその中で次第に今の人の心理があまりに辛そうすぎ、不幸に過ぎ、それが無知からくるのだということに気づいた。
こういうストーリーとしてみることもできる。心理学の発展は「スケール最小だが非常に困難であるような心理的障害の治療を目的とし、その解析から始まった」が、次第に「スケールが最大で全ての人にうっすらと影を落とすような心理的障害の解析に向かっている」ということ。スタートアップメカニズムはよく「粒度最小で、皆が見えていないほど小さな欲望や欲求、小さなパターンが、実はものすごい回数発生することに気づいた」ということだ。世界で最もセクシーな人物と性行為をするコストが10億円だとして、それよりも世界で最もセクシーに見える人物の100kのwebpファイルをスマートフォンで3秒みることで得られる小さな快感が10億回発生し、これは100億の富をなすことに気が付いた人たちがいた。15min fameはテクノロジーと出会った。心理学におけるナルシシズム研究には自撮り画像が一時的に被参照回数をスパイクさせることが自己愛過剰性をますことをエビデンスで証明しつつあったりもするぜ。
で、日本においては回避自己愛過剰性って心理的な障害は「ごく軽度なものから、軽度で、しかしスケールが巨大」だ。ロングテールな心理障害だ。精神科医でブロガーなかた(しろくまさんだったか)が、ちょっと言及してる事件は忘れちゃったんだけど、事件を起こした人物をが艦艇によって自己愛性パーソナリティ障害と診断されたことについて(みる限り明らかに回避タイプ)、「双極性とかうつとか、そのほかのより困難の高い心理学的な障害と比べて容易であるというものの場合、自己愛過剰性というしかないからこういう診断になったんだろうなあ」という「軽度の心理的障害はだいたい自己愛過剰性って感じである」という旨を書かれていた(精密でなければ申し訳ない。あくまでの僕の解釈す)。が、実際自己愛性パーソナリティ障害は、特に回避タイプの場合、日常においてはほとんど外部からは目立たないこと、また他の障害からするとご当人の苦しみも軽度である。おそらく医療現場でも自己愛性パーソナリティ障害みたいなものを心療内科に相談に来るケースは極めて稀だろうし、優先して取り組むべき人も多い。
それでもなのだが、自己愛性パーソナリティという、診断がくだり、心理障害であるということがお医者様に言われるほどではないレベルにおいて、現代日本(や世界)で最大の不幸は、回避タイプの自己愛過剰性だ。そしてそのレベルは驚異的に大きい。スケールが数億人、下手したら10億、20億なのかもしれない。僕の考えでは2000万くらいの日本人は「直したら人生が劇的に楽になる」レベルにある。その人の幸福度の体感において一番影響が大きいのが自己愛過剰性である人がそれほどいる。
自己愛過剰性の(研究者としてみるに)面白い点は「別の形をとって」現れることだ。特にその95%をしめる回避タイプは「過剰に回避的に振る舞う」という性質から、その「自己愛過剰性」を隠蔽し、日常的には「ごくごく他人に優しい普通の人」として振る舞うが、突如怒りを表したり、恋愛や仕事やSNSなどで過剰な心理性を表す。一例としては承認欲求。承認欲求という言葉は人口に諧謔してそこそこに久しいが、多く自己愛過剰性に由来すると僕は考えてる。
面白い(というと人の不幸に影響を与えていることなので不謹慎なのかもしれないのだけど)ことに、本当に色々な現象に自己愛過剰性が見て取れる。エドシーランがカリードとコラボレーションプロジェクトと言って出した「beautiful people」という曲は「回避自己愛過剰性ソング」だった。この曲はほぼ「SNS女子」とか「インスタ女子」とか「キラキラした人」とか「ファッションショーの前列にいて、それを写真に撮ってあげる人」のことをビューティフルピープル。と呼び、サビでまずこの「ビューティフルピープル」と名指しを歌い、2バース開けて「それは、僕たちがそうではないもの」と劣等感的なものと「インスタ映えとかしてる人を批判する心理」を表している。で、これだけみると皆さんには「ビューティフルピープルはナルシスト的で、自己愛強そう。承認欲求強そう」と思うかもしれない。事実ナルシストとインスタ女子の相関は統計とかで取られてるので高いでしょうね。でもですね、それを笑う人たち(あなた)の心理は、回避タイプの、自己愛過剰性なんです。承認欲求の裏返し。一種の嫉妬であるし。自己愛健全な人は「気にしない」か「客観的にいって奴らはナルシストだな。」と「まあでもナルシストタイプは別に有害でもないしな」である。「パリピと話すのが怖い」と思うならそれも回避自己愛過剰性。エドシーランの歌にはこれ(美しい人たちがこちらに話しかけてくる。怖い)がダイレクトに歌われるし、非常に多くの人がこれを持ってると思うけど、それは回避だ。大人になっても人見知りするのも軽度であるかもしれないが回避心理の指標にはなりうる。
これあれです。「こういうことに当てはまるのが一発あるだけでその人が自己愛過剰の病気です」とかにはもちろんならないし、本当に心配とかだった医者にでも相談して「大丈夫ですちょっとそういうとこあるかもしれないけど病気ではないです」ということの方が多いと思う。僕が問題にしているのは「うっすらとそういう毛があることがその当人の人生の長きにわたってうっすらと不幸を差し込み、その影響は積み上げるとめちゃくちゃ大きいぞ」ということです。
本当はこれ「結論」というか「対策」として「他者愛性やっぱ超すごいんじゃないか」学術的にいうなら「向社会的行動をとると自己愛過剰性軽減すると共に、自己愛強い場合この幸福度貢献は最高なんじゃないの」ということが言いたい。ギバーであることがその人当人にもたらす幸せがめちゃくちゃでかいとすると人類の愛についての知的議論捨てたもんじゃないなってなってくる。
実のところ人間関係の多くも自己愛過剰性の問題が由来してると僕は思ってる。統計から、人間の幸福度に影響を与えるものは、死の危険に影響するほどの貧困を除けば、「人間関係、健康、労働業務の幸福度、賃金、通勤時間、恋愛」といった感じで序列がある。
で、人間関係、労働、賃金は特に「衛生要因」的で、「上がれば上がるほど幸福度が上がるわけではない」が「失われると幸福度が激減する(不幸度が劇的に上がる)ということになっている。恋愛は青天井なのかもしれないが、基本的には平均化するとこれも衛生要因的なんだろう。そしてこの「下がる方」、つまり人間関係が損なわれたり悩んだりする、とか労働があってなく感じる、とかと、あと「賃金の方が労働より重要に決まってんじゃん」と「本心はそうではないとインタビューなどをするとあぶり出されるのに口ではそういってしまう」などの現象は、その多くが「自己愛過剰性に由来している」と僕は読んでる。自己愛が正常な人の神経症的傾向はめちゃくちゃ少ない。また自己愛過剰な人は常に批判や、自分が嫌われているのではないかということを気にして行動するわけなんだけど、統計科学的には「非常に多くの人が、実際に嫌われている度合いよりも過激なほど嫌われてるかもしれないとバイアス(錯覚)してる」とされている。回避自己愛なんじゃねーかなと思う。自己愛がまともな人は「まーいやそんなそこまで今のことくらいで嫌われることないよ」と「そんな誰もお前とか俺のこと気にしてないよ」と思ってる。自意識過剰も自己愛過剰性に由来する。
シンプルに、「他者愛」の人は、「自分が」ということをあまり脳内で思わない。「相手が」気になっているので、「相手を傷つけたかな」はきにするけど「相手を傷つけたかな」のさきに「それによって自分が嫌われた=傷つくか」など気にしない。なんだか素晴らしく気分が良さそうな奴が現れただろ。
繰り返し書くと思うけど僕の結論は他者愛と、それを共感(これもきちんとした科学、心理学の用語です。共感能力ってのは試験できるレベルに定量化できる実際にある能力)できると自己愛過剰性は軽減するのではないかと思っている。
あとね、幼年期などの友達と親との関係性が自己愛過剰性の最大の原因であるって説がコフートや自己心理学のいってることなんだけど、でこれ「子供を自己愛にしないこと」のキーは、コフートとかだと「子供に共感をしている本当の他者愛で持って接する」が示されていると僕は解釈した。言い換えれば「一対一の関係として、他者愛を受ける」ことを子供は真に感じ取れればいくら叱られたりしても親を信じる。ということかなと思い、おそらく確かに有効だと思う。イケてると思う。が、もう一つは「他者愛的な振る舞い、向社会的行動を無償で行うさま」の「追体験」でもいいと思う。15歳とかになるまでに、周りの友達とか、親とかが「当たり前のように階段でおばあちゃんの荷物を持って一緒に上がっている」のをみて「なんか自分のためにならへんのにやるもんなんね」と、これは自己愛過剰性からすると違和感が脳内に巻き起こる。
僕の考えでは「共感」とは「快楽系���で想像がつく」レベルのことを言うのだと思うのだ。そんで向社会的行動をとるときに人は快楽を得ることがわかってる。またメンタリティ(神経症的な傾向)は安定するといったことも統計で明らかになってる。のだけど、「その行為を行う人」に「子供が共感する」と「あー、、、気持ちいわけだ。。」となる。
向社会的行動や、他者愛的行動がその人そのものに快楽を与え、大きなメリットも伴うことは本当に広く行き渡ればいいなと思う。理論的に��れが明かされようとしてきてるなんてもうめちゃくちゃいい。
あとね、僕はこれ気づいたとき感動で泣くかなと思ったけど(社会システムがこういうものを要請しているとしたらめちゃくちゃ創造的だと思う)、イノベーションのようなものが社会に対してサービスし、またその価値を果たしなら富を維持しようと粘るのではなく早く自己を廃棄し(ドラッカーの言葉だ)、進化に取り残されるくらいなら消え去った方がいい(トムヨークが音楽のイノベーションの中心はテクノにある、という言葉の後にゆった言葉だ)ってゆうときに、これは向社会的行動であるし、イノベーションと向社会的行動を中心に吸え、自己増殖する利子資本系と拮抗するということならば、これは愛の世紀(ゴダールが言った言葉だ)だ。
そのほかにもある。現代において自己愛過剰性は色々なものに「魔を指して」いる。
もっともひどいのはやっぱり恋愛だと思う。現代の恋愛は恋愛の形を詐称した自己愛の充足と奪い合いだ。恋愛は健全なる程度の性愛に基づく。キュンとくるは性欲だもエビデンスでてきちゃったあとで「大事にされることの方が重要で性欲の関係としての恋はいやだ」と思うすら自己愛過剰性だったりする。もちろん過剰な性欲もまたなんか心理的な障害に由来する可能性もあるし、まともなもんですよ。恋愛関係にある人たちは性愛だけではなく友情や信頼関係を築きそれに基づいた行動だって共にするだろうし、そんなのも当たり前です。が自己愛に基づいて、性を否定する傾向とかもはっきりある。何よりもそもそも恋愛、というかあらゆる愛情的な感覚は愛される(受ける)とは無関係だ。
快楽で説明するなら、性愛は(自己愛がまともな人は)快楽が伴う。教科書的に行って性愛やその快楽は存在のための快楽(食事や睡眠)と同程度の快楽だろう。自己愛過剰性を解消する思いは、「恋愛」が「愛してもらえる」という自己愛の形で錯覚でき、「愛されるのではないかという期待」を得るでドーパミンとかが出ちゃうっぽい(ちゃんとはまだ研究が出てない。性愛などのオキシトシンなどが強い関係と自己愛の期待効果などドーパミンが強そうな関係とは明らかに追従するストレスなどが異なるだろうから定量的にも評価されるようになると思う)。自己愛を恋愛に被せて解消しようとする恋愛はつまり1. 聖愛の快楽を得ることができないまま死ぬという絶望的な機会損失を飲み込む 2. ドラッグや砂糖に似て、脳の報酬系(ドーパミン回路)などがぶっ壊れており、快楽ではなく期待報酬のみをえて、苛立ちが続き、依存症患者のように自己愛過剰の解消の希求を続ける借金とパチンコ地獄に生きる人や、あるいはドラッグの金が欲しくて娼婦を営む人(これもエドシーランの歌にあるね。レクイエムフォードリームのパクリだけど)みたいなものだと思う。ここに書いたことは極論的な比喩であり、本当にドラッグ患者のように自己愛に汚染されている人まではそれほどいない。ロングテールであり、「どうも愛されたいのよね」っていう人は素直に快楽を得ていない。
おそらく非常に多くの人(特に女性)においては自己愛過剰性がその人を不幸にする最大の局面は恋愛にあり、恋愛をせず自己愛をキメてるという心理から自由にならないと、端的に幸福にはなりにくい。
また女性の場合は、「恋愛、結婚、そして子供を授かり、育児すること」には本質的に「愛を与えること」と「自己愛ちゃんじゃない、幸せな子供を育てること」という影響があるんだけど、これは最大級の批判だろうけど「愛さねばならない人=恋愛をし、性愛をし、子供を作れることが証明される人」が「愛されたいと思っている」のはやっぱり異常心理であると思うし、愛されたい人は恋愛をする資格がないとも言える。子供が、自分の親が「愛されたいと思っている」と知ったら、衝撃を受けるだろう。「ぼくわたしも愛されたいし子供って愛してもらえる期間だと思ってたんだけど親がなんか愛されたいと思ってるっぽくてきもい」となる。そして実際にこれは自己愛過剰な子供ができ、自己愛過剰な大人が育つ最大の理由と目されている。(毒親とかそういうので心理学読むと出てくる。より学術的なところでもよく出てくる。ただ遺伝的にも神経症的傾向は遺伝の影響度は強いので間引いて考える必要もある。)
次、僕個人的にはこれが一番言いたい。仕事などで、多くの人が、承認欲求などに汚染された仕事をしてる。あと「すごいことをする」という思いを持つ人が「創造性快楽」とか「やってのける喜び」ではなく「認められたい」に依拠していることが多い。心理学でもよく「承認欲求がないとチャレンジしない、あら、自己愛も必要なんだ」という説明がなされる。「認められたいという思いがチャレンジを生んだ。成功者の多くが自己愛過剰だった」みたいなこともよく言われる。僕は完全に否定したい。人に認められるなんてことは一切なくていいと思う。先述した通り、向社会的行動、そして「創造性快楽」というものの二つはもっと輝かしく強い快楽を伴うものだ。実のところ、みなさんが自己愛過剰性を持ちすぎているから、そういう成熟した自己愛(過剰でない自己愛)と、シンプルな創造性、変化へのチャレンジを喜びとする人、あるいは真の芸術のようなものが汚染されてるかもしれない。これは極論だが、音楽芸術のセールスチャートなどでも「自己愛ソング」とかとそれに共感されたい若者が大量に西野カナとか買ってるのはおぞましくて気持ち悪い。トリセツとか自己愛過剰のお手本みたいな曲で大体の語尾に「して」と「くれ」がつき、ギブアンドテイクが他者愛と自己愛のカジュアルな言い換えなら「くれくれくれくれくれくれくれしてしてしてして与えて与えて。奪います奪います奪います。私はしてほしいのです。奪いたいのです。愛されたいのです」という感じ。テイカー。アダムグラントが泣くぞ。で若いこが「そうそうそう。してほしい」って同調して買うんでしょう。いやまあ自己愛過剰が歌に乗って世の中でなってるのはいいとして、芸術の邪魔になるのが最悪だ。そして男は恋愛では自己愛過剰を出さない傾向があるからといって安心してちゃダメで「仕事で承認欲求出してるやつは実のところそれが成就してもストレスしか感じないし幸福を得ない」のでやめたほうがいい。創造性は才能に由来するところが強いので、すべての人に創造的たれとまでは言わないが、統計では作業そのものの没頭性や集中性が労働におけるストレスの最大の軽減要素であり、幸福度すら上昇することも証明が揃いつつある中で、承認欲求にかまけていてはダメだ。
まずは気付くことなのだと思う。軽微であるけど回避的自己愛過剰性があるひとは自分の中にそういう兆候を認めて、アクセプタンス(あるなーそういうとこと認めること)をするだけでもよくなる。もちろんまじで超ちっちゃい善行を行うだけでもそういう人は幸福に、創造的に、快楽的に生きることができるようになる。詐欺的な優しさではなく、相手に共感をして、その感覚を想像し、それは助けられたらさぞいいだろうなあと思った上で、それをすることだ。おばあちゃんがいる。ああ80歳になって筋肉がほとんどなくなったら、今の自分が思っているよりもはるかに階段は高く、ペットボトルの水が一つ入ったバックだって重たいんだろうなあ、と思うこと。人目を気にして人助けができないという思いが自分にあるならそれが回避自己愛で、恥の感覚はほぼ自己愛過剰性に由来するが、それを受け入れ、だからこそ乗り越えること。そういうことだと思う。
もう一つ書いちゃおう。多分しばらく自己心理学は書かない。優しさと自己愛のことだ。最近家入さん時々話すんだけど彼の中では愛の問題、それと自己心理学体系としての仏教、特に弱さの淵ギリギリまで行って悪を覗き込む親鸞が魅了的なんだろうというのはわかる気がする。僕の考える愛(優しさ、与えること)の概念が、彼のやさしさの観点と同じかは、似ているとは思うけど、同じかはわからない。要人であるので意見が混同すると迷惑かけるので関係ないと思って読んでほしい。
あと彼からは、なんか優しさがみたいなものが特徴の人だと思ってなかったのでびびったことをよく言われるなと思うのだが、これもいかに書くようなことなのだと思う。僕は平然と人を批判するし、基本的に言葉は優しいけど、それ以上に、批判した人に対して優しくすることに一切の躊躇もない。また、人に優しくすることに一切の感情が伴わない。
僕は「他者愛」つまり愛の最大の特徴は、「独立性」にあると思う。愛の独立性。
エピソードを話す。
ここに回避自己愛過剰な人がいるとする。Nと呼ぶ。この人は「優しいと認知されている」人だ。しかし回避自己愛過剰性の優しさは、自己防衛を目線の先に期待する、自己防衛のための、攻撃されないための、回避としての優しさだ。もう一人、自己愛が正常で、かつ他者愛が強い人がいる。Lと呼ぶ。
数名がいる酒の席で、LはNを「面と向かって批判」する。ある程度人もいるところで。みんなの前で。口汚く罵ることはないが、はっきりと「これこれこういうとこあかんよ。ぶっちゃけ嫌い。」という。これは批判と、好き嫌いの提示がある。さらにもう一人登場させよう。N'にしよう。この人も回避タイプの自己愛過剰ちゃんだとする。
N'は「Lが怖い人だ」と思う。N'も「Lが怖い人だ」と思う。どうですか?皆さんはN'と同じ立場にいます。Lが怖い人だ、と思いましたかね。
Nは黙って聞いているが、そのまま批判が続けばLは逆ギレする。その手前でLはそういえばNは風邪引いてるじゃないっけそこ寒くね?こっちくる?あとタバコあかんかなと思い消す。あとあったかいソフドリもらう?とゆう。その時Lは「特に表情を変えることもなく」思う。N’は「あれ優しい人だ。あれよくわからない。あれなんだこれ」と思う。Nも思う。「なんで表情が変わらないのか」と思う。
自己愛が正常な人はむしろ、批判者��ある。良き批判者である。自己愛過剰で回避タイプの人は「批判されるのが怖い」ので、自分を守るという思いで、「他の人を批判したり、意見することが少ない」ということになるし、そこには「怒り」がある。自己愛が正常な人は怒りの伴わない批判をする。回避が過半数の世界では批判者は「あの人は批判をバンバンする人だ」と思われるだろう。自己愛の正常な人の行う批判が「怖いこと」だと認知され、健全な批判や声のでかい人が怖がれるのは、多くの人が回避自己愛過剰であるせいで、批判者は善だろうと僕は思う。もちろん客観性と程度の問題はあるし、批判を受けるものがあまりに自己愛過剰性が強い場合には彼は批判を受け入れることもできないから、気を使ってあげなくてはならないけど。それでもそれらの気遣いは、全て批判者の与える行為だ。社会の大半が自己愛過剰だと、社会は静まり、声の大きさが強調されるわけだけど、批判者が自己愛過剰であることは稀だ。だいたい「本心で薄汚く怒りを伴って罵倒してんなー」ということならそれは愛の人の批判じゃない(その批判者の心理に課題が見受けられる)。ただ、世界のバグを指摘すること、悪を指摘することと、愛にはなんら関係がない。
その上、愛は好き嫌いとすら関係がない。これは僕のお気に入りの概念だ。よく好き嫌いがない人みたいなのがいい人みたいな感覚になるが、そんなことないんだ。他者愛の人は「好き嫌い」がないわけではなく、むしろ自由に好き嫌いを表明する。ないのは無駄な怒りだ。バグを取るぞという使命感だけだ。バグのないシステムが好きなのはあたり前だ。他者愛の人には「嫌いなものだから愛さない」理由がない。嫌いなもの、悪に愛を与えない理由がない。おそらく自己愛過剰な人こそが「好きだから愛する」みたいな感覚を持ってる。お馬鹿さんね。
さらにここには感情が伴わない。おそらく自己愛過剰な人たちは「嫌いなものにすら優しくする」見たく、ロマンチックなエピソードだと認知して感動するかもしれない。「すら」とね。これも心理学でいう認知の歪みなのだと思う。他者愛の人が嫌いな人相手ですら優しくする、とか魅力があるから愛するとかいうわけではないのは、与える行為は自己の中に快楽に基づいて行われるからだ。これも統計で出てる。彼らは「当たり前のことをしたまでです」というかもしれないが内心は「気持ちいいから自分のために」と感じている。
悪人こそ天国に近いのだ。という親鸞の考えにも近いのだと思う。僕は悪人こそ天国に近い、というのはそうかもしれないと思うが、悪人でなくても共感があれば天国に近いと思うし、悪であることと善であることは独立してると思う。愛って言葉キモかったら与えること、でもいい。「悪だから与えない」とか「好きだから与える」とかは「好きなら与えて」と並んで自己愛を僕ら他者愛の人には感じさせる。
愛のレッスンをするなら、設問としては「きもいおっさんがゲロ吐いて倒れてた場合にどう感じ、どう動くのが優しい人か」というと、「きもーい」と思い、口に出す。愛の人もごくごく自然に「きもーい」と思う。「ハゲ散らかしてるー」とも思う。「ウゲーきもーいくさーい美女のゲロだったら飲めるのにー」と思う。だが独立した感覚で、美女がゲロ吐いて寝てるのと同じ速さで水かってやってゲロ気道に入らないように横に寝かせて水枕元において去る。で「あーくさかった」と思い、ハゲうつるかと思ったわ、と思う。もちろん「なんかおっさんも色々辛い感じであーなったんだろかそうだったらかわいそうにな」とも思う。おっさんの気持ちに憑依する。優しい人は多くの人に、そのコンプレックスや辛さに瞬時に憑依する。
社会課題がロングテールに軽度の心理障害なら、軽度で小さな善行で迎え撃てばいいんじゃないかと思う。ジョンレノンならfuck you, give good a chance. とゆうだろう。
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粛清! パワフルプロ野球 Ⅱ
革命家は恋なんてしない。だから大杉栄はフェイク。マトモなシンケーしてたら、出会う人間ほぼほぼ無理だなって思うはず。
例としてあげると、東京でつるみはじめた人に「たとえばこないだ遊んでた〇〇君はどうなの」と聞かれたが、「基本的にいいやつなんだとは思うが、説教癖があってMPが削れる。私の結婚生活のつらさに関して、”なんで結婚する前にわからないんだ”式のことを言ったり。それ言って相手がしんどくなるとか、クソバイスになるとか思わないんだろうなあって。人のふりみて我がふり直せで、年下の友達としゃべるときはあいつの顔を思い浮かべて老害にならぬよう自分にクギを刺す」と回答すると「でも男ってそういうもんでしょ」ときた。
この時点で〇〇氏に対しても質問者に対してもああ魂は預けられないなぁと思ってしまう(恋とは自己流の定義によれば魂の相互開示欲求だ)。大半こうなのだ。その点パイパン原理主義者の変態の友人は絶対に男はそういうもん論をとなえないので本当にえらい。
◆
小さい頃から何かを知りたいという欲求が強く対人においてはライフヒストリーと思考のロジックを掴みたいという方向で発揮された。知識は水だってぺこぱは言う、私としちゃもう少し切実で、前述の欲求は、学業面ではこの世に自分の知らないことがあるのがむかつくというか、得体のしれないパッションと焦りによりできるだけレンジを広げなければ! という圧力にかられていた。
そしてなるたけ幅広くという謎の義務感に応えるかたちで私は文学部総合プログラムというなんでもありのバーリトゥードに自分を放り込む、どれくらいなんでもありかっていうと文学部のすべての専攻の基礎を貴様らには受けてもらう、そのあとは好きにしろ、なにしたっていいけどヒトカドの卒論は出せよという場所に。ここで運よく「この人の弟子にどうしてもなりてえ~~~~~」という教授と出会った。
現実的に弟子になるのは全然ダメで、なぜなら私の才能努力も問題だったけれどなにより教授が弟子を育てようなんてこれっぽっちも考えておらず、色々あって私のセンセイは不登校になった(は?????)、理由は聞かされたけど私はずいぶん落胆した。進路について割り切るまで結構時間はかかったし、センセイの弟子になれないのであれば大学に留まる必要はないので院までいったが修士でオシマイ。けれども並行世界では、アカデミアのなかで割り切って別の研究室に行った。
久しぶりにまとめてオフの時間をとれることになったので、さっそく関西に帰って悪友どもに会いにいくことにした。どんな職業に就いても変わらぬ第一の願望。新幹線に乗り、午後、まだあかるい時間帯に関西へ着いた。他の誰でもない我が悪友のひとりが迎えにきている。
灰色のコンクリートの道路と、ナチュラ��色に白かぬるいコールタールの屋根の新築、経年劣化した家屋に屋根だけが赤や群青の家々。歩道と車道を区切る街路樹は、一定間隔で並べられているくせにぽつんぽつんとした風情で、葉のつきかたがまばらだから何が植えられているかわからない。季節もわからない。私は細身の黒いトップスと、シュっとしたハイウエストの生成り色のスカートをはいて靴は歩きやすい茶ローファー、友人は黒のスウェットに細いジーンズで地味だけどおしゃれなスニーカーといういでたちだった。
他のメンツとの集合場所まで歩きながら、最近どないよ東京でうまくやってるか、と友人がたんねる。博士課程進学からポストを得るまでにはきつい時間が何年かあって、割に我慢が得意な私はそれなりにまじめにやって若手と呼ばれる程度にはなったよ、東京の大学で一応研究者として生計をたてて贅沢はできないが論文も書いてる。こうやって新幹線で思い立てば帰ってこられるくらいには金の余裕もある。それはよかった、と友人はコメントする。言葉どおりよかったと思っているのだろう。こいつはどれだけ私がつらいめにあって関西から逃げ出したか知っているのだから。
天下泰平といえるような散歩の時間のあと、集合場所である飲み屋にきた。ガララと木の扉をあけると、らっしゃいやぁせぇと店員が威勢よく挨拶した。今日のグループでこういう赤ちょうちん系の店に入るのは久しぶりかもしれない。東京へ出る直前と東京に出た直後は、みんな私を祝うために結構いい店で値段のはる飲みものをあけていたんだ。あとの2人(我々は4人組なのだ)は先に到着していたので、即飲み会開始。焼き鳥と刺し盛りとエイヒレとチョレギサラダと餃子とどでかいビール×4を頼み、ゲタゲタ笑う時間。モウモウとわきあがる店の煙、煙草の煙、しゃべってもしゃべっても足りない会話、闇討ちの如きボケと適切に鋭くブラックなツッコミ。この時間を買うために新幹線で来たんだよ、みんなマジで好きだ、と内心ナミダしながら爆笑していたその時、私のもとに一通のメールが来る。
「***大学***研究科***研究室 研究員 ***殿」
出だしからなんだか不穏な気配がする。読み進めると、はぁっなんじゃこら?! と声に出してしまった。内容はこうだった。
「先日あなたが同研究科の某氏について”~~~は、~~~である”という発言を行ったことに対し、大学の倫理規定において不適切発言とみなす。教授会でも当該発言について検討し、***大学として***殿には×ヶ月の停職処分が妥当と判断したため、左記のとおりの処分を行う」
とんでもねえ不吉なメールであったが、私には「不適切発言」をした記憶が一切ないのであった。酒とかクスリとかで記憶がない、もしくは言った本人が忘れてる、といったことではない。真に発言していない。「不適切発言」をしたのは別の人間だ。私はその場にいて、発言者が「不適切」なことを言ったあと「ね、そうでしょう?」と私に話題を振ってきたため、至極適当に「はぁそーでございますね」か「そうですかねぇ」と流したのだ。だが、どういう経緯かは知らないが私は発言者として責任を負い処分を言い渡されている。
こうなったら処分宣告に対してプロテストしなければならないが(はっきり否定しなかった私も同罪という見方ができるが、仮にそうだとしても発言者をすりかえられ代わりに処分を受けるのはまったくの不適当である)、ふと止まってしまった。今からしようとしていることは正しい。私は罰を受けるべきではないし処罰を回避しなければならない。しかし、正しいということと、正しさをおしすすめる態度が市井の人間にヒかれるかどうかということは別な話である。正攻法を全力でやると、おかしい、極端な人間だと思われることがよくあって、慣れたけど毎度微量ずつ心が削れる。心が削れることに対して拒否感だってある。板挟みになったので、私はフリーズしてしまった。
あの街路樹のある道に座標が戻ってしまった。なんで? ぼーっとしてたけど人の気配がしたのでふりかえると、迎えにきたほうの友人がいた。
「俺らは待ってるからな、しんどなったらいつでも帰ってきたらええねん」
そいつが言ったセリフではない。同じグループのひとりの、いつかのセリフがリフレインした。なので時空間が歪んでいるとわかった。いくつかのつまらない喧嘩と世界の終わりみたいにわめいた記憶がわきあがって、それでもこいつらといたいのだ、と10年前も思ったことを思った。時間がおかしいことになっているので、外は到着時とおなじにあかるい。私は新幹線で東京に戻ってやるべきことをやろう。こいつらにはヒかれててもいいや。だってヒいてても受容して大事にしてくれているのだから。
東京に戻った私は教授陣と大学に向かって大立ち回りをし、停職処分をまぬがれた。何枚かの紙を印刷してアンダーバーをひいて何人かの協力者も用意して、事実との齟齬をロジカルに激烈にそれでいて冷静に詰めまくり、つまり人より得意なことをした。まだアカデミアに居れることになったので、今期は本を書くことも目標にしようと思います。
◆
クッソ寒い季節に人と待ち合わせて杉並区で飲んだ、現実はいつでも季節があるんだよなぁ。今日しているピアス? イヤリング? きれいだねと褒めてくれたので私はにっこり笑ってこう言う、
「関西に仲いいやつらがいて、みんな片耳にピアス付けててそれがオシャレやなぁって思ったから、マネして片方だけイヤリングすることにしたの」
「ピアスはあけないの?」
「とてもいいことがあったらあけるわ、例えば本を出すことになるとか」
あるいは激烈な部分を受容してくれる誰かとまた出会えたら…せっついてピアス穴をあける必要はないよ、とわかっているからゆっくり酒を飲む。
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「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人だった湊伸治が今度は殺人未遂で逮捕!
湊伸治以外の犯人たちも出所後に犯罪をしており、「少年法」は更生の役に立たないどころか、むしろ更生を妨げている!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180821-00547408-shincho-soci 綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人の“元少年”が、今度は殺人未遂で逮捕されていた! 8/21(火) 11:45配信、デイリー新潮 8月19日、埼玉県川口市の路上で、32歳の男性の肩を警棒で殴った上���首をナイフで刺したとして45歳の男が殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。逮捕された男は川口市の無職、湊伸治――。 「18時5分に被害者の男性から『警棒で殴られ、刃物で首を切りつけられた』との110番通報があり臨場しました。男性は首の後ろから流血がありましたが、幸いなことに命に別状はありませんでした。湊はその場におりませんでしたが、駐車トラブルの原因となった車輌は残っていた。ナンバーから自宅を割り出し自宅に行くと、犯行を認めたため、19時50分に緊急逮捕しました。湊は『刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった』と言っています」(捜査関係者) 警棒は3段の伸縮式で全長41センチ。実際に警察が使用しているものとは少し異なり、いわゆる護身用として販売されているものだという。刃物のほうは折りたたみ式で、刃渡りは8センチ、広げたときの全長は19センチになるという。 殺人未遂罪の法定刑は、死刑または無期懲役、もしくは5年以上の懲役である。しかし、死刑や無期懲役になることはめったになく、多くは懲役3年前後からおよそ7年程度とされる。 ちなみに正当な理由なく、刃渡り6センチを超える刃物を携帯すれば、銃刀法違反で2年以下の懲役、または30万円以下の罰金となる。 「ええ、そちらも視野に入れています」(前出・捜査関係者) 捜査関係者は、いつにも増して徹底して罪に問おうとしているかのようだ。 . ■野獣に人権はない 「湊伸治」という名を聞いてピンとくる人は、多くはないだろう。しかし、すでに一部のネット民の間では話題の男なのだ。 今から30年近く前になる。彼こそ1989年、日本中を震撼させた、綾瀬「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の4人の犯行グループの1人なのだ。 「当時16~18歳の少年が、見ず知らずの17歳の女子高生を拉致し、40日間に亘り監禁した上、なぶり殺し、遺体をドラム缶に入れてコンクリートで固め、江東区の埋め立て地に遺棄した――鬼畜としか思えぬ犯行でした。しかも彼らが監禁に及んだ部屋は、少年の両親が同居する実家の2階の自室。その少年こそ、湊伸治(当時16歳)です。両親は共産党系の診療所に勤務し、父は診療所の経営する薬局の薬剤師、母は看護士でした。2人とも共産党員だったため、警察への対応も筋金入りでした。家宅捜索も弁護士立ち会いの下で認めるという具合で、そのために捜査が遅れたと言われたほどでした」(社会部記者) 湊には懲役4年以上6年以下の不定期刑が下された。 当時、実名で報じたのは週刊文春だ。記事を担当したコラムニストの勝谷誠彦氏(57)が振り返る。 「少年法の名の下、実名報道はできないという風潮は今も変わってない。だけど、取材すればするほど、あの事件は酷かった。だから、“野獣に人権はない”と言って、実名報道に踏み切ったわけです。だって名前も報じられない彼らは、数年経ったら世の中に出てきて平気で歩き回るんですよ。逆に殺された、あんなに可愛い女子高生の名前は、じゃんじゃん報じられていた。どっちの人権が大事なのかと思ったけど、人権派という方々からは随分いじめられたね。日本は出所した者に甘すぎるんですよ。アメリカなんて性犯罪者にはGPSまで付けているわけですから。あれほどの性犯罪者、重犯罪者の名を、若いからというだけで実名で報じないのは、むしろ一般庶民に危険が及ぶのだから」 ■駐車トラブルじゃない その言葉が実現してしまったということか――。では、現在の湊はどんな男になっていたのか。自宅周辺の住民からの評判はすこぶる悪い。 (中略) 実際、階下の住民に聞いてみると、 「ああ、そうなんですよ。夜中の3時でもお構いなく、2階の床をドンドンドンドン踏み鳴らしたり、大声上げたりするんで、うるさくてしょうがない。天井に付いている照明がグラグラしちゃってるの分かります? それで19日の朝も、うるさいから話し合おうと2階に上がってベルを押したんだけど、出てこない。僕が下に降りて部屋に入ると、またドンドンドンドン。その繰り返し……。しばらくすると外に出て行くのが分かったから、追いかけて行って、なんであんなことをするのか問い詰めたんですよ。でも、話をそらして、違う話をしてくる。『何か聞こえるの?』とか言ったりね。頭がおかしいんじゃないかと思ったけど、なんとか止めてもらえるようになったんですよ。そしたら夕方には、あの事件でしょ。ビックリしましたよ、下手をしたら刺されたかもと思うと、今になって恐くてね」 事件の原因は駐車トラブルと発表されているが、目撃者たちの証言は異なる。 「駐車場に軽トラックが入ってきたんですけど、湊は仁王立ちして立ち塞がっていたんですよ。駐車トラブル? そんなんじゃないよ、因縁付けてたんだから。それで軽トラックの運転手が窓を開けたら、いきなり棒で殴ったんだよ」 「いつ刺したのかは分からなかったけど、軽トラには助手席にも人がいてね。その人があの男をぶん殴っていました。それを止めようとしていたのが刺された人です。刺された人は弱っている感じではなかったけど、長袖Tシャツの背中は血に染まっていたね……」 湊立ち会いの下で行われた現場検証を見ていた人は、次のように話す。 「なんだか、まったく悪びれる風もなく『ここら辺でやられたかな、こっちもやったけどさ』なんて言ってましたよ」 29年前の事件から更生したとはとても言い難い。 週刊新潮WEB取材班 2018年8月21日 掲載
>8月19日、埼玉県川口市の路上で、32歳の男性の肩を警棒で殴った上、首をナイフで刺したとして45歳の男が殺人未遂の疑いで緊急逮捕された。逮捕された男は川口市の無職、湊伸治――。
首をナイフで刺したのだから、殺す気満々だな。
>湊は『刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった』と言っています
首をナイフで刺しておいて、『刺したことは間違いないが、殺すつもりはなかった』とか量刑を軽くする戦術なのだろうが、世の中を舐め切っている!
>「湊伸治」という名を聞いてピンとくる人は、多くはないだろう。しかし、すでに一部のネット民の間では話題の男なのだ。
>今から30年近く前になる。彼こそ1989年、日本中を震撼させた、綾瀬「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の4人の犯行グループの1人なのだ。
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人=鬼畜は、やはり更生しなかった!
「湊伸治」以外の犯人たちも、更生せずにその後も犯罪をしている。
一日も早く少年法を廃止しろ!
> 「当時16~18歳の少年が、見ず知らずの17歳の女子高生を拉致し、40日間に亘り監禁した上、なぶり殺し、遺体をドラム缶に入れてコンクリートで固め、江東区の埋め立て地に遺棄した――鬼畜としか思えぬ犯行でした。しかも彼らが監禁に及んだ部屋は、少年の両親が同居する実家の2階の自室。その少年こそ、湊伸治(当時16歳)です。両親は共産党系の診療所に勤務し、父は診療所の経営する薬局の薬剤師、母は看護士でした。2人とも共産党員だったため、警察への対応も筋金入りでした。家宅捜索も弁護士立ち会いの下で認めるという具合で、そのために捜査が遅れたと言われたほどでした」(社会部記者)
女子高生コンクリート詰め殺人犯の1人で、今回また殺人未遂で逮捕された湊伸治の両親は2人とも共産党員だった!
共産党員というのは、「大量殺人による独裁支配」を目指している殺人テロ集団の連中なのだから、例外なく殺人テロリストなのだ。(
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両親が2人とも共産党員(殺人テロリスト)の鬼畜なのだから、そいつらの子供が鬼畜となってもおかしくない。
そして、監禁、強姦、リンチ、殺害の現場は、この共産党員どもの家の中(2階)だった!
日本共産党幹部自宅2階でリンチ虐殺
女子高生誘拐監禁集団リンチ虐殺コンクリート詰め死体遺棄事件
>湊には懲役4年以上6年以下の不定期刑が下された。
>当時、実名で報じたのは週刊文春だ。記事を担当したコラムニストの勝谷誠彦氏(57)が振り返る。
> 「少年法の名の下、実名報道はできないという風潮は今も変わってない。だけど、取材すればするほど、あの事件は酷かった。だから、“野獣に人権はない”と言って、実名報道に踏み切ったわけです。だって名前も報じられない彼らは、数年経ったら世の中に出てきて平気で歩き回るんですよ。逆に殺された、あんなに可愛い女子高生の名前は、じゃんじゃん報じられていた。どっちの人権が大事なのかと思ったけど、人権派という方々からは随分いじめられたね。日本は出所した者に甘すぎるんですよ。アメリカなんて性犯罪者にはGPSまで付けているわけですから。あれほどの性犯罪者、重犯罪者の名を、若いからというだけで実名で報じないのは、むしろ一般庶民に危険が及ぶのだから」
成人の「人権」と未成年者の「人権」を差別するのは間違いだ。
人権は、万人に平等に適用されるべきだ。
特に「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人の場合には17歳だろうが20歳以上だろうが、鬼畜に変わりないのだから「人権」なんてそもそも関係ない。
日本の「少年法」のように異常なまでに未成年者の犯罪者を甘やかす内容の法律は、世界的にも極めて珍しい。
日本の死刑にはEUなど海外の一部から批判が出ているが、日本の少年法には海外の多くから批判が出ている。
更生の観点からも、少年法で甘やかすから逆に更生の妨げになっている!
後述するが、実際に女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人たちは誰も更生していない!
少年法なんて、百害あって一利なし!
一日も早く少年法を廃止しろ!
> 湊立ち会いの下で行われた現場検証を見ていた人は、次のように話す。
>「なんだか、まったく悪びれる風もなく『ここら辺でやられたかな、こっちもやったけどさ』なんて言ってましたよ」
>29年前の事件から更生したとはとても言い難い。
少年法で甘やかしたこともあり、湊伸治は更生しなかった。
実は、女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人たちは、誰も更生していない。
この機会に「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件」について、おさらいしておこう。
40日間、共産党員の家で、鬼畜共によって監禁、強姦、リンチ、殺害された県立八潮南高校3年吉田順子さん(当時17歳)
左上が主犯格の宮野裕史(A) →横山と改姓して横山裕史→再犯(詐欺)
左��が小倉譲(B) →神作と改姓して神作譲→再犯(拉致監禁暴行)
右上が湊伸治(C)→再犯(殺人未遂)
右下が渡邊恭史(D)→引きこもり症候群
https://matome.naver.jp/odai/2135216420298176301 女子高生コンクリート詰め殺人事件の全貌【史上最悪な殺人事件】 女子高生コンクリート詰め殺人事件とは1988年11月25日、18歳Aは埼玉県三郷市内で当時17歳の女子高生をわいせつ目的で拉致、ホテルに連れ込み強姦した。その後、A、17歳B、16歳C、17歳Dの4人で東京都足立区綾瀬のCの自宅に女子高生を監禁して殺害した事件。 【事件番号】平成2う1058 女子高生コンクリート詰め殺人事件は、1988年(昭和63年)11月から1989年(昭和64年)1月の間に、東京都足立区綾瀬で起きた猥褻誘拐・略取、監禁、強姦、暴行、殺人、死体遺棄事件の通称である。 この事件は、加害者が全て少年(未成年)であったこと、犯罪内容が重大・悪質であったこと、犯行期間も長期におよび、少女が監禁されていることに気づいていた周囲の人間も被害者を救わなかったことなどの点で社会に大きな衝撃を与えた。 1988年11月25日、18歳Aは埼玉県三郷市内で当時17歳の女子高生をわいせつ目的で拉致、ホテルに連れ込み強姦した。その後、A、17歳B、16歳C、17歳Dの4人で東京都足立区綾瀬のCの自宅に女子高生を監禁。同28日、17歳E、16歳Fも加わり、6人で女子高生を集団で強姦。その後もCの家の部屋で監禁、強姦、傷害など虐待行為が続いた。 ▼事件概要▼ 1988年(昭和63年)11月8日、A、B、Cの3人が足立区内で自転車で帰宅中の女性(当時19歳)に声をかけ、3人で輪姦した。このときはAが運転するシルビアにB、Cが乗り込み、ドライブの誘いに応じないとみるや車を横づけにして行く手をはばみ、Bが自転車の鍵を奪って嫌がる女性を車に乗せた。逃げられないように常磐高速道路に入り、「少年院を出てきたばか��だ」「大洗(おおあらい)に行こう。大洗の海は寒いし、波が高いぞ」などと脅し、観念させてホテルに連れ込んだのだった。 11月25日午後6時ころ、AはCの自宅に行き、Cに対して、「今日は給料日だから金を持っているやつが多い。ひったくりに行こう」と誘った。Cは友達からバイクを借りて、2人で出かけ、ひったくりをした。 午後8時過ぎ、埼玉県三郷(みさと)市内をバイクで走行中、アルバイト先から自転車に乗って帰宅する途中だった県立八潮(やしお)南高校3年生の古田順子(17歳)を見かけると、AはCに対し、「あの女、蹴れ。あとはうまくやるから」と命じ、Cは言われた通りに、バイクで順子に近づき、左足で右腰を思いっきり蹴って、角を曲がって様子をみていた。 順子はバランスを失い、自転車に乗ったまま転倒、側溝に落ちた。そこへ、Aが近づき「大丈夫ですか」と声をかけ、助け起こすと「あいつは気違いだ。俺も脅された。危ないから送っていってやるよ」と言って、近くにある倉庫の暗がりでと脅し、ホテルに連れ込んで強姦した。 午後10時ころ、Aは自宅に戻っていたCに電話をかけると、そこにはBの他にDがいたが、Aはこの3人を外に呼び出した。その後、4人の少年たちは東京都足立区綾瀬のCの自宅の2階のたまり場に順子を連れ込んだ。 この日、Cの父親は3日間の社員旅行で沖縄に出掛けたため、自宅には母親とCのひとつ上の兄がいた。 11月28日、Aは「いいモノを見せてやる」と言って、呼び出されたE(当時17歳)とF(当時16歳)が加わって、家人が寝静まった深夜に順子を輪姦した。順子は必死の思いで抵抗した。階下の母親は目を覚ましたようであったが、寝具などで顔面を押さえつけられたため、叫び声を上げることはできなかった。 11月30日午後9時ころ、Cの母親は、このとき初めて順子の顔を見ている。Cに対し「早く帰しなさい」と言った。だが、1週間経っても順子がいることに気づき、直接、順子に「すぐに帰りなさい」とは言ってみるもののなかなか帰ってくれなかった。 また、この頃、順子に自宅へ電話をかけさせ「家出しているのだから、私の捜索願いは取り消して欲しい」と言わせている。それも、一度きりでなく、5日ごとに3回に渡って電話をかけさせており、順子の親は家出だと思っていたという。 その後、昼夜の別なく、順子の体を弄び、そのあまりの暴行に、順子が気を失うと、バケツの水に頭を漬けて気を取り戻させて、また犯すということを繰り返していた。その間、交代で見張りを続けた。 12月初めの午後4時ころ、、順子は少年たちが夜遊びで昼寝をしていた隙を見て、2階から1階の居間に降りてきて110番に電話した。だが、運悪く、近くで寝ていたAに気づかれてしまった。すぐに逆探知で警察からかかってきた電話に、Aが出て「なんでもない。間違いです」と返事した。 AとBは、このことをきっかけとして、順子に対し、手荒いリンチを加えた。殴ったり、蹴ったり、手足の甲にライターの火を押し付けたりして火傷を負わせた。また、シンナーを吸わせたり、ウィスキーや焼酎を飲ませて楽しんでいた。 Aは武田鉄矢の『声援』という歌に「がんばれ、がんばれ」という歌詞があって、いじめているときにそれを歌いながら順子に対し「お前も歌え」と言って歌わせた。自分たちが何もしていないときにも順子は小さな声で「がんばれ、がんばれ」と自分に言い聞かせているときがあった。 ▼被害者に行われた行為▼ ◆アルバイト帰りの女子高生を誘拐して不良仲間4人で輪姦 ◆不良仲間の家に監禁し暴走族仲間十数人で輪姦、関係者は100人に及ぶ ◆殴打された顔面が腫れ上がり変形したのを見て「でけえ顔になった」と笑う ◆度重なる暴行に耐えかねて、被害者は「もう殺して」と哀願 ◆顔面に蝋を垂らして顔一面を蝋で覆いつくし、両眼瞼に火のついたままの短くなった蝋燭を立てる ◆衰弱して自力で階下の便所へ行くこともできず飲料パックにした尿をストローで飲ませる ◆鼻口部から出血し、崩れた火傷の傷から血膿が出、室内に飛び散るなど凄惨な状況となった ◆素手では、血で手が汚れると考え、ビニール袋で拳を覆い、腹部、肩などを力まかせに数十回強打 ◆1.74kgのキックボクシング練習器で、ゴルフスイングの要領で力まかせに多数回殴打 ◆揮発性の油を太腿部等に注ぎ、ライターで火を点ける ◆死んだのでコンクリート詰めにして放置 ◆腕や足は、重度の火傷で体液が漏れ出していた ◆脳が萎縮して小さくなっていた 【判決】 主犯格の少年Aに対しては「主犯格で罪責は極めて重大」として懲役20年。 少年Bに対しては懲役5年以上10年以下の不定期刑。 少年Cに対しては「被害者を自宅に監禁し、手加減なく強度の暴行を加えた」として懲役5年以上9年以下の不定期刑。 少年Dに対しては「終始犯行に加わり、すさまじい暴行に及んだ」として懲役5年以上7年以下の不定期刑。 東京高裁は、「少年法によって責任を大幅に減じることは相当とは言えない」として、少年法としてはやや厳しめの判決を下した。
鬼畜どもの顔!名前!その後!
主犯少年A:宮野裕史(現在氏名 横山裕史)
1970年4月30日生まれ
懲役20年の刑で千葉刑務所に服役、2008年出所。
出所後に養子縁組で名字を横山に。
2013年に振り込め詐欺で逮捕。
女子高生監禁コンクリート詰め殺人事件主犯格の宮野裕史(現在氏名 横山裕史)は2013年1月、東京・池袋で銀行からお金をおろす振り込め詐欺の「受け子(出し子)」として逮捕された。
少年B:小倉譲(現在氏名 神作譲)
サブリーダー。1971年5月11日生まれ
裁判では5年から10年の不定期刑が確定し、1999年に出所。
2002年に結婚、養子縁組で神作譲に改名。
2004年に三郷市逮捕監禁致傷事件を起こし再逮捕される。
「オレは人を殺したことがあるんだぞ、本当に殺すぞ」
「オレは10年間懲役を受けてきて、そこで警察や検事を丸め込むノウハウを学んだ。何があっても出て来られる」
「(コンクリート事件を振り返り)アレはマジで楽しかったなあ。サブリーダーとか言ってるが、オレこそ本当の主犯なんだよ。」と吹聴していた!
小倉譲(神作譲)から拉致監禁暴行を受けた青年(当時27歳)
少年C:湊伸治
1972年12月16日生まれ
被害者の女子高生を監禁した犯行現場は湊伸治の自宅部屋。
伸治の兄、湊恒治も監禁に関わったとされる。
両親はバリバリの共産党員だった為、警察の現場検証には弁護士を立ち会わせるなど最大限の権利行使をした。
また「しんぶん赤旗」では被害女性を遊び人のワルだったかのように連日デマ報道を行なった。
5年から9年の不定期刑
出所後はムエタイ選手に。
2018年8月19日に殺人未遂で再逮捕される。
少年D:渡邊恭史
1971年12月18日生まれ
定時制高校に入学も、すぐに登校拒否をし退学。
宮野らのグループに加わり、犯行を行なった。
5年から7年の不定期刑
少年院でいじめに合い、引きこもり症候群に
中村 高次(E)
現在は地元スナックでこの事件のことを面白おかしく語る無反省人間。
伊原 真一 (F)
詳細不明
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(ドラマ画像)全身数百カ所にナイフで切られた後、全身数十カ所の骨折
少年法を廃止するべきだ!
少年法(昭和23年7月15日法律第168号)は、占領軍(GHQ)の指導の下に成立した法律だ。
戦後の混乱期に、食料が不足する中、生きていくために窃盗や強盗などをする孤児などの少年が激増し、また成人の犯罪に巻き込まれる事案も多く、これらの非行少年を保護し、再教育するために制定されたものだった。
終戦直後に、生きるために食料を盗んだ少年少女を全て刑務所に入れていたら刑務所が足りないために制定された特殊で一時的な法律だった。
そんな戦後の特殊状況において占領軍(GHQ)によって一時的に制定された「少年法」が約70年経った今もそのまま存続していることは、極めて異常なことのだ!
食料泥棒や、大人の犯罪に巻き込まれる少年がある程度減少した時点を見計らって、廃止すべき法律だった。
日本の「少年法」のように異常なまでに未成年者の犯罪者を甘やかす内容の法律は世界的にも珍しい。
平成27年2月に「川崎国」(神奈川県川崎市)で、舟橋龍一(母がフィリピン人で、父の母が韓国人)ら3人が上村遼太君を殺害した事件においても、3人が逮捕された直後に海外では、異常な日本の少年法を批判し、「日本は少年法を廃止すべき」とする意見が多数上っていた!(
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更生の観点からも、少年法で犯人を甘やかすから逆に更生の妨げになっている!
実際に、例えば「女子高生コンクリート詰め殺人事件」の犯人たちは誰も更生しなかった。
少年法なんて、百害あって一利なし!
一日も早く少年法を廃止しろ!
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留学生が審判殴り10針縫う怪我・延岡学園バスケ部1年コンゴ出身エルビス・被害届は出さない意向
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7年くらい前の映画「怒り」初見感想
いまから7年ほど前(7年ほど前!!!?!?!?!?)に、映画館で「怒り」を観たときの感想を発掘したので転載。文章はめちゃくちゃだけど勢いとパッションだけはあっていいな…忙しいを言い訳にせずちゃんとアウトプットしたい…全然文章書けない…。でも今見返してみるとすげ~オタク構文でウケるね。
・冒頭のプール 体系も恰好も雰囲気も表情の作り方も笑い方も完全にその道の人だったよ妻夫木くん…すごい…。インタビューの記事で見たんだけど、役作りのために鍛えたり日サロに行ったりひげをデザイン脱毛したりしたらしいです…もう100点…はなまる…。それにしてもこのプール、イケメンしかいないな。ドレスコードがイケメンとかなの??? ・ハッテン場 安座して顔伏せている直人かわいすぎか~~~~~~~~~~!!白いな細いな筋肉ないな~~~~~~!! そういう自分を抱きしめるみたいな守るみたいな体勢されちゃうとたまらなくなるよ…。そして彼の脚を自分の脚で無理やりこじ開けようとする優馬と抵抗する直人。そこを強引に組み敷いて手首を押さえつけキスをして、そのままロクに慣らしもせず突っ込む優馬。ツイッターで見た通り最&高だった。この時代(とき)この地球(ほし)この場所に生まれ出で存在しこの作品を拝めることは奇跡なのでは…みたいなそんな気持ち。ゴムの口ピッと噛み切ってペッとその辺に吐き捨てる優馬サイコーだし、直人の挿入時のリアクションと事後シーツから顔を上げたときに唾液が糸引いてるのも萌えすぎて涙目だった。唾液の粘性が高いってことはちゃんと快感を得ていたんだね直人…よかったよかった…(?) 音声が完全に控えめなBLCDでした。そして性欲を満たした後は食欲を満たしに行くふたり。並んでラーメンを啜っているとき、何を訪ねても自分のことを話そうとしない直人のことを「おいおい笑」みたいな感じで優馬が軽く小突くんだけど、カウンター席はこういうことできちゃうからいいよね~ハ~~尊い。 ・コンビニ コンビニで買い物をする直人。弁当とかオレンジとかと一緒に普通にゴムも買っていて、ああ、ふたりが体を重ねることはもう日常の一端となっているんだなあ…としみじみしてしまう。このとき優馬は友人たちと肉を食らっているんだけど、もうここ完全に肉食系男子(文字通りの意味とダブルミーニング)…めちゃくちゃがっついてますやん…漲るエナジーあふれるパワー…(?) 帰り道で弁当の傾きが気になって直そうとするんだけど、荷物が多いせいでうまく直すことのできない直人アー。そんな不器用なところも素敵。そしてそれを後ろから見守る優馬のまなざしが慈愛に満ちすぎてはいませんか…? この世は愛で満ちている…。そして「オイ!」って優馬にいきなり声かけられた直人のビクッと具合が愛おしい。「持っててやるから好きなだけ弁当直せよ」と言ってさりげなく荷物を持つ優馬のスバダリ感たるや…。そして帰宅するまでの道のりで、後ろを着いてくる直人を振り返って確認する優馬の表情も優しすぎて涙が出そうだった。コンビニエンスストアで350ml(スリーファイブオーエムエル)の缶ビール買って歩く速度をBPM83(エイトスリー)に合わせて夜の散歩してくれ…と本気で思ったけれど、よく考えたら優馬の暮らしに缶ビール似合わなすぎる。 ・「信じてくれてありがとう」のやつ 帰宅後キッチンでカップ麺を調理する直人ですが、ここのうなじが最高にエッチで目が離せなかった。そしてカップ麺…不摂生かよ…もっと栄養のあるものも食べなね…。なんか元気なくない? みたいなニュアンスのことを尋ねる優馬に対して「うん ちょっとだるくて…風邪かも」と答える直人。このセリフ、「ちょっと」が「ちょと」みたいな詰まった感じに聞こえて直人のたどたどしさというか拙さというかまだ緊張してる感じというか、そういうのを勝手に深読みしてしまいめちゃくちゃ萌えた。そんな彼に対し「それなら昼間も家にいればいいじゃん。但し物がなくなったりしたら即通報するけど。ゲイバレ怖くて通報しない人も多いけど、俺そういうの全然気にしないから。」みたいなことを言う優馬。エッ直人日中ずっとふらふらして優馬が帰ってくるまで公園にいたの? まじか…かわいい…。「言っとくけど俺、お前のことこれっぽっちも信じてないから。……何か言えよ」「疑ってるんじゃなくて、信じてるんでしょ。…何か言えばいいんだっけ? 信じてくれて、ありがとう」なっ直人~~~~~~~;;;;;;;;;;;;;;;; ハ~ここで自分の価値観変えさせてくれたんだからますます優馬は直人に惹かれちゃうじゃん!!!!!!!! 信用の対義語が不信であるように、「信じる⇔疑う」ではなく「信じる⇔信じない」であって、疑う≠信じないだと思うんですよね。むしろ信じる≒疑う、というか。表裏一体。信じるという前提があるからこそ疑ってしまう、みたいな…だから疑われているというのは少なからず信じてくれているから、みたいな…。ゆえに、ここで直人が「疑ってるんじゃなくて、信じてるんでしょ」と言った意図はつまりそういうことだと思うんです。(※読み返して追記:たぶんそもそも信じてないと疑いようがないよね、みたいなことを言いたかったんだと思う。卵が先か鶏が先かみたいな話になるけど。)そしてこの後のセッシーンもまさに腐女子大歓喜だった。キスしてる途中で直人が一瞬上になるの、直人もちゃんと求めて欲している感じがしていい。素敵。ハ~~生きててよかった。そしてピロートークの体勢も最高すぎでは…???? 腕枕してるけどお互い向かい合っていないのとかすっかり同じ体勢とっているのとかさあ…。全体的に彼らは正面から向かい合って顔を見合う機会があまりなくないですか? ここもそうだしラーメンも横並びだったし会話シーンでも優馬は後ろとか横から声掛けているし。真上からのカメラアングルがあるんだけど、そこでふたりの体格差はっきり分かってキュンとした…筋肉の付き方も肌の色も全然違うし直人の方が身長高いのもポイント…。ここで頭から足先までぴったり画面に収まっているのは横長の画面を採用したからだそうです。なるほど~。そしてベッドめちゃめちゃでかくないっすか。二人で寝ても全然余白があるじゃん。キングサイズ? ・ホスピス なんやかんやで優馬の母親に会いにホスピスへ足を運ぶようになる直人。そこで優馬の母から昔の優馬の話とかたくさん聞いて、自分の知らない優馬の一面を知ることができて嬉しかったのかな直人…と勝手に思いを馳せる私。ある日、ラウンジで優馬の母と直人が話しているところに優馬も顔を出して、直人に自分が昔使っていたスマホを渡す。この時点で優馬は完全に直人と離れる気ゼロだろ~~~だいすきかよ~~~~~~!! 「こいつ今どきケータイ持ってないんだぜ? 信じられないよな~。服なんかもこればっかだし」「あんたは大切なものが多すぎるのよ」鑑賞時は、このやり取りに対して 大切なものが多くて何がいけないの、全部大事なんだもん、いいじゃん…と思っていたのですが完全に伏線でしたねコレ。その多すぎる大切なもののうちのひとつである直人を、永遠に失うことになることへの伏線。それと、仕事にも友人にも恵まれマイノリティでありながらも臆さず人生エンジョイしているように見える優馬(持つ者)と施設で育ち持病もあり安定した生活を送ることができない直人(持たざる者)の対比でもあるのかなあ、と。あ、直人の右頬のほくろが判明したのもこの場面だった。縦に三つ並んだ特徴的なほくろを気に入っていないらしく、指摘されたときに軽く指先で擦るような仕草をしていたのかわいかった…。 ・優馬の母の死 雰囲気的に優馬の母の死に立ち会ったのは直人だったのかな? 「なあ、俺、母さんになんて声かければいいのかな…?」ホスピスに駆けつける優馬の演技が本当に凄い。やたら深呼吸して涙を流すまいとする姿とか、それでも堪えきれなくてこぶしで自分の胸を叩く姿とか、母親の部屋に入ってから一気に涙声になるのとか、感情の発露がリアルだった。そうだよね、人前で涙は流したくないよね、でもだからって直人がこの場にいなかったら思う存分泣けるのに~とかじゃなくて、母親の話し相手になってくれた直人には感謝しているし確実に優馬の支えにもなっているし…うまくまとまらないけどそんな感じ。母親の部屋に入る直前に優馬が直人の肩というか胸というかそのあたりをポンと叩いていたのも、ふたりの信頼というかそういうのが見えた気がした。後日、お墓参りの道中で「葬式…来るなって言ってごめんな。高校とか大学のやつも来るから、お前のこと、なんて言ったらいいか分からなくて」と言う優馬に対して無言で首を振る直人。こういう世間体問題よくBLで見るやつや~~~~~~…肉親に言うのにも家族になるのにも相当な覚悟が必要で、しかも周りから祝福されることが困難で、世間の目は冷たくて二人だけで支え合っていくのはすごく過酷でしんどいこと……。「でもさあ、墓なんて買っても無駄だよな。母さんが入って、俺が入って、それで終わりだろ。…一緒の墓に入るか?」エッッッちょっと待ってこれ完全にプロポーズですやん??? 俺に毎朝味噌汁を作ってくださいと同じようなものだよね???? 本気だとしても冗談だとしても、こういうことサラッと口に出しちゃう程度には優馬にとって直人の存在が大きなものになっていたんだろうなあ…。同じ墓に入る=死ぬまで一緒ってことだよね。冒頭のシーンといい優馬はなんとなく遊び慣れているのかな~という印象で、お付き合いしている人にあまり入れ込まない(入れ込めない)タイプなのかと思っていたので、そう思える人ができて本当によかったね…という気持ち。ご祝儀あげたい。 ・カマかける 中目黒のカフェで女性と楽し気にお茶する直人の姿を偶然目撃した優馬。帰宅後確認するも、「パチンコ行ってた。ちょっと勝っちゃった」と返される(エッ直人パチンコとか行くんだ!!??? ウワ~ギャップ…たまらない…)。ここで直人がオレンジ剥いていて、「そのベタついた手で「はいはい、冷蔵庫などは触りません」というやり取りがあるんだけど被せて返事するの以心伝心かよ…。そしてこのオレンジはこの間コンビニで買っていたやつ?それともオレンジ好きなのかな?? かわ…。その上以前オレンジ剥いたベタベタした手で冷蔵庫とかドアノブとか触って怒られたの? ハ~もうそんなちょっとズボラなところも好きよ直人…。あとさ、ここのオレンジの剥き方が、くし切りにして皮と実の境目に切れ目を入れる食べやすさを考えた切り方でさ、だから何?って言われたらそれまでなんだけど…そのひと手間がなんかいいよね…。 (※読み返して追記:ここのオレンジ、「あなたは私のオレンジの片割れ」…ってコト…!?(気付くのが遅い)そしてヘドウィグ思い出してもっかい見たくなった) 中目のカフェで女といるのを見たと優馬に言われ「どうしてカマかけるような言い方するの?」と直人。自分が彼に嘘をついた罪悪感と、嘘に気付いていた彼に対する申し訳なさと…それと、最初からはっきり言うんじゃなくて、カマかけられたことが信用されていないように感じて傷ついたのかな…。詳しいことは何も話そうとしない直人に「別にお前がバイだったとかでもこんな風には思わなかったと思うんだよな…嫉妬?とは違うかな…なんかこう、もっと根本的なところで裏切られた、みたいな…」と言う優馬。ッッそんなに好きなら!!! 大切なら!!!!! 今ちゃんと話さないと決定的なすれ違いが生じてダメになるからちゃんと話そう!!!!???? こちとら今までそういうBLいくつも見てきたんだよ!!!!!! でもそれらと同じようにまたあんたちも仲直りラブラブハッピーエンド♡になる保証なんてどこにもないんだよ!!!!!!????? とこのセリフを聞いた瞬間一人勝手に昂るわたくし。しかし今画面の向こうにいるふたりにそれを伝える術はなく、悔しさのあまり涙する…お願い、私あなたたちには幸せになってほしいの…。何を言われても結局受け手の捉え方なんだよな、というニュアンスのことを言う優馬にウッとくる。確かに図星だし私も同感なんですけれども…でもそこで双方が伝える努力及び受け取ろうとする努力を怠ってしまったらもう成す術なしじゃん…おしまいじゃん…。 ・直人がいなくなる そんなやりとりの後に直人がいなくなってしまい、優馬は留守電何度も残したりして憔悴している様子。たまたまテレビで八王子殺人事件の犯人の顔が流れており、なんとなく似ているし特徴的なほくろまで一緒だしもしや…���疑ってしまう優馬。そこに空気読めすぎだろ~…というタイミングで警察から電話が掛かってきて「大西直人さんをご存知ですか?」と尋ねられる。知らない、と答えそのまま電話を切った優馬は、家中の直人のものを片っ端からゴミ箱へ放り込んでいく。最後に彼がよく着ていたカーディガンを手に取り、しばし逡巡するも、結局ゴミ箱へ。私ここの場面がどうして���ピンと来ないんですけれども…なんで知らないって言ったの? 直人の所有物を捨てたの? 殺人犯かもしれないと思ったら怖くなったから? あるいは(結果的に)殺人犯を匿ったことで社会的地位が脅かされることを恐れたから? 千葉編の愛子でも思ったんだけど、どうして信じ切ることができないんだろう。本当に好きなら、信じられるんじゃないの? あるいは殺人犯だとしても一緒にいたいと思うんじゃないの? まあ信じる/疑うこと、信じることの難しさがテーマの映画ではあるんだけどさ…。こんな甘ちゃんの考えしかできないのは私がまだ人生経験の浅い青二才だからなのでしょうか。もっと裏切ったり裏切られたりすればまた考え方が変わってくるのかな。ウーン腑に落としたい。 ・失踪の真相を知る 以前直人を見かけた中目黒のカフェの前を通ると、あの時直人と一緒にいた女性(薫)が店内に座っていた。思わず優馬が声を掛けると、直人の色々なことを教えてくれた。薫と直人は同じ施設で育ったこと。直人は生まれつき心臓に持病があり、手術でどうにかなるものではなく薬でごまかしながら生活していたこと。そのため、思うように仕事に就くことができずにいたこと。…そして、数日前に公園の茂みで倒れている彼が発見されたこと。なっ直人~~~なんでだよ~~~~;;;;;; 自分の死期を悟って姿を消すなんてどこの猫だよ;;;;;;;;; 「直人からよく優馬さんの話は聞いていました」「自分はずっと(同性愛者であることを)隠して生きていくんだって思っていたけど、優馬さんはすごく堂々としていて。優馬さんと一緒にいると、なんだか自分にも自信が湧くんだって、自分まで強くなった気になれるんだーって、直人言ってました」話しながら目を潤ませつつも涙をこらえる薫と、ぐしゃぐしゃの顔でボロボロ泣く優馬が対照的だった…。そして呆然として放心状態で店を出ると、真昼間の往来で慟哭する優馬。だって、母親が亡くなった時も人前で涙を流すまいとしていた優馬がこんな人がたくさんいるところでボロ泣きするんだよ? どれだけ直人が大切だったのかって話だよね…。この直人の事情を明かした後でのあの回想シーンはずるすぎる。もう大号泣だった。ふたりが優馬の家の窓際に腰かけてお酒(缶ではなく瓶なあたりが超優馬。オシャン)を飲んでいる時にふと直人が「前に、一緒に墓に入るかって俺に訊いたろ? …一緒は無理でも……隣でもいいよな」とこぼすんですよ!!?? 泣いてしまうだろ!! 一緒は無理だって分かってるあたり、口に出しちゃうあたり切なすぎる…同じ墓に入りたいって言ってもいいんだよ言うだけタダなんだから…。真面目に捉えて真面目に返すあたり、直人の融通の効かなさというか誠実さが垣間見えた。私は映画が終わって即「墓 他人」でググりました笑 墓埋法的には特に規制はなくて、墓の永代使用権者が認めれば誰を埋蔵してもよいらしい。けれど、一般的な傾向としては永代使用権者の家族しかひとつの墓に入らない模様です。また、法的にはオールオッケーだけど墓地の管理規制によっては永代使用権者の親族に限られてしまうそう。不可能ではないけどちょっとめんどくさいし怪訝な顔はされるよ、って感じかしら。あと全然関係ないけどここの高畑充希の髪型かわいかったので研究して真似したい。 ・その他萌えポイントとか感じたことの殴り書き 全体的に直人が寂しそうでいい。表情が乏しいんだけど、優馬といるときはちょっと柔らかい表情に見える(都合のいい解釈…)。不器用なところがひたすらに愛しい。8~9分袖のカーディガン最高。手首を見せてくれてありがとう。常に彩度の低い色の服を着ているのもいい。直人メチャ儚げな雰囲気出ててすごい、綾野剛こんな人だと思っていなかった。前髪切った直人をちゃんと見たかった。髪を切っているシーンの背中が最高…タンクトップ…肩が出ているよ…。全体的に抱きしめたくなる背中。 優馬、なんとなく刹那主義的というか今が楽しけりゃオッケーみたいな人だと勝手に思っているので、そんな彼が直人という大切にしたい存在、そばにいたい存在に出会えたことに感謝…。でも彼はこの先の人生でずっと直人のことを引きずっていくのだろうか。信じて疑ってこうなったんだから最初から信じなきゃいいじゃん、もう誰も信じんわ、みたいになったらしんどいな…おいしけど…。今までみたいに遊ぶけど絶対誰とも仲良くなりすぎないように予防線張ってる的な(今までは来るもの拒まず去る者追わずだったし、今回の直人みたいに面白そう、自分の興味にピンと来たと思ったら距離を詰めに行っていた)。そんなある日どことなく直人に似た雰囲気の男性に出会い…みたいな話で一本書けちゃうよねきっと…。 二人が雨の日にベッドにふたりして座っているシーン好き。幸せになれなそうな雰囲気出てる(?) 怒りロスなのでこの画像拾ってきてスマホのロック画面にした。 もし二周目見たら絶対最初からボロ泣きしてしまうだろ…だってセリフの一つひとつが全部伏線なんだもの…。 原作履修者と非履修者で彼らの性格などの捉え方が微妙に異なるっぽいので、早く原作履修したい。図書館で予約しよう。 妻夫木くんと綾野剛が役作りのために同棲していたこととかその間のエピソードとかツイッターで見かけては悶絶している。エッすごすぎ…ごちそうさまです…はなまるぴっぴ…。「用意スタート」の前にチューしたりするの…。(おそらくカマかけるシーンを撮影した日に)仕事帰りにふたりで飲みに行って帰路に着いていると、綾野剛が「コンビニ寄って帰るけど何かいる?」「俺はいいや」「そっか、じゃあ行ってくるね」と言ったきりもう戻ってこなかったとか最of the高すぎませんか…「あのシーン撮影日にいなくなろうと前から決めていた」とか「きれいなベッドを見て、あんなに悲しいと思ったのは初めてだったなあ」とか模範解答すぎるよ…。 顔の緩みを抑えるため萌えシーンで頬の内側噛んでいたらいつのまにか切れてた。 ・全体を通してのまとめ 東京編の覚え書きまとめていたら自分が何の映画を観に行ったのかよく分からなくなってきた…悲愛ものの良質なBL映画でも観に行ったのだろうか…。でも「怒り」は本当に衝撃的な作品で、悲しくて、とか悔しくて、とか萌えすぎて、とかではなく、心臓を掴まれてワシワシ感情を揺さぶられる反動で始終涙目の142分間でした。出演陣全員演技がものすごく良い…。上映後しばらく立てなかった。でも東京編がなかったら本当に最後まで見られなかったかもしれない。東北地方の秋口の結構寒い日のプール授業(千葉沖縄)でプールから上がった時の足裏で感じるプールサイドのコンクリートの温かさ(東京)…そしてそこへ容赦なく吹き付ける風(千葉沖縄)…みたいな。自分では結構上手いたとえができたと思ったのに読み返したら全然意味が分からないですね。 LGBTとか貧困とか沖縄問題とかの問題をゴチャゴチャさせずに厭味ったらしくなくコンパクトにぎゅぎゅっとまとめてあるの、すごくないですか。しかも三つの編み方というか絡ませ方がすごく自然で美しい構成だった。 千葉編、宮崎あおい7キロ太ったとかって聞いたけどどこが…? 真っすぐなまなざしが痛いくらいだったし躁っぽさがよかった。久しぶりに見た松ケンの横顔はサイコーだった。いい鼻…。彼は寡黙な役が似合うなあ。警察に電話した後、田代くんが犯人ではないと判明した時の愛子の演技が圧巻だった。サイレントなのがまたぐっとくる。あと「お父ちゃん」呼びかわいい。「おじさん、愛子は幸せになれないって思ってない? あの子を好きになる男がロクな奴なはずがないって、そう思ってるでしょ」に対してお父ちゃんと一緒にハッとした。ごめん…愛子…。 沖縄編、すずちゃんがあまり好きではないのでどうかな~~~と思っていたけど全然そんなことなかった。彼女はすごい女優だ。沖縄編が見ていて一番しんどい。もうこれからすずちゃん見るたびに泣きそう。母親と同じベッドで眠る泉の幼い寝顔を見て「どうしてこの子があんな目に…」と思わずにはいられなかった。母親も「沖縄に引っ越してこなかったら」と自分を責めるだろうし辰哉くんもまた「映画に誘わなかったら」と自分を責めるんだろうなあ…しんどいなあ…。辰哉くんが抗議運動に参加する父親を見て「あんなので変わるわけないじゃん…何を言っても聞いてもらえないでしょ…」と言っていたのがのちのちブーメラン大打撃すぎてつらい。訴えても聞いてもらえない、恥ずかしい思いをしたくない、つらかったことをつらかったって分かってもらうのってすごく大変なんだよ、わたしそんなに強くないよ…そう言って泣き崩れる泉に対して何もできない辰哉くんに泣けた。ああいう時、どんな風に声を掛けてどんな風に振る舞えばいいのか分からないよ…。訴えても聞いてもらえない、伝わらないっていうのが、東京編の「結局受け取り手の捉え方」にちょっとリンクするのかなあ。「まあ三人とも犯人じゃないってオチだと思っているけどこの中だったら確実に森山未來が犯人だろ~���」と思っていたら本当にそうだったので笑った。笑えない。「ポリス!ポリース!」って叫んだのお前じゃなくて結局見知らぬオヤジだったのかよ。「え、森山未來だったんだ! 声じゃ全然分からなかった~」と思った私の純粋な驚きを返せ。ほか二つは信じる→疑うだったけどここだけ信じる→裏切られるでしたね。辰哉くんの殺害理由も「信じていたから許せなかった」だし。ラストの田中はまじ狂気はらんでた。デストロイヤー田中…。ハサミでほくろ抉ったりだとか「俺さ、こいつはコロッと信じてくれるなって奴、見れば分かるんだよね。なんでそんなに簡単に他人を信じられるのかな、ふっしぎだよね~」とか「頭に血が上らないと冷静になれないんだよね」といきなり壁倒立始めたりだとか。クレイジー。泉が沖縄の美しい海に向かって叫んで(というよりも吠えて)そのままエンドロールに入っていったのが良かった。あの流れであんなに優しいチェロの旋律流れたら泣くだろ…。チェロは弦楽器の中で一番包容力があって感情が音に乗る楽器だと思う。エンドロールの見間違いかもしれないけど演奏しているの2celloの人だった? 怒り、三人のなかに実は犯人いなかったけど疑ってしまうことでもろもろ破綻していって結局心が離れてしまって修復不可能でアーア、という話だと思い込んで観に行ったので、え~~~犯人出るんだ!! まじかよクレイジー!! 嘘やん!!!! という印象。千葉だけ幸せな終わり方をすることによって、余計に東京沖縄のつらさが際立った。これで全部バッドエンドだったらハ~鬱…で終わりだったけれど、千葉によって信じ切れなかったことを乗り越えたパターンが生じてしまうと 他の東京沖縄でバッドエンドを回避する方法はなかったのだろうか…と悶々とやるせなさに苛まれる。疑ってしまった側の視点で進行する物語ですが、信じてもらえなかった側のことも考えながら観ていたらしんどくてしんどくてキャパオーバーになった。あ、まじで今私の胸が張り裂けるかもしれない比喩でなく…とも思った。先輩と観に行ったんですが、きっとひとりで観に行っていたら整理しきれなくて帰り道自転車漕ぎながら「なっ直人~~~~~~~;;;;;;; どうして…なんでだよ直人~~~~~~~~ウオオオオオオオ~~~~;;;;;;;;;」と絶叫アンド号泣してしまっていた。ので、誰かと観に行くのがオススメ。あとしばらく放心状態になってしまうので付き合う前とか付き合いたてのカップルのデートにも激しく推奨しない。それと映画の後に予定が入っているときに行くのもよくなさそうです。この後一緒に行った先輩とそのまま飲みに行ったのですが、普通に酒を飲みかわし楽しく会話できるテンションに戻るまで入店後30分くらいかかった…。 観終わって数日経つにも関わらず未だに引きずっているのですが、ずっと「信じるとは…疑うとは…」ばかり考えております。哲学…。映画は好印象であれ悪印象であれ強ければ強いほど、引きずらせる期間が長ければ長いほど作品の「勝ち」だと思っているので、そういった意味で「怒り」は大大大勝利だと思う。 私の感想は以上です。間違ってる部分があればこっそり教えていただけたら幸いです。あと、「ここの場面、こういうことじゃないの?」みたいなのがございましたらぜひぜひお聞きしたいのでよろしくお願いします。
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MAGZINE - 2019.03.20
Killerpass インタビュー
名古屋を拠点に精力的に活動するKillerpassが昨年12月に待望のシングル「delayed youth e.p」をリリースしました。 メンバーチェンジを経て、既にベテランとも言える活動歴に差し掛かりながらも新鮮さを失わずに更に前に進もうという意志の感じられる意欲作となっています。 今回のインタビューではメンバーチェンジのいきさつなども交えながらメンバーにじっくり話を聞きました。 インタビューに安孫子さんも参加していただいた事で、若干「レコ道」(かつてdisk unionのフリーペーパー「FOLLOW-UP」内で安孫子さんとカクバリズムの角張さんが寄稿していた連載)っぽいノリがプラスされているような気もしなくもありません。 結構なボリュームですがデコボコながらも真摯に突き進む彼らの魅力が少しでも伝わればと思います! (このインタビューは2018年12/15(土)に収録されました) 五味 秀明(THE ACT WE ACT/DO NOT) 司会:五味 秀明/構成:林 隆司/編集協力:宅イチロー/写真:三浦 知也 撮影・取材場所:river lesk

五味:Killerpassの新しい編成でのCD(リリース)という事で、まず自己紹介をお願いします。 ���地:新しく入ったベースの下地です、よろしくお願いします。 林:えと、新しく入った…新しくは入ってないんですけど… 五味:中途半端なボケやめてもらっていいですか(笑) 一同:(笑) 林:ボーカルとたまにギターやってます林です。よろしくお願いします。 わたる:新しく入った、ギターやってます大川航と言います。お願いします。 カズキック:ドラムのカズキです、お願いします。 五味:ではまず、メンバーチェンジのいきさつを聞けたらなと思うんですけど。 林:まず前のギターのけんたさん(現The.Visit)が昨年の3月(2017年)のアメリカツアーで脱退したんですけど、脱退が一昨年2016年の夏位には決まっていて。それで(活動が)止まるのも嫌だったんで、けんたさんが抜ける前にメンバーを見つけとこうと思ってメンバー探しを始めたんですけど。けんたさんがいた時の3人は結構自分的にも手応えがあって、けんたさんが辞めるってなった時に、普通にギターを入れてもけんたさんとの3人を超えるのは難しいんじゃないかなっていう気がしてて。それで、安孫子さんに辞めるんですけどメンバーどうしましょうかって相談したんですよね。 安孫子:一応誤解が無い様に言うと、円満脱退だもんね。家業を継ぐ為に田舎に帰るっていう。 林:そうですね。けんたさんが脱退したのは家業を継ぐために実家の青森に帰りました。決して不仲ではありません。 安孫子:で、どうだっけ? 林:それで辞める事になりましたって報告の電話をした時に新しいメンバーの話になって、安孫子さんが覚えてるか分かんないんですけど、「4人でやったら面白いんじゃない?」っていう話をしてくれて。 安孫子:それ俺言った? 林:言いました。安孫子さんが言ったのが4人になったキッカケですね。 安孫子:でも布陣のプランはノープランで言ってるよね。 林:そうですね。単純に4人でやったらいいんじゃない?みたいな感じでした。 安孫子:ふーん。あ、それアレだ、(林の)ベースが下手クソ過ぎる… 一同:(笑) 林:いやいやいや…(苦笑)。まあ、とにかく(今までのイメージとは違う様な)「オッ」ってなる感じでやってみたらいいんじゃないって言われて。じゃあ4人でやってみようかなって思って。で、その時安孫子さんは別に(林に)ベース辞めろとかそういう話をした訳ではなくて… 安孫子:めっちゃ思ってたと思うけどね(笑) 林:思ってたらしいんですけど…
一同:(笑) 安孫子:最初はわたる(を誘った)? 林:いや、最初は下地さんですね。下地さんが決まったのはめちゃめちゃ早かったですね。本当にけんたさんが辞めるって言って1ヵ月以内位にはもう声かけてたんで。それは安孫子さんが4人になったらいいんじゃないっていうのを自分なりに考えて、4人になるとしてギター2人入れるっていうのもイメージがつかなくて。で、3人でやってる時に特にアルバム出して以降(2015年)なんですけど、「自分に何が足りてないんだろうか」っていうのを客観的に見つめ直す機会が多くて。3人の時は自分が引っ張ってたじゃないですけど、リーダー役もやって唄も歌って、ベースのアレンジも考えてっていうのをやっていたので、自分のキャパ的にこのままやっていてもバンドが進化するのは難しいのかなと感じていて。それで、バンドが進化する為には「唄」をちゃんと歌いたいなと思ったのが大きいです。それで、唄をちゃんと歌う為には、コードとかも全然知らなかったんで、ギターで弾き語りとかが出来る様になったりして、唄がちゃんと歌える様になればもっとバンドが良くなるんじゃないかなと思って。それでギターを始めつつ、ベースに新しい人を入れて、ギターは僕1人では無理だなってのがあったのでギターを1人入れようと思って、構想が出来ました。 でもその時に自分のベースには結構思い入れがあったので、中途半端な人をベースで入れるのは嫌で。そう考えた時に、「これはもう、下地さんしかいねえ」と思って。 五味:すごいよね。 安孫子:良く言いだしたなとまず思って、ビックリしたんだけど。 林:本当自分が「この人だったらベース任せれるだろうな」っていうので… 五味:はは(笑)。すごいよね。 林:バッて浮かんだのが下地さんなんじゃないか?ってなったけど、(周りから)結構笑われたり、どうせやってくれないでしょって言われたり色々な意見があったんですけど。でも僕は下地さんかなって思って本人に言ったら、意外とソッコーでOKしてくれました。 五味:下地さんは最初にその話(加入)を聞いた時はどうでした? 下地:何か相談とか言われて、話の流れで解散かな?と思って。(加入の話を)言われて初めて「え、俺?」ってなった。 一同:(笑)

下地:すごい発想をする人だなと思って。 安孫子:下地さんは名古屋に帰省してからディスガス(DiSGUSTEENS)やりつつ、Killerpassは何回か観てるんですか? 下地:結構。音源もずっと買ってたし。(リスナーとして)聴くもんだなと思ってたけど。 …なんか面白い事考える人だなと思って。とりあえずまあ入ってみようかなと。 安孫子:そうか、そんなすんなりだったのか。 林:割と即答というか、その日にはやってくれるという話をした記憶がありますね。 カズキック:RIPPLE(名古屋・鶴舞のBAR)のGENEARACION SUICIDAのライブの時じゃない? 林:いや、僕が飲みに誘って2人で話して。ちょっと相談があるって。 下地:相談って言われて、けんたくん抜けるから解散の相談かなと思ったから、すげえ度肝抜かれた。 五味:(笑)。そうですよね、まさかギターが抜けてベース入れるとは思わないですもんね。 下地:自分が誘われるとは…(笑) 安孫子:まあそうだよね(笑) 下地:そうきたか、と。 五味:ギターのわたるくんを誘おうと思った経緯は? 林:まず下地さんが入ってくれる事が決まって、(バンドの)バランスを考えた時に僕とカズキと下地さんだとちょっとむさ苦し過ぎるなと思って。ハードコア色が強くなり過ぎてしまう懸念があったので、ギターは華のあるというか、フレッシュな人を入れたくて。(前の編成では)けんたさんがそういう役割を担ってたと思うんですけど。そう考えた時に若い人がいいなと思って。安孫子さんとも「若いやつ入れた方がいいよ」という話もしてたので。それとちょっと自分と違う視点とか趣味を持ってる人を入れたいなっていうので探してて思い付いたのがわたるでした。わたるは僕らのライブを観に来てくれていたし、yep(わたるの別バンド)のライブも観た事あって良いギター弾く人だなと思ってました。音楽の趣味もギターポップとか90’sのオルタナとか好きだし、(他の3人の)ハードコアの感じもありつつ、わたるだったら華のあるサウンドに彩っていけるかなと思ったので、やってくれないか?という感じで誘いました。 安孫子:わたる(加入は)速攻? 林:わたるは…そうでもなかったよね? 一同:(笑) 五味:迷った? わたる:迷ったというか、最初めちゃめちゃビックリして。 安孫子:ビミョーって思ったとか?(笑) 一同:(笑) わたる:最初(林から)TwitterでDMが急にきて。連絡先も知らなかったので。「メシ食いにいかん?」みたいな感じで。全然喋った事なくて僕が一方的にライブ観に行ってたんで。yepで一回対バンはした事あったんですけど、僕と林さんが2人で喋った事なかったんで、急に連絡がきてなんだろうと思って。それでご飯食べに行ったら「ギターやんない?」みたいな事言われて。 安孫子:わたるは一回(話を)持ち帰りますスタイル? わたる:そうですね。 林:うん、yepもやってるしっていう事で。 わたる:その時もう下地さんの加入が決まってて。最初林さんが思っている構想を話されて、(林が)ギターやろうと思ってるからギターがもう一人欲しくて入ってほしいって言われて。 安孫子:いや、お前(林)のギターこそついでだろと。 一同:(笑) わたる:(笑)。じゃあベースどうするんですか?って聞いたら、下地さんが入るって。下地さんって言われてもパッとこなくて、ディスガスとか、LIFE BALLでベースやってた人って言われてめちゃくちゃビビったというか、「えぇ、あの人!?」みたいな(笑) 安孫子:年齢差親子位だもんね。 わたる:僕の父親とちょうど同い年です(笑) 一同:(笑)

わたる:そのメンツに僕?と思って、その時はちょっと迷いましたね。 安孫子:迷ったけど、スイッチ押す瞬間は? わたる:その時に林さんからすぐに答え出さなくていいよって言われてたんで、一旦持ち帰って。でもすぐに返事はしました。 五味:ここでお互い(新メンバーと林・カズキック)の加入前の印象を聞きたいんですけど。林くんは2人にどんな印象を持ってました? 林:下地さんは…そりゃあもう憧れですね。目の前にして言うのもあれですけど(笑) 下地:気持ちわりぃ。 一同:(笑) 林:でもそれはありますね。憧れの人っていうのと、こんな面白いオタクの人いるんだなっていう。レコード(コレクターとして)が本当凄いんで。自分なんて本当カスだなあというか、こういう敵わない人いるんだなあっていうイメージです。 五味:カズキくんは下地さんはどういう印象? カズキック:まあディスガスも知ってるしLIFE BALLも知ってるけどそんなに喋った事もないし、2バンドはもちろん好きでしたけど本当どんな人かも分からん年上の人っていう感じです。で、やってたバンドを考えるとPOP PUNKとかが凄い好きな人だというイメージがあったんですけど、でも林さんに聞いたら「あの人は色々聴く人だ」って。 安孫子:色々というかパンクとメタルだけだと思いますが(笑) 一同:(笑) 林:色々ではないよね(笑) カズキック:まあそういうやってたバンドみたいなのだけじゃなくて… 五味:POP PUNKだけじゃなくて、ハードコアもメタルもみたいなね。 カズキック;ああ、じゃあそういう人とやったら面白そうだなって思って。 五味:わたるくんに対しては? 林:うーん、正直そんなに印象が強い訳じゃないんですけど、可能性がありそうな人だなとは思ってました。めちゃくちゃ偉そうな人みたいですけど(笑)。 一同:(笑) 林:発掘するプロデューサーみたいになってますけど(笑)。自分もライブハウスに行き始めた頃は一人でずっとライブに行ったりしていて、友達もいないしすぐ人と仲良くなれる様なタイプでも無かったんで。わたるに出会ったのはわたるが20歳とか位だと思うんですけど、昔の自分とちょっと重ねてた部分はあるかもしれないです。何かキッカケがあったらこれからもっと面白くなりそうなやつだなと思ってました。 カズキック:林さんに「わたるくんを誘いたい」という話しをされた時に、yepのギターって言われても正直顔すら思い浮かばなくて。 一同:(笑) カズキック:本当にそう。もちろん喋った事も無かったし、だけどけんたさんが入った時もそうですけど、林さんの人選力を僕は信頼してたんで、まあ林さんがいいって言うなら多分大丈夫だろうと。 五味:じゃあパーソナリティーは2人ともよく知らない状態だったんだね。 林:そうですね。 安孫子:俺も良いですか?俺は初めて(今の編成の)4人のステージを観た時に、下地さんは俺も憧れ系だったので… 下地:気持ち悪い。 一同;(笑) 安孫子::(笑)。やっぱ下地さん入った時の効果みたいな、ああいう感じでコーラス入ってとかああいう感じでステージに居てとかのイメージを自分で作ってて、でやっぱりステージで観ると「キター!そのままハマった!」みたいな、ヨシヨシッていうので。あと、わたるがかなりカッコよくてガッツポーズで。パッて来た時と、弾きっぷりがめちゃくちゃ良くてそしてこの甘いルックスもしかり。けんたさんのニュアンスも踏襲しながら、それ以上に若き好奇心とエナジーがあって。かなり、やったぞこりゃあって思ったね!俺も結構前にyepのライブ観た事あって音は覚えてたけど、正直「わたるってどんな奴だっけ?」とは思ってて(笑)。 一同;(笑) 安孫子:ごめんな(笑)。林さんの人選僕も信頼してます。 五味:下地さんはどうですか?加入前のKillerpassの印象は。 下地:聴く分には怖いモノみたさみたいな感じで。デモテープから俺買ってたんで。 五味:流石ですね(笑) 林:ファーストテープから持ってる。 下地:林がくれたんだよね。

五味:その時から繋がりはあったんですね? 林:たしかハック(HUCK FINN)で初めて会ったんですよね。何のライブかは覚えてないですけど。聴いてくださいってテープを渡そうとしたら「俺もう買ったよ」って言われて。 一同:(笑) 安孫子:どのタイミングで買うの(笑) 五味:すごいですよね。ローカルのイチPOP PUNKバンドを。 下地:あんまり人は知らなかった。カズキとかはそんなに喋った事なかったし。とりあえず面白そうっていうか、やって嫌だったら辞めりゃいいやみたいな。 一同:(笑) 五味:なるほど。下地さんは他にもバンドやっていて(DiSGUSTEENS/SUSPENDED GIRLS)、迷いとかは無かったですか? 下地:最初に出来ない事は出来ないって言って。もうバンドメインの生活は出来ないって事ははっきり言ってあったんで。原爆(THE 原爆オナニーズ)のTAYLOW先生の教えの、生活を確立してから言う事を言うみたいな。そこは分かってくれたんで。 五味:マラソンもありますしね。(下地さんは毎年フルマラソンに出て好成績を収める程のマラソン好き) 下地:それが一番大事。 一同:(笑) 下地:まあ俺のアレ(スタンス)を理解してやらしてもらって、ありがたいと思ってますよ。 五味:わたるくんはどうですか(加入前のKillerpassのイメージ)? わたる:入る前普通に観に行ってたんで。本当に観に行ってるライブで多分2番目位で。 安孫子;一番誰?MILK? わたる:一番MILKですね。 下地:また林が悔しがる。 一同:(笑) 林;いやそんなのないですよ(笑) わたる:Killerpassがライブやってて、自分が都合付く日があったら観に行く位の感じだったんで。本当にすごい大好きなバンドでしたね入る前は。 五味:入ってみてどうですか? わたる:入ってみて、なんだろうな…すごい想像通りというか、ライブ観てても楽しそうにやってるし、ライブの回数とかみててもすごい力を入れてやってるなっていうイメージで。入ってみてもその通りで。楽しくやらさせてもらってます。あと、止まらないなっていう印象がずっとありますね、入る前も入った後も。グダグダしないというか。ノンストップでやり続けてるなっていう。 下地;(林の)人間はグダグダしてるけど。 一同;(笑) 下地:結構グズグズなやつだなって思ってたけど、誘う時はめっちゃ男らしくて。 一同:(笑) 下地:おお意外とそういう一面あるんだなと。そういえばあれだよね、誘う時1件目告白出来なくて、2件目移りましょうみたいな。 一同:(笑) 下地:場所変えましょうとか言われて。解散なんだなとか色々考えてたな。 五味:新メンバーで活動し始めて、どうでした?感触というか。 林:最初はかなり模索感がやばかったなっていう印象ですね。色々手探り感が強かったし、ライブも観ている人にそういう印象を与えちゃってた部分もあるのかなっていう感じでしたね。 安孫子:俺は意外にそんな事なかったよ。 五味:俺も初めて新体制のライブを観た時は、多分2回目のライブかな?本当良くも悪くもポンコツ感が増したなっていう印象でした。 一同:(笑)
安孫子:メンバー増えたのに(笑) 五味:やっぱけんたさんとの3人のバランスで極まっちゃった感があったから。あの時ライブ凄かったじゃないですか。だからまた原点に戻った様な、最初の頃のKillerpassを観た感じに近い様に感じましたね。林くんがピンボーカルになる事で危うさが大分増したっていうか。 安孫子:俺はサウンドはいいじゃんってのと、あと息切れがすごいから(笑) 一同:(笑) 安孫子:ピンになるんだったらもうちょっとピンっぽく、林くん次第じゃね?って感じだったな。 五味:確かに。ステージアクションでいっぱいいっぱいで声が出てないっていうシーンがよく見られる事がありました。 安孫子:ピンボーカルヤバいなあと思って(笑) 下地:すげえ「口空いてるなこいつ」とか思って。 一同:(笑) 五味:やっぱランナー視点から見ると序盤から口空いて走ってるやつみたいな(笑)まだ10キロも走ってないのに(笑) 一同:(笑) 下地:はあ、もう口空いてるじゃんみたいな。 五味:口空くってのは結構バロメーターなんですか?(笑) 下地:バロメーターだよ。 安孫子:でも2回目観た時から息切れも無く堂々としたピンボーカルになってたから、おおいいなぁと思ったけど、ギター弾き始めたらズッコケだけどね。 一同:(笑) 安孫子:こんな弾けねえんだと思って(笑) 林:最近は割とがんばってますよ(笑) 五味:最初のライブからもう新曲やってたよね? 林:「スクールデイズ」っていう曲はやってました。新体制だし、昔の流れでなるべくやりたくなくて。新しい事をどんどんやってこうっていう意思表示だけはしっかりしてましたね。

五味:では今回「delayed youth e.p」を作る事になった経緯を教えてください。 林:去年末に(2017年)メンバーで忘年会をしたんですけど、その時にわたるに来年やりたい事ある?って聞いたら「音源作りたいっすね」って言ったからなんですけど、こないだその話をしたら「そんな事言いましたっけ?」って言われました。 一同:(笑) 五味:新しいメンバーで今何年位? 林:1年半位ですかね(2018年12��時点)。 安孫子:最初結構すったもんだというか意見のやりとりがあったんだけど、林くんと「ボチボチ音源すかねー」って電話してる時に、やろうやろうって言ってて。で、Killerpassのポジション的にもDIY価格を好むお客さんとかも地元とかに多数いるっていうので、あと新体制だし作品というよりデモみたいなの自分達で作ります、作った方がいいですかね?みたいな。そんな感じのをやろうと思ってるんですって言ってて。でも、バンド自体は結構長いし、デモってのももちろんいいけど、やっぱり正式な音源を作ろうよとなったんだけど。 五味:最初自主で出すのも考えてるって言ってたよね? 林:そうですね。本当は自主でやろうかなって思ってましたね。それを安孫子さんに伝えたら、(KiliKiliVillaから)「出したい」って言ってくれて。僕ももちろんキリキリから出したい気持ちはあったんで、お願いしました。アートワークや値段の事等相談しながらお互いの良い妥協点を探して、今回の作品になりました。 五味:では、今回のCDを作るにあたってのレコーディングとかのエピソードがあったら教えてください。レコーディングは岡崎さんだよね?STUDIO ZENっていうTHE ACT WE ACTも録ってるスタジオの。 安孫子:あのよく見るスタジオだよね。 五味:そうですね。この辺(東海地方)ではパンクバンドの人は割とお願いしてるのかな。下地さんは岡崎さんと歳近いんでしたっけ? 下地:1個上だった。結構、昔から知ってた。 安孫子:共通項ある方なんですか? 五味;ETERNAL ELYSIUMっていうストーナーロックのバンドをやってて。メタルの話とか大分出来るんじゃないですか(笑) 下地:ずっとメタルの話してたな。 林:SABBATの限定LPの話ずっとしてましたよね。 下地:岡崎さんが昔やってたジャパネスクヘビーメタルのバンドの話とかして、「やめてよそんなの」みたいな(笑) 林:そんなバンドいたんですか? 下地:いたよ。テープしか出してない。昔ヘブン(DISK HEAVEN)に現DISGUSTのベースと買い物に行って教えてもらったりして。 五味:どうでした?STUDIO ZENでのレコーディングは。前の7インチ(リスタートEP)もZENだよね? 林:そうです。そのレコーディングがすごい良かったんで、またここで録りたいなと思って僕が提案しました。ここはわたるの苦戦話をしといた方が良いんじゃない? 安孫子:かなり直した?最初にもらったの(レコーディング途中の音源)より。 わたる:ギターのソロとかは変えてたりとか。僕が好き勝手に弾き過ぎちゃって。自分が弾いてて気持ちいいフレーズを弾いて、それをRecしたら岡崎さんに「あれ、音ズレてない?」って言われて。「バンドのサウンドだから正解は無いけど、普通の人が聴いたらズレてて、間違ってる様に聴こえるよ」みたいな感じで。 五味:ミスしてる様に聴こえちゃう? 安孫子:楽典(がくてん)的にって事だよね? わたる:そうです。でも自分の中でそれがズレてるっていう印象が無くて、(全体に)ハマればいいかなっていう。(岡崎さんが)最初の方はズレてても「大丈夫?」みたいな感じで優しく聞いてくれてたんですよ。で僕はズレてる印象が無かったんで、キーの音って何ですかね?って聞いたら「これはこのキーを使うんだよ」みたいに細かい説明をしてくれて、「もし自分の中でバラバラとか思うんだったら、もう一回次回録り直そっか」って言われて。それで家でもう一回聴いて、ここズレ過ぎてるなって思う所は直して。その次の日にレコーディングに入って、違う曲のギターソロを弾いた時に「やっぱりズレてるよ」って言われて。 五味:(笑)。他の曲でもって事? わたる:他の曲でも。それで「(強めに)ズレてるから、直して」って言われて。 一同:(笑) 五味:段々口調が強くなってくんだ(笑) 下地:いいよね。ちゃんとポンコツとかショボいから駄目とかじゃなくて、なんでダメなのかっていうのを上手いニュアンスで言ってくれたから。 五味:バンドのやりたい事を理解した上で言ってくれてる感じ? 下地:そう。ギターの事とかあんま理解してくれない人多いから。 五味:岡崎さんも色んなタイプのバンドを録ってるから、バンドのニュアンスは多分捉えていて。めちゃくちゃやってるだけのバンドでは無いっていうのを多分理解した上で言ってたんじゃないかな。 下地:プロデュースに近い様な。あれで良くなったよ。 五味:僕ら(THE ACT WE ACT)の時も、一緒に作ってくれる様な感覚があって。俺もすごい大好きなスタジオです。 安孫子:カズキックは何もダメ出しなかった?エンジニアさんから。 カズキック:僕は別に。 五味:カズキくんのドラムはああいうドラムだっていう感じだ(笑) 一同:(笑) 林:理解してくれて(笑)。強いて言うならカズキックはドラムなんで録り終えたらその後は大体やる事ないじゃないですか。たしかギター録りしてる時かな?有り得ない位の音量のいびきをかいて寝ていて。 一同:(笑) 林:それで岡崎さんが若干ピリってましたね(笑) 下地:「キリの中」の声を録ってる時に岡崎さんが「林、声高っ!」ってめっちゃ言ってて(笑) 一同:(笑) 安孫子:本当「キリの中」は初めてライヴで観た時からザワザワしてた(笑)。五味くんとも全感覚祭の後話題になったんだけど、ライブで聴いててこれレコーディングになったらどういうボーカルでくんのかね?と思ってたら、マジでXのTOSHIスタイルで(笑) 一同:(笑) 安孫子:ビックリした(笑)これマジかーと思って(笑) 五味:あれ(キリの中)初めて聴いたのspazio ritaで△とKillepassの企画の時(2018年1月)に音出しでやってて、隣にMILKのマツバラ君いたんですけど、もう(曲が)終わった後顔見合わせちゃって。 安孫子:(笑) 五味:ヤバい曲きたぞコレと思って。リフがジャパコアでサビがXのTOSHIばりのハイトーンボイスで何コレみたいな(笑)。しかもコーラスだけになるパートでハモって(笑) 安孫子:あれはヤバいね、PA泣かせ感が(笑) 五味:ちょっと初めて観た時はザワつきましたね。 安孫子:レコーディングしたの聴いて、なるほどコレがやっぱ正解だったんだって思ったもんね(笑)。お疲れ様でした。 林:結構「やったな!」って思ったんですけどね。 安孫子:いやいや、やってるやってる!めちゃ最高っしょ!しかしビビった(笑) 下地:最初にこの曲を持ってきた時に、「これキー変えた方が良くない?」って言ったんだけど、「全然出ますから」みたいな感じで。で、音源聴いたら出てねえじゃん。 一同:(笑)

下地:それがKillerpassだなと。もう自分の中でTOSHIみたいに歌い上げてるんだろうなと思って。すごいなあ。(林の唄声を真似て)「いくぅーー」 一同:(笑) 五味:では、ここで収録曲の解説というか聴き所を順番に聞いていこうと思います。じゃあ1曲目「アメリカンドリーム」から。 林:聴き所…うーん、良い曲だと思います。このインタビューで言う事では無いかもしれないんですけど、自分の中ではもう次に行きたいなっていう気持ちがあって、次はアルバムを作りたいなと思っていて。今後出来てくる曲にもよると思うんですけど、(アルバムの)キーになる1曲だろうなと思ってます。 安孫子:次に行くためにこれまでを総括するようなキラーチューン作ろうっていう感じかな? 林:キラーチューン作ろうぜと思って作った訳ではないんですが、結果的にそうなったのかなと感じてます。やっぱり1番フィードバックがあるのもこの曲だし、自分達的にも手ごたえのある、新メンバーになってこの4人でこういう風にやってくんだっていう指標というか、そういう1曲が出来たなと思います。 安孫子:そうだね。ドカドカあって、キレイなギターもあって、コーラスもあって。 五味:まさにKillerpassって感じの。あれはやっぱりタイトルからもアメリカツアーの経験を唄ってる? 林:そうですね、歌詞はアメリカツアーで経験した事と、あと自分的にはレイシズムの続編という想いがあって。自分が勝手に描いていたアメリカのイメージというか、そういうのが実際に現地に行って崩壊した時に感じた気持ちを唄ってます。 五味;他のメンバーはどうですか? わたる:ギターに関しては、林さんの注文が1番多かった曲ですね。 五味:しょっぱなからギターソロで始まるもんね。 わたる:あそこは(歌の)メロディーに合わせて考えてっていうのと、フィードバックで音を切るみたいなのとか。 安孫子:そんな細かい指定もしてんの? 林:全然ザックリですけどね。THE GRUMPIESみたいな感じで、とか。 わたる:THE GRUMPIESとか聴かされて「こういう感じにしてくれ」みたいな。普段あんまり音の感じとか言わないんですけど、1番具体的に色々教えてもらったのがこの曲だったと思います。 安孫子:下地さんはカズキックと合わせてみてどうでした? 下地:大変っていうか… 安孫子:(笑) 下地:正解が良く分かんない。今でも分かんないんだけどさ。聴いた人に任せよ、みたいな。 安孫子:良く(リズム隊が)合ってるなっていう。 下地;今までやってきたセオリーが通用しなかった。 安孫子:(笑) 五味:リズムチェンジも激しいですしね。走ったり8ビートになったり。じゃあ2曲目「スクールデイズ」はどうですか? 林:僕が今32歳学生なんで…タイトルはSTARJETSっていうバンドの曲からパクリました。 安孫子:キャリアアップの為に学校行ってるんだよね? 林:あ、そうです資格取りたくて。キャリアアップの為に学校に通ってて… 安孫子:恋愛もあり、ね?(笑) 一同:(笑) 林:恋愛もありつつ(笑)、そういうの���全部ひっくるめた曲ですね。自分を鼓舞する為というか、辞めないぞみたいな。 五味:サウンド面で意識した事は? 林:これは初めて自分が弾き語りで作った曲なんです。前回の7インチに弾き語りバージョンが収録されてるんですけど。弾き語りから派生した初めての曲で、自分的にはチャレンジした曲です。 五味:他のメンバーの皆さんはどうですか? (しばらく沈黙が続く) 五味;…特にない?(笑) 林:じゃあもう一個いいですか?下地さんが最後「フゥー」っていうコーラスを入れてるんですけど。下地さんが自分から「入れていい?」って言ってやってくれて、初めて聴いた時は結構感動しました。 五味:DiSGUSTEENSでよく聴けるあの裏声コーラス。 安孫子:一発で下地さんだって分かるあれね(笑) 下地:ありがとうございます。 一同;(笑) 五味:それはでも嬉しいよね、下地さん発信で提案をしてくれて良い形になるっていう。 安孫子:俺も割と裏声好きなので、昔ディスガスのコピーとかして遊んでる時に「SWINGIN’GUY」って曲の「ウォーーーオーオオオーーー」ってやつが高過ぎて全然声が出なくて。ナンボ下地さん(高い声を)出してたんだってビックリしました。 下地:ランニングすれば出るよ。肺活量を… 一同:(笑) 五味:そういう境地に(笑)。(ランニングを)昔からしてた訳じゃないですよね? 下地:(テンションが)維持できなくなったんで。昔作った曲の。 林:ランニング始めたのもそれがきっかけですよね? 下地:そう。 安孫子:そうなんですか、音楽活動で体力の低下を発見して。 下地:そう。スタイルを変えるか体力を上げるかしかなくて。そしたらそっち(マラソン)の方がメインになってしまって。 安孫子:(笑)。なるほどね。歳とってからの悩みとか転換点とかありますもんね。マラソンに向かうっていう手もあると。 下地:走ってるベテランいるよ結構。 五味:前、森川さん(and more/younGSounds)が言ってたけど静岡のジャパコアの人達もマラソンしてるって。 安孫子:松本仁志が体鍛える時代だもんなぁ。 五味:下地さんにとってやっぱりコーラスっていうのは重要な要素ですか?POP PUNKをやる上で。 下地:(曲を)聴いてて、カラオケとかで人の曲で勝手にこういうコーラスあったらいいなみたいな… 五味:想像しちゃうんすね勝手に。 安孫子:そういうの好きなんすねやっぱり。 下地:勝手にハモる人みたいな。 五味:(笑) 下地:それの感じで。ただ林のイメージがあるだろうから、一応(意見を)聞く様にしてるけど。俺がやると正統派寄りになっちゃうんで。ポンコツ感が無くならない様にだけは。 安孫子:良さは(林との)電話でも言ってました、新曲合わせた時に「(林の声真似で)いやー、下地さんコーラス入ってくれたんすよ。いや××ましたねぇ」 五味:何て言ったんですか今?(笑) 安孫子:「(再び林の声真似で)きましたねぇ」って言ってましたんで確かに。 五味:じゃあ3曲目は「キリの中」。これはどうですか?いわくつきの… 一同:(笑) 林:曲のザックリとしたイメージはJAPANESE HARDCOREと北欧の90年代のメロディックハードコアをミックスするっていうイメージです。POST REGIMENTとか。 五味:ちょっと哀愁系の。 林:(2つを)聴いていると旋律とか結構リンクする部分を感じていたので、それを同時にやってみたら面白いかなと思ってやってみました。 五味:「Do The Best Thing」に次ぐ林くんのJAPANESE HARDCORE愛を感じる曲だなと思いました。 林:ハードコアはJAPANESE HARDCOREが一番好きですね。これの聴き所はドラムじゃないですかね? 五味:(カズキックに)何か意識した事はある? カズキック:聴き所は曲の真ん中位にドラムのロールをしている所があって、そこは普通に叩いてしまうと面白くないんで、こだわりました。 五味:これは確か事前にわたるくんにCRUDEの音源とかを聴かせたんだっけ? 林:はい。あとPAINTBOXとかを、ちょっとこれ聴けって。歌詞とかアートワークも見てもらってジャパコアのニュアンス・感覚を染み付かせて。あとコーラス分けてるのも斬新で面白かったです。 五味:新しいよね。あれも下地さん発信? 林:そうですね。 五味:他には何かありますか? 下地:林のボーカルを聴いてほしい。鳥が寄ってくるから。 一同:(笑) 下地:野良猫とかが「ニャー」って(笑) 五味:じゃあ4曲目は「あのメロディーをもう一度」。 林;これは学校で授業を受けてる時に急にサビのメロディーが浮かんできて、授業終わって速攻でロッカーに行って携帯に「ふんふんふんっ♪」って歌を吹き込んだビートルズみたいな話が…(笑)。いや本当なんすよ(笑)。 五味:(笑)。これ割と早い段階からやってた様な記憶があるけど。 林:これはけんたさんが辞めるってなって、どうしようっかなって思ってる時にメロディーが浮かんできて、この曲を新しいメンバーでやりたいなっていう構想がずっとあって。「スクールデイズ」の後に初めてやった新曲ですね。 五味:本当の意味での新曲って言ったらこれが一番最初? 林:これです。歌詞も、まだ唄を歌っていたいんだっていう事を書いてて、コレを新体制の一発目の新曲にしたいと思ってました。 わたる:最初僕の家で一緒にギター合わせましたよね? 林:あーやったね。 わたる:最初もうサビのリフが出来てて「こうしたい」っていうこだわりが(林の中で)あったんですけど、スタジオで下地さんから「(そのフレーズが)おかしいから辞めよう」って言われてました。 林:イントロだけフレーズが生かされてます(苦笑)。後は僕は民主主義なんで。 五味:(笑)。この曲も結構コーラスが効いてる曲ですよね? 林:そうですね。後半の主旋が変わる所は聴き所だと思います。後は、本当後付けですけど歌詞にピートシェリー(BUZZCOCKS)の名前が出てくる… 五味:CD発売日の翌日でしたっけ?亡くなったの。 安孫子:こういうのって何かね、不思議なシンクロってあるんだよね。選ばれちゃったんだね、あの瞬間。ピートシェリーに選ばれたKillerpassです。 五味:本当にビックリしましたね。翌日かよと思って。じゃあ次5曲目は「春のせい」。これまだライブでやってないよね?僕もCDで初めて聴いて。 林:これも僕が弾き語りで作った曲です。まあ、失恋の曲なんで深く聞かないでください… 一同:(笑) 林:自分は曲がドンドン出来るタイプではないんですけど、凄い落ち込んだりとか「これは残しとかないといかん」みたいな感情が生まれた時…凄い何かが起こった時というか、もちろん日常みたいなのが積み重なってコレを残しときたいって思う事もあるんですけど。ドーンって感情が変化した時に曲が出来る傾向があって、「今のこの感情をもう曲にするしかない」と思って作った曲です。曲にする事で(失恋を)成仏させたかったというか、するしか無かった感じかな。落ち込み過ぎて。あと作ったのがギターを始めて1年位で、中2から中3位にレベルが上がったかなっていう所だったんで、今まで自分が作ってきた曲の中では皮肉にも1番「あぁ良い曲出来たなぁ」って手応えがあった曲です。良いメロディーを唄って良い曲を演奏してっていう、自分がこういう曲を作っていきたいんだなっていう1曲が出来たなと思います。 五味:まあ何か…そこまで言うのに何でライブでやってないのかなっていう(笑) 一同:(笑) 林:(笑)。理由はあるんですけど、自分が感情を込め過ぎちゃう曲ってちょっと躊躇しちゃうっていうか。 五味:俺の中では前のアルバムの「…is over」とかさ。あれもライブではやんないけど良い曲じゃん。それと同じ立ち位置なのかなと。 林:何か感情込め過ぎちゃうと良くないなって(苦笑)。他の曲に感情がこもってないとかそういう話ではないんですけど。唄ったりするとその時の記憶とか蘇えったり。 五味:湿っぽくなっちゃうんだ。でも凄い良い曲だなって初めて聴いて思いました。他のメンバーの皆さんは? 林:あとわたるのギターがめちゃくちゃ良いです。 五味:あれが一番苦労したって言ってたっけ? わたる:そうですね。最後のサビの終わりの所でギターをソロっぽく弾く所があるんですけど、最初考えてきたフレーズは(岡崎さんに)「違うから」って言われて。替えてきてって言われて後日直してきたんですけど、「いやそれも違うから」って言われて。 一同:(笑) わたる:その場で「音階こっちだよ」って直されて。そっから時間置いたりしてもずーっと出来なくて、直してを繰り返して。自分的にはめちゃめちゃ落ち込みました。 五味:まあそれで生徒の気持ちがちょっと���かったんじゃない?教えられる生徒の気持ちが(笑)。(わたるは高校の教師) わたる:そうですね(苦笑)。(音が)合ってる合ってないとか客観的な事をすごい言ってくれるんで良い意見だと思うんですけど、自分には理不尽にしか聞こえないみたいな。 一同:(笑) 五味:載せちゃうよ?(笑) 林:結構ナーバスになって、僕への当たりも強くなってましたね。 安孫子:お前に言われたくないよって? 林:それ位の事言われましたね。 一同:(笑) 五味:他のメンバーはどうですか、この曲は。 カズキック:今までドラムの事を林さんから言われる事ってなかったんですけど、この曲をいつも通り好き勝手叩いてたら、「そこ(曲の途中)にはそういう(ドラムのフレーズ)のはいらないから」っていう注文があったんです。なので(林に)言われない場所でどんだけ自分を出せるかなって思って、この曲は叩いてます。 五味:林くんとしては唄を前に出したかったんだ? 林:この曲は完全にそうですね。唄がメインになるイメージがあったんで。後、この曲だけに限った話じゃないんですけど、メンバーが変わって自分の中で出したい音像みたいなのは変化があって。今まで3人の時はメンバーそれぞれの個性の出し合いっていうイメージがあったんですけど、今はそういうものの前に1つの塊みたいなものとして音を出したいって思ってます。勿論とっ散らかってる部分はあってもいいと思うし、そういった要素は自然に出ると思うので。そう思うようになったのは下地さんからの影響が結構大きいですね、常に全体のバランスを考えながらやってくれてるので。そういう思いが出た曲なのかもしれないです。 五味:多分この音源が完成した時に1番最初に聴いたのが安孫子さんなんじゃないかなと思うんですけど、どうでした聴いた時は? 安孫子:いやー、本当超好きだし名作だと思います。めちゃ何回も聴いてるもん。そしてやっぱり年代もバラバラの今日日珍しいバンドに急になって。でもそこからお客さん、リスナーとして自分が(Killerpassに)持ってる魅力は何も損なわれず行ってくれたなっていう。イメージをちゃんと、Killerpass像を持ったまま次に行ったなみたいな。これメンバーのみんなもめちゃくちゃ手応え感じてんじゃないの?っていうのはグッと伝わってきて。っていうのを林くんに電話で伝えたら「そうなんすよ」って軽く言われて。 一同:(笑) 五味:そうですね、僕も聴かせてもらった時に感じたのは唄が大分変わったなっていう印象があって。それもさっきから話してるけど元になる曲作りが弾き語りから始まった曲が増えたから、より唄が真ん中にあるようになったのかなっていう印象で。そうですね、唄が凄いいいなぁって思いましたね。 林:めちゃくちゃ嬉しいです。 安孫子:こっからまたギターも上達してコード覚えてとかしたらと考えたら本当まだまだ楽しみなKillerpassです。 林:今まではレコード屋のレビューとかで特に唄に触れられた事ってあんまり無かったんですけど、今回はメロディーが良いっていうレビューが何件かあったりして、聴いてくれてる人の反応の変化もあったなと感じました。凄く嬉しかったです。 安孫子:俺、ヘビーリスナー、ヘビーパンクリスナーが唄に向かうタイミングって凄い興味が湧くし好きで。あ、Killerpassもそういうバンドになるんだみたいな情がありつつ…というかそうなってるのか(笑) 五味:もっと良くなるんだろうなっていう。そういう意味では本当に良いシングルですよね。これからのKillerpassが楽しみになるっていうか。他のメンバーの皆さんはどうですか?作り終えてみて、感触というか。 下地:Killerpassの作品になったなって。 五味:下地さんが思うKillerpassって事ですか? 下地:ああ。俺が言うと引き算をしがちなんでそれを言わない様にして、足して足して足しまくって。今まで自分がやってるバンドは全部引き算で仕上げてくみたいな感じだったんで。 安孫子:ある意味過去バンドで言ったらLIFE BALLに近いっていうか。となるとベース弾き倒す現象も今後起きてくる可能性が? 一同:(笑) 下地:でも俺まで足し算したら、他の3人が足しまくるから(笑) 一同:(笑) 五味:全乗せみたいな(笑)。どんぶりからはみ出てるラーメンみたいな(笑) 安孫子:関係無いけど俺初めて97年に上京したんだけど、その年の旧新宿LOFTでのBRACKETのライブかな?観に行った時に「やべえ、ディスガスのベースがフライヤー撒いてる…」みたいな事があって、めちゃめちゃキッズだったのでフライヤーもらって(下地さんに)話しかけたの。ディスガスとLIFE BALLじゃサウンドかなり違うじゃん。ディスガスもその前にライブ観ててめちゃファンになってて。そこで下地さんに「ディスガスではああいう(LIFE BALLみたいに)ベコベコ弾かないんすか?」って聞いたら「そんなのは忘れたよ」って軽く往なされて(笑) 一同:(笑) 安孫子:その時にDiSGUSTEENSになって引き算になったんだなって思ったかな(笑) 五味:確かに安孫子さんのベースプレイはLIFE BALLの時の下地さんっぽい感じがありましたよね。 安孫子:そうだね(笑)。下地さんと大下さん(SUSPENDED GIRLS/TOY-POOH-DOLLS/THE DUDOOS/NOBODYS他)の影響だから俺は。そうだよね、(一緒に演奏するのが)カズキックとわたるだったらLIFE BALLみたいな引き倒しのベースプレイは要らないですよね。 五味:わたるくんはどうですか、作り終えてみて。 わたる:僕は本当に音源を作ってみたくて。自分がKillerpassの音にハマってるのかどうか全然分かんなかったから。 安孫子:そうか、自分がどう成立してるのか。 わたる:そうですね、それを客観的に聴きたくて。音源としてちゃんと成立してるのか。それで作ってみて色々難航が僕自身はあったんですけど、最終的に出来上がったものを聴いて、めちゃくちゃ納得しました。これなんだなって。良い意味で僕(個人)じゃなくてKillerpassのサウンドに音源を作ってく上でハマってきたなって思う事があって。自分が自分が、じゃなくてKillerpassっていうバンドになってきたんで。本当に作ってみて良かったなって思いますね。めちゃくちゃ良い音源が出来上がったと自分では思います。 安孫子:また関係無いんだけど(KiliKiliVillaで)今別の新しい、初めてレコーディングします位のあるバンドのレコーディングが進行してるんだけど。レコスタでレコーディングして客観的に聴きますって時に、どう成立してるかっていうのが本当メンバーのみんなは手探りだから。俺が「こうした方がいいと思う」とかって言う余地があまり無いっていうか。一回自分達で体感しないと次に繋がんないと思ってて。 五味:そうですね、自分で気づかないとっていうか。 安孫子:そこの土台が見えてから初めて客観性を持って各々が取り組めるようになるというか。Killerpassは次はアルバムですか? 林:まだ新しい曲が1曲もないんで…(苦笑)。まあ今回良い音源出来たと思うんで、これを足掛かりに。わたるが見えてきた所もあると思うし下地さんとカズキックのリズム隊の合わせ方とか、そういうグレーゾーンにしてた部分が段々明確にはなってきてるのかなと。 安孫子:本当周りでこんな年齢バラバラのバンドって今日日珍しい布陣だから、どう転がってくのかが楽しみだね。下地さんが死ぬまでやってくれるのか(笑) 下地:体力は俺が1番あるから大丈夫。 一同:(笑) 安孫子:カズキックがD-BEAT叩けなくなった瞬間に終わるか(笑) 五味:カズキくんにも作り終えてみてどういう感触かっていうのを聞きたいんですけど。 カズキック:今までテープとかアルバムとか7インチとか色々作ってきて、毎回作る度にすごい良いものが出来たなっていつも思うんですけど。今回のは本当に、本当に心の底から良いものが出来たなと思ってて。 五味&安孫子:おぉー。 カズキック:僕、仕事でずっと運転してるんですけど、仕事中もずっと聴いてたんですよ。だから今年聴いた音源では間違いなく自分のこの作品が1番聴きましたね。本当に色んな人に聴いてもらいたいっていうのもあるし、まだまだ行けてない県外のライブとか行けてない場所もいっぱいあるんで、それだけ自分で自信を持てる音源が出来たからこそ、今まで行ってない所もドンドン、ペースはゆっくりでも行きたいなと思ってます。 五味:結構メンバーみんなすごい手応えのある音源が出来たっていう感じなんすね。俺もKillerpassでベースをヘルプで弾く事になった時に一足早くCDもらって車で聴いてたんですけど、何周も聴きたくて遠回りして帰るっていうのを久しぶりにやりましたね。 安孫子:あぁ、それよく分かるー(笑)。俺も(引っ越して)車社会になったからそれよくやるよ(笑) 五味:久々にやりましたね、「ちょっとまだ帰りたくないな」と思って。 安孫子:作品に合わせたコース取りね。 五味:そうそうそう。それ位良かったですね。結構凄いのきたなと思いました。じゃあ一通り音源について話してもらったので最後にCDのアー写にレコードいっぱい並べてると思うんですけど、あれはそれぞれ持ち寄ったレコードですよね?

林:そうです。 五味:あの中からそれぞれ1枚ずつチョイスして解説してもらえたらなと。 下地:じゃあ俺、1番好きなやつが見切れてるっていう… 一同:(笑) 五味:じゃあ、どうします?(笑)そこ説明した方がいいんですかね? 下地:左端の所にあるREENCARNACIONのオリジナル盤なんですけど、見切れてるという。 小瀬(river lesk店長):それ置く位置調整出来なかったんですかね?(笑) 下地:写真自体は問題なかったんだけど、レイアウトの関係でトレイの左端の折れ曲がってる所に入っちゃって。端っこが映ってて、左の方は全然映ってないな。絶対分かんない位の。 安孫子:いいすね、Killerpassフィルターを通す下地さんだとREENCARNACIONが生きますね。 下地:似たようなものを感じたんだ林に。本人は凄いカッコいいつもりでやってんだろうなみたいな。 一同:(笑) 五味:南米のバンド特有の勘違い感みたいな(笑)。僕そのバンド知らないんですけどどういうバンドなんですか? 下地:林も買ったよね? 林:買いました。 下地:カッコいいよねとりあえず。 安孫子:俺も昔教えてもらって聴いて、マージビックリしたね。 五味:ハードコア? 安孫子:いやメタルかな。マージでぶっ壊れてる。 下地:でも本人はめっちゃ高尚な、多分CELTIC FROSTとかプログレッシブなメタルをやってるつもりなんだけど、コカインでやられてるんだろうね頭が。全然出来てないんだけど、やってる事の難しさと再現度の低さがすごい絶妙で。 安孫子:音質含め結構ヤバいバンド。 五味:あの辺のバンドはそうですよね、面白いですよね。 下地:同じカッコよさを林に俺はみたんで。絶対俺には持ってない部分なんで。ドラムが体育館のパイプ椅子に座って叩いてるみたいな。それですっげー真面目な顔してガーって叩いてて。それと一緒位カッコいいよKillerpassは。 五味:(笑)。じゃあ次はわたるくんいこうか。 わたる:僕はfOULの「Dostoevsky Groove」。 五味:あぁ最高ですよね。 わたる:昔1番最初聴いた時に全然ハマらなかったんですよ、何コレ?みたいな。ギターの音とか凄い外れてるし、何だコレと思って聴かなかったんですけど、ちょっと経ってからもう1回聴いてみたらめちゃめちゃかっこよくて。そんなバンドあんまり無かったんで。僕がバンドを始めるってなった時にギターの感じとか、こんな感じでやりたいなっていうのがありました。 安孫子:かなりど真ん中なんだ? わたる:結構今となっては。 安孫子:そっかオルタナティブのめちゃ和製解釈っていうか独自解釈だもんね。 わたる:自分のサウンド面はギターのフレーズとかで大分影響を受けたバンドですね。今となっては1番好きな音源ですね。 五味:そうなんだ。俺もライブは体験してないんだけど、みんなライブがマジで凄かったって言いますよね。 安孫子:マジでライブかっこよかった。 下地:俺デビューライブみたよ。 一同:おぉ~!(驚き) 五味:じゃあカズキくんはどうですか? カズキック:僕は…全然Killerpassでの僕のドラムスタイルに全く影響は受けてないんですけど、僕の1番好きなバンドはMEGA CITY FOURで。 安孫子:あ、これカズキックだったんだ。 カズキック:そうです。MEGA CITY FOURが1番好きで。まあ安孫子さんも… 安孫子:めちゃ好き。 カズキック:GOING STEADYのシングルでその当時にMEGA CITY FOURを知って(童貞ソーヤングのカップリングでTWENTY ONE AGAINをカバーしている)。 五味:1stアルバムだっけ?載せてたの。 カズキック:そうです。 安孫子:いいね、今のメガシティーのチョイスは俺良いと思うよ。 林:なんか(写真の)真ん中にOPERATION IVYとMEGA CITY FOURがあるのが… 安孫子:これ、もう俺だもん。 一同:(笑) 五味:安孫子さんも参加してるみたいな(笑) 安孫子:俺のど真ん中は本当この2つって感じだから。 林:敢えて避けがちじゃないですか、オタクとかになってくると。 五味:もうちょっと知らない様な… 林:そう、なんか知らないやつとかチョイスしよっかなってなる所をメンバーが自然に持ってきて、たまたま本当偶然真ん中に置いてあったのがこの2枚で。 安孫子:俺こういうセンス好きで。俺の歳だと別にMEGA CITY FOURもOPERATION IVYも1番好きですって言ってるのは別にど真ん中でも何でもないから恥ずかしくないんだけど。でも時代が経って独自の価値観、評価とかの情報が入ってくる中でメガシティーとOPERATION IVYってやっぱ良いよね、最高だよねって言えるメンバーのセンスは好きですね。信頼できますね。っていう感じじゃないですか下地さん。 下地:林に俺多分オペレーションバカにされてるよ。 一同:(笑) 林:いやそんな事無いですよ(苦笑)、下地さんがこれ(OPERATION IVY)持ってきたのは結構ビビりましたね。何持ってくるんだろうなと思ってたら。 安孫子:いやそりゃあ下地さん持ってくるに決まってるだろう!何言っちゃってんの! 林:めちゃくちゃ嬉しかったし上がりましたね。 五味:じゃあ最後林くん。 安孫子:今すげーいい流れだよ。 林:えっと…パンクじゃないやつ選んでいいですか?(笑)。僕は、今年亡くなっちゃったFEBBが在籍してるFLA$HBACKSのレコードを。えーと、僕高校生の時にラップやってたんですけど。 安孫子:らしいね(笑) 一同:(笑) 林:やってたっていう程でも無くて友達と遊びで。でもそっからめっきり、多分前のインタビューでも言ったんですけど疎遠になっちゃって、全く聴いてなかったんですけど。たまたま今フリースタイルブームとかでまたラップに触れる機会があって。それで音源も面白いのかな?と思ってた時にC.O.S.A.っていう知立のラッパーのライブを観て、鳥肌が立つ程衝撃を受けて。音源もヤバいのかなって思ってた時にC.O.S.A.が丁度FLA$HBACKSのDJのKID FRESINOとの音源を出して。それを聴いてカッコいいなと思って、FLA$HBACKSのLPが出てたから買ってみよと思って通販して、FLA$HBACKSのレコードに針を落とした瞬間に…マジで稲妻走りましたね。 一同:(笑) 林:マジでかっこよすぎて。たまにないですか、針落として稲妻走る瞬間みたいなの。 五味&安孫子:キター!みたいな。わかるよ。 林:それをひっさびさに体験して。 五味:どんどん無くなってくもんね、そういうのは。あのアルバムは本当にヤバいよね。 林:本当に個人的にはLIP CREAMの「KILL UGLY POP」以来の衝撃でした。あれもFIGHT ON THE STREETのAメロ聴いた瞬間にマジで稲妻走ったんですけど。このレコードを聴いてから約10年越しにHIPHOP熱が再燃しました。それと(アー写の)FLA$HBACKSの上にFEBBのソロの1stアルバムを置いてるんですけど、FEBBの存在、ラップは本当にクールで大好きです。ありがとうと伝えたいです。 安孫子:バンドって好きな音楽の共通言語で話すじゃん?現状だとまだ下地さんアウェーだったりします?若い世代のバンドとか。その辺はいかがですか? 下地:全然(若い世代のバンドは)分からない。カズキとかに教えてもらってるかな。勉強になるよ。 安孫子:現行インディーみたいなのでピンと来たバンドいます? 下地:…キーマカリーズ(とチチワシネマ)。 安孫子:パンク寄りじゃないやつは? 下地:全然ない。 林:でもNOT WONK全部買ってるんですよね。 安孫子:NOT WONKはマニアですもんね。洋物とかでは? 下地:全然知らない。洋物なんて本当、メタルしか聴いてない。 一同:(笑) 林:(下地さんが)最近のは聴いてないみたいですけど、Kレコードとかは昔結構聴いてたって言ってたから、インディーとかオルタナの認識はあるのかなと思ってます。 下地:まあ、整合感無くても大丈夫だから。 五味:(笑)。そういうバンドですもんね。俺もそれで良いと思います。 林:1人1人みんな凄く音楽が好きだから。刺激になるし、それが混じっていったらいいなっていう感じで。あんまり押し付けみたいなのというか、もちろん共通認識的なのはあった方が良いとは思うんですけど。インディー系はわたると僕が担当してギター2人で話したり。ハードコアとかはリズム隊で合わしてもらって。 安孫子:勝手にやってもらって(笑)。 カズキック:車で県外とか行くときは僕は助手席乗って、下地さんが運転して。 下地:絶対別れるよね。 カズキック:ずーっと、これがスペインの~、メキシコの~……(といった調子でパンク/ハードコアの曲を聴いている) 一同:(笑) わたる:車でもずっと(南米のハードコアとかが)流れてますもんね。 カズキック:僕はものすごい楽しいですね。 わたる:車の中で流れてても文句言えないんで。(後部座席だと)聴こえないし。 一同:(笑) 五味:高速(道路)だと聴こえ辛いよね。(南米のハードコアとかは)後ろから身を乗り出してまで聴く感じでもないし(笑) 安孫子:俺も友達としても付き合う中で、(Killerpassは)リスナーとしてのバランスが良いんだよね。俺もズッコケ物は今でもやっぱ好きなんだよね。ズッコケ物と、ちゃんとしたというかキレイな物も好きだから。そういう話もいつも出来るから楽しいね。 五味;ボチボチ締めましょうか。最後に一言ずつもらって締めようかな。じゃあ下地さんから。 下地:よろしくお願いします。 一同:(笑) 五味:また始まるんすか(笑) 安孫子:下地さんは自分の人生の中で名古屋に帰ってくるっていうのはある程度、予測がついてた出来事なんですか?ずっと東京いるかもっていうのもあったんですか? 下地:そう、あったんだけど。父親が弱ったのを見たっていう事がやっぱり。こういう時が来るんだなっていう。 安孫子:そうか、その中で今サスペンもやってるけど、でも愛知でのバンド生活はKillerpassになるわけですもんね。ディスガスもありつつ。まあ…末永くお付き合いお願いしますって感じですね、俺は。 五味:俺としては本当めちゃ嬉しいですね、単純に下地さんがステージに立ってベースを弾いてるのがまた観れるのっていうのが。 安孫子:感慨ひとしおって感じなんで。 下地:林さんのおかげです。 林:これ、ちょっとだけ話していいですか?もちろん下地さんはプレイヤーとして好きだし憧れだったんですけど、下地さんがこっち(愛知)に帰って来てるのを知ってて、(帰って来てから)何年か経った後ですよね?Killerpassのメンバーに誘った時は。 下地;そうだね、2年とか。14年に帰ってきたから。 林:で、(加入前に)下地さんと話してて、最初に観に行ったライブがNAUSEA(UNHOLY GRAVEのコマツさんやSOCIAL PORKSの内藤さんが在籍していたバンド)って言ってて。 下地:そう、(初代)ボーカルの弟と同級生だったんで高校が。 林:NAUSEAとか、名古屋でかなり古くからハードコアのライブを観に行ってたって話をしてたんですけど。ライブハウスではたまに下地さんとは会ったりしていて、僕が勝手に見てですけど、(下地さんが)名古屋の人っていう感じがあまり無くて。でも下地さんは今後こっちで暮らしていくと思うから、僕は名古屋の空気が凄い好きなんで、それを下地さんと共有したかったっていうのがあって。それもあってバンドに誘ったのもあります。名古屋の人としてユナイトしてこうぜみたいな… 一同:(笑) 林:もちろんそんな気軽な感じではないですけど(笑)。僕がみてる景色や友人関係とかを共有出来たら絶対楽しんでくれるだろうなと思ったし、共有したかった。 五味:確かに下地さんが今までやってきたシーンとも若干違ったりすると思うし、結構ハードコアパンクとも混ざってたりするし。 下地:やってよかったなって思うよ。 安孫子:また俺の話いいですか?俺も色んな先輩にお世話になったけど、俺が異常になついて可愛がってもらえたのは下地さんと、あと大下さんだったりするんだけど。なんかこう、昔からすげー歳が離れてる関係性を越えて付き合ってもらえる感じが凄いあって、そこがKillerpassとクルーになって自然に納得して。凄い腑に落ちるんだよね。 林:だから…下地さんファンは怒らないでください(土下座) 一同:(笑) 林:すみません、そういう理由なんですって書いといてください… 五味:じゃあ、わたるくんお願いします。 わたる:そうですね…あんまり若いっていうか歳が近い人達が周りにいないっていうか。なので音源出来たんで、同い年の人とか若い人達に聴いてもらいたいなって思います。で、そういう人達と一緒にライブもやれたらなとは思ってるんで。 安孫子:わたるは高校の先生してるじゃない?生徒さんが知ってたり、反応とかある? わたる:出来上がったものを生徒にあげたんですけど… 安孫子:鷲掴みしちゃった(笑)? 五味:どうだった?何かリアクションあった? わたる:あんまりリアクションは無いですね。 一同:(笑) わたる:でも今日(レコ発ライブに)来てくれるみたいで。 五味:本当?!熱っ!ライブ観るとまた違ったりするからね。 安孫子:その子はライブ行く子? わたる:いや、バンド部やってて。 五味:どういう音楽が好きなの? わたる:ONE OK ROCKとか。 下地:それ期待されて来ても…(笑) 五味:全バンドでズッコケる(笑)まともなバンドいねーのかよ、みたいな(笑) 下地:ボーカルってカッコいい人がやるんじゃないの?みたいな(笑) 一同:(笑) 安孫子:あー、いいね。高校生って実際何聴いてんのかな?ロックって感じは少数ってイメージ? わたる:少数…みんなバラバラですね、好きな音楽とか。色んなとこから情報が入るから。 五味:カズキくんはどうですか? カズキック:さっきも言った様に凄い自信がある音源が出来たんで、とにかくライブに来てください。 安孫子:俺は全国各地に行ってるぞと。 林:それは説得力ありますね(笑) カズキック:とにかく音源を聴いて、良いなってもし仮に思わなくても、とにかくライブを観てほしいです。 安孫子:カズキックみたいな生き様してるやつなかなかいないよね(カズキックはKillerpassの他にSKIZOPHRENIA!/POVLACIONでドラムを担当、自身のライブが無い日はしょっちゅう全国のライブハウスに出没している)?カズキックは東京でも会うからな。 小瀬:かつてのズマさん(アズマさん、名古屋の名���客)みたいな? カズキック:3月の東京のレコ発ライブが終わった後に、(同じ日に)沖縄にライブしに行きます。 一同:(笑) 小瀬:ACUTEとか出るやつ? カズキック:それはこないだ観に行って。 五味:沖縄までライブ観に行くの?! カズキック:前日の晩に決めて。 安孫子:カズキックは正社員だっけ? カズキック:正社員です。 安孫子:正社員でそんな動き出来るんだ(笑) カズキック:だから色んな人に実家が金持ちとか… 一同:(笑) カズキック:ホンマは仕事してないんじゃないかとか、色んな事を各地に行った先々で言われますね。 五味:ある事ない事。実家が金持ちヤバいね(笑) カズキック:ですけど、ちゃんと働いてます。 五味:疑惑をちゃんと晴らしたね(笑)。じゃあ最後、林くんお願いします。 林:音源に関しては本当に凄く良いものが出来たと思うし、レーベルのご厚意もあって値段が1000円(+税)になってて、CDの中もTAYLOWさん(THE 原爆オナニーズ)のライナーが入ってたり、友達が絵を描いてくれてたり、インナーも充実した内容になっててこだわりのある作品が出来たと思うので、良かったら手に取ってほしいなと思います。あと自分の気持ち的には1個音源が出来て、この4人でのKillerpass像みたいなのが出来てきているので、本当次の音源ですね。決定的な一手を打てるように。 安孫子:アルバムを。 林:まあ、いつになるか分からないでけど。作りたいです。あとレコ発が3/24(日)に下北沢SHELTERであるので、もしよかったら来てください。がんばります。

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