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geniekokura · 1 month ago
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北九州市よりiPad6のガラス割れ修理
【iPad第6世代のガラス割れ修理なら当店へ!】落下や衝撃によって画面が割れてしまったiPad6も、当店なら即日対応・データそのままで安心して修理できます。表示やタッチが問題なく使えていても、ヒビ割れを放置するとケガやさらなる故障の原因になることも。当店では高品質パーツを使用し、**最短180分・税込12,980円**でガラス交換を承っております。お子様の学習用や仕事用に使っている方も多数ご来店中。修理後は3ヶ月保証付きでアフターも万全!iPadのガラス割れでお困りの方は、お気軽にご相談ください。 802-0006 iPhone修理 ジーニー小倉店(北九州) 福岡県北九州市小倉北区魚町1-1-1 西日本小倉ビル1F 093-600-2757 営業時間 10:00~20:00 定休日 火曜日 JR九州 小倉駅徒歩5分 安心の最長6ヶ月保証
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tsun · 3 months ago
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【iPhoneのFeliCaが反応しない?】画面割れやバッテリー劣化が原因?修理で改善することも!
iPhoneでSuicaやiD、QUICPayなどのFeliCa機能が突然使えなくなるトラブル、実はよくある症状です。 原因はソフトウェアだけでなく、画面割れやバッテリーの劣化、そして内部のNFCアンテナの損傷など、ハード的な不具合が関係していることも少なくありません。 この記事では、FeliCaが反応しない原因と、修理によって改善が期待できるポイントを解説します。 iPhoneのFeliCaが使えない原因は? 「FeliCaが反応しない=iPhoneの故障」というわけではありませんが、以下のような要因が考えられます。 ソフトウェア関連の原因 iOSのバージョンが古い Apple PayやWalletの設定ミス 登録済みカードの不具合や期限切れ →…
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upto24 · 11 months ago
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スマホが固まったときの対処法
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スマートフォンがフリーズして操作不能��なってしまう、そんな経験はありませんか。焦ってしまい、つい画面を叩いたり、電源ボタンを連打したりしてしまいがちですが、実は正しい対処法があります。この記事では、スマホが固まったときに慌てずにできる対処法を詳しく解説します。
なぜスマホは固まるのか
スマホが固まる原因は様々です。主な原因としては、
メモリ不足: アプリを多数起動したり、高画質な動画を再生したりすることで、メモリが不足し、動作が重くなってしまう。
アプリの不具合: 特定のアプリにバグがあり、それが原因でシステム全体が不安定になる。
OSのバグ: スマートフォンのOSにバグが含まれており、それが原因でフリーズしてしまう。
ハードウェアの故障: バッテリーの劣化や、内部の部品の損傷などが原因で、ハードウェアが正常に動作しなくなる。
などが挙げられます。
スマホが固まったときの対処法
1. 強制再起動を試す
最も基本的な対処法です。強制再起動は、スマホの電源を完全に切り、再起動することで、一時的な不具合を解消する効果が期待できます。
Androidの場合:
電源ボタンだけか電源ボタンと音量の上下のどちらかのボタンを同時に長押しします。
iPhoneの場合:
音量を上げるボタンを押してすぐに放す
音量を下げるボタンを押してすぐに放す。
電源が切れるまでサイドボタンを長押しする。
※何れも機種によって異なりますので、動作しない場合は個別に確認してください。
2. バッテリーを抜く(一部機種のみ)
バッテリーが取り外し可能な機種の場合、バッテリーを抜くことで強制的に電源を切ることができます。ただし、最近のスマートフォンはバッテリーが内蔵されているものがほとんどなので、この方法は限られた機種でのみ可能です。
3. 安全モードで起動する
安全モードは、サードパーティ製のアプリを無効にして起動するモードです。特定のアプリが原因でフリーズしている場合、安全モードで起動することで問題が解決する場合があります。
Androidの場合: 機種によって操作方法が異なりますが、一般的には電源ボタンを長押しし、表示された電源を切るボタンを長押ししてから「安全モード」を選択します。
iPhoneの場合: iPhoneには安全モードという機能はありません。
4. ソフトウェアのアップデートを確認する
OSやアプリのアップデートには、バグ修正が含まれていることがあります。最新のソフトウェアにアップデートすることで、フリーズが改善される場合があります。
5. 不要なアプリを削除する
インストールしたアプリが多すぎると、メモリ不足の原因となることがあります。不要なアプリを削除することで、スマホの動作がスムーズになる場合があります。
6. 初期化(最終手段)
上記の方法を試して���改善されない場合は、初期化を検討する必要があります。初期化を行うと、スマホの設定やデータが全て消えてしまうため、事前にバックアップを取っておくことを強くおすすめします。
フリーズを予防する方法
定期的な再起動: 週に一度程度、スマホを再起動することで、メモリを解放し、動作を安定させることができます。
不要なアプリを削除する: インストールしたアプリを定期的に見直し、不要なアプリは削除しましょう。
バックアップ: スマホのデータを定期的にバックアップしておくと、万が一の事態に備えられます。
高負荷なアプリの使用を控える: 高画質なゲームや動画編集アプリなどは、スマホに大きな負荷をかけます。使用頻度を減らすか、スペックの高い機種に乗り換えることを検討しましょう。
まとめ
スマホが固まったときの対処法は、強制再起動、バッテリーの抜き差し、安全モードでの起動、ソフトウェアのアップデート、不要なアプリの削除、初期化など、様々な方法があります。これらの方法を試しても改善されない場合は、ハードウェアに問題がある可能性があるため、修理に出すことを検討しましょう。
大切なのは、慌てずに対処することです。 焦って操作すると、余計に状況が悪化してしまう可能性があります。落ち着いて、一つずつ対処方法を試してみてください。
些細な日常
パッケージインストーラを無効にしたらデバイスの初期化を余儀なくされた|Android
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takahashicleaning · 1 year ago
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Apple Vision Pro 2024
Appleがバーチャルリアリティをデザインするってこういうこと。
Macのドラック&ドロップをバーチャルリアリティーで表現すると、このようになるということが示されている。
Apple Vision Proにより従来のディスプレイの枠を超えて広がるアプリのための無限のキャンバスを作り出し ユーザーの目と手、声という、最も自然で直感的な操作方法によって、完全に3次元化されたユーザーインターフェイスを実現する。
オペレーティングシステムレベルから実現してます。
「Disey +」のコンテンツが、Apple Vision Pro内で縦横無尽に動き回ります。
他には、検査装置、医療機器の側面から見ると・・・
Apple Vision Proは、虹彩のアイトラッキングから脳の電気活動、心拍やリズム、筋肉活動、脳内血液密度、血圧、皮膚表面の電気抵抗といった信号を検出できる。
「好奇心」「迷ってる」「怖がっている」「注意を払っている」「過去の体験を思い出している」などのユーザーの認知状態を予測できるようになる?
Apple Vision Pro一つで将来、いくつかの検査が同時、及び、事前に可能になり虹彩認証で予測される結果をApple Watchのように目の前にアラート形式で表示してくれるかもしれない。
しかも、行政府や他社とは違い指紋認証や顔認証と同様に虹彩認証データはApple Vision Pro内で処理されて外部サーバーには送信されません。
パスキーにも対応しています。
あなたの許可を前提に提供してくれたデータは、現時点でAppleの場合、広告ではなくハードウェアの製品開発に使用してます。
屋外のスキーやスノーボードのゴーグルタイプだし、ゴーグルタイプの老眼用やメガネ、視力矯正や簡易的な視力検査装置にも!
幅広く活用できたら嬉しいですね。
そして
WWDCは「開発者向け」イベントなので、これまでのAppleの歴史からすると新市場を開拓していくため最初は高価格ってよくあること。
MacのXDR Displayを一つ挙げても70万円くらいだから高解像度の巨大なディスプレイが持ち運べると考えたらむしろ安く感じる。
さらに、開発環境も今までの蓄積があるため
Apple Vision Proにはデベロッパが開発したアプリやコンテンツが見つかる新しいApp Storeが用意されている。
iPhoneやiPadでお馴染みの数十万ものアプリもスムーズに動作し、Vision Proのために開発された新しい入力操作システムと自動的に連係します。
また、さらに一歩進んで、Vision ProとvisionOSのパワフルかつユニークな機能を活かし、これまでにないアプリ体験を一からデザインしたり
これまでの既存のアプリを空間コンピューティングに合わせて再構築できます。
2023年時のApple製品には「eSIM」も標準で搭載してるので・・・
屋外で使用できることも考えているなら・・・
Apple Vision Proにも搭載してると思ってます。
もし搭載していなくてもApple製品のMacに既に実現している標準機能をApple Vision Proに拡張機能追加か何かで反映すれば通話情報を転送することもできます。
屋内だけなら車の運転を行いながらナビゲートしてくれる「Car Play」の上位機種としてバーチャルリアリティで目前のリアルタイムナビゲートもソフトウェアで実現できそう。
ハンドルを握りながら指をタップするだけで通話や音声入力できるし、手を離さなくても視線を向けるだけで選択してくれるMacに既に搭載している
障害者用の「アクセシビリティ」機能のバーチャルリアリティ版も見た感じだけど将来はできそうなVisionがきます。
そのほかの可能性として
老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネも実現できそう。
自動車運転の場合、2024年時点では、現在アメリカ国内では運転しながらは駄目みたいだが・・・運転しながら以外なら助手席に座れば問題はなくなります。
自動車運転はレイテンシーの短さが重要(航空機、宇宙空間なども)
Apple Vision Proが現実空間を認識して画面に反映されるレイテンシーの違いについて。短いほどディスプレイ越しでも半径数メートル以内の状況に対応できる。
「HTC VIVE XR Elite 2024」と「Meta Quest 3」と「Meta Quest Pro 2024」は約40ミリ秒に対してApple Vision Pro 2024は12ミリ秒。車の運転中における人間の認識速度は、重要な役割を果たします。
運転者が周囲の情報を認識し、適切な判断を下すためには、迅速な反応が必要です。
一般的に、人間の認識速度は視覚刺激の検出では約180から200ミリ秒、聴覚刺激の検出では約140から160ミリ秒です。これは、刺激が感覚器から脳に伝わり、脳がそれを認識するまでの時間を指します。
レイテンシーが短いので自動車運転モード(航空機、宇宙空間なども)を搭載してほしい。
屋外を歩く時も、Apple Version Pro のAppleマップが自動で表示されて見ながら道案内ナビゲーションしてくれたら便利。
コーヒー店の中、Apple Vision Pro内のWindowでリアルタイムにAppleカードで注文したり、Apple Vision Proを装着しながら店員さんとコミュニケーションしつつタブレットにサインをし注文したコーヒーをすぐに受け取ることもできそう。
そのまま飲んだり、食べ物も注文して席にすわりWindowを表示してインターネット見たり、指がベタベタになっても画面をスクロール可能?
手術の場合、拡張現実で手術を補助しつつジェスチャー操作で簡単にリアルタイムでナビゲーションしてくれるため、Apple Vision Proなら公衆衛生上は無菌状態を安全面から担保できる?
そのほかにも、Apple Vision Proなら車の簡単な定期点検手順、簡単な修理メンテナンス手順をジェスチャー操作で簡単にリアルタイムでナビゲーションしてくれる?
両手が自由に動かせるのでリアルタイムで作業しつつ、外部からは何を見ているか分かりませんが、閲覧しながらでも作業ができるようにな��ます。
主要部品にセンサーを取り付けるか否かをするかセンサーを読み取って劣化の具合が数値化できれば、交換時期や部品の状況をリアルタイムでチェックできればいいな。
その後、専門家に預けるか否かはご自身の自由です。
スキー場で道案内やリフト中に寒い中、手袋をしたままジェスチャー操作して拡張現実の中に手軽に入れる可能性もあります。外部から見るとスキーやスノボーのゴーグルつけてるようにしか見えません。
EUで導入している公共空間でのストーカー人工知能は警察も原則禁止にして・・・
それ以外のスポーツ観戦などのプロトコルに基づく限定空間で選手のストーカーを許可する仕組みもあるし・・・
日本での応用としては、権力者である新聞やテレビ、ラジオなどで独占禁止法の優越的地位の乱用をした場合に・・・
ジェネレーティブ人工知能が自動的に発言をApple Vision Proがファクトチェックして真実な発言の確率などの予測を示してApple Vision Pro上に表示。
ある範囲を越えたら総務省とBPOに自動に送信してくれる仕組みも政府が法整備すれば可能になるかもしれない?
言葉の定義をテレビ画面に表示することは2024年時点では人工知能がなくても可能なので出演者やコメンテーターの定義から外れてる恣意的な発言の信憑性もチェックできます。
(個人的なアイデア)
Apple Vision Pro 2023の登場で・・・
チャットGPTが、ここに搭載されれば?
どうなる?
今後のインスピレーションに期待します。
健常者にも活用できれば、月面や宇宙空間のロボットを自宅からゲームのように操作するだけで賃金がもらえるような、一神教での労働の概念が変わるかもしれません。
Before 2022, this would not have been possible, but with Apple, Google, and Microsoft agreeing to expand the use of “passkey,” a passwordless authentication system…
2022年以前では、不可能だったが、Apple・Google・Microsoftがパスワードな しの認証システム「パスキー」の利用拡大に合意したことで・・・
…on the basis of high security and a high degree of privacy as well…
高いセキュリティと高度なプライバシーも基本にして・・・
…and if, as Ivan Pupilev says, all everyday objects have gesture interface capabilities…
イワン・プピレフの言うように日常的な物すべてにジェスチャーインターフェース機能を搭載していれば・・・
By integrating them with a common smart home standard, “Matter,” and making it possible to automatically connect to them by simply approaching them, assuming permission and authentication…
スマートホーム共通規格「Matter」で統合して近づけるだけで本人の許可、認証を前提とし自動接続できるようにすることで
It may be possible to customize even simple functions as complex functions by combining various devices in a stand-alone manner.
単体では、単純な機能でもさまざまな機器を組み合わせることで複雑な機能としてカスタマイズできるようにできるかもしれない。
In the past, OpenDoc, a technology developed by Apple to realize compound document and document-centered operation, was available.
かつて、OpenDoc(オープンドック)は、Appleが開発したコンパウンド・ドキュメントとドキュメント中心の操作実現する技術があったが
Can we extend this technology to shift from a document-centric to a gesture-centric interface?
これを拡張して、ドキュメント中心からジェスチャーインターフェース中心にできないだろうか?
If you want to work on a larger screen from your smartphone, iPhone, or iPad with a user interface by wearing the Oculus Dash or HoloLens from Oculus Quest
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなどを身につけることでユーザーインタフェースをスマートフォン、iPhone、iPadからもっと大きい画面で作業したい場合
It was usual to use a computer with a large screen, but now it is possible to use a huge screen! However, there were limits to the amount of money and placement of the display.
大画面のパソコンでというのが、普通でしたが、もっと、巨大な画面で!!という場合はディスプレイの金額的、配置場所にも限界がありました。
Virtual reality as the future of the holographic age, Virtual reality Virtual reality OS and its extension to the gesture interface center.
ホログラム時代の未来にあるものとして、Virtual reality バーチャルリアリティのOSとジェスチャーインターフェース中心への拡張
Seamlessly linked together, there will be no spatial limits, and you’ll be able to work in a small room with any number of huge, large screens that you can place anywhere in 360 degrees!
シームレスに連携させることで、空間的に限界は無くなり、小さな部屋でいくらでも巨大な大画面で360度どこにでも置いて作業できるようになります!!
For example, even if it is not possible to display 3D without wearing glasses like the gesture interface in the sci-fi movie “Iron Man”…
例えば、SF映画「アイアンマン」に出てくるジェスチャーインターフェイスのようにメガネをかけずに立体表示させるとまではいかないまでも
It may be possible to “make it look realistic by wearing special glasses” such as Oculus Dash and HoloLens in Oculus Quest, so…
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなど「特殊なメガネをかけることでリアルに見せる」ことはできそうなので・・・
It would be fun to display the setting panel of a simple function device that you touch through the special glasses as if it pops up from inside the device in CG in a hologram format (image: Genie Effect on Mac)
特殊なメガネを通して、触った単純な機能の機器の設定パネルをホログラム形式でCGで機器の中からポップアップするように表示してくれると楽しそう(イメージは、Macのジニーエフェクト)
警察比例の原則。
警察比例の原則。
警察比例の原則。
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
最近2023年から始まったジェネレーティブ人工知能の流行によって
ジェネレーティブ人工知能で作られたメディア(画像・映像など)が人々の目に触れる際には、情報源を開示するよう求めている(オープンAIなど10社が自主ガイドラインに署名した)
ヘンリー・マークラムの研究で脳のイメージが数値化されたデータから・・・
この膨大なデータをディープラーニングを搭載したジェネレーティブ人工知能に候補を複数映像化させる
こうすることでストーカーしかできない人工知能の問題を解消できる?かもしれない
憲法第19条にもあるように「内心の自由」正確に特定しないようにして
権力者の頭脳の中身をリアルタイムに複数映像化したことをチャットGPTに説明してもらう。
これは三つしかない内のひとつ。リカレント・ニューラル・ネットワークを使います。
この権力者の頭脳の中身をリアルタイムに映像化したことをニティシュ・パドマナバンの老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネなどを用いて
特殊なメガネを通して、ホログラム形式でCGからポップアップ表示できる可能性もありそうです。
しかし
機械学習ディープラーニング物体検出データベースのことを「Darknet」と呼んでいます。
フェイフェイ・リー構築した機械学習ディープラーニング画像データベースのことを「ImageNet」と呼んでいます。
他には、今のところ、リカレント・ニューラルネット(RNN)フレームワークなど・・・
たった三つしかないのが2022年の現状です。
チャットGPTは、大規模言語モデル。
懸念されることとして、アメリカ政府が諜報に使用するエシュロンやPRISMに近い可能性もある。
Google検索データは、広告に使われるが、オープンAIはMicrosoftと資本提携で入力データが何に使用されるか?
これを明示していないという危険性がある可能性があります。
続いて
Could it be that Apple is developing its own search engine to compete with Google, which has reinvented semantic web search based on chat GPT and entered the market?
Appleが独自の検索エンジンを開発しているのは、もしかしてチャットGPTを基盤にしてセマンティックウェブ検索を再発明し参入Googleに対抗するため?
In the past, Linux made the OS open source and extinguished Microsoft’s monopolistic Wintel-closed dominance.
かつて、LinuxはOSをオープンソース化してMicrosoftの独占的なウィンテルクローズの優位性を消滅させた。
In 2023, AMD and Apple Silicon are in the midst of blowing the wind out of the last Intel monopoly from the consumer market sector.
AMDとAppleシリコンが、最後のIntelの独占体制にコンシュマー市場分野から風穴を開けている最中の2023年。
Google has opened up the search engine market for a new industry by putting all of its machine learning research results to work to break Microsoft’s Internet Explorer monopoly.
Googleは、機械学習の研究成果をすべてぶちこみ新産業の検索エンジンの市場を切り開いてMicrosoftのインターネットエクスプローラの独占的な体制に風穴を開けた。
And now, right now, open-source AI is taking over Google’s monopoly on the search engine market with chat GPTs. It may be about to wind down with the reinvention of the semantic search engine proposed by Tim Berners-Lee.
そして、今まさにオープンソースAIが、チャットGPTでGoogleの独占している検索エンジン市場をティム・バーナーズ・リーが提唱したセマンティック検索エンジンという再発明で風穴を開けようとしているのかもしれません。
Is Twitter, which Eron Musk went to the trouble of investing a huge amount of money to acquire, comparable to Google and Facebook in terms of data accumulation?
イーロンマスクがわざわざ巨額の資金を投じてまで買収したTwitterもデータの蓄積から見るとGoogle、Facebookに匹敵している?
Is it possible that Eron Musk, a founding member of Open AI, is trying to reinvent Twitter based on chat GPT?
これを立ち上げてるオープンAI設立メンバーのイーロンマスクは、可能性を見越していてチャットGPTを基盤にTwitterを再発明しようとしている?
Open AI, a San Francisco-based nonprofit organization, is dedicated to being the first to develop a “general-purpose artificial intelligence” (AGI) with human learning and reasoning capabilities, so that all people can benefit from it.
サンフランシスコを拠点とする非営利団体のオープンAIは、人間の学習能力と推論能力を持つ「汎用人工知能(AGI)」を最初に開発し、すべての人にその恩恵が及ぶようにすることを目的として設立されています。
Deep Mind,“ which has similar goals, is building a system similar to the chat GPT.
同様の目的を掲げてる「ディープマインド」もチャットGPTと同じようなシステムを構築しています。
As for other derivative…
他の派生的なこととして・・・
As for the use of deep fakes, if they are built into the algorithm for all surveillance cameras, they can be removed only with the person’s permission.
ディープフェイクの活用としては、すべての監視カメラ用のアルゴリズムに組み込んでおけば、外すには本人の許可を得てからにすることもできる。
This would also deter voyeurism by the mass media and police who would abuse the system without the person’s permission.
こうすれば本人の許可なく悪用するマスメディアや警察の覗き見行為も抑止できる。
To temporarily deter misuse, a comprehensive mechanism could be created to protect videos with NFT and a two-factor authentication passkey, and to confirm one by one whether or not the user has permission to disseminate the videos.
一時的な悪用抑止には、NFTと二要素認証によるパスキーで動画を保護し拡散の許可の有無を一つ一つ
If a comprehensive mechanism can be created to confirm whether or not the user has permission to spread the video, it may be possible to create time for the spread of quantum encryption and the commercialization of quantum computers.
本人に確認できるような総合的な仕組みを創れば、量子暗号化や量子コンピューター商用化普及までの時間をつくれるかもしれない。
Released in November 2022. Almost a few months later. A search engine like this appeared.
2022年11月にリリース。そのほぼ数ヶ月後。こんな検索エンジンが登場しました。
perplexity
この回答がどこの記事から引用されたかも表示されはじめた!数字に対応して引用元が表示される。
Next, why? What if the chat GPT could explain how it might have come to this explanation? Perhaps we are getting closer and closer to an explainable AI?
次は、なぜ?この説明に至ったのかもチャットGPTが説明できたら?もしかして、説明可能なAIにもどんどん近づいてきてる?
In about a few months, this threatening? No, an astounding achievement.
数ヶ月位でこの脅威的な?いや、驚異的な成果。
And the Schrödinger equation?
シュレーディンガー方程式も?
For explanations other than equations, it could be comparable to Wolfram Alpha, which is similar to semantic web search.
数式以外の説明に関しては、セマンティックウェブ検索に近いウルフラムアルファにも匹敵する可能性もある。
そして
チャットGPTの人気と爆発的な成長に乗りMicrosoftが先行してチャットGPT 搭載 Bingをリリースするも登録しないと検索結果は会話調で返ってこない?インターフェイスがわかりずらい。
一方、Googleも億人単位規模ネット情報サービスにも関わらず、わずか一日位で対応すると言う離れ技を繰り出すが、検索エンジンの検索結果は、まだ会話調で返ってこない。
両者共に、まだまだ時間がかかりそうだ。
このチャットGPTタイプの新型検索エンジンperplexityのほうに分はあります。
巨大な権力を持つに至ったGAFAMの検索エンジン開発競争が加速。日本のネット情報サービス人口以上で、その規模が人間の限界を遥かに超えた別次元。
権力者処世術は悪性だが、カントの言うように、権力者���完全リアルタイムで行動を透明化する条件限定なら善性に転化する。
同じ権力者のTV局やマスメディア、行政府、警察は、透明化を高くガラス張りにしないから悪性だけど、GAFAMが最善の手本を示してます。
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helloharuo-diary-2023 · 1 year ago
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再出発の心持ちで東京
Wednesday 7 May 2014
真観は東京へ向かった。東京駅には8時過ぎに着いた。大荷物を携行していた。それはいつものキャリーバッグと授業で使うレジャーシート���箱馬2個と座布団7枚が入ったキャンプ用の大型バッグ。電車の通勤ラッシュの混雑を避ける為に地下鉄ではなくJR中央線、総武線を利用し市ヶ谷駅まで向かった。
学校に着く。授業は1年生の時の学年末制作のプレゼン。生徒のプレゼンの前に真観���一番最初にプレゼンをした。時間は3分と真観が決めていたが時間オーバーでプレゼン終了。真観のプレゼンはペルーのウェディングアルバムを紹介したのだが言いたいことが多すぎたのが原因だった。これは反省しなければならない。予定では生徒20人が1人3分のプレゼンを2回するはずだったがプレゼン後の質疑応答に時間がかかり1回しか出来なかった。しかし質疑応答は重要な項目なのだ。久しぶりの大人数で真観は授業を進める時間の感覚が掴めていない様だ。これも反省改善が必要だ。
授業が終った後、図書室でSさんとおしゃべり。荒木さんの新しい写真集の情報を得る。この写真集買おうと思う真観。 朝東京駅の本屋で購入した雑誌「くらしの手帖」が見付からず、もしかして教室に忘れたかも知れないと思った。しかし午後から別の学科がその教室を使っていたので終るまで待った。2時50分、その授業が終わり教室を探しても見付からなかった。おかしいおかしい、どこだ?
その雑誌は、授業後に預かった生徒の学年末制作たちの一塊に埋もれていた。何だかなぁ。
やれやれで次は、新宿に向かった。先ずはCanonサービスへ。頼んでおいたCanonG12の前面リングの購入、そして三脚ネジ穴の修理料金確認。しかし12.000円掛かるとのことで諦めた。またまた何だかなぁ〜と思いつつ次はヨドバシカメラへ。Aちゃんを尋ねたがお休みだった。代わりにKさんがいたのでおしゃべり。マイクロフォーサーズのカメラを探していると話すと富士フィルムのカメラを紹介された。悪くないルックスと性能と価格。真観はライカのレンズとの組み合わせようと考えている。そして2階上のフロアーに行ってクイックシューを購入。今組み合わせているCanonG12とミノルタ卓上三脚の間に取り付けると便利だと思ったからだ。三脚のネネジ穴を修理しようと思ったのネジ穴がバカになっているからだ。原因は以前装着していた外付けのレバーのネジがが何かの衝撃でナナメに少し変形していたのにもかかわらず無理に取り付けていたのか?香港���のカメラケースのネジが合わなかったのか?多分その両方でバカになってしまった。ミノルタの卓上三脚と今回のクイックシューは両方とも慎重装着すれば取り付け可能でセーフ。
そして先週と同じく東急ハンズへ。先週買おうとしていた靴修理様のグルーが欲しかった。財布を紛失した為に買えなかったからだ。最近、所有するショートブーツタイプのウイングチップの革靴のかかと部分でソールとくっ付いていなければならないはずの革が切れていることが判明。ミスターミニットに相談してみたが直らないと言われていた。しかしそのままにしておくとどんどん革が切れて行くのは確実。諦めきれないので自分で直すことに。これなら直せそうだ!と思われるグルーがあったので420円で購入。
モノが壊れるのは仕方ないがその対処にはお金も掛かる。そのかかる金をいかに倹約するかも重要課題。多少高く付いたとしてもミスターミニットで直せたら良かったと思った。
やっと東京でやりたかったことを済ませてオフィスに向かった。オフィスに着いたのは5時近くだった。Uさんはいた。お互いの1週間の出来事を話した。Uさんには今回の財布紛失事件ではお世話になった。先週お借りしていた1万円も返した。そして7時にオフィスを出て先週も行った中華屋で食事。日記によく登場する水道橋の中華屋というのは、以前よく行っていたIちゃんがいたあの店の他におばちゃんの中華屋もありまた中国人経営の中華屋もあり今回の中華屋はまたまた別のお店のことだ。真観実はこの店意外と気に入っている。味、価格普通。量はやや多い。それだけなのだが。昔ながらの食堂の雰囲気がいいのかも知れない。食事の後は、カフェで二人共コーヒーフロートを頼む。これもいつものことだ。Uさんは何年ぶりかで阿佐ヶ谷の映画を観に行くという。それでは新宿までご一緒しましょうと8時過ぎに水道橋駅の新宿方面のホームに行くと電車遅延のアナウンス。真観の乗りたいバスは、8時40分発。そのバスに乗れるかどうか微妙になっていた。しかし真観はそのバスが渋谷にも停車することを思い出し、それならば間に合うと代々木駅でUさんと別れ渋谷のマークシティのバスターミナルに向かった。御陰で乗車時間まで余裕が出来た。その場所がビルの高い階にあるからか強風が吹いていた。手に持つバスのチケットが飛ばされないかとポケットに仕舞った。9時過ぎにバスは到着し真観は無事に静岡へ帰ることが出来た。
茶畑庵に帰ってからFacebookに「Today's Fashion」をUPした。写真は、オフィスのビルの階段の踊り場でUさんに撮影してもらい文章はバスの中でiPhoneで概ね作成しておいた。
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Today's Fashion #07052014
先週水曜日もこのファッションで東京に来た。違うのは帽子を被るか否か。先週もそうだったがいつも大荷物を携行して動くと春の陽気で結構な汗をかく。帽子の内側は最たるもので不快感が増す。それに汗染みが出来ないかと心配する。だから今日は帽子なしにしたら壮快だった。歩きながら風を切るのが清々しかった。長袖シャツ1枚にオレンジ色のスプリングコートのコーディネートも正解。 先週は、東京泊をして次の日木曜日の夜、静岡に帰る前に閉店間際の東急ハンズ新宿店に寄った。そこで自分の不注意から財布を紛失!現金、カード類、運転免許証、保険証全てが一緒にさようなら。ゴールデンウイークはその後処理で心身共にダウン。 休み明けの今日は再出発の心持ちで東京に来た。紛失した財布は黒色で3年ほど使用。新調した財布は、真っ赤にした。そして紛失防止用にスパイラルコードを付けて鞄と繋げることにした。 最近は、東京駅着新宿発の高速バスを利用している。往復3.000円也。 春の陽気にご用心あそばせ。
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myonbl · 3 years ago
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2022年8月19日(金)
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調べ物があったので、久しぶりの出勤���ある。今月は阪急千里線が夏休みで空いているため電車通勤のつもりだったが、このところのコロナの爆発的な勢いに気圧されて車通勤を選ぶ。名神高速道路は、やはり夏休みということだろう、普段見かけない遠方のナンバーが目立つ。この時期の職場(私立女子大学)は学生が(ほとんど)いないため、建物の補修やメンテナンスの日程がたて込んでいる。邪魔にならないように、用事が済めばとっとと帰ろう。
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4時45分起床。
日誌書く。
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納豆そば+そば湯+ヨーグルト。
可燃ゴミ、30L*1&45L*1。
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2男のおにぎりはツレアイ担当、私は3人分の弁当を用意する。
洗濯を忘れていたので、弁当作業の途中でツレアイに頼む。
彼女を職場まで送る。
いったん戻って洗濯物を干し、それから出勤。
タイムカードの整理。
先日発行された「研究倫理審査」の発行番号が間違えていたとかで、新しいものをいただく。
久しぶりに、ラジオ体操第1。
MacBookAirのOSをアップデート。
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KDDIからメール、iPad用のpovoの通信障害への対応の連絡、UQの方は利用料金の200円分減額だったが、こちらはデータトッピングでの対応である。
用件を済ませ、早々に退出する。
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着替える前に汗をかききろうと、西大路花屋町・セントラルスクエアで買物、レタス/トマト/ナス/樽酒。
「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」のI会長からメール、会報発送作業のためにある人の新住所を知りたいとのこと。あいにく私は直接面識がないので、Facebookでメッセージを送る。友人でなくともメッセージが送れることを初めて知った。
同内容を、済州島出張中のI姉ともやりとりする。
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夕飯は昆布締めポークソテー/ウルメイワシの丸干し/ナスの甘辛煮/キュウリのぬか漬け/トマト/レタス。ツレアイは今日も多忙な1日、冷やした酒とワインで慰労する。
録画番組がないので、iPhoneで落語、柳家小三治「長短」。
朝が早かったこともあって、早々にダウンする。
鈴本演芸場出演中の露の新治さん、今夜は「きせる」。
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辛うじて3つのリング完成、水分は1,800ml。
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xf-2 · 4 years ago
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FBIは、中国政府が直接訪問とデジタル戦略両方の手法を使って、米国在住のウイグル人イスラム教徒を脅迫し、口を封じ、嫌がらせ行為を行っていると警告を発している。
中国政府は、中国の新疆ウイグル自治区に住むウイグル人やその他の主にイスラム教徒の民族に対する扱いについて、長年にわたり人権侵害を指摘されてきた。国連の人権委員会によると、これまで100万人以上のウイグル人が収容所に拘留されており、その他多くのウイグル人が国家に支援されたサイバー攻撃によって標的にされ、ハッキングされているという。中国はこの主張を繰り返し否定している。
関連記事:iPhoneハッキングは中国政府によるウイグルのムスリム攻撃の疑い
ここ数カ月、中国政府は、米国をはじめとする西側民主主義諸国に拠点を置く海外の政府批判者を封じ込めるための活動をますます積極的に行っている。これらの取り組みが、FBIの目に留まった。
FBIは非機密の公報の中で、中国政府関係者が「transnational repression(トランスナショナルリプレッション、国境を越えた抑圧)」を行っていると警告している。これは、外国政府が国境を越えて、物理的、デジタル的な手段でディアスポラや亡命コミュニティのメンバーを脅したり、口止めすることを指す言葉だ。米国在住のウイグル人をはじめ、チベット人、法輪功修練者、台湾・香港の活動家など、中国人難民や反体制派の人々に中国政府への服従を強要しようとしているという。
「従わなかった場合の脅しとしては、米国在住者の家族や友人の中国国内での拘束、中国国内の資産の差し押さえ、継続的なデジタルおよび対面での嫌がらせ、中国政府による強制送還の試み、コンピュータのハッキングやデジタル攻撃、オンラインID乗っ取りなどが日常的に行われています」とFBIは警告している。
この公報は、ビデオサーベイランスニュースサイト「IPVM」が報じた。
FBIは、米国在住の個人がハラスメントに直面している4つの事例を取り上げた。2021年6月の1件では、中国政府は、米国政府が出資するニュースサービス「Radio Free Asia」で中国とウイグル人への抑圧について報道を続けたことへの報復として、米国在住のウイグル人ジャーナリスト6人の家族数十人を拘禁した。公報によると、2019年から2021年3月にかけて、中国当局はWeChat(ウィーチャット)を使って米国在住のウイグル人に電話したりメールを送り、ウイグル人の虐待について公に議論することを禁じたという。この人物の家族複数人はその後、新疆ウイグル自治区の収容所に拘束された。
「中国政府は、米国政府が2020年、新疆における中国の人権と民主主義の侵害に対抗するため、中国政府関係者を制裁し、公的・外交的なメッセージを増やしたにもかかわらず、このような活動を続けています」とFBIは述べている。「このような国境を越えた抑圧活動は、米国の法律や個人の権利を侵害するものです」とも。
FBIは、米国の法執行機関職員および一般市民に対し、中国政府による嫌がらせの疑いがある事件を報告するよう求めている。
関連記事 ・今も米国の自治体は中国共産党に関連する監視技術を購入している ・顔認証の使用禁止措置や論争にもかかわらず同スタートアップには巨額の資金が注がれている 画像クレジット:GREG BAKER / AFP / GETTY IMAGES
[原文へ]
(文:Carly Page、翻訳:Aya Nakazato)
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haruhara-san · 4 years ago
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7/28(水)→7/29(木)
日記を書き上げるとまずパリにいる槻舘さんに送る。たのしみにしてくれてる。すぐにメッセージが既読になって1分後くらいには「続きを楽しみにしています❤️」と返ってくる。文章を読むのが早い。修正が必要なときは即座にメッセージが届く。リアルタイム校正。昨日書いた日記では、ジェノベーゼは少し食べたとのこと。
7/28は���国の日。早朝にソファベッドで目が覚める。ここはどこ? と思う。少しずつ前夜の記憶が蘇る。どうしてちゃんとここに寝てるのだろうと思う。iPhoneを探すけれど見つからない。本当に見つからない。ここにはないだろうと思ったソファベッドを折り畳むスペースの奥に落ちてた。見つけた頃には目が覚める。シャワーを浴びた。キッチンに置いてあった前夜の残り物のパンなどを少しずつつまみながら各方面からのメールに返信をしていく。まず荒木さんが起きてきて、そのあとは確か槻舘さん、川村さんの順番。昨夜の私の寝姿を撮った写真を見せてくれる。謝る。みなさん笑ってくれる。槻舘さんはこの朝も珈琲を淹れてくれる。私がパソコンにメールを打ち込んでる間に皆さんが朝食を済ませていく。お顔を整えながら槻舘さんがちなみに今日は何時に出ますか? と聞く。11時に出ることに。その時間に合わせてトランクの整理をして身支度を整える。飛行機の時間は19時だから空港には17時に到着目標。それまでの間に念願だったシネマテーク・フランセーズに連れて行ってもらう予定。これまで私が預かってた鍵を川村さんに託す。川村さんはもうしばらくパリに滞在予定。今度は川村さんが鍵の練習。この日記を書いてたらさみしくなってきた。その時はわからなかったけれどさみしかったのだと思う。
回数券がなくなったので、駅の券売機で乗車券の往復分と、槻舘さんに勧められて空港までのバスの乗車券を購入。川村さんもなぜか空港まで見送ってくれると言う。槻舘さんが、え、本当に行くんですか? と念押ししてる。川村さんは行きますと言う。電車を乗り継ぐ。シネマテークの最寄りの駅は工事中のため、手前の駅で降車。そこから一駅分歩く。しばらくしたところであれですよと槻舘さんが教えてくれる。これまで写真などでも見たことがなかったから、ああこれがシネマテークと思った。立派な建物だった。ジョルジュ・メリエス展の大きな看板も見える。入口の人にiPhoneで検査陰性の証明を見せて中へ。荒木さんと川村さんがトイレに行く。槻舘さんはシネマテークにお知り合いがいるらしく、受付の人から4人分の展示鑑賞チケットを受け取って渡してくれる。私もやっぱりトイレに行きたくなり、向かう。トイレを出たところに『大人は判ってくれない』の日本版の巨大なポスターが飾られていて圧倒される。荒木さんに前に立ってもらって記念撮影。ジャン=ピエール・レオーと同じポーズをしてほしいとお願いしたら、振り返って見上げて確認しながら少しずつ調整してくれた。視線が左上だと槻舘さんからも演出が入る。エレベーターに乗って階上の展示室へ。メリエス展、超おもしろい。行きすぎた人たちが映画の歴史を作ってきたことを思う。競争に敗れて映画の発明者になれなかったエジソンのキネトコープの実物も見られて感動。メリエスの作品を大きなスクリーンで見ながら笑った。この間、川村さんはご自身の会社の方の送別会の時間だったらしく、iPhoneでずっと参加してる。イヤホンを忘れたみたいで、メリエス展に送別会の音が微かに混ざって聴こえてくる。どこにいるか見えなくなった川村さんを残して先に展示室を出て2階の書店へ。『月世界旅行』のエコバックと、槻舘さんはジャック・リヴェットのエコバッグを推してくれたけれどジム・ジャームッシュの映画の歴代の主人公たちがかわいく描かれたのに惹かれてそちらを購入。1階のカフェレストランへ。前夜のジェノベーゼが効いたのか荒木さんは食事は頼まずにドリンクだけ、槻舘さんと私はお肉のランチプレートを注文してテラス席で食べた。ビールも飲んだ。途中、槻舘さんを見かけて声をかけてくる人たち。一人はシネマテークのたぶんトップの方。その方が今日のチケットを用意してくれたと知って恐縮。川村さんも合流してランチ。書店でメリエス作品のブルーレイディスクを買ってた。私も買えばよかった。
食事を終えて駅までまた歩く。するとまた「Nanako?」と槻舘さんに気づいて声をかける人たち。顔が広い。地下鉄に乗って、何の話だったか忘れたけれど何かで盛り上がってる間に乗り換え駅を通過。引き返さずに迂回して元の駅までそのまま向かうことに。途中の乗り換えホームで、ああ、この人はきっとみんなが言ってたスリの人だろうとわかる人が近くに立つ。そちらに体を向けてたら大丈夫だろうと思って目は合わせないようにしつつ電車を待つ。少し時間がかかって槻舘さんの部屋に到着。急いで最後の帰り支度。こういう時は絶対に忘れ物をするからあちこち隈なくチェックする(あとで槻舘さんから髭剃りの写真が送られてきた。やっぱり忘れてた)。土産品を入れる用のバッグを槻舘さんが貸してくれたけれど小物が多かったからかトランク一つで大丈夫だった。荒木さんはトランクと借りた大きなバッグ。名残惜しくしてる時間もなく出発。川村さんが荒木さんの荷物を運んでくれる。オペラ座のある駅まで電車で移動。ちょうど空港行きのバスが停車してる。槻舘さんとお別れの挨拶。切り返しながら荒木さんと槻舘さんの写真をそれぞれ撮った。バスに乗り込む。手を振りながら槻舘さんは遠ざかっていった。最後までかっこよかった。
空港までの移動の時間、荒木さんはずっと寝てた。川村さんと二人で長く話す。空港に到着。降り場から空港に入れそうなドアは見当たるけれど開かない。近くを通ったこどもたちがあっちだよと教えてくれる。入ろうとしたら入口に警備の人がいて、航空チケットの確認をしてる。川村さんは中にも入れないとわかる。到着口でバスを降りて、中に入れなくて、どうやってまた戻るのか心配だったけれど、川村さんは大丈夫だと言う。飛行機の時間まで一緒にいられると思ってたけれど急なお別れ。記念に川村さんと荒木さんの写真を撮った。手を振りつつ中へ。ガラスの向こうに見える川村さんの姿が遠ざかっていく。さみしいねと荒木さんに言う。荒木さんもさみしいですと言う。まずトイレに行きたくなって二人で探す。まず私が荷物番をすることにして、荒木さんが先に入っていく。ぼんやり辺りを眺めてたら川村さんの姿が見える。手を振って知らせる。川村さんは入れましたと言う。どうやらどこにもタクシーやバスへの乗り場がなかったらしく、何とかして中に入ってきたとのこと。川村さんに荷物番を代わってもらってトイレへ。出てきたら荒木さんがうれしそうに川村さんと話してる。航空会社のカウンターでトランクを預けてカフェでゆっくりすることに。飛行機に乗ったらすぐに夕食が出る時間だったけれど、荒木さんは少しお腹が空いたみたいでサラダを入念に選んで購入。私と川村さんはビール。なぜか大きな生ビールが3つも出てくる。川村さんが2杯飲んでくれた。写真を撮って槻舘さんに送る。しばらく3人で話した。今度こそ本当にお別れ。最後にもう一度記念撮影。手を振った。
飛行機は行きと同じくらい空いてるかと思ったけれど、よく見ると私服の添乗員らしき人たちが窓際の席にずらっと座ってる。研修か何かかもしれない。行きに荒木さんの誕生日を祝ってくれた人たちがいたら映画祭の結果を伝えられると思ったけれど、見かけなかった。後で会社宛にお礼のメールを送ろうと思ったことをこの日記を書いてて思い出した。飛行機が上空に上がってすぐに夕食が出る。カレーが好きな荒木さんはカレー���選ぶかと思ったらお肉を選んでた。私はカレー。食後すぐに荒木さんは睡眠。私は「日記は書いたんすか?」の槻舘さんのプレッシャーを受けてパソコンを機内に持ち込んでいたため、執筆。頭がぼんやりして全然はかどらない。機内で使用できるwi-fiを購入したけれど、Tumblrのページも開かないくらいに遅い。ネットは諦めてワード文書を開いて下書きをするけれど、10分で1行くらいのペース。しばらくしてパソコンを閉じた。映画も何か見たかもしれない。どう過ごしてたかをほとんど覚えてない。眠らないのが私だけだったみたいで、ちょくちょく添乗員の人が他の席を使って横になってもいいですよと声をかけにきてくれる。行きと違って機内に緊張感があったからそのまま到着まで椅子に座ってた。そのまま羽田空港に着陸。
無事に日本に到着したことを槻舘さんと川村さんにメッセンジャーで伝える。covid19に対しての検査や手続きは想像してたよりもスムーズだった。もっとすごいのを覚悟してた。成田空港だとまた違ったりするのかもしれない。2時間ほどで到着ロビーに出られた。荒木さんの俳優賞の賞状だけ渡そうと思ってトランクから出す。荒木さんのカバンに無理やり入れようとしたけれど、やめた方がよさそうな音がしたので、まとめて持ち帰ることに。最後にもう一度持ってもらって記念撮影だけした。荒木さんとお別れ。遠くまで手を振った。
家までの帰り道、トランクを引きながら『春原さんのうた』の撮影場所でもあるキノコヤの前を通った。Closedの札が下がってる。このあとは自主隔離でしばらく家から出られなから渡せないと思い、観客賞の賞状を窓際に置いた。店主の黒川由美子さんに置いておきますとメッセージを送った。ちょうど夕日がきれいな時間だった。川沿いを歩いて帰った。
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ichinichi-okure · 4 years ago
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2021.2.6sat_kyoto
10時起床。 土曜日は弁当づくりもゴミ出しもないから心のままに目覚めることができて精神的に緩まる。わたしの腕枕で寝ている猫を起こさないようにそーっとベッドから抜け出し、すでに起きて牧草をポリってるうさぎにおはようを言い、台所で湯を沸かす。夫はまだ熟睡。 ラジオ(アルコ&ピースのD.C.GARAGE)を流しながら白湯飲み。弟の誕生日なのでLINE。洗濯機回し。iPhoneのアプリで麻雀を半荘(日課にしているわりには強くならない)。 夫が起床、近所のグラウンドへうさぎの散歩に出る。わたしは掃除など。ハウスメンテナンスのひとが来て、ベランダの屋根修理の下見。
ラジオ(おぎやはぎのメガネびいき)を聴きながら昼飯の支度をする。夫婦揃ってクソメンクソガール。特に批評のコーナーがすき。 菜の花とあさりのスパゲティ、サラダ(サニーレタス、大葉、トマト、アボカド、紅芯大根、らっきょう)。最近は毎日のように菜の花を食べている。
先日、春が立った。今日は晴天で陽光まぶしく、外気もぬるい。切れている珈琲豆を買いに行った。わたしは珈琲をあまり飲まないので豆選びは夫。こだわりがなく、いろいろなところで少量ずつ買って試したいらしい。今回は近所の旅の音コーヒーの深煎りにした。 向かいの八百屋でヤーコンと手づくりこん���ゃくと裸の女性の箸置きを買う。まてりあほるまにも寄って古いものを物色。植物の実の話になり、店主さんにわたしが持っている種子の本を貸す約束をする。だからかな、おまけでソテツの実を3つもらった。
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帰り道、自転車屋でタイヤに空気を入れ、夫は髪を切りに、わたしは履歴書を買いに。金曜日にハロワで仕事を紹介され、月曜日に面接が決まった。ここ数ヶ月、無職。でも、なんとなく左京区という土地に助けられ、モラトリアムを満喫している。働くことがすきなのか未だにわからないけれど、どこかに雇われていないと不安になってしまう。自営一本で行くほどの勇気もいまのわたしにはない。生きがいだと胸を張れるような仕事をこれから経験するのだろうか。そもそも、わたしの生きがいは仕事ってことにいつかなり得るんだろうか。なんか違う予感がする…兎にも角にも、奮い立つタイミングなんて人それぞれだし、いっか。
ユニクロに寄る。幻獣ユニコーンとの親和性が高そうなベビーピンクのスウェットジャージ、上下それぞれ990円だったから買う。トランプの孫娘がピコ太郎の歌真似をした時(YouTube参照)に着ていたみたいなやつ。夫と週3回、5キロほど走る習慣ができ、それに適した衣服を少しずつ増やしている。 ジョギングを始めてからというもの、見慣れたはずの景色に新たな発見が多すぎて驚く。学生時代からの20年近く、わたしは今までこのまちの何を見て暮らしてきたのか。節穴具合に引くわ〜。身魂と共に眼も磨き続けたい。
夕方、帰宅。日が長くなったな。お茶を淹れて飲む。少し読書。今朝届いたばかりの貝原益軒『養生訓』。以前の装丁で欲しかったから中古でもとめた。
ラジオ(三四郎のオールナイトニッポン)を聴きながら夕飯の支度。 山わさび卵かけごはん、わかめのお揚げの味噌汁、鰹のたたき、野沢菜の漬物。腹八分目。いいぞ。味噌汁の鍋はもう空だと言っているのに、もしかしたらすこしだけ残っているかもしれないと希望を持って確認しに行った夫の姿がなんかよかった。 後片付けの最中、わたしがイラっとしてしまい、小言がもれそうになったけれど、せっかくの楽しい土曜日だしね。「泣いたり〜笑ったり〜泣いたり〜笑ったり〜愛をちょうだい〜」という自作の歌をいつものように口ずさんで曖昧にした。夫は「フワフワフワフワフー」と合いの手を入れてくれる。
毎週土曜日恒例の銭湯通い。サウナと水風呂の反復は自律神経が調ってすこんと眠れるし、肉体疲労も回復するから欠かせない。 銭湯に行く度に思い出すのは金井美恵子の『噂の娘』、28頁から29頁のあたりの文章。公衆浴場の風景は昭和も令和もさほど変わりがなくて妙に安心する。
21時ごろ家に戻り、アマプラで映画『はじまりへの旅』を観た。資本主義的な生活を捨てて森で暮らす家族の話に逆行して、コンビニで買ったすっぱムーチョ(期間限定販売のすっぱさ増量のやつ)をつまんだ。誘惑に勝てなかった。湖池屋の調味技術には頭が下がる。
録画していたドラマも観る。誰に頼まれたわけでもなく、毎クールほぼすべての局の連続ドラマを録画視聴している。癖みたいなもの。性(さが)みたいなもの。これがもう何年も常。今日は『直ちゃんは小学三年生』、『モコミ 〜ちょっと彼女、ヘンだけど〜』、『その女、ジルバ』の3本を消化。今季は良作ドラマ続出で視聴する側としてもモチベーションが高め。
2時ごろ就寝。 わたしがよく眠れるようにと、夫は毎晩、足の裏を揉んでくれる。ありがたい。
愛ちゃんからこの日記の話をもらって、わたしの1日なんていつも変わり映えしないし、どうなんだろ?と思ったけれど、あえて事細かに振り返ってみれば、今日という日ならではの出来事ばかりで成り立っていることに気付く。 「似たような1日だけど、全然違う1日だよ」って、木皿泉脚本のドラマ『すいか』の台詞を思い出した。
ープロフィール- つん 39歳 京都 主婦・カタルSiSのぬるゆ・未分 女性二人組で「カタルSiSのぬるゆ」というPodcast番組を不定期配信。「未分」という屋号でたまに行商。現在、求職活動中。 @nrqrn @nuluyu_sis @_mibun_
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jinsei-pika-pika · 5 years ago
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思いをかたちにするスタイリスト、北村道子インタビュー portraits jan 14, 2019 7:10 pm
michiko kitamura
photographer & interviewer: chikashi suzuki writer: tomoko ogawa
portraits/
北村道子さんが手がける衣裳や彼女の言葉に触れると見えてくるのは、北村道子という生きる哲学のかっこよさだ。その哲学が、服になり、仕事になり、彼女そのものを形づくっている。唯一無二の個性を持ちながら、約40年、一切の妥協をすることなく、今目の前にある人物とその人が着る服と対峙してきた。そんな彼女が、前著『衣裳術』から10年ぶりに、俳優34人、写真家6人との10年にわたるコラボレーションを記録した『衣裳術2』をリリースした。2000年代初頭に角田純氏がアートディレクションを手がけていた雑誌『X-Knowledge HOME』にて、北村さんを撮影したことをきっかけに出会い、以降、コラボレーションを続けるフォトグラファーの鈴木親氏を聞き手に迎え、型破りで刺激的な北村道子さんの仕事術について語ってもらった。
portraits
jan 14, 2019 7:10 pm
北村道子さんが手がける衣裳や彼女の言葉に触れると見えてくるのは、北村道子という生きる哲学のかっこよさだ。その哲学が、服になり、仕事になり、彼女そのものを形づくっている。唯一無二の個性を持ちながら、約40年、一切の妥協をすることなく、今目の前にある人物とその人が着る服と対峙してきた。そんな彼女が、前著『衣裳術』から10年ぶりに、俳優34人、写真家6人との10年にわたるコラボレーションを記録した『衣裳術2』をリリースした。2000年代初頭に角田純氏がアートディレクションを手がけていた雑誌『X-Knowledge HOME』にて、北村さんを撮影したことをきっかけに出会い、以降、コラボレーションを続けるフォトグラファーの鈴木親氏を聞き手に迎え、型破りで刺激的な北村道子さんの仕事術について語ってもらった。
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Photo by Chikashi Suzuki
鈴木親(以下、鈴木):僕が、北村道子さんという存在を初めて意識したのは、大学のときに観た映画、『幻の光』(95)なんですよね。北村さんの衣裳って、何という印象もなく普通に映画としてスーっと入ってくる。でも、もう1回観るときって、ディテールをよく見るじゃないですか。そうすると、衣裳がすごく綺麗だなと思う。変なリアルさもないんだけど、ファンタジーが入っていて。何%の嘘と何%の真実みたいなものの割合を、映画ごとに全部変えているというか。
北村道子(以下、北村):それは、いつも私が思ってる思いだよね。さすが親くん、大学で先生してるだけあるなぁ!
鈴木:映画の雰囲気に合うようにスタイリングしているから、絶対作品の邪魔はしないんです。『バットマン』(05-12)シリーズの衣裳と同じ方向性ですよね。Christopher Nolan (クリストファー・ノーラン)作品と一緒で、現実だと嘘っぽいけど完全に嘘にはならない。でも、映画の中ではちゃんと映えている。逆に、ガチガチにリアルにスタイリングをしちゃうと、たぶん映画としては全く面白くない。ノーランとかがやって「エポックメイキングだ!」と言われていたようなことを、偉ぶることもなく、普通にスッとやっていたというのが、北村さんなんですよ。
北村:でも、日本では叩かれているんですよ。
鈴木:『幻の光』が?
北村:そう。まず、私の関わった映画はみんな、日本の映画監督にも叩かれているんですよ。『幻の光』に関しては、誰が送ってくれたのかはわからないけど、フランスの『Figaro』をはじめ、ドイツ、イタリアのみんながメディアで取り上げてくれたんです。あまりに取り上げてくれるから評価されるようになってきて、ヴェネチア国際映画祭で賞を取って、逆輸入的に話題になったんです。当時、主役の江角マキコさんは、基本的にモデルだったじゃないですか。モデルが「自分のために何かやりたい」という雰囲気を出してくると、私、拒否感が出てくるの。だって、江角のためにやる映画というのは、おかしいじゃないですか。それまでに、10回くらい断ったんですよ。それで、引き受ける条件として、葛西薫と藤井保を突っ込んだんです。
鈴木:それで、あの本、『ESUMI』(リトルモア )ができた?
北村:そう。その二人を入れるならと、映画を受けたんですよ。衣裳合わせも自分で5トン車借りて、是枝さんと私でやったんですよ。
鈴木:是枝さんの中でも、『幻の光』は良かったですけどね。リアルさがあるんだけど、何となく違う。現実にいないけどいそうな人物という感じがすごくして。だから、正直に言うと、ストーリーというよりは、映像が綺麗だったという印象が残ってる。
北村:どの映画でも、私は孤独で独りぼっちなんです。黒澤明監督もドローイングや着色をやっていたのと同じように、洋服を作っている。それが当然だと思うのよね。自分の中でそういうものが映画だと思うじゃない。映画というものを私はミケランジェロ・アントニオーニから出発していて、女優で一番好きなのは、モニカ・ヴィッティなんです。だから、映画を観ていて、彼女は裸足で道を歩いているという表現から、シナリオがわかるじゃないですか。全部通して観たあとは、たとえば、あそこであの椅子がどうして出てくるのか、そこをもう1回観ることを何度もしていく。そういうふうに、自分で映画の洋服の表現力というものをマスターしていったんですよ。
鈴木:それが正しい見方ですよね。
北村:それから自分で衣裳をやるようになって、「監督が描いたドローイングはないの?」と聞くと、「え?」と返ってくる。しょうがないから、それを私がやっていく。役者には絵コンテがあったほうが、わかりやすいじゃないですか。それを元にみんなやっていくようになってきたの。『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(08)もそうだった。それはもう、孤独になっていくよね。
鈴木:北村さんが人物像をほとんど作っているんだと思ったのは、『メゾン・ド・ヒミコ』(05)の裏話を聞いたとき。採用されなかった設定なんだけど、主演の柴咲コウはゲイのための老人ホームにいて、白いシャツに薄く赤い下着が透けている。それが、「女性の性の部分をグッ���抑えているけど、残っているという表現だ」と言われたとき、もう台詞は要らないなと思った。その服だけで人物像が成り立つじゃないですか。ビジュアルで表現することって、ビジュアルだけで一気に全てが入ってくることがあるから、言葉も超えてしまうことってあって。
北村:それ、正解です。小津安二郎監督がやっていた、原節子の二の腕から見えるブラジャーに私は辿り着いたんですよ。あの時代にそういうふうにやっていたなぁって。そうやって脚本を読み込んでで、ドローイングしていくタイプなんですよ。だから、プロデューサー側から「こういう普通の長袖で綿のシャツでこういうのにしてくれ」と言われるようになったときに、「じゃあ、どっち側をあなたたちは取るんですか?」という話になった。私は、そこから衣裳合わせに行かなくなったの。
鈴木:(笑)。
北村:アクセサリーも同じで、全く合わないアクセサリーや時計をみんな持ってくるのよ。美術の小道具さんがダンボール箱で持ってくる。そういう儀式なんですよ。「ここから選んで」と言われるんだけど、私は「え、なぜこれを使わなきゃいけないの?」って。長年ダンボールに入ってて、カビ臭いもん。それで喧嘩になって、「私は降ります」ということになる。思いをかたちにして表現するときに、役者側の意見が強いんだったら、監督は要らないんじゃないのと思っちゃうのよ。
鈴木:それじゃ、映画にならないですもんね。
北村:そう。『幻の光』も、その衣裳に対する思いみたいなものがあるわけ。石川県・能登で育った自分の子どもの時代の冬というのは、やっぱりモノトーンで世界が見えてた。私がアイスランドに行ったときに、能登と同じだなと思った。それを作品の中にフィードバックしたの。私、監督って、もし日本の作品だったら、あらかじめ役者を想定しながらシナリオを書いていると私は思っていたんです。ところが、私が衣裳をやるというとき、役者は誰も決まっていないんですよ。だから、想定してやってなきゃいけない。
鈴木:だいたいの当て書き、みたいな感じで進めますよね。
北村:うん。「例えばどういう人ですか? その人、私が交渉しますよ。あなたたちがしないんだったら」という話になってくるわけですよ。
鈴木:でも、以前は衣裳部の人がやるのが衣裳だったけど、北村さん以降、衣裳という考え方で映画にスタッフとして入る人たちが出てきた。伊賀(大介)くんとか三田(真一)くんとかは、北村さんのメソッドみたいなものがあったから、その後にスッと入れたんだと思う。
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Photo by Chikashi Suzuki
北村:はじまりの話をすると、私は若い頃に、ものすごい広告業界に入って、300人を前にして恥をかいたんですよ。それは、メンズウェアが何たるかを知らなかったからです。イギリスの大物の撮影で恥をかいたから、そのギャランティをいただいて、「私、1年間この国に残ります」と言って、サビルロウのリージェントストリートとボンドストリートをくまなく調べたんです。洋服について全くわかってないお姉ちゃんがイギリスに行って、ボンドストリートを歩いていくと、ここでは全部揃うんだということがまずわかったの。
鈴木:シャツ屋も靴屋も帽子屋も時計屋も全部ありますもんね。
北村:そう。とにかく、メンズをマスターすればTPOがわかる。なぜって、メンズの人たちが、女の人たちをエスコートしていくわけじゃない。
鈴木:本当にそうなんですよね。CHANELの服も、基本的にニットは男性の下着だったり、ツイードは男性のスポーツウェアだったり、男性の生活に合わせて女性はどうするかということを考えて作られていたし。
北村:そうなんですよ。勉強してから日本に帰ると、飛行機でみんなロングホースの靴下を誰も履いていないんです。みんなカジュアルな靴下を履いて、モチャモチャしてて。こんなにひどい国なんだってわかって、そういうことを良しとしている自分がいたんだと。それが日本がアマチュアリズムなんじゃないかと私が言っているところなんですよ。普通は、何も知らないことを恥ずかしいと思わなきゃいけないじゃない。私がそれだったんです。そこからですね。
鈴木:コートもチェスターやステンカラーとチェスターの間みたいなローデンコートってのがあるんだけど、そういうタイプを着ているとあの人は貴族系なんだなとわかる。日本は、そういう習慣が一切ないですもんね。
北村:そうだよね。海軍にしても、デッキシューズを履いてないじゃないですか。そういう意味で、やっぱり、衣服にステートメントがないんですよ。
鈴木:日本人だと、良くも悪くもTPOにとらわれ過ぎて、コスプレ化しちゃう人はいますよね。生活の中で着ることは普通のことなのに、儀式になっちゃってる。それに関して、北村さんの上手さが際立っていたのが、『バベル』(06)のときにカンヌのレッドカーペットで菊地凛子ちゃんに CHANEL を着せたことです。ハリウッドに行って、ハリウッド俳優に囲まれているアジア人は目立たないことが多いけど、どんだけ目立ったかっていう(笑)。でも、悪目立ちだとブーイングものじゃないですか。賛否両論がちゃんとあるように、上手く北村さんはやってるんですよ。それは、どういうふうに着せるべきかをわかっているからですよね。あの後すぐですからね、Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)が凛子ちゃんをピックアップしたの。
北村:身も心も凛子ちゃんに尽くしました。カンヌに行くときに、まず1個だけココ・シャネルのバッグを持って行ったほうがいいと。それから、Karl LagerfeldのFENDIのバッグにドレスを詰めて、2カ月分のサングラスから靴までも全部トランクに入れて渡したんですよ。そうじゃないと、ランチやディナーのときに困るから。それで、カンヌを歩くときはこの中から着なさいって。全部、返してもらってないな(笑)。
鈴木:イブニングと昼間のドレスって全然違うけれど、日本ってそういう生活習慣はないじゃない。そのTPOは守られているのにアバンギャルドっていうのが格好いいんだけ���、北村さんはそれを全部やってて。例えば、カンヌで浅野(忠信)さんが着ていたスーツ、どれだけサイズが合ってるのっていうくらい合ってた。でも、それだけじゃなくて、男性は目立ち過ぎちゃいけないんだけど、ちゃんと目につく。絶対に俳優さんに恥をかかせないんだけれど、映画と一緒で、ちょっとした違和感を出す。ネクタイだったりチーフだったりで一部だけ異物感を出してるんですよね。本当に上手い。俺が言うのも何だけど(笑)。たぶん、その人の個性をきちんと見抜いてるからできる。
北村:もう、その通り!
鈴木:それって、本当にわかってる人じゃないと絶対にスタイリングできないから。単純にTPOがわかればいいってことでもなくて、本人が着ている感じにプラスアルファで違和感を出していて。普通に見たらスッとはしてるんだけど、「なんか気になる」みたいな要素を探って、ズラしているというか。でも、他が完璧だから何も言えない。凛子ちゃんも未だにずっと CHANEL のファミリーだけど、アジア人でヨーロッパのいわゆる上流階級にいきなり入れるわけがないから、最初のインパクトがたぶんあったんだと思う。
北村:私、1回彼女を映画で降板させたことがあるんです。まだ菊地百合子でやっていたとき。そしたら、当時所属していた事務所の社長が凛子ちゃんを連れて、その理由を問いただしに来たんです、渋谷の私の事務所に。ちょうどそのときに、別の用事でカメラマンの小林響が偶然いたのよ。響は関係ないんだけど、あえて第三者がいたほうがいいやって思っていてもらったの。第三者によって今まで思ってなかった言葉が出てくることがあるのよ。それで、私は凛子ちゃんに、「今に絶対違う映画がやってくるから、そのオーディションを受けたほうがいい。そのために、名前はRで発音ができたほうがいい。外国では発音しやすいから」と言ったの。ハッタリだけど(笑)。「じゃあ、凛とした凛子にしよう」って。そうしたら、彼女が「私、変えます」って言ったのよ。それで社長が、「お前いい加減すぎる。この人、嘘ばっかり言ってる女なんだから」って。
鈴木:それで、菊地凛子が誕生したと。
北村:そう。彼女、その後、本当に『バベル』(06)が決まったのよ。オーディションに行くとき、「私が女優だったら、裸で行くよ!」って言ったら、「わかった! コートの下は裸にする」って言って、本当にそうしたかどうかはわからないけど、監督が「わかった、君の役を作るから」となったらしいのよね。意味あったよね、ちょっとした嘘も博打も。響がいなかったら、凛子という名前は出てこないのよ。あいつクソみたいな男だけど、よくいてくれたよ。
鈴木:写真家として��ワールドワイドなのに(笑)。
北村:凛子ちゃんって、どんな取材でも応じるよね。飛行機に乗って自分で行くんですよ。本当に少しのスペースしか露出がなくても、「大丈夫、行く!」って行くんだって。あれは見習うべき姿勢だと思うよ、女優たち。
鈴木:それは、北村さんが教育したからですよ。
北村:私はさ、親くんから洋服を学んでるよね。
鈴木:いやいや。
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『衣装術2』(リトルモア)
北村:私の中で、渋谷の雑踏とか公園の隅っこで撮るというアイディアは全くないもん! もともと、『衣裳術2』(リトルモア )でまとめた雑誌『T.』の連載企画を持ってきたのは、親くんと門間雄介くんだったし。
鈴木:『T.』でもこの連載だけ、テンションが違いましたよね。でも、今なら特にそうだけど、雑誌を買ってもらうのに特別なコンテンツが絶対ほしいじゃない。昔から日本の雑誌で多いのは、だいたいプロモーション取材のタイミングで同じ顔の表紙がバーっと並んでて、独自のチョイスがない。アートディレクターの大橋 修さんはすごく抵抗して、独自のチョイスを作らないと意味がないって、北村さんという異物をページの中に放り込んだという(笑)。
北村:でも、二人とも先に辞めちゃって。そうしたら、大橋くんが「北村さん、俺は続けたいから、毎回カメラマンを変えていくというのはどう?」っていう話になって。
鈴木:北村さんは、「こういうふうにしよう」と強引には、自分から言わないタイプだからね。
北村:そう、言わないです。大橋くんから、「続けてほしい」と言われたときに、「ほかの記事もファッションにはならないの?」って聞いたの。映画雑誌だから、そこは変えられないということで、「じゃあこれが最終的に書籍になるんだったら、目的がある」ということで続けて、それでリトルモアに頼み込んだのよ。
鈴木:北村さんが撮影しているシリーズも面白かったです。『衣裳術2』の表紙になった写真とか。
北村:そのときは、カメラマンが誰もいなかったんですよ。タカムラダイスケと言われても、その人の写真知らないじゃない。そしたらタカムラくんが、「北村さん俺のこと知らないから、俺がアシスタントやります」って言って。それで、凛子ちゃんの旦那の染谷将太くんを最初に撮ったんですよ。この連載で、私は親くんとのゲリラ撮影を、ものすごく覚えてるんですよ。親くんとやった新井浩文くんの撮影が、私、相当ショックだったのよ。後ろに警察官が写ってるの知ってる? あれ5分後だったら、「君、何してるんだ!」って来るやつでしょう? もう笑っちゃうよね。あれは計算して撮ってるんでしょう?
鈴木:一般の人は基本的に肖像権があるじゃないですか。警官は、公務員だからないんですよ。
北村:すごいよね、実際に来るんだから。
鈴木:そういうのが好きなんですよ。
北村:やっぱりね。だから目立ったところで撮影するんだ。
鈴木:そう。
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『衣装術2』(リトルモア)
鈴木:撮影時間をコンパクトにやるということは、考えてはいて。撮影って、下手に長時間やることが多いでしょう? でも、テンションってそんなに持たないじゃないですか。北村さんは瞬発力が半端ないから。持続力よりは瞬発力に北村さんのすごさがあるから、それは狭い範囲でぎゅっと終わるほうが、逆に良く出るというか。新井くんの撮影は、目黒の駅の線路を挟んで前後だけだから、実質半径300mとかの移動で終わったし。
北村:ああいう撮影をするのは、親くんだけですよ。まず皇居で撮るでしょ。渋谷は交差点で撮るじゃない。あとは御苑とかね。「こんなの平気で撮ってるの?」って思って。でも、ついていくと面白いんだよね。隅っこにいて、オロオロしてるのは私だけでさ。安藤政信くんの撮影なんて、ホームレスのいる隣に連れていくのよ。
鈴木:中央公園ですかね(笑)。
北村:あれカシミアのスーツよ?本当に場所を見つけるのが、上手いのよ。「こんなところあるの?」って感じで。
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『衣装術2』(リトルモア)
鈴木:でも真面目な話、違和感を北村さんが入れてくれるから、街中でも成立するんですよ。ただ、普通に街で撮ったら、ただのストリート・フォトになっちゃう。北村さんとの撮影だから、普通のロケーションがちょうどいいんです。一瞬普通に見えるけど、よく見ると違和感があるのは、たぶん普通の服じゃないというのが一番大きい理由だから。北村さんと『Purple』を初めてやったときに、凛子ちゃんがモデルだったんだけど、普通のスタイリストなら100%絶対ダメって言うくらいの台風が来て。だって、80万円くらいするコートだし、濡れるに決まってるし。でも、北村さんが言ったことで忘れられないのは、「全部濡れちゃえばわからない」っていう(笑)。
北村:だから、親くんの手口で嵐の中の池松壮亮くんの撮影もやったのよ。
鈴木:俺、すげぇなと思って。ラッキーと。北村さんは、乱暴に扱うけど、最高に丁寧にも扱うというか。普通だったら濡らして買取だけど、ちゃんとカシミアの質をわかっているから。
北村:あれが日本の洋服ならびちゃびちゃですよ。池松くんの撮影のときも台風が来て、じゃあTOM FORDを借りてこようかって。そしたら、大森克己さんはiPhoneで撮ってたらしいの。
鈴木:iPhoneは雨でも大丈夫なんですよ。フィルムのカメラはダメだけど。
北村:親くんは、フィルムで撮ってたじゃない!
鈴木:そう。正直に言うと、カメラは別に壊れても買い換えられるじゃない。でもこの台風は過ぎ去ったらもう撮れないから。
北村:でもね、Balenciaga、濡らした写真を『Purple』で使ってくれたんだよね。決められたルック通りじゃなかったのに。
鈴木:しかもそのときってNicolas Ghesquiere (ニコラ・ジェスキエール)がデザインを始めたばかりだったから、崩すのはダメだった。洋服の着方も全部指定で、「確実にやってくれ」と言われていて。しかも、広告は『Vogue』と『Purple』にしか打っていない時期で。
北村:そういや、『Purple』で押井守もやったじゃない。日本テレビまで行ってさ。
鈴木:押井守さんがまだアニメ好きだけの支持を受けていた頃、今みたいな存在じゃなくて。ちょうど、日本のモデルで誰か面白いのがいないかと話していて、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊2.0』(08)を観てたから、北村さんに話したら、北村さんも押井さんが大好きで。『ブレードランナー』(82)の影響を受けてはいるけど、逆にハリウッドにも影響を与えたような人だから、立場上、凛子ちゃんと同じようなものだって。海外の評価が異常に高いから、これは北村さんがやるしかないでしょうと思って。
北村:会話が止まらなかったよね、二人で。『ブレードランナー』の話になって。Ridley Scott(リドリー・スコット)のことをようやく会話できる奴がいたって感じで。
鈴木:映画のプロデューサーからは、一切ファッションの要素はない人だと聞いていて、「着るかどうかはわからないですよ」と言われていて。事前に、スタッフの書かれたシートを渡しておいたら、たぶん北村さんの名前を見て押井さんはすぐわかったんだと思う。ボサボサの髪を期待してたら、髪の毛をきれいに切って待っててくれて(笑)。北村さんの用意したライダースを「これどこの?」とか言って、着る気満々で嬉しそうにしてましたよね。
北村:その後、同じのを買いに行ったんだよね。懐かしい。
鈴木:Maison MargielaのニットにMarc Jacobsのジャケットを着せたんだけど、本人が着てる感じを残すために、今だったらおしゃれなダッドスニーカーだけど、そのときは全然だった本人のスニーカーを履かせてた。
北村:私物みたいだったよね。
鈴木:北村さんって、本当にその場に生きている人だから。例えば、通常の撮影だと、俳優さんや女優さんが初めて仕事する人だったりすると、服をいっぱい持ってくるんです。逆に、僕が「これを外して」と言っても、外させなかったりする。それだけあったら、被写体本人が選びたいとなっちゃうじゃない。親切にしたら、その後の仕事に繋がる可能性があるじゃないですか。たぶん、そこまで考えてやっている。
北村:頭いいね。
鈴木:このシューティングというよりは、次の指名とかコマーシャルとかも考えてる。ビジネスとしてやってたらそれは正論なんだけど、カメラマンからすると、目の前の撮影が上手くいけばいいだけで、もしその後に被写体に嫌われようがかまわないと僕は考えてるタイプ。北村さんは俺よりもっとハードコアで、撮影で4コーディネートを使うと言ったら、4半くらいしか持ってこない。サイズが合わなかったときとか、場所によってちょっと変えるとかくらいですよね。
北村:だって重いし。
鈴木:それは、目の前のシューティングが上手くいくことをすごく考えてるから。カメラマンからすると本当に、正直に言うと超やりやすいんです。俳優さんに服について説明するのも、カメラマンがするよりも、北村さんがこれはこうだからいいって言ってくれたら、それで通っちゃう。
北村:上げるもんね。親くんはヘアメイクのAMANOくんをいびっているだけでさ。ロケバスの中、人の悪口ばっかりだからね、私たち。
鈴木:(笑)。人って、その場に生きることっていうのが、大人になればなるほどできない。子どもは単純に言うと、その一瞬を生きてるじゃない。だから、若い頃ってすごく瑞々しさもあって、大人になればなるほどその瑞々しさに憧れる。北村さんは、みんなよりも先輩なのに誰よりもその場に生きてて、その一瞬が良ければいいという考えですよね。
北村:そう思わない?
鈴木:本来、人生ってそういうものというか、その一瞬が積み重なっていくと良くなるし、すごく先のことを心配しても本当はしょうがないんだけど、それができる人っていうのは、立場ができればできるほど少なくなってくる。でも北村さんは、映画でも全部それをやってるから。
北村:ライブなんです。
鈴木:そう、その場を生きてる。好奇心と共に。
北村:好奇心がなくなったら、やることないんじゃないの? と思ってる。
鈴木:哲学もそうだし、最近の量子力学や物理学もそうなんだけど、結局人の思いみたいなものが全部の形を変えるとなってる。人の意思が介在したときに、実際の物が動くというのが最新の物理学の考えらしいの。北村さんって、たぶん、そういう意思が明確だから。
北村:私はけっこう若いときから三木成夫を読んでるじゃない。だから、生命って、水と油という相反するものが、実は心と体、脳と体として、そこにあるってことを最初から読んでるから、何というか、波動がどうやっても上手くいかないなというときは、「水と油だからしょうがないんじゃない?」という感じだし、素数を大事にしてるから。3とか5を。4になったら、どっかで乱したくなってくるんだよね。
鈴木:哲学と物理学が、今はほぼ一緒みたいになっている。北村さんの時代は哲学を学んで、その哲学が服になってる。実際、北村さんの思いみたいなものが衣裳に入るということは物理学が証明している。その場に強い意思がちゃんと介在している、観察者という人だからね、やっぱり。
北村:本当に先生だねぇ、親くん。
鈴木:「気持ちは伝わらない」ってよく言うけど、物理学上、今の量子学では本当に伝わっているとされていて、北村さんの撮影を見ていると、たとえ他の人と同じものを持ってきたとしても、何かが違く見える。その何かっていうのは、もしかしたら強い思いなのかもというのはすごくある。
北村:親くんと『GQ』の15年周年でTOM FORDのルックを撮影して、TOM FORDから絶賛のメールが来たんですよ。
鈴木:ヒップホップの男の子で、IOくんって子なんだけど、まぁ、きっとTOM FORDは着ないでしょ。それをポコっと着せて。普通の人が来たら、演歌歌手みたいになるのを。
北村:北島三郎だよね。TOM FORD側としては、ものすごくいいカシミアの服を用意していたんですよ。でも、私は行ったときに、「これしかないの?」って言って、ヘビメタみたいなのを使っちゃったのよ。
鈴木:やっぱり、着丈とか、スラックスの裾をブーツに入れるとか、そのバランスみたいなのが絶妙に上手い。もちろんサビルロウとかの着方がわかってるからなんだけど。本人が履いてきたブーツにそのまま入れちゃって、バッと出てきたみたいな格好良さがあって。
北村:またさ、ウィンドウにベースが並んでる、みたいな楽器屋にロケに行くんだもんね。あれは、トムちゃんが「Nice!」って言ったのわかる。
鈴木:さっき話した、同じ服でも北村さんが持ってくると違く見えるというその差って、もちろん北村さんって細かく見てるところもあるんだけど、コンセプトを全部を通して綺麗に見た後に、現場はライブにする。そこがすごく上手くて。たぶん、撮影の前までは全部緻密に考えてる。その準備がハード。写真や映像って、その場の偶然性みたいなものが入らなければ、広告になっていっちゃう。その偶然性が入ることで、エディトリアルとして一番美味しいところが撮れる。コマーシャルだったら絶対決めていくけど、北村さんはそこでも無茶苦茶するっていうのはよく聞いてるから(笑)。撮ってる側からすると、そこの要素っていうのが一番強いところ。ハプニングだけを入れるのはできるし、緻密にやれと言われたらできる人はいるけど、その両方は矛盾するじゃないですか。さっきの水と油じゃないけど、矛盾するものを両方入れられる。しかも自然に。そこが、北村さんにしかできないところですよね。
北村:ありがとうございます。
鈴木:例えばファッションって、1年か2年過ぎるとすごく古く見えちゃうところがある。30年とか過ぎるとまた新しく見えるけど、10年だとしょぼく見えやすい。でも北村さんのスタイリングって、わかりやすい表現をすると、強度があるんだよね。本人に合ってるとか、写真に合ってるとか、映画に合ってるスタイリングだから、もちろん時代性はちゃんと入ってるんだけど、いつの時代に見てもよく見えるというか。だから、10年前のものを今見ても、一切古く見えない。それがすごいなあと。
北村:それ、けっこう褒めてるよね?
鈴木:褒めてますよ。例えば、Joe McKenna(ジョー・マッケナ)というスタイリストも、北村さんと同じようなメソッドでやっている。海外でもそういう人って少ない。彼は、分厚いハードカバーの本とか出すような人だから。北村さんはヨーロッパで生まれていたら、ハードカバーの本をもう5冊くらい出してると思う。
北村:一応、2冊は出してるんだけどね(笑)。
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Photo by Chikashi Suzuki
<プロフィール> 北村道子(きたむら・みちこ) 1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、 広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。映画衣裳のデビューは85年、『それから』(森田芳光監督)。07年に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞した。著書に『Tribe』(朝日出版社)、『COCUE』(コキュ)、『衣裳術 2』『衣裳術《新装版》』(リトルモア)がある。2019年1月21日(月) 、東京・文化学園にて、「北村道子さんトークショウ」(17:30入場/18:00開始)を開催予定。1月10日(木)より出版社・リトルモアHPで観覧予約開始。
<書籍情報> タイトル 衣裳術2 著者 北村道子 装幀 大橋修 価格 ¥2,000 判型 A5判 /192ページ 発行日 2018年12月 出版社 リトルモア HP: www.littlemore.co.jp
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michiko kitamura
思いをかたちにするスタイリスト、北村道子インタビュー
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tsun · 1 year ago
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最近増えてます。Androidスマホの修理
またまた西新の当店に持ち込まれたAndroidスマホの修理です。 症状は電源が入らない。充電ができない。という感じ。 さて、iPhoneの場合と比べて原因が分かりにくいのがAndroidスマホの特徴です。 一応、バッテリーと充電ケーブルの差し込み口が故障しているのだろうと当たりをつけて作業開始です。 と言っても、Androidスマホの場合は、全バラになるケースが多いのが悩ましいとこです。 iPhoneの場合だったら、画面を外したら、中のほとんどのパーツに単独でアプローチできることが多いので修理がしやすいのです。 このように、Androidの場合は背面カバーから分解がスタートします。 iPhoneも4シリーズと14(バッテリー交換だけ)は背面カバーからのアプローチになりますが、それ以外は画面側からになります。 この機種の場合はバッテリーを外すにも様々なパーツを外す必要があります。 色々…
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concent-wid · 5 years ago
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UDトークを文字起こしで使ってみた&ハンズオン講座を開いてみた
こんにちは、佐野です。
音声を文字にしてくれるudトークを使っていますという記事でも紹介したように、コンセントでは月イチの全社会議をはじめ、イベントやセミナーでもUDトークを活用しています。
UDトークといえば「リアルタイム字幕が提供できるアプリ」という印象が強いかもしれませんが、文字起こしのベースとして使ってみたら最強でした。
今回は文字起こしでのUDトーク活用法と、ハンズオン形式で開催した社内共有会「UDトーク使い方講座」について書きたいと思います。
UDトーク使うと文字起こしが超ラク
文字起こし(書き起こし、テープ起こしとも)にかかる時間の相場を調べたところ、1時間の録音を起こすのに最低でも4時間〜10時間くらいかかるようです。ただし文字起こしの熟練度や喋っている人数、内容を一言一句書き起こすのか、要約するのかによっても増減するとのこと。
UDトークを使った場合、3人の話者による1時間の座談会の全文書き起こしが約3時間で完了します。(話者が2人だった時は2時間くらいでした)私は文字起こし自体も初心者なので、「1時間3人話者で3時間」は最速の部類に入るのではないかと思います。
3人話者の1時間座談会でUDトークを使った文字起こしの手順は以下です。
座談会の間UDトークを起動し、可能な範囲でリアルタイム修正をする。(ここが意外に重要です。リアルタイム修正なしの録り��ぱなしログだと、かなり時間がかかりました)
UDトークのログを保存。(テキスト形式にエクスポートしてメールで送信できます)
録音もしくは録画を聞き直しながらログを修正する。
ちなみに座談会の話者は全員オンラインの遠隔参加です。全員の音声をMacbookのスピーカーから流し、側に置いたUDトークを起動したiPoneのマイクで認識させました。なので、専用のマイクを使ったライン入力など特別な繋ぎ方はしていません。
ひとつコツがあるとすれば、話者にはきちんとヘッドセットやイヤホンのマイクを使って喋ってもらうと、音声がクリアになって認識率が向上するように感じます。
Split View&QuickTime Playerを活用して、ハンズオン講座を開いてみた
freeeの伊原さんがTwitterで紹介していた方法を応用して、説明スライドとiPhone操作画面を分割表示させたハンズオン講座を社内開催しました。
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左側のスライドに話している内容や手順を表示させておき、右側のiPhone画面でアプリ操作を実演する、という方法です。参加者のみなさんには、PCでこの画面共有を見てもらい、手元では自分のスマホを操作してもらいました。
また、スライドを16:9で作ると上下に余白ができてスライドが小さくなってしまうので、あえて正方形にしてみました。我ながら、なかなか良いアイディアだと思います(笑)
そしてこちらの方法を社内で共有したら「ブラウザ幅によってレイアウトが可変するリッチテキストや簡易HTMLでスライドを作ってみたら便利なのでは」という意見が。
ということで試してみました。
TyporaというMarkdownエディタでスライドを作成し、HTML形式でエクスポート。それを表示させたブラウザと、iPhoneの画面���分割表示してみました。
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ブラウザベースなので、画面の拡大縮小が自由にできることと、それに伴って文字の折り返しなどのレイアウトが可変するのがいいですね。スライドのページ構成や画像があまり関係ない、文字中心の資料ならとても便利なのではないでしょうか!
Dropbox PaperやEvernoteには「プレゼンテーションモード」という機能があるので、それを使ってみるのもいいかもしれません。
Split View機能、オンラインで活躍しそう!
この「Split Viewを使って2画面を同時表示させて、それを画面共有する」という方法、うまく使えばオンライン会議やセミナーで面白いことができそうな気がします。
MTGスライドと議事録を同時に表示
議事録にGoogleドキュメントやDropbox Paperを使えば、同時編集の様子を画面共有できる
セミナースライドとSlidoを同時に表示(Slidoとは、スマホからリアルタイムで質問や投票ができるサービスです)
参加者には手元のスマホで質問や投票に参加してもらい、PC画面には「参加者たちの反応&セミナースライドが常に表示されている状態」が作れる
セミナースライド&Slidoは実際に社内セミナーで試してみましたが、なかなか良かったです! ZOOMのチャット欄でも似たようなことは可能ですが、Slidoは質問に対して参加者が自由に「いいね」を付けらるんです。質問の並びを「いいねの数順」や「古い順」「新しい順」にできるので、いいねの数が多い質問から答えていく、みたいなことができて便利です。
ここまで書いてみて気づきましたが、分割表示は「変化しないもの(スライドなど)」と「リアルタイムに変化するもの(iPhone操作画面や議事録、Slidoなど)」を同時に表示させるのが効果的な気がします!
「オンラインだからこそ」を見つけて、工夫していきたい
今回は文字起こしでのUDトーク活用法と、Split View機能を活用したハンズオン講座についてご紹介しました。
どちらもオンラインになったからこそ「これを取り入れたらもっと面白くor便利にできるんじゃないか?」と思いつき、試してみたものです。
今回の例で言えば、文字起こしは「リアルタイムで参加できなかった人も、文字起こしを読んで内容を把握できる」、ハンズオン講座は「アプリ操作が不慣れな人にもわかりやすくなる」ことを目指しました。
2020年8月現在、コロナの影響で広まったリモートワークはじめ、オンライン会議、オンラインセミナーがだいぶ定着してきた感があります。同時に、いままで対面でやってきたことを、ただオンラインに置き換えて実施するだけでは意味がなくなってきたとも感じます。「オンラインだからこそ」の付加価値を見つけて取り入れていくことで「オンラインで開催する意味・メリット」が生まれると思います。
例えば「セミナーがオンライン開催になることで遠方の人も参加しやすくなった」という価値は、「丸一日は時間を割けないけど、オンラインなら仕事の合間に参加できる会社員」 「体調や移動手段の制約があって現地に行くのは難しいけど、オンラインなら家で参加できる障害者」にとっても嬉しい開催形態とも言えます。
このように「オンラインであること」をはじめ「コロナによって何か制約が生まれたこと」に対して、「だからこそ」の価値を提供できないか? と考えて取り入れていくことも、インクルーシブデザインにつながるなと感じています。
———
佐野 実生
デザイナー/ディレクター。 Webサイトや紙媒体のデザイン・ディレクション・編集・進行管理などを幅広く担当。インクルーシブデザインでは、ビジュアルデザイン・アクセシブルドキュメント・代替テキストを中心に取り組んでいる。
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takahashicleaning · 5 years ago
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TEDにて
エリク・トポル:無線通信(Wi-Fi)を使うこれからの医療
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
最近のモバイル(スマートフォン含)は、テクノロジーの進歩により一昔前のパソコンと同程度の処理能力を備えています。
2018年時点では、15年前のスーパーコンピューターと同じ処理速度です。
エリク・トポルは、近いうちに、これらの高機能なスマートフォンを使って生命の深刻な徴候や定期的に症状が発症する慢性疾患をリアルタイムで確認するようになると説き
TEDMEDでは、これからの医療で特に役立つ無線通信(Wi-Fi)機器をいくつか紹介しています。
これらの機器を使えば、病院のベッドでの狭い空間から開放して、しかも寝なくてすむ人がもっと増えるでしょう。
実際に、iPhoneのアプリケーションにて実現している事例が大量に発生しています。遺伝子治療に拡張されるかもしれません。
将来は、クラウドコンピューティングにて光速までデータが処理されていくことでしょう。ほんの数分で予防できるかもしれません。
聴診器が発明されたのがいつかご存知の人はいますか?誰かご存知ですか?1816年です。
私の予測では、2016年には医師は聴診器を持ち歩かなくなるでしょう。
もっと優れた技術が生まれているのです。それが医療の変化の一役を担っているのです。
現在では、2015年にAppleWatchも発売されているので、心拍計も記録できるようになっています。腕時計型ウェアラブルコンピューターでスマートウォッチとも言われる。
Apple Watchの搭載チップは、振動にもつように完全に樹脂でコーティングされてるために、コンピュータシステム全体を一つのチップに組み込んでるそうです。
この社会を変えてきたもの。それは無線通信機器です。でも、これからは医療用の無線通信機器です。ただ、これはまだ序章にすぎません。皆さんはここに座っている間にもメールを確認しますよね。
でも、将来的には、あらゆるバイタルサインを確認するようになります。全てのバイタルサインです。心臓の鼓動や 血圧、酸素、体温などです。これはすでに実現しています。
Apple Watchで、心拍数が計測できるようになりました。
では、さらに話を進めましょう。今でも、連続測定用のグルコース・センサーはありますが、今はそれを皮膚の下に埋めています。でも、将来的には埋め込む必要がなくなります。
グルコースを理想的な範囲、つまり、75から200未満の間に維持するために連続計測できるグルコースセンサーで5分毎に計測します。それを見れば糖尿病にどれくらい影響するかわかります。
ここまでは、生理的な数値指標についてお話してきました。でも、私がお話ししたいのは次世代の領域です。
手早くお話ししますが、なぜ、聴診器が消えようとしているのでしょうか?腸管音や呼吸音を聞くより、優れた方法があるからです。最近、GEが携帯型の超音波検査装置を発表したのです。
これがなぜ重要なのでしょうか?それは、はるかに高感度だからです。こちらは腹部超音波検査装置の一例です。心臓超音波検査装置もあり、これは無線で通信します。スマートフォンで胎児を観察するものもあります。
では、どのように動作するのでしょう。こちらのようなしゃれたバンドエイドや靴や手首に装着するセンサーなどがあります。
これが信号を送信します。体の周辺に、ゲートウェイにつながるネットワークを構成します。スマートフォンを使ったゲートウェイでもいいですし、専用のゲートウェイでもかまいません。
今はこの手のものは、専用のゲートウェイを使います。あまりうまく統合されていないからです。
信号はウェブ。すなわち、クラウドに送信され、必要な処理をしたり、どこかに送信したりすることができます。介護士に送信したり、医師に送信したり、患者に返信したりできます。
なぜ?いま、なぜこれが突然実現し、これからの医療にとって興味深い目標となるのでしょうか?現在の状況は、ある意味、完全に理想的な流れといえます。これが利用者主体の健康管理を築くのです。すべての始まりはここからです。
もし、お気づきでなければ、なぜ?これが大きな流れなのかご説明しましょう。120万人のアメリカ人が、ナイキの靴を履いたことがあります。
これは体の周辺にネットワークを構築し、靴や靴のかかとをiPhoneやiPodに接続するものです。
連続的に測定することによって、このような決定的な情報を全て記録することができるのです。さらにこれからは、このセンサーをバンドエイド型にまで、できつつあるのです。しかも、それほど遠くない未来に実現します。
素晴らしい研究所で、この取り組みを結実させるそれ以外に重要なこととして、手本となるということがあります。
もちろん、医療がデジタル化することが前提です。ゲノミクスにより生態を理解し、生理学的な表現型検査を全て無線通信で実行することは、素晴らしいことです。これまでなかったような情報の集約を可能にするからです。
80を超える病気が、ゲノムに基づいて解明されていますが、これは桁はずれのことです。
病気の基礎について、これまでの人類史上の成果と比較しても、この2年半ぐらいの間に分かったことの方が多いのです。それを例えば、今ならiPhoneアプリと連携させて自分の遺伝子型を入れることで薬物治療をガイドします。
ぜひ、信じていただきたいのですが、病院の能力に与える影響は計り知れないものでこれら全ての病気や他の病気に対し、一様に素晴らしい影響を与えるものなのです。
個別化医療を新たな段階へと進めるもので、これは最高に革新的なことです。
医療機関内での限定的な範囲の出来事ですのでセキュリティは高いことは非常に、しかもたやすく想像することができます。
しかし、日本では生物学や先端医療、iPS細胞などの再生医療以外は現状維持の方がいいかもしれません。
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国��人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
<個人的なアイデア>
ロビンハンソンの言うように、現実の脳自体をデジタルデータにして、人間のシナプスやニューロンの動きを数値化していくことで、現在では、数値化できない概念をコンピューター上で数値化していくということかもしれない。
ヘンリーマークラムが、人間のシナプスやニューロンの動きを数値化しようとしているが、より大きく人間の限界を遥かに超えるような発想で。
しかし、人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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yukinko22 · 6 years ago
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怪しいインビテーション・フロム彼方  夏休みに、知らない人に誘われて、知らない人たち5人と、知らない国の知らない場所を旅することになった。twitterで、今まで全く交流がなかった人から突然誘われたのだ。なぜ誘われたのかもわからないし、なぜ、自分がその誘いに応じたのかもわからない。  当時の私は、激務で有名な会社の、最も激務と噂される部署で働いていた。会社の机で眠り、近くのジムでシャワーを浴び、充血した目でエクセルを叩く。正月もゴールデンウィークもなかった。ウイグル旅行の誘いが届いたのは、そんな折だった。  メッセージが目に入るやいなや、発作的に行きたいと返事をしてしまったが、後になって疑念が湧いてきた。メッセージの主は、いったいどんな人なんだろう。私は当時、人と絡まない孤高のスタイルでtwitterをしていたのでDMがきたこと自体初めてだった。  とにかく、行くと言ってしまったのだから、休みをとらなければならない。その時点で夏休みを取得する予定はなかった。取得できるのかもわかっていなかった。 どうしてウイグルなんかに行くんですか  休暇取得を申し出る私に対し、職場のみんなはやさしかった。みんな忙しいのに、「仕事は引き取るから」「ゆっくり休んで」と言ってくれた。しかし、旅行の詳細を聞くと、同僚たちの善良な笑顔はさっと曇った。  彼らは問う。 「どうして、ハワイでもセブ島でもなく、ウイグルなのか」 「どうして、親しい友人や家族と行かないのか」  もっともな疑問だ。私は、どうして、気が合うかわからない人々と、楽しいかわからない場所に行こうとしているのだろう。自分にもわからない。どちらかといえば、こちらが問い返したいくらいだ。 「どうして私は、知らない人とウイグルに行くのでしょう?」  私は、夏休みまでに仕上げなければいけない書類の山を見つめた。 羽田からウルムチへ  早朝の羽田空港国際ターミナルで、私は疲れ果てていた。休暇を目前にひかえる中で押し寄せる仕事の波に飲み込まれ、家に帰れない日々が続いていたからだ。最終日も仕事が終わらず、徹夜で職場から直接空港に向かう羽目になった。  今回の旅行メンバーは、男性3人・女性3人。私以外は、大学時代のサークルを中心としたつながりのようだった。それだけ聞くと、「あいのり」や「テラスハウス」のような、青春の匂いただよう若い男女の旅行なのだが、グループからはそれをかき消す不穏なバイブスが満ち満ちていた。  なかでも完全におかしいのは、グループの中に「尊師」と「レーニン」を称する人物がいることだ。通常、「尊師」というのは、オウム真理教教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫)を意味し、「レーニン」というのは、ロシア社会民主労働党の指導者であり、ソビエト連邦を建国した人物であるウラジミール・イリイチ・レーニンを意味する。  テロ、あるいは革命という形で、国家体制の転覆をめざした宗教的・政治的指導者が、なぜ一同に会しているのだろう。空港前で集合しているだけで、破壊活動防止法(通称・破防法)の適用対象団体となってしまいそうだ。  ともあれ、この時点で、今回の旅行が恋と友情の甘酸っぱい青春旅行になる可能性は限りなくゼロだ。麻原彰晃とウラジミール・レーニンが旅を通じて友情を深め、それがいつしか愛に変わる……。そんな突飛な話は、両者の思想的相違点を考慮すればおよそ考えられないだろう。  私は、国家転覆を試みる宗教家でもなければ、社会主義の革命的指導者でもない。どうしてこの旅に誘われたのだろう。ぷくぷくとふくらむ疑問と不安を乗せて、飛行機は羽田を旅立とうとしていた。 尊師とレーニン  羽田からウルムチへの長い移動中に分かったことがある。尊師は、工学の修士号を持つ知識人であり、特定の宗教とのつながりはないということだ。「尊師」というのは、極めて不謹慎なあだ名にすぎない。  では、旅の同行者にふさわしい安全な人物かというと、そんなことは決してなかった。尊師は、無邪気な下ネタをガンガン投下してくるという反社会的な性質を有していた。  例えば、北京の空港でのことだ。 「マーン・コーヒーだ!見てください!マーン・コーヒーですよ」  尊師は、北京空港内のオシャレなカフェチェーンを指差し、目をキラキラ輝かせて写真を撮りはじめた。そのとき、私は「どこにでもあるチェーン店になぜ興奮しているのだろう」と不思議だったのだが、後になって、それが低レベルすぎる下ネタであることに気がついた。もっと早く気づいてしかるべきだったのだが、工学の修士号を持つ知識人が、そんな知性ひかえめのジョークを言うとは思わなかったのだ。  他の同行者もまた、尊師の被害を受けていた。 尊師 「ちんマ!? ちんマ!?」 同行者「ちんマってなんですか?」 尊師 「ちんマというのは、ちんちんマッサージのことです」 同行者「……」  それ以来、その人は、尊師には何も質問しないと決めたという。  尊師が、大きな身体のうるさいお兄さんである一方、レーニンは、小柄でツインテール姿の、無口でちょっぴりエッチな美少女だった。  ちなみに、ちょっぴりエッチというのは、彼女が尊師の下ネタをときどき拾ってあげていたのを私が面白おかしく書き立てているだけだ。実際には、彼女は、渾身の下ネタをたびたびスルーされ、ときにはうるさいと一喝される尊師を気遣っていたのだと思う。  なので、正確には「レーニンは、小柄でツインテール姿の、無口で心優しい美少女」ということになる。それでいてソ連のコミンテルンを率いる革命的指導者であり思想家だなんて、今すぐアニメの主人公になれそうだ。  それにしても、尊師もレーニンも、私の凡庸な日常生活には絶対にあらわれないタイプのキャラクターだ。二人とも、普段は善良な労働者として社会に潜伏しているらしいので、本当は自分のまわりにもいるのかもしれないが、それを知るすべはない。 「ずいぶん遠いところにきちゃったなあ……」  あまりの非日常感にめまいがした。まだ、目的地にさえついていない。 謎の秘密結社・うどん部   新疆ウイグル自治区は、中国の最西部に位置しており、国境を接して南にはインドがあり、西にはカザフスタン・キルギス・タジキスタン・パキスタンが連なる。古くからシルクロードの要衝として栄え、ウイグル人・カザフ人などの多民族が住む、ムスリムが多い中央アジア文化圏だ。  今回の旅程は、新疆ウイグル自治区の玄関口であるウルムチを経由し、前半は電車でトルファン、カシュガルを巡り、後半は車でパキスタンとの国境であるタシュクルガンまで足を伸ばすというものだ。  羽田からウルムチまでの移動にまる一日かかるため、実質的な旅のスタートは二日めのトルファンからになる。隣の国のはずなのに、移動の体感的に���ヨーロッパと同じくらい遠い。  私たちがトルファンに到着して最初に向かったのは、ウイグル料理店だった。 「やはり我々うどん部としては、まずはラグメンの調査からですよね」  旅行の主催者である女性は、ニコニコしながらそう言った。ラグメンとは、中央アジア全域で食べられている麺類で、うどんのような麺に、トマト味のソースがかかった食べ物だ。  なんでも、今回の旅行は「某大うどん部」という、大学のうどん愛好家サークルの卒業生を中心としたメンバーで構成されているらしい。旅の目的のひとつも、ラグメンを食べることで古代中国で生まれたうどんの起源を探ることにあるのだという。 「うどん部……?」  私は思わず考え込んでしまった。特にうどん好きというわけでもない自分が誘われた理由がわからないと感じたこともあるが、一番の理由は、今回のメンバーが「うどん部」という言葉がもつ牧歌的かつ平和的な響きからはおよそかけ離れた集団のように思えたからだ。  先程言及した「尊師」と「レーニン」が名前からして不穏なのはもちろんだが、他のメンバーたちの話題もとにかく不穏だった。 「前進チャンネル」の話 中核派Youtuberが、警視��公安部のキャンピングカーを紹介したり、不当逮捕された同志の奪還を訴えたりしている番組の話。 北朝鮮脱北ノウハウの話 中国と北朝鮮の国境地帯に住んでいたことがあるうどん部員による、脱北ノウハウの話。北朝鮮脱北者が、国境近辺に住む中国人民を襲い、金品と身分証を奪いとることで中国人として生きようとするが、中国語が話せないことからバレてしまい、強制送還されるという救いのない事件が多発しているらしい。 スターリンに乾杯した話 「ヨシ」という名前のうどん部員が、スターリンの故郷であるジョージアを訪ねたところ、「ヨシ」は同志スターリンの名前だと歓迎され、「ヨシフ・スターリンに乾杯」と密造酒をすすめられた話。  一言でいうと、うどんは関係ない。  うどんは関係ない上に、思想的にかたよっている。うどんを愛する心に右も左もないと思うのだが、一体どういうサークル勧誘をすればこんなことになるのだろう。世界がもし100人のうどん愛好家の村だったら、中核派は0名、教祖も0名、スターリンの故郷を訪ねた人も0名になるのが普通だ。  今回の旅行メンバーはたった6人なのに、公安にマークされそうな発言をする人しかいない。思想・良心の自由が限りなく認められたコミュニティであるともいえるが、うどんを隠れ蓑とした何らかの過激な団体である可能性も捨てきれない。謎の秘密結社・うどん部だ。 「こうした旅行は、よく企画されるんですか?」  私は、うどん部の背景を探るべく、おそるおそる尋ねた。 「主催者さんは、旧ソ連圏に関する仕事をしているんです。その関係で、旧ソ連の珍しいエリアへの旅行をよく企画しますよ」 「でも、どういうわけか、たまに、その旅行に行った人たちが仕事や学校を辞めてしまうんですよ」 「この前の旅行では、社会主義国家によくある、労働を賛えるモニュメントをめぐっていたら、一緒に旅行していた学生の友人が『労働意欲が湧いてきた。学校はやめるぞ』と言って、突然中退してしまったんです」 「僕も仕事を辞めたしね」  社会主義国家を旅することで、反社会性が養われてしまうとは……。 「旧ソ連圏への旅行は、うどんとは関係あるんですか?」 「うどんとは関係ありません。ただ、うどん部員には、真っ赤な血が流れているんです」  これまでの話をまとめると、「うどん部」とは、うどんの絆で連帯し、ときに資本主義社会から人をドロップアウトさせる赤い集団ということになる。なにがなんだか、全くわからない。  主催者の女性は、旧ソ連圏に関する仕事をしているだけあって、中央アジア文化に詳しかった。彼女は、うどん部員らしい話題として、シルクロードにおける麺の広がりについて話をしてくれた。 「トルクメン人も、カザフ人も、ウズベク人も、友人たちは口を揃えてラグメンはウイグルが一番美味しいというんですよ」  全中央アジアの人民が認めるウイグルラグメンは、たしかにおいしかった。もちもちした手延べ麺の感触と、オイリーなソースに絡まるたっぷり野菜のバランスがよく、濃い味なのにいくらでも食べられてしまう。  特に、ニンニクでパンチを効かせたラグメンは癖になるおいしさで、そのジャンクかつ中毒性が高い味わいから、勝手に「ウイグルの二郎」と命名されていた。  内装も異国情緒が爆発していた。天井から階段までいたるところがタイルやステンドグラスで彩られている。細やかな幾何学模様を見ていると、確かに中央アジア文化圏に来たのだということを実感する。  中央アジアを旅行するたびに思うのだけれど、彼らの、あらゆる場所を「美」で埋め尽くそうとする情熱はすごい。衣服やクッションの細かな刺繍、木彫りのアラベスク、色とりどりのランタン……。よくみると、料理に使うボウルまで鮮やかな矢絣模様がついている。  私は、ステンドグラスが貼られた天井を見つめた。 「遠い場所に場所にきたんだ」  そう思ったが、どういうわけか実感がなかった。足元だけが、なんだかふわふわしている気がした。 砂漠は空中浮遊する尊師の夢をみるか  午後から本格的な観光がスタートした。最初に訪れたのは、交河城址という遺跡だ。紀元前2世紀頃に作られ、14世紀まで実際に街として使われてい要塞都市だ。地平線が見えそうなほど広い。  地面の上にレンガを重ねるのではなく地面を掘って街を作ったところに特徴があるらしいのだが、これだけの土地を彫り抜くなんて、想像もつかない労力だ。中国の圧倒的なマンパワーを感じる。  遺跡が広すぎる一方で観光客があまりいないため、とても静かだ。どこまでも続く風化した街並みを歩き、静謐な空気に触れ、かつては賑わっていたであろう都市の姿を想う……そんな触れ込みの場所なのだけれど、正直言って、そうしたロマンチックな思い出は一切残っていない。  なぜなら、悠久の大地を包む静寂を切り裂くように、尊師がマシンガントークを繰り広げていたからだ。麻原彰晃がおしゃべりだったのかは知らないが、少なくともウイグルの尊師は非常におしゃべりで、一人で優に5、6人分は話していた。観光中、常にニコニコ動画の弾幕が飛んでいるような状況であり、センチメンタルな旅情の入り込む隙はない。  尊師の話は、基本的にどれも「興味深いがどうでも良く、とにかく怪しい」内容で統一されている。 ・中国の深センで売られている「Android搭載のiPhone」の話 ・中国貴州省の山奥に住むラブドール仙人の話 ・中国の内陸部では旅行カバンの代わりに尿素袋が使われているという話 ・中國の伪日本製品に書かれている怪レい日本语が好きだという話……。  気がつくと、夕暮れ時になっていた。  乾いた大地は茜色に染められて、民族音楽の弾き語りが響く。旅行者としてのセンチメンタリズムが刺激され、私はこの地の長い歴史に思いを馳せる。しかし、次の瞬間には、そんなセンチメンタリズムを切り裂くように尊師の怪しい話が炸裂し、安易な旅情に回復不可能な一撃を加える。  たちまち、私の心の中で放映されていた「NHK特集 シルクロード」の映像は乱れ、テーマソングを奏でる喜多郎は、へなへなと地面にへたり込む。   砂漠で果敢にも空中浮遊を試み転落する尊師、唐突に尊師マーチを歌い始める尊師、中国の怪しいガジェット情報に詳しい尊師……。  トルファンでの私の思い出は、尊師色に染め上げられていった。 遊牧民が住む砂漠の街で不慮のノマドワーカーになる  まさかウイグルで徹夜をすることになるとは思わなかった。  観光を終えてホテルに戻った私を待っていたのは、職場から送られてくる容赦ないメールの数々だった。 「夏休み中恐縮ですが、添付の資料につき18時までにご確認お願いします」 「確認が終わるのは何時頃になるでしょうか」 「こちらも限界です、連絡ください」  休暇を申し出たときの「ゆっくり休んでください」はなんだったのか。そもそも、今日、日本は日曜だし明日は月曜で祝日のはずだ。私が旅行にでかけたのは土曜日なので、まだ夏休みは始まってさえいない。どうしてこんな惨状になっているのだろう。  ひとつ断っておきたいのは、私の職場の同僚たちは、基本的に優しく善良な人たちであるということだ。本当に仕事が回らなくなり、やむを得ずメールをしてきたのだろう。  今回の夏休みは「正月がなかったのはあまりにも気の毒だから」と上司が、わざわざチームに根回しをしてくれてようやく取得に至ったものだ。上司のただひとつの誤算は「現場に人が足りていない」という根本的な問題は、根回しでは決して解決しないということだ。  私はその夜、ホテル近くの雑貨店でレッドブルとコーヒーを買い込み、目を真っ赤にしてキーボードを叩き続けた。  空が白み、まばゆい朝日がきらきらと射しこむ時間になっても、私の仕事は終わらなかった。他の人々には私を置いて観光に行ってもらい、一人で仕事を続けた。そんな私を気遣って、尊師が食事を買ってきてくれた。  ようやく仕事が終わったのは、太陽が高くのぼり、熱された大地が蜃気楼で揺れるころだった。 鳥の声しかしない場所  午後、観光に出ていた他のメンバーと合流し、タクシーで訪れたトルファン郊外はのどかな場所だった。乾いた土地に葡萄溝やバラ園が広がっていて、木陰で商売をするスイカ売りやぶどう売りが、こちらにおいでと手招きをする。  ぶどうはいつも無料だった。一房分を買おうとするのだが、安すぎてお金を受け取ってもらえないのだ。口に含むと、雨の降らない土地で育つ果物特有の凝縮された甘みを感じる。  観光名所とされている遺跡にはだれもおらず、車の音も人の声もしない。絶え間なく響く鳥の声を聞き、強い光が地面に落とす影を見ていると、数時間前まで仕事に追われていたのが、遠い昔の記憶のように思えてくる。  静かな場所だった。太陽が眩しくて、あたまがぼんやりした。  ふと見ると、道端でビニール袋に入れられた羊の頭蓋骨が風化していた。その後も、私たちは、農地の側溝や休憩所のトイレ等、そこかしこで羊の頭蓋骨を見つけることとなる。この土地で暮らす人々には、お弁当がわりに羊の頭を持ってくる風習があるのだろうか。  私は、以前、イランのホームステイ先で「イランでは朝ごはんに羊の脳みそのスープを飲む」「日本でいうと、みそ汁的な存在」と言われたことを思い出した。「羊の頭がみそ汁の具として扱わている地域があるなら、お弁当がわりに羊の頭をぶらさげる人々がいても不思議はない」と思う。  私は、強い日差しから逃れ、木陰に座ってこの土地で暮らしてきた人々のことを思った。日本にはまだ神話の神様さえいなかった遠い昔に、砂漠のオアシスで暮らし、羊を飼い、ときには西瓜で喉を潤していたかもしれない人々のこと。彼らの聞いていた鳥の声と、私たちが聞いている鳥の声は同じだろうか。  夏の光にまみれてきらきらする西瓜の皮と、そばに落ちる暗い影を眺めていると無気力が押し寄せてきて、労働の意義も経済成長の意味もわからなくなった。  私はふと、今回の旅行について話したときの、同僚たちの反応を思い出した。 「どうしてウイグルなんかに行くんですか」  彼らの疑問は、要するに「その夏休みの使い方に、確かな価値はあるのか」という点に集約できる。たまの休みなのだから、確実に楽しく、気分良く過ごせる場所に行くべきだ。彼らはそういっていたのだろう。  同僚たちの疑問に対し、そのとき私は答えることができなかった。  職場の同僚たちは「この先、生き延びるにはどうすればいいか」という話をよくしていた。真夜中から始まる飲み会で、明け方の6時や7時まで話す人もいた。生き延びるとはなんだろう。  生産性が自分の人生を覆い尽くし、人間性がわかりやすい価値で塗りつぶされていくのを受け入れること。「使える」人とだけつるみ、評価されること。夏休みはハワイに行くこと。  生き延びるとは、きっとそういうことだった。  忙しいことには慣れていた。仕事に慣れてしばらくたったあるとき、もう必要がないからという理由で、少しずつ集めていたアンティークの食器や学生時代に好きだった小説を捨てた。重要なのは、「役割」を果たすことであり、社会の共通言語で話すことだと考えた。  でも、私は突然、久しぶりの夏休みを、確実に楽しい場所ではなく、楽しいかよくわからない場所で過ごしてみたくなったのだ。知らない人に誘われて、どういうわけか、そういう気持ちになったのだ。  農家のおばさんからもらって持て余していたぶどうを一粒、口に含んだ。日本のものとは全く違う、知らない味がした。 星降る夜行列車に乗って  疲れからか、やたらと物憂げな気持ちになっていたところに、尊師の「バ〜ニラ、バニラ高収入〜!」という歌声が響いてきて、現実にひきもどされた。そろそろ、この街を離れる時間だ。  それにしても、すっかり考え込んでしまった。私は、「うどん部の旅行に参加した人は社会からドロップアウトしがちである」という話を思い出した。  葡萄���の木陰で、やたらとメランコリックな気持ちになったのも、この旅行の危険な効果だろうか。このままでは、謎の秘密結社・うどん部の陰謀の思う壺だ。  夜行列車で過ごした夜は、楽しかった。  トルファンのぶどうで作った珍しい白酒をたくさん飲んで、加熱する仕掛けが施されたインスタントの火鍋をつついた。  普段は飲まない強いお酒にはしゃぎすぎて寝てしまい、気がつくと真夜中だった。  夜行列車の窓から空を見上げると、満天の星空だった。肌寒い寝台で、毛布をだきしめながら、流れていく星空を見つめた。まばたきも、呼吸もできなかった。体中の神経が粟立ち、スパークした。  私は、冷凍されていた自分の人生が、急激に自分の身体に戻ってくるのを感じた。  もしかして、私は、生き延びることから遠ざかっているのだろうか。  このときの私はまだ、自分がその数カ月後、仕事を辞める運命にあることを知らなった。 (カシュガル編につづく) 補足とおしらせ  ウイグル旅行記は、長くなってしまったので数回に分けて書きます。今後の予定はこんな感じです。 ・ カシュガルで公安警察から"重点旅客"として熱烈歓迎されてしまった話 ・ ウイグルの果てでゾロアスター教の遺跡を探し、廃墟の温泉に入った話 ・ 突如の軍事パレード開始により限界帰国チャレンジを強いられた話 旅の写真は、twitter(@eli_elilema)にもあげているので、よかったら見てみてください。 ※ 尊師はとても良い人でした。
https://note.mu/elielilema/n/nb8baf42077cd
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prfmtxtsarc · 6 years ago
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BEHIND THE SCENES WITH PERFUME, JAPAN’S MOST FUTURISTIC POP GROUP
The Verge 3月29日掲載
執筆  Sam Byford
訳出元: https://www.theverge.com/2019/3/29/18286681/perfume-future-pop-tour-tech-rhizomatiks
 Perfumeは日本においてもっとも知られ、また最高の売り上げを誇るアーティストの一つとして、そのスタイリッシュかつ未来的なイメージに支えられた独特のエレクトロポップサウンドとともに長年君臨してきた。しかし三人の音楽的表現はその方程式の一部に過ぎない。Perfumeのライブショーはテクノロジーと振り付けとの鮮やかな衝突に彩られ、アリーナの広大な空間をSF的な異世界へと変貌させるのだ。
 Perfumeの『FUTURE POP』ワールドツアーは、明日のニューヨーク・ハマーシュタインボールルームでのライブを皮切りに北米に上陸する。筆者は昨年12月、横浜での公演を鑑賞し、彼女たちと会っているが -  それもひとえにPerfumeにおけるテクノロジーとポップカルチャーの融合の背後には何があるのか - そのライブ制作の立役者は誰なのかを探るためでもある。
 Perfumeは広島のタレントスクールで今世紀の変わり目に結成されたが、人気が急上昇したのは2008年リリースのアルバム『GAME』からで、これは近年のJ-POPの歴史上、もっとも影響力のある作品の一つであることが証明されている。プロデューサーの中田ヤスタカは、自身のユニットCapsuleでの「渋谷系」に影響を受けたエレクトロニカをもとに、革新的なテクノポップがぎっしりと詰まったコレクションを創り上げた。Perfumeは国際的なEDMの盛り上がりとともに注目を集めはじめ、その未来的イメージは中田ヤスタカのエレクトロニックな楽曲群に自然と寄り添うようになった。「私たちが若かったころ、歌うときはディーヴァ(歌姫)みたいに、って教わったんです」あ��ちゃん(西脇綾香)は言うと「でも中田さんと初めて出会って、エレクトロニックな音楽を始めたとき、ロボットっぽいイメージと繋がってて。それが他のもろもろを引き寄せたというか」のっち(大本彩乃)が付け加える。
 「ポリリズム」のような初期シングル曲のミニマリズムなMVが印象を決定づけ、より注目を集めるPanasonicやNHK、NTT Docomoのような企業とのコラボレーションがそれに続いた。「私たちはいつもファンとの絆を感じているんですけど、テクノロジーを使うことによって実際にはそれがもっと近づくんです」かしゆか(樫野有香)が答え「例えばTwitterの(ファンからの)ツイートを3Dモデルの一部としてライブ中に見せるとか - テクノロジーを通してファンがライブを体感できるんです」あ~ちゃんが続け「テクノロジーがPerfumeらしさ、というわけではないんですけど、それが存在する以上、Perfumeとしてはそれを最大限に生かしたいかな」
 確かにその通り - Perfumeのライブはおよそあなたが今まで観たことがないようなものだ。進化したモーションキャプチャーによって実現するビジュアル、複雑な透過スクリーンの配置、それぞれの曲が独自の振り付けで音楽それ自体を引き立てるアグレッシブで驚くような美学を持っている。
 この先端的なライブ演出は、真鍋大度らによって2006年に創立された実験的アート集団・ライゾマティクスに依るところが大きく、彼らは「1mm」などのMVも監修している。筆者は真鍋氏と東京のスタジオで1時間ほどインタビューし、その内容の大半は彼のMacBook Proから様々な度胆を抜くような進行中のプロジェクトを披露してもらうことだった。ライゾマティクスは非常に多くのプロジェクトを同時に進行しており、真鍋氏は300年後の未来から来た東京の地下鉄路線図のようにも見えるフローチャートで、各プロジェクトがどのテクノロジーを互いに共有しているのか追跡しなければならないほどだ。
 ライゾマティクスはまた、Perfumeの演出振付家でダンスカンパニー・イレブンプレイを主宰する水野幹子氏(MIKIKO先生)とも密接な関係にある。「まず最初に何かとても実験的なプロジェクトをイレブンプレイで行って、それがうまくいったならPerfumeに応用する感じですかね」真鍋氏が答える。「ちょうどR&Dをイレブンプレイで行なって、その大規模な応用をPerfumeで実現するみたいに。とても大勢の観客がいるPerfumeのライブでは絶対に失敗できないので、最初にテストを大量に行うんです」
 ライゾマティクスの技術の多くは独自のものだ。2014年末の『NHK紅白歌合戦』の放送を例にとると、彼らはPerfume「Cling Cling」のパフォーマンスのために、9つの瞬く灯としてメンバーの周りを飛び交うドローンを開発しなければならなかった。
 「どこの誰も安全なドローンを売っていなかったんですよ!」真鍋氏は説明する。「僕らが心配したのは、一般的なドローンではケガの原因になることでした。もし誰かが僕らのドローンにぶつかったとしても、それ自体は壊れますが、誰もケガはしません。(その意図に合うように)充分に軽くするためにはバッテリーは3分しか持たなかったから(当時は)市販できるようなものは無かったんです - でもライブにはいい選択でしたね。大勢の人々が市販のドローンを採用したパフォーマンスでケガをしていましたから」
 いずれにせよ『FUTURE POP』ツアーでライゾマティクスは、その演出の一部に初めて市販品のガジェットを採用した。「Tiny Baby」では、マイクスタンドに設置されたiPhone Xが、三人のメンバーそれぞれのパフォーマンスをステージ背後の巨大なスクリーンに映し出し、iPhoneのTrueDepthカメラ *1を用いることで、彼女たちの口から言葉が飛び出すような様々な演出が加えられた。
 この演出のためのソフトウェアは、2名のライゾマティクスのエンジニアによって開発された。「僕が思うに、iPhoneは今の時点でもっとも安定した顔面認識技術です」真鍋氏は続けて「扱うのが楽だし、API *2はかなり洗練されてますね。(ライブでは)とても多くの照明も同時にコントロールするので(照度がダイナミックに変化するような環境では)一般的なRGBカメラではこれほどの堅牢さは出せないかもです」
(訳注1:複数の技術によって構成されるiPhone独自の被写体認識カメラのこと)
(訳注2:あるプログラムや機能を他のプログラムや機能で使用する際の定まった手順のこと)
 これは驚くことだが、Perfumeのメンバーは実際には彼女たちのパフォーマンスで起こっている全貌を知らないのだという。「私たち、まだ誰も演出と一体になった状態を見ていないので、こんな風でって説明できないんですよね」これは筆者がメンバーに「もしFUTURE POPツアーから特に好きな曲を選ぶとすれば?」と質問していた時に、のっちから出た言葉だ。「「Tiny Baby」も想像するしかないんですよね。自分自身では見られないから」かしゆかが引き継ぎ「でも口からこぼれてくる文字を表現した振り付けはとてもシンプルだし、それを観客が観るのもとても楽しいと思いますよ」
 Perfumeからすれば、もっとも困難な部分はステージに足を踏み入れる前にうまく整っているという。「大度さんがものすごく簡単にしてくれるので - 私たちは振り付けを完璧にこなせば、残りの部分を大度さんがコントロールしてくれる感じです」のっちが言う。「でもその演出を実現するには、3D映像を撮影するために振り付けをグリーンバックで何回も繰り返さないといけないから、そこが一番難しいところかな」
 FUTURE POPツアー中、Perfumeはコーチェラ・フェスでも二週に渡ってパフォーマンスを行うが、必然的にその演出もはるかに削られたものになるだろう。筆者が初めてPerfumeを観たのは2011年サマーソニック・フェスティバルの大阪会場だったが、それは想像通り、全く違う体験だった - 日中で、しかも少ない転換時間で可能なことは少ないのだ。
 「フェスでPerfumeを初めて知って、初めて観る機会になることがあるし、ステージの上には私たちだけですから - それってチャレンジですよね」かしゆかが答える。「テクノロジーと生身の演出が合わさると、より私たちの理想に近い形で音楽や振り付けを伝えることが出来るんです。テクノロジーはそれを手助けしてくれるんですね」
 「フェスだとただ自分たちが何者なのかをみんなに伝えるために、よりアグレッシブになりますね」(「フェスだと爪痕残すために無茶もしよるんですけど」)とあ~ちゃん。「だけど(FUTURE POPツアーのような)ライブではみんなが最後までショーを楽しめるようにする責任がありますから。片やリラックス、片やプレッシャーという感じで。でもそのプレッシャーに打ち勝った後にはすごい達成感があるから、ライブはやめられないんです」
その名声と未来的イメージにも関わらず、Perfume自身が公の場所に現れるのは日本の有名人に比べても控えめで、それはSNSを個人ごとに使っていないことにも表れている。「事務所の方針なんです」初めて手に入れたスマートフォンはiPhone SEだったと語るのっちが笑いながら「私たちが最初にやるべきなのかも知れないですけど、出来なくて。それはプライベートの安全のためでもあるので。オフィシャルアカウントでアルバムを告知したりするのは好きな���ですけど、自分たち自身のことは違いますね」
彼女たちはTikTokアカウントを開設し、全員iPhone XSに機種変更したことも伝えておかなければならないだろう。付け加えるなら、かしゆかはiPhone 3Gからスタートしたのだが、それは日本では最初期のユーザーであることを示す。「わたし、なんでも乗り遅れるほうで「え、今このスマホわたしの顔が分かった?!」って驚くぐらい」のっちが語り「でも挑戦していこうかと。時代は動いてるし」
アルバムとしての『Future Pop』は、中田ヤスタカの初期作品に比べ、音響的に画期的というものではないが、それは世界的なEDMとエレクトロポップの趨勢に合わせれば避けられないことだろう。しかしメンバーの理解は、中田ヤスタカの狙いは「Perfumeそのものの反復」
だという。「中田さんがタイトルを思いついて、自分自身のアイディアを持っていたんだと思うんですけど」かしゆかが言いながら「Perfumeの楽曲制作を始めたころ、みんなが「これはFuture Popだね」って言ったんですけど、当時の中田さんはその通りだとは思わなかったらしいんです。でも制作を重ねて、Perfumeの全てを今振り返ってみると、まさにその通りになっているって。その最終的な結果がこのアルバムなんです」
では明白な質問はどうだろう - Perfumeにとって、Future Popの後の未来とは?「それは中田さんだけが知ってます!」と、あ~ちゃん。「わたしたち中田さんを信じてますから、中田さんが導くところへ着いて行きますよ」のっちが同意する。
 そのあいだにも真鍋氏はライブパフォーマンスに使用できる新たなテクノロジーを常に考えているのだが - なかでも彼が特に興味を持っているのはfMRI *1(磁気共鳴機能画像法)脳スキャンによって映像を生成する手法で、それはおそらくライブ会場よりも自宅などの環境のほうが向いているだろうと認めてもいる。
 (訳注1:磁気による脳活動の観測手法のうち、血流の状態を付加したもの)
より直近では、5Gネットワークの実現がライゾマティクスを沸かすだろう。「5Gの持つ、観客のスマートフォンからステージへ映像を送信する機能が楽しみなんです」真鍋氏が説明し「以前僕らは旧国立競技場で行われた『SAYONARA国立』と呼ばれるイベントで、観客が撮影した写真をサーバーに送って���らって、それを使用した3Dモデルを作り上げたんです。でもリアルタイムではなかったんです - Wi-Fi経由だったし、とても時間がかかった。もし5Gがあったら、カメラからリアルタイムにサーバーへ送信して、3Dモデルも瞬時に作れたでしょうね」
これらが今現在ライゾマティクスがすでに取り組んでいるものだ。彼はその概念を実演するビデオを観せてくれたが、ケーブルでつながれた数台のスマートフォンでのみ実現可能だった。真鍋氏は、Wi-Fi経由での圧縮されたビデオ送信は少数のデバイス間では可能だろうが、観客で一杯のアリーナに展開するには5Gなしでは無理だろうと述べた。
インタビューに先立つこと数日、筆者は真鍋氏のインスタグラムに投稿されたAppleのSVPフィル・シラー氏との写真に気付いていたので、そこでは何が語られたのか尋ねてみた。「ARに関する雑談をほんの少し」と真鍋氏。「5Gが実現したらAR技術は大きく変化する、そんな未来についてです」
iPhone Xを使った「Tiny Baby」のことをAppleは知っているんですか?「ええ、彼にも観せました。気に入っていましたよ」
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myonbl · 3 years ago
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2022年4月7日(木)
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私が大学教員になったのは1989年のこと、当時まだインターネットは一般的では無く、「パソコン通信」が先進的メディアであった(懐かしい!)。あれから30年以上の時が流れ、今の職場のような小規模校では大半がGoogleの提供するクラウドサービスを(ほぼ無料で)使った授業運営をしている。スマートフォンとアプリがあれば、リモート授業も簡単にできてしまう。しかしそれではこのような時代と環境の持つ危うさを伝えきれない。やはり、対面授業は大事なのだ。
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5時起床。
日誌書く。
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おぼろそば+そば湯+ヨーグルト。
プラごみ、45L*1。
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2男はオフだが、4人分の弁当を用意する。
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今朝は非常勤講師をお願いしているO姉に拙宅まで来ていただき、車に同乗して出勤する。彼女には1・2・3限連続で授業をお願いしているのだ。
まずはお茶を入れ、ラジオ体操第一で身体をシャキッとさせる。
私の方は3限「スタディスキルズ(児童教育学科B①)」のみ、履修名簿の整理や資料準備など作業が進む。
ランチを済ませ、教室へ向かう。担当クラスは9名と少ないが、廊下であった再履修生が私のクラスを取りたいというので受け入れる。
最初の授業なのでオリエンテーション、スクリーンにキャンパス地図を投影して、建物配置/教室番号の意味などを説明する。その後は、シラバスの解説/教科書の使い方、仕���げは「自己紹介」、各自ワークシートに記入したものを発表する。最後に私自身の紹介をしたが、<兼業主夫>という言葉をどれだけ理解しただろうか。
終了後は研究室に戻ってO姉と雑談、そこで彼女が取り出したのがなんと iPhone SE3、auのガラケーを使用してきた彼女は今年の3月がリミット、同居する母と一緒にdocomoにMNPしたとのことだ。なるほど、島嶼部での調査ではdocomoしか使えないことは今でも多い。そこで利用法の説明になるのだが、肝心の apple ID のパスワードがわからないという、ということはまだ iPhone がその機能を十分に発揮できない状態。自宅に戻ればわかるというので、明日再度解説することにする。
帰路は、九条大宮で彼女をおろす。
西大路七条・ライフで買い物、キュウリ・トマト・ホタルイカ。
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息子たちの夕飯は、さんだかん燻製工房のベーコン・ソーセージ+奥川ファームの平飼い有精卵。
ツレアイは帰路に買い物してからの帰宅、昼が忙しくてランチが遅くなったために、少し残したとのこと。🍷で乾杯。
録画番組視聴。
街道をゆく 選「湖西のみち・韓(から)のくに紀行」
原作・司馬遼太郎。壮大な紀行文学を映像化!近江と韓国に作家の足跡を追う。日本人とは何者か?日本とはどういう国なのか?国家、文明、民族とは何か?思索の旅が始まる。
昭和から平成へ。亡くなるまで25年にわたって司馬遼太郎が書き続けた「街道をゆく」。旅は「日本民族はどこから来たのだろう」という問いから始まった▽琵琶湖西岸に渡来人の足跡を探す▽百済の王族の墓がなぜ近江に?▽日本人の戦国武将「沙也加」とは?子孫を韓国に訪ねて▽韓国内陸部「日本人の館」という名の小さな村。その歴史とは?▽新羅の王陵で出会った7人の老農夫▽1997年放送の番組が鮮やかな映像でよみがえる。
【朗読】田村高廣,【語り】柿沼郭
たまたま見つけて録画しておいたもの、月1で放送しているようだ。1997年放送時、もちろん毎週見ていた。朗読が田村高廣、時代を感じる。
例によって、布団に寝っ転がって柳家小ゑんのCDを聴く、そのまま落ちてしまった。
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やはり、授業が始まるとよく動いている。水分は1,800ml。
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