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16/01/2025
目をあけると
月明かりが雲海の波の輪郭を照らしていた。
この夜はこんなにも美しかったんだ。
もしあの時、あの選択をしていなければ、
俺はここであなたと共に
生きていたのかもしれない。
確かにそう思った。
そして、未だにそう思うこともある。
けど、
帰りの飛行機の中で
ここ5年の写真を見返していると、
俺の人生は素晴らしかった。
俺のあの時々の判断は素晴らしかった。
海外にたくさん行った。
おじいちゃんおばあちゃんと
親戚と騒いだ夜のこと。
妻と出会い、旅行先での懐かしい1枚。
自分の道を確かめに行った中国。
クエンと過ごした日々。
プロポーズをした日。
妻と2人で来た北海道。
身内が増え、吉桑でのお正月。
幸せいっぱいの結婚式。
夫婦の日常。
知晴との出会いと成長。
家族での旅行。
1人で年1回の北海道。
たくさんの人との出会いと別れ。
待ってくれ。
俺、素晴らしく幸せだ。
この選択以上の選択があったろうか。
もちろん
夢の続きを今歩いている最中だ。
人生の途中なのだ。
これからだ。
北海道に俺の家族が暮らすのは。
夢破れたと思い込み、
ないものばかり目に付いていた時もあった。
その時は本当に苦しかったけれど、
俺には勿体無いほどの、
最愛の妻と子どもがいる。
おじいちゃんおばあちゃんにも、
大切な人にも、もちろん感謝を伝える。
でも、まず感謝を伝えるべき相手は、
もっと身近にいる。
そう思えるようになったのも、
1番苦しかったあの時に救ってくれたから。
自分はもしかしたらイマを苦しいって
思ってるかもしれないけど、
周りから見たら決してそんなことなくて、
むしろ羨ましく幸せそうだなって思うよ。
少なくとも私はそう思う。
この言葉に救われた。
そう。
だからあなたは今でも大切な人で、
幸せになって欲しいと心から思っているし、本当にいつも想っているから…
好きなんだ。
会いたくなるんだ。
声を聞きたくなるんだ。
あの頃に戻りたくなるんだ。
バカなこと考えたりもするんだ。
考えるだけで、
実際にはできないけれど。
これ以上、
大切な人を俺が傷つけるわけにはいかない。
大好きで
愛している人を俺から
裏切ることはできない。
よく我慢したとかじゃない。
結婚して手に入ったからとかじゃない。
なんでも許されると思うんじゃない。
これ以上の家族はいないのだから。
努力を続け、家庭を守る。
崩さないように、
笑い合える豊かな家庭であるように、
努力を続けていくんだ。
自分の日常は他でもない、
今ここにある。
そして夢の続きの風景の中に
今俺がいる。
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2025/01/16
nice things
何かをするときは、
好きから始まる。
それが好きだ。それが好きかも。
好きでないとやりたくない。
でも、好きなことは、
冷めることもたくさんある。
好きかどうかわからないことも、
やり続けることで好きになることもある。
好きはずっと同じ形ではない。
好きは変貌する。
好きから始まる、それもいい。
でも、気がついたら好きになっていた。
それもいい。
いつからだろう。
ダメな自分も許せるようになったのは。
それは諦めというより、
いいんだよそれで
って認めている感じかもしれない。
長く自分と付き合ってきて、
自分のいいところも知っているし、
このままだといつもの自分だと思って、
尻を叩くことだってある。
弱気な自分も、
楽天的な自分も、
代わる代わる顔を出す。
頑張ろうとする自分がいて、
頑張りすぎるなという自分がいる。
誰にでも、いつのときでも、
自分以外の自分はいる。
自分らしくの答えは、
一つではないのかもしれない。
これまで数多くの
思いがけない出会いがあった。
あの日の
そこを訪れた時の情景が焼き付いている。
天気も、時間も、
光も、風も、香りも、音も。
再会した瞬間の感覚。
ここにあるのは、
もうひとつの時間、だろうか。
ここにあるのは、
あの日の自分、だろうか。
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10/04/2016
それは今のこの道が 楽な道でも儲かる道でもなく right wayという、 見失いがちな自分の道を 歩いているということに 気づかしてもらえた。 焦ることはない。 俺はまだまだ青い。 背伸びせず堂々としていればいい。 Don't forget my roots その旅は予感のする旅だった。
22/12/2024
遠回りでもなく、近道でもなかった。やがてそれが仕事になった。できること、やりたいこと、それ以上にそれをやっている自分が自分らしい、そう思える。日々暮らす。日々仕事する。その風景の中にあなたはいる。
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不思議な感覚だ。
9/4 最高気温33度、最低気温23度。
数字でみれば夏なのに、涼しくなったと感じ、秋をしっかりと肌身で感じられる。
まだ昼間になると燦々と照りつける太陽のおかげで残暑厳しく、大量の汗をかきながら草を刈っていく。
しかし台風10号が8月31日に過ぎていって以来、確かに秋の気配を感じている。
今年の夏は梅雨が終わった途端、一気に酷暑に変わった。連日35度超えで、特に雨が全くと言っていいほど降らず、畑も身体も苦しかった。
日の高い時間でも1人で畑仕事しなければいけない分、労働時間がとか作業がとかどうよりも、自分の命を酷暑から守るために必死で、仕事がどうとか考えられないほどキツかった。
みるみるネギの色も悪くなり、土は乾燥していき、害虫は多くなり、特に一緒になって畑仕事してくれる仲間はいなく、ただ1人で草を刈って潅水をし、農薬を撒く日々は、それは負担だった。
日も短くなり、朝晩の風は涼しく、秋の気配を感じる。まだ気温は高く、日々のサイクルは変わらないのに。
北海道では朝は20度を下回っているみたい。一気に紅葉も進んで、一瞬の秋が訪れるだろうね。そして、気がつけばすぐそこに冬がやって来るだろうね。
毎年真夏に、今年の冬は本当に来るのかと不安になるけれど、今のところはちゃんと季節は進んでいるみたい。
そんな日々の移り変わりを感じ取れる事こそが、素晴らしい世界で、素晴らしい人生なんだと思える。
たった1人酷暑の中、草を刈っていた時、いつものように悩みや不安事が頭を駆け巡っていた。
自分の生き方、仕事の捉え方、家族としてのこれから、人と比べてしまう劣等感……
あぁ、もう問いもスタートも要らない。ゴールは、辺りに満ち満ちているのだから。と思える瞬間も、人生にはある。
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4回目の結婚記念日。京都は鮨なかた にて。
あなたは北海道で暮らすことに頷いてくれた。相当悩んだだろうし、本音はそうじゃないだろうけれど、すべては僕のために。と、頷いてくれた。
東川町への移住体験ツアーに参加し、帰阪してすぐにした家族会議では僕の熱量も高いこともあり、その場では答えを求めなかった。お互いに考える時間が必要だと思ったからだ。
その1ヶ月後の結婚記念日に改めて話をしようと決め、それまでは北海道のこと話さないように努めた。無理やりに連れて来られた側をサポートするのは健全でないと思うし、自分自身もまた北海道の暮らしを楽しめないから。
話をする前、なんて切り出そうか、反対されたらどうしようかと緊張したけれど、 改めて北海道はどう?って聞いた。
前向きに考えているよ。歳とってから行くより、若いうちに行ったほうが良いし、都市のサービスは年老いてからの方が重要だし。だけど、私の大切なものは家族や友達だから、いずれは大阪に帰ってきたいし、息子が小学校上がる年に行きたい。それに教育環境に対して私はこれというものがないから、こだわりを持っている側の事を理解できた。と。
僕は北海道の暮らしがこれまでずっと追い求めてきた人生の豊かさそのものだと思っている。季節の移り変わりがページをめくるようにはっきりしているところや、遠くにいるから近くに感じる事、不便さの中に豊かな心を育める事、厳しい冬があるから春の歓びを感じれる事……。たくさんありすぎてまとまらないけれど、何はともあれ北海道で家族と暮らしたい。
どこにいても何をしてても自分の人生はとまらない。そして僕たち家族の時間もあっという間に過ぎていく。
理想と現実は確かに違うけれど、理想に近づく努力を続け、不可能かと思われた妻を説得でき、僕個人の夢は果たされる。
妻や子どもにとって環境の変化のストレスが、吉と出るか凶と出るかはわからないけれど、僕のやりたいことに振り回されるのだから、そのサポートは当然。人生一度きりしかないんだし、世界は広く美しいし、妻が良いよと言ってくれたのだから、周りがなんと言おうが関係ない。
家族だから幸せじゃない。 田嶋家だから幸せなんだ。
また北海道で暮らせること感謝して。 あなたと結婚して本当に良かった。 わがままばかりごめんね。でもね、向こうの暮らしはきっといい経験になる。 これからも家族3人力合わして楽しく慎ましく生きていこう。
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大人になってくると思想が複雑になってきてさ。
いつかまた単純になるんだと思う、けど今は、もしかしたら複雑の最高潮にいるのかもしれない。
わかりやすく、とか、伝わりやすく、とか思うんだ。だけど、いかんせん性分ですね。嘘はつきたくないって思っちゃってさ。
馬鹿正直に、馬鹿真面目に。損するかもしれないけれど、曲げらんなくて。
ここまできました。来年はわからない。けど今は。
こんなにも複雑でめんどくさいやつが、それでもどうやったら伝わるんだろうって一生懸命考えた。
もしかしたら、あなたのことを置いていってしまうのかもしれない。
もしかしたら、わかりづらいのかもしれない。
でも諦めないでほしいの。絶対理解できるから、どうか思考を巡らせてほしいの。
認めてもらうには、時間が必要なのは、本当に思いつきで言ってるだけじゃないかって思うからだろうね。
あなたの夢が誰かの夢にもなりますように。
世の中の正しい正しくないは、あなたの心のものさしとは違う。私が私を許せなくなった時に辞めてもいいのでは。
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久しぶりの雨の日の夜だった。
雨の日の夜はあなたのことを想い出すのです。
あなたの声が聴きたくて、
あなたの笑った顔が見たくて、
あなたが今何に苦しんでいて、
何に喜びを感じているのか知りたくて。
そして2人の昔の話をしたくて。
そっと、
あなたに電話をかけます。
もっと話したくて、
遠まわりをするのです。
どんなに土砂降りでも、
どんなに風が強くても、
今日の雨の日の夜は、
コーヒーがよく似合う
本当に美しい夜でした。
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30歳になった今でも、
胸の高鳴りが聴こえてくる。
そうか、俺まだ胸が鳴るんだ。
振り返ると、
今のところは年に1度聴こえてくる。
北海道に行く前の日。
空港にてコーヒを飲む時間。
新千歳空港に着いた時。
札幌へ向かう汽車の中。
胸が苦しくなることが多いけれど、
こうやって胸が高鳴ることもあるんだ。
子どもではないけれど、
大人になれていない今の自分にとっては
悩めることは幸せなことだね。
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どうしたって近くにいる人の評価で、ネガティブな方に引っ張られてしまう。
そういう視点も大事だけど、けど今はいいよ。
好きなこと見つけてるんだから。運がいいんだよ自分はって。
見つからない人はいっぱいいるし、きっかけは何かわからないからね。
まずやってみることだね。
上手くなっている実感とかってさ、すごい大事じゃないか。その手応えが、また更に好きに向かっていく原動力になるんじゃないのか。
その感触を、また次の目標をっていうモチベーションを、そして自分の感性を、堂々と信じてほしい。
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人に言われてチクッと刺さる言葉があった。
その言葉に腹が立った。
なんであんなに無茶苦茶言われなきゃいけないのか。ほっといてくれよ、ただ聞いてくれよって、意見言われてもねじ伏せようとするんだけれど、
それ、きっと本当のことを言われたんだよ。
知ってる。わかってる。
夢や志をいくら語っても、実現するための具体的な行動をしていないから。もう聞き飽きていたんだ。
妻や子どものせいにしても、こうしようって金額ベースの数字を出しながら何が何でも説得をしようという姿勢もなければ、結局自分の本当のしたいことって何だ?って逃げ腰になっていたり、情けなくもどかしいんだよね。
もし、実現し得れなかったらそこまでだったっていうこと。
自分のチカラ不足や低い立ち位置を認め、正直に妻に話して、そこからもう一度やってみよう。
ただ、本当にただ生きていくだけは…いやだ。
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幸せは自分の心が決めることです。人が幸せにしてくれるのを待っていても、歳を取るだけ。
自らが咲く努力をするしかありません。でも、どうしてもここでは咲けないと見極めたら、場所を変えたらいい。その自由は奪ってはいけません。私の教え子の中にも、離婚して幸せになった、あるいは転職して幸せになった人もいます。ただし、置かれた場所のせいにばかりして、自分が変わる努力をしなければ、決して幸せを得ることは出来ないのです。
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タイトル 胸の高鳴り
農家になることは、小さい頃からの夢でした。きっかけは北海道にいる祖父母の影響です。祖父母は農業をしているわけではありませんが、大阪の市内に住む僕にとって北海道の雄大な自然は魅力的でした。そんな環境の中で人生を生きていきたいと感じ、田舎で仕事するなら農業だろうと安易に考えていました。
それがいつしか夢になり、いろいろありましたが、今現在転職して兵庫県内の農業法人に勤めています。
パーマカルチャーの講座に参加させていただいていたのは、夢に向かって踏み出すことができず、転職を不安に思い、躊躇していた時期でした。講座では、様々な価値観やモノの見方があり、お話を聞くのも土を触ることにも、気持ちが高まったのを覚えています。
小さい頃からの夢を信じてきました。たくさんの人に‘農業するんだ’と言ってきました。
農を生業にできた今、理想と現実のギャップに苦しんでいるところです。
地産地消、有機また無農薬、横とのつながりの町おこし等、いわゆる農的な暮らしと、新規参入者が農業で生計を立てていく現実との差です。
土地や設備などにかかる初期投資、素人同然の生産力、販路の確立など不安を感じていたので、農業法人に転職しました。そこでは会社運営を続けていくことに必死で、やはり持続可能な農法を行っているとは言い難いです。
自分のやりたい農法や暮らし方も健全な収入がないとやっていけない、その当たり前なことが、より鮮明により大きなプレッシャーに感じ、実際僕は今後どうありたいのか、何をしたいのかわからなくなってきました。
夢として、漠然に思っていた‘農業’も、どのような?と次のステージに上がった感覚です。
しかし今いる環境を嘆くよりも、今いるところで少しずつ自分の理想に近づいていけるように精一杯学んでいきます。経営ノウハウ、栽培技術、販路拡大など出来ることはたくさんです。
畑では青ネギを3㏊栽培していますが、今年は雨が少なく虫が多い印象です。厳しい環境下でも、ネギが本当によく育ってくれています。以前より感謝するがことが増え、なんだか涙もろくなりました。ました。
ネギが一生懸命育ってくれているのをみて、胸が高鳴りました。初めての海外で感じて以来、久しぶりの感覚です。
僕はこの高鳴りを信じて、今日も畑に行ってきます。
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結婚も仕事も、なんなら毎日のいろんなことも自分(たち)が幸せな人生を送るためであって、世間体とか他人から見た良い子の自分のためではないもんね。結婚する事が幸せじゃなくて、幸せになるための結婚だと思うし。あなたは考えをしっかり持ってる人だから、自分のことを信じてね。そしてあんまり自分のことを責めないでね。
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GWはいかがお過ごしですか?
帰宅途中、田んぼに水が張ってました。
それは夕日が反射し、水面が風に揺れて、とても美しかった。
子どもの日だから息子の将来のことを考えてみる。
彼にとって何が良いことなんだろう。
父親として何が出来るんだろう。
人に厳しく自身に甘いこの時代に、
いろんなことが思い通りにいかないこの国で、
彼の人生はどうなっていくんだろう。
今という点ではなく、将来を見据えた線として
なにが今家族として必要なのか。
お金か、もちろん必要。
人のつながりか町か畑か。
息子にどんな大人になってほしいのか。
自分自身の人生でも豊かさとはなんだったのか。
転職して年収上げることは、ある意味簡単なことだけれど、自分にとってのright wayな道をもう少し歩いてみよう。
日によって、いや数時間、数分単位で変わるこの心のあり方に苦労するけれど
今はやっぱり畑がしたい。
豊かさとは地であり、食であり、酒、音楽、本そして旅である。
そう信じた昔の自分を信じたい。
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6時半に一緒に起きた。朝ご飯を作り食べさせて、自分へもコーヒーを淹れた。洗濯機を回し、掃除をし、ゴミを出し、植物へ水やりをした。おむつを替えてから一緒遊び、お昼ご飯の準備をした。お昼寝を寝かしつけてから読書をしゲームをした。起きたら公園に連れて行き、帰りに買い物をした。散らかった部屋を片付け、洗濯物を畳み、晩ご飯を食べさせた。お風呂に一緒に入り、歯磨きをし、鼻くそを取り,夜寝かしつけた。そして自分の晩御飯を食べて、これから明日のお昼ご飯の準備をする。
妻は趣味の時間へ。
だから息子と2人だけの2日間。
幸せだったなぁ。生きてるって感じれたなぁ。
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彼女が言った。
自分はもしかしたらイマを苦しいって感じてるかもしれないけれど、周りからみたら決してそんなことなくて、むしろ羨ましく幸せそうだなって思うよ。少なくとも私はそう思う。
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音楽、酒、本、料理、旅、ヒト
ある晩、大好きなヒト達と美しい料理と美味しいお酒を頂き、大いに語らい、大いに笑い、そして夜が更けるまで音楽を奏でる。
すなわち、これが幸せだと。
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