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【11/20(日) 文学フリマ東京35】

『ねこ日DVDをなぞる』

「yume・うつつ」「天国」500円

ブース→ Q-31.32/溢水/駄目日/ねこねこclub

イベント詳細→ bunfree.net/event/tokyo35/

#文学フリマ東京 #文フリ東京35

あいたい、届きたいです。

よろしくね。✌🏻

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活動場所まとめてみたよ。

よかったら飛んでね。

たくさん見つけてほしい、見つけたいし。

さみしいときたのしいときそうでもないとき

いつだってひとり、みたいな心地がする？

寄り添いたいです。

そう思っていなくとも、

近くに居させて。

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電車のなかでしか見つけない陽だまり。表面がつめたいひとほど内のなかで燃えているらしい。きみのこと、本当はよく知らない。話したことから忘れてしまう。つなぐ手を見つめても、「いつか離す」と寂しくなるばかりで、きみと同じものが見れるなんてことは、永遠に、無いのだろうね。

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お元気ですか？あなたの紡ぐ言葉が恋しいです…

元気です！寒くなってきましたね。tumblr全然来れていなかったけど読んでくれているひとが居たなんて…！嬉しくて飛び跳ねています🐇

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本を作りました。

小説5作 詩5作 全60ページです。

手に取ってね。✌🏻

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しあわせにしたい

年始、「しあわせになってね、」とメッセージアプリでともだちに言われすぎたのか、たぶんわたしはどうしようもなく焦っていたんだとおもう。はじめてアプリで会った男にはゆめとかそういうのがなくて「ゆるく、なんとなく暮らしたい」みたいなことを言っていた。いままでキラキラしたひと(キラキラというか、やりたいことをやっているひと)ばかりを好きになったり 追いかけたりしていたからなんだか、上手く言えないけれどやっとひとの隣を歩けたような心地がした。ふゆは寒い。立ち止まってはなすとつまさきから感覚がなくなっていく。「手がつめたくって、」と見せられた指がすらりと長かった。好きな男は、「短いから、あんまり見ないで」と直ぐ指を隠してしまうようなひとだった。それがなんだか意外で、彼が隠してしまう指がわたしはだいすきで 咥えてやると瞳が震えるのをみていたくて、さわっては絡めては。ただ眼をみつめていた。いま、おもいだしたくなかったなあ。とおもった。初対面の男に「遅くなったから」と渡されたミルクティーがてのなかで冷たくなってゆく。好きな男は、わたしに「こころをゆるせるひとがいない」と言った。笑っていたけれど 真に思っているのだとおもう。ずっと、ひとりきりだという心地がしているのだろう。わたしは、きみのことを残らず しあわせにしたい、すきでいるのに。そんなことを言われてしまったら もうどこにもゆけない。昨日、分かれるまえに撫でてくれたというか��たまに手を置かれた。眼が合わないから、余計にかなしくなった。わたしがいなくなっても、きみはそんなふうにどこをみつめているのかもわからないままで。きみのこころが覗けたらよかった わたしがもっとかわいければよかった。寂しいから帰さないで と言えたらよかった どこが好きだか、はっきり言えるくらいにくちがまわればよかった。ぜんぶ、わたしのせいだった。好きな男は、今日もどこかに佇んでいる。わたしを呼びつけないままに、佇んでいる。

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血の味がする。たゆたう、ゆるめのゆめ。きみの体温がわたしのこころのなかとかち合って どろどろにあつく溶けてゆくのがすきだったのに。はじめから溶けあって一つになれたことなんて、どうも なか��たらしい。テーブルのうえのナイフとフォークをきみの手のひらに突きたてて、じっと眺めていたら 時間はとまってくれるだろうか。さよならを告げない、やわらかい断絶。きみとのおわり、スターターキットには終わらせ方なんて書いていなかったのに。

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結婚したいね、と はんぶん日差しに蕩けながら言う。生湯葉みたいなひと。薄い腹を裂いても、空洞だけが残りそうな、そんなひと。鬱陶しい髪をいつまでも切らないでいてね。満たされているままに湯船に沈んだら わたしたち、戸籍なんか無視して いちばんちかくで唇を合わせられるね。

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サンタクロースはばらばらになって、雪みたいに街に降り注ぎ続けた。夜が明けるとそれも跡形も無くなってしまって、何も無くなったアスファルトの上を きみに寄っかかりながら歩く。小さい頃の夢はなんだった、歯が抜けた同級生がゲラゲラと笑っている。おもいだしたくないことは考えなくていいよ きみが眠りに落ちる瞬間までキスしてたいの、