Tumgik
ahaw--s · 7 years
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茶碗と絵画について
先日、滋賀県の佐川美術館へ、ミュシャ展を見に行ってきました。鑑賞後、同館で「樂吉左衛門館10周年 樂吉左衛門展」が開催されていたので、そちらもも見てくることができました。
最近の樂茶碗などが展示されていたのですが、その他に、茶碗の外周を撮影して一枚の画に加工した写真作品が展示されており、今回はそれを見て思ったことを少し書き留めておきたいと思います。
茶道では、用意された茶道具を鑑賞することもまた、大きな楽しみです。その中でも特に茶碗の鑑賞は、時間をかけてゆっくりと行われます。この時、茶碗の見どころの一つにその模様があるかと思います。土や釉薬が生み出す質感や、時にはひび割れやそれを埋めるための金継などに、我々は様々な表情を見出します。
つまり、茶の湯の世界では、「抽象的な模様に美を見いだす目」を養うことがある種の伝統として根付いていると言えるのではないでしょうか。茶道具の秘伝書である『山上宗二記』の成立が1588年ですので、日本ではもう400年以上も前からこの営みがなされていたと考えられます。
そこで気になったのが、このような文化的な土壌が、西洋から来た新しい抽象絵画に対して相互にどのような影響があったのか、ということです。
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ahaw--s · 7 years
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タンブラーを選んだのは好みの問題。
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