Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
フォーラム90アンケート 第4回
2015年7月に福島瑞穂参議院議員が、国政調査権を使ってのアンケート調査を行った記録。回答のうちオウム事件関連を抜粋。
【出典】 『死刑囚監房から 年報・死刑廃止2015』 年報・死刑廃止編集委員会 編 インパクト出版会 2015/10/10
宮前一明
(p66) 1、国民の税金で運営する刑事施設である限り、何事も公にして当然のこと。死刑囚の日常や刑務官の激務など、二四時間ライブで発信し、多様な意見と議論の末に、人権のありかたや被害者と加害者の御遺族両方の心に歩み寄ることが真の平和の道かと存じます。(要は感情宥和から) 2、冤罪以外の死刑囚は、最期の日(執行)まで、死後の体験(バルドー)を、稀にも生存中にクリアーできる恩恵と感得し、拝謝の念に心が満たされて然るべし、(禅やゾクチェンがヒントになります) 3、二一世紀に至り、ブレサリアン(不食の人々)、は数十万人へと増加中。日本では秋山佳胤弁護士や元裁判官も不食の実践者。もはや衣食住の概念は崩れ去り、人類本来の能力が蘇る刻。誰にも無限の可能性が開かれていることに、気づくことが平和への一歩。 4、コスタリカ(軍隊のない国)の非暴力を人権から安全保障へ。
◎本日も尚、今を生かして戴き、誠にありがとう御座います。合掌 平静二七年七月二七日吼宇墨嶽 九拝
早川紀代秀
(p84-85) ブッダを思うと心が安らぎキリストを思うと力づけられる傷つけた人を思うと心が痛み愛する人を思うと心がなごむ 朝の一瞬がすぎていることに気づいてホッとし、新聞を見て ドキッとしたりする 呼吸に気づきをむけると歓喜に満たされ瞑想すると寂止に入る寂止は一時の解放、一時の救い常に心を観察し、その本性をさぐる二四時間気づきが続けば死んでも気絶しないそうなるのが早いか 死ぬのが早いか 修行ができれば 監獄も僧院
◎獄中生活で一番楽しいこと、嬉しいこと どれがいちばんかは決めがたいが、瞑想、修行、家族、友人との交流、読書、月四回のDVD視聴、日光浴など。まためったにないが、運動の時にめずらしい小鳥がすぐそばまで来て鳴いているのを見たりするのは、うれしく楽しい。
井上嘉浩
(p85-86) 詩「罪人」 透き通る色無き風が渦をまき かすかに聞こえるささやき声誰に語りかけるわけでもなく 生死の悲しみをもれなく摂取するいのちの青空に響き合う 限りない愛の尽きせぬ祈り。
面会ごとに少しずつ老いていく 父母の笑顔と姿を見るにつれ迷惑ばかりかけ助けられない 私はどうしようもない親不孝者なすすべもない自分の無力さ 犯した罪の重さに砕けるばかり。
長らく人と会って話をすることもなく 底知れぬ孤独に沈むにつれ 闇の奥��からかすかな愛があふれ 生きとし生けるものを 見守りつづける 限りない命の摂理に気付く程 犯した罪の恐ろしさが骨に染みる。
支援して下さる方々の温情に かたじけなくありがたく いのちの温もりに触れる度に 多くの方々のかけがえのない人生を 奪い傷付け壊してしまった 犯した罪の痛みに引き裂かれる。
何故このような大罪を犯したんだ 自問しては自らの愚かさをかみしめ 妄信の過ちに後から悔やんでも 過去には戻れず取り返せない 厳粛な罪の事実を前にして 絶壁に一人立ち尽くす罪人。 2015.6.12
中川智正
(p91) ◎食べたいもの 生野菜・生玉子などのなまもの。 拘置所ではほとんど出ないので。
土谷正実
(p87) 東拘の保護観察室・保護室に一週間以上収容(監禁)され続けることが昨年一一月二日以降、頻発していますが、特に訴えたいことは「その期間中、全く風呂に入ることができない・ヒゲソリも全くできない」という衛生面における東拘職員の怠慢さです。 最近の例では今年七月四日から同七月十六日までの二週間にわたってB一〇階にある保護観察室・保護室に収容(監禁)され続け、その間一度も風呂に入ることができず、暑さと不潔な環境から私・土谷正実の右足・左足が炎症をおこして腫れ上がりました。そして同七月十七日に腫れ上がった両足を見せても、「医者に見てもらえ」としか言えない東拘職員ばかりで、この件をうやむやにしたまま私・土谷正実の閑居罰にかけようとしています。 上記のように普段風呂に入ることを妨げられているので、閑居罰中でもその収支を合わせるよう、土谷正実には風呂に入らせろと東拘には言いたい。
匿名男性11(新實智光)
(p101) 全ての衆生を救済するために仏陀にならなければなりません。そのために死刑執行或いは死に際して、捨身供養を行います。つまり、自分のもっとも大切な肉体を布施するという広大な心すなわち利他の心、四無量心、菩薩心を培うための修行とします。今はその前段階として、他を救済するための布施として自分の肉体を供養できることに対する歓喜を修習しています。 これらの修行ができるのも家族、友人、弁護人、グル、シヴァ大神、仏陀そしてフォーラム90の皆様の暖かいご支援のおかげです。ありがとうございます。感謝します。幸せです。愛しています❤️ 皆様のご恩に報いるべく修行に励む所存です。 もし私を支援する者があれば、彼は素晴らしい至福を得ますように! もし私の悪口を言い、私を殺す者があれば、彼は覚醒の至福を得て、無常の最正覚を成就しますように! 私の功徳によって、全ての衆生が輪廻から解放されますように! 今後とも何分宜しくお願い致します。ご厚意重ねて御礼申し上げます。 楽しみは 捨身供養を 喜んで 偉大な心 培う時
◎衣食住の状態について 因果応報 全ては今の私に見合っている。人生は自分の修行となることが起きるようにできている。修行から逃げてもまた違う修行が始まるだけ。 よってカルマ落としを喜びとす! ◎最近(この二年程度)、処遇の変化で悪くなったこと 消費税八%で自弁購入品が値上がりしたこと。 総量規制が厳しくなり、領置が制限されたこと。 ラジオの情報番組ニュース番組が無くなったこと。 外部交通(友人)が取り消されたこと。 梅干の自弁購入が無くなったこと。
0 notes
Text
フォーラム90アンケート 第3回
2012年 9月~11月 に福島瑞穂参議院議員が、国政調査権を使ってのアンケート調査を行った記録。 2012/12/28の共同通信でも 「六割が執行の事前告知望む」「過半数が絞首見直しも」 と報道されている。
【出典】 『ドキュメント 死刑に直面する人たち 肉声から見た実態』 佐藤大介 著 岩波書店 2016/1/22
宮前一明
「世のため、人のためと願い、会社を辞めて、全財産を布施して出家。そして五九日間、真っ暗闇での二四時間修行を経ての様々な神秘体験の果てに、宗教の呪縛に取りつかれてしまい、ある教���の妄念のもと、犯してしまった殺人事件。もともと犯罪歴も何もない宗教的な善人といえる者ほど妄信すれば、迷うことなく大きな犯罪を冒すことはオウムの実行犯を見て判るように、人とは、思い込みや、間違った信念で、いとも簡単に道を踏み外してしまうものです」
井上嘉浩
「何とも恐ろしく、とりかえしのつかないことを、しかも救済すると信じてやってしまったのだと、たとえようのない苦悶の波に襲われます」アンケート用紙に詩(『獄中の月影』)を綴る。 だが、「一審は無期懲役です」と書き添えつつ「殺人者を生かしてこそ、その罪を非難しつづけることができ、処刑すれ場同じ野蛮な行為の繰り返しで、罪を非難する根拠をそこないかねません」と、死をもって罪を贖う制度への複雑な気持ちがのぞく。
小池(林)泰男
「死刑は都合の悪いものは殺してもいいという殺人を肯定する意識を国民に植え付け、殺人や暴力を肯定する」
土谷正実
絞首刑という執行方法への疑問を呈したうえで「ご遺族、被害者の方々の《鎮魂》を考えると、死刑には反対できません」と記し、割り切れない感情をにじませている。 「最近よく思い出すことを書きます。一九八九年秋に最初に「坂本弁護士一家が行方不明」との旨の報道に触れたとき、私はオウムを疑いました。そして即オウムの水戸支部に行き、この件についてオウム水戸支部の責任者に尋ねたところ、その責任者はあきれた表情と起こった表情を交錯させながら厳しい口調でオウムとの関連を否定し、その場に居合わせたオウム出家信者・オウム在家信者も皆、激怒の様相で「こんな大事な時期(衆議院選挙直前)にそんな事をやれば選挙に負けるのは明らかで、これは国家権力による陰謀だ」ということを口々に叫んでいました」とオウムにいた当時のことを振り返る。
早川紀代秀
「本を読んだり、相撲や洋楽のラジオ番組を聞いたりするのが楽しみです。週一回のビデオ視聴も楽しみです。妻や友人との面会や文通も、もちろん楽しみであり、喜びです。そして何より、毎日修行(瞑想ブラナヤーマ等)をするのが楽しみであり、喜びです。一ヶ月半ぐらいに一回巡ってくる一番風呂も(笑)」と日常生活について記している。 さらに「今のように死刑の執行が毎月行われたり、新聞等で、オウムの死刑囚がまだ執行されないなんていう不満めいた風潮を感じると悩みます。また、修行の成果が思うようにあがらない��きも悩みます」と、複雑な感情をのぞかせている。
0 notes
Text
フォーラム90アンケート 第2回
2011年6月~8月に福島瑞穂参議院議員が国政調査権を使ってのアンケート調査を行った記録。回答のうちオウム事件関連を抜粋。 なお、2011年11月時点でオウム関連13名全員の死刑が確定 。
【出典】 『死刑囚90人 とどきますか、獄中からの声』 死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90 編 インパクト出版会 2012/5/23
林泰男
(p87-88 2008/2/15確定 2008/12/19再審請求) (衣・食)については、今は問題ありません。 (住)については、あまりにも景色が見えないなど、問題があると思います。 健康面での漠然とした不安や、拘置所の(歯科以外の)医療体制に対する不信感があります。 懲罰を受けたことは一度もありませんし、……恐らく今後も無いでしょう。 (不服申立について)①の審査の申請 ②の苦情の申出(所長と大臣の両方)④の視察委員会への投書 以上のことをしたことがありますが、①と②については正常に機能しているとは思えません。職員がそれらのシステムがあることを理由に、面接や処遇の説明をしなかったということもあります。具体的には「不服があるならば『苦情の申出』を出せばいい」というスタンスで職員(特に責任のある職員)が面接に応じなくなりました。「苦情の申出」などのシステムがなかった以前の方が職員の対応が親切で良かったように感じています。 現在、曹洞宗の方の教誨を受けていますが、時折別の方の教誨も受けています。
早川紀代秀
(p103-106 2009/7/17確定 2010/8/23第一次再審申立) 死刑制度反対の江田法相が一日でも長く法相を続けられることを強く望んでいます。間違っても、自民党政権時代のように1ヶ月ないし2ヶ月ごとに数人の死刑執行が当り前のような状態にはならないことを望みます。死刑も殺人であり、それに関係した人及び国民全般にとって、よくない影響をもたらすことを強く訴えたいと思います。 また、再審請求中は、執行をみあわせるという現行の処置が今後も厳守されるよう願いたいです。 最近は少しましになってきたようですが、公判廷での証言よりも、取調べ段階での検面調書を信じるという日本の裁判官の悪癖がある以上、事実誤認はさけられません。複数犯の場合は、誰がどうしたかなど、細かな事実については特にそうです。そうした事実誤認によって、死刑と量刑判断されたものにとっては、再審請求が残された唯一の希望です。この希望にすがっている者を執行することは、これまで通り避けてもらいたいと思います。 正直いって、私の量刑判断は不満です。私が命令したわけでもなく、私が直接この手で殺したわけでもないのに死刑かという思いがあります。確かに共同正犯としての責任はあります。事件そのものは許しがたいものであり、死刑が当然というものわかります。しかし、単独での殺人がすべて死刑でないように、許しがたい事件の共同正犯がすべて死刑かというと、そうではありません。現に、林郁夫は、共同正犯として12人を殺し、自分の手でも2人を殺していますが、死刑を求刑すらされず、無期懲役です。一方、自分の手では殺していない横山真人や私は死刑です。いったいこの差は何なのでしょうか。死刑か否かという重大な判断において、その基準となるものは、極めてあいまいです。単独犯においても、一応永山基準というものがあるものの、あいまいなものです。このような、あいまいさを含んだ死刑制度のもとでホイホイ執行していくことが正しいことでしょうか。江田法相にように、慎重に対応する姿勢こそが、正しいことだと訴えたいです。 死刑制度についてですが、私も廃止すべきだと思います。正直なところ、自分が死刑を執行されるのがいやだからという面は否定しませんが、主な理由は別のところにあります。 理由1、「死刑もまた避けるべき『殺人』にほかならない」というのは、まったくその通りで、国による、法による殺人、殺生です。国や法によるといったところで、命じたり、行なったりするのは、生身の人間です。 仏教的考えによれば、行なったことは、必ずその行為の結果(カルマ)を受けますが、死刑による殺人の場合も例外ではありません。関係した人々は、その関係した責任の重さに応じて各々、殺人のカルマを負うことになります。最終的には死刑制度を容認している国民一人一人にも、そのカルマはかかってきます。殺生(殺人)のカルマを負うことで、将来国民のためになるような良いことは一切ありません。国民の将来を思えば、死刑は廃止すべきです。 理由2、悪をなせば、その悪が将来自分に返ってくるというのが仏教のカルマの法則ですから、殺生(殺人)をすれば、必ず将来その報い(罰)は受けます。わざわざ法律で罰を与えるまでもありません。法律の刑罰のうち罰はいらないということです。 では刑はどうかというと、これは本人の正はのため、被害者や遺族への償いのため、抑止力のためという面で必要と思います。 そこで死刑を考えたとき、本人の改正を問題にしていないことは言うまでもありません。では、償いはどうか、殺して償なわせることができるものとは何でしょうか? 償いは生かしてこそ、できるものではないでしょうか。抑止力については。死刑のある国とない国、例えば、日本や米国と、ヨーロッパ等で殺人の犯罪率に大きな違いがあるのならともかく、そうでない以上、根拠となるものはありません。以前我国で、「死刑になりたいために人を殺した(殺そうとした)」という犯行がありましたが、これなど抑止力どころか逆効果です。 以上より、死刑の刑としての意味はありません。従って、死刑は廃止すべきです。 最後に、死刑制度に関連して、あい変らずのマスコミについて一言。 最近、死刑執行が止まって丸1年ということで、新聞(読売が回覧されて来ます)に、このことが、二度、三度と出て来ます。「何度も同じような記事を出すことか」と思いますが、8月1日の朝刊では、ついに大きな見出しで、「死刑執行1年ストップ」とあり、異常な事態であるかのごとくあおっています。死刑囚が120人になったことを強調し、「120人の中にはオウム真理教の松本智津夫死刑囚(56)ら教団幹部11人や和歌山市の毒物カレー事件の林眞須美死刑囚(50)がいる」とあります。これでは、名前を出されたものは、「こんな人までまだ執行されていませんよ。早く執行しないと」と言われているようなものです。オウム裁判では、私の共犯者を含めて2人がまだ上告中です。もし、オウムの名前を出すのなら、そのことも書くべきでしょう。長官事件のときの報道といい、あい変わらずのマスコミにはうんざりします。 (2011年8月1日記)
井上嘉浩
(p107-108 2009/12/10確定 2018/3/15再審請求) 詩「蛙の念仏」 遠く離れたふるさとの田んぼでは 田植えがはじまり蛙が大合唱をはじめると 不思議とよく雨が降りました ケロケロと雨ふれふれと呼びかけているようで 大空と小さな蛙と雨の仲間になりたくなりました。 青年になると蛙の鳴き声はただやかましく 小さな生き物たちの声に心を閉ざした私は 希望の見えない社会に生きる意味を 受験勉強の解答のように宗教に求めてしまい ハルマゲドンからの救済の大義のとりことなりました。 自分で考えるなそれはエゴで煩悩で救いはない 空っぽになって言われたことをやりつづけろ 出家した私はこの教えにはまり込み 闇路を走りつづけては自分の足音すら恐くなり 偽善と大義の陶酔の中で目前のワークに没入しました。 牢獄で少しずつ自分を取り戻しはじめると 見渡すかぎり他者の命を奪い苦しめた罪の海 犯した罪をどれほど恐れ苦しみもだいても 被害者の方々の痛みや苦しみをいやすことはできず どうすることもできない無力さに打ちのめされました。 リンリンリーンと鈴虫が秋になると鳴きはじめ 愚かな私の心にもいのちの声がしみてきます 一雨ごとに闇から聞こえる歌も小さくなり 自然の掟の中で消えゆく命のわびしさに ただじっとうずくまりポロリと涙がこぼれます。 父母と恩師の温情のご縁により 生きて罪を償うために多くの方々に手を差し伸べていただき 二度とこのような宗教の名のもとで犯罪が起きないように 全ての罪を自分の罪として償う覚悟をもって 被害者の方々の痛みをかみしめて生かしてもらっております。 やかましく鳴いておる田んぼの蛙は何だと聞く子に 彼こそは法蔵比丘よと答えた母がいた逸話に驚愕しました ふるさとの蛙が南無阿弥陀仏と呼びかけてきます あぁなんという罪業の身私��はこの道をたどることでしか いのちの大地に両手をついて無心に念仏する蛙に出遇えませんでした。 かたじけない本願は罪人をいやすものではなく 罪を照らし救いようのない姿を教えて下さいます それでも罪のどろ沼の中で蛙はずっと鳴きつづけ つながりあういのちの痛みと愛を知れと呼びかけて 救われぬわが身にも念仏の慈雨が降り注ぎます。
遠藤誠一
(p122 2011/11/21確定) 現在、確定直前で、まだ刑確定処遇に入ってないので今のところ書けません。
匿名男性B(土谷正実)
(p126 2011/2/15確定) 現在置かれている境遇に完全になれることを目的としていますので、今のところ「何かを訴える」という気持ちにはなれませんが、折角の御好意ですので、個人的に御返事することにしました。 私が個人的に考えていることは「静かに死を迎えたい」ということです。私は松本サリン事件・VX事件・地下鉄サリン事件のいずれについても謀議の場に呼ばれておらず、謀議があったことも知りませんでした。これらの事件前にA死刑囚らが殺人を謀議していたことを私が知ったのは、逮捕後のことでした。松本サリン事件・地下鉄サリン事件の私の検面調書をとった検事は大坪弘道元検事でした。 これらの事件で亡くなられた方達のことを思えば、私もこのまま死ぬべきだろうと思いますが、謀議の存在を逮捕後に知った=即ち事件前に、私が亡くなられた方達に対して殺意を抱いていたとは思えませんので、私が静かに死を迎えることは容認してもらいたいです。 亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。そして犠牲になられた方々へ心よりお詫び申し上げます。
0 notes
Text
フォーラム90アンケート 第1回
2008年7月~10月に福島瑞穂参議院議員が、国政調査権を使ってのアンケート調査を行った記録。回答のうちオウム事件関連を抜粋。 なお、 2008年7月時点でオウム関連確定死刑囚は5名 【出典】 『命の灯を消さないで 死刑囚からあなたへ』 死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90 編 インパクト出版会 2009/4/10
宮前一明
(p53-54 2005/4/7確定 2008年7月時点再審請求中) フォーラムに集まる皆様方は既に死刑囚に付いて、ご存じの筈です。しかし、殆どの日本人は、その実体と刑事施設内の真実を知りません。マスコミの一方的な情報ゆえ、歪んだ偏見を意図的に植え付けられるばかり。刑務官の方々は日々苦しみ、悩み、そして殺人である処刑を避けたいのです。 感情的に犯罪者を切り捨てる前に、事件に付いて、何故?どうして?と追求されときには自問も必要です。そして死刑囚も、この世に生まれたときは真っ白な仏であったと。生まれたときからの悪魔(のような人間)ではありません。皆、同じ人間です。全ては環境であり、人と人との仏縁に拠って、偉人にもなり、死刑囚にもなるのです。一日も早く、成熟した人間社会に近づき、少なくとも欧州諸国の如く、マスコミに左右されぬよう、自分の眼と耳で確かめて、真実を知り、公平感覚を身に付け、慈悲ある賢い日本民族になってほしいと希求し、心から祈念いたします。生意気なことを申しました。済みません。
麻原彰晃
(p78 【麻原彰晃さん近況】 2006/3/27確定 2008/11/10再審請求申立) 数か月前までは、弁護人や家族が面会に行けば、意思疎通を図ることはできませんでしたが、麻原さんの様子はわかりました。会話は成立せず、何かを態度で示すこともありません。そのときの言動は「ん、ん、ん……」の繰り返しで、腕を組んだり誰かに何か言っているように手や腕を動かして独り言を言い、一人で笑う、にやりとするといった状況でした。実は、にやりとしているのか、笑っているのかさえわかりません。ただ、そう見えるのです。 ところで、ここ数か月は、面会室にも連れてきてもらえなくなりました。麻原さんの現状は全くわからなくなっています。
0 notes
Text
『年報・死刑廃止2018』
『オウム死刑囚からあなたへ 年報・死刑廃止2018』 (年報・死刑廃止編集委員会編 インパクト出版会 2018/10/15)の目次より、オウム事件関連の死刑囚についての項目を以下に抜粋。 資料・松本智津夫氏の獄中医療報告書 50 オウム死刑囚を語る 弁護人・支援者から 59 伊達俊二(井上嘉浩さんの再審弁護人) 高裁と8月6日に第三回の進行協議が決まっていた 60 堀和幸(新實智光さんの弁護人) 10日前には元気でまた会おうね、と言っていた人が、 眠るように亡くなっている 63 新實智光さんの妻から 65 庄子幸一(東京拘置所在監の死刑囚) 獄中で見た土谷さん 保護房から処刑場へ 67 中川智正さんの支援者から 69 堀井準(遠藤誠一さんの再審弁護人) 難しい人間だったけど、でもいい奴だった 70 加城千波(横山真人さんの弁護人) 抗議集会へのメッセージ 72 河井匡秀(端本悟さんの上告審の弁護人) 彼は最後まで再審請求をすることを断りました 72 吉田秀康(小池(林)泰男さんの再審弁護人) 東京拘置所長は、東京地裁の仮の差止め決定を無視し立会人を つけ続けた 76 大木和弘・宮田桂子(豊田亨さんの弁護人) 抗議集会へのメッセージ 80 谷川修真(広瀬健一さんの支援者) 未完に終った『オウム真理教元信者広瀬健一の手記』 84 オウム死刑囚からあなたへ 87 早川紀代秀 オーディン神とともにいく 88 新實智光 恩赦の出願書 補充書1 ※頁不明 宮前一明 どうして麻原と一緒の刑に 絵画作品集 100 井上嘉浩 詩二篇 102 土谷正実 静かに死を迎えたい 103
0 notes
Text
ブログ及びTwitterにおける人物呼称���について
7月以降、オウム真理教事件関連のことをTwitterで扱うことが多くなったのですが、最近の事件であるがゆえに、表記にあたって個人情報がどうとかセンシティブな問題もはらんでいます。 とりあえず、私が表記するにあたっての基準を、以下に記しておきます。
実名表記
・元死刑囚、ならびに無期懲役確定者 ・オウム後継団体等に現在所属している者 ・元幹部等の肩書によりマスコミに取材され対価を得ていると思われる者 ・2010年代に逮捕され裁判を受けた元信者 ・被害者等で実名報道されている方々 ・関係者等で実名でメディア等に出ている方々 ・出版された書籍の著者(書籍の奥付の表記に準ずる)
ホーリーネーム、もしくはイニシャルか匿名表記
・一連の事件と無関係。現在後継団体とも無関係。 ・刑事罰を受けたが、既に刑期を終え現在後継団体とも無関係。
0 notes
Text
オウム元幹部に関する資料
オウム真理教事件 死刑執行された元幹部に関する資料等まとめ (2018/9/19暫定版 2019/2/5更新) ※教団出版物は含まず。 また、新聞記事や裁判記録・傍聴記等については、別にまとめる予定 ① 一次資料: 本人執筆の論文・手記・書簡が掲載されたウェブサイトや書籍等 ② 二次資料: 関係者や支援者が執筆した書籍 またはウェブサイトや雑誌記事等で信憑性の高いもの ※人名の並びはWikipediaに準じた 敬称略
井上嘉浩
①・Compassion カルトを抜けて 罪と向き合う ②・ 『オウム死刑囚 魂の遍歴 ―井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』 門田隆将 著 PHP研究所 2018/12/28 ・『月刊住職』2018年9月号 「獄中のオウム死刑囚と一人の住職が交わした書簡230通の光と闇」 ・「生きて罪を償う」井上嘉浩さんを死刑から守る会HP ・EiliPrivate 2018/9/2記事他
遠藤誠一
②・『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』 「第5章 オウムの生物兵器の責任者、遠藤誠一」 ・北の(来たの?)獣医師 ブログ内記事
土谷正実
②・『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』 「第6章 オウムの化学兵器の中心人物、土谷正実」 ・Subliminal0 大石圭公式サイト 日記内記事
中川智正
①・『現代化学』2016年11月号 「当事者が初めて明かすサリン事件の一つの真相」 ・『現代化学』2018年8月号 「オウム死刑囚が見た金正男氏殺害事件 ― VXを素手で扱った実行犯はなぜ無事だったのか ―」 ・Forensic Toxicol., 2018 “Murders with VX: Aum Shinrikyo in Japan and the assassination of Kim Jong-Nam in Malaysia,” ・ジャム・セッション 「私をとりまく世界について」 ②・『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』 アンソニー・トゥー 著 KADOKAWA 2018/7/26 ・ 『宗教事件の内側―精神を呪縛される人びと』 藤田庄市 著 岩波書店 2008/10/30 p261-291
新実智光
①・「ユニテ通信・希望」62号(2010年9月)~69号(2013年1月) ②・ 新實智光の妻のブログ ・ 『宗教事件の内側―精神を呪縛される人びと』 藤田庄市 著 岩波書店 2008/10/30 p170-260
早川紀代秀
①・『私にとってオウムとは何だったのか』 (川村邦光との共著)ポプラ社 2005/3/25 「消えない足跡―オウムと私の軌跡」 ・早川紀代秀死刑囚の文章①~⑥ (オウムとクンダリニー)
宮前(岡崎・佐伯)一明
①・宮前一明さんの手記
豊田亨
②・『さよなら、サイレント・ネイビー ―地下鉄に乗った同級生』 伊東乾 著 集英社 2006/11/21 ・EiliPrivate 2018/9/5記事他 ・AERAdot. 2018/7/28 伊東乾寄稿記事
端本悟
②・(社)全日本空道連盟大道塾御茶ノ水支部 ブログ内記事
小池(林)泰男
①・「ユニテ通信・希望」62号(2010年9月)~79号(2016年5月) 「ボケボケ便り」他 ②・『逆さに吊るされた男』 田口ランディ 著 河内書房新社 2017/11/20 ・『中央公論』2018年10~11月号 「林泰男の沈黙[前編(10月号)・後編(11月号)]移送から処刑まで」
広瀬健一
①・オウム真理教元信徒 広瀬健一の手記 (真宗大谷派円光寺) ※現在、 書籍企画進行中につき公開を中断(2018/11/20確認) →『オウム真理教元信徒 広瀬健一の手記』広瀬健一 著 髙村薫、髙山文彦 監修 朝日新聞出版 2019/3/7発売予定 (2019/2/2確認)
横山真人
②・『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか ~地下鉄サリン事件から15年目の告白~』 松本聡香 著 徳間書店 2010/4/24 「 第10章 教団幹部たちの素顔」 (早川紀代秀、林泰男、井上嘉浩等のエピソードも)
0 notes
Text
自己紹介
Twitterアカウント: @alisami1905 質問箱:https://peing.net/ja/4c5118acd37873
ここ(tumblr)は、ブログのタイトル(Metinler koyan deposu)の名前の通り、長文置き場として利用しようと思っています。
alisamiについて
反新自由主義で反カルトな5ちゃんねらー 反動思想を土壌とした保守派です。 ゆえに、ネオリベと自己啓発カルトは人類の敵であると存じております。
元々は、ガラタサライをはじめとするトルコサッカー界隈について語る用途でTwitterアカウントを作成しました。 ※ガラタサライ創立者、Ali Sami Yenがアカウント名の由来です。
その後、長い間ROM専(リツイート厨とも云えるかも)でしたが、最近は、オウム真理教事件関連を中心につぶやいております。
オウム真理教事件については、今年3月下旬頃より関連書籍を読み始めたばかりのにわか者ですが、諸兄諸姉の皆様、御教示の程よろしくお願いいたします。
0 notes
Text
Kendimi tanıtma
Twıtter hesabım: @alisami1905
alisami hakkında
Neo-liberal kültlerden nefret eden bir Japonum. Aum Şinrikyo örgüt hakkında ilgili kitapları bu yılın(2018) Mart ayı sonlarından okuyorum.
Ayrıca Japonya Temmuz 2018'den itibaren terörizmi ve yıkıcı kültü destekleyen hükümet tarafından yönetilmektedir....
0 notes