Last Seen Blogs
vestiairebestiaire
vestiaire bestiaire
irinafrench
Digital Artist and Illustrator
nurkurzmal
Unbetitelt
machadop2p
Untitled
hatsumishinogu
Manga Addict
Photo
かぐや姫
かぐや姫は、静かに歩いて庭へ出ると、美しい天女の衣を身にまといました。
天女の羽衣をまとった瞬間、姫は無表情となり、それまで胸の中に抱いていたはずの未練や悲しみもすっかり消え失せてしまいました。
姫は、背後にいたじいとおばばに一瞬振り返ると、すぐ前を向きそれきり振り返ることはありませんでした。
——おとぎ話を少し改変してイラストにする
2018年・B5サイズ
0 notes
Photo
人魚姫
「人間になりたかったらこの薬を飲めばいい。おまえさんの尻尾は二つに裂けて、人間の足に変わるよ。その足は歩くたびに針に刺されるように痛いけどね」
「二度と人魚には戻れないし、もし王子が他の人と結婚したらその次の朝、あんたは泡となって消えてしまうのさ。それでもいいかね」
「ええ、かまいません」
「それから、薬の礼におまえさんのきれいな声をもらうよ。口がきけなくなってもいいかい」
姫は王子のそばにいられるなら、なによりも人間とは違うこの姿を捨てることができるならどんなにつらいことも我慢しようと思いました。
——おとぎ話を少し改変してイラストにする
2018年・B5サイズ
1 note
·
View note
