arusawet

[arusawet]

2018.10.08

久々に水戸芸へ

内藤礼の個展を最終日に

光、影、空気、水、反射…

移ろうものの繊細で確かな変化から見えてくる

もの、感じるもの

ミニマムな装置で自然の見えない姿を可視化しているようで、

そう思うとかなり日本的な感性が刺激される

自然と一言で言ってしまうアーティフィカルの対義語としてのナチュラルを想定してしまうけど、そうではなくて、その裏側にある世界の成り立ちや法則めいたもの、量子物理学でいう粒子の存在のような

さらには、精霊的な何かや霊性までも感じる作品

でもそれを映しだすのは特別な装置ではなく、ごくシンプルで見慣れたもの

だからこそ日常や生活の���に感じ、それが存在することを再認識する

そう、いつもどこかで感じとっている何か

それをスピリチュアルや宗教的にいえば神様だし

科学的にいえば法則だし

この展示会場はぐるりと展示を廻ると最初の展示室に自然と入っていくことになるのだけど、

最初の作品は、天井から無数のビーズと鈴をテグスでつるした作品

スタートで見るそれと一回りした後では感じ方が変化します

私が感じたのは「祝福」

それは作家のテーマそのままであり、予備知識なしに鑑賞して、作家の問題提起に対する私の答えが無意識に出たこは、作家の内在する答えにアクセスできたことの証のようだし、潜在意識の領域で繋がる感覚を体感できたような瞬間だった

うっかり最終日の祝日に行ってしまって、なかなかの混み具合に（といってもひと展示室に10数人）平日にゆっくり時間をかけて見る習慣のついた私には落ち着かず…それは失敗だったな

それでも、じっくり時間をかけることなくひと巡りしただけで、ここまで感じられたことが作品の力なら、何て凄い作家だろうかと思う

不完全燃焼気味で帰りに覗いたショップで本を一冊購入

展示カタログではなくこの本なのは、ここ何年かの興味の方向性と、今回の展示で見えない世界への感性を刺激されたことがリンクしたからだろうと思う

今、私が知りたいのは、見える世界と見えない世界の景色の違いと、私の感知する世界のちっぽけさを知ることで見える世界の豊かさだ

私という存在がミクロの如くちっぽけな宇宙の一部だということは、私の豊かさであり救いであり祝福なのだと幸福感に満たされるのだけど、偉大さや唯一性に価値観を置くと逆に絶望してしまうかな？

人は皆、人だけでなく生命の全てに、大差はないと思うのです。

ほんの少しの微差が多様性であり、ユニーク性であり。

それを美しいと思う。

それが私の美の核かもしれません。

次の企画展は“霧の彫刻家”中谷芙二子、霧の抵抗。

楽しみだな

[arusawet]

ヨガが楽しい

最近習慣になりつつあるヨガ

楽しい！

毎日変化がわかる。自分の状態をみる習慣。

柔軟性、筋力、バランス、骨や筋肉の動き

物理的な自分への眼差しは、自ずと内面、感情や思考の動きへの注視に繋がります。

ヨガは生き方、というのは自然な流れなんだな、と実感

それが楽しいということが、とても素晴らしく思う。

生きることは自分を知ること、望みへの方法を探ること、実行すること、改良を重ねること、達成すること、さらに進化へ向かうこと

今日は怖くてトライしなかった、アーチのポーズがとれた。

グラングランに揺れていたけど、それも面白く感じた

見よう見まねでとりあえず太陽礼拝が形になってきて、

股関節の柔軟、脚の強化、体幹の強化をテーマにメニューを組んで１週間

できる範囲が広がっているのをこんなにはやく体感できるなんて！

楽しい！