Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
#ワールドスタンダード
#録音日記 27
#鈴木惣一朗
アルバム作りの際には、まずタイトルを決める。出来れば、ワンワードの短いものが好ましい。この感覚はデビュー時に細野さんから教わった。そして次にジャケットと曲名を決定する。ここまで決まれば出来たようなもの。すぐに〈本質〉とかではなく、意味がわからなくても、外枠から物事を決めてゆくという発想は〈仏作って魂を入れる〉という考えに由来する。ずっとずっとそうしてきた。

2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
#録音日記 26
#鈴木惣一朗
今日はミンモアのフルート奏者、佐々木雄大くん登場。彼とは初めてのレコーディング。事前に「ハービー・マンみたいにね」と簡単な打ち合わせをしただけ。けれども見事にオケを輝かせてくれた。使用したフルートは日本製のもので、陰影のある音が出る。いわゆる、フルートのキラキラした感じではなく、幽玄な響きというか。溝口健二監督の映画『雨月物語』のようだった。

2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
#録音日記 25
#鈴木惣一朗
ペダルスティール奏者の安宅浩司くん登場。今まで、数多くのレコーディングを経験してきたけれど、録音中に泣いてしまった。はじめて。彼のプレイは本当に素晴らしかった。セッション後「音楽やってきてよかったよ」と、みんなで握手。一枚のアルバムには、あらゆる想いが入っているものなんだよ。

3 notes
·
View notes
Text
朝日カルチャーセンター新宿での新講座『ビートルズという星のかけら』第一回目、無事、終えました。音楽に勝ち負けはないと思いますが、頂上対決ということでジョンとポールの初期4枚のアルバムを取り上げました。評論ではない、藤本国彦さんとぼくの〈ソロアルバム愛〉に満ちたトークセッション、これから10ヶ月よろしくお願いいたします。鈴木惣一朗





1 note
·
View note
Text
本日から!
ビートルズという星のかけら
解散後のソロ・アルバムを紐解く@朝日カルチャーセンター新宿
2025/6/20 金曜 19:00~21:00
藤本国彦さんと鈴木惣一朗の
新たなビートルズ講座。
第1回目は、
「ジョンの魂」と「マッカートニー」です。
https://www.asahiculture.com/asahiculture/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=7736541
0 notes
Text
#ワールドスタンダード
#録音日記 24
アコーディオンと歌の〈よりちゃん〉こと松本従子とも長い付き合いになる。かつては一緒にノアルイズマーロンタイツというジャグバンドをやっていた。5年前、コロナ禍に入り、レコーディングをするしかない期間にも彼女にはとても助けられた。そして今回のアルバムでも素敵なパフォーマンスをしてくれている。
#鈴木惣一朗

2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
#録音日記 23
ワールドスタンダードの音楽は、リズムレスで、ハーモニーはどうしても哀しい。だからインタビューなどで「何故?」と聞かれる。懐中電灯ひとつで映画を撮った監督ジョン・オルトン(1901-96)は「私にとって、最も美しい音楽は悲しく、最も美しい写真はロー・キーで、黒が豊か、ということは疑いない」と言ったけど、そんな感じ、いつもそんな気持ちかな。
#鈴木惣一朗
2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 22
画像は毛布そのもの? を録音している図。本当はずっとレコーディング作業に没頭していたいのだけれど、計画通りにはいかない。春、体調を崩したことから、講演、執筆、イベントなど忙しくなってしまった。けれども秋になれば、まだ誰も聴いていない自分のアルバムを聴きながら、公園を歩くことが出来る。そんな幸せな時間はない。
#鈴木惣一朗

1 note
·
View note
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 21
デビュー時期から、アルバムを作るときは、これが最後なのだといつも思っている。けれど、別プロジェクト、エヴシングプレイも含めると40年でおよそ20枚のオリジナルアルバムを作ることができた。2年で一枚の換算。準備期間は1年、実際の制作期間1年。いつもいつも次のアルバムのことを考えてきた。迷ってきた。今も。どうしたら、もっと良い音楽にならないものかと揺れてきた。
#鈴木惣一朗
4 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 20
2023年から、ほぼ2年間、自分の音楽をレコーディングしてこなかったので、どうやって作曲していたのか忘れてしまった。そこからのスタートだったので、今、なんとなく12曲ほど淡々と録音できているのが不思議。制作から半年で、アルバムの全貌は50%見えたけれど、ここからどこまで飛躍できるのか?こころ細いけれど、愉快な音楽仲間たちのおかげで、よちよちと歩んでゆける。
#鈴木惣一朗
2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 19
今回、アルバムの音響の目安は、近年、ずっと好きなミナスの音楽とクラウトロック。今回はそこに現代音楽の巨匠たちの影響も加わった。でも、変わらずペンギンカフェのサイモンさんのことは忘れていないし、ビートルズ後期の実験も好き。こうしたアプローチが、今の音楽シーンにどんな意味があるかわからないけれど、ずっと、ぼくがやりたかった音楽なんだ。
#鈴木惣一朗

3 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 18
外部スタジオの〈目黒倉庫〉には、いつも1時間ほど歩いてゆく。1985年の音楽家になりたての頃もそうだった。てくてくと歩きながら、その日のセッションのアイデアが頭の中でまとまってゆく。景色のなかで、自分の音楽が生きたものに変わってゆく。だから、スタジオに着いた頃には、身体がいつも音楽で満たされている。ぼくは、そうやって40年間、音楽を作ってきたんだ。
#鈴木惣一朗

3 notes
·
View notes
Text
レコーディングの合間、故郷・浜松の親友・鈴木信行くんのコンサートにゲスト参加してきました。言葉でうまく表現できませんが、何か、とても大きなものを彼のイノセントな歌声からもらった気がしました。貴重な音楽体験、よかったです。
#鈴木惣一朗

1 note
·
View note
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 17
ワールドスタンダードのアルバムに登場する楽器群は、ここ10年で、ほぼ決まっている。ラインナップは、クラシックギター、ピアノ、ベース、ペダルスティール、バンジョー、シンセサイザー、チェロ、フルート、サックス、アコーディオン、コーラス、ビブラフォン、タングドラム。これで自分の頭に浮かぶ〈ワールドスタンダード〉の音楽は、すべて出来る。
#鈴木惣一朗

2 notes
·
View notes
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 16
ビブラフォンで田中佑司くん登場。彼とも長い付き合いだ。ここ20年ほどのワールドスタンダードのアルバムには、すべて参加してもらっている。ぼくは、ビブラフォンやペダルスティール、シンセサイザーなど、空間的なコードを鳴らす楽器が、とにかく好き。それは、人の記憶のようなものと直結していると思うから。ぼくの身体の一部のような感じがする。
#鈴木惣一朗

1 note
·
View note
Text
#ワールドスタンダード
2025
#録音日記 15
今まで何度もアルバムレコーディングを経験してきたけれど、作っている間は気になって眠れなくなる。
今はサブスクリプション視聴で、リスナーは、好きなようにアルバムをエディットできる。けれど、古い作り手は一曲目から最後までをきっちりと〈ひとつのストーリー〉として作る。何の音も入っていない曲間ひとつにも魂を込める。聴き終えたときの空間に、甘い余韻を残す。
#鈴木惣一朗

2 notes
·
View notes
Text
【トークイベント】7月12日(土)14:30@裏小樽モンパルナス
『追憶の泰安洋行』の著者
小樽出身の音楽評論家、長谷川博一さん(1961~2019)の仕事を振り返る回顧展です。北海道の皆様、ぜひいらして下さい。#鈴木惣一朗
詳細→


1 note
·
View note