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20250829

昼過ぎくらいから胃腸の調子が悪く、2日目のカレーに当たった可能性。肌も荒れ果てていて、とてもじゃないけど人前に出れない。ただ昨日とは打って変わってメンタルは安定していて、良い熱量で仕事を進められた。台風一過だといい。

「胃腸 美肌 レシピ」なんて欲張りなワードで検索し、仕事終わりにライフまで買い出しに行く。ディルがいいらしい。黄色いスイカが赤いスイカより100円安かったので買ってみる。黄色いのは子供の頃以来かも。ここ最近夜出歩く時は2本歯の下駄を履いてみてるけど、面白いくらい早く歩けない。つま先に力が入らないのでどう歩いたらいいかまだ分かってない。散歩には最適だけれど、遅刻した時に履いて行かないようにしたい。

ポッドキャストを聴いていたら日記祭の話が出て、応募〆切が31日までなのを知った。なかなか良い設定日だと思う。当日恋人は仕事の締め日で手伝いにはいけないとのことで、どう考えても心細いが「そういうのは早い方がいい」と言ってくれた。入浴中ずっとどういう装丁にしようか悩む。いつも思うが気だけは早い。黄色いスイカは甘過ぎず、食べ終わった後ちょっとだけ名残惜しい夏休みの夜みたいな味がした。

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20250828

遅くまで働くと何もかも全部誰かのせいにしたくなる。身に降りかかる災難には自分のせいのものや誰のせいでもないものもあるはずなのに、その全てをまず他責にする思考のベクトルが働いている。頭では分かっているのに、まずそう浮かぶ。こういう時自分の性格の悪さを呪う。自分で受け止めて苛むための脳のリソースが足りていないのかも？少なくとも今日夢に出てきた同級生が今何しているかなんて、どうでもいいことを考えるのはやめたほうがよさそう。最後に連絡したのはいつだったかとトークを開くと、今月の上��にラインを退出していた。もう会うことはない。元気でいてほしい。

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20250827

昼寝なしで仕事を乗り切る。今日は良い集中だった。仕事を終えても熱が冷めなかったので、植本さんの新作エッセイを読んだり、名のあるデザイナーが自邸について話す動画を観たりする。やっぱり家具もローンに組み込みたかった。ファスト消費に甘んじ過ぎない生活者でいたい。2日連続で夜に散歩に出て、今日は安納芋のパルムを食べる。秋が来るのはまだ気が早いよ。今年も世間様は月見の予告に躍起になって、行く夏を悲しむ気持ちを忘れてやいないか。私はもうちょっと泣きそうだよ。

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20250826

耳の中に面皰が出来る。とうとうここまで来たかという感じ。この眠気と気怠さは熱中症かも知れないと思い、水に塩と砂糖を振って飲んでみたりする。やっぱり日が落ちてからの方が仕事が捗る。下駄慣らしを兼ねて夜散歩に出ると路の片隅に夏の終わりが落ちていたが、気が付かないフリで歩いた。

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20250825

ローンコンサルティングスクエア。開店と同時に「いらっしゃいませ！」と大きな声が店内から響き、金融屋としての矜持を感じる。今日は住宅ローン決済の日で、売主さんが住んでいた頃のマンション近辺の昔話を聞きながら、名前を書き判を押しを繰り返した。銀行アプリの入出金明細に見たことのない桁の取引が並ぶ。どうやら引越しは年明けになりそう。しっかし年末年始って引越し業者やってんのかしら。

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20250824

決めることが多すぎるせいか決定権を上手く行使できない。何が決まって何が決まってないかよく分からないまま、4時間弱くらいでリノベの打ち合わせが終わった。終わった後いくつかの提案を話しそびれたことに気づく。何かを形作るということはやっぱり大変で、でもこの先に花火が上がることは私たちは知っている。今日は今年の夏で1番暑いらしい。恋人の希望で入ったタイ料理屋の店員は異国らしい親しみのない接客だったが、退店してすぐ私の忘れたメガネを持ってきてくれた時に浮かべた笑顔には紛れもない人情があった。

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20250823

広場のベンチで保険の契約。体がもぞもぞすると思ったら、数匹のアリに集られていた。アリは基本噛まないからいい。私に集っても何もいい事はない。自販機で親子連れがジュースを買っていた。幼子にとってボタンを押すとジュースが出てくる機械は魔法だった。

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20250822

記念日。ファミマのねり梅の梅干しへの再現度から分かる愛。英語表記がSoft Candyなのは分からない。分かり合えないことを分かり合うこと。言葉では簡単なのに難しい。分かり合えないことは分かり合えない。分かり合えないのも分かり合うのも、どちらも愛。

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20250821

奨学金で6年間の学費を立て替えた私は、今はただの債務者でしかない。親ガチャなんて言葉が一般的になってしまって久しくて、そんな軽率な言葉で表現するのは全然違う。けれど恋人との価値観のズレがバックボーンの格差に繋がっていると思ってしまうと、ただただ悔しい。

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20250820

休み中はあんなに早起き出来て日中寝ることなく動けていたのに、仕事となると昼寝してしまう。土曜日に買い出ししなかったので冷蔵庫がスカスカ。冷凍していたトンカツをチンしてカツ丼を作る。先日の失敗の原因は筋切りのし過ぎだったが、カツ丼にすると柔らかく食べやすかった。エアライダーのDirectを観て、11/20は有給を取ることに決める。久しぶりにゲームの発売にワクワクしている。火災保険に地震保険をつけるか悩む。お皿は全部割れちゃいそうだけど。どんなものが壊れるのかあまりイメージがつかない。夜買い出しにライフ��行きレジ袋に食材を詰めていると、足元に老人が倒れてきた。「大丈夫ですか」と声をかけるがよたよたとおぼつかない。店員が来てくれたが、どこか冷ややかな目で対応していた。彼は誰かの子だったし誰かの親かもしれない。

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20250819

松永にある木履屋で下駄を誂える。今年いっぱいで閉めるそうで、恋人の分と併せて3足を破格の値段で買わせてもらった。私は本来は嫁入り道具だったという鶴の彫柄のある物と、2頭の蝶々の描かれた物を選んだ。残った分は処分するか近くの資料館に寄贈するかとのこと。帰り際に「忘れないよ」と言ってくれた奥さん。もっと皆が下駄を履くようになってほしい。これほど快適でイカした履き物なんてないのに！何度でも通いたい店だったが、きっとこれが最後になる。鼻緒を挿げている間、恋人のおばあちゃんはクーラーの効いた車内ですやすやと寝入っていた。朝、少し戦争の話を教えてくれた。

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20250818

寝ている最中にムカデに噛まれた。実は2度目で、お付き合いを始めた年に初めて泊まったときも左手の何指がしかをやられた。聞くと誰も噛まれたことがないらしく、きっと私がよそ者だからなのだ。あまりの激痛に暫く「痛い！」以外発することができなかった。未明、パンと大きな音で目が覚めると、恋人が私の仇を討っていた。

昨日から、尾道の向島にある恋人のおばあちゃんちで過ごしている。今日はレンタルサイクルで因島のビーチに行ってみるなどした。磯の匂いと蝉の鳴き声を浴びながら漕ぐ。電動ではないため登り坂がきつかったが、山登りと同じ快感があることに気づいた。時折ヨーロッパ系の外国人が追い抜いてゆく。ツール・ド・フランス然り、彼らはなぜ自転車が好きなのだろう。

最近尾道に資さんうどんが出来て、丸亀製麺を凌ぐ人気振りと恋人のお父さんが話してくれた。同郷の友人は、両国の資さんにわざわざ通っているらしい。私はウエストも好き。資さんといえば母方の祖母の家の近くにあって、毎年そこで年越うどんを食べていたことを今思い出した。決まってカレー煮込みうどんを食べていた。懐かしいな。日記を書きながら、忘れていたことを思い出すこともあるらしい。

テレビのニュースで、お盆明けでも東京は猛暑が続くという。今までお盆休みらしい休みをとってこなかったせいか、今年は強くお盆を意識している気がする。祖母は帰っていたのだろうか。どこに？

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20250817

不安は押し寄せたり押しつぶされたりと言うけれど、私の場合ははち切れるという表現が1番しっくりくる。内側からぽつぽつと湧き出てきて止まらなくなってしまう。旅行の前日は大体そうで、恋人に迷惑をかける。そうなると寝不足で、今日だってそう。コンタクトいれちゃったから新幹線で寝れないんだけど。そんなこと律儀に守ってるのは私だけだったりするんかな。

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20250816

今日は心があまり動かない。服も買えなかった。映画を観たついでにありふれたメガネ屋でネジを調節してもらったら、思いの外親切で戸惑う。もっとお礼を言えばよかった。私だってありふれた男。帰ってからの記憶が抜け落ちていて、気がついた時には日が暮れていた。

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20250815

保険の見積もりの連絡がないことを、銀行から催促の電話が来るまですっかり忘れていた。メールしたがお盆休みかもしれない。今年もTwitterで精霊馬が走り回る動画を見る。

「なんかすんごいすき焼き食べたいわぁ」を受けて、ライフに材料を買いに行く。バイクが横断歩道の歩行者を無視する。人と人はどう足掻いても分かり合えない。4日振りの夕飯の支度は悪くなかった。春菊の代わりに三ツ葉にして、トマトも入れた。恋人ははんぺんが好き。

分かり合えないことを分かり合うこと。

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20250814

昨日あんなに寝たのに変わらず眠い。夕飯後にうっかり恋人とうたた寝をして、深夜まで起きなかった。食べてすぐ寝ると胃の消化が失敗した気がして、起きた時ほんのり気持ち悪いから嫌い。顔だけ洗って無理やり寝直した。今日はぜんざいがずっと何か言いたげで、仕事中に寝室から連れ出して西陽に当ててみる。ぬいぐるみだって寝てばかりは嫌だと思う。瞳がキラキラして綺麗だった。いい加減尻尾に空いた穴を縫ってあげないといけない。

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20250813

トンカツの一件から夕飯は恋人にお願いしている。旅行以外でこんなに自炊しない日が続いているのは、ここ6年振り返っても初めてかもしれない。炊事の音を聞くと、ただ待つことしか出来ぬ子供に戻ったような気持ちになる。