Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
ウマ娘 動く馬
「ウマ娘。彼女たちは~」といういつものナレーションから始まる同作品ですが、今回は映画の元になった「動く馬」を模した映像からのスタートと「これから始まるのは映画ですよ!」という分かりやすいメッセージになっていますね。マルゼンスキー・シンボリルドルフに始まり、次々と現れては消えていくウマ娘たちを描く辺りサービスも満点です。※ここのウマ娘たちは時系列の登場で、一番最後がテイエムオペラオーらと同世代のハルウララ

フリースタイルレースでならしていた主人公ジャングルポケットが友人たちに誘われて見に来たレースは弥生賞(史実では1995年)、そこで見たフジキセキの美しくかつ強い走りに心を奪われる…という場面から始まりますがこのレースのクオリティが本当に素晴らしいの一言。フィルムスコアリングで製作された劇伴「Twinkle Miracle」の盛り上がりと作中のレース描写の融合が見事で、見ている我々もポッケと同じようにその走りに完全に魅了されるという形です。私自身、実際のこのレースをリアルタイムで見た際に受けた感情が蘇ってきたという感じを受けましたね。軽く仕掛けただけの楽勝で、本当に鮮やかだったんです。三冠馬になるとは言わないまでも、ダービーまでは勝ち続けるだろうと思うくらいには…。
0 notes
Text
ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 一番の紫
「ねえねえ姫芽ちゃん!今日の徒町はいつもとちょっと違うんだ!わ��る?」
朝のあいさつもそこそこに、小鈴ちゃんが元気な声で話しかけてくれる。小鈴ちゃんは朝でも昼でも夜でも元気だなぁ~、と思わず笑顔になる。その無尽蔵のエネルギーはどこから来るのだろうと不思議に思うけれど、目の前にいる大好きな人の顔を見たらそんな疑問はどこかへ行ってしまった。朝は苦手だから、いちばん星のように輝いている小鈴ちゃんの元気をちょっと分けてもらおう。
「いつもと違うところかぁ~。日に日にかわいくなっていっているところかな~?」 「ひ、姫芽ちゃん!?」 「あれ〜?違った?」 「う、嬉しいけど違うよ!」 「ありゃ、違ったか〜」
大袈裟にガックリとしてみると、小鈴ちゃんは頬をピンク色に染めながらわたわたとしている。やっぱり小鈴ちゃんはからかいがいがあるなぁ。 もちろんどこが違うかなんて小鈴ちゃんの顔を見たときに一瞬でわかった。大好きな人の変化は見逃さないのがアタシ。でも、面白いからもうちょっととぼけよう。
「お肌もいつも通り綺麗だし、髪の毛もサラサラだし、お目目もぱっちりだね〜」 「あ、あの・・・姫芽ちゃん・・・?」
変わったところを探す口実に顔や髪の毛を触る。小鈴ちゃんのほっぺがぷにぷにで気持ちよくてずっと触っていると、だんだんと小鈴ちゃんの顔がピンク色から赤色に変わっていって、わたわたしてたのももじもじという表現の方がぴったりになっていく。
0 notes
Text
ウマ娘プリティーダービー ドリームジャーニー
「やぁ、ハルノ。お疲れ様」
「……トレーナー」
決着の後、選手控室に戻るまでの道中で、二人は再会した。 今度こそ仕草も声も、ハルノエクリプスの知る舩坂金時トレーナーそのものだ。
「よく頑張ったね。クラシック級の冬でありながら、現役最強にして史上最高とも謳われるシニア級3人に勝ったんだ。これ以上の栄誉は無いだろう。本当に───私は君が誇らしい」
「いえ……。……その、わたし。約束を……力を、使わないと……」
「構わないさ、多少無茶はしたようだけど、それも��だウマ娘としての範疇だろう……と、簡単に言って終わらせるのは無責任だな。今日なら何もかも熱狂の渦に流してしまえるだろうが、それでは君の気持ちの整理がつかない」
ヒト男性の100m短距離走の話にはなるが───国際陸上競技連盟ワールド・アスレチックスが初めて公認した最古のトップレコードは、1912年のストックホルムオリンピックにおいて、米国のドナルド・リッピンコットが記録した10.6秒である。 そして、2009年のベルリンオリンピックで更新された最新の世界記録は、ジャマイカのウサイン・ボルトが叩き出した9.58秒。 すなわちホモ・サピエンスという種は、たった1秒タイムを縮めるために、ほぼ100年を要したのだ。
ウマ娘競技界の成長は日進月歩で、種々のレコードが塗り替わる頻度も幅もヒトのそれとは異なる。 しかし、世界記録を一挙に6秒──厳密には5.94秒──も更新するような事態は、少なくともここ数十年の間に起こっていない。
「とりあえず、しばらくは休養に専念しようか。次走はそうだな……、大阪杯まで3ヶ月か……ふむ。取れる冠はすべて、という方針も見直す必要があるかも知れない」
「……、……はい」
「それと、再生の異能はもちろん使用禁止だ。今はゆっくり脚を休めて、遅れた分は後から取り戻していけばいい。なに、春の天皇賞までに十分準備すれば、さっきのアレを使わずとも古バ戦線に通用する実力が身に着くさ」
正体を悟られてはならぬから───というのは尤もだが、今のハルノエクリプスにとっては、もはやそれだけではないのだろう。 今度こそ、誰にも恥じないように勝ちたい。あの子たちと同じ場所から、正々堂々、真の実力で。
「ところで───ウイニングライブの準備は良いかな。たとえどんな手を使ったとしても、勝ちは勝ちだ。その事実を蔑ろにしてはいけない……君が下した敗者から、勝者の背中を眺める権利すら奪ってはいけないよ」
ただ、この瞬間だけは。
「わかるね?」
「───はいっ」
かつては走力に限定した性能トライアルの意義も、勝者が歌って踊る風習の意味も解せなかった彼女が。 それでも、今だけはこの勝利を噛みしめるべきなのだと知っている。
1 note
·
View note