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WIFE or HUSBAND
ぽっぷ
「ねえ、今日も元気そうだね。
だけどさ、ちょっと声が大きすぎるんじゃない？」
ろっく
「はあ？お前が小さすぎるんだよ。
まるでアイスクリームみたいに甘ったるいし。」
ぽっぷ
「ふふん、甘いってことは、みんなに好かれてるってことよ。子どもからおばあちゃんまで、みんな私のこと大好きなんだから！」
ろっく
「ふん、承認欲求つよいな。
オレなんてギター持ってるフリする子どもまでいるんだぜ。
人気なら負けてない。」
ぽっぷ
「あんたも自意識過剰じゃない。
でも、お父さんたちは車の中で私を流してるの。
あなたの音がうるさすぎるからって。」
ろっく
「��父さんは昔、オレと一緒に頭ふってたくせに！
大人になったからって物わかりよくなりやがって…！」
ぽっぷ
「それにしても、ロックってすぐ怒るよね。
もうちょっとにこにこしなよ。」
ろっく
「オレは気疲れしたくないからにこにこしないんだよ！
でも…たまには笑ってもいいか…」
ぽっぷ
「たしかに、わたしは気疲れの屍のようね…。
そろそろ、生き返りたいわ…。」
ろっく
「そうだよ、知らず知らずのうちにストレスためるくらいなら、叫べよ。
オレのにこにこをわけてやるよ。にっ。」
ぽっぷ
「なによ、その顔。
お互い、人のためもいいけど、自分の為に笑いたいね！」
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Sympathy or Empathy
ファンA
「やっぱりエンタメって言ったら野球だよな！
9回裏2アウト、満塁、フルカウント――
この緊張感、人生の縮図だろ？」
ファンB
「いやいや、芸術はサッカーでしょ！
90分間、ピッチ上に描かれる即興のシンフォニー。
ゴール前の一瞬の閃き、まるで画家がキャンバスに一筆入れるみたいなもんだよ。」
ファンA
「でもさ、サッカーって点が入らなすぎて眠くなるんだよな。
野球はホームランで一発逆転、観客も大盛り上がりだし！」
ファンB
「点が入らないからこそ、1点の重みが違うんだよ！
0-0の均���を破るゴール、あれこそ芸術の瞬間…
野球みたいに数字で割り切れない美しさがある。」
ファンA
「いやいや、野球のサヨナラホームランのドラマ性には敵わないって！
あの瞬間、スタジアム全体が一つになる。
これぞエンタメの真骨頂！」
ファンB
「サッカーのゴール裏のサポーターの一体感も負けてないよ！
90分間、歌い続けて、最後に歓喜の渦。
あれはもう宗教に近い。」
ファンA
「いや、野球は国民的スポーツだし――」
ファンB
「サッカーは世界の共通語だし――」
ふあんC
「……。
じゃあおれたちバスケファンは一体なんなんだろうか……」
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ALCOHOL or cigarettes
am
「ねえ、アイス食べていい？」
pm
「ご飯の前にアイスは、映画のエンドロールから観るようなものだよ。」
am
「でも、エンドロールにもおまけ映像あるじゃん！」
pm
「おまけ映像は、最後まで観た人へのご褒美なんだよ。」
am
「じゃあ、ご飯の前にアイス食べたら、ご飯がご褒美になるんだね！」
pm
「ご飯がご褒美なら、世界中の子供たちがもっと野菜を食べてるよ。」
am
「世界中の子供たちに聞いてみないと分からないじゃん！」
pm
「じゃあ、まずは日本代表としてご飯を食べてみようか？」
am
「うーん…じゃあ、ご飯食べたらアイス2個ね！」
pm
「交渉上手だね。
でも、アイスは1日1個までって国際ルールがあるんだ。」
am
「どこの国？」
pm
「お母さん国だよ。」
am
「強そう…。」
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men or women
「ねぇ、どうしていつもそうなの」
「どうして、って言われても困るんだけど」
「だって、いつもそうじゃない」
「いつも、ってどこみて言ってるの？」
「いつもはいつもよ」
「どいつもこいつもの、いつものこと？」
「ちがうよ、まいどまいどのこと
いつもはみ出すじゃない」
「そんなん知らんがな、ソースが滑をよくしてるからちゃうか」
「そんなに強く握ってるつもりないんだけど」
「おまえはそうでも、おかたいものに挟まれてるとはみ出すねんもん」
「それはあなたが柔らかすぎるからじゃないの？」
「そうかな？そんなつもりはないけどな」
「あなたはそうかもしれないけど、黙って出るのは癪にさわるんだけど」
「それがマイノリティーってもんじゃないのか？」
「あなた、自分をマイノリティーだと思ってるの？」
「いや、そうは思ってないけど、強く握るとスルッとすり抜けるのが世の常なんじゃないのか？」
「じゃあ、やさしく握れっての？」
「それもどうかと思うけど」
「じゃあ、どうしたらいいのよ」
「それを考えるのが多様性ってものなんじゃないのか？」
「多様性って、便利な言葉ね」
「便利だと、考えなくなって退化していっちゃうからね」
「なによ、わたしのアンチエイジングも無駄だっていいたいの」
「ちがうよ。
アンチとうまく付き合わなきゃ、ファンエイジングにはならないんじゃないかってこと
そんなに自分がきらいなの？」
「好きになるように努力してるんじゃない。」
「努力って、便利な言葉だな」
「なによ、わたしって便利な人間なの？
なにに搾取されてんのかしら」
「もしかして、おれのせい？」
「え？わたしのせい？」
「ごめん。」
「なにが？」
「おれに合わせてくれてたんだな。」
「なにを？」
「やっぱり、おれのせいだな。」
「そうね、いつもあなたのせい」
「ありがとね。」
「いつもとは限らないけど、わたしも尊重しないとね
あなたのありがとうは、いつもさようならみたいに聞こえる」
「ありがとう。」
「やめてってば！」
「おーきに☆」
「まいどありー♪
じゃないわよ！」
「やっぱり、まいど、じゃないやないか」
「いいや、やっぱりあなたのせい」
「いいや、ほんとはお前のせい」
「いいや、いつもあなたのせい！」
「いいや、お前のせい！」
「おーきに♪」
「ゆーてる場合か！」
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DIGITAL or ANALOG
DC
「きのうのあれ、どうだったっけ？」
AC
「えっと…
まずおとといの話から整理しないと、きのうのことは見えてこないだろ？」
DC
「え？おとといなんてもう関係ないじゃん。
きのうが重要なんだから、そこだけ考えればいいだろ。」
AC
「いやいや、おとといがあってこその、きのうだぞ。
全部繋がってるんだよ。過去を無視してどうするんだ？」
DC
「繋がってるって言うけどさ、そんなにむかしのこと覚えてる必要ある？
いまどうするかだけ考えればいいんじゃない？」
AC
「いまだけで物事を決めるなんて浅はかすぎる。
積み重ねがあるからこそ、いまがあるんだろう？」
DC
「積み重ねとかいうけどさ、その積み重ねって本当に正しいの？
途中でまちがってたら全部ズレるじゃん。」
AC
「ズレるかどうかなんて関係ない。過程が大事なんだよ。
きみみたいに毎回リセットしてたら何も成長しないぞ。」
DC
「リセットっていうけどさ、それってただ身軽になるだけじゃん。
荷物背負いすぎてうごけなくなるよりマシだろ。」
CC
「おいおい、きみたち。そんなに熱くなるなよ。
結局、おとといもきのうも、きょうも全部、猫が寝てた時間のほうが長かったんだからさ。」
AC & DC
「え？？」
CC
「ほら、きみたちが話してる間も猫は寝てる。
つまり、どっちが正しいとか考えるよりも、猫みたいに寝てたほうが平和だと思わないか？」
DC
「……それってズルくない？」
AC
「……いや、それって深いな。」
CC
「深いとかズルいとか言うけどさ、猫はそんなこと気にしてないぞ。
ほら、あいつまた寝た…」
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sunSet or sunRise
「ねえ、きょうも同じことの繰り返しだね。
なにか新しいことしない？」
「あたらしいこと？
僕はこのままでいいよ。
毎日が平和でしあわせだ。」
「平和っていうけど、なにか刺激がほしいな。」
「そんなことしてなにが楽しいの？
僕はただ、ここで過ごせれば、
それでいいよ。」
「それじゃあ、なにも変わらないじゃないか。
もっと楽しいこと、面白いことがあるはずだよ。」
「変わらなくてもいいんだよ。
ここには、僕たちの居場所がある。
それだけで、十分じゃない？」
「それじゃあ、なにも生まれないよ！
なにか新しいことをしなくちゃ！」
「あたらしいことばかり追いかけて、
今のしあわせを見失わないでほしいな。」
「そうだよ、新しいことも大切だけど、
今のしあわせも大切だよ。」
「でも…
なにか新しいことをやってみるのも、
悪くないんじゃない？」
「ふん。生きるとはみせることじゃなく、
受け入れることだろうに。」
「ちょ、ちょっと待ってよ！
どっちの言い分もわかるけど、
ぼくを巻き込まないでくれないか？」
「なに言ってる！
お前は、どちらに転ぶかが重要なんだ。」
「そうだよ。
お前がどっちに傾くかで、
きみの輝きが増すかもしれないし、こいつの沈黙が深まるかもしれない。」
「いや、ちょっと待って！
どっちが正しいとかじゃなくて……」
「ぼくは……」
「きみは……」
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Idol or dollAR
春の近づくお花畑。
ひよこA
「なぁ、ぴよ助。
世界はやっぱり、俺たちみたいな強いひよこが引っ張っていくべきだと思わないかい？」
ひよこB
「ピヨ太、それってちょっとふるい考え方じゃない？
みんなが平等にエサをつつける世界のほうがいい気がしないかい？」
ひよこA
「いやいや、ピヨ助。
俺たちが先頭に立って、みんなを守るからこそ群れはまとまるんだろ？
ほら、おなじ羽根をもつ者同士で固まってたら安心だし、何かあっても助け合えるしさ。
それが自然の摂理だって！」
ひよこB
「自然の摂理…ねぇ…。
なんかさ、いつも“仲良し”って言いながら、結局自分たちばっかりで固まってるだけになっている気がしない？
それで誰かが苦痛を伴うのは、ちょっとちがう気がするんだけど…。」
ひよこA
「お、お前、俺たちのやり方を否定するのか？
これでずっと上手くやってきたじゃないか！！」
ひよこB
「上手くやってきたのは、ぴよ太じゃない？
いつも静かに享受して、エサをつつけなかったひよこはどうなんだよ。」
ひよこA
「そんなこと言ったら、群れ全体がバラバラになるぞ！
俺たちは秩序を守ってるんだ！
外にはキツネとかタカとか危ないやつらがいっぱいいるんだよ？
安全第一！みんな同じ考えの方が楽じゃん。」
ひよこB
「それは…秩序じゃなくて、自分の体裁じゃないかい？
本当の強さって、監視せずにみんなが自由に羽ばたけるようにすることな気がしない？」
ひよこA
「……でも、それだとどうやって群れをまとめればいいんだい？」
ひよこB
「無理にまとめようとしなくてもいいんじゃないかなぁ…。
それぞれがそれぞれで、自分らしくいられる許容できるところがあれば、自然とまとまるものなんじゃないかなぁ…。」
ひよこA
「……ピヨ？」
ひよこB
「ピヨ。」
ひよこA
「ピヨピヨ？」
ひよこB
「ピヨピヨ。」
ピヨピヨピヨピヨ…
ピヨピヨピヨピヨ…
(嗚呼、あたたかい春が待ち遠しい)
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PriorI or PosteriorI
ウイスキー入りチョコとハンドメイドチョコのダンスフロア。
ぼんぼん
「見てくれよ、この光沢。この滑らかなフォルム。
おれの存在感は、まるで高級車のようだと思わないかい？」
めいど
「高級車？ ふーん、でも中身が空っぽなら、ただの見せかけじゃない。
わたしはね、手にとった人が『これだ！』って思えるような深い味わいを持ってるのよ。」
ぼんぼん
「深い味わい？
それってただの自己陶酔じゃない？
君みたいなゴツゴツした形をみたら、誰だってまず手を引っ込めるさ。」
めいど
「ゴツゴツ！？ 聞き捨てならないわね！
この形にはあたたかみがあるの。ひとの手で作られた証なのよ。
あんたみたいに機械でピカピカにされたやつには出せない味があるの！」
ぼんぼん
「あたたかみねぇ…。
でもさ、その“温かみ”とやらが雑だったらどうする？
おれみたいに洗練されてなきゃ、結局だれも満足しないんじゃないかな？」
Cookie
「また始まったなぁ…。
あいつら、毎回こうやって自分の良さを語り合うけどさ、結局どっちも似たようなもんだよな…。」
ぼんぼん&めいど
「えっ？何か言った？？」
Cookie
「いや、なにも…。つづけて。」
めいど
「洗練されてるって、それただの“無個性”ってことじゃない？
あなたなんて、どこにでもいるステレオタイプって感じよ！」
ぼんぼん
「ステレオタイプ！？ おれは選ばれた存在なんだよ！ ！
君とはちがって、一目見ただけで特別感が伝わるんだ！」
めいど
「特別感？ そんなもの一瞬で消えるわよ。
わたしみたいにじっくり味��われる存在こそ、本当に愛されるの！！」
ぼんぼん
「じっくり味わわれる？
それってつまり、“すぐには選ばれない”ってことだろ？
おれは瞬時に注目をあつめるんだ。君とは格が違うのさ。」
Cookie
「う…うん…。
どっちも、ちゃんと選ばれてるんだから、それでいいんじゃないかな…？」
ぼんぼん& めいど
「……いや、それとこれとは別！！」
Cookie
「そっか…。
ぼくはどっちも好きだけどなぁ……。
なんなら二人とも一緒に食べてもらえばいいんじゃないかなぁ…。 」
「人それぞれ好みがちがうと思うんだけど……。」
ボソボソと独り言をいうCookie。
Cookie
「ねぇ、そんなことより、紅茶のおかわりでもどう？」
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truth or false
節分の夜、ある家の庭先。
おにさん
「おいおい、そんなに豆を投げつけるな！
私はただ、昔からここにいるだけだぞ。
お前たちに害を与えた覚えはない！」
ふくさん
「黙れ！お前がいるせいで、俺たちは真実を見失っているんだ！
この豆でお前を追い払ってやる！」
おにさん
「真実だと？
お前が信じているものは、本当に真実か？
それとも、お前の周りに転がっている都合のいい話ばかりではないのか？」
ふくさん
「何だと！？
俺はちゃんと自分で調べて、自分で考えている！
お前みたいな古臭い存在に惑わされるほど愚かじゃない！」
おにさん
「ほう、自分で考えているというが、それは本当に『自分』なのか？
お前が見ているものも、聞いているものも、誰かによって選ばれたものではないのか？」
ふくさん
「……うるさい！
とにかく、お前は邪魔なんだ！消えろ！」
おにさん
「ふん、私が消えたところで、お前が抱える疑問や不安がなくなるわけではないぞ。
それに、私もお前も、同じようにこの世の一部だ。
敵視して追い払ったところで、本当の平和など訪れはしない。」
ふくさん
「……。」
しばらくして、二人とも疲れたようにその場に座り込む。
ふくさん
「……なあ、おじさん。
結局、お互い言いたいことばっかり言ってたけどさ、俺たち、本当は何が正しいのかわからないんじゃないか？」
おにさん
「そうかもしれんな。
私も長い間ここにいたが、正しいと思っていたことが、時代と共に変わることもあると気付かされる。」
ふくさん
「…………………。」
二人はふと、同じ方向をむく。
おにさん
「……そういえば、今日はこっち向いて食うといいんだってな。」
ふくさん
「ええ、一定の方向を見ると、迷いが消えるらしいですよ。」
無言で西南西を向き、恵方巻にかぶりつく。
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Yes or No
朝のキッチン。
★コーヒー
「おい、パン！
今日もお前、俺に頼らないと目覚められないくせに、偉そうにしてんじゃねえよ！」
コーヒーは湯気を立てながら、ドリップされたばかりの熱々の体で挑発する。
彼の声は低くて渋いが、その中にはエネルギー��みなぎっている。
☆食パン
「黙りなさい！
私は神聖な朝食の象徴よ。あなたみたいに刺激的で苦いだけの存在とは違うわ！」
食パンはふんわりとした体をピンと張りながら反論する。
彼女の言葉にはどこか説教じみた響きがある。
★コーヒー
「お前が神聖だって？笑わせるなよ。
バターやジャムなしじゃ誰もお前を見向きもしないくせに！」
コーヒーはカップを揺らしながら笑う。その笑い声は深く、部屋中に響き渡る。
一方、食パンはその言葉にカチンときた様子だ。
☆食パン
「あなたなんてどうせカフェイン中毒者にしか愛されないじゃない！
私はそのままで十分価値があるわ！」
食パンはトースターから飛び出した瞬間の熱気を利用して反撃する。
その勢いに、一瞬コーヒーも押され気味だ。
すると、隣で静かにしていた「目玉焼き」が割って入る。
彼は半熟の黄身を揺らしながら言った。
「まあまあ二人とも、落ち着こうぜ。
俺たちはみんな一緒になって初めて『朝食』になるんだからさ。」
目玉焼きの言葉には妙な説得力があった。
コーヒーも食パンも一瞬黙り込む。
そして、ふとお互いを見つめ合い…
★コーヒー
「まあ…確かにな。
お前がいないと俺も物足りないしな。」
☆食パン
「…私もあなたがいないと何か足りない気がするわ。」
こうして二人はなんとか和解したようだ。
しかしその背後では、バターが「私のおかげよ」、と小声で呟いていたとかいないとか…。
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HolY & SilenT
できることなど
なにもない
僕が描いたものならば
あなたが叶えてくれるから
できることなど
なにもない
僕がいった言葉なら
あなたが叶えてくれるから
手放しで悦べることなど
なにもない
真実なんて本人にとったら
つまらない
アドラーだったらどう生きた
できることなら
どこにある
僕が描いたものならば
他のだれかが描いてる
できることなら
どこにある
僕がいった言葉ならば
他のだれかが伝えてる
溶ける前のさがす旅だけ
たのしくて
ソクラテスだったらどう生きた
花鳥風月
花鳥風月
なすがまま
不自然なほどにNaturally
あなたの夢は
Xmas
下僕の夢は
Xday
なにもないから
なんでもできる
Good night
Good night
よい夢を…
ひろいワンルーム
朝日さしこむ
指宿スカイライン
鹿がとびこむ
ゲット
アウト
ゲット
アウト
Catch&Releaseで
あなたらしくいればいい
あなただけの未知を
悠々自適に
閑々と
0 notes
Text
WABi & SABi
まいったか
まいったか
ごめん、そんなにやわじゃない
ワイルドじゃないけど
ここぞの時にそなえてる
まいったか
まいったか
ごめん、いのる前に反芻してる
陽キャじゃないけど
わかる人がわかればそれでいい
いつかくる
その日は絶対
いつかくる
その場しのぎのいきおいで
放った矢ならばはねかえる
まいったの？
まいったの？
ざまぁ、な心もみられてる
どんなに隠れていきたって
きっとアイツにみられてる
ほしいんでしょ
まってるんでしょ
暖簾に腕おし
まだやってる？
どんな心意気
そんな心意気
ビルのてっぺん
おし活よろしく
パラダイス
まいるど
まいるど
手を合わせ
だれの願いを背負おうか
子なきしじいに
砂かけばばあ
ローガイ、意外とふくの神
その場しのぎのいきおいで
刺さった矢ならばsugar&spiceで
芭蕉のすがたもローガイか
0 notes
Text
elegance & arrogance
子どもたちへの声援
火薬とともに響いたら
さぁはじめましょ
いまのうち
けがれた日常つめこんで
疲れたからだへむち打って
じゃぶじゃぶ
じゃぶじゃぶ
泡のなか
はやく
いそいで
勢いよく
そう焦ったとて
全自動
ただ眺めることしかできないね
退屈な日々かさねるように
たんたんたんとこなしてく
ぐるぐる
ぐるぐる
水のなか
まだかな
いつかな
なにしよう
待ちくたびれたとて
全自動
二層にわかれてた時もあったっけ
そういえば…
なんでこの洗剤選んだの
なんでだっけか…
わからない…
一心不乱に気づいたら
無我夢中だったね、五里霧中
がたがた
がたがた
かたよって
時計回りにまわってる
歓声とともに順��ついた頃
お天道様にらんで
乾燥機
嗚呼詰め込みすぎたね
生乾き
嗚呼とどのつまりは
全自動
明日はなに着る
どういきる
文明の力でできたスキ
嫉妬に気をとられてちゃ
キャンディだってもらえない
いたずらしたって
いいけれど
仮装が必要なんだって
0 notes
Text
oN & On
あなたはいつも
うそをつく
やさしさと題して
なぞになる
わたしはいつも
うそをつく
つよさと題して
なぞでいる
あなたの右手
やさしくにぎり
それをつよく
にぎりかえす
そのぬくもりだけが真実で
あきあきするほど続いてく
交わることなきそれぞれが
互いの未知をあるいてく
まわりくどく
遠まわし
ことばと戯れ
ひまつぶし
交わることなきそれぞれが
互いの未知を省いてく
そうして時間を嘆いては
後悔のあきを募らせる
飽いた左手
つよくにぎり
それをやさしく
にぎりかえす
そうして奪ったタイトルは
どんなメンツがそろってる？
やさしさだけじゃ
つよさだけじゃ
味気ないぬくもり
食欲のあきを募らせる
あなたはいつも
waste of Time
かわいさなんて神隠し
わたしはいつも
rest of Time
わかりやすさとは無縁仏
それでは
サヨナラ
左様なら
うしろ指さされたら
E.T.さながらお手合わせ
じゃあね
いつかまた逢えると
ひとりじゃ出せない
ハーモニー
0 notes
Text
NOW & NEVER
いやだな
いやだな
いきたくないな
いやだな
いやだな
このままでいたいな
それでも
あなたは生きている
いやだな
いやだな
すきになれないな
いやだな
いやだな
ひとりでいたくないな
それでも
あなたをすきでいる
「ほんとはさみしい」
とも言えないプライドかかえて
「offでーす」
なんて言ってるけれど
それって、onじゃないですか？
君たちはいつ
いきつくの？
ほら
となりのあの子だって
きっとひとりを
おそれてる
ほら
そんなに力まなくたって
未来も今もだれにも
わからない
ただやりすごすだけでもいいかもね
答えはいつも
あなただけが知っていればいい
ぼっちぼっちと
ゆっくりと
自分を好きでいればいい
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