Tumgik
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底のない穴、
‪私が見ていると思ったのは月ではなく穴でした。
空にはたくさんの星があることに気づかず
下を向きそこが私の世界の全てだと、‬
穴の底に光るのは星ではなく
私の目から流れ落ちることのない 感 です。
このまま流さなければ誰も私に気づかない
そんなとき、コツンと頭に何か当たりました。
それは、それはわたしの好きでした。
わたしの好きは、たくさんあって、
コツン
コツンコツン
コツコツコツコツ
私にあまじょっぱい雨を降らせます。
それは私の目からも湧いて出てきました。
ポロポロポロ、穴の周りにキラキラキラ、
お空が足元にできあがりました
私は、元気になりました。
気づかないだけで、わたしはずっと
空にいたのです。
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