【回顧】一色版「日本沈没」を語るスペース
すべてはこのツイートからはじまります。
2023年正月のある夜のこと。
一色版「沈没」を話題にしたツイート談義がありました。
先生も交えての質問大会はとても有意義でした。
これをきっかけに私はスペース企画を思い付きます。
今なら一色版「沈没」を語れる人と沢山出会えるのではないか、と。
最終回終了後に頂いた反響ツイートを紹介します(順不同)。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
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【回顧】関宿出没
17年越しに、やっと逢えた話。
時に、西暦2006年。
映画「日本沈没」(監督・樋口真嗣)の公開に合わせて、
週刊ビックコミックスピリッツにて連載が始まった、
漫画「日本沈没」(原作・小松左京/漫画・一色登希彦)。
私がこの作品に魅了され続けていることは周知の事実だ。
2023年。
私は、描いた本人に会うために旅立った。
一色登希彦先生は、今、飲食店のオーナーをやっている。
その場所は、三重県亀山市関町。
東海道五十三次の47番目、「関宿」に在る。
7月15日(土)、友人2名を引き連れて出発。
この日は樋口版映画の公開17周年記念日でもある。
片道約5時間をかけ、香川〜三重まで走破。
その上例年にない災害級の猛暑もあって疲労困憊。
到着する頃にはすっかりくたくたである。
元宿場町ということもあって、
先生の店のほぼ真向かいに民宿があり、
今回はそこにお邪魔することにした。
というか先生直々におすすめの宿でもあったので、
そこに向かう以外の選択肢が無かった。
関宿に到着するなりすぐにディナーの予約をしていたので、
チェックインがてら民宿へ荷物を置かせてもらい、
夕方17:00に「飲食店Motive」へ入店した。
17年越しに、憧れの人との初対面の瞬間。
先生は、私が思っていた通りのお方だった。
最終的には、図々しくも2日連続で店にお邪魔することになった。
この猛暑の中で動き回るのは危険ということで、
先生の計らいもあって翌日も店にお誘いただいたのである。
さらには色紙にサインとイラストを頂くどころか、
私が持参した単行本全15巻にサインとイラストを頂いた。
以後旅行から帰ってきても尚、X(Twitter)でのやり取りは続く。
私は先生公認で「一色版『日本沈没』の狂信的読者」になった。
そして、9月1日(金)21:00〜。
春から続けていた企画「#一色版沈没を語るスペース」が完結する。
ご興味ある方、是非お集まりください。
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Annormalizeされた人生。
時に、西暦2006年。
中1の夏休みに私はある映画と出会う。
「日本沈没」(原作・小松左京/監督・樋口真嗣)
とにかくセンセーショナルだった。
言わずと知れた災害大国でこんなフィクションが許されるとは。
数日後、それが全ての始まりだった。
書店にて見つけた漫画が私の全てを変えた。
「日本沈没」(原作・小松左京/漫画・一色登希彦)
原作や映画を遥かに上回る衝撃が私の脳を駆け巡った。
すべての日本人はこの漫画を読むべきと本気で思った。
そこからは地球物理に興味を持った。
世界のどこかで地震や火山噴火が起こるたびに興奮していた。
過去の災害遍歴に思いを馳せていた。
一色版「沈没」も完結まで欠かさず単行本を購読し続けだ。
とにかく「日本沈没」の世界にのめり込んだ数年間だった。
2009年。
TV放送で初めてそれを目撃し、踊った。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(総監督・庵野秀明)
あまりの面白さに驚愕した。
「ロボットもの」を毛嫌いしていた自分を呪った。
直ぐにTVシリーズと旧劇場版をすべて視聴した。
私はここから「"エヴァ"の呪縛」にかかったのだ。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(総監督・庵野秀明)
劇場で初めて観た「エヴァ」の映画だった。
ここからどんな方向に話が変化するのか楽しみだった。
一方で変わらず「日本沈没」も追いかけ続けていた。
そこである事実に辿り着いた。
庵野秀明が一色登希��と関わっていたこと。
更に、庵野秀明と樋口真嗣が「ナディア」以来の盟友だったこと。
私は無意識にAnnormalizeされていたのだった。
2012年。
3年の沈黙を破り、新たな物語が始まった。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(総監督・庵野秀明)
次元を超えた超展開に脳が追いつかなかった。
私もいつの間にか大学生になっていた。
2016年。
無職の私に追い打ちをかける映画と出会った。
「シン・ゴジラ」(総監督・庵野秀明)
未来にはまだまだ可能性があることを教えてくれた。
初めて本格的に観た「ゴジラ」シリーズだった。
翌年に正社員となり、社会の理不尽に飲み込まれた。
現実逃避から死を考えたことが幾度もあった。
そんな中でも「エヴァ」が心の支えだった。
私は「エヴァ」の最後を見届けていないから死ねない。
本気でそう思いながら毎日を生きていた。
そして、2021年。
新型感染症の世界的流行に伴う二度の延期を経て、遂に迎えた。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(総監督・庵野秀明)
公開初日に3回鑑賞し、翌日は2回鑑賞した。
終映までに累計23回鑑賞し、私の「エヴァ」は終劇した。
その冬、「庵野秀明展」に足を運んだ。
東京展を鑑賞する為に3日も休みを取った。
朝昼2回の入場で、合計5時間。
私はシンの意味でAnnormalizeされたと感じた。
彼が燃え尽きるまでは、まだまだ死ねないと思った。
2022年。
「エヴァ」が終わった後の、次の物語を刮目した。
「シン・ウルトラマン」(脚本・庵野秀明/監督・樋口真嗣)
改めて怪獣映画の面白さに気付かされた。
初めて本格的に観た「ウルトラ」シリーズだった。
その夏、私は山口県宇部市を訪れる。
庵野秀明の故郷を巡る旅。
開催中だった「庵野秀明展」山口展も鑑賞。
そして、憧れだった宇部新川駅も訪れた。
私の夢が叶った瞬間だった。
2023年。
今のところ彼にとっての最後の大仕事を見届けた。
「シン・仮面ライダー」(監督・庵野秀明)
彼の原点に触れ、その圧倒的映像に歓喜した。
初めて本格的に観た「仮面ライダー」シリーズだった。
これが私の、Annormalizeな人生である。
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