Tumgik
cjoly46 · 7 months
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誘うは、甘いゆめでも。
(♩マリンブルーの庭園/ずっと真夜中でいいのに。)
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cjoly46 · 9 months
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Q4
カシャン、
乾いた鉄の擦れる音。五月蝿いほどの人工灯と流れる人混みを見下ろしながら、今年も成せなかった復讐の最後の悪足掻き。
ここに居れば来るだろう。あれは私の動向を全て把握しているだろうから。来ないのであればそれでいい。死地くらいは選ばせてやっても構わない。
例えまた失敗したとしても、何度だって繰り返す。
新たな年のはじまりに焦がれるカウントダウンが響いていた。
——————
「ハカセ」
「……ぅん…あれ?もうあさ…?」
「ううん。まだ夜中だし、ここはけんきゅうしつだよ。ベッドでねなくていいの?あの子はまたどこかへ行っちゃったし…」
「えっまた!?あぁ〜…靴…靴履いてったかなぁ 羽織りは?近くならまあ人はいないかもだけどお…ええ…今から探しに行くのむり…」
「ハカセねててい〜よ わたし行ってくる!あとホットミルク作ったからのんで〜」
「あ〜ごめん…何から何まで…。あでも、探しには行かなくていい。私行くから」
「じゃあ私もついて行く〜!」
「だめだよあんたら揃いも揃ってバレたらどおすんの?」
「うぅ〜……だめ?」
「うん。待ってて」
「わかったぁ…はやく帰ってきてね。きょうはとしこしパーティーをするので!ちょっとでも寝てないとハカセまたへんな時間に寝ちゃうでしょ」
「う〜んなめられてる…わかったわかった。さっさと見つけて帰るから」
「うん!」
「あ、そうだ。これ、カ
———ガチャン!
「目は覚めたぁ〜?♡ ふふ、いいユメみてたみたいだから起こさないようにしよ〜と思ってたんだけどね?」
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cjoly46 · 2 years
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cjoly46 · 3 years
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In the sunset
「少し付き合ってくれ。」
暑い日だった。上より幾分か涼しい地下でもローブを着ているのに耐えられないくらいには暑い日だった。この暑さでは書き物も捗る筈はないし、とはいえここより暑い講義棟へ向かった所で興味の無い話に何時間も耐えなければいけないというのもまた苦痛であった。屋外実習などは論外だ。兎に角、暑さで何もかもやる気の失せた俺の前に現れた彼女は、気味が悪いほど良い笑顔で冒頭の言葉を放ったのだった。
「何の用だよ」
「まあいいじゃないか。来てくれよ」
「暑いんだ。動きたくない」
「もうじき日が暮れるだろ?少しは涼しくなるさ」
「それでもここよりは暑いだろう」
「全くお前は本当に利かん坊だな!いいから来いって」
「おい!引っ張るな」
利かん坊はどっちだ?俺の文句も意に介さずさっさと進んでいく彼女にもう抵抗する気力も失われていく。これは暑さのせいでもあるだろう。そうに違いない。湿った階段を上り、重く軋むドアを開け放つとなんとも言えない温い風が全身を包んだ。開けた張本人も顔を顰めている。
「…やっぱり暑いなあ」
「そうだろう。やめにしよう」
「いや、折角だ、ゲートを使おう。確か昨日から帰省も始まっただろ?有難く使わせてもらうとしよう。」
「はあ?一体どこへ連れてくつもりだよ」
「まあまあ。いいところ だよ、な?」
「信用ならないな。態々ゲート使って行くようなところか?遠いんじゃないだろうな」
「はは、出不精には丁度いいだろう。たまには外でパーっとはしゃごうぜ」
「…はしゃぐなんて柄かよ」
講義棟から離れたゲート付近は比較的静かだ。中庭のある方向から微かに歌声が聴こえる。星歌隊の者だろうか。どこか涼やかさを感じるそれに少し心地好くなっていると扉の開く音がした。
「よし。それじゃあ行くか!」
「……」
「テンション低いぞお前。これから…」
「…………これから?何処へ行くって?」
「…、いい所だ!さ、もたもたしてる暇はないからな」
行き先をどこまでもはぐらかす彼女に辟易しながら、しかしもうこれも慣れたものだ。ここまで連れてこられておいて今更振り切って帰るというのもまた面倒に思え、無遠慮に腕を引く彼女に身を任せた。
俺たちを暗闇へと飲み込んだゲートの中で目を閉じる。彼女がギアへと手を伸ばしたのだろう、ぽう、と柔らかい光が瞼越しに伝わる。それへ些か奇異な星がパチパチ弾ける音。
次に目を開けた時、そこは海だった。
一面に広がるのは赤。次第に慣れた目は落ち行く陽に溶かした桃、橙、その少し奥の青を捉えていった。日暮れ間近だからか元々人気の無い場所なのか、寄せては返す波の音だけが心地良く響く。じゃり、と場違いのローファーが砂浜を擦る音。これは俺の斜め後ろから聴こえた。それから少しばかり軽くなった足音が近付く。あぁ、そうだ。こいつはそういう奴だ。ぽん、と肩に触れる手。振り向く気も起きない。…溜息を一つ吐いた。
「ニナたちがな、海へ行くのだと言っていたんだ」
「…あぁ。」
「彼女が着る水着で灰白と鴇色が少しばかり言い争っていた。本当に仲が良い。」
「一緒に行けば良かったんじゃないか。」
彼女の言葉が途切れる。少しの沈黙。
失言だったか、と思ったがこれは半分確信犯だ。行き先を告げなかった彼女への仕返しとして。特別海が嫌いだということはない。だが、ブーツを履き替えるくらいはしておきたかった。それを理由にして寮へ戻ろうとしたところで俺に非は無いはずだ。
砂の擦れる音。彼女は俺から離れゆっくりと海へと向かっていく。波打ち際で振り返ると、「昼の海は私には痛くてな。」と、いつもより細い声で呟いた。
空が焼ける。一面の赤は到着した時よりその濃さを増して、いっそ禍々しさすら感じた。
「なぁレジー。綺麗だろう。」
綺麗、だろうか。俺は特別好きではないが、真昼の透いた真っ青な空と光の反射する海の方が綺麗なのではないか。それか、星の瞬く濃縹。俺たちの魔力もそこから名を貰っている。美しいとされるものの傍に寄るものもまた、美しくない訳がない。
「夕焼けは好きだ。今日は特に赤くて良い。」
「変わっているな。」
「そうか?君の星みたいで綺麗だと思うが。」
やはり変わっている。俺の目と同じ燃える猩々緋の星を忌む者は居れど綺麗などと称する者はいないというのに。
「夕焼けは一種幻想とも言えるのだと何かで読んだことがあるんだ。日没間際のあの光は私たちが目にする頃には既に落ちていると。それが本当か嘘かはわからないけどさ、無いものを見ていると思うと不思議な感覚だ。でも、」
「…良いな。美しい残り香には、憧れる。」
そっと掲げられた手からは何も溢れない。
「…次は俺じゃなくてニナ達を連れて来てやればいい。」
「はは、そうだな。そうするよ。でも、今日の夕焼けはお前と見られて良かったと思う。」
「…まあ潮風も悪くはなかったよ。」
「だろう!……なぁ、レジー。」
「なんだ。」
「憶えていてくれるか?」
返事の代わりに踵を返す。やはりブーツで砂浜は余りにも場違いだ。海面まで染めた赤はもうじき落ち切るだろう。脱ぎ捨てられた、というには揃えて置かれたローファーを拾う。振り返ると彼女は少し眉を下げて笑っていた。
陽が沈む。海藍に喰われていくそれを背に彼女はこちらに手を伸ばす。パチ、散らした星は見慣れたものであるはずだったというのに、学舎で見るそれよりも少し、美しいもののように感じた。
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cjoly46 · 4 years
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tail
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cjoly46 · 6 years
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ごめん、ごめんね。遣る瀬無くただぱつぽつと綴られては落ち行く彼女のか細い声だけが頭の中に谺する。何も、謝らなければならないような事はしていない。貴女は唯私の我儘に付き合いきれなくなっただけ。それでも長く続けてくれたのだ。貴女には、誰にもそれを咎められる謂れは微塵もないのだ。なのに如何してそんなにも苦しそうに、まるで何かの代わりにささやかに、それでも容赦無く降っては積もる煮えた悪意に身を焼いているような。痛みは分からない。それでも人間が痛みを堪える顔は知っている。沢山、沢山だ。また、その山にひとつの痛みが刻まれる。ごめんね。嗚呼、如何して謝るの。咎を受けるのは私の役目だ。いつだってそうだったのだ。何も、何も間違っていやしないのだ。違っているのは、貴女がどうしようも無く優しいだけの人間で、どうしようも無く分かり合える筈のない私に、ただどうしようも無く行き場のない慈しみを向けているということ。幾千年と尽きぬ命を受け生きるということに慣れ切った私には、はじめて受けるこの感情がとても窮屈に思えた。ごめんね。もういいよ。貴女は何も。そう、何も。ぱた、ぱちり、水滴の当たる音。嗚呼、如何して泣いているの。貴女は漸く解放されるのだ。私には余りにも短い、それでいて貴女にとっては途方もなく長かったかもしれないこの束縛から、漸く。後悔は無いのだ。私はいつだってそれをしたことはない。否、昔は少し、ほんの少しあったような気もするが。あれは何時の頃だったか。ごめんね。嗚呼、如何して忘れていたのだろう。ぎこちなく、目を開ける。薄暗い、灰の匂い。朧の隠す疎らな星に、繊月が滲む。出逢いには心許ないが別れには丁度いい明かり達。同じ夜だった。そう、そうだった。ごめんね。ちかり、傍で落ちた星と共に緩りと目を閉じた。何も、謝らなければならない事はしていない。貴女は唯私の我儘に付き合いきれなくなっただけ。それで、良い。それで良かったのだ。ごめんね。次があるのなら、嗚呼、でもそれは
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ななつたましいのかえるところ
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cjoly46 · 6 years
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答え合わせです
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cjoly46 · 6 years
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cjoly46 · 6 years
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stardust hound
「死んだ」
「死んだか?」
ぼう、と辛うじて残る意識の中幾人かの声を聴いた。生死を窺う声。死んだ、とは誰の事だろう。冗談。十中八九私の事。もう殆ど何も見えていやしないが、ほんの少しばかり開きっぱなしの片目が一面の赤だけを捉えていた。限界は越えたのだろう。痛みはもう感じない、というよりも感覚自体を喪ってきているのだと思う。でも、まだ死にきれてはいないのだと自嘲する。歪めたはずの口元は、もう動いていないようだった。
「法外商品に狂った女だ。回収する。」
あぁ、彼星がどうか、どうか有るべき場所へ還る事が出来ますよう。
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「先輩、この人どうなるんです?」
「検案へ送る。」
「えっ、でもこの人は星造絡繰では…」
「ないが、性的接触のあった場合体液残留から逃走個体を割り出せる事があるだろ。人と"星"らでは 混ざらない からな。」
「あー」
「…なんだ」
「いや、先輩って…ほんと……なんていうか…」
「はあ?無駄口叩く暇あるならさっさと運べ。」
「…はぁい。」
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cjoly46 · 7 years
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cjoly46 · 7 years
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cjoly46 · 7 years
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ことしの
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cjoly46 · 7 years
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おぼろのゆめ
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cjoly46 · 7 years
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浅瀬の滓
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cjoly46 · 7 years
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であいはゆうこく
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cjoly46 · 7 years
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cjoly46 · 7 years
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七星姉妹
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