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The months and days are the wayfarers of a hundred generations, and the years that come and go are also travelers. those who float all their lives on boats or reach their old age leading a horse by the bit make travel out of each day and inhabit travel.  「Basho's Narrow Road Spring&Autumn Passages」translator Hiroaki Sato
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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day21 camino12
ナバーラ州を出てついにリオハに入る。
スペインワインの王様、リオハ。
その州都ログローニョには
友人の両親が住んでいる。
大きな街は大体、まず新市街があって
国道沿いに工場や寂れたアパート
車屋やショッピングモールが立ち並ぶ
車がビュンビュン走る道を歩く。
空気も悪いし、アスファルトが足に悪い。
2時間ほど工場群を歩き、
うんざりしはじめた頃
ようやく旧市街に差し掛かる。
旧市街は街並みも魅力的で
歩いていて飽きない。
今はカナリアに住んでいる友人が
今どこ?教会で僕のママンとおちあって。
僕の幼なじみの女の子が明日から1週間
ベルリンに遊びに行くから
その間部屋を自由に使って良いって言ってる。
ママンとランチを食べてから、
ママンが彼女のピソに案内するよ。
と、とってもありがたい申し出。
とても気さくで優しい友達の幼なじみ。
初めて会う日本人に快く部屋を貸してくれる。
友人のご両親もとても親切にして下さる。
家に招いて、ランチを振る舞って頂く。
友人から噂には聞いていたけれど
本当に料理上手。
夜にはバル巡りに連れて行ってくれた。
ログローニョは美食の街。
有名なラウレル通りには
数々の素敵なバルがひしめき
人で溢れかえっている。
お祭りみたいね。と言うと
お祭りになったらこんなものじゃないよ。
でも、人が少ないから今がちょうど良い。
と、お父さんが言う。
巨大なマッシュルームの鉄板焼きが
串に3つ刺さっている。
このメニュー1本でやっている、潔いバル。
いろいろと美しいピンチョスが並ぶバル。
肉の専門店やシーフードの専門店。
どこも全部入りたくなる。
悪魔の街、ログローニョ。
この街には2泊の予定が
美食の悪魔の誘惑に逆らえず結局3泊する。
ケーキの無かったお誕生日の埋め合わせに
1人70ユーロもするお寿司を食べに行く。
東京銀座で修行したスペイン人の握る
本格的な江戸前寿司。
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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day20 camino11
モンハルディンを出ると、
次の街までは12キロ、何もない。
途中、移動式バルが一軒あるけど
そこから先はずっと何もないから
そこ絶対に通り過ぎてはいけないよ。
休憩していきなさいね。
と、念を押される。
移動式バルで冷たいオレンジジュースを飲む。
本当に美味しい。
スペインでは
専用のオレンジジュース搾り機で
搾りたて100%のオレンジジュースを
出してくれるバルが多い。
ワインやビールよりも高いけど
その価値はある。
着いたロスアルコスの街は
大きな街だったがアルベルゲは少ない。
軒並み2軒、ベッドがない。
もう1軒は、ベッドが離れても良ければ
と言われ断念。
とりあえずランチを食べてから
大聖堂をのぞく。
昨日の村の教会とはうって変わって
豪華絢爛。
何ユーロか払うと、電飾をつけられて
さらにライトアップさせられる。
でも、昨日の小さな石の教会の方が
心を動かす何かがあった。
アルベルゲを探そうと歩くと
バス停がある。
どうやら次の村までバスで行けそうだ。
よし、今日はバスでちょっとスキップしよう
と言うと、息子は大喜び。
巡礼は楽しまなくては意味がない。
苦行のように歩くことには興味がないのだ。
同じようにベッドにあぶれた青年も
バス停の時刻表をじっと見つめる。
乗るの?
乗るよ。
ベッド、無かった?
そう、無かった。
彼は迷っているのだ。
次の街までは9キロ。
歩けなくはないが
彼はおそらく私達の出発した村よりも
手前の街から歩いてきたのだろう。
もう陽が高く、暑くなってきた。
バス停で���寝をしながらバスを待つ。
出発の時刻の少し前になって
迷っていた青年が戻ってきた。
どこかのバルで時間を潰していたのだろう
バスに乗ることにしたのね。
うん、もう暑いしね。
この街はどことなく好きになれなかったんだ。
それ、なんとなく分かる。
特別な理由はないけどね。
短い会話を交わし、来たバスに乗り込む。
次の街に来て正解だった。
アルベルゲはきれいで
何より、すぐ裏の広場で
ワインイベントが開かれていた。
入り口で5ユーロ払い、グラスをもらう。
ワイン2杯とピンチョス2皿。
ワインとピンチョスが並ぶテントを巡り
好きなピンチョスとワインを選ぶ。
芝生に座って食べているとライブが始まった。
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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day19 camino10
小さな美術館や
可愛いアンティークショップが並ぶ
エスティーリャの街を
後ろ髪引かれながら出発。
今日の目的地は9キロ先の村。
ヴィジャマヨール ディ モンハルディン
モンハルディンの大きな村、という名前
から想像したよりはこじんまりとした
人の優しい村。
葡萄畑��広がる平野を超え
山裾にある村に入っていくと
家々の軒先にベンチがあり老人が2、3人
座っておしゃべりをしている。
村はだんだんと山を登っていくように作られて
きっと上の方に住んでいる人は
このベンチで何回か
休憩しながら歩くのだろう。
久しぶりに日本人の巡礼者に会う。
サラリーマンで有給を目一杯使って1ヶ月の旅
そのうち2週間だけカミーノを歩くのだそう。
彼らが、泊まっているアルベルゲを
お勧めしてくれたが満室で
ボランティアで運営されている
宗教色のやや強い
家庭的なアルベルゲに決める。
向かいにはロマネスク時代の
古い小さな教会があり
質素で静謐な佇まいに惹かれる。
中に入ると真っ暗で石棺の中のよう。
目が慣れると、数本の大きな蝋燭があるだけで
マリア像や十字架も
原始的で素朴なものだ。
とても良い。
山の頂上には城があり、
見に行くか?と言われたが、もうこれ以上
山を登りたくはない。
山?これは丘だよ!
とみなに笑われる。
確かに文法上は丘なんだろうけど
私にとってはこれは山よ。
というと、日本語では山と丘はどう区別するのか?と聞かれ、答えにつまる。
英語やスペイン語のように
標高で明確に区別はしてないのよ、
なんというか、高さというよりは
状態かな?
なだらかだったら丘
険しかったら山。
木が密集して生えていたら山。
草しか生えていなかったら丘?
うーん、あいまいね。人それぞれかも。
と言うと
アメリカ人は、名詞の定義が人それぞれって
信じられないと驚く。
ハリウッドスターのような
ハンサムなアメリカ人の若い男性2人組は
巡礼者ではなく
大学の同級生で今は違う州に住んでいるが
日程を合わせてヨーロッパの小さな村を
巡っているのだと言う。
去年はフランスの小さな村を巡って
今年はスペインに来たのだそう。
素敵な人生だ。
息子をサッカーに誘ってくれる。
ボランティアスタッフの
可愛らしいオランダの女の子や
地元の小学生の子も一緒に
ワイワイしている間、少し昼寝をする。
夜ご飯はボランティアスタッフの1人が
アジア料理を作ってくれた。
アジアの人が来るとは思わなかったから
どうしよう、間違ってないかし��?
味を見て。合ってる?
と大騒ぎしながら
楽しく作る。
チキンと野菜の炒め物とライス。
優しい醤油味で家庭の味。
美味しい、
これは家庭の味だから
レストランでは食べられない、嬉しい
と言うと喜んでくれる。
全員でテーブルを囲み、とりわけ合う。
ボランティアスタッフはみな
宗教的な生活を求めて世界中から来ている。
カトリック系ではあるのだけれど
既存のカトリック教会の
権威的で金満的なシステムに反感を持ち
もっと本質的な信仰を求めて小さなグループを
作ってアルベルゲを運営しているのだという。
食後に祈りの会をやるのだけれど
良かったら見にこない?
と誘われる。
クリスチャンではないのだけど
と言うと、見にくるだけでも、と言うので
息子と2人見に行く。
信仰に心の安らぎを見出すというのは
私には無いものだけれど
祈る気持ちは
誰にでもあるものだと思う。
自分の力ではコントロールできないものや
コントロールすべきではない事柄を
でもどうか上手くいきますように
大切な人が幸福でありますように
と願う気持ちは、祈りだ。
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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day18 camino9
相変わらず朝は遅い。
併設のホテルでゆっくりと朝食をとる。
ドイツ人と韓国人はとても朝が早く
イタリア人と私達はゆっくり。
このところサボり気味だったので
今日はきばってエスティーリャという街まで
23キロを歩く。
遮るものが何もない
一面の小麦畑と葡萄畑。
途中延々と続く登り坂を超えたところで
バルに駆け込みランチ。
「ここにバルを開くとは、この商売上手め!」
とみな口々に冗談を飛ばすが
主人はもう聞き飽きたのか
鼻であしらう。
スペイン風オムレツ、トルティーヤには
なぜかいつもフォークがぶっ刺さっていて
日本人としては毎回一瞬戸惑う。
最後は若干の熱中症のような状態で
エスティーリャに到着。
ここは谷間にある古い街。
今日は息子の10歳の誕生日。
バースデーケーキを探すが、もちろんない。
諦めて、ハモンイベリコで祝う。
母子2人きりで、慣れない異国の小さな街の
小さなバルで
ケーキもない10歳の誕生日を
でも、きっとどの誕生日��りも
覚えている事だろう。
息子は誕生日プレゼントに
米津玄師のアルバムをiTunesで落とす。
イアホンで好きな音楽を聴きながら歩くと
自分が今どこにいて
何をしてるのかも分からなく
ただ自動的に足が動く機械のようになり
頭は無になる瞬間があるのだ、
それが気持ち良い、と
息子が言う。
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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day1 7 camino8
美しい街、プエンタ ラ レイナ。
昔、レイナ姫がこの街にやってくる為に
美しい橋をかけた、レイナ姫の橋。
それがそのまま街の名前に。
鐘楼にはコウノトリが営巣している。
古い街並みに、バルや
オーガニックの食品を売る小さな店が並ぶ。
街の入り口のレストランとホテルが併設された
アルベルゲに決めた。
いつもと同じ値段なのに個室!
これには息子が大喜び。
久しぶりに自炊をする。
コーラと醤油で煮込んだ豚の角煮と
缶詰のあさりの炊き込みご飯。
キッチンで、他のグループと分け合う。
食事をシェアすると、色々な国の人々の
家庭料理が食べられて、楽しい。
アルベルゲのバルには地元の人も集まり
サッカー観戦が始まる。
小さな男の子が来て、私達の食べているスナックを欲しがる。
父親らしき男性にあげても良いか聞くと
彼らのスナックと私達のスナックを半分ずつシェアする事に。
若いお母さんと少し話す。
子育ての話は世界共通。
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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crazyanimalhouse · 6 years ago
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今日の猫。
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crazyanimalhouse · 7 years ago
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day16 camino7
今日は標高700mのペルドン峠を超えて
ウテルガという街まで。
巡礼は今回で7回目で、きっと最後だろう
という82歳の老人が
ペルドン峠はキツイ、気をつけて降りろ
下りは悪路で足を傷める
と脅す。
この宿は宿泊費も朝食も寄付制。
乾いたクッキーとジャム
インスタントコーヒーで朝食を済ます。
それだけか?もっと食べないとダメだ。
りんごを持って行け。
コーヒーに砂糖を入れないと胃を悪くするぞ。
どこの国でも老人というのは口うるさく
押し付けがましい。
そして、誰よりも元気だ。
あなたはきっとあと3回は巡礼に来られるよ。
そういうとこちらがのけぞる程の大声で笑い
皺くちゃの手で顎をさする。
落ち窪んだ目でウインクをし
ウテルガで!と言い合って別れる。
なるほどペルドン峠はきつかった。
うんざりするほどの登り道を超えて
下り、またすぐに登る。
山の上は気温も低く、膝にくる。
峠の頂上には有名なモニュメントがあって
たくさんの人が休憩し記念撮影をしていた。
大きな白い風車が回る、ブインブインという
なんとも言えない音が耳に入る。
悲しげな顔つきの物静かな黒人の男が1人
飲み物を売っていた。
コーラ、2ユーロ。
街の価格の約2倍。
息子が欲しがり、仕方なく買う。
移動式バルをやっている人は
2種類のタイプがいる。
「やあ!どこから来たの?
日本人?いやぁ!日本人かい!?
カラーテー!ポケモン!トヨタ!
なんでカミーノしてんの?」
と、フレンドリーでお喋り、接客大好き!
というタイプと
セールストークはなし!
イアホンで音楽を聴いているか
本を読んでいて、いくら?と聞くと
黙って指で値段を示す、
世捨て人のようなタイプ。
巡礼者の中にはこの移動式バルを
商業主義に過ぎるとか
巡礼者相手に金儲けしやがって!
とか、毛虫のように嫌う人たちもいる。
彼らが街の店の値段よりもずいぶん高い
価格で飲み物を売っていることも原因だろう。
どうしても水以外の物が飲みたかったら
高くても買うしかないから
足元見やがって!と思う気持ちも、分かる。
でも、私はそれほど気にならない。
必要なら買うしかないし、
必要なければ買わない、それまでだ。
人はお金を稼がないと生きていけないのだし
もし水を切らしていたり
糖分を心から欲していたりしたら
こんなに有難いと存在はない。
私達だって
巡礼を終えてそれぞれの生活に戻ったら
なんらかの方法で金を稼いで生きていくのだ。
これまでもそうだったし
これからもそうだろう。
何を非難する謂れがあると言うのだろう。
ウテルガの街に着いたのは昼過ぎだった。
疲れて街を散策する気にもならず
シャワーを浴びたらすぐに
アルベルゲの1階に併設された
バルでビールを飲む。
すると向かいのアルベルゲで
昨夜同宿だった老人と再会する。
彼がこっちに来て飲め!と言うので
赤ワインをご馳走になる。
そこのアルベルゲの宿主は
チャラそうに見えて中々のナイスガイで
小学生の妹をとても可愛がっている。
彼女にジャパニーズチェスだと言って
将棋を教え、息子の相手をしてもらう。
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crazyanimalhouse · 7 years ago
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よく見ると鳥の翼のような雲
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crazyanimalhouse · 7 years ago
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crazyanimalhouse · 7 years ago
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day15 camino6
昨日の疲れが抜け切らないようで
息子は朝から機嫌が悪い。
アルベルゲを出なければいけない8時ぎりぎりまで
なんだかんだとグズグズし
出てからも隣の公園でブランコがしたいと言い出す。
今日はあまり無理しないほうが良いな
思い切って今日は5キロで辞めることにした。
そう思うとこちらも気が楽になり
息子のグズグズも暖かく見守れるようになる。
心に余裕ができると
パンプローナの朝の町並みの美しさを楽しむ事もできる。
パン屋さんに入り朝食を食べる。
城壁を出て新市街を歩きしばらく行くと
ナバーラ大学の敷地内を通る道に出る。
大学内でスタンプを押してもらえるらしい。
息子はキャンパスの芝生で待っていると言う。
その間イアホンでずっと宇多田ヒカルを聞いている。
「Automatic」を初めて聞いた時のことをよく覚えている。
こんな大人びた都会的な曲を
自分と同じ歳の女の子が作ったなんて!!
シンガソングライターという言葉を初めて知ったのもその時だった。
それから20年後に、息子がスペインの北の古い美しい街の郊外で
芝生に寝そべりながら同じ曲を聴いているなんて。
着いたのはシスルメイヤという小さな街。
石櫃のような雰囲気の古い簡素な教会の向かいの
寄付制のアルベルゲに泊まる。
ワンワンとうるさいけれど気は良さそうなシェパードと
壁の穴に住み着いた子猫がいる宿。
近くのスーパーで食材を買って
パスタを作って食べる。
品の良さそうなフランス人の青年が
故郷の南フランスの街の郊外にある
綺麗な小川がある森について話してくれた。
彼は来年、熊野古道を歩くそうだ。
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