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立教大学現代心理学部映像身体学科専門演習I1（羽鳥ゼミ）2019年度春学期発表公演

2019年7月15日[月祝] 16:20開演 立教大学新座キャンパス6号館2階 N623 ロフト1（埼玉県新座市北野1-2-26）

出演：岩橋璃音、大野藤花、落合砂月、河島玖実、木口里彩子、岸将臣、倉橋真奈美、柘植日向子、廣瀬知里、ほか

作：大江健三郎（『「最後の小説」』講談社、1988.5） 演出：羽鳥嘉郎 照明：佐竹秋音 照明デザイン原案：吉本有輝子（真昼） ドラマトゥルク：良知暁

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　十月の午後早くだが、夜明けのような曇り空のアンカレッジ国際空港。 　われわれの主人公は六〇年代後半・七〇年代はじめの、革命的な学生運動の指導者たちのひとりであった。ヨーロッパでハイ・ジャックを行なった「同志たち」が、永く獄中にあった彼女の身柄について、無条件・即座の釈放要求を政府に働きかけ、いま彼女はいわゆる超法規的な処置によって、要求の方向づけのままアンカレッジ経由ヨーロッパ行きの旅客機に乗り込んでいるのだ。