Tumgik
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レインツリーの国
一番最近読んだ本です。例によって読み返しなのですが、主人公二人のやり取りが心にグサグサ来て、飛行機の中で涙をこらえるのに必死でした。仲直り(と単純に言ってよいのか)することがわかってるのに、「ああ~~~ちゃうねん~~~~どうしてそう捉えちゃうかな~~!」って悶々としたりして。 すれ違い、ささくれあいに一緒になって苦しんでしまう。それに加えて、ひとみなら深い自己分析、伸なら達観していて世慣れしているところに憧れます。自己分析というか、強く自分を責めたり、自分と他人との違いについてじっくり考えたりといったことをしてこなかったので。特に悩みも病気や不幸もなくのうのうと生きてきたのだと、この二人には思い知らされます。 それと、有川さんの文章の特徴だと思うのですが、何の気なしの言動が少ないですよね。些細な動作やちょっとした言葉選びにも、登場人物のはっきりとした目的意識が現れている。大人って、こんなに頭を使って日々生きているんだ!と、子供の頃は純粋に感動したものです。今は、そういう大人になれるか不安が大きいですけど(笑) こうした大人っぽさ、特に伸の相手や周囲を慮る態度が崩れ去ってしまう瞬間も、ドキッとします。 そこで今度は恋愛感情ってすごいなー、という間抜けな感想になってしまうわけですが。
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3/31 暇じゃないのに暇
広告がないというのに魅力を感じ、Tumblrを始めました。スクラップブック件ブログという使い方をしていくつもりです。 今日は一日中寝ながらスマホの容量を頑張って空けていました。色々とやるべきことはあるのに、やっぱり寝る前にお風呂に入っておかないと全てが億劫になってしまって駄目ですね。 最近、昔読んだ本を読み直したい期が来ています。 ガフールの勇者たち、アモス・ダラゴン、トラウマだけどデルトラ・クエスト、薄紅天女(まがたまってどうして変換されないんだろ)、守り人シリーズ、シルバーウィング、ウルフ・サーガ、ウォーターシップダウンのうさぎたち・・・などなど。あと、川に住んでいたネズミの親子が開発に追われる話や、フェレットがパイロットや海の救助隊をする話、ネズミ?フェレット?が雪山を逃げる話。 全部わかった方は充実した子供時代を過ごされたのだと思います。こうして見ると動物が主人公の本が多いかも。ガンバの冒険とか、本ではなく映画ですが長靴をはいた猫も好きです。 タイトルを忘れてしまった本って、どうやって探したらいいんでしょう。 私は物語を読むとき、目では文字列を追いながら頭の中でその世界を構築して没入してしまうんですが、その中でも印象に残った断片的なシーンしか覚えていないことが多く、加えて読み直したがりなものですからいつも探すのに苦労します。 とある場面や、色・雰囲気(装丁の記憶なのかその物語に対して抱いた自分のイメージ、感情なのか判然としない)、図書館のどのあたりで見つけたのか。こういうことしか覚えていないとき、やっぱりその図書館に行って自分の目で探すしかないのでしょう。別の棚ならまだしも、書庫に移されていたらもう無理ですけど。 それに、小学校の図書室にはさすがに入れないなあ、と(笑) 今住んでいる街は好きですが、図書館の充実度合いという観点からは地元に敵わないなと常々感じます。 とはいえ、利用できるサービスは利用しなくちゃ損ですよね。さっそく、本を予約しようかな。
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