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hideout8823 · 4 years ago
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2021/6/3から5ヶ月を過ぎた今、あの頃の話をまとめる気が出てきたので書き始める。
俺は2019/4/x。サークルの同期の女の子と付き合うことになった。人生で2度目の彼女だった。正直、あの経験をして女の子への感情が大きく変わった俺は、“付き合う”ということに対して前向きな感情はなかった。しかも前回と同じく、一度断ってる相手から再アプローチを受け、折れたという結果の“付き合う”だったことも含め、不安だった。ただ前回と大きく違うのは、態度には出てこない心の中。『どうせまた、離れるんだろ。お前もきっと、辛い思いをすることになる。それでもいいんだな。まあでも、やれることは全部やってやるよ。』こんな気持ちになったことなかった。何様のつもりだったんだろう。しかも最悪なことに、付き合う前の彼女に対して、思わせぶりな態度をたくさん取ったのは俺だった。だからこそということもあるかもしれないが、お試しで付き合うみたいな考えを持ち合わせていない俺は、やはり本気で想い、幸せにするんだという気持ちで向き合った。
��間はやはり都合がいい。“今”が良ければ、“過去”とか“未来”とかが完全に消えて、“今”という時間からありったけの幸せを吸い尽くす。俺は、あの経験からの学びを、忘れた。
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hideout8823 · 8 years ago
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愛、飽い、哀
 自分は今まで自分の感情を文にぶつけるようなことはしてこなかった。だが、自分の人生に心を痛める大きな出来事があると人は変わるようで、突然、パソコンと対面し、黙々と自分の感情を打ち込んでいた。このブログは、その文章を、今現状の心情と交えて残そうといった気まぐれのものである。
 自分には高校時代から付き合っていた彼女がいた。同じ吹奏楽部の一個下の子だった。彼女は中学三年の時、高校一年の自分の演奏を見て気になり始めたという。その後の事は長くなるので割愛するが、自分は彼女のことが好きになり、高校二年の冬から付き合い始めた。些細なことであろうと喜怒哀楽を共有し、今まで彼女という存在がいたことがなかった自分にとって、とても素晴らしい日々を送った。そんな彼女と一年半の月日が経った頃、彼女に異変が起きた。女の子が機嫌を損ねるのはよくある話だが、今回ばかりは違うと鈍感な自分でもわかった。いつものLINEでの会話が日に日に冷たくなっていく。悲しすぎる結末が見えながらも、いつも通りの自分を突き通してみた。でも、ダメだった。一つのメッセージ、「冷めたので別れてください。理由はそれだけです。すいません。」予想はしていたものの、受け入れ難い現実だった。それが6/21の出来事だった。
6月21日
 思い出はいつも人を弱くする。人は未来は描けない。その代わりに、過去にすがるしかない。だが、すがった分だけ、どこか孤独を感じる。いつもの風景、いつもの行動、いつもの友人、いつもの家族、いつもの毎日。そんないつもの世界には自分一人だけしかいなくて、いつも大きな何かに一人で立ち向かっている。それは意味のあることなのか。今生きている世界には自分一人。友人や家族は困難を与える作り物でしかない。作り物の世界でたった一人。作り物との作られた思い出。人の脳にはよく見えるものもあるが、それは単に脳が嘘をつくことに対してよくできすぎているだけだ。人を弱くするのも当たり前のことだろう。人は孤独を感じた時、自分が生きているサインを残そうとする。それは昔から何も変わらない。だから世の中は繰り返される。もしかしたらこの思想も、ただの作り物なのかもしれない。思い出にすがりたくてもすがれない時はどうすればいい。思い出せない。本当の気持ちすらわからない。偽りの世界。何が本当で、何が正解で、何が嘘なのか。思い出したかった。気休めでよかった。もうこの際、嘘でもよかった。こういうとき、脳は自分に試練を受け渡す。辛い気持ちは辛い気持ちのままの色。幸せはやがて濁り、思い出として悪い色を出す。結局同じ。人は孤独だ。弱い。自分の脳でさえ、制御をすることができない。人の中には過去にすがってでも、制御をしようとするものも現れる。ただそのものには試練が待ち受けている。より深い孤独。人は孤独であることを隠したがる。もともと自分しかいない世界で隠したところで何も変わらない。脳は本当によくできている。
別れたくない。一人が怖い。孤独は嫌だ。本当なのか?いつでも、いつまでも一緒に居たかった。大好きだった。いつでもよりもいつまでもを取るためにしていた行動は無駄だったのか。俺は君が心配だ。でも他人か。他人。ついさっきまで他人じゃなかった。嘘であってほしい。思い出せないことは時に罪になる。だとしたら思い出せなくなった俺は、いけないことをした罪人だ。そんな俺でも思ってもいいかな。xxxには本当に感謝してるんだ。こんな俺を好きになってくれて。今ではもう好きじゃないかもしれないけど、xxxのおかげで知らない自分に出会えた。そばにいるだけで幸せだった。一番は、人を思うことを教えてくれた。全部わかってたつもりだったつもりだったことだらけだった。ごめん。同じことの繰り返しになってもいいからもう一度チャンスをくれ。
 こんな文章を書いて、気分を紛らわすしかなかった。部活が同じだと、ほぼ毎日一緒にいることになる。LINEは毎日絶えることがなく、電話もできる時には必ず。もちろん下校も毎日一緒。そんな当たり前の存在になっていた彼女が目の前から姿を消してしまった。そんな世界を受け入れられなかった。ただ、当時の自分は大学に進学したてで、地元から離れていた。遠距離で別れるなんて馬鹿馬鹿しい話は信じていなかったが、毎日一緒にいた分その反動が大きかったのだろう、そして、今度は彼女が受験生だから感情が空回りしてしまっただけだろうと、そう信じて現実を飲み込んだ。そして翌月、実際に会いに行き、現実を確かめに行った。
7月17日
6月21日に彼女にLINEで振られてから初めて、実際に会いに行った。 少々友達の手を借りながら、本当の気持ちを知るという目的と自分の気持ちを直接伝えるという目的のために向かった。 この一ヶ月間俺は信じることができなかったんだ。彼女の決断を。 心のどこかで"彼女は嘘をついているはずだ。"というより、"ついてて欲しい"と言った方がいいだろうか。そう思っていた。しかし、 今日の彼女の返答は、俺の小さな期待から背くものであった。
好きじゃない人と付き合っている意味がない。 離れた人間を思い続けれるほどの心を持っていない。 私はこれでいいと思っている。
一回も顔をこちらに向けることはなかった。 永遠と彼女の背中を見ながら、自分の気持ちを伝えた。 うっとうしいだろうけどといえば「うん」 勉強の邪魔してごめんといえば「ほんと邪魔されたわ~」と 冷たい言葉。
すごく辛かった。
でもなぜか俺は愛することをやめようとは思えない。できない。
俺の"わかってるつもり"なのかもしれないが、彼女は暖かい心の持ち主で、素直で、バカだけどしっかりしてて、でもやっぱりどこか弱くて、 人を純粋に好きになれる人だ。そんな人間が簡単に冷めたから別れましょう。なんてことがあるなんてやっぱりどうしても受け入れられない。
受験、遠距離、新生活の始まった俺の存在に対する嫉妬、不安。 様々なものが彼女を押しつぶしてしまったのではないかと、ずっと考えている。 今までも何度もそういうことがあり、乗り越えることができた。 これも絶対乗り越えられる。そんな気持ちでいた。
でも今日から考え方を改めなければならない。好きという気持ちと、信じる気持ちだけでは動くものも動かない。 俺は今日から、彼女への片思いから始めることにした。
彼女と付き合ってから今まで、俺の生きる意味は彼女にあった。 もちろん全てではないが、自分のために努力するときにも、彼女からパワーをもらっていたのは確かだ。 夢だってそうだ。彼女にかっこいいところを見せたい。 自分の作った作品で感動してもらいたい。 俺がこうやって彼女のことを想っているのは、ただの自己中だけど そんな自己中な俺を一瞬でも認めてくれて、俺も彼女の気持ちを受け入れることができて、っていう時間があったことがすごく愛しくて、 大切で、だからこそずっと好きでいられるんだと思う。
できれば誕生日も受験もそばにいて、祝ったり応援したりしたかったけど、 彼女の今の本当の気持ちを尊重して、遠くから祝ったり応援したりしたいと思う。 もちろん、俺はもう一度俺のことを愛してもらうために、彼女を想い続け、 何度でも告白をする。 そこからやり直す。
最後に、彼女にも伝えたこと。 今までもこれからもずっと大好きで、 ずっと一緒にいたい。そう思ってる。
 もう後戻りができない状況の中、当時の自分の決断は正解だったのかは今もわからない。自分を強くできた部分もあれば、彼女に迷惑を被った事実もある。その後8月の頭、どこかで心が折れた自分は、タバコを吸い始めていた。当時は後ろめたさが先行し、文にすら書かれていない。2月に改めてまとめているので、今は置いておく。
 そして、8月9日ちょっとした奇跡が起きる。
8月9日、8月15日
 美しく、素晴らしい夢を見た後の朝はどうしてあんなにも虚しく、悲しいのだろうか。6月に彼女に別れを告げられた僕は、何度も彼女の夢を見てきた。それはいい夢から悪い夢まで様々だが、どちらにしろ自分にはどうしても辛く感じてしまうのだ。普段から夢を多く見るわけではないところが、さらに虚しさや悲しさに拍車をかける。だが、一つだけいつもとは違う感情になる夢があった。現実世界での自分の生活に忙しさが出てくると夢を見ることはなく、しばらく夢自体を見ていなかった。しかし、8月9日の夜中。自分の誕生日の夜中に彼女が夢に出てきたのだ。バイトで疲れていたはずなのにもかかわらず、夜中の3時に飛び起きた。夢に意味を求めたことはないが、久しぶりに出てきたのが自分の誕生日となると意味を考えざるを得ない。そして1日が過ぎ、その日の夜にふと携帯を見ると、彼女からのメッセージが入っていた。僕は、わけがわからなくなった。いろんな感情が一気に押し寄せた。嬉しさ、感動、困惑、疑問…。そのメッセージは、たった二行で「誕生日おめです!19歳楽しんでね」。もう好きではない相手の誕生日の当日にメッセージを送ってくること自体に僕は、意味を求めてやまない。そこからまた、彼女に対する”好き”という感情は前よりも大きなものになろうとしていた。日中必ず一回は彼女のことを想う。一回どころではないと言っても過言ではない。気持ち悪いくらい考えてしまう。ただ、あれ以降、夢自体は見なくなっていた。そして今日、8月15日。バイト終わりに昼寝をしてしまった自分は夢を見た。久しぶりに見た夢ももちろん彼女の夢だった。そして皮肉なことに今までにないくらいの素敵な夢であった。現実世界で体験した出来事とはまるで反対の夢。理想。すべて僕の理想だった。僕がもう一度告白し、彼女がうなずいてくれて、抱きしめ合う。誕生日プレゼントは何にしようかと、そこまで考えていた。夢の中の彼女は僕を好きでいてくれた。そして目が覚めた僕は、とんでもなく大きな虚無感に襲われた。たとえ、自分の誕生日にメッセージを送ってくれたとはいえ、現状は別れたまま。彼女は今自分のものではない。あんな理想を描いて夢にまでも見たが、僕のそばに彼女はいない。何ももっていない。そんな虚無感に押しつぶされそうになった。夢の中で抱きしめあっていた時のことを何度も思い出してしまう。そして、過去に抱きしめあっていたことも思い出してしまう。寂しい。正直、開き直り始めていた。彼女にこだわる必要性を考えてしまっていた。辛くて寂しいから。自分の本来の考えとは逆の、別れを認める方向の考えを考えてしまっていた。でも、この夢で��っきりした。自分の”好き”という気持ちは本物だった。ずっとそばにいたい。彼女じゃないと嫌だって。新生活が始まってまだ、4か月しか経ってない。彼女の受験が終わるまであと7か月。それまで辛い日々を送る覚悟をしなければならない。
 今考えてもこの行動の真意は謎のまま。いつかわかる日が来るのだろうか。
9月20日  最近、日常生活の中で妄想をすることがものすごく増えた。もちろん全部彼女とのことだ。あれから二ヶ月がたった。学校のテストが終わり、夏休みに入り、バイトに明け暮れた生活をした。自分でも驚くほどだが、彼女のことを考えなかった日が1日もないのではないかと思う。現実から逃げるように、少しでも普通に過ごせるように、いつも同じ妄想をする。彼女の受験が終わり、卒業を迎える頃に自分がしようと決めたことのシミュレーション妄想。時々、考えがめぐり、悪い方向へ考えてしまう時もあるが、ほとんどの場合は、成功パターンだ。ディズニーのチケットが受験お疲れアンド卒業おめでとうのプレゼント。そして、告白。「俺と行ってほしい。また、俺の彼女として。」恥ずかしいかっこつけかもしれないが、こういうベタでちょっと気持ち悪いくらいが俺の性に合ってる。そして、シンクロトロン(地元の友達とやってるバンド)のライブでのラブソング。切ない妄想も何回もしたが、音楽として残すのはやってみたいことでもあった。もともと、妄想癖があった記憶がないが、この癖が、今の自分を正気でいさせてくれる。まやかしでも、現実とは違っても、今はいい。こうやって彼女のことを想い続けられるだけで幸せだ。
 結局、ディズニーもライブでのラブソングもなくなった。そして今では、妄想することもなくなった。今考えると、キモすぎたかもしれない。笑
9月21日
所在維持、酸化促進、還元祈願、無純でいて無潤、矛盾。
彼女にとっての宿であり続けること、 お互い、強がりや嘘がサビとなって殻を作っていること、 必ずその錆が取れて、元どおりになることを祈ること、 出てくるものは純粋ではなくて、心は潤いを無くし、考えと行動の矛盾をやり過ごしていく。
彼女にとって自分が宿であるかどうかはわからないが、願うしかない。
僕があなたの答えになりたいな。なんの保証もないけれど。 そんな歌詞から考えてしまう過去と現在と未来の行動。
今でも彼女のことは大好きでいる。
 どうしようもなかったのだろう。頭のおかしいことを考えないと居れなかったのかもしれない。あの歌詞は、皮肉にも彼女に教えてもらったバンドの新曲からの抜粋だった。
10月1日
心の根源を探るといつも何もない。ドーナツ型に心情が重なり広がっている。何もないというよりかは、何があるかわからない。こんなにも彼女を好きでいれる理由、こんなにも彼女にこだわっている自分。これを知らないことは罪とさえ感じる時がある。 信じることと愛は無関係であり、信頼関係と愛との関わりは考える必要がないと思う。しかし、彼女への気持ちの根源を探った時、彼女は~~であると心で決めつけて、信じている自分が出てくる。だとしたらそれは愛ではなく、依存ではないのか。今とても悔しいのは、彼女への愛ですら心情のドーナツ化が起こってしまっていることだ。依存関係はいいものを生まない。今回こうなってしまった理由の一つとして、依存関係であった可能性が考えられる。愛は直感的なものであってはいけないのだろうか。どうしてこうも人間の感情部分、欲が出てきてしまうのだろうか。どうしてこうも考えてしまうのだろうか。愛に信頼関係を考えていかなければいけないのだろうか。当時の俺は甘かったのか。こうしてまだまだドーナツの穴を埋める作業は続いていくのであろう。
 好きであり続けることが辛いものだとは思っていなかった。そんな自分は日々こんなことばっか考えていた。自分を責めるだけの日々だった。
10月8日
 夢を見た。彼女が知らないおじさんとできちゃった婚する夢だった。「八日目の蝉」を見た影響だろうが、やっぱり俺は彼女に対して必死だった。最近、本当の気持ちがわからなってきていた自分に対しての戒めか何かなのかはわからないが、夢の中の自分を思い返すと明らかに自分の気持ちを再確認するような内容だった。彼女がどんなにひどい状況だろうと彼女を愛し続け、幸せであってほしいと願い、必死に頭を捻らせていた。ただ、やっぱり自分勝手な考えもしていた。彼女と一緒にいたい。これは今も変わらず、自分勝手な考えだ。夢の中でも、彼女が自分のそばにいることはなかった。夢の中の自分の必死さには、わからなくなっていた自分の本当の気持ちが浮かび上がってるようにも思える。彼女への気持ちは今でも変わっていないのだろう。少し安心だ。
 当時、シリアスな映画をよく見ていた。自分の気分に合う映画がなぜか心地よかった。でもどんな泣ける映画を見ても、涙は出なかった。彼女とのことでの涙はたくさん流した。涙は本当に枯れるものなのだと気付いた。
 そしてその後、日常生活が忙しくなり、文章に感情をぶつけることはなくなっていたが、春休みに入り、時間に多少の余裕ができた自分はまた、パソコンのテキストを開いていた。
2月1日
 久しぶりにこうやって自分の感情を文にぶつけてみることにする。ふられて以降、感情が空回りした結果、8月頃からタバコを吸い始めた。今までかなりの嫌煙家だった自分がタバコを吸っていることを考えるとかなり不思議な気分になる。バイト先で隙を狙って初めて購入したタバコの味は、全てが終わってしまったかのような絶望感とともに味覚に走って行った。初期の頃は、吸い方も味わいも何もかもわからない状態だったため、彼女のことを考えなくて済むという意味でタバコの時間は自分にとって必要不可欠なものになっていった。タバコが無くなってはまたバイト先で目を盗んで購入し、喫煙を続けた。ただ、彼女のことを考えてしまい気分が落ち込むことは未だにある。正直、毎日意識してしまっているかもしれない。今では逆に、タバコを吸うと彼女を思い出してしまうことも出てきた。当時、思い出さないためにといった趣旨で始めた喫煙も今では、自分の気分を落ち込ませる行動の一つになってしまっていることを考えると、自分が本当に愚かに思える。やめればいいことではあるが、もう中毒なのであろう。今でも喫煙は続けている。もう後戻りはできないのかもしれない。そう考えると、少し怖い。  喫煙者になってしまったことも含め、この半年間は過去の自分からは想像もできないような生活っ���りだった。大学に入学してもう後期が終わろうとしている。授業やバイトはサボることもしばしば。趣味で始めた音楽隊も、連絡もせずに行かなくなる始末。個人的な理由で、他人に多くの迷惑をかけた半年間だった。こんな自分になってしまったのはいつからだろうと考えるとき、必ず彼女の存在がちらつく。でも、絶対に彼女のせいにはしたくない。自分を見つめ直したらどこかに原因があるはずだと、考え直す。彼女と別れていなかったらどうなっていただろう、自分は真面目に日々生活を送れていたのであろうか。高校生の時までの自分のまま、勉学に励めていたのであろうか。根拠も確証もないが、少なからずそうとは言い切れない、だらしない部分が出ていたに違いないという気持ちと、ここまで変わることはなかったかもしれないという気持ちとがぐちゃぐちゃになり、わからなくなって思考を止める。そんな答えのないようなことをずっと探しているのにも疲れてしまった。このままの自分では夢見たクリエイターにもなれないだろう。本当に映像クリエイターになりたいのかどうかすら怪しくなってきた。
 そして、3月1日。彼女の卒業式。彼女を呼び出すことにした。だが、彼女は来なかった。「会うつもりはない。」と言うLINEと共に。
 なんにでも始まったものには、終わりが来る。そんなことはわかっている。ただ、辛いものは辛い。一緒に生活を共にして、幸せな人生を送った後に、共に、終わりを迎えたかった。
 これで自分の恋愛は幕を閉じた。バットエンドだったが、彼女からはたくさんのことを学んだ。最後に感謝が少しでも残っていてよかったと思う。憎しみで終わる恋愛より全然いい。立ち直るには時間がかかりそうだけど、夢のこともタバコのことも自分が変わってしまった部分は、少しでも多く元どおりにしていこうと思う。
 彼女には自分以上にいい人に巡り合って、幸せな日々を送って欲しいと強く願う。これが、本当に最後の彼女への”自分勝手”とする。
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