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hikapong529jpnus-blog · 6 years ago
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AMHERST LIFE後半
アマーストでの生活もあっという間に一年半が過ぎ、残り4か月に。
手探り状態で始まった留学生活であったが、気付いたら始まりよりも終わりに近づいている。日々の生活を覚えておくためにも、一週間に「1」投稿を目指そうと思う。
今学期は音楽学科の授業の一つである「室内音楽の授業」を履修し、バスとテナーの声楽の学生と一緒に音楽をつくっている。その授業の一貫として、今日は大学で月に一回程度開催されている音楽コンサートに行ってきた。Mnozil Brassという世界各地で演奏会を開いている有名なウィーンのグループによる二時間程度の演奏だったのだが、本当に生の音楽は素晴らしいなって心から感動するパフォーマンスだった。是非YOUTUBEを見てみてほしい。
口笛だったり、バケツを叩いたりと楽器にとらわれることなく「音」を作り、観客と一体となり、一つの音楽を作り出す演奏を聴き、音楽は生きているものであり、一つ一つの音に意味・価値があるものだということをヒシヒシと感じた。
アメリカに来てから、高校・大学の間ずっと弾けていなかったピアノを再開したのだが、最近は練習して弾けるようになることを目的として毎日、練習部屋に通っていた気がする。けれども、音楽は本来「楽しむ」ためのものであり、練習や技術の上達が最終目的になってはいけないと思った。もちろん楽しむためには練習は必要不可欠ではあるが、それ以上にどういう物語性があってどういうふうに作りたいか、弾きたいかという思いが大切である。
そして、これは勉強や他の分野においてもあてはまるのかなって思った。ただただ必死に勉強して知識を身に着けることを目的にしてはいけないと。その知識や考え方を活かしてどういう風にしたいか、どうなりたいか、どう伝えたいか、ということが重要なのではないかと思う。
音楽には一つ一つの音に色があるように、わたしも、一日一日何か発見があり、「楽しい」物語が描けるような生活を送れるようにもっともっと、気楽に頑張れるような人間になりたいと思わせるようなMnozil Brassの演奏であった。
https://www.youtube.com/watch?v=eYRMbj6U2Ww&start_radio=1&list=RDEM2KrVJyWfc5jwd8pyW_WawA
#MnozilBrass
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hikapong529jpnus-blog · 7 years ago
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巨大チョコレートクッキーと激甘カップケーキを片手に・・・
アメリカに来てからよく、
「日本とアメリカの生活で一番何が違うと思う」と聞かれることが多々ある。
聞かれるたびに、
「またこの質問か・・・面倒くさ・・・何もかもが違うよ、まずこんな甘い食べ物日本にはないよ~」
と心の中で思いながら、
「全てが真逆で比べようがないよ~」と根拠なく言って、違うことをすべて羅列して答えていた。
しかし、「人種・教育」に関する授業を受けたり、いろんなバックグラ��ンドをもつ学生と話をしたり、実際にアメリカ(アマースト)で生活したりしていると、日本社会と決定的違うのは、
「アイデンティティ」に対する意識なのではないか、と思うようになった。
アイデンティティは、広義には、「同一性」「個性」「国・民族・組織などある特定集団への帰属意識」「特定のある人・ものであること」などの意味で用いられている。エリクソンによれば、人間にとってアイデンティティというものが不可欠なものである。アイデンティティは、自分としての軸をもち、「今、自分らしく生きている」という実存的な意識であり、それと同時に、自分が所属するコミュニティの一部であるという意識、自分、コミュニティが世界との一体性をもつという実感であるといえる。
昨年度の夏、小松サマースクールという日本人校生対象のバイリンガルサマースクールでアメリカ人の学生と二人で、神経科学のセミナーを教えていた時の出来事である。
「自分のアイデンティティを表すキーワードを3つ書いて、クラスに発表してください」という課題を始めの授業で与えると、高校生は皆、「アイデンティティ」という言葉の意味を理解していながらも、あまりその言葉の概念を理解できていないように見受けられた。私たちが「自分自身のアイデンティティ」を表す言葉(日本人、アジアなどなど)を例に挙げるまで、なかなか自力で書き始めることができずにいた。アメリカ人の学生は、この出来事に対して非常にショックを受けていた。アメリカでは、「アイデンティティ」という意識は、子供のころから持っている当たり前のものだ・・・理解できない意味が分からないと。
しかし、私自身が高校生のころに、しっかりと「アイデンティティ」という言葉の概念を理解した上で、この問に答えれれていたとは思えない。サマースクールでの経験や今までの生活を振り返ると、日本では一般的にアイデンティティや自己をあまり意識せずに生活しているような気がする。これは日本がアメリカほど(人種的な)多様性が存在しないからなのだろうか。けれども、実際に「多様性」の無い社会なんて存在しないはずだ。ただ単に、日本社会が見せかけ(形だけ)の「同質性」に縛られているからなのではないだろうか。
とりあえず、「周りに合わせといたら失敗しない」「目だないし、浮かないですむ」という考え方が浸透しているから、「自己」という意識を殺してしまう社会になっているような気がする。究極の例えになってしまうが、アメリカと比べて日本では大丈夫じゃなくても「大丈夫~」と言って平然とふりまっている人が多いような気がする。理解できないことがあったとしても、実際に質問せずになんとなく場の空気を読んで流すということが多い。そして、日本人は「アイデンティティ」という意識が低いため、一つの集団に対する帰属しているという意識が芽生えにくく、「繋がり」が築きにくい社会になっていると思う。そのため、「可視化されない貧困」や「孤独」や「引きこもり」が多いということが現在の日本社会の特徴となっているのではないだろうか。日本は、「ダイバーシティを大切にする」というようなこと云々よりも、一人一人が自分自身の「アイデンティティ」にまずは、向き合うことの必要である。そしたらもう少し、一人一人の「個性」や「違い」に寛容な社会になるのではないだろうか。
備考: (総合的に見て)日本人の学生が自分自身に真剣に向き合うのは就職活動の時だと思う。就活本とか対策では、「就活(する上で自分)の軸は何ですか」という質問をよく目にする。(実際に私も必死にやっていた)就活をきっかけに自分自身を見つめなおすことは確かに大切ではあるが、就職することが第一の目的となって自分を見つめ直すということには、なんとなく違和感を感じるし、何か目的がないと自分自身に向き合えない社会は、なんとなく虚しいのではないだろうか。
最近は甘いもの(日本の甘いものの×5の甘さ)やジャンキーな食べものを暴食気味なので明日から頑張って規制しよう・・・と意気込んでいます。キャンパスには無制限のタダの甘いもの、食べ物がありすぎで、誘惑大国で困ります。
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hikapong529jpnus-blog · 7 years ago
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Words and Power
現在アメリカにあるアマースト大学(リベラルアーツカレッジ)に留学中の22歳です。日頃経験していることを少しでもシェア出来たらいいなと思います。さて、今学期もラスト一か月!と意気込みたいところですが、日々の課題が多すぎて抜け道のない洞窟の中で生活しているような気がします。(大げさではありすが)
今日ブログを書きたい!と思い至ったのは現在履修中のReading, Writing, and Teaching という授業で「言葉」と「自分」と「教育」との関係性について発表したことがきっかけです。今回の課題はキーワードを10個程度選び、それらを合体させて何かをつくりだせというものでした。
自分の人生をキーワードで表すのは難しい。。。「場所」と「キーワード」というくくりで考えた結果:
「ただいま」「行ってきます」「おかえりなさい」→日本
“English/英語” “Help” “Thank you”  →香港
“Identity” “Future” “Home” →アマースト となりました。
最初の日本語の言葉3つが私の人生の中で一番使ってきた言葉であるのにも関わらず英語で(授業中に)考えた時には全く思いつきませんでした。私はここで、いかに「自分の考え方」と「言語」と「場所・文化」というものが頭の中で影響し合っているかということを体感しました。
日本語の言葉3つは主に実家で生活していた時にしようしていたものでアマーストに来てから使う機会が一度もありません。もし、わたしがこのまま英語で生活し続けて、これらの大切な言葉を使うことがなくなってしまったら、その言葉の向こう側にある「日本の生活」との繋がりもどんどん希薄になってしまうのでしょうか。けれども、「ただいま、行ってきます、おかえり」の存在しない生活空間は自分にとっての本当の「居場所」としては受けいれられません。
母語、英語、言葉、文化、自分、の関係性は何かということを改めて考えるきっかけとなった一日でした。それでは明日のリーディングを今夜も頑張ろう・・・。
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