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暁の女神、久々プレイの感想
初めましての方ははじめまして。
ファイアーエムブレム(FE)シリーズをこよなく愛するはくてぃと申します。
風花雪月が間近に迫り、みなさんそわそわしているものかと思われる頃ですね。
さて、僕は昨日、8年ぶりくらいに「暁の女神」をクリアしてみたので、その感想を述べてみようと思います。
ネタバレ全開ですので注意。
さて、この暁は僕にとっても非常に思い入れの強い作品でして。と言うのは僕にとっての初めてのFE作品が暁の前編にあたる「蒼炎の軌跡」でした。当時はとにかくのめりこみ、そして続編が出たときの歓喜、実際にプレイした時のヤバいくらいのテンションの高さは今でも鮮明に覚えております。
ですがこの暁の女神と言う作品の世間での評価は・・・かなり賛否の分かれた内容となっております。濃密なシナリオだっただけに批判意見がある事自体当時はびっくりでしたが、言われてみれば確かに、と思うと��ろもございます。その一方で「その批判は的外れじゃ・・・?」と思ったりもしますのでその辺についてつらつらと。
まず、暁のシナリオ面での批判される点は主に「血の誓約」及び「女神による裁き」の二つが挙げられますが、今回は女神の裁きに関してちょっとお話を。
「それまでの戦いをリセットする超展開」とよく言われますが、個人的には逆だと捉えているんですよね。つまり、蒼炎の開発段階から、この「女神降臨」やりたかった事だと思うんです。「大陸全土に渡る戦を起こしてはならない」と再三に渡って警告していたのはこうなるからであり、収集がつかなくなったから石化、ではないような気がします。
それに、裁きが起きるまでの戦争描写は非常に丁寧なものでした。どの軍にも退く事の出来ない事情があり、敵対するしかない。そんな悲壮感が溢れていましたね。
では何が問題なのか?
それは裁きが起きた「後」の展開だと思うのです。
まず第一に、みんな切り替えが早すぎる。アスタルテと言う共通の敵が現れたからと言っても、ついさっきまで殺し合いをしていた者達が「じゃあ協力しよう」とあまりにもあっさりなってしまった事が急展開と言われる原因だと思うんですよね。ネサラがティバーンやスクリミルとちょっと揉めた程度で、同じ理由で連合軍に敵対したデインとは何事もなかったかのようです。デインだって連合軍の兵士を大勢殺しているのですから、確執は大きいはず。ここでひと悶着あれば、なんなら全員がまとまる過程で(イベントバトルでもいいから)1マップあっても良かったのではないかと。やはり足りないのは「衝突」だったと思います。
一番大事な場面だけにこのあたりが雑になってしまったがために終盤の展開そのものが残念に思われることを考えると非常にもったいない。逆にそのあたりの描写をしっかりしていれば今ほど批判はなかったように思います。
「血の誓約」に関しても、ご都合主義ではなく蒼炎の段階から色々と伏線が張られていたので、最初から考えられていた設定だと思います。ただ、これに関してはやはり効果があまりにも強力過ぎるので、最初からそんな設定つくるなよ・・・と言ってしまえばそれまでですかねw
もう少しやりようはあったかと。
とまあこんな感じで、批判に関しては理解しつつも、全てが当てはまるものではない、と言う完全に個人的な見解でした。色々と問題はありましたが、蒼炎と暁は2つで一つの名作だと思っています。
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