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Tumblrをよりよい場所に
2007年に創設されて以来、Tumblrはオープンでクリエイティブな自己表現の場として、コミュニティや文化の中心となり、常に人々から愛されてきました。創設者であるDavid Karpの言葉を借りれば、Tumblrはこれまでにさまざまなアーティスト、ライター、クリエイター、キュレーターなどにインスピレーションを与え、文化を再定義し、個性に力を与えてきました。
このたび、数ヶ月間にわたり、これまでの過去を振り返りながら、どのようにTumblrのコミュニティを前進させ、どんな媒体を目指すのか、わたしたちはこれからのTumblrのあり方について真剣に協議してきました。その上でTumblrをよりよい場にするため、特に進化の激しいこの時代の波のなか、私たちがユーザーを満足させ、文化的立場をまっとうするためには、変化が必要であることを認識しました。どのような変化が必要なのか、それは メンバーたちの間での建設的な会話をコミュニティで促進していくことに他なりません。現在、Tumblrでは成人向けコンテンツの完全排除に向けて最後の調整を図っています。閲覧注意コンテンツおよびヌードコンテンツ(一部の例外を除く)を含む成人向けコンテンツがこれに該当します。
また、今回のポリシー変更と混同しないように気をつけたいと思いますが、児童ポルノを含め、未成年に有害なコンテンツも一切、Tumblrのコミュニティに投稿できなくなります。Tumblrではこれまでも、児童ポルノや未成年に有害なコンテンツを禁止してきましたが、本ポリシーをこれからもさらに強化し、産業標準である機械学習を使ったモニタリングも採り入れ、人間によるモデレーターも増員し、サイトの悪用や被害を報告できるユーザーツールも簡単に使えるようにしていく所存です。また、児童を被害から守る最前線で活躍する主要2団体であるNational Center for Missing and Exploited ChildrenおよびInternet Watch Foundationと提携することにより、ポリシーの侵害を法的機関に報告する体制を整えていきます。Tumblrのプラットフォームを悪用するすべての行為を防ぐことは難しいことですが、コミュニティをできる限り安全な場所にしていくということは、わたしたちの最優先事項であります。
もたらされる変化について
成人向けコンテンツを含む投稿は以後一切Tumblrには投稿できなくなります。コミュニティガイドラインも今回のポリシーの変更に準拠するため更新されました。Tumblrはアート、ポジティブなセックス、恋愛、性的指向、また個人の生活や生き方などについて自由に語ることができる場所です。これからもこの自己主張の多様性を促進しながらも、新しいポリシーがバランスをもたらしてくれるよう、努力したいと思います。
今回の変更が適用される理由とは?
今回のポリシー変更は、Tumblrがクリエティブな表現および自己発見を可能にし、さらにコミュニティの深い感覚を研ぎ澄ますために、Tumblrをより安全なプラットフォームにするための努力の一環です。Tumblrは継続して成長、進化を続けています。わたしたちが世界に影響をもたらしているのは明確なことです。Tumblrは、異なる年齢層や、地理的場所、文化、考え方を持つ人々に与える影響について責任を負っているのです。成人向けコンテンツを含むコミュニティにおける表現についての賛否両論の意見はこれまで十分考慮してきました。この中で、成人向けコンテンツがないほうが、多くの人々がより安心して快適に自己表現ができることを確認することできました。
インターネッ��にはいたるところに成人向けコンテンツがあふれています。成人向けコンテンツが見たい人は、他のサイトで利用すればいいわけです。Tumblrはそれに注ぐ力を、ぜひコミュニティに受け入れられる環境づくりに活用したいと思っています。
今後の進展は?
2018年12月17日より、今回の新しいポリシーが施行されます。これから、成人向けコンテンツを投稿しているコミュニティのメンバーには通知が送られ、これらはTumblrには掲載されなくなります。コンテンツが成人指定されたらそれに対して反論もできるようになっています。また、必要に応じてTumblrブログからコンテンツをエクスポートすることもできます。この変更はすぐに実施しきれるものではなく、複雑で時間がかかるものです。
膨大なコンテンツの中で、成人向けコンテンツと、例えばヌード画像などが含まれる政治的メッセージなどを切り離すことは、大変難しくなっています。自動ツールに依存しながら、人間の手も借り、成人向けコンテンツをシステムで識別しています。不適切に処理されることも考えられます。ですが、Tumblrでは最善を尽くして、コミュニティで認められた表現の中でポリシーを施行していく所存です。
また、重要な点となりますが、これからもTumblrの意思決定については、できる限り透明性を確保していく予定です。これには、資料、詳細情報、および製品の改善点やその他コンテンツモデレータがコミュニティやコンテンツと直接かかわっている内容が含まれます。
世界中のユーザーと同じように、わたしたちはTumblrを心から愛しています。今回の判断は愛に基づくものであり、コミュニティの今後のの希望をサポートするものであると考えています。特に変更施行時には、不具合が生じる可能性もありますが、Tumblrは皆さんのユーザーエクスペリエンスがポジティブなものとなることを信じ、これを進めてまいります。
Jeff D’Onofrio
CEO
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Childhood and the JSDF
I was born in a hospital in a very ordinary japan Kanto regional city.
By the time I was feeling well, I liked this land.
Well, however, my father originally had an empty studio and went to Kyushu with her parents with such a father.
I think that I was definitely going to a nursery school or a kindergarten around this time
It often seems that he was disliked by picking up, breaking, or sleeping at the time of going to sleep, and there was a memory that the headmaster got scolded by the headmaster etc.
At times like this, my parents generally do it again
It was a feeling of coming to apologize, but always bags
I was apologizing.
In retrospect, music recital, curricula, workshops ... always the same
I knew that only bags could come.
I can see the appearance of my father after I slept anymore on weekdays or on Saturdays and Sundays a few days a month
I do not remember my dad at all this time, such as night shifts and warfare
I remember when I went to a mountain holiday for the first time in a while,
It's time for me to be joking around and it is about to slip off the cliffs
My father at that time had a red face and pulled my hand
Basic I wanted to scold if I did evil, I do not know how to get involved with others,
It was such an idiot as to break the opponent
But, as always, both the bag and the father are basically admonished, after making it feel like to reflect on me
They bought me something to eat
Even when I was in the mountain, I thought I was being scolded clearly, I was just saying "I was nice, good"
I was ashamed of my stupidity and the goodness of my affair, and I regretted it more
I bought a soft ice cream at the drive in the way back.
I ate with crying because of why he was innocent and embarrassed
It was sweet with vanilla and tears
Clearly, I hated the SDF
I am thinking that I wanted to play with my father at this time and talk more
Being a boy with a bicycle in a kindergart, crashing into a bus and catching a bicycle,
What was furious that he threw a guy who broke the origami well well into the river
If I was trying to stone a forked trees near the garden,
Those who broke the glass and shouted by Ji - ...
It was almost time to hear various things
I always wanted to be reminded, but I wanted you to say tightly
Why can not I talk with my father this much? why?
He got injured (he dives from the head to the ground when he got stuck in the top of the jungle gym)
Was it when it was carried into the SDF's hospital
My father was talking with the doctor in his own uniform in the midst of consciousness
I am thinking that this is my father 's workplace, because I am here, I can talk more with my father,
I felt that I could not play
It seems that my father is deprived for some reason, I think that the Self Defense Force is bad as it seems to be separated
Self Defense Forces ≒ Evil Parents Discontinue Consciousness with Anesthesia after Guruguru Thinking Like Merry-Go-round
When I awoke, it was a bandage gruel, but my parents praised us for safety
I did not understand it well, but it seems that it ended safely
After my discharge, my father came to see me off to the gate
On this day my dad is also working at night
Because it is such a day there was something I wanted to talk to
But before opening the mouth, due to the big airplane my father's words and my words
It got drowned
After all, I could not talk much at that time.
Below is the C-130 transport aircraft that was called the "4-chicken" by the deck airplane at the time.

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幼少期と自衛隊
1.お馬鹿な幼少期
俺が生まれたのは、ごく普通の関東地方都市の病院。
物心付く頃には、この土地が好きに成っていた。
まあしかし、親父が元々空自づとめも有り、そんな親父とともにお袋と共に九州の方に行った。
この頃は確か、保育園だか幼稚園に通っていたと思う
良く他の人のものを取り上げたり、壊したり、寝る時間に仮面ライダーごっことかして、嫌われ者だったらしく、良く園長等に怒られた記憶がある
こんなとき、親が大体取り直しや
謝りに来る感じだったが、いつもお袋が
平謝りしてた
思い返すと、音楽発表会、学芸会、工作教室・・・いつもいつも同じ
お袋しか来れないのはわかってた
親父の姿が見れるのは、平日の俺がもう寝た後か、月に数日の土日だけ
夜勤やら当直とかで、基本この頃の全く親父を覚えていない
覚えているのは、久しぶりに休日山に出かけたとき、
俺がふざけすぎて崖から滑落しそうに成ったときだ
あの時の親父は、顔が真っ赤になって、手を引いてくれた
基本俺は悪さをしたら叱って欲しかった、他人と絡み方がわかんなくて、
相手を切れさして・・とかそんなバカな奴だった
でも、いつもお袋も親父も基本諭す感じで、俺に反省させる感じにした後は
何か食べ物とかを買ってくれた
山の時も、てっきりど叱られると思いきや、ひたすらに「良かった、良かった」とだけだった
只々、自分の馬鹿さ加減と親ばかの良さに気恥ずかしく、俺のほうが後悔した
帰りのドライブインでソフトクリームを買ってもらった
何故かいたたまれなく成ったのと気恥ずかしさとかで、泣きながら食べた
バニラと涙で甘じょっぱかった
2.はっきりいえば、自衛隊が嫌いだった
もっともっと、親父とこの頃遊んだり、話したかったと今更ながらに思う
園児で自転車で暴走して通園バスに激突して自転車をお釈迦にしたこと、
折り紙を上手く折れた人のやつを川に投げ捨てて大激怒されたこと
園の近くの柿の木めがけて、石あてをしていたら、
ガラスを割ってじーさんに怒鳴られた事・・
いろんなことを聞い��くれたのは大体お袋
諭すようにいつも言われて、でもきつく言って欲しかった
なんで親父とこんなに話せないんだろう? なんで?
大怪我して(ジャングルジムのてっぺんで仁王立ちしたら頭から地面にダイブした)、
自衛隊の病院に担ぎこまれたときだったろうか
意識が朦朧とする中で親父が空自の制服で、医師と話していた
ここが親父の仕事場かと思うのと、ここにいるせいで親父ともっと話せたり、
遊べれないんだと感じた
なぜか親父が奪われているようで、なんか切り離されるんだと思うと無性に自衛隊が悪いんだと
自衛隊≒悪の親玉なんてグルグル思考がメリーゴーランドのように回った後、麻酔で意識が途切れた
目が覚めると、包帯グルグルだったが、親が只々無事を褒めてくれた
よくわかんなかったけど無事に終わったらしい
退院後、親父が門まで見送りに来てくれた
この日も親父は夜勤
こんな日だからこそ喋りたいことが有った
でも口開く前に、デカイ飛行機のせいで親父の言葉も自分の言葉も
かき消されてしまった
結局、その頃はあんまり喋れなかった
下記が、当時のデカイ飛行機、俺が「四枚羽」と呼んでいた、C-130輸送機。
この頃滑走路に近いところに住んでいて、この飛行機はよく覚えている
飛行する時の毎度の��るささと、親父と門で喋れなかった為、
逆恨みして「大きくなったら、コイツをやっつけてやるんだ」
とよく言ってたらしい(お袋談)

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The US government and the Japanese government and security organizations are gatherings of fascists who slaughter civilians, thinking and suppression of speech. You do not have compassion and whereabouts. Lost quickly.




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Japan 's Deputy Prime Minister, Taro Aso, speaks to refugees to hide genocide. Terada, it's a discourteous bastard!
URL link 毎日新聞社(Mainichi Shimbun)
https://mainichi.jp/articles/20170924/k00/00m/010/097000c
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「共産党に投票する人は反日」の記事を書くと800円。政治系ブログ作成の求人が掲載中止に(BuzzFeed Japan) - Y!ニュース #Yahooニュースアプリ
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Neo-Nazism, KKK, Arian Brotherhood, Storm Front, Terrorist Tell
KKK, neo-Nazi, discriminationist, terrorists have no place on earth. Lost quickly.

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【書き起こし翻訳】人気モデル・水原希子さんによる中国のネット・コミュニティに対する2016年の謝罪動画(全文英日併記+訳者あとがき+聴き取り&翻訳解説付き完全版)
2016年,人気モデルの水原希子は3つの疑惑を巡って中国内外の批判に晒されていた。靖国と旭日旗の前で侮辱的なポージングをしたこと,そして13年に問題になったインスタ騒動のことだった。同年7月,水原は謝罪動画を投稿したが,今度は日本で批判に晒されることになった。これまで全訳はされたことがない原文から書き起こして翻訳した。 (ログル版)
Hello everyone, I am Audrie Kiko Daniel, also known to my fans and most people as Kiko Mizuhara.
皆さま、こんにちは。オードリー・キコ・ダニエルです。ファンの皆さまやほとんどの方は「キコ・ミズハラ」の名前でご存知のことと思います。
I would like to sincerely apologize to everyone in China and clarify a few things through this video, especially the online community, for being upset with me over recent events.
中国のすべての皆さま、とくにネットのコミュニティの皆さまへ、このビデオを通��て、私のことで不快な思いをさせてしまったことについて深くお詫びをするとともに、幾つかの誤解を解かせていただきたいと思います。
For those who are not familiar with my background, I currently live in Japan, but I was actually born in the United States. My dad is American and my mom is Korean born in Japan. Our family moved to Japan when I was two. And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world. More importantly, I learned to appreciate mutual respect for different people.
私の生い立ちをよくご存知でない方に説明いたしますと、私は現在は日本にで暮らしていますが、生まれたのは実はアメリカです。父はアメリカ人で、母は在日韓国人です。私たち家族は、私が2歳の時に日本に移住しました。そして多様な文化的背景を持つ私は、神戸で育つことで、多種多様な異なる文化に接し、世界中の人たちと親しくなる機会に恵まれました。そして何よりも,異なる人びとと相互に尊重し合うことを学びました。
I see myself as a global citizen, and even before coming to work in China in recent years, I have many Chinese friends in Japan who are very close and dear to me.
私は自分自身を地球市民だと思っています。最近になって中国でお仕事させていただく以前から、日本にはとても親しい、とても大切な中国人の友人たちが大勢いました。
As I now spend more time in China, I feel fortunate to be able to make new friends, learn more about China; about its long history and it’s amazing culture. I definitely would not offend or intended to offend anyone in China.
そして今、中国でより長い時を過ごすようになり、新しい友人たちと出逢い、中国の悠久の歴史や素晴らしい文化などに触れ、中国についてより深く学ぶ機会に恵まれたことを幸運に思っています。中国の誰にもけっして不快な思いをさせたくはありませんし、またそうする意図もけっしてありません。
Hence, I would like to clarify and bring up close on three recent incidents.
ゆえに私は,3つの出来事について、誤解を解くともに、その真相に迫りたいと思います。
Firstly, I am a supporter of world peace, and definitely, anti-war. I’m confirming that this is definitely not me in the picture. A very good Chinese friend told me that this is a case of “mistaken identity”.
まず、私は世界平和を支持し、断固として反戦の���場をとる者です。あらためて確認しますが,この画像に写っているのは確実に私ではありません。中国人の朋友が教えてくれました、これは所謂中国の故事に倣う「人違い」だと。
The second incident which I would like to clarify is related to another picture. I was accused of posing offensively in front of a flag. I would also like to confirm that I am not in the picture and that I am a supporter of peace.
誤解を解きたい二つ目の出来事は、もう一つの写真に関連しています。ある旗 [旭日旗] の前で [中国人にとって] 侮辱的なポーズをとったと疑われていました。これについても,画像に写っているのは確実に私ではないこと,また私は平和を支持する者であることをあらためて確認させていただきます。
Thirdly, there was a regrettable incident on Instagram in 2013 when I was introducing my friend to Instagram and I was encouraging him to post pictures. As a result, I was supporting his posts by giving him ‘likes,’ but regrettably found out that he had posted an extremely inappropriate picture. I deleted my 'like’ within an hour, and my friend also deleted the picture after realizing that he was wrong.
三つ目は,2013年にInstagram上で,私が友人にInstragramを紹介し,画像の投稿を薦めていたときに起きた残念な出来事でした。私は彼の投稿に「いいね」をすることで彼を支援していたのですが,[後になって] 彼がきわめて不適切な画像を投稿していたことを知る残念な結果となりました。私は1時間以内に「いいね」を取り消し,後で誤ちを犯してしまったことを知ったその友人も画像を削除しました。
In addition to say[ing], “对不起(I’m sorry)” to everyone, I would also like to encourage anyone who has been misunderstood to speak up, and present the truth when caught up in “mistaken identity” situations.
皆さまに「ごめんなさい」を伝えるとともに,皆さまには、[私のような] 「人違い」から生じる状況に巻き込まれた場合には、声を大にして訴え出て、真実を指し示すように呼びかけたいと思います。
Lastly, I would like to apologize, again, for upsetting anyone. We are all from different cultures, but I truly believe that with more mutual understandings, love and peace will bring us together and make the world a better place.
さいごに、皆さまに不快な思いをさせてしまったことについて,重ねてお詫びいたします。私たちはみな、異なる文化を抱えています。けれども私は,相互に理解を深めあえば,愛と平和が私たちを結びつけ、よりよい世界をつくることができると,そう心から信じています。
“謝謝大家(Thank you very much.)"
ありがとうございました。
訳者あとがきにかえて
実はこれから私が書こうとしていたことの大半は,すでに2016年に『リテラ』が指摘していたのでそこは割愛する。それでも尚,ヘイト界隈は今も全く悪びれず,水原さんを”反日女優”と決めつけ,ヘイトスピーチの対象にしている。そう”固定しなければ”困るのだろう。
一部では有識者までもが,この16年の謝罪動画��もとに,水原さんを批難する者はヘイトを振り向けているのではなく,彼女が『日本人ではないことを強調した』と,”居直る姿勢”が問題なのだともっともらしく強弁する。こういう「擁護を装った一見合理的な批判」が一番タチが悪い。
だが,彼女は日本人ではないことを強調したのではない。鍵となる発言は,彼女がどのようにして『地球市民』であるという認識に至るほどの国際感覚を培ったかにある。原文に立ち返らずに誤訳だらけの字幕動画を元にするから,こういう見当違いの(だがもっともらしく聞こえる)詭弁を宣うことができる。
"そして多様な文化的背景を持つ私は、神戸で育つことで、多種多様な異なる文化に接し、世界中の人たちと親しくなる機会に恵まれました。そして何よりも,異なる人びとと相互に尊重し合うことを学びました。"( And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world. More importantly, I learned to appreciate mutual respect for different people.)
この発言の意味がわかるだろうか。
彼女は神戸で育ったことを誇りにしているのだ。ただでさえ「多様な文化的背景」を持つ水原さんは,神戸”で”「多種多様な異なる文化」に接した経験を経て「異なる人びとと相互に尊重し合うことを学んだ」と語っているのだ。これは,彼女のスピーチの読点と,原稿上の読点を取り違えることによって生じる錯誤だ。
水原さんは確かに動画では"and growing up in Kobe"で一呼吸をとっているが,それは原稿の流れからいうと不自然で,それをスピーチの呼吸と合わせて「神戸で育った」とするのは聴き取り違いであり誤訳なのである。これは条件句として,「神戸で育ったため」と解釈する。
つまり,その後に続く息継ぎの必要な長い文は,すべて「神戸で育ったことで得られたもの」として語れているのである。そして,これは容易に想像できることでもある。神戸は戦時中,ドイツの迫害を逃れたユダヤ人たちが身を寄せた場所であったことも有名な国際都市だ。
現在も世界10都市と提携を結び,幅広い分野で国際交流を行っている。市の基本方針が『外国人の方々が暮らしやすいまちづくり』。つまり,「地球市民」の彼女にとって神戸は暮らしやすく,また「多種多様な文化」に接し,「世界中の人たち」と親しくなる機会を育んだ場所でもあるのだ。
彼女は愛着と誇りを持って,神戸の国際性をこの一文で語っていたのだ。中国のオーディエンスに対して,自分の非を詫びて謝罪しながらも,堂々と日本の故郷・神戸の誇るべき点をアピールしているのである。それが彼女の「地球市民」観のルーツにあるからだ。日本人として寧ろ誇りに思うべき瞬間ではないか。
更に最後に彼女が何と言ったか。
"皆さまには、[私のような] 「人違い」から生じる状況に巻き込まれた場合には、声を大にして訴え出て真実を指し示すように呼びかけたいと思います” ( I would also like to encourage anyone who has been misunderstood to speak up, and present the truth when caught up in “mistaken identity” situations. )
と述べている。つまり誤った批判・指摘には敢然と立ち向かって自らの正義を主張することに臆するなということだ。
日本人としての深いルーツを神戸で育んだ彼女が,中国人たちのいわれなき批判に対し,毅然と認めるべきことは認め,否定するべきことは否定した。これって,”同じ日本人”としては,「胸のすく瞬間」なのではないのか。ましてやネトウヨ系なら尚更だろう。中国人たちにバシっと言ったんだぞ?そこわかってるか?
だが,わかるはずもない。一年も前から誤訳まみれの字幕動画と,それを元にした三流ネット記事をベースに批判を展開したきたのだから。「グローバル人材」なる『人づくり』を目指す安倍政権を支持する革新保守ならば,「わが国のグローバル人材がやってくれた!」と小躍りしてもいい位だ。
だが,非公式動画の字幕を信じ込んでしまう程度のリテラシーしかないから,日本語としても字幕がおかしく前後の整合性がとれていないことにも気づかない。そして「靖国」「旭日旗」のこのキルワードが否定されたことだけに激昂し,「反日」呼ばわりする。どちらが「反日」なんだ。大局を見ずに結果的にグローバル人材を辱めることの何が「反日」でないと言うのだ。
この「謝罪動画」の真の価値を見出すこともできず,1年間批判の材料にし続けてきたヘイト界隈は言うまでもなく,あまつさえ詭弁を弄して「擁護を装った合理的な批判」を展開した所謂有識者には,”声を大きく”して『恥を知れ』と言いたい。
水原さんが恥を忍んで,でも毅然と,謝るところと否定することのメリハリをつけてた堂々たる謝罪動画により守ったのは国際都市,そして水原希子という国際的な才能を生み出した母国日本の面子である。つまりわれわれ一般の日本人の面子である。それを「有り難い」と謝意を表すならまだしも批難の的とするのは筋違いにも程がある。
【追加解説】水原謝罪動画の肝:”神戸が私を地球市民に育てた”
謝罪動画の内容が「日本人ではないから」という言い訳でしかないという批難がいかに的外れであることは,上記「あとがきにかえて」で説明したが,原文の詳細な解説については割愛していた。水原さんが動画で"and growing up in Kobe"で区切りを入れていることをなぜそのまま「句点」として受け止めてはならないのか,その理由をより詳しく解説する。
これを理解するには,前段の箇所が何を言わんとしているか,またパラグラフ全体が何を言わんとしているかを俯瞰的に把握することがまず肝要となる。
For those who are not familiar with my background, I currently live in Japan, but I was actually born in the United States. (私の生い立ちをよくご存知でない方に説明いたしますと、私は現在は日本にで暮らしていますが、生まれたのは実はアメリカです。)
My dad is American and my mom is Korean born in Japan. (父はアメリカ人で、母は在日韓国人です。)
まず,この二つのセンテンスの目的は,次のことを報せることにある。
日本に暮らしていること
出生地はアメリカであること
父と母はそれぞれ別の国の出身であること
Our family moved to Japan when I was two. (私たち家族は、私が2歳の時に日本に移住しました。)
And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world. More importantly, I learned to appreciate mutual respect for different people.(そして多様な文化的背景を持つ私は、神戸で育つことで、多種多様な異なる文化に接し、世界中の人たちと親しくなる機会に恵まれました。そして何よりも,異なる人びとと相互に尊重し合うことを学びました。)
この二つの長いセンテンスの目的は,次のことを報せることにある。
日本には二歳の頃から住んでいること
国際感覚を身に着けたのは神戸のおかげであること
その最中に相互尊重の精神の大切さを学んだこと
1パラグラフ5センテンスという一般的な決まりを律儀に守っているこのパラグラフがいわんとしていることは,総合すると:
日本に暮らしていること
出生地はアメリカであること
父と母はそれぞれ別の国の出身であること
日本には二歳の頃から住んでいること
国際感覚を身に着けたのは神戸のおかげであること
その中で相互尊重の精神の大切さを学んだこと
つまり,
「二歳の頃から日本に暮らしているが出生はアメリカ。父と母はそれぞれ別の国の出身者。私を育てたのは神戸の環境で,国際感覚は神戸で多種多様な文化や世界中の人びと接して身に着いたものです。その中で相互尊重の精神が何より大切だと学んだ」→私は神戸に育てられた国際人=『地球市民です』
ということ。
これは,音声の聞き取りを間違えるとまったく違う意味になる。核となるのが,次の箇所だ。
“Our family moved to Japan when I was two. And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world.”
ここを,日本語字幕付動画はこう訳している。
「私は2歳のときに家族で神戸に移りました。そんな多元的な文化を背景として育ちました。私は多文化との接触を多くもってきました。そして世界各地に多くの朋友をつくることとなりました。」
これは,英語をこう聴き取っていなければ成立しない。
“Our family moved to Japan when I was two [and I GREW up in Kobe.] My cultural background is diverse. I was exposed to different culture and befriend people in every part of the world.”
だが実際は,こうである。
“Our family moved to Japan when I was two. And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world.”
昨日9/19,ほぼ同時に一斉に全訳をアップした他の二名の訳者は,ここをこう訳している。残念ながら,そのうち誰も原文はアップしていない。
「私たちの一家は、私が2歳の時に日本に移り住み、私は神戸で育ちました。多様な文化的バックグラウンドを持っているおかげで、私は様々な文化に触れ、世界中からの人々と友達になる機会を得て、そしてもっと大事なこととして、異なる人たちを相互に尊重することを学びました。」 みなみまなぶのブログより
「私は2歳の時に日本に移住し、神戸で育ちました。多様な文化的背景によって、私は異なる文化に触れ、世界の多くの人たちと友人になれる機会を得ました。そして、異なった人々が相互に尊重しあうのが重要であると学びました。」 教えて君コミュニティー【ASKS?】(西村博之氏)より
これはいずれも,原文をこう区切っていなければ成立しない訳だ。
“Our family moved to Japan when I was two and grew up in Kobe. With my diverse cultural background, [I was] given [xME] the opportunity to be exposed to different culture and befriend people from around the world.”
もう一人,原文のみをアップしてる訳者もいた。
“Her family moved to Japan when I was 2 and growing up in Kobe. With my diverse cultural background, given me the opportunity to be exposed to different cultures and befriend people from around the world.” Sociological Design TRICKS Official(加藤晃生博士)より
大体の人が,こう聴き取ったのだろう(ここでは"Her" は確実に”Our"の間違いだが。なぜならここでの"Her"は在日韓国人の母のことを指すことになるが,その母は日本で生まれている。日本に移住したのではないし,まして水原さんが2歳のときに母の家族が移住したのではない。時系列が狂ってしまう)。
肝となるのは,この部分だ。
“With my diverse cultural background, [has] given me the opportunity to be…”
これは文として成立していない。なぜなら,『何』が"opportunity"を与えたのか,主語が表記されていないからだ。
“with my diverse cultural background"は「多様な文化的背景があることで」という”前振りの文”に過ぎない,その後で「○○が」機会を与えたことに繋がらないと,即ち"条件文”(conditional phrase)が無いと,文として成立しない。
この「○○が」に相当するのが,「神戸に育ったことで」という,WHYに答える条件文だ。
だから,正しい聴き取り文はこうなる。
"And growing up in Kobe with my diverse cultural background has given me the opportunity to…”
直訳すると,
「多様な文化的背景を持つ私が神戸で育ったことで,」
となる。
これを前後の文脈と流を踏まえてきちんと翻訳すると,
「そして多様な文化的背景を持つ私は、神戸で育つことで…」
となる。
ここを聞き誤ると,神戸で”ただ”育ったことになる。しかし彼女がいかにして,「多種多様な異なる文化に接し、世界中の人たちと親しくなる機会」を得たのか。”一体『何』によって恵まれたのか”という問いが当然必要だ。
その答は,単なる「多様な文化的背景」ではない。国際人である”背景”と,「神戸」という”環境”に育ったこと(growing up in Kobe)この二つが合わさって,「地球市民」たる彼女が生まれたのである。
この1つのパラグラフはそのことを説明している。そして,
“I see myself as a global citizen,” ( 私は自分自身を地球市民だと思っています)
という次の言葉に繋がるのである。
以上
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Twitter社との闘い
ツイッター・サポートの中の人って相当感情的で幼稚なやつがやっているようだ。もしかしてネトウヨじゃねーの?(笑)
2016/06/22 19:39 FROM: [email protected] TO: 野間易通 SUBJECT: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
@kdxn. いつもご利用いただきありがとうございます。
大量のTwitterアカウントを利用されているようなので、アカウントを凍結しました。重複使用を目的としてアカウントを大量に作成することはTwitterルール (https://twitter.com/rules) で禁止されています。つきましては、詳しい情報が提供されるまですべてのアカウントを凍結させていただきます。
このメールの返信にて以下の情報をお知らせください。
作成したアカウントのリスト それらのアカウントの使用目的 よろしくお願いいたします。
Twitter
Reference #ref:00DA0000000K0A8.500G000000zFn84:ref
2016/06/22 21:09 FROM: 野間易通 TO: [email protected] SUBJECT: Re: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
重複使用を目的としてアカウントを作成した事実はありません。 @cracjpと@kdxnは 前者が反レイシズム団体の公式アカウント、後者が私の個人アカウントです。
Noma Yasumichi
2016/06/22 21:10 FROM: [email protected] TO: 野間易通 SUBJECT: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
@kdxn. いつもご利用いただきありがとうございます。
秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成することはTwitterルール (https://twitter.com/rules) で禁止されています。
復活するアカウントを1つお選びください。それ以外のアカウントは凍結解除されません。復活したアカウントは、Twitterルール (https://twitter.com/rules) に完全に準拠する必要があります。凍結解除するアカウントのユーザー名をこのメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願いいたします。
Twitter
Reference #ref:00DA0000000K0A8.500G000000zFn84:ref Help Twitter, Inc. 1355 Market Street, Suite 900 San Francisco, CA 94103
2016/06/22 21:15 FROM: 野間易通 TO: [email protected] SUBJECT: Re: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
「秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成」してはいませんので、@kdxn と @cracjp の両方を即座に凍結解除しなさい。
Noma Yasumichi
2016/06/22 21:38 FROM: [email protected] TO: 野間易通 SUBJECT: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
@kdxn. いつもご利用いただきありがとうございます。
秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成することはTwitterルール (https://twitter.com/rules) で禁止されています。
復活するアカウントを1つお選びください。それ以外のアカウントは凍結解除されません。復活したアカウントは、Twitterルール (https://twitter.com/rules) に完全に準拠する必要があります。凍結解除するアカウントのユーザー名をこのメールの返信にてお知らせください。
よろしくお願いいたします。
Twitter
Reference #ref:00DA0000000K0A8.500G000000zFn84:ref Help Twitter, Inc. 1355 Market Street, Suite 900 San Francisco, CA 94103
2016/06/22 21:45 FROM: 野間易通 TO: [email protected] SUBJECT: Re: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
「秩序を乱すことや嫌がらせを目的として、または重複使用を目的として、アカウントを大量に作成」してはいませんので、@kdxn と @cracjp の両方を即座に凍結解除しなさい。
Noma Yasumichi
2016/06/22 21:48 FROM: 野間易通 TO: [email protected] SUBJECT: Re: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
あと重要なこととして、違反のないアカウントを無意味に凍結してユーザーの利便性をいたずらに損なったことについて謝罪すること。
無料サービスである以上多少の不手際は我慢しますが、とはいえこちらは広告も表示したうえで使っているのですから、あまりにもずさんか��失礼です。
以上、すぐにやりなさい。
Noma Yasumichi
2016/06/22 22:17 FROM: [email protected] TO: 野間易通 SUBJECT: Case# 34350971: Appealing an account suspension - @kdxn
@kdxn. ご連絡ありがとうございます。
複数の違反行為または繰り返しTwitterルールに違反したため、お客様のアカウントは永久的に凍結されました。
Twitterルール : https://support.twitter.com/articles/253501
このアカウントを凍結解除することはありません。
このメールにご返信いただいても対応いたしかねますので、ご了承ください。
よろしくお願いいたします。
Twitter サポートチーム
Reference #ref:00DA0000000K0A8.500G000000zFn84:ref Help Twitter, Inc. 1355 Market Street, Suite 900 San Francisco, CA 94103
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