iamdekisokonai
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出来損ないの唄
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iamdekisokonai · 21 days ago
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二人静(ふたりしずか)という名前の色があって、その名前がなんだかすごく好き。
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iamdekisokonai · 2 months ago
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年末年始やGW、お盆は家族と過ごすだろうしなあと誘うのをやめてしまうの、既婚者ばかり好きになってきた人の宿命というか呪いだと思う。
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iamdekisokonai · 3 months ago
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わたしはきっと、愛されたかった。
後になってあれは愛だったと気付くような
愛もいいけれど、
わかりやすく愛されたかった。
叱られてもいい。罵られてもいい。
でもその分愛していると証明してほしかった。
今からじゃもう手に入らないから。
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iamdekisokonai · 4 months ago
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冗談みたいな寒さで目を覚ます。隣ではうーん、うーん、と泣き始める前の赤子のような声を上げながら寝返りを打つ恋人。背中を少しさすってあげると満足そうにまた眠りに落ちた。巷で大流行中のインフルエンザに罹り、家庭内感染(?)は避けられたものの、ひどい鼻詰まりと咳はまだ残っているよう。わたしの良質な睡眠は暫くお預け。
鍋を火にかけながらぼーっと考え事をしていたら、鍋底が真っ黒に焦げついた。お焦げとして昇華しようと混ぜ込んだら、全体にそれはもう強烈な花火のような匂いが纏わり付いた。
なんとなく好意を持ってくれてそうだな?と思っていた人と連絡先を交換してしまった。普段直接話すときはすごくぶっきらぼうというか、投げかけたことに対して簡潔に短い文字数で打ち返してくるだけの人なのだけどラインだと「どうして?」とか「○○さんはきっとそう思ってるよ笑」とかフランクかつ私の好きな丁寧な言葉を使う人ですごく心地がいい。なんでじゃなくてどうして、絶対じゃなくてきっと。そういう細かいところに品性は宿ると思うから。1回目のデートはお花見になりそうだな、とまだ誘われてもいないのに考えている。
ラルフローレンのコーデュロイジャケットをメルカリで買ったら想像よりぴたぴただった。サイズは確認したつもりだったけど、自分の太り具合を考慮できていなかった。春までには戻さねば。
生活は続く。
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iamdekisokonai · 7 months ago
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駅のエレベーターに乗り込むと、元恋人のつけていた香水の香りがした。この香りを懐かしく思える。きっと前に進めている。
高校時代の後輩と7年ぶりに会うことになった。かくいう高校時代は数回事務的な話をしただけで、上京してから共通の友人を介して会ってからふたりでデートもした。当時のわたしはかなり歳上の男に首ったけで、後輩とのせっかくのデートなのに「男の子はこうした方がいいよ〜」とか「大人の余裕があればな〜」とか失礼なことを言った気がする。それを怒りもせず「頑張りますから、またデート誘います」と言って終電より1時間も早い電車に乗せてくれた。勘は鈍くない方だと思う。次会ったら告白される予感がして、連絡を絶った。それ以来である。
どういうつもりか聞くのも野暮だなと思い、何も聞かずに承諾したが、どういうつもりなんだろう。結婚報告か、田舎に帰ることになったか、お金を貸してほしいのいずれかだと踏んでいる。ただ結婚をわざわざ報告するような間柄ではないからあるとしたら後の二つだろうか。
人の思いを踏みにじるのは容易い。踏みにじっている自覚が無ければ尚のこと。きっと彼から連絡が来なければ、7年前最悪のタイミングで連絡を絶ったことも忘れていた。
ここだけの話。
雨が止んだ気配がしたから外に出る。まるまると太った猫の"トモコ"が久しぶりに顔を出してくれた。妙に人間みたいな顔をしているので人面猫トモコと勝手に名付けてから早2年。毛艶からしてきっとどこかの飼い猫で、この太り方からしてこうしてほっつき歩いている時にご飯を差し出してくれるお家もいくつかありそう。トモコにはいくつ名前があるんだろう。
髪の毛を暖色に染めてから初めての出社。上司がやたらと「いいね、似合うね」と褒めるので気味が悪くて、先輩に聞くと「転職活動してないんだって、近々で辞めるって言い出さないと分かって嬉しいのよ」と言われた。オレンジ髪で転職活動する奴だっているだろ。いや、いないか。
満月だね、と言うと、残念まだカレーパンですと彼。確かに、まんまるではなかった。むっちりとしたカレーパンに見えてきた。
生活は続く。
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iamdekisokonai · 1 year ago
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結局怖気付いて何も言えずに隣で眠った。この穏やかな暮らしの中で生まれた歪みを見過ごせないくせ、この平穏を自分から手放す勇気もない。
休日出勤を終えて上司イチオシのお店へ。ニョッキを初めて食べた後輩が目をクリクリさせておいしーい!を連発していたらシェフがわざわざ出てきてくれた。私が何を隠そうこの美味しいニョッキを作ったシェフです、みたいなこと言って、後輩が感動して握手求めてて、和やかな時間が流れた。
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そのあともうひと仕事終えて帰路に着く。部屋には、クーラーの冷気とさっきまで人がいた温度だけが残っている。何かを察して一時的に家を空けたようにも思える。そういうところだけ、わたしと彼はよく似ている。感情的な喧嘩や言い合いこそないが、冷静に話し合えない不毛な時間はそこらの恋人より多分かなり多い。うーん。
生活は続く。
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iamdekisokonai · 1 year ago
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春愁
初詣に行った帰り、釜飯屋さんで昼食を取った。隣の席が、おそらく最近付き合い始めた30代後半くらいのカップルで、これも憶測でしかないけれどお互い好きで仕方なくて付き合ったというより結婚相談所とかで最終目的のために付き合い始めたような感じ。会話もよそよそしくて、彼女が「思ったより量たくさんだね」と食べきれない旨やんわり伝えてるのに、「残ったら食べるよ」とかもなく、最後の方は彼女がひとりで頑張って食べてるのに彼氏の方が「食べるのゆっくりって言われない?」とか言い出してしんどかった。
帰りに隣のふたりの会話聞いてて辛かったって話したら、恋人が同じこと思ったと言ってくれて少し救われた。彼女の方の肩を持ちたいわけじゃなくて、あれが男女逆だったとしてもあのやり取りにはモヤモヤしていたと思う。恋人が「お茶頼んだの迷惑だったかな」と言うので何のことか聞くと、"彼氏は食べ終わってたからグラスが空でも気にならないけど、彼女の方は苦しそうなのに空のグラスを気にもかけてもらえてなかったから、○○がお手洗い行ってる時あったかいお茶頼むついでに隣にもって言っちゃったんだよね"とのこと。大丈夫、最高だよ、と答えた。わたしは彼の、こういうところを好きになったんだ。
人の気持ちに敏感でありたいと思う。生きにくいとか、変な気持ちまで察して八方美人になるくらいなら、と考えた時期もあったけど、やっぱりわたしは人の気持ちを分かろうとする人でいたい。と思えた年初め。
生活は続く。
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iamdekisokonai · 1 year ago
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揺蕩
私は人に期待していないから、少しなら無理をする。最初はどれだけいい人に見えても、時間が経ったり、慣れるとすぐ以前と比べてあーだこーだ言い出すのを知っている。恋人は、無理することないよ、と言うけれど。その言葉に寄りかかって痛い目を見てきた。所詮、違う土地、違う家庭、違うコミュニティで育った人間と人間。妥協点を見つけて、うまく折り合いをつけていく他、術はない。
麻婆豆腐は手作りするよりクックドゥーの方が美味い。なんとか醬をいっぱい買いこんで、カルディでちょっとお高めの花椒を買うか悩んでる時がピークだった。箸進まず選手権だったらなかなかいいとこまでいけるくらいには微妙な味。改善の余地ありとかいうレベルではなかったので、即諦めがついてありがたい。
ナチュラルな爪だとどうもテンションが上がらない。異性からの評判はよくても、自分からの評判がすこぶる悪い。せめてもの抵抗で変わった色のストーンをつけたけど、そんなんで満足するんだ?へ〜〜。と意地の悪い自分が顔を出す。次はもっとかわいい凝ったデザインにしようね、と言い聞かせる。
生活は続く。
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