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線香花火のような
※バンビエン初日 〜出逢い〜
2日前にベトナムはハノイから20時間かけてラオスの首都 ビエンチャンに到着していた。
ビエンチャンからバンビエンまではミニバスで4時間の道のり。
朝8:00のバスで同じ宿に泊まっていたディランとバスに乗り込む。
実はこの時、既にお腹をゆる〜くしており、出発ギリギリで宿のトイレに駆け込んでいた。
その間にバスは到着しており、ロビーで待っていたディランの姿が見当たらない。
Σ(゚д゚lll)乗りそびれた…。
と思っていたが、宿のスタッフがバンビエン行きでしょ?あっちよ!と指差す方にマイクロバスは止まっていた。
ー セーフε-(´∀`; ) ー
しかし、この時ばかりは流石に焦った。
そんな事をよそに、荷物の積み込みをしているところへ自分のバックパックを渡し、胸を撫で下ろしたところで車内へ。
実はこの時点で物語ははじまっていたのかもしれない
バスに乗り込んだ時点で、アジア人女性は2人。
他、男子+欧米人女子。アウェイな空気。
白と黒の細かい柄のワンピースを着た清楚なイメージの黒���の女性。もう一人はネイビーのワンピースの小柄な女性。こちらは寝ている。
同じ宿に泊まっていたフレンチ男爵さんが隣に座っている。
あまりしつこく見ることも怪しまれるだろうと、そそくさと席に着いた。
4時間というあっという間の出来事。
予定通り、バンビエンに到着。
バックパックも受け取り、目星を付けていた宿はと、、、、、んっ?
目の前に見覚えのある看板。
そう、バスの到着場所こそがまさに目を付けていた宿だった。見た感じ宿に見えない。
まず、どこがレセプションなんだろうか。
人を迎え入れるいで立ちではない。
ドミのベッドは野戦病院的な鉄パイプ。と聞いている。
…。
……。
………。
ここ辞めまーす‼︎宿探しはあっさり振り出しに戻った。
一旦リセット。煙草に火を付ける。
ふぅ。。
辺りを見回すとさっきまでわらわら居た欧米人達は思い思いの方向へ歩き出していた。
遠ざかる、バックパック達。
そこに、お店の外にあるテーブルにポツンと座っていたアジア人の女の子。
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