Tumgik
junsho-ji · 1 day
Text
Tumblr media
「こうなるはずだったのに」というのは、「過去に抱いた願望」へのとらわれ。
「いつかきっとこうなるはず」というのは、「未来の空想」へのとらわれ。  
そしてこれが、私たちの不安や焦りや自責や後悔を生む背景にある原因です。
ー諸富祥彦 著『人生を半分あきらめて生きる』(幻冬舎新書)よりー
0 notes
junsho-ji · 2 days
Text
Tumblr media
もとより人間の苦悩のもとは、善し悪しの思いにかたくなに固執している自我意識にある。
しかし問題は、その善し悪しに固着する自我意識がただ個人の意識にとどまることなく、それが社会意識として実体化していることにある。
ー狐野秀存 著『釈尊から親鸞へ 七祖の伝統』(真宗文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 3 days
Text
Tumblr media
小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、あいての話を聞くことでした。
なあんだ、そんなこと、とみなさんは言うでしょうね。
話を聞くなんて、だれにだってできるじゃないかって。  
でもそれはまちがいです。
ほんとうに聞くことのできる人は、めったにいないものです。
ミヒャエル・エンデ 作・ 大島 かおり 訳『モモ 』(岩波少年文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 7 days
Text
Tumblr media
樹上生活から地上に降りてきた人類の祖先は、天敵の存在に脅えながら、集団で生きることを選択した。
本能として刷り込まれた危機意識は、天敵が存在しなくなったことに同意できない。探し続ける。
求め続ける。
だって敵が見えない状態が怖いのだ。
だからこそ生物学的な天敵を失った人類は、違う共同体に帰属する人の集団を、最も危険な存在としてまずは認識する。
危機意識を発動させる。  
こうして人は仮想敵を求める。
いなければ作り出す。
そして安心しようとする。
ー森達也 著『すべての戦争は自衛から始まる』文庫版 あとがき(講談社文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 8 days
Text
Tumblr media
何の根拠も示さずに他人に価値観を一方的に押し付ける時、私たちは「常識」という言葉を使います。しかし、そこにどんな真実があるのでしょうか。
ー浅野玄誠 著『非常識のススメ 真宗教育シリーズ』(真宗文庫)よりー
#浅野玄誠 #根拠のない価値観 #常識 #世間様 #エゴイズム #散歩 #つれづれ #今日の言葉 #石神井公園 #撮影散歩 #今日の一枚 #カメラのたのしみ方 #順正寺 #写真
0 notes
junsho-ji · 9 days
Text
Tumblr media
自分の思い計らっていたこと、自分が予定していたこと、自分の考えで固めていたこと、もう少し言えば思い込み・決めつけ、これが砕かれるというかたちで起こるのが「仏との出遇い」の中身なのです。
ー 一楽真 著『念仏は人間に何を与えるのか』(伝道ブックス)よりー
0 notes
junsho-ji · 10 days
Text
Tumblr media
形式主義は形式を説くことによって我々の認識を豊富にすることなく、形式に固執することによってかえって我々の認識を貧困ならしめる。
ー三木清 著『危機における理��的意識』よりー
0 notes
junsho-ji · 11 days
Text
Tumblr media
探究の中止は、見方の固定化・思考の硬直化を呼び込む。
我々が生活のなかで相手にする物事の大半は、単一の見方だけで見通せるほど平板で単純なものではなく、複雑で奥行きのあるものだ。
ー古田徹也 著『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHKブックス)よりー
0 notes
junsho-ji · 12 days
Text
Tumblr media
何か新しいことを学んだら、即座に自分たちの偏狭な形而上学的視野を変えなくてはならない。
この世界に関して新たに知った事柄を、真剣に受け止める必要があるのだ。
たとえそれが、現実の構成に関する自分たちの思い込みと衝突したとしても。
ーカルロ・ロヴェッリ 著/冨永 星 翻訳『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』(NHK出版)よりー
0 notes
junsho-ji · 13 days
Text
Tumblr media
現実の成り立ちを巡るわたしたちの思い込みは、自分たちの経験の結果でしかない。
だが、わたしたちの経験には限りがある。
自分たちが過去に行ってきた一般化を、絶対的真理とするわけにはいかないのだ。
ーカルロ・ロヴェッリ 著/冨永 星 翻訳『世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論』(NHK出版)よりー
0 notes
junsho-ji · 15 days
Text
Tumblr media
私が私がの自力の世界に生きていようが、
私の存在それ自体は他力でしかあり得ない。
ー小川一乗 著『大乗仏教の根本思想』(法蔵館)よりー
0 notes
junsho-ji · 16 days
Text
Tumblr media
かけがえのない愛に
包まれていながら 気づかずにいたのね
誘惑の熱い砂
ただひとつの愛に そむいてしまったの
Uh...
ーサーカス「Mr.サマータイム」(作詞:竜真知子/作曲:ミッシェル・フュガン)よりー
0 notes
junsho-ji · 17 days
Text
Tumblr media
私たちは、瞋りと愚痴と欲の心をおさえようとしても、おさえて除き去ることはできません。
瞋りの心を退治しようと思うと愚痴が出てくる、その愚痴を退治すると欲が出てくるといったように、退治しきれるものではない。
ー金子大榮 著『浄土真宗とは何か 『教行信証』のこころ』(真宗文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 18 days
Text
Tumblr media
人間は自分という牢獄に閉じ込められた囚人である 。
その中に「自分」が閉じ込められ、自分のみが背負って生きていかなければならない宇宙です。
ー横山紘一 著『唯識の思想』(講談社学術文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 20 days
Text
Tumblr media
いかなる瞬間においても、私においてもあなたにおいても、現実に〈いのち〉が単独で存在することはありえないのである。
ー小川一乘 著『親鸞が出遇った釈尊―浄土思想の正意―』(真宗文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 21 days
Text
Tumblr media
何かについて突然訊かれる時に最初に思いつく意見は、たいていわれわれ自身の意見ではなく、世間普通でわれわれの階級、地位、生まれにはまったものにすぎない。
自分の意見というものは、滅多に表面まで浮かびあがって来るものではない。
ーフリードリヒ・ニーチェ著/上妻純一郎・阿部六郎 訳『人間的な、あまりに人間的な 完全版』(古典教養文庫)よりー
0 notes
junsho-ji · 22 days
Text
Tumblr media
「念仏は人間に何を与えるのか」と問われれば、私たちに「生き方」を与えてくださると答えたいと思います。
現実から逃げ出すのではなくて、現実の真っただ中で生きていく。
生きている現場は一人ひとりバラバラかもしれませんが、決して孤立してはいない。
自分に先立って生きられたたくさんの諸仏、阿弥陀の世界を大事に生き、その世界を勧めてこられた方々の生き方を念じながら、その声に励まされながら生きていくということです。
たくさんのかかわりをもって生きることが始まるということであります。
ー 一楽真 著『念仏は人間に何を与えるのか』(伝道ブックス)よりー
0 notes