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【60代からのやさしい整理術】家族を困らせないために今できる3つの準備
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに:元気な今こそ、家族への“やさしい備え”を 60代になり、「そろそろ自分のことを整理しておこうかな」と思う方も増えてきました。 でも、「何から始めればいいのかわからない」「まだ元気だから大丈夫」 そんな声を江戸川区の司法書士として、これまで数多く聞いてきました。 この記事では、「相続」の準備を意識せずに気軽にできる、3つの“やさしい整理術”をご紹介します。 書類の整理、気持ちの伝え方、大事なモノの管理…。 どれも簡単に始められることばかりです。 「家族に迷惑をかけたくない」 そう思ったその時が、準備のはじめどきです。 第1章:まずは「持ち物リスト」を作ることから 通帳、保険、不動産、借入、スマホ契約、電子マネー…。自分の持ち物をすべて正…
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何も起きていない今だからこそ」家族の未来に向けてできること
はじめに:なぜ“今”なのか? 「まだ親は元気だから、相続なんて関係ないよ」 「そのときが来たら考えればいいでしょ」 そんな言葉を、日々のご相談の中で何度も聞いてきました。 でも、実際に“そのとき”が来てからでは間に合わないこともあるのです。 いま法律の世界では「予防法務」という考え方が注目されています。 これは、“問題が起きる前に法的な備えをしておく”という考え方。 医療でいうところの「予防医療」と同じ発想です。 ところが、相続においては多くの方が“事後法務”になってしまう現実があります。 つまり、「誰かが亡くなったあと」に初めて手続きを始め、バタバタの中で大きなトラブルや負担を背負うことになるのです。 今日は、「何も起きていない今だからこそ始めてほしい、家族の未来への備え」について、司法書士としての現場の視点からお話しします。 親が元気な今こそ、考えておきたいこと 実家の名義、確認し…
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家族信託とは?江戸川区の司法書士・行政書士がゼロから解説【超入門】
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 「親が認知症になったら口座が凍結して生活費が出せないかも…」 そんな不安を抱えるご家庭が急増しています。 そこで注目されているのが家族信託。 家族同士で財産を預け合い、将来の管理と承継をスムーズにする“新しい生前対策”です。 本記事では、法律用語が苦手な方でも読めるように、たとえ話と具体例を交えつつわかりやすくご紹介します。 家族信託が注目される3つの理由 1. 認知症リスクと口座凍結を避けたい 私の事務所のある江戸川区の高齢化率は上がるいっぽう。 判断力が落ちると銀行口座や不動産の名義変更が止まり、介護費も引き出せません。 信託なら受託者が代わりに動けるので、介護施設の入居金やリフォーム費も滞りません。 2.…
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事業承継プランの実務:議決権と定款を整える方法を江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 1 はじめに 事業承継で真っ先に壁になるのが議決権の分散です。 株式が親族へ均等に相続されると、経営判断に必要な議決権がバラバラになり、後継者が代表取締役に就任できない、株主総会が開けない、といった事態が現実に起こります。 そこで重要になるのが「株式集約」と「信託設計」、そしてそれを支える「定款変更」です。 本稿では、司法書士の立場から基礎的な実務ポイントをわかりやすく解説します。 2 株式集約で議決権をまとめる 2-1 生前贈与と売買の基本 後継者へ贈与する場合、株価評価と贈与税が要確認。 相対売買にすると資金負担が生じるが、贈与税より安く済むケースも多い。 いずれも「株主総会議事録」「株式譲渡契約書」「株主名簿改訂」のセットで法的整合…
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相続でもめるのはなぜ?ふつうの家庭にこそ必要な“生前対策”とは
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 「うちの家族は仲がいいから、相続で揉めることはない」 そう思っている方ほど、実は注意が必要です。 相続でのトラブルは、財産の多い少ないに関係ありません。 むしろ、ごくふつうの家庭こそ、もめやすいのです。 司法書士として、私はこれまで多くの相続案件を見てきました。 そしていつも思うのは、相続が始まってからでは遅いということです。 今回は、「なぜ相続は揉めてしまうのか?」その理由をわかりやすくご紹介します。 これを読んでいただければ、きっと「今のうちに話しておこう」と思っていただけるはずです。 1.…
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事業承継の超基礎:まず“放置リスク”を知る
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに プロローグ――ある町工場の週明け 月曜の朝、江戸川区のとある町工場「サクラ精機」には緊張が走りました。 創業社長の佐藤さん(68)が週末に倒れ、意識が戻らないという知らせが入ったのです。 工場長が銀行へ連絡すると、代表者の状況が不明なため口座は凍結。 仕入代金の振込も、従業員の給与も、一切動かせなくなりました。 取引先は「支払い確認が取れない」と出荷を停止。 たった1日で、四半世紀守ってきた製造ラインが止まりかけました。 今回は上記の会社のストーリー(会社の名前は架空です)をもとに「事業承継」について考えていきましょう。 1.口座凍結と契約停止――資金繰りは一瞬で詰まる 銀行は代表者死亡・重病の可能性があると、法的トラブルを避けるため残…
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あやとり会社の未来は誰が継ぐ?ドラえもんで考える相続と事業承継|江戸川区船堀の司法書士・行政書士が解説
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに:ひとり会社でも“遺す”視点を 副業やフリーランスから始めた仕事が軌道に乗り、「法人化」する人が増えています。 法人にすることで信用も高まり、ビジネスも発展しやすくなります。 でも、ここで忘れてはいけないのが「会社をどう残すか」「誰が引き継ぐか」という視点です。 今回は、“あやとり普及”を使命とした合同会社を経営するのび太くんを例に考えてみましょう。 そして、そんなとき司法書士がどのようにお手伝いできるのかもご紹介します。 のび太がつくった「あやとり普及合同会社」 のび太くんは子どもの頃からあやとりが得意。 その特技を活かして、大人になってから「あやとり普及合同会社」を設立しました。 学校や高齢者施設での講習会、オンライン講座、あやとりの…
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事例で学ぶ相続 ドラえもんで考える!フリーランス・副業が法人化したらどうなる?
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 副業やフリーランスとして軌道に乗りはじめ、「そろそろ法人化しようかな…」と考える人も増えてきました。でも、個人事業主から法人になることって、どんな意味があるのでしょう? ドラえもんの世界でたとえてみましょう。 のび太=個人事業主?すべてが自分だけの世界 たとえば、のび太くんが「マンガ制作業」を副業で始めたとしましょう。 最初は1人で請け負い、小さな報酬でコツコツ描いていくイメージです。 SNSで知名度も上がり、請求書も発行できるようになり、屋号口座も作りました。 でもその仕事、すべてが「のび太個人」にひもづいています。 契約もアカウントも、売上の振込先も、ぜんぶのび太の名前で完結しています。 体調を崩して入院してしまえば、連絡も納品もス…
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事例で学ぶ相続 クレヨンしんちゃんで学ぶ相続 ―住宅ローンが残っている家はどうなる?
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 相続は、人が亡くなったあとに残る「お金・家・借金」などをだれが受け取るか決めるしくみです。 でも法律の言葉はむずかしく感じやすく、中学生にはピンと来ないことも多いでしょう。 そこで今回は、アニメ『クレヨンしんちゃん』の野原一家を例に、お父さんのひろしが住宅ローンを抱えたまま亡くなったらどうなるかをやさしく解説します。 1. 野原一家と住宅ローンの設定 野原家には、ひろし・みさえ・しんのすけ・ひまわり・シロの五人と一匹がいます。 ひろしはマイホーム購入のために35年ローンを組み、まだ半分以上を返済中です。 ここでは 団体信用生命保険(だんしん)には入っていない…
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こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに:副業・フリーランスの始まりにこそ“終わり”を意識してほしい理由 副業やフリーランスを始めたばかりの方にとって、「相続」や「事業承継」はまだまだ先の話に感じるかもしれません。 ですが、自分の名前で仕事をするということは、少しずつ「信用」や「契約」「データ」など、目に見えにくい資産が積み上がっていくということでもあります。 これらの財産を守り、残された家族や顧客が困らないようにするためにも、最低限の備えは“始めた今”だからこそ意識しておくべきです。 フリーランス・副業でも「財産」があるって本当? 会社員と違って、フリーランスや副業では、次のようなものが“個人の財産”になります。 SNSアカウント(XやInstagramなど) クラウド上…
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「親に遺言を書いてもらう3ステップ|相続トラブルを防ぐ“声かけ”
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 親御さんに「遺言を書いておこうよ」と声をかけると、十中八九こう返ってきます。 「うちは財産も少ないし、家族仲もいいから大丈夫」 けれど 家庭裁判所の統計では、年間1万4千件超の遺産分割事件の約4割が“遺産1,000万円未満”の家庭。 さらに2024年4月、相続登記が義務化され、不動産を亡くなった親名義のままにしておくと10万円以下の過料が科される可能性も出てきました。 財産の多寡ではなく、準備の有無が家族を守る分かれ道。 この記事では「まだ遺言を書いていない親」を動かすために、まず知っておいてほしい“無料で出来る基礎準備”をまとめます。 1.…
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こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 「うちは資産家じゃないからまだ大丈夫――」そう思っていませんか? 実際には 40歳以上の約4,000万人 が相続に不安を抱え、年間 600万人 が手続きで悩んでいます。 しかも 78% が何らかのトラブルを経験したという調査結果も。 本連載では “法律×心理”…
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【相続の相談が急増する5月】GW明けに動き出すべき理由を司法書士・行政書士が解説
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに:ゴールデンウィークは“相続の話”が始まるタイミング ゴールデンウィーク(GW)などの大型連休は、家族が一堂に会する貴重な時間です。 普段離れて暮らす親と子、兄弟が同じ時間を過ごす中で、「実家のこれから」「親の財産」「万が一のときの準備」など、相続に関わる話題が自然と出やすくなります。 こうした会話をきっかけに、「うちも相続の準備をしなければ」と気づかれた方も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな方に向けて今すぐ動き出すべき理由と、何から始めればよいかを、司法書士の視点から分かりやすくお伝えします。 GW明けは“相談・行動”が急増するタイミング 1.…
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【家族を守るために】実家の名義変更、忘れていませんか?相続登記はもう待ったなし!
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 「親の家、まだ名義変えてないけど、急がなくても大丈夫だよね…」 そんなふうに思っている方、多いのではないでしょうか。 けれど今、相続登記は“待ったなし”の時代に入っています。 2024年4月から法律が変わり、不動産の相続登記が義務化されました。 放置していると、過料(罰金)リスクや、将来の大きなトラブルを招くことも。 江戸川区船堀で相続をサポートする司法書士が、実家の名義変更を通して「家族を守る」ために知っておいてほしいことを、分かりやすくお伝えします。 1.相続登記は「家族を守る手続き」 相続登記は単なる「名義変更」ではありません。 大切な実家を、次の世代につなぐための大事な橋渡しです。 もしも名義が故人のままだと、売却も賃貸もできず…
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【親が亡くなったとき、まずどうする?】財産が見当たらない・借金が不安・口座が凍結されたときの対処法|江戸川区の司法書士・行政書士が解説
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに はじめに:相続手続き、どこから手をつけたらいいの? 親が亡くなったけど、何をすればいいのか分からない… 相続の手続きは、誰にでも突然やってきます。 特に親を亡くしたときは、気持ちの整理もつかない中で、さまざまな判断を迫られます。 江戸川区でも「財産が見つからない」「借金が心配」「銀行口座が使えない」などの相談がとても増えています。 今回は、特にお問い合わせの多い3つのケースを司法書士・行政書士の立場からわかりやすく解説します。 親の相続に直面した方が、落ち着いて手続きを進められるよう、少しでも参考になれば幸いです。 内容①…
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親に遺言書を書いてほしい…でも言い出せないあなたへ!江戸川区の司法書士・行政書士が教える対策と説得法
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 親に遺言書を書いてほしいけど、言い出せない… 相続の話をすると“縁起でもない”って言われてしまう… このように感じている方から、最近とても多く相談を受けています。 この種の相談、実は娘さんからの相談が多いです。 でも、親が元気なうちに遺言書を準備しておかないと、残された家族が大変な想いをすることになります。 今回は、なぜ今すぐ遺言書が必要なのか、そして見つかったときの対応も含めて司法書士目線でわかりやすくお話しします。 遺言書がないと起きる「相続のリアル」 遺言書がないまま親が亡くなると、相続人全員で「遺産分割協議」を行う必要があります。たとえば… 誰がどの不動産を相続するか決められない 預金をおろすのに印鑑証明や戸籍が必…
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親の財産、どう分ける?法定相続分を知らないと損する理由を江戸川区の司法書士・行政書士が本音で解説
こんにちは、東京都江戸川区船堀に事務所を構える「相続」に特化した事務所、司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一(@kirijunshoshi)です。 はじめに 父が亡くなったら、この家は誰が相続するの? 母が元気なうちに、ちゃんと準備しておかないと… そう思いつつ、なかなか話を切り出せない方は多いのではないでしょうか。 「親の相続が心配だけど、どこから考えればいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。 相続には「誰が」「どのくらい」財産を受け継ぐのかという明確なルールがあります。 今回はその中でもよく誤解されがちな【法定相続分】について、江戸川区の司法書士としてわかりやすく解説します。 法定相続分ってなに? 法定相続分とは、「法律で決まっている財産の分け方」のことです。 遺言書がない場合、相続人たちで財産の分け方を話し合いますが、そのときの基準となるのがこの法定相続分で…
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