Don't wanna be here? Send us removal request.
Text
鏡
6月6日、誕生日を迎え25歳になった。その日は低気圧で体も気持ちも重く一日中寝てしまった。特に感慨深くもなくピザを食べてサラッと終わった。ここ数年、誕生日を軽んじることが多い。自分にも他人に対しても。これは大学時代の友達を盛大に祝ったのに自分の時に何もしてくれなかったことが根に持っているんだと思う。今でも同じ熱感で腹立つ。でも誕生日やクリスマスなどの人からどれだけ愛されてるかセンター試験日に対して鈍感になれて、独り身にはいいと思う。人間らしくないと思われてもいいや。どうでもいいんだから無意味。台風クラブのTシャツとトートバッグは買った。これは夏だから、夏��せい。
記念日には鈍感でも自分には定期的に行っていることがある。シャムキャッツの「Friends again」聴いて自分の位置を確認する行為。もう発売されて3年目で今でも飽きずに聴いている。発売当時の自分には、何で俺より俺のこと知ってるだろう?と思うほど毎日繰り返し聴いていた。まさにFriends againっていう状況に自分がなっていたからだと思う。そして今振り返ったら自分はどう写るのだろうとアートの鏡に写してみたい。
分断と信奉。人種差別と遠い国の出来事と無力感。ニュースを見る度にショックな出来事が続く。自分にはまだ起きていない関係のあること。身の回りの事を大事に出来ても遠い場所で起きることに何にもできない。ただただ無力なことを感じる。
大きな川があって、水の流れは速く底も深い。川の向こう側に行けない。大きな声で呼びかけても伝わらない。橋も簡単に作れる訳じゃないし望んでもいない。視線は互いに川の向こう側にあっても頼りない。同じ方向の川沿いを歩く。向こう側とこっち側で平行に川の源流を辿れば同じ方向で同じ景色を見ることができる。足は痛くて息は切れそうでそれは相手も同じ。でも足下の石ころの重さは違う。みんな石ころの重さを忘れている。実は僕もだけど。
2 notes
·
View notes
Text
清くない
朝8時に起床。今日は朝から予定を立てて、ゆっくりと家事をする。朝食にプロテインを飲んで部屋に掃除機をかける。洗濯物を干して出かける準備をする。自転車を売りにリサイクルショップに行く。初めての���ーナスで買ったクロスバイクで最初の頃は乗っていたが段々と乗らなくなりずっと放置していて、新しい自転車を買う予定だったので売った。ブリリアントグリーンの車体でタイヤが白で最初はそれが可愛いなと思って買ったが徐々にそれに乗ってる自分がキツくなった。売ろうとした時に一目惚れで付き合って別れるに別れられない惰性で付き合ってる恋人のような気持ちになった。感傷的になってリサイクルショップの外にいた店員に話しかけたら開口一番に「何で中にいる店員に話しかけないんですか」と言われる。最近は嫌な店員によく当たるなと思って拳を握りしめて手続きをした。こんな店に売るの可哀想だなと思ったが複雑な気持ちを押し殺してサヨナラした。
次にいらなくなった炊飯器と電子レンジをクリーンセンターに捨てに行く。初めてクリーンセンターに行くので緊張した。おじいちゃん達が親切に対応してくれた。ササッと捨ててお弁当屋に行ってカレーを買いに行く。ついでにハニーマスタードチキンサラダも買って昼食を食べる。ヒルナンデスで阿佐ヶ谷姉妹がオードリー春日の第一子を歌で祝っていた。自分の中の出産ソングと言えばシャムキャッツの「おくまんこうねん」
新しい運命に出会うちょっと前なのさ
僕、だから、すぐに出会うよね!
ずっと前からさあ ずっとここにいたよ
とか言って笑って君と出会うよね!
今にも産まれそうな子どもとの出会いが描かれてとても好きな曲だ。
新しい自転車を買いに自転車屋に行ってずっと欲しいと思っていた自転車を注文した。この機種でこの色でこのサイズでと明確に指定したから在庫がなかった場合は諦めるつもりだった。家に帰って連絡があり指定の物は在庫はないが他の色はある。どうするか言われたがあの色が良かったので丁重に他の色はお断りした。ここ最近はその自転車のことで頭がいっぱいだったのでショックだった。何としてでもあの自転車がいいので生産されるまで待つつもりだ。一途な片思いで待つのは得意なので絶対手に入れてやりたい。
0 notes
Text
凪の日
テラスハウスの住人の木村花が無くなったことは凄くショックだった。最初はどういうこと?何だ?と思って情報を集めていると本当のことだった。本当のことというのは未だに亡くなったことがリアルに感じられない。テラスハウスの中では元気そうで若くて生気に満ち溢れてるように見えた。人とぶつかることもあったし問題を抱えていたがこんなに前���れもなく死ぬなんてという気持ちが強い。ネットの誹謗中傷が原因と言われている。言葉を扱うことに責任を感じることが何故���じられないのだろう。もちろん、それは自分の喉元にも突き刺されることで決して誰かを責めたりすることは出来ない。不甲斐なさを自分のせいにすることはあっても誰かに当てつけたりなんてできるはずがない。誰か1人の人生を分解すると綺麗な部分と汚いことを隠すために綺麗なもので覆ったりする。だけどリアリティーショーは汚い部分を見せたり綺麗なもので覆う過程を見せなければいけない。誰もがあることなのにな。誰かの死は自分の心の死でもある。他人事じゃなく姿かたちが変わってその不幸は自分だったかもしれないのに。
希望と絶望が入り交じる1週間だった。給付金の用紙が来た。10万円でたぶんロードバイクを買うだろう。クロモリ型のシルバーで今の心はその事がほとんどを占めている。やっぱり高い買い物はじっくり考えたい。長く使うものだしその時のフィーリングで決めるのは絶対にしない。奇抜な色にしない。ケチらない。高価な買い物の鉄則だ。10年後まで使うことを考えて、物と長く付き合っていくことはある意味生きる希望になったりするのではないか。だからこの買い物は今後の10年間に期待するための買い物なんだろう。自分の体もそう。最近ジムに行き始めたのも器を丈夫にするためでもあるし、20台後半で体が幼稚に見えることが恥ずかしくなってきた。実用的に大人になりたいなんて思ってるのは拗らせてること他ない。でも変化していくことを楽しめるのも今の内なんじゃないかとも思う。いつまでもナイーブなままじゃいられないし。自分を変えていくことを楽しみたい。
PS 最近麦茶を毎日作っているけどポットに満タンに入った麦茶は小さな、でも確かな自分の成長だと実感している。
0 notes
Text
幸運
今週はついてない日が続く。仕事で事故るし(あまりこっちに非はないのだけれど)責任があるので処理をしないといけない。めんどくさかった。あと仕事の行きの時にタイヤがパンクしてた。車で行こうとしたらガガガッと音がして見たらパンクしてたし。急遽クロスバイクで向かって遅刻はしなかったけど久々の運動で足がパンパン。その後の帰りは大雨で雨にうたれながら帰った。全身グショグショで逆に清々しかった。でも自転車で街乗りしたら空気と風が気持ちよくて街を細かく見ることできたのは良かった。その後カーショップに行ってタイヤのパンクを直してもらいに行ったが受付してくれた人が何故かタメ口で話してきて妙にムカつく。タメ口でも平気な人はいるだろうけど接客でタメ口は距離感をグッと詰められてるようで、本当に止めて欲しい。しかもタイヤの損傷を大袈裟に見て不安を煽るような事もしてきてるし。口コミでタメ口で話す接客態度が悪いって書いてあったけど多分あの人だろう。その後対応してくれたお兄さんは物腰柔らかくて安心できた。口コミとか好きじゃないけどザ・星3つって感じだった。
0 notes
Text
麗のラ
緊急事態宣言の解除が出てテンションが上がっている。これから少しずつかもだけど前のような日常が戻ってくること。でも前のような日常には戻れないことも考える。コロナがもしなかった時の並行する世界はどうなっていたのだろう。普通の生活が楽しいってことに気付けてただろうか。遠くにいる人のことを気にかけてたのだろうか。震災の時もそうだけどこんな時っていつも何かを問いかけられてるような気がする。そんなのどうでもいいことだと、思えるほど弱くもなく考え込んで答えられるほどの強さもなく。でも現状、健康的に生きてるだけで充分だったりするのかも。あとお金もね。
やりたいことで真っ先に思い浮かんだのはジムに行けること。だってもうしばらく運動してなくて身のぶよぶよを感じていること。健康のために頑張りたい。
あの人どうしてるのかな?状態になっている。長い間連絡が取れてない人と連絡を取るためにはどうしたらいいのか考える。大学時代に音信不通になった人のこと。ずっと気にかけてくれてたのに不義理なことをしてしまった。3年間連絡を取るべきか否か考えている。会ったら怒られそうだし。気を使って前のような気さくに会ってもくれそうだし。元気で情緒不安定でいつも笑ってる人で酒好きで優しくて可愛い人だった。その人の前じゃ正直になれるから不義理を通したまま今まで来てしまったことに凄く後悔している。会って謝って笑ってまたパフェ食べに行きたいとかそんなこと思っている。
1 note
·
View note
Text
甘味
今日は朝から元気だった。最近発見したことは起き上がるときに「ニョ!」と言うことで簡単でファニーに起き上がれる。皿洗いから1日を始めたらその後の家事がスムーズに行くこと。布団も洗えて何回転かして、たっぷり干せた。今の時期が一番おいしいコーヒーゼリーを作って買い物に行って午前中は満足だった。昼は減量飯の沼を作って食べている。これは米一合と鶏胸肉と野菜を炊飯器に入れて水を500ミリリットルを入れたら完成。お粥みたいで食べやすく栄養満点で手軽。たぶんリピートするだろう。
いい天気だな~なんて不意に思って和菓子屋に行ってみる。あまい初恋というあんまきにクリームと苺を挟んだ和菓子でおいしかった。正直、食べ物の名前に初恋は?だけどどうでもいいか。本当に世の中どうでもいいことだらけだ。窓を開けていると大人が絵本を読む声がしてくる。スチュワート・ダイベックの冬のショパンを思い出させる。あれは別の階にいる妊婦がピアノを弾く話だったような。ピアノじゃないけど、でもとても優しい声で心地いい読み聞かせだった。絵本を読んでもらえたことって自分にあったかな。家にはピーターラビットやにじいろのさかながあった。たぶん読んでもらえたと思う。母の日は何も予定なし。親孝行を恥ずかしがらずにできる日は来るのだろうか。そんな事思ってたら母から仕送りが来る。食料と調味料とマスクと、健康と栄養を考えて送ってくれたのかな。ダンボールの内側には妹の落書きもあって、大学時代は毎月来る仕送りに毎回書いてあって妹が書く絵は面白い。元気になってしまったな。いつの日か素直にカーネーションを送ってみたい。心の中では何度でも送っているのだけれど。
0 notes
Text
夏日
汗ばんで気持ち悪くなり起床。朝から暑くて窓を開けると快晴で気持ちいい。何もしたくねぇーと思いながらnetflixでプライベート・ライフを観る。不妊治療をしている夫婦が姪っ子に卵子の提供を頼み、何度も失敗した不妊治療に再度挑む���容だった。喉から手が出るほど欲しいものが手に入らない苦痛って本気になればなるほど辛い。夢=呪いキリンジの「それもきっとしあわせ」を思い出した。この曲は誰かが言ってたけど人の人生を変えてしまうような曲だと思う。
お昼にサッポロ一番の味噌ラーメンを食べた。最近自分の好きな食べ物が変わってきた気がする。歌舞伎揚、蕎麦、味噌ラーメンと…何でですかね。トッピングは常備してあるゆで卵と鶏ハム。カット野菜と袋麺を買えばいつでも本格的なラーメンを作れる。スカートの澤部さんがインスタントラーメンは人を写す鏡だ。と妙に言い当ててると思った。
午後はダラダラしたあとにニトリに行く。買い物中に大分前に職場を退職した人を見かけたような気がしたが、髪型とフォルムがよくいそうなので勘違いだろう。珪藻土バスマットとタオルケットを買って薬局に行く。目当てのクナイプのバスソルトを買って帰宅。ちょっと勉強して冷凍餃子を焼いて食べてダラダラしている。
0 notes
Text
朱印
近くにお気に入りのパン屋がある。就職で初めて来た場所で暮らしていて、ずっとよそ者感を感じていた。自分の身の回りに好きな場所がなかったことを悩んでいて、早くこの街に馴染みたかった。その時にパン屋に初めて来た。最初に何を買ったか忘れたけど確かクイニーアマンが食べたくなってグーグルでパン屋を探して見つけて行った。六畳ぐらいの狭いパン屋でオーソドックスなパンの種類。惣菜パンもメロンパンもフレンチトーストもフルーツサンドもある。お会計の時にそこのパン屋はスタンプカードを作ってくれた。小麦色の触り心地がいいスタンプカード。カード作ってスタンプを押されたときに初めてこの街に参加できたと思って喜んだ。スタンプカードはその後もずっと通ったときにその時にもらったカードにスタンプを押してもらっている。食べたパンもおいしかった。それぐらいから自分のお気に入りの場所を見つけていった。「耳をすませば」に出てくるような図書館、地元の人が多く通う銭湯、ぶっきらぼうな奥さんがいる中華料理屋、駅前のピンク色のアパートは夕方になると陰影がくっきりとしてずっと眺めていた。好きな場所があることで自分の世界が広がったような気になった。そして好きな人もできた。地元の帰省から帰るときに自分の中で初めて今暮らしている場所に「帰る」という意識を持てた。これは誰かに���えたいと思って好きな人に手紙を書いてみたけど渡せなかった。その代わりにお土産に御朱印帳を渡した。二時間ぐらい手拭いとどっちか迷って迷走しまくり御朱印帳にしてしまった。すごく微妙なリアクションだった。その後の1ヶ月の気まずい空気はトラウマになるほどだった。今はその娘が御朱印帳を使っているか知る術はないけれど捨ててくれるとありがたいな。あと1年で仕事を辞める予定だから残りの時間で通って経済を回してあげたい。ずっと続いてほしいし、それぐらいしか出来ることはない。
0 notes
Text
緑色
花粉症がまた振りだしてきて使い捨てマスクが欲しい。日差しも汗がじわっと滲むような陽気で光を浴びるとくしゃみが止まらない。遺伝的にくしゃみの音が大きく、母方のおじいちゃんから母親までくしゃみが大きい。くしゃみで家族なんだなと認識するのもどうかと思うが、くしゃみの度に思い出すのでどうにもならない。周りの自然は桜の花びらが落ちきって緑色の葉っぱがキラキラしている。正直、桜はすぐに散るということが分かっているのであまり好きじゃない。今ぐらいの季節と温度と色が好きだ。
一年前の今ごろを思い出すとアベンジャーズ エンドゲームを見に行ったころ。公開日初日の最後のレイトショー夜1時開演の時間だった。観客は満員で隣の席の人の肩が触れるぐらい近かった。上演中は他の観客と喜びと興奮を共有し思った以上に感動した。映画館を出る頃には夜明け前の4時半ごろでその時の空気の匂いは今でも思い出せる。良い映画を見る度にパッケージされたあの空気は甦り、世界が違って見えた。またそんな日常の中の非日常が甦ったらいいな。
0 notes
Text
電波
ラジオを聞いてばかりいる。ハライチのターン、オードリーのオールナイトニッポン、ぺこぱのオールナイトニッポン0など特にハライチのターンは週に一回の楽しみ。今��は岩井を見出だした恩人の坂下千里子の誕生日、坂下千里子聖誕祭だった。ボカロの走りみたいな加工しまくった曲も本人メッセージ(感謝感激マクリマクリスティ)も可愛くて最高だった。サンリオのキャラクター総選挙もあったり、ずっと聴いてるとサンリオピューロランドに行ってみたくなる。東京の多摩市にあるらしく、浦安の夢の国より興味がある。好きなキャラクターは暫定ポムポムプリンです。
ラジオ、映画、本の世界に入り込んで外の世界をシャットアウトすることで少しでも気が滅入るものを遠ざけようとしていたがパッとツイッター見ただけですぐに不快なものが目に入った。コロナで風俗に走る可愛い女性が増えるから男性は今が耐え時だ、みたいなことを某芸人が言ってたが余裕のある人間が災害・貧困につけ入り搾取する(女性軽視もそう)。今の日本の縮図を見てるようで吐き気がした。やっぱ無駄な情報は入れるべきじゃなかったと思ったが、こうしたことは対岸の火事ではなく身の回りでも起こりうることだからしっかり見て批判する。
自粛期間にも慣れ一人で何かすることに困らなかったが…職場にいるとそうでもないが、一人でいる時に凄く寂しくなる。誰かに電話したくなるような気持ちになるなんて久しぶりすぎて、どう電話するんだっけ?ってなる。シャムキャッツの逃亡前夜のような、愛のかたちが分からぬまま大人になってしまった。どうしようもなく声が聞きたいが多分誰にも電話はかけられないだろう。
追伸 ぺこぱのオールナイトニッポン0で流れたSMAPのオリジナルスマイルにジーンときた。
1 note
·
View note
Text
寝返り
最近、仕事終わりにソファで寝てしまう。寝れない事が続き(よくある)バタンキューで三時間ほど気絶してしまう。こんなことが続くと夜にちゃんと眠れず日中は寝不足なままである。そう、自分にとって寝落ちは生活の中で一番後悔するもの。いつもソファで寝落ちする時は足を曲げて体が丸めて寝ている。とても窮屈だが妙なフィット感があり、つい横になってしまう。そんなこんなでソファで寝てしまったら体がバキバキに痛い。起きたら足を伸ばそうとソファの内側を力強く足で押していた。だから右足だけやたらと筋肉痛になるわけだ。起きてシャワーを浴びてベッドに入ってもずっと寝返りを打って眠れない。眠れなくてもひたすら目を瞑り続け朝を待つ。起きて最初の一時間は元気だが徐々に眠気で元気とやる気は失い、早く家に帰って寝たい��思いながら過ごす。そして家に帰って寝落ちをするのである。同じ状況を繰り返してアンハッピーになる、まさにハッピーデスデイのようだ。
代わり映えのない毎日を過ごしているがちょっとずつ状況は悪くなってるんだなと感じる。健康も社会もいつになったら良くなるのだろう。毎日水をあげているサボテンにも花は咲かないし、マスクは洗って使い回してる。1日の中でやれてることなんて水を2リットル飲むぐらいだ。特に何も出来てないが、自分が元気でいることが誰かの励ましになったらいいな。あの新卒の看護師は無事に働けてるのだろうか。せめて元気でいてほしい。
0 notes
Text
角
夜勤明け休みのため今日は夜中の2時に起床。体が重く頭も少し痛い目も痛い身体中痛いところだらけだ。そういう時は目を瞑りながら頭のなかで意識を徐々に明確にしていく。今日は何しようとかそんな事を考えながら、昨日食べたドミノ・ピザの罪悪感が残っていたため健康に気を使って朝5時から野菜カレーを作る。余った野菜の玉ねぎ・ニンジン・アスパラ・しめじ・茄子を入れた。基本的に自分が作るカレーは和風だしを入れてカレーうどんのような味付けのルーになる。刺激が少なくて、すいすいと食べれてしまう。人とカレーの話をするときに隠し味を何入れるか聞くのは相手の人となりを聞くようなものだと思う。自分は刺激が少ないものが好きだ。食べ物もそうで、映画はホラーは絶対に観れない。カレーを作った後は少し筋トレする。2ヶ月の減量が順調に行ったところでコロナ自粛。ストレスで食欲に火が点き一気に増量した。自宅の筋トレはモチベーションが続かないし、ジムに通うことはお金でモチベーションを買うものなのだと再認識した。
その後「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」 斉藤倫 を読んで思わず声に出ながら、いたく感動した。甥っ子と伯父さんが詩を通して会話をしながら各詩人の詩を紹介していき、読んでいく。忙しさにかまけて忘れていた小学生の生の感覚(通学路にある牛舎の匂いや橋の向こうの一本道)と自分自身のことばが自由になっていく感覚。取り分け特に好きだったのが
きりん
きりん
だれがつけたの?
すずがなるような
ほしがふるような
日曜の朝があけたような名まえを
ふるさとの草原をかけたとき
一気に100キロかけたとき
一ぞくみんなでかけたとき
くびのたてがみが鳴ったの?
もえる風になりひびいたの?
きりん
きりん
きりりりん
きょうも空においた
小さなその耳に
地球のうらがわから
しんきろうのくにから
ふるさとの風がひびいてくるの?
きりん
きりん
きりりりん
まど・みちお
きりんという音から風も匂いも夜空も故郷も見えてくる。草原から一気に宇宙に飛ばされるような感覚だ。
凄く感動して自分でも詩が書けるんじゃないかと考えながら歩いてたら爪の伸びた足の小指に角がぶつかった。痛いと思った瞬間、何か詩が閃きそうで何も浮かばなかった。あーあ、いつか角から宇宙に飛ぶような詩を書いてみたい。
1 note
·
View note