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midoring777 · 4 years
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midoring777 · 5 years
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Roses
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midoring777 · 5 years
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-Beautiful Harmony-
今日も新しい星座を描くように   
真っ黒な宇宙の中で五色の星が散り散りに跳ねるようなボックス。ずっしりと重い箱の中に、今年でデビュー25年を迎えるゴスペラーズのデビューから最新曲までのシングルを詰め込んだコレクションが発売された。新譜ばかりのオリジナルアルバムとは趣の違う、五人の足跡を噛みしめるようなコレクションアイテムだ。
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ゴスペラーズと言えば美しいハーモニーと歌唱力でキャリアを積んできた、ベテランボーカルグループ。一番年上の二人は今年で48歳。破顔すると目じりの皺が幸せの数だけ刻まれる、大人の男性が歌声を重ね続けている。
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このテキストを書いているのは、ちょうどデビュー25周年を迎える2019年12月21日0時ごろ。デビュー記念日になった瞬間に、何か彼らについて書いていたいなとパソコンを立ち上げた。今回のシングルコレクションの発売に先駆けたラジオ出演やインタビューでは、普段の新曲プロモーションでは聞くことができないストーリーが拝見・拝聴できて、とても興味深かった。特にシングルコレクションの1枚目のデビューから5年くらいのお話がとても心に残っている。「新曲を出すたびに、これは売れたな!って毎回言ってました」。
デビュー間もない若者らしいなと思う反面、ヒット曲が出なくてもどんどんライブの動員数が増えて、箱が大きくなっていったという話を聞いて、ゴスらしいなぁとじーんとしたりする。今でも、CDで聞くよりライブで聴くほうが胸にグッとくるのが、ゴスペラーズの好きなところだったりする。
ゴスはライブがいい。
DJプラスマイク5本の新しいボーカルスタイル。「永遠に」が出るまでの6年間の試行錯誤が今にも連綿と続いているように思う。「俺たちは売れる」。今はもう、そんなこと口にされるようなことは無いけれど、新曲が出るたびに新しい表現に挑戦して毎回アップデートしていく姿はまさに、坂道を上り続けるクライマーだ。
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2枚目になると、熱帯夜、パスワード、永遠に、告白と続き、ひとりがやってくる。この間わずか2年…。1996年6月の熱帯夜から2001年3月のひとりまで、怒涛のリリースラッシュ。この間にもアカペラ街やアカペラ港などシアトリカルライブを精力的に開催している。おそらくこのころに鶴瓶師匠がゴスペラーズを見つけて、お前らすごいやんけ!とお話を聞きにいってらっしゃるはずだ。ライブを見て感動したともおっしゃっていた気がする。
さらに、3枚目のころ2003年から2008年のツアーはみんな大好き「号泣」、やってきたぜ武道館「G10」、ヒョウ柄も着こなすよ「セルゲイ」、そして「ハモリ倶楽部」。
Dream Girlくらいでファンになったファン歴が浅い私のようなゴスマニが、「観たかった、観たかった…」と血の涙を流すライブが続く。今回のボックスにはなかなか見る機会の少ないというか、ほとんどない、まずない。時代なら4枚目になるが、「ハモリ倶楽部 響」が映像で付与されたのが、本当に素晴らしい。酒井店長の足の長さ…。セルゲイは一部見ることができるけど、「号泣」をブルーレイで見ると肌の質感まで美しい、ゴスがまだ若武者だったころのお侍姿が見られる。
これが、本当に最高。
8800円のうちの4000円はこれにあるといっても過言ではない。
#価格は直しました。リマスターめちゃめちゃ良かったから
特に村上てつやが震えるくらい最高にいい。最近では少し瞳が見えるサングラスをかけてくれることがあるけれど、基本的には全く目が見えないサングラスを身に着けている。号泣ではサングラスごしにばっちり目が見える。笑ったり、遠くを見たり。表情豊かなてっちゃんのかっこよさ。まじかよ。さらにブルーレイでみると、髭のそりのこしまできっちり見える…。
最高かよ…。
夜遊びが大好きなリーダーの若いころのやんちゃを垣間見るようだ。この前のタケテツのライブのときは、がっつりサングラスを外してくれてあんまりの愛らしい瞳に母乳が出た。薄い茶色のサングラスは…夏の透ける水着のような…春風の贈り物のパンチラのような…全裸がエロいわけではないという趣がある。噂に聞く鎖骨酒がこのあたりに敢行されているんだろうと思うと、詩歌ができる。
このころのヤス君は天使なので、心の汚い私には見えてない。カメラに抜かれていると、汗だくの色っぽい顔をしているが、私には見えてない。明るい茶色の髪の毛が青い光に照らされて、額に張り付く髪の毛を軽いヘドバンで払うところは見えていない。ソロライブんときに見る、ちょっとロックテイストのステップも見えてない。今よりずいぶん少ないホクロの肌は全く見えてない。ヤス君は基本的に見えていない。辛い。見えてない。可愛い。
来世は見たい。徳を積まねばならぬ。
そういえば、���山さんがゴスは布教するネタがYouTubeとかに少ないと憤るファンのツイートをRTされていたが、このころのPVやちょっとだけ無鉄砲な5人の発言が見られると面白いなーとも思う。一度でいいから、朗らかで野放図なゴスペラーズの下ネタとか聞いてみたい。野卑ペラーズ聞いてみたいな。
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閑話休題。
4枚目はゴスがどんな曲を歌っても、ゴスペラーズはゴスペラーズだと、看板がはっきりしてきた曲が多い。「1.2.3.for5」や「冬響」など、ハーモニーもチャレンジングな曲へのアプローチもどっしりとしている。このころ、ちょうど悲しいことがあった。
2011年5月「NEVER STOP」、2011年9月「BRIDGE」。例え立ち止まったとしても、明るく一歩目を踏み出す歌と、心と心に橋をかける未来を思う歌。マイルストーン的な雰囲気を感じてしまう。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。そのあとの歌に強さを感じられるのが、歌の力を信じているグループなんだな思う。今年は災害が多かった。ある意味今年の全国ツアーは坂を登るだけでなく、橋を架けるツアーにもなりそうだ。くまなく全国を回り、てっちゃんのことだから、きっとライブ前に災害のことも名産のことも調べて温かな言葉ととぼけた表情を見せてくれるんだろうなと思うだけで頬が緩む。
5枚目ともなると、昨日のことのようだが、この辺りに北山さんが倒れている。よーちゃんの居ないゴスペラーズは、今はもう過去の事だけれど、本当に元気になってよかった。インスタライブのテニスを見るたびに、「元気、元気。最高、よーちゃんが元気最高だな」とよーちゃんがフレームアウトしてパカンパカン音が鳴るのを聞いているだけで、幸せな気分になる。
そして最新曲「VOXers」。天才酒井雄二の作ったアカペラの新しい地平を見せてくれる曲は、これをきっかけに新しいファンが増えていたりする。私は酒井さんのVOXers解説インスタライブをリアルタイムで拝見して、なんて福利厚生がしっかりしたプロモーションだろうな!と感動した。元気になるやんね。日曜日に新しい曲のカッコいい理由とか本人の口から聴けるとか最高でしょ。そらギガボディするって話やで。
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こうやって聞いてみると、25年で相当ゴスペラーズはいろんなことに挑戦し続けている。日本語のアカペラやブラックミュージック、ボーカルグループの道を切り開くという背中を見続けているってことは、ファンはその最先端を見ていることになる。
息を吸って吐くように
安岡優がシングルコレクションの盤面台に寄せた自分の詩の一説だ。そのあとにはこう続く
歌を歌えたらなら
君もいつかこの舟に乗り
あの日の僕のように
25周年を記念したツアーがまさに今日からはじまる。息を吸って吐くように、歌い続けてきた五人の侍が新しい航海をスタートした。いつか舟に乗って、一緒に旅路を歩むならきっとそれは「今日」だろう。
25周年おめでとうございます。
今日も新しい星座を描く姿を応援しています。
まずは、どこかで。
新しい船出を何処かの港で見送りに行こう。
ゴスペラーズ坂ツアー2019~2020“G25”いよいよ、開幕。
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midoring777 · 5 years
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紅葉を歩く
真夜中に部下からの電話。アホみたいなミスを回収するのに、休日の5時台に起きるのは中々ハードだ。最近体調が思わしくなく、少し疲れが溜まっていたので苦笑いで部下の仕事を見守って会社を出る。
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11月下旬、桜が真っ赤に紅葉し川面にひらひらと舞う。朝日に目を細めると川沿いをずーっと桜が続いていた。コンビニのコーヒーを片手にベンチへ腰掛け、優さんの曲を聴きながら秋に身体を浸す。
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ミスは誰にでもあることだし、そもそも私はしょーもないミスで怒らない…ようにしている。アホかwで終わらせるため、私はベンチから立ち上がって、駅とは逆に歩いてちょっと気分転換に散歩する事にした。
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朝日に向かってそぞろ歩くと、大阪の歴史的建造物が見えた。造幣局だ。大阪の春はとりどりに咲く造幣局の桜が風物詩だ。桜は花も美しいが、紅葉も素晴らしい。
しばらく眺めて川沿いを行く。ベンチでサックスを吹く人、椅子を持ち込んでうたた寝する人。紅葉の下でなんとものんびりした気持ちのシーンが続き、耳を澄ますと小鳥の鳴き声と川を滑る船のエンジン音。
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ふぅ〜っと息を吐いて、家から持ってきたあったかい紅茶を飲む。遠くからはバイオリンの音。静かな歩道の枯葉を踏むと、カサカサパリパリと気持ちの良い音と枯葉のいい匂い。もう少しいけば、大阪城。いい天気だし足を延ばそうと歩を進めた。
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インバウンド客でごった返す城は、朝日に輝き威容を誇っていた。周りをぐるっと回って、公園の森で休憩する。大阪城は戦国武将にラブコールを受け続けているわりに、燃えて何度も何度も再建されている。モテるのも苦労が多いもんなだと見上げて折り返し。
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秋は季節の中でもとびきり好きだけど、やっぱりこの紅葉が良いんだなと枯葉を掻き分け歩く。奥山でもないし鹿も雉子も鳴いてないけど、物悲しい枯葉の美は今も昔も人の心を惹きつけている。
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若い頃は紅葉なんか見向きもしなかったのになぁ…いつからだろう。冬になるまでの肌寒いひと時の空気を燃やすような赤。広葉樹の黄金、こげ茶、その奥の青々とした針葉樹の生命力もいい。秋は清々しい空気の中で、ことさら空を見上げて感じ入るようになっていた。
秋はいい。
怒りも悲しみも落ち葉が風にさらわれるように、どこかふっと消えてしまうから。
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midoring777 · 5 years
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甘い砂糖を煮詰めると飴になる
新曲の売れ行きが好調なのは嬉しい。毎朝ツイッターを開けると、酒井さんが「今日もよろしくお願いします」とばかりに、ツイートしているのを見ると「よろしくするする」とPVを見たりする。
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いろんな人が最高だなぁと感想を書いているので、私も同じように「最高だな!」と言いたい。もともとよーちゃんが「アカペラだけのアルバムを作りたい」と言っていたので、それとてもいいな!と思っていた矢先の喧嘩アカペラシングルだ。
私が思う最近の白眉はドナルドフェイゲンのカバー曲マキシンだった。高崎音楽祭で聞いたときは、ゴスフェスで聞いたときよりも、落ち着いて心から堪能できたと思う。TOKUさんからやろうぜ!と声を掛けられたとき、師弟が顔をしかめたという難曲だ。原曲はロマンティックで切なくて、かなわぬ夢を追いかけるようなもの悲しさが漂う。ちょうど自分が中学生のときに流行ったのを覚えている。曲全体の物憂さは、ゴスの魅力である力強さとは真逆を行く。
マキシンでは笹路さんの美しくジャジーなピアノに合わせ、膝を突き合わせるより近い、額を合わせて息を計るような親密なハーモニーを披露してくれた。息をひめて、体中から音を浴びるられるよう、慎重に耳を傾け「ゴスペラーズ本当に歌がうまいなぁ…」ということをひたすら思った。ハーモニーの楽譜を考えたのは北山さんだったそうで、本当に難しかったと高崎のMCで話されていた。
同じ日にVOXersが初披露された。チームメイトから天才だと評される酒井さんの新曲。声で殴り合いという剣呑で物騒空気の底に緻密な計算が潜んでいる。前述のマキシンは声を溶け合わせ親密な世界を作り上げていたが、新曲はそれぞれの個性がひしめき合い引き立て合わず、ぶつかることで火花を散らし華やかな世界を生み出している。
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冬響のように、美しいコーラスもゴスペラーズの持ち味だけれど、全員が主たるメロディを歌い、コンペ形式で曲を決めるという「手を抜くと自動的にダサい人間としてチームに所属する居心地の悪さを味わう」という地獄のような掟を守るチームでなければ生まれなかった個性を、天才が曲にしたという事実。
はーエモい。
それぞれの個性を描き出した歌詞は、メンバーそれぞれが書くのではなく、酒井さんが書いたところがまたエモい。ラジオで「あれはメンバーそれぞれに対する悪口ですよ」と笑っておっしゃっていたが、それぞれの個性を歌詞にしたため、韻を踏みまくりリズムに合わせまくる作品。あれはある種のラブレターだと言いたい。そして同じように果たし状の意味も持つ。
掴んでも消える幻、めぐるラウンド。
タフゲームの果てに立っていられるのは誰か…
五角形のリングに立っているのは5人だ。グループで居る以上、5人ともが立っていなくちゃならない。リングがあるなら、その周りには観客がいる。おそらくそれが私たちなんだろうと思う。あの曲はメンバー同士で戦うという目線以外に、5人で25年間戦い抜いてきたファイターの、気まぐれで移り気なファンやショービジネスとの闘いもあらわしているように思う。
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 命がけで歌を歌い、届ける5人の全国ツアーが12月21日からスタートする。五人五様の得意技を繰り出しながら、私たちをノックアウトしてくれるんだろうと胸が躍る。
 さあ、秋が終わったらゴスペラーズの季節がやってく��。
観客が落ち込んでいる暇はもう、ない。
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midoring777 · 5 years
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甘い砂糖を煮詰めると焦げになる
あんなに暑かった夏が終わって、文字通り嵐のような秋が来た。去年の台風で関西は被害を受け、やっと自分の家は屋根が綺麗に直ったところだった。今年は関東や信州、東北が未曽有の被害を受けた。ニュースの映像でこの夏に登った山の木々がなぎ倒され、麓が濁流にのまれた姿を見て心を痛めていた。
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日々アップダウンの激しい気圧の変化、1日10度以上の寒暖差があり、台風や地震に怯えていると心は疲弊する。それも自分が気づかないような小さな擦過傷が無数にあって、プールに入ると染みて初めて痛くて気づくような傷。
なんとなくそういう日々の中で、仕事したり暮らしたりしていて私はほとほと疲れていたようで、ここ2日出掛けてなんとか元気になった。寝ているだけでは人は元気にならないものだ。心が動かないときは、身体を動かしてみる景色を変えること。とても大切。
そんな中で、ゴスの新曲が発売した。ある種の熱狂が鬱屈した雰囲気を吹き飛ばしてくれているように感じるが、ちょっと疲れていたりもする。SNSをぼんやり眺めていると、いろんな感想が流れて行って、自分がどう感じたか?という感動の根源に向き合うことなく、ランキングや初回特典や再生回数の話とプロモーションのテレビやラジオの情報の激流が押し寄せ、そうだ録音しなくちゃ!と追いかけられるようだ。
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そんな中で結構辛い思いをしている人を見た。いつもラジオやテレビの放送日を教えてくれる、気のいいまめな人。どうもファンクラブのお知らせが遅いことに業を煮やしてしまったようだ。ファンのできる範囲で良かれと思っていたことが、できないことがお辛かったのだろう。
「なんだよ!もっと早く教えてくれよ!」と公式に苛立つことは少なくない。これは芸能人を追いかけていると、いやアニメでも鉄道でもなんでもある。
この、日常的に辛いことが起こる中で、好きなものに苛立つことしんどさを思うと、全く関係のない自分もつらくなってくる。公式に苛立つと何を食らうって、自分の好きな気持ちが傷ついていくことがつらい。
おそらく一生会うことも無いし、友達でもなんでもない人だけど、本当にお知らせはどうでもいいから、少し休んでほしいなぁとおもう。ツアーが始まったら元気いっぱいいつもみたいにあちこち行って、綴りまで正確で詳細なセットリストの画像がみたいなぁと遠くから思っていたりする。
好きなのもので傷つくことほど、治りの遅い傷は無いものだから。
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midoring777 · 5 years
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夏の始まりが夢の扉2
ライブ途中に読み上げられた手紙は、プロデューサーからアイドルへ向けていたけれど、プロデューサーもアイドルも中は同じ人で、しかもゴスペラーズの人……という非常に入子構造が複雑なテキストだった。
中身は難解さはなんもない、賢い人が書いた手紙。人の現し身を花にたとえるのは古来からある手法だが、自分の現し身を向日葵とするところがにくい。そのやり口からは、向日葵以外の花が想起されたりした。
「月光」の後には、「チョットだけナラバイ」。この辺りはあんまり記憶が無い。月光のあとだもの。という言い訳以外に、「ナラバイッ♪」っていう、お兄ちゃんの可愛さに震えるしかなかったから。安岡優可愛い話はある種「まんじゅう怖い」みたいなところがあって、可愛いって言えば言うほど見たいみたい!!なところがある。この時はそうだ。ナラバイっていうのは可愛い。
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ほどなくして、パンツが飛んでいく曲があった。落ち着け。私は最前列だ。まじ落ち着け。と思う間もなく、推しの詩人はパンツをどんどん履いていく。そして、張り切って脱ぐ。大きなパンツをメリハリつけて脱ぎ、投げ、歌う詩人。
 私はパンツを脱ぎまくる推しの姿を、半径1m以下で見る素養を持ち合わせていなかった。手拍子もままならず、ぼぅっと頭上を飛ぶパンツを見ている。脳の処理速度が追い付かないまま、白いブリーフを投げ終わると詩人は私たちの前で「当然のこと」のような風情で、膝をつくと大きく股を開いて歌い始めた。 
そういうとこぉおおおお!!!そう言う!!!とこやぞぉおおお!!!
バーレスクアリーナをチラリと一瞥すると、全く目の前を見ずに二階席を見ながら踊る踊り子。
宇宙人は知っている「こういうえっちな演出面白いんでしょ?」
それがハマって歓声が上がると、緊張がスッと引いている。
好かれているとわかったライブ幕開けからの30分後に震えと汗がスッととまる。
 
そういところが、さいっっっっっっこうにたまらんかった。
続きはまた、そんうち。
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midoring777 · 5 years
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夏の始まりが夢の扉1
夢のようなひと時…。楽しいことがあったら、必ず使いたくなる一言だ。だけど、今回のライブは夢の扉を開けるようなライブだった。
チケットが届いたとき、だいたいは「まぁ…そんなところやね」みたいな感想ともつかないことを人は言いたがるし、私もその一人だ。しかし今回は違う。何度みても一列目。それもど真ん中よりちょい上手という、絶景が約束されたチケットが届いた。優さん大ファンの友達に写メを送ると「…ありがとう」というニュアンスたっぷりの返信が届いた。絶命する日が決まると人は何も言えなくなるものだ。
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ユタソロと通称されている、安岡優のソロライブ。お誕生日の8月5日の前後平日に設定される、優さんのファンなら一度は訪れたいお花まつりのようなものだ。私が訪れるのは今年で3回目。毎回趣向を凝らしたステージで、優さんのプロデューサーとしての手腕にうっとりしている。
ところで、これを読んでいる人は安岡優についてどんなイメージを持っているんだろうか?私は大好きな詩人として安岡優を見上げている。力強く蠱惑的な言葉選びが本当に好物で、もしかしたら歌声よりも詩の世界に耽溺しているかもしれない。
ライブの日がちょうど曜日が良く、後泊して少し友達と旅に出ることにしていた。せっかくの旅なので、凝った旅のしおりなども作った。お席が分かってからは、とてもふわふわした心地で、あぁ死ぬんだな…もうすぐ。と覚悟したりしていた。
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ライブ当日の昼は、サカイストの友達も来てくれて美味しい鍋を囲む食事会となった。サカイストの彼女は、本当に付き合いがいいヤツで、ライブに行かなくても都合が合えば一緒に座を囲んでくれる。ヤンマニの友達は緊張のあまりに土気色の顔色で待ち合わせ場所にやってきた。
「少し飲んだほうがいいよ」という提案に一つ頷いて、呆然とビールに口をつけている。サカイスト二人は、そこそこ気楽な感じで鍋をつついていたが、一人集中力が違う。そらまぁそうなるわな。美味しい鍋を囲んで、ホテルでお色直しをし、会場に向かう。
私はゴスマニの友達があんまり居ない。サカイストの友達が開演まで付き合ってくれて本当ありがたかった。ルパパトのあの人は二重が綺麗で可愛いかったし、眺めているだけでニコニコした。ヤンマニのヒーローの友達を人の輪の中に置き、キンカンのおしゃれな広告をぼんやりと見上げたりしていた。
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いよいよ会場に入る。ふらふらと座った席はコロガシの間で、つま先から頭のてっぺんまで余すことなく優さんが眺められる席だった。隣の緊張が伝わって、愉しみというよりも現実味が一切沸いてこない。ぼんやりしていると、開幕の合図がやってきた。
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颯爽と出てくる優さん。ふぅ…と息をつくようなそぶりをして、言わないでロンリーを歌い出す。登場してきたときにまじまじと眺めたのが、タイトなロングコートが映える、引き締まったボディーラインだ。その後に深い皺が刻まれた顔をぼんやり見上げた。G20の映像では、ふっくらしたほっぺが可愛かったが、ライトに照らされた肌の影がセクシーで、年を重ねるごとに景色が違うのね…と日本庭園を眺めるような現実味の無いことを考えてた。その後に開いたのがパンドラだ。
パンドラ嫌いな人ってこの世にいる?くらいの名曲やないですか?!いや、ほんま。ダイヤモンドの涙は嘘じゃないから。パンドラの底に残ったものが「希望」と言う名の「明日」というのが、本当に天才だなぁと聞くたびにに思う。希望だって言うだけじゃなくて、つぎの日が来ることが希望であるという言葉の強度がいい。
この歌詞の♪震える指先を握りしめっていうところ。実はここに吐くほどときめいた。二階席に向かって伸ばしている優さんの指が震えていたのを、間近で見て「安岡優、実在の人!!」と現実にバチンッと焦点が合った。
私の中の優さんイメージは、歌手を演じる役者だ。「舞台にたったら、キッチリやることやりましょう。夢を見せるのが僕の仕事だからね。」というようなイメージがある。指先の震えなんてもう少し後ろなら見えないくらいに微かだけど、緊張が痛いくらい伝わってくる。まつげも震えて光っていた。歌声は完璧なのに、わずかな揺らぎを吐息が届くような距離で見上げるのは絶景というより、絶命に近い。完璧だと思ってた詩人の人間味が、こんなに甘美だとは知らなかった。この席に座るまで気付いた事のないホクロや小さな傷の間を汗が滑っていく。私は今まで知らなかったけど、緊張するんだな…。そんな混乱の後、月の光が鳴る。
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『月光』
北山陽一ソロでも歌われた名曲。オリジナルはよーちゃんが歌い出す。これを優さんが歌い出すと、本当に歌の「意味」が変わる。ここに歌手安岡優の人を惹きつけてやまない魅力があると感じている。
あの、力強い歌声。
手が震えていても、冷や汗をかいても歌声が何もかもを包み、許し、抱きしめる。年少の二人は月光の解釈が少し違うように思う。よーちゃんは月の光の切なさを顕す。ピアノソナタ14番の月光。ベトの月光を感じさせる。美しく儚く、ソナタの胸を締め付けるような雰囲気を内包する歌声。優さんの月光は、暗闇で迷う君を照らす、歌詞そのものを声に乗せるような強さを感じる。
だけど目の前に立っている優さんの鍛えた身体は、ほんのすこしだけ端々が震えている。こんなにエモい舞台あるのかな…とただひたすらに息を潜めて見上げていた。
月の光は君を照らす。それは誰のために?という答えが歌声にのってやってくる。それは聞き手のために。「君」をアイコンとした、聞いてくれる沢山の人のためにと、大きな歌声が会場を包み込む。
次の曲からは宇宙人が来てくれて、とても楽しいひと時になった。ヤスPの手紙は解釈が人によって違う詩になっているし、優さんの今までのソロ活動を知ってないと全てが分からない気がする。あの手紙は彼のファンに向けたラブレターのようだった。私はヤンマニではないから、日本書紀のような手前勝手な古代解釈がある。
歌は夜を破る力がある。伊弉諾と伊弉冉の話があるように。ヤスPは夜を破る力が歌や踊りにあると信じている人のように感じた。手紙の内容に関しては有識者に譲る。
後半に続く。
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midoring777 · 5 years
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秋のとば口夏の終わり1
今年は気候が〝面白いこと〟になってなっているように感じている。季節の分かれる「季節点日」があって、そこからスパッと変化しているよう。今年の夏は「夏男、安岡優お誕生日のライブが終わったんで、今日からです!」と、7月25日から始まった。
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暑い日。真夜中まで開いているバーで散々飲んで、ひやむぎなんかを食べたところから夏だ。
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今年の秋は新潟で取材があったので、後泊して新潟を案内してもらってきた。その8月24日から秋が始まったと思っている。新潟は湿度が高く、フェーン現象なども手伝って雪国なのに夏はとても暑いそうだ。私は雪の新潟しか行ったことが無いので、那須高原のような寒い涼しい場所の気持ちでいたら友達から「40度あるわwww」と、ネイティブのようなこってりとした大阪語尾の返信が来た。書き言葉大阪弁検定1級やなぁと変なとこに感心。
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新潟空港の外に出ると「暑い?!」と驚いたが、風が吹けば存外涼しい。かなり早朝の便で行ったので、取材までの時間がかなりある。そう言うときは朝風呂に限る。市バスに揺られて銭湯へ赴いた。実は銭湯も温泉に並び好きで、時間が空けばいつでも街中の銭湯にフラッと立ち寄る。
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今回の風呂は昔ながらの銭湯で、おそらく薪で炊いているよう。近所のお年寄りが朝風呂を楽しんでいる中に混ぜていただく。
洗い場で身体を洗っているおばあちゃんがお隣りのおばあちゃんに「背中流すわね」と声をかけて洗ってあげていた。銭湯は家でお風呂に入るより広いし、危なく無いのかもしれない。助け合う日々の営みにジーンとして風呂屋を後にする。
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ほとんど寝てないので、体調はどうかな?と思ったが、湯を潜れば鋭気を取り戻すのが風呂好きというものだ。新潟の大先輩たちの湯を借りて英気を養った。バス停でボンヤリとバスを待っていたら、これまた大先輩からバスの時刻表について色々訊ねられる。日本全国どこに行っても話しかけられるのはなぜか?わからない。バスの乗り継ぎについてスマホンで調べてお教えしといたが、こんな駅からまーまー遠い港のバス停にてバッキバキの大阪弁でバスについて説明されても説得力が無いようで、大先輩はご案内したバスの次のやつにお乗りになった。
………まぁよい。少し歩くがそれでも乗り換えられるよ。と、ひつこくバスの中で調べたりしてしまった。まあ、ええよ。気持ちわかるわ。うん。
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取材前に昼ごはんを食すとす。新潟と言えば私にとっては苗場山だ。プリンスホテルへゴスペラーズを観に行くという市内の人間からしたら「あんなのほとんど県外よ?!」というとこしか行かない。ので、あんまり地元の食を楽しむ機会が少ないのが辛いところだ。しかし今回は抜かりない。「酒と米をくらえ!」という圧に満ちている新潟駅に立ち寄った。
駅構内から発せされる圧倒的な米ぢから。食事処には「魚沼産コシヒカリ」とノボリが掲げられ、どの店のウインドを覗いても日本酒が静かに、虎視眈々と、確実に存在をアピールしてくる。きっぷ売り場の前でもこわれ煎餅が出迎える。
米圧。圧倒的な米圧。
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その中でもみんな大好き「ぽんしゅ館」に入る。古い酒蔵から移築したのかな?と思うような趣のある扉を開けると、中も蔵仕立てになっていて落ち着いた雰囲気だ。新潟は魚も旨い。日本海側の県はそもそもどこに行っても刺身が美味。悩んだ末に米粒と海の幸が楽しめる刺身定食にした。
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写真通りである。見たままに美味い。長岡市出身のDJ松永が「新潟から出ると米がみんなマズイ」と言っていたが、まぁピッカピカのふっくらコシヒカリばっか食ってたらそうなるわなと納得したりする。松永は世界一になった暁には、イギリスで日本文化について聞かれたら米と長岡花火について永遠に話しそうだなーと勝手に思う。
昼ごはんを食べて、取材を終え夜の新潟へ繰り出す。実は前から行きたいと行ってた店があって、そこへ連れていってもらった。「居酒屋日本一」に輝いた店だ。とにかく接客がやったら元気で、一人の客だけでなく二人でいっても若いバイトちゃんが一生懸命話してくれる。料理の説明やオススメのトークも小気味いい。美味しそうやなーと見ていると、カウンターの向こうから「味見どうぞ」小皿が出てくる。選べる付き出しもおばんざいがみっしりあって目にも楽しい。
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元気な接客ともう一つ楽しみが、これ。栃尾の油揚げに納豆をはさんだやつー。
絵が地味だが、日本酒に合う合う。辛い酒よりふくよかな日本酒が好かろう。実はちょっと前にRHYMESTERのMummy-Dが世界一日本酒に合うと、新潟のラジオで言ってたので食べてみたい!と思っていたからとても嬉しい。ふくふくと膨らんだ厚揚げは、ビジュアルだけで幸せ感ありだ 。思いのほか盛り上がったので、後半に続く。
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midoring777 · 5 years
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食パンの美味しいのを食べたはなし。
切っ掛けはパンパクというホームページに掲載されていた、ローカルパンハンターの記事だった。パンの語り部たちがパンに対する愛情や知見を語るインタビュー。ローカルパンハンターのパン語り全4回の内最後の回、見出しに気になる固有名詞を見つけた。「極みゆたか」という食パンだ。ゆたかを極めるとはこれ、如何に。ローカルパンハンターが薦めるパンをいくつか食したことがあるが、非常にどれも美味だった。今回もきっと旨いに違いないと確信を持って購入する。
調べてみると「極みゆたか」、パン屋さんの食パンではなく、加古川のラスク専門店の「たくみにしかわ」の商品だった。トーストにして美味しい食パンの最高峰を目指して作られているそうで、希少価値が高い国産の小麦粉「春ゆたか」を使用する人気の食パン。注文すると、タイミングよく土曜の朝に宅急便で届くようだ。
しっとりと雨の降る土曜日の朝、小さな段ボール箱に入ってその食パンはやってきた。箱を開けるとパンの保存法のご案内などがあり、食パンがちょこんと入っていた。
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持ち上げてみると、普通の食パンよりも小さいが重い。こんがりと焼きあげられた焦げ茶色を見ると期待が高まった。パンの封を開けると、甘い、甘い香りに驚く。パンの香ばしい匂いではない、きちんと発酵して練れたパンの持つ独特の薫香。乳製品…バターか…砂糖を焦がしただけではない、奥行きのある匂いに思わず目を閉じた。
ローカルパンハンターが教えてくれた美味しい食パンの食べ方は、まずはそのまま何もつけず焼かずに。いつかのラジオでパンに何をつけて食べますか?と言う問いに
「アミラーゼです。唾液が一番信頼できますね」
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というドライブ感のある回答でリスナーを置き去りにしていたので、それに倣い私もむしっと割ってかぶりついた。
「エロい…」
 白いパンの内側の部分の触感がエロい。食感はさらにエロい。なんというか、きめが細かく吸い付くような白い弾力と、割ったときの「きちん発酵してきたおうちの子ですので、きれいに伸びます」。という素直なパン生地の繊維。口に入れるだけで、パン袋を開けたときの数十倍の甘い薫りが鼻腔をかけぬけていく。
食感は溶けるような軽さではなく、しっとりと噛みごたえもありながら、アミラーゼと融合してするりと解けてなくなるような儚さ。小麦粉ゆたかの滋味あふるる味わいを感じられるように気遣われた、控えめなバター加減と上品な甜菜糖の使い方もにくい。同店の「ハレの���ではなく毎朝のパンを美味しく」というコンセプトがこの当たりに表現されているようにも思う。美味しくて食べ応えのある食パンは、ピカピカの銀シャリと同じような食事のベースラインを上に引き上げてくれる力がある。
毎朝、しっとりと甘いパンにかぶりついて野菜をシャキシャキと食んで、温かなカフェオレなんかを飲めば、元気に出かけられるというものだ
毎日に当たり前な美味しいを。そんな空気感のある食パンだった。さて、トーストするとまた味わいが変わるとのことなので、明日は焼いて食べよう。きっと、もっと、美味しい1枚に出会えるはずだから。
おしまい。
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midoring777 · 5 years
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歌声を架け橋に
書こう、書こうと思いながらずいぶん経ってしまった…。春先に行われた2019年の橋ツアー。私にとって、橋ツアーは2回目の賛歌だ。前は山口県の果てまで足を運び、妹尾さんのシークレットゲストに驚き、ブリッジに号泣して温泉宿に帰っていったことを思い出す。
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今回は大洲へ向かった。愛媛県の海側の静かな街。松山空港に飛行機で降り立ち、ライブ当日はレンタカーで道後温泉へ。友達と落ち合ったあと、お遍路さんのお寺「石手寺」へ向かう。こじんまりとした寺に見えたが、洞窟があったり、石像が沢山あったり、胎内めぐりがあったり。沢山のお参りの人が詣でるなら、何か想い出をと趣向を感じるアレコレに感動。特に地元の方が奉納された鞠に囲まれた観音様が心に残っている。全ての欲得があるから人は生きにくい。全ての事物を自分の物だと思うなと記された説法の紙に恥じ入ったりした。
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密教のお寺に来ると、自然と身が縮こまる。その後、美しい木造舞台があると言う神社へ車を走らせる。のんびりとした田園風景だか、神社に行くまでの山肌がずるりと剥けており、道が塞がれいた。
橋ツアーの土地だと、ハッと立ち止まる。道後温泉や松山城は雨風の被害を感じなかったが、自然の中はまだ災害の爪痕が生々しい。
幸いにも神社は美しいままに残されており、京都の清水寺を思わせる舞台づくりが素晴らしかった…。人はなぜ崖に神を祀るのかと思いを巡らせたが、儘なならない自然への畏敬なのかな…と拝殿を後にする
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大洲の会場は大洲城の城内にあった。産まれて初めて石垣の中にある会場に入る。顔見知りの友達の姿もチラホラ見えた。みんな元気そうで嬉しい。
ステージはバリケンのターンテーブルと鍵盤が一つ。シンプルな舞台に橋ツアー来たぜ…と胸が高鳴る。橋ツアーの素晴らしさは、シンプルな音の構成だ。しかも坂ツアーでは聞けない曲も披露される。
一番心に残っているのは、酒井さんのHBBだ。ソウルネからルーパーが登壇する機会が増え、ぶんちゃかぶんちゃかする酒井さんの登場シーンが少し減った。私はピッチをキープするため、音叉で何度も音を探してメンバーの耳元で歌う北山さんと、楽しい鼓笛隊としてどんすかどんすかする酒井さんがとても好きだ。
HBBはなりきりゴスペラーズの「真っ赤な太陽」で聴くことができた。元々アカペラアレンジとして作られた歌。歌唱指導のときにリズムも無ければやりにくかろうと、HBBで酒井さんがガイドラインを引いてくれる。まぁ、指導が少々丁寧で長い。令和コールなどを練習してるときはさすがにお疲れだったんだろう。フッとHBBが小さくなると、北山さんが後を引き継ぐ。
低い音で引き継がれるベースのリズムが心地よく、気持ちよく会場全体でハモることができた。北山さんと酒井さんはリズムとベースという屋台骨パートという事もあり、何かとフォローされているとこにほっこりする。
「Deja Vu」は椅子が無い振り付け。あんなに椅子が無いと、歌に集中できる!?という新発見。シンプルな舞台や伴奏の楽しみは、歌詞と歌声だけを味わうことだと思う。さりげなくギミックを凝らしたハーモニーが素晴らしく響いた。
カバー曲の話だったろうか?プリンセスプリンセスの「M」の話になった。てっちゃんが一節歌うと会場が大合唱。世代だなぁ…。ゴスフェスでは念願のMの披露があった後、スタンディングオベーションになった。名曲は記憶に残っていくんだなぁとしみじみしたりした。
ユニオネアレンジの「熱帯夜」はかなりソリッドな仕上がりで素晴らしかった。より都会的なサウンドは元々の熱さをそのままに、今の音に仕上がっていてまたどこかで聴きたいなぁ。
アンコールはやっぱり「BRIDGE」が胸を打つ。この曲は頑張ってと無闇に励ましたり、可愛そうと感傷を押し付けたりせず、大変なことがあった色んなとき、力強く心の奥底に勇気を与えてくれる。大洲の街には、頑張ろう!というメッセージが垂れ幕に元気な文字で書かれていた。今なお通行止めの道があろうと、前を向こうという言葉に人の営みの強さを思う。
ゴスペラーズのファンの中には被災した方々だけでなく、病気で大変なことがあったり、中にはゴスペラーズ好きの友達が亡くなって、ライブ会場に彼女の魂をいっしょに持ってきたというツイートをみたこともある。
そんなときに、「さよならもありがとうも要らないまた会う約束を」と言う歌詞は、明日を生きる勇気をくれる。またね、また今度必ずと友達、仕事や今までの日常に呟くことの前向きさに心を打たれて、ぼろぼろ泣いてしまった。
ゴスマニとひとくくりにしたところで、ただのファンの総称だけで、毎日ハッピーな人もいれば哀しみに暮れる人もいるだろう。いい人もいれば、私のように意地悪な人もいる。ゴスマニが全員いい人でも、センスがあるわけでも無い。ただ、いつも思うのは「今日のスペシャルクワイア」は、みんなゴスペラーズにこころを寄せ、ハモれ!とリーダーに言われれば、歌唱指導に応えて一生懸命に声を出し、拍手を送り、よーちゃーん!と45歳の男性に愛らしい愛称で呼びかける。
好きな歌があれば、明日の楽しみができる。ただそれだけで、大変な毎日を送る勇気が出るものだ。それだけがゴスマニの共通項だと思っている。
25周年がやってきた。この秋から、ゴスペラーズがどんなステージでゴスペラーズマニアこと、ゴスマニを魅了してくれるのか楽しみでならない。
願わくば、告白のソウルテムポと参宮橋が聴きたいなぁ。
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midoring777 · 5 years
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涙を流すということ。
最近、休みのたびにどこかへ出掛けて人に会ったり、旅をしたりしている。お休みの日は基本的に家でまったりするのが好きなので、ずいぶんアクティブに過ごしているなぁと他人事のように思って苦笑している。
ここ半月くらい不思議なことが続いた。二人で飲みに行ったり、大勢の飲み会の後に「みどりさん、この後どこへ?」と聞かれ、「帰るよ?普通に。」と言うと、まぁそういわず…とはしご酒に誘われ、親密なお酒の席でそこそこの大人に泣かれている。
ちなみに大声で怒ったり、殴ったりとかはしていない。説教も嫌いだし、そもそもよっぽど大切な人以外の話を私は傾聴することに疲れを感じるタイプだ。それでも「聴くしかなさそうやなぁ…」という雰囲気を持っている。
とてもしんどそう笑っているから。
楽しいから笑うとは全く逆を行く、辛いから笑うというなんとも言い難い笑顔。例えば晴天のバーベキューの後。例えば、仕事が一区切りついた後。例えば買い物のかえりみち。例えば酒蔵見学の後。なにも泣くようなことが無いときの帰り道に大人が泣く。
それも、バーや居酒屋やカフェなど人が沢山いる場所で。
泣く理由はいろいろあるけれど、それぞれに「どんなアドバイスもいらないから、ただひたすら聞いてほしい。そして肯定してほしい」という疲れここに極むという理由ばかりだ。
最初はみんな涙を我慢している。それでも聞いているうちに「で、今日はどないした?」て聞くとポツポツと話し始める。私の知人は饒舌なタイプが多く、そうでなくてもお話が好きな人が多い。それでも、言葉に詰まってぽろぽろと泣き出す。
最初は本人は泣くつもりはあまり無いようで、ハンカチも出さずおしぼりや紙ナプキンで目がしらを押えるくらいだが、聞いていくうちにボロボロと大粒の涙をこぼす。
私はそれを見て、時には一緒に涙を流し、そうでないときは頷きながら背中をさする。
人はなぜ泣くのか?と思ったが、彼女たちを見ていて悲しい以外の涙もあるのかなと思った。「私のことを分かってほしい。私の見方になってほしい。でも、自分は自分勝手で間違っているから誰にも言えない。私なんて、私なんて…」
誰よりも誰かに認めてほしいのに、自分で自分が認められない。
私はそんな彼女らを見て、そんな悲しいことあるかよ。あんたはあんたでいいよと繰り返し言う。それ以外のことも話すけど。
しばらくすると、泣き止んで「へへへへ」と笑って、新しいお酒を頼んで乾杯して帰る。旦那や彼氏や家族や子供や私以外の知人もいるだろう人が、なぜ私を選んで話すのかは全く理由が分からない。
だけど、傾聴することだけはどうしても辛い人には手を抜かずやろうと思う。
これが続くと私は消耗するタイプだし、今はとても消耗しているが、ありがたいことにライブや旅が適度に続き、元気をもらっているのでなんとか大丈夫。
しかし、妙齢の女性に泣きまくられるという不思議なことが続けばいずれ私も倒れてしまうので、「みどりさんこの後は?」と聞かれたら、ふふふと笑って、タクシーに乗って逃げよう。
大人の女性は自分を認めて、ゆっくり歳をとって、適度にさぼって、そこそこ頑張って好きな音楽でも聴いて、自分勝手に生きればいいのになー。
はー。ゴスペラーズきこ。
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midoring777 · 6 years
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ハーモニーを届ける旅5
ハーモニーを届ける旅5
パンの人「歌う獣」
苗場が終わって次はなんだ?たちまち3/18にチラシの入った会報が投函されるそうだぞ!?と色めきだち、春の訪れと共に25周年のアニバーサリーイヤーが本格的に始動していく。楽しみでもあり、ついていけるかしらと怖くもある。明日は北山先生の復学ライブ。きっとステキな時間になることだろう。
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わになうは舞台に向かって右側の席に当たることが多くて、ずーっと酒井さんを見ていることができるいいツアーだった。私が氏を最初に好きになったのは、透き通る声から。自然とビブラートがかかる三人と、ファルセットで撃ち抜くリーダーの声の大外から清らかな音が追い抜いてゆき、何もかもを追い越して空に放たれる透明な歌声。正確なピッチと、実は低音も出る音域もたまらない。
そんな氏の清らかな声とは裏腹な、武張ったステージアクトを体感するために私は何度も、何度も、何度もステージ前に足を運んでいる。汗といえば安岡優と言うインプリンティングがゴスマニにはあるが、実は酒井さんも相当だ。あの人は筋トレとか走り込みとかそう言う野卑なことは似合わないが、いつもステージ上は一生懸命。今ツアーでは「どうも、酒井雄二です。頑張ります」と言いズバッと頭を下げていたが、あんなに頑張っているおっさんは周りにはいない。ゲームして能を習って猫と遊んでパンを買って、その他の時間は最高に一生懸命歌っている
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氏は最初からクライマックスで歌にどぶんと溺れるように歌う。汗を垂らして音���掴むため顔を歪めて、時には字ハモの頭文字だけを暗号のように覚えて。歌の意味を身体に刻んで、表現するために解体して。まるで楽器のように歌を顕わす。
ラジオで聴いて戦慄したエピソードがある。何気ない雑談のような言葉だった。「ライブに来るお客さんは、高い音を懸命に歌う歌手の姿も楽しみにしているし、一生懸命さもステージでは大切な要素ですからねー」。
酒井雄二が作った曲のほぼ全て。氏は本当に自分の出るギリギリの高音を必ず入れているし、大抵そこを自分で歌う。自分で作ったなら、気楽に歌える音に落ち着けることもできる、のに。左手を大きく開いて目をつぶってマイクを持つ手が白くなるほど握りしめて絞り出すあの、心を破る歌う獣のようなロングトーン。
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好きで、好きで、大好きだ。
あの観客が何を酒井雄二に求め、どうすれば届くのかと冷静に考えて情熱で返してくるスタイルが狂おしいほど好きだ。
好きだ。
同じくらい好きなところは、獣じみたステージング。ダンスやステップも長身を生かして魅せる。上手いというよりも、一生懸命に踊った結果が大胆な振りに収斂されていく。汗がスポットライトに煌めき、しかめた顔の皺に色めいた陰を作る。
好きだ。
今ツアーのセットリストは秀逸だった。『123for5』を歌う前の朗らかな雰囲気から一転して、顔をキュッと引き締め握った拳をクロスさせて俯く。あの「出番だ。」という雰囲気。あんなにカッコいいホモ・サピエンスは居ないな!!!!と毎回泣いた。
好きだ。
今ツアーセトリ前半部分の見所は『Ashes 』だった。酒井雄二は身を切られるような歌が似合う。簡単に愛してると言えない偏差値高めの色男が持つ、言葉にしたく無い哀切を旋律に乗せさせたら三国一だ。男前竹本健一が共作してるなんて、最高以外の形容詞は一旦忘れよう。
最高。
今ツアーはライティングも素晴らしかった。『DAWN〜夜明け〜』の氏の毛先がふわりと光るライティングと澄んだ歌声。
好きだ。
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世界に足りないもの、必要なもの。
ハーモニーに乗せて酒井雄二が届けてくれたもの。
それは
懸命に全てをかけて歌う歌手の美しさと、手の届かない憧れに会う喜びと…
言葉を尽くして憧れの君とそのチームメイトの良さを文字にして残す楽しみだった。
25周年おめでとう御座います。ゴスペラーズの素晴らしさが一人でも多くの人に届きますように。
今回ばかりは、好きだ、好きだと繰り返し言おう。
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私は酒井雄二がとても、とても好きです。
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midoring777 · 6 years
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ハーモニーを届ける旅4
君に魅せる「身体。」
苗場公演が終わって一週間。わになうツアーの感想が沢山TLに流れていって、そのどれもに書いてある「安岡優のタンクトップ」。あの肩口とデコルテについては、沢山のマニが度肝を抜かれ、見惚れた。中には安岡なんて私から見たら論外だわ…というような過激派も目を奪われ、見開き、伏せて、一呼吸置いたあと、じっとりと見つめたことだろう。
そのくらいの火力があった。引き締まった肩口と悩ましい腰つき。ヤンマニが「血管が集まるとこ!ろ!!!わきー!!!」と錯乱してアルコールに墜落する様は、もう仕方ない。ご開帳だから納得した。
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そもそも安岡優と言う人は歌手であると同時に詩人だ。余白を残す言葉の選び方が思わせぶり。言葉選びが素晴らしいなと思う。モテる男というよりも、今俺は女の子に不自由はしてないけど、モテる事実を言葉にしたらどうかな?というような余裕と、こっぴどく振られたこともあるよ!と…いう可愛らしさと、マルキドサドかよ……いう…ドSな……というまぁ、男のそれとして色々あるけどスクスクと育っているように見える。
知らんけど。
文学青年の様相を持たず、青春のアレコレをファンにはちらとだけしか見せず。キャリーバックはスタッフと目も合わさず転がして渡し、ファンからの個別エールには応えず、アリーナには目もくれず二階ばかり見て、笑いかけるよりも、遠くに投げキス。
全くプライベートの香りがしないアイドルみたいな存在だ。
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そんな彼が唯一、口しなくても私生活を覗かせるものがある。
身体だ。
今回のツアーのMCで感じた違和感。安岡優は「汗」について話してない。ソウルネではわざわざ「あなたの湖になりたい」というてた男が。
私はあんまり気づかなかったが、汗については友達から教えてもらった。どこかの会場では話されているかもしれないが、実は優さん今ツアーは特に後半、汗をあんまりかいてない。
何故か?
筋力と体力をつけてしまったからでは?
去年のカレンダーを見てみると、アンダーにおそらく加圧トレーニングのシャツを着ている。簡単に言うと鬱陶しいメディキュットみたいなもんで、筋力をつけるために着るものだ。今回のツアーが始まる前にソロがあって半裸のポスターを販売していたが、ドラマチックな表情は素晴らしかったけど、肉体美かどうかはあまり議論にはならなかった。
ツアーが始まってすぐ「優さん痩せた…大丈夫かな…」と心配もした。実際、体脂肪率が10%台になっていたので、かなり絞ってたんだと思う。しかし待たれよ。あんなにお酒とご馳走好きが??と不思議に思ったが、ぎゅーっと絞り込んだ。夏頃はさながら減量中のボクサーのようなコケた頬でギラついた目をして写真に写っていたと思う。
秋が終わりを迎えると、肩口が大きくなり薄っすらと脂肪と美しい筋肉がつき始めた。あの短期間でどんなトレーニングをしてタンパク質とったのか聞きたい…。寒いと逆立ちとブリッジをしていたそうだけど…何故……。
ちらっと毎日筋肉痛だとこぼしていたが、骨を折っても笑顔で舞台に立った人が痛いくらい鍛えたって何をしたんだろうか…。そのかいあってか、タンクトップの激励似合うスタイルで後半戦は駆け抜けていった。
今回のツアーは優さんが歌ってなくても、スポットライトが当たってなくても悩ましく踊る姿をつい観ていたりして、どピンクのスーツ似合うなあ…いいなぁ…と見上げてたりした。
チャームポイントだった汗もほとんどかかない優さんは、軽やかに回ったり蹴り上げたりしながらいつも通り……ていうか、今回のツアーやたら彼ばかり見てる人が多くても仕方ないなぁとしみじみ納得した。
だってカッコいいもんなあ……。
そして迎えた千秋楽。大事件が起こる。
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全国津々浦々で開催されたライブビューイング。オープニングの各映画館へカメラに向かって呼び掛ける演出は、なかなかのアップで五人がスクリーンをみっちり埋めるお楽しみタイムだ。北山さんの北国の映画館へのお手降りから始まって、優さんが九州地方に呼び掛けるとき。
「せっかくだから、サービス!」
と、ハラリとシャツを肩に滑らせ、デコルテと腕と肩となんかむちゃくちゃエロい何かを丸出しにする衣装タンクトップでカメラの前に、
ガバッ!と股を開いて座ったのだ。
えっっっっっ?!
あれは、サービスと理解し……わか……分かって……やってた……んやな!!!40回!!!全40脱ぎ!!!振り付けの一環、演出という最後の言い訳も捨てて言うんや……。
エモすぎないか!?サービスっていい放つヤングライオン!!
カメラに向かって優さんが満面の笑みで手を振ると、何故か周りも脱ぎ出す。現地の苗場ブリザディウムホールでは悲鳴というか、地響きのような雄叫びも上がった。ドラミングも聴こえた。
髪をかきあげたり、指を指したり。
アイドル……嵐で言うとMJのポジションに確実に仁王立ちする、わたしの好きな詩人。
各地の映画館に手を振ると、ふわっと立ち上がって言い放つ。
「あーーーーー気持ちよかった!!!」
う、う、うるせぇえええええええええ!!!!!バカァああああああ!好きだあああああ!!!!!!!!好きだぁああぁあ!!!こう言うときに気持ち良かった!!!って!!!素直に女の歓声を浴びて、気持ちいいってぇええええええええええええええ!言うぅうううううところぉお!
大好きだーーーー!!!
ハーモニーとは全く関係ないところ!!!安岡優が届けててくれたもの!!!
世界には足りないかどうか!しらん!
私が受け取ったのは、気持ちのいい身体だった!!!
気持ち良かったて!!!
すきだーーーーーー!!!
毛細血管が集まるところ!!!わーーーーーきーーーーー!!!
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midoring777 · 6 years
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ハーモニーを届ける旅3
ハイノートヒッターの「愛してる」
あんなに楽しかったわになうツアーの千秋楽から一週間たってしまった。早い…。気がつけば、橋ツアーの当落も出てるし、そもそもトリビュートライブも行かねばだ。なにかとゴスマニは忙しい。ゴスフェス、高崎音楽祭もあるし、ソウルパワーもあるし…。指折り数えてると一年なんてあっという間だ。
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千秋楽のライブで黒ぽんが「今回のセットリスト、黒沢は大きな声でで歌ったらいいんだな!って思って大きな声で歌いました!」と晴れ晴れと言っていたが、花丸100点満点にええ調子で声が出てたし、なんといってもハイトーンでスカーーーーーンと撃ち抜くように歌われると、本当に毛穴から嫌なものが出て行く。
黒沢薫の良さはなんだろう?と考えていたんだが、やっぱり強さだと思う。花で言うと大輪の薔薇。赤も似合うけど、晴れやかなオレンジがいい。あと、小ぶりなとこもいい。小さな体から爆発的にエネルギッシュな声が出てきて空気を震わせ、たとえ他に推しがいても、耳を掴んで離さない力強さがある。特に「永遠に」は圧巻だった。国際フォーラムホールA、2018年12月24・25日。今ツアー最大キャパシティ5012席の大空間の中で、マイクスタンドの前に一歩出て歌い上げる姿には神々しささえ感じた。
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ラジオでてっちゃんが話していたが、あの演出は最初は無かったようだ。「ここでもう一つ観客を掴むために」と後から追加されたマイクオフ演出。ラジオでてっちゃんに「なんであれ追加したの?俺は嬉しかったけど」と笑いながら黒ぽんが言うとこに、やっぱり強さを感じる。嫌じゃないん…嬉しかったんや…。
今回のアルバムの詩は、酷い男がちょいちょい居てる。特にアレなのが「DON’T LEAVE ME NOW」。とてもR&B的な、謝って謝って謝りまくる浮気男の言い訳の歌だが、なぜか村上てつやと黒沢薫が歌うと、別れる選択肢は露と消え、許すしかなくなる。
てっちゃんの場合は「本当に、本当に、本当に好きだから許���てほしい」と涙ながらに訴え、膝の上に頬を寄せて涙を流す姿が見えて、ほだされて受け入れてしまう…という村上てつやには誰も抵抗できない伝説がまた一つ増えた感がある。人類はラブソングを歌う村上てつやにはあらがえない。だって、村上てつやだから。
黒ぽんの場合は「君が僕のこと好きなのは知ってるから、許してよ?いいでしょ?愛してる!愛してる!!!愛してる!!!!だって愛してるもの!」という、強引さがある。普通なら許せないと指輪の一つも投げつけてやりたいとこだが、無理。それは無理。だって無理だから!!!あんなオトコよしなさいよ…と言われても、絶対に嫌いになれない。ストーリーも理屈も全く無視した強引な愛情に押し流される気持ち良さがある。
理屈じゃなく、どうしても好きだと言われまくるある種の心地よさ。
あの人の歌声を聴くだけで、愛情の激流に押し流されて、翻弄されるいい女の気分が味わえる。
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世界に足りないもの、必要なもの。
ハーモニーに乗せて黒沢薫が届けてくれたのもの。
それは
耳を掴んで離さない生声の迫力と、
情熱的に愛される女の愉しみだった。
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midoring777 · 6 years
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ハーモニーを届ける旅2
低音の君「夢のような錯覚」
あんなに楽しかったわになうツアーが終わってしまった…。書き出しは乗り過ごした電車の中。苗場翌日。とにかく現世に戻ってこれず、仕事でヘトヘトになり、なぜか帰路とは真逆の電車に30分ほど揺られ、気がつけば神戸。あははと笑いながら、ヤンマニのすきぴと「ヤンマニは天竺を目指している。」と言うようなことをLINEでやり取りをしていた。朕が安岡優なら、彼女を遣唐使として大海原に出すなぁというところで最寄りの駅に到着。
私はSNSが無ければおそらく、友達がいないタイプだ。こまこまと文字でやり取りしながら会って、別れたらたまに手紙。美味しいものを見つけたら送ったり。「遠く離れてそばにいて」というような関係が成り立つのがインターネットのエモいところだと思う。
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インターネットベースマンはどうなんだろう?ツイッターの文字を目で追う限り、ステージ上の潤んだ瞳は全く想像できない。パーソナリティが彼の中にいくつかあって、それがぐるぐると渦巻いて、バターになっちゃった…という感じのする不思議な人だ。一度頭の中に掲げている曼荼羅を読ませてほしい。
今回のツアーは照明が素晴らしかった。ゴスペラーズ照明班の必殺技は下手から真横に五人を照らす光だ。最大20cm程度高低差のある男のシルエットがくっきりと光で縁取られ、どんなにハーモニーが溶け合っても、まるで違う個性がぶつかり合ってることを視覚で教えこまれる。酒井さんが「仲良しグループの文脈で俺たちを語って欲しくない」とラジオで話してたことをふと思い出したりしていた。
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ライブは運良く、前��ら2列目とか4列目に今回は滑り込むことができた。前で讃歌する最大の楽しみは、つぶさに推したちの表情を鑑賞することだ。文字通り垂涎のひととき。僕はそのとき、よだれかけが必要な牛になる。
今回のツアーはほぼ上手(かみて)だった。イツオラ2スペアリーナ席で見られた景色は、酒井雄二を借景に切ない顔で歌い上げる北山陽一と、北山の潤んだ瞳に光る酒井雄二の横顔だった。
美しかった、美しかった。ただもう、ひたすらに美しかった。
酒井はどんな曲でも自分が登場人物になって歌うことは無い。メロディに乗せてまるで琵琶法師のように物語を紡ぐ。愛してる、愛してる…と繰り返し歌っても「愛している自分を表現する。できれば、とびきりに格好良く」といった風情だ。だけど北山は違う。顔で、瞳で、肌で、吐息で、指先で、最後に歌声で。「好きで、好きで、気がふれてしまう」と表現する。
悶えるように、目尻に涙を光らせて歌う北山を借景に、酒井はメロディと詩の意味を追いかける。愛なんて知らないと目を閉じて息苦しく歌う酒井と愛を滴らせてうずくまる北山は、枯山水の中に間違って咲く牡丹のようだった。
本当に、本当に美しかった。
前列に居ると、急に北山から見つめられて歌われることがある。切なくて、切なくて辛いと言えば、君とその他大勢の君は俺のこと好きでいてくれる?北山はそうやって歌って、次の瞬間にふっと笑う。ほんのすこしだけ、意地の悪い笑い方をする。
ハーモニーに乗せて北山陽一が届けてくれたのもの。
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世界に足りないもの、必要なもの。
それは
たった一人の君たちを愛してるという矛盾と、また次も愛されたいという夢のような錯覚だった
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midoring777 · 6 years
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ハーモニーを届ける旅 1
サングラスの人の「MC」
あんなに楽しかったツアーが終わってしまった。このテキストの書き出しは、苗場プリンスホテルのぽんカレーハウスに並ぶ列の中。1時間並ぶとかは、まぁちょろいオタクのサガ。ロマンシング感じる間も無くすぐカレーだ。
今回のツアーは宇都宮、琵琶湖、東京、博多、大阪、苗場の9回讃歌した。
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そもそもゴスペラーズのツアーは当初の計画から讃歌数が増えるのが常で、今回は博多がそれだった。ソウルネのときは桐生がそう。
計画通りでも差し支えないはずが、偶然と縁が結ばれると讃歌公演数が増える。フットワークと情熱があれば、意外と無限に増えるのでは?と畏れていたりもする。
私は地元から抜け出して、関西人の居ないアウェイに行くときの高揚感がたまらなく好きだ。飛行機、新幹線にローカル線、 どこに行っても乗り方が難解な路線バスも悪くない。立ち竦んでいるだけで、どこからともなく道案内のおばちゃんが出てくる関西の下町も好きやけど、自分以外は枯れススキとスズメみたいな風景にぽつんと身を置くのが大好きだ。
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ゴスペラーズのライブはそこそこの田舎でも開催されていて、時には1000席以下の箱にもやってくる。そう、彼らはやってくる。歌いに、逢いに全国津々浦々にやってくる。
たまに地方に聴きにいくと旅行もライブも楽しめて一石二鳥。関西弁に顔をしかめる人が少なくないのも、ハッとさせられて嫌いじゃない。歌が地方に足を延ばすキッカケになるのは有難い。行けば必ず、これで合ってるかな…と不安に思うアクセス経路をたどって歩くことになる。不安に思ってスマホの地図を凝視して顔を上げると、夕闇にぽつんとライブ会場の灯りが灯っていてホッとするものだ。
そんなゴスペラーズのMCは大きく二つに種類が分かれている。一つは台詞のように、何を喋るか決まっているMC。新しいアルバムの説明なんかは、特にほとんど全公演変わらないようだ。決まりMCが終わるとスッと歌に入ったりするから、あれもまた歌の一部なんだろう。
もう一つはフリートーク。時にはお題があったりして、バンドメンバーが話すシーンもあって和やかで楽しい。あの五人はチームワークで面白い話を回していくのが本当に鮮やかで、RHYMESTERの宇多丸氏に「いやらしいわぁ…クロストークで声が被んないの、こなれ感やだわぁ」と賞賛されていた。
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そんな中でとびきりMCが素晴らしい男がいる。村上てつや、グラサンのリーダーだ。街から街へ。それは人から人へ旅するように、きめ細やかに地元の話題を仕入れている。周南市でのMCはおそらく東京ではほとんど報道もされてないのでは?という周防大島の橋にタンカーが衝突した事故を労わる言葉だった。
元々どうも旅好き凝り性な雰囲気があるリーダーだが、心労が多い地域に決して「頑張って下さい」と励ます言葉をかけず、災害の話だけでなく地方の名産品や少し会場から距離のある地名をあげて「あそこにも歌いに行きたいなぁ」と笑う。
ライブラストMCはバンドメンバーやスタッフに盛大な拍手を求め、感謝の言葉を述べると最後は私たち観客のへのメッセージになる。「みなさんがここに来るまでにどれだけのエネルギーを使ってきているか、僕らなりに理解してるつもりです。」わりとこれが私はグッときている。推しを推すために結構みんな頑張っている。それを理解してなお「坂道を一歩、一歩登っていきます。」応援お願いしますというような言葉と共に、最後は決意表明でしめる。
各地で同じような雰囲気のことは話ているのかもしれないけれど、最後は期待に応えますとハードルを自ら一つあげて去っていく言葉がいかにもゴスペラーズという感じがして、てっちゃんの最後の言葉にいつもジーンと感激してしまう。
今回のツアーもレポートをみると各地で素晴らしいご挨拶をされている。
世界に足りないもの、必要なもの。
ハーモニーに乗せて村上てつやが届けてくれたのもの。
それは
各地に心を寄せた気遣いと、聞く度にジンと胸を打つMCだった。
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