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monaka-arika · 1 hour
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短編小説「君との生活を夢見て」公開
 短編小説「君との生活を夢見て」を公開しました。
エブリスタ
 私は毎日、家に帰ると甲斐甲斐しく「君」の世話をする。しかし、この二人暮らしは何かおかしい……。
 以上があらすじです。
 コンテスト参加中なので、しばらくの間エブリスタのみでの公開となります。今回のコンテストのお題は「ただいま」。お題を見て、作品のアイディアがぱっと思いつき、それを形にしました。
 今回はエブリスタ風らしく、一ページの文章の密度を減らし改ページを多くしました。
 次こそコンテストに入賞するといいですね。
 ではまた。
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monaka-arika · 2 days
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新月書林第七話「白練の妻」公開
 遅くなりました。新月書林の第七話を公開しました。
 第七話には虫が出ます。
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エブリスタ
カクヨム
 第七話は、新月書林が出てこない話でした。
・登場人物について
 羽々本霄は、第四話でちらりと登場しています。今後、また別の話で登場予定です。苗字が中々決まらなくて難渋しました。ネタバレになるので、霄についてはまた別の機会に書きます。
 牧川竜円(筆名:牧川蓮司)は、第四話、第六話で名前だけ登場しています。今後、また別の話で登場予定です。
 牧川麗一は今回初の登場です。今後、また別の話で登場予定です。
 この二人は元々、高校生の頃か大学1、2年生の頃かに考えた「本の虫」という話のキャラクターです。この話は書きかけのプロットのままボツになりました。レトロ・伝奇風の小説を書きたかったと記憶しています。
 当時と設定を色々と変えつつ、当時考えたレトロ・伝奇風の雰囲気を目指し、第七話を書きました。いかがでしたでしょうか。
・今回のAIについて
 プロット作成の時短に使用しました。また、屋敷の案内人の苗字はAIがつけました。AIが生成したプロットを見たら、いつの間にか田村という名前がつけられており、そのまま採用しました。
 第八話は10月3日公開予定です。
 ではまた。
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monaka-arika · 18 days
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新月書林「第六話」公開
 新月書林の第六話を公開しました。
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小説家になろう
エブリスタ
カクヨム
 個人サイトのURLですが、今回から新月書林の各話のURLを変えました。そのため、以前の記事やSNS投稿のリンクからは飛べなくなっています。ご了承ください。
 第六話はシンプルな筋書きにしました。第五話が複雑だったので、次の話はまた雰囲気を変えようと思ったからです。
 また、短編の勉強のために星新一のショートショートを読みました。ああいう短くてテンポ良い作品を書くことを意識し、第六話を書きました。しかし、現時点で最も文字数が多くなってしまいました。今後の改善に努めます。
 林黎人と宮崎社長はこの話のために作った新キャラです。「失くしてはいけないものを失くしてしまった」というアイディアからキャラクターを膨らませ、就活中の大学生と社長という設定にしました。
・今回の生成AIの使用について
 第三話と同じく、プロット作成に使用しました。簡単な起承転結を私が考え、それを生成AIにきちんとしたプロットに清書するよう指示しました。
 次回第七話は9月18日公開予定です。
 ではまた。
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monaka-arika · 23 days
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2024年8月まとめ
 8月後半になると、夜の暑さが少し和らいできた気がします。もうすぐ秋ですね。
 さて、今月は「新月書林」の第4話と5話を公開しました。短編連作は、長編と違って飽きが来なくて良いかと思いきや、毎回起承転結を考えなくてはならず、結構大変ですね。
 私生活では、アマプラで「ヒトラーへの285枚の葉書」という映画と、「ハズビン・ホテルへようこそ」というアニメを見ました。どちらも良かったです。ハズビンホテルに特にハマりました。作中の曲を作業のお供にしています。
 9月も引き続き頑張ります。
 ではまた。
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monaka-arika · 23 days
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新月書林第五話「輝かしい青春の品々」を公開
 短編連作集「新月書林」の第五話を公開しました。
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エブリスタ
 20日公開予定のはずが、更新作業をしているうちに21日になってしまいました。間に合わず申し訳ありません(小説家になろうだけ20日公開になっているのはそのためです)。
 今回の話は、最初は第四話になる予定でした。しかし物語がうまく作れずボツにし、第四話は別の話になりました。ボツ案に変更を加えて形にしたのが、今回の第五話です。今までファンタジックな話が続いたので、毛色を変えた物語にしました。
 榎森恭司は、この話のために新たに作ったキャラクターです。最初の設定では、素直な好青年で、作家になった同級生とは良好な関係でした。しかし変更が色々と加わり、作中のような人間になりました。
 光田も、この話のために作ったキャラクターです。彼のSNSの投稿の文面は、私がSNSでよく見る作家の表面的なイメージを投影しています。かなり先の話で再登場する予定です。
・今回のAI使用について
 今回は、作中に出てくる証拠品のアイディアをAIに考えてもらいました。後半に出てくる証拠品は、AIの発案を元にしています。
 また、今回はストーリーの展開をAIに考えてもらおうとしましたが、これは失敗しました。私の指示文が悪かったのかもしれません。もう少し研究が必要だと思いました。
 ではまた。
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monaka-arika · 1 month
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新月書林第四話「ろうぐま」公開
 遅くなってしまい申し訳ありません。短編連作集「新月書林」の第四話を、8月5日に公開しました。9日、公開した文章に加筆修正を加えました。
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エブリスタ
 今回は前世の記憶のお話でした。最初、これはもう少し後の話になる予定でしたが、制作の都合で第四話になりました。
 前世という題材を扱うのは、私の記憶にある限りは今回が初めてです。前世の記憶があるとしたら、それはどんなものだろうか? と考えながら書きました。
 主人公は荻野明(おぎのあきら)。元々は、小学生の頃に考えたキャラクターです。数行の設定から、ラブストーリー用に作ったキャラクターだということは分かりますが、全く覚えていません。新月書林にあわせて設定を作り直しました。
 第五話は8月20日公開予定です。よろしくお願いいたします。
 ではまた。
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monaka-arika · 2 months
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2024年7月まとめ
 毎日暑いですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
・今月は、新作の小説「新月書林」を公開しました。探している本が見つかる魔法の本屋が舞台の、連作短編小説です。現在、第三話まで公開中です。ジャンルは現代ファンタジー(+ホラー)です。一つのお話はさくっと読める長さになっておりますので、何卒よろしくお願いいたします。
・エブリスタで妄想コンテスト「歌う」の結果がでました。結果は落選でした。ですので、今度個人サイトで、落選した短編小説を公開する予定です。
・新しいサウンドノベルゲームのプロットを考えました。
 今月の成果は以上です。皆様、熱中症や感染症にお気をつけください。
 ではまた。
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monaka-arika · 2 months
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新月書林第三話「どんな願いも叶うすごい魔法が使える本」を公開
 新月書林第三話「どんな願いも叶うすごい魔法が使える本」を公開しました。
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エブリスタ
 サブタイトルが長い回です。こんなに字数があるタイトルは初めてです。
・キャラクターについて
 第三話は、これだけ読んでも分かるように書いていますが、実際のところ、第二話の続きです。主人公は東野さくらといいます。第二話の主人公、水野星奈の友達です。
  ある話のサブキャラが別の話で主人公として出てくる、というのを一度やってみたいと思っていました。今回それができて嬉しいです。
 東野さくらは、小学5、6年生の頃、漫画の練習に作ったキャラクターです。
 当時、私は漫画雑誌「ちゃお」を読んでいました。それの付録に漫画製作のレッスン帳がありました。レッスン帳には色々な課題があり、課題をこなすため考えたキャラクターが、東野さくらです。ちなみに、水野星奈も同様の経緯で考えたキャラです。
 付録のレッスン帳はありませんが、キャラクターシートは残っています。それによれば、さくらはルルカという魔法少女に変身するという設定でした。レッスン帳の課題も、魔法少女のお話だったと思います。���題だけのキャラで終わらせず、小説も書いたと思うのですが、覚えていません。
 さすがに魔法少女を出すわけにはいかないので、色々変更を加えました。
・補助に使ったAIについて
 今回、AIにプロットを作ってもらいました。
 やり方としては、①まずざっくりとしたあらすじを私自身で考え、②それをAIのプロンプト欄に入力し、きちんとしたプロットに直すよう指示しました。③出力されたプロットを見て、足りない部分やいらない部分を把握し、④AIにその点を修正するよう指示しました。⑤できあがったプロットを自分の手で再度修正し、プロットを完成させました。
 私は細かいプロットを作るのが苦手です。今までは大雑把なあらすじをもとに細かい点をアドリブで書くか、時間をたっぷりかけてなんとか細部まで考えたプロットをつくるかのどちらかでした。それが、AIがきちんとしたプロットがすぐに作ってくれるようになりました。これで大幅な時間短縮が実現しました。今までよりも、書く作業に時間をたくさん使えるようになりました。
 時間は有限です。こうやって時間短縮できるのは素晴らしいですね。もちろん自分でプロットを立てられるに越したことはないですが、苦手な部分を機械に任せるのも一つの手です。今後も、プロットをAIに作らせていきます。
 第四話は、8月4日公開予定です。よろしくお願いいたします。
 ではまた。
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monaka-arika · 3 months
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短編小説「その正体は?」を公開
 エブリスタにて、短編小説「その正体は?」を公開しました。三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第224回「黒」の応募作品です。
 コンテストのお題「黒」から連想した思いつきを形にしたものです。小粒ではありますが、テンポの良い話に仕上げました。
 今回はとてもスムーズに書けました。前回の「歌ってられるか馬鹿野郎」では文字数制限で四苦八苦したので、あんなふうにならずに済んでよかったです。
 コンテストに応募しているので、現在はエブリスタでのみ公開しています。結果発表で落選していたら個人サイトに載せま��。
 ではまた。
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monaka-arika · 3 months
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連作短編小説「新月書林」第一話・第二話公開
 新シリーズ「新月書林」を公開しました。個人サイトの公開は7/6、他投稿サイトと後書きは7/7の公開です。
 今作は、今までの長編と異なり、一つ一つは独立した短編小説をつなげる、連作短編の形式をとります。
 基本ストーリーは、題名が分からない本が見つかる不思議な本屋に訪れる客の悲喜交々のドラマです。
 月に2回更新予定です。
 今作は、生成AIを使用します。生成AIについては色々な意見がありますが、私は生成AIの可能性を信じております。また、この道具が小説を書く際にどのように使えるのかを試します。
 第一話では使っておりませんが、第二話では生成AIがだしたアイディアを元に書きました。今後も使っていきます。
 ただ、生成AIに小説を全部書かせてそれをそのまま公開する、といったことはしません。質の維持ができませんし、著作権的が認められない可能性があります。あくまで生成AIは道具として補助的に使用します。
 さて、以下は各話の後書きです。
第一話
 シリーズの説明を兼ねた一話です。この第一話はX(旧Twitter)に上げた短編小説を改稿したものです。
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 この頃、あやふや文庫さんというボランティアのサービスを知りました。あやふや文庫さんは、題名の分からない本を探す手伝いをしてくれるサービスです。探している本があった私はこのサービスを利用しました。
 この時、「探している本が見つかる魔法の本屋があればなあ」と思い、即興で書いたのが上記のtwitterの小説です。
 当時はその場かぎりのもので、書いた後はしばらくの間忘れていました。しかし2024年6月、新シリーズを何にするかで悩んでいた時に、この作品のことを思い出し、これなら短編連作という形で連載できそうだと考え、シリーズ化しました。
 Twitterでは本屋の名前が「あわい書林」でしたが、似た名前の本屋が実在すると分かったので、新シリーズでは「新月書林」に名前を変えました。その他、細かい部分を加筆修正しています。
第二話
 第一話が説明を兼ねた話だったので、第二話から本格的にシリーズ始動です。
 第二話は、集英社さんの「Comic-Copilot」、略してコミコパを使用しました。コミコパはchatGPTをより創作向けにしたもので、漫画のテーマやプロット、キャラクターの案出しをする生成AIです。今回、コミコパに第二話のアイディアとプロットを出してもらいました。いくつか出してもらった案から、「夢の中でみた本を探すお客さん」「毎日同じ夢を見る主人公」というストーリー案を採用しました。これを元に具体的な話を組み立てて書きました。
 キャラクターは、子どもの頃に考えた人物を使いました。私の手元には、キャラ設定や世界観設定を書いた紙がたくさんあります。ほぼ全部没キャラです。新しいものだとつい最近、一番古いと小学生の頃の設定集まであります。捨てるに捨てられず、溜め込んできた没ネタです。これをどうにか出来ないかとここ数年考えていたのですが、今回の連作短編集なら没キャラを登場させられることに気づきました。第三話以降も、没キャラを登場させていきます。
 水野星奈は、小学5、6年生の頃に考えたキャラクターです。当時、このキャラクターが出てくる小説を書いたのですが、ほぼ覚えていません(実家の押し入れを探せば出てくるかもしれませんが……)。キャラクターシートだけがあったので、設定を変えて今回第一話に採用しました。
 リューナは、紙の筆跡から中学生ごろに考えたのだと思いますが、全く覚えていません。こちらも、設定をいくつか変えた上で第一話に採用しました。
 第三話は、7/21公開予定です。
 ではまた。
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monaka-arika · 3 months
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2024年6月まとめ
 2024年が半分終わりました。あまりにも時間が経つのが早すぎて、涙が出ます。
 さて、今月は表に出せるようなことはしていません。本を読んだり、資料を買ったりしました。
 私生活では、実家に帰省し、置いてあった荷物を取ってきてました。古書や子どもの頃に書いたキャラクター設定集、空のファイルです。今後の作品に使う予定です。
 7月は作品を公開予定です。
 ではまた。
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monaka-arika · 3 months
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最近読んだ本の感想
 最近読んだ本の感想です。
藤村シシン著「秘密の古代ギリシャ あるいは古代魔術史」株式会社KADOKAWA.2024  古代ギリシャの魔術の解説書です。この時代の魔術とは何か? 呪文は何か? 人々はどうやって憎い相手を呪ったのか? などなど、古代ギリシャの魔術について分かりやすく書かれています。  文章がノリの良い砕けた口調で、大変読みやすく面白いです。注釈や参考文献もたくさんあり、「もっと知りたい人はここからどうぞ」という案内にもなっています。  私が特に印象に残ったのは、宝石魔術と天体魔術です。現代でも月に代わってお仕置きするセーラームーンや、宝石を用いて変身するプリキュアなど、現代の魔法少女ものを思い出させます。いつの時代でもどこの地域でも、宝石や天体を見てイメージすることは同じなんですね。  ところで、私はこの本がとても好きなのですが、かっちりした文体も好みです。いつか先生には、岩波新書のようなレーベルで、古代ギリシャにまつわる本を出してほしいと思いました。古代ギリシャの神話や魔術について書かれた新書が出たら手に取ってみたいです。
山本規詔著「カクタスハンドブック 原種サボテンを楽しむ」株式会社双葉社.2019  北米〜南米で自生しているサボテンの図鑑です。育て方やサボテン栽培の歴史もある。  綺麗なサボテンの写真と、学名・自生地・採集ナンバー・解説・育てやすさをまとめたコラムがセットで載せられています。  写真はとても綺麗で、コラムはとても分かりやすいです。学名で並べてくれているのが個人的に嬉しいです。  後ろの方にあるサボテンの育て方は綺麗にまとまっていて分かりやすく、サボテンの歴史や自生地も知らなかったので、ためになりました。  もっとサボテンのことを知りたくなる一冊でした。
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monaka-arika · 4 months
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2024年05月まとめ
 こんにちは。2024年5月の活動のまとめです。
・短編小説「歌ってられるか馬鹿野郎」を公開しました。
 妄想コンテスト「歌う」に応募した作品のため、エブリスタのみでの公開です。コンテストの結果が出たら、個人サイトにも公開する予定です。
 活動らしい活動は以上になります。
 6月はインプット量を増やす月にしたいと思います。
 ではまた。
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monaka-arika · 4 months
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短編小説「歌ってられるか馬鹿野郎」を公開
 短編小説「歌ってられるか馬鹿野郎」を公開しました。
 エブリスタの短編小説コンテストの応募作品です。
 前作「F & Rは解散しない」の姉妹作ですが、これ単体で独立しています。前作を読まなくても楽しんでいただけます。
 2月にお題小説を書いた時、最初はマミと藤本が主人公の小説を書いていました。しかしこれだとお題を全て使えないことに気づき、一旦ボツにして書いたのが「F & Rは解散しない」になります。
 その後、エブリスタのコンテストを見つけ、こっちならマミのお話も出せそうだと思い、「歌ってられるか馬鹿野郎」を書きあげました。
 つまり、話を考えたのは「歌ってられるか馬鹿野郎」が先ですが、公開は「F & Rは解散しない」が先です。ややこしいですね。
 さて、今作では、コンテストの応募規定である8000文字以内まで文章を短くすることと、英語の歌詞をどうするかで、かなり悩みました。
 最初は今の2倍くらいの分量があり、短くするのに苦労しました。
 英語の歌詞は、英単語を調べつつ、最後はgoogleの生成AIを利用して作りました。個人的に気に入っています。
 ではまた。
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monaka-arika · 5 months
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2024年4月まとめ
 4月分を忘れていましたので、今更ながら書きます。
 とはいえ、書けることはほぼありません。あまり活動できていないからです。
 長編小説のネタを一つボツにしました。最近、うまく書けないことが多くなってきました。インプットに力を注いだ方がいいかもしれません。
 小説以外のことでは、絵藍ミツアプロジェクト用のイラストを描いたり3DCGを作っていました。
 4月に入って生活環境が激変し、変化に適応するので精一杯の月でした。とはいえ悪い変化ではないので、それなりに日常生活を楽しんでおります。
 ではまた。
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monaka-arika · 5 months
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クリーンだけじゃない! アートプロジェクト「絵藍ミツア」のお話。
絵藍ミツアとは?
 絵藍ミツアとは、「AIとみんなでつくるアート」をコンセプトに掲げる画像生成系 AI Vtuberであり、また、画像生成AIアートプロジェクトを指す名称でもあります。
 公式サイトはこちらです。
 どんなプロジェクトなのか、簡単に言いますと「明示的な許諾を得た画像のみを学習した画像生成AIを作り、そのAIを用いてYouTube等で配信する」というものです。
 つまり、権利的そして心理的に問題ない画像生成AIを作るプロジェクトです。
 stable diffusionやmidjourney、chatGPTなどAIが良くも悪くも世の中を騒がせている昨今、X(旧Twitter)では、「クリーンなAI」「倫理的なAI」として度々例に出されています。
 というか、「クリーンなAI」以外で話題にだされているところを、ほとんど見たことがありません。私・最中亜梨香は、いち参加者として、このことを残念に思います。
 絵藍ミツアは、アートプロジェクトです。
 心理的にクリーンなAIを作るだけなら、CC0やパブリックドメインだけを学習させたAIを、Hugging Faceで公開するだけでいいのです。わざわざVtuberというキャラクターを作ったり、追加学習のための参加者を募集する必要はありません。
 何故このようなコストのかかる事をするのかというと、絵藍ミツアの公式ホームページにもある���り、このプロジェクトは、アートを創出するプロジェクトだからです。もちろん、プロジェクトの運営は、倫理的・心理的問題の解決を重視していますが、それだけではないのです。
 しかし、SNS上では絵藍ミツアについて、クリーンなAIという側面ばかりが話題になり、アートの面が脚光を浴びることはほとんどありません。
 もっと、「アート」としての絵藍ミツアを知ってほしい。そう思い、このブログ記事を書くことにしました。
 この記事では、画像生成AIの社会的・倫理的・心理的問題には触れません。その点について許容できない方は、この画面を閉じることをお勧めします。
 また、この記事で言う「アート」とは、「先人の作品の上に、新たな作品を積み上げ続けていく営み」と定義します。いやこれはアートの定義ではない、と言う方もいらっしゃるかとは思います。確かに、アートの定義は人それぞれです。しかし、アマチュア・プロ問わず、ほとんど全ての創作は先人の作品の影響を受けていること、一度公開された作品は拡散し別の誰かに影響を与えることは、多くの人が認める事実だと思います。そういった事実を「先人の作品の上に、新たな作品を積み上げ続けていく営み」と言い換え、アートの定義とします。
私が学習に提供した絵と絵藍ミツアが描いた絵
 2022年私が絵藍ミツアを知ったのは、2022年12月末のことでした。絵藍ミツアプロジェクトが発表されてすぐ、私は参加しました。最初は法的にも心理的にも問題ない画像生成AIが欲しいという単純な動機でした。
 私の心情に変化が起きたのは、次のX(旧ツイッター)の投稿です。
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 ポストにある「先生Top3」というのは、生成された画像に、特に強い影響を及ぼした参加者の名前が表示される機能のことです。
 この頃、投稿した画像は写真が中心で、イラストはほとんど投稿していませんでした。メイドのイラストは下に見せる、たった一枚だけでした。
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そのため、この生成画像はこのメイドの絵を学習した結果が反映されたのだと思います。生成AIが単なるコラージュやつぎはぎ、合成ではないという知識はありましたが、こうして絵ではっきり示されると、腹落ちしますね。髪や目の色など、雰囲気を受け継ぎつつも、全く違う生成画像です。私のイラストの情報がこうして伝播するんだ、ということを知りました。
 その後、私は色々な形のロボットや可愛いキャラクターの画像をAIに出して欲しいと思いました。なので、色々なロボットやマスコットキャラクターの絵を描いて提出しました。
 その絵が学習されて生成された絵がこちらです。
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 私が学習に提供したイラストはこちらです(中森あか名義、ツイートの生成画像は旧バージョンのため学習に反映されていないイラストもあります)。
 生成画像に見られる、丸っこい形とぺったりした塗りに、私の画像の特徴が出ているように思います。自分の作品の情報が、こうして現れるのは、とても興味深く、面白く思います。
絵藍ミツアの強み
 さて、私は上で、「ほとんど全ての創作は先人の作品の影響を受けていること、一度公開された作品は拡散し別の誰かに影響を与える」と書きました。
 とはいえ、有名なプロならともかく、アマチュアだと「別の誰かに影響を与える」など、実感できる機会はそんなに無いでしょう。私が小説家になろうで公開した小説はほとんど読まれません。大多数のアマチュア作家はそんなものだと思います。作品を公開したとしても、日の目を見ることはなく、電子の海に沈むだけです。
 しかし、絵藍ミツアは違います。参加者の画像に影響を受けたAIが新たな作品を作る、というプロジェクトなので自分の絵が他のものに影響を与える様子が目で見てわかります。
 もちろん、こんなプロジェクトに参加しなくても、個人で追加学習すれば簡単に自分の絵柄に寄せた生成画像を出すことはできます。それはそれで、楽しいでしょう。
 ですが、絵藍ミツアは、そういった単なる追加学習とも一味違います。それは、他の参加者と専用discordサーバーでやり取りできることです。ひとりぼっちではありません。チャットでやり取りし、相互に影響を与え、新たな作品を作ることができます。これもまた、「先人の影響を受けて新たな作品を作る」というアートの一つだと言えます。また、参加者が各々の覚えさせたい画像を提供するので、どのような画像生成AIが出来上がるのか分からない、というワクワク感もあります。複数人が集まることでしか作り出せない楽しみがあります。
 先人の作品の上に新たな作品が積み上がる様子を、AIを用いて擬似的に体感できる。それが絵藍ミツアというプロジェクトだと、私は考えています。
最後に
 4月30日17時をもって、絵藍ミツアの学習用画像の募集は一旦終わりました。
 学習用画像を提供するようになってから、よくイラストを描いたり写真を撮るようになりました。プロジェクトでは絵の巧拙は問われないので、下手くそでも絵を描くことが楽しいです。
 出来上がるAIがどんなものになるのか、募集が再開したらどんな画像を提供するか、考えるだけで楽しいです。美しい画像を生み出す道具ではなくアートを作るこの試みを、私は今後も応援していきます。
 最後に、もう一度公式サイトのリンクを貼っておきます。
絵藍ミツア公式サイト
 よかったら、絵藍ミツアのDiscordサーバーを覗いてみてください。
(2024/05/05 21:31 誤字脱字を修正)
(2024/05/11 14:09 一部文章を修正)
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monaka-arika · 6 months
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2024年3月まとめ
 こんばんは。2024年の4分の1が終わりました。早いですね。時の流れが恨めしく感じます。
 さて、今月の活動のまとめです。
・短編小説「F & Rは解散しない」を公開しました。
・長編小説も少しずつ進めています。公開はしばらく先になりそうです。
・本を読み、映画を見ました。
・ビジュアルノベルのシナリオは、ほとんど進みませんでした。来月から少しずつ頑張ります。
・3DCGソフト「nomadsculpt」を触りました。単純な物なら作れるようになりました。最終目標はジョーを作ることです。気長にやってきます。
 4月もよろしくお願いいたします。
 ではまた。
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