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大人になりたいとあんなにも願っていた頃は、きっと大人っていうものが分かっていなくて、ただただ美化されて見えていただけだった。最近大人になったんだな、と実感するタイミングは黒い感覚が渦巻いた時が大半で。純粋な気持ちで生きていた頃に戻りたい、と思う日も数え切れないほど。ないものねだりの日々。
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「そんなこと?」 「まだ引き摺ってんの?」そう言われてしまえばそれまでのこと。でも、君にとっては「そんなこと」だとしても、俺にはそうではなかった。「まだ引き摺ってんの?」そりゃ引き摺るだろ、どれだけ嫌だったと思ってんだ。...とまあそもそもこのやり取りすら出来ていないんだけども。色んなことを我慢して押し込めてきた心はそろそろ容量いっぱい。
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やっぱり熟睡出来ずに、夢にうなされて寝たり起きたりを繰り返す日常。休めの前夜、アルコールを摂取して熟睡を確保出来たけど、さすがに仕事の前夜にそれは出来ず。登場人物も設定もいつも同じ。ほんの少し内容が違うだけのこの夢。いつまで続くんだろうか。
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「ねえひかる」なんて可愛い声が耳をくすぐり声の方へ顔を向けると何を企んでいるのか近づく君の顔。瞬時に考えが手に取るように分かり、わざと顔を逸らすと少し寂しそうな顔。そんな顔をさせたかったわけじゃないと思いつつも、愛おしさから緩んでしまう口角。「...何にやけてんの」って呆れ顔で俺を叩く君の手をグッと掴んでそのまま噛み付くように口付けを。「...馬鹿」そう憎まれ口を叩きながらふいっと逸らされる顔。それに反比例して見えたのは真っ赤になった耳。嗚呼、全てが愛おしくて堪らない。
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お弁当のおかずの候補を募った結果。
卵焼き、唐揚げ、枝豆、コーンコロッケ、白身のフライ(タルタル入り)、ブロッコリー、ミニトマト、エイリアンさんウインナー、アンパンマンポテト、サラダ、干物、するめ、チータラ。後半3つは色々しんどい。
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「同じ景色を見れるのって幸せだね」と笑う君を見て「そうだね」なんて返したけど、本当は景色になんて集中出来ていなくて。何時でもそばにいられるわけじゃないから、コロコロ変わる君の表情を目に焼き付けたくて隣ばかり見詰めて。目が合うと「なあに?」なんて小首を傾げてみせるけど、そんな姿さえ愛おしくて「なんでもないよ」って笑って誤魔化す。君のことで頭がいっぱいだけど、余裕のないところなんて見せたくないんだ。そんなちっぽけなプライドの話。
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あとどれだけ君と笑いあって居られるのだろうなんて、柄にもなく考えて。何も別れを考えて先を見据えている訳ではない。ただ君には君の世界があって、俺が触れているのはそのほんの一部。ひとつ、またひとつ大人になる度に見える世界は広がって、飛び立ちたくなる日が来るじゃないか、と思うこともある。だからこそ今が大切で。未来なんて不確定なものを想像して不安になるより、大切な今を大切な君と幸せだと笑いあって過ごしていきたい。こんなことを伝えた君はどんな顔をして何を思うかな。
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