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2024/07/26 14:09

津野米咲が死んだ日から、夏が来るとふと赤い公園を思い出すようになった。コロナ禍で右も左も五里霧中の中、沈んだ心に更に深い溜息が拡がっていく感覚を今でもしっかり覚えている。

今週から例に漏れず、赤い公園ウィークです。

メロディのポップセンスはもちろん、今年は歌詞が刺さる。良い歌詞。尖っていて、アナーキーで、可愛くて、素直で、どこまでも優しい。痛みを知る人の歌詞。

ボーカル脱退の際のシングル『journey』

自分自身の旅を力づくで肯定してくれる

「賢くなるなよ　間違いのない答えはない　間違いだらけのお前のまま　答えになれ」

間違ってばかりの人生だと思っているが、上手いこと生き長らえているので、自分を赦すことをしていかなきゃなと思わせてくれる

そして、津野米咲が死んだ翌月に出た曲は、まるで最後の花束のようにずっと心に残っている。誰かとの別れ、物理的にも精神的も突然訪れるけど、きっと大丈夫。悲しみはいつか消えて、喜びはいつまでも輝き続けるなんて、都合の良い夢とは思わない。

I pray for you

君の旅がどうか美しくありますように

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2024/07/07 01:42

世間から少しばかり遅れて見始めた『アンメット』

毎晩、バカ泣きしながら見ている。

一気見したい気持ちを抑えつつ、噛み締めるように進める。

日本のドラマはわざとらしい演技が多いし、見ていて笑ってしまうのだが、今作は違う。どの役者さんも本当に表情やセリフ、全てに血が通っている。杉咲花、凄い役者さんだ。惚れました。これから貴女は私の推しです。

このシーンの野呂佳代も本当に良かったです。

恋人だけじゃなく、家族でも友人でも、まるで自分のことのように思えて、心配したり、嬉しくなったり、怒ったり。人間の脳って面白い。科学的に、自分の中に、大切な誰かの居場所があること、そしてそう思える大切な誰かが自分にも数えれるくらいにはいること。改めて、嬉しく思って、バカだから泣いた。

そして脳の病気で、大切な人のことを脳は忘れていくんだけど、心は覚えているという描写もあり。心の所在を脳に求めるのはやっぱり違うんだな。心は誰かが形作ってくれるもの。先日、古いメモから発掘された10年近く前に完成できなかった歌詞のフレーズにあった『あなたのせいで私のハートに形ができた』というものにも重なり、また泣く。

エンディングのあいみょんも凄い。あいみょんって初めて打ったな。主題歌の役割を見事に全うする歌詞。そりゃ全乙女があいみょんになるわよ。みんなあいみょんだよ。

明日で最終回。きっと俺はもたん。黒部ダムよろしく、大放水は免れんだろう。

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2024/05/15 12:57

昨晩深い思考に落ちた哲学ともエゴとも言える死生観・愛の話。みんな苦しんで、現実や痛みと向き合う過程で、全てを少しずつ学んでいくから。それでいいんだよ。「感じたくないものも感じなきゃ何も感じられなくなるから」って宇多田ヒカルが歌っていました。

現実は厳しいぞー！でも戦わなきゃ死んでると同義。

両手放しの正解に辿り着けるまで、死ぬその時まで、這いつくばってでも生きよう。泥水持ってこい。てめえの分まで俺が啜ってやんよ、のマインドで。お腹が弱いのは相変わらずなので、そこだけ危惧。

追記

2024/05/16 09:14

能天気な青空と心地よい夏の陽気で、気持ちが踊っている。こんなに明るい朝は久しぶり。いつもと違う服の袖を涼しげな風が通り抜けていく。不安や迷い、喪失があるから、こんな明るい朝にも出会えた。救いの手は思ってもいない形、偶然の出会いで差し伸べられた。自分の心の波はいつだって自分にしか分からないし、自分にさえ分からない。面白いな。

良い連休だったな。

仕込みしよ。

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Selfish effusion

2024/04/30 23:38

『酸素と海とガソリンと沢山の気遣いを浪費している　生活の為働いて僕は都会を平らげる』

今朝、心の堰が外れてしまった。反省ばかり。

夕方、呼ばれた気がして久しぶりの場所へ。

ここに来るのは何年振りだろうか。夕暮れ時はまだ肌寒い。羽織りのブレザーも今はもう無く、薄汚れたTシャツが切なく肌を擦る。

もう何年も来ていないのに、全部を覚えている。曲がり角の風景、無機質なソーラーパネル、端が錆びたガードレールも、全部を覚えている。大切な場所。大嫌いな街の大好きな場所。そして、もう来ないと決めた場所。

夕日が沈むのは見えなかった。遠く雲仙も雲に霞んでいる。でも確かにそこにある。何も変わらない。ずっとそこに置いてあるような波の音、空気、匂い。　　　　「お前も変わっていないじゃないか。」、「忘れていなかったよ。ただ少し来るのが怖かったんだ。」　背筋がシャンと伸びた。来て良かった。

30はどんな大人になっているんだろうかと思っていたが、どうやら今はこんなもんらしい。どうしてなかなか器用に生きることが出来ない。変化について行こうとすると自己愛が邪魔をする。暗いニュースが他人事には思えなくなる。社会の健全な営みから締め出される感覚が迫ってくる。鬱になんてなるわけねえよと思っていた自分が過去から嘲笑っている。苦しい。「しんどい！バカ！ハゲタコ！Suck my dick!!!」と叫んでも、海は応えてくれないので、そんな青春映画のようなことはしない。ただただ、タバコの煙だけが霧散していく。

これが30のリアルだ。ティーン流行りのBeRealなんかより、よっぽど鮮明でどうしようもないリアルだ。30になると、フォルダの中に撮った覚えのない疲れ切った自撮りが存在するんだ。海を撮りたかっただけなのに。

「結婚して子供もいて、充分幸せじゃん！イイね！」

お願いだからもう何も言わないで。属性で括らないで。自分の幸せくらい自分で決めさせて。そんな決まりきった悲しいセリフを言わないで。

幸せかもしれないけど、まだまだ幸せじゃない。ないものねだりも大いに結構、勤勉に、わがままに、真面目に、不真面目に、誠実に、不誠実にいよう。まだやりたいことが沢山ある。会いたい人が沢山いる。

身勝手で自己中心的な感情の吐露をもってして、ようやく時間が動き始めようとしている。忘れられないものは、忘れなくていい。そのためだけの場所はあけておこう。そして変わらない気持ちを添えよう。

ずっと自分らしくいよう。カッコつけてるのにダサいくらいでちょうどいい。どうやったって根が真面目なのは変わらないんだから、世間体や理想の父親像なんて気にせず好きに生きよう。強くて弱い、優しくて哀しい人であろう。それを誇ろう。

愛は鏡であることも忘れてはいけないよ。

そして約束通り、幸せになろう。

500000000回くらい推敲してもまとまらない言葉は気持ちと一緒ね。散らかっている。ダッセーな。

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2024/04/10 12:34

流行りの食べ物は、映えはもちろん、甘み、旨みなど、限界閾値を超えているものが多い。過度に供給されるものを数日抜くだけで、その後、食べた時の幸福感はすごい。

インドのカレー、とりわけ今凝っている南インドのミールスは野菜と豆を中心に組み立てる。お肉が禁忌の人が多いインドでは、これでもか！と食卓に豆料理を並べてタンパク質を肉代わりに摂取する。

日本人のあてくしは、LOVE肉なので、お肉のカレーを入れてミールスを構成したい。これがとても難しい。

野菜と豆を中心に作ると、どうしても味が薄く、あっさりとした印象になりやすい。所々、パンチは出しつつも、飽和状態とまではならないし、ならないように気を付ける。それらを並べ、ご飯と混ぜ混ぜしたときに、足し算、かけ��で美味しさが爆発するようにしたい。

お肉は野菜や豆の旨みを、軽々越えてしまう。肉臭さを消すためにスパイスもしっかり使うことが多いので、パンチがすごい。どうやってもお皿の、そして口内の覇権を握られるのです。

でもそれって分かりやすいと言うこと。欲を満たしやすい。満足度が高い。

むしろ、より一層難しいのはベジの場合だと気付く。こちらで欲を満たせるようにしないといけない。こちらは引き算で提供して、口に運ぶ手前で足して掛けてもらう。自分で構築する行為も含めて、満足度をプラスして欲しい。そのために最善のパーツを提供するのは難しい。想像力が必要。

J POPの音圧戦争を某椎名一派が加速させた！と言われたことがあるが、音圧もそう。派手にハイカロリーにすると、分かりやすく満足度が上がる。聞いたー！という余韻がいつまでも耳に残る。

果たして、耳ではなく、心にずっと残り、響き続ける音に音圧は必要だろうか。

ギターを爪弾く小さな音、サスティーンの短いピアノの音、ボソボソを弱い内側を歌う声、夜の静かな波の音。

何もかもが過供給になり、強い選択肢が多すぎる。選んだ後、選ばなかったものを羨むより、手元にあるものを、それがもの足りなくても、か細くても、最善の組み合わせで味わって、満足したい。

昔の人は凄いな。それを衣食住でしっかり実践している。様々な立場、人種はあれど、きっと一個人の幸福度が高かったんだろうな。

といいながら、明日の今頃はビックマックに舌鼓を打つのです。

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It's me. I'm fans. 🤓 Really hope that act iii is a rock album, and that Beyonce and Jack White team up again.

Article here.

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2024/03/24 01:29

『子の曰く、吾れ 十有五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。 六十にして耳順がう。 七十にして心の欲する所に従って､ 矩を踰えず。』

三十にして立つ。

三十路。立つのか。

立たねば。立てよ。

行き当たりばったりの生き方。宵越しの銭は持たず。欲塗れ。今が良ければそれでいい。我儘放題生きてきて、口の悪さは折り紙付き。他人様に迷惑も悲しい思いも沢山させたでしょう。22歳からの数年間、周りは努力する中、好き勝手に過ごしたツケが回ってきている。気がする。ちゃんと生きていたつもりですが、足りんやったですかね、仏様。懺悔するから告解室でカツ丼出してよ、神様。

「これからはそんなんじゃダメよ、あなた。」と孔子インマイハートに諭される。

もう聞けなかった歌が自ずと聞こえてくるようになった。時間は勝手に進んでいて、いつのまにか心も順応していく。歳をとることは悪いことではない。

先を走る人たちに顔向けできる、誇れる自分になれますように。

ほんと、脈絡もないすっごい乱雑な文章！30歳になる大人のかく文章かしら！まったく！

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2024/03/11

吉住のデモのネタは、デモを行う主人公のことを明らかに誇張して、さすがにそれはないじゃん！ってレベルまで持っていってるし、ノンポリ事勿れ主義の人のことを、遠回しに揶揄している。直接的に“デモを行う人って変だよね、ヤバいよね”というネタにしたいなら、もっと簡単な方法を取れたはずだし、ここまで作り込んだネタでそんな安易な批判を“敢えて”する利点が全くない。

もしこのネタを見て、「デモをする人たちって怖いね。今時、火炎瓶とか...。暴力的...。」と真剣に思う人がいるなら、それは学びが圧倒的に足りてなさすぎる。吉住がその点にまで配慮をする必要はなく、物を知らない人たちに何の誤解もなく、分かりやすく伝わるレベルまで、自分の作品のレベルを落とす必要は全くない。

「デモは茶化していい話題じゃない！」というバカに限って、日本の笑いは風刺がないだの言っている。お前が求める風刺がないだけだろ？茶化しているのは、お前らみたいな、自分の目線でしか物事を見れない、硬化した思考を持った理想主義者だよ。

次いで、オスカー授賞式でのロバートダウニーJr.とエマストーンの態度がアジア系に対するマイクロアグレッションではないか？という意見。この数時間の間に、その2人への人格否定が完全に出来上がっている。マジかよ。爆速。いや、そうじゃない可能性だってないか？もしかしたら、大スターでも緊張して、テンパった可能性がないか？「白人がアジア系に対して、潜在的に差別意識があるから、壇上でもアジア人は透明化しちゃったんだよ。」っていう、白人に対する偏見が働いてないか？

だが、事実、オスカーの場は、常々白人至上主義だと言われ続けているし、例年は前年度の受賞者が単独でオスカー像を授与していた(はず？)だけど、今年は何故か壇上に5人もプレゼンターが立っていて、前年度受賞者がアジア系だったからでは？と思えなくもない。

自分の目線だけで物を見て、瞬時に否定して、強そうな意見を書けば、インプレッションを稼げて、小さな種火は瞬く間に大きく燃え広がる。何の熟考もない指先の動きは、瞬時に人格を否定し、そのスピードはどんどん加速度を増している。

「こんな意見の人もいるんだ。人間は不思議だな。」と思うために、辟易としながらSNSを続けていたが、最近は本当に恐ろしい。壊れるぞ。「人類にはSNSは早すぎた。」というネタをどこぞのラジオで聞いたが、まさに。

あー、エロい女の自撮り見ながら死にて〜。

追記:2024/03/12

エマストーンから差別を向けられたといわれる渦中のミシェルヨーは自身のインスタグラムで、「おめでとうエマ！混乱させてしまったけど、私はあなたの親友のジェニファー・ローレンスとも、オスカー像を手渡しするこの輝かしい瞬間をシェアしたかった。彼女は私の親友であるジェイミー・リー・カーティスを思い出させた。私たちはいつも一緒にいます。」と投稿。

当事者がこの意見を発信したことで、最前線は混乱！散々エマストーンを否定した人たちは、ミシェルヨーは言わされてるんだ！こう言うしかなかったんだよ！と。これは基本的にはエマストーンとミシェルヨーのゴタゴタであるのに、当事者の気持ちの知ったかぶり代弁者が多すぎる。この発言がある以上、ミシェルヨーを尊重するべき。

ただ、ミシェルヨーがエマストーンをフォローしなくてはいけない状況が生まれることは、“ハリウッド映画界は未だ白人優位の場所である(アメリカ社会も同じく)”という現実を示していて、それはマジでF××Kだよ。

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少し前から通勤する細い道に大きなゴミが落ちている

誰が拾うわけでもなく、車に踏まれては少しずつ位置を変えながらそこにある

1週間ほど前の早朝、その道に入ろうとしたとき目の前を、凄い速度でトラックが通った。「危ないなー」と思っていると、道に小さな猫。横になっている。右の後ろ足が5度ほど大きく動いて、動かなくなった。なぜか人はそれから目を逸らすことが出来ないが、無理矢理視線を動かした。

車を進めながら、『今戻れば君は助かるかもしれない。俺以外には誰も見ていないから、戻らなくちゃ。』、『助かったとしてその後どうする？猫はすでに飽和状態。それにきっともう手遅れだ。』

後者を選んで、職場に着いた。

その後したことは、朝の日課、畑の水遣り。長雨が野菜をダメにした。恵みの雨も多すぎると毒になる。さらに、この暑さで悉く元気がない。今年は上手に野菜を育ててあげれない。養生をサボってしまいごめんね。償いの気持ちで毎朝、水をあげている。すると少しずつ諦めていた野菜が大きくなってきた。命を諦めるのは簡単だが、まだ確かに生きている。この日はより一層丁寧に水をあげた。

帰り道、大きなゴミを見るたびに、あの日の朝を思い出す。

明日、ゴミを拾おう。それでも俺は忘れないから大丈夫。助けてあげられなくてごめんね。

君が許してくれるよう、毎朝畑に水をあげるから、育った野菜で美味しいカレーを作ろう。

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小学4年生のとき、同級生のタカシ君から仲間外れにされた。サッカーをしていた彼と遊んだところで、どうせ球を蹴るだけの楽しくもない時間が流れていたので、ちょうどいいやと思い、その年に新しく出来た町の図書館に通い詰めた。本の虫のような1年を過ごし、とても充実した時間だった。でも仲間外れにされた悲しさが消えることはなかった。

中学3年生のとき、なんとなく同級生と遊ぶのが楽しくないと思って、夏休みに35本の映画を見た。ちょうどゲオで旧作100円セールが続いた夏だったので、自転車を漕いで、気になる映画を次から次へと見た。死ぬまで好きと言い続けたい沢山の傑作に出会えた。とても充実した時間だった。でも何故なんとなく同級生と遊ぶのが楽しくなくなったのかを考えると少し怖かった。

少しだけ寂しい心の隙間を埋めはせず、そっと寄り添うように、本も映画もその時の俺を支えてくれた。本を読むことは、もう今は少なくなってしまったけれど、映画はずっと見ている。面白い、面白くないとかじゃない。自分じゃない誰かのフィクションを覗いて、足りないパーツを教えてくれる。強くなれるし、優しくなれるし、悪くなれるし、カッコよくなれる。良い映画に出会った時の俺は無敵だ。

きっとあの夏から救ってくれたから、今も好きなんだな。

まぁ、ただ見たいから見ているだけなんだけども。

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吉住のラジオを睡眠導入剤の役割で聞く。何故か吉住の声が俺の耳には心地よく、まるで揺籠。あっという間に眠っている。まともに聞けた試しなど一度もない。

先日は、大鶴肥満にSNSをフォローされて嬉しい！という話を冒頭2分くらいで話しているところで寝た。28歳最後の夜、眠る寸前に頭に浮かんだ顔は大鶴肥満の顔。

「まーちゃん、ごめんね、まーごめ。」

本気で芸で売れよう、お笑いで飯を食おうとやる気に満ち溢れた青年が、自ら大鶴肥満と名乗るのはちょっとヤバい。どう考えても変な売れ方しかしないだろ。あと、流石にもう少し痩せた方がいいと思うが、本気で痩せてしまうと肥満ではなくなる。

大鶴義丹に似ていて、肥満だから、大鶴肥満。もはや名前というよりも、ステッカーだ。何より分かりやすくて良い。ただ、変な痩せ方をしたり、時代が大鶴義丹を忘れたとき、彼がどうなるのかが心配でならない。大鶴義丹が肥満になってもいけない。情報が交錯する。

今日、初めてお店の営業をブッチして逃げました。どうしても耐えられなかったのです。反省の色はあり。いつまでも情けない男のままである。大鶴肥満の芸名に想いを巡らせるより、もっとやることがあるだろうが、今は少し思考を止めて、心を肉体に留めさせて���息が詰まって、死を意識した。初めてでどうにも追いつかない。歯車は早い。

俺はずっと恥ずかしい。

AM3:09

今日も吉住の声に明日の安寧を願う。

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先日、大先輩と飲んだ時に、なにかバカになれるものを持ちなさい！と言われ、ずっと考えあぐねていて。なんだろう、自分が狂おしいほど欲しいもの、夢中になれるものってなんだろう...やっぱり車だな。カッコいい車に乗りたいや。

というわけで、ここ数日、滅法シトロエン欲が高まっている。走る哲学。機能性を伴う造形美。高級志向とは違う、乗り心地を究極まで求める姿勢。いいなあ。

現行モデルもたくさん良いモデルはあるし、どれも乗ってみたいのだが、やっぱり惹かれるのはオールドシトロエン。

中古車なんてものじゃなく、もはやクラシックカーと呼ばれるようになった50〜90年代のシトロエンのカッコ良さたるや、よだれダラダラです。

そりゃシトロエンの代名詞、DSが欲しいよな...まるで宇宙船のような流線型のシルエット。金属のバネのサスペンションじゃなくて、油圧式のハイドロニューマチックサスペンションで、意図的に上下運動を作った発明。まるで魔法の絨毯のような乗り心地(らしい)

でもやっぱりAMIも欲しいよなあ...AMI＝友達を意味する大衆車。どんな発想でこのフロントを思いつくんだろう。まるで動物のような顔つき。後部の大胆なクリフカット。DSはシックな色味が好きだけど、AMIなら、青や緑、明るい南フランシスみたいな色が似合うよなあ...。

でもGSもいいよなあ...昆虫のような顔つきながら、ボディは緻密に計算された作りで、空力性能も素晴らしく、高速巡行もなんなくこなす(らしい)GSなら、オレンジの色味が1番好み。

ここ数日、こんなのが大衆車として走っていた時代に思いを馳せているのです。

やれ、ハイブリッドだ、電気自動車だ、エコだ、なんだ、と言うのはもちろん大事で、環境に配慮した車が必要なことは分かる。でも古い車を乗り継いでいくこともエコであり、より一層のロマンを感じる。

プリウスなんて、ほんと嫌いで、なんであんなに街を走っているのか分からない。静かすぎて怖い。もっと内燃機関の汗ばむ音を感じようぜ。

と、言ったものの、マイカーはMTワゴンR(購入価格4万円)だし、お高いクラシックシトロエンを買うお金の余裕なぞ、カフェオーナーには無いわけで。玉数もどんどん減るし、パーツも減るし、乗れる日なんて来るのかしら。

でも決めました。お金貯めて買います。きっと乗らなかったら死ぬ時後悔する。いつになるかは分からんが、乗る。久々に、夢です！と言えるものが見つかり、俺の内炎機関は燃えている。

何が怖いって、どれも乗ったことないし、まともに見たこともないのにこんなに言えるのが怖いよね。

最後にもう一回言うけど、プリウスは嫌いです。俺がプリウス乗ってたら是非ダンプで轢いてください。

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数年音楽をすることから離れて、ようやく気付いたが自分自身の音楽性に自信がないのだ。

今後出会うことはないと思えるほど素晴らしい歌声や、背中をこれでもかと押してくる力強いドラムに支えられて、数年を過ごした自分は、引っ張っているように見せて実は依存をしていた。

彼女たちがいれば大丈夫、そう思って自分の足りない部分を埋めることから目を背けていた。

だからいつまでも過去の自分を追うし、ひとりでは何か違うと諦める。未練たらたらじゃないですか。

内省的に過ごす時間はたくさん持ったつもりでも、まだまだ足りなかったんだな。

さぁ、何をしよう。足りない自分に出来ることはまだまだ沢山あるはず。

昨晩、今までで見たこともないほど、月が赤く大きかった。疲れた心の奥の部分を抉るような燃える月。近づけるはずはないのに、もっと近くで見たくて、車の速度をあげた。

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コロナパンチからの大雨キックについて(2020/07/12)

春前から新型コロナウィルスの恐怖は徐々に迫ってきて、3月からカフェの客層は変わり、4月に入ると閑古鳥が鳴く。

4月半ばには緊急事態宣言により、店内での営業をストップ。テイクアウトのみの営業に移行。

テイクアウトに関しては、やりながらにして思うことは色々あり。

今時、ほか弁(ほか弁って古いのか。ほっともっとか。)やコンビニで十分美味しいので、所謂我々下々の庶民がお持ち帰り飯に払う上限なんて1000円以下。多分そこいらの価格帯で収めないと絶対に売れない。薄利多売、此処に極まる。馬鹿商売と思った。ましてや、鮮度も落ちるし、こちらの手を離れてしまえば、いつ召し上がっていただけるかも分からないので、衛生問題などなどが恐ろしい。

ハイリスクローリターン、やっぱ馬鹿商売。

それでも沢山の方が利用してくれたので、なんとかお店は保てた。毎度あり。ありがたかったです。

5月もそれが続き、終盤にようやくお昼営業再開。客足は伸びず。分かるよ、まだみんな怖いもんね。

人の流れが無いからか、虫が元気になり、植物は元気じゃなくなる。手入れ手入れの毎日。

6月に入り、ようやく持続化給付金。遅い。自動車税を秒速で払った庶民松藤を見習え、お役所さん。

徐々にお客さんが帰ってきてくれたように感じるも、年齢層がぐーーーんと下がり、なんか店の空気が違う。頼んでもらえるメニューも変わった。全然人気じゃなかったカレーが、えらく出るようになり、カレー担当松藤、仕込みに忙殺される。ありがたい悲鳴。

6月半ばには、夜営業が再開し、待ちわびてくれていた常連さんのお顔を拝見できて、良かった。

この段階で、完全に無理をしまくっていたお店の営業時間を変更。心と体に余裕が生まれ、お客さんを疎ましく思うことが減る。

砂金掘りはもう辞めます。心と体のバランスがおかしくなる。

よーし！いい感じにお店が動き出したぞ！

こっから巻き返しだーーーーーっ！！！

だーーーーーーっ！！！と雨が降る。

店閉める。

現在、店開けても客が来ない。

久しぶりに、心が折れる音が脳��に響き渡る。

砂金を���りたくなる。

ってか、掘らんと困る。

「みんな同じ状況だからねー。。。頑張ろう！」っていう励ましのありがたいお言葉すらも、知らんがな！とねじ伏せたくなる濁った気持ちが寄せては返す。

柄にもなく、働いてサラリーを貰う人たちが羨ましく思う。

みんな、コロナパンチからの大雨キックで、疲れたよね。心がボロボロだよね。分かるよ。俺もそうさ。

と、グダグダ言っていても仕方がないので、新しいことをどんどん取り入れ、既存のものはブラッシュアップして、やるっきゃない。

大牟田にはなかなかないイキフンのお店をやれてる自負はあります。

だから大牟田ではお目にかかれないものを提供していかないと。もう負けたくないです。何にって、自分にね。

NYの屋台飯、チキンオーバーライス、作ります。

(※イメージ図)

ジャンクな見た目が、いまの自分にピッタリです。

美味しくできるまで、ガンバリマス。

※追記

試作第1号できました。もっと美味しくなりそう。

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富について(2020.07.06)

当代きっての雨男であった私も、ここ最近ではあまりそのパワーを発揮することは少なく、絶対にダメでしょ〜。。。と諦めていた日ですら、ギリギリで晴れたりするような感じがある。

晴れ男とまでは、恐れ多くて言えないけれども、雨男の称号は他にお譲りできそうなところ。

今日はとんでもない雨が降った。生まれてこの方、見たこともないような大雨。街は雨に侵され、川は氾濫、近所のセブンの駐車場は難民キャンプと化す。(化すと打ったら予測変換にかすみ果穂が出てきて、自らの性壁はiPhoneのほうがよく覚えていることを知る。元気かな、かすみ果穂。。。)

以前、ラブホテルから事を済ませて出たら街が沈んでいたこともあったが(世界に2人きりのような気がして、世紀末感のある、最高な夜でした。)今回はそれとは比にならないような豪雨。

ここで、思ったのは、以前大牟田が凍ったときにも痛感した“本当の”富についてだ。

水道管が凍結して、当たり前の水道水が使えなくなった大牟田市民を横目に、井戸水だった私は、まるで油田でも掘り当てたかのような優越感に浸った。世間様の出来事はまるで他人事で、お金ではない富の形を知った。

今回の大雨も幸いカフェにはなんの影響もない。

立地がリッチなのよ。高台にあるから、浸水に怯える必要もない。家族はもう眠ったし、猫も安心して丸くなっている。インスタグラム等で得る情報では、大牟田やば！て思ったが、なんだか他人事。あまり実感が湧かない。

あぁ！これだよ！これが富だ！！！！

またそう思うのか。

でも、今回は違った。

沢山の友人が、本当に命の危機を感じながら、この夜を過ごしている。床上浸水することですら、彼らにとっては日常が崩壊する瞬間なんだ。行きつけのバーも浸水した。トラディショナルなあそこの雰囲気が好きだったので、あの古風な絨毯の床は元気でいて欲しい。自分は無事でもどこか落ち着かない。

富ってなんだろう。

お金じゃないことは確かで、災害すらも他人事と思えるような設備や立地でもなくなってしまった。

それがお休みのある日々だと思えば、働く日々が恋しくもなる。

人間関係？それに惑わされ、死にたくなる日もある。

林檎曰く、「僕らが手にしている富は見えない」

見えないなあ、結局は手前次第。

富について、これは私の人生における、延々と熟考され、アップデートされ、永遠に答えの見つからない命題にように思った。死ぬときに、いくつ富があるのか、数えれたら、誰よりも多く数えれるような生き様でありたい。

数えることすら、もはやナンセンスか。。。

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サザンオールスターズ無観客横浜アリーナ公演について(2020/06/29)

6月25日に私の心の祖、音楽のルーツ、名の始まりであるサザンオールスターズがデビュー42周年を迎えた。非常にめでたい！愛してるよー！といつだって伝えたい。

そんな25日、サザンは横浜アリーナを貸し切って、無観客配信ライブを行った。

結論から言うと、贔屓目バリバリで見て、良かった。

まず驚いたのはその規模。そこまでの規模でする必要があったのか？お客さんは画面の向こうにいるだけで、規模なんて、言ってしまえばあまり関係ない。そんな企画に何億円規模のことをやってしまうんだからビックリ。

18万人がチケットを買い、推定視聴人数が50万人。

まさに国民的バンドだからできることでしょう。

なんか、ただただその規模に愛を感じたのよ。コロナみたいなどうにもならない敵に、打ち負かされそうな心を半端ないパワーで支えてもらった感じで、ありきたりだけど、明日からまた頑張れる！！っていう気持ちになれた。

言っても仕方ないと胸に秘めていた、コロナによって負った心のダメージ、不安定さについていけない自分の弱さみたいなものを、優しく、激しく、包み込んでもらえた。泣けてきた。

しかし、ライブをやる立場の人間として、これでいいのだろうか？と思うところもやはり多々あって、無観客なんていうのがスタンダードになると、やってる意味の半分以上がなくなる気がする。

「横浜アリーナ、ファンの皆さんがいないと寂しいです！！！！」

桑田の去り際のセリフだ。

そうなんだよ。お客さんがいないと、寂しくなってしまうのさ。綺麗事かもしれないけれど、あなたがいると良いライブができるのよ。マスターベーションしたいわけじゃない。あなたとセックスがしたいんだよ。

ってな感じで、素晴らしいものを見せてもらえたし、元気をすこぶるいただいた反面、少なからず不安を抱いたのも間違いない。

次にサザンと会える時、物理的にも精神的にもどういう自分で、どういう社会でいるのだろうか。

アフターコロナなんて簡単にいうけれども、“前”世界に価値を見出していた俺を置いていかないでくれよ。

ありがとうサザン、ありがとう桑田、愛してるよー！！！

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ビールについて(2020/06/15)

しばらく前から、私の店ではクラフトビールを取り扱っている。 アメリカやヨーロッパの数寄者が、こだわりにこだわったビールが、最高の鮮度を保ちながら、遥々海を越え、我々の手元まで届く。

今となっては当たり前の、そういう行為だが、そういうことにそこはかとないロマンを感じさせてくれるほど、とにかく、まぁ、美味い。

でもさ、1本1本が高いのよ。1000円以上とか平気ですんの。 第3のビールでも、満足できちゃう私にはまだまだ高級品なんだけれども、これも勉強！と思って、コロナで暇な間は飲みまくった。お陰で、少しだけ詳しくなれた気がする。

大牟田の人もさ、高い！なんて切り捨てないで、もっと飲んでみると面白いんだよ。ビールに1000円！？なんて言っちゃうおじさまがたに、こちらから付加価値をつけてあげれるような、そんな男に私はなりたい。

今後は、飲んだものの感想などを、こちらに書いて、いつでも思い出せるようにしていきます。

ビールは自由です。