Tumgik
nishi-kawa2 · 2 years
Text
2023/3/25
あまりにも日記を書いておらず、自分でも前の日記がいつのものなのか、すぐには分からなかった。この先、昔書いたものを読み返しながら、これは何年のものだったのか…と思案するのも楽しいような気はするが、今回はとりあえず西暦を追記しておく。
倉庫のアルバイトを辞めた後、短期契約のものからフルタイムの仕事を再開した。人材サービスの会社にいた30歳頃の私は、いつか企業の人事部で新卒採用の仕事をしたいと思っていた。10年後、図らずもその機会が訪れたのだが、かつての希望はかつての希望でしかない。今の自分を見つめること。ブラジルに暮らして、昔よりも自分のことがわかるようになった気がしていたけれど、日々の雑事に押し流されると、あっという間に見失ってしまう。もうすぐ繁忙期を抜けられるはずだから、立ち止まる時間を増やしたい。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
1/30
風呂あがりに3回、洗濯機をまわす。真冬だからまあ、虫やらは大丈夫でしょう。ひとり頷きながら、最後に洗いあがったタオル類はベランダに干した。
この時間にのんびりと洗濯物にあたっていられるのは、しばらくオフィシャルな予定がないから。物干し竿の合間から夜空を見上げ、オリオン座を確認して満足する。
消防署の方から、救急車のサイレンの音がする。平和なようでいて、平和ではないのかもしれない日々も、気がつけば既に丸2年以上になる。
1 note · View note
nishi-kawa2 · 3 years
Text
1/25
薬局の帰り、角の家の犬に吠えられる。随分とひさしぶりに姿を見たので、吠えられながらも嬉しかった。
ユニクロのセールで買った厚手のフリースを着ていると、ほんの少し歩いただけなのに暑い。今日は室内に太陽の熱が届かず寒かったから、自分が汗をかけることにどことなく安心する。そういえば、倉庫のアルバイトを年末で辞めて以来、汗をかく機会がすっかり減ってしまった。
倉庫の人たちが変わらず元気でありますように。
1 note · View note
nishi-kawa2 · 3 years
Text
7/23
帰路で渋滞にはまり込んだ夫が虹の写真を送ってくれた。すでに市内には入っているようだが、ベランダの方を確認しても、ここからは見えないようだった。写真は私が撮った空。
Tumblr media
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
7/13
どのくらいぶりかわからないほど久しぶりにココナッツサブレを口にする。亡き父の好物として私たち姉妹の記憶に強く刻まれているお菓子だ。かつての透かしの入ったパッケージではなくなり、中身は個包装になっていた。味は変わっていないのかもしれないけれど、私は以前よりも甘みがすっきりとしたような気がした。今のココナッツサブレでも、彼は喜んで口にするだろうか。それとも、昔の方が美味しかったと言うのだろうか。いまやそれを確認する術はない。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
7/10
ここに来てなぜだか腫れてきた抜歯後の歯茎を飛びこみで診察してもらったあと、夫と近隣をめぐる。Tシャツを買い込み、てりやきバーガーを食べ、普段はあまり行かないスーパーに立ち寄ると、九州物産展が来ていた。
九州、九州ねえ、やっぱり明太子かしらねなどと言いながら近づくと、すぐ目に飛び込んできた「いきなり団子」の文字。益田ミリさんの旅行本でその存在を知って以来、ずっと憧れてきたあの郷土菓子が売られているではないか。
賞与が出たばかりの夫が買ってくれると気前よく言うので、彼の財布から162円を支払う。透明のビニール袋に包まれたそれを手提げにそっとしまって帰宅。家に着いてすぐ食卓の上に置き直し、小腹の空くのを待った。その間、洗濯をし、宅配便を受け取り、ユリイカのショーケン特集を読むなどして過ごした。
実食。さつまいもの素朴な味わいと控えめな甘さの餡。後から感じる淡い塩気。ああ、これがいきなり団子。最高においしい。熊本県、いいなあ、行ってみたいなあと強く思った。私の旅行欲は食い気から高まることが近年とても多い。
今日ようやく届いたワクチン接種券の封筒を見つめながら、旅の再開に思いを馳せた。
0 notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
7/5
今日も不安定な空模様。出勤前、一か八かで洗濯物を外干しすることにしてベランダに出る。あらかた干し終えた頃、灰色の厚い雲の間から陽が射した。そのわずかなひと時に、振り絞るような蝉の声が聞こえてきた。本当に夏が来ているのだと思った。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
6/23
アルバイトからの帰り道、よく冷えたビールを飲みたいという気持ちが兆した。この夏初めての感覚だった。夫もまた、同じように感じていたらしい。
今夜はグラスもきちんと冷凍庫に入れておいて、ふたりでキンキンに冷えたビールを楽しんだ。6/23を、我々にとっての2021年ビール開きの日とする。
1 note · View note
nishi-kawa2 · 3 years
Text
6/16
一昨日から今日までの3日間、有給を取っている。有給があるということは、アルバイトを始めてから半年が経過したということだ。
今回の休みの理由は、抜歯。両隣の歯に押し出されるような格好で、口の内側に向かって倒れてきていた左下奥から3番目の歯。それを口腔外科で抜いた。
抜けた歯は、近所の歯科医の見立て通り虫歯になり始めていた。持ち帰りますかと尋ねられたが断ってきたら、付き添ってくれた夫が少し残念がっていた。上に向かって投げたかったらしい。
経過は拍子抜けするほどに順調。のんびりとした気分で、久しぶりの外で働かない日々を過ごす。何の違和感もなくコチラ側の日常に馴染んでしまった自分に少し笑ってしまった。
今朝は、半年前の暮らしを思い出し、散歩がてら開店直後のスーパーマーケットへ行ってみた。この期間に1つ変わったのは、その店の開店時間だ。10時開店だったのが、2ヶ月ほど前から9時開店になった。以前は開店時間(つまり10時)きっかりに訪れるとお得な買い物ができることが多かったのだが、今日9時ちょうどに行ってみても、特に何も魅力的なオファーがなかった。慌ただしく開店準備の続きに取り組むお店の人たちの姿を見て、申し訳ないような気持ちになる。同時に、以前なら列ができていた開店時間数分前の入り口に、今日は誰も並んでいなかったのが腑に落ちた。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
6/2
雨が降るのは明後日からなのに、明日からだと勘違いしていた。帰宅後すぐベランダに出て、朝干しておいた洗濯物を取り入れ、追加で洗濯機を2回ほどまわして干す。その傍ら、夕飯の支度をする。
昨日、義両親が送ってくれた野菜を使った献立をした。ラディッシュときゅうりとツナの和え物サラダ、そら豆とえびの炒め物、大根とお揚げの味噌汁、新玉ねぎのゆず酢漬け。
夕方、隔月で購入しているコーヒーが届く。コンパクトな段ボール製の箱をカッターでそっと切り開くと、コーヒーのかぐわしい香りが鼻をくすぐる。休日になったら開封しようと決めて、帰宅した夫に見せるために食卓に銀色の小袋をふたつ並べておいた。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
6/1
帰り道、火曜恒例生鮮特売に立ち寄る。ししとうとみょうがが98円で売られており、思わず手に取った。夏だ。夏を感じると嬉しいのは、そしてその嬉しさが年々大きくなっていくのは何故だろう。
3 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
5/26
桜の開花も梅雨入りも、何もかもが2週間ほど例年より早い2021年。今日は薬局へ行く道すがら、紫陽花が咲き始めているのに気がついた。
昨年末から開始した、平日は休憩を含め5時間を外に売りに出す生活にもすっかり慣れた。暮らしの中に新しいリズムができたこと、2016年夏から2020年春までの引きこもり生活と比べれば格段に身体を動かせていることは素直によかったと思える。
その一方で、なかなか日記を書かなく(書けなく)なってしまったのは自分でも少し寂しい。書いておかないと跡形もなく消え去ってしまうことは、想像しているよりも遥かにたくさん存在しているから。最近も、夫との何気ない会話の中で、ほんの1年と少し前までよく利用していたはずの彼の国のレストランの店名がすんなり出て来ないということがあった。
4月と5月を振り返って書いておきたいこと。
家の近くの旧街道沿いには、全長2メートルほどのつつじの植栽が等間隔に設置されている。あれは確か大型連休を控えた4月の終わり頃。夜中にマクドナルドのドライブスルーでポテトとミルキー味のシェイクを買おうと決めて、静かなその道を夫の運転する車で走り抜けた。当たり前のことながら、夜中でもつつじは咲き乱れていた。妙に生々しいせいで逆に造花の集合体のようにさえ見える花を眺めながら、私は助手席で一所懸命シェイクを吸い上げていた。
3 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
4/8
朝。いつも通りタタタッと歩を進めかけるも立ち止まる。携帯電話を取り出して写真を撮る。可憐に揺れていた赤いチューリップ。
Tumblr media
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
4/7
帰り道、つつじやたんぽぽが咲いているのに気付く。ここ2週間ほど桜にばかり気を取られていたので、彼らの変化をまったく捉えられていなかった。
民家の軒先の雑草も元気に茂り始めている。かつて人から借りた戸建てに住んでいた時、草取りに頭を悩ませていたことを思い出した。以後、頑なに集合住宅派を貫いている。
2 notes · View notes
nishi-kawa2 · 3 years
Text
4/6
通勤路の桜もすっかり葉桜になった。雀たちも冬の頃よりスマートになっている。そんな諸々を観察しながら歩を進める。
ふと前方に目を遣ると、かっちりとしたセットアップ姿の男女が大きな(身体のサイズとの対比でそう見える)ランドセルを背負った女の子と手を繋いで歩いている。微笑ましい光景。出社すると、数人の同僚が休みをとっていた。今日は高校と小学校の入学式があるらしい。
昼休憩の時、ゴーフルのような菓子を口にしたら、炭酸せんべいが食べたくなった。それをそのまま口に出してみたら、炭酸せんべいを知っているのは自分の他に関西出身の人だけだった。
1 note · View note
nishi-kawa2 · 3 years
Text
3/31
帰り道の記録。
Tumblr media
1 note · View note
nishi-kawa2 · 3 years
Text
3/29
予想最高気温25度。それでも朝のうちはまだ寒いだろうと、薄手のシャツに薄手のマウンテンパーカーを羽織って出勤。
自宅マンションの廊下側は日当たりが悪い。いつもと変わらずひんやりとしているそこを抜け、建物の外に出る。すると、背中に当たる日差しの温度が昨日までとは全く違っている。久しぶりに太陽にじわりとあたためてもらって、とても気持ちよかった。
繊維工場の桜も満開になっている。すでに新緑の姿さえ見える。日本の春の足の速さよ。見逃さないよう、目を凝らしていたい。
Tumblr media
1 note · View note