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活動情報
2025/6/13-15 ヌトミックのひろばVol.3「3つのミーツ」を開催します
2025/1/17-19 新作音楽劇『何時までも果てしなく続く冒険』終演しました
2024/10/19 吉祥寺ファミリーシアター×ヌトミック『せかいのひみつ』終演しました
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【音楽作品】『Our play from our home』 Bandcampにて配信中!
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・・・・・・・・・ ヌトミックのひろば Vol.3
3つのミーツ
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特設サイト
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上演を軸に、舞台芸術にまつわる様々なアイデアを実践する「ヌトミックのひろば」が3年ぶりに開催。 新作短編『���テライツ』を中心に、演劇公演のつくりかたに触れる「選べるプレワークショップ」、そして、観客のフィードバックをもとにリアルタイム副音声と一緒に作品を振り返る「ポストパフォーマンス上演」と、3つのプログラムを通じて多様な視点でヌトミックの上演を体験します。
①選べるプレワークショップ 約60分
ヌトミックのメンバー5名がファシリテーターとなり、演技・演出・制作など演劇公演のつくりかたに触れるワークショップです。それぞれが手掛けるプログラムの中から、当日にお好きな内容を選んでご参加いただけます。なお②上演からのご参加や、特定のプログラムに参加せずワークショップ全体を俯瞰してご覧いただくことも可能です。
ファシリテーター:河野遥、長沼航、額田大志、原田つむぎ、深澤しほ ※演劇経験・音楽経験に関わらず、どなたでもご参加いただけます ※詳細はヌトミックのひろば Vol.3 特設サイトをご覧ください
②上演『サテライツ』 約30分
日本語の言葉と歌の推移に着目した、ヌトミックの新作短編作品を上演します。台詞がやがて歌のようになり、ときにリズミカルに発せられ、様々な発話のスタイルを行き来する音楽のような演劇作品です。
作・演出・音楽:額田大志 出演:長沼航、のしの、原田つむぎ 、深澤しほ
③ポストパフォーマンス上演 約40分
観客からのフィードバックをもとに、『サテライツ』のいくつかのシーンを再び上演しながら、演出家と出演者の副音声も合わせて内容を深掘りします。作品創作のプロセスと実際のパフォーマンスの差異に焦点を当てながら、新たな視点で上演を回想する企画です。
〈日時〉
2025年6月13日(金)-6月15日(日)
6月13日(金) 18:30 14日(土) 12:00 / 17:00 15日(日) 12:00 / 17:00 受付開始・開場20分前
※②上演からご参加希望の場合は、開演1時間後までにお越しください ※3つのプログラム合わせて2時間半程度(途中休憩含む)を予定
〈会場〉
水性 https://suisei-nakano.com/ 〒165-0026 東京都中野区新井1-14-14 1F (中野駅北口徒歩8分)
〈料金〉
予約・当日 一般 3,000円 U25 2,500円 ※日時指定・全席自由 ※U25は受付時に要証明書 ※未就学児はご入場いただけません
〈ご予約〉
当日精算 https://forms.gle/kwQuuCo7XpGDJZqr8
〈スタッフ・クレジット〉
舞台監督:黒澤多生 照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.) 宣伝美術:髙坂彩乃 制作:河野遥
企画・製作・主催:ヌトミック 協力:東京デスロック、散策者、みんなのひろば 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】、公益財団法人セゾン文化財団

〈お問い合わせ〉
ヌトミック nuthmique[@]gmail.com
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・・・・・・・・・ ヌトミック
何時までも果てしなく続く冒険
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音楽と共に、流れ続ける記憶の旅へと出発する、ヌトミック4年ぶりの劇場長編作品!
9名の出演者により台詞、歌、ときにラップのような語りが、目まぐるしい時間軸の変化と合わせてシームレスに移り変わる新作の日本語音楽劇。
現代の東京を舞台に、数奇な人生を送った男が忘れられない思い出を語り出す。思い出はどこまでも飛躍して、多くの寄り道と間違いを犯しながら、少しずつ見えるはずのない世界へと繋がっていく……。
出演者に俳優の佐山和泉、矢野昌幸、ヌトミックの長沼航、原田つむぎのほか、ベルギーと日本を拠点に古楽から現代音楽までを歌い上げるソプラノ歌手の薬師寺典子、そしてトラックメイカー/シンガーのermhoiが演劇作品に初出演。さらにギタリストの細井徳太郎、ドラマーの渡健人、シンセサイザーの額田大志が加わり全編生演奏での上演となる。
〈出演〉
ermhoi 薬師寺典子 佐山和泉 矢野昌幸 長沼航(ヌトミック) 原田つむぎ(ヌトミック)
ギター:細井徳太郎 シンセサイザー:額田大志(ヌトミック) ドラム:渡健人
〈日時〉
2025年1月17日(金)〜19日(日)
1月17日(金) 19:30☆ 1月18日(土) 13:00◎☆ 18:00◎☆ 1月19日(日) 13:00
受付開始は開演45分前、開場は開演30分前 ◎=託児サービスあり 公演1週間前までに要予約 料金:0〜1歳児 2,000円、2歳児以上 1,000円 予約:イベント託児・マザーズ 0120-788-222(営業時間:土日祝日を除く 10:00〜12:00 、13:00〜17:00) ☆=終演後にアフタートークあり
アフタートークゲスト登壇者: 1月17日(金) 19:30 柴崎友香 1月18日(土) 13:00 いとうせいこう 1月18日(土) 18:00 つやちゃん
〈チケット〉
一般発売 2024年11月2日(土)10:00
料金(日時指定・全席自由・整理番号付)
前売 一般 4,500円 U30 3,500円 高校生以下 1,000円 アルテ友の会 4,000円 ・当日は各500円増し。 ・各種割引でご予約のお客様は受付にて要証明書提示。 ・未就学児はご入場いただけません。 ・車椅子でご来場のお客様は事前にお申し出ください。 ・高校生以下は演劇最強論-ingにて取り扱い。 ・アルテ友の会は武蔵野文化生涯学習事業団にて取り扱い。
取り扱い *1/17(金)19:30は全ての窓口にて取り扱いを終了しました。 イープラス https://eplus.jp/sf/detail/4199890001-P0030001
チケットぴあ *1/18(土)13:00���販売終了 https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2438356 セブン-イレブン店頭(Pコード:530033)
ローソンチケット https://l-tike.com/play/mevent/?mid=736032 ローソン、ミニストップ店内 Loppi(Lコード:33831)
演劇最強論-ing〈会員登録不要・各種手数料無料〉 https://www.engekisaikyoron.net/nuthmique_itsumademo/
武蔵野文化生涯学習事業団 *1/18(土)13:00は販売終了 https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-s/sameShowList?en=410
〈会場〉
吉祥寺シアター
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号 JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分 Access
〈スタッフ〉
作・演出・音楽:額田大志 音響:稲荷森健 照明:松本永(eimatsumoto Co.Ltd.) 照明操作:佐々木夕貴(eimatsumoto Co.Ltd.) 舞台美術:中村友美 衣裳:臼井梨恵 舞台監督:中西隆雄 演出助手:中野真由子 宣伝美術:関川航平 広報:冠那菜奈 制作:河野遥、武田侑子
協力:東京デスロック、散策者、モモンガ・コンプレックス、みんなのひろば、急な坂スタジオ、公益財団法人セゾン文化財団 提携:公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団 助成:芸術文化振興基金、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成] 企画制作・主催:ヌトミック
〈お問い合わせ〉
Mail [email protected] Tel 050-5435-3392(10:00〜19:00)
〈出演者プロフィール〉
ermhoi — トラックメイカー/シンガー

日本とアイルランド双方にルーツを持ち、ジャンルを縦横無尽に行き交うトラックメイカー/シンガー。 1st Album『Junior Refugee』を2015年にSalvaged Tapesからリリース。その活動は映画やTVCMへの楽曲提供と美術展への楽曲提供とリミックス、さらにはボーカルやシンセ、コーラスとしてのサポートなど多岐に渡る。 2018年には小林うてな、julia shortreedと共にblack boboiを結成し、「FUJI ROCK FESTIVAL '19」のレッドマーキーに出演。2019年からは常田大希が率いるMillennium Paradeにも参加した。 ermhoiのバンド編成プロジェクト ermhoi with the Attention Pleaseでは主なメンバーに小林うてな、石若駿、Marty Holoubek、Taikimenを迎え、エレクトロで作られた音楽を生楽器で再構築している。
薬師寺典子 — 声楽家

©︎Ayane Shindo
東京芸術大学声楽科卒業後、ベルギーで学ぶ。ブリュッセル王立音楽院、ゲント王立音楽院上級修士課程現代音楽科(Ictus アカデミー)修了。クラシック声楽をベースとした透明感のある歌声で国内外で多くの作品を初演。 ヨーロッパでモンテヴェルディ、パーセル、ラヴェル等の古典オペラの経験を積む。 現代オペラでは松平頼暁「挑発者たち」アルト役、ライルズ・ウォルシュ「イーストコンプレックス」リト役、小倉美春モノオペラ「Call」等のオペラを初演。委嘱作品である高橋宏治のモノオペラ「プラット・ホーム」は藝大アートフェス2023 において最高位を受賞。近年では東京オペラシティのリサイタルシリーズ、B→C に謡とメリスマをテーマに出演。「音楽の友」、「音楽現代」各誌で評が掲載、好評を博した。これまでにTWS(現 TOKAS)にてリサイタルを行う他、NHK-FM で演奏が放送される。 現在謡を観世流能楽師の関根知孝氏に師事。
佐山和泉 — 俳優

©︎さくら写真店_headdressed by vivienne sato
俳優。生活者。部活をきっかけに演劇を始め、その後国内外の公演・パフォーマンス・WS等に参加し現在に至る。近年参加作に『外地の三人姉妹』『再生』(東京デスロック)、『その森の奥』(青年団)、『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』(木ノ下歌舞伎)、『町の形見』(青春五月党)、『10年目をきくラジオ モノノーク』手記朗読等。
矢野昌幸 — 俳優

カナリアーズ主宰。1989年生まれ。神奈川県川崎市出身。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。山縣太一氏に師事。まさゆきズのメンバー。主な出演作は、劇壇ガルバ『砂の国の遠い声』作:宮沢章夫 演出:笠木泉、オフィスマウンテン『ホールドミーおよしお』作演出:山縣太一、『no plan in duty』原作『非劇』構成演出:篠田千明 作:齋藤恵汰 補綴:岸井大輔、『いざ最悪の方へ』作:サミュエル・ベケット 翻訳:長島確 演出:額田大志。
原田つむぎ — 俳優(ヌトミック)

俳優。1993年生まれ、福島県出身・在住。日本大学芸術学部演劇学科演技コース卒業。2015年より「東京デスロック」に、2019年からは「ヌトミック」に所属し���2つの劇団を中心に活動。2023年には福島県国見町の地域おこし協力隊に着任し、演劇を通じたまちづくり・場所づくりに取り組み中。住まいは福島県に移したものの、東京やその他地域にも頻繁に出現している。近年の出演作に、ヌトミック×2.5 architects『しらふの地先へ』、ヌトミック『わたしは薬売り』、東京デスロック「Anti-Human EducationⅥ『トイレを巡る修学旅行』」、KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』など。国見町公式Instagram『ふたつの空と、いくつもの私と、』(@kunimi.short.film)では登場人物として出演しながら町の魅力や生活の様子を投稿中。
長沼航 — 俳優(ヌトミック)

俳優。1998年生まれ。 横浜国立大学大学院都市イノベーション学府建築都市文化専攻Y-GSCポートフォリオコース修了。 散策者とヌトミックの2つの団体に所属しつつ、俳優の立場から演劇やダンス、現代美術などの幅広い領域で、パフォーマンスの創作・上演に関わっている。また、創作やパフォーマンスを行う人間が自らの技術の運用方法を思考することに関心があり、実演とトークを通じて即興について考えるイベント「即興と反復」を(とてもスローペースで)企画・開催している。 近年の活動目標は他者がある仕方で生きて(しまって)いる事実を肯定すること、クソな世界を笑いつづけること。 最近の企画に『即興と反復』(2022-)、『歳末』(2023)、『「振る舞う会」のキッチンラリー』(2024-)、出演作に散策者『グッとベター』、ヌトミック『ウルトラトリップストーリー』、画餅『ウィークエンド』(いずれも2024)など。
細井徳太郎 — ギタリスト・シンガーソングライター

群馬県伊勢崎市出身。高校3年の夏バスケ部引退と同時にギターを始める。大学卒業後上京し橋本信二氏に師事。新宿ピットインでアルバイトをしながらジャズや即興演奏の演奏活動を始める。石若駿Marty Holoubek松丸契とのSMTKの参加やスガダイロー.大友良英.七尾旅人.君島大空.長谷川白紙.板橋文夫.酒井俊.吉澤嘉代子.内橋和久.秋山徹次.中村としまる.本日休演.odol(敬称略)始め様々なミュージシャンやバンドと共演を重ねている。バンドサポートや録音、ワークショップやアート作品への演奏による参加、作詞作曲の提供とその活動はジャンルを超え多岐に渡る。2023年シンガーソングライターとして1stAL『魚 _ 魚』をリリース。自身のバンド"細井徳太郎とタコ足イヤホンズ"のライブ活動も精力的に行なっている。
渡健人 — 音楽家・ドラマー

©︎comuramai
音楽家。ドラマー。1993年東京都出身。 作編曲、楽曲プロデュース、ドラム演奏を軸に活動。 公開後4ヶ月で総再生回数1.6億回を突破したアニメ『時光代理人 』の劇伴音楽制作や、世界中で大きな評価を受けるギタリスト「Ichika Nito」との共作、CM音楽の制作のほか、ドラマーとしてコンテンポラリーポップバンド「東京塩麹」、ceroのメンバーである「arauchi yu」のソロプロジェクトに参加。 自身の名義では、近年のテーマとしている「認識の流動性」を軸に、音のテクスチャーに根差した楽曲制作を行っている。
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・・・・・・・・・ 吉祥寺ファミリーシアター×ヌトミック
せかいのひみつ
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3歳から楽しめる、演劇×音楽の新感覚パフォーマンス!
“音楽の作り方”で舞台作品を作る、ヌトミックによる子ども向け公演を開催! 3歳以上のお子さまと保護者の方向けに、演劇×音楽の新感覚パフォーマンスを行います。
吉祥寺シアター WEBサイト
「どうして人は生まれて、どうして亡くなっていくんだろう」という、人間の持つ根源的なテーマを、世界の持つたくさんの不可思議なこと=「ひみつ」と重ね合わせ、歌を交えながら描く作品です。「あれは何だったんだろう?」と、家に帰ったあとも、家族の会話に繋がるような作品になればと思っています。日常の中に潜む、たくさんのことを発見できる、そんな作品です。
額田大志
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作・演出・音楽:額田大志 出演:長沼航、額田大志、はぎわら水雨子、原田つむぎ
衣装:南野詩恵(お寿司) 舞台美術:渡邊織音 稽古場補佐:河野遥 協力:グループ・野原、食む派、東京デスロック、散策者
〈日時〉
2024年10月19日(土) 11:00/14:00
※受付開始・開場は開演の20分前 ※上演時間は約35分を予定
〈対象〉
幼児(未就学児含)、小学生、親子 3歳以上のお子さまと保護者
〈チケット〉
2024年9月7日(土)午前10:00発売 ※予定枚数終了
大人1名につき500円(お子さま無料)
(公財)武蔵野文化生涯学習事業団 チケット予約 Tel: 0422-54-2011 (9:00~22:00、発売日は10:00~) Web: https://yyk1.ka-ruku.com/musashino-s/sameShowList?en=404
〈会場〉
吉祥寺シアター けいこ場
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目33番22号 JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口下車 徒歩5分 Access
〈お問い合わせ〉
吉祥寺シアター:0422-22-0911(9:00~22:00)
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・・・・・・・・・ トークイベント
今、劇団をつづけること vol.2
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今、劇団で作品をつくりつづけるのはなぜだろう。
劇団以外にも沢山の演劇のつくり方が存在する中で、多くの難しさを抱えながらも、劇団を結成してよかったと思えている額田大志と山田由梨がホストとなり、2020年代の日本で劇団をつづけることを、様々な視点から語り尽くすトークイベントです。
第二回ではヌトミックの額田大志、贅沢貧乏の山田由梨に加え、中野成樹+フランケンズの中野成樹、ロロの三浦直之が出演。世代の異なる劇団の主宰が集い、劇団だからこそできること、劇団の作品の変化、劇団の面白さと複雑さ……様々な視点から、今、劇団をつづけることについて、じっくりと語ります。
〈日時〉
2024年10月12日(土)15:00~18:00
(14:40開場)
〈会場〉
RYOZAN PARK 巣鴨 THE WHITE ROOM 東京都豊島区巣鴨1-9-1 グランド東邦ビルB1F Google map 〈出演〉
中野成樹(中野成樹+フランケンズ) 額田大志(ヌトミック) 三浦直之(ロロ) 山田由梨(贅沢貧乏) 〈参加費〉
当日精算・現金のみ 一般 3,000円 学生 1,800円 ※当日証明書要提示 〈ご予約〉
下記フォームよりお申し込みください。 定員に達し次第、受付終了となります。
https://forms.gle/3vRaoi4u6PPw6wg6A 〈出演者プロフィール〉

中野成樹(中野成樹+フランケンズ主宰)
1973年、東京生まれ。演出家。中野成樹+フランケンズ主宰。日本大学芸術学部演劇学科教授。好きな音楽:ロック、フュージョン、吹奏楽。好きなバンド:筋肉少女帯、Weather Report、天理高校吹奏楽部。好きな食べ物:鰻。好きな季節:冬。
▼ 現在の劇団のメンバー構成 主宰・演出1名、ドラマトゥルク1名、俳優11名、スタッフ2名=15名(+子供たち)
▼ 演劇をはじめたきっかけ 幼稚園の頃、はじめて観た劇団・飛行船に心奪われる。小学生の頃より、父に年に3回ほど俳優座に連れてゆかれる。イプセン、チェーホフ、ブレヒトらに出会う。中高の頃は、吹奏楽に夢中になる。が、大学進学の際に「あ、俺、演劇やってみたいかも…!」と思い、演劇学科へ入学。
▼ 劇団結成のなりたち 大学卒業後、同級生たちとPOOL-5という劇団を旗揚げ(1996)。主に役者としてオリジナル作に出演。やがて、自身のやりたい演劇=翻訳劇の現代化が見えはじめ、それに特化した団体・フランケンシュタイナーを大学の後輩らに声かけし結成(1998)。構成・演出をつとめる。が、その後ガー���ィアンガーデン演劇フェスティバル落選を機に解散(2001)(ちなみに、選出されたのは庭劇団ペニノ、ヨーロッパ企画、ひげ太夫)。が、自身のコンセプト・創作を諦めきれず、中野成樹+フランケンズとしてリユニオン(2003)。誤意訳を名乗りはじめ、現在に至る。
▼ 劇団のこれまでとこれから 粛々と創作を続けてきました。ガーディアンガーデンの件がトラウマにな���ているので、劇団の“出世”的な発想からはできるだけ距離を取るようになりました。現在は、メンバーのダブルワークやら子育てやら療養やらと併走できる創作活動を目指しています。あとは、シェイクスピアの『ハムレット』を20年かけて上演する「EPシリーズ」を2021年より開始しています。小さな集団だからこそ大きな視座にこだわってみたい、そんなお年頃です。

三浦直之(ロロ)
宮城県出身。ロロ主宰。劇作家/演出家。 2009年、主宰としてロロを立ち上げ、 全作品の脚本・演出を担当する。2015年より、高校生に捧げる「いつ高シリーズ」を始動し、戯曲の無料公開、高校生以下観劇・戯曲使用無料など、高校演劇の活性化を目指す。 そのほか脚本提供、歌詞提供、ワークショッ プ講師など、演劇の枠にとらわれず幅広く活動中。 2019年脚本を担当したNHKよるドラ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』で第16回コンフィデンスアワード・ドラマ賞脚本賞を受賞。
▼現在の劇団のメンバー構成 劇作家・演出家1名、俳優6名、制作2名の計9名
▼演劇をはじめたきっかけ 最初は日本大学芸術学部の映画学科に入りたかったのですが、落ちてしまったので、演劇学科に入学しました。演劇学科に入ったのを機にいろいろと演劇をみるようになりだんだんと演劇に惹かれていきました。FAIFAI(当時は小指値)の舞台をみたときに、こういうの作ってみて〜!とおもったのを覚えてます。
▼劇団結成のなりたち 現在のロロメンバーでもある亀島一徳くんが声をかけてくれたのをきっかけに作ったのがロロの旗揚げ作品です。公演前は続けるつもりはなかったのですが、いざ公演を終えてみると、もっと上手になりたいという気持ちが湧き上がり、大学の友人たちとロロを劇団化しました。
▼劇団のこれまでとこれから 強い信念をもってスタートした集団じゃないので、ロロの活動にメンバーがあわせるというより、歳を重ねるごとに変化していくメンバーそれぞれの価値観にあわせて、ロロ自体がぐにぐにゃと形を変えていくような集団を目指してます。が、やっぱり結構むずかしい。なんか最近はロロでピクニックとかおつかいとかやっていきたいですね

©︎comuramai
額田大志(ヌトミック)
1992年東京都出身。演劇カンパニー・ヌトミック、コンテンポラリーポップバンド・東京塩麹を主宰。外部作品の演出や舞台音楽や映画音楽なども取り組みます。
▼ 現在の劇団のメンバー構成 主宰・演出1人(劇作と音楽も) 俳優3人(衣装を作ってくれたり、過去には俳優企画があったりも) 制作1人(小道具を調達してくれたりも)
▼ 演劇をはじめたきっかけ 二十歳前後で、友人の舞台作品に音楽で参加したことや、なんとなくレンタルしたダムタイプや大野一雄のDVDで舞台の面白さに気づき、よくわからないけど、かっこいい、そんな思いで自主的にダンス作品やパフォーマンスイベントの企画をはじめました。その後、平田オリザさんの書籍に出会って衝撃を受け、見よう見まねで演劇作品を作りはじめたのがきっかけです。
▼ 劇団結成のなりたち 大学卒業を機に、高校の同級生と二人で結成しました。演劇や音楽で生活するのは難しいと思い、一度就職しましたが、卒業制作で上演した演劇が戯曲賞を受賞し「おっ、これはいけるかも……」と勢いで退職。とりあえずやってみる、で、上演の方法から考えることが多いです。現在、ヌトミックは俳優三名、制作一名を加えた五名です。
▼ 劇団のこれまでとこれから 結成当初は「楽譜のような台本」を明確なコンセプトにしていましたが、ダンサー、ラッパー、建築家など色々な人とコラボを重ねたり、野外劇の上演を続けてきたことで、もう少しゆるやか、というか、懐の広い作り方になっています。今は、劇団が結成から取り組んできた沢山のことを、劇場での公演として結実させようと、頑張っています。

山田由梨(贅沢貧乏)
1992年東京都出身。劇団 贅沢貧乏を主宰。作・演出を務める。演劇活動以外にもドラマ脚本・監督等の仕事もしています。
▼ 現在の劇団のメンバー構成 作・演出1人、制作1人、俳優3人の計5人です。
▼ 演劇をはじめたきっかけ 小学生のときに子役をしていて、『レ・ミゼラブル』に出演したのが最初の舞台。それが楽しかった記憶がぼんやりありつつ、高校生の時の文化祭でクラスのみんなで毎年演劇を作ったのがすごく楽しくて、作品を作るということに興味を持ちました。それから、大学に入って小劇場演劇を見たり、出たりするようになりました。
▼ 劇団結成のなりたち 大学3年生の時に、学内で一人芝居の公演をして、それを見ていた大学同期が一緒に何かやりたいと声をかけてくれて、流れで次の公演をやることに…その次も…と続けてたら劇団になってました。当初は音楽や映像など裏方メンバーで構成されていましたが、彼らが就職で抜けたり新しく俳優・制作がはいったりして自分・制作・俳優3人の今の5人体制に。
▼ 劇団のこれまでとこれから 劇団の初期は、古い一軒家や、アパート、ビルの一室など、劇場じゃない場所で作品をよく作っていました。場所性を活かした作りが多く、気づけば劇場で作った作品の方が少ないです。これからをそんなに見据えてないけど……今のメンバーがいるからできることを生活を続けながら無理ないペースでやってい��たらいいかなと思ってます。
〈お問い合わせ〉
ヌトミック nuthmique[a]gmail.com
企画・主催:今、劇団をつづけること
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『ヌトミック寄席 夏』プログラムノート
『ヌトミック寄席 夏』は、各回三本のパフォーマンスからなる公演です。全回共通のヌトミックの作品2つに加え、日替わりでゲストによる演目が披露されます。
どの回でも上演するヌトミックの演目『わたしは薬売り』と『ウルトラトリップストーリー』について、作品が生まれた経緯を紹介できればと思います。
執筆:額田大志
『わたしは薬売り』
口上語り+歌謡ショーを組み合わせた「現代の薬」を巡る作品です。初演は2022年の秋となり、今回の上演場所にもほど近い「千住ほんちょう商店街」の薬局の前で披露しました。私と出演者の一人である稲継美保さんは、共に東京藝術大学の同じ学科の卒業生です。大学から企画をもらい、どうしようかな……と思って、思い切って先輩の稲継さんに声をかけました。
何度か北千住のカフェでお喋りしたり、大学の繋がりで足立区役所の方とお話しする中で「なんだか、ビヨンセみたいな作品にしたいね」と盛り上がったのを覚えてます。「誰かをエンパワーメントしたいね」とも。でも、それは誰なんだろう。作品が、そんな漠然としたイメージからはじまることは、よくあります。
とりあえず、商店街での上演は決まっていたので「商店街のCD屋さんの前で歌っている地元の歌手」を想像しました。今ではほとんど見ないですが、私の世代くらいまでは、CD屋の前でミニライブをする演歌歌手、という不思議な共通認識がある気がします。恐らくは昭和の名残でしょうか。サザエさんやちびまる子ちゃんのアニメでも、そういう風景を見たような、ぼんやりとした記憶もあります。
歌うことはやりたいと思ったものの、では「何を歌うか」。もう一捻りしないと作品にはならないだろうと思い悩んでいるとき、稲継さんから漢方薬の話を聞きました。厳密には「アートは漢方薬のようなものだ」という話です。「アート」という言葉の定義は広く、美術だけを指すこともあれば、音楽や舞台も含む芸術全般を指すこと、さらにはよりカジュアルに表現全般を指すこともあります。テレビや広告、街づくりの文脈で「アート」を使う場合は、表現全般を示すことが多く、ここが少し曲者です。どういう「アート」を示しているのかで、色々な齟齬が生まれてしまうことも多々あります。
「アートによる効果」のような文言は、日々様々なメディアで語られています。しかし、実際に演劇を作っている身からすると、そんなに効果があるのかな、と思うこともあります。いや、もちろん、効果があると言い切ることは大事なのですが、それが市販薬のような即効性と均一性を持った効能を期待されると、正直難しいのではないかとも思います。ただ、市販薬にはなれないけど、漢方薬にはなれるかもしれない。その人に合わせた調合がある。もしかしたら効かないかもしれない。でも、あるときには自分だけの薬に出会うことができる。そんな不確実性とともに存在するのであれば、「アートによる効果」も、もしかしたらあるのではないか……。そんなことでしょうか。ちなみにこの話は、稲継さんが長島確さんから聞いたのを、さらに私が聞いて解釈した形なので、本来、長島さんが伝えたかった意味とはちょっと異なるかもしれません。
ただ、そのとき、この話を聞いて考えたことが『わたしは薬売り』へと繋がったことは事実です。そこには、演劇の可能性を定義し直すような、ある種の開き直りもあったような気もします。ある薬売りが街へ訪れ、商店街の思い出を語り、歌って踊る。そんな作品です。歌って踊る、という古来からの演劇の魅力も詰まっている上演となっています。「誰をエンパワーメントしようか」という大きな問いは、いつの間にか消えていました。そうしたことは、本当の歌手に任せて、『わたしは薬売り』は別の道を歩むことにしたのです。
////////////////////////////// 『わたしは薬売り』 作・演出・音楽:額田大志 出演:稲継美保/原田つむぎ(ダブルキャスト) 額田大志、深澤しほ(北千住公演のみ)、長沼航(国見町公演のみ) 振付:酒井幸菜 作詞:稲継美保、原田つむぎ //////////////////////////////
『ウルトラトリップストーリー』
夏の怪談話が、何度も何度も嘘と本当を繰り返して、どこか遠くの世界へと移り変わっていく、そんな作品です。ヌトミックの長沼航をメインキャストに迎えた新作になります。
何を作ろうか悩んでいるときに、アキ・カウリスマキの『枯葉』をみて、あぁ、こういう作品をつくってみたいと思いました。こういう作品とは、カウリスマキの要素というよりは、もっと純粋に映画的である、ということでしょうか。専門的な手法の名前があるのかもしれませんが、例えば前後の脈絡と関係なく、急に列車が走るシーンが挿入されるような。予期せぬ映像が挿入されることで前後のイメージが変わる……そんな、映像だからこそ許された飛躍を、演劇でどうやったらカッコよくできるだろう、といった感じです。カッコよく、が重要で、演劇の生々しさに対して、カウリスマキの極限まで洗練された美意識に強く惹かれたのかもしれません。
そんな話を長沼くんと渋谷の喫茶店で話している中で、もう一つ、人称のことも気になり始めました。話している人がいつの間にか変わったり、一人称だったのが三人称に移り変わるのは、現代演劇ではもはや使い古された手法ですが、なんでしょう、手法ではなく、それをもっと感覚的にできないか。観客の想像や体験を変えていく装置ではなく、もっと何者かわからない存在が、人称を目まぐるしく変えていくことで舞台上に存在できないか。
何者かわからない存在は、演劇にとってとても重要で、その存在が劇を躍進させたり、ときに混乱させたりもします。『わたしは薬売り』は、そうした曖昧さを意図的になくしている作品ですが、『ウルトラトリップストーリー』は、できるだけ混乱を歓迎していく上演にしたいと思いました。そして、この混乱から解放される快楽はまさに「ストーリー」的であるとも思います。ある人物の正体がわかる、意図がわかる、謎が解明される。その答えを知る快楽が「ストーリー」が演劇に求められる理由なんだろうな……と、恐らく物語をつくるタイプの作家だったら誰もが感覚的にわかっていることを、今更ながらに感じました。
ヌトミックでは珍しい、しっかりとした物語が存在する作品になるので、あまり内容の多くは語れないのですが、稽古場の作業は普段と変わらず、一言で表すと「共感を疑う作業」を行っています。「共感をしない/させない」のではなく、常に疑い続けている状態でしょうか。決して「共感して欲しくない」のではなく、共感してくれたらそれはそれで嬉しいです。ただ共感するということのハードルは相当高いと思っていて、「共感を求める」上演は、結果的に「共感を遠ざける」ものであると感じます。自分だけわからないと、なんか冷めちゃう、ということかもしれません。パフォーマーの家族や熱心なファンであれば、そうした思い入れは比較的得やすいと思いますが、あくまで演技として、作品と観客の平等性を保ちつつ、上演だけで伝える、その距離感と質のことを稽古場ではずっと考えています。
長沼くんと日々稽��を続けていて、これを書いている7月10日は、はじめて通しを行った日でした。少し新しい手法を試していることもあり、演出の自分も心配ではあったのですが、通しを見てこれはいける、と前向きな気持ちに変わりました。そんな気持ちになれたからこそ、こうした紹介文を書けているとも思います。上演時間は寄席の中でも一番長い、40分くらいになりそうです。
『ヌトミック寄席 夏』は、ダブルキャストによる再演、ゲストパフォーマー、新作演目と盛りだくさんの公演です。屋外と屋内を行き来する、近年の野外劇の活動で思いついた構成もあったり、国見町公演では屋台がでたり、とにかくいろんなやってみよう、を詰め込んでます。やってみよう、だったことが作品として届いていく、その時間を一緒に体験してもらえたら幸いです。ぜひ、ご来場をお待ちしています。
////////////////////////////// 『ウルトラトリップストーリー』 作・演出・音楽:額田大志 出演:長沼航、稲継美保 //////////////////////////////
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サブカルチャーと舞台芸術
——『ヌトミック寄席 夏』に向けて
額田大志(ヌトミック主宰)
私は東京生まれ、東京育��であり、実家を出るまでの二十五年間、下北沢に十五分で行ける場所に住んでいた。電車に乗ると絵に描いたような長髪のバンドマンがいて、世捨て人のような演劇人っぽい人たちもいて、地元では仲良くなった友達の親が実は歌手だったり映画監督だったり、身の回りに「アートっぽいもの」が溢れていた。高校も高田馬場が最寄りだったので、帰り道に新宿や池袋でふらふらするというのも日常茶飯事だった。ずっと認めたくなかったけれど、これは俗に言うシティーボーイだ。三十歳を迎えてしっかりと自覚した。『花束みたいな恋をした』にも心から共感した。
周りの影響もあってか、私は十代半ばからいつの間にか「サブカルチャー」全般の虜になった。下北沢のヴィレッジヴァンガードに通い、暇があればどこかに発表するでもない小説を書き、定期券内のブックオフでつげ義春の漫画を漁り、新宿TSUTAYAで100円セールが開催されるとネットで調べた名盤・奇盤のメモを片手に数フロアを駆け巡り、音楽談義に花を咲かせた友達とRadioheadのコピーバンドを結成した。作り手のあるあるだと思うが、こうやってカルチャーを過剰摂取し、誰かのまねごとをしていると「あっ、自分もできるかも」と思ってしまう。
そこから紆余曲折あり「サブカルチャー」の追っかけをしていた自分が、いつの間にか作曲家になり、演劇作家となり、「舞台芸術」に足を踏み入れた。想像できない人生の流れを面白がる気持ちとはよそに「舞台芸術」は、自分の感覚とは異なる文化圏だと知ることになった。

北沢タウンホールの建物は、劇場よりも、区役所的な場所という認識が先だった
私にとっての「サブカルチャー」は、良くも悪くもファッション的な感覚が強かった。単純に、大量の本を読んだり音楽を聴いたりしている「自分がイケてる」と思うためのカルチャー。カジュアルな消費行動として、世間にはあまり知られていないコンテンツを摂取していた。ただこれは、もはや語り尽くされたというか、一つの自己顕示欲に似た感覚として浸透しているだろう。
恐らく私が「サブカルチャー」にのめり込んだ決定的な理由は、アーティスト本人の意図に関わらず、読者や観客が勝手に別の文脈と紐づけていき、予期せぬ方向へと転がっていくのが許された文化だったからだと思う。つまりは、その場に音楽や本がなくても、何時間もファミレスでワイワイ盛り上がることができる装置だった。なんとなく同じ「村上」という理由だけで、村上龍か村上春樹が好きか永遠に議論をしたり、音楽雑誌に載っていた曽我部恵一と中原昌也の不思議な対談記事をみんなで回し読みしたり、もっと世間的な事例としては、シューティングゲーム『東方project』のキャラクターである霊夢と魔理沙が、ゲームよりも「ゆっくり動画」の案内人として浸透してしまう……などだろうか。
それら全ては作家本人たちが作った本や音楽、ゲームといったコンテンツそのものから逸脱した、ある種、想定外の受け入れられ方だと思う。だけど、自分にとっての「サブカルチャー」は、こうした屈折した不真面目さと表裏一体だった。自分たちが面白がるために消費をしていく。もちろん、これらは露悪的でホモソーシャルな面も確実にあるし、そうした議論はこれからも起こっていくだろう。それは事実なのだが、ともあれものづくりを自覚した十代後半の自分は、そんな屈折した「サブカルチャー」が世界の中心だったし、ものづくりというのは、真面目に作る一方で内輪的な尖り方をしていて、どこかに軽薄さを秘めている必要があると思っていた。

2016年実家でSuperDeluxeのライブのための照明テスト。基本はDIY精神で粘り続ける。
「舞台芸術」にそっと足を踏み入れてからは、こうした自分の感覚に対する様々な軋轢があり、今思えばとても苦しい時間を過ごした(「舞台芸術」は、ここでは東京の中の限られた演劇やダンスを指しているが、それ以外の単語で括るのも難しいので、一旦ここではその言葉で進める)。何よりも自分が関わらせてもらった作品の多くが、身の回りのことを飛び越えて「世界」に対して発信しているものだった。それは、とてもすごいことだと思った。自分は夜な夜な友達と集まって、音楽や漫画の話をするのが好きだった。それは言ってしまえば教室の隅でオタクたちが知識をひけらかしあっているようなもので、そこで語られる内輪の文脈作りは「舞台芸術」においては作品としてはほとんど見なされなかった(振り切れば作品化もできるかもしれないが)。心のどこかで、自分のやっていることは極私的な営みだったと思っていたが、本当にそうであると突きつけられた。
自分の作品は東京の身の回りの人、いや、もっと言えば自分自身に向けたものだった。「世界」に対する目線なんて考えもしなかった。自分の生活とものづくりをやりくりするので精一杯だったし、作品を「世界」の中で位置付けることを考えたこともなかった。日常的な演劇作品に対して「半径5mの演劇」なんて言葉も揶揄として使われたりもするが、自分にとっては「いやいや半径5mと社会問題を対比してて、すごい」というくらい「世界」という存在が遠い、東京の世田谷しか実感の湧かないシティーボーイだったのだろう。
そんなこんなで大学を出てから多くの舞台作品に参加していくと「あっ、やばい、俺、世界のこと何もわかんないわ……」状態に陥り、二十代半ばから、切迫感に駆られてとにかく日本中を巡った。幸いにも仕事として声をかけてもらえる機会も多く、数えてみたら全国三分の一くらいの都道府県にそれなりに長く滞在し、多くの知り合いもできた。東京を出たことのない身としては、とても楽しく幸せな日々だった。劇場文化に興味も出てきて、ドイツの各地の劇場を友達と一緒に回ったり、いくつかの国で自分の関わる作品も上演して、国ごとの観客の反応も知ることができた。

2022年6月のベルリンにて。とにかくいろんな土地のお酒を飲んだ。お酒大好き。
そうして作品との関わり方を模索しながら三十代になった今、漠然と自分も「世界」を意識した上演をつくるようになったと思う。本当に、いつの間にかそうなった。果たしていろんな土地に滞在したのが関係あるかといえば、正直わからない。どこかに行くのは、そんなに大事ではなかったのかもしれない。今思えば、単純に自分より上の世代が特別に見えていただけなのかもしれない。ある程度の金銭的な余裕や生活の見通しも立って、考えるキャパシティが増えただけかもしれない。人間の脳は三十歳まで成長すると誰かが言ってた気がするから、そういう科学的な要因があるかもしれない。いや「世界」は別に堅苦しくもなく、もっと普通に一人の人が考えていいんだと気がついたからかもしれない。日常の中で社会に対して色々と感じる余裕ができたのだと思う。ただ裏を返せば、当時の自分のような十代や二十代も多いとも思う。そんな「世界」の問題なんて考えている余裕がないよ、というような。
ようやく本題に入ると『ヌトミック寄席 夏』は、多くのパフォーマンスを通じて、その場を楽しむこと、そして「世界」と対峙する時間を生み出すこと、その両方を作りたいと思って企画した。寄席というフォーマットを使うことや、東京は野外と屋内で会場が二つあること(途中で移動する)など、いくつか新しい試みもあるが、なによりも「あのときの俺たちが一番面白い」と信じていた屈折した日々と、そこから知った「世界」と作品の関わり方を、一つの公演として結実させたいと思った。そんな場作りは、自分たちの作品だけでは難しい。西田シャトナーさん、マーライオンくん、カニササレアヤコさん、伝統文化みらい協会の方々、MICHInoXのみなさん、たくさんのゲストにも参加してもらうことになった。畑違いの多くのパフォーマンスが入り混じって、ただ楽しくもあり、笑えたり、でもどこかで「世界」に思いを馳せる。憧れていた「サブカルチャー」と「舞台芸術」二つの文化の接続点を作る。『ヌトミック寄席 夏』は、そんな個人的な思いが詰まった公演でもある。
額田大志(ヌトミック主宰)
▶︎ 『ヌトミック寄席 夏』公演詳細・ご予約はこちら
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ヌトミック寄席 夏
北千住公演・国見町公演
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この夏、東京・北千住と福島・国見町でささやかな「寄席」が開催!
商店街の広場、古民家、空き家などの街中を舞台に、一公演で三本のパフォーマンスを上演します。
ある街を訪れた薬売りが"現代の薬"を巡って語り、歌い、踊る『わたしは薬売り』、そして怪談話が世界を救う鍵となり、複数の語り口を駆使しながら別次元の地球を駆け抜ける"トリップ"演劇『ウルトラトリップストーリー』。さらにゲストパフォーマーとして紙芝居、弾き語り、日本舞踊などの様々な演目が日替わりで登場。
演劇カンパニー・ヌトミックが仕掛ける、街中パフォーマンスイベント「ヌトミック寄席 夏」。
さあ、みんなそろって観てらっしゃい!
▶︎額田大志によるエッセイ「サブカルチャーと舞台芸術 ——『ヌトミック寄席 夏』に向けて」を公開しました。
〈演目〉
『わたしは薬売り』
出演:稲継美保/原田つむぎ(ダブルキャスト) 額田大志、深澤しほ(北千住公演のみ)、長沼航(国見町公演のみ)
振付:酒井幸菜 作詞:稲継美保、原田つむぎ
『ウルトラトリップストーリー』
出演:長沼航、稲継美保
日替わりゲストパフォーマンス
ゲスト 7/26(金)西田シャトナー 7/27(土)マーライオン 7/28(日)カニササ��アヤコ 8/3(土)伝統文化みらい協会 8/4(日)MICHInoX
▶︎ 演目・ゲストパフォーマー詳細はページ下部をチェック!
[北千住公演]
〈日時〉
7/26(金)14:00 ☆/17:30 ★🍺 7/27(土)14:00 ☆/17:30 ★ 7/28(日)14:00 ☆/17:30 ★ 開演までにお集まりください(開演後に受付あり)
☆=『わたしは薬売り』メインキャスト・原田つむぎ ★=『わたしは薬売り』メインキャスト・稲継美保
🍺=終演後、Aokidによるアフターイベント「"ストリートビール"しよう!」を開催!(自由参加)チケットをお持ちでない方もご参加いただけます。 「お疲れ様!缶ビールとか片手にさらっと乾杯やりましょう!あるいは未来の話も!気軽に会!(Aokid)」
〈ご予約〉
5/31(金)12:00発売
Peatix(事前決済) https://nuthmiqueyose-natsu.peatix.com
〈料金〉
一般 3,000円 U-25 2,500円
*当日各500円増し *日時指定・全席自由 *雨天決行、荒天時は会場変更の可能性あり。開催状況はメールおよびSNSをご確認ください。 *小学生以上推奨。未就学児をお連れの方は事前にお問い合わせください。 *車椅子でご来場の方は事前にお問い合わせください。
〈会場〉
東京芸術センター前広場+仲町の家
東京芸術センター前広場集合。演目間で会場の移動がございます。途中参加をされる方は主催者までお問い合わせください。
〈アクセス〉
東京芸術センター前広場(集合場所)
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1 北千住駅西口より徒歩7分 [Google map]
仲町の家
〒120-0036 東京都足立区千住仲町29-1 北千住駅西口より徒歩10分 [Google map]
[国見町公演]
〈日時〉
8/3(土)15:00 ☆🏮 8/4(日)15:00 ☆🍧 受付開始は開演30分前
☆=『わたしは薬売り』メインキャスト・原田つむぎ
🏮=〈道の駅国見 あつかしの郷〉にて「国見夏まつり」あり! 🍧=出店もあるよ!
〈会場・アクセス〉
旧クリーニング店(武文商店向かい)
〒969-1761 福島県伊達郡国見町藤田北58 JR東北本線「藤田駅」より徒歩10分 [Google map]
〈ご予約〉
5/31(金)12:00発売
Googleフォーム(当日精算) https://forms.gle/E5vxDTA9XHad9jhAA
〈料金〉
一般 2,500円 U-25 2,000円 高校生以下 無料(枚数限定)
*当日各500円増し *日時指定・全席自由 *雨天決行、荒天時は会場変更の可能性あり。開催状況はメールおよびSNSをご確認ください。 *小学生以上推奨。未就学児をお連れの方は事前にお問い合わせください。 *車椅子でご来場の方は事前にお問い合わせください。
〈演目〉
『わたしは薬売り』
「さてさて皆さまお立ち合い。不調な体調、調子良く、ちょちょっと治してさしあげます!」
江戸から代々続く薬売りの一家に生まれた私は、今日も薬を売るため町へと飛び出す。商店街の変わりゆく景色と、中学時代の親友・みっちゃんとの記憶が交差する中、私は十数年前のある出来事を思い出し……。オリジナルの劇中歌を交えながら演じる、現代の薬を巡る物語。「ヌトミック寄席 夏」ではバックダンサーが追加されたスペシャルバージョンで上演。
出演:稲継美保/原田つむぎ(ダブルキャスト) 額田大志、深澤しほ(北千住公演のみ)、長沼航(国見町公演のみ)
振付:酒井幸菜 作詞:稲継美保、原田つむぎ

『わたしは薬売り』初演(2022)
『ウルトラトリップストーリー』
「そしたら、遡ってみよう。きみから見た地球が、艶かしい色に染まっていく瞬間……そんなことを考えていたら、国道100号線とワームホールが繋がったんだ。」
謎のイタズラ電話、異世界に投げ込まれた祖母、それを見ている俺、を監視しているのは、怪談話をしているニセ芸能人。あなたの日常は急速に回転して、世界が別次元へと変化する。誰も知らないもう一つの時空へと、冷めたコーヒー片手に手を伸ばす。「ヌトミック寄席 夏」のために書き下ろされた新作"トリップ"演劇。
出演:長沼航、稲継美保

写真は『サンデードライバー』(2023)
〈日替わりゲストパフォーマー〉
西田シャトナー:7月26日(金)ゲスト
劇作家・演出家・折り紙作家 1965年大阪生。 演劇表現者として、実験と娯楽の融合を目指し、パワーマイム、カメラワーク演出など、肉体にこだわった演劇手法を開発し続けている。 折紙表現者として、精巧な生物作品を多く発表。個展活動のほか、美術館などにも作品を提供している。 代表作:『破壊ランナー』(1993~2017)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(2012~)、TVアニメ『ルパン三世 PART5/怪盗銭形』(2018)ほか

マーライオン:7月27日(土)ゲスト
ひなまつり生まれ横浜育ち。 シンガーソングライター。NIYANIYA RECORDS主宰。2009年から都内を中心に、ライブ演奏、音楽制作、文筆業、俳優業、ポッドキャストなど、ジャンルの垣根を越えながら活動中。 これまでに、diskunion/DIW内レーベルMY BEST!、曽我部恵一が主宰するROSE RECORDS、自主レーベルNIYANIYA RECORDSから計12枚アルバム作品を発表している。 2024年5月には12曲収録された最新アルバム「ごきげん」(2024)を配信リリース。 6月15日(土)〜6月30日(日)HMV record shop ShibuyaにあるBankrobber LABOにてジャケット・アートワーク展「ごきげん展」、6月27日(木)には渋谷WWWにてワンマンショーを開催予定。

カニササレアヤコ:7月28日(日)ゲスト
お笑い芸人・雅楽演奏家・ロボットエンジニア。日本の伝統音楽「雅楽」を演奏し、雅楽器の笙を使ったネタで芸人として活動するかたわら、人型ロボットなどのアプリ開発を手掛ける。 早稲田大学文化構想学部卒業。現在東京藝術大学邦楽科雅楽専攻に在籍中。 藝大の助成を受けパリ国立高等音楽院で即興演奏を学んだ他、現代音楽やアルゼンチンタンゴなど、古典雅楽以外の分野にも精力的に取り組んでいる。 「R-1ぐらんぷり」決勝、「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」、「笑点特大号」などの番組に出演し、2022年にはForbes JAPANにより「30 UNDER 30(世界を変える30歳未満30人)」に選ばれている。

伝統文化みらい協会:8月3日(土)ゲスト
私たちは福島市を中心に活動する日本舞踊の団体です。現在は4歳から大学生まで約40名が在籍しており、日本舞踊を通して福島から世界へ発信する事を目的としてお稽古に励んでおります。県内外のイベント参加の他には、海外公演(ハワイ•ロンドン•韓国)や福島PR活動、被災地支援活動も行っております。

劇団 短距離男道ミサイル改め MICHInoX(ミチ��ークス):8月4日(日)ゲスト
2011年4月に「仙台、東北、そして日本を笑顔にしたい。」という想いから、仙台の若手(←当時) 俳優によって結成された劇団。東北の風土に磨かれた肉体と作品性を大切にしながら、各シーンの爆発力・瞬発力で勝負していくスタイルは「テンションとエモーションにおいて世界レべル」と評される。全国的に活動を展開するとともに、地域に密着したアウトリーチ事業にも積極的に取り組むなど活動は多岐に渡る。【受賞歴】福岡国際コメディ演劇フェスティバル「コント部門特別賞」/ CoRich 舞台芸術まつり!2017 春「グランプリ」/日本演出者協会若手演出家コンクール2013「優秀賞」/若手演出家コンクール2017「最優秀賞」「観客賞」他。

Aokid:「"ストリートビール"しよう!」7月26日(金)アフターイベント
アジアやヨーロッパを旅する中で路上や屋外で大人が消費するだけでなく遊び、使う対象としての都市を、東京でも発見したいという考えのもと2017年あたりよりストリートでの活動を模索。2019年よりストリートリバー&ビール活動を“ストリートビールジャパン”として開始。元々はブレイクダンスをルーツに持ちながらも現在のストリートの活動はまた別のオルタナティブなストリートを提示しているのかも。

〈スタッフ〉
作・演出・構成・音楽:額田大志 制作:河野遥、佐藤瞳、原田つむぎ(国見町地域おこし協力隊) 宣伝美術:鈴木健太 協力:国見町商工会、みんなのひろば、東京デスロック、散策者
[東京公演] 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】 本企画は「アートアクセスあだち 音まち千住の縁 拠点形成事業 パイロットプログラム」の一環で実施しています。
〈お問い合わせ〉
ヌトミック nuthmique[a]gmail.com
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・・・・・・・・・ トークイベント
今、劇団をつづけること
・・・・・・・・・
今、劇団で作品をつくりつづけるのはなぜだろう。
劇団以外にも沢山の演劇のつくり方が存在する中で、多くの難しさを抱えながらも、劇団を結成してよかったと思えている額田大志と山田由梨がホストとなり、2020年代の日本で劇団をつづけることを、様々な視点から語り尽くすトークイベントです。
ヌトミックの額田大志、贅沢貧乏の山田由梨に加え、コンプソンズの金子鈴幸、ゆうめいの池田亮が出演。東京を拠点に活動する4つの劇団からそれぞれの中心メンバーが集い、劇団だからこそできること、劇団の作品の変化、劇団の面白さと複雑さ……様々な視点から、今、劇団をつづけることについて、じっくりと話します。
〈日時〉
2024年5月12日(日)15:00~18:00 (14:40開場) 〈会場〉
みんなのひろば(成城学園前) 東京都世田谷区成城5-10-22 Google map 〈出演〉
池田亮(ゆうめい) 金子鈴幸(コンプソンズ) 額田大志(ヌトミック) 山田由梨(贅沢貧乏) 〈参加費〉
当日精算・現金のみ 一般 2,000円 学生 1,500円 〈ご予約〉
下記フォームよりお申し込みください。 定員に達し次第、受付終了となります。
https://forms.gle/rh6S24k9QzZajbpaA ※定員に達したため、受付を終了しました。 〈出演者プロフィール〉
池田 亮(ゆうめい)
1992年埼玉県出身。 舞台・美術・映像を作る団体「ゆうめい」を結成。脚本家・演出家・造形作家として様々なジャンルで仕事をしています。
▼ 演劇をはじめたきっかけ 彫刻が好きで墓石職人になりたかったので美大に入学し、彫刻科の先輩から演劇部に誘われて興味本位で入りました。演劇を観るのはなんだか面白くて、目の前に生命や立体物が展開されていく演劇って彫刻っぽいなという興味から自分でも作ってみようとなりました。
▼ 劇団結成のなりたち 当時一緒の演劇部で、現在ゆうめいのメンバーである「りょこ」の地元にあるブックカフェ&バー&ギャラリーの「ピースランド」という場所で演劇をやりたいということになり、一日限りの劇団として公演をしました。その後、ゆうめい主宰の「丙次」との出会いによって、東京でも公演をしてみようということに。他にもいろいろできるかもという理由から、舞台以外の映像も美術もやる団体として結成しました。
▼ 劇団のこれまでとこれから 結成当初は観客数のキャパ30〜50人くらいのギャラリーやスタジオでの公演が殆どで、ここ数年はキャパ130〜250人くらいの劇場での公演が多くなりました。空間と規模が大きくなることによって生まれるメンバー各々の望む方向性のすり合わせや、興行としての成立を目標としたときの責任や課題に直面することが増えました。今は一度振り返りって、新しい生活と、今の自分たちだからしたい、できる、好きなことを発揮できるような新作や再演を作っていきたいと話しています。
金子鈴幸(コンプソンズ)
1992年東京都出身。演劇ユニット「コンプソンズ」を立ち上げる。俳優、アニメや映画などの脚本家としても活動中。
▼ 演劇をはじめたきっかけ 中学のときから演劇は好きで、(「野田地図」「唐組」を親に連れられて見たのが大きいです)やってみたかったができず。高校のときに演劇部に入ったものの、そこであまり自分のやりたいことをできなかったフラストレーションがあり、それが演劇を「やりたい」気持ちに今もつながっている?気がします。
▼ 劇団結成のなりたち 大学のサークルの卒業公演の評判がよく、「いけんじゃね?」と思って立ち上げました。現在七人います。
▼ 劇団のこれまでとこれから 「いけんじゃね?」とはいえそんなにうまくいかないことにも気づき、劇団特有の問題にもぶち当たり、色々模索しながら何年かやって、ユニットなのか劇団なのかよく分からなくなり、作家としては結局「面白く、説得力のある現代の物語」を追求している気がしているこの頃です。劇団でどうなりたいとか、こうしたいみたいなのはあまりないかもしれません。模索しています。
額田大志(ヌトミック)
1992年東京都出身。演劇カンパニー・ヌトミック、コンテンポラリーポップバンド・東京塩麹を主宰。外部作品の演出や舞台音楽や映画音楽なども取り組みます。
▼ 演劇をはじめたきっかけ 二十歳前後で、友人の舞台作品に音楽で参加したことや、なんとなくレンタルしたダムタイプや大野一雄のDVDで舞台の面白さに気づき、よくわからないけど、かっこいい、そんな思いで自主的にダンス作品やパフォーマンスイベントの企画をはじめました。その後、平田オリザさんの書籍に出会って衝撃を受け、見よう見まねで演劇作品を作りはじめたのがきっかけです。
▼ 劇団結成のなりたち 大学卒業を機に、高校の同級生と二人で結成しました。演劇や音楽で生活するのは難しいと思い、一度就職しましたが、卒業制作で上演した演劇が戯曲賞を受賞し「おっ、これはいけるかも……」と勢いで退職。とりあえずやってみる、で、上演の方法から考えることが多いです。現在、ヌトミックは俳優三名、制作一名を加えた五名です。
▼ 劇団のこれまでとこれから 結成当初は「楽譜のような台本」を明確なコンセプトにしていましたが、ダンサー、ラッパー、建築家など色々な人とコラボを重ねたり、野外劇の上演を続けてきたことで、もう少しゆるやか、というか、懐の広い作り方になっています。今は、劇団が結成から取り組んできた沢山のことを、劇場での公演として結実させようと、頑張っています。
山田由梨(贅沢貧乏)
1992年東京都出身。劇団 贅沢貧乏を主宰。作・演出を務める。演劇活動以外にもドラマ脚本・監督等の仕事もしています。
▼ 演劇をはじめたきっかけ 小学生のときに子役をしていて、『レ・ミゼラブル』に出演したのが最初の舞台。それが楽しかった記憶がぼんやりありつつ、高校生の時の文化祭でクラスのみんなで毎年演劇を作ったのがすごく楽しくて、作品を作るということに興味を持ちました。それから、大学に入って小劇場演劇を見たり、出たりするようになりました。
▼ 劇団結成のなりたち 大学3年生の時に、学内で一人芝居の公演をして、それを見ていた大学同期が一緒に何かやりたいと声をかけてくれて、流れで次の公演をやることに…その次も…と続けてたら劇団になってました。当初は音楽や映像など裏方メンバーで構成されていましたが、彼らが就職で抜けたり新しく俳優・制作がはいったりして自分・制作・俳優3人の今の5人体制に。
▼ 劇団のこれまでとこれから 劇団の初期は、古い一軒家や、アパート、ビルの一室など、劇場じゃない場所で作品をよく作っていました。場所性を活かした作りが多く、気づけば劇場で作った作品の方が少ないです。これからをそんなに見据えてないけど……今のメンバーがいるからできることを生活を続けながら無理ないペースでやっていけたらいいかなと思ってます。 〈お問い合わせ〉
ヌトミック nuthmique[a]gmail.com
企画・主催:今、劇団をつづけること
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・・・・・・・・・ ヌトミック × 2.5 architects
しらふの地先へ
ワークインプログレス公演 @さいたま市民会館いわつき ・・・・・・・・・
ある日常を一つのフィクションとして見立て、過去と未来を行き来しながら、一つの物語を巡っていく。ただ演劇を見る、のではなく、劇場を飛び出し、自ら作品へと参加し、屋外だからこそ可能な表現を目指した21世紀のツアー型演劇を上演します。演劇だけでなく、建築家、音学家、美術家による様々なプロフェッショナルが混合したチームによる、現実の空間と時間を飛び越える演劇体験をお楽しみください。
・・・・・・・・・
構成・演出・テキスト・音楽:額田大志
出演:
長沼航(俳優)
額田大志(作曲家・演出家)
原田つむぎ(俳優)
本藤美咲(音楽家)
光岡幸一(美術家)
振付:アグネス吉井 演出助手:清家愛 制作:池田佳穂、河野遥
〈日時〉
2024年2月23日(金祝) 15:00 受付開始・開場 / 15:15 開始
*上演時間は90分を予定 *上演前に、額田大志と2.5 architects(森藤文華+葛沁芸)によるプレトークを行います。 *本公演は、途中から屋外へ移動してご覧いただく場合がございます。防寒対策のうえ、歩きやすい靴・服装でのご来場をお勧めします。
〈会場〉
さいたま市民会館いわつき1階101集会室
埼玉県さいたま市岩槻区太田3-1-1 [Access]
〈参加方法〉
参加無料・要予約(定員25名)
お申し込みはこちら https://teket.jp/9320/32174
〈お問い合わせ〉
アーツカウンシルさいたま 埼玉県さいたま市南区根岸 1-7-1 さいたま市文化センター 4 階 TEL:048 767 5350 (火~土 9:00 17:00 、日・月・祝日休み、月曜日が祝日の場合、火曜日も休み) メールアドレス:artscouncil●saitama culture.jp(●を@に変えてください)
*本ワークインプログレス公演は、公募プロデューサー事業「さいたまで表現を創る」の一環で行われます。
主催:アーツカウンシルさいたま(公益財団法人さいたま市文化振興事業団) 企画・製作:ヌトミック、2.5 architects 協力:散策者、東京デスロック、株式会社モノファクトリー
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・・・・・・・・・ ヌトミック × 2.5 architects
しらふの地先へ
「生まれたばかりの東京」を体験する 野外劇&地先踏査 ドライブツアー ・・・・・・・・・
舞台は、かつて「青海三丁目地先」と呼ばれていたゴミの最終処分場であり、東京湾のど真ん中に浮かぶ3km四方の巨大な人工島。物流に使われる大量のコンテナ、海へと続く2kmの真っ直ぐな道、様々な廃棄物処理施設、そして東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で使用された海の森水上競技場などが、島の風景として存在します。
東京にありながらも私たちの日常から隔てられた広大な埋立地で、野外劇と地先踏査のためのドライブツアーを実施します。作曲するかのように演劇を創作する独自の音楽劇で注目を集め、近年はマルチチャンネルスピーカーを用いた作品や、第66回岸田國士戯曲賞へのノミネートでも知られる演劇カンパニーのヌトミック。そして、建築の視点に立脚しつつもその領域に留まらない活動を展開する建築ユニットの2.5 architectsが、演劇/音楽/建築を横断しながら埋立地の新たな歴史を共に模索します。野外劇を上演した場所がツアーで探索され、ツアーで訪れた場所が野外劇の場となり、相互に補完し合う両プログラムに参加することで、より一層企画をお楽しみいただけます。
2つのプログラムに共通するのは「生まれたばかりの東京」に対する新たな視座の開拓です。断続的に開発が続くこの島は、これからの東京の歴史が紡がれていく場所でもあります。本来は想定されていなかった場所の使い方を提案することは、島が歩み始めた歴史の「裏道」を発生させることにつながるかもしれません。東京であり、東京のようではない人工島。一方で、ここはゴミの最終処分場として私たちの生活と確かに繋がっている。「未知の土地」と思われる場所は、いつ「私たちの土地」に変化するのでしょうか。その歴史の一部分を、ヌトミックと2.5 architectsと共に体験します。
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〈NEWS〉
2024.2.29 チケット追加販売のおしらせ
野外劇 3/3(日)15:00の回 →若干枚の追加販売をいたします!
ドライブツアー 3/8(金)19:30の回 →追加実施が決定しました!
3/1(金)20:00 チケット販売開始 各演目Peatixサイトにて
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〈会期〉
2024年3月1日(金)〜3月10日(日)
〈会場〉
海の森水上競技場 付近(東京都江東区)
・東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」から無料シャトルバス利用約15分 ・都営バス 波01「東京テレポート駅前」から乗車、「環境局中防合同庁舎前」下車徒歩約20分 [Access]
※各プログラムの集合・解散場所は異なります。

野外劇
あの島に、いくつかの時間と想いが交差する。
東京テレポート駅にやってきた一台のバスに乗り込む。私たちは青海三丁目地先にたどり着く。そうして、どこかの場所まで、ただ、歩き続ける。ここには、ただ、海を眺める人がいる。ただ、遠くに向かって叫ぶ人がいる。颯爽と自転車が走る。バリトンサックスが鳴っている。橋の下では未来のクラブミュージックが流れている。
5人の出演者+αと共に描かれる、今、ここ、21世紀のツアー型野外劇。
・
ストーリー とある業務に従事すべく、東京都江東区の埋立地、通称「地先」へと集められたアルバイトたち。バイトを取り仕切る「わさびプランニング」の社員であるイクラは、三年間、この「地先」の業務を先導してきた。「地先」には、様々な理由で人々が訪れている。遥か遠い先へと歩みを進めるヤスタカ、海沿いのライブハウスを経営する謎のDJ、遅れてやってくるバイトリーダー。そんな中、サックスを抱えたミサキが、ヤスタカを探しに「地先」へとやってくる。バイトたちはそんな人々の後ろ姿を追いながら、とある名所として知られる「地先」の終着地へと、ただ、ひたすらに前へ前へと歩んでいく。
構成・演出・テキスト・音楽:額田大志
空間構成:2.5 architects(森藤文華+葛沁芸)
出演:
長沼航(俳優)
額田大志(作曲家・演出家)
原田つむぎ(俳優)
本藤美咲(音楽家)
光岡幸一(美術家)
振付:アグネス吉井 舞台美術:渡邊織音 舞台監督:中西隆雄 演出助手:清家愛
〈日程〉
2024年3月3日(日)・8日(金)〜10日(日)
3月3日(日) 15:00 ・ 3月8日(金) 11:30 / 15:00 3月9日(土) 11:30 / 15:00 3月10日(日) 11:30 / 15:00
※ 所要時間は、駅からの移動を含め90分程度を予定。道路交通状況により前後する可能性がございます。 ※ 雨天決行、荒天中止。雨具や防寒具等は、各自のご判断でご用意のうえご来場ください。
〈集合場所〉
東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」駅前ロータリー
※ 開演20分前より集合場所にて受付開始、開演10分前よりバス乗車開始を予定。 ※ 開演5分前までに受付をお済ませください。 ※ 開演時刻になりますとバスが出発いたします。お時間に余裕をもってお越しください。 ※ 集合場所の詳細は、2月下旬までにチケットをご予約いただいた方へご連絡いたします。 ※ 「海の森水上競技場」現地解散、「東京テレポート駅」までの送迎あり。復路は無料シャトルバスや都バスをご利用いただくことも可能です。(アクセスはこちら)

地先踏査のためのドライブツアー
2019年の夏にふと東京湾の中央に見慣れない巨大な人工島を見つけた時から、2.5 architectsのリサーチは始まりました。かつて「青海三丁目地先」と呼ばれていたこの最新の埋立地には、東京五輪の会場として使用された海の森水上競技場ができた今も、車でしか上陸することができません。
このツアーでは、2.5 architectsのメンバーが案内人となって、繰り返し訪れる中で見つけたとっておきの場所にお連れいたします。 天候や時間によって変化する風景を体験するために、昼のツアーと夜のツアーは異なるルートを巡ります。 日常から隔てられたこの人工島では、目を閉じて海風を感じたり、飛び交う飛行機の音を聴いたり、他にも様々なことが体験できるかもしれません。探索をする中で、この島の歴史が感じられる、土地の記憶の破片がどこかに落ちているのを発見するかもしれません。 少人数でのささやかなドライブ時間の中で、五感を通じて土地を理解する、少し特別な体験が待っていることでしょう。
訪れた人々の思いや感覚が土地に宿る記憶となり、生まれたばかりの埋立地の新たな歴史となることを期待しています。
案内人:2.5 architects(森藤文華+葛沁芸)
音:額田大志
〈日程〉
2024年3月1日(金)〜10日(日)
3月1日(金) 夜17:00 3月2日(土) 昼13:00 / 夜17:00 3月3日(日) 昼10:30 / 昼13:00 / 夜17:00 3月4日(月) 昼13:00 / 夜19:30 3月5日(火) 昼13:00 / 夜19:30 ・ 3月7日(木) 昼13:00 / 夜19:30 3月8日(金) 昼10:30 / 昼13:00 / 夜17:00 3月9日(土) 昼10:30 / 昼13:00 / 夜17:00 / 夜19:30 3月10日(日) 昼10:30 / 昼13:00 / 夜17:00 / 夜19:30
※ 昼・夜によってツアーコースが異なります。 ※ 所要時間は、駅からの移動を含め90分程度を予定。道路交通状況により前後する可能性がございます。 ※ 雨天決行、荒天中止。雨具や防寒具等は、各自のご判断でご用意のうえご来場ください。
〈集合場所〉
東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」駅前ロータリー
※ 開始10分前より集合場所にて受付開始。 ※ 開始5分前までに、受付をお済ませください。 ※ 開始時刻になりますと車が出発いたします。お時間に余裕をもってお越しください。 ※ 集合場所の詳細は、2月下旬までにチケットをご予約いただいた方へご連絡いたします。 ※ 解散は「東京テレポート駅」となります。

チケット
発売開始 2024年1月20日(土)10:00
※ プログラムごとに販売ページが異なります。 ※ 各販売ページにて集合場所の詳細、ご留意事項を必ずお読みになってからご購入ください。
【野外劇】 一般 4,500円 / U-25 3,000円 →販売ページはこちら
【地先踏査のためのドライブツアー】 一般 2,500円 / U-25 1,500円 →販売ページはこちら
【両プログラムセット券・数量限定】 一般 6,500円 / U-25 4,000円 販売期間:2024年2月12日(月・祝)23:59まで(なくなり次第終了) →販売ページはこちら
*当日各500円増 *U-25は当日要証明書 *小学生以上推奨。未就学児をお連れの方は事前にお問い合わせください。 *車椅子でご来場のお客様は事前にお問い合わせください。
〈お問い合わせ〉 ヌトミック MAIL [email protected] TEL 050-5435-3392(11:00〜19:00)
メッセージ
東京出身、東京育ちの自分が「青海三丁目地先」に訪れたとき、東京とは思えない、その風景の魅力に惹かれました。本来なら、この場所にちょっかいを出すのは野暮かもしれない。ただ、まだ始まったばかりの東京が、これから変わって行く東京が、もしかしたらありえるかもしれない可能性を、つまりはフィクションとしての未来をここでなら描けるかもしれない。そのフィクションは、上演をすることで現実になりえるかもしれない。現代にはない、音や言葉、記号、身体、多くのプロフェッショナルの力を合わせて、まだ「しらふ」の場所の物語を紡ぎ出し、遠い未来へ捧げる冒険に出発します。
— ヌトミック 主宰・額田大志

©︎コムラマイ
ヌトミック 2016年に東京で結成された演劇カンパニー。 「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のバックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張していく作品を発表している。俳優のみならずダンサー、ラッパー、映像作家などとのコラボレーションも積極的に行う。 主な作品に『ぼんやりブルース』(2021/第66回岸田國士戯曲賞最終候補作品)、『SUPERHUMAN 2022』(2022)、細井美裕とのコラボレーション作品『辿り着いたうねりと、遠回りの巡礼』(2023)など。また「ヌトミックのコンサート」と題したライブパフォーマンスも定期的に開催。
ふとしたきっかけで見つけた、東京湾に浮かぶ広大な人工島をリサーチし始めたのは2019年。この土地で発見したさまざまな場所や、通う中でもどんどん移り変わっていった風景の記憶を集め、また多様なアーティストをこの地に誘い込んで、この度、ヌトミック×2.5 architects『しらふの地先へ』という公演の形を取って、作品を発表できることとなりました。
2.5 architectsは演劇の空間構成を行いつつ、補完するプログラムとして、島全体の背景を知ったり、場所により近づいて触れられる、地先踏査のためのツアーも行います。2024年、東京の最果ての地でお会いしましょう!
— 2.5 architects(森藤文華+葛沁芸)

2.5 architects 女性建築家2人による一級建築士事務所。 二次元/三次元、自然や風景などをテーマに 建築のみならず、インスタレーション、プロダクトデザインと活動の場を広 げている。これまでに「青海三丁目地先の肖像」(東京ビエンナーレ2020-2021、東京、2021年)、日仏建築文化交 流展2018(ASJ TOKYO CELL、東京、2018年)、連作「Ophelias」(中之条ビエン ナーレ、群馬、2015年)など多くの展覧会に出展。建築作品には鵜原ビーチハウス(2017年)などがある。 https://25-architects.com
ヌトミック × 2.5 architects『しらふの地先へ』
プロジェクトチーム:池田佳穂、葛沁芸、河野遥、森藤文華、額田大志、渡邊織音
宣伝美術:三ッ間菖子 制作:池田佳穂、河野遥
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成] 主催・企画・製作:ヌトミック、2.5 architects 共催:海の森水上競技場マネジメント共同企業体 協力:みんなのひろば、散策者、東京デスロック、グループ・野原、株式会社モノファクトリー
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本公演に向けて開催してきたトークイベント「青海三丁目地先 リサーチクラブ #4」ご予約受付中!
ゲスト:渋革まろん 詳細はこちら
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・・・・・・・・・ ヌトミック × 2.5 architects
青海三丁目地先 リサーチクラブ #4
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2024年春、演劇カンパニー・ヌトミックと建築家ユニット・2.5 architectsは、東京の埋立地をテーマとした演劇公演/展示作品を発表します。
舞台は、かつて「青海三丁目地先」と呼ばれていたゴミの最終処分場であり、東京湾のど真ん中に浮かぶ3km四方の巨大な人工島。東京にありながらも私たちの日常から隔たったこの広大な埋立地は、一体どのような場所なのでしょうか?
この土地を探り、また様々な視点から読み解くために、「青海三丁目地先 リサーチクラブ」を定期的に開催中です。
第4回は演劇とパフォーマンスを中心に批評活動を展開する渋革まろんさんをお招きし、2024年春の公演に向けた途中経過として、2020年代における舞台作品の創作プロセスやコラボレーションの意義などについて、ヌトミックの額田大志と2.5 architectsを交えてのトークを行います。
公演の開催が近づいてきたため、リサーチクラブは今回が最終回となります。
〈日時〉
2024年1月28日(日)15:00~17:00
(14:30開場) 〈会場〉
みんなのひろば(成城学園前)
東京都世田谷区成城5-10-22 Google map 〈参加費〉
1,000円(煎茶・お菓子付き) 〈ゲスト〉
渋革まろん(しぶかわ・まろん)
演劇・パフォーマンスを中心に批評活動を展開。「チェルフィッチュ(ズ)の系譜学――新しい〈群れ〉について」で批評再生塾第三期最優秀賞を受賞。演劇系メディア演劇最強論-ingの〈先月の1本〉にてパフォーマンスとポスト劇場文化に関するレビューを連載(2022)。最近の論考に「WWFesにおける〈らへん〉の系譜」(Body Arts Laboratory、2023)、「これが沖縄の’現実’ですか?」(2023)など。パフォーマンスアートのプロジェクト「R5 遺構 I 以降 since then I from now」(2023)、「Inhabited island - War and Body」(2023)などにも参加。 ➣ #4 申し込みはこちら Googleフォーム
〈これまでの「青海三丁目地先 リサーチクラブ」〉

#1 2023年9月10日(日)
第1回は、建築史・都市史の専門家である長谷川香氏を���招きし、座談会形式でトークイベントを実施。 東京2020の会場としても使われた埋立地について深掘りするために、五輪施設の土地の前史や、万博・五輪にまつわる臨海埋立地の歴史について伺いました。
ゲスト:長谷川香(はせがわ・かおり) 1985年東京都生まれ。建築史・都市史。東京大学大学院工学系研究科修了、博士(工学)。東京藝術大学美術学部建築科講師。著書に『近代天皇制と東京』(東京大学出版会、2020年)、共著に『明治神宮以前・以後』(鹿島出版会、2015年)など。

#2 2023年12月6日(水) 第2回は、ドラマトゥルクとして活躍し、東京芸術祭FTレーベルプログラム・ディレクターを務める長島確氏をお招きし、座談会形式でトークイベントを実施。 長島氏がフェスティバル/トーキョーや東京芸術祭も含め手がけてきた「街なか」の上演やプロジェクトを起点に、劇場外で上演を行う可能性��、その広がりを探りました。 ゲスト:長島確(ながしま・かく) ドラマトゥルク。演出家や振付家の創作のパートナーとして、演劇・ダンス・オペラなどのさまざまな現場に参加。劇場のアイデアやノウハウを劇場外に持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。主なプロジェクトに「アトレウス家」シリーズ、「つくりかた研究所」、「←(やじるし)」、「まちと劇場の技技(わざわざ)交換所」など。また大橋可也&ダンサーズによる江東区を舞台にしたリサーチ型のダンスプロジェクト『ザ・ワールド』(2013-2021)に企画から参加。訳書にベケット『いざ最悪の方へ』、『新訳ベケット戯曲全集』(監修・共訳)ほか。2018〜2020年フェスティバル/トーキョーディレクター、その後2023年まで東京芸術祭のディレクションに関わる。中野成樹+フランケンズのメンバー。東京藝術大学国際芸術創造研究科(GA)准教授。

#3 2023年12月6日(水)
第3回は、土地にまつわる物語や伝説、建築や都市の歴史などから着想を得て映像インスタレーションを制作し、作品の中から生まれた新たなフォークロアが私たちに何をもたらすのかについての研究も実践する美術家・菅野歩美さんをお招きします。リサーチに基づく作品制作のプロセスや、埋立地にはどのような物語の可能性がありえるのかをお話しします。
ゲスト:菅野歩美(かんの・あゆみ) 1994年東京都生まれ。土地にまつわる物語や伝説を指すフォークロア(伝承)が、なぜ人々によって紡がれてきたのかに関心を持ち、その背後にある歴史や個人の感情を想像することで生まれる「オルタナティヴ・フォークロア」を映像インスタレーションとして表現している。主な展示に、「ICC アニュアル 2023 ものごとのかたち」(NTTインターコミュニケーション・センター、東京、2023)、「明日のハロウィン都市」(SACS、渋谷、2023)、「News From Atopia/アトピアだより」(コートヤードHiroo、東京、2022)など。
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「青海三丁目地先 リサーチクラブ」は、今後も続いてゆく予定です。
メンバーになってくださる方には、次のイベントや活動のお知らせをお送りいたします。
➣ クラブに参加する Google フォーム
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ヌトミック+細井美裕 マルチチャンネルスピーカーと身体のための演劇作品
『辿り着いたうねりと、遠回りの巡礼』
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2023年10月27日(金)〜29日(日)/10ステージ 会場:愛知県芸術劇場 小ホール
料金 一般 1,000円、U25 500円
テキスト・演出:額田大志* サウンド・演出:細井美裕 テクニカルディレクター、サウンド/ライティングシステム:伊藤隆之 出演:長沼航*、深澤しほ*、原田つむぎ*
舞台監督:世古口善徳(愛知県芸術劇場) 照明:鷹見茜里(愛知県芸術劇場) 配信テクニカルアドバイザー:イトウユウヤ 宣伝美術:田中せり 制作:村松里実 プロデューサー:山本麦子(愛知県芸術劇場)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業 (地域の中核劇場・音楽堂等活性化)|独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:高原文江(山口情報芸術センター[YCAM])、一般社団法人ベンチ、有楽町アートアーバニズムYAU、みんなのひろば
主催:愛知県芸術劇場
愛知県芸術劇場ホームページにて インタビュー公開中!
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