orotimike
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日刊ONONOKE
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orotimike · 4 days ago
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2025/06/21
スーパーで素麺を買った、きちんと揖保乃糸にしたし、ネギもあるから明日の昼食が楽しみ。ささやかな喜び/丁寧な暮らしを人生の中に見出して生きていきたいと思ふこの頃である。今22時を過ぎたところ、Kは映画を観に出かけ、9才も寝室で眠っているので、珍しい時間帯にわたし1人である。柔らかい牛乳パンを口に含み、ゆっくりと咀嚼しながら本の続きを読み耽ったり、こうして日記を書いて過ごしている。
映画よりも、YouTubeをよく再生するようになった。手帳や文具関連の動画ばかりである。わたしもシールやメモ帳、ノートの類を好んで買ってしまうので、似たような人をみていると安心する反面、こんなものを溜め込んで、人生の無駄じゃないのかしらん、と冷めた目でみてしまう自分がいるのも事実で、そういうことを一度考えてしまうと、だったら、生きていること自体がひどくナンセンスに思えてしまう。鬱!
みんな、楽しいのだろうか。そうなんだろうか。どうなん、と道ゆく人にインタビューしてみたくなる。そういえば、この間本屋にいたら見知らぬ年老いた女性に話しかけれられて、聞けば『欲しい本が届かないから、取ってほしい』とのこと、結局近くにいた店員が気づいて対応をかわってくれたのだけれど、Kにその話をしたら「××はいつも知らない人に絡まれるね、そのうち騙されたりしないか心配だよ」とため息をつかれたので、わたしって危機感が足りないのかも、とちょっと凹むのだった。
毎日が目まぐるしい速度で流れてゆく。気がつけばもう6月も後半になっていて、もう今年の半分が終わるなんて信じられない。あとすでに暑過ぎて悲鳴!
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orotimike · 5 days ago
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2025/06/20
すっごく久しぶりに文字を書きたくなった。本当に久しぶり。これからは日々の記録と文章力の向上も兼ねてこまめに更新したい。
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orotimike · 10 months ago
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老婆がゆったりとした指先で砂糖のついたドーナツをほぐしてゆく様をずっと見つめていた、柔らかい、そのドーナツがみちみちと音を立てて裂けて(いくように思え)、皺の刻まれた口元に運ばれる。飲み物は氷のたくさん入ったオレンジジュースで、向かいに座る若い男に、なにを言うわけでもなくただじっと羊のような真っ黒な瞳でそのチープな美味しさを訴えかけているのか、あるいは思考などしていないのか、草を食むようにただ口をもごもごさせている。やや疲れている男は机を食うように皿に口と手を寄せて素早くチョコレート・ドーナツをかじり、また俯いて咀嚼するものだから、そのいつまでも静かな2人にわたしの胸がしゅんと縮こまってしまって、ゆっくりしようと皿に取った3つものドーナツを熱いコーヒーと共に胃へ突っ込み、早々に店を出たのだった。外は緩やかに晴れ、少し秋めいているように見せかけて、やはりじっとりと暑く、胃のコーヒーが揺れて体温を上げた。あんな見知らぬ人間なんて気にせずにもっと食べることに時間をかけるべきだった、そう後悔をしつつも歩く足は止まらず、時間潰しに病院近くの雑貨店や服屋のパトロールなどをこなし、予約の時間になれば、そそくさと薄暗い路地裏を通り、今日も今日とて素直に病院へ通う。4週間ぶりの医者は何ら変わっておらず、まあ当たり前か、などとぼんやり座っている��、いかがでしたか、と心配そうに問うものだから、わたしも急に自分が大事になって、ついここに来るまでの生活を考えこんでしまうのだった。
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orotimike · 10 months ago
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家族が寝たのを確認し、薄暗い居間でこうして文章を打っている、今日は理由もなく腹が立って仕方なく、薬に頼ることの愚かさ、惨めさ、それでいて、自分はか弱い生き物だといふ実感・痛感さをひしと抱きしめ、それらを愛でながらわたしも早々に眠りたい。だけど、このひとりぽっちの時間がかけがえなくって、ああ、夜はなんて贅沢なんだろうか、早朝の、皆が少しずつ目覚めてゆく気配を感じるのも好きだ。昼間と夕方は忙しいから嫌いだよ。
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orotimike · 10 months ago
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Kの運転で近場のスーパーへゆく、なにやら今日の××店はポイントが10倍らしく、いつもより混み合っていて、わたしは人にぶつからないようにするので必死だった、浮浪者のような年寄りが、カツ丼とうどんがセットになったお弁当を手に取り、しげしげと眺めている様を、どこか遠くのわたしがまた眺めて、その横を、母親と5才ほどの子供が通りすぎる、子供にちらと視線を投げた時、首の周りがアトピーで赤くなっている、無意識に掻かれるその指先が母親の袖を掴み、母親はひどく疲れたでカートを押しているのだった。悪夢のような、それでいて何でもないような日常のふとした瞬間をわたしはつい悲観的に捉えてしまうが、わたしもきっとその��部なのやもしれないな、と思うなど。
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orotimike · 10 months ago
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いつも、いつもいつもわたしは何処に向かっているのだろうかと思ふ。ここ最近はInstagramにお熱で、手帳の更新をせっせとしていたのだけれど、それも少し飽きてしまって、飲酒しつつ、けっきょくはゆらゆらと絵を描いたり本を読んで過ごしている、つまり集中力がないのだった!
お盆前に滑り込んだ心療内科は病んだ人間でぎゅうぎゅうで、それまで元気だったわたしも一気に具合が悪くなってひどく項垂れてしまい、順番が回ってきた頃にはすっかり疲れ果てていた、それでも医者の顔を見ると、何か、何か話さなくては、と思い、最近はいかがでしたか、との問いに「元気です」と微笑んでみせ、そうすると、医者も安心したように微笑むので、〝わたしは患者だけれども、出来うる限りあなたを困らせたくはない〟と思う気持ちが勝り、その後のやり取りも短く、事実、わたしの診察は3分ほどで終わった。会計では、いつも冷静な女性が釣り銭を間違え、恥ずかし紛れの笑顔をわたしに初めて見せ、この女も、笑えば可愛いこと!といふ新しい発見もあって、なんだか胸いっぱいの気持ちで病院をあとにする。日が暮れることはまだまだなくって、浮かぶ真っ赤な太陽を睨み、くたくたになってしまった前髪に、一刻も早くシャワーを浴びて、体にこびり付いた薄い汗や病を洗い流したくなる。
▶︎
某日、ウォーキングに出かけた。わたしが朝早く、まだ暑さが〝マシ〟なうちに外に出ようとしていると、Kが起きて「俺も行く、心配だから」と準備をするものだから、あまりの過保護に、わたし来月ひとりで東京行くんですけれど、その時あなたの心の臓は余りの心配に千切れてしまうのではないかしら!と爆笑しそうになってしまった(彼は至って真剣だから黙ったけれども)、こんな風に、Kの心配性はわたしの病のように根深く、いつからこうなったのか、わたしが余りにもあほうだからそう過剰になってしまったのか、わたしの為に、といふよりかは何かが起こらないように、つまりKが安心したいが為のぬるま湯に無理やり浸から��れているようで、たまにそのしつこさに憤慨もしたくなるが、まあ大抵はわたしもそれが熱いのか冷たいのか、わけがわからなくなって、されるがままにしているのだから、けっきょく、この日は娘含め3匹ぞろぞろと朝を歩き回ることになるのだった。羞恥心のあまり、頭に血がのぼりそうだったけれども、外の空気に触れて次第に心が軽く���り、意気揚々と歩きながらおしゃべりをしているのが単純に楽しかったりした。初日だったから、30分ほど歩いて終了。帰宅し冷たい麦茶を飲み、喉を潤しながら、つい先日読み終えた、谷崎潤一郎の『痴人の愛』の内容をうっすら思い出す。
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orotimike · 11 months ago
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爪を淡いブルーに塗り替えたわたしの性は女であって、ついこの間、Kが言っていた、「男に生まれたから男として生きているけれど、ある日女になっていたら、ふつうに女として生きてゆくと思う」といふ言葉をうっすら思い出す、バニラの香りがして、わたしは思わず口に含むクーリッシュのアイスクリームを、ちろちろと卑しくゆっくりと舌先で溶かしながら、ふうん、と頷いてみせたが、内心、Kが女になった姿を妄想していた。夏は頭がおかしくなりそうなほどに暑く、今日、祭りに勤しんだ人間は莫迦なんじゃないだろうか、と単純に思った、エアコンの効いた部屋で飼い猫を撫で、もしかしたらわたしにこれから突然打たれるかもしれないのに、猫は、そんな心配もつゆ知らずいつまでもわたしに身を預けている。
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orotimike · 1 year ago
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仕事終わりのKが快くスーパーまで車を走らせてくれた。疲れているのにありがとう、と言いながら後部座席に8歳と乗ると、彼がミラー越しに微笑んだので、ああ好きだな、と思う。彼の穏やかな運転に身を委ねていると、自分が小さな赤子になって、母親の胸の中で眠っているような心持ちになる。その居心地の良さにじっと黙り込んでいると、外の夕日が車の中にさまざまな赤として広がっていくので、それがすごく美しくて、なんだか涙が出そうになった。
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orotimike · 1 year ago
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今日は本も映画も気力が湧かず、全てをほっぽり出してベッドに倒れていた。髪を切ったのは昨日のことで、そうか、それで体力を使い果たしたのかしらん、などとうすらぼんやり思う。わたしがiPhoneに夢中なフリをして〝あなたとは〟話したくないオーラを出しているにも関わらず、永遠と質問をしてくるタイプの美容師がほんとうに苦手だし嫌い。でも腕は確かなので、次回も仕方なしに通う予定だよ。ああ、人生ってしんどいの連続。
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orotimike · 1 year ago
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静かな夜、きんきんに冷えた酒を次々と開けては酔っ払った。飲んでいると、過去に憎んでいた人々を全て許してしまいそうな、ほんとうはわたしの勘違いでただひとりぽつねんと憤慨していたように思えてくるのだけれど、よく考えて〝ああ、やっぱりそういうところが嫌いだった〟などの確認作業を行い(やめておけば良いものの !)勝手に疲労感MAXになるのだった、愚かだね。
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orotimike · 1 year ago
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なんとかなれ!の精神で生きてゆく。
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orotimike · 1 year ago
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orotimike · 1 year ago
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全員集合。
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orotimike · 1 year ago
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今日も今日とてお酒が美味しい。
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orotimike · 1 year ago
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アサちゃんみたいなこういう自意識がいまだにあって我ながらそのキモさに死にたくなる。
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orotimike · 1 year ago
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柔軟に生きたいにゃ!
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orotimike · 1 year ago
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いつもの心療内科に行ってきた、毎度医者の顔を見るたびにうっすら緊張してつかれる。ここ2週間の出来事を話し、次の予約に取り掛かる際に、また2週間後の7月の11日で良いですか、と決まりそうになるが、あっその日は、とわたしが言うと、医者がじっとわたしを黙って見つめて言葉を待っているから、何故かとても焦って、誕生日なんです、手元にあるちいかわのメモ帳を訳もなく捲りながら言い、娘の、と付け加える。ようやく医者が「ああ」と、あなたの誕生日ではないのですね、などの意味を込めて頷き、わたしも曖昧に笑った。そうして部屋を出ようとして、トートバッグを落としてしまふ、中身をぶちまけ、金を払って手に入れたありとあらゆる可愛い小物などを、医者が手伝おうとする前に急いで拾いあげる。軽く頭を下げてからドアを開けると、待合室の人数が先ほどより倍に増えていた。
外が明るくて、目を細めた。煙草の煙を浴びて、特に苛立つわけでもなく、無性にわたしもキツいハイライトが吸いたくなる。
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