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pj-fukushima-iwaki · 7 years
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ASA-CHANGインタビュー:リオデジャネイロのじゃんがら念仏踊り
じゃんがら念仏踊りと供養のこと継承のこと青年会のこと。思いを巡らせる4人。
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TOKYO DAYに出演したじゃんがら念仏踊り
リオデジャネイロ五輪・パラリンピックに併せて東京都は、8月19日(金)に「TOKYO DAY」をリオ市内のJAPAN HOUSEで開催した。イベントでは、東京の伝統芸能や東北の郷土芸能を紹介。東京からは、江戸文化を現代に受け継ぐ伝統芸能「江戸鳶木遣り」、東北からは、岩手県の「鬼剣舞」と福島県いわき市の「じゃんがら念仏踊り」が披露された。TOKYO DAYに出演したいわき市のじゃんがら念仏踊りは、いわき市内の青年会や保存会など"じゃんがら仲間"に呼び掛け、8団体19人からなる連合チームを結成。名前を「磐城じゃんがら彩志会」と名付けた。
ブラジル行きには、プロジェクトFUKUSHIMA!IWAKI!!でもお世話になっている「上高久青年会」のメンバーも参加。その時の話を当プロジェクト主宰のASA-CHANGが聞いた。場所は上高久青年会がじゃんがら念仏踊りの練習をしている上高久集会所。この日久しぶりにいわきに戻ってきたASA-CHANGこと、朝倉 弘一。集会所には今回ブラジル行きに参加した上高久青年会の永山忠宏さん、渡部 久美さん。そしていわき市青年団体連絡協議会事務局長でじゃんがら遊劇隊の代表でもある泉崎青年会の鈴木 崇弘さんが駆けつけた。
じゃんがらへの思いを巡らせる4人のクロストークに迫った。 (2016年9月5日 上高久集会所にて)
リオオリンピックにじゃんがらが呼ばれた
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ASA-CHANG(以下 A):リオに行った話とか、ここ最近のじゃんがらの話などを聞かせてもらえればと。みんなも(リオから)帰ってきたばかりだし。そもそも、リオに行くという経緯っていうのはどういう感じだったんですか?
永山(以下 永):まず、田仲 桂(たなかけい)さんて人がいて、そこから市青連(いわき市青年団体連絡協議会)に打診がきて。
鈴木(以下 鈴):今年の2月だったと思うんですけど、次回のオリンピックが東京にきまって。東京・東北関連ベントをする。そこで被災地3県であった岩手県の鬼剣舞と、福島県ではいわき市のじゃんがら念仏踊りはどうか、と打診が来たんです。
A:2月ってつい最近ですよね、今年の?!半年前ってことですよね?!
鈴:まず、ブラジルにじゃんがらが呼がばれたんですよって相談があって。すぐに返事をしなければならなかった。 「行けるか?行けないか?」ただ、連絡回さないで行けないとは言えないので。とりあえず知ってる団体25団体に声かけたんです。それで説明会をやりました。 「いつ行くんですか?」って聞かれて8月16日からですよって。じゃんがらはお盆の時期、8月13日・14日・15日なんで「それ終わってすぐかよ!?無理じゃねえか?」って話で盛り上がって。 なかば私も田仲さんも諦めていたんですが、締切りの時点で39人から行けますと申し出がありました。
A:各団体から? 団体ごとじゃなくてバラバラで?
鈴:まず単一団体では無理だろうということで。混合団体でもいいと。10人集まればいいでしょうけど、フタをあければ私以外で39人が手を挙げていたと。 最終的に19名が8月15日の夜に東京に向かって、16日の昼間にフライトして、30時間かけてブラジルに着いたと。
A:説明ありがとうございます。もう2月だったからすごい大変でしたよね。いきなりの話に近いですよ、繰り返しますけど。
鈴:田仲さんも言葉を濁してましたもん。それが県外での話かと思ったら海外なんですよって。去年のミラノみたいな事かなあって思ってたら実はリオデジャネイロなんですと。えー、ブラジル!?オリンピックか!って。
A:去年のミラノ?
鈴:JAの。食の万博(ミラノ万博2015ジャパンデー 7月11日)。
A:へえ!そういうこともあった?
鈴:それはJAの職員が20人くらい。そのなかで事務局員が菅波青年会の太鼓やってたんで、その人が太鼓できる人集めて。あとは職員のなかにも結構いるんです、青年会経験してる人。それで数か月練習してミラノでやってきた。
A:へえ!はじめて聞きました…。
リオデジャネイロのメインイベントに出演して
A:それで、リオでの写真は何枚か見たんですけど、メインイベントはどんな感じでしたか?
永: 自分がまず感じたのは、お客さんのノリがいいっていうのが一番感じました。やっぱりサンバの国っていうのもあり、すごくノリがよくって。いわきだとそんなにワイワイ楽しむもんじゃないっていうのはあるので、逆に刺激になった。
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A:久美さんは?
久:(じゃんがら念仏踊りを)初めて見るわけじゃないですか?!ただこれが鎮魂の念仏踊りだとは思いもしないような大��況な反響をしてくれて。ある意味新鮮だった。
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A:新聞の記事を読んだら、供養とか鎮魂の説明をしたときに拍手が起きました!って載ってたんですけど、それはどうでしたか?明るいカーニバルではないよと。じゃんがらっていうのは魂を供養というか、それを日本語からポルトガル語に訳してもらって説明して。そしたらどよめき、拍手が起きたって。
久:…うーん
A:あれ…記事とちがうね…なかなか伝わりづらいもんね。
久:鬼剣舞(おにけんばい)さんも供養で。ああ見えて。
永:鬼剣舞もそうなの?
久:そうなの。
A:鬼剣舞は、日本の中でもポヒュラーで、有名な郷土芸能。豪華だし派手だし。全国的に有名になってからけっこうの歴史がある。それでいて特徴的だし、東北の伝統芸能というと、なまはげと鬼剣舞は必ず上がるくらい有名な芸能と一緒に、いわきじゃんがらが取り上げられて、最初はびっくりしたけど誇り高いな!って。一緒にステージに上がって、どうでしたか?交流とか。
永:交流はあった。ただじゃんがらは質素なイメージで、鬼剣舞は派手なイメージがあって。同じ供養の踊りなのかなって。ちょっとクエスチョンが頭に浮かんだんですけど。
久:あそこ、一団体なんですって。今回の(リオに行ったのは)。本当は10団体くらいあるんですけど、単一団体で。
A:合同チームとかではなく?
久:彩志会のような合同チームとはちがうから、見た側としてもきれい。完成度がやっぱり。。。
永:鬼剣舞の方々は、今回は単一(団体)でしたけど連合チームでやることもあるそうなんです。
A:でも、こんなことは震災前には絶対なかったですよね?
鈴:そうですね。だからリーダー(田仲さん)からも最初は、お断りしようかなと思うって相談も(誘いと)同時にきた。まあでも、そこまで深く考えずにみんなが行かないってなったら行けないしって。急だったし。
A:東京都の運営チームも切羽詰まってたんでしょうね。 福島県内でまず一番に連絡きたのがじゃんがらだった。それがまずうれしいですよね。
一同:そうそう!
永:じゃんがら念仏踊りはマイナーですし。
A :リオから無事に帰ってきて、これでもう任務は終わり?
久:ある意味、ミッションクリアで。
伝統芸能の継承のあり方と青年会と愛好会
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A:そういえば、じゃんがらの形も少しづつ変わってるじゃないですか。じゃんがらって他の郷土芸能と違っていまだに生きている…というか進化している。歌舞伎とかと違って、固定されたり保護させたりしていないリアルなものだから、少しづつ変わるのは当然なんだけど、変わってくとなんだかな~って思うのも実際にあると思うんですよ、その辺てどうなのかな。いいところもあるし、悪いところもあるし。
鈴:ここ数年の「震災後」って言い方はあまり好きじゃないんですけど、じゃんがらが結構注目されてきているんですよね。注目されて、表に出ていく団体っていうのが青年会とか保存会ではなくて「愛好会」が二つ返事で出ていくのが気になる。
A:それは?
鈴:結局青年会っていうのは声がかかる時期にはいけない。じゃんがらだけじゃないんです、地区で獅子舞がある季節はいけないし盆踊りがある季節もいけない。神輿がある季節はいけない。だけど愛好会は「うちらいけますよ」って話があった時にパッて手を挙げる。そういう団体がここ数年ですごく増えてきている。 青年会とか保存会って人が減ってくる時にはすごく苦労する。たとえば地元の40未満の長男じゃなきゃダメなところを、婿さんでもいいなんでもいい。女の子でもいい。一生懸命やってくれるならほかの地区から来てもいい、友達でもいいってなってきて。 愛好会の場合、例えば力のある人が仲間を集めて始めたけど、その人がなにかあって辞めた時にパッと終われるんですよ。そういう団体が増えてきたことが市青連(いわき市青年団体連絡協議会)ていう立場としては心配。 じゃんがらブームが去ったときに「じゃんがら…もういいんじゃね…」って。「じゃあうちらも今年で終わり」となったら誰もそこには口出せないんです、OBもいないから。っていうことを最近よく話します。解りづらいですかね。
A:よくわかります。僕はじゃんがらの青年会も保存会もない駅近くの商業地区の端っこの育ちだから「みる側」の人間だったから。2011年にここ(上高久)の門を叩いてすごくびっくりした。カルチャーショックですよね。その厳しさに最初は頭をガツンとやられて。それを教えてくれたのは上高久の青年会だし。 同じいわき市に住んでいたのに、なんにも解ってなかった。いわば、超体育会系だから(苦笑)。青年会に入るのも辛いだろうし、でもこうやらないと続かないんだ、ということを全部教えてくれたし。青年会は年に1回だけ集まって、じゃんがらやってると思われていることとか。じゃんがらを卒業した世代は消防(消防団活動)につながる流れとか。こういうことを知らなかった。いや…忘れていたのかも。この差はデカいですよ。
永:そうですね。
A:青年会組織っていうものの大変さや、ある意味小さい時から覚悟をしてじゃんがらや青年会に臨んでいるんだろうなあと思うのだけれど。
鈴:義務と権利ですよね。言いたいことがあるやつは、やることをやれと。やんないやつが言ってもみんな聞いてるふりして聞いてない。そういうのがおそらく青年会のあり方なのかなあと。だから、ネガティブな組織といえばそう。
永:青年会っていうのに人が集まらないっていうのはその辺があるのかなと思う。その辺のまどろっこしさみたいなのがあるんでしょうね。面倒だとか。
A:うん、後継者の問題はあると思うんだけど(じゃんがらを行っている)地区によっては若い人ばっかりの地区もあるし、女の子もたくさんいたりね。すごくちゃんとやれてる若い世代とかいて、とてもかっこいいと思う。いろんな新しい思いがあるだろうなぁと。
じゃんがら念仏踊りへの向き合い方
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A:珍しい郷土芸能をやっている誇り、みたいなのもありますよね。
永:僕が愛好会に懸念しているのは、フットワークが軽すぎて中身が伴っていないように感じてしまうこと。
久:そうだね、ただやりたい。やりたいのはわかる。
永:そう!でも「どこどこでやります?」っていうイベント話が来た時に食いついて「やります!」って。それだけ見せられることをやっているのかと。青年会とか本当に厳しいなかで、結局は自分との闘いみたいなところがあるけど、練習とか。で最終的にみんなで合わせてっていう。 でもそういう会(愛好会)は出来てるのか?って疑問に思うところはある。
鈴:イヤイヤ入れさせられた感もありつつ、でもすぐやめられないという世界なんですね青年会っていうのは。最初は��るときにはなかば強引に「楽しいがら」で
永:甘い言葉で(笑)
鈴:そう。で入ってみてやったら「おめもういっかいやってみろ!そこ!」て。行かないと「どうしたんだ!最近来ねえで!」って。「辞め…」なんて空気になると「なんだ?おめ!」って村八分になる覚悟で辞めなきゃいけない時代もあった(笑)
久:なんか思うのは(愛好会も青年会も)目的はいっしょなんだよね?って。
鈴:うん、供養っていう。
久:ただ物珍しい「じゃんがら」ってものがあって、愛好会があって、あ、やりますって。でもやればいいの?っていうので、本当にそうなのかなって思ってしまったんです。リオから帰ってきて。
A:なるほどね。やるときはやるっていうね。浴衣を着て、タスキをかけて、
久:そう。で今回は自分の浴衣をきてやるわけだから。その名に恥じないようなことをもっとすべきだったのかなって。 ※今回の「磐城じゃんがら彩志会」はそろいの浴衣を用意せず各所属団体の浴衣で臨んだ。
永:���ともと、自分たちが持っている、求めるものが違かったのかなって。
久:て、そんな話を向こうの郷土芸能(全日本郷土芸能協会)の人に話したら「いいじゃないの」って。「ブラジルの人がはじめて見て、道太鼓をしながら道路を歩いていく…そうするとこんなに治安の悪い国の人たちが道を開けて携帯スマホを片手にみんな撮って歓声あげて喜んでくれてる」って。その事実だけでいいじゃないって言われたことには救われた。それでも、だとすれば、コンセプトに沿ったものをもっと出来たんじゃないかなって、リオから帰ってきて思ったことかな。
永:人それぞれ思うところは違うと思うんですよ。
A:「ブラジルに行く」っていうね。
永:そう、でも基本的にそれ(観光的な意味)はダメですよって。まずじゃんがらをやりに行くんですよと。観光ではありませんと。それが嫌なら応募しないでくださいって。
久:じゃんがらの意味ってなんだろうってすごく考えた。
鈴:この人は観光気分できちゃったんだろうなっていうのが見えちゃったっていうのがあったかなあ、行かない人間から見えちゃったっていうのはあった。
A:だって行ったことのない国だから行ってみたいんだもん、っていうね。
一同:そりゃそうだよ、みんな行ったことないもん。
久:でもやることやってからだよっていうのが。
A:僕も今年(お盆期間のじゃんがら念仏踊り)は、参加できなかったから、ほんとなんにも言えないんだけど…
久:いやいや。
A:通える時は7月から来て練習をしていくうちに、先輩方の顔つきや目つきが変わってくるんですよ。8月10日くらいから、13日とかになるともう気合が入るっていうか。眼光がギィっとしてきてね。 盆中の供養っていうのはもう顔つきが変わるくらい練習して積み重ねてないと、青年会のみんなが死んじゃうのかもしれないなって…。
鈴:特別な時間ですよね。好きでって言うのもちがうけど、イヤイヤやってたらあれほど辛いもんないじゃないですか。ヤケドになる人もいるし、熱中症になる人もいる。報われないって思っちゃったら報われない。けど、お坊さんでも神主でもなんでもないけど、自分の知ってる人を鉦と太鼓で供養してあげられるっていうのは、まあ、うちらの地域に根差してきたものなのかなあって思いながら毎年臨ませてもらっている。
A:そうですよね。そういう思いっていうのはもう覚悟なので、生まれた時からやろうなんて思ってない訳だし。じゃんがらにワクワクして、お盆になるとくっついて回る子供だったから、自分は。サイダーもらえるとか、スイカ食べれるとか、じゃんがらやってるお兄ちゃんの浴衣からおにぎり出てきたとか。このおじちゃんたちおっかない、でもちょっとかっこいいとか、いろんな思いがあって。あの鐘と太鼓がきこえるとワァ!って追っかける子供だったから。 いわきの人は、みんなじゃんがら好きだと思うんですよ。でもやる側の人たちの気持ちなんかちっともわかってなくて…。自分たちが踊るすぐ目の前に死んだ人の遺影がある。そんな目線なんて想像もしてなくて、最後に盛り上がっていくとほら、上高久のじゃんがらは遺影のほうに近づくでしょ。
永:ああ、前に。
A:うん、前に。そういうことって本当やんないと分かんなくて。それを体験して、ちょっと震えるくらい気が締まったというか、それを、いわきの人も感じられたらいいなって。本当に粛々とした気持ちでやっていることとか、今日こうやって話したみんなの気持ちがひろく伝わるといいなって思います。
鈴:青年会ってじゃんがらを継承していくのは高齢な人たちなんだけど、愛好会とか若い世代が増えていて、青年会とかはもう知る人ぞ知るみたいな存在になってくんじゃないかなって。でもなくしたくないし、自分の親とか亡くなったり、たとえば自分が亡くなったときもじゃんがらが来るんでしょうけど、地元のじゃんがらには来てほしいんですよね、絶対に。
A:ええ…、話はそれますが昔行われていたじゃんがら大会(じゃんがらコンクール)みたいなのも、ああいうのだって、あの頃って1位2位とかなかったけど、あれで切磋琢磨して踊りの形がよくなっていくわけじゃないですか。
永:結局人に見られることによってその団体がどう感じるかってことがあって、レベルが上がっていくという事があった。じゃんがら大会はほかの団体も見ることによって、ああここいいなとか、もらっちゃおうとか、そういうのがあった。
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じゃんがら念仏踊りの本質
A:数年前の東京の中野チャンプルーフェスタ、僕も参加させてもらって。じゃんがら遊劇隊で行ったときね、中野区ですよ?!商店街の方が亡くなったのでその人の家の前でやったんだけど、通りすがりの知らない人が涙ぐんでいた。鉦やりながらチラチラ見てしまったんですけど。あの姿を見て、じゃんがらはいわきの外でも伝わるんだ!と感じた。喪主の方がわざわざ降りてきて、目頭をハンカチで押さえて労ってくれた。その姿を見て、いわきと(反応)おんなじじゃないか!と、
永:そう、前にじゃんがらを見てくれた東京の人が全然ちがいますねって。見せるショーと供養のじゃんがらでは全然違いましたって話してくれた。
鈴:良いじゃんがらって、背中だけ見てもすごく感動するんですよ。正面向いて見られるっていうのは遺族だけだし。あと、じゃんがら大会くらい。お盆の時なんて近所の人も後ろから見て、声と音だけ見て、それでもやっぱグッとくるというものだと思うので。
永:何年か前に打ち上げで話したんですけど、うちの青年会で。新盆のお宅っていうのは亡くなった人の新盆って、この年この日だけなんだよって。そんな大事な時にじゃんがらやるんだから、ほんとにちゃんとやらないとダメだよねっていう話をした。
鈴:うちらは10数件目かもしれないけど、その家にしてみたら他のじゃんがらを呼んでなかったらこの1回だけ。本当はクタクタでよれよれの浴衣で汗びっちゃりなんだけど、音は合わせようとか。せめてウリの所はちゃんとやろうって言うしかない。
永:やっぱりお金(じゃんがら奉納への謝礼金、寸志)をいただいている以上は、そんなつもりではもちろんないけど、でもちゃんとやらなきゃって思うよね。
今回、4人のクロストークを聴き、彼らの話、姿から見えたもの— それは鉦を鳴らし太鼓を叩くだけでない、受け継ぎ受け継がれるものへ送る生身の「魂」だった。
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取材:岡田陽恵 編集:高木永(chappie)、 ASA-CHANG
【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 8 years
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橋の下世界音楽祭にじゃんがら遊撃隊が出演
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橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT NIPPON 2016に出演
5月27日(金)、28日(土)、29日(日)愛知県豊田市で行われた奇跡の祭り「橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT NIPPON 2016」。 5月28日(土)に、磐城じゃんがら遊撃隊が出演しました。じゃんがら遊撃隊がこのイベントに出演するのは今回で3回目。今回、当プロジェクト主宰でじゃんがら遊撃隊のメンバーでもあるASA-CHANGは参加できませんでした。じゃんがら遊撃隊は少人数での出演でしたが、じゃんがらの国『いわきの心』をじゃんがら念仏踊りを通して届けました。
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プロジェクトFUKUSHIMA!盆バンドも出演
このイベントには、じゃんがら遊撃隊の他にも福島県から多くのアーティストや団体が参加しました。5月29日(土)にはプロジェクトFUKUSHIMA!盆バンドが出演。「盆バンド」が生演奏で盛り上げました。
http://www.pj-fukushima.jp
橋の下世界音楽祭 公式WEBサイト
【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 8 years
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2月24日の日本経済新聞(夕刊)にて紹介
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当プロジェクトの主宰ASA-CHANGのユニット、ASA-CHANG&巡礼がニューアルバム「まほう」をリリースします。 アルバムに関するインタビューが2月24日の日本経済新聞(夕刊)にて紹介されています。誌面ではアルバムの話以外にASA-CHANGが当プロジェクトを通して取り組んでいる、いわき市の郷土芸能、じゃんがら念仏踊りについても紹介されています!
じゃんがら念仏踊りは
いわき市を中心に定着してきたじゃんがら念仏踊りは踊り念仏のひとつで、新盆を迎えた家々をまわって供養する伝統芸能。鎮魂や供養の踊りですが、いわき市民には「じゃんがら」と呼ばれ広く親しまれ、参加する方も見る方も「じゃんがら」を楽しんでいる。
(創クリエーター)人生の喜怒哀楽 浮き彫り 音楽ユニット ASA―CHANG&巡礼 異形のポップス、現代詩や電子音が混交 :日本経済新聞
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本日の日経新聞(夕刊)にASA-CHANG&巡礼のインタビューが掲載! 「異形のポップス 現代誌や電子音が混交」「人生の喜怒哀楽 浮き彫り」と見出しが踊っております! 是非ご一読ください。
Posted by ASA-CHANG&Junray (official) on 2016年2月24日
【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付���ています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 9 years
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2015年じゃんがら念仏踊りの報告
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今年もじゃんがら念仏踊りに青年会の一員として参加したASA-CHANG(太鼓中央)
ASA-CHANG 今年もじゃんがら念仏踊りに参加
今年もお盆期間中のじゃんがら念仏踊り奉納に当プロジェクト主宰のASA-CHANGこと朝倉弘一が参加しました。いわき市周辺の地域で行われているじゃんがら念仏踊りは新盆をむかえた家々を巡り、踊りと歌で亡くなった人を弔う郷土芸能。いわき市内だけでもおよそ100の青年会や保存会が各地域のじゃんがら念仏踊りを継承し続けています。
故人を思う気持ちとじゃんがら念仏踊り
ASA-CHANGが所属している上高久青年会(かみたかくせいねんかい)は今年も8月13日~15日までの3日間いわき市内の家々を巡りました。今年のお盆はそれまでの猛暑が一転し肌寒いほどの天気になりました。雨も時折降る中のじゃんがら念仏踊りでは太鼓が雨に濡れないようにする管理などが大変だったようです。それでも各家々1回の奉納では丁寧に真剣にじゃんがら念仏踊りを通して祈りを捧げました。じゃんがら念仏踊りを迎える各家々もじゃんがら念仏踊りがきた喜びと安堵感、そして故人を思う気持ちが交錯する様子がうかがえました。「じゃんがら」の音を聞きつけて近所の人達も集まってくる。子どもたちが熱心に見入る。そして手を合わせる。これも供養の一つの形なのかも知れません。通常庭先などの屋外で行われる「じゃんがら」ですが、お宅によっては故人のより近くでじゃんがら念仏踊りを披露して欲しいとの要望もあり、仏間や茶の間などの屋内での奉納もありました。受け入れ方は様々ですが、お盆にはじゃんがら念仏踊りがしっかりと根付いています。
いわき人の心に刻まれた「魂の音」
お盆中は故人とより深く「会話」しているような親族の姿が毎年のようにあります。祭壇に向かい「じゃんがら」を奉納する時、親族の表情は様々です。目頭を押さえる人、笑顔でみつめる人。その表情の先には故人への思いが含まれています。じゃんがら念仏踊りによって故人との思い出や弔う気持ちをより深く刻むことが出来る。それは、「じゃんがら」がいわき人の心の奥に刻まれた「魂の音」だという証でもあります。
じゃんがら念仏踊りという芸能は、故人や先祖と生きている人達を繫ぐ絆を明確に表すために無くてはならない存在としてこれからも受け継がれていくでしょう。
東日本大震災の後「いわき人として何が出来るか」を考え、ASA-CHANGが朝倉弘一として向き合っているじゃんがら念仏踊り。これからもじゃんがら念仏踊りを見つめ、関わり、伝えていきます。
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pj-fukushima-iwaki · 9 years
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3.11じゃんがらレポート - 片平里菜
3月11日にSONICいわきで行われたASYLUM'15に、当プロジェクト主宰のASA-CHANGが磐城じゃんがら遊劇隊の一員として参加しました。
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その様子をこのイベントでASA-CHANGと共演した福島市出身のシンガーソングライターの片平里菜さんがリポートを寄せてくださいました。
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じゃんがらレポート - 片平里菜
いわきは、私の母が生まれ育った場所です。
お盆の時期になると、一度も会ったことのない祖父母のお墓に手を合わせるために毎年訪れていました。あの海岸沿いも、観光地も、"だっぺ~"という茨城寄りの訛りも、小さい頃から接してきたので、いわきの方とお会いすると親戚の人と話しているような親しみを覚えてしまうほどです。でも実はこれだけ来ていて、このじゃんがら念仏踊りのことを知ったのはある年の311のいわきSONICのASYLUMでした。
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ステージ上で円を描きながら、かんかん、かんかんと鳴らす鉦の音、太鼓を叩く音は、力強く、儚く、本心に訴えかけるような響きでした。じゃんがら念仏踊は、亡くなられた方の供養と鎮魂のための踊念仏だそうで、初めて観たときもどこで聞いたのか懐かしく感じていたのを覚えています。3月には寒そうな浴衣の衣装でも、真剣に踊る姿は神聖で逞しくて、エネルギーが伝わってきました。
お亡くなりになられた方を敬い、今この時代に生かされていることに感謝すること。
震災後の今も、その昔も、わたしにとってこのいわきという場所は、生きること死ぬことの無常を受け入れる、大切な存在。
じゃんがら念仏踊りを知り、そんな想いがさらに膨らみました。
片平里菜
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Text:片平里菜 写真提供:石井麻木(写真家)
片平里菜
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福島県福島市出身 シンガーソングライター。 「閃光ライオット2011」にて1万組の中から審査員特別賞を受賞。 日本人女性初のギターブランド エピフォンの公認アーティストとして認定され、福島・東北から全国へさらなる活躍が期待される若手女性アーティストである。 片平里菜オフィシャルサイト http://www.katahirarina.com
石井麻木(写真家)
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毎年個展をひらくほか 詩と写真での連載・CDジャケットや本の表紙・映画のスチール写真・ ミュージシャンのライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。
2009年から カンボジアの農民の自立支援を促す活動を始める。 NPO法人 Nature Saves Cambodia-Japan 共同代表 (元 NPO法人 地雷原を綿畑に!Nature Saves Cambodia!) http://naturesavescambodia.org/ 石井麻木オフィシャルサイト http://ishiimaki.com/index.html
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【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 9 years
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ASA-CHANG じゃんがら念仏踊りで太鼓を叩く。
地元の伝統芸能、じゃんがら念仏踊りを通して祈る
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プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!を通して地元いわき市に伝わる伝統芸能、じゃんがら念仏踊りに取り組ん­できたASA-CHANG。東日本大震災発生以降、故郷いわき市に受け継がれる鎮魂の­踊りじゃんがら念仏踊りを修得するために取り組んでいます。最初の年は鉦(かね)でお­盆のじゃんがら念仏踊りに参加。2年目で数回だけ太鼓を叩くことが許されました。活動­4年目を迎えた2014年のお盆でも数回太鼓としてじゃんがら念仏踊りを奉納。供養の­踊りであるじゃんがら念仏踊り。仏前で奉納される踊りは簡単なものではありませんでし­た。
これまでの歩みとともにASA-CHANGがじゃんがら念仏踊りで太鼓を叩く様子をア­ップします。
動画を提供してくださった皆様へのお礼
これまで、地元いわきの青年会に所属し「じゃんがら念仏踊り」を奉納してきたASA-CHANG。じゃんがら念仏踊りは供養の踊りであることから、これまでほとんど撮影などの記録がほとんど出来ませんでした。 このほど様々な人の協力で、ASA-CHANGがじゃんがらを奉納する動画が数点数点寄せられた事を機に集まった動画を編集し、これまでのASA-CHANGの記録として映像を公開することが出来ました。
動画を提供してくださった皆様、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!通してASA-CHANGのじゃんがら念仏踊りへの取り組みはこれから­もつづきます。
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pj-fukushima-iwaki · 9 years
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近日公開 ASA-CHANGのじゃんがら動画
これまで、地元いわきの青年会に所属し「じゃんがら念仏踊り」を奉納してきたASA-CHANG。これまでほとんど記録ができていなかったASA-CHANGがじゃんがら念仏踊りをする動画。 このほど様々な人の協力で、ASA-CHANGがじゃんがらを奉納する動画が数点集まりました。 そこで集まった動画を編集し、これまでのASA-CHANGの記録とした映像を近日公開します。 ご協力くださった皆さん。ありがとうございます。
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pj-fukushima-iwaki · 9 years
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「PHOTO IS POWER」の最新号に当プロジェクト主宰のASA-CHANGが登場。
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富士フィルムのウェブサイト「PHOTO IS POWER」の最新号に当プロジェクト主宰のASA-CHANGが登場。「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!」の活動について語っています。御覧ください。
▼撮れない。でも、伝えたい。 http://fujifilm.jp/netprint/power/
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pj-fukushima-iwaki · 10 years
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2014年じゃんがら念仏踊りに参加しました。
上高久青年会の一員として参加
当プロジェクトの主宰ASA-CHANGが継続して参加しているじゃんがら念仏踊り。今年のお盆も上高久青年会の一員として参加しました。
お盆の期間(8月13日〜15日)に行われるじゃんがら念仏踊りは、新盆を迎えた家々を巡り供養のために念仏踊りを捧げる伝送芸能で、福島県いわき市を中心に行われています。いわき市内にはおよそ100以上のじゃんがら団体があり、お盆の期間中はそれぞれの団体がいわき市内の家々を巡っています。 ASA-CHANGが所属する上高久青年会も早朝から深夜まで幾つもの家を回りました。
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練習を重ねてきたASA-CHANG
今回ASA-CHANGはスケジュールの都合で全行程の参加は出来ませんでしたが練習の手を抜くことはありませんでした。7月から何度もいわき市に戻りじゃんがら念仏踊りの練習を重ねました。一日に何件も回るじゃんがら念仏踊りですが、新盆をむかえた方への供養は一軒一軒大切に行わなければなりません。そのためにはしっかりとした修練を積む必要があるのです。
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今回、ASA-CHANGの意向によりじゃんがら念仏踊りの同行取材は控えさせていただきました。故人を偲ぶお盆の期間に行われるじゃんがら念仏踊りは仏事であるための配慮です。今回掲載した写真は個人の方から提供いただいたものです。そのため太鼓を叩くASA-CHANGの姿は収めることが出来ませんでした。 ※太鼓を叩くASA-CHANGについてはこちらとこちら
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みなさまへごあいさつ
「鎮魂」をきっかけに始まったプロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の「じゃんがらアクション」 2014年の4年目。今年もお盆のじゃんがら念仏踊りに参加することが出来ました。受け入れて下さった上高久青年会の皆さんには大変お世話になりました。そしてプロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の活動を支援して下さっている皆さんにもとても感謝しております。改めて御礼申し上げます。
    【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
Twitterでつぶやかれた 2014年じゃんがら念仏踊りのつぶやきをまとめました
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pj-fukushima-iwaki · 10 years
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2014年じゃんがら念仏踊りに参加します。
2014年のお盆を迎えます。
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!主宰のASA-CHANGは今年もじゃんがら念仏踊りに参加し、新盆をむかえた方への供養と東日本大震災で大変な思いをされている方へ祈りを捧げます。
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じゃんがら念仏踊りの太鼓
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いわき駅から車で15分ほどのところにある上高久地区の水田
いわき市内にはじゃんがら念仏踊りの団体(青年会や保存会)が100以上あると言われています。お盆に向けてのじゃんがら念仏踊りの練習は6月中旬くらいから始まっています。週に3日4日はそれぞれの地区の集会場などに集まり練習を行っています。
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ASA-CHANGもスケジュールの合間をぬっていわき市に戻り、じゃんがら念仏踊りの練習に参加してきました。ASA-CHANGが所属している上高久青年会の練習は皆んなの仕事が終わる夕方から21時くらいまで行われています。いわきに戻ってきたASA-CHANGは練習する期間が短い分、昼間も自主練習に励み夕方からの練習に臨んでいました。
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いわき市の薄磯地区にて
練習の合間に津波の被害があった薄磯地区へ。 砂浜の前では防波堤の拡張工事がすすんでいます。
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  【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
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pj-fukushima-iwaki · 10 years
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3月11日じゃんがらレポート - タテタカコ
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2014年3月11日。 ご縁があって、歌わせていただくことになった福島県いわき市の菩提院に、朝から伺っておりました。 そのお寺さんは、じゃんがら念仏踊りを伝えられた袋中上人が建てられたと聴き、このご縁に驚きながら副住職さんのお話を聴かせていただきました。
東日本大震災が起きた次の年、2012年の3月10.11日から毎年、福島市といわき市にて、ASYLUM in Fukushimaというイベントを音連れの皆さんとclub SONIC iwakiの皆さんと開催させていただいております。 このASYLUMとは、沖縄県那覇市の桜坂界隈で2007年から始まったイベントです。大事な日を福島にて、皆さんと迎えさせていただきたいという思いから、毎年お邪魔しております。
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2012年の3月11日。 黙祷の時間をはさんで、じゃんがら念仏踊り、そして念仏踊りにゆかりのあると言われております沖縄のエイサーの皆さんが、踊ってくださいました。 自分にはどうすることもできなかった鎮魂の願いが、じゃんがら念仏踊りの皆さんに踊っていただけたことで、思い巡らす大切な時間をいただけたと思っています。
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3年後の2014年、3月11日。 じゃんがら念仏踊りの皆さんは、楽屋に入られて、個人という『人』から、念仏踊りを舞うという『姿』になられていきました。 始まってしばらくすると、音が音でなくなっていくのがわかりました。時間や、空間や、そういったこちらの世界と、実感として感じることのできないあちらの世界という両方が混じり合うような、感覚になりました。実際、あちらの世界を知ることはできませんが、時の重さや、はかりしれない、声にならないあちらとこちらの思いに馳せることを、許していただいたような時間でした。 この場所に立たせてもらっていること、言葉や思考を超えた祈りでした。
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出会えた方への感謝の気持ちと、亡くなられた方への鎮魂の思い、 まだ戻ってこられていない方が帰って来ることを強く願う、そして、今日を穏やかに迎えられますよう、願わせていただく時間でした。
3月11日は、生きている方と亡くなられた方と一緒に迎えさせていただく日だと思いました。時が経って、被災していないわたしは、どんどん感覚的にも震災の体験が薄れて行くと思っています。 その度に、足を運ばせていただき、その消して色褪せない出来事を実感として触れさせていただきたいと思っています。 だからこそ、じゃんがら念仏踊りは、時をも超えて、その事実や願いを伝えてくださる大切な存在だと感じております。
タテタカコ
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Text:タテタカコ 写真提供:石井麻木(写真家)、霜村真康(菩提院 副住職)、星泰順(club SONIC Iwaki)
      タテタカコ
ハードコア・パンクからアヴァンポップまで、あらゆる表現分野を内包し得る新種(あるいは、珍種)のシンガー&ソングライター。
ピアノと歌だけを携えて、剥き出しの表現者魂に導かれるまま独立独歩で歌って歩く。
どうにも掴みきれない捩じれた感性から特徴的な言葉を紡ぎだし、心象原風景にある懐かしいシンプルなメロディーを、確実に安定した演奏力で奏でられるピアノに織り交ぜながら歌う。
単に澄んでいるだけではない毒のある個性的な声と、その場の空気を吸い込んでしまうような強い求心力を発揮するライブ・パフォーマンスが印象的。
1978年7月24日生まれ 長野県飯田市在住
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http://www.tatetakako.net/
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      【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 10 years
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第3回「じゃんがら」フォーラム レポート
テーマは「伝える」
『じゃんがらフォーラム3』に行ってきました。
今回のテーマは「伝える」
最初に来賓挨拶、いわき市の清水市長はじゃんがらについての思い出と、先日寄贈された「てぃーだシーサー」にふれ、袋中上人によるじゃんがらとエイサーの縁についてお話ししました。
また、双葉町教育長の半谷氏は山田のじゃんがらについてお話ししました。
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前回同様、夏井芳徳氏が進行・解説。
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前半は〈内郷宮の子どもじゃんがら〉〈平窪の子どもじゃんがら〉の2団体。
〈内郷宮の子どもじゃんがら〉は、宮小学校で6年生から5年生へと伝えられるじゃんがらで、子どもに合わせてアレンジされたじゃんがら。今回は6年生・5年生の共演。30名近い人数で、丁寧に型を追う感じの息の揃った見事なじゃんがらでした。
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〈平窪の子どもじゃんがら〉は、大人の保存会から直接指導されているじゃんがらで、型は全く一緒。練習量が伺える大人顔負けの打法で、観客からも感心の声が。歌には祐天上人も登場します。
揃いではない、自前の色とりどりの浴衣がとても可愛らしく素敵でした。
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後半は〈双葉町山田〉〈内郷高坂〉〈内郷御台境〉の3団体。
双葉町のじゃんがら念仏踊り
〈双葉町山田〉は原発事件の影響で、現在は帰還困難区域。各地の避難先から約3年ぶりに集まって、震災後初めてのじゃんがらだったそうです。
手踊りと歌がなく、おもむろにぶっつけに入ります。裸足で踊るのも印象的。平地区などに比べてテンポが非常に速く、鉦を下げずに直接手で持つ形。太鼓1人なので鉦と必ずしも同調しない奏法。じゃんがら地域の外縁部に多いクラシックなもの。太鼓の撥捌きもじゃんがらの源流に近いことを伺わせる動きでした。
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いわき市内のじゃんがら団体
〈内郷高坂〉〈内郷御台境〉は我が家からもほど近い隣同士の地区。なのにじゃんがらの趣はまるで違っていることから今回同時に出演となったそう。 隣同士だけに、「向こうがああならこっちはこう」と、差をつけていった歴史が伺い知れます。
〈内郷高坂〉はゆったりとしたテンポで、平に住む自分がよく馴染んでいるスタイル。太鼓の左右のうち片方を2度叩く、タタタンと聞こえる「なみ打ち」打法の紹介。 歌のバリエーションが多くて興味深かったです。
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〈内郷御台境〉は稽古の音が我が家からも聞こえる地区。テンポがやや速く、鉦の大きさが2種類あります。「あやばち」「胴がえし」などの打法がとてもユニークで、太鼓が鉦の輪の外までせり出すのも特徴でした。
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今回にあわせて、『じゃんがらブック2』も発行。今後の継続が楽しみなプロジェクトです。
text by 霜村 真康(菩提院 副住職)
※写真提供:いわき市文化活用実行委員会
第3回「じゃんがら」フォーラム 日時:平成26年1月12日(日) 場所:いわき芸術文化交流館アリオス中劇場 主催:いわき市文化活用実行委員会 後援:いわき市・いわき市教育委員会・双葉町・双葉町教育委員会・いわき地域学会
【出演】 平窪の子供じゃんがら(いわき市平平窪) 宮小学校のじゃんがら(いわき市内郷宮町) 高坂のじゃんがら(いわき市内郷高坂町) 御台境のじゃんがら(いわき市内郷御台境町) 双葉町山田のじゃんがら(双葉郡双葉町山田)
【案内・解説】 夏井芳徳(いわき地域学会副代表幹事)
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ぢゃんがらの国
夏井 芳徳
       【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
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pj-fukushima-iwaki · 10 years
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じゃんがら念仏踊りを音楽イベントで披露
ASYLUM in Fukushima
2014年3月11日(火)OPEN 17:00 STAR T17:30から
福島県いわき市のCLUB SONIC IWAKIで行われる音楽イベント、ASYLUM in Fukushimaにて、じゃんがら遊撃隊の皆さんがじゃんがら念仏踊りを披露します。 今回は当プロジェクト主宰のASA-CHANGもじゃんがら遊撃隊に加わり、じゃんがら念仏踊りを奉納することになりました。
ASYLUM(アサイラム)は現代という荒野で音楽やアートに心の拠り所を求めるというコンセプトのもと2007年より開催している沖縄那覇市の桜坂を舞台にした小さな街フェス。2011年3月11日の東日本大震災をきかっけに2012年3月からASYLUM in Fukushimaと題し福島での開催がスタートしました。ASYLUM in Fukushimaは毎年3.11という区切りの日に開催され、全国から被災地に心を寄せるアーティストが集結し熱演を繰り広げます。それはこの特別な日に集まった人みんなで手を合わせ、大切な人を想い、音楽やアートによって傷ついた心を癒やし、生きる希望を見出す意味があります。人や地域が繋がり、さまざまなアイディアが生まれ、音楽やアートによって感動や楽しさと共に広がって行くことで未来への新しい力になる。その繋がりを生み出す場としてASYLUM in Fukushimaは開催されます。
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ASYLUM in Fukushima http://asylum-fukushima.com/2014/
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pj-fukushima-iwaki · 11 years
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ほたるまちふれあい祭り2013&福島県交流会レポート
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 去る10月12、13日、大阪府大阪市の福島区にて、「ほたるまちふれあい祭り2013&福島県交流会」が開催された。 http://hotarumachi-hureai-fes.com/
 目的は「福島」の名のもと、大阪市民と、今��原発災害と格闘する福島県民の交流促進だ。福島県福島市内全農地の放射性物質分布マップをつくる「土壌スクリーニング・プロジェクト(以下、どじょスク!)」事務局は考えた。
 本州2番目に大きな面積を有する福島県が抱える、多角的で複雑な問題を短時間で伝えるにはどうすべきか。音楽を通じ、福島県内でも福島市といわき市という、放射線量も被害のかたちも違う場所の人間同士でセッションをする。そこで、ちょうどMISIAライブ・ツアーで四国横断中だったいわき市出身の打楽器奏者ASA-CHANGに声掛けさせていただいたのだった。
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 いわき市は福島市から車で約1時間半の距離がある。
 震災後ASA-CHANGが身を投じた「じゃんがら念仏踊り」と、「どじょスク!」。これらは3・11後の福島における取組みが、地域と個人によってここまで振り幅がある証明であり、まだまだ現在進行形で存在する問題の多様性を体現していたかもしれない。
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 福島市の復興支援バンド「縁屋<ENYHA>」と復興支援コラボを実現してくれたASA-CHNAG。農協と生協の「協同組合間協働」を実現している取組みとして、先日「協同組合学会実践賞」表彰も受けた「どじょスク!」を、農協から牽引する縁屋・紺野茂美氏。演奏は、悲しい「分断」ばかりがクローズアップされがちな福島にて、実は同時に各所で起きている、かつてない「団結」を象徴する競演にも見えた。
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 ASA-CHANGと「じゃんがら念仏踊り」に関してはここに詳しく、 http://www.riddimonline.com/archives/1905
福島市民の食の安全、安心と、農家の自信と誇りを取り戻すための「どじょスク!」についてはブログと http://fukushimakenren.sakura.ne.jp/dojo/?author=2 フェイスブック、 https://www.facebook.com/dojo.screening そしてtwitterでも、日々発信中。
 刊行されたての書籍「農の再生と食の安全 ~原発事故と福島の2年」(新日本出版社)も是非。
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文・写真:福島県生協連「どじょスク!」事務局
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pj-fukushima-iwaki · 11 years
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じゃんがらクロスト-ク 夏井芳徳×ASA-CHANG
福島県いわき市を中心に伝えられている伝統芸能「じゃんがら念仏踊り」について、いわき地域学会副代表幹事の夏井芳徳さんとプロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!主宰のASA-CHANGが対談。「じゃんがら念仏踊り」に対するそれぞれの思いを語り合いました。
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A(ASA-CHANG):お忙しいところありがとうございます。 夏井さんは、いわき市平中神谷(なかかべや)生まれということで、僕と同じ中学校の出身だそうですね。僕の先輩にあたるわけです。 ところで、夏井さんは子供の頃「じゃんがら」※注 に対して、どのようなイメージを持っていましたか? N(夏井):子供の頃から「じゃんがら」があるということは知っていました。しかし、私が生まれ育った地区で、新盆の家を廻って供養するのは「花笠踊り」でした。 A:えっ、「花笠踊り」?! 中学校の学区が同じだといっても、随分違うんですね。 N:そうですね。 ですから、私の場合、子供の頃には「じゃんがら」に対して、特別な思いや強烈な印象を抱くということはありませんでした。 A:では、いつ頃から強く意識するようになったのですか? N:大学を卒業して、いわきに戻ってからです。大学時代には、いわきから随分と遠いところにいまして、自分のふるさとであるいわきの存在がとても小さくて、遠いものに感じられて・・・。 大学を卒業して、いわきに戻って、改めて「じゃんがら」を見た時、それ以前とは違ったものとして目に飛び込んできたのです。 A:夏井さんの職業や研究活動について、伺っても宜しいですか? N:私は現在、いわき市の職員として働いています。そして、「じゃんがら」など、地域の文化や歴史、民俗などについて研究をしています。 A:数々の本も出版されていますよね。 N:はい。2012年の7月に『ぢゃんがらの国』(歴史春秋社)という本を出版しました。 A:夏井さん自身は「じゃんがら」の太鼓や、鉦(かね)を叩いたことはあるのですか? N:ある青年会で、鉦の練習をしたことがあります。でも、本番で鉦を叩いたことはありません。それから、手踊りを踊ったことはあります。太鼓や鉦に合わせて、皆で輪になって。 A:「じゃんがら」の太鼓や鉦をどのように考えていますか? N:太鼓の叩き方はとても複雑で、いろいろな所作があって、それらをマスターし、自分のものにするのはとても大変なことだと思います。 あれほど複雑で難しいものを、いってみれば素人の、一般の人たちが江戸時代の初めから現在まで、長い間にわたって、それぞれの地域で伝承してきたことをとても不思議に感じる時があります。 そういえば、以前、佐渡の「鼓童(こどう)」の皆さんがいわきにやって来られて、「じゃんがら」を学んでいったことがあります。 A:「鼓童」の「じゃんがら」は「八重の浮立(ふりゅう)」という演目ですね。 僕も知り合いに「鼓童」のメンバーがいて、その話をききました。「なぜ、わざわざ「じゃんがら」を?」という疑問も含めてですね。太鼓の両面を片手で打ち分ける”胴返し”の技法は「じゃんがら」以外、日本には存在しないらしいのです。いわき生まれの自分も知らない、驚愕の事実でした。 「鼓童」のような邦楽の方たちは、「じゃんがら」のようなトリッキーなリズムにも慣れているし、僕自身も打楽器奏者として四半世紀以上もの経験があるので、太鼓のリズムとしては理解できるのですが、足が動かない、しゃがめない、跳べない、念仏唄を謡えない・・・それで、もがいている状態なんです。 そして「じゃんがら」は単純に鉦や太鼓の演奏ではないんだと今、つくづく思っています。 リズム自体は西洋音楽の楽譜に書き留めることも可能なんですがね・・・意味ないんですよね。 N:朝倉さんみたいに、「じゃんがら」に接し、影響を受けるというのは「じゃんがら」にとっても、よい結果をもたらすことになると思います。 A:恐れ入ります(苦笑) ところで、50歳近い新米男の僕が10代、20代の青年会の皆さんと一緒に、同じようにして新盆供養で家々を廻るっていうのは、夏井さんから見てどうですか? N:全く問題ないと思いますよ。 A:でも、本心は「朝倉さん、無理でしょう」なんて? N:いいえ、そんなことはありません。現在、いわきでは60歳以上の方でも、続けている方がいます。 A:それはその人が「じゃんがら」が好きで続けているということですか? それとも、地域のなかに若手の後継者がいなくて、やむなく続けているということですか? N:そうですね、どちらでしょうか、両方の理由からですかね。 ところで、朝倉さんの「じゃんがら」ですが、私はまだ、実物は拝見してはいませんが、ウェブ上の画像では見せていただいています。青年たちと揃いの浴衣を着て、鉦を叩いているところを。 A:恐縮です(苦笑)。 僕も個人的には太鼓を叩きたいんですけどね。2011年に太鼓を叩かせてくれと、市内のいろんな団体に頼んだのですが、ほとんど断られました。「大震災があったから戻って来たってだめだよ」「残念だがウチには入れられない」という団体も結構あってですねぇ、その中で快諾してくれた団体に現在は参加させてもらっている状態なんです。 でも「会のしきたりだけは守って」くれと、1年目は鉦を、まずは鉦を覚えないと太鼓なんて叩かせられないし、教えられないという、当たり前のルールですよね。それをいきなり飛び越えて、プロだから、地元出身だから、入門してすぐ太鼓を叩かせてくれなんて、ムシが良過ぎますよね。 そして、ネット上の動画とかではなく、蝉がジージー鳴いている旧盆の8月、真夏の炎天下でリアルに体感すれば、世界中の人が、込み上げる気持ちになるんじゃないかと僕は思うのですよ。新盆供養の行事ですから、それは不可能と思いつつ。
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N:私は今、ある青年会の練習を見学させてもらっていますが、初日に行った時には、若い青年会員たちが太鼓を叩いていまして、「上手だなぁ、うまく叩いているなぁ」と思いました。でも、2日目に顔を出したら、青年たちの先輩にあたる人が太鼓を叩いていて、前日の青年たちの太鼓よりも格段、うまくて、「凄い」と思いました。ところが、その地区には、その先輩の師匠にあたる人もいて、その師匠の太鼓はさらに凄いというのです。 見てみたいですよね。 A:「ネイティブのじゃんがらプレイヤー」といいますか、そういう人っていますよね。 爺ちゃんや父ちゃんの姿を見て、子供の頃から練習の場に出入りして、その子が成長して青年になって「じゃんがら」をやると。受け継がれる重みですかね。新盆供養にやって来る「じゃんがら」の表面しか知らなかった、僕みたいな人間とは意味が全く違うといいますか・・・。 N:ある青年会員が話をしていたのですが、「自分に「じゃんがら」を教えてくれたのは青年会の先輩だけど、太鼓を叩いていると、時々、自分の父親が太鼓を叩いていた姿が目に浮かぶことがある」と。 A:理屈ではないですよね、それは。体に染みついているのですね。 伝統というもの、継承というもの、そこに理屈はありませんよね。だって「やんなきゃだめだっぺ」という、それだけ。でも、それってとっても強いと思います。
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N:それから、青年会の存在する地域の人たちは、とても厳しい目で「じゃんがら」を見ているという現実もあります。「お前の太鼓の叩き方は全くなっていない」と直接、口に出していわれることもありますが、そうではなく、態度で暗に示されることもあるようです。そういうものを乗り越えていかなければ、伝承はできない、認められない。そこには厳しいものがあります。 A:そうですね、それが多少でも解るようになりました。 N:そのようなところから、誇りとか、達成感とか、地域への帰属意識、さらには地域や仲間たちとの一体感が発生するようです。 A:いわき市内でも「じゃんがら」に対する、人それぞれの気持ちっていうのがあるのでしょうね。 N:「じゃんがら」の太鼓の叩き方には、難しさや複雑さがあって、それをきちんと身に付け、自分のものにすることができれば、そこには達成感や自信、誇り、プライドなどが発生します。 誰にでも容易に覚えられるものだったら、達成感や自信、誇り、プライド、一体感というものは発生しないと思います。 A:今後の「じゃんがら」の展開といいますか、何か考えていることはありますか? N:いろいろな地域の人が「じゃんがら」に触れ、その際、どういう具合に感動するのか、そのあたりに非常に興味があります。「じゃんがら」は素朴で、独特で・・・。 A:僕もそう思います。特徴的なリズム構成を持ち、踊りの所作も特別です。ここまで特化したものが、なぜ、いわき市とその周辺の地域にだけ存在しているのか、いまだにわかりません。不思議でなりません。 「じゃんがら」が全国、そして世界に伝わる時に、本来の姿が変化してしまうという心配はありませんか? この点について、どう思いますか? N:それはやってみてから考えればいいことだろうと考えています。やらないうちからいろいろと考えても仕方がないと思います。 うまく行かなければ、振り出しに戻ればいいと思います。 A:そうですか、振り出しに戻れるでしょうか? N:「じゃんがら」が持つ素晴らしさや個性をさらに深めるためには、担い手たちが異質のものと出合うことも必要だと思うのです。 朝倉さんが持っているものと「じゃんがら」が持っているものが出合って、それが朝倉さんの中で一つになっていく、その際にはいろいろな変化や刺激があると思うのです。そのようなことが大切だと思うのです。 このような体験を「じゃんがら」は過去に幾度も経験しているのです。江戸時代や明治時代には他のさまざまな芸能と出合い、刺激を受け、さまざまな変化を遂げ、その結果として、今の姿になっているのです。 そういう経験が「じゃんがら」を豊かで、たくましいものにした。このようなことがないと、どんどん先細りをしていってしまうのではないかと思うのです。 いろいろな出合いやいろいろな刺激を受けても、その本質はしっかりと守っていけるだろうと思っています。
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A:僕はそういった試みの失敗例を数多く見ています。郷土芸能の意図的なミックスや他民族音楽同士の無理矢理のセッションとか・・・。 なので「じゃんがら」が、そういう変化の中で壊れないでいて欲しいという思いが強くて、トライしないで欲しいというのではないのですが、トライして壊れてしまった後の酷さをも見てきたので・・・。 N:「じゃんがら」はそれをやっても大丈夫なような気がします。それでもきちんと伝承していける。逆に相手を破壊してしまう。そのぐらいの力があるのではないかと・・・。 A:でも、そうはならない可能性もあるわけで。 N:確かに、プラスとマイナスの両面、功罪はありますね。 A:夏井さんが考える「じゃんがら」というのは、どんなものなのでしょうか? N:「じゃんがら」は、これまでに凄い変化を経験してきたと私は考えています。いわきでは現在、100くらいの団体が継承していますが、それぞれの団体ごとに違いがあります。みな同じではないのです。それぞれにバリエーションがあるというのは、これまでにさまざまな変化があった証拠だと思うのです。 ですから、変化に強いというか、ある意味、柔軟なところを持っているように思うのです。 A:淘汰されて、今のような姿になったのではなく、むしろ、意図的に変化して、今のような姿になったという面もあると、そのようなイメージですか? N:そうだろうと思います。 ところで、実はちょっと心配なところがあるのです。 「じゃんがら」と地域社会の関係が少しずつ遠ざかっているように感じられるのです。 A:そうなんですか。東日本大震災以降、東京を含め多くのところで「じゃんがら」を披露するイベントがたくさん行われていて、むしろ活性化しているようにも見えますが、それでもですか? N:私は「じゃんがら」そのものには勿論ですが、それを継承している地域社会の変化というものにも大きな興味や関心を持っています。どちらかというとそちらの方に、より大きな興味や関心があります。 昔の人はどのような関係、どのような距離で接し、関わり、継承してきたのか、地域社会の変化、移り変わりというものをとらえ、考えてみたいと思っているのです。 A:郷土愛のアイコンのような意味合いを「じゃんがら」は持っているのかもしれませんね。 実は、新盆の家々を廻ってみて、全く音楽に聞こえなくなってしまったんですよ。 「じゃんがらが来たぞ!」と興奮して騒いでいる子どもたち、その傍らでハンカチで目頭を押さえる親族の方たち・・・新盆の家々を巡って供養をし、そういう人たちに出会っていくなかで、リズムや唄、踊りといったものがどんどん脱ぎ捨てられて、「じゃんがら」の根源的なものだけが残って・・・ ですから、盆中、家々を巡ることによって、新盆供養のメンタリティだけが染み込んでいく様でした。 N:なるほど、「じゃんがら」と深い関係を結ばれたわけですね。 A:いやいや、まだまだです。今日は本当に、どうもありがとうございました。
取材年月日/2012年8月2日
(※注「じゃんがら念仏踊り」が正式名称です。トーク文中は、いわき市内で親しみを込めて呼ばれている「じゃんがら」で表記しています。)
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■夏井芳徳(なつい よしのり) 1959年、福島県いわき市生まれる。京都大学文学部国語国文学科卒業。いわき市役所勤務。いわき地域学会副代表幹事。 「じゃんがら念仏踊り」などの郷土芸能や地域社会の歴史などを研究している。
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ぢゃんがらの国
夏井 芳徳
        【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
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pj-fukushima-iwaki · 11 years
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中野チャンプルーフェスタ2013レポート
7/13、中野チャンプルーフェスタ2013に行ってきました。
名前からも沖縄感満載なイベントですが、福島のじゃんがら念仏踊りを観る為に。
じゃんがら念仏踊りを観るのは今回が二度目。初めて観たのは東横線旧渋谷駅ホームでの復興支援イベントで、いわき海星高校のものでした。
今回は、ASA-CHANG御本人が出演なさる「磐城じゃんがら遊撃隊」なので期待はとても膨らみます。
      まずは一回目。
エイサーという沖縄の演目のすぐ後に始まったじゃんがら念仏踊りは東北地方らしく厳かな雰囲気。
鐘と太鼓と掛け声と…エイサーの起源は、じゃんがら念仏踊りらしいのですが、東北と沖縄の風土の差なのか、エイサーから続けて観ると雰囲気はずいぶん違いました。じゃんがらは厳粛です。
じゃんがら最中に司会の方がじゃんがらの解説を始めてしまいました。司会の方も気付いたのか演舞中に解説を止めましたが、少し残念でした。
      二度目は商店街を練り歩き。
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東京のお盆は7/13~16。
立ち止まって踊っていたお店の前は本当に新盆を迎えるお宅だったらしいです。東京にはない特別な風習で新盆を迎えられて良い御供養になったのではないでしょうか。
演舞の最後に一礼する場面で御供養の気持ちをとても感じます。
      三度目は中野サンプラザ前メインステージ。
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地元ミュージシャンの後にじゃんがら念仏踊り。
中野チャンプルーフェスタ、その名に相応しいごちゃまぜ何でも有りな進行。気負わずにじゃんがらを知れて逆にこういう方が良いのかもしれません。
ここでもブレない演舞を魅せて頂きました。
      そしていよいよ最後の演舞。エイサーとのコラボレーション!エイサーの起源とは言いつつ初の試みとのこと。
ASA-CHANGも太鼓で登場!三人しかいない太鼓の中央を任されていました!
最後まで残っていて良かった!やっぱり太鼓を叩く姿が観たかったのです。
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派手な衣装のエイサーが整列しているところにじゃんがら念仏踊りが登場。まずは前でじゃんがら念仏踊りだけで演舞です。
一通り終わった直後にエイサー加入。
やはり沖縄は陽気です。じゃんがらの皆さんが瞬間、全員が対応に困り動揺している感じに親近感が沸きました(笑)
しかし、すぐに馴染み一緒に演舞。これは圧巻でした!
そこからは沖縄の本領発揮。カチャーシーという踊りもお客さんも全員参加で大騒ぎ!
じゃんがらだとかエイサーだとか、ここまでくると全く関係ありません。愉しければ全てがオッケー!
盛大に盛り上がりこの日のイベントは終了しました。
      本来お盆に故人の御供養の為に踊るというじゃんがら念仏踊りを気軽な気持ちで観に行くのは間違っているのかもしれません、が、全く知らなかったいわきの伝統をASA-CHANGをきっかけに知る事が出来たので良かったと思います。
知る事が大事。きっと。
      <文> 昆ゆかり
<写真提供> 昆ゆかり、楠宏美
        【プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!の目的】
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!は、いわき市出身の音楽家、ASA-CHANGが伝統芸能じゃんがら念仏踊りを通して、東日本大震災で亡くなられた方へ鎮魂と慰霊そして震災や原発事故で壊されたコミュニティの復興を祈ります。分断された心や気持ちを伝統芸能やお祭りを通して繫いでいければと考えています。
【カンパのお願い】
「プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!」は、様々な方々の無償のご協力を頂き活動しています。趣旨をご理解頂いたみなさまに、カンパのお願いをしています。下記の銀行口座で受け付けています。ご理解とご協力をお願い致します。 http://pj-fukushima-iwaki.tumblr.com/kanpa
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pj-fukushima-iwaki · 11 years
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上高久青年会にじゃんがらの胴巻きを寄贈
いわきと同化しようと「じゃんがら念仏踊り」を始めた朝倉(=ASA-CHANG、以下朝倉)。
そんな朝倉を「じゃんがら新入生」として扱ってくれている「上高久青年会(かみたかくせいねんかい)」への感謝の気持ちとして去る6月27日、「太鼓の胴巻き」を贈呈させていただいた。
朝倉本人の名前が記されているということは、在京の音楽家として活動しながらも、これからも「生まれ育った"福島県いわき市"」と寄り添っていくという朝倉の想いの証にほかならない。
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白土会長に"胴巻き"を寄贈している朝倉。
注):太鼓の胴巻きとは?
“太鼓着物”とも呼ばれ、太鼓の装飾や保護等の役目も果たす巻布の事である。太鼓側面を布で巻く慣習は全世界に点在するが、いわきじゃんがら念仏の胴巻きは「南無阿弥陀佛」の六字名号を中心に、団体名も染付けた「じゃんがら各団体の象徴」とも云える大切なものである。
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2012年夏、上高久青年会の一員として太鼓を叩く朝倉。
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