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家に荷物が届いた、この段ボールに恋人は入ったりするのだろうか、同棲を始めたら、そういうひょうきんなことをして、笑ったり泣いたりする様子を見せてくれるのだろうか
2022/09/29 10:40
昨日はよしたかさんといわさきさんと3人でスタジオに入り、モジュラーシンセとバカデカ声でめちゃくちゃだった、10/1のライブは少し心配が残る
そのあと高専の先輩と合流し、ウイスキーのお店に連れて行ってもらった、��ろいぶきは本音の淡さが人間臭く、というか、ほんのり香り出ちゃってるのが非常に心地よいです、その後声のために体を筒にしているソプラノ歌手が来て、また、良かった
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蝶類とこわばるまたたき
落る枯葉は私のため息を知らない
しとしとと降る雨、それは悲しい
どこかから誰かが何か囁いている
何かとは怪しく仄暗く黄色い空か
乳海��拌の夜に抱かれる尼の嬌声
または避難訓練の誰もいない教室
または来たる私のいない冬だろう
名もわからない、蝶類はまたたく
雨音だけを強くし、只私を慰めて
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道端
歯のない赤子がイギリス庭園の柵の木陰に座ってザクロを食べている、子ヤギが大砲で打ち上げられて赤く散ったのを嬉しそうに赤子は笑いながら見ていた、子供は笑うと手を叩くらしい、親が言っていた、その赤子はたしかに手を叩いていた、親が 子供は何も分かっていない と言っていた、同感だ、しかしながら私も何も分かっていない、宙を舞う子ヤギに手を合わせたが、私は子ヤギがこの後どうなるのか知っている、地面に叩きつけられて、遅れて自身の血の雨を浴びながら少しずつ息を細めていき、瞳孔が開く、それを確認した神主が赤い子ヤギの首を落として、いろいろなことが確定する、よくわからないが手を合わせる意味は無さそうだった、あるという人もいる。
息が揺れているのを感じたのは今朝が初めてだった、星型のピアスは胸の前に握って祈ってから右の耳たぶにつけると決まっている、子供になってから三週間経つが次の成長期は六年後らしい、私が私じゃなかったら多分もうとっくに大人になっていたと思う。
遠くの空はあたたかかった、アスファルトには靴が揃えて置いてあった。
交差点は赤と白ばかりでどこにも人は見当たらない、数字とは?恋とは?そういえば夏が来るらしい。
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酸漿
西の国から来た子宮持ちの真珠らは物忌みのため今日まで潮に触れずにいた。
真珠らが足を止めてから十六日目の、昼を過ぎた頃だった、庭木の影の傾きを感じた真珠らは帯びた色彩を乳から奪い失声症の酸漿に与えた、酸漿が鳴り始め���と浜の葦は茂り、破傷風を流し始めていた。
対してメツは夕陽をナイフに集めてはため息をつきながら渚の砂に半分埋もれたレンズを祈るように刺して殺していた、それは祈りであり、愛であった。
というのも、レンズは長らく波や潮風を真珠らに運ぶ行者として奉仕していたため、ほとんどが目を開けたまま眠り続けるようになってしまった、青カビを集めようにも既に砌は過ぎており、せめて魂魄だけは身体から抜け出せるようメツはナイフを立てていた、レンズの亡骸は海辺から遠目に見えるレンズの島に届くよう、よく占ってから流していた。
メツが五人目のレンズを流している時だった、広い浅瀬と深い橙の空の間にあるのは滲んだ血とがらんどうになったレンズばかりだと思っていたが、メツは異様なものを見た、真珠が一粒、五人目のレンズの耳の奥から転がり出てきたのだ、それは砂の上に落ち、そのまま細かく崩れて砂に溶けてしまった、メツの涙が五人目の若いレンズの頰に落ちた。
メツは一度橙の空に淡く浮かんだ星を見つめた。
こめかみの脈拍に合わせてレンズの胸にナイフを刺し、瞳が濁る瞬間を見届け、経を読み、髄液を唇に塗り、その光の偏りで流す方向を占った、入江の曲線を手のひらでなぞり、レンズの首を引いて海に入る、沖に向かってレンズを小突き、静かに流れてゆくレンズに祈る、ゆらゆらと静かな波が時折レンズを沈める、その度に、魂魄が上か下か、どちらかにゆくのだとメツは信じていた、そして閑静のまま晩夏の砂浜を夜が包んだ。
今朝の地震は夢と重なり、不安とはまた違った濃い感傷をアジルに与えた。アジルの顔面は溶け、寝入る前の部屋の風景に赤く溶け込んでしまった、手足を動かしている感覚に反して、天井から透明の眼球をぶら下げて見る自分の身体は(もちろん、頭部はない)微動だにせず藁の中で眠り続けていた。
次に、アジルは海難事故に遭い、夜の生暖かい水面に大の字になって、修正液をこぼしたような宇宙を見ていた、死ぬかもしれない もう死んでいるのかもしれない と浮かんだまま、自らの静かな呼吸だけを聴いていた。
西瓜が流れてきて指先に当たって、そのまま遠くへ流れていった、しばらく経って、親指くらいの猫が泳いできてアジルのへそにたどり着いた、猫はへその上で形を残して溶けていった、そのまま安心して沈んだのか、アジルは目が覚めた。
暗い闇からメツは浮かび上がり、深い��豆色の虚空に生じている小さな機械を見つめていた、それにはオーブントースターのような扉がついているが埃や汚れにまみれていたそれをメツは開けようと思わなかった。
勝手に、扉が開いた、そこには灰色と赤色と白と黒が混じった粘菌があった、よく見るとそれは子猫であり、粘菌というのは溶けた子猫だった、何匹かの子猫が境界をなくして粘菌に溶けていたのだ、彼らは静かに呼吸をしていて、どこかしこリズムを違くして拍を刻んでいたので、メツは やはり何匹かの子猫が溶けたものなのだ と分かり首を引いた。
メツはトースターに手を入れて、一匹、埃で濁った水ばけつから雑巾を取り出すように、子猫を取り上げた、小さな胴から垂れている頭、さりげに在る小さな手足、頭の中心が開いて、ナァ と言った、不気味さを感じる中で洞穴に吹く風はそんな音だったとメツは思い返した。メツは粘菌の中に子猫を戻して、粘菌がついた自分の手を切り落とした、そして小さな機械の扉を足で蹴り上げるように閉じてそのまま小豆色の虚空に掠れて沈んでいった。
気付いた時、メツは上も下も分からなかった、多分背中から、上を見て沈んでいったのだと見当をつけたメツは、すでに沈んでいる下半身から背中へ、暗い液体へ体をゆだねた、後頭部、その次に耳が沈んだ、胸が、髪が、肩が、額が、目が、鎖骨が、鼻が、喉笛が、最後に唇が沈んだ、メツは沈みきったところで、大きな渦に飲み込まれて、途端にあたりは高い粘度の液体で満ち溢れたまま白い光に包まれた、どれだけ遠くを見ようとしてもどこに白があるのか分からないくらい、広くて柔らかく明るい空間、その光を受けとめるように瞼を閉じて、瞼を透かしたオレンジ色の光と、指と指の間、体の隙間に感じるねっとりとした液体の触感をただただ感じていた、めをつむったまま、メツは眠ってしまった。
メツの耳の中から真珠が落ちて、それはそのまま粉になってしまった。
アジルはまた、目覚める前に短い夢を見た、目が見えるようになる前に冷たい空気が胸に染み込んできた、そこは湖畔であった、湖に月が落ちてきたので、そこを覗くと月はそこで小さく光っていた。
アジルは冷たい水中から両手を使ってそれを掬い上げた、月は手の中を照らして、それが当たり前だった、もっと深く触れようとアジルはそれを口の中に入れた。
辺りは暗くなり、月は口の中で消え、空を見ると飲み込んだそれとは違う月が浮かんでいた、月と目があった瞬間、脊髄を抜かれた、網膜が落とされ、喉の奥は焼き潰された、アジルはその場で、消えない身体を残して死んでしまった、胸から伝わる暖かさを暗闇の中で夕陽に感じ、五人目のアジルはその場で、消えない身体を残して死んでしまった、一つ何かを思い出したが、アジルは消えない身体を残して死んでしまった。
酸漿が鳴る、それを真珠らは覗き込み、座って笑っていた。
2018年秋
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2018-9-15-4:15
車で青森に来た、好きな男の人は青森に住んでおり僕は好きな男の人と津軽海峡に行きたい、友人の実家が何故か青森にあり泊めてもらう、広くボロい家で、脳内では白人男性がその生活の様子をナレーション。朝起きて自転車を借り、友人家族とどこかへ向かう事に、ブレーキがきかない、危ない目に何度かあった。僕は一人になった、黄色い大きなボロい家を見つけると、芝犬の成犬が出てきた、その後ろからドブから這い出てきた浮浪者のような見た目の男が出てきた、男の片足は無く、杖をついて歩いていた、犬は男の糞尿で育っているらしい、犬は男を愛しており、不自由な男のために尽くしている。棒を器用に使い犬を殴り罵声を浴びせ、糞尿を食わせる男に憤りを感じ、僕は男と言い争いになった、男が僕を殴り、掴みかかってきた時臭さにイライラした事もあり男を投げ飛ばしてしまった、足の分もあるからかとても軽かった、空を舞ったのち男は地面に落ち、犬がそばに寄る、男は首の骨が折れていた犬はどうすればいいのかわからないようにその場をウロウロし、僕は少し遠くからそれを見ていた、犬は泣いていた、腐った顔が涙で濡れていた。僕はどうしようもなくなり、パフェを食いに行った、美味しかった、クリームソーダも最高だった。
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