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punk-cat-punk · 6 months
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COVID-19で亡くなった歌い手・ミュージシャン(合掌)
S・P・バーラスブラマニアム(1946年6月4日~2020年9月25日)
カルロス・マリン(1968年10月13日~2021年12月19日) IL DIVOのバリトンパート担当。
ラタ・マンゲシュカル(1929年9月28日~2022年2月6日)
デニー・レイン(1944年10月29日~2023年12月5日)
トーマス・メンズフォース(1956年7月4日~2021年12月10日) 炭鉱夫Mensi。Angelic Upstartsのヴォーカル。
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punk-cat-punk · 8 months
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走り切る、あるいは駆け抜ける、ということについて(チラシの裏)
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この3ヶ月、Leo-Wonderという二人組のアイドルグループのライブをちょくちょく観に行っていた。初めて観たのが今年の7月16日のことだから、ライブを楽しむようになったのはつい最近のことだ。
その7月の対バンライブには亜利美里さん目当てで行っていて、そこで偶然Leo-Wonderを観ることができた。めちゃくちゃカッコよかった。もちろんアイドルのフォーマットを採用しているだけあって「かわいい」のは大前提としてあるのだけれど、曲よし、歌よし、ダンスよし。それらすべてが相まって清冽な風のようなイメージをフロアに届ける二人組。期せずしてそんなお二人のパフォーマンスに感銘を受け、現場を一つ増やすことにしたのだった。
Leo-Wonderの存在自体は前から知っていた。メンバーのrinさんがソロの鳥嶌鈴さんとしても活動していて、そのステージをコロナ前に何回か観ていたこともあり、彼女がコロナ禍まっただなかにグループに加入したことは一応把握していた。そして彼女が加入した第二期Leo-Wonderが3人でスタートしたことも。
とはいえ自分は2人のLeo-Wonderしか知らない。しかも今年6月末に活動休止を公表した後になって初めてそのステージを観たという何とも間の抜けた事情もあり、数えてみればわずかに9ステージを楽しませてもらったにすぎない。
そんな間抜けな自分がなるべくライブを観に行くようになったのも、活動休止の情報が無意識のうちに作用した結果なのだろうと思う。それでも大前提としてライブが楽しく、心に響いてくるものがあるからこそ観られるだけ観ようと思ったのも事実で、そうでなければ鳥嶌さんのソロラストのライブを観に8月に小松まで行くこともなかったような気がしている。
7月の対バンは不思議なめぐり合わせだったのだなと思う。すべてが対バンでつながっているのだ。というのも、鳥嶌鈴さんがソロで歌っているステージを初めて観たライブでも、やはりお目当て(前田彩里さん)が別にいた対バンのライブだったからだ。
前田彩里さんは2019年の年末に引退した。そして周知の通り年明けには「コロナ禍」というライブ文化にとっては非常に厳しい状況が到来した。「禍」の当初はライブハウスが不当に突出して叩かれる状況――それは疫禍のガス抜きのための見せしめという醜悪な人災に違いなかった――に納得が行かず、「推し」の引退にもかかわらずアイドルさんたちの現場から他界せず意地になってあちらこちらへと漂っていたところに、やはり前田さんの引退以前から対バンで知っていた先述の亜利美里さんのところへ通うようになっていた。そこへ来ての今年7月の対バン。
アイドルさんのライブ文化も当然様々ではあるのだが、「対バン」はなくてはならないイベント形式になっている。だからこそありえた機縁。対バンがなければ自分はLeo-Wonderの活休ライブにいたる数回のステージを集中して観ることもなかっただろう。偶然とはいえその縁に出くわすことができてよかったなと思う。
Leo-Wonder presents 3rd Anniversary “Signs”。9月24日に開催されたLeo-Wonderの活動休止となるライブ。ゲストのNaNoMoRaLもSZWARCも楽しく、主催のLeo-Wonderも楽しいライブを全力で繰り広げていた。しめっぽい感じは一切なく、それがかえって印象深いライブだった。こういう区切り方もあるのだと感嘆して後でひとり飲んでヘベレケになってしまった。
活休ライブののち、Leo-Wonderのrinさんは「またここに帰って来れて、ここで最後走り切れてよかった!!!neneと出会えて、一緒でよかった〜〜本当に!」、neneさんは「最後まで一緒に駆け抜けたrin」と記している。自分は活動休止が決まってからちょろっとしかライブを拝見できていないのだけれど、2人の、あるいは3人の二期Leo-Wonderはメンバー自身が言うとおり全力で駆け抜け、走り切ったのだろうと思う。だからこそライブがあんなにも楽しかったのだ。少しでも目撃できたのは僥倖だった。
こう言えばとってつけたようになるけれど、お二人の前途が明るいものであるよう祈念している。ありがとうございました。
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punk-cat-punk · 3 years
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エシー・レイ・ジェンキンス「1919年インフルエンザのブルーズ」
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それは1919年のことでした―― 医者がインフルエンザと呼んだ病で 男も女も死にかけていて そう、人々は至るところで死にかけていて 死は空気を通じて忍び寄り 金持ちのうめき声ですら悲嘆に満ちていました
(コーラス:) それは全能の神の計画だったのでしょう 神はこの古い土地の 北と南、東と西を裁いたのです 目に見えるほどに 金持ちを殺し、貧しい人を殺し それでも情け容赦なくまだまだ殺すつもりでした
テネシー州メンフィスで あと幾日もすればインフルエンザは制御されるだろうと かの医師が告げ そして医者たちを自宅に帰らせ 看護師も同じように帰らせました
(コーラス)
インフルエンザは疫病の一つで あなた方の膝に脚気をもたらし そして誰もが恐れる発熱が生じて すべての骨が軋むように痛み出します 数日もすればあなた方は立ち去るのです あなた方の墓と呼ばれるあの地中の穴の中へと
(コーラス)
Essie Jenkins - The 1919 Influenza Blues
It was nineteen hundred and nineteen; Men and women were dying, With the stuff that the doctor called the flu. People were dying everywhere, Death was creepin' all through the air, And the groans of the rich sure was sad.
(CHORUS:) Well it was God's almight plan, He was judging this old land, North and south, east and west, It can be seen, It killed the rich, killed the poor, It's gonna kill just a little more, If you don't turn away from the shame.
Down in Memphis, Tennessee, The doctor said it soon would be, In a few days influenza would be controlled. Doctor sure man he got had, Sent the doctors all home to bed, And the nurses all broke out with the same.
(CHORUS)
Influenza is the kind of disease, Makes you weak down to your knees, Carries a fever everybody surely dreads, Packs a pain in every bone, In a few days, you are gone. To that hole in the ground called your grave.
(CHORUS)
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punk-cat-punk · 3 years
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ビッグ・ビル・ブルーンジー「この列車は」
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この列車はギャンブラーを運ばないんだぜ、この列車は この列車はギャンブラーを運ばないんだぜ、この列車は この列車はギャンブラーを運ばないんだぜ ウイスキー飲んでる連中も野心家も運ばないんだぜ この列車は栄光に向かってんのさ、この列車は この列車は栄光に向かってんのさ、この列車は この列車は栄光に向かってんのさ 正しい御仁と聖なる御仁しか運んじゃダメなんだ 列車、栄光に向かうこの列車 この列車は嘘つきを運びゃしない、この列車は この列車は嘘つきを運びゃしない、この列車は この列車は嘘つきを運びゃしない 偽善者も野心家もいらない この列車は嘘つきを運びゃしない、この列車は この列車はかっ飛ばしてるんだよ少年、この列車は この列車は今かっ飛ばしてるんだ、この列車は この列車はかっ飛ばしてるんだよ 君が今まで見た中で一番かっ飛ばしてる列車 そうさこの列車は今かっ飛ばしてるんだよ少年、この列車は この列車は黒一色、おお、この列車は この列車は黒一色、おお、この列車は この列車は黒一色 君がそこに行ったらもう戻ってこない おお、この列車は栄光に向かってる、この列車は この列車は流刑にゃ合わないんだ、この列車は この列車はそうさ、流刑にゃ合わないんだ ジム・クロウ法(※)も差別もいらない この列車は栄光に向かってる、この列車は この列車は君が白人か黒人かなんて問題にしないよ、この列車は この列車は君が白人か黒人かなんて問題にしないよ、この列車は この列車は君が白人か黒人かなんて問題にしないんだよ 誰もがただの人として扱われるのさ この列車は栄光に向かってる、この列車は この列車は栄光に向かってる、この列車は この列車は栄光に向かってるんだ 正しい御仁と聖なる御仁しか運んじゃダメなんだ この列車は栄光に向かってる、この列車は この列車は この列車は この列車
※ジム・クロウ法 南北戦争後に合衆国南部で制定された黒人差別法のこと
This train don't carry no gambles, this train This train don't carry no gambles, this train This train don't carry no gambles No whiskey drinkers, and no high flyers This train carry no gambles, this train This train is bound for glory, this train This train is bound for glory, this train This train is bound for glory Don't carry nothing, but the righteous an' the holy This train bound for glory, this train This train don't carry no liars, this train This train don't carry no liars, this train This train don't carry no liars No hypocrites and no high flyers This train don't carry no liars, this train This train is built for speed, boy, this train This train is built for speed, now, this train This train is built for speed Fastest train you ever did see Now, this train is built for speed, boy, this train This train is solid black, oh, this train This train is solid black, oh, this train This train is solid black When you go there you don't come back Oh, this train is built for glory, this train This train don't fit no trasportation on this train This train don't fit no trasportation on this train This train, you know, don't fit no trasportation No Jim Crow and no discrimination on This train is bound for glory, this train This train don't care if you white or black on this train This train don't care if you white or black on this train This train don't care if you white or black Everybody's treat'd just like a man This train is bound for glory, this train This train is bound for glory, this train This train is bound for glory, this train This train is bound for glory Don't carry nothing but the righteous an' a holy This train is bound for glory, this train This train This train This train
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punk-cat-punk · 4 years
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永遠 Dreamer へ
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拝啓 前田彩里様
ぼくが初めてあなたのライブを観に行ったのはソロ活動2週年記念の単独ライブ「いろいろVol.8」(2014年6月17日)のことでした。℃-uteのコンサートが最初のハロプロ現場だったぼくにとって初めて観るあなたのライブは衝撃でした。ビッと揃う圧倒的な群舞で魅せるグループのパフォーマンスとはまた次元が異なる衝撃。
「一人で激しく踊ってなんでこんなに歌えるのだろう」
この衝撃はその後のぼくを規定し続けています。それはアイドルを軽く見ていたぼくの差別的なありようを自覚させられる痛打であったのと同時に、気が遠くなるような努力抜きにはありえない技芸・表現に出会って素直に感激し、尊敬することが可能となる「人間らしさ」を取り戻す画期でした。
というのもそれまでの自分はハードコアパンクに代表されるような「激しい」音を至高のものとして好み、またそうした音を自らもまた排出することで己のありようを規定していたため、結局のところいわゆるマッチョイズムを相対化できない限界のうちに留まっている状態だったからです。その尊大な自意識を打ち砕いてくれたのがあなたたちのような絶え間ない努力に裏打ちされた解放的かつ激しいパフォーマンスでした。
℃-uteに打ちのめされ、THE ポッシボー(チャオベッラチンクエッティ)・アップアップガールズ(仮)・吉川友の「チーム負けん気」に打ちのめされ、そした前田彩里さん、あなたに打ちのめされる。それはとても幸運なことだったと思います。あなたたちのパフォーマンスに出会わなければ、おそらく自分は今でも「強そうなもの」を優先して「華麗なもの、それでいて激しいもの」への感激を知らずにいただろうからです。
などとさっそく言い訳じみた御託を並べていますが、それはともかくとして距離の近さに心底ビビってあなたの現場に通うようになるまでに1年くらいかかってしまったテイタラクについてようやく自分でも笑えるようになりました。時間かかりすぎ。そうなんです、基本ビビリなんです。ビビリだからこそ強がってしまうクソガキの時間が長すぎました。
話が前後しますが、「雇われ店長」評価など様々にあろうとは思いつつ、表向きは店長つんく♂が率いていたハロープロジェクトが存在しなければあなたの歌とダンスにふれることもなかったのだとつくづく思います。今でも「クソ事務所」と言いたくなることがありますが、その事務所が「クソ」だったからこそつんく♂がいて、つんく♂を矢面に立てながら年若いあなたがたをオーディションでハロプロエッグ(研修生)として合格させた。だから巡り巡ってぼくは幸運にもあなたのステージに出会うことができた、というわけです。
こんなことを言ってしまえば「他人のあんたに何が分かるの?」と受け流されるのがオチだろうと思うのですが、それでもあなたが歩んできた一筋縄ではいかない道行きを、あなたが芸能活動を終了したいまだからこそ改めて想起せざるを得ません。客はただ板の上の表現に見惚れ聴き惚れていればよくて、演者の来し方・行き方をあれこれ考える必要などない、一期一会なのだ、という古くからの芸能の大前提からすれば野暮なものいいだと分かっています。それでもあなたの困難を伴った道行きを想像してしまうと、そのことでも頭を垂れる以外にないのです。
2019年12月28日のラストライブ。終盤であなたがみんなに向けて読んでくれた手紙の冒頭にはこうありました。
うちは、小さい頃から、環境を変えながら活動を続けて、22年生きてきた中の約16年間をアイドル?として過ごしてきました。
「たくさんの愛、ありがとう」(前田彩里の☆いろりんブログ☆)
手紙を読む前には、あなたが大好きだったエッグ仲間の正規グループ・スマイレージの「スキちゃん」「夢見る15歳」をカバーして元ハロヲタ・現ハロヲタを沸かせる一幕もありました(セットリスト詳細)。
ファーストワンマンライブではカバーを封印してオリジナル曲だけで構成する孤高のこだわりがあったはずで���が、ラストライブとなるセカンドワンマンではこの2曲を聴かせてくれました。観せてくれました。そこにあなたがハロプロ研修生として過ごした日々への愛着を勝手に読み取り、勝手にヘタクソな振り真似をしながら視界が滲み、手紙の冒頭での言葉を聞いて「やっぱりそうだったんだ」と勝手に合点してまた滲む。その愛着はあなたの意思表示なのだと。歳を取るといろいろ勝手に妄想して勝手に緩んで自分でも笑ってしまいます。どうぞお笑いください。
そう、約16年間。それはあなたがハロプロエッグに合格したところから起算した数字のはずです。だからぼくはその数に、エッグの一員であったことへのあなたの自負を垣間見る思いでいるのです。スタート地点がそこだったからこそ、フロアを圧倒するパフォーマンスを涼しい顔で繰り広げるあなたが存在し続けてくれたのだ、という自分勝手な思い。
今さらぼくなんかが言うまでもなくハロプロは「ライブ」を「ライブ」として成立させるパフォーマンスを重視する集団です。一部に被せがあったとしても基本的には生歌で歌いながら踊りまくる。ただ躍動感に溢れるだけではなく、手の流し方、足の止め方一つを取ってみても緩急自在の身体動作。同時に歌。それがいかに困難なことであるかは身体を動かしながら発声してみればすぐに分かることです。まず息が続かない。パンクのヴォーカルだってピョンピョン跳ねながら叫べば息も絶え絶えです。
歌がうまい人はこの世界にゴマンといます。ダンスが圧倒的な人々も同様です。それぞれ超絶的な技巧で魅せる人々はプロとして生きるのでしょう。しかし踊りながら同時に歌って観客を魅せる、その総合技芸の来臨は生半なことではないでしょう。しかも、しょっぱなの物言いに戻りますが、だからこそグループの一員として歌割りで負担が軽減されることもなく、ソロの演者として時に激しく時に優美に踊りながら歌い続けるあなたの強靭な身体と表現が持つ力にぼくは深い感動を覚えたのです。
どれだけ感激してきたのかという壊れたスピーカーのような反復はもうやめておきましょう。
ぼくはあなたのステージが大好きでした。単独の演者として厳しく自己に向き合い、そして板の上で自己を表出して観客を楽しませるあなたの演目が本当に好きでした。
これも物販で何度も同じことを言ってやれやれ…と思わせたことでしょうが、物販で見ればあなたは決して大きくはない。けれどステージではものすごく大きく見える。静と動を兼ね備え、あるいは影と光をつくりだす稀有の力をたとえ一時ではあれ板の上で発揮する人だから、大好きでした。好きというか尊敬していました。
そんな尊敬する人のステージを4年に渡って観続けることができたぼくは果報者です。
これから新しい道に進むけど 辛いことや悲しいことがあったら みんなのこと、今日の景色を思い出します。
みんなも、心のすみっこでいいから うちのことを覚えててほしいな。
いままで応援してくれたみなさん、本当にありがとう。
バイバイ( ^_^)/~~~
「たくさんの愛、ありがとう」(前田彩里の☆いろりんブログ☆)
こちらこそ本当にありがとう。 楽しい時間をありがとう。 ぼくもあなたが与えてくれた景色から勝手に元気をもらい続けるでしょう。 そして何より心は彩られたままです。
あなたの行く道が明るいものでありますように。 あなたが永遠 Dreamerであり続けられますように。 いや、あなたなら自らを信じて突き進むことができると思っています。 夢見る頃をとうに過ぎ去ったぼくもがんばります。
万感の思いを込めて、
大きくカンシャ!
バイバイ!
敬具 2019年12月31日
のらねこ
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punk-cat-punk · 6 years
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ドラマティック1・2・3♪ ~前田彩里さん21歳の生誕祭~
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5月7日(月)、仕事の後にいろりんこと前田彩里さんの生誕祭に行ってきました。
生誕祭はいろりんの定期公演としては16回目に当たり、つねづね16という数字を「いろ」と語呂合わせすることで特別視してきた彼女にとっても記念すべき公演だったのだと思います。しかもこの日はいろりんの誕生日当日であり、1ファンのぼくとしても21歳になったばかりのステージが観られるということでワクワクしながら会場に向かったのでした。
いつもライブ楽しかった、よかったよと連呼するだけのボンクラの自分としては、ふだんは持ち時間が15分から20分くらいの対バンライブを多く観ていることもあり、単独の公演でいろりんが歌う姿をじっくり観られる、それだけでもう十分すぎるくらいの気持ちでした。
もちろん内容もよかったです。最初に自分の持ち曲を歌い、恒例のカバーのしょっぱなにはスマイレージの「スキちゃん」を歌い、新たなカバーへの挑戦として中川翔子の「空色デイズ」、dreamの「My will」、福永恵規の「風のInvitation」。カバー曲では新境地も垣間見え、また聴いてみたいなと思わせてくれる内容でした。「空色デイズ」と「My will」はアニメのタイアップ曲でもあります。カバーの合間には遊びに来ていたティーンズ☆ヘブンの藤沢優衣ちゃんを交えてのミニゲーム(これがまた面白かったです)。そして、新曲「ドラマティック1・2・3♪」のお披露目。
もしかしたら新曲来るかも…と予感してはいたものの、やはり新たな曲の歌い初めに立ち会えることがファンとしてはとても嬉しく、こみ上げてくるものがありました。昨年5月のワンマンライブで2曲の新曲発表があったためか、それから少々時間が空く状況だったことも影響していたかもしれません。それまではだいたい半年に1曲のペースで新曲が発表され(※)、前回が2曲同時だったので1年ほど間が空いたとしてもありうることだよなあと思っていたのですが、それでもすごく嬉しかったわけです。
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ともあれ、新曲の内容、振り付け、衣装のかわいらしさが自分としてはやや意外だったこともあり、かなり印象深いものとなりました。というのも2016年8月発売のミニアルバム『ありがとう』の1曲目となった「You&me」はファンキーなダンサブルナンバー、ミニアルバム発売後の2017年5月に発表された新曲2曲のうち「マジコイ」は反復する重めのキックに哀調を帯びたボーカルラインが絡む大人びたダンス・ポップで、その流れの後に再びかわいらしい佳曲が投入されるとは思っていなかったからです。
いろりんの持ち曲を発表された順に聴き比べると、やはりその時々の年齢に応じた等身大の日常や夢を表現する傾向が通奏低音のように一つのつながりとなって背景に流れているのではないかと思えます。「マジコイ」と同時に発表された「おなじ青空(そら)」にしても曲調は明るいものの旅立ちと別離をテーマとした歌詞で構成されており、なるほどいろりんの成長に合わせた内容になっていると考えられ、となるとこれからはやはり成人したいろりんの道行きを照らすような歌の世界が提起されていくのかもしれないなとぼんやり思っていたのです。
しかし「ドラマティック1・2・3♪」はむしろ「正統派」的(何をもって正統派とするかは難しいところがありますが)なかわいらしさに彩られた歌であり、楽曲です。ソロ活動初期の「やくそく/きみ時々ハート」の路線をほうふつとさせるところもあります。楽曲としては「きみ時々ハート」に近く、いずれにせよ原点回帰と捉えてもいいのかもしれません。いろりんの歌声が持つキュートな甘さと力強さ、その両方の魅力を引き出すメロディラインと軽快なバックトラック……
歌詞が紡ぎ出すその世界観についてはまだ自分の頭の中で再構成できるほどちゃんと聴き取るところまで至っていないので、今後のライブの機会で補完していきたいと思っています。ロマンティックとドラマティックの対比が歌詞の中でどう位置づけられているのか、あるいは長期にわたるいろりんの活動の中でどのような意味を持つことになるのか……いろりんが進んできた道程を振り返るなら、単にかわいらしい恋の歌とだけ捉えればよいのだとも考えられないため、次のライブは聴くことに集中したいくらいです。
ごたくを並べてしまいましたが、総括、楽しかったです!
この楽しさは、いろりんの歌だけを聴きに来た人たちでその場が構成されているといった空気感に増幅させられていた側面もあります。でも何より主役は“前田彩里”さんです。最初に言及したように、彼女が持つその時々の力が発揮されるステージがあればそれで十分すぎるくらい楽しいのです。彼女の歌とダンスに魅了された1ファンとして、新曲がライブの中でどのように展開されていくのかを期待してフロアから観ていきたい。ドラマティックに、明るく、楽しく、強く。そして優しく。
前田彩里さん、改めて誕生日おめでとうございます。一人でも多くの人にいろりんの歌が届くことを願っています。今年も充実したよい1年となりますように。
※新曲発表のペースは半年以内のこともありました。以下、参考までに時系列にまとめておきます。
2013年5月 「やくそく」発表 http://tower.jp/article/feature_item/2014/02/21/0702
2013年11月 「きみ時々ハート」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11670583041.html
2014年3月 1stシングル「やくそく / きみ時々ハート」発売 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11788531017.html
2014年6月 「Twinkle Star Light」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11879981271.html
2014年11月 「秘密」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11954118259.html
2014年12月 「『また、明日』そう言って手を振った」発表 ※CD未収録曲 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11967840925.html
2015年1月 2ndシングル「Twinkle Star Light / 秘密」発売 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-11977467683.html
2015年5月 「Feel Happy!」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12024224648.html
2015年8月 「僕らの未来」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12062383816.html
2016年3月 「You&me」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12138127128.html
2016年7月 「ありがとう」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12184252579.html
2016年8月 1stミニアルバム「ありがとう」発売 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12193200010.html
2016年12月 「てっぺん」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12233058623.html
2017年5月 「おなじ青空」「マジコイ」発表(ワンマンライブ当日) https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12276469854.html
2018年5月 「ドラマティック 1・2・3♪」発表 https://ameblo.jp/iroriiroriirori/entry-12374275177.html
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punk-cat-punk · 7 years
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カーネルインストールで wd719x, aic94xx のモジュールがないと怒られる
カーネルインストール時に以下のエラーが出る。 ==> WARNING: Possibly missing firmware for module: wd719x ==> WARNING: Possibly missing firmware for module: aic94xx ここに暫定解が提案されている。 $ git clone https://aur.archlinux.org/aic94xx-firmware.git $ cd aic94xx-firmware $ makepkg -sri $ git clone https://aur.archlinux.org/wd719x-firmware.git # cd wd719x-firmware # makepkg -sri https://gist.github.com/zhenkyle/649ce0c08b9af717da8997d7e2551fdc
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S imagemagick
resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (6) fribidi-0.19.7-1 lcms2-2.8-2 liblqr-0.4.2-1 libraqm-0.3.0-2 ocl-icd-2.2.11-1 imagemagick-6.9.9.20-1 Total Download Size: 2.57 MiB Total Installed Size: 11.08 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] uy [root@archlinux ~]# pacman -S imagemagick resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (6) fribidi-0.19.7-1 lcms2-2.8-2 liblqr-0.4.2-1 libraqm-0.3.0-2 ocl-icd-2.2.11-1 imagemagick-6.9.9.20-1 Total Download Size: 2.57 MiB Total Installed Size: 11.08 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] y :: Retrieving packages... error: failed retrieving file 'lcms2-2.8-2-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host lcms2-2.8-2-x86_64 186.1 KiB 4.91M/s 00:00 [######################] 100% error: failed retrieving file 'liblqr-0.4.2-1-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host liblqr-0.4.2-1-x86_64 28.8 KiB 0.00B/s 00:00 [######################] 100% error: failed retrieving file 'fribidi-0.19.7-1-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host fribidi-0.19.7-1-x86_64 65.2 KiB 0.00B/s 00:00 [######################] 100% error: failed retrieving file 'libraqm-0.3.0-2-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host libraqm-0.3.0-2-x86_64 24.2 KiB 0.00B/s 00:00 [######################] 100% error: failed retrieving file 'ocl-icd-2.2.11-1-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host ocl-icd-2.2.11-1-x86_64 37.2 KiB 0.00B/s 00:00 [######################] 100% error: failed retrieving file 'imagemagick-6.9.9.20-1-x86_64.pkg.tar.xz' from ftp.tsukuba.wide.ad.jp : Failed to connect to ftp.tsukuba.wide.ad.jp port 80: No route to host imagemagick-6.9.9.2... 2.2 MiB 39.2M/s 00:00 [######################] 100% (6/6) checking keys in keyring [######################] 100% (6/6) checking package integrity [######################] 100% (6/6) loading package files [######################] 100% (6/6) checking for file conflicts [######################] 100% (6/6) checking available disk space [######################] 100% :: Processing package changes... (1/6) installing lcms2 [######################] 100% (2/6) installing liblqr [######################] 100% (3/6) installing fribidi [######################] 100% (4/6) installing libraqm [######################] 100% (5/6) installing ocl-icd [######################] 100% Optional dependencies for ocl-icd opencl-driver: packaged opencl driver (6/6) installing imagemagick [######################] 100% Optional dependencies for imagemagick imagemagick-doc: for additional information ghostscript: for Ghostscript support openexr: for OpenEXR support openjpeg2: for JP2 support libwmf: for WMF support librsvg: for SVG support libxml2: for XML support [installed] libpng: for PNG support [installed] libwebp: for WEBP support [installed] libraw: for DNG support :: Running post-transaction hooks... (1/2) Warn about old perl modules (2/2) Arming ConditionNeedsUpdate...
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S syslog-ng
# pacman -S syslog-ng resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (3) eventlog-0.2.12-4 libdbi-0.9.0-2 syslog-ng-3.10.1-2 Total Download Size: 1.26 MiB Total Installed Size: 4.97 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] y :: Retrieving packages... eventlog-0.2.12-4-x... 10.6 KiB 0.00B/s 00:00 [######################] 100% syslog-ng-3.10.1-2-... 632.7 KiB 6.44M/s 00:00 [######################] 100% libdbi-0.9.0-2-x86_64 642.2 KiB 15.7M/s 00:00 [######################] 100% (3/3) checking keys in keyring [######################] 100% (3/3) checking package integrity [######################] 100% (3/3) loading package files [######################] 100% (3/3) checking for file conflicts [######################] 100% (3/3) checking available disk space [######################] 100% :: Processing package changes... (1/3) installing eventlog [######################] 100% (2/3) installing libdbi [######################] 100% (3/3) installing syslog-ng [######################] 100% Optional dependencies for syslog-ng logrotate: for rotating log files [installed] json-c: for json-plugin curl: for the HTTP module [installed] libmongoc: for the MongoDB plugin :: Running post-transaction hooks... (1/1) Arming ConditionNeedsUpdate...
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S logwatch
# pacman -S logwatch resolving dependencies... :: There are 2 providers available for cron: :: Repository core 1) cronie :: Repository community 2) fcron Enter a number (default=1): looking for conflicting packages... Packages (3) cronie-1.5.1-1 run-parts-4.8.1-1 logwatch-7.4.3-3 Total Download Size: 0.43 MiB Total Installed Size: 2.38 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] :: Retrieving packages... run-parts-4.8.1-1-x86_64 27.8 KiB 2.71M/s 00:00 [########################################] 100% cronie-1.5.1-1-x86_64 68.4 KiB 2.90M/s 00:00 [########################################] 100% logwatch-7.4.3-3-any 344.4 KiB 4.80M/s 00:00 [########################################] 100% (3/3) checking keys in keyring [########################################] 100% (3/3) checking package integrity [########################################] 100% (3/3) loading package files [########################################] 100% (3/3) checking for file conflicts [########################################] 100% (3/3) checking available disk space [########################################] 100% :: Processing package changes... (1/3) installing run-parts [########################################] 100% (2/3) installing cronie [########################################] 100% Optional dependencies for cronie pm-utils: defer anacron on battery power smtp-server: send job output via email [installed] smtp-forwarder: forward job output to email server [installed] (3/3) installing logwatch [########################################] 100% Optional dependencies for logwatch perl-date-manip: human readable dates :: Running post-transaction hooks... (1/1) Arming ConditionNeedsUpdate...
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S php-apcu
resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (1) php-apcu-5.1.8-1 Total Download Size: 0.06 MiB Total Installed Size: 0.21 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] :: Retrieving packages... php-apcu-5.1.8-1-x86_64 59.3 KiB 2.52M/s 00:00 [######################] 100% (1/1) checking keys in keyring [######################] 100% (1/1) checking package integrity [######################] 100% (1/1) loading package files [######################] 100% (1/1) checking for file conflicts [######################] 100% (1/1) checking available disk space [######################] 100% :: Processing package changes... (1/1) installing php-apcu [######################] 100% :: Running post-transaction hooks... (1/1) Arming ConditionNeedsUpdate...
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S openntpd
# pacman -S openntpd resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (1) openntpd-6.0p1-1 Total Download Size: 0.05 MiB Total Installed Size: 0.17 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] :: Retrieving packages... openntpd-6.0p1-1-x86_64 49.3 KiB 1642K/s 00:00 [######################] 100% (1/1) checking keys in keyring [######################] 100% (1/1) checking package integrity [######################] 100% (1/1) loading package files [######################] 100% (1/1) checking for file conflicts [######################] 100% (1/1) checking available disk space [######################] 100% :: Processing package changes... (1/1) installing openntpd [######################] 100% :: Running post-transaction hooks... (1/1) Arming ConditionNeedsUpdate... /etc/ntpd.conf に以下を追記 server 0.jp.pool.ntp.org server 1.jp.pool.ntp.org server 2.jp.pool.ntp.org server 3.jp.pool.ntp.org # ntpd -s -d で時刻合わせ(手動)
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punk-cat-punk · 7 years
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# pacman -S opendkim
# pacman -S opendkim resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (6) freetds-1.00.44-1 libbsd-0.8.3-2 libfbclient-2.5.7.27050-2 opendbx-1.4.6-3 unixodbc-2.3.4-2 opendkim-2.10.3-4 Total Download Size: 4.32 MiB Total Installed Size: 29.36 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] :: Retrieving packages... libbsd-0.8.3-2-x86_64 131.7 KiB 1416K/s 00:00 [####################################] 100% libfbclient-2.5.7.27050-2-x86_64 2.4 MiB 3.85M/s 00:01 [####################################] 100% unixodbc-2.3.4-2-x86_64 218.7 KiB 10.7M/s 00:00 [####################################] 100% freetds-1.00.44-1-x86_64 1260.0 KiB 10.5M/s 00:00 [####################################] 100% opendbx-1.4.6-3-x86_64 79.8 KiB 0.00B/s 00:00 [####################################] 100% opendkim-2.10.3-4-x86_64 272.2 KiB 11.6M/s 00:00 [####################################] 100% (6/6) checking keys in keyring [####################################] 100% (6/6) checking package integrity [####################################] 100% (6/6) loading package files [####################################] 100% (6/6) checking for file conflicts [####################################] 100% (6/6) checking available disk space [####################################] 100% :: Processing package changes... (1/6) installing libbsd [####################################] 100% (2/6) installing libfbclient [####################################] 100% (3/6) installing unixodbc [####################################] 100% (4/6) installing freetds [####################################] 100% (5/6) installing opendbx [####################################] 100% (6/6) installing opendkim [####################################] 100% >>> Check and modify /etc/opendkim/opendkim.conf before starting :: Running post-transaction hooks... (1/1) Arming ConditionNeedsUpdate...
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punk-cat-punk · 7 years
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あこがれの意味
40代もなかばの馬齢を数える私はいま、シゴトとハードコアパンクバンドの活動以外では女性アイドルのヲタクとしての余生を送っています。
1990年代に夜間に大学に通っていたころ、ブント系と目されるとある小党派のフロントサークルに所属したのが強烈な契機となり、「日帝本国人」(しかも「男」)としてうわべだけで自己否定しまくりながら微力すぎてなにもできない口先だけの「共産主義者」としての素養を獲得しつつ、サークルの先輩に「パンクはプチブル」規定されたのを根にもって(パンクを受容したキッズの大多数はプロレタリアートのガキなんだけど!)悩んだあげくしばらくしてサークルをきっぱりとやめて(やめる時にサークルボックスで先輩活動家たちにツメられ物理的に殴られはしなかったもののガクブルで粗相しそうでした)やっぱりDIYパンクだなーとアナキズムを夢見るボンクラに戻りつつそれでも2000年代はいろいろと無党派の「運動」のすみっこでグダグダしたものの自分も含めて自己欺瞞ばかりでいやになり、撤退して社会的には頓死したも同然の賃労働マシーンに純化してみるとこんどは賃労働の酷烈さに追いつめられ息もたえだえにバンド活動だけで生きのびていたところに再び女性アイドルの存在に出会ったのが2012年(映像だけなら2011年)のことでした。長い。
つまり大震災と福島第一原発の爆発で「東日本壊滅」の危機が叫ばれたあとに、都市生活者としての自らの罪深さにおそれおののきながらバンド仲間が反原発デモでパクられてその救援で東奔西走するなかで息苦しさが倍増していき、その過程と事後で苦しさを清算することができずいよいよもうダメかなと思いはじめたタイミングでアイドルと呼ばれるまばゆい存在を目にすることができた、というわけです。
もうお分かりですよね。アイドルが繰り広げるパフォーマンスの魅力に「救い」もしくは希望を勝手に見出して舞い上がるタイプのアレとなったわけです。最初にパフォーマンスを目の��たりにしたのは女性アイドルでしたが、いまとなっては男性アイドルや「ゲイアイドル」のパフォーマンスも現場で楽しく観るようになっています。
私はいま前田彩里さん(以後、愛称のいろりん)の歌とダンスに魅了されて応援しています。いろりんのライブ最優先で現場に通うようなってからおよそ2年ほどがたちましたが、ずっといろりんのライブに通っている人からしたら「やっと流れてきた」立場にすぎません(いやもちろん応援する立場に新旧の別はないとは思いますが、やはり何年も応援し続けることのすごさを忘れたくはないとも考えているのであえてこう書いておきます)。そうなんです。流れてきたんです。別の演者さんから。
そもそも私はガキの時に同世代のアイドルを軽視していました。それまでのアイドルのパブリックイメージを打破することになった「おニャン子クラブ」が同世代として活躍していくのをテレビで見ても、「遊びでしょこれ」としか思わなかったんです。おニャン子以後のいわゆるアイドル冬の時代において歌主体で活動していた姫乃樹リカさんやCoCoは別格でしたが、やはりおニャン子のありようをメディアから刷り込まれるにつけ、しょせんお遊戯にすぎないとどこかでバカにするような意識を持っていたということです。自分の中にそうした差別的な感情がうずまいていたことを認めざるをえなくなったのは、℃-uteを知った時のことでした。℃-uteはハロープロジェクト(ハロプロ)に所属する女性アイドルグループです。
すでにおぼろげとなってい��記憶をたどると、2011年の晩冬にシャ乱Qの「シングルベッド」の映像をYouTubeで視ていた時に、リコメンド欄に℃-uteのメンバーである鈴木愛理さんによるカバーバージョンがリストアップされていて、そちらも視たところ歌うま!とびっくりしてそのまま他の動画も視聴し続けたのが℃-uteにはまったきっかけだったように思います。
いずれにせよYouTubeで映像を確認し、愛理さんの歌のうまさだけでなく年若い女性の5人グループ(当時はすでに5人でした)のパフォーマンスはこんなにすごいのかと驚嘆して、この時に自分はおニャン子的なパブリックイメージ縛られすぎて食わず嫌いでいただけなんだなと自覚させられました。
もともと私が好きになった音楽はハードロックやヘビーメタルでした。それはローティーンの時のことでしたが、洋楽一般を入り口としながらすぐにそれらの極端さを好きになるガキとなったわけです。続いてブルースなども並行して聴くようになったとはいえ、ほどなくしてメタルからハードコアパンクに流れたこともあいまって、基本的には攻撃的で激しい騒音を発するバンド群に没入していきました。いまでもハードコアパンクは大好きですが、10代の時にそうしたものを聴くのは思春期にありがちな「他とは違うなにか」に浸かりたいというひねくれた願望にも合っていたのだと思います。いまとなってはハードコアパンクやヘビーメタルについては違った思いから好きでい続けていますが、ガキの時はとにかく「なんとなくアングラな感じ」や「激しい感じ」に惹かれていました。あるいはのちに自らハードコアパンクのバンドをやるなかで、知らず知らずのうちに尊大な態度が身に付いてしまったのでしょう。「自分は人とは違うことをやっている」という思い上がり。だからこそ女性アイドルに表象されるような「かわいい」ものに対する畏怖の感情を無自覚にであれ持っていたのだと捉え返さざるをえないのです。
そうした愚かな忌避感情をもののみごとに粉砕してくれたのが℃-uteでした。動画をぐるぐると視ていくなかでたどりついたのが2011年9月11日に開催された℃-uteの日のライブ映像です。引きの映像の中でヲタがぴょんぴょん跳びまくっているためステージの様子が分からづらいのですが、それでも歌い踊る5人の演者の姿を捉えることができました。統率のとれた巨大な応援のコールを繰り出すヲタの熱量に「このキモい人たち何なんだ…」と思いながらも、何よりステージの5人は何でこんなに踊りながら歌えるのかなとびっくりしたのです。しかも数曲まとめてノンストップでやってるなんて!!
ライブをこんな風にやれば自分なら倒れるだろうな。身体を動かしながら声を出すことの難しさを多少なりとも知っている身としては、まず運動量のすごさでガツーンとやられました。勝ち負けが問題ではありえないとしても自分はこの子たちに勝てるわけがない。まじこの子ら何なの。アイドルってみんなこんななの……と思ったものの、どうやらそうでもないらしい。すべてのアイドルが生歌でコンサートに臨んでいるわけでもない事情をなんとなく知り、それじゃなおのこと℃-uteが実際どうなのか観に行かないとなあと思いながらも、踏ん切りがつかなくてどうしようか数ヶ月悩みながらついに行ったのが「℃-uteコンサートツアー2012春夏 〜美しくってごめんね〜」の追加公演でした。神奈川・よこすか芸術劇場大ホールの昼公演のみでしたが、いま調べてみたら2012年6月30日に開催されています。記憶がすでにぼやけていてもうちょっと前のことかと思いこんでいたので、これこそ備忘録ですね。
それでは実際の℃-uteのコンサートはどうだったのか。言わずもがなです。ホールコンサートのためステージは遠かったのですが、とにかく視覚・聴覚どちらも圧倒されっぱなし。ごめんなさい。やっぱりあなたたちにはかないません。自分の中にマチズモ(マッチョイズム)が巣食っていた無様さを、あなたたちがその「かわいさ」を武器に切り裂いて明るみに出してくれました。まじめにそう思いながら帰路についたことを覚えています。同時にことここに至れば何度でもライブを体験するしかないと感激した記憶は今でも色褪せることなく脳裏に刻まれています。たとえ女性アイドルのライブ現場で圧倒的多数である男性客がいかに怒号のようなコールを繰り返して「男らしさ」を誇示していたとしても、それを遥かに凌駕するパフォーマンスをもって熱狂の場を制圧していく女性アイドルとはいかに得難い存在なのか……と本気で考えたのです。彼女たちなら自分の薄汚い差別根性を叩き直してくれるのではないか。
その後のアイドル応援の遍歴のことはここでは詳しく書くつもりはありません。ただ大まかに言うと次のようになります。
℃-uteのライブには初の武道館公演2DAYSの2日目(2013年の℃-uteの日、つまり9月10日——当初武道館公演はこの日だけだったはずが急遽前日の9日もセットされたため“初武道館公演の日”ではなくりました)に行ったのを打ち止めにしています。2012年以後に℃-uteのコンサートツアーにはちょくちょく入っていましたが、1年と少しで行かなくなってしまったわけです。
そのころ並行して気になっていた、アップフロント系事務所としては傍流のTNXに所属するポッシボー(現チャオ ベッラ チンクエッティ)のライブにも行くようになり(最初に行ったのは2013年8月11日に開催された横浜Blitzでの単独ライブの昼公演)、そして1年も経たないうちにいまも応援しているいろりんのことを知りました。
最初にいろりんのライブに行ったのは2014年6月17日に開催されたソロ活動2週年記念の単独ライブですが、いろりんのライブにぽつぽつと断続的に参加するようになったのは1年後の2015年6月くらいからです。2015年8月にはあっきゃんこと秋山ゆりかさんがチャオベッラチンクエッティ(6月に改名)を「卒業」し、その現実をうまく受け止めきれずにいろりんのライブを最優先にして通うようになって現在に至る……というのが大まかな自分の動き方の記録です。
ともあれ、私は女性アイドルのパフォーマンスに心をわしづかみにされたままです。そしてそれは自分の中に巣食う差別的な根性を自覚するきっかけを与えてくれるかけがえのない経験であり続けるでしょう。つまり私にとっての女性アイドルへの憧憬とは「男性優位社会における男」としての自己否定を繰り返すための大きな力の源泉にほかならないのです。
利用主義的だなあと自分でも分かっています。ごめんなさい。
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punk-cat-punk · 7 years
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Arch Linuxのca-certificates-utilsがupgradeできない
# pacman -Syu しようとすると以下のエラーが出ます。(2017/4/13現在) error: failed to commit transaction (conflicting files) ca-certificates-utils: /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt exists in filesystem Errors occurred, no packages were upgraded. 対処法はこちらに記載されています。この通りにしたらできました。ありがとうございます。 ca-certificates-utils 20170307-1 のアップグレードでは手動の操作が必要です https://www.archlinuxjp.org/news/ca-certificates-utils-20170307-1-upgrade-requires-manual-intervention/
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punk-cat-punk · 7 years
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$ pacaur -S libiconv
:: Package(s) libiconv not found in repositories, trying AUR... :: resolving dependencies... :: looking for inter-conflicts... :: libiconv-1.14-1 has been flagged out of date on 2017-02-05 AUR Packages (1) libiconv-1.14-1 :: Proceed with installation? [Y/n] :: Retrieving package(s)... Cloning into 'libiconv'... remote: Counting objects: 4, done. remote: Compressing objects: 100% (4/4), done. remote: Total 4 (delta 0), reused 4 (delta 0) Unpacking objects: 100% (4/4), done.
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punk-cat-punk · 7 years
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pacman -S sudo
warning: sudo-1.8.19.p2-1 is up to date -- reinstalling resolving dependencies... looking for conflicting packages... Packages (1) sudo-1.8.19.p2-1 Total Installed Size: 3.87 MiB Net Upgrade Size: 0.00 MiB :: Proceed with installation? [Y/n] (1/1) checking keys in keyring [###################################] 100% (1/1) checking package integrity [###################################] 100% (1/1) loading package files [###################################] 100% (1/1) checking for file conflicts [###################################] 100% (1/1) checking available disk space [###################################] 100% :: Processing package changes... (1/1) reinstalling sudo [###################################] 100% :: Running post-transaction hooks... (1/2) Creating temporary files... (2/2) Arming ConditionNeedsUpdate...
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