ringo222
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ringo222 · 1 year ago
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会話のテンポが心地よく
メイクしている私もすっぴんの私もかわいいと褒め、すっぴんでいいのにだなんて私の楽しみを否定するような言い方もしない
じっと目を見て話をし
ストレートに好きと声に出して伝える様
真面目と思いきや唐突に顔芸でおどけるギャップ
拗ねた私にごめんね、ごめんなさいをひたすら繰り返ししょげた様子が憎めず音速で許したのにも関わらず、まだ笑ってないからと謝り続ける
お互い無言が続いたドライブもただただ心地良く無理に話題をかき集めずともゆるやかな時間が過ぎていく
不器用に私の髪を乾かす手
無邪気に笑う目尻
触れたくなる涙ボクロ
低く心地よい声
こんなにも鮮明に思い出すのに全て過去に置いていかれてしまうのはあまりにも苦しい
春はまだ遠い
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ringo222 · 1 year ago
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好きな人と私
好きな人いないの?と祖母に聞かれ、「居たけど居なくなっちゃったんだよね」と自分の口から出た言葉に、後からじんわりと心にもやもやとした感情が広がった。
正確には今でも彼のことが好きで、美味しいものを食べ、よく寝て沢山笑い、心身共に元気でいて欲しいと切に願っている。変わってしまったことは彼に連絡手段の全てを断たれてしまったことだ。
彼は勤務医をしており、所謂身バレには慎重なタイプである。そんな彼の近況を知る術はどこにも無く、Instagramのアイコン、投稿数、フォロー数、フォロワー数の変動をただ眺めるしか出来ずにいる生活が3ヶ月目を迎えた。ふと我に返り、これではただの執着、ストーカーではないかと現実に戻るが、気にせずに居られることなど端から気にもとめないことなのだから仕方が無い ということにしている。
そんな彼が昨日、Instagramの投稿を更新していることに気がついた。本来、元気でいて欲しいと願っているのであれば彼の変化が数字で見えることに安堵する所を、あろう事か私は ざわざわと不安に駆られたのであった。
私の知る限り、彼の投稿が更新されるのは両親と出掛けた時と趣味のスニーカーを新たに手に入れた時、仕事に関わる事だ。
真面目な彼のことを考えると、年明けも当直室で過ごした等の内容で投稿されていることが容易に想像がつく。
想像がつくのにも関わらず、気持ち穏やかでは居られなかったというのには惚れやすい彼が私との事はとうに忘れ、新たに好きな人ができたのではないかという推測もできてしまうからである。幸せで居て欲しいと願いながらも、彼と過ごす穏やかな時間を取り戻したいとなんとも強欲な考えが捨てきれず、私にとって都合のいい幸せであって欲しいと考えているのであろう。
自身のあさましさに失望し、彼から再び好意を寄せられること��無い未来にも失望し、ただひたすらに気が滅入る一方である。きっとこの感情も彼との思い出も、やがて時間とともに色褪せていく事を待つ他無いのだろう。
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