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もういいやと思うことが増えた。潮時なんだろうか。この世界を離れて一歩踏み出す時期。一人の人生として歩み出す時期。大人として社会的責任を全うする時期。モラトリアムを脱して、確信のある行動をする。そろそろ、手を離しても怒られないだろう。
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直視できないほどの眩い光が視界に差し込み、思わず手のひらで目元を覆った。認めたくない。これが愛だということを。おままごとのような戯言がいつの間にか現実味を帯びた時、その重さに耐えられないのは俺の方だ。創造する感情を弄び、徐々に壊していく。深い傷を負うことが、堪らなく怖い。
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他人の心配ばかりして、自分の心配は一体誰がしてくれるって言うんだ。一番大事にしてあげなきゃいけないのは自分なん��ゃないの。
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気が動転して、ふと気がついたら瞼に熱を持っていた。このまま泥のように深い眠りについたとしても、明日の明朝には腫れた顔と鉛のように重たい身体を引きずりながら洗面所へ向かう。暗闇の中で液晶画面を開いて某コミュニケーションツールのトーク画面とニュースを確認。朝食は決まって同じものを胃の中へ放り込む。何を食べようか選ぶ時間が惜しいからだ。制服化されたシャツに袖を通す。月曜日はインディゴのセーターに黒のスラックス。廊下を走って玄関のドアノブに手をつけて鍵を回す。朝一番の鋭い空気を肺にめいっぱい吸う、一日がはじまる。変わらない毎日。このまま乗り過ごそうか、車掌のアナウンスが薄らぐ記憶の中で繰り返す。「本日もどうぞ安全に、いってらっしゃい」居場所なんかない。自分でいる必要もない。人生のモラトリアムを永遠と繰り返す。一体自分はどこに向かっているのか、そして、何を目的としているのか。
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近づき過ぎた距離をどう推し測れば良いのか。逢瀬を重ねる度に複雑な思考回路へ惑わされる。期待して、思い通りに行かなくて、酷く疲れて、それでも次を渇望して。大人になってからというもの、純粋に傍にいたいと思うような人間関係を結ぶことを忘却してしまったように思う。不器用な自分には言葉にできない感情をどう処理すれば物事が上手く回るのか、わからない。
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時々、本当に時々、殺してほしい時がある。瞼が熱くて堪らない。ぼんやりとした思考回路で数時間前の出来事を反復する。徐々に低下していく認知能力と客観的な視点、壊れる涙腺、鳴り響く怒号に小慣れた駒たち。大人になりきれない自分はどこに進んだらいいのだろうか。
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じわりと熱を孕む瞳が、くるしい。指先が触れるたび腰が重たくなる感覚から逃避することばかりを考えている。一度知ってしまった蜜の味から目を背けることはできない。この感情を再び求めるように、ふと端末のお気に入りをスクロールする。きみがこの世界に生きて、遠く離れたどこかでも幸せに暮らしていればそれでいい。本心とは裏腹に出てくる言葉たちは、無垢なものばかりだった。
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内向的な性質が故に、しばしば自分の思考に没頭してしまう時がある。外部からの情報を遮断して脳内に引きこもる。正義も、正論も、誠実さも必要としていない己との対峙。混沌とした世界にただ一人、孤独と戦う。春が来ると花が咲くように、最も暗い季節を過ぎても、いずれ陽の光をめいっぱい浴びることを待ち侘びて。
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「時間があっても、趣味がある人とか、有意義かつ充実して過ごせる人はきっと取り残された感覚にはならないんじゃないかなと俺は思います。」
いたいね。いたいよ。きみの正義が。瞳が。世界が。
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全てを理解する必要なんてない。わからないものはわからないままでいい。そうして、ある程度の距離を要することが、大人になるってことなんじゃないの。
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感情が乱れていく自分を受容できたらどれだけ楽なのだろうかとつくづく考える。弱い気持ちも醜い気持ちも、自分を形成するひとつのはず。大切にしたい。そう考えてはみるものの、軸がぶれているのを感じると不安を抱かずにはいられない。そんな時にどうしたらいいのか、どうすべきなのか。
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結局、欲しい言葉に踊らされて、欲望に翻弄される。先の見えない未来の約束を口にする無責任な行動なんか辞めちまえ。それぞれの地獄と孤独に耐え忍んで日々を生き抜いているんだよ、おれたちは。
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