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2019
春に越してきた時にはあんなに分厚かったカレンダーも気づくと薄っぺらになっていて、ふと年の瀬を感じる。バンドなんてもんをやってればそりゃもう一年なんてのは一瞬で、昨日まで夏だったじゃん!って感覚が未だに残ってたりする。俺にはそれくらい目まぐるしく充実した一年だった。その中で生まれたいくつかの歌にはHue’sを通して出会った人達や場所に対しての慕情を多く歌っている。ありがとうや愛してるという言葉はどれだけ真っ直ぐに伝えれるかが大事だ。
先日は寺田町で今年のライブを納めた。例年に比べて本数は少なかったけど、一つ一つ思い入れのあるイベントばかりで、その締めをホームのFireloopでやれた事がシンプルに嬉しかった。ブッキングの安井くんはここじゃ書き切れない程お世話になっていて、そんな人が俺たちのライブを楽しそうに見てて、それだけで今年もバンド頑張って良かったなって思えた。Hue’sはまずここに恩を返さないとけないね。乞うご期待。

最後に少し余談だけど、僕は知らない人と目を合わせるのがとても苦手でライブで歌う時なんかも目を瞑っている事がほとんどだった。心のどっかでフロアを拒絶している部分があった。だけど最近少しずつお客さんを見つめながら歌える様になった。それはある時に前列にいた少年少女があまりにも輝かしい顔でこちらを見てたから。それはある時、フロアの端っこでしくしくと涙を流している大の大人がいたから、僕は彼らを無視出来なくなってしまった。人前で歌を歌うにあたって勇気や感動を与える側であるべきなのは俺の方なのに、俺はいつもあなたたちに貰ってばかりだ。そんな気持ちもちゃんと音に還して来年も沢山の歌を作って沢山歌う。約束する。本当にいつもありがとう。

飲み過ぎには気をつけてな!では、よいお年を。
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