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インタビューvol.18 イロマキトリドリ
コンピレーショントラックNO, 9
イロマキトリドリ - 砂とカサブランカ
 Save The Metro Compilationsでは、京都メトロらしく様々なジャンルのアーティストが楽曲を提供してくださいましたが、その中でも特にきらりと目立つ情緒ある楽曲「イロマキトリドリ - 砂とカサブランカ」皆さま聴いていただけましたか?個人的にも最初にコンピレーションを聴いた時に前半戦にやってくる(なんせ59曲もありますので)この曲にビビビ!と響いたことは今でもよく覚えています。今回はvo,fuyuco,、Gt,カジワラアキヒロさんお二人にインタビューさせて頂きました。個人的にもfuyuco.とは長い付き合いで音楽があったからこそ再会できた!そんな仲間であります。コンピレーションを発表してから春を超えて夏もじわじわおわりに近づこうとしている、そんな心の移り変わりも一緒に楽しんで頂けると嬉しいです。
  取材:2020/8/7  Text:YOTTU
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  YOTTU:コンピレーションのご参加ありがとうございました!個人的にも大好きな曲でとても情緒溢れるメロディと渋いfuyucoの歌声にじーんときてよくDJでもかけさせて頂いています。今回メトロコンピレーションにご提供くださった経緯や、メトロとの繋がりなど教えてください。
  Fuyuco.:シンキチさんがコンピレーションの呼びかけをされているのを、ニックさんだったかな?メトロのどなたかがシェアされてるのを拝見しました。「わたしたちも何か協力したい!」そんな気持ちでシンキチさんに連絡をし、メンバーとも話し合い、提供させて頂く、という流れになりました。イロマキトリドリは京都ラバダブでもよくライブをさせて頂きとてもお世話になっていたので、ニックさんに協力したい!そんな気持ちがありました。
  YOTTU:なるほど!この呼びかけをしていた時(3月末~4月あたり)はバンドの皆さまが集まって録音するのは難しいかな?と思っていましたが、この曲は元々録音されていた曲ですか?
  カジワラアキヒロ:そうですね。元々リリースに向けて録音をして録りためていたものがあるので、その中から2曲提供をし、その中の「砂とカサブランカ」を選んでいただいた流れになります。提供した2曲は僕たちの中でもエネルギーのある曲になります。
  YOTTU:お2人ともライブハウス、クラブ、Barなど様々なシーンで音楽活動をされていると思いますが、京都メトロの思い出や印象的なこと教えてください。
 カジワラアキヒロ:友達がいろんな企画をされているのでそういうローカルなパーティーに遊びに行ったりもありますが、海外のずっと観たかった~なアーティストが観れたり、そういった箱が身近にあるのはおもしろいですね。ずっと出たいと願っていた箱なので、イロマキトリドリでメトロにライブで出れた時は本当に嬉しかったですね。
  fuyuco.:わたしは元々ライブハウスでの活動が多く、最初に出させてもらった時も、当初はウーピーズで開催が決まっていた企画がウーピーズが閉店に伴い、メトロで開催することになったんですね。その時にわたしは弾き語りで参加させて頂きました。初めてメトロで歌わせてもらった時のことはとても覚えています!ずっと出たくてもなかなかご縁のなかった箱なので、弾き語りで出演するというのもとてもドキドキしながらも楽しかったですねえ…。その後ラバダブの周年でイロマキトリドリとしてライブをさせてもらい、バンドで出れて大興奮で本当に楽しくてはしゃいでしまい、気づいたら朝の5時で、友達だと思って誰かの手を握り締めて寝てしまっていたら、起きたら知らないお兄さんでびっくりしたこともありました笑。
   YOTTU:楽しいパーティーってなんで気づいたらあっという間に朝5時なんでしょうね笑。イロマキトリドリの4人バンド編成だとメトロは大丈夫ですが、ラバダブ店内だとかなりコンパクトにならないといけないのでは…??とお話聞きながら妄想していたのですが…。
  カジワラアキヒロ:そうですねだいぶコンパクトになりますね笑。でも限られた場所でライブするのは得意なので毎回試行錯誤で楽しくやっています。
  YOTTU:臨機応変!さすがです。それでは、現在は少しずつライブ活動が出来るようになった…といっても様々な制限や考えることがありますね。自分たちの中で変わってきたことありますか??
   カジワラアキヒロ:ライブは延期になったり、同じようできない、という事実はありますが、僕自身そんなに大きく変わった感じはないですね。配信のように新しい形が増えて、モノの見方が増えて、浸透したのかなと思います。新しく提供できるもの=配信という新しいものが出来て良いと思います。お客さんをいれたライブとは全く違うものだと思うので、配信だからこそアプローチできることや、配信だから楽しいと感じてもらえることなど、見せ方も研究してますね。させてもらえる環境があるのであれば、個人的には配信はやるようにしていて、ライフワークが増えた感じですね。
  fuyuco.:お客さんを入れてライブができる状況であればもちろん少人数で行ったりしたいのですが、それぞれ色んな状況があると思います。実際お客さんを入れた演奏が出来なくても、たとえば、お店のご厚意で「配信や、録音をする場所として使ってくれていいよ」ってお声をかけて頂きそこでイロマキトリドリでライブ動画を収録し、後日配信という形にも挑戦しています。京都駅の近くくの“THE STONES kyoto”というPUBがオープンされたのですが、本当にコロナ渦の真っ最中だったので、お店にご提案頂き、店内で演奏をさせて頂き撮影をさせてもらったりました。映像でお店の居心地良い雰囲気も伝わったらいいなという気持ちもあり、お互いに助け合って協力しあっていけたらいいなと思っています。
  YOTTU:アーティストもお店もお互いに応援しあうからこそ続け、飛躍していけますよね。では今後イロマキトリドリとして挑戦したいことや考えていること、音楽活動への気持ちを教えてください。
  カジワラアキヒロ:新しい音源をリリースするので、リリースを記念したプレミアム配信(事前チケット制で有料)を9月に京都RAG.さんで行います。ツアーにも回れない状況ですし、今だからこそできる、「配信として発信する」という元々配信としてやっていくことを前提とした「配信だからこそおもしろい」そんな配信ライブをやっていきたいと今準備しています。
  fuyuco.:お客さんを入れて盛り上げておこなっていくライブとは全く違うので、配信で楽しんでもらえるのはどういったものかな?と今沢山研究しています��ライブをやりたいのはもちろんですが、遠くいにいるお客さんにも観てもらえるのは今までにはない新しさでいいなと思っています。
  カジワラアキヒロ:ライブの本数は減ってしまっているけど、こういう状況でもやる気がなくなるわけでもなく、嫌いになるわけでもなく、音楽を自分たちのやりたいことをやってやろうという気持ちが強いですね。良い方向にもっていくしかないなという気持ちですね。自粛の最中の最初の1週間は、こんな時間ないな~と1週間だけぼーっとしましたね笑。でも基本的楽観的な性格なのであまり悩んでいないですね。いいのか悪いのか準備を念入りにできたり、制作する時間は沢山あったので笑。音源制作もがんばりました。周りのみんなも制作に励んだり、そこに刺激をもらってなんだかんだ楽しい時間でもありました。自分のまわりには頼りになる人がいっぱいいると改めて感じましたね。俺もやろう!いろんな人の力になりたい、そんな気持ちがふつふつと湧いてきた時間でもありますね。
  fuyuco.:心の変化としてはかなり「すっきりした」というのはあります。強制性的に断捨離をされた、淘汰された感覚。今残っているのは自分にとって必要な自然なものだけが残っている。だから、必要なものはなくなってないし、本当のものだけ残してもらった感じですね。世の中的にもダメージくらっているので、自分たちがプラスに変えていく、そんな意識をもって気持ちを高めて過ごしていきたいですね。起こってしまったことだからもうどうしようもないしこれをきっかけとして大事なものを見つめなおしていきたいですね。わたしも自粛の最中はマイクにへばりついていろんな発声をしたりしていました笑。こういうの時間なかったらできひんな~、と思いながら、でも歌うことが楽しいな、そんな気持ちが本当に強くなりました。
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 インタビューをしながら、本当に前向きで音楽をバンドを「このメンバーでおもろいことやってくねん」そんな空気がとっても伝わったインタビュー時間、わたしはとてもそう感じました。コロナの騒動がはじまり、春が過ぎ、夏も超え、そろそろを秋を迎えるのに…一体どうなるのか…、わたし自身そんな不安も行ったり来たりも実際ありますが「自分たちの周りには頼もしい人がいっぱいいる」Gt, カジワラアキヒロさんがおっしゃったその言葉に、は!!っと弱気になっていた気持ちもピシっと背筋が伸びる気持ちでした。初めてfuyuco.に会ったのはお互い二十歳くらいだったかなと思いながら、きっと音楽がなければこうやって再会もなかったし、再会した今もこうやってお互いに音楽を楽しみ、まだまだ音楽にときめいてる、そんな環境を過ごさせてもらえるのも場所=お店があってこそ、ライブハウス、クラブの有難さを改めて感じる瞬間であります。イロマキトリドリの9月の配信ライブも一体どんな形になるのか?fuyuco.の屈託なく自由に歌う姿をわたしも楽しみです。なんだか背中を押されるそんなライブと歌声、皆さまにも味わってもらえると嬉しいです。
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METRO 30周年記念配信-Day1- 『Save The Metro Compilations』 PHOTO
2020/6/23 METRO 30周年記念配信-Day1-
『Save The Metro Compilations』 curated by YOTTU
PHOTO BY:kenji ushikubo
https://www.kenjiushikubo.com/
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LIVE:
eiji (Dachambo/FRYING DUTCHMAN)
啓太郎(K-106)
浜田淳(Lainy J Groove)
渡辺晃(Lainy J Groove)
 DJ:YOTTU/原清華
書道:小山恵莉 
VJ:SAKKAKU
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インタビューvol.17 COSMIX
コンピレーショントラックNO, 18
COSMIX - Butterfly effect
 なんだか耳に気持ちよく残って離れない
そんな歌声って皆さまありませんか?
わたしにとってそれがCOSMIXのVo,Makoちゃんの歌声だったりします。ゆらゆらした浮遊感と例えるような瞬間もあれば、ふかいふかーーーい落ち着く空気も。コンピレーションの中でも個人的に大のお気に入りでよくDJもかけさせていただいてる音源。いろいろ聞きたいことがありましたのでインタビューとても楽しみでした。リラックス~しながらご一読いただけると嬉しいです。
 取材:2020/8/7  Text:YOTTU
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 YOTTU:Makoちゃんおひさしぶりです。ご提供くださった「Butterfly effect」本当に大好きで、6月に出演させて頂いたα-station「KMF radio」でもコンピレーションのお薦めとしてかけさせて頂いたり、DJでもヘビロテさせて頂いています。今回のコンピレーションにご提供くださった経緯などまずは教えてください。
 Mako:「Butterfly effect」は実はドラムは猿吉くん、パーカッションにはかむあそうトライブスのDEVAちゃんに参加して頂き、録音をKNDくんという形で、以前に5曲くらい録音していた中の1曲なんです。KNDくんに音源をまとめてもらうのを再開する矢先のところに、ちょうど3月末にシンキチくんがコンピレーションのアーティスト参加の呼びかけをしているのを聞いて、メンバーやKNDくんに話をして、そのまま1曲を使ってもらったという流れですね。
  YOTTU:なるほど!では色々と良いタイミングでのこの曲の提供だったんですね。COSMIXといえば、京都メトロのオーナーニックさんがよく「Makoちゃんの歌声は本当に素晴らしい」とおっしゃってるのがとても印象的でした。
 Mako:そうですね。ニックさんが応援してくださっているのは本当に嬉しいです。猿吉くんが以前「GOMOKU FES」という企画をメトロで開催した時にCOSMIXで呼んで頂き、そこでライブを観てくれたニックさんがとても気に入ってくれました。その後ラバダブ29周年の企画にもCOSMIXで呼んで頂いたり、とても支えて頂いています。今回のコンピレーションに関しても、いろんなアーティストの参加があり、メトロが好き、メトロを応援したい、という様々な方に聴いて頂いたことで「初めて聴いたけどよかった」といった、今までには出会えなかった方たちにも自分たちの音楽を耳にしてもらえたことは嬉しいですね。コンピレーションの醍醐味だなって感じています。
 YOTTU:アーティストのアルバムや作品をじっくりめがけて聴いてもらえるのも嬉しいですが、ふと「今まで知らなかったけど~」っていう入りからの聴いてもらえる流れも嬉しいですよね。では、メトロの思い出や印象に残っていることはありますか??
 Mako:わたしは父親や、父親の友人が音楽好きだったということもあって、自分が中学生の時にメトロがオープンしたっていうのをとても覚えています。当時、ライブハウスは知っていても、DJが音楽をかけて皆が踊っている、というクラブはなかったので、父親に連れていってもらった時もとても印象的でしたね…。COSMIXをやる前に「SUN」という女性3ピースバンドを組んでいたのですが、その時に初めて京都メトロでイベントを企画させて頂き、DAIAMONDS ARE FOREVERのbubuさんに出てもらったことなど思い出色々ありますねえ。
  YOTTU:わたしもMakoちゃんに出会ったのは15年前くらいかな?と思い、ずっと唄を歌っている音楽の方だなって印象は強かったですが、お話を聴いていると本当にずっといろんなバンドや活動をされているんですねえ…。この数か月はライブやPARTYができない状況が続いていましたが、自分の中で変わったことや気持ちの変化はありますか??
  Mako:3月の終わりの頃にCOSMIXでのライブがあり、その後7月までライブが空きました。こういう状況になると1回1回のライブが「次があるか分からない」という状況になり、今までももちろん一生懸命ライブをやってきたけれど、さらに1回1回の重みをとても感じます。気が引き締まるような瞬間ですね。もっとしっかり楽しんでいこう、という気持ちも強くなりますし、それは自分自身も、そしてお客さんにも感じます。それと、不謹慎な言い方かもしれませんが、パーティーだったりライブだったりが少し内緒っぽい空気になっているのも個人的にはそれはそれでおもしろいかも、という気持ちもあります。まあ早くコロナが落ち着いてほしい、という気持ちには変わりありませんがね…。
  YOTTU:内緒っぽい気持ちに少しおもしろさや、わくわくするっていうのはわかります。お店にとってはそんなこと言うてられないのはわかるのですが。なんだろうシークレットパーティーというものがあるように、「秘密だよ」っていう瞬間は人間をドキドキさせる、という高揚感があるのでしょうね。COSMIXとしてはもちろん、自分自身の今後やっていきたいことや、音楽や活動への気持ちはどうでしょうか??
 Mako:COSMIXも2007年に結成して(実際はもっと前からやっているかも?)2011年か2012年にアルバムを1枚出したきりなので、バンドとしてのベスト盤を出せたらいいなって思っています。それとCOSMIX企画で行っている「通(つう)」も2年、3年ぶりになりますが、4回目となる企画を8/13(木)に50人限定でメトロで開催させて頂きます。
 前と同じように企画をしたり、ライブをしたり、というのは難しいというのはわかっていますが、改めて音楽の場を大事にしたいと感じている自分が今はいます。感覚をフラットに保つ場所というのが音楽や、パーティーの場所ではないか?と思います。
 コロナになって、たとえば人とすれ違う時に距離を気にするのはわかりますが、少し距離が近くなってしまったからといって、怪訝な顔をされる方とか実際いらっしゃると思うんですよ。その気持ちなってしまうのもわかるけれど、人に対する不信感って本当に何も生まれないし、お互いに辛い気持ちになると思う。ドラッグストアのアナウンスで「世間を騒がせている��っくきコロナウイルスに打ち勝つために~~」とかアナウンスが流れているのを聞いて、憎しみを思っても何も始まラないし、そういう気持ちをわざわざ作らなくてもいいのでは?と思っています。
 よそよそしさや、不信感を持つことよりも、安心する気持ちや、すべてを平等に考えるそういった気持ちが今すごく大事なことなんじゃないかと思います。それがパーティーや音を楽しんでいる時にはフラットなところにいける良さ、そういう空間を皆で共有できたらいいですね。
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 今回のMakoちゃんインタビューをさせて頂きながら、実際 ↑のようにすべて言葉に表現してお話しできたわけではありませんでした。ただ「なんて言ったらいいのかわからないけれど…」でも、心の中で感じている、そんな瞬間を「わたしもそう思っていました!」そんな瞬間が何度かありました。そんな形で、自分自身の心の中の意見に気づかされるような、わたし自身、自分も感じてるけれど言葉にまとめあげきれない瞬間をMakoちゃんが代わりに伝えてくれた、そんな時間でもありました。
正解もなければ、こういう考え方をしたほうがいい、など選択肢が難しい状態。しかし、自分自身が、相手も気持ちよく過ごすにはどうしたらいいのか…。もはや心理の日々だなということも感じています。一つ改めて思ったことはCOSMIXの音楽には偽りがない。ダイレクトにすこーーーーーんと入ってくる音楽です。しっくりくる、そんな気持ちを噛みしめながら8/13のCOSMIX企画「通」を楽しみに遊びに行きたいと思っています。
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インタビューvol.16 KND
コンピレーショントラックNO, 27 - KND - Gekko reconstruction
 今回このコンピレーションは、発起人SINKICHI氏 (Churashima Navigator)の呼びかけが2020/3/31にあり、そこから猛スピードで楽曲の提供・編集がはじまり2020/4/23にband campでリリースがされました。実質1か月もかかっていない、この驚異的なスピードの裏に計り知れない皆さまの作業量と京都メトロを助けたい一心があるわけですが、その要といっても過言ではない、59アーティストのマスタリングを担当された電子音楽家/プロデューサーKND氏にインタビューをさせていただきました。KNDとしての楽曲提供はじめ、SOFT、UCNDとしても参加頂き、ここ近年の「マスタリングをぜひ近藤さんにお願いしたい」というお声を本当に全国で沢山耳にします。個人的に聞きたいことが多すぎてこんなに興奮しながらインタビューしたのも初めてとなってしまいましたがYOTTUの鼻息荒めも感じながらご一読いただけると嬉しいです。
取材:2020/6/28  Text:YOTTU
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 YOTTU:今回のコンピレーションへの楽曲ご提供はじめ、59曲のマスタリング本当におつかれさまでした!ありがとうございます!まずはご提供頂いた楽曲「Gekko reconstruction」について伺わせてください。近藤さんは、SOFT、UCNDとしての提供もあり、マスタリングもありということで制作は大変だったのじゃないか…?と思ってしまいましたが….。
近藤:今回このコンピレーションの話をシンキチくんから聞いて、僕自身メトロに育ててもらったようなものなのでぜひ自分自身のソロの楽曲でも参加したいという気持ちで制作をしました。UCNDの1stアルバムに入っている晶一くんのフェンダーローズの音をサンプリングして新しい曲を創りました。
YOTTU:メトロに育ててもらったようなもの…。胸熱くなる響きです。そしてマスタリング59曲本当にお疲れ様でした!すごいスピードだったと思いますが…やってみてどうでしたか...
近藤:大変は大変だったのですが、皆さんの楽曲のクオリティが高くて個性に富んでいたので大変さの中にも楽しさがありましたね。ずっと京都にいますが初めて聴くアーティストも多く、周りにまだ知らないこんな人達がいたのかと新たな出会いを嬉しく感じていました。
 YOTTU:近藤さんの常に音楽への好奇心と新鮮な姿勢に皆さまも一緒に突き動かされるんだなって思います。初歩的な質問ではありますが、マスタリングというのはどういった作業なのでしょうか?
近藤:そうですね…。リリースされるメディアに応じて最終的な音の調整をする作業なのですが、今回のようなコンピレーションの場合は制作環境がそれぞれ違うので、それを違和感なく並ぶようにバランスをそろえたりする、という作業でもありますね。本来、1アーティストの作品であれば、立ち合いや聴き合ってもらう時間を重ねて、なるべく本人の意向に沿うようにまとめます。しかし、今回の場合は、59アーティストもあり、立ち合いではないので、曲順の前後の流れを意識してそれぞれの楽曲をまとめました。なので曲順を決めてくれたシンキチくんの手腕が大きいです。
YOTTU:なるほど!今回の場合は曲順があっての、マスタリングだったのですね。曲順の決め方についても先日シンキチさんにちらりと伺いましたが、ずっとこの59曲をループさせて流れを作ったとか…??
近藤:そうですね。59曲をずっとループさせながら、この曲とこの曲の流れがいいな、とか、この曲からこれは流れが少し違うかな、などトータルで聴いた流れをまずはシンキチくんが整えてくれました。一番最初に59曲が集まった時点ではそれぞれの楽曲も制作環境も違うので、どうまとめるか…と難しい部分もあったのですが、曲順がまとまってから動くと、全体像がみえてきてイメージが湧きやすかったですね。
YOTTU:なるほど…曲順が先とは思いもよりませんでした!基本的な疑問かもしれませんが、そもそも近藤さんがマスタリングを始めたきっかけというのはなんだったのでしょうか??
近藤:たしか2007年頃にDJ KENSEIさんにMIX CDのマスタリングを依頼されたのがきっかけですね。それまでマスタリング自体やったことなかったのですが、そこからどんどん繋がっていったような気がします。
YOTTU:えええええ!そんなきっかけがあったのですね…。KENSEIさんの先見の明ですね。(ここでインタビューに同席されていたUCND右近さんも え~!そやったん?初めて知ったわぁ…と笑ってらっしゃいました)
近藤:当時は何で僕なんだろう?と不思議になりながらも、嬉しいお話でした。その後もSOFTのレコードリリース“FULLMOON IN TRIANGLE”のレコーディングを依頼してくれたことなど、皆さんが良いきっかけを沢山パスしてくれたと感じています。
YOTTU:(歴史を感じてしばし無言…)貴重なお話を聞けて嬉しいです。ではメトロの思い出や印象に残っていることを教えてください。
近藤:「STILL ECHO」というイベントにはよく遊びに行きました。国内外問わず最先端の音楽が聴けて毎回刺激をもらっていました。STILL ECHOではなかったかもしれませんが、マシュー・ハーバートの変名“DOCTOR ROCKIT”のライブは強烈でよく覚えていますね。ステージ上でブラウン管テレビを破壊して、その破壊音をサンプリングしてライブをする…衝撃的で影響受けましたね。
自分自身が企画していたイベント「communicate mute」も印象的です。今や家業の西陣織を世界に発信している細尾真孝くんやKAZUMAくん達と一緒に開催していました。KENSEIさんもレジテントで参加してくれていて毎回DJをしてくれていました。音と空間にこだわっていて、スペース・デザインを担当してくれていたSO-COM.というチームによって毎回新感覚な空間演出を追求していました。現代美術作家として活躍している八木良太くんもSO-COM.のメンバーでしたね。
 (ここで近藤さんがcommunicate muteのフライヤーを出してくださって おおおぉ~と皆で歓声があがり、わくわくした声が飛び交うメトロ楽屋)
特に印象的だったのが、POLEというアーティストを招いた時に、この方はアーティストでもあり、マスタリングエンジニアでもあるんですね。リハーサルの時にすごい集中力で出音へのこだわりが凄かった。職人的な姿勢が今の自分につながっている。フロアの真ん中で何度も聴いて細部へのこだわりがあった。主催者としては、オープンが押しそうではらはらしているというのもあるのですが笑。本当にこだわりのアーティスト��したね。勉強になりました。
YOTTU:「STILL ECHO」も「communicate mute」も京都の音楽シーンには欠かすことのできない、数々の人に影響を与えたパーティーだと思うので(わたしも遊びに行っておりましたが、空間に圧倒された記憶が強いです…)そのお話を今改めてじっくり聴けるのは嬉しいです。次の質問ですが、コロナ渦ではアーティストやお店からのマスタリング依頼や、制作の依頼など多かったのでしょうか?表に立ってライブはできないものの、制作をされている人が増えてる印象もありましたが....
近藤:そうですね。実際京都メトロ以外にも多くのお店から支援コンピや楽曲制作の依頼をうけて様々な企画に携わらせてもらいました。京都メトロコンピレーションをきっかけにその後レコーディングに携わらせてもらったアーティストもいたり、良いご縁を頂きましたね。
(この時ざっくりと店名を伺っただけでも7.8店舗あったような?)
YOTTU:えええ!そんなにも!むしろかなり忙しい期間だったのですね…。全然ゆっくりできないですよね笑。(UCND右近さんも え~!そんなにやってたん?知らんかったわぁ。と笑ってらっしゃいました。)
それでは今後のやりたいことや、動きたいことなどあれば教えてください。
近藤:晶一くんとviva la musica!の植松くんとやっている“Kobeta Piano”というバンドのアルバムを制作したり、SOFTも新曲を制作しています。僕たちの周りには本当に素晴らしい音楽家が多いというのが今回のコンピレーションで少しでも皆さんに伝わったと思うんですね。おもしろいことをマイペースに突き詰めてやっている人が多いので、これからもっと広く知ってもらえる、そんなお手伝いをしていきたいと思っています。
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個人的に近藤さんの存在をしったのは15年ほど前に「FINAL DROP」のアルバムを聴いたのは初めてでした。それまでフィールドレコーディングというものも知らなかったわたしにとっては、本当に自分が自然の中にいるような、みずみずしい透き通る音楽を肌で浴び、この美しい音楽は一体なんだろう??と感じたことを今でもよく覚えています。その頃は京都メトロの近くに「MARURU」というお店がありそこで近藤さんを初めてお見かけしたような….。そんなMARURU話もこのインタビュー時沢山出てきました。
 マスタリングやDUBMIXという役割は、表立ってすべての人に目撃されるわけではない立ち位置ですが、一番の要だと感じています。そん“芯”の部分を「近藤さんにお任せしたい」と沢山の人の信頼が近藤さんに向かっている、そんな光景を今までも沢山見たり聞いたりしてきましたが、改めて「なるほど」と深く感じる瞬間でもありました。音楽の歴史に直に触れ、は!その伝説的なパーティーは…!お店は…!そうやってページをめくるように皆さまの過ごしてきた時間のお話が聞けて,、ますます音楽が教えてくれる心の刺激、そして「もっと目指すところへ」と高めていく心を学びました。京都の音楽家が「職人気質」と呼ばれる意味がひしひしと感じた....。
 京都の音楽シーンだけではなく、この日本の音楽シーンを語る上できっと近藤さんのお話がこれからもどんどん深く刻まれていくんだろうな….そんなわくわくが膨らみ、更に“Save The Metro Compilations”の59曲を心して聴きこもうと情熱が増しています。
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インタビューvol.15  Ken'ichi Itoi
コンピレーショントラックNO, 21
Ken'ichi Itoi - Ungaisouten feat. Seika Iwashita
 京都メトロが営業再開をし、「METRO 30周年記念配信 Save The Metro Compilations 3daysと名付け、3日間のPARTYが行われました。そのDAY2 「curated by Ken'ichi Itoi」としてオーガナイズを電子音楽家 糸魚健一さんに企画して頂きました。京都=電子音楽 という方程式があてはまるほど、この街から素晴らしい電子音楽や企画が生まれたのは紛れもなく糸魚健一さんのご尽力でもあります。京都メトロの元スタッフでもあり、店長もされていた糸魚健一さんだからこそ体感されている、今のメトロ、京都の音楽シーンについてメールにてインタビュー伺いました。糸魚健一さんの語るメトロ…!!なかなか貴重なインタビュー記事かと思います。ぜひお楽しみください。
 取材2020/7/14  Text:YOTTU
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YOTTU:糸魚さん今回はお忙しい中ありがとうございます!今回メトロコンピレーションにご提供くださった経緯や、楽曲について教えてください。
   糸魚健一:メトロコンピレーションの発起人であるシンキチくんから、趣旨説明、協力依頼がありました。自粛初期の頃でしたので、僕自身も何かメトロを支援できることがないか考えていた矢先だったので、直ぐに賛同しました。その時はこの様な壮大きな規模に発展するとは思っていなかったのですが、古くからの同世代の音楽仲間であるシンキチくんと作品にまとめることにも喜びを感じました。
   Ungaisouten feat. Seika Iwashita
雲外蒼天「暗雲の外に抜ければ青い空が待っている。」
暗くなりがちですがポジティブな気持ちを持ち続けてほしい願いを込めて制作しました。去年、知り合ったヴォーカリスト岩下清香さんの素晴らしい声が、テーマに合うと思いフィーチャーさせていただきました。
   YOTTU:個人的にもこの楽曲大好きでメトロでのDJでもかけさせていただいています。糸魚さんのビートヴォーカリスト岩下清香さんの浮遊感が本当に気持ちよくてメトロのフロアで聴いた時は肌が潤うような瞬間を感じました。糸魚さんはメトロでもスタッフとして長年ご勤務されていましたが当時の思い出や印象的なことはありますか?
   糸魚健一:スタッフとして約20年お世話になりました。その20年間の生活はメトロが起点の音楽が中心でした。長い間とにかく毎日が刺激的な日々の中、未体験な事は学びになりました。音楽そのもの、付随する技術的な事や文化的な事はもちろん、それ以外にも人との繋がり、地域や世界との繋がりであったり、多くを学ばせていただきました。今でもその影響のもと生きていますし、これからも続きます。この自分の望む幸せな人生はメトロのおかげです。
   YOTTU:メトロも今年で30周年なのでそのほとんどが糸魚さんが携わってるんですね。わたしもメトロを辞めてから通い始めた当初から糸魚さんには本当にお世話になりました。ありがとうございます!メトロをスタッフとしては辞められた後も、沢山の企画や出演もされていると思いますがやはり働いてる時とは感覚は違うものでしょうか?
   糸魚健一:メトロ卒業後はより自身の制作やレーベルの運営に注力しています。いつか大きな恩返しをしたいと思いながらも、未だにお世話になってしまっているしだいです(笑)。
   YOTTU:糸魚さんはメトロだけでなく、京都の電子音楽シーンでの草分け的な存在だと思っています。京都に沢山の素晴らしい電子音楽家がいるのは糸魚さんのご尽力だと感じています。この4月から続いた自粛期間では音楽活動等どのように動かれていましたか?
   糸魚健一:制作のお仕事やシステムの見直し等、普段できない事をじっくり出来たと思います。自身の表現の無い合間でもクラブで踊る事が趣味なので、それを自粛せざるを得なかったのは寂しかったです。
   YOTTU:糸魚さんにクラブで会えると本当にテンションあがります!やはり楽しそうさが伝わってきます笑。6/27は京都メトロ30周年記念配信&営業再開のDAY2を企画ということで本当にお疲れさまでした!現場での音の体感はもちろん、配信としてもかなり目が離せない内容の濃い時間でしたが実際糸魚さんとしてはどのように感じられましたか??
   糸魚健一:ガイドラインに沿った形であったり、限定数があったりではありますが、営業再開ということでいよいよだなと考え深いものがありました。体感してもらえる人と空間と時間を創ってきたから文化になりうるとものだと再認識しました。そういう意味でも、演奏していただいた皆、それぞれに思い入れを感じましたし、改めて質の高さに感銘しました。配信に関しても、クリエイティブな部分で信頼を寄せているSPEKTRAにお任せすることで、素晴らしい画作りをしてくださいました。この場を借りて改めて、お礼申し上げます。ありがとうございます!
   YOTTU:配信でも、現場でも本当に想いの詰まった質の高い、濃厚な時間でしたもんね。オーガナイズ本当にお疲れ様でした!それでは最後に今後のご予定など教えてください。
   糸魚健一:レーベルとしてヴァイナルをきる計画があります。近くアナウンスしたいと思っています。
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  営業再開2日前のPARTYが行われた当日は、京都メトロが本当に機材で埋め尽くされ(配信機材、演者皆さまの機材など)幼い頃にアニメでみたような人造人間でも生まれてくるのではといったくらい本当に不思議な光景でありました。しかしそんな無機質な空間でも、紛れもなく「準備をしている時間も楽しい」そんな良い緊張感が拡がっており、それは糸魚さんオーガナイズから放たれる本当に良い時間である、と 心が潤った瞬間でもありました。私自身、電子音楽と���うものを特に意識したことがないまま京都メトロはじめ、パーティーで遊ぶようになったため、京都の電子音楽=糸魚さんといっても過言ではないくらい本当に糸魚さんのパーティーや音楽で沢山のことを教えてもらいました。音楽はもちろん、「糸魚さんがやってるなら」と興味がわく、そういったシンプルに皆の信頼が厚い、電子音楽の枠だけにとどまらない本当に素晴らしい音楽家として京都を引っ張ってくださった功績があるのだなと改めて感じました。わたしもパーティーをメトロで主催させてもらった初期は本当にお世話になったな….わがままばっかり言ってたな…と今更昔を反省しております(その節は本当にお世話になりました)
コンピレーションに提供頂いた「Ungaisouten feat. Seika Iwashita」が本当に大好きでここ最近のDJはでは常にかけさせていただいています。ここでわたしから皆さまにお願いが!家のスピーカーで聴いても心地いい、のは間違いないのですが、ぜひこの曲をクラブの大きな音で皆さまに聴いてほしいと切に願う…。あの「浮遊感」とはこういうことか…!!と本当に透き通るような柔らからな音たち肌で纏い、ぜひ全身で浴びてほしいと感じています。これからの夏の季節沢山聴いていきたい本当に大好きな一曲です。
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インタビューvol.14  UCND
コンピレーショントラックNO, 03
UCND feat. KOYO - Improvisation in Butter at Metro
  京都メトロが営業再開をし、「METRO 30周年記念配信 Save The Metro Compilations 3daysと名付け、3日間のPARTYが行われました。そのDAY3 「curated by omni sight」にご出演されていたバンド UCNDの3名にインタビューさせて頂きました。京都から世界に誇るジャムバンドSOFTのメンバーでもあるベーシスト右近さん、音楽家近藤さん。そして鍵盤奏者としてこの京都メトロコンピレーションでも多くの作品に参加をされて引っ張りだこの村上晶一さんの3名の貴重なインタビューとなりました。「即興とは?」な今更そんなこと聴いちゃう?そんなYOTTUならでは素朴で、でもみんなパーティーでは聞けないあれこれ伺ってきました。本当に楽しそうにライブをし、音楽を創り続けている3人の長い音楽シーンから生まれる時間お楽しみください。
  取材:2020/6/28  Text:YOTTU
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 YOTTU:UCNDの皆さまお久しぶりです!今回ご提供頂いた楽曲はBUTTER at 京都メトロでの演奏のLIVE録音ということですがLIVEの���張感が伝わりとても痺れました…。BUTTERには沢山ご出演されていたと思いますが、なぜこの録音の回になったのか?など経緯をお聞かせください。
  ※「BUTTER」---以前京都にあったJAPONICA Music Storeというレコードショップの店長DJ SHINNYA氏が中心になって開催されていたナイスパーティー。通算10年以上開催されておりアットホームかつ常に今一番かっこいい音楽が聴ける最高のパーティー。
  右近:このLIVE録音は2015年頃かな。近藤くんがいるLIVE現場は常に録音をしていますね。(近藤さんがご持参してくださったBUTTERの過去のフライヤーを何枚も眺めながら)いや~こうやってみると本当にBUTTERには沢山お世話になってるねえ。毎回楽しかったねえ。
  近藤:インプロの要素が強いので、ライブの最中何をやっていたのか自分たちも覚えきれていないので笑。どんな風に演奏しているのか見直したり、内容がよければリリースや、サンプリングに使いたい、ということもあっていつも録音をしています。
  コンピレーションに提供した楽曲は完全即興でした。この音源にはこの日のパーティーのメトロの空気感が丸ごと詰まっていてとてもいいな、と思いこの曲にしました。当時毎回ライブの度に沖縄から駆けつけてくれていたSAX奏者KOYOくんの演奏も素晴らしく、僕たち自身にとっても奇跡的で印象深い演奏でしたし、最後のお客さんの歓声も本当に嬉しかったですね。
  晶一:UCND自体はもう10年くらいになるのかな?僕が参加させてもらってから7年くらいですかね。1stアルバムや他のリリースに収録されていなくて、自分たちでも気に入っている演奏ということでこの楽曲になりましたね。
  YOTTU:演奏はただでさえの緊張感や頭も心も使うと思うのですが、そこでインプロって本当皆さまどんな脳みそしてるんだ…!!とわたしにとっては驚きの連続です。UCNDの皆さまは京都メトロで過ごした時間も大変多いと思いますが、メトロでの思い出や印象的なことを教えてください。
  右近:2018/11/3に開催したSOFT25周年のPARTYですかね。あの日は強烈に覚えています。上のパドマ(当時はNICE SHOT COFFEEというお店)にも協力してもらって、みんながビルの階を行ったり来たりしてるのもよかったなあ。SOFTとして初めてLIVEをさせてもらったのは1995年頃だったかと思います。
  YOTTU:あの25周年LIVEはわたしも衝撃的に覚えています!!!とにかく全国から音楽好きが集まっていて、メトロに入っても人に会って人に会って、挨拶が止まらず全然前に進めなかった記憶です笑。
  晶一:僕は京都に引っ越して来たのが7年前位で、その前は大阪での活動が中心でした。DEEP FUNKと呼ばれるシーンにずっといたのですが、その後ラッパーのGEBOさんとバンドを一緒にやっていて、そのレコーディングを近藤くんにお願いした…のが9年くらい前ですかね。そこで初めて出会ったと思います。その後京都に拠点を移し、僕自身は今一緒に音楽をしている仲間たちは京都メトロで知り合った人ばかりですごい出会いの箱だなと感じています。
  近藤:晶一くんと出会った時も、素晴らしい鍵盤奏者だな、と一緒に何かできたらいいなとは感じていました。ちょうどUCNDのアルバムを作っていて、もうちょっとアクセントがほしいな…と思っていた時期でもありました。当時、自宅スタジオに僕の忘れ物を届けに来てくれた晶一くんがスタジオにあったフェンダーローズを何気なく弾きだして、それがいきなりトラックにばっちりはまっていたので黙って録音ボタンを押しました笑。そこで録音した音はUCNDの1stアルバムにも使わせてもらい、その後リリースパーティーにもなったBUTTERをきっかけに一緒に演奏するようになりましたね。
  晶一:そうそう!スタジオに流れていたビートがかっこよくて適当に弾いたら録音されていたようです笑。初めてUCNDに参加したBUTTERでのライブのことはとてもよく覚えていて、お客さんの熱気と一体感がすごかったです。
  YOTTU:何も言わずに録音ボタンを押すところがめちゃくちゃ近藤さんぽいですね笑。そしてそれがちゃんと音源になるだなんてまるで映画のようですね。今回のコンピレーションの楽曲では晶一さんは、KNDさんのソロ、omni sight、KAZUMAさんの楽曲にも鍵盤で参加されており、改めて京都の様々なアーティストと一緒に制作されている!と一人で燃え上がっておりました。コラボする上で大事にされていることなどありますか??
  晶一:元々先にビートがあってそこに鍵盤をいれていくことももちろんありますし、今回のKAZUMAくんとの制作のように、ひとつひとつの音の素材を彫刻、吟味しながら音像を組み立てていく場合など色んなやり方がありますね。鍵盤のフレーズ、音色、リズムから発展させることもあれば、KNDの曲には過去にUCNDで演奏したフレーズがサンプリングされていますね。だれかとコラボレーションするときに大切なことは、ヴァイブレーション、リズムです。
  YOTTU:なるほど!そう考えるとますます晶一さんが鍵盤の魔法使いのように見えてきました…。本当に化学反応のようにどんどん音楽が構築されていくのですね。なかなかPARTYができなかったこの春は皆さまの音楽活動としてはどうでしたか??
  右近:個々にレコーディングしたり 配信したりしていました。ライブがないからこそ、集中して制作モードに入れるのである意味優雅な時間でしたね。ライブがあるとどうしても準備や状態をもっていくのでなかなか制作にとれず…今に至る、というのもありました。
  近藤:7年ぶりの2ndアルバムを制作したいと思って少しずつですが動いています。1stはインプロを録音して編集して完成させる、という流れでやっていました。ブレイクビーツのビートもSOFTのメンバーPON2くんのドラムをサンプリングして使わせてもらったり、本当に周りのミュージシャンの音を使わせてもらっていて、一つ一つの音が大切ですね。
  右近:同時��演奏して完成した曲は1曲もないかも。次のアルバムでは、せーの!で、みんなで録音してもおもしろいんじゃないかなと思っています。生の空気を大事にできたらいいですね。
  晶一:とにかくいろいろやっていきたいですねえ。今はそれぞれ即興性が高まっていってどんどん進化していってるな、と僕たちも楽しみが増していますね。
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 このインタビューをさせて頂いてから聴くメトロコンピレーションのUCNDの曲は一段と情熱的にそして集中力の高さ、音の一つ一つが本当に生きていると感じましました。わたしは今まで現場でライブを体感しながらも「かっこいいなぁ」と、その時思っていたのはまだまだ半分も魅力を感じとれておらず、なんとももったいない….と自分を悔やんだのが正直なところです。即興の、二度と同じものを聴けない体感できない美しさやおもしろさ、そして皆さまのこだわりを浴び、心が通い合うとはどういうことか?わかってはいるつもりだった、もっと深部、細部を感じとりたい、と自分の中で新しい学びの気持ちをUCND皆さまのお話しから味わいました。
そして何よりも穏やかに、まっすぐに「音楽」への愛情や仲間たちと尊敬しながら一緒にものづくりをする姿勢が本当に素敵で、なぜ自分がこういう音楽の世界にずっと触れていたいのか、それはこういうかっこいい先輩方が沢山いるからだ、という憧れの気持ちも再熱しております。もしこのインタビューを読んだ後にUCNDのライブを体感できる機会があれば、全神経を研ぎ澄ませてライブに挑みたいと思います。皆さまもぜひ体感してほしいです。
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インタビューVol.13   Junichi Akagawa
コンピレーショントラックNO, 23
Junichi Akagawa – Func
  京都メトロが営業再開をし、「METRO 30周年記念配信 Save The Metro Compilations 3daysと名付け、配信とお客様の来場も可能(事前予約制)として3日間のPARTYが行われました。そのDAY2「curated by Ken'ichi Itoi 」にご出演されていたJunichi Akagawa さんにインタビューさせて頂きました。インタビューを開始して早2か月。初めまして、かつ お会いしてインタビューを行うというのも初めて!の中、緊張感もありながら「面と向かって話を聞く(聞ける)」ことの有難さや、表情から感じとれる音楽やクラブへの愛情など…。この楽しいインタビューをそのまま文字に載せて伝えたい!そんな思い出深いインタビューをぜひゆっくりとご一読いただけると嬉しいです。
 取材:2020/6/27  Text:YOTTU
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  YOTTU:Akagawaさん初めまして。今回メトロコンピレーションにご提供くださった「Func」の制作の流れや、提供してくださった経緯を教えてください。
  Junichi Akagawa:今回は新しく制作をしました。Funcは「ファンク」と読みます。プログラミングの言語としても Function(関数)という言葉があって、その意味合いも重ねつつ音楽を聴いて心が躍るようなFUNKミュージックのFUNKではないですが、肉体的にも踊る意味合いも重ねてこのタイトルにしました。楽曲の提供は発起人のシンキチさんの呼びかけをみて力になりたい、と思い提供させて頂きました。
  YOTTU:以前はベルリンにお住まいと伺いました。メトロのコンピレーションリシリーズ時にAkagawaさんがTwitterで「京都に越してきた理由の一つはメトロを中心とする京都アンダーグラウンドシーンがあるから...」という一文をお見かけして個人的にもとても印象的でした。ご出身~ベルリン時代~そして今の流れはどんな感じだったのでしょうか?
  Junichi Akagawa:出身は茨城県で、昔から音楽は好きでバンドをしたり楽曲制作をしたりしていました。大学卒業をして、自分の好きな街で音楽をもっとやってみたいな、というのがありドイツのベルリン3年住んでいました。ドイツのRaster-Noton(ラスター・ノートン)というレーベルが大好きですね。ベルリンでは、楽曲の制作はもちろん、ダンサーと一緒に作品を創ったり、インスタレーションの制作の手伝いなどをしていました。その後、一旦東京に住んでいたのですが、東京にも本当に良い箱や良いアーティストは沢山あるのですが、自分がその東京のシーンに自分の場所を見つけれず…。べルリンは小さい街なので本当にシーンというかぐっと触れ合う感覚が強かったのでその空気が自分には合っていたのかもしれません。そのため、ずっと気になっていた京都で音楽がしたいな、ということもあり京都に移住してきました。2.3年前ですかね。
引っ越しをしてきたその週末に京都メトロでKen'ichi ItoiさんのPARTYがあったんです。作品も大好きでぜひお話ししたかったので、PARTYに遊びに行きお話しさせて頂き、デモを渡したり~と、とても印象深い引っ越してきてすぐの思い出ですねえ。
  YOTTU:引っ越しをしてきた週末にそんなことが!ドラマのようですねえ。先ほどSawa Angstromの浜田くんにもAkagawaさんとの出会いはAkagawaさんが以前京都ミューズホールで声をかけてくれた!と嬉しそうにお話しされていました。(インタビュー当日6/27はメトロで配信企画がありcurated by Ken'ichi Itoi として、AkagawaさんはもちろんのことSawa Angstromの出演もありました)
Sawaとは最近一緒にLive performanceをされていると思いますがSawaとの出会いも教えてください。
  Junichi Akagawa:そうですね。先日2020/6/13は僕も所属してるSPEKTRA(スペクトラ)という映像・空間演出チームとSawa Angstromでドイツの日本映画祭「Nippon Connection 2020」で一緒に2時間のLive performanceをさせて頂きました。
 https://www.youtube.com/watch?v=Yurm7MoLQVc#action=share
Music : Sawa Angstrom
Lighting Design & Visual Effects : SPEKTRA
  Sawa Angstromも最初ネットで楽曲を聴いてかっこいいバンドだなと思っていたのですが、京都のバンドなのか!と驚き、スケジュールを調べるとその時すぐ近くの日程でライブがあったのでライブに遊びにいきました。京都ミューズホールでの京音っていうイベントですね。京都はすごいかっこいいアーティストがいるな~と思いながら、音源と連絡先を渡して…ってかんじでお話ししましたね。ただのファンの一人みたいなかんじですね笑。そうやってどんどんかっこいいアーティストと出会える京都での音楽活動は本当に楽しいですね。
  SPEKTRA(スペクトラ)でも自分たち主体でPARTYをやろう、ということで昨年2019年秋頃にKAGAN HOTELで企画をさせて頂きました。今までは映像や空間演出としてお邪魔する、という形が多かった中で、初めて自分たちでやりたい表現をする、という企画は本当に楽しく学びも多かったです。その時にもSawa Angstrom皆さんにはお世話になりました。
  YOTTU:京都は本当にそういう繋がりがおもしろいですよね。ところで、自粛期間中はどのように活動や制作をされていたのでしょうか?
  Junichi Akagawa:Ableton Liveという音楽ソフトの認定トレーナーをしているのですが、今回自粛期間中に、同じくAbleton認定トレーナーのJunichi OGUROさんと一緒にAbleton Liveを拡張できるツールとして「遠隔地の人と一緒に音楽つくれる」という「SMAP」というシステムを作りました。
(ここで既にAbleton Liveとは?と思いの皆さま。簡単にご説明すると楽曲制作やレコーディング、リミックスやDJもできる音楽ソフトという意味合いでお考えください)
 ShareMidiAndParty! というシステムで頭文字をとって「SMAP」といいます。
https://www.youtube.com/watch?v=kfe4rQBUUhc
https://www.sharemidiandparty.com/ (オフィシャルサイト)
 お互いにこのツールを持っていれば、例えば鴨川で楽曲制作をしてる僕と、札幌の自宅スタジオにいる友人が、同時にセッションをしながら一緒に音楽を創れる、そんなシステムです。身体的に、距離を飛び越えて共に制作が楽しめるツールになったと思います。Junichi OGUROさんがアイディアとして持っていらっしゃったものを一緒に考えて作りました。僕は企画よりもプログラミングを得意としているのでチームとして良い役割分担を経て一緒に制作ができておもしろかったですね。
  YOTTU:ほお~~~~(なんだか未知の世界す���てインタビュー中は少々ぽかんとしてしまいましたが、↑のリンクを観てとっても納得。音楽ソフトに無知なわたしもおもしろそう!とわくわくしたので楽曲制作されている皆さまぜひみてください)
音楽の新しい世界が始まっている空気をビシバシ感じておりますが、今後のAkagawaさんのやりたいことやご予定などありますか?
  Junichi Akagawa:今回のメトロの営業再開のように箱に遊びに来れることは本当に嬉しいですし、配信も場所関係なく楽しめる良いツールだと思います。しかし、家に居ながらクラブでの体験を完全に再現するというのは難しい…というのが現実です。そのため例えば、スマートフォンだからこそ楽しめる音楽だったり、家でだからこそ、だったり。皆さんが音楽を聞く環境や機器は様々だと思うので、それぞれで楽しめる何かを創れたらいいなあと思っています。制作する形式は配信、アプリ、サイトなどどんな形になるかわかりませんが、音が生活の中でどういった役割を担えるのかを考えて、日々の暮らしに楽しみが増えるような何かを作れたらいいなと思っています。
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コンピレーションがリリースされて、最初にAkagawaさんの楽曲「Func」を聴いた時は、無機質だったり、クールな音楽観の印象を受けたこともあり、Akagawaさんご自身もクールな方なのかな?と勝手に想像していましたが、実際お会いして「こんなにも穏やかで柔らかいお人柄の方だったとは….!」とかなりの衝撃を受けました。インタビュー後も何度も何度も「Func」を聴き、どんどん音の印象が変わってきました。自転車でぐるっと廻れる京都の街で、本当に楽しそうに人と出会い、音楽と出会い、楽しみ広げていらっしゃるAkagawaさんのお話しを聴き、自分たちは本当に良い環境に毎日触れ合ってるんだなと改めて京都の深さを痛感しました。気持ちのいい音楽だけを浴びているわけではなく、気持ちのいい人柄を浴び、より一層その音楽が気になっていく、好きになっていく、そんな時間の積み重ねをこれからも過ごしていきたいなと感じています。
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インタビューvol. 12 IEGUTI
コンピレーショントラックNO, 42
Marron-IEGUTI ambient duo - New Day
 前回のギタリストMarron氏に引き続きduoのシンセサイザー奏者、サウンドプロデューサー家口成樹さんのインタビュー。
取材:2020/6/12 IEGUTI Text:YOTTU
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 YOTTU:家口さんお久しぶりです。今回のご提供くださった「New Day」大好きで寝る前や起きた時によく聞いています。タイトルも家口さんが付けたと伺いましたが、曲の制作の経緯や、タイトルの意味など教えてください。
  家口成樹 以下 家口:3月の始め、東京方面に久しぶりのソロでのライブツアーを組んでいました。その時はギリギリ東京に行ってライブもなんとかできたんですが、京都に帰ってきた頃にはもうライブなんてとてもできない、と言った雰囲気ができてしまい、一瞬にして世界が変わったかのような感覚でした。
   帰ってきてしばらくしてからシンキチくんがコンプレーションの楽曲提供を呼び掛けていることを知り、何か作れないかなと思案していたところ、マロンちゃんから一緒に制作中の曲を提供したいのだけどどうだろう?と声かけてくれて、作り始めていた曲を仕上げる、という流れでこの「New day」を提供することになりました。ライブやパーティーができない世界に代わってしまったけれど、今後これを乗り越えた時に新しい世界=New dayが必ずやってくる、という意味を込めて名付けました。
  この曲には以前たまたま旅行中に体験したバリ島のお正月、ニュピと言うんですが、ニュピの日に録音したバリの環境音を混ぜて使っています。ニュピの前日の大晦日には島中のすべての村で、大人から子供までみんなが参加するガムラン音楽による浄化のお祭りが行われるんですけど、翌日のニュピの日には人間は音を立てることも外に出ることも光を漏らすことも禁止で、家の中でただ静かに自然の音だけを聴いてすごす、という風習があるんです。ガムラン音楽の儀式やダンスで浄化され、静かな気持ちで新しいニュピの日を迎える、ということだと思うんですが、今回のコロナ騒動で我々が体験している状況となんとなく重なるような気がしました。
  YOTTU:マロンちゃんからもうかがいましたが、今お2人はアルバムを制作されているんですよね??
   家口:そうですね。2年くらい前から一緒にアルバムを創ろうという話になってちょっとずつ進めています。マロンちゃんとは今までとにかくほぼセッションばっかりしてきたんですけど、普段からずっとやってきたセッションをやっと録音するようになって、、笑、、Marron IEGUTI ambient duo と名乗ってライブ、制作を進めています。もうすこしで発表できるかも、です。
  YOTTU:アルバムがとにかく気持ちよさそうで楽しみです。家口さんは音楽活動が20年以上あると思いますが、初めてメトロでの演奏や、パーティーでの印象的な出来事などありますか??
  家口:初めてライブしたのは90年代… 25年以上前とかかなあ。ドリルマンというバンドをしていたころで、トランスのパーティーか何かで演奏したんだったかと思います。それまではライブハウスでしか演奏をしたことなかったので、クラブでバンドで演奏することがとても新鮮に感じました。ライブハウスとはちょっと違う空気で、パーティーにDJがいて、朝までやっている…これがクラブか…みたいな印象ですね。
  ドリルマンに参加してたことでメトロとか西部講堂とか吉田寮とかウーピーズとかに遊びに行くようになって、マロンちゃんやSOFTのみんなやナカムライタルとかと知り合って、友達になって一緒にパーティーやセッションをするようになって…で、そういう仲間のミュージシャンたちを集めてマロンちゃんがメトロで「サムライギャザリング」というセッションのイベントをしたことがありました。 メトロのようなクラブでジャムセッションのイベントが開催されて、パーティーとして成立している状況って、本当にすごいなあ、と思います。京都ならではの何か?なのかな?と。
 京都を歩いていると友達にめっちゃ出会いませんか?笑。アーティストや音楽やなんやかんややっている人たちの距離感が、みんなの普段の生活感を感じている範囲でそもそもすごく近い気がして、そんな空気がおもしろいと思います。
   YOTTU:今はいろんな場所できく「ローカル」っていう言葉も、京都はとにかく「ローカル」って言葉が似合うな~と感じますね。
  家口:京都のローカル性の話をマロンちゃんと以前したことがあって…。メトロ、だけではありませんが、京都はローカルでアンダーグランドな生活感と直結した文化の土壌がありながら、世界のセレブクラスのミュージシャンやDJたちもが公演に訪れる場所である、と。音楽、に限らず、オーバーグランドからアンダーグランドまでなんでもある、それが京都という町だと感じることがあります。
   YOTTU:アンダーグラウンド必要とされる…なるほど…(もうほほう~と理解が深まりすぎてあまりなにもコメントができないインタビュアー)なんだか今とっても腑に落ちています…。ライブやPARTYができない今 家口さんの中でなにか感じることや、今だからこそ思うことってありますか?
  家口:世界中でライブやパーティーが開催できない状況に対しては残念だと思いますし、クラブやライブハウスが町の文化や人々の出会いに貢献してきてくれた場所であることに気づかされました。ライブができないっていうフィクションみたいな世界を世界中のみんなが今同時に体験していて、世界中のミュージシャンや表現者たちのモチベーションやエネルギーが配信や製作にすごい勢いで集中的に向かっていて、そこから新しい音楽や文化のあり方がきっと生まれてくるのだろうなと思います。
   クラブやライブハウスの在り方も今後変わっていくとは思いますが、必要とされなくなるということは絶対にないと思います。風営法の時の「踊ってはいけない」というのもそうでしたけど、どれだけ、こうしなさい、ああしなさいといわれても音楽も芸術も人間に必要とされるものだし、絶対になくならない、と。人が集まって、ぎゅうぎゅうに集まって踊るのはこの先の世界ではレアなことになるかもだけど、なくなるものではないからそれに合わせて世界がどう変わっていくのかなと、興味があります。この箱になくなってほしくないというみんなの気持ちがクラウドファンディングにも如実に表れていますよね。こんなにライブをできなくなると、自分でも「あ、ライブめっちゃしたい」って気づかされますね笑。ライブ会場でみんなが集まる、みんなで体感をするということの価値を改めて感じています。
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  家口さんと話をしながら、こんなにもオーバーグラウンドもアンダーグラウンドも両方が必要とされ、共存している土地=京都という方程式を改めて噛みしめました。アーティストもお店も動き方は変わっていく、変わらないといけない部分があるにせよ「音楽は無くならない」と、家口さんの一言に、自分自身もそうは感じていたけれど、少し忘れていたような、目まぐるしい日々になんだか不安が募っていたなと感じた。大切に考えてた「音楽への気持ち」を言葉に出して話をすることでとても安心する時間でもありました。今しかできない音楽やアート、表現方法がこの先も時間をかけて観て触れて感じることができるのは楽しみであります。PARTYで何度も顔を会わせている家口さんとインタビューを通じてゆっくりお話しできることは新鮮でとても楽しい時間でした。次はぜひライブハウスで乾杯しながら気持ちのいい音色に心委ねてゆっくりした時間を過ごせますように。アルバムリリースもとても楽しみです。
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インタビューvol. 11  Marron
コンピレーショントラックNO, 42
Marron-IEGUTI ambient duo - New Day
 京都の音楽シーンを語るには欠かすことができないギタリスト マロンちゃんのインタビュー。ライブハウスやクラブや音を楽しむ場所を、あたたかく優しく見守り奏で続ける存在です。今回はduoでの楽曲提供であったため、第一弾はマロンちゃん、第二弾はキーボード奏者IEGUTIさんのインタビュー公開となります。印象的な優しい音色から始まる「New Day」この曲を聴くとすべてが洗われるそんな気持ちになってここ最近のDJでは1曲目におまじないのようにかけている楽曲。ぜひ「New Day」を聴きながら心をするりとほどきインタビューご一読いただけると嬉しいです。
取材:2020/6/11 Marron   Text:YOTTU
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YOTTU:マロンちゃんお久しぶりです!今回メトロコンピレーションにご提供くださった「New Day」どういった流れで制作やご提供くださったのか教えてください。
  Marron:あの曲自体は去年2019年9月頃のライブでのeditですね。今、家ちゃん(家口さんの愛称)とアルバムを制作していてほぼ完成に近づいています。メトロのためにコンピレーションを創るという話をシンキチくんから聞いたので、ぜひ参加させてほしい、ということもあり提供に至りました。
  YOTTU:なるほど!マロンちゃんは長い長い音楽人生なので、それぞれの場所でお店いろんな思い出があると思いますが、メトロの思い出や印象的だったことってありますか?初めてライブしたのっていつぐらいなのでしょうか…?
  Marron:おそらく25年前なので記憶が曖昧なんだなぁ笑。四半世紀前ですね。 Regurgitator (リガージテーター)ってオーストラリアのバンドが来日した時だったか、「ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間」の映画上映をする、というのがあって、その時にLIVEもさせてもらったような…。
  Marron:Animal Collective(アニマル・コレクティヴ)のサポートも楽しかったね。彼らとはアメリカでも一緒にツアー廻りましたね。パーティーナカップっていうアジアの音楽を中心としたPARTYもさせてもらったり、とにかく常にみんなでワイワイ遊んだ記憶が多いね。メトロはクラブやね。毎日色が変わる箱。でも何かしらの敷居がちゃんとある、そんな箱ですね。
  YOTTU:敷居わかる~!目には見えないそんな空気を感じながらPARTYをさせてもらっている自分がいますね。今はなかなか人前でのライブは少ない状況だと思いますが、制作などが多いのでしょうか??
  Marron:今はレコーディングを沢山しています。今回の家ちゃんとのアルバムもそうだし、自分のソロアルバムも制作しています。眠る前がとても似合う気持ちいいアルバムです。誰がそこまで聴くねんってなりながらも音色にも本当にこだわって作っています。
AQATUKI のターキーともハワイアンのバンドをしたり、沖縄民謡を唄っている堀内加奈子ちゃんとも制作をしています。これはタイの靴屋さんからのオーダーもらっていてでおもしろいものできそうですよ。「528ヘルツ」を活用した音楽でレコード大賞企画賞受賞した作曲家の日比野敏彦さんとも制作をしています。亀岡にスタジオがあるのですが、亀岡の観光大使もされていいます。と、まあいろいろ制作は重なっていますね。これだけずっとギターを弾いているとギターうまくなるねえ笑。ツアーに出ているとライブをすることに集中するので練習という時間がとれないけれど、練習をしっかりできるのはコロナのおかげというのもおかしな話ですけどね笑。
  YOTTU:マロンちゃんはとにかく沢山ツアーに出ているイメージですねえ。そしてこれまたハードはツアースケジュールでしたもんねえ。徐々に前の生活に戻りつつありながらも同じように物事をやる、というのは難しいかなと思いますが、音楽の活動の在り方についてもそのあたりどう思っていますか??
  Marron:僕は何年か前から、箱でのライブと配信を一緒にやることがいいんじゃないかなっていうのをずっと考えていました。たとえば、箱でのチャージはアーティストに全部渡して、配信を有料チャンネルにして、そこでの収益は箱が持っていく、など新しい方法があるのでは?と模索していました。このままでは文化としてあがっていかないなと感じていました。住んでいる場所の関係や、仕事や家族環境で現場には来れない、けれど音楽は浴びたいっていう人は沢山いるわけだし。先日のSOFTの配信も1,000人以上が観ていたようです。観たい人は観てくれるから、この方法は有りだな、と感じましたね。みんなスキルアップしていく必要があると思います。考えるきっかけになってよかったと思いますね。今は現場でライブができないのは辛いけれども、新しい方向にシフトしていく時期なのかなぁと思っています。
  できなくなったことを、前と同じように、取り戻して、またやっていくのではなくて、本当に好きなことはなんだったのだろう、と見直せたんちゃうかな。今はほんとみんなきっと好きなことしかしてないと思います。今の自分が動いている立ち位置は、今までのコロナ以前のやってきたことの集大成が形になった現状だと思いますね。僕は振り返っても25年間ギターしかやっていなかったのだなと自分でもびっくりしましたけどね笑。
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今回のインタビューを終えて、「前と同じように戻れるのか」ということをよく考えていたわたしにとって「好きなことを見直していく」という発想はとても大きな力になりました。世間でよく耳にする「新しい生活様式」というものにもしっくりはこないけれど「今までやってきたことが集大成になる」という考え方は素直に新しいことへの取り組みや、好きなことを続けていく、いきたい上でどうしたらいいかな、とシンプルに前を向いて考えれるきっかけになりました。
DJやパーティーができなくても今こうやって自分が信じている音楽家のお話しを聞き、インタビューをまとめる自分も、新しいパーティーの形、と認めてもらったような気がしました。
続いてduoのもうお1人。キーボード奏者IEGUTIさんのインタビューは次回7/1(水)にUP予定です。
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インタビューvol.10 Suzmenba 本田未明×吉田省念
コンピレーショントラックNO, 13
Suzmenba x ShonenYoshida - こきゅう
 コンピレーション59アーティストの中で楽曲を聴く前から「気になる組み合わせ!」と、なったアーティストがSuzmenba 本田未明×吉田省念でした。曲を聴くとこれまた心がほぐれるような美しくも儚い音色。どうやってこの曲が生まれたのかな?お2人のいろんな話が聞きたい!そんなシンプルな気持ちでインタビューをお願いしました。ピリっとした音楽の思い出から、お2人の長年の心が通じ合う空気感がとても心地よくあったかい3人でのテレビ電話でのインタビューとなりました。
取材:2020/6/7  Text:YOTTU
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YOTTU:省念さん初めまして!未明さんお久しぶりです!楽曲提供ありがとうございます。個人的にも本当に「こきゅう」大好きでよく聴いています。今回コンピレーションにご提供くださった流れなど教えてください。
  本田未明 以下 未明:今回は発起人であるシンキチくんから直接電話がかかってきて、ビックリしました笑。メトロ救済のコンピレーションを創るから協力してもらえなだろうか、という話をもらい、ぜひ!やりたいです!という流れから楽曲を作りました。シンキチくんが村屋に「左京区でいいバンドいるかな?」と話をしたところ、店主のしゃこちゃんがスズメンバの話をしてくれたみたいで嬉しかったですねえ。
  YOTTU:スズメンバと省念さんは以前も7インチの制作を一緒にされていらっしゃいましたよね。よく一緒に制作されていらっしゃるのですか??
  吉田省念 以下 省念:そうですね。僕にとって本ちゃん(本田未明の愛称)と一緒に制作や演奏をするのはかなり自然な流れがあります。元々は僕がスズメンバの一員として一緒に制作や演奏をしていた時期もあります。その後、吉田省念と三日月スープを結成したりして個々の活動として動いていくという流れになりながらも、その後も誘ってもらって一緒に制作をしたり、今に至るという感じですかね。YOTTUさんがおっしゃっている7インチは2019年のレコードストアデイの企画でセカンドロイヤルからリリースしたもので、「LUNA」という曲をスズメンバにremixしてもらっています。
  未明:省念とは長い付き合いですねえ。元々チェロを弾ける人を探していて、その時偶然ばったり会ったのが省念でしたね。2000年?最初のころかな~。
  YOTTU:もう20年以上も経つのですね!歴史感じます…。今回の楽曲はお二人でリモート制作というのを伺っていますがどういった流れで制作されたのでしょうか?
未明:今回の「こきゅう」は、僕が最初に作ったイメージをスズメンバのメンバーにも送ったのですがスズメンバのみんながその時各々忙しいのもあって反応がムートン(スズメンバのメンバー。edits,effects,vocal,synthesizerなど担当)だけだったのかなあ。それで、作った楽曲を省念に聴いてもらい、そこにアコースティックギター エレキギター チェロ カウベルを重ねた状態で返してくれました。その僕と省念2人の重なった状態をムートンに聴いてもらい、そこにムートンの声だけのトラックを送ってくれて笑い声や囁きなどを足しました。
  省念:ちょうど3月頃からコロナの感染状況が厳しく拡がってきて、京都はまだゆるいとはいえ、海外に住む友達や、東京のミュージシャンと連絡がとれなくなったり、ライブが延期や中止になっていく中で僕自身色々と考え込んでいる状況でした。ただ、そんな時、久々に本ちゃんから電話があって、今回の制作を一緒にしないかと誘ってくれたんです。世にあふれたコロナの話題に一切ふれないで、純粋に音楽の話を沢山して本当に充実した気持ちをもらって。このトラックをもらって嬉しかったと同時にやる気が湧いてきました。本ちゃんといつもであれば、エキゾチックというかオリエンタル調なイメージで臨む制作が、自分の中でも緊迫感はあったので、そういった心境を最初の入りのチェロの音の雰囲気や、マイナーなコード展開を使ったりしていつもとは違う表現にしていきたいとなりましたね。
  未明:うれしいなあ。僕はほんとトラックを送り返してもらった時に省念すげー!!ってなったもんねえ。
  YOTTU:なるほど!かなりスピーディーなやりとりで制作されたのですね。今回のタイトル「こきゅう」。名前もとても大好きなのですがお二人で決められたのですか?
  省念:最初に音源をもらった時に こきゅう とついていたよね?
  未明:そうでしたね。その後、どういった表記にするか?となり、ひらがなで「こきゅう」と2人で考えて名付けました。3月の後半から世の中では自粛生活というのが増えていたと思いますが、僕自身は仕事都合上、むしろどんどん忙しくなって大変でした。でふつうに毎日仕事があってむしろこなす量が増えていて。どんどんしんどい気持ちが加速していく前に、4月の最初にこの「こきゅう」を創れたことは本当によかったと思います。
  YOTTU:お二人のメトロの思い出や印象的なことといえばどんなことでしょうか??
  未明:京都のライブハウスは、昔はウーピーズによく行っていました。でもその後海外の好きなアーティストが来たりするのはメトロだったのでそのライブを観に行ったりしましたね。corduroyとか観にいったような。最初はクラブだしおしゃれな人が集まっている場所というイメージでしたが、行ってみると「いろんなライブやっていておもしろいな」と思い、遊びに行くようになりましたね。
  省念:初めてメトロでライブをやったのは中学校3年か、高校1年の時でしたね。その後も本ちゃんと同じでクラブ畑ってとにかくおしゃれなイメージでしたが、実際出てやってみるとライブハウスとしてざっくばらん。箱としての存在を感じましたね。最新の思い出としてはメトロで友人の結婚PARTYがあった時に弾き語りの依頼を頂き僕もお邪魔したのですが、その時にフォークシンガー あがた 森魚(あがた もりお)さんがいらしていて僕すごい好きだったのでお話しできて嬉しかったことですねえ。2016年だったかな。
  YOTTU:お二人とも京都にお住まいの年月や、音楽をやっている期間が長いと様々な想いでありますね。この2,3か月で心境はかなり日々変わっていくと思いますが、自分自身の中への変化や気づいたことなどありますか?
  未明:仕事の忙しさに忙殺されて今は音楽から遠ざかっているなあと思いますね。6月に大阪でのライブも決まっていますが、果たして企画が開催されるのか?も、ありますが、自分自身ライブができるかなぁ?という気持ちもあります。明日になるとまた考えていることは変わってきそうですが。
  省念:4月は配信で行ったのですが、2014年1月からはじまった京都拾得マンスリーライブ「黄金の館」の5月、No,75 を休館としました。5月は沈黙もいうのも意思表明だと思っていて、休館をワンターンと数えました。6月は再開しようと拾得の店主とは話しています。ただ5月は本当に曲を創ったりはできなくて、歌をうたいたいという気持ちはなかったですねえ…。ライブなんてやりたくない、と思っている瞬間もありました。お店を守るためにはお店を開けて、アーティストが演奏をする、ということは必要です。でも何かを考えたり根を創ったりする上では、自粛という期間が2か月そこそこでは足りないのではと思っています。今は自粛を要請されていたのに、急に勝手に世の中のスピードで通常に戻される、というのはなんだかしっくりこない、曖昧な気持ちですね。配信も自分自身やってみましたが、生配信としてもやはり過去のアーカイブとして感じています。たとえば映像作品として残していく、くらいの気合が必要かなとも感じます。体制や気持ちの状況が追い付かないですよね。
 不謹慎だと思いますが、人がいない という景色は僕けっこう好きなんですよね。たとえばつげ 義春(つげ よしはる)さんの漫画とかだと全然人が出てこないんですよ。そういった絵みたいな景色。空があって建物があって人がいない。そんな景色が目の前で起こっているのは気持ちいいと感じました。こういう普段では絶対にない実体験を、何か次の形にするような動きをやっていきたいって思いますね。自粛していた最中は研ぎ澄まされた時間でもあったので音楽をベースに好きなものを再認識する時間でもありましたね。
  未明:普段聴こえない音が聞こえるっていうのはありますね。朝からワイワイと子どもの遊んでいる声が聞こえてきたり、普段なら車やバイクでかき消されるような音も感じているのはいいなぁと思いました。仕事上、街中を車で走るのですが、誰もいなくて本当にびっくりしました。
  YOTTU:たしかに。わたしはこの2か月は本当に鳥の美しい声を沢山聴けて、普段もこんなにも鳥が鳴いているの?と驚きました。人や生活音が普段は本当に多いなと改めて感じますね。最後にコンピの感想などありますか?
  省念:4月の頭はいてもたってもいられなくて、東京のお世話になっているお店のコンピレーションを作って還元したいって動こうとしましたが、お店の人との意向が合わず実現できなかったという事もありました。そういう事実をふまえるとシンキチくんがこの短期間で59ものアーティストを集めてコンピレーションをリリースできたことというのは本当に大きな動きだとリアルに感じています。受け取る側(コンピ制作側やお店側)も意地を張らずに、紐解けるような気持ちの解放、風通しのよさ というのを改めて感じました。ほんと素晴らしいですね。
  未明:59もアーティストがあるのでまだ全部聴けてないですね...すいません笑。お世話になったメトロに、という気持ちもありますが、シンキチくんにお世話になったので今回のコンピに協力したいという思いも強かったなと思います。僕が一人で多重録音をやるようになったきっかけもシンキチくんでした。と、いうのも、20年くらい?もっと前かな、僕が初めてウーピーズでライブをした時にPAでいたのがシンキチくんでした。その時に、感想を聞いたら音楽なめるな、と言われそれでバンドも辞めました。たしかに本当に熱心にはできていなかったと思います。それ以降サンプラーやMTRを使って一人で音楽を創ったり、今に至りますね。えらい昔の話ですわ~(未明さん楽しい酔っ払いと化する)
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 吉田省念さんはLIVEを何度も拝見したりしておりますが今回お話しするのは初めて。実は私はこの日も始まるまではとっても緊張でした!でもいざお話しするとそんなことはするりと抜けてあっという間のインタビュー時間となりました。未明さんとは村屋でよくお見かけしながらも、わたしも同様酔っぱらっているので今までに音楽のお話も深くしたことはなく笑。今回京都での音楽シーンのいろんな歴史や思い出話を聞けてわくわくしました。省念さん未明さんが本当に心を開いた仲のいい音楽仲間なんだな~という空気が終始漂い、とてもほっこりする時間でした。表現するということはやはり自分の心の状態が重要で、もしもシンキチさんの依頼がもっと4月を過ぎていたら未明さんが創った楽曲は違っていたかもしれないし、省念さんが受け取ってパスをすることもあったかもしれないけどなかったかもしれない。そんな不思議なタイミングがぱちりと当てはまったのも、やはり音楽の神様がみていたのかな~なんて思いました。
個人的エピソードですが友人宅でごはんを食べる会をしている時に、流れていた音楽がきもちいいな~と思いひっそりshazamをすると(良いなと思う曲は魂を売ってでもshazamします)省念さんの曲だったり、スズメンバの曲だったりすることが多々ありました。そんな暮らしの中に溶け込むお2人の曲、家で聴くのも気持ちいいけど、ライブハウスで聴くのがこれまた格別。やっぱり大きな音で肌から目から耳から音とふれあいたいなあ。次は3人でライブハウスでお会いして乾杯するのを楽しみにしています。
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インタビューvol.9  Sintaro Fujita
コンピレーショントラックNO,26.
Sintaro Fujita - Walk to west hole
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ここ2,3年メトロのマンスリー(メトロ以外の京都のクラブもですが)Sintaro Fujita –ってお名前よく見るなあ、って思った方も多いはず。現在メトロで「seQuence」(シークエンス)をレギュラーPARTYとして主催し、DJ・オーガナイザー・トラックメイカーとして日々成長中のSintaro Fujitaくんにインタビューさせて頂きました。こういう言い方ってほんと昭和すぎて冴えないのですが…「THE若手有望株」とはまさにこのこと。数あるCLUB MUSICの中でも、特に4つ打ちの ELECTRO や TECHNO をこよなく愛し、いつも謙虚でまっすぐな気持ちをもったFujitaくん。PARTYへのひたむきな想いが凝縮されたインタビューをお楽しみください。
  取材:2020/5/4  Text:YOTTU
   YOTTU:今回の提供いただいた「Walk to west hole」についてどういった流れで制作されたのか教えてください。
  Sintaro Fujita以下 Sintaro:僕とにかく今回のこのコンピレーションの曲順並びが素晴らしい!と思っていて、聴くたびにストーリー性を感じています。今回、参加させていただいた経緯はコンピレーションのアシスタントをされているDJの田村正樹さんからお話を頂きました。制作していたデモ音源の中からどういった内容がいいかなぁと色々考えたのですが、シンキチさんが発起人ということもあってCHURASHIMA NAVIGATOR の楽曲の世界感も少し意識しました。僕最初トラックの送り先を間違えてしまい、お声かけて頂いた正樹さんに送ってしまっていたのです笑。そこで当初は2曲候補案があったのですが、シンキチさんとのやりとりもあって、最終的に僕としても自信のあった今回の「Walk to west hole」を無事にシンキチさんにお送り出来ました。日本音楽・土着的・ダウンテンポなイメージといった空気感を詰め込んでいます。
  今回このメトロコンピレーションにどんなアーティストの方々が参加されるかわかりませんでしたが、シンキチさんが中心にいらっしゃるということで「もしかしてGr◯un土さんも参加されるのでは?」と思っていました。僕Gr◯un土さんのトラックが本当に大好きでいつかお会いしたい!ってずっと思っていました。いざコンピレーションリリース後、蓋をあけるとまさかGr◯un土さん→僕の並びで まじかー!!!嬉しい!!!と本当にテンションがあがりました。同じ作品に収録して頂き本当に嬉しいです。
  YOTTU:なるほど~!この話Gr◯un土くんにも聴かせたいなぁ…。いいねえ。そうやってまだ会ったことないアーティストさんと自分の大好きなクラブのコンピレーションで一緒に参加できるって嬉しいね。
  Sintaro:本当にそれぞれお店のカラーがあるな、と感じています。例えば、大阪のSTOMPさんもコンピレーション制作されており、僕も大好きで聴かせて頂いてるのですがSTOMPはみんなの距離が近くてぎゅっとした空間が詰まっていてお店らしいなと感じました。メトロの振り幅の広さをつくづく実感し、チルアウトあればダンスチューンとして踊れるもの、電子音楽に、バンドにhiphopに、と、店によってコンピの特性が出てくるのだなと思いました。
  YOTTU:「seQuence」(シークエンス)は今メトロでもレギュラーパーティーとしてフロアを盛り上げくれていますが、このPARTYが始まったのはいつぐらいでしょうか?
  Sintaro:「seQuence」は2017年4月にはじめました。3年目になりますか?ね。元々はその少し前にSTEREO SYSTEMのSHINさんと「seQuence」の基となるPARTYを始めたのですが、その後は僕が中心となって動いていくことになり、それが2017年4月からですね。定期的に続けていけて本当に嬉しいです。
  YOTTU:PARTYって続けていくと大変だけど どんどん楽しくなって止まらない感があるし、たまに突っ走りすぎて自分なにやってるんだろ?みたいになりませんか?笑
  Sintaro:まさしくそうですね笑。いろんな先輩方にお世話になって続けていけています。最初にメトロでDJをさせてもらったのがMUM(出町柳にあるごはんの美味しいバー)のPARTYだったのですがそれも本当によく覚えています。クニキさんがいたからDJはじめれたので本当にお世話になっています。
  YOTTU:音楽好きな悪い兄貴につかまってしまったのね笑。いいねえ。世界を開いてってくれたのがクニキくんなんですねえ。京都は面倒見のいいかっこいい兄貴がいっぱいいるね。ふじたくんはDJもしてオーガナイズもしてトラック制作もして、とかなりいろんなお顔をお持ちですが、トラック制作は元々どのようなきっかけで始めたのでしょうか?
  Sintaro:初めてメトロでDJをした時にnemutame recordsの尾藤さんがその時遊びにいらしてて、その時に一緒にいらっしゃた方がDJもすごく気に入ってくださって、その後「トラック制作もやったほうがいいよ!」とアドバイスくださりトラック制作のいろはを全部叩き込んでもらいました。
  YOTTU:なるほど!Fujitaくんの周りにはいつも良い兄貴がいっぱいいますね。コンピレーションにも楽曲参加されているCeeeSTee氏、メトロでもよくDJでご出演頂いてるHISASHI AOCHI氏と一緒にSoO(スー)というコレクティブを結成し、配信企画を先日5/1にメトロでもされていましたね。お疲れさまでした!映像もかっこよくて視覚効果もすごいし、でもリスニングとして聴いていても気持ちいい四つ打ちや 元気がでる~といった瞬間が沢山あってわたしもあの後何回もアーカイブを観ています。
  Sintaro:ありがとうございます!あの第一回目の回は田村正樹さんにも参加頂き、VJ陣のパワーのお力添えあり、本当にたくさんの方の協力あってこそでした。見て頂いてる人数もかなり多く楽しんで頂けたようで、僕たち自身もかなり楽しかったですね。配信といってもPARTYとしてやっていることは変わらないな、ということを強く感じました。ただ今回は初回ということもあって感覚が掴めないところもあって、カメラがどうとか、配信する媒体をどうするか、映像としてのテクニックなどに意識を注いでしまった部分は反省です。そういう部分を重点おくのではなく、もっと根本的にPARTYづくりの変わらない気持ちを大切にしたいなって思いました。やることは変わらない。ご参加いただきたい東京や名古屋など他府県のアーティストも沢山いるので、皆で協力をし、今できる形を模索していきたいです。配信という形は、距離 という概念がないので今までは一緒にできなかった人たちとも同じPARTYを共有できるので、悪いことばっかりじゃいなと思っています。「seQuence」も「SoO」にしても今一緒に気持ちを盛り上げて動いている仲間たちは、メトロで出会った人ばかりなのでそういった意味でも本当に大事な場所ですね。
 YOTTU:ええ話や…(遠い目)さて、すでにメトロでの思い出は沢山伺っておりますが印象的なことってありますか??
  Sintaro:最近の話ですが、2020/3/31(火曜)にメトロでONE DJ ONE NIGHTをさせて頂きました。平日の深夜3時終了予定が、結局4時頃までやっていたのですが、終わった瞬間に「おつかれさま!」って観ていてくれた友達からLINEがきたり、めっちゃよかったグッドDJ!!と、店長の玉井さんが言ってくださったり本当に嬉しい夜でした。その日が実質、メトロで「配信をする」という実験的な日でした。スタッフの藤原くんに急遽前日に「配信やドネーションなどできないかな?」と相談をしました。3月末だったので既にコロナの影響でお客さんを誘ってお店に来てもらいにくい環境ではあったので、その時できる一番いい形が何かできないかな、とお願いして動いてもらった日でもありました。急なことだったのでメトロも大変だったと思いますが、結果本当にやってよかったな、と思っています。
 YOTTU:この先のリリース予定や、メトロレギュラーパーティー「seQuence」の予定などありますか??
  Sintaro:「seQuence」は本当は2020年の年間のスケジュールを既に組んでいたのです。しかしコロナのこともありで一気にすべてが変わってしまったこともあって、やっと関係者の皆さまに諸々の連絡をおえれた…という現状でもありますね。今後の状況をみて、現場がまた出来るようになればぜひやっていきたいです!DJの現場がなくなった今は今まで時間がとれなくておろそかになっていたトラック制作に集中しています。それもまた有難い時間でもありますね。できることをとにかくやろう。前向きな気持ちです。
  はやくフロアにみんなが集まってPARTYができるようになった時に、コンピレーションに参加されているアーティストの皆さまと「はじめまして」ってご挨拶したり楽曲の感想を言い合って乾杯したり、そういう時間を楽しみに思っています。
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  とにかく純粋に音楽にPARTYに向き合っているFujitaくん。ダンスフロアの暗闇で会った時もとにかく笑顔!本当にPARTYやこのダンスフロアが好きなんだなっていう全身で伝わってくる音好人。彼が企画している「seQuence」はおもてなしの気持ちと音楽の愛情がたっぷり詰まっている。一人で遊びに行くのも楽しいけど「最近な、おもろいのあるねん。一緒に行こうや」ってだれかをお誘いしたくなるそんなPARTYです。メトロ店長の玉井くんが嬉しそうに昨年2019年~今年2020年のカウントダウンで「今年のMVPはSintaro Fujitaやな」と話してくれたのがとても印象的です。DJとして、オーガナイズとしていろんな形で人の心に空間に潤いを創ってくれた結果がその言葉。メトロのマンスリーで「seQuence」をお見かけした際はぜひともよく踊れる靴を履いて、お気に入りのお洋服を着て遊びにいくことをお薦めします。またダンスフロアでお会いしましょう。
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インタビューvol.8   CeeeSTee
コンピレーショントラックNO, 33
CeeeSTee – CHASE
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 今回のコンピレーションは59アーティスト参加のためかなりの世代幅がおもしろいのですが、最年少か?!と思いきや、最年少から2番目?のトラックメーカーCeeeSTee(シーエスティー)こと藤原氏にインタビューお願いしました。実は京都メトロスタッフでもある藤原くん。メトロにはいったきっかけや、メトロの現状も織り交ぜながらの電話インタビューとなりました。
 取材:2020/5/4  text:YOTTU
  YOTTU:今回の提供いただいた「CHASE(チェイス)」についてどういった流れで制作されたのか教えてください。タイトルもどういう意味なのだろう?と気になっていました。
  CeeeSTee 以下 藤原:コンピレーションの企画が立ち上がった時にコンピレーションのアシスタントをされている田村正樹さんから声をかけて頂き、是非とも参加したい!という流れで楽曲提供という形になりました。普段からもワンループのネタを創り溜めているので、その中から選び制作を進めました。CHASE(チェイス)という言葉自体は、メトロで照明をする時にLED照明の機能でCHASEという機能があるんです。色合いがじわじわと変わっていく機能がとても好きでよく活用しています。訳すると追いかける、追い求める、jazzの用語でいうとかけあいという意味もあるみたいですね。楽曲を一から描き下ろすことも考えたのですが、今の僕があるのがメトロのおかげなので、「今」という現場感を表現したくて、新しいものを創る、というよりは今を感じ取って作りました。
  YOTTU:なるほど!照明機能はメトロで働いてる藤原くんならではのニュアンスですね。おもしろいなあ。メトロに初めてきたきっかけはなんですか?
  藤原:僕は出身が高知で、元々京都にきたきっかけは大学進学で京都にきました。精華大学に通っていたのですが、その時に京都メトロに遊びにきました。僕の人生初めてのクラブは京都メトロなんです。大学に入ってから学業よりもどんどん音楽にのめり込んでいて、サークルにばかり時間を費やしていましたね…。精華大学の図書館にはSOFTのCDがあったりして、先輩たちにかっこいい音楽聴かせてもらったりインターネットで音楽を聴いたりとにかく音楽に夢中でした。
  YOTTU:SOFTのCDが図書館に!すごい大学だなあ。京都カルチャー感じますね。
 藤原:当時メトロのスタッフで企画していた「メトロナイト」っていうpartyに遊びに行って、「あ~おもしろいな~僕もここのPARTYに出たいな」と思いバイトの面接を受けました。でもその時は色々あって一度バイト不採用になったんですけどね笑。その後もメトロには遊びに行っていたので、ご縁があって卒業と同時くらいに働かせてもらえることになりました。今28歳になるので、働きだして5年?もう6年くらいになりますかね。
  YOTTU:入りたての藤原くんがbarカウンターでにこにこしているの覚えてるなぁ。でももっと一緒に沢山過ごしてる気分になるねえ。今回コンピレーションに参加して、実際完成してから全体を通して聞いてみてどうですか?
  藤原:普段メトロで出演して頂いてお世話になってる方だったり、一緒にpartyやっている仲間たちや、噂にしか聴いたことがない先輩方など、一緒に参加できたのがとても光栄です。曲順がほんとにすごいなって思っています。関係性やストーリーをすごい感じて、メトロらしい「なんでもあり感」がありますよね。akio nagaseさんは店長の玉井さんからも「こんなかっこいい人がいるねんで」ってよく話を聞いていたので、同じコンピレーションに入れて嬉しいです。次はメトロで体感できたらいいなって思っています。
  YOTTU:わたしもそこシンキチさんに聴きたいのですが、多くを語らない人なんでねえ…ボスにインタビューしたいっすねえ。曲順どうやって決めたの問題の話はインタビュー毎に常に出てきますね。初めてのクラブがメトロで、さらにそのまま働いてると印象的なことは沢山あると思いますが思い出深いこととかありますか??
  藤原:初めてメトロにデイイベントで遊びに行ったのが、ゆーきゃんさんのPARTYだったんです。で、その帰り道にhomesickのフライヤーをもらってそれが今思えばDJの小野さんなんです。もらったフライヤーのhomesickの回がtofubeatsさん、OKADADAさん、やけのはらさんが出演されていた回でした。おもしろそうだなと思い遊びに行ったのですが、夜中のいわいるオールナイトのイベントっていうのは僕初めてで。まーーー本当に衝撃でした。知らないかっこいい音楽はいっぱいかかるし、朝5時になっても音が止まらなくて、僕はいつまでここにいてもいいのかな~と思いながらフロアでずっと踊っていました。フロアの明かりつくまでメトロにいて���は~と感無量になりながらすごい楽しかったな~~~~という気持ちをいっぱい抱えて帰ったのを覚えていますね。そこから少しずつメトロに通うようになりました。
  YOTTU:わかる~。夜中のPARTY初めて味わう時ってほんと夜中にこんなにみんな遊んでるの?!って衝撃うけるし、こんな世界があるんだってびっくりするよねえ。
  藤原:こんな自由でいいんだっていう、後ろでお喋りしていても、前で踊っててもいいその自由度にとくかく驚きましたね。あと働きだしてから感じるのが、メトロがあるおかげで再会が沢山あるということです。何らかで会えなくなっても、また京都に立ち寄ったらメトロを覗きにきてくれたり、他の土地であった人が、音楽をツールに京都でまた会えるっていう。ふとした時に、うっすら約束していた空気でまた会えるというか、そういう人との繋がりをメトロで教えてもらいましたね。
  YOTTU:音楽やPARTYの空間って10年ぶり~!とかでも不思議とするりと距離を縮めて会えてしまうところありますね。メトロがみんなの交差点ですね。それでは、今後のリリース、それと配信PARTYとして動きだしているコレクティヴ、SoO(スー)のことも聞かせてください。
  藤原:今後も楽曲のリリースを幾つか予定しております。SoO(スー)自体は、本当は元々開催予定であったPARTYでの始動予定だったのがコロナの影響で出来なくなってしまい、僕たちいつ動きだせるのだろうなというのも最初はありました。でも、コロナの流れに任せて延び延びになるのも嫌だなと思い、Partyを続けていく責任感をもち、音楽を続けていくためにも、チームとして協力しあってこの状況下を受け止めながら今立ち上げよう!と動きだしました。前回の配信もやってみて自分たちも感じましたが、もちろん顔を合わせてPARTYできるのが嬉しいけれど、距離があって今は集まれなくても配信なら、京都⇔東京でも離れていて一緒のPARTYができるし、同じ空間を共有する、という喜び楽しさをすごく感じますね。この1年あたりでメトロで出会ったり、より深まった仲間たちで一緒にやっているのでほんと楽しいし、これからも続けていきたいです。
  YOTTU:スタッフとしてもメトロの現状や、配信、そしてクラウドファンディングの対応などわたしたちの見えないところで本当にやることが多いと思いますが…。クラウドファンディングのリターンは、メトロに直接来れない人のためにTシャツもいろいろあり、お客さんのこと考えてる~!と一人PC前でテンションあがっていました。
  藤原:クラウドファンディング本当に感謝の気持ちでいっぱいです。支援してくれた方のコメントも一つ一つ読んでるのですが、本当に泣きそうですね。ニックさんがんばって!とかclub80’s好きですとか、ダイヤに昔よく行っていました、とかみんなにそれぞれのメトロがあるんだなって文面からもすごい感動しました。今までもいろんな人に愛されて、これからもさらに沢山の人に愛されているお店で僕も一緒に成長できるようにがんばりたいです。今は本当に色々考えて動いていく時期なんだなと肌で感じています。メトロ店長の玉井さんがインスタでも書いていてめっちゃいいなって思ったのが「Don’t FEEL THINK」感じてんな考えろ、っていう言葉がめっちゃ今だなと思いました。まさにそれですね。
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 個人的な話ですが、藤原くんに最初に会った時のことをすごく覚えている。「あ!最近はいったバイトの子かな?」ってカウンターでお話しした。若い子だな~と思いながら緊張してる感じも垣間見え。当時、メトロにはわたしの妹のような「おおつかちゃん」というスタッフが働いていたこともあって、とにかくしょっちゅうメトロに居たわたし。最初はBarカウンターや受付をしていた藤原くんが時間が経つにつれ、照明をしたり、素早くPARTYのセッティングや撤収をし、わたしも主催の企画でお世話になり、打ち合わせや精算をしてもらったり、あ~なんだかできる仕事がめっちゃ増えてるやん!と親戚のような気持ち。たまに自分の企画で藤原くんがいない時とかは、今日いーひんのか…ってちょっと心細い時もありました。頼りになるスタッフなんです。
  ずっと変わらずにいつも純粋に音楽をまっすぐに愛している藤原くん。めちゃくちゃBarカウンターで踊っているスタッフがいるなぁと思ったら藤原くん。温かいスタッフでもあり、フロアで皆を踊らすアーティストでもある。そんな彼の話を聴きながら良い箱には良いスタッフあり!とわたしの脳裏はぐるぐるしました。現在京都メトロから配信しているメトロストリーミングも、藤原くんの撮影や、映像の切り替えなど本当に見えない部分の活躍が沢山です。そんな職場であり大好きなお店への気持ちを込めて作った「CHASE」を改めて聴くとさらに感情深いものがある。早くこの曲を満員のダンスフロアでみんなと踊れたらいいな。
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インタビューvol.7  omni sight Bass,佐藤元彦
コンピレーショントラックNO,31
omni sight - playa norte 
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 今回コンピレーションリリースにあたり沢山の方にご協力いただいておりますが、その内の一人がomni sightベーシスト佐藤元彦さん。やはり長い音楽経験があると色々ご存じ…ということで本当に重要部分のサポート頂き、さらに楽曲提供まで。普段からも京都の様々な音楽空間はもちろん「やっぱりここに元彦さんいる!」な楽しいおもしろい美味しい場所へのアンテナ張り方がさすがな音好人。京都に住まれて10年、ますます深まる京都愛を沢山感じながらの終始笑いのたえない楽しい電話インタビューとなりました。
 取材:2020/5/3  Text:YOTTU
 YOTTU:京都メトロコンピレーションリリースに向けて、元彦さんにもたくさんお手伝い頂き本当にありがとうございました!今回の提供いただいた「playa norte」ついてどういった流れで制作されたのか教えてください。
 佐藤元彦 以下 佐藤:元々omni sightのアルバム制作にとりかかってたところで、昨年からライブサポートとして一緒に演奏してる、同じくこのコンピにも参加のUCNDの鍵盤、ショウイチくんがそのまま制作にも参加するかたちでこつこつレコーディングを進めていました。去年、アジアツアー中にLIVEで育ててきた曲で、ショウイチくんに加えて、東京の頃から色んな現場を共にしてるサックスプレイヤー、中村尚平くんもリモートで参加してもらって、ちょうど最後の仕上げにとりかかろうとしているタイミングでもありました。サポートのふたりのアイディアも取り入れて、手応えある旬な曲だったので、メトロ支援のためにこの曲を使ってもらえたらなと思い完成させました。
 YOTTU;omni sightは昨年やその前からもかなり海外ツアーが多いですよね??
 佐藤:そうですね。特にアジアは数年前から色んな国でツアーさせてもらってて、その中でこの2年出演してるPlaytime Festivalというモンゴルの野外フェスがあるんですが、きっかけは今回のコンピレーション発起人のシンキチさんでした。シンキチさんも以前出演されてて、そのときのクルー達に事前に繋いでくれたこともあって僕らの参加もスムースに実現しました。お陰で今ではモンゴルでも音で繋がる友人ができました。そんな嬉しい縁もあったので、シンキチさんにも何か協力したいという気持ちもからも今回のコンピ参加は自然な流れでした。
海外ツアーは昨年だと、そのモンゴル、台湾、韓国を中村くんと、タイをショウイチくんと周ったんですが、日本では経験したことのないエネルギッシュでダイレクトな反応をくれるオーディエンスを前に演奏すると自分たちの新たな可能性みたいなものも引っ張り出してくれるので、本当に刺激的な経験になるんです。海外ツアーには付き物な嘘みたいに想定外のトラブルも頻発したり、、笑 まぁ否が応でも経験値は上がるし、とにかく楽しいんですよ。そういうのひっくるめた海外ツアーの熱量を作品にフィードバックさせるということを今回のアルバム制作のコンセプトにもしてます。
 YOTTU:そういえば、そもそも元彦さんは東京にお住まいでしたが、omni sightの相方ドラムの平井さんも昔は東京、今は京都にお住まいなんですよね?東京にいらっしゃった二人がなぜ京都に…?
 佐藤:元々東京でもJackson vibeというロックバンドで一緒に動いていた時期もありました。でも、3.11の震災をきっかけにお互いに同じようなタイミングで京都に移動しました。元々リズム隊として一緒にやっていたメンバーふたりが奇しくも京都にいる、っていうんで、じゃあ一緒にやりますか、っていう流れで今に至りますね。
 YOTTU:なるほど、なんだか運命的な勝手なイメージがするのはわたしだけですかね笑。京都にきてからの衝撃体験はかなり多いと思いますが笑。メトロでの思い出や印象的なことありますか??
 佐藤:2015年12月に初めて自主オーガナイズしたパーティー、omni sightの1stアルバムのリリースパーティーですね。自分たちの本当に良いと思う音、本当に好きなサウンドクルーだけを集めての開催。結果、お客さんもたくさん来てくれました。今までどちらかというと遊びに行くところだったメトロが自分たち発信でやりたいことを表現したり、提案できる場でもあるんだと実感できたというか、、まぁとにかく楽しかったなぁ。。このパーティーはオープン最初から最後までの記憶が今でも鮮明に残っています。
アルバム収録用のremixを思い切ってオファーしたリスペクトしてやまない井上薫(a.k.a. Chari Chari)さんを東京からパーティーにもそのまま呼んで、地元京都からはsoft以降の衝撃だったUCND、信頼の音友のkazuma、omni sight初期、第3のメンバーとして参加してくれてたPolar M、NABOWAの啓ちゃん、それこそメトロでの出会いがきっかけとなって一緒に遊んでいく中で所属することになったレーベルnight cruisingのTatsuya ShimadaとRAIJIN、そこから派生して知り合って音に惚れ込んだAmetsub、というまさにメトロで繋がった面々で普段は交わらないシーンにいる才能を集めたらどうなるのか?と常々思っていたことが最高のかたちで実現できたパーティーでした。これはメトロでなかったら難しかったと思います。
 東京にいる時に参加していたイベントは、まずバンドありき、DJはサポート的な位置付けで時間帯も深夜ではないものも多かったけど、京都にきてメトロで遊ばせてもらっていく中でバンドやDJが同列に入り混じって、フロアには自由に踊るお客さんという「パーティー」の楽しさを再確認させてもらえましたね。今更この年になってって感じですが…笑。ほんとそういう楽しさを改めて教えてもらったのもメトロなんです。地元発信だけでも、SOFTファミリーのパーティー、nebulaやtone float、night cruisingやDoItJazzもそうだし、本当にクォリティーの高い素晴らしいパーティーが日々開催されてること自体、凄いことだと思いますし、誇るべきカルチャーですよね。
 YOTTU:わたしも京都って街はどれだけ遊んでいても飽きないなあって思います。困りますね笑。DJが、バンドがっていうカテゴライズより、とにかくめっちゃかっこいい音楽聴けるなって印象ですね
 佐藤:そうそう京都はほんとサロン的な集まり、というか音楽を通じて多種多様な人が集まってきては、自由な交流を楽しむ場でもあるんだなと。あとは、まぁとにかくパーティーが多い街だな、どっかしらで毎日パーティーやってるな~って笑。でもそのおかげであてなく引っ越して来てもすぐにいろんな人に出会えたりおもしろい繋がりが自然とできていくので、音楽やってる自分にとってはほんと住みやすい街だと思いました。
パーティーを通して繋がる人が、音楽関係だけに終わらず、色んな業種や世代の人が当たり前に混在してる感じは、京都ならではだと思いますね。
 YOTTU:なるほど。土地それぞれの楽しみがありますね。そういえば元彦さんがメトロに初めていらっしゃったのは、京都に引っ越していらっしゃってからですか??
 佐藤:実は引っ越してくるだいぶ前にLIVEでお邪魔しているんです。ボーカリストAchicoとやっていたOnbuttondown(オンボタンダウン)というバンドでライブをさせてもらいました。20年前とかかな?昔すぎてわからない笑。なつかしいな~話をしてるうちに思い出しました笑。そしてまさか京都に引っ越してくるとは!不思議ですね。そのときは確か打ち上げもなく弾丸戻りで、ゆっくりできなかったんですが、地下鉄構内への階段途上に入り口があって、フロアの雰囲気も海外のクラブにきたみたいだな~っていう印象が残ってますね。
 YOTTU:ほんと!人に歴史あり。そしてわたしAchicoさん大好きなので今のお話しも衝撃でした!元彦さんは音楽を初められた当初からベースをされていたのですか?
 佐藤:ベースを始めたのは結構遅くて大学2回生だったかな?高校からギターをやっていたけど、ギターってめちゃくちゃうまい人がいっぱいいて、一時はなぜかボーカルとかもやってましたね笑。大学では今度こそギターを!と意気込んで音楽サークルを廻るもののギターはやっぱりうまい人がいっぱいいる笑。こりゃギターは無理だな~と思い、その頃はFUNKとかSOULとか黒いグルーヴに惹かれはじめたところで、リズム隊のかっこ良さに気付いたタイミングで、ベースに興味を持つようになったんです。そのままさくっとギターから転向したら、すぐに空きがみつかりました笑。そこからはベーシストとして色んなバンドに参加するようになっていくんですが、当時はロック、パンク、ファンク、ヒップホップ、エレクトロなどを掛け合わす新しい音が次々とでてきて、僕自身も2MCにホーンが入ったミクスチャーバンドをやってました。ちょうどその頃、softの存在も知って、生のバンドとクラブカルチャーの洗練された融合にそれは衝撃を受け、 “日本人離れしたかっこよさ” 独自のカルチャーが京都シーンにはあるんだと以来、意識を向けるようになっていきました。
 YOTTU;元彦さんの話を聞いていると「京都にくるべくしてきた男」ですね。神様のおぼしめし感じますし前世も来世も絶対京都ですね。今後もomni sightはじめ活動のイメージなどありますか??
 佐藤:今はひとまずomni sightの2枚目のアルバムを仕上げたいですね。本気出して早く完成させます笑。ほんとゆっくりペースなのでね…。今回いろいろ話をして、ライブをやるにしても、遊びに行くにしても、メトロは自分にとって音楽を通した生活のベースにもなってると改めて思いました。
京都に住んでる僕らローカルの文化を育んでくれる大事な場所でありながら、日本のみならず世界中のあらゆるジャンル、ジェネレーションをさらっと受け入れて、気負いなく体験させてくれる本当に貴重なクラブだと思います。
自分もこれからもその一部でありたいし、ここ数年の活動で交流を持った海外の友人たちともメトロでなにかやりたいなと思っています。アフターコロナの新しい流れでクラブ文化自体がどうなっていくかわかりませんが、メトロのおおらかな懐は変わらずそのままにまだまだ続いて欲しいと強く思います。
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ずっとずっと一緒に京都で時間を過ごしてきたように感じる元彦さん。20年前の京都の音楽箱話も脱線しながら沢山話をしていたのですが(活力屋やcollageなど みなさん思い出いっぱいあると思います)そこでも一緒に過ごしてきたような安心した錯覚が沢山あり、ついついインタビュー時間というか、楽しいお喋り時間になってしまいました。音楽がツールとなり、お互いの好奇心がどんどん膨らんでいく。安心感とわくわく感を両方兼ね備えた空気が、みんなが一緒に制作したくなる元彦さんへの魅力なのかな~と感じました。京都を大好きと感じてくださってるのは本当に嬉しいし、自分もそんな街に暮らしているのは足元を見つめ直し、またより一層この土地を愛しながら制作やわくわくする時間を創っていきたいと思いました。
 元彦さんの奥様えみさんは、今年2020年4月にスパイスカレーのお店「naturemian spice curry」をオープン!場所は京都メトロからもほど近い御所南、御幸町丸太町を少し下がった路地の奥です。今までは出店やケータリングでしか味わえなかったあの!えみさんのカレーがついにお店で食べられるようになりました。これは本当に嬉しい….。naturemianカレーを食べたことがある方はわかると思いますがあんなに夢中になって食べたくなるカレーは初めて。メトロでも出店をはじめ出演者皆さまのケータリング等大変お世話になっております。元彦さんのサウンドデザインもお店で楽しめますので舌も耳も研ぎ澄ませる極上の空間。わたしも遊びに行くのが楽しみです。
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インタビューvol.6 THE BEDROOM TAPE
コンピレーショントラックNO, 39
THE BED ROOM TAPE - GIFT
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 コンピレーションアルバムがリリースされて一番最初のLIVE配信にもご出演頂いたTHE BEDROOM TAPEこと景山奏くんにインタビューさせて頂きました。このソロ活動以外にも、今年で16周年を迎えるNABOWAのギタリストであり、ここ数年では様々なアーティストのサポートや、楽曲提供などひっぱりだこの奏くん。京都の音楽のシーンの「今」を担ってる���いっても過言ではない奏くんの音楽愛、京都メトロへの長年の想いたっぷりの電話インタビューとなりました。インタビュアーYOTTUとも15年来の友人ということもあり、爆笑とPARTYへの熱さが止まらないインタビューをお楽しみください。
 取材:2020/5/4  Text:YOTTU
YOTTU:先日はこのコンピレーションのLIVE配信にもご協力頂き本当にありがとうございました!コンピレーションをリリースしてからの第一回目の配信が奏くんで本当によかったです…!!ではまず、今回の提供いただいた「GIFT」ついてどういった流れで制作されたのか教えてください。
 THE BEDROOM TAPE 以下 景山奏:今まではLIVEや、作らないといけない制作に追われていて、曲を作るのにもかなり時間がかかっていました。そんな中2020年2月~3月あたりからコロナの影響でLIVEが減り始めていたんもあり、時間に少し隙間ができたこともあって、ラフスケッチな感じで曲を作ってみては、そのころ新しくしたi phoneで動画を撮るのも楽しい時期だったので「動画+音楽」の短いフレーズをインスタに載せたりしていました。それに一番最初に「いいやん~!」って反応してくれたのがよっちゃんだったんですよ。(よっちゃん=インタビュアーYOTTUの愛称)
 YOTTU:おお~!!!たしかに!めっちゃ良い!って投稿したねえ。心が清らかになるような美しい曲でとっても印象的でした。映像も新幹線からの風景みたいなやつですよね?あれは3月中頃かな?
 景山奏:そう!あのUPした曲を僕自身も気に入っていたのもあり、よっちゃんが今回この京都メトロコンピレーションの参加の話を声かけてくれたのもあったので、この曲を提供したいとなり完成させました。よっちゃんが僕にチャンスをくれたように、メトロも今までもこれからも僕にチャンスをくれている、ということもあって、よっちゃんがメトロで開催している「GIFT」のPARTYから名前を頂いて「GIFT」にしました。僕のできる、一番得意な「音楽」で何かメトロに恩返しをしたく、楽曲をぜひ提供したい!という気持ちで制作をしました。
 YOTTU:ううう。ありがとうございます!嬉しすぎてここで泣きながらインタビュー終わりたい….が、そうもいきません。先日4/29に配信を行ったコンピレーションのリリースPARTYでは実際LIVE配信をされてどうでしたか??
 景山奏:実際LIVEをするのはお客さんが目の前にいないのは不思議な感じでしたが、演奏をしてること自体は本当に楽しくて気持ちいいな~と思ってました。やっぱり肌から感じる音楽は気持ちいいですね。ハシムラくんの照明の雰囲気などかっこいい空間を創って頂いて本当に感謝です。
 YOTTU:奏くんはNABOWAの活動がもう15周年も続いており、NABOWAでのリリースもこのコロナの騒動の時期に立て続けにリリースがとても続いておりますが、すごい勢いですねえ…一体なにがあったのでしょうか。笑
 景山奏:こんな時だからこそお客さんに色々聴いてほしいお届けしたいというのもあって連続でリリースしてますね。リモート制作でお互いそれぞれ制作した音やフレーズを持ち寄って完成させる、という形ですが、NABOWAは今までも各自が家での録音など、環境づくりを整えていたのもあったので、ありがたいことになんとかスムーズに制作が進んでいる….というのはありますね。防音の問題等で録音などが全くできない方もいるでしょうしね。
 YOTTU:なるほど!まさかこんな風に集まれない状況になる、とはだれも予測してない中で制作の環境作りというのは本当に大切ですね…。それではメトロでの思い出や印象的なできごとってありますか??
 景山奏:いろいろありますね~~~笑。お誘い頂き遊びにいったPARTYで、挨拶しようと声をかけようとした目の前にいた知人が女の人にビンタされていたことですかね笑。
 YOTTU:ええええ~!そんなことあったの??漫画やん笑。でもわたしの友人も恋人同士で大喧嘩とかしてたなあ…。音楽で心が解放されるんかな。
 景山奏:なかなか見ない光景が現れてしまうのですかねえ笑。そもそもは僕の初めてのクラブは京都メトロなんです。NABOWAのメンバー優くんと大学も一緒で、大学の部室でROVOやAOAとかを聴いている大学生でした。当時、ROVOがメトロにくる!となり、みんなで「見に行くか~!」ってメトロに行くものの、クラブって行ったことないけどどんなとこやろ~ってドキドキしながら行くと、とにかく人がめちゃくちゃ沢山いてびっくり笑。みんなとはぐれて不安になりながら人にまみれてライブをみて、めっちゃかっこいい~ってなったけど人混みに疲れて、ドリンクチケットも、この紙のチケットもろたけど人多すぎて使えへん~ってなってドリンクチケットも持って帰りました笑。他のクラブって自分のライブ以外では、なかなか行かないのですが、メトロはいろんなイベントやってるし、ジャンル関係なく、くるもの拒まず、というか「ええ音楽なら」という姿勢がとにかくかっこいいなって思いますね。思い出もっといっぱいあるはずなんですけどビンタの一件が強烈すぎて。
2人して爆笑 
YOTTU:うーん。みんなメトロにはいろんな思い出ありますねえ(遠い目)ところで、今は家にいる時間も長いと思いますが、普段は自宅でも音楽を習慣づいて聴いたりしますか?
 景山奏:JETSETで働いていた時から考えると自ら聴く!というのはかなり減りましたが、今もやっぱり色々探しては聴きますね。普段は好きなアーティストのどこが好きだろうと深堀りしたり、近所を走る時に聴いたり。あと、無音からの音楽 という空気も好きですね。無音からその後にどういう音楽聞いたら気持ちいいかな、っていうおもしろさがありますね。あとお笑い好きなので今は中川家のYoutube「中川家チャンネル」めっちゃ観てます。
 YOTTU:奏くんゲラやもんな~ ひたすら笑ってそうで目に浮かびます笑。今後のリリースなど動きなどはどうでしょうか??
 景山奏:THE BEDROOM TAPEでアルバムを作りたいな、というのもあり、イメージが湧いて作りかけた作品がいくつかあるので(3月~4月にインスタにUPしている楽曲たち)それを完成させたいなって考えています。NABOWAでもリリースを今後もスピード感もって制作する予定のものがいくつかありますね。ライブももちろんやりたいですが、一体どうなるかわからないですねえこればっかりは…。
 YOTTU:日常の生活が少しずつ送れるようになったとしても、ライブや音楽を聴きに集まる、という感覚は気持ちの状態がかなり左右してきますもんね…もちろん現場で音楽を聴きたい、浴びたいという気持ちは皆あると思うのですがいきなり今までのようにというはならないのが現実。
 景山奏:そう、だからこそ、ピンチはチャンス!というか、とにかく「こんなことがあったから」こそ、これからどうしたらいいのか考えたり、行動したり、新しいものが生まれていくと思っています。考えを進めていけばおもしろいことが生まれていく、人と音楽をつくる素晴らしさっていうのをここ数年本当に感じています。自分ひとりだと1だけど、誰かと制作や一緒に考えると創造がつかないものができる。ソロ(THE BEDROOM TAPE)も、バンド(NABOWA)も、お互いのカラーがそれぞれあっていろんな面を見てもらったり、自分もどっちの可能性も表現もしたい。1回しかない人生 いっぱいやったほうがおもろいやん!と、思っています。限られた時間の中で後悔なく色々やっていきたいし、行動したからこそ生まれるその人の深みみたいなものを楽しんでいきたいですね。
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長い間活動を続けていく中で、すべてが順風満帆というわけではなくきっと辛い時期や悔しい時期もあっただろうなと思う…けれども、とにかくいつも嬉しそうに、心の底からわくわくした空気を纏いながらギターを弾く奏くんの姿を見て「一緒に何かできたらいいな」と思った人が今までに沢山いて、数々の作品が生まれて、これからもそんな出会いがどんどん増えていくんだろうな、もちろんわたしもそんな中の一人です。難しいあれこれは一旦横に置いて、「とにかくなんかめっちゃ楽しいな」そんなシンプルな時間を過ごせる「無垢」な心が人を惹きつける。とにかく人柄なんだな~ そんなことをインタビュー中ずっと考えていました。奏くんに弾いてもらったギターはとっても幸せだろうな。これからも心優しくなる作品を楽しみにしています。
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インタビューvol.5   LOFTSOUL
コンピレーショントラックNO, 19.
LOFTSOUL - Michigan Nights (Chicago Tribute Mix)
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 今回の企画発起人DJ/プロデューサー SINKICHIさんの呼びかけにより、結果59アーティスト(実際はもっとそれ以上のアーティストのお声を頂きました。ありがとうございます)がご賛同いただきましたが、一番最初に音源をご提供くださったのがLOFTSOUL ことDJ 内川マサヒコさんでした。メトロをOPEN当初からご存じという貴重なお話をメールでインタビューさせて頂きました。
取材:2020/4/29  Text:YOTTU
 YOTTU:今回ご提供頂いた曲「Michigan Nights (Chicago Tribute Mix)」の曲のイメージを教えてください。
LOFTSOUL:シカゴの夜に、ミシガン湖からダウンタウンに向かってドライブしている感じをイメージしています。
YOTTU:今年でメトロは30周年を迎えますが、内川さんはメトロのOPEN時からのお付き合いなのでしょうか?
LOFTSOUL:メトロがOPENしてすぐにDJしていましたね。お店の企画もスタッフも個性的で面白かった。時代もあったけれど、エネルギーの塊みたいなのを強く感じました。今にして思えばそのエネルギーのコアな部分がオーナーニックさんの人柄だったのだと思います。
YOTTU:確かに!メトロのスタッフは個性的な人や、勤務歴かなり長い方(20年以上)されているスタッフもいらっしゃいますもんね。メトロでの印象的な出来事とかありますか?
LOFTSOUL:まあ印象深かったのは後にMONDO GROSSOのサックスプレーヤーとなるマサヤンでしょうか。ほぼ毎週末朝方酔っ払って暴れて全員総出で止めに入るみたいな?いい時代でした。
(YOTTU:余談ですが↑の話をメトロマネージャー林さんにしたところ、SLEEP WALKER中村雅人(愛称まさやん)は元々メトロの系列のラバダブの店長で、その後メトロで店長をしていて、いつもBarカウンター内でサックスを持ったまま働いていたね。MONDO GROSSO大沢さんの時にまさやんが乱入して、大沢さんがいいね~ってなってそのままMONDO GROSSOに入ったんだよ~っていう秘話も伺いました)
YOTTU:内川さんはメトロでレギュラーPARTYもされていたのでしょうか?当時のPARTYなど他のクラブも含めどんな動きだったのでしょうか?
LOFTSOUL:METROがオープンしてすぐはDJ白石哲とPARTYやっていましたね。それからGARDEN~AFRO BLUE、GRAND CAFEなどをオープンして動いていました。その後1995年から10年くらい弟子のIMAIとメトロレギュラーをやっていました。
YOTTU:内川さんはメトロの近くに「Beyond KYOTO」というお店をされていると伺いました。この場所でお店をはじめられた経緯や想いなど少しお聞きできれば嬉しいです。
LOFTSOUL:beyond KYOTOはセンターからちょっと離れたところにある隠れ家的BARです。ボクも今年還暦を迎えて音楽も酒もクオリティを高くしてゆっくり付き合っていきたいので場所、サイズ、佇まいなどがちょうどいいかと思っています。ぜひお出かけ下さい。
YOTTU:コロナが落ち着いた時にはぜひお店にも遊びに行ってみたいと思っています。楽しみです。河原町丸太町を少し西、メトロに向かう途中ですね。鴨川の本当に気持ちいいところにありますね。最後の質問になりますが、内川さんから見た今のメトロの印象を教えてください。
LOFTSOUL:30年以上続く円熟期なのにアンダーグラウンドのスピリッツを次世代に伝えている日本でも数少ないクラブだと思います。以前風営法の時もそして今回のCOVID19騒動も一丸となって乗り越えてくれると信じております。
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今年でDJ38周年を迎えられる内川さんの貴重なお話を伺い、当時はどんな空気だったのかなとわくわくしました。お話を聞けば聞くほど気になる話が出てきて、長年メトロを見守ってきた内川さんがメトロ救済のために音源を提供してくださったことが改めて歴史を感じ嬉しいなと心が熱くなりました。変わらないPARTYの良さや、変わっていくPARTYの楽しさ、そこに変わらず箱、空間があるというのはやはりこうやって世代を超えて同じものを共有できるおもしろさがあるなと感じました。またメトロで内川さんのDJをフロアで聴けるのを楽しみにしています。
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インタビューvol.4 ジャッキーゲン feat 小鉄 & ターキー
コンピレーショントラックNO, 16
ジャッキーゲン feat 小鉄 & ターキー - 電池切れ
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 京都メトロから配信ストリーミングが増えていく方向性の中、昨晩5/8(金)21時よりMETRO 30th Shop KICK-OFF Streamingと称して「NIGHT TIME HIGT-SHIN」を開始。そこでLIVEに参加してくださったジャッキーゲン feat 小鉄 & ターキーのトラックメーカー/ジャッキーゲンことゲンちゃんに今回コンピレーションについてインタビューさせて頂きました。普段酔っぱらっているか、ビートを叩いてるかしか観たことがないゲンちゃんとのインタビュー。どんな空気になるか若干の不安もありましたが笑 最終的にはとても温かい気持ちになった実りの多い時間でした。ビール片手にゆるりとお読み頂けると嬉しいです。
 取材:2020/5/4  Text:YOTTU
 YOTTU:今回の楽曲提供ありがとうございました!失礼な意味ではないのですが、楽曲がめちゃくちゃかっこいい内容でちょっとびっくりしました笑。良いやん!フロアでめっちゃかけたいやん!と心底思い、インタビューもお願いしたい!と思いました。ご提供いただいた「電池切れ」についてどういった流れで制作されたのか教えてください。
 ジャッキーゲン:この曲は実は4パターンほどあって、LIVEでもやったことはあるけれど、トラックもちょっと違う別バージョンもあったり。でも今回この企画で、俺と小鉄&ターキーでやりたかったというのもあり、歌詞も一番今しっくりくるこの曲がいいなと思い、最終的にまとめあげて提供に動きました。ターキーがこのトラックでやりたいって言ってくれたのも大きかったです。それとイントロでもお気づきだと思いますがピ〇ク・レディーサンプリングなので笑(権利のこと等もあって)自分たちでリリースを動くことが中々できないので今回のこういう企画ならいけるかな?!今しかないか!といったのもありましたね。
 YOTTU:そもそもこの企画はシンキチさんの呼びかけを見て参加しよう!という流れだったのでしょうか?
ジャッキーゲン:そうすね。まさにシンキチさんがFBで呼びかけしているのを見て、自分にできること!協力したい!の気持ちです。めちゃくちゃ動きがクイックでさすがやなと思いました。シンキチさんじゃないとできない動き。あと個人的にこのコンピレーション企画にhiphopの楽曲は入らないのでは?と思い、ねじ込んでやれ!っていう気持ちもありました。やっぱ無いと寂しいもんやん。hiphopほしいすね。今までに作った曲~と思って���、お蔵入りを出すわけにもいかないし、今回に参加する動機的なちゃんとしたものがほしい、というのもあって内容を絞っていって今回の「電池切れ」になりました。マスタリングのKNDくんにもいつも本当にお世話になっていて、普段からもええ機材触らしてもらったり、声録るならこのマイクがいいんじゃないかな?どうかな?って実験的なこともいつもさせてもらって。ほんと探求心というか好奇心というか…あの人はとにかくすごい笑。
YOTTU:シンキチさんの呼びかけで、蓋開けたらKNDさんのマスタリングなんて本当に贅沢すぎて楽曲まとめてもらえるのもむしろ「最高やん」っていう気持ちはありますね…。ラッパーの小鉄&ターキーとは付き合い長いですしょうか?
ジャッキーゲン:もう15年とかになるかな~。夜な夜なずっと遊んでる仲間たちやね。コテタキは(小鉄&ターキーの愛称)本当に照れ屋というか、コミュニケーションが苦手やから今回もインタビュー承けろって言うたのになあ…。まあ、足りない部分を補うのに音楽をしたり、ラップをしてるところはあるね。京都って、俺らの周りってそういう人多いっしょ笑。
YOTTU:たしかに笑。それはなんかわかるなあ。ゲンちゃんもやな笑。でも人間臭くて嘘がない。そういうほうがいいな。さて、酔っぱらって覚えてるかわかりませんが笑、メトロの思い出ありますか?
ジャッキーゲン:いっぱいありすぎる~(爆笑)昨日も玉井くん(メトロ店長)と電話していてて、そろそろ手の甲にメトロの「M」のタトューいれななーとか笑ってました(入場済のスタンプって意味だったらしい笑いつでも無料やと笑っていた)LIVEの後にそのまま潰れて、朝起きてメトロに閉じ込められたとかもあったし笑。玉井くんとタイに行って、一緒に行ったのに俺が帰ってこれなくなってもうて笑。てめちゃくちゃ迷惑かけたりとか本当に色々ありすぎて頭上がりません。クラブ/ライブハウスとしてとにかく器がでかい。ニックさんのまかないのカレー食べさせてもらったりとか笑。本当にニックさんの人柄やなあって改めて思うな~苦楽を共にしたほんとお世話になった箱やね。
YOTTU:わたしもメトロのまかない頂いたことあります笑。メトロの思い出って皆さんお話ししてくれるのが、PARTYの思い出もありますが、スタッフとの思い出とか、周りからみたら他愛もない日常な話もほんと安心するエピソードになっていたり笑。受け止めてくれる空間、っていうのは皆それぞれ一緒なんだなって思いますね。5/8(金)は今回の楽曲を含めの配信ライブだと思いますが、ライブはだいぶ久々ですよね?
ジャッキーゲン:コテタキは経営しているお店のこともあって今はちょっと動けないかも、という話もあったけど、メンツも大事な仲間たちで配信やろう!ってなっていたし、コテタキにも、音楽やってきているなら音楽やろうぜ!って話していて。今回は一緒に参加をします。配信もお客さんいないのって反応とかわからないしどんな感じやろ~って思うところもあるけど、他でもいろんな配信が始まってて「ゲンちゃんの曲で配信のLIVEやります」って後輩のチーム言ってくれてて、そういうの聞くと嬉しいし、一緒にライブしてーよー!ってなる笑。
 ほんまに今って人も世の中も変化せなあかん時で、常識とか変わっていくし、どんどん新しい基準とか生まれていく。正直、今の自分にできることってほんと少ないなって感じてて。なじみの飲食店でテイクアウトするとか、クラブ/ライブハウスのクラウドファンディングを支援するとかしなかくて悔しいすね。今回みたいに楽曲提供とか。でもできることやるしかないのでやるか~!って思ってます。やれることがんばります。
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 普段ゲンちゃんと真面目に喋ることもほぼないので、こんなこと考えてたのか~とか、あーめっちゃ素直やんな、と。不器用やけど音楽好きで仲間を大事にしたい人なんだなって思いながらインタビューをさせて頂きました。わたしは今回の「電池切れ」めちゃくちゃかっこいい!と初めて聴いた時に心底思って、イントロもラップのリリックも、ビートの展開もすごいいいなあと思い、制作についても色々話を聞いてみたいなと思い、インタビューお願いしました。
 インタビュー途中にあった「足りてない部分を音楽で補ってる」という一文があったように目に見えない音やリズム、耳に流れて通り抜けてしまう歌やラップ。でもそれがまっすぐに心に届き響いてく、そういう音楽で自分たちを表してるのは嘘偽りのない瞬間。不器用ながらも表現していく姿勢ってかっこいいなと思いました。
小鉄&ターキーのお二人は実は柳小路通り(OPAの裏のかなり雰囲気の良いあの路地です。京都にお住まいの方は絶対通ったころあるはず)にある「焼鳥おこし〜熾〜」というお店を2人で経営されています。入りたいな~と眺めてはいつも満席で入れず。PARTYで見かける2人しか知らないわたしは、かっこええラッパーのうまい焼鳥屋っていうのにいつもぐっときていました。今はコロナのこともあり、テイクアウトのお弁当を数量限定でされていたり常に進化系な体制で動かれています。騒動が落ち着いたらほんとあのカウンターでゆっくり呑みたいな。
昨晩5/8(金)の配信でもこの楽曲が画面越しとはいえ、イントロが始まった瞬間身体が熱くなった。次は絶対フロアで聴きたいな。メトロストリーミングも配信当日後もアーカイブ残っておりますので、ぜひ皆さま家でもじっくりお楽しみください。思わずどんどんお酒が進んでしまうかも…。アドレスはこちら https://www.twitch.tv/metro_kyoto 
またみんなで一緒にPARTYやろう!
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インタビューvol.3 DJ MOTIVE(deadbundy)
コンピレーショントラックNO, 12.
DJ MOTIVE (deadbundy) - Sleeping Metro 
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少しはインタビューも板についてきた?かな。第3弾公開です。コンピレーション企画ボスより指令を頂きました3人目のDJMOTIVEさんにインタビューさせて頂きました。インタビュアーYOTTUが大変影響を受けた大好きなアーティスト。岐阜の宝といっても過言ではないDJ/トラックメーカー DJ MOTIVEの楽曲制作への想い、音楽愛とユーモアたっぷりの60分をお楽しみください。
取材:2020/4/30  Text:YOTTU
 YOTTU:今回の提供いただいた「Sleeping Metro」についてどういった流れで制作されたのか教えてください。タイトルも本当に素敵で由来は?どんな意味なの?!とずっと気になっていました!(一人テンションの高いインタビュアー)
MOTIVE:YOTTUのインスタの投稿でこの企画のことを知りぜひ力になりたい!と思い急いで楽曲制作をしました。地上と地下部分の京阪電車と共にある、こういった場所にクラブがあるって本当に珍しくてかっこいいと思うんです。岐阜には地下鉄がないのでますます異空間だなって新鮮な気持ちになりますね。電車って24時とかなったら止まりますよね。そして朝になったらまた動き出す。そんな電車とかけて、今はメトロも一旦営業ができない状態ですが、少しお休み(寝ている)しているけど、また起きて(営業再開して)動き出す意味を「Sleeping Metro」と名付けました。
今回の曲は僕の大好きなLonnie Liston Smithというジャズのアーティストの「Sunset」という曲のフレーズをピアノで弾いておりSunsetがあればSunriseがあるというイメージも込めています。太陽にとってのSunset=sleeping ですね。そのフレーズもピアノでいれてみました。素晴らしいアーティストなのでぜひ聴いてみてほしいです。
YOTTU:えええええええええ!めちゃくちゃメトロの今の状況を、穏やかな意味合いに変化させてくださって創ってくださったのですね…えええ….すごい…(もうすごいしか言えずわなわなしている)イントロの電車の音とかはきっとメトロのことイメージしてくださってるんだなって思いましたがまさかこんな意味とは…。
MOTIVE:今だからこそ、この状況だからこそできた楽曲という雰囲気もありますね。たとえばこういうコロナとかではなくて、メトロ30周年の記念コンピレーションとかだったら全然違うものが出来ているだろうし。だからこのコロナが終息してまた同じようにハッピーにPARTYできるようになったら、こんな辛気臭い��きけるか~!!!ってこの曲はもう葬り去ってくれたらいいです笑。
思想弾圧とかがあった頃の芸術はいいものが多いように、こういう時にしかできない良い音楽っていうのもあると音楽が思います。今回の企画は本当に素晴らしいコンピレーションだと思います。なかなかこんなに集まらないよ。メトロの良さを物語っていて、大事な場所はちゃんと残っていくんだな、と感じています。
YOTTU:に、しても本当にたくさんのメッセージが込められていて改めて胸が熱いです…。MOTIVEさんの他の楽曲でも「実はこういう意味合いが」や「元ネタは実はこれ」な「聴く人が聴いたらわかる」なことがありますが、常にそういうことを意識して楽曲を作られているのですか?
MOTIVE:そもそも曲に暗号を隠すのが好きっていうのもありますね。暗号に気づいてくれた人は一生友達ですね笑。バンドマンのように僕はそんなに演奏ができるわけではないので知識や遊びで勝負するっていうのがDJやトラックメーカーの醍醐味かなと思っています。
YOTTU:MOTIVEさんの曲は本当に物語を感じるというか、映画や小説のように読み進めていくような空気がありますもんね。なんだか色々納得していってる自分がいます…。それではメトロの思い出などお聞きできますか?
MOTIVE:七夕のGiftに呼んでもらった時は前日?が大雨で川が氾濫して印象的です。すごかったよね?それとだいぶ前にDJで呼んで頂いた時に、このコンピレーションにも入っているSOFTさんもその時メトロで一緒でした。僕本当にSOFTさんが大好きで、僕がDJでその後SOFTさんだった流れの中で、ジョージハリスンの曲をライブ前にかけた時に、あの曲めっちゃ良いですよねって声をわざわざかけてくださって本当に嬉しかったのをとても覚えています。だから同じコンピレーションに入れて嬉しい!!本当に光栄です。京都はひょうひょうとしながらかっこいい人が多いな、って行く度に思いますね。気さくで肩に力がはいってない感じが岐阜とも似てると感じます。参考にさせてもらっているお店や場所が京都に沢山ありますね。
YOTTU:MOTIVEさんが経営されてるalffo(アルフォ)についてもお聞きしてもいいですか?カフェ&バーとして、PARTYの場所として、レコード屋として本当に素敵な場所だと思いますがお店オープンされてからどれくらい経ちますか?
MOTIVE:今年で8年目になりますね。やっぱりとにかく楽しいなって思うことが本当に多いですね。岐阜には京都みたいにいろんなお店がないので、ダンサーやスケーターなど、いろんな世代やカルチャーが好きな人が集まってくれて嬉しいですね。
YOTTU:わたしもalffo大好きです!1日中お店でDJしたいです(熱望)MOTIVEさんがDJでかけてらっしゃる音楽は、昔の名曲から本当に最近リリースされた音楽までかなり幅広い音楽をいつもチェックされている!といった印象が初めて会った時とか今まで常にあるのですが、普段からどうやって音楽を探してらっしゃるのですか??かなり個人的にもずっと謎でした。
MOTIVE:いい音楽に出会える時は、ひたすらネットサーフィンをしていろんなところから聞く形か、今おもしろいのがGOOD SHIT BOYSっていう集団をやっていて、そこで音楽を教え合ったりしていますね。
 YOTTU:GOOD SHIT BOYS!! MIXCDシリーズで最近出されていますね!BOYS?2,3人でやっているのですか??
MOTIVE:いや10人くらいいるのだけど(YOTTU:えええええええ!)
僕にこの曲いいですよ、って教えてくれたら自動的に参加させられる地獄のようなグループです笑。教えてもらった曲を購入して&僕の持っている曲を合わせて一発録りで録音をする、っていうのをやっています。どの世界の人が聴いても気持ちい、美しいと思うのを集めるのがGOOD SHIT BOYSなんです。MIXは録りためてるのが50個くらいあってね。僕が録っている間はBOYSたちががずっと踊ってて笑。3時間踊りっぱなしとかも多々なんだよね。今はそれができない日常なのでそれは寂しいなぁ。
YOTTU:なるほど~。わたしは今猛烈にGOOD SHIT BOYSがうらやましいです…!いいなぁいいなぁ…。MOTIVEさんが最近のお薦めの曲ってありますか?
MOTIVE:そのGOOD SHIT BOYSのメンバーはるかくんが教えてくれたRoger Joseph Manning Jr.というアーティストの「Wish It Would Rain」という曲は、久しぶりに腰からくだけるほどいいなってなりました。僕は元々Jellyfishっていうバンドが好きで、でもJellyfishは2枚のアルバムを出して解散してしまっています。でもその後もメンバーがそれぞれ音楽をやっていて。そのバンドのキーボードのソロ名義がRoger Joseph Manning Jr.です。本当に素晴らしい曲で、なんで有名じゃないのか!?って、はがゆい想いもあります笑。僕たちは「ピアノチャンチャン系」って呼んでいてBenny thingsとかも同じように好きですね。
YOTTU:わかります~!!!ほんとなんでこんないい曲なのに有名じゃないの?みんな知らないの?という気持ちになりますよね(鼻息荒め)
MOTIVE:ね。ただ制作側からすると「わかる人にわかってもらえたら」っていうジレンマもあるけれど笑。この曲はdeadbundy(MOTIVE自身のバンド)でもカバーをしていてアナログもリリースしたいと考えています。
YOTTU:なるほど。MOTIVEさんの音楽に対する想いの深さや愛情が沢山聴けて改めてこの「Sleeping Metro」をじっくり味わってみたいと思います(話が尽きないので強制的に終わりを迎えます)
MOTIVE:ほんとこのコロナの騒動は歴史に残る、教科書レベルのことだよね。今のこういう時代を過ごすというのは辛い時期ではあるけれどすごい経験かなとも思います。もうやるしかないもんね。今フィットする音楽を探したり、次のことを考えながら行動する時かと思います。音楽が一番救ってくれると改めて感じる毎日です。
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とても個人的な話ですが、わたしは本当にMOTIVEさんのDJでの選曲も、制作される楽曲も大好きで、今回のメトロコンピレーションも「コンピにご参加をお願いしたい!」とすぐに連絡したかった、のですが、MOTIVEさんご自身のalffoことや色々お忙しいかな…と思い声をかけれず、もじもじしていたところ「音源を送りたいのですが間に合いますか?」とご本人からの一報が。音楽の神が手を差し伸べてくれた!とはこのことです。本当に嬉しかったです…。
音楽観やDJ、選曲をする、ということはMOTIVEさんからかなり影響を受け、MOTIVEさんの音楽へのジャンルや時代を飛び越えた感覚は、メトロが音楽や芸術を愛しすべての音楽や人種を受け入れ、支え、応援しているところに通じるものがあると今回お話しして感じました。音楽やパーティーによって人が交わっていき、踊る、という体感的なもの以上に心に響き、潤いが生まれる、そんな音楽の素晴らしさをMOTIVEさんから沢山教えて頂き、今回のお話しでより深まりました。このインタビュー記事をまとめる時はMOTIVEさんのmixcloudを聴かせて頂き、良い曲に何度も手が止まり全然記事が進みませんでした笑。
https://www.mixcloud.com/djmotivejp/
世の中にある美しいものを拾い集め、並べ替える。DJとは人の心に寄り添う本当におもしろい音楽の形だなと改めて思います。また一緒にメトロで遊べる日を心待ちにしています。
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