sh1rasu
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闇しらす鍋
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sh1rasu · 7 years ago
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イケセイのメイクアップカウンセリングを受けた話
急に何だと思われるかもしれませんが、
メイクレッスンへ行った話も
パーソナルカラー診断をした話も
わくわくリプライセル生活も
セミオーダーで靴を作った話も
世間様の面白そうなものに対して、意外と自分の周りで体験した人が少ないので先じてやってみよ~というタイプなのですが、全部書くわと言いながら書かないので突然この話から始めます。
何故なら先ほど行ってきたばかりだからです。鉄は熱いうちに打て。
あと私が人に良かったことを説明しようとしてすぐ忘れるので、これ読みながら説明し���い。
池袋西武のメイクアップステーションのメイクアップカウンセリングへ行ってきました。
そもそもメイクアップカウンセリングって何かと言うと、ポイントメイク30分、フルメイク60分、デパコスのカウンターぽくはあるけれど、ブランドに縛られないメイクの相談にのってもらえる西武のサービスです。無料。
個人的にずっと気になってはいたもものウェブの予約がこれは元々こういう画面なのでは?というレベルの×だらけで諦めていましたが、たまたまキャンセルが出たようで空きがあり、ポイントメイクの予約を入れて行ってきました、というのが今日。の先ほど。
結論からいうと行ってよかったです。
以下感想日記。
池袋西武、北、中央、南で建物が繋がっていない(駅の構内を挟む)ので慣れていないと焦る。メイクアップステーション自体は建物入ってすぐのところにあります。
出入り口横の人通りの多い場所なので、通路へ背中を向けているものの気になる人はいるかもしれない。個人的にカウンターの静かな店内ででBAさんとタイマン!という空気も得意ではないので適度にざわついているのは気楽でしたし、通り道で店内へ向かう人ばかいなのでかえって見られることもないと思います。
予約の時間にカウンターへ行くとクラブオンカードを作らされます。これ必須みたいです。クレカとかついていないのではいはい~って作りましたが。
余談ですが、新規会員の方に粗品プレゼントしてるのであちらのカウンターへどうぞ~されて従うと、粗品もらう前にクレカ機能へのランクアップのおすすめトークを一通り聞かされるので断れない人と断ることに罪悪感がある人は行くのをおすすめしません。
粗品、めぐりズム(ペラ)とかなので。
余談終わり。
最初に何で知ったか、今回は何を聞きたいか、メイクのイメージなどをカルテ的に記入して、これを元に担当のお姉さんと話を進めます。
ポイントメイクで相談できるのは1アイテム(チークだけ、とかコンシーラーだけ、とか)なので何を相談するかずっと悩んでいたのですが、この時期に聞きたいこととして
「秋冬っぽい濃いめのリップを探しているが、唇だけ目立ってしまってうまく顔と合わせられない」
という相談にしました。
何か試しましたか?とか質感はどんなのがいいですか?とかどんな風に上手くいかないですか?とか深掘りの質問をしてくれたり、色の系統でおすすめのものや、地の唇の色を見ていい塗り方を教えてくれたり。
かなりふわふわした相談に対し、質問をされることでこちらも方針が見えてきます。何も考えていなさすぎた。
そしてお姉さんがでは合いそうなものを探してくるので少々お待ちください、と待つこと数分、お姉さんが持ってきてくれたリップ、16本くらいあったと思います。
ブランドは本当にデパコス横断のYSL、RMK、SUQQUなど、色は秋冬っぽい深い赤系のバリエーション、質感もマット、ツヤ、ラメ、グロス、色々。
ブランドとどんな特徴があるかを簡単に説明しながら腕に出していってくれるんですが、数が多いので肘の内側へ到達する直前まで行ってしまって恐縮することしきり。
全部説明していただいた後、何を試したいですか?と聞かれたので、言うて全部だったのですが自重して欲しいイメージに近い色や、普段の自分では選ばないものをいくつかお願いして塗ってもらいました。
詳細は個人的なアドバイスになるので割愛します。
ざっくり言えば、様々な特徴の結果「そもそも濃い色は厳しめ」だったのですが、お姉さんが「秋冬ということで」と選んでくださったブラウン系のリップがめちゃくちゃ似合ってしまった。自分ではまず選ばないタイプの色と使ったことないブランドだったのでまさかハマると思わず感動しているとお姉さんも嬉しそう。
推したものが相手にハマると嬉しいですよね分かりますという親近感を覚えながら早くも30分というところでお姉さんがもう少しお時間よろしいですか?と、同系統色合いで質感違いのものをつけてくださって、質感がこちらの方がお似合いだと思いますよ~とわざわざ+αでおすすめしてくれました。感謝としか言いようがない。
最後に気になるものを聞かれたので試したものを全部書いてくれるのですが、そのメモが全部別なのでカウンターごとに渡しにいけるという気遣い。メモいっぱい書かせて申し訳ない。ちなみにブランド名だけじゃなく価格も記入されているのがとても優しいと思います。
本当に行ってみて良かった。
カウンターだとそこのものしか試せないし、買わなきゃだめかな…という不安などあったりすると思いますがブランド横断する上に購入への圧が一切ないので、今回のようにとにかく色々試したいというときに最適ではと思います。
どのくらい圧がないかというと、あまりにもないため頭からすっぽ抜けて書き忘れていたくらいです。
秋冬→濃い色→ボルドー系、みたいな思い込みがあったのと、そうでなくてもブラウン系という選択肢がまずないので、個人的にそういうアプローチがあったか!という感動がありました。本当に似合うと思わなかった。
また、濃い色でも似合う付け方、質感を教えていただきコントロールできそうなので手持ちどうにかしようという気持ちにもなりました。
プロの方に聞くって大事だなあと改めて思うと同時に、しかしこんないいものが無料でええんか…?あんなに親切なお姉さんの給与にコミットできないのか…?と思ってしまったため、とりあえずこのメモを持って池袋西武で買い物をします。
聞きたいことが他にもあるのでまた予約を取りたい、のですがどうもポイントメイクなら当日飛び込みでも受付開いてるときがありそうなのでちょっと飛び込みチャレンジもしてみたいです。
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sh1rasu · 7 years ago
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イケセイのメイクアップカウンセリングを受けた話
急に何だと思われるかもしれませんが、
メイクレッスンへ行った話も
パーソナルカラー診断をした話も
わくわくリプライセル生活も
セミオーダーで靴を作った話も
世間様の面白そうなものに対して、意外と自分の周りで体験した人が少ないので先じてやってみよ~というタイプなのですが、全部書くわと言いながら書かないので突然この話から始めます。
何故なら先ほど行ってきたばかりだからです。鉄は熱いうちに打て。
あと私が人に良かったことを説明しようとしてすぐ忘れるので、これ読みながら説明したい。
池袋西武のメイクアップステーションのメイクアップカウンセリングへ行ってきました。
そもそもメイクアップカウンセリングって何かと言うと、ポイントメイク30分、フルメイク60分、デパコスのカウンターぽくはあるけれど、ブランドに縛られないメイクの相談にのってもらえる西武のサービスです。無料。
個人的にずっと気になってはいたもものウェブの予約がこれは元々こういう画面なのでは?というレベルの×だらけで諦めていましたが、たまたまキャンセルが出たようで空きがあり、ポイントメイクの予約を入れて行ってきました、というのが今日。の先ほど。
結論からいうと行ってよかったです。
以下感想日記。
池袋西武、北、中央、南で建物が繋がっていない(駅の構内を挟む)ので慣れていないと焦る。メイクアップステーション自体は建物入ってすぐのところにあります。
出入り口横の人通りの多い場所なので、通路へ背中を向けているものの気になる人はいるかもしれない。個人的にカウンターの静かな店内ででBAさんとタイマン!という空気も得意ではないので適度にざわついているのは気楽でしたし、通り道で店内へ向かう人ばかいなのでかえって見られることもないと思います。
予約の時間にカウンターへ行くとクラブオンカードを作らされます。これ必須みたいです。クレカとかついていないのではいはい~って作りましたが。
余談ですが、新規会員の方に粗品プレゼントしてるのであちらのカウンターへどうぞ~されて従うと、粗品もらう前にクレカ機能へのランクアップのおすすめトークを一通り聞かされるので断れない人と断ることに罪悪感がある人は行くのをおすすめしません。
粗品、めぐりズム(ペラ)とかなので。
余談終わり。
最初に何で知ったか、今回は何を聞きたいか、メイクのイメージなどをカルテ的に記入して、これを元に担当のお姉さんと話を進めます。
ポイントメイクで相談できるのは1アイテム(チークだけ、とかコンシーラーだけ、とか)なので何を相談するかずっと悩んでいたのですが、この時期に聞きたいこととして
「秋冬っぽい濃いめのリップを探しているが、唇だけ目立ってしまってうまく顔と合わせられない」
という相談にしました。
何か試しましたか?とか質感はどんなのがいいですか?とかどんな風に上手くいかないですか?とか深掘りの質問をしてくれたり、色の系統でおすすめのものや、地の唇の色を見ていい塗り方を教えてくれたり。
かなりふわふわした相談に対し、質問をされることでこちらも方針が見えてきます。何も考えていなさすぎた。
そしてお姉さんがでは合いそうなものを探してくるので少々お待ちください、と待つこと数分、お姉さんが持ってきてくれたリップ、16本くらいあったと思います。
ブランドは本当にデパコス横断のYSL、RMK、SUQQUなど、色は秋冬っぽい深い赤系のバリエーション、質感もマット、ツヤ、ラメ、グロス、色々。
ブランドとどんな特徴があるかを簡単に説明しながら腕に出していってくれるんですが、数が多いので肘の内側へ到達する直前まで行ってしまって恐縮することしきり。
全部説明していただいた後、何を試したいですか?と聞かれたので、言うて全部だったのですが自重して欲しいイメージに近い色や、普段の自分では選ばないものをいくつかお願いして塗ってもらいました。
詳細は個人的なアドバイスになるので割愛します。
ざっくり言えば、様々な特徴の結果「そもそも濃い色は厳しめ」だったのですが、お姉さんが「秋冬ということで」と選んでくださったブラウン系のリップがめちゃくちゃ似合ってしまった。自分ではまず選ばないタイプの色と使ったことないブランドだったのでまさかハマると思わず感動しているとお姉さんも嬉しそう。
推したものが相手にハマると嬉しいですよね分かりますという親近感を覚えながら早くも30分というところでお姉さんがもう少しお時間よろしいですか?と、同系統色合いで質感違いのものをつけてくださって、質感がこちらの方がお似合いだと思いますよ~とわざわざ+αでおすすめしてくれました。感謝としか言いようがない。
最後に気になるものを聞かれたので試したものを全部書いてくれるのですが、そのメモが全部別なのでカウンターごとに渡しにいけるという気遣い。メモいっぱい書かせて申し訳ない。ちなみにブランド名だけじゃなく価格も記入されているのがとても優しいと思います。
本当に行ってみて良かった。
カウンターだとそこのものしか試せないし、買わなきゃだめかな…という不安などあったりすると思いますがブランド横断する上に購入への圧が一切ないので、今回のようにとにかく色々試したいというときに最適ではと思います。
どのくらい圧がないかというと、あまりにもないため頭からすっぽ抜けて書き忘れていたくらいです。
秋冬→濃い色→ボルドー系、みたいな思い込みがあったのと、そうでなくてもブラウン系という選択肢がまずないので、個人的にそういうアプローチがあったか!という感動がありました。本当に似合うと思わなかった。
また、濃い色でも似合う付け方、質感を教えていただきコントロールできそうなので手持ちどうにかしようという気持ちにもなりました。
プロの方に聞くって大事だなあと改めて思うと同時に、しかしこんないいものが無料でええんか…?あんなに親切なお姉さんの給与にコミットできないのか…?と思ってしまったため、とりあえずこのメモを持って池袋西武で買い物をします。
聞きたいことが他にもあるのでまた予約を取りたい、のですがどうもポイントメイクなら当日飛び込みでも受付開いてるときがありそうなのでちょっと飛び込みチャレンジもしてみたいです。
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イケセイのメイクアップカウンセリングを受けた話
急に何だと思われるかもしれませんが、
メイクレッスンへ行った話も
パーソナルカラー診断をした話も
わくわくリプライセル生活も
セミオーダーで靴を作った話も
世間様の面白そうなものに対して、意外と自分の周りで体験した人が少ないので先じてやってみよ~というタイプなのですが、全部書くわと言いながら書かないので突然この話から始めます。
何故なら先ほど行ってきたばかりだからです。鉄は熱いうちに打て。
あと私が人に良かったことを説明しようとしてすぐ忘れるので、これ読みながら説明したい。
池袋西武のメイクアップステーションのメイクアップカウンセリングへ行ってきました。
そもそもメイクアップカウンセリングって何かと言うと、ポイントメイク30分、フルメイク60分、デパコスのカウンターぽくはあるけれど、ブランドに縛られないメイクの相談にのってもらえる西武のサービスです。無料。
個人的にずっと気になってはいたもものウェブの予約がこれは元々こういう画面なのでは?というレベルの×だらけで諦めていましたが、たまたまキャンセルが出たようで空きがあり、ポイントメイクの予約を入れて行ってきました、というのが今日。の先ほど。
結論からいうと行ってよかったです。
以下感想日記。
池袋西武、北、中央、南で建物が繋がっていない(駅の構内を挟む)ので慣れていないと焦る。メイクアップステーション自体は建物入ってすぐのところにあります。
出入り口横の人通りの多い場所なので、通路へ背中を向けているものの気になる人はいるかもしれない。個人的にカウンターの静かな店内ででBAさんとタイマン!という空気も得意ではないので適度にざわついているのは気楽でしたし、通り道で店内へ向かう人ばかいなのでかえって見られることもないと思います。
予約の時間にカウンターへ行くとクラブオンカードを作らされます。これ必須みたいです。クレカとかついていないのではいはい~って作りましたが。
余談ですが、新規会員の方に粗品プレゼントしてるのであちらのカウンターへどうぞ~されて従うと、粗品もらう前にクレカ機能へのランクアップのおすすめトークを一通り聞かされるので断れない人と断ることに罪悪感がある人は行くのをおすすめしません。
粗品、めぐりズム(ペラ)とかなので。
余談終わり。
最初に何で知ったか、今回は何を聞きたいか、メイクのイメージなどをカルテ的に記入して、これを元に担当のお姉さんと話を進めます。
ポイントメイクで相談できるのは1アイテム(チークだけ、とかコンシーラーだけ、とか)なので何を相談するかずっと悩んでいたのですが、この時期に聞きたいこととして
「秋冬っぽい濃いめのリップを探しているが、唇だけ目立ってしまってうまく顔と合わせられない」
という相談にしました。
何か試しましたか?とか質感はどんなのがいいですか?とかどんな風に上手くいかないですか?とか深掘りの質問をしてくれたり、色の系統でおすすめのものや、地の唇の色を見ていい塗り方を教えてくれたり。
かなりふわふわした相談に対し、質問をされることでこちらも方針が見えてきます。何も考えていなさすぎた。
そしてお姉さんがでは合いそうなものを探してくるので少々お待ちください、と待つこと数分、お姉さんが持ってきてくれたリップ、16本くらいあったと思います。
ブランドは本当にデパコス横断のYSL、RMK、SUQQUなど、色は秋冬っぽい深い赤系のバリエーション、質感もマット、ツヤ、ラメ、グロス、色々。
ブランドとどんな特徴があるかを簡単に説明しながら腕に出していってくれるんですが、数が多いので肘の内側へ到達する直前まで行ってしまって恐縮することしきり。
全部説明していただいた後、何を試したいですか?と聞かれたので、言うて全部だったのですが自重して欲しいイメージに近い色や、普段の自分では選ばないものをいくつかお願いして塗ってもらいました。
詳細は個人的なアドバイスになるので割愛します。
ざっくり言えば、様々な特徴の結果「そもそも濃い色は厳しめ」だったのですが、お姉さんが「秋冬ということで」と選んでくださったブラウン系のリップがめちゃくちゃ似合ってしまった。自分ではまず選ばないタイプの色と使ったことないブランドだったのでまさかハマると思わず感動しているとお姉さんも嬉しそう。
推したものが相手にハマると嬉しいですよね分かりますという親近感を覚えながら早くも30分というところでお姉さんがもう少しお時間よろしいですか?と、同系統色合いで質感違いのものをつけてくださって、質感がこちらの方がお似合いだと思いますよ~とわざわざ+αでおすすめしてくれました。感謝としか言いようがない。
最後に気になるものを聞かれたので試したものを全部書いてくれるのですが、そのメモが全部別なのでカウンターごとに渡しにいけるという気遣い。メモいっぱい書かせて申し訳ない。ちなみにブランド名だけじゃなく価格も記入されているのがとても優しいと思います。
本当に行ってみて良かった。
カウンターだとそこのものしか試せないし、買わなきゃだめかな…という不安などあったりすると思いますがブランド横断する上に購入への圧が一切ないので、今回のようにとにかく色々試したいというときに最適ではと思います。
どのくらい圧がないかというと、あまりにもないため頭からすっぽ抜けて書き忘れていたくらいです。
秋冬→濃い色→ボルドー系、みたいな思い込みがあったのと、そうでなくてもブラウン系という選択肢がまずないので、個人的にそういうアプローチがあったか!という感動がありました。本当に似合うと思わなかった。
また、濃い色でも似合う付け方、質感を教えていただきコントロールできそうなので手持ちどうにかしようという気持ちにもなりました。
プロの方に聞くって大事だなあと改めて思うと同時に、しかしこんないいものが無料でええんか…?あんなに親切なお姉さんの給与にコミットできないのか…?と思ってしまったため、とりあえずこのメモを持って池袋西武で買い物をします。
聞きたいことが他にもあるのでまた予約を取りたい、のですがどうもポイントメイクなら当日飛び込みでも受付開いてるときがありそうなのでちょっと飛び込みチャレンジもしてみたいです。
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sh1rasu · 9 years ago
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小田原城攻めに参戦した武将たちにMURAMASAキャラを当てはめて見るテスト 一部を除いて実装されている最高レアで記載しています かなり当てはまるMURAMASAというゲームの恐ろしさ
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sh1rasu · 10 years ago
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「無痛」 感想
ドラマを見たら面白かったので原作買ってみたら想像以上に分厚くてびっくりした。621ページ。ドラマから入ったのでドラマとの比較。
まずはテーマ、原作は39条、ドラマは無痛でそれぞれ重きを置いてる部分が違うので読んでいくうちに乖離に驚く。今39条ネタなんか出来ないので仕方ない。キャストの関係もあり登場人物の設定や出番の多さがかなり違っているけれど本筋とはそうずれていないので、よくこうも上手くアレンジかけたなあと感心もする。
ただ、割合悪意のある、犯罪者まではいかなくとも狡猾な登場人物が多く生々しい感情が剥きだし、意図してか露悪的に描かれている。ドラマだと比較的のんびりとしている為瀬先生ですらかなりのペシミスト。特にストーカーこと佐田は自身の目線で歪んでいく生い立ちからその思考回路や行動までこれでもかというほど描かれるのでぐったりはする。復縁を求めて送りつける手紙や行動が性的なものもかなり含んでいてリアルすぎて気持ち悪かったりするのでそういうのが苦手な人は気をつけてください。嫌悪を通り越して何故私は他人のオカズ妄想を10ページも読んでいるんだ…別に好みでもない…と賢者になりました。しばらくプリン食べるのは気が引ける。
作中であった精神疾患を装って薬を入手する方法や無罪に持ち込もうとするための情報をインターネットで入手したり、逆に相手が中途半端に知識があることを利用して脅したり、というのは本当にあるのだけれど、実際している人を描かれると嫌悪感が大層あった。けれども犯罪に繋がらない程度の、例えば風邪をすぐ治す方法や病院へ行く前に症状で検索して当たりをつけるなどというものは私も含め、誰もがしたことがあるもので、皆がすぐに情報を手に入れられる分、医者も患者もやりにくいというのは実感としてよく分かる。
上記が最たるもので、作風なのか分からないけれど性的な描写がそこそこある上にわりとねっとり…と言うか特殊性癖や妄想で体力持っていかれる類のものもある。登場人物のキャラクタのため必要なものだと分かっていても、望んでいないのに出てくるネットのR18広告に近いものを感じてしまい何とかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。作者が現役の医師とのことで手術などの描写も淡々としているけれどきちんと書き込んでいるためグロいものが苦手な人は警戒しながら読んだほうがいいと思う。冒頭の通り魔の場面を読んで覚悟して買っても食前食後には読まないほうがいいものだった。色々な意味で。
病みながら生きている人たちと健康な、ちょっとした悪意を持つ人たちの行動が少しずつ絡まって大惨事、という基本はそのままに、ドラマは原作のえぐみをだいぶ取って見やすくしてくれてるんだなあと感謝する。
後半急速に風呂敷畳みに行った感があって、中盤から特定の登場人物に対して色々描いてこの人どうなるの?!どう絡んでいくの?!と思わせておきながら結末は終章の地の文1ページだけみたいな拍子抜けなところが多々あった…この人次作でも使いたいから余白残しておこうと言ったような意図を感じた。
テーマがテーマだけに落ちもかなり後味が残るもので、読後感もあまり良くないです。
個人的にはテーマは嫌いではないのだけれど終盤の処理ととにかくエロに定期的にぐったりさせられたので人には薦めにくい。
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sh1rasu · 10 years ago
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病院で診査結果を聞いた。 予想はしていたが、やはりいざ告知されると気持ちが沈む。 再生医療手術で治癒は可能だというが、費用を聞いて諦めた。 国民健康保険制度があった時代ならいざ知らず、 保険会社の高額な掛金を払えない私のような貧乏人には縁のない話だ。 これでいいんだ。 家族もいない自分がこれ以上生き永らえても仕様がない。 そう自らに言い聞かせながらJR中央線で家路についた。 気を紛らわせようと車内の大型モニタでニュースを観ていると、 カタールによるサウジアラビア買収交渉のニュースに続いて、 女性アナウンサーが懐かしい名前を口にした。 「本日から1ヶ月間にわたり、中野のハロプロ東京劇場において〈モーニング娘。誕生50周年記念特別公演〉が行われます。現場の大竹さん?」 お祖父さんに似て騒がしいレポーターが、 あの懐かしい劇場前の広場で生中継レポートを始めた。 中野サンプラザ跡地に建てられた立派な専用劇場だ。 そう、私は若い頃モーニング娘。の熱狂的なファンだった。 結成当初からコンサートやイベントに通い、 途中心が離れた時期もあったが、結局は戻っていった。 そんな私も初代プロデューサーが引退した時点でファンを卒業した。 別に二代目が嫌いだったわけではないが、 歳のせいなのか新しい方針に馴染めなかったのだ。 それからはマスメディアを通じて動向を知る程度になり、 かつてあれほど私の人生を占有していた「娘。」は、 今ではまるで幻だったように思える程だ。 3年前の現プロデューサーの就任もニュースで目にしたに過ぎない。 初の外国人プロデューサーということで世間的な注目を集めたものの、 私の関心は戻らなかった。 「なお、初代プロデューサーで、これまでの舞台芸術への貢献が認められて紫綬褒章授章が先日発表された寺田光男氏も本日夜公演の舞台で挨拶をされるということです。」 モニタに映った寺田氏の近影を見て衝撃を受けた。 80近いというのに信じられないくらい若く見える。 ひとまわりほど若いはずの自分と変わらない容姿だ。 確かに昔から健康には気を遣う人だったが、 やはり再生治療を受けられる富裕層は違う。 しかし昔からそうだが不思議とこの人にはやっかみを感じない。 かつての自分をあれほど幸せにしてくれた「娘。」及びハロプロの創始者であるし、 飲食事業の失敗やカミングアウト騒動、引退後の離婚訴訟など、 彼の栄光と挫折をよく知っているからだ。 一連の騒動から随分時間が経ち、 最近ではめっきり公の場に姿を現すことは無くなったが、 どうしてまだまだ元気そうだ。 そんな寺田氏の映像を見て、私の頭の中で何かのスイッチが入る音がした。 そして車内アナウンスが流れた。 「トゥギワナカノォ、トゥギワナカノォォオ」 気がつけば私は中野の劇場前広場に立っていた。 推しメンカラーに設定した光学つなぎスーツを着た若いファンがスーツの輝度を調節している。 オフィシャル・ホログラムを投影して振りの練習をしているグループ。 ファンの様子も昔とは様変わりしている。 私と同年代と思われる者もいるが、大抵は孫を連れている。 醜く年老い、 長い孤独がもたらす独特の雰囲気を身に纏った自分は甚だしく場違いな存在だった。 得も言われぬ寂しさと寄る辺無さに襲われ踵を返して駅に戻ろうとしたとき、 一人の男に目がとまった。 植え込みの縁石に座る老人。 私よりもかなり年配に見える、といっても単なる医療環境の違いかも知れないが。 もし見た目通りの歳なら相当の古参ファンだろう。 彼が着ているのは光学スーツでも、有機Tシャツでもない。 色褪せてボロボロになった法被だった。 背中には「安倍なつみ」の文字。 この広場を埋める若いファンの一体どれだけが安倍なつみを知っているのだろう。 歴代メンバーの総数が100人を超えた時点で、 過去メンまで押さえた箱推しDDは絶滅したはずだ。 しかし彼女こそは私の最初の推しメンだった。 彼女の卒業後も私は「娘。」ファンであり続けたが、 自分にとっての「娘。」の原イメージは安倍なつみであったし、 新しいエースが出てくる度に安倍なつみの影を見出そうとしたものだった。 法被の背中の色褪せたなっちの笑顔を見ている内に私は泣いていた。 嬉し泣きではない、悲しい涙でもない。 どう言えばいいのか、 何十年も前に音信不通になった実の娘を街で偶然見かけたような感じとでも言おうか。 私の心の底の枯れた井戸から、 何かをとても愛おしく思う感情が突然湧き上がってきたのだ。 もう迷わず私は歩みを進めた、劇場のチケットカウンターへ。 全席完売。 私はめげなかった。 すぐにスマートデバイスでチケットデータの競売市場で価格をチェックする。 久しぶりにこんなことをしている自分が可笑しくて、ニヤニヤしてしまった。 しかし、 自分が現場に参戦していた頃と比べて相場が高騰していることに愕然とすることになった。 僅かばかりの年金でギリギリの暮らしをしている自分に払える額ではない。 5階の糞席でさえ私の1ヶ月分の医療費に相当する。 やっぱりダメか… 諦めかけた私の目に一つのチケットデータがとまった。 【 2階 シニア席 ペアシートG席 即決 入札数0 要シニア医療ID 】 私はシニア席というものがあるのを知らなかった。 少なくとも私がファンを辞めた頃にはそんなカテゴリーは無かった。 おそらく他の普通の劇場のように2階の両サイドに ディスエイブル向けの小さいスペースを確保してあるのだろう。 要シニア医療IDなので一般席に比べれば幾らか手頃な即決価格だが、 ペアチケットなので一枚無駄になってしまう。 開場時間間近���入札数0。 落とせる。 迷う。 これは文字通り自殺行為のように思えた。 私のクレジット口座からこの額を一回で引き落とせば、 手術費用はおろか延命用ジェネリック薬の代金すら払えなくなってしまう。 デバイス画面の端に昼公演を見た人のコメントが流れてきた。 「サプライズで29期OG登場 ( ´ノД`) P発言夜公演別のOGゲストあるかも」 私は入札をタップした。 即時に私の口座から落札金額が引き落とされ、チケットデータのダウンロードが始まった。 私は呆然とゲージが徐々に進んでいるのを見つめていた。 「私はなんて馬鹿なことをしたんだろう」 ダウンロードが完了した後も私はその場からしばらく動けなかった。 しかし自動再生されたチケットのガイダンス動画を見て、小躍りした。 なんとシニア席のG席は2階中央最前だったのだ。 いい年をして懲りないと言われるかも知れないが、 自分の衝動的な愚行を正当化してくれるような気がして少し救われた。 「もう先のことなんて知ったことか。これは冥土の土産だ」 実際そんな気分だった。 興奮した頭を冷やそうと広場に面した劇場付属のカフェでアイス抹茶ラテを買った。 カップにはイラスト化された歴代のハロメンが10人ほど描かれていた。 私に判別できたのは熊井ちゃんと愛理くらいだったが。 Q.このメンバーたちの共通点は何でしょう? (答えはカップの底に書いてあります。空カップはゴミ箱へ��) どうやら事務所の運営も昔より格段と洗練されたようだ。 こういう細かいところまで気を配っていればこそ、 新しいファンを獲得し続けられたのだろう。 抹茶ラテを飲み干してカップの底の答えを読み取ろうとした時、 先刻の老人が再び目にとまった。 さっきと全く同じ場所に全く同じ格好で座っている。 まさに地蔵のように微動だにしていない。 私は席を立ち上がり、気がつくと彼に話しかけていた。 「こんにちは、夜公演に入られるんですか?」 彼は幽霊でも見たかのような心底びっくりした表情をした。 まるでもう何年も誰かに話しかけられたことなど無かったかのように。 大分間が開いた後彼は微かに笑みを浮かべて首を横に振った。 「昼公演はご覧になったんですか?」 彼はまた首を振った。 私は思いきって言ってみた。 「ペアチケットが一席分余ってるんです。よかったら差し上げます」 と言ってデータ送信をするジェスチャーをした。 永遠と思えるほど長い間があった後、 彼は困った顔をして何かジェスチャーで返してきた。 しばらく訳の分からないやりとりをした後、どうやら彼は喋ることが不自由で、 しかもデバイスを何も持っていないと言いたいらしいことが判った。 デバイスを何も持っていないというのは驚きだったが、 彼は古いカード式の医療IDを持っていたので、 私は半ば強引に彼を立たせて一緒に入場することにした。 普段は押しの弱い私だが、 「娘。」のこととなると急に積極的になるのも懐かしい感覚だった。 法被老人はほとんど表情が無く、私の申し出に特に感謝している風でも無かった。 別に涙して握手を求められると期待していた訳ではなかったが、 私の当面の治療費と引き替えに手に入れたチケットなので、拍子抜けした感じは正直あった。 しかし、どうせ無駄になるペアチケット一人分。 それに彼は昔の私と同じメンバーを推していたようだから、これでよかったのだ。 入場ゲートの金属探知機が連れの法被老人に大袈裟に反応したが、 体内に医療機器を埋め込んでいることが医療IDで証明されて事無きを得た。 彼がずっと無言なので間が持たず、つい聞いてしまった。 「なっち推しだったんですか?」 老人は無表情のまま「なっ…ち、に…会いに、来た…」と呟いた。 この老人は少々ボケているのかも知れないな、と思い始めた。 昼公演のサプライズ・ゲストでさえ29期メンだったという事を考えると、 よしんばオリメンが出てきたところで観客が微妙な空気になるのは確実だろう。 まぁいい、 何の奇縁か化石のようななっち推しの老人二人がこの記念すべき公演に参戦するのだ。 場違いだとしてもいいじゃないか。 誰からも忘れられた存在である我々が、確かにこの場にいるのだ。 2階入場口の電波遮蔽バリアーを抜けた私は思わず我が目を疑った。 なんと二階全体がシニア席だったのだ。 二階席を埋め尽くす年老いたファンの大軍。 みな色とりどりのヲタTを着ている。 今はもういないメンバーのTシャツを着た者、 現メンの有機Tを着た猛者、 そこにあるのは昔懐かしいコンサ会場の情景だった。 何も変わらない。 ヲタだけが歳をとっている。 しかし彼らの顔に表れた開演前の高揚感、瞳に宿る興奮はあの頃と同じだ。 私は驚きと喜びのあまり、同意を求めて法被老人を振り返った。 彼はとても落ち着いた穏やかな笑顔を見せていた。 まるで懐かしの我が家に帰って来たかのように。 シートのリーダーにチケットデータを読み取らせ、席に着いた。 こんな良席はいつ以来だろう? 私は浮かれモードを抑えられず、身を乗り出して一階席を見下ろした。 さすがに一階の情景は昔とは似ても似つかない。 見たこともないような応援グッズやファッションの若者で埋め尽くされている。 しかしそれが面白くて飽きずに眺めていた。 一瞬その中に知った顔を見た気がしたが、それが気のせいだと言うことは分かっている。 彼は5年前に死んだのだから。 客電が落ちると、鈍い起動音とともに2階席全体が遮音フィールドに包まれた。 どうやら音量を少し絞ってくれるようだ。 後ろを振り返ると見事に全員着席している。 まぁ、さすがにそうだろう。 ついに開演、オープニング曲が始まった。 全く聞いたことのない曲で、巨大ヴィジョンに映される現メンも誰一人として知らない。 しかしどこか私の知っているあの頃の「娘。」の面影がある。 最新テクノロジーを駆使した舞台セットや衣装は全く違うが、 曲調に初代Pのテイストが、振付に「娘。」の伝統が脈々と受け継がれている。 コンサートも中盤に差し掛かったとき、やっと馴染みのあるイントロが流れた。 『好きな先輩』 34期のお披露目のようだ。 2階席のそこかしこから啜り泣きが聞こえる。 見るのが怖くて振り返らなかったが、気持ちは私も一緒だ。 MCコーナーが始まり、現プロデューサーが登場した。 流暢な日本語で誕生50周年の記念すべき時にPでいられる喜びと責任を述べ、 満場の喝采をもらっていた。 そしてついに初代プロデューサーの登場だ。 現Pの少々芝居がかった紹介の後、舞台上手から車椅子に乗ってゆっくり登場した。 万雷の拍手。 意外にも一階の若いファンからも熱狂的に迎えられている。 音が絞ってあるはず二階席からでも、その歓声は耳をつんざくようだった。 二階の古参兵達も精一杯の拍手を送る。 寺田氏はニュース映像よりは、やはり年老いたように見える。 品のいい老婦人に車椅子を押してもらっているが、あれは誰だろう。 氏は離婚以来女性とは再婚していないはずだが。 突然すぐ後ろの席から上がったコールを聞いて、私は気付かなかった自分を恥じた。 「ゆうこ!ゆうこ!ゆうこ!ゆうこ!」 そうだ、ヴィジョンに映し出されたその老婦人は間違いなく初代リーダー中澤裕子だ。 彼女の姿を見るのは何年ぶりだろう。 芸能界を去ってもう大分経つはずだ。 チケットを買った甲斐はあった。 私は心の底からそう思った。 彼女は私が応援し始めた頃の「娘。」を体現する人だ。 隣の法被老人を見ると、彼も嬉しそうに一生懸命手を叩いていた。 二階席の老兵達は皆何とも言えない感極まった表情をしていた。 無慈悲な照明に晒されたその皺の刻まれた顔は、しかし不思議と若く見えた。 「もう死んでもいい」 そんな思いが私の胸をよぎった。 寺田氏のスピーチは思いのほか彼の老いを感じさせるもので、少し寂しい気もしたが、 紫綬褒章受章を喜ぶ得意気な彼の笑顔を見ていると、 まるで自分のことのように私も嬉しくなってしまうのだった。 中澤姐さんのスピーチは短いながらも初代リーダーの威厳を感じさせる立派なものだった。 しかし最後に彼女は妙なこと言い出した。 「おそらく私がこの劇場の舞台にこうして立たせて頂くのはこれで最後でしょう。皆さん、私の最後の我が儘を聞いてもらっても良いでしょうか?」 ファンの歓声に気をよくした彼女は続けた。 「私の大切な、大切な仲間達をここに呼ばせて下さい!よろしいでしょうか-?」 私は固唾をのんだ。 2階席全体が過度の期待と失望への恐れで一瞬凍り付いたように感じた。 舞台上に続々と歴代OG達が姿を現した。 ごく最近の卒業メンバーから始まり、徐々に時を遡っていく。 25期、24期、22期、21期、19期、17期、16期、15期、 心臓発作で倒れる者が出るのではないかと、心配になって思わず周りを確認してしまった。 所々に配置された劇場スタッフも心なしか緊張の面持ちだ。 そして遂に私がファンだった時代のメンバーが登場した。 もちろん全員では無い。 不幸にも鬼籍に入ってしまった者もいるし、 海外在住の者、事務所とのトラブルで戻ってこれない者もいる。 決して完璧ではないが、 「娘。」の記念すべき公演に万難を排して馳せ参じたOG達だった。 14期、13期、栄光の12期、11期、10期、中興の9期。 そしてなんと8期が全員揃っているではないか! この時勢に日本に来ることは決して簡単なことでは無かっただろうに。 7期はやはり無理だったか… 偉大なる6期、伝説の5期、そして黄金の4期。 次々と登場する私の「娘。」達。 私の心拍数も危険なまでに早まった。 電波遮蔽バリアーが無ければ、 私の身体に埋め込んだオブザーバ・チップから発信された危険信号が、 かかりつけ医に届いてしまったことだろう。 そして、ついに、初期メンたちが舞台に現れた。 まりっぺ、圭ちゃん、カオリン、そして……なっち 永遠とも思える一瞬だった。 舞台上に彼女がいる。 どれほど歳を取っても、幾度も悪いニュースを聞いても、 変わらず私が全身全霊を捧げた彼女がそこにいる。 彼女の姿を直に見るのは実に30年ぶりだ。 容色の変化は如何ともし難いが、彼女の雰囲気、口調は笑えるくらい昔と変わっていない。 ややトーンダウンした一階席と対照的に二階席の盛り上がりは尋常ではない。 冷酷な時の荒波に耐え抜いた絆がそこにはあった。 このときの2階席全体を覆った恍惚感を表現する言葉を私は知らない。 きっと中には推しが登場しなかった者もいただろう。 しかし、舞台上にあのころの「娘。」がいる。 それだけでも充分すぎる僥倖だった。 大音量のイントロが鳴り響く。 私の周囲から悲鳴にも似た呻きがあがる。 言葉にならない嗚咽。 長年聞かされてきた迷信が現実となる瞬間。 この夜、この劇場に集まった3千人近い観衆が全員知っていて盛り上がる曲は、 やはりこれしかなかったのだろう。 『LOVEマシーン』 私は横の法被老人が卒倒でもしてやしないかと心配したが、 むしろ彼は先ほど迄とはまるで別人のような活き活きとした表情を見せていた。 なっちの登場が彼の生命の火を再び燃え上がらせたかのようだ。 それにしても彼はどうやって、なっちの登場を事前に知ったのだろうか。 デバイスも無いというのに。 歴代メンバー揃ってのラブマは壮観だった。 さすがにマイクで歌ったり、振りこそしないものの、 体を揺らして楽しそうにしている舞台上の初期メンを見るのは至福の時だった。 本当にこのままここで死んでしまいたいと思った。 病気や苦しい生活のことなど忘れて、 この多幸感に包まれたまま私もこの世から卒業したい…なっちを見つめながら… 寺田氏とOGが捌けた後のステージは正直よく覚えていない。 50周年記念の150枚目のシングルはかすかに、 かつての寺田氏のディスコ路線を彷彿とさせる出来だったことぐらいしか印象はない。 いつの間にかアンコールも終わり、 客電が魂の抜けた様にぐったりした私を容赦なく照らした。 一階席の若いファンたちはそそくさと光学スーツを消して、素早く出口に向かっている。 半裸で汗を拭く姿も、デオドラントスプレーの煙も今は無い。 分かっている。 我々の時代はとうに過ぎ去ったのだ。 今宵のLOVEマシーンはうたかたの夢。 去りゆく老兵に与えられた最後の餞。 横の法被老人はすっかりエネルギーを使い果たしたのか、 膝に腕をついて下を向いて、苦しそうに背中で息をしている。 無理もない、私でさえ命の危険を感じるほどの興奮だったのだから。 そのとき、俄に二階席の奥で誰かが大声で叫びだした。 最初それが何だか思い出せず、みなキョトンとしていたが、 思い出した者から次々と参加しはじめ、最後は私も加わって大きなコールとなった。 「むすーーめ、最高!」 「むすーーめ、最高!」 「むすーーめ、最高!」 帰りかけていた一階席の若いファン達は何が起こったのかと不思議そうに見上げている。 二階席のジジィたちが何か変なことやってるぞとでも言いたげに笑っている者もいる。 しかし、最初は聞き取りずらかった我々のコールを次第に彼らも理解してくれ、 ��後には会場全体を包む大コールとなった。 みんなが笑っていた、あるいは泣いていた。 50年前、いちローカル局のバラエティ番組の企画から生まれたモーニング娘。は大勢の予想に反して一躍スターダムに上り詰めた。 その後も何度も解散、消滅の危機を乗り越え、とうとう今日、歌舞伎、宝塚と並ぶ日本の国民的舞台芸術の一角を占めるようになった。 寺田氏は日本歌謡史上の重要人物だとする評価が定着して久しい。 彼の発明したメンバーの入れ替えが常態化したアイドルグループと言うコンセプトは 日本文化の伝統に則った革新的なアイデアとして世界中に支持者を獲得するに至った。 フランスの文人で政治家のアンドレ・マルローはかつて日本文化を評して言った。 『日本人は絶えず刷新、変容することで永遠を手に入れた。日本人はそのことを理解している希有な民族だ。』 若き者、年老いた者、男と女、日本人、外国人、この50年という長い間に 「娘。」という唯一の絆の元に交錯していった無数の魂たち。 そのほとんどの魂は今宵ここ中野には来れなかった。 だが、彼らの魂を代表して私は、いや我々はここにいる。 死すべき運命のちっぽけな人間が「娘。ヲタ」という仮の姿を纏い、 情熱のリレーを繋いでいくことで、我々の魂は永遠になったのだ。 モーニング娘。が存続する限り我々の魂も永遠に生き続けるのだ。 どうやら、会場の熱気に当てられたようだ。 老体に若者の熱情は毒だというのに。 私は興奮を鎮めようと、しばらく席を離れなかった。 法被老人もよほど疲れたのだろう、隣でぐったり席に沈み込んでいた。 シニア席の客もほぼ捌けた頃、私はようやく席を立った。 いくら声をかけても返事をしない法被の老人を置いて私は会場を後にした。 冷たい夜風が病身に沁みる。 地元の駅から家路をたどる道すがら、 私は有り金のほとんどをチケット代に使ってしまったことを思い、陶然としていた。 後悔はしていない。 後悔はしていないが、 これからどうすべきかを思うと暗澹たる思いに押し潰されそうだった。 医療が受けられなければ、このまま苦しみのたうちまわって死ぬのを待つしかない。 それが自分で選んだ人生なのだ。 そして幸か不幸か私は自分の選択を悔いることが出来ない。 確かにもう少し利口な生き方もあったかも知れないが。 すっかり暗い面持ちで部屋に戻った私は、バッグを開けて今日処方された薬を探した。 するとバッグの中に見覚えのないものが入っていた。 いや見覚えはあるが、そこにあるはずのない物。 無造作に丸まったなっちのマイクロ・ファイバー・タオル。 色褪せた、少しカビの臭いがする、お世辞にも綺麗とは言えない代物だ。 私は当惑した。 確かに自分は昔このタオルを持っていたが、最後に参加したFCツアーで ヲタ卒するケジメとして同部屋だった人にプレゼントしたはずだ。 なっちに直にサインしてもらった宝物だったので、 人にあげてしまったことを後で何度も後悔したので間違いない。 戸惑いつつ、丸まったタオルを広げてみると、何かが重たい音を立てて床に落ちた。 札束が10個。 1千万円はありそうだ。 そしてタオルには見覚えのあるなっちのサイン。 頭の中で、全ての記憶と目の前の事実が音を立てて一点に収束した。 私は全てを理解した。 あの法被老人が私のバッグにこれを忍ばせたのだ。 そしてあの老人こそが私がタオルをあげたあの無口なヲタだったのだ。 一体あれから彼に何があったのか? 私よりもずっと若そうだったのに。 冗談めかして言った言葉が記憶の深海から急浮上して来た。 「ホントだったら1千万積まれても手放したくないんですよ~」 彼は私の軽口を真に受けたのだろうか? そんなことが? いずれにしろ彼は今日私が声をかけた瞬間に私が誰だか判ったのだろう。 もしかして私に代金を渡そうと、コンサートの度に私を探していたのだろうか? 私はあれ以来30年も現場からは遠ざかっていたというのに? 遠い昔の自分の何気ない行為が、亡霊のように突然姿を現したことに私は戦慄を覚えた。 叱責するような響きの電話のビープ音が鳴り、私はビクッとした。 警察からだった。 警察は中野のハロプロ東京劇場で今晩発見された男性遺体と私の関係を問いただし、 私は余ったチケットを見ず知らずの彼にあげたことを簡潔に説明した。 警察は彼の医療データを把握しているようで、 自然死と判断されたとの事なので出頭は求められなかった。 身寄りが確認できないので遺体は警察が処理するそうだ。 金のことは黙っておいた。 彼は自分の死期が近いのを知っていたのだろう。 何かを私に託したかったのだろうか? 生き続けて「娘。」を応援しろと? 都合の良すぎる解釈かも知れない。 だが、彼の真意が分かる日は永遠に来ないだろう。 疲弊し、混乱しきった私は合成ビール一缶で意識を失った。 翌日私は手術の申し込みをした。 そして30年ぶりにファンクラブに加入した。 見逃した30年の空白を埋めるべく、 膨大なHD映像アーカイブにアクセスできるスーパーエグゼクティブ会員だ。 私はまだ死ねない。
短編フィクション書いてみたんだけど
can anyone translate this? please
(via momuse)
10年位前に X−Japanの講演で入場待ちの列を見かけたけど、こうなりそうな気しかしない. ポールが来た時はみたことないけど対して変わらなかったでしょう
(via bgnori)
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sh1rasu · 10 years ago
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更新停止のお知らせ
ういちです。お知らせです。
突然ですが、この投稿をもって しばらくこのTUMBLRの更新を終了することにしました。
いつも見にきてくれていた方、ありがとうございました。
さて、その理由です。
私は自分でイラストを描いては、このTUMBLRや、pixivなどに投稿していました。
http://oekkkn.tumblr.com/post/115390336902 http://oekkkn.tumblr.com/post/114676011312 http://oekkkn.tumblr.com/post/111578005607
このTUMBLERにあるイラストは、すべて私が描いた絵です。
以前、 私のイラストを盗用している方がいると連絡があり、2015年の4月ごろに、私は以下の記事を書きました。
http://oekkkn.tumblr.com/post/116806235302
私のイラストを盗用している方がいるが、 そういうことはやめてくれ、という記事です。
当時明記をしませんでしたが、私のイラストを盗用していたのは Blargkkakeという人です。
この Blargkkakeという人は、私の描いた絵を下書きのように使って描いたイラストを、彼のTUMBLRや、pixivやdAというイラストの投稿サイトへ、自分が描いたと言って投稿していました。
また、以下はその人が絵を投稿しているwebサイトと、その一部のスクリーンショットです。
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http://blargkkake.tumblr.com/ http://blargkkake.deviantart.com/ http://www.pixiv.net/member.php?id=207181
彼のtwitter:@Haitei_Raoyue
https://twitter.com/Haitei_Raoyue
他にもあるかもしれません。
もちろん、私は全く許可を出した覚えはありませんし、許可を求めるようなメールやメッセージは彼からはありませんでした。
また、このように練習とか絵の下書きのようにつかってもいいと明記した覚えは全くありません。
まずそんな風に自分の絵が使われるとは思ってもみませんでした。
当時、とても私は嫌な気分になり、明記がなかったのもよくなかったかと思い、その際は名指しなどはしないで、あの注意の記事を書き、このTUMBLRのヘッダーにも注意文を載せるようにしました。
以下の文章です。私は英語読み書き下手なんで必死でした。
作品の転載や加工、もしくはトレース(盗用)などを禁じます。 Artworks and/or photos on this site are NOT allowed to be used on other websites. NOT allowed to be plagiarized too.
絵を描くのを趣味にしている創作する人なら、注意文を載せることで、わかってくれるのではないかと思ったからです。 
その後、私はその人にイラストなどを見てほしくないので、Twitterなどでブロックしました。
なお、あの注意文と記事を読んでもらえるよう 、記事を書いてから数日後、ブロックしました。
その後、一部の盗作のイラストのタイトルに「study」という文字が足されており、私のTUMBLRが彼のイラスト掲載ページからリンクされており、彼はこの注意文を読み、後から付け足したのではないかと思われます。
http://blargkkake.deviantart.com/art/Study-Coy-525737833
私はそういうことを、練習であろうがなんであろうがしてほしくなかったので、しないでくださいと記事を書いたのに、彼がやったのは「study」と足すだけで、投稿したイラストを取り下げるようなことは全くありませんでした。
ただその後、しばらく、新たに盗作されることがなかったため、もうこれ以上盗用されることはないかと思い、その時はそれ以上何もしませんでした。
しかし、先日、親切な方から、私のイラストを盗用して描かれたイラストが、 無断で販売されているという連絡をいただきました。
以前、私は蛍丸というキャラクターのイラストを描きました。 http://oekkkn.tumblr.com/post/115390336902 このフォトセットの3つ目のイラストです。
そのイラストのポーズや構図をそのまま盗んだ、 「Touken Ranbu - Hotarumaru」という作品が Blargkkakeという人が描いた作品として、 以下のwebサイトで販売されています。
以下は、そのmosoboxというサイトのスクリーンショットとURLです。
http://mosobox.storenvy.com/collections/1045197-blargkkake
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また、さらには印刷媒体にして販売していたようです。
以下は彼のツイッターの画面のスクリーンショット。
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また、私が注意文を書いた後にも、私のイラストを再度盗用していました。
先日、私はsplatoonというゲームのキャラクター、シオカラーズのイラストを描きました。
http://oekkkn.tumblr.com/post/121595421692
するとそのあと、彼はこの絵を見たのか、以下のようなイラストを彼のTwitterに投稿しています。
https://twitter.com/Haitei_Raoyue/status/612428908969902080
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さすがに今回はかなり怒っています。Sooooangryです
そして正直呆れました。 怒りを通り越して呆れました。
彼が人の作品を、まるで素材のように扱っているその神経が信じられません。
しかも、盗用されているのは、私の絵だけではありません。
ほかのアーティストのイラストを盗用した絵も、彼は投稿しています。
元の絵を描いた人に許可をとっているかはわかりませんが、彼は私に対しては何もコンタクトをとってきませんでした。
なので他のアーティストにもたぶん無断でやってるのではないかと思います。
元の絵を描いたアーティストを私は知っていたので、 私はその人の描いた元の絵が好きだっただけに、本当にショックでした。
私が知らない絵もありますが、もしかすると、誰かのイラストを無断で使って描かれているかもしれません。
私は趣味で絵を描いてますが、とても愛を込めて描いているつもりです。
描いた絵を見た人から、嬉しい感想をいただいたことも何度もあります。とても嬉しかったです。
また頑張ろうという気持ちになったりすることも何度もありました。
でも、大事に描いた絵を、あのように素材のように扱われるのは、本当に腹立たしいし、うっとおしいし気持ち悪い。
また、私の好きなアーティストの絵が、無断でそういう風に使われていると思うととても嫌な気持ちになります。
私も最初からあんなふうに絵がかけたわけではないです。
デッサンやったりクロッキーやったりスケッチをしたりいろんな画材で絵を描いてみたりしました。
自分で考えて描いてそれこそstudyしたからこそ今こうなってます。
自分がいいなと思える絵を模写することも練習の一つだと思います。
でも創作された作品はひとつひとつがその人の努力の結晶だと思います。大げさですけど。
だから元の作品と作者に、敬意を払うべきだし、その作者が嫌だと言ったらやめるべきだと思うし、あの蛍丸の絵が、 Blargkkakeさんが私の絵を練習で模写したものだと言い張ったとしても、自分の絵として売るなんてもってのほかだと思う。
そんな風に人の作品をとらえている人に、いい絵なんて描けるわけないだろと正直思う。
先に記述した通り、私は記事を書いた数日後、彼から私の絵を見たりすることができないよう、TwitterやPixivでこの人をブロックしました。
しかし、あの「シオカラーズ」の絵は、そのあとに盗用されていました。
どんなに注意文を書いても、アクセスブロックしたりしても、どこかから漏れたりして、また Blargkkake のような人に同じようなことをされかもしれないと思うと、もう新しく絵を描いても、ここやTwitterやpixivに公開するのも嫌だなあと思うようになりました。
なので、趣味でそんな嫌な思いをするなら、いったん不特定多数の人が見ることができる環境に描いた絵を投稿するのはやめることにした次第です。
誰かの作品を大事にする人も見に来てくださってると思います。
でもすみませんが、しばらく絵を公開する気分になれません。私も感情をもった人間なので。素材生産機ではないので。
もし日本語が読めて、私に共感してくださる方がいるなら、訳して広めていただいたり、注意喚起文をこしらえたりして下さればとてもありがたいです。
英語で記事を書けなくてすみません。
どうか、この Blargkkakeという人が販売している、私の絵の盗作は購入されないようにお願いします。
最後に、こんな感情的な文を書いておきながら申し上げるのですが、自分の絵を、たくさんの人に見ていただけたこと自体はよかったです。
励ま���のメッセージとかも、わざわざ日本語に翻訳して送ってきてくれた方もいて、ほんとにうれしかったです。
この場所はそんな楽しい思い出のほうが多いですから、そのまま残しておきます。 
見つけていただき、ありがとうございました。
もしまた元気が出たら、戻ってくるかもしれません。
どこかでまた会ったらよろしくです。
では
ういち
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sh1rasu · 10 years ago
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パーティで、 自分がむかし食べるのに困ったあげく、ひと晩だけだ、と自分に言い聞かせて、売春をして、その次の夜、レストランで眼のまえにだされたステーキが自分の肉 のようにおもえて食べられなかった、と自分の職業的一生をまったく滅茶苦茶にするかもしれない、お酒をのみすぎた夜の気まぐれから、しなくてもよい告白を 見るからにケーハクなイギリス人のオカネモチの青年に述べた 女優は、その魂にまで及んだ屈辱がいまでも忘れられないのだと思う。 もちろん、ひと晩だけですむわけはなかったわよ、と言った美しい人の、炎があがっているのに暗い眼の光を忘れるわけにはいかない。
(生活防衛講座 番外編から)
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sh1rasu · 10 years ago
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演劇女子部 ミュージカル「 TRIANGLE -トライアングル- 」感想
6/19 β公演 18列目くらい 見た日に自分がツイートしたことのまとめ
そこに生きる者のココロを癒し、争いを忘れさせるという惑星アルファ。 ある日、「天のお告げ」により、王の娘サクラの婚約の儀が執り行われることに。 だがサクラは相手の名前を教えてもらえない。 サクラ姫。サクラの幼なじみのアサダ。戦の星からやってきたキリ中尉。 三人の想いが複雑に絡み合って膨らむなか、ついに、運命の日を迎える。
※「ステーシーズ 少女再殺歌劇」「我らジャンヌ 少女聖戦歌劇」「LILILUM 少女純潔歌劇」しか見ていない、ハロプロに関する知識は多くない人ということを前提にお読み下さい
・セット、衣装等 セットがTDSのマーメイドラグーンに似た海の底の楽園のようで、綺麗だわ発光するわで予算の力をめいいっぱい感じた。 女王の衣装が乙姫さまのようだったのも相まって竜宮城のようで、衣装もみんな可愛かったけれどが統一性がなかったような…オリエンタルぽくしたいのかなと思うと町民は洋服(古着っぽく)、軍服は唐突で、遠目には色がけばけばしい分安っぽく見えた。でも鞘師さんの赤エナメルブーツ最高でした!ただのフェチです足ばっかり見ていた。 スワスワのスカートが一人だけ光っていたのはあの子が一番強く光を作れる設定があるそうだけど、やっぱり全員光って欲しかったなあ。
・歌とダンス 歌にあんまり来る感じのがなかった…メイン曲は好きなんだけど、何と言うか台詞に曲をつけているだけでに近かった。 他の舞台だけだと一度見ただけでもあの曲良かったなあというものが幾つかあったのだけれど、ミュージカルって場面を印象づけるために歌にしているはずなのに印象的なものがないというのは致命的なのでは。 逆に演技力が確かなものであるのは分かっているので、わざわざミュージカルにしなくて良かったのではとも。 いざ歌わせたら歌唱力は申し分なかったですし、小田さんの独唱は相変わらず美しかった。
歌とともにダンスも印象に残らない…というか殆ど踊っていなかった。 鞘師さんと石田さんのダンス、佐藤さんたちのダンスあたりは明確に力が入っていたけれど、それらが水を得た魚ということばがぴったりの鮮やかさだったのでとても勿体ない。 曲の弱さ、歌わせてる間の動きの弱さ、緩急のなさ。踊る曲と歌い上げる曲もっとはっきりするといいのかな…本当にミュージカルの意味を考えてしまった。
・演技 演技に関しては皆が一定のレベルに達していることは分かっていたけれど石田さんの演技がとても良かった。 LILIUMのチェリーのちゃきちゃきして活動的な女の子のイメージで固定されていたところから「考えていることと言っていることが同じ」という天真爛漫で可憐で可愛らしいお姫様に自然に移行できた。結婚が決まり、アサダを意識するようになり、徐々に言えないことや言葉と行動に乖離が生まれていくという変化が鮮やかで、最後の「私の心、ちゃんと聞こえましたか?」とその後の言葉に込められた思いは迫るものがあった。あの感情を内包した柔らかく優しい言葉の響きはちょっと忘れ難い。 工藤さんはLILIUMに引き続きの少年役。優男を上手く演じていた。βはアサダの物語というのもあって出番がたくさんあったけれど、終始安定していたなあ。、 逆に鞘師さんなんかはちょっと見足りなかった。ただ軍人役らしく彼女が話し始めると空気が締まるような独特の空気���生まれるのが心地よく、髪バサァからの高笑い大変良かったです。 LILIUMのイメージから良い意味で裏切られたのは佐藤さんで、プリン��スマーガレットからの蓮っ葉なダイス役が、ご本人の可愛らしさが残されていてえぐすぎず適度にチャーミングになっていたなあと印象に残った。 ただ、全体的に男役がちょっと甘い…LILIUMは男性が皆少年だったので演技への違和感が少なかったけれど、今回王様や大臣という年長の男性の役はやはり難しいのか言葉使いでごまかすような形になっていて、そうするしかなかったのかもしれなかったけれどやはり気になった。 あと題材の問題なのか、ステーシーズやLILIUMにあったような緊張感が全体的に薄くて、ちょっとふわふわしていた。 先述した最後の石田さんの台詞の辺りは流石に引き締まる思いでしたが。
・ストーリー αの疑問に答えてくれるのがβということで答だけ見てしまった身としては脚本の粗なのか伏線なのか分からないため、ストーリーについては余り言えない…と言うかそこまで補完関係にさせるのであれば前もって言って欲しかったなあと言う気持ちがなくもないです。 ローズウッド最終的に(幸せではないかもしれないけれど)粘り勝ちみたいになってないか?とか、サクラ姫があの言葉に至った分岐はどこにあったのか?とか…。 あと、出番のある子とない子が今まで以上にはっきりとしていて、出番の少ない子たちのために用意されたストーリーの上では不要な水増し場面(言い方悪いが)と思ってしまうところがいくつかあったけれど、これもαとのバランスとった結果の可能性があるため余り言えない。
全く悪くはなかったしあの結末自体は好きな部類なのでDVDが出たらαも見てみたい。
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sh1rasu · 10 years ago
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激震と呼ぶにはあまりにもケモックス
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sh1rasu · 10 years ago
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Q.pixivやTwitterでいくらでも発表できるのに、何故同人誌に拘るの? A.随分ラジカルな疑問だと思いますが、こういう考えの人は多いです。 そして必ずといっていいほど絵を描いたことのない、普段見てるだけの人です。 いざ紙にする際の難しさや、本という現物になった時の喜び…なんてものを未経験者に説く気はありません。 しかし、クリエイターの端くれとして作家活動をする上で「金銭以上に作品の評価を保証するものはない」という 根源的な問題について、少し説明したいと思います。 pixivでブックマークを稼ぐ作品や、Twitterでfavを稼ぐ作品は、本当に評価されてるのでしょうか? favもRTも点数もボタンひとつで気軽に入れられます。誰の懐も痛みません。 一方で同人誌は「面白いものを読ませて・見せてもらう対価」として身銭を切ってもらう世界です。 たとえそれが「印刷費や活動費の回収」という名目であっても、金銭を対価とすることにおいて商業との違いはありません。 むしろこれはプリミティブな形態の、商業市場の模倣だとすら思っています。 ネットで評価の高かった作品が、本で出してみたらまるっきり売れない…なんてそこら中で見る話です。 「タダで見れるから人気だった作品」と「みんながお金を出してでも見たい作品」は明確に異なります。 我々は何をもって作品の良し悪しを判断するのでしょうか? 自分でそう思うからでしょうか。人に言われるからでしょうか。ブクマされるからでしょうか。 あなたが「下手だな」と思ってる作家の殆ど全員が、自分の作品を「良い」と思ってます。 あなたの思っている作品の良し悪しの価値観を、世間の人は必ずしも共有してくれません。 作家を続けていくと必ずこういう根源的な問題に突き当たります。 その時に「誰が幾ら身銭を切ったか」以上に、この良し悪しを担保する客観的価値観がないことに気づきます。 pixivで点を入れられたり、TwitterでRTされるより何より、 「お金を出して買ってもらう」以上に、作家にとって嬉しく、また安心できることはないのです。 それはこの資本主義社会で一番大事な対価を、あろうことか自分の娯楽作品に対して支払ってくれたからです。 500円の同人誌は決して安くはないです。弁当屋で一食分の弁当が買えます。 もっとはるかにページ数が多く、クオリティの高い商業出版のコミックスだって買えます。 それをあえて自分の作品に支払って貰える、これ以上にクリエイターが 「何のために、何を目指して物を作るのか」という指標となり、原動力となるものはないと考えます。 ネット上に溢れる作品群は、ただただクリエイターの自己顕示や、あるいは善意によって公開されているもの ばかりではありません。その世界で生きていく人は必ず「いつか誰かにお金を払ってもらうため」にやってます。 その上澄みばかりをタダで享受し続けることは、結果的に貴方自身のセンスをも麻痺させていきます。
ニトロプラスのガイドラインに見る同人の今後 : ありすの宝箱Blog (via aoi-zero)
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sh1rasu · 11 years ago
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水玉螢之丞 野々村病院の人々
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sh1rasu · 11 years ago
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Q.pixivやTwitterでいくらでも発表できるのに、何故同人誌に拘るの? A.随分ラジカルな疑問だと思いますが、こういう考えの人は多いです。 そして必ずといっていいほど絵を描いたことのない、普段見てるだけの人です。 いざ紙にする際の難しさや、本という現物になった時の喜び…なんてものを未経験者に説く気はありません。 しかし、クリエイターの端くれとして作家活動をする上で「金銭以上に作品の評価を保証するものはない」という 根源的な問題について、少し説明したいと思います。 pixivでブックマークを稼ぐ作品や、Twitterでfavを稼ぐ作品は、本当に評価されてるのでしょうか? favもRTも点数もボタンひとつで気軽に入れられます。誰の懐も痛みません。 一方で同人誌は「面白いものを読ませて・見せてもらう対価」として身銭を切ってもらう世界です。 たとえそれが「印刷費や活動費の回収」という名目であっても、金銭を対価とすることにおいて商業との違いはありません。 むしろこれはプリミティブな形態の、商業市場の模倣だとすら思っています。 ネットで評価の高かった作品が、本で出してみたらまるっきり売れない…なんてそこら中で見る話です。 「タダで見れるから人気だった作品」と「みんながお金を出してでも見たい作品」は明確に異なります。 我々は何をもって作品の良し悪しを判断するのでしょうか? 自分でそう思うからでしょうか。人に言われるからでしょうか。ブクマされるからでしょうか。 あなたが「下手だな」と思ってる作家の殆ど全員が、自分の作品を「良い」と思ってます。 あなたの思っている作品の良し悪しの価値観を、世間の人は必ずしも共有してくれません。 作家を続けていくと必ずこういう根源的な問題に突き当たります。 その時に「誰が幾ら身銭を切ったか」以上に、この良し悪しを担保する客観的価値観がないことに気づきます。 pixivで点を入れられたり、TwitterでRTされるより何より、 「お金を出して買ってもらう」以上に、作家にとって嬉しく、また安心できることはないのです。 それはこの資本主義社会で一番大事な対価を、あろうことか自分の娯楽作品に対して支払ってくれたからです。 500円の同人誌は決して安くはないです。弁当屋で一食分の弁当が買えます。 もっとはるかにページ数が多く、クオリティの高い商業出版のコミックスだって買えます。 それをあえて自分の作品に支払って貰える、これ以上にクリエイターが 「何のために、何を目指して物を作るのか」という指標となり、原動力となるものはないと考えます。 ネット上に溢れる作品群は、ただただクリエイターの自己顕示や、あるいは善意によって公開されているもの ばかりではありません。その世界で生きていく人は必ず「いつか誰かにお金を払ってもらうため」にやってます。 その上澄みばかりをタダで享受し続けることは、結果的に貴方自身のセンスをも麻痺させていきます。
ニトロプラスのガイドラインに見る同人の今後 : ありすの宝箱Blog (via aoi-zero)
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sh1rasu · 11 years ago
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ここで三十八隻のまるゆが登場する。彼女ら三十八人は燃費がよく、そのためオリョール海の資源回収作業を任命されていた。彼女らは全員気が狂っていた。それぞれ形が違う癖にお互い見わけがつかず、全員が自分を見失っていた。オリョール海の定期的見回りには毎回伊号潜水艦と出かけるのだが、その順番を 自分たちで決めることすらできず、だから当番というものはないも同然だった。そのため何度か続けて出撃する者もいれば鎮守府標準時間にしてひと月ばかり彼 女ら三十八人用にあてがわれたドックで入渠し続けたままという者も出た。彼女らはそのドックに時には交代で時には三十八人全員が入り、ほとんど折り重なる ようにして寝るのである。ひどい風邪を引いて工作艦の明石の厄介になる者があらわれ、そこではじめてそのまるゆが超過勤務をしていたことに皆が気付くと いったこともあり、すべてにおいてそのような有様だった。彼女らの会話は「まるゆはお腹が減ったね」「まるゆもお腹が減ったのね」「やっぱりまるゆもね」 「まるゆはお腹が減りました」というようなものであり、あるいはまた、「あそこのまるゆはずいぶん疲れているようね」「あのまるゆがかな」「そうだよ。だからまるゆも気をつけた方がいいよ」といった具合であった。つまり三十八人全員が全員にとって「まるゆ」であり彼女ら三十八人の中に「あなた」や「彼女」 や「彼女ら」は存在しなかったのだ。 (中略) これは逆に言うとたとえばまるゆのひとりを相手にするということは彼女ら三十八人全員を相手どることに他ならず、木曾などはそれを知らなかったためひどい目に会っている。 鎮守府の金曜日の食事当番だった木曾はある日彼女らのひとりと木曜日に明日は一緒にカレーを作るから味見をして欲しいというので約束をした。それはまるゆの中でも一番Lvの低い小柄な者であったが、次の日木曾が自身のカレーを食いはぐれるほどに味見をさせられたのは彼女らの中でも最もLvの高いまるゆ改だったのだ。以下は、かくの如き三十八人全員の相互同一化が何故起こったかについての提督の考察である。 (後略)
艦これで虚構船団 まるゆが階級そのものの呼び名と聞いて以来これしか浮かばない。 提督はまるゆが大好きです。
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sh1rasu · 11 years ago
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ラブライブのBDロゴ作るやつを以前作って日記に書いたけど、ちょっと直して、よりジャケットの印象に近づけた。雑な感じで下記のURLに置いてる。このページめちゃくちゃ重いのでスマホだときびしい思いをするかもしれない。
http://sanographix.github.io/lovelive-logo/
フォントサイズらへんを少し調整した。
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<div class="content"> <h1><span class="line1">Love</span>Live!</h1> <h2>School idol project</h2> <p> "If...
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sh1rasu · 11 years ago
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sh1rasu · 11 years ago
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■「文章がだぶついているな」と思ったときに注目する言葉 「書いてあることはごく単純な話なのに、なんだか冗長で読みにくいな…」と感じる文章に出会ったとき、無意識に注目している言葉があったりします。ぱっと思い浮かんだものをリスト化してみました。 ~という ~など ~を行う ~することができます ~も可能です ~を実現する ~によって ~に対して ~のような ~のほう ~ということ ~ができる ~の実行/実施 ~に対して ~について また さて さっそく 実際に そのほかにも以下のパターンがあります。 「の」の連続(名詞と名詞の連結) 「を」の連続(「の」の連続と関連して発生) 余計な名詞 余計な代名詞 同じ文に同じ主語が繰り返しでてくる 余計な「が」 詳細はまたあらためて。
■「文章がだぶついているな」と思ったとき…
最後の詳細はあらためて。がだぶついてる
(via attrip)
「の」がだぶついて仕方ない。
(via interglacial)
DUB
(via attrip)
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