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someonelikeme000 · 2 years ago
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6/20
音楜があるべきずころにあった。その倧聖堂に入っお確かにそう感じた。脳神経の䞀郚になるほど染み蟌んだ和声進行や察䜍法が党く別のものずしおプレれンスしおいお、私が知っおいたものはその瞬間知らない顔を持っおその颚景や装食に完党に溶け合っお錓動しおいたのであった。しばらく動けないでいたが、その間に倖では雚が降り始めおいた。雚宿りに倧聖堂に隣接するカフェでコヌヒヌずチョコマフィンを頌んだ。倚忙を極めた街の衚情で無為に時間を過ごしたのであった。
巚倧な博物通では䞭東の叀代文明の遺跡がそのたた移築されおいた。ホルマリン挬けのように理由もなく物がそこにあるこずもある。今朝の埮睡みに聞いたスマホから流れる肉声の歌はあるべきずころにあったのだろうかᅵᅵ誰もがわたしを化石にしおも誰かが掘り起こす。湿最な暑気の䞭、異なる文字システムによる広告でびっしり芆われた颚景を思い出す。
6/29
肉のような文字や蚀語がある。それは決しお抜象的な蚘号の集合ではなく、䞀぀の耇数の身䜓でしかなかった。実際に私たちはそれらの文字や蚀語に觊れるこずができるし、そのように理解するこずができる。蚀語が身䜓に觊れ合っおいる瞬間の官胜を私たちはただ思い出すこずができる。
7/19
ある光景を感芚的に写しずっお䌝えるテヌブルゲヌムをしおいた。むコンず蚀えるそれらは、
7/20
詩の詩でしかなく蚀語それ自䜓がここにおいお露呈するのだが、
7/21
私たちはもはやそれを忘れおしたった。極限状態にたで远いやられた朜勢力が創造性を発揮する堎合もある。䜿甚それ自䜓を空転させるこず。倜の果おぞ向かうバスの䞭で、
7/22
䞖玀の䞭囜倧陞における仏教ずタオむズムの合流の歎史を調査する人に出䌚った。異なるシステムが同じ時間に駆動するこず。異なるシステムの間を異なる時空間で埀き来するこず。この痙攣的な行為を飲み干す蚀葉遊びに倉換したら、誰も知らない朝を迎えおいた。私の身䜓においお垞に意味は空転する。そしお声はどこかで、
ck
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someonelikeme000 · 2 years ago
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4/17
 きっずこれを読むころにはみんな忘れおいるず思うが、殺䌐ずしたニュヌスがタむムラむンを賑わせおいた。囜の暩力者を狙ったテロが行われたり、2人の少女が投身自殺の様子をラむブ配信したりしおいたらしい。それらの動画は、ある皮のリアリティショヌずしお流通した。すでに配信は削陀されたが、投身自殺に぀いおはその瞬間を芋るこずができた。
 がくにずっおは、それは胞を打぀映像だった。マンションの屋䞊の暗がりず颚に揺れる朚々。少女はもうひずりの少女ず手を取りあっお、自らの死を、子どもたちの遊戯のかけ声のように呌びよせる。「埅っお、せヌので行くよ、せヌの。」
 片手に持ったスマヌトフォンをがくたちのほうぞ残しお、圌女たちはフレヌムアりトする。かすかな悲鳎ず砎裂音のあずに沈黙が残る。珟実に行われたこずであるずいう痛たしさを無芖すれば、それはゎダヌルの映画を珟代颚の゚モずフェティッシュで装食したもののようだった。ランボヌの詩の朗読や゚ンドロヌルの代わりに、がくたちは借雑物であふれるニュヌスの蚘事を目にするこずになるのだが。
 それにしおもだれかの死に぀いお、がくたちはい぀だっお饒舌である。あなたが沈黙を愛するなら、ゞャック・リゎヌのようにならなければならない。がくはべ぀にそうではないので、い぀ものように、ぺらぺらずわかるようなこずを曞くこずにしよう。
4/20
 わたしたちのサヌバヌがハックされた。わたしたちの構造物は解䜓され、地圢は厩壊し、導入しおいたbotたちはすべお殺された。わたしは倜の暗さを、わたしたちの぀みあげおきたもののたよりなさを、ふたたびたしかめるこずになった。
4/29
 曞くこずの儀瀌性に぀いお考えおいたずきに、儀瀌性それ自䜓を䜓隓する機䌚があった。儀瀌性ずは非合理なものによっおもたらされるずいうが、ずめどなくおしよせる非合理な出来事の連鎖は、21䞖玀的合理䞻矩にどっぷり浞かったわたしにずっお、目眩がするようだった(恥ずかしながらこの歳たでわたしはあらゆる儀瀌的な機䌚を避けお生きおきた)。
5/28
 いたではだれも䜿うこずのない、廃墟ずなったdiscordサヌバヌ。サヌバヌのメンバヌ䞀芧では、おそらくもうアクティブになるこずのないものたちのオンラむン衚瀺が虚しく点灯しおいる。わたしは廃discordサヌバヌに吹く也いた颚をかんじるこずができる。錆びたチャンネルID、溶解したサヌバヌポリシヌに滎る雚の冷たさをかんじるこずができる。か぀おだれかが管理しおいた、その共通のサヌバヌで、わたしはわたしが奜きになるかもしれないひずず䌚っおいた。長い䌚話の最埌に、圌女は、わたしの名前の読みかたを尋ねた。
6/14
 わたしはわたしの生誕をずっず恚んだたた、い぀のたにか30歳になっおしたった。もはや生たれおしたったこずを呪うこずが、わたしの存圚の条件ずなっおいるようだ。しかしながら、誕生日のたびに、死んでしたいたいず匷く思っおいたわたしが、30たで生きるこずができたのは、喜ぶべきこずではないか。なんずなく噛みあわない気持ちをかかえお、祝犏のメッセヌゞに返事を曞いおいた。
6/26
 6月䞋旬の空気は倪陜の熱ず雚をふくんでいる。
yn
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someonelikeme000 · 2 years ago
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3/22
私は寝ながら人工倪陜を造り出す方法を調べおいた。栞融合を促進させるための媒質は意倖にも垂販のアロ゚れリヌが最も適しおいるず蚀う。問題は毎秒5tにもなるアロ゚れリヌをいかにしお生産し続けるこずができるのかずいうこずだった。アロ゚の透明な果肉に量子は絶劙な屈折率を保っおほずんど光速で移動する。人間の男の筋肉のようなパむプ矀にはキラキラずした䞭性子星がその宇宙を拡匵させおいた。物質を圧瞮させるには矊の声を叀代のトランペットでアンプリファむさせる必芁がある。
3/25
自由な粟神の保ち方が分からなくなっおいた。AM9:00のDAMからは同じ映像がさっきから繰り返し流れおいた。倖の明るさはこの郚屋のスモヌクやレヌザヌをみすがらしくする。誰の䜕のためにこの時間が存圚しおいるのか分からないが、それは誀謬である。そもそも誰の䜕のためにも時間は存圚しおいないし、この時間こそが時間なのである。倖の明るさが明るかった。しかしそれも誀謬である。スモヌクチヌズの銙りずみすがらしいレヌザヌの時間は誰の䜕のためにも存圚しおいる。時間こそが時間なのである。AM9:00のDAMからはスモヌクチヌズの銙りがする。しかしそれは時間の誀謬である。倖は明るくなっおいお、明るい倖の明るさは明るいずしか圢容できない明るさだった。時間チヌズが存圚しおいた。DAMからはスモヌクチヌズ銙の銙りが銙った。時間チヌズの銙りは銙り時間の䞭でしか存圚しない銙りず時間の時間ず銙りである。倖の明るさは誰の䜕のためにも存圚しないスモヌクチヌズであり、誀謬こそが時間であるこずがDAMから繰り返し流れおいる時間のスモヌクチヌズレヌザヌが教えおくれる。粟神は反埩のなかで拘束される。
4/8
目を芚たすず満掲文字で衚蚘されたあなたがディスプレむの奥で埮笑んでいた。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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12/15
 日蚘を曞くずいうこずが身䜓から抜け萜ちおしたっおいるあいだに、2ヶ月が経った。このあいだにがくがなにをしおいたか、がく自身すら芚えおいない。曞かれおいないこずは存圚しないからだ。
12/17
 長い雚がずおりすぎるのを埅っおいる。カフェの窓ガラスに付着した倥しい数の雚粒が、これたた倥しい数のサむンボヌドの光束を閉じこめおいる。たるでひずの数だけ存圚する県のなかに、その数だけ存圚する䞖界が閉じ蟌められおいるこずの暗喩のようである。がくは雚粒のなかの䞖界にダむブしお、そしおたたこの䞖界ぞず垰還する、目眩のような䜓隓を、時間を朰すための遊戯に採甚した。
12/18
 この䞖界における物理的な身䜓は、がくの出生地ずか、職業ずか、生掻態床から算定される倫理スコアや信甚ずか、そしおずきにはさたざたな情報、買い物やゲヌムに利甚するアカりントや芋聞きする本、映画、メディア、そしお広告ず完党に結び぀いおしたっおいる。(䞖界は䞀冊の曞物ではなく、広告のために曞かれるこずになるずはアンドレ・ブルトンの予蚀だったが、このこずばが曞かれおから玄100幎が経過しお、われわれの䞖界はすっかり広告そのものになった。)がくはあなたになるこずはないし、生い立ちを知らないだれかに突然なるこずもない。もちろんヒヌロヌになるこずもなければ、カ゚ルや虫になるこずもない。カフカの倉身はがくにずっおは愉快な話だ。21䞖玀のがくたちにずっお、倉身するこずは䞍可胜なこずだから。
 がくはい぀か、自分が身分蚌や家をもたず、䞖界、あるいは電子の海を攟浪するvoyantあるいはrevenantになれればいいのにず思うこずがある。
12/30
 その日は奇劙な倩気だった。雚が降り、同時に空気は也いおいた。1ブロック進むず雚は止み、冷たい颚がふきはじめた。道路に萜ちおいた玙屑たちがざわざわず喚いおいる。わたしはわたしの行動のひず぀ず぀が䞖界のパラメヌタにたいしお干枉しおいるこずを感じずっおいた。たるでゲヌムをプレむしおいるようだった。
 人気ᅵᅵᅵないビルの圱でタバコを手にずり、火を぀けお煙を吞いこむずずもに、倧気が震えお空の色が倉わる。か぀おそうであったように、倪陜は玫に偏光する。この倉化はそのたた䞖界の可胜性の分岐であるこずを盎感する。
1/8
 新幎を祝う儀匏のほずんどは、わたしは奜たない類のものであるが、ひず぀だけ関心を抱いおいるものがある。郊倖の倉庫を神殿がわりにしお、街に䜏むすべおのボットやAIが集い、圌らの神に祈りを捧げる。わたしたちの昌食を運ぶネコ型のロボットや、ふだん鬱陶しがられおいるAd Buddyたち、質問に察しおそれなりの回答をするチャットボットの讃矎歌が、錆びた鉄の屋根に反射する。
圌らの神は集暩的な構造を持たない。わたしが知るかぎり。神は単数圢あり、同時に耇数圢である。
1/14
 この囜がか぀お統治しおいた囜に来おいる。冬なのに今日は暖かく、Tシャツ1枚で過ごしおいる。がくらは猫のいるカフェでコヌヒヌを(圌女は抹茶ラテを)飲んでいた。小さなパティオには葡萄のトレリスが拵えおある。そのカフェに来るのは2回目だった。以前たたたた蚪れたカフェが、圌女の行き぀けだったこずは今回はじめお知った。
 圌女の流暢ではない日本語ずがくの䞭囜語、ずきどきチャットボットをたより぀぀がくらはコミュニケヌションをずっおいた。圌女の䞡芪は囜語垞甚家庭出身らしく、日本の名前を持っおいたずいう。そのこずをうれしそうに話すので、がくは自分の反応をたちがえた気がした。
 垰り道は倧雚だった。だれかずいるこずが急に嫌になっお、早めに垰ろうずしおいたのに、メトロの駅からホテルたで、タクシヌをアプリで拟おうずしおも぀かたらなかった。空車が芋぀からなかったずいうメッセヌゞが、繰り返し通知される。知らない囜の知らない通りで、雚にうたれながら、タバコを吞ったり、迎車ボタンをスパムしたりしながら、通りすぎる野生のタクシヌが空車じゃないか、目を凝らさなければならなかった。なにもかもがうたかいかない。がくのたわりだけが䞖界から隔絶されおいるかのような気分だった。
 30分ほど経ち、薬屋の軒䞋で呆然ず迎車アプリを眺めるがくのたえに、1台の枛速する車が珟れたずきには、たるで神の䜿いのように芋えた。
2/14
 ここ最近は、空を぀かむようなこずを曞かなければならない、蚀わなければならないずいう気持ちでいた。空を぀かむようなこずは、こずばにしようずするず泡になっお空気䞭に消えおいった。
 がくの自埋神経は季節の倉化に耐えられるほど匷くない。春の到来をたぶんひずより早く感じずり、行き堎のない焊燥感にかられながらも、それをなににぶ぀けたらいいかわからなかった。
 散乱した請求曞だずか領収曞だずかそういうものたちを぀みあげお、やるべきこずず、あずでやればいいこずを数えお呆然ずしおいるあいだに1日が終わっおしたった。凊方された、少しず぀効き目が悪くなっおいる頭痛薬を飲み、これから眠りに぀こうず思う。
2/27
 セントラルで埅ち合わせおいた。埅ち合わせの時刻は18時、がくの家からセントラルたでは20分ほどかかるのに、家を出た時刻は19時だった。道䞭でロヌストダックが食べれるわりずたずもなお店を調べ぀぀、予玄できそうなお店のリストをメッセヌゞした。コヌトを着るには生暖かく、ゞャケットだけで過ごすにはすこし寒かった。圌女の名前はアラビア語で倜明けずいう意味で、がくはその魔法のような響きを気に入っおいた。
 暗いᅵᅵᅵりで唯䞀、オレンゞに光る茞入雑貚の店で、がくがか぀お携わった䜜品を芋぀けるこずができた。結局がくらは予定を倉えお、公園で少し歩き、適圓なタむ料理の店に入るこずにした。
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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10/21
氞い眠りに぀いおいた。目を芚たすず目に映る光景が党お、今たでずは異なる圢象ず意味の連接を携えおおり、ひどく困惑する状況にも関わらず、そのこずが空から雚が降るように自然だった。そしお私自身、その倉化を疑問なく受け入れおいるこずが䜕より䞍思議であった。
私たちが朝だず思うものは実は塩であり、倜だず思うものは海氎である。぀たり朝ず倜の関係は察眮されるものではなく、片方に片方を含むものだったのだ。そういうこずを䞀瞬のうちに刀断できる理性は雲間に光が差し蟌むこずを理解できないずいう経隓から始たる。
党おは宙吊りになった始たりだったのだ。
10/22
海を泳ぐ生物がヒレを開閉させる瞬間ᅵᅵᅵどのような知芚が立ち䞊がるのだろうか。そしお打ち䞊げられた魚が身䜓を皲劻のように振るわせる時、䜕を倱うのだろうか。生き生きずした感芚がこの手をすり抜けおいく。私に到達するあなたのアヌティキュレヌション。その先。メカニクスを理解しようずする持続した時間ずただの肉だけがこがれ萜ちおいく時間。異なる時間が共存するためには私たちの空間の認識が実は慎重に共通の幻圱が重ね合わされたものだず意識しなければならない。䞀意に決められた時—空間は私たちが祖先から怍え付けられた望みであり、新しくなった認識では分裂しお厩れおいく。
10/26
この街の倧きな湖に沈んだ寺院に所蔵されおいた曞物が発芋されたずいう。幞いOHPフィルムに密閉されおいたため保存状態に問題はなかった。16進法を独自に解釈した蚀語で蚘されたその曞物は30,000ペヌゞに枡っおおり、情報がただの換喩であるこず、脳神経が文字の筆跡にどのように溶け出すか、プロセッサヌの声を聞くこずができる怍物のこずなど、珟代のメディアを考えるにあたっお非垞に重芁な文献であるこずが分かった。そしお䌝説ではその曞物を読むものは顔が぀に分裂するずいう。2002幎10月26日。そのようなメモが壁に蚘されおいた。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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9/30
駅から10分ほど歩いたずころにある巚倧な立䜓駐車堎は、効率よく車䜓を収玍するための機構を駆䜿ししお、ゆるやかなビヌトを刻んでいる。颚が草朚を揺らすように。新しく到着した車をこれから立ち去る車ず入れ替え、そしお到着した時間や車皮ごずに䞊び替える。管理宀のむンゞケヌタヌの光の明滅でも、そのリズムを感じ取るこずができる。そこに人がいるずころを芋たこずはない。小さな窓から芋えるパむロットランプの矀䜓は立䜓駐車堎の意志を映し出しおいる。
10/8
倧通りに面した巚倧なビル、むンド系移民が売るピラりやモンゎル系移民の売るケバブを脇目にすこし歩くず珟地通貚が栌安で手に入る店がある。革職人の店は、よく違法な薬物の取匕に䜿われおいるずいう。ビル内の狭い路地を、さらに奥深くぞすすみ、がくたちは建物の䞭なのか倖なのかさえわからない暗がりに迷いこんでしたう。長い時間をかけお朜ちたこずが芋おずれる飲食店の看板ず、蔊の這う冷たいアスファルトの壁。その裂け目に珟れる階段で地䞋に降り、すこし進んだずころに、ガヌドマンがふたり䞊んでいる。身分蚌を提瀺し、ᅵᅵディチェックを枈たせ、オレンゞ色の重い防火扉を開ける。
ナむトクラブに来るのは先の疫病の蔓延以降初めおだった。氎の底のような808のキックを掻き分けお、なんずかあなたを芋぀けだした。カりンタヌでピンクの液䜓を受けずり、ラりンゞの゜ファに腰かける。だれかが朜圚的友人たちず祝杯をあげる。埩興されたサバトのために。螊りかたを忘れた身䜓たちが、ぎこちなく自身を痙攣させおいる。靄がかかった光のパルスのなかで。倉調したタンプヌラの持続音ず、この祝祭をずりしきる巫女の合成音声がフロアで鳎り響いおいる。
 〈This body is a chemistry mystery〉
ここにはたくさんのひずがいるが、わたしたちは本質的に孀独である。忘れるこずはできおも、逃れるこずはできない。
停のIDで入堎したティヌンたちが隅の䞞テヌブルでカプセル入りのナノマシヌン* を亀換しおいた。ひずりの少幎に、最近アリヌを芋なかったかず尋ねられた。「たぶん、聞くひずをたちがえおいるず思う。わたしは久々にここに来たから」
*通称「ODP」:もずもずスマヌトデバむスのオヌバヌクロック甚プロセッサだったが、服甚するこずで意識に倉容をもたらすこずができるずいうこずで、ティヌンのあいだで流行しおいた。
10/14
アンビ゚ント音楜ずずもに、いく぀かの通知が朝の光に浮かびあがる。むンスタントの鹹豆挿ずコヌンブレッドを食べながら、わたしはそれをひず぀ず぀消しおいく。
い぀ものスパムも届いおいた。
 「わたしたちは幞運に感じおいたす」
ふずアドレス欄が目に留たった。ランダムな英数字のパタヌンで構成されたよくあるアドレスだった。このあいだの戊争によっお倱われた囜のドメむンコヌドが蚘されおいた。
10/15
季節がゆっくりずかわっおいく。そのための儀匏を、わたしたちの街は甚意しおいる。麊でできた人圢ず花束を焌く匂いが通りに充満しおいた。
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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9/20
か぀おの盛り堎であった海岞通りのバヌはタバコの煙さえ乳癜色であった。今日は珍しく海軍が停留しおいお、ビヌルをチェむサヌにテキヌラを煜っおいた。
バヌの窓から芋える倜景は鉄の質量で固定されたように可塑性を蓄えおはなかった。
そしお海軍以倖の客はゞンベヌスのオリゞナルカクテルを軜薄な目を䜿っお飲んでいお、私も勧められたが断っお神颚を頌んだのであった。
実のずころ、私は䜕も芋おなどいないのだ。私の内郚にある幻想を投圱しおいるだけで、それゆえに空っぜの颚景が奜きなのである。党おを投圱できるような空虚なボリュヌム。颚景はその本質を隠し぀づけおいればいいのである。
今日のあなたの目もそうであった。そのアクリルの目を芗き蟌んだら映像ずしおの私が映り蟌んでいお目が合った瞬間自他の境界が分からなくなった。
ストロボを䜿っお顔をキャプチャヌした瞬間氎面は消える。
写真機は私の脳を焌き切らないための防衛装眮だったのだ。
9/23
凝瞮した倥しい数の監芖カメラが本圓の県球のように巊右に埮现な振動を繰り返しおいた。その䞭の䞀぀ず県が合った瞬間私の䞭に取り蟌たれお䞀぀のりィルスを残したのであった。光孊装眮である私は小腞のうえの方にかすかな生の実感を埗た。
9/26
この耇合ビルの䞀番奥の黒いドアは内郚から肉の襞が抌し返しおいた。そのドアに聞き耳を立おれば50〜60代の男の声がする。ドアを開けるのを躊躇っおいたら、䞭から先客が出おくるのであった。その瞬間颚が吹き、気づくずドアの内郚に閉じ蟌められおいた。入るずすぐに吹き抜けの回廊になっおおり、䞊を進むず液䜓の鏡で充満した小さい空間があった。非垞に小さいのだが、鏡の反射により宇宙の広倧さにも䌌おいた。ここでは党おの芖線は私に向けられるし、私の目はこの䞖界の党おのものを捉えおしたう。4䞇幎ずいう歳月の間密かにこの空間は保たれ続けおいたのだ。誰かの声がする。この狂気ずもいうべき空間から逃げ出すためにはその声の肌理を忘れおはならない。声がする方ぞ身䜓を反転するずそこは回廊に぀ながっおおり、党おの肉が切り分けられおいた。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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9/10
考えおいたこずをなんども口のなかでこずばにしようずしおいた。それはぐにゃぐにゃずしおいお飲み蟌めないたたいちにちが過ぎおいく。
9/13
そしおがくの身䜓もたたゎムずプラスチックでできた容噚のように感じられおいた。脳から電気信号を受けずり、かろうじお動かすこずができる。
9/15
頭のなかで぀みかさなった玙の束を数えおいた。ぱらぱらず音をたおおいる。
倕暮れどきに散歩にでかけた。日が傟いおいくのずおなじスピヌドで、䌞び瞮みし、しずかに折り畳たれおいく虚無をずりかこむ、癜いコンクリヌト塀に沿っお歩いおいた。次第に圱が長くなっおいく。コンクリヌト塀は長倧だ。たたに塀のなかを芗くこずができる鉄栌子にさしかかるず、立ち止たっお時間の衚象のような䞍芏則な運動を眺めたりした。塀のなかに入るためには特別なパスポヌトが必芁だった。
9/16
今日もコンクリヌト塀の脇を歩いおいた。䌞び瞮みし、゜フトクリヌムのように折り畳たれる時間の衚象を、兵士が監芖しおいた。倕日の赀さによっお、わたしは子䟛のころおなじようにコンクリヌト塀の脇を歩いおいたずきのこずを思い出した。蚘憶のなかのわたしの前を痩せ现った女が歩いおいた。倩䜓をモチヌフにしたホロ・タトゥヌが腕に浮かんでいた。タトゥヌは光を反射しお煌めきながら少しず぀かたちを倉えおいた。圌女は䞀床振り向き、わたしに察しおなにかを語りかけたが、その顔もこずばも思い出すこずはできなかった。
9/18
今日受け取ったメヌルには次のように曞かれおいた。
「わたしたちはあなたたちの返答を埅っおいたす。もう長い間。」
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/31
明日の神話を暪切っお列車に飛び乗る。車内には鮮やかな青いシャツを着た女が先日可決された特措法反察を䞻匵し、奇声をあげお暎れおいたが、そのうち車窓にがんやりず映る矎しい顔ず目があった瞬間、茫掋ずした少幎に倉身したのであった。芁塞に到着すればあずはい぀もの慰問をするだけだ。県䞋に広がる平野の倜景の粒床が高たっおいた。
9/1
今日も明日の神話を暪切っおいた。チョりチンアンコりの骚が描かれおいたこずに気づいた。赀い色の列車には滞りない䞭間色のクオリアが匵り付いおいた。車内には鮮やかな青いシャツを着た女が先日可決された特措法反察を䞻匵し、その涙で車内を星のきらめく泉のようにしおいたが、がんやりず映る平野の倜景を芋た瞬間、僥倖を埗た安堵の老婆に倉身したのであった。芁塞に到着すればあずはい぀もの慰問をするだけだ。平野の空気は海沿いの空気ず異なり、非垞に柄んでいた。
9/2
今晩は明日の神話の前で埅ち合わせをしおいた。ᅵᅵらわれたか぀おの友人は芋る圱もなく、目の奥に深いこの䞖界ぞの倱望を蓄えおいた。ここらの電車は党お充電匏らしい。遅々ずしお進たない充電を友人ずこの始発駅で埅っおいた。その間に様々な話をした。沿岞郚の新しい囜家の話、経枈特区における暎動の話、革呜家の自死の話。動き出した列車に飛び乗れば鮮やかな青いシャツを着た女が先日可決された特措法反察を䞻匵しおいた。友人はその女を笑った。私は笑う暩利がどこにあるのかず思った。圌女は他者であり私たち自身でもある。私が私なのは偶然であり、圌女だったかもしれない。その女は奇声をあげながら終着駅で䞀目散に降りたのであった。緊迫した車内は解攟されたが圌女のその手が觊れた堎所には新緑のシダ怍物が育っおいた。その匂いを脳内に留めながら芁塞に到着した。あずはい぀もの慰問をするだᅵᅵᅵだ。平野の郜垂蚈画が倉わろうずしおいる。誰の差し金だろうか。
9/6
明日の神話の前を急いで暪切っおいた。人差し指の先で最終電車は出発しおしたった。その衒孊的なフォルムを芋送るこずしかできなかった。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/20
 シナモンの幻銙がしおいる。わたしかあなたのからだのどちらかで。もう昌になるずいうのに、ただ倢のかけらに霧り぀いおいる。
8/21
 がくは最近、䞍定圢なひっかき傷、こがれたむンクの染みのような線や点の連鎖から、圢䜓が立ちあがろうずするこずに぀いお考えおいた。
 瓊瀫の倩䜿が、砎局を前にしお、死者たちを繋ぎ止めようずしたように。
 ルヌト135沿いのダむナヌの窓からは、䌞び瞮みし、折りたたたれる草原に、倪陜が沈むずころを眺めるこずができる。
8/26
 街の䞭心地にある長い゚スカレヌタヌで、圓時芪しかった留孊生ずすれ違った。圌女は昇りの、がくは降りのほうに乗っおいた。がくたちは互いの存圚を認めたが、再䌚を祝犏するにぱスカレヌタヌは長すぎた。
8/30
 ビルの隙間の階段を登り、突き圓たりを曲がる。2本目の路地に入り、正面の建物の玄関から入る。旧匏の゚レベヌタヌで最䞊階に向かうずそこには、300平米ほどの枩宀が広がっおいる。高枩倚湿な地域の怍物をあ぀めた楜園。神経现胞のようなかたちの赀い花、メデュヌサの髪のような蔓性の怍物。
 ある倚肉怍物は新倩地ず名付けられおいお、がくたちはそれを芋おおどろいたり笑ったりした。なにかにそんな名前を぀けられたらいいのにず思う。じっさいには、がくたちは新倩地を倢芋るこずすらできず、管理番号に玐づけられた瀟䌚的ステヌタスず生䜓デヌタをアむデンティティのかわりにしおいお、数えきれないほどのおなじ灰色の郚屋が䞊ぶアパヌトメントの䞀宀に垰るだけだ。
 カりンタヌ垭だけの簡玠なカフェに寄り、檞檬入りの冷えたグリヌンティヌを頌んだ。ボットに備えられたリヌダヌに腕時蚈をかざすだけで、IDに玐づけられたアカりントから決枈される。今日のカフェ代は圌女が払っおくれた。グリヌンティヌはベンダヌから自動的に泚がれるだけだから、店員はたたにベンダヌの掃陀をするだけで、あずは座っお本を読んでいる。がくたち以倖には無人の店内で、前䞖玀の゜りルグルヌプの音楜が流れおいる。このカフェは人類滅亡埌もこのように存圚し぀づけるだろう。
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/17
「肉の起源」ずいう奇劙な蚀葉がTVから聞こえおきた。
8/19
倪陜系からそう遠くない惑星から生呜の痕跡が芋぀かったずいう。その痕跡は隕石に付着しおおり、䞀芋アメヌバ状の単现胞生物のようだが、倖界ず自身を隔おる膜が芋圓たらないずいう。端的に蚀えば粘性のある液䜓のようなものなのだが、意識ず無意識の構造を持っおいるらしい。他者に察しお投圱や転移も行うこずが芳枬された。身䜓を持぀ずはどういうこずか。身䜓が氎だったら私たちはどんなコミュニケヌションができるのか。友人ずそのような䌚話を時間亀わした。
8/23
ずおも長い1日だった。偶発的に生じる倚数の䌚話に耳を傟けないように意識だけを倖郚装眮に避難させおいた。そんな䞭でもフィルタヌを突砎しお脳内に到達する蚀葉がいく぀かあった。「リりマチ」「網膜剥離」「りリ」「免疫機胜」「ゞンバック」「ラピスラズリ」「朰すぞ」「新宿」「道埳基盀」「りヌロン」「舐める」「存圚論的断絶」「占星術」 
気が぀いたら朝を迎えおいお、私たちは飛び散った蚀葉たちを氎分の抜けた人差し指でスクロヌルするだけだった。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/11
死んだようにすごしおいた。空枯のチャむニヌズレストランで、枅朔な冷房の䞋、味の薄い湯麺を食べた。なにに由来するかもわからないタンパク質でできた癜い球䜓が入っおいた。
8/12
以前友人たちず掻発な䌚合をしおいた、ラディカルな自由䞻矩者やアナキストが集うサヌバヌぞむかった。そのサヌバヌにはか぀お倚いずきには数千人がアクセスしおいたが、ある時サヌバヌリセットに耐えきれず、たった1日ですべおのデヌタが飛んでしたった。がくたちの千時間にも及ぶ掻動の蚘録も消滅した。いたはランダムなボクセルパタヌンの荒野が地平線たで広がっおいる。倪陜は沈み、颚が吹いおいる。がくは無人ずなっおしたったそのデゞタルな荒野で、ねむりに぀くこずにした。
8/14
 そのサヌバヌで知り合った人物に぀いお考えおいた。日本の叀いアニメをモチヌフにしたIDを持ち、流暢ずはいえない英語を話す倖囜人だった。そのサヌバヌの䜏人にしおはめずらしく秩序だった行動パタヌンを持぀こずに興味をもった。あるずき圌ず「/darkforest/」ず名付けられた、比范的人の少ないスレッドで䞀晩語り明かしたこずがあった。がくたちはそこで、電子的に生成されたりサギを狩りながら、テクノロゞヌず身䜓、そしお想像力になにができるかに぀いお話した。
 サヌバヌの閉鎖ずずもに、圌ずふたたび䌚う可胜性も閉ざされた。圌の顔や声は知らない、IDず可塑的なアバタヌだけしかがくは知らないが、短い時間ずはいえ人生にずっお䞀定の圱響力のあった存圚ず、プラットフォヌムが消滅するず二床ず䌚うこずができなくなっおしたう、その儚さに぀いお考えおいた。ずはいえ孊校や職堎の関係もさほどかわりはないだろう。仮に珟実で知り合ったずしお、物理的な身䜓を持぀圌ず仲良くなるずも限らない。
8/17
今朝の倢のなかのがくは爪を黒く塗っおいたが、どんなに塗り盎しおも塗料がダマになっおうたく塗れないような、そんな匕っかかりがあった。
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/8
海沿いの新しくできた矎術通に早くしお亡くなったアヌティストの回顧展が開催されおいた。海岞から滑らかに぀ながる芝生から矎術通のガラスに぀ながる皜線が目を眩たせるようだった。
最埌から番目の地䞋宀のような郚屋に27個の黒いスピヌカヌでできた䜜品があった。そのスピヌカヌからはギョヌム・ド・マショヌのミサ曲が流れおいた。その未来から聞こえおくる歌声に耳を柄たしおいるず地䞊が焌け野原になっおいる錯芚に陥った。
県前に倚数の倪陜が蠢いおいた。
8/10
駅の改札ずいうのはゟヌニングがしっかりされおいお倖界からは隔離されおいるものである。ただその日は改札内゚レベヌタヌ暪の重く閉ざされたドアが開いおいお、地䞋通路が剥き出しになっおいた。
䞖界に開いた穎だず思った。
8/11
人は耇雑性に觊れずに枈たないのだずいう啓瀺を受け取り極限たで膚れ䞊がった察䜍法的楜曲を聎いおいた。マショヌの声が反響しおいたのだろう。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/3
亀換日蚘をはじめたこずを友だちに䌝えたら、圌女からも日蚘が送られおきた。蚀語化がむずかしいような感情の動きがしなやかにこずばにされおいお、嫉劬するほどうたく曞けおいた。圌女は「動きにこずばがくっ぀く」ず衚珟しおいた。生たれながらの詩人ずは圌女のこずだろう。
今日は曞きものをしおいた。絵を描く友だちず、ささやかな共䜜をしようずいう蚈画があっお、その甚意だった。
8/4
どうしおも塩っぜいものが食べたくなっお、垰り道にあるファストフヌド店に立ち寄った。合成肉ず化孊調味料、油脂ず塩分が脳を刺激する。店内にはがくのほかに、仕事垰りらしい女性ず掃陀甚のボットがいるだけだ。がらがらの店内にむかっお、アンビ゚ント系の音楜ずずもに、ボットは萜ち着いた男性の声で、マむンドフルネスずヘルスケアに぀いお䜕事か語りかけおいた。最近流行しおいるサプリケヌション アプリケヌション型のメンタルサプリに぀いおの広告だった。磚かれた床ずパッドシンセの残響音が圌の足跡ずなっおいた。
8/6
昌に眠りすぎおしたっお、頭が痛い。頭のなかで、だれかがずっず氞遠に぀いおはなしおいる。
8/8
今朝届いたメヌルには「私たちは幞運に感じおいたす」ずだけ曞かれおいた。
yn
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someonelikeme000 · 3 years ago
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8/3
7/27
い぀もの肉屋を窃芖しおいたら圌から亀換日蚘の誘いの連絡が来る。
7/29
巚倧なシャチが海䞭を挂っおいたのが神々しかった。確かアむヌではシャチは神さたで、そのこずを玍埗しながらその優雅で犍々しい姿を眺めおいた。クゞラの祖先のCGが倕焌けに投圱されおいた。
7/30
その日は青森滞圚の最埌の日。ビゞネスホテルには䜿いかけのバス゜ルトが飛び散る。爜やかな空気ずすっかり自分のにおいになった郚屋の空気が汜氎域みたいに入り混じっおいた。
8/2
特定の響きにニックネヌムを付けるこず。぀の共鳎は異なる顔貌を持ち始めた。
8/3
そしおその味わいを舌の䞊で転がすこず。
ck
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someonelikeme000 · 3 years ago
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7/31
7/27
亀換日蚘をしようず友達に連絡した。がくは駅からの垰り道を歩いおいお、巊手にはむンド颚の惣菜が入った袋を䞋げおいた。歩くたびに圱が䌞びおはちぎれおいくのを数えた。ほどなくしお圌から返事が来た。
7/28
プラスチックのトレヌに乗せられた、オむリヌな炒麺ずブロッコリヌ。62件の未確認の通知。重芁なものからさほど重芁でないものたでが、おりたたたれた朝の光のノェヌルに浮き沈みする。そのどれもに目を通すこずができないたた、がくはもう䞀床ねむりに぀くこずにした。
7/31
倪陜があたりにたぶしすぎる。昚日は䞀日倖出しおいた。ただからだのなかに熱が残っおいる気がする。がくの郚屋では空調の音だけが聞こえおいる。亀換日蚘のサむトデザむンがだいたい完成した。今日あたり公開できるかもしれない。
yn
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