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#オブジェクトシアター
woolen2010 · 2 months
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theatrum-wl · 5 years
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【連載】弓井茉那のドイツ劇場研修日誌
第12回 難民の青年たちとの演劇プロジェクト(4) 弓井 茉那
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〔バウツェンのフェスティバルの会場にて。撮影:弓井 茉那(以下同)〕
4回に渡って続いた、難民の青年たちとの演劇プロジェクトについての記事は、今回で最終回です。
難民の青年たちとの演劇プロジェクト『よその場所へようこそ』の、デュッセルドルフ劇場での上演は、とても上手くいきました。わたしたちは本番を無事に終えることができたという充実感を携えて、いよいよフェスティバルでの上演のために、ドイツ北東にあるバウツェンという街に向かいました。
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〔バウツェンの町なみ〕
バウツェンはドレスデンから更に東に進んだところにある、ポーランドとの国境にほど近い旧東ドイツの街です。
かつてのボヘミア王国の領地であったバウツェンは、中世の面影を残す美しい街であり、ドイツの少数民族・ソルブ族が暮らす街でもあります。ソルブ族は西スラブ系民族の一派で、ソルブ語という固有の言語を持っています。今や人口の3%にまで減ってしまった少数民族ですが、バウツェンはソルブ族の保護に努めていて、街の標識は全てドイツ語とソルブ語の両方で書かれています。
このようにバウツェンの政治は少数民族の保護を積極的に行っています。しかしその顔とは裏腹なバウツェンのもうひとつの顔があります。バウツェンでは、ドレスデン同様ネオナチが台頭しており、2016年には、難民宿舎に改装中であった元ホテルの建物が放火されるという事件が起きました。幸いこの放火で死傷者は出なかったものの、難民にとってはとても恐ろしい事件になりました。
しかしバウツェン市としては、ドイツ政府の難民受け入れの国策の元、「わたしたちは難民を受け入れます」という態度をアピールしたい思惑があり、今回の難民の演劇フェスティバル開催地に決まった経緯があります。
このことについては、ワークショップ中に話題になったことがありました。ファシリテーターがみんなにこの話をして、「率直にどう思うか?」と聞きました(このやり取りはとてもドイツらしいと思いました。青年たちだからといって子ども扱いせず、進行役たちが問題提議をしてくれて良かったと思いました)。
「バウツェンに行くのが正直ちょっと怖い」と言った意見が挙がったり、難民二世のメンバーは、「カフェに入ろうとして、外見だけで入店拒否されたことがある」という苦い経験をシェアしてくれたりしました。また、「難民である自分たちが政治利用されているようで、何だかよい気持ちがしない」というような意見もありました。とにかく無理をせず、なるべく団体行動をする、という約束をしてその日の話し合いは終わりました。
少しの不安を抱えつつ、わたしたちはデュッセルドルフからバスで8時間掛けて、バウツェンへ向かいました。バスの中ではおしゃべりしたり歌ったり。私にとっては久しぶりに学生時代に戻ったようでした。
到着してみると、バウツェンはとても綺麗な街でした。
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〔バウツェンの山〕
そこかしこに残る中世の建物はどれも美しく、街は観光客も少なく落ち着いています。山があるのでデュッセルドルフよりも空気がきれいなところで、想像していたような物々しい雰囲気はありませんでした。 私たちは近くのゲストハウスにチェックインし、フェスティバルのメイン会場のバウツェン劇場に向かいました。 劇場に入ってみると、他にも今着いたばかりなのか、若い青年たちが集まっていたり、劇場ではチームごとにリハーサルを行ったりしていました。
『Willkommen Anderswo III(よその場所へようこそ)』という名のこのフェスティバルには、ドイツ中から9つの公共劇場(バウツェン・ドイツソルブフォルクスシアターとバウツェンセンター、ベルリン・マキシムゴーリキーシアター、ハンブルク劇場、ハイデルベルク劇場、ミュンヘン・カンマーシュピーレ、ニュルンベルク劇場、プラウエン劇場、ミュールハイム・アン・デア・ルール劇場、そして私たちデュッセルドルフ劇場)を主体としたプロジェクトが招聘されていました。
スケジュールは、一日目にリハーサルを行い、二日目にはそれぞれのプロジェクトの上演が順番に行われ、夜にはパーティーが開かれました。そして三日目には参加者がそれぞれの興味に分かれて、オブジェクトシアターやパントマイム、ステージ・コンバットなどの演劇ワークショップに参加し、クロージングというスケジュールでした。
グループごとにゲストハウスに泊まり、食事は劇場のカフェテリアで支給されて、合宿のような雰囲気でした。
各劇場のプロジェクトのテーマは、「難民の青年たちと作品をつくる」でしたが、それぞれにアプローチが異なり、大変興味深いものでした。
ベルリンのマキシムゴーリキーシアターは、『EXILE ENSEMBLE』なる難民・移民の所属俳優がいて、多様なバックグラウンドを持つ人との創作に慣れていることがあるのか、クオリティの高い鮮やかな作品でした。
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〔マキシムゴーリキーシアターの上演〕
アフリカ系、中東系、ドイツ人が混じる17名程の出演者たちが、「ベルリンという街について嫌いなところ」を吐露するモノローグをひたすらに話し、次第に「わたしたち似てるね」ということに気付いていく構成で、若者の心を掴む音楽を演出として多用していました。プロの俳優でないということを疑うほど、出演者たちの演技には真実がありました。ラストはマイケル・ジャクソンの『Black or White』が爆音で流れる中で、観客をどんどん舞台に上げて、踊りまくって大団円という作品。日常に問題やストレスを感じている出演者を通して、同じ立場にある観客を誘い込み、特別な関係を築くことに成功していて、10代の青年たちの心理がよく分かっているなと感じた作品でした。
それぞれの発表が終わったあとのパーティーはダンスができる賑やかな場であったのですが、同時に自然とお互いの作品に対して感想を言い合う時間になりました。デュッセルドルフのメンバーは誰かに褒められて嬉しそうだったり、演劇づくりに積極的でないように見えたメンバーが、「マキシムゴーリキーの方がおもしろかった」と悔しそうな表情を浮かべていたりするのを見ました。自分たちが作ったものを誰かに見てもらえる機会があることの重要性を感じました。
私にとっては、デュッセルドルフのメンバーとゆっくり話ができる最後の時間でもありました。
「プロジェクトを通してどうだった?」という私の質問に対して、「俳優になることが自分の夢になった」というイラクから来た10代のメンバーがいました。かたや、「今回で演劇に参加するのは最後かなぁ」とつぶいた20代のシリア出身のメンバーもいました。「何故?」と私が問うと、彼は苦い顔をして「演劇はとても楽しいけど、僕を食べさせてはくれないし。今は何としても早く仕事を見つけなきゃいけない」と答えました。切実な言葉だと思いました。 とても遠いところからやって来た彼らの何を、演劇は救ったのでしょう。日常のストレスや孤独を一時忘れさせてくれるものだったのか(このプロジェクトでの私がそうであったように)、外国人としてドイツ社会で生きる上での何かの力を与えてくれたものだったのか。少なくとも私にとっては、演劇に没頭できたこと、分かり合えないという想いを抱えながらも、難民のみんなと演劇を通じて対話ができたことは大きなことでした。
賑やかなパーティーの傍らで、そんなことを考えながら、フェスティバルそしてプロジェクトは終わっていきました。
滞在中、幸い誰も危ない場面に遭遇することなく、進行役たちもホッとしていました。バウツェン市が警備に力を入れたという話を聞きました。
このあと、およそ2ヶ月後にこの作品をデュッセルドルフ劇場の児童・青少年劇場メインホールで再演することになりましたが、その時には私のビザが切れてしまう予定でした。そしてこの時には、何とかしてドイツに滞在し続けるのか、日本に帰国するのか、はたまた第三の地に行くのか決められていませんでした。
帰るところがある、という大きな違いはありますが、私もまた難民のみんなと同じ未確定な未来のなかにいました。
次回は、ドイツ滞在中に出会った難民の親友のことについて書きたいと思います。
プロフィール
● 弓井 茉那(ゆみい・まな)
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俳優/演劇教育者 http://yumiimana.com/
京都市生まれ。京都造形芸術大学卒業、座・高円寺劇場創造アカデミー修了。東京・京都を拠点に、現代演劇や児童演劇の俳優活動を軸として、子どもや市民対象のドラマワークショップの企画・進行の活動を行っている。乳幼児を観劇対象とするベイビードラマのシアターカンパニーBEBERICA主宰、演出
2014年〜2016年までSPAC-静岡県舞台芸術センター制作 クロード・レジ演出『室内』に出演し、アビニョン演劇祭など世界7都市でツアーを行った。2014年〜2016年STスポット横浜芸術教育プラットフォーム コーディネーターアシスタント。2017年デュッセルドルフ劇場アウトリーチ担当。同年南アフリカで行われたASSITEJ 世界会議にて、次世代の児童演劇担い手のプラットフォーム『Next Generation』に日本代表として選出され参加。「マレビトの会」プロジェクトメンバー
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Poster 下北沢国際人形劇祭 SHIMOKITAZAWA INTERNATIONAL PUPPET FESTIVAL AD&D:Naoko Fukuoka 福岡南央子_woolen  Photo:Yuri Manabe 間部百合 CL:特定非営利活動法人 Deku Art Forum 2024
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