Tumgik
#ハリコズエ
Photo
Tumblr media
ノイズをバックにレコードを洗濯中。 #上野洋子 #yokoueno #ハリコズエ (FIGYA) https://www.instagram.com/p/BpmMt4Qg30E/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1jgpn47n6oql
0 notes
konohana-douraku · 5 years
Text
平成が終わらないうちに、「平成30年後半のこのはな」について報告したい!
言い訳がましくて申し訳ございせんが、2018年後半はいろんなことが重なって更新が滞ってしまいました。しかし地元このはなのイベントは―全部は到底ムリでしたが、いくつかの重要な機会に立ち会うことができました。
さて、もう平成31年です。4月1日には新しい元号が発表され、5月1日には現天皇陛下の譲位により徳仁親王が新しい天皇に即位。いよいよ来年2020年には東京オリンピック―と、時間は常に進み、わが身は遅れを取るばかり。しかし2018年後半の地元のシーンをお伝えしなけりゃ、私しゃ平成に未練を残すだけ―なので今さらですが、去年暮れのことから書かせていただきます。
10/7(日)Enrico Bertelli Electronic Music Live at FIGYA
2018年の秋は、恒例行事の「見っけ!このはな」」が開催されませんでした。
しかし各スペースの活動は、いつもと変わらず続いています。梅香のFIGYAでは、イタリア出身の音楽家・パーカッショニストエンリコ・ベルテッリさんを迎えたライブを開催。最初に登壇したのは作曲家の田口雅英さん。ドイツの街角で、外国人どうしのカタコト英語での会話をもとに構成されたフィールド・レコーディング。言葉の壁を越えようとする人々が奮闘する様が、リアルに感じ取れました。続いて中田粥さん。既にバラしたシンセサイザーの基板を接続して音を探り出すという、いつもとは異なる手法によるバグシンセ。mizutamaさんは、四角い台の上に水を注いでオモチャをを浮かべ、壁に向かってライトを照射、するとオモチャの影が、壁面に幻想的に映し出されました。続いて本日のメインゲスト、エンリコ・ベルテッリさんのソロ演奏。MacBookからの音源に合わせ、手元に置かれた大小のお茶碗をヴィヴラフォンのように叩いてメロディを奏でます。とっても和風なお茶碗なのに、ガムランを聴いているかのようでした。
Tumblr media
最後は全員によるセッション。壁面にはmizutamaさんが生きた金魚の影を投影し、田口さん、中田さん、ベルテッリさんそれぞれの音が合わさります。ライブの最中、ベルテッリさんご本人に電線のようなものを渡されました。両端を持つと、自分の身体を微弱な電流が通ってスピーカーから音が流れ出ました。このような感じで私以外の多くの観客も、とても気さくなベルテッリさんによってライブに”参加させられ”ることとなりました。
10/13(土) HA biest A tour jp 2018  @The Blend Inn
大阪・阿波座のオルタナティブスペース兼オフィス ifm((inframince改め)主催による、ドイツ・ベルリン拠点のクリエイティブデュオBIESTの個展。東京・京都・大阪それぞれ一日のみの開催で、大阪では梅香のThe Blend Innが会場に。
Tumblr media
BIESTは建築を学び舞台芸術を手がけるミルコ・ヒリンクスさんと、服飾デザイン出身のジルヴィオ・シェラーさんから成るユニットです。異なるバックボーンを持つ二人ですが、建築と服飾が「人を包み込む」ものであるという共通点に気づいたことが、共同制作のきっかけになったそうです。その創作の理念を明確に伝えるのが、エントランス脇に設置された、赤い布地の大きなインスタレーション。一見寝袋のようですが、着ることで街に「住める」衣服としてデザインされています。この他にも着ることで身体と都市との関係性に気づく仕掛けが施された数々の衣服が、The Blend Innの中庭から別棟にかけて配置され、秋の夜風にはためいていました。
10/31(水)上野洋子 ハリコズエ 中田粥+小林椋     @FIGYA
一昨年から去年にかけてFIGYAを大いに盛り上げた上野洋子さんとパフォーマンスユニットハリコズエ(杉浦こずえ・はりこ)という、個人的には嬉しすぎるコラボ企画です。まずは2階フロアにて上野洋子・ハリコズエによるツイスターを使ったパフォーマンス。杉浦こずえさんがルーレットを回して数字を読み上げ、上野洋子さんとはりこさんがマット上で手足を動かします。その度にセンサーが感知して、至る所に仕込まれた小道具が音を発します。続いて中田粥+小林椋。中田さんがシンセサイザーの回路に直接触れて音を出すと、小林さんによる複数のインスタレーションが反応します。上下、左右、回転、点滅……音が動きに、動きが音に。機械どうしが反応しあうこの光景、見方を変えれば、これも立派な「アンサンブル」じゃないでしょうか。
Tumblr media
ラストは1階に移動して、再び上野洋子・ハリコズエ。割烹着に着替えた3名による「日本のお母さんノイズ」をテーマにしたパフォーマンスです。「日本のノイズ音楽は、家電品から始まった」―という杉浦こずえさんのテーゼに基づいて、洗濯機の音をサンプリングした音源をバックに無数のシングル盤がターンテーブルに掛けられます。再生を終えたシングル盤は洗剤でゴシゴシ洗われ、最後は物干竿に、洗濯バサミで吊るされます。とにかく素晴らしすぎるほど濃厚で、語る言葉を選べないほどの至福のひととき〜その模様と場の雰囲気は、こちらのツイートでも報告されています。https://twitter.com/keiichi_suzuki/status/1057918332051963905
11/9-11/25 ファニー・ハーラン「DU」 @The Blend Inn
昨秋、四貫島The Blend Apartmentに滞在していたドイツ出身の美術家ファニー・ハーランさんの個展。The Blend Innの壁面や地面には、チョークで書かれた数々の「問い掛け」があちこちに。その言葉を追いかけるうち、Inn別棟2階の小部屋へと導かれました。
Tumblr media
今度はその問い掛けを、映像によって継続します。題名のDUとはドイツ語で「あなた」という意味。ファニーさんのプライベートな表情を交えた詩的な映像が、「あなた」とのつながりを求める熱を帯びて、暗闇の中に輝いていました。
12/23(日祝)・24(月) AIHANSURU @PULL
昨年11月よりThe Blend Apartmentにて滞在制作(レジデンス)を行っていたドイツの写真家ファビアン・ハメルさんと、詩人・写真家の辺口芳典さんとの2日間だけの共同展。会場のPULLは、梅香の町中に残された、もと町工場。内部に広がる大空間には、何と2つの建物が。右側には家具の工房棟。そして左側にはギャラリー棟―こちらが今回の展示会場です。
Tumblr media
辺口さんの住居兼スペース黒目画廊(休廊中)内部の組写真、このはな在住の作家さん達のポートレート、自分もよく知ってるこのはなの街並み、そして少し足を伸ばして西淀川区福町辺りの風景を、ハメルさんと辺口さんが相互に撮り合います。この二人の、アングルや画作りなどが「相反する」写真どうしを眺め続けるうち、自分以外の他者が持つ視線の存在が立ち上がってくるのです。クリスマス・イブの夕ぐれに、ささやかながらも大事な気づきのプレゼント、しかと受け取りました。この場を借りてDanke schön!(ドイツ語で「ありがとうございます!」)。
0 notes